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監禁 来栖川シスターズ 佐藤雅史編
井川 正寿/文


  放課後、佐藤 雅史はラブレターの返事をするために屋上にやって来た。

 雅史「ごめん、今は誰ともつきあう気は無いんだ」

 女生徒「はい・・」

  女生徒は深く頭を下げている雅史に残念そうに言う。

 女生徒「あの、やっぱ神岸さんが好きなんですか?」

  悪戯っぽく女生徒は聞く。

 雅史「あかりちゃんとは只の幼馴染だよ」

  雅史は告白を受けるたびに神岸 あかりとの仲を聞かれる。雅史はあかりのことは好きだが女性としては考えていない。あかりの気持ちは昔から浩之に向けられている。

 女生徒「そうですか、あの・・」

 雅史「ほんとにあかりちゃんはとは幼馴染だよ」

 女生徒「違います。一年の気味悪い子のことを・・・」

  遠慮がちに聞く女生徒の言葉に雅史の頭に血が上った。

 雅史「気味悪いって姫川さんのことか!」

  雅史は女生徒の肩を掴む。勢いにびっくりして女生徒は屈みこんでしまった。

 雅史「あ、ごめん。でも、姫川さんは優しい子だよ」

 女生徒「いいんです。すいませんでした」

  女生徒は雅史に頭を下げて屋上の出口に走り去って行く。

 雅史「・・・・・・・・・・・・・」

  雅史は琴音の他人を思いやるいじましい心に惹かれていた。まだ恋ともいえない小さい気持ち。そして、琴音の浩之に対する気持ちも雅史は理解しているつもりだった。

  雅史は鞄を取りに教室に帰るとあかりが一人で何かを書いている。

 雅史「あかりちゃん。帰らないの?」

 あかり「雅史ちゃん。今日ね浩之ちゃんがお休みしたでしょ。だからノートを写して持てって上げようと思って」

 雅史「そうなんだ。手伝おうか?」

 あかり「もう終わるから先に帰っていいよ」

  どうしてあかりの気持ちに浩之は気づかないんだ。雅史は思った。

 レミィ「ハーイ! あかりに雅史ィ、理緒をしらない?」

  レミィが何やら慌てて教室に走りこんできた。

 雅史「昨日、浩之と雛山さんとでお昼を食べた時に今日バイトの面接に行くようなこといってたけど」

  そこに琴音もいたが雅史は琴音の名前を出すのが何となく恥かしかった。

 レミィ「サンキュー雅史」

  来た時みたいに慌てて走り去った。

 雅史「じゃあ、あかりちゃん僕は先に帰るから」

 あかり「うん、さよなら雅史ちゃん」

  雅史は最近、浩之が来栖川先輩と急速に仲が良くなっているのをあかりに教えるのをためらっていた。もう、あかりは知っているかもしれないが・・・・。

 あかり「雅史ちゃん。昨日から3年の来栖川先輩が行方不明なのと浩之ちゃんは関係あるのかな」

 雅史「・・・・・・」

  雅史は答えることが出来ない。おそらく関係ある。それを口に出す勇気は無かった。結局、黙って教室を後にした。

 

  あかりと琴音のことを考えながら雅史は公園を歩いていた。二人に淡い恋心を抱いていることすら戸惑っていた。この気持ちは何だろう。胸がモヤモヤして息苦しくなってくる。自分はどうしたいんだろう。二人の気持ちは浩之に向けられている。だが、浩之は芹香に本気なのだ。

  ぐるぐると頭の中が混乱する。自分はどっちが好きなのか? 自分はどうしたいのか? 気持ちすらはっきりできないでいた。妹と弟を見守るような気持ちで浩之とあかりを見守ってきた。琴音はどうか、自分は何故屋上で怒ったのか。あかりの時とは違う感覚。

  琴音は自分をどう思っているのか?

  胸が熱くなってくる。初めて見た笑顔は浩之に向けられていた。どうしたらいいだろう。少年は戸惑っていた。

  女の人「だすけて」

  考えに没頭した雅史の腕に色っぽいお姉さんが絡みついてくる。とたんに現実に引きものされ、腕に当たる柔らかい感触に心臓の鼓動が早くなる。

 ヤンキー「まてや姉ちゃん。ちょっと其処まで来てもらおうか」

  五人組みの男に囲まれた。女の人は雅史の腕を掴んで震えているばかりだ。

 ヤンキー「もう金は渡してあるんだ。今更びびってんじゃねえよ」

  女を引きずってつれて行こうとする。

 雅史「・・・止めて下さい。けっ、警察を呼びますよ」

  震えた声で雅史は言う。

 ヤンキー「あーん、ガキはとっと帰れよ」

 雅史「帰りません・・」

 監督「二人とも車に乗せちまえ」

  別の男が言った。

 ヤンキー「未成年はマズくないですか?」

 監督「モザイクがあるだろ。ぐずぐずすんな」

  雅史達は抵抗するが四人がかりで引きずり出された。男達は周囲を確認しながら雅史たちを白いワンボックスカーに押しこめる。窓にはバックミラーのシールが貼ってあって中の様子はわからない。

  中に強引に入れられるとエンジンがかかっていた車は直ぐに発進した。

 運転手「ありゃ、ガキはマズくないですかね」

 監督「どいつもこいつも臆病になりやがって、後でモザイクいれりゃわかんねえよ」

 雅史「な、なにを・・・」

 ヤンキー「びびって声も出ねえと思ったら、女みたいな顔をして勇気があるじゃねえか」

 監督「坊や、これからお姉さんがお前のチンポを舐め舐めしてくれるから大人しくしろ」

 ヤンキー「えっー、今日は俺にヤラしてくれんじゃないんですか」

 監督「うるせえ、カメラもう回してとけ」

 カメラマン「うす」

  撮影用のカメラが雅史と女の人を映し出す。

 監督「その女は今日デビューのAV女優なんだよ。もう、出演料の300万は渡してあるのにびびって逃げやがった。坊やには悪いけどいっしょに出演してやってくれや」

 女の人「お金はいらない。返すから許してよ」

 ヤンキー「おせえんだよ。さっさと脱げよ」

 監督「気分が出ねえとダメだろ。坊やのチンポを出してお姉さんを気持ち良くしてやってくれよ」

 雅史「い、いやだ」

  大人が立っても十分余裕がある車内で雅史は男にふんじばられる。ガムテープで腕を後ろでに縛られていく。あっという間に床にころがさられる。

 監督「うるせえから口にも貼っとけ」

  口にガムテープを貼られると、ズボンのベルトを緩めはじめた。激しく抵抗しても二人がかりではどうにもならない。ベルトが抜かれズボンが下ろされる。

 雅史「んんんっー、んー」

  広い作りになってはいても、しょせん車内では自由に動けない。男に上半身を掴まれれば足をバタつかせることぐらいだ。

 監督「女、トランクスを下ろしてチンポを舐めてやんな」

  女は諦めたように雅史の股間に顔を沈める。こうなれば雅史も女を蹴るわけにもいかずに大人しくするしかない。

  トランクスはあさっり下ろされ、女の息が雅史の肉棒を刺激する。

 女の人「ごめんね」

  だらしなく垂れた肉棒を咥える。

 雅史「んんんー」

  女は根元を両手で押さえ、頭を上下に動かしなるべく優しく舌で転がす。黙って見る雅史。

 ヤンキー「フェラチオは気持ちいいか」

  雅史はフェラチオがどんな意味か知らない。

  あっさりと射精してビクビクと腰を浮かす雅史。

 女の人「ぐえー、うぶ」

  女は口を離すと白いもの吐き出す。

 監督「早いな。もう一発でるまでおしゃぶりしろ」

  気持ち悪いのを我慢して女は肉棒を咥える。今度は肉棒に痛いくらい血が集まって血管が力強く脈動している。女は舌で転がすのをやめ、頬すぼませて吸飲する。

 女の人「んぐんぐんぐ」

 雅史「んあー」

 監督「気分がでてきたようだな。いいぞ犯しても」

 ヤンキー「おっしゃ」

  やンキーは肉棒をそそり立たせて女の下着を引き千切る。女は倒錯的な快感に焦がし雅史のモノをいっそう激しく吸いつく。

  腰を浮かせて、自らの怒張を突っ込む。腰を沈めるために鼻息が女から漏れ雅史の陰毛にムズ痒い刺激を与える。

 ヤンキー「すげえ締まりだ。興奮してやがるこの淫乱女。チンポを咥えて放さねえぜ」

 女の人「きぼちいいの、奥まで奥までいれて」

  口を放すと女の声は正気を失っていた。

 ヤンキー「はは、坊やが寂しいってよ。たっぷりサービスしてやれよ」

 女の人「ふぁい」

  直も雅史の肉棒を口の中で撫で、摩り、扱く。

 雅史「んがー、ん、ん、ん」

  今までとは比べ物にならない快感を雅史を襲う。足が痙攣する。腰が浮くような浮揚感。ヤンキーが腰を深く入れる度に女は激しく肉棒を求める。

  再度、射精する。今度は飲み込む女。

 雅史(気持ちいい。飲んでるのか?)

  肉棒に残った精液を残らず飲む。

 女の人「もっと、もっとちょうだい」

  それから目の前で男と女の激しいセックスが繰り広げられた。その間雅史は下半身を剥き出しにしてほっとかれた。

 雅史(すごい・・・)

  ムクムクと力を取り戻す肉棒。男は様々な体位で女を犯す。女の喘ぎ声。肉と肉が当たる音。雅史はじっとそれを見ていた。

  女とは何度も目が合った。挑発した目は雅史を興奮させる。

 女の人「いちゃう、いちゃう、あぁぁぁぁぁん」

  女は何度目かの絶頂を向え弓なりに体を反らす。

 ヤンキー「ふーふーっ」

 監督「お疲れのところ悪いけどもう一人たのまあ」

 女の人「え、もう許して。あたしいっぱい、いっぱい」

  男のモノを咥えこんだまま女は答える。

 監督「あんたじゃねえよ」

 ヤンキー「おれっすか? ナンパしてたら今日中に終わんないじゃ」

 監督「坊やが欲しそうにしてるからよ」

 ヤンキー「えええー、カマ掘るんですか」

 監督「たまには違う趣向を凝らさないと売れねえんだ。女みたいな顔だしよ。たのむよ」

  雅史を無視して話は進んでいく。冷たいものが背中に走る。だが、股間の怒張は痛いくらいにそそり立っていた。

 雅史(ウソだろ)

  男達は雅史を仰向けにして、膝を顔の横まで持ってくる。これで、肛門が真上を向いた。曝け出した肉棒が雅史の顔にペチペチと当たる。

  監督がローションを取り出して雅史の肛門に垂らす。

 雅史「んっ」

  冷たい感触が当たり思わずうめく。

 監督「お前も塗っとけ」

  ヤンキーは渋々受け取って愛液で黒光りしているモノにローションを塗りたくる。

  雅史は暴れて抵抗するが足を頭の上で固定されているので満足に力が入らない。ただ、自分の肉棒が自らの顔に当たって乾いた音を出すばかりだ。

 ヤンキー「悪く思うなよ」

  済まなそうにいって肉棒を狭い肛門にあてがって、腰を左右にゆすりながら奥へ奥へと入れていく。

 雅史「んがぁー」

  たまらず声を上げる。

  頭の芯に直撃する痛み。身が裂けるような激痛。

  しかし、刺し込まれてくる激痛の後にくる抜かれたときの奇妙な快感。まったく新しい感覚。これは何だろう。激痛ともうひとつの快感。

 雅史「んんっー」

  吐き出す息が甘くなる。

 監督「感じてんのか?」

  その質問に激しく首をふる。肉棒は衰える気配はない。

  全身から脂汗が吹き出てくる。直腸を襲う肉の塊に吐き気を覚える。

 ヤンキー「すげ、女とは全然違うけど結構いいですよ」

  さらに激しく出し入れする。こうなると雅史は激痛しか感じない。

 ヤンキー「泣いてんのか? もう少しだから」

  奥までえぐりこむように雅史を犯す。菊門に赤い物が混じるようになる。何処か裂けたのだ。

 ヤンキー「ううっ」

  ヤンキーは奥まで一際奥まで叩きこんで射精を向える。ビクビクと腰を振るわせ雅史の中に精液を流しこむ。

 雅史(熱い、熱い。何か入ってくる)

  首を反らせて息をつく雅史。

 監督「ほれ、どんどん犯せ」

 ヤンキー「へーい」

  雅史は周囲の男達の顔を見る。冗談ではないようだ。さらに男の腰が雅史の尻を打つ。

  その後、ヤンキーは3回雅史の中で果てた。引きぬかれた穴からは赤く濁った精液があふれ出てきた。すでに雅史は激痛と吐き気で気を失っていた。

 ヤンキー「もう出ませんよ。スカスカ。こいつ女みたいな顔だったから女子高生犯してみるみたいで興奮しちゃいましたよ」

 監督「いいものが取れた。よくやった」

  男達は笑い合う。

  それからしばらく車を走らせ女を降ろした。女は心配そうに雅史を見たがわが身の可愛さから何も言わずに夜の闇に消えて行った。

 監督「佐藤 雅史君か・・・」

  監督は雅史の持ち物から生徒手帳を見つけた。

  雅史は意識を取り戻すとずっと悔し泣きをしていた。

 雅史(男にやられた・・・・・)

 監督「これから、さっきの公園で撮影の続きをするからさ、あれだけだと俺達が君を強姦しちゃったみたいなんで商品としてなりたたないんだよね。名前も知られちゃったんだし、おとなしく協力してくれるよね」

  監督の声が遠くに聞こえる。まだ終わらないらしい。

 監督「簡単だよ。ちょっと衣装を着て演技をしてくれればいいんだ。モザイクをかければ君だってわかんないわけだし、断れないのは分かるだろ」

  雅史はただ泣くしかなかった。

 監督「ねえ、雅史くん」

  車は雅史を乗せて夜の町を疾走していく。絶望を乗せて・・・

 

 

 


解説

 やっちまった。どうしよう。

 何もいうことはありません・・・・

 今更何を吐けばいいのか。

 

 感想まってます。

 


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