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純心 其の伍 少女達の困惑!
ハーデス/文


 ルナSIDE

 エナ「んん〜!!」

 ルナ「ん・・・・・」

 ピチャ・・・チュッ・・・

 エナ「プハァ・・・もう!ルナちゃん!じっとしててよぉ・・・」

 ルナ「だってぇ・・・キスはいいんでしょ?」

 あたしはパジャマを半分脱いで、胸をエナに押し付けながらにじり寄る、

 エナ「も〜・・・どうして大怪我してるのにそんなに元気なのぉ?」

 ルナ「だってぇ・・・エナがいてくれるんだもん!」

 あたしは自由に動く右手でエナの服の中に手を忍ばせた・・・

 エナ「や、ヤダァ・・・ドコ触ってるのよぉ・・・」

 えへへ・・・服の上から見てもそうだったけど・・・エナの胸ってば無いわ!ツルペタぁ!キャ〜ン!可愛いい〜!!

 乳首をそっと摘み上げてコリコリ弄くっちゃった!あるかないかの乳房をそっとさすりながら指先だけで可愛い乳首を摘み上げてツンツン引張ってみる・・・痛くないようにね!そしたらエナってばビクンッって躯を震わせてるぅ〜・・・あは!エナってば、ビンカ〜ン

 エナ「アンッ・・・ダメェ!其処まで!」

 ルナ「え〜!・・・もうチョッとだけ・・・ね?」

 エナ「もう!ほら続き!これじゃいつまで経っても終わんないよぉ・・・」

 エナがあたしの後ろに回って背中を拭き出した・・・

 今現在、お風呂に入れない私は(トイレは車椅子で行けるけど)エナに躯を拭いて貰っていた・・・

 エナ「ルナちゃん・・・ゴメンね・・・」

 ルナ「え〜?!エナ、まだ気にしてるのぉ?・・・もしかして・・・エナ、怪我の事気にしてあたしと付き合うって言うんじゃぁ・・・」

 そ・・・それは悲しすぎるよォ〜

 エナ「ううん・・・それは違うけど・・・でも、やっぱりルナちゃんが怪我したのは・・・」

 ホッ・・・ヨカッタ!じゃ!遠慮なく!

 あたしはエナの顔を右手で引き寄せた・・・

 エナ「ちょ、ちょっと・・・またぁ?」

 ルナ「えへへ〜・・・キスは良いんでしょ?」

 エナの服の上からチッチャイ乳首にキス・・・そのまま吸い付いちゃった!

 ピチャッ・・・チュッ・・・

 エナ「キャンッ!ダ・・・ダメェ・・・」

 ルナ「ん・・・可愛いわぁ・・エナァ・・・」

 左手が使えないのがネックね・・・でも右手でエナのスカート捲り上げるとその中に手を・・・

 エナ「そ・・・ソコはダ、んん〜」

 はいはい・・・ウルサイお口はふさいじゃいましょうネェ〜・・・キスでエナのお口を塞ぎながら、右手を下着の中に滑り込ませた・・・

 ルナ「エナ・・・可愛がってあげる・・・」

 ああ・・・とうとう・・・念願のエナと・・・

 コンコン

 看護婦「ルナちゃん、検温の時間ですよ・・・あら?鍵が・・・」

 ま、マズイ!!

 エナ「ちょ、ちょっと待っててください!」

 アタフタアタフタ

 あたし達は服を着なおして鍵を開けた

 カチャ・・・

 看護婦「?どうかしたんですか?鍵なんて?・・・」

 エナ「あ・・・その・・・ちょっと躯を拭いていて・・・」

 看護婦「あら?・・・エナちゃんもお顔が赤いわ?・・・お熱があるのかしら?」

 エナ「いえ!だ、大丈夫です!」

 あ〜あ・・・邪魔が入っちゃった・・・あ〜ん!

 看護婦さんに体温計を渡されるとちょっとご機嫌斜めなあたし・・・でもあせることもないよね!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 エナSIDE

 ルナちゃんゴメンね・・・か、

 私は・・・きっと最低・・・ルナちゃんに迷惑かけて・・・どっちつかずで・・・騙して・・・そして・・・羨んで・・・

 だって・・・ルナちゃんの胸・・・綺麗・・・それに引き換え私は・・・悲しいくらいの幼児体型・・・

 はぁ〜・・・ため息が出る・・・

 でも、ルナちゃんって「だってぇ・・・エナがいてくれるんだもん!」・・・聞いてる方が恥かしい事を平気で口にする・・・私、ルナちゃんの事、嫌いじゃない・・・嫌いじゃないけど・・・そ、そこはダメェ!

 コンコン

 看護婦「ルナちゃん、検温の時間ですよ・・・あら?鍵が・・・」

 看護婦さんが来てくれて・・・正直救われた、

 ルナちゃんのこと・・・嫌いじゃない・・・決して嫌いじゃないけど・・・好きなのかどうか・・・わかんないよぉ・・・

 ハナ「♪人生楽ありゃ苦〜もあるさ〜♪お花をあ〜げましょ桃の花〜♪ど〜じょうがでてきてこんにちは〜♪面白そ〜おに泳いでる〜♯」

 遠くから近づいてくる一風変わった「水戸?門」のテーマ・・・そしてけたたましい声とたしなめる声・・・

 エナ・ルナ「あ・・・また来た」

 また・・・訳のわからない事を口走りながらやってきたのは新井さん、石田さん、内本さんの三人娘・・・

 シュナ「生き返ったみたいね?ルナ?」

 ルナ「えっへっへ〜」

 ハナ「ヒキガエった?」

 ・・・石田さんはほっとこう・・・と思ってたら、内本さんが、

 二ナ「ねね?エナちゃん!エナちゃんも入って五人娘やろうよぉ!ねね?」

 ・・・私は・・・皆さんほど変じゃ・・・失礼しました、個性的じゃ無いんですけど・・・

 エナ「エ・・・エヘヘ〜・・・」

 二ナ「ね?やろぉ?」

 笑って誤魔化しとく・・・何故か内本さんはしきりと私を勧誘(?)しようとする・・・そもそも「やろう」と言っても一体何をやるの?・・・私が困ってると、

 シュナ「二ナ?あんた今日、デートじゃないの?駅前3時半、7人目の彼と」

 何故、新井さんがそれを知っているの?

 二ナ「え〜?・・・あ!忘れてた!」

 ・・・普通、忘れるかなぁ?・・・もっとも何人もカケモチしてるみたいだし・・・悪い人じゃないんだけど・・・その・・・悪意のない悪戯っていうか・・・

 告白されるたびに断ったらかわいそう・・・と言って付き合いだして、挙句にデートを忘れて別の人とも付き合って・・・でも・・・悪気が無いから始末に負えない・・・

 二ナ「ごめ〜ん!また来るねぇ!」

 バタバタ・・・

 病院内は走らない様に・・・はぁ〜・・・まぁ内本さんだしねぇ・・・悪気はないの・・・よね?

 シュナ「色々大変ね?二ノ宮さん」

 エナ「いえ、そんな事・・・」

 シュナ「まぁあの子も悪気がある訳じゃないから」

 エナ「はい、それは凄く良くわかります」

 決して悪い人じゃない・・・だって私がルナちゃん以外で始めて普通に話せる人たちだもの・・・新井さんも石田さんも内本さんも変わってはいるけど凄く優しい・・・

 女の子が四人も集まったらそこはもう静観な病院では無い、しかも大部屋でなく個室とくれば誰に遠慮することもなく、始まるお喋りタイム・・・

 シュナ「だから〜あの先生、アデ?ンスから出て来たんだって!」

 ルナ「あはは・・・でもあれって不自然じゃない?」

 エナ「そんなにわらっちゃ可哀想だよ〜・・・でも、やっぱりそうなんだぁ、えへへ」

 ハナ「一千本!二千本!!三千本!!!」

 ルナ「あ、そういえばお見舞いで貰ったシュークリームが・・・」

 エナ「それじゃお茶入れるね」

 ハナ「いつもすまないねぇ・・・・・・・・・・・・・それは言わない約束よ」

 新井さんはさっきから仕入れたネタの暴露、石田さんはさっきから身振りを交えておどけてる、殆ど無視されてるけど・・・皆で過ごす、楽しいひと時・・・こういうのっていいなぁ・・・エヘへ

 シュナ・ハナ「それじゃまた明日ねぇ〜」

 エナ「うんバイバイ」

 ルナ「シュナぁ!たまには何かお見舞い持ってきなさいよねぇ!」

 聞こえてないと思うよ・・・ルナちゃん・・・

 面会時間は終わったけど、私が残っているのはルナちゃんのお世話をする為・・・だってこの怪我自体、私のせいだから・・・

 ルナちゃんは「別にエナが気にすること無い」って言ってくれるけどそういうわけにもいかないもの・・・

 多少身の危険も感じるけどね、まだ今のところルナちゃんも満足に動けないから私でもルナちゃんの右手の届かない所に居れば危険は避けられる・・・でも、例外もある・・

 エナ「ルナちゃん、夕ご飯、持ってきたよ」

 ルナ「えっへへ〜・・・ねぇ?エナ?」

 ルナちゃん・・・今度は一体何を?・・・

 ルナ「あのね〜・・・口移しで食べさせてくれないかなぁ〜?・・・ね?いいでしょ?」

 エナ「・・・は?」

 ・・・ルナちゃん・・・一体何を考えているの?・・・

 ルナ「ね!お願い!キスならいいんでしょ?ね?」

 エナ「お、お願いって言われても・・・」

 ちょ、ちょっと待ってよぉ〜・・・いきなりそんな事って・・・それはちょっと・・・

 ルナ「ね?一生のお願い!ね?ね?・・・それともやっぱり・・・ダメ?」

 うっ・・・ルナちゃんに悲しそうに見つめられてる・・・外見は私よりずっと綺麗で大人っぽいルナちゃんが時折見せる子供っぽさ・・・私はどうしても、この目に勝てない・・・

 エナ「・・・一口・・・だけなら・・・」

 ルナ「ホント!」

 パァっとルナちゃんの顔が輝く・・・そんなに嬉しいのかなぁ?・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ルナSIDE

 ルナ「ホント!」

 ああ・・・こんな贅沢・・・生まれて始めてだわぁ!

 早速、エナがご飯を口に入れると・・・あたしの口に・・・でも、

 ルナ「ちょっと待って!」

 エナ「??」

 エナはご飯を口に含んだまま止まった・・・

 ルナ「エッへへ〜良く噛んでね!エナ!」

 エナ「・・・・・」

 エナは呆れたような顔をしたけど、一応噛んでくれた・・・

 クチャクチャクチャ・・・

 ・・・え〜!もうおわりぃ?・・・でもこれ以上は望むべくも無いわね・・・

 エナ「ん・・・」

 エナの唇がそっとあたしの唇に触れるとあたしは餌を待つ鳥の雛のように口を開けながら舌を伸ばす、トロトロっとしたご飯とエナの唾液が口移しであたしの口の中に入ってきた・・・更にあたしはエナの口に舌を伸ばすとエナの舌の裏側や歯茎の裏側まで嘗め回していく・・・エナの味・・・美味し〜!

 エナ「んん・・・もう!ルナちゃん!」

 最近怒りっぽいよぉ?エナァ・・・

 ルナ「クチャクチャクチャ・・・」

 よ〜く味わっておく・・・どんな高級料理よりも美味しい・・・エナの味・・・なんだかとってもあまぁ〜い!

 ルナ「もっともっとぉ!」

 エナ「一口だけ!もうおしまい!」

 ピシャリ!と断られエナがベットにテーブルをセットしてあたしの右手にお箸を握らせると、

 エナ「もう・・・そんなに元気なら一人で食べられるでしょ?」

 ガ〜ン!・・・昨日まではエナが食べさせてくれてたのに〜・・・

 ルナ「そんなぁ〜!、え〜ん・・エナってばあたしの事、嫌いになっちゃったのぉ〜?!」

 ・・・そんなのヤダよぉ〜!

 エナ「ちょ、ちょっと待ってよぉ・・・なんで其処まで話が飛ぶわけ?・・・もう右手が使えるんだから一人で食べられるでしょ?ルナちゃん?」

 ・・・でも、あたしが「あ〜ん」って口を開けてるとエナが口の中にご飯運んでくれるのってなんだか嬉しかったのにぃ〜

 ・・・はぁ〜・・・

 あたしは渋々右手でご飯を食べ出した・・・

 エナ「それじゃ私はお洗濯してくるから・・・」

 ルナ「うん・・・」

 パタン・・・

 エナがあたしの世話をしてくれてる・・・それは嬉しい・・・けど、エナが居なくなると途端につまんなくなっちゃう・・・

 それでもあたしはご飯を最後まで食べ終えると・・・

 ルナ「はぁ〜・・・退屈・・・エナ早く帰ってこないかなぁ〜・・・」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 エナSIDE

 私は洗濯物を洗濯機に入れる前に汚れの酷いところを揉み洗いしながら笑っていた・・・

 エナ「クスクス・・・ルナちゃんってば子供みたい・・・」

 ルナちゃんには振り回されてばかりだな・・・私、

 でも、ルナちゃんがもしも・・・もしも男の子だったら・・・私・・・きっと・・・

 だってルナちゃんは何時だって私を守ってくれて、ちょっと歯止めの利かない所もあるけど・・・とても素直で、優しくて・・・これ以上は望むべくも無い様な恋人・・・女の子じゃなければ・・・

 でも、それってレズビアンに対する偏見・・・になるのかなぁ?

 ・・・それはイヤ・・・でも・・・やっぱりそんなに簡単に割り切れる物じゃないよ・・・

 翔「どうかしたの?エナちゃん」

 エナ「あ・・・先生・・・」

 翔「あ、済まないね、洗濯なら私が代わるよ?」

 エナ「いえ、私が好きでやってる事ですから・・・」

 翔「そうか・・・ありがとう・・・」

 エナ「先生・・・もしも・・・ルナちゃんが男の子だったらって考えるのは・・・やっぱり偏見でしょうか?・・・」

 翔「・・・そうだね・・・そうなるのかな・・・でも、偏見を持つなって言う事は所詮、無理だと思うよ・・・人はそれぞれ価値観が違うからね・・・」

 エナ「そうですね・・・」

 翔「でも、人間としてその人を好きになれた時、自ずとそういった偏見も消えていく・・・そう思うよ、私はね」

 エナ「奥さんの時の様に・・・ですか?」

 翔「う〜ん・・・どうかなぁ?私はあまり気にしてなかったからなぁ・・・」

 エナ「クス・・・でも、私は・・・ダメ・・・気にしちゃってます・・・」

 翔「うん・・・それでいいと思うよ・・・ただね、できればルナを一人の人間として見てほしい・・・あの子はとても素直な子だから・・・ちょっとブレーキが壊れてるがね・・・」

 エナ「はい・・・そう思います・・・」

 もう後は洗濯物を洗濯機に入れるだけ・・・私は洗濯機を回すとルナちゃんの病室に戻った・・・

 ルナちゃんは私が居ないと呆けている・・・手足の動かないルナちゃん、そのお世話をしているのも本当はちょっと楽しい・・・

 だって私は今まで誰かに必要とされた事って・・・無かったもの・・・

 私ってばやっぱり嫌な子かなぁ?・・・ねぇ?教えて、ルナちゃん・・・私は・・・私は・・・

 

 

 


解説

 翔「あいも変わらず・・・エロがありませんねぇ?」

 涼「責任者よんでこ〜い!」

 ハーデス「そんなヤッチャンみたいなこと言わないで下さいよぉ・・・」

 涼「一体何時になったら始まるんですか?」

 純「俺はもう待てんぞ?」

 ハーデス「後一話か二話待ってください!そしたらきっと・・・ふふふのふ〜」

 


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