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いけないリツ子先生 ―序章・放課後の少年と淫鬼―
チェシャ/文


 放課後の誰もいない教室。

 少年・加藤冬太は放課後、教壇の下に潜って幼い欲望をしごき、喘いでいた。

 (あぁぁ…リツ子先生…)

 つい数時間前まで、憧れの人が立っていた場所を見据える。そこには、ちょうタイトスカートに

 つつまれた股間があったはずだ。

 長く美しい黒髪、気高さと優しさに溢れた整った美貌。小山のように突き出た豊かな胸。

 自分の担任、リツ子先生の全てが、彼にとっては魅力的であった。

 同時にまだ性の目覚めすら完全でない少年の欲望に火をつけてしまっている。

 (こんなことしちゃああめなのに…でも…)

 冬太は葛藤しながらも、迫りくる最後を感じ始めていた。

 『ボウズ!』

 冬太の耳に、突然声が響く。

 「え!?」

 思わず手が止まる。

 (誰かに見つかった!?)

 冬太は、ガクガクと震えだした。

 『ボウズ、心配すんな。驚かして悪いな…俺はお前の味方だぜ?』

 冬太は身をすくめたまま、無言で震えていた。

 『リツ子先生が好きなんだろう?応援いちゃうぜ?オレぁよ!』

 粗野な口調だ。冬太は、それでも、多少冷静を取り戻していた。

 「…だ、だれ?」

 『オレ様はな、お前たちみたいな子供の味方さ。お前たちの想いをかなえてやるのがオレの仕事だ。』

 姿は見えない、しかし、確かに存在はしている。

 「…想いって…」

 『隠すなって。あのリツ子先生とヤリてぇんだろ?』

 声は確信をついてくる。

 嘘をつくとこもできず、冬太は何故か素直にうなずいていた。

 『げへへえ…良い子だ!じゃあ、お前の願い、かなえてやるよ』

 冬太の中に、何かが潜り込んだ。小さく叫び、白液を撒き散らす。

 顔を上げた冬太の目には、確かに異常な光が宿っていた。

 

 

 


解説

 どうも、チェシャです。

 この作品はあるサイトさんに投稿させていただいたものですが…

 割と制限されていた部分があったので、もっとハードに修正したハードコアミックス版にしました。

 我ながらマイナーな作品と人選ですが、お楽しみいただけたらと思います。

 


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