翌日、冬太はいつもと変わらずに家を出た。昨日の教室でのことは、きっと夢だったのだろう。
その証拠に、気がつくと自分の部屋にいたのだ。
突然、後頭部を小突かれる。
振り返ると、目の前には大きく張り出たふくらみがある。
「なにぼさっとしてんのよ?」
隣に住む、細川美樹だ。彼女は、いつも冬太を挨拶代わりに小突く。
「お…おはよ…」
冬太は元々気が弱い上、同世代にしては異常なまでの成長を遂げたたまらなく魅力的な胸のふくらみを目の当たりにして、
気押されたようにぼそぼそと答えた。
「何赤くなってんの〜?これのせいかな〜?」
美樹はいじわるそうに顔を歪めると、自分の巨乳を持ち上げ揺すって強調した。
「う…」
冬太は真っ赤になってうつむいた。
「あはは…冬太も大人になったのね〜」
同い年のくせに美樹はいつもお姉さんぶる。冬太の背が低いのが彼女に優越感と、親しみを与えているからだろう。
「急がないと、リツ子先生に叱られるよ〜!じゃね!」
クラスメイトの一団を見つけた美樹はそう言うと、胸を揺らしながら走り去った。
冬太は心の中で、何か熱っぽいものを感じ、不思議な感覚にとらわれた。
幼い欲望が首をもたげる。幸い、彼の大きさでは、目立つものではない。
(…な、なんで?美樹ちゃんにこんな感じになったことなんてないのに…)
冬太はややぎこちない歩き方で学校に向かった。
教室に着き、自分の席に座る。いつものように騒がしいクラスメイトたち。
冬太は、いまだ治まらない股間の暴走に戸惑い、一人でうつむいていた。
(どうしよう…こんなのリツ子先生に見つかったら…)
しかし、「リツコ先生」を思い出した瞬間、冬太の幼い肉棒は更に暴走した。
そうしているうちに、担任のリツ子先生が教室に入ってくる。
最後まで騒ぎながら、全員が席につく。
「みなさん、おはよう。今日も元気がいいみたいね。」
かすかに微笑みながらリツ子先生が朝のホームルームを始める。
冬太の目は、リツ子先生に釘づけになっていた。
優しく、気高い美しい顔。艶やかで美しい黒髪。
そして、スーツの前を閉じることができないほどの大きな胸。
冬太は、自分の様子がいつもとは明らかに違うことに気がついた。
ここまで異常な興奮を示したことはない。股間は痛みを伴うくらいに勃起している。
(どうしよう…変だよぉ…)
冬太は泣きそうになった。そうこうしているうちにホームルームは終わり、リツ子先生は授業の準備のため職員室に戻った。
クラスメイトが再びおしゃべりに興じる中、冬太はひっそりとトイレに駆け込み、暴走した欲望を一人で処理した。
冬太が教室に戻ると、すでにリツ子先生が授業を始めていた。
「加藤くん、どうしたの?具合でも悪い?」
リツ子先生は、しゃがみこんで背の低い冬太の顔を覗き込み、額に手を当てた。
リツ子先生の胸元から、白く大きな胸の深い谷間が目に飛び込む。
冬太は、再び欲望が暴走するのを感じていた。
「な、なんでも…ないです…」
冬太はそういうと、股間をリツ子先生に気づかれないように、急いで席についた。
「そう。じゃあ、授業を続けます。」
リツ子先生は、そういうと、授業を再開する。
授業の声は冬太には届かない。冬太は熱っぽくリツ子先生を見つめる。
リツ子先生が動くたび、その爆乳が小さく揺れる。
冬太はついに我慢ができなくなり、机の下で硬直した肉棒をズボンから開放した。
使わない教科書を開いてその上に乗せ、周囲から隠す。
必死に声を押さえながら、肉棒をこすり、なぐさめる。
急に様々な妄想が頭を走る。
自分の知識にすらないような淫らな行為の数々が、冬太の頭の中で映像化される。
リツ子先生が教科書を片手で、冬太の肉棒をしごく。
黒板の前に立ち、その深い爆乳の谷間で冬太の幼い肉棒を挟み込む。
生徒が取り囲む教壇の上で冬太の腰に跨り、爆乳を揺らしながら腰を振る。
更にはクラスの男子全員の肉棒をしごき、白濁を浴びる映像など、冬太はとまどっていた。
『げっへへ…ボウズ、朝から元気だな。』
昨日の声が頭に響く。思わず声が出そうになるが、左手が勝手に口を塞ぐ。
『おいおい…リツ子先生にこんなところ見られても良いのか?声に出さなくても、俺たちは通じ合ってるんだぜ?』
『な…なんなんだよう…どうなってるんだよう…?』
冬太は、必死に念じた。右手が勝手に肉棒をしごき始める。
『昨日言ったろ?お前の願いをかなえてやるって。リツ子先生とやらせてやるよ。』
『ぼ…ぼくは…』
冬太は、肉棒を自分の手でしごかれながら、声を押せて迷っていた。
『心配すんなって。お前の体には俺が住んでいる。俺が上手くやってやるって。』
冬太は迷っていたが、頭にもやがかかったようになり、次第にリツ子先生との淫らな妄想で頭がいっぱいになった。
もう理性はなく、常識もモラルも何も考えられない。
『へっへ…いい子だ。じゃあ、後は任せときな!』
冬太は、コクンと首を縦に振った。
やがて授業が終わりに近づき、リツ子先生は教科書を手に教室を巡回した。
冬太の席に近づいてくる。冬太は慌てて、肉棒を隠そうとするが、体が自由にならない。
真っ青になっているうちにリツ子先生が冬太の脇に来る。
冬太の方を見るリツ子先生。冬太の手は本人の意思とは別に、股間を隠す教科書をどかす。
リツ子生の目に、幼いながらも天を突くようにそびえる男が映る。
リツ子先生は自分の目を疑った。冬太の顔を見る。本気で怯えたような顔だ。
ここで声を上げてはいけない、周りに気づかれたら彼の人生はめちゃくちゃになる、
リツ子先生はそう判断して、冷静を装い、冬太から離れた。
授業が終わったら、彼と二人っきりで話をしよう、そう決めて、動揺しながらも何とか授業を終わらせ冬太の席に立った。
「か…加藤くん…ちょっと…」
冬太は、ガクガクと震えていた。その瞳に、かすかな妖光が輝いたのを誰も知らない。
第1章でした。
今回の作品の最初は、かなり引っ張っています。
じれったいとは思いますが、後でその分爆発させますので…