「はぁはぁ…ん…あふ…ふぅ…」
悪魔の軍団を率いるはずであるポルノ・ディアノは、度重なる絶頂によって息も絶え絶えになっている。
D・Sのかかけた封魔呪文によって、ポルノの魔力は快感に変換されてしまっていた。
魔力が弱い者であれば、2,3回絶頂を迎えた時点で存在自体が消えてしまうだろう。
しかし、魔力の塊のような上級の悪魔であるポルノは、常に魔力を発生させている。
つまりポルノは生きている限り快感が絶えることがなくなってしまっている。
先ほどまで喘ぎ狂っていたポルノだったが、頭の中は冷静さが甦りつつあった。
「ゲラゲラゲラ!最高だな!あの封魔呪文は!」
D・Sはそんなポルノを嬲り尽くし、まだその体を味わおうとしていた。
ポルノは卑劣な手段で自分を陥れ、下品に笑うD・Sに怒りのこもった視線を向ける。
「さっきまであんなに俺様をノシてくれた女が、今ではこんなに弱くなって…おうおう、睨んでもキレイだぜ!」
D・Sは地面に横たわり喘ぐポルノの腹をまたぐと、爆乳に先ほど膣内から抜き去った肉棒を挟み込んだ。
「やめなさい…やめ…」
「何回やっても、お前の乳は最高だ…」
D・Sは握り潰すように爆乳を揉みながら、自らの怒張を揉みこすっていた。
「う…もう…いい加減に…くぅん!」
ポルノがD・Sに反抗しようとした瞬間、D・Sはポルノの乳首をそっとつまんだ。
それだけで甘えた悲鳴を上げて快感に体を弾ませてしまうポルノに、D・Sは笑みを浮かべたまま更に責めを続けた。
「あっ!あああっ!っっ…んぅ!やめ…!」
ポルノの嬌声の中でD・Sは無言のまま、肉棒を挟んだ胸の頂点を嬲りつづける。
やわやわと摘まんでいた乳首を突然、強くこねるように弄ばれた瞬間、ポルノは激しく悶えた。
ピンと立った乳首がグリグリと指先で転がされ、指の腹で軽く摘まれるたびに体を痙攣させる。
「もっとすべりが良い方が気持ちいいなぁ…よっ…と…」
乳首を嬲るD・Sの指先が小さく光る。その指先で乳首を巨大で柔らかい乳房の中に埋めるようにめりこませていった。
「んひぃ!は…あ…」
乳首が強く押された快感に恍惚としたポルノが軽い絶頂を迎えようとしていた。
ポルノが暴れる度に、谷間にあるD・Sの肉棒は堪らない弾力と乳肉の感触が伝わってくる。
「乳は揉んでいてやるから、乳首は自分でいじってみな。」
D・Sは何かを待ち望むようにポルノの乳房を揉んでいた。勿論、その谷間には分身が挟まり、至福の感触を堪能していた。
「う…うう…んっ!」
ポルノは絶頂に近づいて霞んだ頭でD・Sの声を聞き、体が勝手にままに自らの乳首を指で転がし、摘み始めた。
D・Sはわざと乳房を波打たせるように弾ませながら揉んでいた。それによってポルノの乳首は激しく動き回る。
ポルノが乳首を摘んでいるため、暴れ回る乳房は乳首に引っ張られる形で引き伸ばされて、形を変えていた。
「き…きもちいぃ…イク…イッちゃう…乳首触ってるだけでイッちゃう…!!」
ポルノはD・Sの肉棒をパイズリしたまま、自らの乳首を弄んで絶頂を迎えた。
その瞬間、ポルノは乳房に熱い衝撃を感じ、乳首に向かって何かが駆け上ってくるのを感じた。
「おっぱいが熱い…んあああ!なにか…なにか出る!…っひぃ!」
寸前に感じた絶頂を越えるような灼熱感を感じてのけぞったポルノの乳首から白い液体、母乳が噴出した。
「おお!出た出た!んー!悪魔大元帥ともなると魔力の味が最高だ!」
D・Sが嬉しそうに歓声を上げる。飛び散ったその母乳を指でぬぐうと舌で舐め取る。
「そ…そんなぁ…なんで…妊娠もしてないのに…」
「俺様の魔法だよ、この乳女!魔力を母乳に変換するように封魔呪文をいじったんだよ!ゲラゲラゲラ!!」
D・Sは母乳を搾るように爆乳を揉み潰しながら、狭間の肉棒に柔らかく極上の快感を伝える。
揉み潰された爆乳から母乳が噴き出し、ポルノ自身の乳房に降り注ぎその美しい乳肌を白く艶かしく染めていた。
ポルノは自分でも気がつかないうちに搾乳による快感を味わおうと、自らの爆乳を激しく揉み潰していた。
「へっへっへ…これですべりが良くなった…う、それだけじゃねぇ…なんて感触だ…」
D・Sの欲望を挟み込む乳肉の谷間にポルノの母乳が流れ込み、肉棒と肌との摩擦を消していた。
それだけでなく乳肉の谷間に溜まった乳汁はD・Sの肉棒を溺れさせ、まるで膣内にいるかのような感覚を与えていた。
ただでさえ、柔らかく弾力のある乳間であるのに、さらに愛液のような乳汁の感触が加わったことでパイズリの快感は数倍になっていた。
「ぬ…ぬあ!もうだめだ…さすがにこれは…射精[だ]すぞ!飲むんだ!」
ポルノの乳肉の拘束を押し広げるようにD・Sの肉棒が大きく膨れ上がり、先端がポルノの口元に突きつけられた。
心の中では陵辱者に対する反感も怒りもあったが、快感によって体と意識が支配されていた。
自分を卑劣な罠によって支配するD・Sに対して憎しみを感じながらも、それでもD・Sから与えられる官能を必死に求めてしまう。
「き…きてぇ!飲ませて!…んあぷ!」
亀頭の先端の切れ込みをチロチロと舐めていたポルノの顔に大量の精液が浴びせられる。
最初の一波が顔を汚し、残る脈動は慌てて咥えたポルノの口内に吐き出されていた。
同時にポルノの爆乳からも母乳が噴き出し、精液とは違った白さで自身の体を白く飾る。
「っぷぅー!さすがに疲れたぜ…」
D・Sはポルノに白濁の残滓を振りかけながら、満足そうなため息をつく。
ポルノは恍惚とした表情で吐き出された口内の精液を嚥下し、顔を染め上げる汚濁を手でなすりながら口に運ぶ。
その爆発的に盛り上がった乳房からは、快感の余韻にピュピュッと母乳を溢れさせている。
「くっくっく…ノドが乾いたな…どれどれ…」
D・Sはノドを鳴らすと、含み笑いしながら母乳を滴らせるポルノの乳房を掴む。掴まれたことによって圧迫され母乳が飛ぶ。
D・Sは満面の笑みを浮かべながら、乳房にかぶいつくように吸いつき、ズジュウっと激しい吸引音を響かせながら母乳を吸い出す。
「ん…うぅ…っ!んんあああ!っく!やぁ!吸っちゃだめ!」
ポルノは乳首を吸われる快感と、何よりも母乳を吸い出される不思議な感覚に体を硬直させて喘いだ。
「んむ!これは…最高だ!こんな美味い乳は初めてだ!ネイ以上だぞ!」
D・Sは見ようによってはかなり情けない格好でひたすらポルノの乳汁を吸いつづけた。
乳首が舌で舐め転がされ、歯で甘噛みされ、そして強く吸われる度にポルノの母乳は勢い良くD・Sの口に流れ込む。
D・Sは片乳では飽き足らず、双乳を寄せて両乳首をまとめて口に咥えて吸い尽くすように吸い上げた。
「くっ…ひっ…!あ…吸われる…魔力が吸われていく…んん!」
ただでさえ、次々と補充されてもすぐに快感に換わって消えていく魔力が、母乳として吸い出されていく。
「ぷふぅ!…俺様のザーメンで口の中がベタベタだろう?お前も飲めよ。」
D・Sはポルノの左の乳房を持ち上げると、持ち主の口元に乳首を押し当てた。
「そんな…ひど…んぷぅ…んっ!んんん!!!」
抗議のために空いた口に自分の乳首が押し込まれる。同時に乳房が絞るように揉まれ、口内に自分自身の母乳が流れ込む。
当初は躊躇していたポルノだったが、口に広がる母乳の味と、母乳を介して魔力が体に戻る感覚、そして自らの乳首から母乳を吸い出す
快感に逆らえず、次第に夢中で自ら搾乳した乳汁を味わっていた。
「自分の乳は美味いだろうな…んん?」
D・Sはその様子を見ながら満足そうに笑みを浮かべると、残る右の乳房に吸い付いて再びポルノの母乳を飲み始めた。
「ん!んぷぅ…んぅぅぅ!!」
D・Sと自分自身による吸乳によって快感が極まったポルノが絶頂を迎える。
ポルノは自分の口だけでなく、D・Sの口からも溢れ出す程の乳汁の噴射の後、ぐったりと力を失ったように倒れてしまった。
「ふん…誉めてやるが…まだまだ俺様は満足してないぞ!何しろ淫乱元帥の魔力を吸収したんだからな!」
「え…まだ…なの…?」
ポルノが虚ろな瞳を向ける先にいるD・Sの魔力が高まっているのが分かる。
「ま、俺様もちょっと休憩させてもらうことにしたからな。」
ポルノが安堵と、かすかな失望を込めたため息をついた。
横たわったまま無言で荒く呼吸するポルノの目から一筋の涙が流れた。
威厳を踏みにじられ、下等な存在のなすがままにされることへの憤り、そしてそれすらも忘れさせるほどの快感に狂う自分。
自分の中で感情が整理できず、一筋の涙となっていた。
ポルノは自分の中で位置付けができなくなったD・Sに虚ろな視線を向ける。
そんなポルノに、D・Sは優しい笑顔を向ける。
その笑顔でポルノの心の中は更に激しく波打つ。混乱に乗じて好意的な感情が心の大半を占めていく。
「その間、お前には余興を見せてもらおうか…クックックッ…」
「よ…きょ…う…?」
弱々しく体を起こしたポルノが恐る恐る尋ねる。
D・Sは呪文を唱えながらポルノに意地の悪い笑みを向ける。
「なーに、ただのゲームだ…終わったらご褒美をくれてやるよ。」
ポルノが「ご褒美」という言葉に解放の予感と、それ以上に淫靡な雰囲気を感じて胸を高鳴らせた瞬間、空間が歪んでいくのを感じた。
「空間転移…?まさか…ただの人間が…」
「お前の魔力のおかげだ…さあ、場所を替えようか…」
D・Sの邪な企みに満ちた笑顔を消すように空間が歪んで二人の姿が消えた。
「敗北の大元帥」の改訂版です。
以前は無理に話を詰め込みすぎていたので、ヤマ場ごとに小分けした上で加筆修正を行いました。
話の筋には大きな変更はありませんが、描写は少し変わっています。
後編はこの話を含めて、全部で4話に再構成する予定です。