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敗北の大元帥―3―
チェシャ/文


 体に重力がかかる。空間を越えたようだ。

 ポルノは周囲を見回した。その視界に映るのは薄暗い暗闇だけだった。体は先ほどより安定している。

 動く分には何の問題もないだろう。

 D・Sにむしり取られた服…というよりも紐はいつの間にかその極上の美体を包んでいた。

 ポルノがいつもの服を身に纏っていたため、幾分冷静さを取り戻した。

 ポルノの目の前に、薄暗い空間を引き裂くように光が照らし出される。光の中心にはD・S。

 「これからこの余興のルールを説明してやる。」

 D・Sは腕を組み、高圧的にポルノを見据えていた。

 「俺様は今、お前から奪った魔力を凝縮してエネルギーにしている。そのエネルギーは俺様のコ・コに集めてある!」

 D・Sが指さす股間は凄まじいばかりに起立して天を衝いていた。

 ポルノはあれだけ射精してなおそそり立つD・Sの異常な剛直に半ば呆れ、半ば胸を高鳴らせながら見つめていた。

 「お前はこれから俺様の指示に従うこと。全部できたら、一発膣内[なか]に出してやる。そうすれば魔力はお前に戻る。」

 あまりに単純で、たやすいルールにポルノは警戒した。しかし、だからと言って今の彼女には何もできない。ただ従うのみだ。

 「…分かった。」

 ポルノは罠を覚悟しながら、D・Sの申し出を受けた。

 その覚悟が快感によってD・Sに傾きかけた心を払い、大元帥としての本来のプライドを呼び覚ます。

 「一つ目の指示だ!1km先まで全力疾走だ…じゃ、始めろ!」

 D・Sが開始を宣言した瞬間、ポルノは駆け出していた。あっという間に10数mを駆け抜ける。

 「ぬおおお!?こ、こいつは凄い!」

 駆け抜けるポルノの正面にD・Sが廻っている。

 D・Sの視線はただ一点に集中していた。ただ一点、ポルノ・ディアノの大爆乳に。

 ポルノの身に付けている服は、紐状になっており、乳首の部分だけが面積を広く取り、乳首を隠している程度だった。

 そんな服であるため、ポルノの爆乳を隠し、必要以上の揺れを抑える働きなど一切なかった。

 そのため乳房は勿論、激しく揺れる。いや、揺れるなどという生易しいものではなかった。

 体の振動に合わせ、ダイナミックに上下に揺れ、腕の振りによってユサッユサッと左右に暴れる。

 左右の脚が交互に地面をステップするたびに、左右の乳房は別々に上下に跳ね上がる。

 D・Sの驚愕と興奮の前で、ポルノはただ走りつづけた。

 D・Sによって魔力を奪われたとはいえ、ポルノの身体能力は生来のままだった。

 飛行呪文によってポルノの周りをグルグルと飛び回りながら揺乳運動を堪能するD・Sを振り切ろうと全力で走る。

 そのスピードに比例して、爆乳の暴れ方は壮絶なものとなり、D・Sは軽口を叩くこともできない程圧倒された。

 揺れる乳房を視姦される恥辱に耐え、人間を遥かに超越した身体能力を遺憾なく発揮して1kmを駆け抜けた。

 「…1kmよ。」

 ポルノは口を開け涎を垂らして見とれるD・Sから、視姦の対象を隠すように腕を組み、冷たく言い放った。

 「お…おお、じゃあ次は縄飛び連続10分だ!」

 D・Sが先ほどポルノを縛った蛇鎖を渡す。

 「…魂胆が見え見えね…」

 ポルノはため息をつき、諦めたように「縄」を受け取る。

 D・Sのニヤケ顔から目をそらすように、黙々と指示に従って縄跳びを始める。

 「おおお!?」

 複雑な運動ではない分、目当ての乳揺れはシンプルなものになっていた。しかし、シンプルな分、D・Sは度肝を抜かれることになった。

 単純な上下運動である分、縦揺れが一層激しいものになっていた。

 双乳が揃って上下に叩きつけるように跳ねる。乳肉が肌にぶつかり、タパンタパンと激しい音が響く。

 その衝撃で今まで収まっていた母乳がにじみ出てくる。乳肉が跳ね、肌を打つたびに服の下からピュピュと白い乳液が飛び散る。

 D・Sはその神々しいまでの光景に見とれていたが、残り3分を切ると企み顔で指を鳴らした。

 「ん!?…くっ…」

 ポルノが異変に気付きD・Sを睨みつける。

 蛇鎖の双蛇がウネウネと腕に絡みつき、腕を這い登ってきたのだった。

 そのままポルノの爆乳に8の字を描くように絡み付いて縛り上げる。同時に二つの蛇頭がポルノの乳首に吸い付く。

 「あっ!あふぅ!」

 ポルノの体を貫く快感。今では運動でのエネルギー発散によって魔力変換による快感を押さえ込んでいた。

 しかし、直接的に快感を叩き込まれると、快感による肉体支配が強化される。

 同時に理性やせっかく取り戻した威厳、D・Sへの憎しみが急速に失われ、代わりに快感への渇望とD・Sへの歪んだ好意が精神を蝕む。

 「やめろぉ…卑怯なぁ…っはぁん!」

 蛇頭は乳首から乳汁を吸い上げる。縄跳びを中断しそうになるが、蛇鎖は絡みついたポルノの腕を操って鎖をまわし続ける。

 鎖を飛び越さなければならないポルノは、快感で腰が引けたまま不恰好に跳躍するしかなかった。

 「あう…っふうぅ…んくぁ!」

 蛇頭が乳首に吸い付いているため、跳躍する度の乳揺れで乳首が引っ張られる。

 息も絶え絶えに強制的なジャンプを繰り返すが、乳房からの強烈な快感で思考が白く灼かれる。

 「あ…う…ひぃ…あぁ…もうだめ…イッちゃう…」

 「よぉし、10分だ。ご苦労だったな。」

 ポルノが絶頂を迎えようとしたまさにその瞬間、D・Sは蛇鎖を消し去る。

 「そ…そんな!?…あぁぁ!!」

 蛇頭は消え去ったが、加速した快感によって爆ぜるように乳首から母乳が噴き出す。

 ガクガクと膝を震わせてその場に座り込み、一人歩きした絶頂感に体を痙攣させた。

 

 「くっくっく…この淫乱が…あれだけ強がっても、ちょっと気持ち良くさせてやればすぐに従順になりやがる。」

 D・Sはポルノの感情の変化を把握しきっていた。

 「そんなこと…ない…」

 そういって反論しようとするポルノだったが、その声に先ほどまでの憎しみも威厳もない。

 「いいや、お前はマゾだ。どんなに威厳を見せ付けても、快感を与えられればすぐに服従するマゾ女だ。」

 D・Sの声が呪文のようにポルノの心に吸い込まれる。

 「違う…私は悪魔大元帥…そんなはしたない真似は…」

 ポルノは自分を奮い立たせるように言葉をつむぐが、その度重なる快感に裏付けられ、心はもはや陥落しつつあった。

 改めて「マゾ」と呼ばれた瞬間に現実に目の前の陵辱者に対しては、もう逆らうことのできない何か特別な感情が芽生えていた。

 つい先ほどまでの意地や憎しみは、「マゾ」の一言で全てが瓦解した。

 「違う…私は…お前に…あなたに支配されているのを望んでいる…?」

 ポルノの中で全てが解決した。今まで与えられた狂うほどの快感が「マゾ」という言葉と共に精神に焼き付けられた。

 D・Sに対しては、悪魔大元帥という栄職が何の意味も持たないことに気がついたのだ。

 「いいや、お前は悪魔大元帥だ…だが、俺様の前では従順な乳奴隷のマゾ女だがな。」

 アイデンティティの崩壊に近い状態で、ポルノはD・Sの言葉を受け入れてしまった。

 「私は…悪魔大元帥で…あなたの奴隷です…」

 ポルノはもろくも自分の存在の定義を書き換えてしまった。

 D・Sの言葉は精神操作の呪文を含んでいたため、精神状態が不安定だったポルノにはこれ以上ないほどの効果をもたらした。

 「よぉし…じゃあ、最後の余興だ…俺様がいるここまで来るんだ。それで終わりだ。」

 D・Sはゆっくりと宙を飛びながらポルノから距離を取り、100mほど先で停止した。

 ポルノは周囲を包む闇の中、D・Sの下に向かって全速力で走り出していた。

 

 「…言い忘れたが、俺達のいるここは…」

 D・Sが勿体つけたように何かを言いかける。

 ポルノが2秒足らずで30m地点に到達したとき、何かにぶつかってバランスを崩した。

 「…何!?」

 思わず足が止まったポルノにD・Sの声が届く。

 「…邪淫地獄だ!ゲラゲラゲラ!!」

 ポルノの脚が、腕が、暗闇に囚われる。D・Sの声に反応したように辺りを包む闇が晴れていく。

 四肢を、そして全身を掴まれたポルノの瞳には、自分を取り囲む無数の存在が映っていた。

 「こ…これは…そんな…」

 おののくポルノの周囲には、醜い全裸の男たちが群がっていた。その数は計り知れない。

 ポルノの中で「悪魔大元帥」としての性格が目を覚ます。この人格がD・S以外への従順を許さない。

 「…さすが邪淫地獄!!溜まってる亡者共がウヨウヨいやがる!!」

 D・Sは自分がかけた暗示によって、苦しむポルノを見ながら、加虐心をくすぐられていた。

 彼らは邪淫地獄に住む亡者、色欲の権化とも言える地獄に堕ちた人間、下級モンスターたちだった。

 普段は何の力もなく、情欲を満たすこともできずにさまようだけでの存在だが、今の魔力を失ったポルノにとっては…

 「くっ!放せ!!やめろ!」

 ポルノは全力で亡者たちを相手に抵抗する。悪魔の圧倒的な力で亡者達は吹き飛ばされるが…

 「やめろぉ!や…やぁ…触るな…」

 亡者たちの数は圧倒的で、ポルノの力を持ってしても抗いきれない程の数だった。

 また、亡者達は隙あらばポルノの体を撫で回し、更に暴れているうちに余剰した魔力が快感に変換されてしまっていたため、

 段々と全身を官能が支配し始めていた。

 肉体を撫でまわす手から口を聞くことのできない亡者たちの思念が伝わり、強い欲望が本来のポルノのマゾ心を焼く。

 『女だ…極上の女だ!』

 『ただの女じゃねぇ!こいつは悪魔だ!!』

 『いやらしい乳しやがって…さすが悪魔さまだな!』

 『苦しめられた分、この乳悪魔を嬲ってやる!』

 『犯す!犯す!犯す!』

 人間もモンスターも、亡者となった者の欲望の思念がポルノの精神に伝わり、本来虐げる存在に嬲られることが快感を後押しする。

 そうなると、ポルノはもう無力な亡者に負けたも同然だった。

 D・Sに与えられた悪魔大元帥としての人格すらも、本質的なマゾとしての部分によって侵食されていく。

 「やっぱりお前は淫乱なマゾだ…俺様に忠誠を誓っても、すぐに快感に負ける…」

 D・Sは満足そうに痴態を鑑賞していた。しかし、もうポルノには聞こえていなかった。

 「や…やだぁ…やめて…あ!おっぱいは…だめぇ!そんな…汚い鼻を押し付けないでぇ…っひぃぃ!」

 四肢を拘束され、立ったまま色欲の暴走した亡者たちに全身を嬲られる。特にその爆乳は亡者たちの格好の餌食だった。

 人間が腕をがっちりと抑え、指まで丁寧にしゃぶっている。

 ゴブリンが長く美しい脚にしがみつき、太ももや内股にベロベロと舌を這わせる。

 オークが服の上から豚鼻を秘部に押し付けて擦りながら匂いを嗅ぎ、ビチャビチャと舐め回す。

 そして、種族を問わずに我先にと爆乳に手が伸ばされ、服の上からグニグニとこね回されている。

 その圧力に負けた乳房が母乳を溢れさせ、服にじわじわと染み込んでいく。

 母乳の匂いを嗅ぎとった豚鼻のオークたちが乳肉に顔を埋めていく。

 ポルノは醜い亡者の群れの中で、快感を与えつづけられて官能に狂い始めていた。

 「うっ…んああ!だめ…感じちゃう…こんな亡者なんかに…この私が…」

 ポルノは肉体的な快感と精神的な快感に秘所から蜜を溢れさせていた。

 その匂いを嗅ぎとった亡者たちは我先にとポルノの股間に殺到し、股間を隠す面積の少ない布を引きちぎった。

 「きゃひぃ!だめぇ!そんなにしないでぇ!あああ!!」

 亡者たちの何本もの指がポルノの秘肉を広げ、奥深くに突き込まれ、蜜壺の中をかき回す。

 クチャクチャと愛液の音をさせながら、ポルノの肉襞は物欲しそうにひくついている。

 大量に分泌される愛液を求め、亡者たちが舌を伸ばして滴る愛液を舐めていた。

 ついには、ポルノの爆乳を服の上から揉み、乳首を吸いたて、母乳を飲む亡者まで現れていた。

 「ああ!舐めないで!おっぱい飲んじゃだめぇ!もう…も…う…体が疼いて…おかしくなりそぅ…」

 ポルノの体から力が抜ける。同時に亡者たちは固くそそり立った逸物をポルノに向けて群がってきた。

 「あ…そんな…亡者なんかに…この私が…わた…しがぁ…あぁ…入ってくるぅ…んぷむぅ!」

 ポルノの股間の前に立ったオークだった亡者が、濡れて愛液を溢れさせて男を求める蜜壺に剛直を突き入れた。

 かつてはゴブリンだった亡者は、ポルノの口に肉棒を咥えさせ、暖かい口内を味わうように侵略する。

 口内を満たす性臭と死臭の混じった肉棒の存在に酔いながら、ポルノはそこから吐き出される汚濁を求めて舌を絡ませた。

 「んぐむぅ!!」

 ポルノの膣内を陵辱していた亡者が、あまりの名器に耐え切れずに数回突き入れただけで射精してしまった。

 同時にポルノの体は失った魔力を求めて、射精する亡者の存在そのものを魔力に換えて吸収した。

 亡者は長い射精が終わると、サラサラと粉になって風に散らされていた。

 「んぶぅ!!ぐっ…げふ…」

 口内に突き入れられていた肉棒が爆ぜ、ポルノの喉奥に大量の汚液が射ち込まれる。

 咳き込むポルノの眼前でポルノに魔力として存在を吸い付くされた亡者が散っていく。

 極上の美女であるポルノが犯される様子を見ていた亡者たちの中では、視覚的なものだけで射精に至る者もいた。

 ポルノの魔力吸収能力は離れた場所で射精した者も魔力に変換していた。

 ポルノを囲む亡者の群れの中で、何体もの亡者達が射精し、粉になって消えていった。

 ポルノはかすかに自分の体に力が戻っているのを感じ、ノロノロと肉棒をこすりつけようとする亡者たちを振り払って駆け出した。

 ポルノの瞳の先にはD・S。あと数10m走り、彼の下に辿り着けば亡者などに犯される悪夢が終わる。

 口の端からは白液がダラダラと流れ、股間からは汚濁がポタポタと地面におちる。

 だが、1mも進まないうちに亡者の手がポルノの脚を掴み、地面に引き倒されてしまった。

 うつ伏せに倒れながらもズリズリと這いながら進んで逃げようとするポルノだったが、大きすぎる乳房が押し潰れる感覚に力が抜ける。

 「ゲラゲラゲラゲラ!!ほら、がんばれがんばれ!」

 今まで黙っていたD・Sが哄笑と共に無責任な応援を飛ばす。その応援は誰に向けられたものか分からない。

 亡者たちに下半身を捕えられながらも、ポルノは這い進んだ。しかし、伸ばした手に亡者の肉棒が触れる。

 とっさに手を引っ込めようとしたが、亡者の手がポルノの手首を掴み、それを阻む。

 ポルノの掌の中に亡者の硬い肉棒が収められる。とうに命の絶えた存在の亡者なのに、掌には肉棒の脈打つ感覚が伝わってくる。

 下半身にまとわりつく亡者達の責め、地面を這った時の乳房が潰れ、こすれる感触、そして掌の肉棒の感覚にポルノは淫蕩な気分に酔わされた。

 ポルノの瞳がトロンと濁り、手中の肉棒を無意識のうちにしごき始めていた。そして、残る一方の手にも肉棒が握らされる。

 やがて下半身にまとわりついていた亡者がポルノの脚を大きく開かせ、中心部の秘華からつい先ほど吐き出された汚濁が流れ出る。

 一見すると巨人のような大男の亡者が他の亡者をなぎ払ってポルノの秘部に突撃する。

 「っひぃぃ!!おっきぃ!!」

 ポルノは極太の肉棒で突き上げられ、また手中の肉棒をしごきながらも必死に、少しずつ体を這わせて前進していた。

 激しいピストンに耐えながら、やっと5m進んだとき、ポルノの両手の中で肉棒が膨れて暴発した。

 ポルノの美貌に二人分の大量の白液がぶちまけられ、同時に欲望を満たした亡者が塵になる。

 「あむぅん…顔がベトベト…目が開けられない…んっはああ!!膣内[なか]で暴れてるぅ!!」

 顔を覆った精液を手でぬぐった瞬間、膣内の巨大な肉棒が爆ぜ、滝のように汚濁を流し込んでいた。

 体を支配する亡者が一度に消えた隙にヨロヨロと立ち上がったポルノだったが、周囲を囲む群れから脱出することはできなかった。

 立ち上がった瞬間に後ろから脚を払われ、仰向けに倒れこんでしまう。

 「っああああ!!ひぃぃ!」

 倒れこみ腰をついた拍子に、ポルノの下半身にまとわりつき、地面に横たわっていた亡者の肉棒がポルノの後ろの穴に差し込まれる。

 痛みと快感に、亡者の上にのけぞったポルノの両手には何本もの肉棒が押し付けられ、指の間を活用してしごかされる。

 頭を押さえつけられ、その口に2本の肉棒が無理矢理押し込まれ、交互に抜き差しされる。

 地面を這いまわったせいで布地が擦り切れてこぼれ出した胸からは母乳が溢れ、そのミルクまみれの谷間には怒張が2本挟み込まれ、

 めちゃくちゃに揺するように揉れる。揉まれたことによって母乳が噴出す乳首には肉棒がめりこまされ、肉棒は母乳にまみれていた。

 やがて汚濁を垂れ流す秘口にも肉棒が突き入れられ、ポルノはくぐもった喘ぎ声を上げていた。

 「すげーぞ!大元帥!そんな多勢に無勢でも立派にヤってやがるぜ!!…ん?…ふ〜ん…?」

 D・Sは眼下の狂態に見入りながら、何かに気づいたようなそぶりを見せたが、口元には笑みを浮かべたままだった。

 名器である秘所と未開発で強烈な締め付けを誇る後穴を犯す亡者たちのローテンションはめまぐるしく、射精と同時に散っては次の亡者と

 交代しながらポルノの2つの女の穴を犯しつづけた。

 それは魔性の爆乳も同じことで、乳房の谷間は何本もの肉棒が果てては交代していた。

 爆乳によるパイズリを堪能した亡者たちはポルノの顔にまで男汁を撒き散らして、ポルノの美貌を汚すと消えていった。

 まるで乳房に挿入するように乳首に押し当て、埋め込まれていた肉棒によって絶えず母乳が噴き出し、乳房全体を彩っていた。

 「っっ!!おっぱいがすごいのぉ!おっぱいに…おっぱいに入れられてるみたいぃぃ!」

 やがて3穴と両手の指、爆乳だけでは足りなくなり、脚にまでこすりつける者が現れた。

 ポルノの口内を競って犯していた2本の怒張が頬が膨らむほどに射精する。口いっぱいになった白液がポルノの口の隙間から飛び出す。

 ポルノの両手の指間でしごかれていた計8本の肉棒が一斉に欲望を吐き出す。

 8条の白い射液が宙を飛び、ポルノの顔や体に降り注ぐ。同時にポルノの両手は滴った汚液でドロドロに白い糸を引いていた。

 乳房に集中していた肉棒もやがて限界を迎える。

 噴出す乳汁で快感を倍増させた乳間でパイズリされていた何本目か分からない肉棒が一際勢い良くポルノの髪にまで噴き上げる。

 母乳にまみれながら乳首を犯していた肉棒は柔乳に深くめりこませたまま、噴出す母乳を押し戻すように熱い汚汁を吐き出す。

 「ひあ!!おっぱいの中に射精[だ]されてるぅ!!」

 ポルノは精液でドロドロに汚れた美貌で嬉しそうに、そして切なそうに歓喜の声を上げた。

 待ちきれなかった者はポルノめがけて欲望を飛ばす。飛来した汚濁がポルノに降り注ぐ。特に胸と顔は集中的に汚された。

 「熱いぃ…せぇえきがあつくて…イッちゃう!!!」

 精液を全身で受けることによる絶頂と同時にポルノの体から魔力が快感に換わり突き抜けていく。

 しかし同時に、ポルノを囲む亡者もかなり吸収され、その数が減っていた。

 残る亡者たちが次々とポルノを陵辱しようと近づいた瞬間、亡者の群れは蹴散らされるように吹き飛ばされていた。

 悦楽に濁ったポルノの瞳がゆっくりと持ち上がる。瞼にまで浴びせられた精液が糸を引いて、視界を妨げる。

 痴宴の証ともいえる液体に白く汚されたその瞳に映るのは、亡者を引き裂く悪魔の集団だった。

 

 

 


解説

 改訂版です。

 う〜ん…やっぱり精神的な変化が上手く書けないですね…

 今回は「余興」がかなり変更されています。

 本当はもっと書くつもりだったんですが(「腕立てさせながらフェラ」「腹筋させながらパイズリ」とか…)

 くどくなりそうなんでやめました。どこかで使ってみたいと思います。

 


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