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双辱 七日目 仕置
ハーデス/文


 (前)

 レナ「おはよう・・・良く眠れたかしら?」

 恭一郎が起きてリビングに行くと既に起きていたレナが声をかけて来た、

 恭一郎「なんだ、レナか・・・」

 レナ「あら、随分ご挨拶ね?恭一郎、いらないの?これ?」

 恭一郎「いや、感謝してるよ・・・すまんな、」

 レナ「それと、一週間分の食料よ・・・でも、これはちょっと、苦労したわよ?」

 レナは2つのジェラルミンケースを取り出す、

 恭一郎「処理はして在るのか?」

 レナ「まあね、でも衛生的に見ても3日以内には使ってよ?3日間が賞味期限ってとこね・・・一応食べられるモノみたいだけど、私はゴメンよ?」

 レナの持ってきた物、

 一週間分の食料、水等、運びきれなかった物や消耗品を持ってきた・・・そして、2つのジェラルミンケースを受け取った、

 恭一郎「いや、3日間なら丁度良い、今日から3日間はお仕置きの日だからな・・・」

 レナ「お仕置きねぇ・・・やり過ぎて壊すんじゃないわよ?」

 恭一郎「ああ、そんなヘマはしないさ・・・」

 レナ「ふふっ・・・でも面白そうね、見学しても良いかしら?」

 レナがお仕置きを見たいと申し出てきた、

 少し思案する恭一郎、が、

 恭一郎(まだちょっと早いな・・・)

 恭一郎「ああ、モニターで良ければかまわん、だが良いのか?時間は・・・」

 レナ「休みだからね・・・今日中に帰れば問題ないわ、でも無断欠勤は貴方でしょ?」

 恭一郎「かまわんさ、学校側には貸しがある・・・精々、後で、お小言を食らうか、もしくはムショに入るかはわからんがな・・・で食事はもう済んでるのか?」

 レナ「まだに決まってるでしょ?出来てないじゃないの・・・」

 レナは当然、と言った顔で言ってのける・・・

 恭一郎「たまには自分で作ったらどうだ?」

 レナ「あら、なんで私がそんなことしなくちゃならないのかしら?」

 こういう奴だ・・・こいつは、

 恭一郎「まあいい、その辺でくつろいでくれ、酒や煙草は好きにとっていい・・・それと、俺のペットに餌をやってくれるか?」

 レナ「・・・いいけど、猫と兎はともかく、あれにも?」

 恭一郎「心配ない、人は絶対に襲わない、そう躾て在る!まあ、俺の言うことしか聞かないが・・・」

 レナ「はいはい・・・」

 渋々、餌を持ってペットのいるところに向かう、

 レナ(しかし、これはちょっとね・・・)

 大型獣の目が光る、流石のレナも腰が引けてしまう・・・・

 

 恭一郎(双子の様子は・・・まだ、寝ているのか・・・)

 モニターで確認すると、

 恭一郎「じゃあな、レナ、」

 レナ「ふふっ・・・行ってらっしゃい、お手並み拝見させてもらうわよ?」

 恭一郎は双子の部屋に行き、1人分の食事を置く・・・それにしても同じ顔が向かい合せになって眠っているとどっちがどっちなのかさっぱり判らない・・・が、確かな確認方法が無いわけでは無い・・・口の中を覗くと・・・八重歯が無い・・・つまり此方がマナと言う事だ・・・ベットで眠ったままの、カナを抱きかかえて部屋を移動する

 カナ「・・・ううん」

 カナが突然の寒さに目を覚ます、

 恭一郎「起きたか?カナ、さあ食事だ!」

 カナ「・・・!マ、マナちゃん・・・マナちゃんの所に帰してよ!お願いだから・・・・」

 恭一郎「なあ?カナ、お前昨日逃げようとしたよな?・・・今日から3日間のお仕置きだぞ?今までのように、甘くは無いぞ、」

 カナ(今までだって充分酷かったよぉ!)

 カナは何か言いたいようだ・・・しかし、

 恭一郎「カナ・・・一つ賭けをしようか?」

 カナ「か、賭けって・・・?」

 恭一郎「これから3日・・・お仕置きする・・・が、もし3日間の間、お前が俺を「ご主人様」と呼ばずにいればお前達二人を帰してやる・・・どうだ?悪くないだろう?」

 カナ「・・・ほ、ホントに?」

 いぶかしんでいる・・・今までが今までだけに無理は無い・・・

 恭一郎「嘘は言わない・・・とだけ、言っておく・・・」

 希望をもたせた後の絶望は格別だ・・・

 恭一郎「さあ食べろ!判ってるだろ?もう・・・」

 カナ「・・・い、頂きます・・・」

 カナは食事を始める、カサゴの姿揚げだった、そのまま揚げると身が縮む・・・一度三枚に卸し、身を揚げる時はサッと揚げ、骨はジックリ弱火で二度揚げすると骨も食べられる・・・

 カナ「ごちそうさまでした・・・あ、あの」

 恭一郎「食べ終わったか?・・・ん?何だ、カナ」

 カナ「マ、マナちゃんには酷いこと・・・するんだよね・・・やっぱり」

 恭一郎「お前しだいさ?カナ・・・お前が耐えられれば、その分マナのお仕置きの時間が無くなってくる・・・その逆もありだ!」

 カナ「う、うん・・・判った、ボク、我慢するよ・・だから・・・」

 恭一郎「此に着替えろ、鎖は外すがもう、暴れるなよ?カナ、判ってるな?

 カナ「う、うん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これ?」

 見て?と言う顔、当然だ!なにせスクール水着だったのだから、

 恭一郎「着替えろ!その方が身のためだぞ?」

 カナ「う、うん・・・あの、見ないで・・・」

 あれだけの痴態を晒しても、まだ羞恥心が残っているようだ、

 恭一郎「恥ずかしいのか?だが、恥ずかしいまま俺に従え!羞恥心は在っても良い、その上で俺に従うんだ、」

 カナは顔を赤らめて服を脱ぐ、裸になってから、急いで水着を着た、

 恭一郎「そのままだぞ?カナ」

 カナ「う、うん・・・・えっ?うわぁ!」

 ザッバーン・・・・

 急にカナの足下の床が開いて、下の水槽に落ちたカナ、刺すような痛みが走る・・・

 カナ「くぅぅぅぅぅ・・・・・・・・・」

 恭一郎「冷たいか?なんせこの部屋だけ!暖房がないからな?」

 季節はまだ、12月の終わり、プールには早すぎた、

 カナは当然、手を伸ばし、上がろうとしたが・・届かない・・・どう頑張っても届かない高さのある水槽だ・・・

 カナ「・・ちょ、ちょっと?!・・・だ、だして!!・・・このままじゃ、死んじゃうぅぅぅ!」

 ガチガチと歯をならして懇願する・・・

 恭一郎「何だ?もう終わりか?じゃあマナの番だ!」

 カナ「くぅぅぅ・・・そ、そんなぁ・・・ぅぅぅ・・・」

 躯を捩って何とか出ようとする、だが水面から2mも上の床は遠すぎる、幾らカナでも水中から助走もなしで2mは飛べない、

 カナ(くぅぅぅ・・このままじゃ・・死んじゃうぅぅ)

 震えながらカナは耐え続ける、

 恭一郎「じゃあな!暫くそこで頭でも冷やせ!」

 カナ「そ、そんなぁ!ま、待ってよぉ!」

 恭一郎「如何した?「ご主人様」とでも言う気になったか?」

 カナ「だ・・・誰が!」

 恭一郎「くっく・・・気が変わったら呼ぶといい・・・来るかどうかは判らんがな・・・」

 そして、恭一郎の姿が消える・・・

 カナ(このまま死んじゃうの?・・・ボク・・・マ、マナちゃん!助けてぇぇぇ・・・誰か、誰か・・・助けて・・・)

 一人で取り残されてしまったカナ・・・静まり返った誰も居ない部屋に水音と、カナが歯を打ち鳴らす音だけが響く・・・

 カナ「ね・・ねぇ?・・・た、たす・・・けてよぉ・・・」

 返事は無い・・・それがカナの不安を加速させていく・・・

 しかし、15分も経つ頃、その音も徐々に緩慢なモノとなってきた・・・

 

 恭一郎(ほう・・・なかなか頑張るな・・・だが、もうそろそろ、限界だな・・・)

 カナに着せたスクール水着の内側のセンサーが危険信号を出し始めた、

 恭一郎(急ぐか・・・本当に死んでは話にならん)

 

 カナは既に真っ青になって、体中鳥肌を立てていた、

 恭一郎「気分はどうだ?カナ?」

 カナ「・・ぁぁ・・・・」

 もう、声も出せないのか、蚊の鳴くような声で哀願するカナ、恭一郎もぐずぐずはしてられない・・・しかし、恭一郎が現れた時、確かにカナは安堵の表情を浮かべた・・・

 恭一郎「良いだろう・・・・・・・ほらっ」

 水槽の水が排出され、梯子が降りる、しかし

 カナ「・・・ぁ、ぁぅぅ・・・」

 もう、躯も動かないようだ、危険だった、

 パットを入れてないスクール水着は濡れて躯に張り付いている・・・胸の突起も・・・股間の割れ目もクッキリ浮かび上がっている、

 恭一郎「よし、今行こう・・・・よしよし、よく頑張ったな?偉いぞ、カナ・・・」

 カナから水着を脱がせていく・・・凍えているカナは抵抗する事も無く、されるがままに脱がされ、完全な裸体となった、

 優しくカナを抱きしめてやる・・・恭一郎は上半身服を脱ぎ、やや筋肉質な胸元でカナの躯を包み込む・・

 カナ「はぁぁぁぁ・・・あったかい・・・」

 カナとしては不本意だったが、凍えきった躯を抱きしめられ、ため息が洩れる、思わず躯をすり寄せた、

 恭一郎「随分、積極的だな?カナ、」

 カナ「そ、そんな・・・ち、ちがうよぉぉ・・・」

 恭一郎はカナの躯ごと自分の躯に毛布を巻き付けながら、はしごを登る・・・軽いカナの躯だが、片手で抱えて、片手で上るのはなかなか大変だった、

 恭一郎「よしよし・・・さあこっちだ・・・」

 カナの躯を抱きしめたまま、ガンガンに暖房を効かせた部屋に連れていく・・・

 カナ「・・・・・ぅぅぅ・・・ぁぁぁ・・・・」

 カナはずっと恭一郎に抱きついたままだ、

 ズズッ・・・・

 カナが鼻水を垂らす、

 恭一郎「フッ・・・」

 恭一郎は鼻を垂らしているカナの鼻に口をつけ、一気に吸い上げた、

 カナ「・・・ぁ・・・ゃぁぁ・・・」

 少し、嫌がったが、温もりを失いたく無いカナは多少みを捩っただけだった・・

 恭一郎「フッ・・・しょっぱいな・・・」

 それだけ言われても、恭一郎に擦り寄ってくるカナ、

 カナ「ご、ごめ・・・な・・・さ・・・・・」

 カナは申し訳なさそうに恭一郎の躯に抱きつく、

 どうやら、誰が自分をこんな目に遭わせたのかは、失念しているようだ、あまりの長時間冷水に浸かっていた時の恐怖、凍え、誰かに助けてほしかった・・・その誰かが恭一郎だっただけだ、

 暫くして、カナが

 カナ「・・・ああ・・・そ、そんな・・・・・・」

 チョロロロロォォ・・・

 恭一郎「お漏らしか?一昨日もだったっけ?カナ?」

 カナ「・・・ああ・・・ご、ごめん・・な・・さい・・・」

 2人の躯の間をカナの尿が伝っていく・・・

 長時間、冷水に浸かってカナの膀胱は冷え切っていた、弛緩した躯は力も入っていない・・・

 恭一郎「気にしなくて良い・・・そう言っただろ?」

 カナ「・・・は、はい・・・・」

 まだ青いままの顔だったが、羞恥に顔を俯かせて、再び恭一郎の躯に擦り寄っていく、

 恭一郎(くっくっく・・・しかし此処まで擦り寄ってくるとはな・・・)

 こうして、カナの依存心を高めていく・・・

 しかし、カナは張りつめていた物が切れたのか、眠ってしまった、

 恭一郎(風邪でも曳かれては調教ができないな)

 カナの顔に赤みが差すまで暖めてやってから、此処に来て始めて服・・・薄い赤のワンピースを着せ、カナを部屋に運び布団を3枚重ねてやる、暖房も強にすると恭一郎は昼食の支度に向かった、

 ・・・隣の部屋でずっと聞いていたが・・・カナの口からはついに「ご主人様」の言葉は漏れなかったが・・・

 

 (後)

 レナ「お疲れさま・・・まずまずね?恭一郎、」

 恭一郎「そう言ってもらえると有り難い、しかし時間から考えて、間に合うかどうかだな・・・」

 レナ「焦らない方がいいわよ?奴隷も生きてるんだから、特に女の子はデリケートなのよ?壊したら元も子もないでしょ?」

 恭一郎「ご忠告感謝する、所で・・・なんだ?それは」

 レナ「これ?・・・私のおつまみよ?」

 蜂蜜をお菓子に塗りたくってブランデーを飲んでる・・・激甘だ・・・

 恭一郎(やっぱり判らんな・・・こいつだけは)

 レナ「いる?蜂蜜、」

 恭一郎「遠慮しと・・・・・!!いや、貰おう!」

 恭一郎(たしか、ヘラクレスの大好物だ!)

 レナ「?何考えてるの?恭一郎、」

 恭一郎「瓶ごと貰うぞ?レナ!」

 レナ「・・・おつまみ作ってくれるならいいわよ・・・でも何するの?」

 レナに耳打ちした、

 レナ「ふーん、面白そうね?見させて貰うわ、」

 恭一郎は昼食を持つとマナの部屋に向かった、

 

 恭一郎「入るぞ」

 マナ「あっ・・あの・・カ、・・」

 恭一郎「「カナちゃんに会いたい」かマナ?」

 コクンッ・・・頷くマナ、

 恭一郎「食事だ、会えるかどうかはお前次第だ、」

 マナ「・・・・・頂きます・・・ご主人様」

 仕方なくマナは食事を食べ始める、今日は天ぷら、金波蒸し、刺身にお寿司だ、友人の為に作ってやったが、双子にも振る舞う、

 マナ(やっぱり美味しい・・・この人・・・が作ってるって言ったけど・・・)

 天婦羅はまず、お水を冷蔵庫で冷やしておく、そして、卵の黄身を・・・4人分なら大体黄身一個分でそれを冷やした水で薄め・・・結構薄めて可・・・中位のボール三分の一位まで薄めて小麦粉をふるいにかけて泡だて器で混ぜますが、こねる様な混ぜ方はダメ、あくまでもかき回すのではなく、上下に粉と水を合わせるように(多少粉が残るくらい)して混ぜていく、

  揚げ油の温度は御存知のように180度、衣の生地を箸の先につけて落としたら、鍋の半分位まで落ちて上がってくる位で・・・

 その際に、生地を箸の先で海老などのネタの上に落としてやるとボリュームがつく、

 揚げてる内に泡が大きくなってきますよね・・・油の疲れ方によりますが、綺麗な油なら、狐色位で揚げてます・・・揚げた時、風などが当たっていると衣が剥げてしまう場合もありますので注意、

 天婦羅でカラット揚げる為には生地と油の急激な温度差(上げてる最中、油の火を調節して温度が下がり過ぎないように・・上がりすぎたら焦げるので入れるときは全開の火で・・・入れてからは中火位で・・・まぁガス台と鍋の大きさによりますが、

 後、火の近くに生地を置いておくと途中で暖まっちゃいますよね?ですから、氷を一個位入れて置くのも良い、と、キーボードを叩いている奴が言っていた、

 先程、カナも豪華版の食事に?を浮かべていた、

 マナ「御馳走様でした・・あの・・美味しかったです、」

 恭一郎「なあ、マナ?3日間お仕置きだと言ったな?まずは此だよ?」

 恭一郎が瓶を取り出す、粘性のある黄色い液体、

 マナ「な、何ですか?それ・・・」

 マナはお仕置き!にビクビクしながら聞いてくる、

 恭一郎「直ぐ判る・・・下着を脱げ・・・マナ、」

 マナ「・・・は・・・い」

 マナが恭一郎に見られながらやっとの想いでブラを外すと申し訳程度の盛り上がりが露になった、

 マナ「こ・・・これで・・・」

 恭一郎「良いと思うのか?マナ、恥ずかしいのは判るがな、恥ずかしいと思いながら、俺の言うことに従うんだ、いいな、マナ、」

 マナ「・・・わ、判りました・・・」

 泣きそうな顔で下着を降ろすマナ、とうとう全裸になってしまう、

 恭一郎「こっちに来い、マナ」

 素直に後を付いていく・・・と、暗い部屋に着く、

 マナ「・・あ、あの・・・・えっ?」

 急に躯に恭一郎が先程の瓶の中身(蜂蜜)を塗りだす、腕、足、胸、腹に塗り終えると、

 恭一郎「さあ、中に入れ!マナ」

 鉄格子を開けた、恐る恐る入っていく、

 ガッシャーン・・・・

 後ろで鉄格子が閉まると電気がついた、

 マナ「えっ??・・・・・・・・・・・!!!ひぃぃぃ!!」

 部屋の真ん中に何かが蹲っていた、大きい!

 のそりと立ち上がった、マナの方に向き直り、

 グルルルル・・・・・ゴガアアアア!!

 吠える!熊だった・・・しかしその熊は異様に大きかった・・・

 恭一郎「ヘラクレスだ!動物が好きなマナにはぴったりだろ?」

 ヘラクレス、割と温厚な月の輪熊のオス、5才だが栄養が良いのか、全長2Mを軽く超し、体重も200kg以上だ、本来、月の輪熊は此処まで大きくならない・・・アラスカヒグマ並に大きい!アポロン、アルテミスと違い赤ん坊から恭一郎が育てた、決して人は襲わない、だが恭一郎の言うことしか聞かない、熊を飼って良い、と云う法律はない、内密に飼い続けてきた・・・そもそも絶滅危惧種なのだが・・・

 マナ「・・あああ・・・だ、だしてえ!だしてくださいぃ!お願いします!ご主人様ぁ!」

 恭一郎「駄目だ!言っただろ?罰だよ、マナ、お前は罰を受けると言った、違うか?・・・それよりあまり大声を出して刺激しない方がいいぞ?マナ?腕を舐めて見ろ?どうだ?」

 マナ「は・・・い・・・??・・・!!・・・ぃ、嫌ぁぁぁ!」

 さすがに蜂蜜が熊の好物だと言うことは知っていたようだ、だが、洗い流すことも、拭き取ることもできない、しかも匂いを嗅ぎ付けたヘラクレスが近づいてきた、

 マナ「・・・・・!!!」

 息をのむマナ、

 ビンッ・・・

 鎖に繋がれている、しかし、今にもマナに届きそうな所まで近づく、

 ・・・・ガッッハァッフシュゥ

 ヘラクレスの吐息が顔にまで届く・・・肉食獣特有の匂い、マナは腰が抜けたのか、へたりこんでしまった・・・

 恭一郎「あまり刺激するなよ?マナ・・・そんな鎖、その気になれば引きちぎるぞ!」

 鎖を引きちぎる事は本当だった、繋がれるのが嫌いなのだ、そのおかげで恭一郎は、苦労しているのだから、

 マナ「そ、そんな・・・許して下さい・・もう逃げたりしません・・・本当です・・ご主人様ぁ」

 マナはガタガタ震えながら鉄格子にしがみつく、恭一郎はマナの顔に手を添えると、

 恭一郎「本当にもう逃げないか?マナ・・・」

 マナはガクガクと頷く、

 恭一郎「そうか・・・まあ、マナは素直だしな・・・俺もついつい甘くなってしまう・・・」

 マナの顔が輝く、しかし、

 恭一郎「そうだな・・・サービスだ!30分したら開けてやろう!まあ生きていればだがな!」

 マナ「!!・・・・ああ、そんなぁ」

 マナの顔が今度は絶望によって崩れ落ちる、30分も耐えられるわけもない、今にもおしっこ漏らしそうなほどの恐怖だ!

 恭一郎「何だ?1時間にした方が良かったか?それが嫌なら、そこで頭を冷やせ!マナ、」

 恭一郎が姿を消した、

 頭でなく肝を冷やしながら耐えるマナ、

 グルルルルウルルウ・・・・

 ひっきりなしに聞こえる熊のうなり声、そして、

 ゴガァァァァァ・・・ミシミシ!!

 鎖が延び繋ぎ目のコンクリートが持ち上がる、

 チョロロロロォォ・・・

 とうとうマナがおしっこを漏らす、恐怖で失禁したようだ、その顔には羞恥などは無く・・・蝋人形のように固まった顔はなんとも情けない顔をしていた・・・

 グルルルルル・・・・

 未だに聞こえる熊のうなり声、

 大の大人でもこれはかなり怖い!・・・しかし、やられているのはマナだ・・・あの気の小さい・・・

 マナにとって30時間にも思えた、30分が過ぎていく

 

 恭一郎「気分はどうだ?マナ?」

 鉄格子に入り床にへたりこんでいるマナに声を掛ける、途端に、

 ガシィッッ!

 もの凄い力でしがみついてきた、

 マナ「た、、た、助けて・・くださいぃぃぃ・・お、おねがい・・ししますうう!」

 ガタガタと震えながらしがみつく、相当肝を冷やしたようだ・・・

 恭一郎「おいおい・・・判ったから、な?これじゃ動け無いぞ?な?マナ、」

 しかし、離れない、余程怖かったのか、お漏らしの後があった、

 恭一郎「実はな、マナ?謝ることがある、」

 マナ「は、はい・・なな、なんでしょうか?」

 グルルウルルル・・・・

 恭一郎「実はな・・・俺が飼ってるんだよ?」

 マナ「えっ??・・・そ、それって・・・」

 ガシャァァァン!!

 とうとう鎖を引きちぎって熊が向かってきた!

 マナ「ひぃぃ!!・・・・・・・・ぁぁ・・・」

 チョロロォォ・・・

 先ほどよりも量の少ない・・・2度目の失禁・・・

 恭一郎(やれやれ、姉妹揃ってション便掛けられるとは・・・)

 又、シャワーを浴びなくては・・・そんなことを思いながら、恭一郎は熊に手を伸ばす、

 グルルルルルルル・・・・

 恭一郎に頭を撫でられて嬉しそうにしている、

 マナ(えっ?!!ええ?!!)

 だ、だまされた!・・・嘘は言っていない・・と言った問題ではないのだが・・・

 だが、なぜか憎めない、

 恭一郎「ほら、大丈夫だろ?腕を伸ばしてみろ?」

 マナ「は、はい・・・・・・」

 恐る恐る熊に腕を伸ばす、

 ペロォ・・ベロォォ

 熊の長い舌がマナの腕をなめ回す、

 元々、動物の好きなマナだ、敵意さえ無いことが判ると脱力してしまう、そして・・・

 マナ「・・くっ・・・ひっく・・ふぇぇぇぇん」

 安堵感から、恭一郎に抱きついて、大泣きし始めてしまう、

 恭一郎「よーしよしよし、いい子だ・・・」

 マナの頭と背中を撫でてやる、

 マナ「ひっく・・・こ、こわか・・・た・・・ぐすっ・・・」

 暫く泣き続けるマナ、ヘラクレスはなんか申し訳なさそうに立ちつくしている、

 恭一郎「よーし、よく耐えたな?偉いぞ、マナ、」

 マナ「ぐすっ・・こ、こわか・・た・・こわ・・くて・・わ、わた・・わた・し・・・」

 もう何を言ってるのか判らないが、

 恭一郎「さあ、部屋に戻してやる、ヘラクレスは此処で待ってろよ!」

 蜂蜜を瓶ごとヘラクレスに与え、マナを抱き上げて部屋に連れていく、まだ抱きついて泣いている、

 そのまま、先ほどとは別の部屋のシャワーにマナを連れていくと、

 恭一郎「さあ、ここに座れよ?マナ」

 マナ「ぐすっ・・は、はい・・・」

 フラフラとしながらなんとか恭一郎に寄りかかってイスに座り込むマナ、

 恭一郎「洗ってやる、ジッとしてろよ?」

 シャワーからお湯が噴き出す、マナの腕や足、腹をスポンジで洗い上げていく、蜂蜜が洗い流されていく、恭一郎は手にボディソープを垂らし、マナの胸に手を伸ばす、

 マナ「・・・あっ・・あの・・じ、自分で・・・」

 恭一郎「洗ってやる、いい子にしてろ?」

 マナ「は、はい・・・あ・・ん・・・」

 胸と局部を素手で洗われて思わず声が漏れてしまうマナ、暫く洗っていると感じてきてしまった、

 マナ「ふうう・・・・んん・・・」

 ジャーーーーー

 そこで打ち切ってシャワーで洗い流してしまう、

 マナ「・・・ぁぁ・・・・・・・」

 思わず、未練がましい声を上げてしまう、しかしまさか自分から続けてほしい等、言えるわけもない、

 恭一郎が三つ編みのリボンを解く、

 恭一郎「んっ?どうかしたか?髪も洗ってやろう?」

 マナ「は、はい・・あ、有り難う御座います・・・」

 マナ(な、何考えてるの・・マナ?・・・は、はしたない・・・)

 マナは顔を赤くしながら髪を洗って貰う、これはこれでまた違った心地よさだ、ついうつらうつらとして、恭一郎にもたれ掛かる、

 ジャーーーーーー

 髪を洗い流しマナの軽い体を抱き上げて躯を拭いてやる、風呂のさんすけと言った所だ・・

 マナ「有り難う御座いました、」

 恭一郎「言っただろう?気にするな?」

 苛められた後、の優しさについ心が乱される、それが恭一郎の手だと言うことが判っていても・・・

 恭一郎は服をマナに渡すと裸になりシャワーを自分自身も浴びる・・・マナは目のやり場に困っているようだ・・・これはこれでなかなか面白い・・・

 マナ(この人は・・・一体・・・・)

 恭一郎「さあ、休め、明日もお仕置きだからな」

 マナ「・・・・・・・はい・・・・・・・」

 素直に恭一郎の言うことを聞く、

 マナ「あの・・・・・・」

 恭一郎「ん?何だ?」

 マナ「あ・・・な、何でもないです・・・・」

 恭一郎が出ていった、

 マナ(判らない・・・カナちゃん・・・私判らなくなってきちゃった・・・)

 

 (幕間)

 レナ「割と楽しめたわよ・・・恭一郎?」

 恭一郎「そうか・・・もう帰るのか?レナ」

 レナ「まぁ・・・ね、流石に1の女王様は指名が多いのよ・・・爺共のね・・・」

 恭一郎「大変だな・・・SMクラブの経営も・・・」

 レナは店長だ・・・当然、裏には危ないグループがついている・・・それ故にレナに手に入らないモノは無いのだが・・・人脈も相当持っているようだ・・・恭一郎とは高校、大学と友人関係が続いている・・・付き合ったことは無い・・・が、ある意味、もっとも信頼している相手だ・・・

 レナ「良い子が入ったのよ?・・・今度一度来て見たらどうかしら?」

 恭一郎「そうだな・・・終ってから考えるさ・・・」

 レナ「それにしても・・・あの子達、貴方に怯えているわ・・・もう少し、優しくしてやらないとダメよ?」

 恭一郎「女王様の言葉とも思えないな・・・」

 レナ「あら?・・・私は心優しいのよ?・・・酷いだけじゃ言う事は聞いても支配されはしないわよ・・・まぁ一度徹底的に扱き下ろすことは必要だけどね・・・」

 恭一郎「御忠告痛み入るよ・・・」

 レナは帰って行った・・・今度は一週間後に来る筈だ・・・

 

 マナ・・・依存・健康・傍観・拘束無・服有・眠っている

 カナ・・・不服・疲労・傍観・拘束無・服有・眠っている

 

 

 


解説

 ハーデス「・・・見る人によってHかどうか?・・・まぁHじゃ無い!という人は次回に期待!!・・・でも、次回もHだ!とは言い切れない・・・次回!「下剤」です!・・・そのまんまの題名やなぁ・・・」

 アポロン「・・・・・・」

 ハーデス「ナン(インド風パン)が好きなアポロンです!こんな可愛いアポロンなのにぃ〜・・・下半身付随になっちゃって・・可愛そう(;;)・・・獣医さんも原因不明って言ってたしぃ・・・この子ねぇ・・・オムツしてるの(爆死!)嫌、マジで!!」

 アポロン「・・・・」

 ハーデス「でも、君はな〜んも!判ってないのよねぇ〜・・・羨ましいわ・・・ある意味・・・アルテミスと遊んできなさい・・・仲良いんだから(^^)」

 


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