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いけないリツ子先生 ―第7章・独り―
チェシャ/文


 ワンルームのマンションの、きれいに片付けられた部屋。

 灯りを完全に消し、カーテンにより深夜の月明かりさえも遮ったその部屋は、童守小の教員・高橋律子の住まいだった。

 一人暮らしの女性らしく、落ち着いた室内にはゆったりとしたベッド壁際に置かれていた。

 その室内に押し殺したような息遣いと、かすかな水音が絶え間なく続く。

 「っ…ん…ふっ…んぅ…んふぅ…ふー…うぅぅ…ん!」

 全てを包む暗闇の中、部屋の主はベッドの上で体を丸め、切なそうな吐息を漏らしていた。

 いつもは子供たちの頭を撫でる白い手は豊かな乳房を通り、密やかな部分に伸びていた。

 チョークを掴み、子供達に知識を教える細い指は、誰にも教えることのできない濡れた部分を這い回っていた。

 乱れきったシーツは、汗と女蜜によって水分の吸収していた。

 特に秘蜜が流れた部分はグチョグチョと濡れ、大きな染みを作り出していた。

 その濡れ具合は、ちょっとした時間でできたものではない。

 日付が変わってからもう数時間が過ぎていた。

 忌まわしく、堪らなく甘美な1日が、昨日のこととなっていた。

 女教師である「リツ子先生」は、日付が変わる前からずっと自分を慰めつづけていた。

 「んっ…んくぁ!んぃぃ…ご主人さまぁ!!」

 美貌の女教師に「ご主人様」と呼ばれた存在、それは一人の少年だった。

 

 リツ子は授業中に自慰を行う教え子・冬太の姿を目撃してしまった。

 冬太を呼び出し、指導を行おうとしたが、信じ難いことに冬太は妖怪に「操られて」いた。

 冬太の命を救うべく、妖怪に体を与えてしまったリツ子は、休み時間の職員トイレ、そして授業中の教室で嬲り者にされてしまう。

 そして、放課後。

 呼び出されたリツ子は、冬太から思いがけない愛の告白を受け、更に妖怪は冬太自身だと知った。

 冬太の妖力に満ちた精液を浴びせられつづけた結果、リツ子の体は快感に狂い、やがて冬太の奴隷になっていた。

 そして、冬太の精液の淫力は、今なおずっとリツ子を蝕んでいた。

 

 犯され続け、完全に虜と化したリツ子が余韻に包まれたまま帰宅した直後、自室の玄関をくぐった瞬間に最初の波に襲われた。

 「ふう…んぁあ!!!あひぃ!?なんでぇ…体が…あぅぅ…疼く…疼いちゃうのぉ…あっああ!!」

 全身を突き抜けるような疼きに襲われたリツ子は、ドアを閉めると同時に床に崩れ落ちて自らを慰めた。

 冬太に破られたスーツの代りに、素肌の上に身に付けたジャージをはだけて豊か過ぎる爆乳を揉みくちゃにし、

 ジュクジュクと蜜を溢れさせる女陰に指を這わせていた。

 何度絶頂を迎えても疼きは消えることがなく、頭の中は愛しい少年の顔で一杯になっていた。

 本能は雄から吐き出される白い粘液を求める。何度も男を求めて部屋を飛び出そうになった。

 『浮気しちゃあだめだよ。』

 冬太の別れ際の一言が、欲望を満たすことを思いとどまらせ、残酷な独り遊びを余儀なくさせていた。

 「冬太くぅん…ご主人様ァ…わたし…何回イッても満足できませぇん…このままじゃ、おかしくなっちゃうぅ…」

 冬太に嬲られることを想像しながら、満たされない体を狂ったように慰めていた。

 

 その後、玄関で2時間もオナニーに興じた挙句、結局体は満たされず、冷たいシャワーを浴びて、少しでも冷静になろうとした。

 蛇口をひねり、壁にかけたシャワーから、冷たい水玉が浴びせられる。しかし…

 「あっ・・あひぃ!!水がぁ…水がおっぱいにぃぃ!!」

 勢い良く飛び出す水が敏感な乳房に刺激を与え、リツ子は快感に腰が砕けて床に座り込んでしまった。

 床に座り込んでからも水は止むことなくリツ子を襲いつづけた。

 大きな乳房は面積が多く、水撃をより多く浴びてしまう。そしてその乳房の最も敏感な部分が悪魔の水滴に襲われる。

 「ち、ちくびがぁ…ちくびがジンジンしてすごいのぉ!!」

 一際敏感になっている乳首が、シャワーに打たれてピンと勃起する。

 「ら…らめぇ・・もうだめぇ!!」

 「乳房にシャワーを浴びる」という日常的な行為が与えるあまりの快感に、リツ子はのけぞって絶頂を迎えた。

 だが、その行為がより自分を追い込むことになってしまった。

 「あひぅぅ!!あ!だめぇ!!もうやめてぇ!!」

 絶頂を迎えて数倍敏感になった体がのけぞったことによって、全身がシャワーに晒されることになった。

 ほてった美体が水滴に打たれる、その狂いそうな快感から逃れようと、リツ子は砕けた腰で身をよじりながら床をすべる。

 「ひぃぃぃあぁぁあ!!冷たいのがぁ!!きゃひぃぃ!!」

 その動きが更に自分を絶頂に追い込んでしまった。

 身をよじって移動した結果、上半身は水滴から逃れたものの、下半身、それも下腹部が直撃の憂き目になったのだった。

 凶悪なシャワーの水流が、リツ子のヴァギナにまで襲い掛かる。

 冷たいシャワーが、熱くほてった最も快感に弱い秘肉を打ち、リツ子はガクガクと体を震わせて絶頂を迎える。

 しかし、シャワーは止まることなくリツ子の下半身を襲い、リツ子自身の疼きも消えることはなかった。

 「こ、こんなことしたら…壊れちゃう…で、でも…でもぉ…」

 その表情は悦楽に蕩け、ほんのりと朱に染まった妖艶なものだった。

 リツ子は砕けた腰に力を入れる。秘部にそっと指が伸ばされる。

 「ひぎぃぃぃ!!んひぃ!!あうぅぅ…すご!凄すぎるぅぅ!!こんなのだめぇ!!」

 降り注ぐシャワーに向かって仰向けになったリツ子は、伸ばした指でヴァギナを押し広げてむき出していた。

 その結果は語るまでもなく、壮絶な快感をリツ子に与えていた。

 剥き出しの秘肉に、快感をより強く求めて膨張したクリトリスに、容赦なくシャワーが浴びせられる。

 リツ子は細く激しい悲鳴を上げながら、何度も水流に逆らうように潮を吹いて、数え切れない絶頂に翻弄されていた。

 シャワーによる強い快感に晒されたリツ子は、自分の中の限界を超えるような絶頂にもう声を抑えることができなかった。

 住んでいるこの部屋の防音が優れていなかったら、確実に近隣の男達が嬌声に誘われて集まっていただろう。

 

 シャワーによる自慰に危険すら感じたリツ子は、苦労しながらも蛇口をひねって浴室から脱出した。

 びしょ濡れのまま床を這ってベッドに横たわる。体は疲労感に包まれているが、快感への渇望は衰えることがない。

 そして、そのままベッドの上で自分の指によってのマスターベーションに溺れて日付が変わっていた。

 M字に脚を開き、壁に背中を預けて、大きすぎる乳房を持ち上げるように揉み、クチュクチュと秘肉を指で嬲る。

 「あぁ…あふぅ…んっ…ふぁ…」

 シャワーによる強烈過ぎる責めとは比べ物にならない大人しいオナニーだったが、絶頂を重ねて疲労しきった体には丁度良かった。

 秘口に指を突っ込み、グチャグチャに濡れる膣内をグチュグチュとかき混ぜる音がいやらしく室内に響く。

 「あぁ…ご主人様ァ…」

 冬太に抱かれ、弄ばれる妄想はとどまることを知らない。

 リツ子の頭の中は、冬太に精液を注いでもらい、無間地獄から一時でも解放されること、そして冬太に弄ばれることだけになっていた。

 リツ子は妄想の中であらゆる官能地獄を見ていた。

 教室の中で、授業中に教壇の上で生徒に見られながら冬太に抱かれる姿、全校集会で全生徒と同僚の前で犯される姿、

 醜い妖怪たちを従えた冬太に弄ばれる姿、そして、自分のいるこのベッドの上で冬太に愛される姿…

 あらゆる想像が、リツ子の自慰を支えていた。しかし、得られる快感は、実際に冬太から与えられるものに比べたら無いに等しい。

 大きすぎる乳房を揉みながら、片方の乳首を指でコリコリと摘み、もう片方は口に含んで自ら乳首を舐めしゃぶり、吸いたてる。

 やがて、限界である最後の絶頂を迎えようとしていた。

 「あ…ご主人様…もうイッちゃいますぅ…あ…あああ!!」

 指を膣内に挿入して動かしたまま、クリトリスをくにくにと転がすと、電流のような凄まじい快感が絶頂感をもたらす。

 「ご主人さまぁ…精液ぃ…精液くださぁい!おねがいしますぅ…!い、イクぅぅぅ!!!」

 涙を流しながらのリツ子の悲痛な、しかし甘い叫びが静かな部屋に響く。

 同時に絶頂を迎えたリツ子の体が硬直し、やがて力が抜けてベッドに崩れ落ちる。

 肉体の限界を迎えたリツ子は、疲労の極地で泥のような眠りについた。

 しかし、夢の中で愛する冬太に愛され、嬲られ、眠っている肉体は、秘奥からトロトロと蜜を流していた。

 

 朝を迎え、数時間寝ただけの疲れの抜けない体で、リツ子は出勤の準備をしていた。

 数え切れないエクスタシーのせいで体は重いが、心は一刻も早く学校に向かおうとしていた。

 そこには、焦がれる主・冬太がいるのだから…

 

 

 


解説

 久々の続編です。

 この章ではあえて「リツ子先生」という固有名詞を使っていません。

 あの固有名詞は、リツ子が「先生」として存在している場合はしつこく使いますが、

 今回は一人のオナニーお姉さん(笑)で、教師からは離れてもらっていたので…

 

 この話は、長い間隔があいていたのえ、復活編みたいな形にしてみました。

 全編通してこういう風な展開は初めてだったのですが、どうだったでしょうか?

 


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