これ以上ないほどの静寂の中、一人の少年が精神を研ぎ澄ましている。
呼吸どころか、心音すらも響くような静寂の中、少年は完璧な無音を保っていた。
完璧な肉体制御で、身体内の音すらも消し去った少年の姿は確かに存在するが、まるで色のついた空気のように
実体を空間に映し出しているようだった。
閉じ合わせた瞳をゆっくりと開くと、薄く開けた唇から呼気を吐き出す。
少年の周囲の空気がユラッと歪んで流れる。そして、それは空間の歪みに通じる。
床に置かれた紙の筒―つまり巻物―を足で跳ね上げると、タイミング良く左手で掴み、一瞬で封を解く。
両手を大きく左右に広げる。
左手は巻物を広げるように開かれ、右手の人差し指を右手と交差した瞬間に、血が滲む程度に傷つける。
血の滲む人差し指を伸ばされた巻き紙の上で走らせる。
何が書いてあるか読解できないような特殊な文字の上から、血で書かれた文字が刻まれていく。
すると、ただの紙であったはずの巻紙は、少年の体の周りの宙空をグルグルと螺旋を描いて回りはじめた。
少年の瞳が炎のように赤く輝くと、彼の周囲の景色がぼやける。
少年がゆっくりと右腕を伸ばすと、ぼやけた景色に吸い込まれるように肘から先が消えていた。
「…ん…!」
見えない腕は何かを探すように動き回り、やがてピタリと動きを止める。
そのまま少しずつ、ゆっくりと慎重に腕を引き戻していく。
手首まで引き抜くと、残りを一気に引き抜く。その手には細い女の頚が掴まれていた。
「良し…成功っと…!」
首を掴んだ右腕を高々と上げる。持ち上げられた女が苦痛に表情を歪める。
「ようこそ!ティファ・ロックハートさん!アハハハ!!」
少年が楽しそうに笑う。ミニスカートから長く白い脚が暴れる。
「ぐっ…っ…あぁ!!」
どんなに暴れても、少年の拘束が緩むことはなく、ティファは意識を失いそうになっていた。
苦し紛れに放った蹴り、というよりも振り回した脚が少年の側頭部に吸い寄せられる。
「お…っとっと…」
油断していた少年は大きく仰け反って蹴りを避ける。バランスを崩したせいで、少年の手が首を放す。
「っ…ケホっ…ゲホッ…何すんの!?アンタは誰よッ!?」
ティファは、突然現れた少年、それも自分の首を締めていた少年に怒りと敵意を向ける。
確かゴールドソーサーで、幼馴染のクラウドとデートをしていたはずであった。
しかし、景色が歪んだと思った瞬間、白い手に首を掴まれ、いつの間にか得体の知れない場所で、見たことのない少年に
首を締め上げられていた。
(とにかくコイツから逃げなきゃ…そのためには…!)
ティファは呼吸を整えると、拳を硬く握り、数歩で少年との間合いを詰める。
「あらら?」
少年が間の抜けた声を上げる。
懐に潜り込んだティファの瞳が、緊張感のない少年の瞳を射抜く。
(この一撃で!!)
鋭くステップインしたティファは必倒の意思を込めた拳を、少年の顎に向けて突き上げる。
寸分の狂いも迷いもない拳が少年の細い顎を貫通した。
「え…!?」
手応えはなく、流れた力に引かれてバランスを崩すティファ。
その体を後ろから力強く抱き留められる。ティファの体に痺れるような甘い感覚が走る。
「あのね…不意打ちを狙うなら、相手と目を合わせちゃだめだよ?」
「んぅ…あはぁ…やめて…触るなぁ…」
いつの間にか背後に肉薄した少年が、ティファの大きくたわわな乳房に指を埋めている。
タンクトップに包まれ、サスペンダーで縊り出された爆乳は、意思に反し少年の指を柔らかく受け入れてしまう。
少年の指が動き、柔肉が揉み解されていくうちに、脳が蕩けるような甘い感覚に吐息が漏れてしまう。
「すっごいおっぱいだね…最高の触り心地だよ…」
少年が囁くたびに吐息が耳をくすぐり、快感が一人歩きする。
タンクトップの下で乳房がむっちりと張りつめ、その頂きがピンと起立して自己主張する。
「アハハ…乳首が勃ったね…触って欲しいのかな?」
「ひっ!だめ!だめぇ!触っちゃ…あふ…ひぃん…」
乳首を指で軽くこねられただけで、ティファは腰が砕けそうな快感に襲われる。
(コイツ…なんで…凄い上手い…)
ティファは乳房、特に乳首が感じるポイントだった。大き過ぎる乳房を揉まれると、抑えられない快感に囚われてしまう。
それにしても、この少年に与えられる快感は尋常ではなかった。
まだ軽く嬲られているだけなのに、頭の中はすでに絶頂が近いことを感じている。
「あ!おっとっと!つい夢中になっちゃった…マズイマズイ…」
「ふぁ…?え…なんで…?」
少年が弾けるようにティファから離れる。ティファの蕩けた瞳が、中断されたことへの不満と疑問の色を浮かべる。
「お客さんのオーダーを、僕が食べちゃうわけにはいかないよね…」
少年は残念そうに呟くと、左手を伸ばす。空中で螺旋を描いて舞っていた巻紙がその手に引き寄せられる。
「お客…?」
快感の余韻に蝕まれたティファが、不鮮明な頭で疑問を抱く。
「そう、君を注文したお客さ。だから…ごめんね!」
少年の手から巻物が伸び、ティファの体に螺旋状に巻きつく。
「何これ…!!」
突然の事態に冷静になったティファが、自分を拘束する紙に全力で抗う。
しかし、たかが紙のはずなのに、破れるどころか全く緩むことすらない。
「気にしない、気にしない…じゃ、縁があったらまた可愛がってあげるよ。じゃね!」
「はぁぁん!!」
少年の指が服を突き上げるティファの乳首をキュッと摘んむと、ティファはビクビクと絶頂を迎える。
同時に少年の左手がティファに巻きついた紙を引いて巻き上げる。
ティファの体を拘束していた紙が、少年の左手の中で巻物の形状に戻ると、ティファの体が力を失ってドサッと崩れ落ちた。
「ティファ・ロックハート確保…と…!あぁ…物足りない!!」
少年が巻物を軽く投げると、空中でキャッチする。
中途半端な性的な興奮と、ティファの極上の乳房を堪能できなかったことがくすぶっている。
そんな彼を尻目に、部屋の中に白衣を着た二人の男が入ってきて、ティファの体を担架に載せて運び去る。
「お見事だね。」
部屋の入り口に長身の男の影。
「やあ、これはこれは委員長閣下…この通り、勤労に勤しんでおりますよ。」
少年が慇懃無礼に迎え入れる。
「ふふ…」
そんな少年の態度に、委員長は和みを感じて優しい笑みを浮かべる。
「"不知火"、君の働きには感謝の言葉もない。」
委員長は他の凡愚(彼にとっては世の7割はそうだが)には決してかけないような言葉をかける。
"不知火"と呼ばれた少年がくすぐったそうな、しかし当然と言わんばかりの顔で礼を返す。
「委員長にそう言っていただけるとは、僕はよほどがんばっているのでしょうね…光栄です。」
「ああ、がんばっているな…つまみ食いも大目に見てやれるくらいにな。」
委員長が意地の悪い笑みを浮かべる。
「お客様に不味いモノはお出しできませんからね。」
不知火は悪びれた様子もなく切り返す。二人はお互いに可笑しそうに笑った。
「さてさて…これ以上、つまみ食いされても困るんでね…差し入れを用意した。」
委員長が指を鳴らすと、大きな木箱が運ばれてくる。男が4人がかりでやっと運んで来た大きさである。
「うわぁ…!!」
キラキラした好奇心に満ちた瞳で箱を開けた不知火の瞳が、更に輝きを増す。
箱の中には、二人の少女が入っていた。お互いに一糸纏わぬ姿で、汗に塗れながら絡み合っていた。
二人は淫蕩な表情で、お互いの唇を貪り、乳房を押し付け合い、絶えず愛液を流す女芯をグチュグチュと弄り合っていた。
「高町美由希と成瀬川なる…というらしい。」
委員長が手持ちの資料を見て説明をする。肝心の不知火は痴態を嬉しそうに見入って、聞いているのかすら分からない。
「客の推薦があったんで、拉致されたということらしいが…資格を満たしていない。」
「調査ミスですか?」
不知火がズボンのファスナーを下ろしながら、委員長に尋ねる。
「いや、それはない。データが何者かに改竄されていた痕跡があった。」
不知火は、露出させた分身を箱に入ってお互いを貪りあう二人に見えるように突き出した。
二人は、それに気がつくと表情を輝かせて我先にと箱から身を乗り出して舌を這わせる。
「委員会のメンバーの子飼いの傭兵たちに輪姦されているところを、君の部下が救出してきた。」
「またですか…どうせまた、『あっち』の派閥の人たちでしょう?」
委員長が黙って頷く。ため息をついた不知火だが、その股間には二人の美少女が口と舌で奉仕している。
「無粋な人たちですよねぇ…折角召還してみれば、資格のないようなお嬢さんだったことも何回もありますし…!」
「連中…また、どこかで私への不満と良からぬ企みをしていることだろうな。」
「まあ、俗物ですから…後で部下に何を言っていたか報告させますよ。」
不知火の返答が、『俗物』の無駄な行為を物語っていた。どんな所でも、不知火の部下は潜んでいる。
委員長がうんざりしたようにため息をつく。
ふと視線を落すと、不知火に奉仕を続けている少女の一人と目が合った。
特徴的な髪型をした少女―成瀬川と言った方―は、にっこりと微笑むと委員長の方に手を伸ばした。
「このお嬢さん方は…安い媚薬…というよりも催淫剤だな…のせいで、こんな具合になってしまった…」
「"解毒"しておきますよ。」
不知火が二人の頭を軽く撫でる。二人は嬉しそうに、口奉仕に力を込める。
「…別口の解毒が必要になるな…」
委員長が背を向けて部屋を出ようとする。
「一緒にいかがです?」
「いや…君の分を取るわけにはいかない…それに、先客がな…」
後半部分のかすかに照れたような響きを感じ取った不知火は、少し意地の悪い笑みを浮かべる。
「あぁ…"あの人"相手じゃ、ここで無駄な体力は使えませんもんねぇ…」
「彼女は君をいたく気に入っていたな…今度、君の慰問に来るように頼んでおこう。」
委員長は涼しい顔で軽口を返す。
こうして話している時の二人は、まるで兄弟のようにも見える。
「では、『お気をつけて』…」
部屋を出る委員長の背中に、不知火がとどめの軽口を投げかける。
「言い忘れたが…ペースを倍に上げてくれ。このままでは、とても間に合わん。」
軽口への復讐のような委員長の一言と共に、部屋の扉が閉ざされる。
「やれやれ…酷なことをおっしゃる…君たちの相手をしている暇もなくなったなぁ…」
不知火は二人を軽々と持ち上げると、箱から出してやる。
「いあぁ!!やめないでぇ!」
「お願いです…どうか…」
悲痛な面持ちですがってくる二人の美少女。すぐに熱のこもった口奉仕を続行する。
なるが亀頭部分を舐めしゃぶっている時は、美由希が竿の部分や睾丸に舌を這わせる。
逆に美由紀が先端部分を求めると、なるは自分の豊かな胸で不知火の長大な肉棒を挟みこんで刺激する。
「ふぅ…本当に"解毒"が必要だな…素人が安い薬なんて使うなよな…!」
不知火が二人の様子を見て怒りを感じる。後で犯人に「嫌がらせ」でもしようかと考える。
「二人ともがんばってるね。ご褒美欲しい?」
不知火の言葉に二人は目を輝かせる。
「はい!白いの…いっぱい飲ませてくださぁい!」
「顔をドロドロにして!」
「じゃあ、なるちゃんの顔に向けて射精[だ]すから、美由希ちゃんはそれを飲むんだよ?」
なるのパイズリが激しさを増し、タプンタプンと重い乳房が音を立てて跳ねる。
美由希はなるの乳房に顔を叩かれながら、亀頭の先を舌で舐めまわし、先走りの汁を啜る。
「ん…!!」
不知火が敢えて堪えずに射精感に身を任せると、凄まじい勢いで白い粘液が迸る。
胸の谷間で支えられた砲塔から放たれた液体が、可愛らしい童顔に飛び散り白く塗り隠していく。
亀頭に口を添えていた美由希は、奔流の一飛沫を口内に射ち込まれ、それを幸せそうに味わう。
「ほら、まだ出るよ…」
その言葉に、顔で精を受けてうっとりしていたなるが、再び柔肉を寄せて揺さぶる。
ビュビュッと再び射精が二人の美少女を白く汚す。
なるの髪にまで飛んだ精液は、特徴的な髪の房を伝って落ちた。
「美由希ちゃん、なるちゃんの顔をキレイにしてあげて。」
「ふぁい…んっ…なるちゃん…んちゅぅ…」
「美、美由希ちゃん…んはぁ…」
美由希がなるの顔にぶちまけられた白濁を舐め取り、時にはチュウチュウと音をたてて吸い取る。
なるは、美由希の舌が顔を這い回るたびに甘い声を上げ、やがてその顔は白濁の影もなくなる。
「なるちゃんの顔…おいしい…」
「美由希ちゃん…せいえき…わたしにも分けて…」
「美由希ちゃん、なるちゃんにも飲ませてあげて。」
口の中で精液を味わっていた美由希が、なるにキスをして口移しで口内に貯めた粘液を流し込む。
合わせられた二人の唇から、白い液体が糸を引いて零れる。
舌を絡め、官能を貪るように口の中で白濁を弄んだ二人は、やがてその液体を大切そうに嚥下する。
熱く甘い吐息と共に唇を離した二人は、お互いを繋ぐように白く粘る糸を引いていた。
仲良く顔を寄せて、ペニスの後始末を始める二人。
あれだけ大量に射精したにも関わらず、全く萎える気配もなく直立する少年の剛棒に愛しげに舌を絡め、
白濁と自分達の唾液の混じった粘液を舐め取っていく。
「ふぅ…ん…んぁ…体が…熱い…」
「わ、わたしも…なんか変だよぉ…なるちゃぁん…」
不知火への奉仕をしながら、二人がお互いの体を再び貪りあう。
その様子は、箱の中で自我もないように絡み合っていた時の白痴的な淫蕩さではなくなっている。
羞恥心に焼かれながら、手を伸ばせば得られる快感を求めているような美しさだった。
「効いてきたみたいだね。」
不知火が安堵に近い表情を見せる。
二人はお互いの乳房や体を愛撫し、お互いの唇を貪りながら不知火の言葉を聞き返す。
「きいて…ふぁ…きた…ってぇ…んぁ!」
「君たちを犯した馬鹿が出来の悪い薬を使ったせいで、君たちは崩壊寸前だったんだ。」
不知火の言葉が微かに耳に届くが、二人はもうお互いを止められない。
美由希は自分のものよりも大きいなるの巨乳に魅せられたように、その胸に顔を埋め、揉みながら乳首に吸いついていた。
「中毒性だったし…僕の精液は、そういう安い薬の効果なんか消すくらいの作用があるんだ。」
なるは、敏感な乳房―それも犯されて性感を開発されている―を責められて、のけぞって身悶えるが、その右手は美由紀の
秘所に伸び、クリトリスを弾き、蜜壺をかき回す。同時に美由希の首筋を舐めあげる。
「どう?頭の中がすっきりしてない?」
「さっきより…意識はあるけど…あぁん!んはぁ!だめ…もうダメ!!」
「んっ…ひぃ…!感じすぎて、何も考えられないよぉ!あっ…ダメェ!なるちゃん・・!!わたし、もうダメだよぉ!」
秘所を責められた美由希と、乳房を責められたなるが同時に凄艶な絶頂を迎える。
「ま、代りに安物なんかじゃ比べ物にならない程の特別な媚薬の効果が出ちゃうけどね…」
二人は絶頂を迎えたはずなのに、全く満足できずに再び絡み合おうとしていた。
しかし、本能が告げる…「男の精を浴びろ」と…
二人は本能に従って、不知火にすがりついた。
「お願い…精液…欲しいの…」
「わたしも…もう止められないよ…」
なると美由希が恥らいながらも求めてくる。
「じゃあ…二人とも抱き合って寝転がって?」
不知火の指示で、なるが上、美由希が下になって抱き合ったまま床に転がる。
「脚を開いて…」
「…はい…」
「恥ずかしいよー…」
二人の下半身の方に回った不知火の言葉に二人はゆっくりと脚を広げる。
ゆっくりと広げられた白い4本の脚の奥には、2つの美しい女華が蜜を滴らせてひくついていた。
輪姦されたときに余程激しくされたのだろう、赤く腫れ上がっていた。
「かわいそうに…」
不知火はそう言うと、二人の秘華を代わる代わる優しく舐めてやった。
「あっ…はぅ…んひ!舌が…チロチロって…あぁ!」
「あ…だめぇ…きもちいいよぉ…!優しく動いてる…!」
不知火の舌が蜜をまぶすように襞の一枚一枚を優しく丁寧に舐めると、二人は軽い絶頂に立て続けに襲われた。
「じゃあ…行くよ!」
不知火はまず、蜜をトロトロと流す美由希のヴァギナにあてがい、そっと力を込める。
「んっ…んんぅ…太ぉい…大きいのがわたしの中いっぱいに来るよぉ…っはぁ…んう…」
凄まじい存在感に圧倒されながら、肉棒が最奥まで到達すると、まるで自分が圧倒的な存在に支配されたような気分になった。
膣内の支配者は、ゆっくりと優しく、力強く動き出す。
最初は解すように動いていた剛棒が、愛液を纏いながら、淫らな音を立てて加速する。
「う…あはぁ!激しい!奥がきもちいいぃ!!あー!おかしくなるよー!!ひぃあ!」
「美由希ちゃんのおっぱいが…それに…クリが…わたしのと擦れて…やぁ…!だめぇ!」
なるが乳房と淫核同士の擦れ合いに耐え兼ねて絶頂を迎える。強すぎる快感が潮を噴かせ、飛散した潮が不知火を濡らす。
しかし、もっと凄絶なのは美由希の方だった。何しろ、不知火の剛直に貫かれて、突き上げられているのだから。
「あ…ひぃ…すごすぎる…わたし…もうだめ…!!」
なるの柔らかい乳房と自分の乳房が揉みくちゃになるのを感じ、淫核が擦れる快感に目の前が真っ白になり、
グチョグチョと音を立てて自分をゆっくりと突き上げる胎内の剛棒の熱さと子宮を叩かれる快感に脳内が閃光に包まれる。
「イッて良いよ…辛い目に遭ったことなんて、忘れて…ほら!!」
膣内の収縮から、美由希が強い絶頂を迎えたことを悟った不知火が、本当の絶頂を与えるために子宮に精を放つ。
「っっっああー!!イッくぅぅ!!」
熱い粘液が叩くように子宮に浴びせられる。不知火の媚薬によって操作された肉体が精液を受けたことで初めて
本当の絶頂を許可する。もうほとんど意識もないような状態で激しく叫ぶと、美由希は弓なりになって絶頂を迎えた。
不知火が最後の一滴まで絞り出した頃には、美由希は幸せそうな顔で自分の上にいるなるを気を失っていた。
美由希の胎内から未だに萎えない逸物を引き抜くと、ドロドロとねばつく白い液体があふれ出る。
流れた液体がなるの秘部に滴り、なるの愛液と混じり合う。不知火は、そこに抜いたばかりの分身を押し当てる。
「次はなるちゃん…!」
「んはぁああ!」
美由希の動きによって、散々感じさせられ、潮まで噴いたなるに待望の男が埋め込まれる。
それだけで目の前がチカチカするほどの快感に襲われる。
「気持ち良い?犯されてたときもこんなだった?」
不知火が耳元で囁きながら、なるの巨乳をグニグニと揉み潰す。
「こんな…に…!きもち!よく…なかったぁ…でも…おっぱいが…」
「胸を開発されたんだね…?弄ってあげると、ギュウギュウ締まって気持ち良いよ…」
不知火の指が、美由希の体で潰されてはみ出したなるの乳肉をどんどんと嬲っていく。
「あぁぁう…おっぱい凄いのぉ・・さ、触られるたびに…イッちゃう!!」
実際になるの肉体が、言葉の真実を証明していた。
不知火の指が絶妙になるの乳房を揉み、子宮を突き上げられる余波で美由希の乳房とこすれる度に、
なるの膣内は不知火の肉棒をきつく締め上げ、愛液をしぶかせる。
「こ…れ…いじょおされたら…死んじゃう…」
なるがついに自分に与えられる快感に耐え切れなくなった。
確かに、陵辱の限りを尽くされ、その後に不知火の「媚薬」で性感を極限まで高められた体では、
与えられる極上の快感すらも、命を削るほどの強烈なものになりかねない。
「そうだね…これ以上は辛いよね…じゃあ今、馬鹿共が使った毒を消してあげるからね。
ただし…代わりに僕の毒が注がれるけど…良いかな?いやなら…」
不知火が優しさと同時に、残酷な言葉を投げかける。
「いやぁ…中に注いで…あいつらの…汚いのを洗い流して…早く…早くイカせてぇ!!」
なるは限界の快感の中で、自分を汚し狂わせた男への憎しみと、今自分を抱く少年への愛しさに包まれた。
「分かった…じゃあ、イクよ!」
「あああ!!ふぁっ!?美由希ちゃん!?だめだめぇ!吸わないでぇ!!あひぃ!」
不知火がスパートをかけた瞬間、なるの体を擦り付けられて、無意識で感じた美由希が、気を失ったままなるの乳首に吸い付いた。
なるの快感はピークを越え、激しい絶頂を何度も迎える。しかし、精液を受けない限り、真の絶頂は訪れない。
「助けて…もう…もうください…いっぱい…注いでぇ…あぁん!!アソコが勝手に…なんか変!!」
「くっ…っあ…」
なるの秘肉が飲み込んだ剛棒を凄まじい力で締め上げ、グネグネとうねる。
肉体が永遠の快感から逃れ、絶頂を得るために無意識に名器に進化していた。
突然の変化に耐え切れなくなった不知火が、先ほどよりも更に大量の精を放つ。
「あっ…あう…いっぱい…すごく…流れこんでくる…あ…あぁぁ!イクゥ!!」
ようやく与えられた精液によって、なるがやっと解放される。
結合部分から、ビュッと精液が噴き出しつづけ、なるは熱い奔流を感じながら気を失った。
すると、なるの乳房から出るはずのない母乳が飛び散って、乳首を吸っていた美由希に浴びせられる。
「まだちょっと物足りないな…ま、これ以上は可哀相だね…」
不知火は、硬く抱き合って寝息を立てる幸せそうな顔をした二人から離れる。
壁にかかっている電話から、受話器を外して耳に当てる。
『何か?』
受話器の向こうで、事務的な声がする。
「えーと…ちょっと二人ほど用意して欲しいんだけど…」
不知火は、自分の召喚の仕事を手伝うスタッフのうち、仲の良い二人の名前を挙げる。
『承知しました。』
数分後、二人の男が部屋に現れる。
「何か…って…こ、この娘は!?」
男のうち一人が、驚愕の声を上げる。
部屋の不知火の上着をかけられただけの姿で寝ている少女は、まぎれもなく自分が焦がれる少女、美由希だった。
「前に…この娘にご執心だって聞いたからさ…この娘はあなたに任せることにするよ。」
不知火の言葉に、現実を飲み込めずに呆然とする。もう一人の男も、なるを見て同様の反応をしている。
「僕の『媚薬』の力で、この先ちょっと苦労するかも…まあ、一日5回も射精してやれば、半年で治るけどね。」
不知火が、二人を優しく撫でる。
「僕の『患者』だ…丁重に扱わなかったら…殺すからね?」
男たちはそんなつもりは毛頭ない。自分の憧れの存在だ。
「命に代えまして…」
二人は同時に同じ言葉を口にした。全身を刻まれるような少年の恐怖よりも、義務感が勝っている。
「ありがと!じゃあ、お願いね!」
男たちは、自分の上着で大切そうに目当ての少女を包むと一礼して部屋を後にした。
「僕も甘いなぁ…壊しても良かったんだけど…」
不知火はまんざら悪い気もしなかったので、気分は良かった。
「さて、続き続き…次は…」
手元のリストに目を通し、精神を集中する。
目の前に、ここではないどこかの光景が広がる。
静寂と緊張感に満ちた室内には、ついさっきとは別人のような少年の姿だけがあった。
「…見つけた…!」
再び儀式を開始する。次の獲物が捕まるのも時間の問題だろう。
企画開始まで、何もなしというのは申し訳なかったので、企画開始前の内部の様子をお届けします。
今回の作品を書いて気がついたこと…
『エロシーンは難しい』!!
会話と格闘のシーンは30分程度で書けたのですが、肝心のシーンは…(黙秘)
頭の中の欲望をダイレクトに文章に直す作業が、かなりの労力を要することを改めて実感しました。
世のご同業の作家様に敬意を表します。
今回は「参加資格なし」となったキャラを軽く扱うことで、一種の救済を行いました。
資格のない全キャラを拾うわけにはいきませんので、独断になりますが…
合否の選定ラインでギリギリだったキャラや、熱心に何キャラも推していただいたにも関わらず、
結果として全ての希望を却下することになってしまった方のリクエストキャラ、そして演出の関係で登場キャラを決めました。
キャラの個性はあんまり描けませんでしたね…良く知らないキャラだったので…
不公平な部分はありますが、元より資格がなく消えるキャラなので、「いるだけマシ」とお考えください。
この選定についてのご不満、苦情は受け付けませんのでご了承ください。
大会開催は、予定より遅れることになりそうです…
ログ整理や、皆様のご希望の調整などもまだ進んでいない状態ですので…
8月10日までには何とかしたいと思いますが…
では、また次回をお楽しみにお待ちください。