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ゆぅ はっぴぃ?
井川 正寿/文


  空の色が段々と青く深くなってくる三月。

  季節が春へと移り変わって、新しい季節の準備期間、ちょっぴり切なくて、ワクワクする季節。

  春はもう、すぐそこまで来ている・・・。

  

 「だめだよ・・・・もぅ・・・浩之ちゃん・・・。うくぅ・・・あん・・・こんなところで・・・いやぁ・・・」

  高校を卒業してから、藤田 浩之と神岸 あかりはつきあっていた。今年からはあかりは浩之の家から同じ大学に通っている。

  今日は久しぶりのデート。

 「だって・・・人が・・うん・・ああ・・・」

 「たまに外でするほうが感じるだろ?」

  浩之はあかりの背中に回ってスカートの裾から腕を入れて、ショーツの布越しに柔肉を抉っている。

 「はん・・・だって・・・こんな所で・・・」

  日が落ちたばかりの公園。あの思い出の公園だった。子供の頃から遊んでいる公園。高校時代、ここを抜ければ近道になった。浩之に告白された。

  にゅちゅ・・・にゅにゅ・・・。

  藪の向こうには帰宅途中のサラリーマンや学生の気配があった。見られるかもしれないと思うとかえって余計なことを考えないで浩之の指先に神経が集中してしまう。

 「帰ってからでいいでしょ・・・・?」

  浩之の手首を掴んでつぶやいた。

 「あかり・・・・ホラ・・・」

  スカートから抜いた指を開いて見せる。愛液が糸をつくってイヤらしい線が出来た。

 「ふぃぃ」

  頬を染めてあかりは視線を反らした。

  かすかに震える姿は高校時代から、ちっとも変わらない。浩之は愛しげに髪の毛を撫でた。髪はずいぶんのびて背中を隠してしまった。浩之が先輩の黒い艶やかな髪に見とれてから、あかりは髪をのばし始めていた。

  サラッとした髪を絞るように撫でると指の隙間からこぼれていく。いい匂いがする。あかりのニオイ。

 「ね、家にかえろ?」

  そこは浩之の家。いつのまにかあかりの家でもあった。

 「浩之ちゃん? どうしたの」

 「あかり、髪伸びたな・・」

 「えへへ、なんか初めて誉められたような気がするよ」

 「そ、そうか・・」

  うれしそうなあかりの顔を見ると、胸がドキドキする。浩之もあの頃から何も変わっていない。浩之の唇があかりの唇と重なった。あかりは驚いて身体を捻って拒絶しようとする。しかし、直ぐに目をつぶって浩之の首を両手でぶらさがるように求めた。こんなにも近く息使いが聞こえる。

 「ふぅん・・・ああん・・・んんふ・はふ・・んぐ・・んんぐ・・・浩之ちゃん」

  二人の唇が絡み合い、なぞっては吸う。深い深いキス。

 「なんか・・・浩之ちゃん・・今日はやさしい・・・」

 「そんなことねぇよ」

  どちらともなく唇を離した。あかりの目は潤んで、上気した顔を真っ赤に染めて見つめていた。浩之は続けて首筋にキスをする。あかりが気持ちよくなる場所。

 「あん・・・そこは・・・」

  声が出ないように浩之にしがみついて来る。ぎゅっと抱きしめる感触は柔らかくて温かい。鼻で息を吹くように何度も首筋にキスを浴びせる。その度に甘い声が漏れないように懸命に押し殺して、浩之の身体にしがみついた。

 「ひゅん・・・あ・ああ・ダメ・・そこは感じすぎちゃうよ・・あ・ふぅん・ふ・ふ・ふぅぅ」

  泣きそうな声を出してこらえるあかり。舌先が動くたびに悩ましげに震える。

 「んきゅ!!」

 「・・ここはどうなってる?」

 「ふぁ? ひ、浩之ちゃん・・はあぁぁぁぁ」

  首筋のキスが後ろに大きく回って。今度はあかりの小さい耳の後ろに舌先をのばした。

 「ふぁぁ・・・そこ・・・感じちゃう・・感じる・・・ふぅん・・・はぁん」

 「・・・・・ほら」

 「耳はダメェ・・・」

 「カワイイぜ、あかり」

 「だって・・・だって・・・そんなに・・・浩之ちゃん・・そんなに・・・」

  浩之は再びスカートの中に手をのばす。

 「もう・・・ダメだって・・・いやぁ」

 「あかり・・・ここはイヤだって言ってないみたいだぜ」

 「・・・あぅ」

 「もう・・・こんなになってる」

  指先に濡れたプ二プ二した感触。

 「言っちゃダメ・・」

 「あかり・・・もっと気持ちよくしてやるから」

 「あん・・・浩之ちゃんのイジワル・・・・」

 「そんなの、あかりが一番知ってるだろ」

 「あん・・うん」

 「ほら、触るぜ」

  ショーツの間から指が割って入ってくる。もう片方の手はスカートをたくし上げ、太股の肌ざわりを楽しむように優しく揉みさすりながら上に移動していく。

 「はぁぁぁぁ・・・・恥かしいよぉ・・・」

 「大丈夫だって、誰も見てねえよ」

  公園の繁みの向こうからは、様々な足音や談笑が聞こえる。足音の強弱でビクビクして気持ちが高ぶってきた。

 「だって・・・」

 「いいだろ。外でやるのは初めてじゃないしさぁ」

  内股を撫でていた手が、股間を包むショーツの上から敏感な部分に中指をクニクニと動かした。

 「やん・・・そこ・・・外では・・あん・・・そんなぁ」

  二人は抱き合ったまま木に体重を預ける。浩之はあかりがケガをしないように自分の身体をクッションにした。

  あかりは浩之の巧みな指使いから逃れるために自分の胸をおしつけて、腰を引けるよう逃げていく。

  それを見て、今度は片腕であかりの体重を支え、空いた手をあかりの背中に回し、まくり上がったスカートに指先を入れて股間に愛撫を加える。

 「ひん」

  あかりの柔らかい布は徐々に湿って音をたてる。

 「ううぅ・・・はぁん・・いやぁぁぁ・・・っくぅ・んんん・・っくぅぅ」

 「あかりも気持ちよくなってるじゃん」

 「・・・・・」

  あかりは胸と一緒に恥かしく上気した顔を押しつけた。

 「だって・・・こんなに・・・いやぁ・・・」

 「照れんなよ。すげぇカワイイぜあかり」

  敏感なスリットに指の腹で力をこめてなぞる。

 「うくぅ・・・あぁぁぁ・・はぁ・・うんんんん」

  浩之は感じて悶えている顔をみるために、あかりの身体を持ち上げた。

 「ふわぁぁぁぁぁ」

  ぎゅっと抱きしめるように持ち上げて、潤んだ瞳を見つめながら頬をなでた。火傷するくらい熱いと感じた。

 「熱いな・・・・」

 「はぁはぁはぁはぁ」

  浩之の優しく激しい愛撫に呼吸を乱したあかりの肩が上下に動く。

 「いや・・・・そんな・・・うっくぅぅ」

  浩之の右手がショーツの中に入って直接あかりの敏感な部分に触れた。肺から絞るように声を出すあかり。

  指先にニュルニュルとした柔肉と湿った若草の毛ざわりを感じる。

 「触っちゃダメだよぉ・・・そんな・・あくぅ」

 「イヤだ・・・もっとだ・・・」

  何度も直接柔肉をなぞる度に、あかりは浩之の服をつかんで痺れるような快感に耐える。

 「だって・・浩之ちゃんの指が・・・・ふひゅん・・」

 「ほら・・・どんどん溢れている」

 「そんな・・・言わないでぇ・・・こんな・・と、とこで感じたくないよぉ」

 「家でするより感じてるのか?」

 「あくぅ・・・・あはぁん・・・そこ・・・らめぇ・・・」

  腰がブルブルと振るえて、悩ましげに浩之を見つめる。

 「ここも固くなってる」

  浩之は突起したクリトリスを優しく摘まんだ。

 「あぁ・・あ・・ああ!!  ひゃん!」

  カワイイ悲鳴を上げ、ビクッと一瞬跳ねた。

 「あふあふあふ」

 「泣くほど良かったか?」

  指先で潤んだ瞳からこぼれた涙をすくう。

 「らって・・・あんなところを・・・・」

 「舌が回ってないぞ」

  抱きしめながら頭をなでる。胸の中であかりの鼓動や息使いを感じる。

 「これ濡れているから取っちゃおうな」

 「ああぁ・・ダメェ」

  浩之の手をつかんで抵抗する。それでも、浩之の力に抵抗できるはずも無く、ショーツは足首まで下ろされて丸められる。

  あかりの敏感な部分に直接外気が触れた。ひんやりとしてゾクゾクした。

  暗くてはっきり見えないが僅かな街灯の光が、あかりの白い肌を煌々と映えさせていた。

 「服・・・・・・汚れちゃうよ・・・・」

  か細い声。

  それは汚れてもいいなら、いいよってことだった。

 「汚れるのは困るな」

  とぼけた口調で浩之が応じた。

 「うぅぅ」

 「ウソだよ。ホラ・・・木に手をついて足を開けよ」

 「いやぁ恥かしいよぉ」

  そう言って、浩之の身体から離れて上半身を沈めながら手をついてお尻を上げた。

 「ここは・・・」

  浩之はあかりのブラウスのボタンを外して、胸元に手を入れる。小さい手の平サイズの胸、真ん中のサクランボは固く突起していた。

 「うん・・・」

  小さいけど柔らかい胸の乳首をつまみながら揉んでいく。何度も何度も揉んで感触を味わう。

 「あぐ・・・はぁぁ・・・そこ・・・うん・・・そんなに強く・・・」

 「そろそろ入れるぞ」

  浩之はあかりの細い腰を掴んで抱き寄せて、いつの間にか裸になっている下半身を押し出していった。

 「ああん・・・・外でなんて・・・イヤ・・・うぅ・・くぅ」

  あかりの中に自分のモノをゆっくりゆっくりと入れた。既にじっくり愛撫した股間は、溶け合うように包み込んでいた。

 「はぁぁぁぁ・・・んぐぅぅ・・入ってきてるぅ」

 「痛いか? ゆっくり入れるからな」

  なんかいつもより優しかった。もっと普段は強引なのに・・・あかりは思った。

 「はぁぁぁ・・・だ、大丈夫だよ」

  ゆっくりと感触を確かめるように浩之の肉茎があかりの中に入っていった。

 「無理するなよ」

 「へ、平気だよ・・・あふ・・・あ、ああ、浩之ちゃんがいっぱい・・・いっぱいだよ」

 「うっ・・・俺も・・・あかりを感じる・・・」

  腰の動きが徐々に速くなっていく。性器が擦れる音が動きに合わせて激しくなった。

 「あ、あかり・・・苦しかったら言えよ・・・」

 (やっぱり・・・今日の浩之ちゃんは変だ)

  口には出さなかったがあかりは思った。

 「平気だもん・・・・もっと・・・浩之ちゃん・・・」

  恥かしげに言うあかり。そんなあかりをたまらなく愛しく感じる。

 「っく・・・くぅ・・はぁん・・いいよ・・・浩之ちゃんを感じる・・・ん・・・はぁ・いくっ」

  手を腰から胸に変えて、揉み砕きながら腰を更に激しく動かす。

 「はぁぁ・・んくぅ・・ひゅん・・かふ・・あ、ああ、ひゅん・・・くぅぅ」

  腰の動きに合わせてあかりは甘い声を出す。

 「あん・・・すごい・・・そ、外で・・・はん・・感じてる・・・やぁ・・・恥かしい・・んあ・・んん」

  あかりの中がキュっとしまる。あかりの声を聞いただけでいってしまいそうになっていた。

 「ひゃぁぁぁぁ・・・もう・・・くぅ・・は、はぁぁん・・らって・」

 「あかり・・・俺・・・」

 「あ、ああん・・・うん・・・いいよ・・・一緒に・・・ね・・うくぅ・・ぁぁんんん」

  あかりの腰に動きにあわせて、今にもほとばしる射精感を我慢して腰を更に激しくふった。

 「あふ・・・いい・・一緒に・・・一緒に・・・ひろゆきちゃ〜ん・・あ、ああん」

  あかりも浩之の腰の動きに合わせて快感を高めていく。

  腰を深く突く動きは快感を求めるように激しく動いて合わさる。

 「ふぁ・・・らめ・・うあ・・・ひ、ひゅん・・・あ、あああん・・・っく・・・うひゅん・・ああ」

 「いくぞ・・」

  同時に果てるために最後の一突きがあかりの奥深くに達した。

 「あああ・・・いく・・いく・・・きちゃう・・・ああ・・浩之ちゃん・・・はぁぁぁぁぁぁぁ」

  あかりの中に熱いモノが広がっていくのを感じた。

  浩之は激しく息をしながら、あかりの中から抜いて優しく包むように公園の藪に座った。

  あぐらをかいて汚れないように大事にあかりを抱きしめた。

  こんなに優しい浩之はたまにしかなかった。今日は特別な日じゃなかった。

  そんな疑問を感じながら、あかりは余韻を楽しむように浩之に身体を預けて寄りかかった。ベットの中だってこんなに優しい浩之は初めてかもしれない。

 「えへへ・・・今日は優しい・・・ありがと浩之ちゃん」

  浩之の腕を掴んで胸の中で抱きしめる。

 「・・・・俺・・・・そんなに冷たいか?」

  かなり真剣な口調で浩之が聞いてきた。

 「えっ・・・そんなことないよ・・・そんなつもりじゃ・・・」

  あかりが言い終わる前に浩之の携帯の音が鳴った。

 「ワリィ・・・今日は先に寝ていいから・・・」

  携帯の液晶画面を見ながらあかりに伝えた。

 「誰から?」

 「・・・・・・いいか夜くらいから気をつけて帰れよ」

  浩之は答えないであかりを立たせて、足早に服装を整えて立ち去ってしまった。

 「浩之ちゃん・・・あしたの講義でないと卒業できないからね」

  背中に声をかけて浩之は手を上げて答えて夜の闇に消えていった。

 「・・・・・・・浩之ちゃん・・・・」

  浩之の態度に疑問を抱きながら、怖い考えが浮かんでは消え、一人で家路にかえった。

 

 

 


解説

 純愛だ、それ純愛だ。★5の純愛は狙ってかけるものではありません。

 とにかく、バットエンド的なものが無い、ハッピーエンディングにしています。評価はコギト(管理人)様まかせなどで星が幾つついているかは知りません。鬼畜の★5はヒロインを殺すなり、切り取るなり、薬につけてしまえばいいだけどねぇ・・。

 L−ベロニカ様のリクエストです。アイディアがあったので自己最速の三十分で書けてしまいました。今、テレビ(借り物)でヴァシュ(トライガンの主人公。知らない人は本屋で買おう)が泣いています。うぉぉぉ。久しぶりにおもろいアニメを見て創作意欲がわいています。

 俺は・・・・俺は・・・・ラブあんどピースだぁぁぁぁ(知らない人を無視した解説だな・・・・)

 はい、余計なことを言わないで続き書きます。

 次回はエスリンか、続きか、ラブひなの鬼畜(むつみ、きつね)でお会いしましょう。

 

 メールが来ないと寂しいなぁ。

 


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