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醜作 ひなた荘 第6話
井川 正寿/文


  露天風呂に一人でゆったりとつかって上がると、竹篭の中に白いワンピースが入っていた。着替えるように言われていたから素直に着た。反抗して裸で歩くことはバカバカしかった。

 

  景太郎はサラをお姫様だっこをして湯船に入れると口元で「着替えを用意しておくから必ず着てきてね。命令だよ」と言って離れていってしまった。

 

  ワンピースを頭からかぶると裾がやっと小さいお尻を隠すのがやっとのシュミーズみたいなワンピースだった。

 

 「うわぁ・・・見えちゃうじゃんこれじゃ。裾を引っ張って後ろを隠せば前が、前を隠せば後ろがはみ出てしまった。生地が圧倒的に足りなかった。

 

  一晩寝ていないのに、立て続けて起こる出来事にモジモジと興奮していた。薄暗い通路をワンピースの裾を押さえながら、後ろから見ればカワイイお尻がはみ出ていることだろう。景太郎の言った部屋を目指した。

 

 「ホラ、サラちゃんこれ・・・」

 

  景太郎の命令通りに部屋にまで来ると、景太郎は回転椅子に腰掛けて待っていた。そこは粗末なベットに薬品棚があって、板張りの部屋だった。

 

  手には奇妙な器具がぶら下がっていた。紡錘状の先端をしてくびれた白い塊は、アナル・プラグと言う肛門拡張に使うSM用品だ。

 

 「よく似合っているよ」

 

 「・・・・・・・バッ・・・バカ・・・何言ってんだよ浪人」

 

 「こっちにおいで・・」

 

  景太郎は膝の上を開けてサラを招いた。

 

  サラはモジモジして中々近づこうとしない。景太郎は椅子を持ってサラの傍まで来ると膝の上に乗せた。

 

 「これをお尻の穴に入れといてくれないかな? ご主人様の命令だよ」

 

  こうして景太郎の口から『ご主人様』という単語を聞くと頭がクラクラした。奴隷、オレのご主人様・・・。従属と甘えを錯覚したサラは腰が震えるのを感じた。膝の上でこうして抱かれていると何だかとっても嬉しかった。

 

 「昨日はゴメンね。ちょっと辛く当たりすぎたよ。今日からゆっくり奴隷の勉強をしよう。まずね、お尻の穴は緩くしておかないと切れてしまうんだ。だから中の絞まりを良くする練習をしよう。腸壁全体で絡みつくような一流の牝奴隷になるために一緒に頑張ろうサラちゃん」

 

  イタズラした子供をさとすように景太郎は言った。

 

  景太郎の持っているベルトにはアナル・プラグがついていた。親指ぐらいの大きさで、根元に向かって徐々に太くなっていくが根元までいくと突然くびれてまた太くなっていた。つまり極端に細い部分で括約筋を使って鍛えるための淫具である。

 

 「これをいつでも入れっぱなしにして、段々太いものにしていくんだ。最後にはご主人様の足首までずっぽりと収められるぐらい鍛えてあげるからね」

 

  そう言いながら景太郎はサラの身体を優しく持ち上げて膝の上で腹ばいにする。

 

  サラは小動物のようにプルプルと震えたが、抵抗しないで大人しくしたがった。脳裏には景太郎の残虐な仕打ちが頭から離れない。昨日の吊るし責めで精神的にも肉体的にも弱りきっていたからだ。

 

  ワンピースが捲り上げられ、小ぶりのお尻が丸々と晒された。サラは観念して目をつぶって大人しく景太郎の手を待った。

 

 「・・・・見んなよ、恥かしいじゃねえか」

 

  サラの従順な態度と恥かしげな口調に満足して、景太郎はポケットから瓶を取り出して尻の割れ目にトロトロした粘液を垂らした。

 

 「ひやぁ」

 

  突然の予想も出来ない感覚にサラはカワイイ悲鳴を上げる。冷ややかな粘液が割れ目に染み渡るように垂れ落ちるとモジモジと下半身をビクッと震えさせた。そして適量を見計らって景太郎は空いた手で尻たぶを開いて、割れ目に粘液を擦り付ける。

 

 「あ・・・あひゃ・・やめ、やめろ・・・そこ・・・汚いから・・さわんなよ・・・う・うぅぅ、冷たい・・変な場所さわんなよ」

 

  サラは言葉だけは抵抗しているが両手は胸の前で指を組んで景太郎のマッサージに耐えている。逆らうのが恐ろしかったからだ。

 

 「あ・ああぁぁ・・なんか、なにか入ってくるぅ・・・や、やめ、やめろよぉ」

 

  抵抗空しく、アナル・プラグの先端が無情にもサラの尻穴に入っていく。本来は排出をするだけの役割の穴に異物が侵入するのだ。そのおぞましさに背筋に鳥肌がたった。

 

  それでも粘液のおかげが、アナル・プラグはなんの抵抗もなくサラの胎内に収まった。

 

 「はひゅぅぅぅ・・・はひゅう・・はぁはぁはぁ・・うぅ」

 

  サラは胸で息をしながら異物の感触を味わっていた。恥かしい場所に感じる異物感で悶えるにはまだ未熟で、なんとも言えない感触が幼い奴隷少女を支配している。

 

 「それじゃ」

 

  ぐいっと、景太郎はベルトを引き絞ってラバーベルトに穴を通す。サラの身体が浮くぐらい強く引き絞った。

 

 「あぎぃぃぃぃ」

 

  腸壁を引き裂かれるような痛みにサラは悲鳴を上げた。

 

 「ごめん、ごめんサラちゃん強すぎたね」

 

  ちっともすまなさそうに言わないで、アナル・プラグを固定しているラバーベルトをサラの細い腰を回して締めてしまった。そしてあまったベルトを今度を又の間に通していく。このままもう一度引き絞れば、今度は股間とアナル・プラグに体重が掛かってしまう。

 

 「駄目・・駄目・・・いやぁぁ」

 

  涙を浮かべてサラは懇願した。恐怖に震えながらも身体をねじって景太郎の腕にすがりついた。この行為に景太郎は軽い、いらつきを覚えた。そして、無慈悲にベルトを引き絞ってサラを持ち上げた。

 

 「ひぃ・・・い、痛い・・。痛いよ。お、降ろして、降ろしてよぉ。イダイ・・・あぅ・・いいい」

 

  片手で持ち上げると、サラの股間からベルトが出た状態で腰が持ち上がった。体重が幼い秘裂と菊蕾にかかる。

 

 「はふ・・い、痛い。痛い。降ろして、降ろせよぉ」

 

  ベルトと体重に挟まれて敏感な部分は悲鳴を上げる。景太郎は更に上下運動を加えた。

 

 「ひぎゃ・・ひが、ひ、ひふ・・いだ、いだいよ。止めて、止めてよ、ひぎ、ひぎゃぁ」

 

  悲鳴をBGMにして景太郎は要約、膝の上にサラを降ろし、サラは痛みのあまり暫く嗚咽を続けるのであった。そんな奴隷少女に景太郎は過酷な決まりを言い渡した。

 

 「いいかい。今履いているのが奴隷の下着なんだ。これからはずっとコレを履いているんだよ。ウンチはボクの気が向いた時にでもさせてあげるからね」

 

  そう言ってサラを安普請のベットに寝かせて、バンザイした状態でベットの柱に手錠で繋いでしまった。もちろん玩具とは思えない精巧で丈夫そうな手錠だった。

 

  ずっと、こんなものを履いて過ごせと言うのか・・・・・。サラの目の前が暗くなる。すがるような情けない顔をした視線を背中に受け、景太郎は部屋を出て行った。

 

  疲れから、押し広がれた括約筋が奇妙な刺激をつくるが、サラは泥のように眠りに落ちていった。

 

 

 

  景太郎が一階のロビーに来ると、はるかが暗い顔を俯かせてソファーに腰掛けていた。どうやら休もうとしても心配で起きてしまったらしい。顔色は朝より悪かった。他の住人は起きて来ていない。

 

 「景太郎か・・・。何か手がかりは?」

 

 「いえ・・何も、やっぱり警察に行った方が、瀬田さんに連絡がつかないじゃしょうがないですよ」

 

 「ああ・・・」

 

 「そうだ。お茶でも入れますよ」

 

  景太郎は、台所からお茶を取ってくると湯飲みに睡眠薬を入れた。

 

 「すまない」

 

  はるかは一口だけ口つけると、そのまま静かに寝息を立てた。

 

 「くくく、お休み」

 

  それだけ言うと、地下の隠し部屋にある盗撮室に降りて行った。

 

 「さてと、瀬田を誘き出してニセ情報をデッチ上げないと・・・」

 

  景太郎が練り上げた計画とは、第一に瀬田をパラケルス島の発掘現場に封じ込めること、これは、あたかも亀文明の新発見が有ったように世界中にデマ情報を流すことだった。これで、砂漠の真ん中に瀬田を誘い出せる。第二に住人に瀬田が書いたようなファックスを作ってサラもパラケルス島にいるように偽装するものだ。第三に次のターゲットのはるかにだけ真実を告げ、サラを人質にして奴隷に堕とす。

 

 「まぁ、大雑把な作戦だが精々楽しませてもらうぜ。くはははは」

 

 

 

  景太郎がニセファックス原稿を一時間後に送信するようにセッテイングして外に出ると日は大きく傾いていた。

 

 「浦島君」

 

  突然、後ろから声を掛けられて慌てて振り向いた。

 

 「む、むつみさん」

 

 「なんか・・いろいろ大変ですけど気を落とさないで下さいね。サラちゃんきっと帰ってきますよ」

 

 「は、はぃ」

 

  どうしてだが醜作はむつみの前に来ると緊張した。

 

 「サラちゃんとあんなに中が良かったんですもの。心配ですよね」

 

  顔を曇らせてうつむきいたむつみを思わず抱きしめたくなった。

 

  緊張して渇いた咽に唾液を飲む景太郎。いや・・・醜作。

 

 「あ、あの・・・・」

 

 「はい?」

 

 「なんでも・・・ありません」

 

  むつみは首を傾げながら景太郎の傍を離れた。

 

 「くそ・・・・なんだこの動悸は」

 

  それが初恋であることを彷徨える黒い魂は認めようとしなかった。

 

 

 


解説

  祭りだワショイ♪ ワッショイ♪

 

  量より質を気にしたほうがいかなぁ・・・・大丈夫かなぁ・・・。

 

  入浴シーン・・・危ないロリータ描写はカットしました♪ 絶対ヤバイってあれは・・・。(まるで他のは危なく無いようですが他のもヤバイのは自覚しとります)

 

 醜作「俺様の性格が全然違うじゃねぇか!!」

 

 井川「そうですね♪」

 

 醜作「『そうですね♪』じゃねえ。どうなっている!」

 

 井川「執筆が七ヶ月も空くと忘れちゃうんだよぉ。大体(2001年9月現在)サラちゃんは完全に二軍落ちだし・・次に好きなはるか様は瀬田と結婚しちゃうし、それにサラの親権ってそもそも実の父親が持ってんじゃないの? その変のフォローを待っていたら、浦島妹が出てくるわ、景太郎争奪戦が始まるわで、まったくフォローされないわで・・・私にどうしろって言うんですか!!」

 

 醜作「でもよぉ。そんなこと気にしているのは日本で百人もいないぜ。人気投票でも十位ギリギリ、素子の姉ちゃんにも勝てないキャラをメインの話なんて書けるわけないじゃん」

 

 井川「そんな大人の話は知らん」

 

 醜作「なんでサラの話をしてんだ。俺様の話だ。お・れ・さ・ま」

 

 井川「ええ・・だってお前をメインにすると話が暴走するんだもん」

 

 醜作「もう暴走してる。5.6話の景太郎って誰だよ」

 

 井川「・・・・誰だろう」

 

  ともかくマガジン誌上でサラに投票した九八人の同士よ。いいかげんに連載が終了する気配が濃厚だが、サラちゃん復活祈願を続けようではないか!! もしも、ラブひな時間で4年もすれば金髪女子高生が出るんです。さぁいまこそ、天才的先物買いのチャンスです。

 

  大人になったサラちゃんは、赤松キャラ集大成、シンディの流れを組む・・・・

 

 醜作「うるさい!」

 

 井川「ごふッ」

 


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