カーマインの寝室は、柔らかな光が満ちていた。光源は丸いテーブル上に置かれた小型の魔道具。その光の中で、ルイセはゆっくりと服を脱いでいく。
裸で寝台の上に座ったカーマインが見つめる前で、上衣を脱いでスカートを足下に落とす。
愛する男の目の前で服を脱いでいく羞恥に顔を赤らめながらも、ルイセの動きは止まらない。
最後に残った絹の白いショーツを足から引き抜いて、ルイセはカーマインに近づいていく。
数年前は胸の小ささを悩んでいたルイセだが、今では年頃の女性らしい優美なふくらみを揺らせている。
カーマインの前で毛足の長い絨毯の上に座り込み、ルイセは男の欲望の証を見つめる。
「お兄ちゃん、ルイセの裸を見てこんなに大きくしちゃったんだ」
天を衝く男根に繊細な指を絡め、ルイセは嬉しそうに言った。カーマインとの交わりへの欲情に瞳は潤み、両頬は熱く染まっている。
「お兄ちゃんの、すごく硬くて大きいよ」
肉の刀身を擦り上げながら、うっとりとした表情でカーマインの器官を見つめるルイセ。
「お兄ちゃんの大好きなこと、してあげるね」 そう言うと、ルイセはカーマインの怒張に唇をかぶせていく。
「ん……」
カーマインはルイセの暖かな口腔と舌の感触に、わずかに声を上げる。自分に懸命に奉仕をするルイセの表情と、自分の男根に与えられる快感に、欲望の水位が上昇していく。
淡いピンク色がかった髪を、右手で優しく撫でながら、カーマインは義理の妹だった少女の奉仕をじっくりと堪能する。
「ルイセ、出すぞ」
もうそろそろと思ったカーマインは、ルイセに声を掛ける。ルイセは目で、いいよ、と告げる。
「ルイセ!」
「んっ!」
カーマインは欲望の白濁液をルイセの口内へと放った。心地よい放出感と、女性の中に精を流し込んだ男の満足感が心を沸き立たせる。
自分の口の中に放たれた大量の精を、ルイセは喉を鳴らしてコクコクと飲み込んでいく。放出が終わった後も、一滴でも惜しいというように男の器官の隅々まで舌を這わせる。
「お兄ちゃんの精液、すごくおいしい……」
ルイセはうっとりとした表情で呟く。
放出した直後なのに、全く衰えていない、それどころか力強さを増した反り返った刀身を見つめ、熱く甘い吐息をつく。そうして、欲情に耳の先端まで朱に染め、腰を揺らして太股をすり合わせ始める。
カーマインの精は、女性にとって媚薬に等しい効果がある。その効果が、ルイセのこらえきれない疼きを強めているのだ。
普段のあどけない風情とはまったく違う、快楽を渇望する女の表情を浮かべるルイセ。その落差に、カーマインは欲望をかき立てられる。
「お兄ちゃん……」
「ルイセ、俺に何をしてほしいんだ?」
すがりついてくるようなルイセの言葉に、カーマインはわざと分からない振りをする。
「その、あの……欲しいの」
「何が欲しい?」
浅ましい願いを口に出す羞じらいにルイセは躊躇する様子だが、男を求める身体の熱い疼きはルイセを追いつめていく。
「お、お兄ちゃんの硬くて大きいのを、ルイセの中に……い、入れて欲しいの」
淫らな言葉を口に出す羞恥と、身体の中心を潤ませる快楽への衝動に身をよじるルイセ。
カーマインはルイセの手を取ると、寝台の上へと引っ張り上げた。
「あ……」
「ルイセ、今日はいつもより激しく愛してあげるよ」
「お兄ちゃん……」
ルイセを寝台の上に横たえたカーマインは、鍛え抜かれたしなやかな肉体で可憐な肢体をしっかりと抱き締めた。
お待たせしました、続きです。今回でもまだ終わってなくて、次でルイセ編を終えます。 ルイセ編を終えた後は、他のヒロインをネタに、少しダークになったカーマインという趣向で書くつもりです。
個々で書くか、複数でのハーレム物風に書くかは、まだ決まっていませんけれども。
それでは、次をお楽しみに。