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螺旋―欲望の孤島― 第4戦(後編) 敗北者・不知火舞
チェシャ/文
ういん/執筆協力


 敗北者のみが歩む絶望への道。本来なら誰しもが避けたがる道だが、歩むことを強いられる者もいる。

 不知火舞もその一人だった。

 舞は戦いの汚れを清められ、準備室から、権利者が待つ特別室に続く廊下への扉の前で立ちすくんでいた。

 この先に待ち受ける運命はすでに知らされている。

 人質となったアンディの命がかかっている以上、従い進まなければならないだろう。

 しかし、陵辱されること以上に、何か耐えられない嫌な予感が一歩を踏み出すことを拒絶している。

 生物的な防衛本能か、格闘家としての防衛本能かは分からない。

 ただ、この先に、自分の存在を壊してしまう、何かが存在していることだけが痛烈に感じられる。

 脂汗を流しながら固まる舞の両脇を仮面の監視員が捕え、扉を開けて廊下に進む。

 監視員に両脇を抱えられたまま、舞は半ばひきずられる形で廊下を歩かされた。

 (…この先に…何か…いる…)

 曲がり角が近づいた時、舞の足がガクガクと異常な震え方をする。

 鼓動は早くなり、冷たい汗が溢れ出てくる。心が掻き回されるように不安と、得体の知れない高揚感にざわめく。

 「やめて…やめて…怖い…行っちゃだめ…なにかいる…」

 舞は子供が駄々をこねるように身をよじり、何とか逃げようとするが、監視員は相変わらず機械的に、そして無造作に

 舞の体をひきずり、そして当たり前のように角を曲がって進む。

 舞一人だったら、恐らくは一生進むことはできなかっただろう。舞にとっては、それほどの恐怖だった。

 角を曲がった瞬間から、舞の不安感が圧倒的に増す。それはもはや恐怖と呼ぶべきだろう。

 動悸は加速し、思わず瞳を固く閉ざして、身を縮めるようとするが、両脇を抱えられているため、それはできなかった。

 角を曲がると、後は特別室までは一直線の通路しかない。

 両脇を抱えた監視員は、何の迷いもなく一歩一歩通路を進んでいく。

 もはや逃げ出すことも考えられないくらい、恐怖が心を縛り、体を硬直させる。

 舞の緊張がピークに達した瞬間、監視員の足が止まる。

 「つ、ついたの?」

 不思議と特別室に恐怖感は感じない。むしろ、そこに入れば、この恐怖から逃れられると感じていた。

 恐怖の正体は廊下、それも自分がいる直線の延長にいることが嫌というほど分かっていた。

 舞の全身が、ガクガクと激しく震え、冷や汗は床にポタポタと水滴を打つ。

 そして、恐怖の正体が今では自分のすぐ近くにいることに気がついてしまう。

 (怖い…怖い!怖い!!消えて!消えてぇ!)

 舞は心の底からそう願う。一刻も早く、この恐怖から逃れたかった。

 頭は真っ白になり、本能が警鐘を鳴らしても、恐怖に向ってゆっくりと首が持ち上げられていく。

 ガチガチと鳴っていた歯も、震えていた体も何事もないかのように静寂を取り戻してた。

 顔は完全に正面を向き、そして眠りから覚めるかのように、瞼が自然に開いていく。

 その視線の先に、今まで恐怖していたものが、確実に存在していることを知っていても、体は自然に動いていた。

 しばらく固く閉じていた瞳に久しぶりの廊下の灯りが飛び込み、かすかな眩しさにほんの一瞬、視界が奪われる。

 そして、次の瞬間、その瞳が映し出していたのは、良く見慣れた自分の顔だった。

 「わた…し…?」

 しかし、どこかが違う。いつも鏡に映る自分の顔よりも幼く、そしてどこか男性的な凛々しさを持った中世的な顔だった。

 目の前の自分と良く似た顔が、口許を吊り上げる。まるで悪戯っ子のような笑顔が浮かんでいた。

 「また…後で…ね?」

 ハスキーな声が舞の耳に届く。その声は少年のそれだった。

 少年はそれだけ言うと、舞の横を通り過ぎる。

 舞は少年の横顔を追うように視線を動かし、少年はその視線に答えるように流し目を送った。

 二人の視線は交差し、まるで心の底までが覗けるようだった。

 少年の瞳を覗きこんだ瞬間、舞の体がビクンと大きく痙攣し、体の中心から全身に熱い衝撃が駆け巡った。

 「ひっ!?ひはぁぁぁぁっ!?」

 絶頂に昇り詰めたときと全く同じ快感、そして衝撃に、舞はその場に崩れ落ちてしまった。

 監視員は反射的にその体を捕え、膝が地面につく前に抱える。

 舞の全身から力が抜け、その股間から、液体が床に滴っていた。

 「まだ知らなくても良いことを知ってしまったんだね…?」

 少年が背を向けて歩きながら、全ての状況を悟っているような言葉を投げかける。

 「次元が異なる存在の経験が、僕を媒介にリンクしてしまったんだ…」

 曲がり角に立った少年が、少しだけ振り向いて微笑を覗かせる。

 「…最高だったでしょ?」

 それだけ言い残すと、少年は角を曲がって消えてしまった。

 廊下には、監視員に体を支えられ、何度も絶頂に体を仰け反らせる舞が残った。

 

 「んっ…くっ…はぁ…はぁ…」

 特別室までの距離はもう目と鼻の先だった。

 監視員は去り、舞は壁に手をつき、よろめきながら廊下を進む。

 舞の中で、特別室で行われる行為への嫌悪感や恐怖は消え、一刻も早く身を任せたいという想いに変化していた。

 アンディのことを忘れたわけではない。プライドも捨てたわけではない。

 しかし、それ以上に、異常なまでの欲望が舞の存在を支配していた。

 あの少年の瞳を覗いてしまった瞬間、自分の中に様々な記憶が飛び込んできた。

 少年に抱かれ、気が狂わんばかりの快感に泣かされる自分、少年の命令で何人もの男に抱かれる自分、

 全身で奉仕し少年に尽くしている自分、アンディの前ではしたなくイカされて至福の表情を浮かべる自分…

 その姿も様々で、幼い時の自分、今よりも少し若い頃の自分、現在の自分、今よりも少し成熟した自分、

 成熟しきった自分、子供を生み母親になった自分、まだ経験のしようのない、ありえない未来の姿までが含まれていた。

 「こんな…記憶…嘘よ…はぁ…ん…」

 しかし、それが単なる幻覚や錯覚でないことは、今の自分の体の変調で容易に思い知らされる。

 ありえない記憶が脳裏に浮かぶたびに、凄まじい快感が現実感を伴って「思い出される」のだった。

 経験していないはずの経験に悶えさせられ、フラッシュバックのたびにガクガクと震えながら、

 体は快感に蝕まれ、どうしようもなく欲情してしまっていた。

 体を支えきれず、壁に体を預けて歩くが、秘部からは愛液が溢れ、歩くたびに廊下に滴ってしまう。

 男を誘う淫らな忍び装束の下の肉体は、じっとりと汗ばみ、繊維刺激でさえも快感として伝わる。

 特に豊かな乳房の頂点が布に擦れるたび、愛液が染み込んだ股間部分が食い込むたび、気を失うような快感に仰け反る。

 「や…だめぇ…がまんしなきゃ…でも…んぁ…」

 何度も自慰の衝動に駆られたが、本能がそれを押し留める。未練がましく自分の手が体を這い回る。

 自慰で抑えられる程度の快感ではなく、今ここで始めてしまったら、満たされずに何度も繰り返し、やがて狂ってしまうだろう。

 舞は本能的に男を求めてしまい、特別室で待つ、見知らぬ男の存在に救いを求めて、ジリジリと進んでいた。

 一歩一歩、進んでいくうちに、狂気的な熱情は段々と引いていった。

 しかし、心の底で男を求めてしまっているのは、変わらぬ事実として存在している。

 淫らな爆弾をその体と心に埋め込んだまま、舞はついに特別室の前に立ってしまった。

 

 

 「おっ!!来た来たぁ!くぅ〜…マジで本物だよ!?高い金獲るだけはあるッスね!」

 舞がドアを開け、室内に足を一歩踏み入れた瞬間、部屋の中の先客がズカズカと近づいてきた。

 思わず後ずさり、部屋から出そうになった舞の手を、先客がしっかりと掴み、室内に引きずり込む。

 「まーまー…こっち来なって!悪いようにはしないって?ま、俺にとってッスけどね。」

 「あっ…」

 手を掴まれ、引き寄せられた瞬環、舞の中でドクンと大きく鼓動が響き、そして扉が閉ざされた。

 「いや〜…待ってる間はドキドキもんだったけど…こうしてお目にかかれて光栄だね。

 もしかしたら、似ても似つかないような女がアンタの格好してくるんじゃないかと心配してたんだぜ?」

 警戒し、身を固くする舞など気にすることもなく、男は陽気にしゃべり倒す。

 舞の目が、その男を観察する。年の頃は大体、20歳くらい。痩せ型の体、整った顔に良く似合う茶色の髪。

 軽薄そうな表情と話し方、身のこなしから、かなり裕福な家庭で甘やかされ、野放しで育てられたことが伺える。

 「あ、俺は姫神裕介。21歳の大学生。大企業の社長をしている親父と兄貴の代理で参加したんスよ。

 まあ、親父も兄貴も堅物だから、もし参加しても、勝つために賭けて、こんな機会はなかっただろうけど…

 いや待てよ…ああいう堅物に限って、こういうチャンスにはハメを外すのかも…」

 一人だけベッドに腰掛け、明らかに高級なワインを、何の価値も分からないようにラッパ飲みしている。

 世の中をなめているような若者の姿をしっかりと観察しながら、舞の視線は無意識のうちに股間に注がれていた。

 熱に浮かされたような自分の行動に気がつき、慌てて視線を外した舞だったが、観察されている本人は、全く気がつくこともない。

 「負けたときは、額が額なだけに、親父と兄貴に何言われるかと焦ったけど…

 ま、代理によこしたのは親父の方だし、俺には責任はないってことで…それに…」

 裕介はベッドから腰を上げ、ゆっくりと舞の周りを歩き回る。

 ジロジロといやらしい視線が、舞の美しく、無駄がない豊満な完璧なプロポーションにまとわりつく。

 「風俗やら、AVなんかとは、出した金の規模が違うけど…それだけの価値はあったし…

 なんせ、有名なKOF常連の不知火舞を好きにできるなんて、簡単なことじゃないスからね。」

 無遠慮に視姦され、舞は豊かな胸を腕で覆って隠していた。

 何故かジンジンと疼く乳首が、腕に押され、柔らかい乳肉に埋没し、小さく痺れるような感覚が走る。

 「こう見えても、俺、アンタのファンなんスよ。」

 身を硬くする舞の周囲を回りながら、今度は裕介が舞を観察する。

 最低限の布の面積によって、過度な露出をしながらも、際どい箇所を隠している忍び装束の上から、美麗な体を観察される。

 舞の体に欲情した男達が試合中、そして日常に投げかけてくる卑猥な視線など比べ物にならない「観察」の視線。

 白い肌を舐めるように、服の隙間から隠された裸身すらも覗き込まれるような視線。

 露出している部分、そして、服の上から肉体を見つめられ、服を着ていることすら全く無意味と化していた。

 「ジロジロ見ないでよ…」

 胸が高鳴り、じっとりと汗を滲ませる舞が、不思議な倒錯感に浸りながら、形だけの嫌悪の言葉を投げかける。

 「あぁ…なんかいい匂いだ…」

 舞の言葉など意に介さず、裕介は舞の観察を続ける。

 舞の汗を含んだ女の匂いが部屋に漂い始める。くの一として染み付いた男を惑わすまさに「色香」であった。

 舞を格闘家として認識しながら観察していた裕介だったが、その視線は色香によって徐々に獣欲に満ちていく。

 豊かに突きだした乳房の盛り上りを正面から、そしてゆっくりと舞の周囲を回りながら、あらゆる角度から見つめる。

 横から見ることで、その乳房の豊かさが一層強調される。腕で潰され、隠されていてもである。

 後ろに回ると、今度は尻尾のような腰帯に隠された臀部をじっとりと観察する。

 その腰帯の一枚向こうには、まるで臀部を隠す役割を果たしていない、Tバックをはいたむっちりとした尻肉がある。

 腰帯は舞の大きな尻を隠すだけの面積がなく、赤い布の両脇から、真っ白で柔らかそうな尻肉がはみだしている。

 その熱い視線に、まるで尻を撫でまわされているような感覚を感じ、舞は胸を覆っていた手を片方臀部を隠すのに回した。

 しかし、何故か舞はその場から逃げることができず、自分よりも少し年下である裕介の無遠慮で熱狂的な視線に晒され続けた。

 「恥ずかしい?でも、これからもっと恥ずかしいことして、俺を楽しませないといけないんスよ?

 だから、その前に大好きな不知火舞選手のエロい体、たっぷり見せてもらうぜ…ほら、胸と尻、隠すなよ…」

 裕介の言葉に、舞の手はダランと力を失って垂れ下がった。

 腕の圧力から解放された胸が大きく弾み、面積の少ない胸元からはみ出しそうになる。

 (どうして…こんな子の言うことに逆らえないの…?)

 裕介は満足そうに表情を更に緩めると、より一層熱心に観察を続ける。

 「そうそう…うひゃー…それにしても、何つーエロい体なんだろうね…

 乳も尻も、ちょっと動くだけでフルフル震えて…それにこの肌の質感!見てるだけで勃っちまうね。」

 あくまでも体には触れず、しかし鼻先が肌を擦りそうなほど顔を近づけ、舞の体から香る女の匂いと、

 そして美しく淫らな体を嘗め回すという言葉をまさに実践しながら目だけで嬲りつづける。

 裕介の鼻息や呼気が皮膚をくすぐるたび、舞は体をピクッと震わせ、むず痒さと、それ以外の何かに肌を朱に染める。

 ズボンの前を膨らませながら、裕介の行動は段々とエスカレートしていく。

 「手ぇ使わないで、おっぱい揺すってみてよ。」

 裕介が、舞から少し顔を離し、乳房が揺れる様子を良く観察できる距離でねだった。

 舞は、躊躇い、そして屈辱に眉根を寄せながら、ゆっくりと肩を揺らすようにして、上半身を揺り始める。

 大きな乳房が、ユラユラと大きく揺れ、服の端から、白い乳肉を覗かせる。

 「もっと早くやってよ!」

 裕介は、乳房が動き僅かな様子も漏らさずに観察しながら、更に大胆な注文をする。

 舞は、嫌悪感を露わにするが、諦めたように上半身を勢い良く揺すった。

 大きな乳房が、ブルブルと左右に大きく揺れ、ぶつかり合ってパチンパチンと音を立てる。

 裕介は、ニヤニヤ笑いながら、吸い込まれるように顔をグッと舞の乳房に近づける。

 必然的に、裕介の顔は、舞の重い乳肉に叩かれることになった。

 「ハハハハ!サイコ−!」

 左右から、柔らかくも重い肉で、ベチンベチンと顔を叩かれる衝撃に、満足そうに大笑いする。

 舞は、屈辱の極みの中で、加虐的な感覚に何故か体の奥が熱くなるのを感じていた。

 「ふー…このままだと、KOされそうだから、もういいッスよ。

 さて、今度は、俺の顔を散々殴ってくれた乳で遊ばせてもらうから…」

 裕介は満足そうに一息つきながら、舞の背後に回り、胸をかろうじて隠す布を掴み、重い乳房を包んだまま吊る形で持ち上げる。

 「おっ!乳首が見えたぜ!」

 胸元が持ち上げられたことにより、裕介のいる位置から覗き込めば、舞の乳房は上から丸見えになっている。

 舞は恥ずかしさのあまり、咄嗟に腕で胸を抱いて隠していた。

 「おいおい、隠すなって言ったじゃないスか…逆らうと、人質ヤバイんじゃないんスか?」

 裕介は舞の尻肉に、大きく盛り上がったズボンの前をグリグリと押し付けながら、卑劣な一言で舞を制する。

 舞はギリッと歯噛みすると、再び力が抜けた腕がダランと垂れ下る。

 同時に裕介が吊るしている乳房にも脱力が伝わり、乳房が反動で揺れたユサッと重い感触を堪能する。

 「この乳が揺れる重い手応え!癖になりそうっスね!よっ!日本イチィ、ってね!」

 よほど気に入ったらしく、裕介は掴んだ襟を交互に揺さぶる。

 吊られた乳房が服の中で滅茶苦茶に揺すられ、裕介が掴んでいる襟に心地良い感触が伝わる。

 暴れ回る乳房は服の中で柔らかく形を変え、頂点が服に擦れ、羞恥に耐える舞に快感を送る。

 上から覗き込む裕介は、暴れ舞う乳房に興奮し、調子に乗って乳房を蹂躙する。

 やがて、元より面積の少なかった服から、当然のように乳房がこぼれ、ブルルンと派手に暴れて飛び出す。

 「あっ!?やだっ!」

 「おっと!へへ、ゴメンゴメン…それにしても…へへ、すげえおっぱいだな。でかすぎだって…」

 突然晒された乳房に舞は絶望的な羞恥心を、裕介は予想外の宝物でも見たような反応を示した。

 慌てて隠そうとする舞の耳にアンディの名を囁き、動きを凍らせると、裕介は両手で舞の乳房に手を伸ばす。

 「着たままのアンタをもうちっと楽しませてもらいたいから、勿体無いけど、もうちょっと仕舞っておこうぜ…」

 そう言いながら、裕介は舞の乳房を鷲掴みにして服の中に戻す。

 「あっ…う…」

 舞がゾクゾクと這い上がるような快感に、甘い吐息を漏らしてしまう。

 裕介は乳房を仕舞った後も、服の中から手を抜くことも、乳房から手を放すこともなかった。

 ムニムニと柔らかく、そして吸いつくような舞の乳房を揉みしだき、その感触を余すところなく味わっていた。

 「やべ…もうちょっと遊ぶつもりが…止まらねぇ!」

 グニグニと乳房を揉み柔肉の形を自在に変え、タプタプと跳ね回らせ、手から感じる快感の虜となっていた。

 乳房嬲りによって、手から伝わる快感が、股間の起立にますます力を与えていく。

 もうズボンの中は苦しいほどに膨れ上がり、舞の柔らかい尻肉にグリグリと押し付けられる。

 裕介は自制できなくなり、舞の乳房を片手で弄びながら、ズボンの中から怒張を解放しようと手を伸ばす。

 伸ばした手がムチムチとした舞の尻肉に触れ、また堪らない感触が脳を経由して股間を襲う。

 もどかしくベルトを外し、ズボンと下着を下げると、下着のゴムに引っかかった後に勢い良く肉棒が飛び出す。

 そして、飛び出した肉棒は舞の尻肉を叩き、そして柔らかく弾力のある尻肉の谷間に挟まった。

 「ひゃっ!?」

 「うっ…お!こいつぁ気持ち良いぜ!」

 突然舞の尻肉に挟まれ、プルプルとした弾力に包まれた肉棒から快感が走る。

 今まで経験したパイズリなどとは違った、弾力に裕介は新鮮な感覚を覚えながら、そのまま舞の尻肉を鷲掴んだ。

 舞のムチムチした尻肉を揉み、挟まった肉棒に刺激を与えつつ、胸元に潜り込ませたもう片方の手で乳肉を嬲る。

 乳肉を揉み、弾ませ、こねながら、先端で起立した乳首をコリコリと摘まれると、舞は腰が跳ねるほどの快感に襲われる。

 舞の腰がピクピクと跳ねるたび、尻肉の谷間に挟まれた肉棒の存在を一層強く感じてしまい、女花が蜜を吐き出していく。

 裕介の蹂躙は徐々に熱を帯び、それに伴って舞の体には快感が蓄積されていった。

 舞の快感が蓄積されるのに比例し、裕介の興奮も高まっていった。

 「くっ…もう一回射精さないとダメだ…こっち向いて、パイズリしてくれよ!」

 肉棒が尻肉に挟まれた快感は、偶然生じた突発的なものであったため、もどかしく中途半端な満足しか得られない。

 舞の体を本格的に嬲りぬく前に、もっとその美体を味わいたいが、興奮が限界に達して集中できない。

 舞の秘部を味わう前に、まずその体を使って一度、昂ぶりを処理させなければ狂ってしまいそうだった。

 舞の乳房を掴んだまま、グイッと自分に振り向かせ、そのまま跪かせて顔に肉棒を突きつける。

 嬲られ続けた舞に、ようやく主導権を握る機会が巡ってきた。

 裕介自身は格闘家としての舞しか知らないが、舞自身はくノ一として性技の修行も積んでいる。

 冷静に、淡々と精を絞り尽くすことも可能である。

 アンディの身の安全を考えると、目の前の男を犯し殺すことはできないが、意識を失わせることは許されるだろう。

 しかし、舞は気がついていない。心の底で、奉仕することに異様な興奮と期待にざわついていることを…

 舞は渋々従うフリをして、乳房を露出しようと胸元に指をかける。

 この仕草、表情がすでに傾城のテクニックによるもので、男の心を惑わせる。

 「おっと!服はそのままで良いッスよ。」

 裕介が舞の手を押さえ、そのまま胸の谷間にペニスを押し付け、胸骨をピタピタと叩く。

 心臓に近づいた男の存在に、舞の胸がドクンと高鳴る。

 抗えずに見下ろした視線の先に、赤黒い肉が小さな口が透明な滴をダラダラと垂れ流すのを目にして、無意識に唾液を嚥下する。

 肉棒から発せられる強烈な性臭が鼻腔から脳を犯し、全身を熱く痺れさせる。

 柔肉から伝わる硬い肉棒の感触と脈動が、舞の理性を狂わせていく。

 その表情は冷酷なくノ一の顔から、淫らな一匹の牝の媚びた色が混じっていた。

 意識の表層では、無防備に自分の乳房に引き寄せられた愚かな男を弄ぶことを、

 深層意識下では、自分の自慢の乳房で男に奉仕し、快感を得ることを望んでしまっていた。

 無意識の牝性に後押しされる形で、舞の手が乳房を寄せ、生じた乳肉の谷間に裕介のペニスを挟み込む。

 乳肉がムニュとどこまでも柔らかく、しかし弾力を持って男を受け入れる。

 肉と肉の狭間から伝わる熱と脈が、舞の乳間をじっとりと汗ばませていく。

 「お…!最高ッスよ…そんな感じ…」

 舞の巨乳に挟まれた瞬間、裕介は腰を起点に全身に震えが走るのを感じた。

 敏感な粘膜、そして限界まで膨張した怒張は、吸い付くような舞の乳肉の感触を最大級で感じている。

 まるでペニスに目でもあるかのように、柔らかく形を崩す乳房の様子が感じられた。

 「ほら、もっとしっかり挟んで…」

 裕介がもっと快感を貪ろうと、舞に催促をする。裕介の肉棒は、人並み以上のサイズのため奉仕には、多少の苦労が伴った。

 舞は頬を紅照させ、潤んだ瞳で裕介を見上げながら、乳肉の両脇に添えた手をギュッときつく寄せる。

 その仕草はもう傾城の手管であるのか、自分自身の本当に湧き上がったものなのか、舞には分からなくなっていた。

 強く寄せ押し付けられた柔乳は、表面上の沈み込むような柔らかさと、弾力を活かした締め上げによって、

 裕介の肉棒に強烈な快感を与える。このまま動かなくても、挟んでいるだけで絶頂を迎えてもおかしくない。

 「すげ…これ…たまんねぇ…」

 裕介が腰を動かすことすら忘れ、敏感な器官から伝わる感触の虜と化していた。

 「…もう満足?」

 それまで黙っていた舞が、口許に妖しい微笑みを浮かべている。

 ようやく優位に立てたことへの余裕、そして淫らさを振りまくという武器として、舞は言葉と笑みを使った。

 その微笑みの危険なまでの色香に、裕介は一瞬呼吸を飲み、下手をすれば射精に到っていてもおかしくなかった。

 舞の傾城の微笑みは本来の効果に加え、本人も意識しない、本当の淫らさを潜めたことによって凄まじい威力になっていた。

 「え…?…あ…あぁ!」

 息を飲んでいた裕介が切羽詰った声を出す。

 舞が乳房に添えた手をほんの少し揺すり、寄せて肉棒を挟みこんだ乳房を擦り合わせたのだった。

 柔肉は揺すられた振動により小さく波打ちながら肉棒に浸透するような快感を叩き込む。

 じっとりと汗ばんだ乳肌はより一層、肉棒に吸い付き、擦りあうことで肉棒を蕩かしていた。

 「うわ、マジでいい……良すぎる…っ!」

 今まで味わったことのない、強烈過ぎる快感は、裕介にはある種、苦痛にも匹敵するものだった。

 余裕は一切失い、舞の体温と柔らかさに包まれたまま、逃げ出すことも出来ない。

 吐息を荒くし、体を小刻みに震わせ、迫り来る射精感に堪える。

 「いいのよ…?イっても…もう我慢できないんでしょ?」

 乳房の谷間から覗く先端に、フッと甘い息を吹きかけながら、舞が淫蕩に誘う。

 裕介も、本来なら簡単に射精しているだろう。しかし、体がそれを許さなかった。

 未だかつてに快感を永く味わうため、それ以上に、この快感によって射精することを、体が恐れていた。

 舞の額から、一滴の汗が落ち、裕介の肉棒に弾けて散る。

 それは、情欲から生まれた汗とは異なっている。温度の低い冷や汗だ。

 舞自身の中で、このままこの男を射精に導くことへの恐怖が、冷や汗を生んでいた。

 しかし、白くネバついた、男臭い精液をブチ撒けられることへの、どうしようもない期待が体を突き動かす。

 自分の胸の谷間に向って、淫らに歪めた口から、ツッと唾液を滴らせる。

 唾液は、ムニュムニュとこねながら、肉棒を蹂躙する乳房の狭間で、グチュグチュと攪拌されて、肉棒を刺激する。

 「ほら…もうオチンチンがビクビクって…このままじゃ、爆発しちゃうよ?

 さあ、見ててあげるから…私を弄ぼうとした君が、真っ白な精液を吐き出してイク、情けない姿を…」

 唾液によって、濡れた肉棒に、舞の吐息が吹きかけられる。それが止めとなった。

 「ひっ…うぁぁ…、や、やべえ、出るっっ!!」

 睾丸が持ち上がり、蓄積された精子が筒を破裂させそうな勢いで噴き上がる。

 舞の双乳で固定された肉棒から、勢い良く白い汚濁が撒き散らされる。

 自分の顔に向って放出されるソレを待つ舞の顔が、これ以上に程に蕩け、そして精液がその顔に着弾する。

 その瞬間に、舞の鼻腔から脳に、濃い男の精臭が伝わる。

 「ひゃうっ!」

 そして、舞の中で、再び覚えのない記憶がフラッシュバックする。

 ありえない記憶は、何万回も舞を白濁で汚し、そしてその記憶は、汚されていることに幸福感を感じさせていた。

 記憶と同時に、心に何か強烈なショックを受けている舞だったが、その体は、得体のしれない記憶のもたらす本能に忠実だった。

 新鮮な牡の汁を自分の顔で、そして口で受け止めるように、大きく口を開け、舌を伸ばして飛沫を受ける。

 顔から滴り落ちた精が、まだ断続的に射精を続ける肉棒を挟んだ乳房に垂れていく。

 「あぁ…この匂い…男の匂い…すごい…頭が痺れて…体がジンジンしてきちゃうぅ…」

 舞は、自分の言葉が演技なのか、本心なのか分からなくなりつつあった。

 それまでは、性技としての奉仕であり、目の前の男を篭絡するという目的で動いていた。少なくとも建前は…

 しかし、実際に精液を浴びせられ、その香りを嗅いだ瞬間、自分では何かが、その心を支配しているようだった。

 舞の手は、無意識のうちに滴り、谷間に流れ込んで溜まる精液を、乳房全体に塗りこめるように双乳を揉んでいる。

 「うは…ちょ…ちょっと…もういいって…なぁ…くっ…」

 舞の耳には裕介の声は届かない。裕介を返り討ちにすることも忘れ、ただ牡の欲汁に乳房を汚させる作業に熱中していた。

 その結果、未だに双乳の谷間から解放されない、裕介の肉棒は、自らが吐き出した精をローション代わりに、

 絶頂直後の敏感なペニスを、更に乳房で蹂躙されることになり、その身をビクビクと震わせていた。

 「おっぱいが…ジンジンしてぇ…止まらないの…ねぇ…もっと頂戴…」

 舞は、自分の口から出る卑猥で恥知らずな台詞に戸惑っていた。

 しかし、事実、顔にブチまけられた精液の強烈な精臭が、鼻腔から脳に吸い込まれた瞬間、自分の中の淫らな感覚が、

 どうしようもないほど男を欲し、また異常なまでに、その肉体を狂わせていた。

 「変なの…あなたのザーメンの匂い嗅いだら…もう体が止まらなくて、あんなに嫌だったのに…」

 顔を汚す精液を舌なめずりして舐めとり、乳房を揉む指にまとわりついた残滓を、口に咥えて啜り飲む。

 口内に牡汁の味が広がり、それを味わって嚥下する度に、満足そうなため息を漏らす。

 淫らに自分の変化を語るうちに、段々と理性が消えていき、言葉通りの欲望が爆発的に心を支配していた。

 (もう止まらない…欲しい…とにかく、汚して欲しい…)

 そして、舞の乳奉仕は、止まらなくなっていた。

 乳房がジンジンとムズ痒いような感覚に襲われているらしく、モゾモゾとしながら、裕介の肉棒に乳肉を擦りつけ、

 表面を汚す精液を塗りこめながら、その満たされない感覚を何とかしようと悶える。

 その表情は、不安そうだった先ほどの表情が別人のように、淫らさに溢れ、蕩けたような顔になっていた。

 そんな舞の動きに対し、射精直後でやや腰の引けている裕介は圧倒されていた。

 「そ、そんなに欲しいんスか?乳グイグイ押し付けてきて…わっ!?」

 大量に射精したはずにも関わらず、舞の乳房の感触と、淫蕩さに肉棒は萎える気配もなかった。

 体ごとぶつかるように、乳房を押し付けてくる舞に押され、後退した裕介がベッドに躓いて、ベッドの上に倒れこむ。

 「あん!?うふふ…逃がさない…」

 倒れた裕介にまとわりついた舞が、一緒に倒れこむ。双乳の狭間に捕えた肉棒は、勿論逃がしも放しもしていない。

 倒れた拍子に、裕介の腰の上でタプンと乳房が重く弾み、柔らかく腰を打つ。

 谷間に挟んだままの怒張は、倒れた拍子に谷間から大きく突き出し、舞の頬に擦りつけられる。

 舞は嬉しそうに頬擦りする。当然舞の頬に、汚濁の残滓がなすりつけられるが、それすらも嬉しそうに受け止める。

 「ちょ…マジでどうしたんスか?」

 さすがの急変に裕介が戸惑う。

 「わかんない…でも、体も…心も…すごくHになっちゃって…」

 裕介の戸惑いなど相手にしないように、谷間から生えた肉棒に舌を這わせる。

 根元から幹の部分は、柔らかく重い乳肉で刺激し、敏感な粘膜を舌で嬲られ、裕介は追及の意慾も失った。

 ベッドに腰掛けたまま、妖しく迫る舞の奉仕に身を委ねるだけだった。

 そんな裕介の様子を満足そうに、上目遣いで見ながら、責めに力を入れる。

 胸の谷間でグチョグチョと攪拌された精液の強烈な牡臭に興奮しながら、肉棒の先端からとめどなく溢れ出す

 精液混じりの先走りを吸い、亀頭を口に含んで下で嬲り倒す。

 同時に、重い乳房が素早く強く、タパンタパンと腰に叩きつけながら、ペニスを心地良い弾力で弄ぶ。

 裕介が射精感に震えると、舞は肉棒の根元を乳肉できつく締め上げ、射精を許さない。

 くノ一の性技の中にある裏の技、拷問に等しい技を駆使されては、裕介はなす術もない。

 「な…なんで…うぅっ…」

 「まだ…もっと我慢して…あなたの中で…もっと濃くして…ね?」

 妖しく微笑みながら、射精を強制的に妨害されていきり立つ亀頭にフッと甘い吐息を吹きかける。

 満たされず、苦痛にも似た忍耐を強いられる肉棒が、残酷な刺激にビクンビクンと反応する。

 半透明だった先走りは、今は滲み出た白濁の割合を強くし、白くドロッと零れては、舞を悦ばせた。

 一方の裕介は、熱い精液が塞き止められ、逆流する苦痛に身をよじる。

 「う…ぐ…な…なぁ…頼むからもう…くっ…」

 何とか舞の圧迫から解放し、射精にいたるために手を伸ばそうとする。

 震える指先が、舞の柔らかい乳房にフニッとめり込むと、敏感な指先から柔らかな快感が伝わる。

 「だぁめ…まだまだよ…悪戯な手はお仕置きね…」

 肉棒への締め付けを途絶えず、巧みに片腕で胸を抱くように寄せ集めて締め付け、裕介の手を取って、

 乳房の柔らかさを味わわせるように、ムニュムニュと乳肉に押し付ける。

 舞は自ら導いた男の手に愉悦のため息を漏らし、裕介自身も自分の手が舞に操られて、肉棒を挟んだままの

 乳肉に刺激と動きを与えることで、更なる快感に苦しめられる。

 舞は裕介の指を唇に導くと、舌先でチロチロと舐め、しゃぶりついて口内で弄ぶ。

 肉棒同様の扱いであるが、指先からの快感に、裕介の性感は激しくかき回された。

 「あぁぁぁ!」

 満たされずに心と体がかき乱され、ため息混じりに裕介が声を上げる。

 舞は、口からチュプと指を吐き出すと、その指を裕介の怒張の頂点に導いた。

 白い粘液をトロトロと溢れさせる肉棒の頂点を自らの指で刺激され、腰が跳ねるが、射精は許されない。

 舞の唾液に濡れた指先が、今度は自分の体液に汚された。

 「ンフフフ…私も…感じさせて…」

 舞は裕介の指を、自分の胸の頂点に導いた。肉棒を囚われたことで、体の自由すらも操られているようだった。

 裕介の指先に、クニッと半ば柔らかく、半ば硬い舞の乳芽の感触が伝わる。

 舞は小さく喘ぎながら、裕介の指を巧みに操り、自分の乳首を嬲って即興の自慰に浸っていた。

 乳輪をなぞり、ピンと勃った乳首を指先で擦り、指の腹で押し潰しながら転がし、爪で軽く引っかくように擦り、

 そして乳首を柔らかい乳肉に押し込むように、指先をズニュッと乳肉に突き立てる。

 舞は淫蕩に頬を染め、ため息と喘ぎ声を漏らしながら、裕介の肉棒を双乳で締め、亀頭をしゃぶり、頬擦りしながら弄ぶ。

 裕介はあまりの快感と、それから解放されない苦痛に意識が朦朧となり始めた。

 下半身、特に腰は熱く痺れ、ジンジンとした疼痛と共に、何か異様な熱を帯びていた。

 肉棒の根元と睾丸を、何度も吐き出されるべき粘液が逆流して攪拌されている。

 (このままでは狂う…)

 裕介の本能がそう告げ、次の瞬間、体が自然に反応していた。

 裕介の指が動き、舞の乳首をキュッと摘む。

 些細な動きではあったが、突然の攻撃に舞の体はビクンと快感に跳ね、裕介を苦しめた"術"が解ける。

 裕介が絶頂に腰をガクガクと震わせながら、ようやく訪れた射精に身を委ねる。

 「う…うわっ!?なんだこれ…す、凄ぇっ!?」

 いつもの何倍もの快感、そして筒内を走る熱く濃い精液の感覚に、驚きの声を上げていた。

 舞の乳房に挟まれた肉棒は、二度目とは思えない、一度目以上の量を噴き上げている。

 「ひゃぁん!?んぶぁ!もう!だめぇ…もったいない…んむ…」

 もう少し弄ぶつもりが、思ったより早く逃げられてしまい、反応が遅れた舞の顔に濃縮された塊のような精液が飛ぶ。

 ビチャッと顔にブチまけられた初弾にひるまず、舞は濃厚な精を求め、射精を続ける肉棒を口に咥えた。

 ドクンドクンと脈打つ肉棒から、ビュブビュブと立て続けに精が口内に流し込まれる。

 ただでさえ量が多く、また濃度と粘度も通常よりも遥かに濃い精液だったが、舞は何なく嚥下していく。

 普通なら喉に絡んでむせるような精にも関わらず、くノ一としての技術なのか、それとも舞自身の淫らさからなのか、

 嬉しそうにどんどんと飲み下し、そして味わっていた。

 口の端からは逆流した分が太く滴り、口内は頬が膨らむほどに牡臭いゲル状の粘液で満たされている。

 それでも、更なる射精を催促するように、剛直を支えた双乳を揺すり、押し付けると、ゴビュッと新たな精が口に放たれた。

 舞が精液に満ちた口の中で、裕介の亀頭を舌で舐めると、催促されたように何度も何度も断続的に射精が続いた。

 「う…くっ…」

 裕介は長い射精を終え、流石に半ば力を失ったジュポッという音と共に、舞の口から引き抜くことが許された。

 舞の唇を擦るようにズルズルとペニスが引き抜かれると、その隙間から口内を満たす粘液が逃げ出し、

 舞の顎、そして裕介の肉棒を伝って、舞の乳房に滴り落ちる。

 舞は口から逃げようとするその汚濁をもズッと音を立てて、啜り戻して味わってた。

 顎を伝い、胸に溜まったヌメリを手と肌で味わうように、胸を揉み、白濁を引き伸ばす。

 部屋の中は、きつい精臭と、そして舞が発する牝の匂いで充満していた。

 舞は、そんな匂いにうっとりとしながら、口の中に溜まった汚濁を、喉に絡ませないように少しずつ嚥下している。

 吐き出されたザーメンを弄び、味わう舞の痴態を見ているうちに、裕介の肉棒はまた力を取り戻していた。

 「あ…れ…?おかしい…今、あんだけ苦しい思いして出し尽くしたばっかなのに…」

 肉棒が角度を上げると同時に、裕介自身も再び昂ぶりを抱き始めていた。

 目の前には、憧れだった極上の美女が痴態を晒している。それだけで十分に復活の要因にはなるだろう。

 しかし、その急変は、そんな常識的な感情などではない、異常な変化だった。

 「あら…もう元気になったのね…?」

 舞は悪戯っぽく妖しく微笑むと、手にこびりついた白濁を舐め、指に絡んだ精液を啜っていた。

 「変だ…ぜってー変だ!何かしただろ!?」

 裕介は、その舞の仕草に勃起しながら、何とかソレを静めようと足掻いていた。

 「ふふ…さっき我慢しすぎて、おかしくなったんじゃない?」

 舞が意地悪く答える。手と指に付着した白濁を奇麗に舐め取ってしまうと、今度は自分の乳房に擦り込まれた白濁を

 舐め啜り始めた。大きな乳房を口許に持ち上げ、乳肌を舐めて直接味わう。

 舞自身が持ち上げたことで、柔らかく変形した白い乳房の上を赤い舌が這い、その跡は、うっすらと白く濁った精が

 舐めとられ、代わりに唾液でテラテラと光っていた。

 白濁に覆われた下で、薄っすらと色のついた乳輪を、体をピクピクと震わせながら、チロチロと舐め、

 ピンと起立し、精液を滴らせている乳首を唇に咥えて刺激し、自ら吸いたてて背筋を仰け反らせる。

 「くそ…!そういやアンタ、くノ一だったよな!忍術か何かか!?」

 舞が自らの乳房を舐める、堪らなくいやらしい姿に、裕介の肉棒は、痛いくらいに起立していた。

 自らの体を汚す精液と戯れ、豊かな自分の乳房を自分の口と舌で舐める舞の痴態自体が、すでに誘淫の効果があるが、

 裕介の予想通り、舞は忍術を使っていた。

 一つは、舞自身が発する香りである。幼い頃から、男を篭絡するための手段として、体質を変化させられてきていた証である。

 それだけで男を誘い、昂ぶらせる淫らな香りをその体から漂わせていたが、舞自身が精臭に酔い、淫らさを露呈した

 ことにより、その効果は、舞自身にも影響が現れるほどに強くなっていた。

 舞が欲情すれば、香りは強くなり、男の欲情は強くなる。

 そして、もう一つは、舞が裕介の射精を、強制的に遮断していた時に行われた。

 本来は、女陰で行う技だが、舞は乳肉を使い、裕介の肉棒を圧迫し、機能を狂わせている。

 更に、快感を与え、一方で射精を許さないことで、裕介の体内の気の巡りを狂わせていた。

 それにより、裕介の体は、射精するために全機能を優先させられている。

 (唯一の幸運は、術の最終段階で、何とか呪縛から解放されたことで、意志や精神を破壊され、

 勃起と射精を死ぬまで繰り返す肉精奴隷と化さずに済んだことだろう。)

 その結果、裕介は香りで精神的にも欲情し、更には体も快感を味わう―味わわせる―ために動くことになっていた。

 「私を満足させたら、術が解けるかもね…ねぇ、もう我慢できなくなってるんじゃない?」

 双乳を汚していた白濁を全て始末した舞は、裕介を誘うように、まだ自分の乳房を嬲っている。

 その仕草に、思考が停止するくらいの昂ぶりを感じ、限界まで硬直した男根が痛む。

 「う…うああああ!!」

 裕介は、自分の分身の欲望に従い、舞に飛び掛っていた。

 「あ…!?んっ…ちょっと…やぁ…」

 咎めるような、しかし甘い声を発しながら、舞はベッドに押し倒された。

 抵抗するというよりは、加虐心を駆り立てように身を捩る舞の胴に馬乗りになり、プルプルと揺れる双乳を鷲掴む。

 「アンタ相手にするのがヤバイって分かってても…このエロい乳見てるだけで、もう我慢できねぇ…!」

 そっと触れただけでも指が沈み込むほどの乳房に、強く指をめり込ませて、その感触を味わう。

 そして、柔乳から手を放すのも惜しいように、腰をグイグイと突き出して、舞の乳房を犯そうとしていた。

 自分の手で舞の乳房をギュッと寄せ、谷間に肉棒を差し込んで、腰をガクガクと振って柔乳を堪能し始める。

 裕介は、グニュグニュと舞の乳房を揉み潰し、狭間にある自分の肉棒を、その柔らかい乳圧で愉しませる。

 両脇から掴んだ乳肉を掌の中でプルプルと揺すったり、乳房を揉みながら、頂きに揺れる乳首を指でコリコリと

 摘み、または掌で転がして弄り倒す。

 「んっ…ふぁ…おっぱい…そんなにいじめちゃ、だめぇ…感じる…っ!」

 第二の性器と化した双乳を、硬い男根で犯され、嬲られる感覚に、舞は絶えず甘い声を上げて応じる。

 ブチまけられた精液の匂いが、舞の性感を高め、淫らな気分はその体を暴走させていた。

 裕介はガクガクと大きく腰を振り、深い舞の乳房の谷間を、様々な角度から突き、擦り上げていた。

 "谷底"とも呼べる胸骨に当たりながらの抽送は、両側からの柔らかい刺激と、汗や体液が溜まった底の感覚が、

 何ともいえない快感を作り出す。

 また、角度を上げて突き出すと、舞の乳房の合わせ目から肉棒の先端が飛び出したときに、舞の乳首を擦り、

 舞の喘ぎ声と共に、亀頭や幹の部分にコリッとした、堪らない新鮮な感触が伝わる。

 裕介は舞の両乳首を寄せ、擦り合わせながら、わざとその乳首に直撃するように、肉棒をストロークさせて飛び出させた。

 「ひゃぁん!?ち、乳首がぁ…こすれちゃって…痺れちゃう!!」

 雁高の亀頭が、乳首をひっかけ、お互いに痺れるような快感に身を震わせる。

 勢い余った裕介の手が、舞の乳房をグイッと押し上げ、舞の顔に双乳を近づける。

 今度は、乳底から挿入することになり、先端すら脱出できないような長い谷間が生み出された。

 その谷間を通るということは、亀頭、幹共に、柔らかい乳肉に絶えず包まれていることを意味する。

 舞の方は、口許で震える自分の乳首を目にし、それを嬲ることで得られる快感の誘惑に勝てず、

 自らの乳首に舌を伸ばし、吸い付いていた。

 くぐもった喘ぎ声を上げる舞とは対照的に、裕介は血走った目で、無言で腰を動かしていた。

 剛棒の外側は、ただジンジンと痺れたような感覚になってきたが、内部の付け根から先端までは熱く、

 そして蕩けるような快感を駆け巡らせていた。

 先ほどから舞の技に翻弄されていた、圧倒的で強制的な快感による射精感ではなく、自分のリズムで快感を刻み、

 憧れの女を愉しむ事による、甘美で最高の感覚だった。

 肉棒が蕩けるような錯覚を覚えた瞬間、裕介の頭が真っ白になり、肉棒に断続的な心地良い衝撃が走る。

 「んむぁぁ!」

 舞は、自分の顔の間近にあった巨大な自分の乳の壁から、まるで堤防のヒビから吹き出るように迸る白い粘液を、

 乳首を嬲るために伸ばした舌に浴びせられていた。

 唇から顎までを白く汚した精液を舐めとる舞を見下ろしながら、裕介は一端、舞の上から降りていた。

 舞によって狂わされたその怒張は、収まる気配すらないが、精神的には欲情を、あらゆる形で満たすための

 計算を行えるまでに回復していた。

 つまり、目の前の淫乱で危険な女を、どのように自分好みの方法で愉しむか…ということを…

 裕介は、甘やかされ、そして放任されて育ったため、性根はかなり歪んだ形で我侭に育った。

 その性格は、性癖にまで影響している。下手なプライドが、自分の意図しない形で責められっぱなしになることを望んでいない。

 しかし、現に自分は、この女を弄ぶつもりが、一歩間違えば奴隷に成り果てるような扱いを受けてしまった。

 決して女性を見下しているわけではないが、個人同士の駆け引きで、完全に負けたことが気に食わなかった。

 今、裕介の放った汚濁に塗れて歓ぶ舞の姿は、淫らさの中に美しささえ感じさせ、その存在を貶めることにはならない。

 そこで、裕介は少し過去に戻ることで、効果的な策を思いついた。

 (一流の格闘家であること意識させ、それを利用して恥虐に貶めてしまえば…)

 そう閃くと、ベッドに横たわり、汚濁を浴びた余韻に浸り、今にも自慰をしそうな舞を引き起こす。

 「あン?なぁに?」

 今度は何をされるのかと期待した舞が、裕介の勃ちっぱなしの肉棒に手を伸ばそうとする。

 裕介は、その手をしっかりと捕まえると、舞の背後に回り、耳に囁きかけた。

 「ったく…急にこんなにエロくなりやがって…アンタ、それでも格闘家ッスかぁ?」

 『格闘家』という言葉に、淫らな感情に押さえ込まれた舞の理性が刺激される。

 「俺が好きなのはね…格闘家としての、凛々しいアンタなんスよ?

 それが…まるで別人みたいに自分からザーメン欲しがって、いきなり犯してくれちゃって…」

 格闘家の誇りを意識しながらも、なじられることで、マゾヒスティックな感情を刺激される。

 『別人』という表現は、あながち外れではない。今の舞は、自分ではコントロールできないほどの、

 強烈な感情を与えられ、それに支配されている。しかし、それは自分の淫らさが増幅されたものである。

 「だって…体が…欲しくて…」

 舞が、羞恥と屈辱、そして欲情の狭間でモジモジとし始め、裕介は成功を確信した。

 「こんなんじゃ、興ざめだね…アンタとは、これ以上ヤらないッスよ。」

 冷たく言い放ちながら、掴んだ舞の手を操り、舞の手の甲を自分の怒張に擦りつける。

 掌を押し付けては、その手技であっという間に、逆転されてしまうが、手の甲では、熱い感覚を与えて焦らすだけだった。

 「そんな…ねぇ…お願い…何でもするから…」

 感情を狂わされた舞は、誇り以上に、手の甲から感じる肉棒の熱さに身を焦がしていた。

 「じゃあ…格闘家としての姿を見せてよ…

 アンタが構えを取ってくれるだけでも、俺は最高に燃えるんだから…」

 裕介はそう言いながら舞の膝の裏を、自分の膝で軽く押し、やや腰を落とした姿勢を取らせる。

 同時に、上半身をほんの少しかがめる形に押し出すと、今度は舞の両腕を持ち上げて固定した。

 そして、折角露出していた胸元を正し、服装をきっちりと戻してしまっていた。

 「これこれ…この格好ッスよ!これが憧れの不知火舞の姿だよ!」

 舞にとっては体に染みついた、最もリラックスし、最も動きやすい待機の構えの完成だった。

 この構えで、対峙した相手の動きを読み、一瞬で攻撃に転じて多くの対戦者を倒してきた。

 その構えが、たった今、目の前の年下の男によって、恥辱の対象にまで貶められようとしていた。

 しかし、舞にとっては、プライドを踏みにじられたことよりも、誇りを汚されながら、たった今からもたらされる

 快感の方が気にかかっていた。

 「これから、俺がアンタにたっぷりとお返しをさせてもらう…

 俺が指示する構えを崩さずにいたら、アンタは俺に気持ち良いことをしてもらえるってルールッスよ。

 構えを崩したら、その時は罰が待ってるンスからね。

 もし、指示に従わなかったら…俺は、この部屋を出て、アンタの彼氏をブチのめす…

 そんで、この部屋に戻ってきて、淫乱なアンタが満足できないように体を縛った上で俺だけ愉しませてもらう。

 俺が飽きるまで、アンタが何のミスもなく耐えられたら、時間前でも帰って良いッスよ。」

 物騒な脅迫交じりの要求だったが、舞にとっては、快感を得られないことの方が恐ろしく感じられていた。

 心の中で、アンディに詫びながら頷き、屈辱的な官能をもたらすこのゲームに同意する。

 「…かかって…らっしゃい…」

 その表情は、不安に翳っているが、瞳と口許に、歪んだ情欲の影が薄っすらと滲んでいた。

 舞が試合の時と同じようにリズムを刻むと、乳房と尻でプルプルと震える。

 裕介は、舞の周囲をゆっくりと一周すると、恐る恐る、舞の胸に手を伸ばす。

 指先が服の上から乳房に沈み込んでも、舞は抵抗することはなかった。こんなにバカな取引にも関わらず…

 つまりは、完全に祐介の思い通りになっているということであり、この先、何でも出来るということである。

 裕介は満面の笑みを浮かべると、遠慮がちだった手を、思い切り乳肉に這わせる。

 服の上からグニュグニュと強く揉み、ユッサユッサと掌で弾ませて感触を味わう。

 「何回触っても堪んねぇ乳ッスね!何が詰まってるんスか?」

 変化が現れる前、先ほどまだ舞が警戒していた時に楽しんだ極上の女乳の感覚が、再び裕介の手を楽しませる。

 服の上からでも、指の間から柔らかい乳肉が溢れるのがはっきりと分かる。

 舞は、胸を強く握られる快感に、身を捩り、思い切り裕介の体、そして肉棒に乳房を押し付けたくなったが、

 ルールに従って何とか思い留まって、わずかに体をくねらせながらも、構えを維持する。

 裕介は、そんな舞を追い込むように、今度は両脇から服の中に両手を潜り込ませ、直接乳肉を揉み始めた。

 「こ…こらぁ!そんな急には…あふ…!」

 裕介が暴走したように、滅茶苦茶に乳肉に指を食い込ませて嬲り尽くす。

 自覚はないが、乳房への執着が自然と技術を身につけさせ、舞に堪らない快感を与えていた。

 乳房の付け根から、指を大きく広げて握って巧みに揉み上げ、親指と人差し指で乳輪と乳首を捏ねる。

 甘い声を上げる舞の姿に調子に乗った裕介は、今度は中指と人差し指、親指を巧みに動かしながら、

 乳首、乳輪をクニクニと嬲りながら、三指で摘んで乳肉全体を引き伸ばすように引っ張っていた。

 「マジで幸せだね!試合中のアンタにイタズラしてるみたいで、マジで燃えるッスよ!!」

 裕介は、今まで見てきた舞の試合中の雄姿を思い出しながら、双乳を弄び鼻息を荒くする。

 舞は、構えを何とか維持したまま、構え自体を利用し、合わせた太ももを擦り合わせて、足の付け根の疼きを慰めていた。

 その太ももをツッと愛液が伝い落ち、蜜香を漂わせる。

 せわしなく乳房の上で手を移動させ、今度は胸の付け根を絞るように握り、乳肉を縊り出させていた裕介が、

 蜜香に誘われるように、あることに気がついた。

 「…そういや、乳に夢中で、下の方はまだ手付かずだったな…」

 思い出したように、裕介は舞の下腹部に手を伸ばし、合わせられた太ももの付け根に指を潜り込ませる。

 「あ…やっ!」

 クチュッといういやらしい音と共に、裕介の指先に布地越に濡れた感触が伝わる。

 舞は乳房を弄ばれる快感に気をとられ、裕介の手の侵入を防ぐことはなかった。

 秘部を嬲られることは快感を生み出す意味で望んではいるが、乳房を嬲られただけで、こんなにも濡れてしまっているという

 事実を知られるのは気恥ずかしかった。

 「何スか?もうこんなに濡らして…」

 潜り込ませた指を暴れさせ、布地の上から秘部を擦り上げると、布から染み出した愛液が、舞の太ももを

 濡らしていく。そして、愛蜜の淫らな匂いが、裕介の冷静さを掻き消し、欲望をたぎらせていた。

 最も敏感な部分からの快感に、舞の腰が砕けそうになる。

 「っと…構えを崩しちゃダメだってば…」

 裕介は、崩れそうになる舞の乳房を掴んで引き寄せ、無理矢理構えを維持させた。

 舞の愛液でヌルヌルになった指を、乳肉になすりつけ、揉みながら乳肉全体に塗す。

 「んぅ…恥ずかしい…あっ!?ひぁ!?」

 体の自由をルールで拘束され、嬲られる被虐感に浸っていた舞が、甲高い嬌声を上げる。

 「ホラホラ!我慢して!」

 裕介は、ただでさえ面積の少ない舞の下着を引っ張り、愛液を溢れさせる秘肉に食い込ませた上、

 クイクイと擦り上げるように引っ張っていた。

 舞は、必死に構えを維持しながらも、快感に突き動かされ、跳ねるように最低限で身を捩っていた。

 自らの愛液により、摩擦による苦痛をなくした秘部は、愛液を吸った紐状の布の食い込みを受け入れ、

 敏感な粘膜、そして急所とも言えるクリトリスが擦られる快感を脳に叩き込む。

 「い…じ…わる…ねぇ…もう…お願い…」

 舞が嬌声に疲れたような、吐息交じりの少しかすれた声で、裕介に懇願する。

 舞の尻肉には、萎えることなく、興奮によって一層凶暴化した肉棒が、柔らかい尻肉にめり込むように当たっていた。

 自らの発する淫香により、裕介の理性が再び消えつつあることを悟った舞は、同じように自分も激しく欲情し、

 その欲情に突き動かされるように、裕介に秘部を突かれることを切望していた。

 「構えは崩さないようにするから…そのまま、後ろから…頂戴…」

 舞は首を捻り、凄絶な色気を感じさせる淫らな目つきで裕介の瞳を射抜き、腰をやや突き出すようにしてねだっていた。

 それだけで射精感に見舞われた裕介は、獣のような唸り声を上げ、舞の下着をズラし、濡れ滴る秘部に擦りつける。

 血管を浮き上がらせた裕介の巨根に、舞の秘部から滴る愛液が絡みつき、染み込んでくる。

 背後からスマタを行われているため、前から見ると、まるで舞自身に男根でも生えたように見える。。

 「そうか…そうかよ…!俺ももう我慢できねぇ!う…おぉ…あの不知火舞を犯してやるんだ!!」

 興奮しきった裕介は、はやる気持ちとは対照的に、焦りすぎてヌルヌルの秘部に上手く挿入できず、

 何度も秘部を擦ったり、尻肉の表面をなぞったりしていた。

 しかし、偶然、蜜壺の入り口に肉棒の先端が触れた瞬間、舞の膣口がまるで吸い付くように、肉棒の先端を捕える。

 「うあ…何だこれ…飲み込まれる…んっ!は、勝手に入ってく…俺のチンポが吸い込まれる…!」

 舞の膣が複雑に蠢き、肉棒に吸い付き、絡みついて、裕介の肉棒をズヌヌ…と膣内に迎え入れていく。

 「すご…ぉい…硬くて…すごく大きいのが…ズルズル入ってきて…く…ふぅ…」

 下腹部を満たす圧迫感と存在感に、舞は気を失いそうな快感と充足感を味わっていた。

 構えを維持しているため、本当に試合中に背後から男を受け入れたような気分になる。

 一方、堪らないのは裕介の方だった。

 肉棒で感じる舞の膣内は、愛液で蕩け、襞肉の一枚一枚がまるで舌で舐めてくるかのように蠢い、複雑に絡みついてきた。

 乳肉の狭間の快感は、圧倒的な質感と弾力による強烈な肉の快感だったが、この膣内の快感は複雑極まっていた。

 膣肉が巧みに蠢き、締め付けることで、まるで舐められながら、強く吸われているような快感が走る。

 熟練した口腔淫技の達人のフェラよりも、遥かに気持ちの良い感覚だった。

 先ほど何度も射精し、舞によって気脈を狂わされていなかったら、挿入から現在までの間に何度精を放っていたか分からない。

 しかも、まだ長大な肉棒は、半分ほどしか埋まっておらず、奥深い底までは、まだ到達していない。

 この先、完全に膣内を制圧し、抽送を開始したら、この膣凶器は、どれだけ淫らに襲ってくるか想像もつかない。

 「ん…奥ぅ…奥まで…お願い…じらさないでぇ…子宮を叩いて…」

 呆ける裕介に焦れた舞が、甘く淫らに奥深くまでの挿入、つまり「とどめ」をねだって腰を動かす。

 淫らさに理性まで支配され、蕩けきって男を迎え入れた肉体は、女としての最後の砦まで攻撃されることで、

 理性の完全な敗北と、快感を貪るための既成事実を求め、そして肉欲への逃避を望んでいた。

 舞が下腹部に力を入れると、膣内は妖しく、そして活発に蠢き、肉棒をズルズルと飲み込んでいく。

 「ん…っ…う…んふぅ…く…ぅ…っはぁ…」

 舞が太い肉棒で膣を圧迫され、更にそれを奥まで飲み込もうと力むため、低い吐息が漏れる。

 裕介は舞の膣内のあまりに複雑で強烈な快感に動くことも忘れ、肉棒を飲み込まれるままにしていた。

 襞肉一枚一枚に弄ばれながら、肉棒は舞の膣奥にどんどんと飲み込まれていく。

 奥に進むにつれ、締め付けはきつくなり、また愛液の熱さと、肉の柔らかさに危うく射精を迫られる。

 そして、ついに肉棒は舞の最奥に到達する。

 「あ…あぁぁ!!奥に!奥に当たって!ひぁぁ!子宮にまで入ってくるぅ!」

 舞が甲高い声を上げ、ギリギリで構えを維持した状態で、できうる限り背を仰け反らせる。

 裕介の亀頭の先端が、舞の子宮口に触れた瞬間、舞の子宮はまるで溶けたように裕介の亀頭を受け入れた。

 そして、子宮が亀頭を捕えた瞬間、舞の膣肉はまるで罠が獣を捕えるように、ギチギチと男根を締め上げる。

 締め上げると同時に、脈打つように惷動し、愛液をまぶしながらウネウネと肉棒を這い回る。

 「なんだよ…これ!?何か変な生き物がいるみたいだ…うわ…!」

 裕介は、未知の快感に戸惑いながらも、女肉を満たす自分の分身を引き抜くという選択肢を選ぶことはなかった。

 舞自身も、自分の体がここまで機能するなどとは思っていなかった。

 舞の体は、幼い頃からくノ一としての修行を施されている上、遺伝的に男を篭絡するための肉体が継がれていた。

 そして、その体質は更に過酷な修行を経て、ようやく発現するのだが、舞はそこまでの修行は受けていない。

 ただ、舞の肉体は、不知火と出会い、彼によって全てを開発され尽くした、別次元の自分の存在と

 リンクしてしまい、舞の体のこの驚異的な淫らな力を発揮させていた。

 「うあぁぁ!!変…私の体…変!すごいよぉ!感じすぎて気持ち悪い…でも…すごいぃぃ!」

 しかし、舞自身も、何の準備も、意識もなく発現してしまったため、自分の体に降り注ぐ快感に抗うことはできない。

 淫らに染まった心は、この強すぎる快感を受け入れてしまった。

 つまり、舞はもう自分の淫らさにリミットをかけることもできなくなっている。

 その肉体が満足するか、どこかで限界を迎えるまで、ひたすら淫乱さを撒き散らし、暴れるだけである。

 堪えきれないように腰だけを裕介の腰に打ちつけ、女陰から感じる快感を貪る。

 せっかく訪れた優勢も、あっけなく覆されてしまったが、舞の膣内は、容易く射精を許さない。

 射精感を粘膜で察知すると、締めつけを強くし、射精感が少し引いた瞬間に、責めを緩める。

 その強烈過ぎる快感に、裕介の肉棒は徐々に感覚を麻痺させつつあった。

 それにともなって裕介が恐る恐る腰を使い始める。少し馴れ、安心すると、逆上したように突き動かす。

 「クソ…!俺が責めてるんだぞ!大人しくよがってればいいんだよ!オラ!どうだぁ!?」

 腰を引くと、舞の膣肉は雁首に擦られるのを貪るように、そして肉棒を膣内から逃がさないように絡みつく。

 逆に肉棒が突き入れられるときは、奥まで飲み込むように、グネグネと蠢く。

 裕介の突き入れに合わせ、舞が腰を振ることで、舞の膣は強く、深く抉られ、快感によがり鳴く。

 立っていることすらも辛くなるような、堪らない快感の中で、舞は何度も腰と膝が崩れそうになった。

 しかし、腰が砕けた瞬間、そしてこの姿勢が崩れた瞬間、肉棒は膣内から抜けることになる。

 舞は、繋がった部分を支点に、必死に構えを維持し、そして快感も貪った。

 裕介は、快感に耐えるため、何かにしがみつくような形で、舞の双乳を鷲掴んだ。

 それまで、突き上げにあわせ、服からはみ出ながら、ユサユサと大きく揺れていた乳肉が強く握られ形を変える。

 「ふぁ…!んっ!?んむ…ん…」

 突然の快感に驚いたように振り向いた舞の唇に、裕介は自分の唇を重ねて貪った。

 まるで恋人同士の濃密な絡みのような行動に、舞の胸の奥がドキッと弾む。

 貪られるままに、舞も自ら舌を絡めて口腔愛撫に応じる。

 ピチャ、クチュと唾液が絡み合う音と共に、パンパンという肉のぶつかる音が響く。

 リズミカルのお互いの腰をぶつけていくうちに、二人はどちらともなく、絶頂に昇り詰めていった。

 「くっ…もう…イクぞ…!」

 子宮に熱い精液を浴びせられる欲求に、舞は一秒も待てないくらいの期待に襲われた。

 女肉は一層ざわめき、射精を歓んで迎え入れようと、爆発寸前の肉棒を肉襞で舐めるようにしごき上げる。

 「あっ…!あふっ…!う…ん!来てぇ!奥に!奥に熱いザーメン、いっぱい注ぎ込んでぇ!!んっあぁぁ!!」

 これ以上ないほど、舞の膣の最奥にまでしっかりと突き入れられた肉棒が、ドックンと弾けるように脈打った瞬間、

 舞の子宮の中に、熱い精が勢い良くブチまけられ、舞は一瞬で絶頂に達した。

 長い射精の間、舞は何度も絶頂の波に揺られる。放たれる精を逃がすまいとギュッと締め付ける膣の、ほんの隙間から

 滴った、逆流した精液が、愛液で濡れた太ももを這ってトロトロと流れる。

 裕介は、射精しながら、舞の唇を吸い、更に快感に耐えるように、舞をきつく抱きしめていた。

 舞の膣内に埋まったままの肉棒は、術のおかげで萎える気配はない。

 それどころか、狂わされた気脈は、裕介の肉棒をどんどんと鍛え上げていた。

 射精に酔った舞の膣内は妖しく惷動し、挿入しているだけで強烈な快感を生み出しているが、

 裕介の肉棒は、すでにその快感にすら耐えられる力を持つまでに成長していた。

 頬を赤く染め、うっとりした表情をした舞を見ていた裕介は、衝動に駆られて、腰を激しく使い始めた。

 「あっ…ふぁぁぁ!!そん…なっ…!イ、イッたばっかりで…すごく…敏感なのにぃ!」

 吐き出された精を、膣肉全部で味わっていた舞が、突然の抽送に悲鳴のような嬌声を上げる。

 一突き一突きが、軽い絶頂を呼び、その度にビクビクと体を痙攣させていた。

 突き上げられるたびに、乳房が大きく上下する。

 激しい突き上げの連続で、舞の腰はついに限界を迎え、裕介との剛直によって、かろうじて支えられている状態だった。

 もう構えを取るどころの話ではなく、前のめりに崩れ落ちそうになる。

 「っと…へへへ…?もう降参?でも、こっちのお願い聞いてくれたし、特別に見逃してあげるよ。」

 裕介は、舞の両腕を掴み、前のめりになった舞を、後ろから激しく突いていた。

 一突きごとに舞の体は揺さぶられ、地面に向いた乳房が重力に引かれながらも、ブルンブルンと大きく揺れる。

 まるで腕を吊るされたような形で、前後に揺さぶられる舞の姿に裕介は満足そうな笑みを浮かべた。

 バックからの交わりが、数ある体位の中で最も好きだったからである。

 構えを崩したことが、結果的に彼の最も好きな姿勢になったことで、なんと許されることに通じていた。

 「あっ…あぁ!お願い…!もう立ってられないの…っ!」

 舞が強制的に立たせられた姿勢で、快感を叩き込まれることに音を上げた。

 膝は今にも崩れそうだが、崩れてしまったら、膣内の肉棒が抜け落ちてしまう。

 今は、快感を一時でも中断させてしまったら、永遠に満足できないような錯覚に囚われている。

 「まだ我慢しなって…お!そういや、こういう姿勢はどう?」

 裕介はおもむろに、舞の片足を掴み、グイッと持ち上げ、自分の肩にかける。

 片足を上げた状態で交わったことにより、先ほど膣内に吐き出した精液が、抽送のたびに溢れて床に滴る。

 更に、愛液と混じったそれは、太ももを伝い、そして、何度も崩れそうになっている膝を通り、足首にまで垂れている。

 「ふあぁぁ!!深ぁい!おなかの奥まで…グリグリって当たってる!!」

 片足で立たせられ、しかも密着度が増した舞は、泣き叫ぶような嬌声を上げていた。

 その膝は、ガクガクと揺れるが、もう片方の足が裕介の肩にかかっていることで、何とか支えられている。

 「確か、こんな感じの蹴り技もあったよね?」

 事実、舞の蹴り技の中には、似た型がある。それも、かなりの破壊力を持った技である。

 裕介は、片足立ちにさせたことで、更に肉棒を深くまで突き入れる。

 それだけではない。胸元から零れ出た舞の乳房を持ち上げると、ベロベロと嘗め回し、乳首を吸いしゃぶった。

 「んっ!んん…っ!ん…くぅ…」

 唇を噛んで、快感に悶える舞に、裕介は悪魔のような笑みを浮かべて命じる。

 「二人で…舐めようぜ?」

 裕介は、舞の口許にまで乳房を持ち上げると、ヤワヤワと揉みながら、責めを続ける。

 舞は、躊躇しんがらも、逆らうことが出来ず、自らの乳房、そして乳首を舌と唇で弄び始めた。

 必然的に、裕介の舌と、舞の舌、そして舞の乳首が触れ合い、異様な感触が伝わる。

 舞の乳房は二人の唾液でベトベトになり、また快感で膝が限界を迎えつつあった。

 「お…お願い…です…もう限界…このままだと、倒れちゃう…」

 「…分かってるって!」

 裕介は、舞の膝が限界に達した瞬間、自らベッドに腰掛けるように倒れこんだ。

 「っくっ…あはぁぁっ!!」

 裕介と繋がったまま、ベッドに腰掛けた瞬間、反動で舞の膣奥が深く抉られ、高みに達する。

 「これなら楽ッスよね?自分で腰振って…」

 絶頂にガクガクと体を震わせながらも、舞は何度も頷き、裕介の命令に従ってしまう。

 裕介の腰に乗ったまま、腰を上下に振り、自分の蜜壺に裕介の長大な一物を叩き込む。

 自分で動くことによって、多少の余裕は出来たものの、すでにこの肉棒から与えられる快感の虜になったように、

 愛おしそうに扇情的に腰をくねらせて、たっぷりと蜜壺を味わわせる。

 「あっ!あう…ふ…はぁ…ひん…っ!」

 舞の腰は、最初は馴らすように大きくゆっくりとした動きだったが、次第に深く咥え込んだまま、小さく早い抽送に、

 そして、最終的には大きく抜き差しをしながら、しかも激しく腰を振りたてるものになっていった。

 舞の腰の動きに合わせるように、その豊かな双乳も、タプンタプンと大きく跳ね回る。

 舞は、だらしなく口を開け、トロンと瞳を蕩けさせ、自らの腰使いが生み出す快感に酔っていた。

 「き…気持ちイイ?私のアソコ…グチュグチュになってるぅ…全部、アナタのオチンチンのせいだからぁ…っ!」

 裕介の方が恥ずかしくなるような卑猥な言葉を口にしながら、舞は再びイニシアティブを奪おうとしていた。

 「っと、そうはいかないスよ?」

 裕介はそう言いながら、舞の膝の裏をすくい上げるようにして抱きかかえる。

 まるで、幼児に用を足させるような格好になった舞は、連結部を隠すことも出来ずにさらけ出し、

 更には自由に腰を使うことも出来ずなくなってしまった。

 おまけに裕介は、緩慢にしか腰を動かさない。舞は、腰をモゾモゾとさせ、何とか快感を得ようともがいていた。

 「心配しなくても、たっぷりシテあげるって…」

 裕介は、舞の膝裏に腕を回して抱きかかえると、更には乳肉を揉み、乳首を捏ね、摘みながら抽送を開始する。

 突きながら、乳肉を左右から真中に寄せるように揉み潰し、両方の乳首を擦り合わせ、そして乳首を引っ張って乳肉を引き伸ばす。

 突き上げるごとに、舞の体は弾み、凄まじい快感が脳にまで駆け巡った。

 舞は、自分の内部を硬く、巨大な肉棒がズルズルと動き回る感覚に背筋を震わせていた。

 「くぁぁぁl!すごひぃぃ!!ひっ…!あひぃ!」

 裕介は、今度は舞の体を前倒しにし、腰だけを持ち上げて腰を打ちつける。

 獣のように圧し掛かり、交わるためだけが目的の体位で、舞の体を蹂躙する。

 抽送のリズムに合わせ、滅茶苦茶に暴れる乳房が、ベッドのシーツに擦れ、舞に新しい快感を送り込んでいた。

 舞は無意識のうちにシーツをギュッと握り締め、真っ白になった頭で、ただひたすらに喘ぎ叫んでいた。

 舞の膣内がくノ一の秘術を駆使した動きで責めても、裕介の肉棒は、もうすでにそれすらも耐えてしまう。

 「っく…そろそろだ…このままイクぞ…っ!」

 そう言いながら、裕介は一際強く、深く腰を突き出し、子宮を肉棒でグリグリと圧迫しながら射精していた。

 「あ…くはぁ…すご…いぃ…すごいのが…くるぅっ!!」

 舞が再び子宮に浴びせられる熱い粘液に、とどめの絶頂へと押しやられる。

 そして、舞の体の奥に、何かとてつもない快感の波が押し寄せ、そして舞の秘部から潮が噴き出す。

 舞の股間からは、裕介の放った二回分の大量の白濁、舞自身の愛液が混じった淫汁が、潮と共に流れ出ていた。

 「あ…あぁ…うぁ…ふぅ…ひっ…くぅん…」

 舞は、何度も何度も大小のエクスタシーの波に流され、体を震わせていた。

 そして、裕介は、そんな舞を見ながら、理性や思考が急速に消えていくのに身を任せていた。

 絶頂の余韻に震える舞の体をひっくり返し、馬乗りになってその乳房の狭間に肉棒を挟んで何度も射精し、

 一回射精するごとに、人間性が消えていくような気がした。

 そして、最後には、自分が何をしているかも分からなくなり、ただひたすらに舞の体を蹂躙していた。

 何度も抱かれ、突かれ、白濁を浴び、奉仕させられながら、舞は妖しく、そして満足そうに微笑んでいた。

 その微笑みは、悪巧みが成功した子供のそれと、全く同じである。

 ただし、その凄絶な色気は、子供などと比べることなどできないような、それだけで男を狂わせる微笑だった。

 

 

 「…う…?」

 どれくらい眠っていたのか、裕介が目を覚ます。

 眠る直前の記憶がほとんどない。最後の記憶は、舞を背後から抱いていた時のものである。

 あれだけ延々と勃起したままだった剛直は、今では力なく平穏を取り戻している。

 異常はないだろうが、しばらく使い物になるとは思わない。

 舞の姿を探すが、もうどこにもその姿はない。

 しかし、体に残る快感の余韻が、記憶が夢ではないことを物語っている。

 朧気な記憶が、脳裏に浮かぶ。

 制限時間を迎え、舞が部屋を去る間際、舞は裕介の体を蝕んでいた術を解いていた。

 それが思いやりだったのか、何だったのかは、今の疲れ果てた彼には分からない。

 ただ、事実だけを確認し、にやけた顔のまま、再び眠りについた。

 

 

 「…素晴らしいね…」

 真っ暗な部屋の中で、巨大なモニターの灯りだけが、部屋を照らしていた。

 豪奢すぎる椅子に、似つかわしくない少年が腰掛けている。

 モニターには、裕介と舞の24時間に渡る獣のような、貪り合いの様子、そして現在、戦場に戻った舞の姿が映し出されていた。

 「予想以上の素材だよ…さすがに、最後を締めくくるだけのことはある…」

 椅子に座った少年は、モニターに映る、自分に良く似た舞を恍惚とした表情で眺める。

 「このまま勝ち進むか…それとも、負けるか…どちらにせよ、楽しみにしているからね…」

 邪さを秘めた、しかし美しい微笑を浮かべる少年の周りには、モニターに映し出されているいはずの舞が何人も存在していた。

 年齢などは多少の幅はある物の、9人の舞は一様に少年に淫らに絡み付いていた。

 

 

 


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