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地獄への性欲切符(下)中編II チャプター11 景太郎との再会
ヨッシー/文


 「今からどうしよう・・・。」

  あかねは真夜中なのに、船内の廊下を掛け回っていた。

 「あの女はいったい・・・?でも、それよりも・・・。」

  あかねはとっさにふりむいた。

  あかねは、誰かにつけられていたのは、宣告承知だったのだが背筋から冷たい視線を感じていた。

  視線の先には、闇の闇が廊下の電灯の光を包むくらいの闇。

  闇の中には、青い眼光が鋭く光っている。

  しかも、タダの冷たい視線ではない。

  人間のない視線、何かを求めているような視線・・・。

  それが、背筋からだんだんと下に行きどんどんとヒップの方へ・・・。 

 「誰かいるんでしょ?返事ぐらいしたら?」

  あかねは、‘誰か’という言葉も埋まりそうでいた。

  そして、あかねはじりじりと後ろに後退した。

 「藤尾、あんたね!?」

  藤尾は、闇と化していた。

  藤尾は、不適な笑みを浮かべるとじりじりと追いかけ始めた。

 「っ・・・!」

 「だ・・・誰かッ!」

  あかねは、また相手に背を向けて走り始めた。

 「(とりあえず、今は逃げるしかないかっ・・・!)」

  あかねは迫力に圧倒されていたのだ。

 「おや、どうしたんだ・・・あげるならあげれば?」

 「だ、誰かードアを開けてください!!」

  あかねは、近くの客室のドアをノックし始めた。

 「誰か、助けてください!」

  息詰まる緊張感が漂う中、あかねは必死にドアをノックした。

 「はいはい、ちょっと待ってくれよ。」

  その甲斐あってか、中の乗客がドアを開けた。

  中の乗客は、ヤっていたのかタオルを腰に巻いての登場となった。

 「何のようだ?」

  あかねは、男の肌かに目もくれず問答無用で部屋の中に飛び込んだ。

 「早く、そのドア閉めて!」

  じりじりと迫っている闇は、やがて部屋の手前まで達しようとしていた。

 「・・?」

  寝ている中をドアを開けて言われて入るなり今度はドアを閉めてという。

  乗客は、いささか戸惑いを感じていたがあかねの言われるままに従った。

 「いったい、どうしたんだ?こんな夜中に?」  

  あかねは、ほっと胸をなで落としてわけを話した。

 「ちょっと、わけありで追われているの。・・・って?」

  あかねは、頭に回想を浮かべながらこう言った。

 「あなた、どこかで会ったことない?」

  男は、頭にクエスチョンマークを一つか二つ浮かべながら言った。

 「ああ、どこかで会ったことがあるなァ・・・。」

 「何か、あなたに頼まれた事が・・・。」

  男は、頬杖をつきながら考えた末・・・。

 「ああ、思い出した!あかねさんだろ・・・!」

 「ああ、あなたは景太郎さん・・・!」

  男は景太郎ということがわかった。

 「お兄ちゃん、その人誰・・?」

  ベットの上にいた女性は一時的に眠っていた状態になっていたが二人の会話で目を覚ましたみたいだ。

 「ああ、この人は天道あかねさんっていうんだよ。」

  女性は、だいろっかんに響いたのかすごく敏感のようだ。

 「ちょっと、なんであなたがそこにいるのよ。」

 「カナコ、どうしたんだ?」

  どうやら、ベットにいた女性は可奈子という名前らしい。

 「カナコ?」

  あかねも、可奈子という言葉に敏感のようだ。

 「どうしたんだ?二人とも。」

  二人は激しく視線をぶつけながらお互いの顔を睨み合っている。

  可奈子は、近くにおいていたハンドガンを手にし銃口をあかねに向けた。

 「よくも、まあぬけぬけと。」

 「ちょっと、待って!!聞いてちょうだい!」

  あかねは、一喝したが、可奈子は聞くそぶりもなくドアの所に歩み寄る。

 「まず、その銃を下ろせよ、な?」

  景太郎も、冷静に可奈子をなだめようとするが聞く耳持たない。

 「あなたのおかげで今夜の二人きりの時間が台無しになったんだからね!

  どうやって、逃げたかしれないけどもう一回藤尾に頼んで穴倉に入れさせてもらうわ!」

  そして、ドアのノブが一回転するとあかねは生唾を飲み込み二、三歩後ろに下がった。

 「やめたほうがいいわよ。」

  そして、ついにドアは開かれた。

 「入ってイイですよ、藤尾さん。」

  ドアを開けると、藤尾が仁王立ちでたたずんでいた。

  そして場の空気がドアを開けた事によって、一瞬にしてどす黒くなった。

 「う・・・!ぐわ!・・おわ!」

  藤尾は、その場で頭を抱えてうずくまった。

 「藤尾さん、どうしたんです?」

  可奈子は、藤尾の顔を覗きこむように近づいたその瞬間。

 「うぐぅ!」

  闇から伸びた手が可奈子の首を迷うことなく掴んだ、それは藤尾の手だった。

 「げへへへ!!」

 「な、なにを・・するんで・・・す・・か!!」

 「もー、ガマンできない!!つべこべ言わず、おっぱい見せろ!!そして、マ○コにチ○コを入れさせろー!!!」

  藤尾の目は真紅に染まり、人間の目ではなく性欲に飢えた目・・・。

  口から出る粘り気のない唾液は絶えることなく流れ続け獲物を狙っている舌・・・。

 「か〜な〜こ〜お前も俺の性欲奴隷になれ〜!ぎゃははあはは!!!」

  そして、可奈子の服は無残にも藤尾の手によって引き裂かれついに女性の聖域を守っていたパンティーも藤尾の手によって破られていった。

 「やめて!!いっいやあああ〜〜!!!」

 「おい、俺の妹に何すんだっ!!」

  景太郎は、見知らぬ男が妹を犯しているのを見て絶えかねたか止めに入り藤尾の頬に拳を入れた。

  鈍い音がしたが藤尾は立ち上がり不適な笑みを浮かべながら言った。

 「おい、眼鏡野郎!パンチってこうやってするもんだ!えい!!」

  今度も鋭い音がしたが手応えがあり景太郎は目を回しながら小物が飾ってある棚に突っ込んだ。

 「ずごべばー!!」

 「えい!」

  今度はあかねが近くにあった椅子を使って攻撃し、藤尾の顔面に椅子の攻撃がヒットする。

 「ぐおっ!!」

  藤尾は、さすがにこの攻撃が痛かったのか目を右往左往させながらよろけ始めた。

  あかねはこの攻撃で壊れた椅子の脚を持ち身体全体を殴り始めた。

 「や、やめろ!!」

  身体を鈍器で殴る音が響く中、藤尾の抵抗の声が小さくなっていった。

 「はぁ、はぁ、はぁ・・!」

  あかねは、力一杯殴っていたせいか息遣いが荒くなっていた。

  可奈子も手で胸を隠しながら冷や汗を人一倍かいていた。

 「大丈夫?」

  あかねは、可奈子を立たせると気絶している景太郎を起こした。

 「あたたた。」

  景太郎は、痛めた頭を手で抑えながらよろっと立ち上がった。

 「なぜ、俺のこぶしが効かなかったんだ?」

 「あんたのパンチには腰が足りなかったのよ。」

  三人は、顔面血まみれで気絶している藤尾を見下した。

 「コイツはいったいなんなんだ?カナコ。」

 「まるで、バケモンだ

 「さあ、今からどうしようか・・・。」

  可奈子があかねに聞いた。

 「とりあえず、身包みを剥がして所持品を確めましょ。」

  藤尾の身包みを剥がし、中から出てきたのは拳銃一丁とマシンガン一丁、そして予備のマガジンだ。

 「武器を取っておいた方がいいわ。」

  あかねは、自らマシンガンを手に取り感触を確め、景太郎、可奈子は拳銃を懐に入れた。

 「藤尾さんを殺すんですか・・・?」

 「いや、殺しはマズイわ。」

 「倉庫はどうでしょうか?」

 「それだわ!」

  

  チャプター12 倉庫へ

 

  三人は、物置室の前に藤尾を運び出していた。

 「さあ、今からどうするんですか?」

  可奈子は、気絶している藤尾を見ながらあかねに言った。

 「今から、藤尾をこの中に入れてきっちりと千錠するのよ。」

  当時、鍵を持っているのは藤尾と良牙だった。

 「さあ、運びましょうか。」

  あかねと景太郎は気絶している藤尾を中へ運んだ。 

  暗闇の中、可奈子が何故か所持しているロープを使って藤尾の身体をロープで縛る。

 「これで、動けませんね。」

 「ああ、そうだな。あかねそれからどうする?」

 「後は鍵だけど可奈子、鍵は?」

 「はい、どうぞ。」

  あかねは、鍵を手に入れた。

  二組の鍵は振動を加えると鍵独特の音がするのだが鍵の音の他に近くで何か違う音が聞こえた。

 「何だいったいこのガサガサした音は!?」  

 「しかもこっちへ歩んでくる音がしますね。」

  景太郎、可奈子は周囲を見渡すとわずかな薄暗さが影となり二、三人がこっちへ向かっているのが見て取れた。

 「この影は多分やつらの仲間よ。」

 「ああ、早くここから出ようぜ。」

  あかね達は、きびすを返してドアに向かって歩き始めた。

  だが、向かう途中に影が襲いかかった。

  可奈子の腕が何者かによって強く握り締められた。

 「きゃっ!!」

 「お前も仲間になれ〜。」

  可奈子は声の主が藤尾と一緒になるを犯していたショウの部下だという事がわかった。

 「は、離してっ!」

 「カナコっ!!」

  景太郎とあかねが可奈子の悲鳴を聞いて飛んできた。

  あかねは、マシンガンでショウの部下の口頭部をおもいっきり殴った。

  ドゴッ!

  ‘うん、我ながらすごい力だわ^^)’と思ったかはわからないがショウの部下はよろめいて床に倒れる。

 「さあ、早く!!」

  三人は光が漏れているドアに向かって走った。

  他のショウの部下も後を追いかける。

 「ドアを!!」

  景太郎はドアを閉めると可奈子もドアを千錠した。

  ドアが千錠されると三人は逃げる形でその場を後にした。

 

  チャプター13 良牙となる

  

  そろそろ、航海もあと二日だ。

  だというのに、なるの両手は手錠でベットの柱に固定させられている状況だ。

 「なんで、普通のセックスなのにわたしをこんな格好に・・・。」

 「なるちゃんよぉ、スキあらば逃げ出すつもりでいるんじゃないか?」

  当然、拉致した側のする事は拉致された側に自由を奪う為に監禁するっていうのが相場として決まっている。

  そもそも逃げ出そうとする人間を監禁している訳だから野放ししているとどうなることやら・・・。

  可奈子から聞いたことがある、かつてなるの鉄拳を受けた景太郎とかいう野郎が20メートルいやそれ以上ぶっ飛ばされて

  吹っ飛ばされた彼はひん死の重症を負ったそうだ・・・。それでも話を聞いていくと彼は不死身だそうだ・・・。

 「いいえ。」

  良牙がざまあみろという顔をしながら横目でじーと見ている。

  多分、この後のなるの心理はこうだろう。

 「(あぶない、あぶない、相手が銀行強盗だからこんなのお見通しなのね・・・。

  しかも、ヘタな事をしたら穴倉行きかここで地獄へ直行か・・・)」

 「まあ、今夜は楽しく行こうぜ。」

  テーブルに飾っているろうそく台にろうそくを三本付け光を灯す。

 「まあ、まず飲め。」

  良牙は、ビール缶を勢いよく二つ開けた。

 「さあ、飲もうぜ!

  お前もこれを飲むとご機嫌になるだろ?」

  良牙は、そう言うと勢いよくビールを滝のように流し込んだ。

  ごく!ごく!!

 「く〜!たまらん〜!」

  良牙は、ビールの泡を手の甲で拭き腹の底から大音声を出す。

 「さあ、飲んでみろよ。」

 「え、でも・・・。」

  なるは、今年で25歳であり十分飲酒できる年齢には達していた。

  それよりもなるは、首を振りかけたが良牙の顔が不敵な笑みを浮かべるのを見て思った。

 “もう、私の裸体を好きなようにすれば良いじゃない・・・!”と。

  ごくっ!ごく!

 「ぱ〜!」

  なるが飲んだ後の声は喘ぎ声にちかいものだった。

 「おー!良いのみっぷりじゃねえか!!」

  更に良牙は冷蔵庫から缶ビールを取りだした。

 「お嬢様〜、もう一本ど〜う?」

  なるは、今の現実から離れる為にビールを飲むことに決めた。

  アルコールは、今のつらい現実から逃げれる!なるはそう悟ったのである。

  しかし、すでに彼女の頭の思考能力が欲望によって麻痺状態になっていた。

 「くゥ〜!バカうまッ〜!」

 「さあさあ!もう一本!」

  良牙の催促で次々と缶ビールを口にするなる。

  ついに、彼女の口からプレイスタートとなるべき甘い声が出た。

 「ハ〜〜〜おいしィ〜、こ・れ・か・ら・ど・う・し・よ〜。」

  良牙の目には、女に対する男の野望が萌えあがっていた。

 「(よォーし!スイッチがはいったな〜!)」

 「今から奉仕のサービスをさせてもらうわ。」

  なるは両手でブラジャーのホックを外すとゆっくりとそれを外す。

 「おお〜。」

  良牙が鼻の下を伸ばすのも無理はなく大きく形も申し分ない胸が剥き出しになる。

 「なる、胸キレイだなぁ〜。」

  良牙は、ニヤニヤしながら指の腹で乳首を回し始めた。

 「あふぅ。」

  なるは、アルコール入りのため息が混じった喘ぎを漏らす。

 「この胸も元気にさせなきゃ。」

  なるはそう言うと筋肉でがっしりとなっている良牙の胸板にパイずりを始めた。

 「そのガッシリとした身体もいいわよねぇ。」

 「昔、格闘とかで鍛えていたから。それよりも、もっともっと揉んでくれぇ。」

  なるは胸で胸を揉みながら僅かな隙を突いて良牙の口に舌を挿入した。

 「うを!?」

  唾液が絡み合いながら二人は唾液の味を味わっていく。

 「あ・・・ん、ハァハァ。」

  チャプ、チャプ

 「マイルドな味だぁ・・・。」

 「おいひぃわ、良牙はんのも。」 

  チュク、チュク

 「・・・あ。」

  二人は、唾液の味を堪能し今は交る事だけにしか身体も大脳も認識していない。 

 「白いのちょうだいな。」

 「ま、まさかっ。」

  問答無用で良牙のトランクスを脱ぎ取ると立っている男根を持ち始めた。

 「うひょ〜!」

  激しく良牙の男根の周りに付いている皮が上下しながらなるの手も上下する。

 「う、この刺激は・・・!?」

 「早く、白いのだしなさい。」

  しこしこしこ・・。

  一回しこるたびに勢いよく上昇する白い液体・・・。

  しこしこしこ・・。

 「ふ、もう限界でしょ・・・?」

 「うお、もうダメだ・・・!」

  ピュッ!!

  良牙の男根は一瞬けいれんした後白いものを勢いよく噴出した。

 「お、出た出た。」

  勢いよくでた白いものがなるの顔面と前髪に当たり精液まみれになった。

 「あ〜、うまそう。」

 「さ、残さず飲んでくれよ。」

  なるは白いものすなわち精液を手でキレイに取っていき残さず口に入れていった。

 「あ〜なんかうまいわね、あなたのって。

  私は、本当はやっちゃいけないことなんだけど何かあなたとあなたの股間に生えてあるち○ぽちゃんを愛してしまったようだわ。

  これって、禁断の愛っていうやつ?」

 「ち○ぽを愛し人を愛するという行為は女に課せられた世間一般みたいな常識なんだぜ。

  無論、お前が俺を愛する行為はお前に課せられた天命なんだからよ。

  可奈子が言っていたあの眼鏡野郎の事なんて忘れろよ。」

 「そうね、いまさらあなたと、このち○ぽを裏切る事なんて出来ないわ。」 

  良牙は、わかっていた。

  今のなるは酒が入っているせいでこんな状態になっているがやはり現実はそうではない。

  そうなれば、今したいことを精一杯するのみっ!!

 「さあ、お前の望む事をやってやるぜ。」

 「うん、お願い・・、ちょっとだけ入れて・・・。」

 

 

 


解説

 久しぶりの投稿です。

 ここもですが立場を逆転させるようにしました。

 モリガンさんの毒牙が乗客に降り注いでいきます。

 まあ、おもしろいかはわかりませんが見てくれたら幸いです。

 投稿遅くなって済みませんでした。

 


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