牧場物語のエロパロスレ
- 1 :名無しさん@ピンキー :04/01/26 16:01 ID:eO+A/VMP
- 牧場物語のエロSSを書く
もしくは、エロ画像を貼るスレです。
初代から最新作、ハーベストまで何でもOKです。
さあ!書き込みましょう!
- 2 :1 ◆03gfAyqM2A :04/01/26 16:04 ID:eO+A/VMP
- 利用規約
age・sageどちらでも構いません(できるならsage?)
荒らしに反応しない!
書く方はトリップをつける!
- 3 :名無しさん@ピンキー :04/01/26 22:43 ID:fYqtkINJ
- 牧場物語のエロ画像inエロパロ板
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1025336859/l50
牧場物語エロ萌えスレッド2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1060774067/l50
一応、過去スレになるのかな?
どちらもdat落ちしているけど。とりあえず判る分だけ貼ってみる。
- 4 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 05:47 ID:6+RJTl3M
- >>1-3
乙
- 5 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 19:23 ID:gp7WriK/
-
- 6 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 19:27 ID:zccRrhTm
- 落ちたら悲しいので、保守してみる。
- 7 :名無しさん@ピンキー :04/01/27 21:12 ID:S18KcZfE
- http://www.kodama.com/bbs/red_badmobile/
- 8 :名無しさん@ピンキー :04/01/28 14:55 ID:ejlwuPFk
- ほしゅ
- 9 :1 ◆03gfAyqM2A :04/01/28 18:29 ID:aIDapdh1
- ただいま小説をメモ帳に書いてまつ。
2月頃にはうpしてると思われ。
>>3
サンクスコ
- 10 :名無しさん@ピンキー :04/01/29 09:11 ID:CVlFRB2w
- それまでここが残ってるかな?
- 11 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 08:48 ID:N9O/ezwc
- あげ
- 12 :名無しさん@ピンキー :04/01/30 11:21 ID:Oprmd1vr
- 保守
- 13 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 10:18 ID:s2pJVuYA
- さげ
- 14 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 14:43 ID:Pzx3dISH
- 職人さん来ないかなぁ…
期待age
- 15 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 18:23 ID:K5pmFMDz
- 同じく期待age
- 16 :名無しさん@ピンキー :04/01/31 19:25 ID:bz/EMdoe
- >>9に機体
- 17 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 12:21 ID:0adiX3pz
- 保守
- 18 :名無しさん@ピンキー :04/02/01 23:14 ID:9yWjLcix
- / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
/ ヘ
| |\______ ノ
| | ■■■ ■■レ
| / < ●) <●)
| _ヽ、 ヽ、
| (δV:.. .:/(⌒ヽ ノ
| ゝ ::::::::...:::i:::::::::::::::::::::::.. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | |:::::::::::((━━━━)< わたしを牧場に連れてって
ゝ | ヽ::::::::::::::::::::::T::::::/ \______________________
| / \::::::::::::::::::::::
- 19 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 15:09 ID:QaOT/QAO
- マターリ待つ
- 20 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 22:05 ID:dsWtyuFt
- >>1
乙
- 21 :名無しさん@ピンキー :04/02/02 22:06 ID:dsWtyuFt
- あと、保管庫アド
ttp://members.lycos.co.uk/bokumono/
- 22 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 13:55 ID:gCAiWK/V
- ほ
- 23 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 18:54 ID:vok4ra8x
- 保守
- 24 :名無しさん@ピンキー :04/02/03 18:58 ID:vok4ra8x
- 容量稼ぎの関連リンク
エロパロ初代スレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10253/1025336859.html
半角二次元板時代のスレ
http://vip.bbspink.com/ascii2d/kako/1020/10205/1020524574.html
公式ホームページ
ttp://www.vis.co.jp/bokumono/
牧物キャラの絵師、まつやまいぐさ氏のHP
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~marucome/top/top.html
保管庫
http://members.lycos.co.uk/bokumono/
専用うpろだ
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
- 25 :名無しさん@ピンキー :04/02/04 14:41 ID:bGYd5S74
- さげ
- 26 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 03:10 ID:p5QWMrCL
- 専用うpろだ利用してね捕手w
- 27 :名無しさん@ピンキー :04/02/05 13:41 ID:d5byyCgK
- あげ
- 28 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 00:34 ID:kJP2Vn+9
- 保守
- 29 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 10:11 ID:dH5+hxZe
- ちょっと質問なんだが、グルメマンがクレアをレイプするってSSは需要ある?かなーり長くなりそうな予感がするけど…
- 30 :名無しさん@ピンキー :04/02/06 13:02 ID:BnNmHXpf
- ぜひ投下を!!
- 31 :1 ◆03gfAyqM2A :04/02/06 21:50 ID:AQbPcMA5
- ちょっとあぼーんしてしまいました・・
今しばらくおまちください・・
皆さんもカキこん(略
- 32 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 00:19 ID:sGpK84Fc
- 正直、河童やデブや行商人よりも神父とか写真家とかきこりと結婚させてほしかった…(・A・)
- 33 :29 :04/02/07 15:29 ID:sGpK84Fc
- とりあえず、ちょっと作ってみたので保守も兼ねて投下させていただきます。
レイープものなので苦手な方はご注意下さい。
さわやかな風が吹き、春も終わりに近づいたある暖かい日、ミネラルタウンのローズ広場では今年も料理祭が開催されていた。
広場には優勝が見込まれている宿屋の父娘や主婦たち、そして若い娘達がギャラリーに取り囲まれやや緊張した面持ちでそれぞれの自信作を手にしている。
その出場者の中にはこのミネラルタウンで二度目の春を迎えた牧場主、クレアの姿もあった。
そして、審査をするのは他の街でも料理評論家として活躍している、食に対して異様な程のこだわりを持つ、グルメマンだった。
白いテーブルクロスがかけられた長いテーブルにそれぞれの料理が置かれる。
見た目も味も申し分無さそうな、いかにもお店で出されているような料理。
見た目は素朴で地味な印象さえあるが、家庭の温かみを感じさせる料理。
華やかなデコレーションがされ、上に乗せられたフルーツがきらきらと輝いているケーキ。
そして、見た目にも毒々しい真っ黒な消し炭。
それらの品評が始まり、クレアは後悔していた。
『あぁ〜、いくら春になってやっと台所ができたからって、調子に乗って料理祭なんかに出るんじゃなかった〜』
- 34 :29 :04/02/07 15:32 ID:sGpK84Fc
- 彼女は消し炭を出品しているカレンよりも料理のセンスが無かった。
彼女が出品したのは「天ぷら」だったのだがスープのような外見していて、周りの人間には何を使ってどうやって作ったのかという事も、何を作ろうとしたのかさえもわからない。
人間の食べられるような物ではなさそうだし、かといって彼女の牧場にいる犬や牛や馬に食べさせたら、下手すると動物達を死なせてしまいかねない。
女神へのお供えとして差し出せば天罰が下るだろうし、地面に捨てればそこは汚染され草一本生えない荒地になりそうな、そんな恐ろしさを持った逸品だった。
いよいよ最後、クレアの料理にも評価が下される時がやってきた。
「こ、…これは……」
グルメマンの顔に怯えの色が浮かび、すさまじい臭いに顔をしかめている。
やがてひと思いにばくっ!っと食べたかと思うと、みるみる顔が青ピーマンのようになり、巨体を揺らしゴミ箱めがけて走り出した………そして、さっきまで料理だった物は、すべて、ゴミとなった…。
- 35 :29 :04/02/07 16:25 ID:sGpK84Fc
- その夜クレアは一人、自宅で落ち込んでいた。
「どうしよう…まさか私の料理のせいで料理祭が中止になっちゃうなんて……。グルメマンはあのまま病院送りになっちゃったし…大丈夫かなぁ…?」
そう一人ごちていると、家のドアがノックされた。
ドアを開けるとそこには、グルメマンが立っていた。
「グ、グルメマンさん!!体の方はもう大丈夫なんですか!?」
彼の体を気遣いながら家の中へと招き入れる。
「はい、ドクターのおかげでだいぶ良くなりました」
「ごめんなさい、私…台所ができたのが嬉しくて、つい浮かれて料理なんてろくに作った事も無いのに勢いで出品してしまって…」
「こんな事になるなんて思わなかったんです」
クレアの瞳から涙がこぼれる。
「私、けっこうこの仕事長いんですが、こんなに身の危険を感じたのは初めてです…。ですから私、あなたに料理を教えてあげる事にしました」
と言った。
すると、クレアは泣きやみ、顔を輝かせて「いいんですか!?ぜひお願いします!!」と言った。
- 36 :29 :04/02/07 16:26 ID:sGpK84Fc
- 『すごいわ、グルメマンから直々にレッスンしてもらえるなんて…』クレアは自分の幸運を素直に喜んでいた。
「私のレッスンを受ければたとえあなたでも、きっとどこへお嫁に行っても大丈夫な素敵な女性になれますよ…。よし、では準備にかかりましょう…」
用意する食材は
蜂蜜、きゅうり、ワイン
必要な道具は
計量スプーン、乳絞り器
『………なんなのかしら、この乳絞り器って…?それに、この材料で何を作るの?
きゅうりと蜂蜜の組み合わせって、確か昔メロンの味になるとかって噂があったけど…』
クレアは少し混乱していた。
『でもまあ、グルメマンがわざわざ教えてくれるんだもの、きっと素晴らしい料理に違い無いわ!』むりやり自分を納得させる事にしようだ。
- 37 :29 :04/02/07 16:28 ID:sGpK84Fc
- 「さて、では始めましょう。まず両手を出して、ちゃんとキレイかどうか見せて下さい」
『衛生に関しても厳しいのね、…前科があるから当たり前か』
そんな事を思いながらもハイ、と返事をし素直に両手を差し出す。
「ふ〜む」と難しい顔をしながらクレアの手をつかみ、見つめる。
片手で手を掴んだまま懐から何かを取り出し、クレアの両手首にあてがう。
かしゃん!と金属のぶつかり合う音がして、見るとクレアの両手首が手錠によって固定されていた。
「え。ちょっと、何してるんですか?」
グルメマンはクレアの問いには答えずに「さあ、調理開始ですよ…」と不気味な笑みを浮かべながら呟いた。
- 38 :29 :04/02/07 16:30 ID:sGpK84Fc
- そして間髪入れずにクレアを抱き締めると増築したてのダイニングキッチンの床の上に押し倒した。
「きゃあっ!ちょ、ちょっと…やめて下さい!」
クレアの抗議には耳も貸さず、重いテーブルの足をひょいと持ち上げると手錠で繋げた腕を通してからまた足を降ろして固定する。
「や…やだ……やめて!放してよぉ!!」
グルメマンの巨体にのしかかられて動きを封じられたクレアは叫びながら必死で抵抗する。
「いやーーー!!」とffで叫ぶと「静かにしなさい!何時だと思ってるんですか!」と怒られ、顔を2、3回平手打ちされた。
「…ぅ……ぐすっ…」
無言で涙を流すクレアの頬は赤く腫れていた。
- 39 :29 :04/02/07 16:32 ID:sGpK84Fc
- 「やっとおとなしくなりましたね」と言うとクレアの青いデニムのオーバーオールを丁寧に脱がし始めた。
肩に留めてある金具を外し、次に左右の腰の辺りで留まっているボタンも一つひとつゆっくりと外していく。
ようやく全ての金具を外し終わった。グイッとオーバーオールを下に引っ張ると、するりとふくらはぎの辺りまで滑ってゆき、白い太ももとパンティがあらわになる。
クレアは怯えているのか、とても牧場主とは思えない華奢な体をカタカタた震わせていた。
「大丈夫、そうやっておとなしくしてさえいれば恐くないですよ」とグルメマンが言う。
そして、赤のギンガムチェックのシャツのボタンも外し始めた。
「や……やだぁ…」弱々しく抗議するが、もちろん聞き入れられるはずが無い。
ボタンを全て外し、バッと開くと華奢な鎖骨と白いブラに守られた、熟れた果実のような乳房があらわになる。
- 40 :29 :04/02/07 16:33 ID:sGpK84Fc
- そしてブラのカップの下に付いているワイヤーを掴み、ぐいっと上に持ち上げると、身体のわりには大きな乳房がぷるんっと飛び出した。
「ふーむ、なかなか大きくていいおっぱいをしてますねぇ。乳首もキレイなピンク色でとても美味しそうですよ」
そう言うと、その大きな口で右の乳房にパクリとかぶりついた。歯が当たらないように優しく、乳首を舐めたり、唾液を含んで吸い付いたりする。
「きゃっ!…やめっ……んはぁ…気持ち悪……んっ…」
処女の果実を味わいながらもグルメマンの手はスルスルと下降していき、白いパンティの中に手を入れてまだ誰にも触れられた事の無い部分を無遠慮にいじくり回す。
そして器用にパンティを脱がせていく。もはや彼女の身体を護る物は何も無い。
- 41 :29 :04/02/07 16:37 ID:sGpK84Fc
- 「やだぁ…お願い……んっ……くぅっ…あん……」
ときどき電撃のように体中を駆け巡る、それまで感じた事の無い感覚に声を抑える事のできないクレア。
「感じた顔もとっても可愛いですよ、クレアさん」と言ったグルメマンはテーブルの上に準備されていた蜂蜜の瓶を手に取った。
「な…、何……?何をする気なの…?」クレアは顔を紅潮させ、涙で潤んだ瞳で放心したように尋ねる。
蓋を開けてとろりとクレアの胸の谷間とお腹に蜂蜜を垂らし、大きな手でまんべんなくこねるように塗り込めていく。
「ひぁっ!…んぅ……やっ、気持ち悪いよぅ………くはぁ……」
熱くなった身体にいきなりひんやりと冷たい蜂蜜を掛けられ、手を這わせるグルメマンに甘く抗議する。
つづく。
- 42 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 19:16 ID:Pmqtybbe
- GJ!
- 43 :1 ◆03gfAyqM2A :04/02/07 21:56 ID:rng7EvCJ
- キターーーーー(゚∀゚)ーーーーーーー!
これからに期待ですね。
乳搾り器・・(;´Д`)ハアハア・・
- 44 :名無しさん@ピンキー :04/02/07 23:24 ID:45vcFk7+
- (・∀・)イイ!!
クレアのオッパイの形状を
説明してる台詞にコーフンしますた!
- 45 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 19:03 ID:/Ss1bUoq
- ほ
- 46 :29 :04/02/08 23:16 ID:0VQdmVsP
- 感想ありがとうございます。
また続きを書いてみたので投下します。
上質なカスタードクリームのような、なめらかな白い肌に黄金色の蜂蜜がぬるぬると伸ばされる。そして、グルメマンはその甘い身体を長い舌でべろべろ舐め始めた。
「はぁん……んっ…あぁっ………ふぁ……あんっ!」
牧場に実った苺のような乳首にも蜂蜜を塗りたくり、乳房を揉みながらその指で弄ぶとみるみるうちに堅く尖っていった。
「あなたの体は甘くてとっても美味しいですよ、クレアさん。どうして素直に気持ちいいと言わないんですか?」
「…きっ、気持ち良くなんか……なっ…んあああああっ!」否定しようとしたクレアの言葉を遮らせようと乳首に噛み付いた。
「痛かったですか?でもだいぶここも濡れてきたみたいですよ…?」
グルメマンが蜂蜜でベトベトの顔をクレアに向けてそう言うと、胸を弄んでいた蜂蜜まみれの手を下に伸ばした。
淡い陰毛に隠された花のような割れ目を押し開き、膣に軽く指を差し入れた。
- 47 :29 :04/02/08 23:20 ID:0VQdmVsP
- くちゅくちゅと粘液を掻き混ぜる音が嫌でもクレアの耳に入って来る。
「すごく濡れてますよ、こんなに可愛らしくて清らかそうな顔をしているのに、随分淫乱な体なんですねぇ」
ぐちゅぐちゅぐちゅ…
「そんなっ!…あっ!あぁん!…っ……いやぁっ……」
涙を流しながら喘いでいるクレアの肉芽をつまみながら、グルメマンはスプーンを手にした。
「だめっ!んんっ、…んはぁぁぁぁぁあ!!」
クレアは刺激に耐えられず、とうとう初めての絶頂を迎えた。
「おやおや、イってしまいましたか」
と言いながらスプーンを愛液の溢れる秘部へと差し込み、蜂蜜と混ざりあった透き通った液をすくい取る。
- 48 :29 :04/02/08 23:23 ID:0VQdmVsP
- 「ほーら、こんなにいやらしい汁が取れましたよ」と言いながら絶頂の余韻で呼吸を荒くし、ぐったりしているクレアに見せる。クレアはもともと紅潮して赤かった顔を更に真っ赤にして、顔をそらした。
そのスプーンをクレアに見せ付け、聞かせるようにじゅるじゅると音をたてて粘液を吸い取り、底に少しだけ残った液を舌でべろべろ舐め取る。
そして口に含んで味わったかと思うとそのまま飲み込まずに、怯えるクレアの顔に顔を近付けてキスをし、口移しでそれを飲ませていく。
グルメマンはそっと唇を離して、目を閉じ顔をしかめたまま一向にそれを飲み込む気配の無い彼女の形の良い鼻をぎゅっとつまんだ。
「!!」そしてもう片方の手は再び秘部を愛撫し始めた。
だんだん息が苦しくなってくる……30秒ほど経っただろうか、体がこわばりプルプルと震えだす。
ごっくん…。「んくっ、…はぁ、はぁ、はぁ…」
乱れた呼吸のせいで蜂蜜と唾液で濡れた胸が激しく上下し、ぬらぬらと光って艶めかしい。
「いいですよ、とても色っぽいです。では、いよいよこれの出番ですね」
グルメマンの手にはクレアが愛牛の自慢のミルクを出荷する為に毎日使用している搾乳器が握られていた。
「ま、まさか………」
「そう、そのまさかですよ!」
- 49 :29 :04/02/08 23:26 ID:0VQdmVsP
- 柔らかく丸みを帯びた乳房を力を込めてぎゅっと握ると、本来牛の縦長の乳首に装着すべきところへ無理矢理押し込む。
「いやぁぁぁぁ!…痛いっ!痛いよぉっ!」
「大丈夫。すぐに良くなりますよ。じゃあ、スイッチ入れますからね」
ヴイイイイイ…。搾乳器がミルクを絞ろうと動き始めた。
処女のクレアの乳房からはもちろんミルクなんて出るはずもなかった。しかし、その乳房にかかる圧力は性感を刺激するには充分だった。
「やぁっ、…んっ、乳首がぁッ…!ピリピリするぅ……」
「なかなかイイみたいですね…。ではそろそろ私も我慢できなくなってきたので、あなたの純潔をいただくとしますよ」
そう言ってカチャカチャとベルトを外しズボンと下着を下ろすと、赤黒くビンビンに隆起した逸物があらわれた。
「ひ…!!」クレアは青い目を見開き初めて見る禍々しい男性器に恐怖と驚きを感じた。太さは彼女の腕よりやや細いくらいだろうか、既に我慢汁がポトポト滴り、時折ビクビクと動く。
- 50 :29 :04/02/08 23:29 ID:0VQdmVsP
- グルメマンはクレアの膝を割り、両脇に抱えてのしかかる。
「きゃあああ!いやぁ!やめて!!」
「さあ、いきますよ。力を抜いて下さいね…」 必死で暴れるクレアを抑え付けながら入り口にモノをあてがい、ぐぐっと押し込んでいった。
「くっ…、あぁ……い、いたたたたたた!や、やめ…やめて…抜いて!抜いてぇ!!」
「ぐっ…、きついですね……でも、まだ先っぽしか入ってませんよ…」
と言うと更に奥を目指してゆっくりと腰を沈めていく。
ぐぐ……ずぷぷ…
「ひぐっ…ああああああ!!」
乳首の強烈な刺激も忘れるほどの痛みに悲痛な叫び声をあげるクレア。
グルメマンの肉棒は精子を絞り出そうとするような強力な圧力を感じながらも、ぴったりと閉じきっていた熱く瑞々しい肉襞を掻き分けていく。
- 51 :29 :04/02/08 23:33 ID:0VQdmVsP
- そして、先が柔らかいものにぶつかった。処女膜だと理解すると更に腰に力を込めて突き破った。
ぷつりと小さな音がした。クレアにも聞こえたのだろう、固く閉じていた目を大きく見開いた。長いまつげに縁取られた、涙に濡れてきらきらした青い瞳を見て、直感的に『美しい』と感じた。
やがて子宮の入り口に到達したようだ。「ん…やっと全部、入りましたよ…」
そう言うとずずずっと腰を引き、抜き始めた。
ところが亀頭が入り口まで来たところで再び、今度はさっきよりスピードをあげて入っていった。
ようやくこの身を引き裂かれるような痛みから解放されると安心し始めていたクレアは予想を大きく裏切られ、更に悲鳴をあげる。
「ひああああああん!…はっ…、あぐぅッ…!」
そしてその動きはどんどんスピードを増してゆき、やがてパン!パンッ!と体と体の激しくぶつかり合う音が静かな部屋に響き始めた。
つづく
ごめんなさい、実はまだ全部書き終わってないんです(´・ω・`;)
- 52 :名無しさん@ピンキー :04/02/08 23:59 ID:pLr+y2Cc
- キタ━━━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ;´)━(;´Д)━(;´Д`)━━!!!
続きお待ちしております
- 53 :名無しさん@ピンキー :04/02/09 09:44 ID:AmLGog+3
- 搾乳されながらの処女損失。
激しすぎるぅ〜〜〜!!!
グルメマンの冷徹さにドキドキします(*´д`*)ハァハァ
- 54 :名無しさん@ピンキー :04/02/10 18:58 ID:N8owUsu6
- 絵投下。専用うpろだ218-231。
闇雲に描いたから、趣味にあわなくても許して。
- 55 :1サンワカッテ :04/02/10 22:45 ID:7/st0jPO
- >>54
462さんお久しぶりで〜す!
たくさん描き溜めてられたんですね。
ハクリョクの作品群、堪能させていただきますた(*´д`*)ハァハァ
またよろしくおねがいします!!
>1 ◆03gfAyqM2Aさん&29さん
初めまして。
漏れは旧スレで保管をしていた者です。
これを機に新スレの保管も
引き続きさせていただきたいのですが、
いかがでしょうか?
もしよろしければ、ここからはお願いなのですが、
SSを区別するためにタイトルを付けていただけると
とてもありがたいです。
それとhtmlを作る都合上、こちらのほうで改行させていただくことを
合わせてお許しいただけると幸いです。
最後に1 ◆03gfAyqM2Aさん、スレを立てていただいて、感謝感謝です♪
- 56 : ◆NISNOWnXZo :04/02/10 22:55 ID:7/st0jPO
- やっちまった・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・
1が全角だったかw
トリップこちらに変更させていただきまつ(;つД`)
おさわがせしました…
- 57 :名無しさん@ピンキー :04/02/11 13:01 ID:IgQnmsLy
- こんなスレがあったのか。
N64版が最萌えな者だが、知名度低い…?
あれの男女カップルは全部好きだ。
- 58 :29 :04/02/12 00:29 ID:o+6WCYhx
- >>55
保管乙です!
タイトルですか…、んじゃあ『グルメマンの料理講座』でいきたいと思いまつ。
まんまですね。センスなくてスミマセン(´・ω・`;)
ところで、これからはSSをうpする時にはこのタイトルを名前欄に入れれば良いのでしょうか?
- 59 : ◆NISNOWnXZo :04/02/12 17:44 ID:PWxaHBV8
- >>58
29さんのやり易い方法でよろしいですよ。
今回のSSはタイトル戴けましたので。
次の新しいSSを投下される際は、
一番最初のレス本文にタイトルを書いていただければ、
漏れ的にはOKでつ!
続き楽しみです。
html作りながら、読み返してたらビン○ンになってシマタ
>>57
前に「牧場物語」で検索して色んなサイトを見た時、
N64版は評判よかったですよ。
- 60 :過去スレ462 :04/02/13 17:39 ID:rZxR9XHv
- もう一発。実験な絵だけど。
専用うpロダ234。
- 61 :名無しさん@ピンキー :04/02/13 22:24 ID:eZyTYdXE
- >>60
艶っぽいエリィキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
GJ
- 62 :名無しさん@ピンキー :04/02/14 01:38 ID:QATGc8Df
- age
- 63 :見知らぬ人 :04/02/14 16:53 ID:RuUrhuYi
- おお、復活してたんだ、このスレ。
久しぶりに投下でもしてみるかなぁ(´□`
- 64 :名無しさん@ピンキー :04/02/14 17:50 ID:aSdNUIoF
- age
- 65 :1 ◆03gfAyqM2A :04/02/14 22:45 ID:5Q+rBquo
- どもども、1です。
>>55
モチノロンです
>>63
このスレ大好きだったもんで
SS情報ですが、明後日ぐらいには投下できそうです。
内容をちょっとだけ
・レイプ系
・3P(男二人女一人)
・マリーさん登場です
楽しみにね!
- 66 :見知らぬ人 :04/02/14 23:02 ID:qqwN75UB
- ってわけで書いたもの今からアップしようかと。
・・・・・私は何かない限り
カレン嬢しか書かないんですけどね(´ー`)(ぇー
- 67 :見知らぬ人 :04/02/14 23:25 ID:qqwN75UB
- ってわけで、専用うpろだにアップしてみました(´□`;
後ろ髪も軽く塗った(鉛筆で書いた)のに反映されて
ないからぱっと見カレンっぽく見えない・・・(汗
・・・どうでしょ?
- 68 : ◆NISNOWnXZo :04/02/15 01:30 ID:90e2Yaxj
- >>65
快諾サンクスっす!
1 ◆03gfAyqM2AさんのSS楽しみで〜す♪
盛り沢山そうなストーリーのようですね!
>>67
おひさでつ!
漏れもクッキー残ってませんでしたw
おいしそうですな!もちろんカレンたんが。
大きい瞳がやっぱ(・∀・)イイ!!
- 69 :見知らぬ人 :04/02/15 02:50 ID:lvP2FwAS
- >もちろんカレンたんが。
ワラタw お久しぶりです。
あ、そういえば・・・今年もよろしくですw
今見たら右(左?)頬の書き込みまで消えかかってる・・・。
むむぅ、やっぱ鉛筆じゃあ駄目かな。
- 70 :名無しさん@ピンキー :04/02/15 23:03 ID:QVEevH7t
- hoshu
- 71 :名無しさん@ピンキー :04/02/16 06:51 ID:cXGgOUKb
- ほ
- 72 :名無しさん@ピンキー :04/02/17 00:09 ID:SqlxV9DU
- ほす
- 73 :29 :04/02/17 15:43 ID:DRbmvYBa
- 『グルメマンの料理講座』のつづきです。
クレアは固い熱いモノに奥まで突き込まれ、その巨体とぶつかり合う度に短い悲鳴をあげていた。そしてその動きに合わせて結合部からは粘液が飛び散る。
「あんっ……!だめっ!やっ…!おかしく…なっちゃうぅ………はあぁっ!あっ…あ……ああああああん!!」
クレアは二度目の絶頂を迎えたようだ。
背中を大きく仰け反らせ、搾乳器にきつく絞られたままの乳房がプルンプルンと激しく揺れる。
「くっ、…ダメだ!わ、私も、そろそろ、イキそう…ですっ、よ…!」
そう言うとグルメマンはジュボッ!と肉棒を蜜壷から引き抜き、そそり起ったままの先端を絶頂を迎え悲鳴に近い声をあげているクレアの顔に向けた。
そして、そのままドビュッ!と熱を持った精液が白い塊となって噴出された。
びゅくっ!…びゅっ!
初めの勢いを失いつつも大量の白濁液が発射され、びしゃびしゃとクレアの端正な顔を汚してゆく。
やがて精液を出し尽くしたペニスは硬さを失い、重力に従って落ちていった。
- 74 :29 :04/02/17 15:44 ID:DRbmvYBa
- そしてグルメマン自身も呼吸を乱しながら体中の力が抜けたようにゴロンと放心状態のクレアの横に仰向けになった。
「ハア、ハア、ハア…とても、良かったです。中の締め付けがとてもきつくて、すぐにでも射精してしまいそうでしたよ…」
そう言いながらぐったりとし、時折ぴくぴく痙攣しているクレアの乳房に手を伸ばし、搾乳器を取り外す。
「んぁっ!……あふっ!」
外される時にも少し刺激があるようで、ビクンと小さく体がはねる。
「さすがに牛用は少しキツかったようですね、こんなになってしまいましたか…」
と言いながら大きな手で固く、真っ赤になった乳首や、本来ならば白いはずが所々鬱血して紅くなった乳房を慈しむように優しく撫でたり揉んだりする。
- 75 :29 :04/02/17 15:46 ID:DRbmvYBa
- 涙と精液に汚れた顔は虚ろに天井の一点を見つめ、蹂躙されたばかりの花びらからとろとろと流れ出る赤い鮮血や、口に入り込んでいたり、長い金髪に絡みついていたりする白濁液などを気にする余裕も無い程にショックを受けているようだった。
そのクレアの様子は痛々しく、多少憐れに感じたのかグルメマンはテーブルにある真新しい布巾を取り、白濁液にまみれた顔を軽く拭いてやる。
布巾で吸収しきれなかったものは親指で軽く滑らせて口元まで運び、その親指をくちびるに擦り付けて食べさせる。
「どうですか?私の精液の味は」
「ん………あむぅ、にが…い……」
「そうですか。栄養たっぷりなんですよ、きっとすぐに美味しく感じるようになります」
そう言うと横になったままの細い両足を掴み、ぐいっと横に開かせると未だ鮮血が溢れだしている秘部に顔を近付け、赤い舌を出し割れ目を舐め始めた。
ぺろぺろぺろ…ちゅぷ、じゅるっ、ちゅぱちゅぱ……
「…っ!んくッ!……ふぁ…あんっ、…あぁっ!」
- 76 :29 :04/02/17 15:48 ID:DRbmvYBa
- 長い舌が膣に入り込んだかと思えば、愛液の混ざった処女の鮮血をじゅるじゅると音をたてて啜った。
そして前に移動したざらざらした舌がクリトリスを何度も強く擦り付け、歯をたてて甘噛みする。
「あっ!やっ……またッ、…また……イッちゃう!イッちゃうよぅぅっ!」
ぷしゅ……じゅぼ、じゅるるる…
クレアは快感に堪えきれずに潮を噴いた。が、それをグルメマンが大きな口で受けとめ、飲み干した。
「こんなに漏らしてしまって…、悪い娘ですね……」
そう言ったグルメマンは顔を真っ赤にして、無言でされるがままになるクレアを見て、ほとんど抵抗する気力が無いのを確信した。
テーブルの脚を浮かせて手錠がかかったままの手首を抜き、カチャカチャと手錠を外した。
そしてその体を四つんばいにし、尻を高く上げさせる。
- 77 :29 :04/02/17 15:50 ID:DRbmvYBa
- グルメマンはきゅうりを手に取り、後ろから膣へとすぶりと突き刺した。
「ひっ…ひぁぁぁぁぁ!だめっ!痛いよぅ!……ごっ、ゴツゴツしてて…ああんっ!!」
彼女の牧場でとれた無農薬の新鮮なきゅうりは昨日収穫した中でも一番太く、長く、瑞々しいとっておきのものだった。
「悪い娘にはお仕置きですよ。このブツブツがいやらしい穴に入って擦れると痛くて気持ちいいでしょう?」
きゅうりの表面を肉襞に押しつけるようにズゴズゴと何度も何度も引き抜いては押し込む。
「いっ!はぐぅ…ッ!……んあっ、あっ!奥…奥にぃっ!……あ、当たって…!いやぁぁぁ……っ!…はぁん!!」
- 78 :29 :04/02/17 15:51 ID:DRbmvYBa
- 処女を奪われたばかりのクレアは初め、先程の挿入に負けないくらいの強烈な痛みを感じたが、出し入れしているうちにその痛みは薄れ徐々に痺れに変わっていた事に気付き始めていた。
そして意識がそれを快感と受けとめた途端に体の奥が熱くなり、よく冷えた硬いきゅうりを無意識のうちにぎゅうっと締め付けていた。
「ん……良くなってきたみたいですね」
そう言うと2、3回出し入れを繰り返した後、悦楽を知り始めた花びらからきゅうりをずるりと抜き、汁を滴らせながらてらてらと輝くそれをまじまじと見つめた。
「ほらほら、見て下さいよ。こんなに簡単にステキな浅漬けができたでしょう!」
そう言いながら完成した浅漬けを、もっと快楽に浸っていたかった、といった切なげな顔をしていたクレアに見せびらかした。
「ん?何ですか?その物足りなそうな顔は。何かして欲しいならちゃんと口で言わなきゃわかりませんよ!」
きゅうりを皿に載せ、テーブルの上に置きながらグルメマンはそう言った。
- 79 :29 :04/02/17 16:05 ID:DRbmvYBa
- また続きます。長くなってスミマセン。
今週からテスト期間に突入してあんまりSS書く時間が取れないので、また間が空いてしまうかもしれませんが、何とか完結させたいと思ってまつ。
- 80 :名無しさん@ピンキー :04/02/17 21:59 ID:9ddJ625P
- >>73-78
クレアに強烈にセークスの味を教えたという意味で、
グルメマンの名はダテじゃないなと思いますた!
クレアが精液をおいしいと感じるまでに
そう長い時間はかからなそうなそうだな( ̄ー ̄)ニヤリ
テストがんがってくださいね!!
続き楽しみにしてま〜す♪
かな〜りいいトコで「引き」なのですから…(*´д`*)ハァハァ
- 81 :名無しさん@ピンキー :04/02/18 22:13 ID:rlipe1i7
- 捕手
- 82 :名無しさん@ピンキー :04/02/19 21:30 ID:o1Y2hsaC
-
- 83 :名無しさん@ピンキー :04/02/20 00:40 ID:3TjoPezi
- >>1
SSの進みはどうですか?マリーたん楽しみにしてますよワクワク(・∀・)!!
- 84 :名無しさん@ピンキー :04/02/21 20:41 ID:K7psehiS
- ホシュ
- 85 :名無しさん@ピンキー :04/02/22 21:46 ID:iI2qCLyc
- やっぱ人大杉なのか…
- 86 : ◆NISNOWnXZo :04/02/22 22:40 ID:qBXhJkYb
- >>85
そうなのかな?
1 ◆03gfAyqM2Aさん、
もし人大杉か、アク禁で書き込めないようでしたら、
保管庫の「SS用避難あぷろだ板」っての利用して下さい。
1 ◆03gfAyqM2AさんのSS用に、スレ立てちゃってよいですから!
- 87 :名無しさん@ピンキー :04/02/23 19:32 ID:Z/GqLQEY
- おぉお・・・29さん、乙〜!!続きたのしみにしてます
- 88 :29 :04/02/24 18:27 ID:lnTdNxNW
- ども。昨日ようやくテスト終わりました!再試、レポートにならないよう祈りつつ、続き書いていきたいと思います。
- 89 :名無しさん@ピンキー :04/02/24 20:12 ID:7jXfUsFs
- >>88
29さん、おつかれさまでした!
SSで気分転換してくださいね♪
こちらは(*´д`*)ハァハァさせていただきま〜す!!
- 90 :名無しさん@ピンキー :04/02/25 21:42 ID:3Zve1b+p
- ほ
- 91 :前スレ20 :04/02/26 09:04 ID:fZqodqLn
- |-`).。oO(どうしよう・・・核煮にスレが立ったの知らせるべきか・・・)
牧場物語のエロ絵が見たい年頃になりますた。
http://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1077723810/l50
|彡サッ
- 92 : ◆NISNOWnXZo :04/02/26 09:59 ID:L6QvV4tl
- >>91
おひさしぶりです…ゲフン
情報サンクスです!
エロ絵を見たい方は、そちらもチェックしていただければ
よろしいんじゃないでしょうかねぇ!?
また画を投下してくださいね〜♪
- 93 :名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:56 ID:qUb2FvRZ
- >>91
人大杉で見れないよ…(´д`;)
- 94 :名無しさん@ピンキー :04/02/28 21:28 ID:WlHgZc5e
- し
- 95 :名無しさん@ピンキー :04/02/29 20:09 ID:puCSx7PX
- ゅ
- 96 :名無しさん@ピンキー :04/03/01 04:33 ID:13n2lIQi
- >>91
落ちたみたいよ
- 97 :前スレ20 :04/03/01 15:05 ID:TVDevom9
- >>96
気がつかなかった・・・_| ̄|○
- 98 : ◆NISNOWnXZo :04/03/02 21:07 ID:SvLXM4yJ
- >>97
オツです(* ^ー゚)
- 99 :過去スレ462 :04/03/03 11:35 ID:do8epZMR
- 投下。
ロダ237-250。250はネタ絵。
エリィ熱に浮かされて後半は偏りまくり。
- 100 :名無しさん@ピンキー :04/03/03 21:20 ID:2pzG2mIG
- >>99
大量投下サンクスっす♪
いつも以上にバラエティに富んでますね!
ゲームを越えた競演もありますし。
ちなみに漏れは毛なしがすきでつ(;´Д`)ハァハァ
- 101 :名無しさん@ピンキー :04/03/04 18:20 ID:FRZJxIi+
-
- 102 :名無しさん@ピンキー :04/03/05 21:50 ID:JQzpX5KF
- hoshu
- 103 :過去スレ462 :04/03/08 14:53 ID:ySvmugV9
- スレ進めー
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [251-253]
- 104 :名無しさん@ピンキー :04/03/08 20:40 ID:22yHkFyR
- >>103
心細げなマリーたんやM字開脚なエリーたんもハァハァでつが、
251の意味深なエリーたんの微笑みの理由が、
何となく気になるなぁ〜〜!!
- 105 :過去スレ462 :04/03/09 21:14 ID:3AqbaWZ2
- 今回は1枚だけ。WLルミナ。
うpロダ254。
シチュの要望があれば描きやすいんだけど、どうでしょうか。
まあ、俺は描けてもすぐにはうpできませんけど。
- 106 : ◆NISNOWnXZo :04/03/09 21:58 ID:cCJ5PFgv
- 今現在、うpろだのサーバーがダウンしております。
ご迷惑おかけします!
なので、462さんの画の感想も後日ということで…
シチュの要望といことですが、
シチュというより、以前462さんはこちらに投下される画は、
まつやまいぐささんの画風を意識して描かれてるとのことでしたよね。
ですから一度462さんオリジナルの絵柄で、
堤防に座って、とびきりの笑顔で髪をかき上げるエリィたんなんか、
お願いできないでしょうか?!
ひとつよろしくです♪
- 107 : ◆NISNOWnXZo :04/03/09 22:01 ID:cCJ5PFgv
- シチュの要望といことですが→×
シチュの要望ということですが→○
脱字失礼しますたm( __ __ )m
- 108 : ◆NISNOWnXZo :04/03/11 00:45 ID:YveGLNIi
- >>105
お嬢様を後ろから(≧∇≦)bイイ!!
お金持ちのお嬢様にはバックってのは、
結構屈辱だろうなと妄想しつつ(*´д`*)ハァハァ
ところでお嬢様のルミナたんには、
人前でエロいコス(はだかエプロンとかボンテージ)や
犯れちゃってるなんて、かなりの辱めですよね!
と、こんなシチュはどうでつか?
しかし>>106のシチュとは180℃違うなw
- 109 :名無しさん@ピンキー :04/03/11 23:12 ID:nLwvY1aK
- ほ
- 110 :29 :04/03/11 23:53 ID:EeZxlxib
- ずいぶん間が空いてしまいましたが、続きうぷします。
筆が遅くてすみません。
そしてワインを手に取りコルクの蓋を外すと、正座の足を左右に広げた形で座りこむクレアの顔を覗き込むように屈みこんだ。
「ほら、どうしてほしいんですか?」
ぐびり、とワインを一口ラッパ飲みすると、まるで父親のような口調で尋ねる。
「あ……の…」
顔を真っ赤にし、青い瞳を潤ませてわずかに見上げる姿は再び有無を言わさず押し倒したくなる程に可憐に見えた。
「も…もう一度……、私に…その…、い、入れて欲しいん………です…」
うつむいて羞恥に真っ赤になりながら言ったその言葉の最後の方は消え入りそうな声だった。
「ほほう、で、どこに何を入れて欲しいんですか?もっと具体的に言わないとわかりませんよ?」グルメマンはわざとらしくそう言った。
「その可愛いお口だってただ美味しいモノを食べる為だけにあるんじゃないんですからね…」と言いながら俯いていたクレアの顎を片手でグイとつかみ自分の方を向かせた。
- 111 :29 :04/03/11 23:55 ID:EeZxlxib
- グルメマンの手がクレアに触れた瞬間、びくっと肩をすくませたがすぐに落ち着き、熱っぽい瞳で見つめていた。
「あ…わ、私の…ここ……に…、」
「ここってどこの事ですか?ちゃんと名前で言って下さい」自分の秘部を小さく指差しながら言い掛けたクレアのセリフを、冷ややかに遮る。
「まさか…知らないわけじゃないでしょう?おまんこですよ。お・ま・ん・こ。ほら、言ってみなさい」
しかしクレアは口をつぐんだまま黙っていた。
「仕方が無いですねぇ、私の言う通りに言ってみて下さい。いきますよ?クレアのいやらしいおまんこに、あなたの極太のチンポをぶちこんで、ズコズコしてイカせて下さい。って」
- 112 :29 :04/03/11 23:57 ID:EeZxlxib
- それまでの人生の中で聴いた事も無いような卑猥な言葉を耳にして、驚きと恥ずかしさを隠せない表情のクレア。
しかし小さな、息の漏れる音の方がよく聞こえるようなか細い声で、先程のグルメマンの言葉を繰り返し始めた。
「クレアの、い、いやらしい…お、おま…おまんこ……に、あなたの極太の…ち……ち、ちん………ダメ…、恥ずかし過ぎて言えないよぅ…」
再び真っ赤になって俯くクレア。
グルメマンは深々と大きなため息をついた。
「あなたねぇ、その程度の事もロクに言えないんですか?…まあいいでしょう。半分は言えたみたいですから、ご褒美はあげますよ」
そう言うとそれまでちびちびラッパ飲みしていたワインをクレアの目の前の床にコトン、と置いた。
- 113 :29 :04/03/11 23:58 ID:EeZxlxib
- 半分程残っていたワインの瓶をいきなり目の前に置かれて、グルメマンの思考がわからないクレアは小首を傾げる。
「何か入れたかったんでしょ?このワインならきっとあなたのいやらしいおまんこにぴったりですよ。ほら、早く自分でぶちこんだらどうですか?」
と冷ややかな笑みをたたえながらグルメマンは言う。
「…そんな……」
クレアが再び泣きそうな顔になりながら言った。
欲しいのにちゃんと言わなかった自分が悪いんだ、そう頭でわかっていてもやっぱり恥ずかしい。しかし、自分でワインの瓶を自分に入れるのはもっと恥ずかしいのかも…。
そんな事をぐるぐると考えていた。
いっこうに動こうとしないクレアを見兼ねたグルメマンがこう言った。
「ほら、欲しいんでしょう?私が瓶を支えててあげますから、上からしゃがみ込みなさい。早く!」
- 114 :29 :04/03/12 00:02 ID:HanyMcFj
- 「…………」
クレアは無言で立ち上がり、ワインを足と足の間に挟むようにようにして立った。
そして、右の膝を床につき、同じように左膝もつける。
花弁から溢れ出た鮮血混じりの愛液がふとももをつぅっと流れ落ち、白いふとももの間に挟まっていた赤いワインの瓶の口に繋がった。
「さあ、後は腰をおろすだけですよ」
とクレアの耳元でグルメマンがそっと囁く。
意を決したかのようにゆっくりと腰を落とし始めた。
「………っ!…ん…あぁっ!」
ちゅぷっ、と小さな音がして瓶はみるみるクレアの体に飲み込まれていった。
ひんやりと冷たい瓶が熱い膣内に入り込む。初めはその冷たさに快感を覚えたが、次第に火照った体に温められていく。
そして新たな冷気と強い快感を求めて徐々に太くなっていく下へ下へと向かっていった。
ずぷ…ずぷずぷ……
「んはぁぁっ、…あふっ、んっ…、うぅん……」
- 115 :29 :04/03/12 00:03 ID:HanyMcFj
- 注ぎ口の細くなっている部分は全て入りきり、太くなり始めるあたりで挿入は止まった。
急速に太くなりすぎて、まだ広がりきっていない膣には入らないようだ。
「…これ以上は…、もう、……ダメ…、みたい…」
長さは今まで入ってきたモノと比べると全然物足りないのだが、これ以上入れてしまったらあまりの太さに裂けてしまう、と本能的に感じたらしい。
「大丈夫ですよ。もう処女じゃないんだから、まだまだ入ります」
そう答えるとグルメマンはクレアの華奢な両肩に手を置き、力を込めて下へ押し付けた。
- 116 :29 :04/03/12 00:04 ID:HanyMcFj
- 「ああっ、や…やめてぇ!あ…やだっ、…いたた、いたいよぉ!!んんっ!」
上から力強くぐりぐりと押さえ付けられて、みるみるワインの太くなっている部分がクレアの中にめり込んでいく。
クレアは初め、注ぎ口の部分だけしか入れるつもりは無かった。自分の中にそんな直径の大きいものが入るなんてとても信じられなかったのだった。
そして全体の3/5程が入ったところで急に手を放した。
今までで一番太いモノを無理矢理体に押し込められて強烈な痛みを感じてはいたが、既に開発され始めていた体にそれに負けないくらいの快感が伴わないはずはなかった。
「……え?」
乱れた呼吸のまま、拍子抜けしたようにグルメマンの顔を見るクレア。
「どうしたんですか?あなたが辛そうな顔をしてやめて!って言うから可哀想だからやめてあげたんですよ」
「そんな……」
今までどんなに嫌がったって決してやめてはくれなかったくせに…わざと意地悪な言い方をするグルメマンに対しそんな風にも思ったが、どうやら見透かされていたようだった。
- 117 :29 :04/03/12 00:06 ID:HanyMcFj
- ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべたままこっちを見つめている。
しかし、見られれば見られる程に体の奥がじわじわと熱くなっていくのを確かに感じていた。
そして、とうとう我慢できなくなったクレアはその細い腰を上下に動かし始めた。
ずるる……ずりゅ、ずっ、ずぶっ!……ちゅく…、ずちゅっ!……ずりゅっ!…ずちゅっ!…ずちゅっ!ずちゅっ!!
初めはゆっくりとした上下運動だったが、徐々にスピードと勢いを増し、やがてその動きは自分の一番奥に瓶の先端を叩きつけるかのような激しいストロークに変わっていった。
「あ……ん、んふっ!…ふぁ……あんっ、あっ、やめ…て……はぁん!だめぇ…、んぁっ!見ないっ…でぇぇぇッ!!あっ、はぁっ!はぅんっ!あんっ!あぁんっ!!」
いつの間にかクレアの片手はぷるぷると揺れていた乳房へと移動し、その固くなった乳首を指でいじくり始め、もう片方の手は敏感なクリトリスをコリコリと摘み合わせていた。
- 118 :名無しさん@ピンキー :04/03/12 00:08 ID:zya+IoX5
- hage
- 119 :29 :04/03/12 00:11 ID:HanyMcFj
- 腰が上下に動く度に、溢れだした愛液が瓶の中にとろとろと流れ込む様が結合部から見え隠れし、乙女の可憐な指がその花びらをいじり回す度にぐちゅぐちゅといやらしい音が響く。
その激しい動きにクレアのヴァギナはゆっくりと、しかし確実にワインの瓶をより深く飲み込んでゆき、瓶全体のほぼ9割がずっぽりと入りこんでいた。
グルメマンも普段は素朴で奥手な少女が何かに取り憑かれたかのように淫らに腰を振り、乱れる姿を見ているうちに再び興奮していった。
つづく
ああ、また続いてしまいました。
Hに突入してから本当に筆が進まないです。冗長になりがちなのも困りものですね(´д`;)
- 120 :名無しさん@ピンキー :04/03/12 14:58 ID:v+ImuV8R
- エロくてエエ……(*´д`)ハァハァ
したくなっ(ry
いつの間にやらスレ復活してたのねん。
祝復活sage
- 121 :名無しさん@ピンキー :04/03/12 21:24 ID:YB3Cdd1l
- 行為のいやらしさも
もちろんでつが、
クレアとグルメマンの心の
駆け引きにも(;´Д`)ハァハァします!
- 122 :過去スレ462 :04/03/13 19:02 ID:8mISuQ7U
- エロが長いの大歓迎(;´д`)ハァハァ
俺絵エリィはでかすぎでうpできず、エロコスルミナは難航中。
もうすこし待っててください。
- 123 : ◆NISNOWnXZo :04/03/13 21:13 ID:2pa3nriJ
- >>122
俺絵エリィたんがデカイとのことですが、
こちらは800kまでOKですよ。
ttp://black.sakura.ne.jp/~taru/imgboard.cgi
- 124 :名無しさん@ピンキー :04/03/14 20:44 ID:KbSWIqEj
- petari
- 125 :過去スレ462 :04/03/14 22:26 ID:Lm+IlBtJ
- >123
ろだ紹介してもらっといて恐縮ですが
サイズ小さくして専用ロダ使わせていただきました。
専用ろだ255
自分の絵で描いてみたら
目を変えただけなのに気付いてショボーン
- 126 : ◆NISNOWnXZo :04/03/15 20:26 ID:z5xbmA7t
- >>125
リクに答えていただいてサンクスで〜す(* ^ー゚)
愛らしくておしとやかな感じがとってもGoodでつ!
ところで462さんオリジナルはもっと投身高いと
予想してましたが、みごとに外れましたね〜。
元からかわいい画を描かれていたんですねぇ!
ルミナたんも期待してま〜す♪
- 127 :名無しさん@ピンキー :04/03/16 19:58 ID:eZYk5Egl
- hage
- 128 :29 :04/03/17 09:11 ID:ORhmcp6u
- >>125
携帯なのでなかなか画像見れなかったんですが、今家のパソコンでコソーリ見てます。
俺絵エリィたんすげー可愛いです!
ちょうど今くらいの季節ですかね?冬の終わりの海辺で潮風に吹かれている感じがさわやかで、とってもイイ(・∀・)!!です!
今書いてるのがいつ終わるか知れないクセして、ちょっとエリィたんSSが書きたくなってきました…
- 129 :過去スレ462 :04/03/17 21:01 ID:67pvRfjo
- うpロダ256-257。
ルミナ完成。
なんか描いてる途中に鬱になったりして
ちょっと納得いかない出来になっちゃいました。スマソ
そして257は>29さんのSSのクレア。
なんつーか、俺絵とSSのツボのニアミスですか。
SSほんとエロいんで、ほとんど手が勝手に動いてしまいました。
それから欝はもう大丈夫ですからご心配なく。
- 130 : ◆NISNOWnXZo :04/03/17 23:30 ID:L/slOecH
- >>128
>エリィたんSS
楽しみですね!
清純で可愛らしい、でもちょっぴり大人なエリィたんが
どんな目に会うのか!?
ニヤニヤしながら期待してまつ♪
>>129
256 グハッ!!
漏れの想像をはるかに上回ってます!
執事のセバスチャンにエロコスを見せて、頬を赤らめてるルミナたん。
この程度の想像力しか漏れにはなかったのにw
陵辱キタ―――――ヽ(´ー`)ノ―――――!!!
かなりキチーク好きな漏れには、何よりのご馳走です♪
まさにゴチになりますです!
257 拡がりきったマソコと逝っちゃってるクレアたんの表情がエロエロですな〜!
ヴァージンのクレアたんにここまでするかぁ〜!!な『グルメマンの料理講座』の
キチークっぷりに、改めて(*´д`*)ハァハァしちゃいましたよ。
それとSSとエロ画像のコラボって初めてですね!
なんか嬉しいっすヽ(´ー`)ノ
- 131 :29 :04/03/18 21:30 ID:XzQrGGVT
- >>129
おおおお(゚∀゚)!!
まさか漏れのSSを元に書いてくれるなんて、すげー嬉しいです!感激してます!
実はSFCとHMしかやった事無いんですが、ルミナたんのエロコスもめっさ萌えました。ハァハァです(*´д`*)
どうもありがとうございます!
- 132 :名無しさん@ピンキー :04/03/19 21:50 ID:H6oDamSS
- ほす
- 133 :名無しさん@ピンキー :04/03/21 00:01 ID:BzI4cm5p
- >>132
IDがSS
- 134 :名無しさん@ピンキー :04/03/22 20:34 ID:T9N/IZGP
-
- 135 :過去スレ462 :04/03/23 15:59 ID:QP6uS6FP
- ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [258-259]
エロ控えめのセピリアとHMマナ。
家ゲーのスレ見たら、マナ好き多いみたいなので描いてみました。
もうちょっと大人っぽい顔にすればよかった。
今期はこれが最後になる気配。
- 136 : ◆NISNOWnXZo :04/03/24 10:36 ID:0iObSGk9
- >>135
258 とてーもツボな表情&体のラインでつ!
これから何かが起きるのか?それとも何かが起きた後なのか?
どちらにしても妄想爆発です(*´д`*)ハァハァ
259 大胆にハマってますなぁ〜!
うつろな瞳に涙…来るなー、グッと!!
>>もうちょっと大人っぽい顔にすればよかった。
漏れ的にはこれくらいがストライクっすヽ(´ー`)ノ
またお忙しくなる様子。
もしお時間に余裕ができましたら、
投下してくださいね。
よろしくで〜す♪
- 137 :名無しさん@ピンキー :04/03/25 20:21 ID:24jA/YCW
- hosyu
- 138 :名無しさん@ピンキー :04/03/26 21:48 ID:nFKRUfB1
- (゚Д゚)ノ ホシュ
- 139 :名無しさん@ピンキー :04/03/28 00:11 ID:o+LUpx/F
- ほしゅ
- 140 :名無しさん@ピンキー :04/03/28 19:08 ID:qt08yOmT
- グルメマン編もいいと思うんだが、ほのぼのゲームってことで純愛系書いてくれないかな?
- 141 :名無しさん@ピンキー :04/03/28 22:58 ID:dWZHbOir
-
- 142 :名無しさん@ピンキー :04/03/29 22:41 ID:9O8Hz9mV
- ho
- 143 :名無しさん@ピンキー :04/03/30 21:39 ID:G+0Y2k8D
- 圧縮近そうだし…捕手!
- 144 :名無しさん@ピンキー :04/04/01 21:34 ID:12NG/X+r
-
- 145 :名無しさん@ピンキー :04/04/02 19:37 ID:r5bvSP8+
- ポプリ「ほ・しゅ☆」
- 146 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:28 ID:2lLA6TWh
- Ver.1
仕事の後のお風呂は格別ですよ。疲れもとれてよく眠れるんです。
そう言ったのは誰だっただろうか。
その台詞を不意に思い出し、ドクターは寝る前に山の麓の露天風呂へ行く事にした。
星が覆う夜空の下を歩き、明かりがほんのり灯る脱衣所へ入る。
夜でも入れるように明かりが付いているんだな。
そんな事に感心しながら白衣と中の服を脱ぎ、タオルを腰に巻き付けて、外の風呂へ通じる扉を開けた。
風呂には先客がいた。
先客は湯船に浸かっていた。
先客はドクターを見ながら目を見開いて固まっていた。
……エリィくん……?!
ドクターはとっさに大きな声を上げそうになって、飲み込んだ。
「……すまない。気付かなかった。それじゃ……」
そう言って、脱衣所に戻ろうとするドクターを、エリィが引きとめた。
「……あっ……先生……!待って……体冷えます!私もう上がりますから……」
後ろを向いていたドクターは振り向き、首を少し傾げた。
「……そうかい?それじゃ……」
遠慮がちにエリィから一番遠い場所から湯船の中に入った。
エリィは縁の岩に置いておいたタオルを掴んだ。
- 147 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:29 ID:2lLA6TWh
-
……どうしよう……!!
一緒に入っていたいけど、恥ずかしい……
上がるって言ったんだし、上がろう……
あぁ、でも、脱衣所まで裸見られるのよね……?!
どうしよう……!!
でも一緒に入ってるのも恥ずかしいし……
でも一緒にいたい……
エリィは上がろうか上がらないか考えるうちに無意識に腰を上げたり下げたりしていた。
思考が揺れる度に、腕で押さえた小さめの胸も湯船から上がったり下がったりしていた。
お湯がその都度タプタプと音を立てた。
ドクターはエリィの方を見ないようにしていたけれども、視界には入っている。
なにをやってるんだろう。
エリィの気持ちも知らずにそんな事を思いつつ、少しだけ不自然な角度で空を見続けていた。
エリィはドクターの方をちらっと見、空を見ている姿を見て、覚悟を決めた。
「……そ、それじゃ、先生、お先に……!!」
ざばっ。と勢いよく立ち上がり、湯船から上がり、逃げるように脱衣所へ走った。
タオルで隠す事も忘れて。
扉の向こうに消える後姿を見送って、ドクターはのんきにつぶやいた。
「……安産型」
END
- 148 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:34 ID:2lLA6TWh
- Ver.2
今日もたくさん働いたな〜。
もう慣れてしまっている心地よい疲労に満足しながら、リックは風呂道具を持って夜道を歩いていた。
歩く度に石鹸箱のカタカタいう音が鳴っている。
山の麓の露天風呂は家から近い。
さぁ温まるぞ〜。
脱衣所に入って服を脱ぎ、タオルでさりげなく前を押さえて、外の風呂へ通じる扉を開けた。
『あ……』
声を漏らしたのは風呂の中と外とで同時だった。
「ご、ごめん!!入ってるの気付かなかったよ……」
「あ……ははははは」
湯船の中で困ったようにランが笑った。
リックも笑う。
「はははは……」
うわ、どうしよう?!
やっぱり、出直すべきだよな?
混浴だって聞いてるけど、ランちゃんだって年頃の女の子だし悪いよな?
うん。そうだ。そうしよう。
リックの頭の中のレジスターが答えをはじき出した。
じゃ……と言おうとした時に、先にランが言った。
「寒いでしょー?入っておいでよ」
「あ、いや、でも、悪いしさ……」
「カレンじゃなくて悪いんだけどね」
えへへへ。とランが笑うのでリックはやっぱり笑った。
そして誘われるままに湯船に入った。
湯気で曇った眼鏡をはずして、風呂の縁の手近な岩の上に置く。
- 149 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:34 ID:2lLA6TWh
-
「眼鏡はずしたリックってあんまり見た事ないや」
「眼鏡ないと生活出来ないからね」
「あ、そっか。じゃ、この星も見えないんだね」
「全然見えない」
「すごく綺麗なのにねー」
リックの目が見えない事が分かったからか、ランの声はさっきより安心した声色だった。
「カレンとは仲良くしてるー?」
「まぁそれなりに。かな。幼馴染だし。でも今はそれどころじゃないんだわ」
「なになに?どしたの?」
「ニュースで見たんだけどさ、どっかの国で鳥インフルエンザってのが流行ってるらしくてさ……」
「……そんなのがあるんだ……」
「そう。もう、うちの可愛い鳥達がそんなのにかかったらと思うと胸が痛くて痛くて……」
リックはそう言って、笑いながら大げさに胸を押さえた。
それを見てランも笑った。
「心配性だもんね。リックらしいや」
なごやかな風が吹いていた。
「俺そろそろ出るわー」
リックはそう言って立ち上がった。
「はいはいー。またねー」
「うん。お先ー」
そう言って足を風呂の縁に乗せた。
- 150 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:37 ID:2lLA6TWh
- パキッ。
『あ……』
声を漏らしたのはまたも風呂の中と外とで同時だった。
「……眼鏡が……」
「……足、大丈夫……?」
片足上げたまま固まっているリックに、ランは立ち上がって近づいた。
「脱衣所まで、手貸すね」
無防備な格好でランはリックの腕を取って、風呂から上がらせた。
―――うわーーーーー!!!!!
目の前の姿に、リックは一瞬、理性というよりは脳がふっとびそうになった。
近視というのは、遠くの物は見えないけど、近くの物は普通の人より見えたりする訳で。
リックはとっさに目をつぶったが、脳裏にはしっかりとトランジスタグラマー型のランの体が焼き付いていた。
- 151 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:38 ID:2lLA6TWh
-
……カレンより大きいかな……
何考えてるんだ、俺!
ふるふると首を振って、思考を散らす。
目をつぶったままのリックの耳にランの声が聞こえる。
「眼鏡なかったら明日からの仕事困るよね?」
「……あ、や、家に予備があるから、大丈夫」
「そっか。じゃ、家までは送るね」
……ホント、いい娘だなぁ……
エロモードはすっかり無くなってリックは思わず笑顔になった。
「ありがとう。助かるなぁ」
「あははは」
目をつぶってても分かる。
きっと照れ笑いしてる。
リックは心の中でつぶやいた。
クリフも早く気付くけばいいのにねぇ……
END
- 152 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:41 ID:2lLA6TWh
- Ver.3
彼は寝付きが悪かった。
過去のある時期から悪くなったのだった。
だから時々寝る前に、散歩を兼ねて、山の麓の露天風呂へ入りに行く。
今日もタオルを片手に向かった。
脱衣所で手早く服を脱ぎ、外の風呂へ通じる扉を開け、立ち止まった。
月が湯船に浮かんでる……
一瞬本気でそう思った。
「……クリフ……?」
「クレアさん……?」
ほんの少しの沈黙。
「……クレアさん、こんな時間まで働いてたの?」
「んーん。なんか眠れなくてねー……」
さっきのよりは柔らかい沈黙。
同類の親近感の空気。
「とりあえず入りなよー」
促されてクリフは湯船に入った。
- 153 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:42 ID:2lLA6TWh
- 2人はお互いなんとなしに空を見上げていた。
「……クリフも眠れないんだ……?」
「……まぁね」
「布団に入るまで、ひっぱるよね」
「なるべく眠気を引き付ける」
「本読んだり」
「グレイとしゃべったり」
「肉体労働してるのにね」
「体は疲れてるんだけどね」
「……これって、逃げかなぁ……?」
「……そうかもね……」
沈黙。
2人の間に風に吹かれた湯気が流れていく。
「……あたし、そろそろ上がるよ」
「うん……送ろうか?」
「大丈夫だよ。すぐだもん」
「そうだね。気をつけてね」
「ありがと。お先に」
近くに置いてあったタオルを取って、クレアは立ち上がった。
そしてグラリと倒れかかった。
「あ……っ」
クリフはとっさに立ち上がってその体を抱きとめた。
左手は背中に。
右手は脇に。
右手の掌には柔らかい感触。
右手の親指には違う柔らかい感触。
- 154 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:43 ID:2lLA6TWh
- 思考は停止したまま、無意識に親指が動いていた。
「……あっ……!」
甘さを潜めた声に我に返った。
もしかしたらさらに我を忘れたのかもしれない。
親指の動きが強くなる。
「……ダメ……目が回ってるの……」
固くなってきた胸の先を親指は転がし続ける。
「……のぼせたのかな?」
全体を揉み上げる。
「そう……かも……あぁっ……ダメだってば……」
コリっとなった頂点を人差し指と親指で摘まむ。
「大丈夫だよ。支えてるから」
体を抱え直すように左手に力を入れ、密着させる。
「……あっ……クリフっ……」
クレアが顔を上げた。
辛いからなのか感じているからなのか、眉間が寄った切なそうな顔。
- 155 :露天風呂アラカルト :04/04/03 03:44 ID:2lLA6TWh
-
クリフはゆっくり唇を寄せた。
クレアはゆっくり目を閉じた。
重なる唇。
遠慮がちな軽いキス。
それから深いキスへ。
動いている右手に呼応するように跳ねる体と漏れる声。
クリフは唇を離し、ぐったりともたれかかっている体を抱き上げた。
風呂の縁まで行き、風呂の外へそっとクレアの体を下ろした。
クレアは潤んだ目でクリフを見上げている。
クリフはにっこり笑いかけた。
「立ちくらみが治るまで、休んでいこう」
そしてまた唇を寄せ、その細身の月の上に重なっていった。
END
- 156 :名無しさん@ピンキー :04/04/03 03:59 ID:2lLA6TWh
- 以上、闇屋(過去スレ838)でした。
エロ度足りなくてスマソ!!
じゃっ!(逃)
- 157 :名無しさん@ピンキー :04/04/03 22:19 ID:kkzLvgZN
- クリクレキターーーーーーーーー!!!!!!
露天風呂三連発ーーーーーーーー!!!!
神様逃げないでくれ!!続きキボンヌ・・
- 158 : ◆NISNOWnXZo :04/04/04 05:32 ID:RRm0ElDc
- おひさで〜す!
お元気でしたですか!?
>>146-155
露天風呂って舞台設定だからなのか、ほのぼのといいですね!
読みながらはにゃ〜んとしてしまいますた。
でもクレアはやっぱり無防備でエッチだ(*´д`*)
- 159 :闇屋 :04/04/04 06:50 ID:/hAtBnfR
- (´・ω・`)モドッテキター
(スレには結構前からキター!!とかで出没していた訳だが)
おはようございます。
感想ありがとうございます。やっぱウレシ〜。アリガトアリガト!!
調子こいて朝からエロ投下です。
- 160 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:51 ID:/hAtBnfR
- Ver.4
仕事の後のひとっ風呂はやめらんないわい。
昔聞いたじーちゃんの言葉が身に沁みて分かる。
うー。さぶくなってきたなぁ。
などと一人呟きながら、タオルと風呂道具を脇に抱えていそいそと山の麓の露天風呂へ向かう。
脱衣所に入ると、遠慮がちに隅の方に靴が置いてあった。
小さめの白い靴。多分、女性用。
ロッカーに並んだ籠の一つにありきたりな薄い色のタオルがかけてある。
誰か入ってるのか。
ピートはあまり深く考えずに服を脱ぎ、手ぬぐいを持って外の風呂へ通じる扉を開けた。
あ……
そんな口で湯船から扉の方を見たのはエリィだった。
ピートは一瞬相手に分からない程度に顔を歪めた。
「……ばわ」
「……こんばんわ」
よく分からない声色。
内心ため息をつき、ピートは湯船へ入った。
まじまじと湯船の奥の方にいるエリィを見る。
エリィは見られている事を知ってか知らずか、顔をそむけたまま黙って湯に浸かっている。
- 161 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:51 ID:/hAtBnfR
-
「……いい湯だねぇ」
「……そうね」
「月がキレイだ」
「……そうね」
「君の方がキレイだけどな」
「……」
ちらりとエリィはピートを見た。
見たというか、睨んだ。
ヒュー♪
その顔にピートは口笛を吹く。
「あの後、料理上手くなった?」
にまっと笑うピートにエリィはまた目を逸らした。
「……それなりにやってるわ……」
「俺に毒食わせておいて上手くなってないなんて、許さないよ〜?」
「……」
また睨む。
「ま、ミネラルタウンから死体を出さないように、精進してよ」
エリィはとうとう立ち上がり、湯をザバザバと言わせながらピートの前に来た。
「……いいかげんにして!」
振り上げた右手。
ピートの頬に当たる前に、ごつい手がその腕を掴んだ。
- 162 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:52 ID:/hAtBnfR
- 「……エリィさんてさ、なんでそんなアサハカなの?」
間。
「……浅はか?私が?」
意味が分からない。そんな顔。
もちろん眉間には皺。
「ん〜、アサハカっつーか、メッキみたいっつーか」
「……メッキ……?」
さらに皺。
二人の視線が絡む。
恐ろしい程真剣な顔でピートは言った。
「俺、君が嫌いだ」
腕を掴まれたままのエリィの顔が歪む。
「頭の悪い女は嫌いだ」
ピートは震える唇を眺める。
「意味、分からない?」
開きかけた唇が強引に奪われた。
もう片方のごつい手が白い腰を引き寄せた。
- 163 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:53 ID:/hAtBnfR
-
嫌がり離れようとする首と腰を抱き掴み、ピートはエリィの唇を味わい、舌を潜り込ませる。
舌の裏側を舐め上げ口内を掻き回す。
暴れようとしていた体の力が抜けてきた頃、唇が離れた。
「……どうし……て……?」
目をつぶったまま口から零れた言葉。
ピートは答えずに自分の膝の上に乗っていたエリィの腰を抱えて、風呂の縁へ腰掛けた。
片手で腰を押さえ込んだままもう片手が胸を揉みあげ、耳元で囁いた。
「……意味分かった?」
「……あ……!……やめて……!!」
よじられる身の小ぶりな乳房が強く掴まれる。
「……んっ……!」
「アサハカの意味」
耳たぶと首に這う唇。
「分かった?」
「……やっ……!!」
乳首をつままれた体がしなる。
そのままコリコリともてあそばれたそれはプチンと固くなっていく。
腰を掴んでいた手が尻の方から割れ目へ伸びる。
「……濡れてるじゃん」
「……あぁっ……ピート……やめて……」
「やらしいね」
- 164 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:54 ID:/hAtBnfR
- お湯ではないヌルヌルした液を指で掬い、柔らかな肉へ埋める。
「はぁん……お願い、やめて……」
乳首をいじる指の動きに合わせて、狭い場所がヒクヒクと動いた。
「いつも一人で慰めてるんだ?」
「そ……んな事……」
埋まっていた指が引き抜かれ、ぬるりと前方の豆へ滑った。
「ああんっ!!」
抱えられた体が大きく跳ねた。
一度捕えると指は執拗にそこを攻めた。
「じゃ、誰かに慰めてもらってる?」
「あん……んっ……んんっ……」
「ドクターにしてもらってるんだ?」
「……んっ……し……て……あんっ……ない……あぁんっ!」
胸と秘所の2つの蕾を同時にいじりまわされ、エリィの腕はすでにピートの首にしがみついていた。
「……もう……ダメぇ……いっちゃうっ……」
「正直に言わないとやめちゃうよ?」
「んっ……やだぁ……」
「自分でしてるの?」
「……そんなの……言えな……い……」
指の動きが止まる。
「じゃ、やめちゃおうかな」
- 165 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:55 ID:/hAtBnfR
- 「イヤ……お願い……」
「お願い、何?」
「……やめない……で……」
指がゆっくり動く。
「やらしいね。エリィさん。そんなに気持ちいいんだ」
「はぁ……ん……イイ……ピートっ……」
露が垂れる割れ目の奥に中指と薬指が潜り、人差し指が腫れ上がっている豆を転がす。
「じゃ、入れてって言ってみ?」
「あっ……んーっ……!」
激しくなっていく動きに、流れ出た露が岩に染みを作っている。
「言わないとやめちゃうよ」
「……ヤぁ……ああん……!あぁっ……入れ……て……ぇ……!」
「よく出来ました」
ピートはにっこり笑って抱いていたエリィの体を横へ下ろした。
そして下に手をつかせ、後ろから腰を持ち上げた。
濡れてひくひくとしている花弁がぱっくりとひらいている。
ピートは固くそそり立っているそれをゆっくりと埋め込ませていった。
- 166 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:56 ID:/hAtBnfR
- 「いっ……」
強張る体を見て、右手を前の芽にあてる。
「……あっ……んんっ……」
狭い中にゆっくりと進入し、全部をそこへ飲み込ませた。
そのまま腰を動かさずに、前へ回した指を激しくしていく。
左手は、快感の波に耐えきれずに暴れるエリィ腰を押さえつけていたが、あまり役には立たなかった。
さらにびくんびくんと締め付ける肉にピートは余裕をなくしそうになった。
「……あぁぁんっ……イイっ……イクっ……」
高い声が絶え間なく耳をくすぐっている。
「……イって……いいよ……」
声がかすれた。
「……んーーーーーっ……!!」
エリィの背が弓なりになり、腰ががくがくと震えた。
腰の動きと急激な締め付けに、ピートはいきなり高められた。
「……うわっ……!!」
両手で目の前の腰を掴み、奥へ叩きつけるように激しく突く。
「……っ……」
開放寸前で抜き、白い液はぐったりとした背中へ飛んだ。
- 167 :露天風呂アラカルト :04/04/04 06:58 ID:/hAtBnfR
-
ふぅ。
息を一つ吐いて、ピートは風呂場の隅の桶を取って来る。
湯船からお湯を汲み、自分の液で汚れた背中を流してやった。
エリィはだるそうに起き上がり、ピートを見た。
ピートはエリィの顔を覗き込み優しくキスをした。
そしてにっこり笑いかけた。
「一人でするのとどっちがよかった?」
バチーーーン!!
見事な平手打ち。
「……馬鹿っ!!」
ぱたぱたと走り去って行く後ろ姿。
さっきまで腕に抱いていた背中が扉の向こうに消える。
……あんなに気持ちよさそうにしてたくせに……
……女ってわかんねー……
ぽつんと残されたのは、手を頬にあてて呆然としている間抜けな男。
ある夜の露天風呂の光景だった。
END
- 168 :闇屋 :04/04/04 07:18 ID:/hAtBnfR
- クリクレの続きじゃなくてゴメンヨ
今回はちと本格的に書いちまた……
保守がわりの軽い物のつもりで始めたんだが、楽しくなってきたw
HM&HMガールのキャラで読みたいカプリングあったらリクくだたい。
公式カプでも違うカプでもオケー。
結婚相手キャラ&ピート&クレア以外はムズイ。
キャラの性格によってエロはあったりなかったりヽ(´ー`)ノ ハハハ
そんなんでよければヨロ(゚Д゚)ノ
- 169 :名無しさん@ピンキー :04/04/04 09:29 ID:EOH3L4Vn
- 主人公×マリーたんハァハァ
- 170 :名無しさん@ピンキー :04/04/04 10:39 ID:jEsmRrvA
- ワンダフルライフのセピリアタソがミネラルタウンに出かけた帰りに露天風呂に入って、ピートと…
ってなのおながいします
- 171 : ◆NISNOWnXZo :04/04/04 14:31 ID:OP1PS/0Y
- >>160-167
ピートっていきなり危険で大胆なヤツだぁ。
ちょっとうらやましかったりして…
それに呼応するようにエリィもダイタンで
スゲェ(*´д`*)ハァハァっす♪
メッキかぁ〜。
おしとやかなエリィもよいけど、
闇屋さんの人間くさいエリィもGOODでつ(・∀・)
カップリングはラン&ドクターなどいかかでしょ?
絶対合わなそうな感じですけど!?
せっかくモドッテキターなのに何故に(´・ω・`)ショボーン顔w
- 172 :名無しさん@ピンキー :04/04/04 18:30 ID:9da5GUhI
- マナと若い男誰かの組み合わせでお願いします。
- 173 :名無しさん@ピンキー :04/04/04 22:34 ID:6CqsN2Vo
- 攻略本マンガのピートじゃないことを祈ってます。
- 174 :闇屋 :04/04/04 22:58 ID:/hAtBnfR
- ヘイ!オマチ!(`Д´)ノ主人公xマリー一丁!
- 175 :露天風呂アラカルト :04/04/04 22:59 ID:/hAtBnfR
- Ver.5
森が切り取られた向こうに空が見えている。
冬の一歩手前の澄んだ空に、羊の目のような月が浮かんでいた。
はぁっ。
上る湯気に包まれながら、マリーは満ち足りた息を吐いた。
……今、物音がした……?
マリーは、もたれていた背を起こしさりげなく体をガードして、脱衣所の方を見た。
カラリと扉が開いて入って来たのは。
「……あれ?マリーさん?」
「その声は……クレアさん?」
「あぁ、よく見えない?」
クレアはとぷんと湯船に入り奥の方へ歩いていき、マリーの隣りに座った。
「こんばんわー」
「こんばんは」
「マリーさん、眼鏡ないのもかわいいっ」
ニコパっという笑顔でクレアがマリーの顔を覗き込む。
「そ、そう?」
マリーは照れた顔で笑った。
- 176 :露天風呂アラカルト :04/04/04 23:00 ID:/hAtBnfR
- 「うんうん。でも、マリーさんが温泉に来るの珍しいねー」
「実はね、おととい山に登った時に足首を捻挫したの」
そう言って、湯の中で右足首をさする。
「……大丈夫?」
「軽い捻挫なのよ。父とドクターが温泉に行くようにってうるさいから」
心配そうな顔のクレアに、マリーはふふっ。と笑った。
「あ、あたし、マッサージしてあげるー」
「え?!だ、大丈夫よっ。クレアさんもゆっくりしなきゃ!」
「いいから、いいから」
そう言うとクレアはマリーの正面に来て、右足を手に取った。
クレアの指がお湯の中で優しくマリーの足首の辺りをさすった。
「……ありがとう。人にやってもらうと気持ちいいね」
「そーでしょー?ね、最近小説書いてる?」
「書いてるんだけど、なかなかね……」
「うん?筆が進まない?」
「そうねぇ……恋愛物に挑戦してみたんだけど、経験不足みたいで」
下を向いて足を揉んでいたクレアが顔を上げた。
「あ、なるほど」
「納得されても寂しい」
あはははは。
二人は顔を見合わせて笑った。
- 177 :露天風呂アラカルト :04/04/04 23:01 ID:/hAtBnfR
-
「ちょっと熱くなってきたね」
二人は並んで風呂の縁に腰掛け、涼んだ。
胸から太ももまでをタオルで覆っている姿が月光に照らされていた。
「もう冬になるねぇ」
「牧場も暇になるんじゃない?」
「そーだね〜。ちょくちょく図書館遊びに行くよー」
「うん。是非来て」
「あ、でも、お邪魔じゃないのかしらーん?」
「そ、そんな事ないわよ!」
ニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべるクレアに、マリーは肩を突いた。
どんっ。
それはちょっと強すぎた。
「……わっ……!」
「……あっ……」
クレアは勢いで後ろに倒れる。
マリーは慌てて支えようとして一緒に倒れ込んだ。
あお向けのクレアの上にマリーの体は覆い被さっていた。
タオルがめくれて4つの乳房がつぶれていた。
「あっ、ごめんなさい!!」
「あはははは。大丈夫〜」
二人は起き上がって、お互いの体を見てため息をついた。
- 178 :露天風呂アラカルト :04/04/04 23:03 ID:/hAtBnfR
-
「……マリーさん、細いねぇ…」
「……クレアさん、スタイルいいわよねぇ……」
「下着のサイズなくて困るよ?」
「もうちょっと胸が欲しかったな」
「ちょっと分けてあげるぅー」
「そう言われると寂しい」
クレアはニコパっと笑って言った。
「誰かさんに揉んでもらえば、きっと大きくなるよ〜。こうやってさ〜」
むにゅ。
小ぶりな乳房が揉まれた。
一瞬の間。
マリーはふっと笑ってボリュームのある相手の胸を揉み返した。
「もっと大きくなって下着に困ってね」
あははははは。
森に笑い声が響く。
裸の付き合いっていうものだな。いいね。青春だね。
酒場の帰りに娘を迎えに来た父親は、その声を聞いて笑ったのだった。
END
- 179 :闇屋 :04/04/04 23:29 ID:/hAtBnfR
- ……コレジャナイ?チガウ?ソーデスカ(´・ω・`)
女湯というヒミツの花園のかほりと微エロをお楽しみいただくという事で、ひとつ……
>>170
スマン。ワンダフルライフやってない。
>>171
('A`)モドッテキター(顔変えてみる)
相変わらずの素早い作業っぷりにクラクラですYO!
乙です!!(`Д´)ゝ
ピートが危険で大胆なのは書いてる中の人の素が出……ゲフンゲフン
ドクターxランってエロありえなさそーだ……w
>>172
マナと若い男衆!!w
すげーマニアックだと思う漏れが変なのか……(´・ω・`)?
>>173
や、祈られても、それ知らないし……(´・ω・`)
リクいただいたものは出来る限り順次投下しますです。
保守代わりと神降臨祈願の軽いSSなのでエロは保証できませんのでご了承くだされ(`Д´)ゝ
- 180 : ◆NISNOWnXZo :04/04/05 22:29 ID:zgyBeo1L
- >>175-178
ソウキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━カ!!
でもなんかあったかい雰囲気で(・∀・)イイ!!
覗きたいというより眺めていたい光景ってカンジですなぁ〜。
('A`)←この顔じゃ胸にズキュンとき過ぎでつー (つд・)エーン
闇屋さんのお話に、危険なヤシがイパーイなのは自なのか…c⌒っ*゚ー゚)っφ メモメモ...w
ドクター&ランではエロはムズイですか?
ならばちょっと露天風呂から離れて、
小さい時に心のキズを負ったランたんを
治療するうちにドクターと…なんてどうでしょう?
くら〜いランたんを見てみたかったりして。
あと「小さい時」ってのは完全にワタクシの趣味でつw Σ(´Д`lll)!!
- 181 :星夜祭のハプニング1 :04/04/07 00:05 ID:7wze0gNU
- 星夜祭の前日からランとダット親子が風邪で寝込み、当日になって私の元に
断りの手紙がグレイを通じて届く。元々本格的にランと付き合っているので、
一週間も前から今日の事を楽しみにしていたので非常に残念だった。動物の
世話を済ませ、風呂に入った後に見舞いに行ったものの、
「…あはは…ごめんね。折角楽しみにしてたのにねぇ……」
真っ赤な顔と熱の所為でとろんとした瞳で申し訳なさそうに答えていた。
「……今日本当は、皆でご飯食べたかったのに」
「まぁ仕方ないさ。生きていれば、こんな事も起きるよ」
こう言って慰める事位しか出来なかった。ランはずっと一緒に居たいと言って
くれたが、彼女に負担をかけたくなかった私はお見舞い品だけ置いて帰る事にする。
「君だけでも、今日は楽しみなよ」
ランがこう言ってくれたのが、私にとって救いの言葉だった。結局たった一人元気
な私は、大人しく牧場に戻ることにした。こんな日に桟橋で釣りをするもの非常に
寂しいし、かと言って何処も行くところがない。
「手紙……」
牧場に戻ると、ポストに手紙が入っているのに気付く。今日この時期にこの様に
手紙が届くのも珍しいが、取り敢えず中を見ることにした。
- 182 :星夜祭のハプニング2 :04/04/07 00:07 ID:7wze0gNU
- 「今日、晩御飯ご一緒しませんか? リリア」
簡単なメモ程度の内容だったが、それは今日の星夜祭の誘いを意味していた。折角
誘ってくれたのに無下に断るのは所謂『据え膳食わぬは男の恥』なので、言葉に
甘えることにした。
もう一度温泉に浸かった私は、夕刻6時を回った時分に養鶏場『にわとりりあ』に
向かうことにする。家族状態は、旦那さんは言うに及ばず、リックがカレンと付き
合いだして、ポプリは一週間ほどカイの住む都会に旅行に行っている。多分世帯主の
リリアさんにリック、加えてカレンがいるのだろう。
「こんばん……」
玄関が開いていたのでノックをして入ると、目の前の光景に少し絶句した。
「こんばんはぁ〜来てくれたのねぇ〜」
少し照明が落とされた部屋の中でリリアさんが一人、キッチンで料理を作っており
振り向いて何時も見る優しそうな笑顔で出迎えてくれる。
目の前のテーブルには見た事もない綺麗なテーブルクロスに並んで食器が二組用意
されていた。確か私の記憶では、あと二組必要な筈だが。……一瞬、嫌な予感がした。
「リリアさん、リックさんはどうしたのですか?」
「……あの子ねぇ、カレンちゃんの家に行っちゃったのぉ〜……」
はぁっと溜息を漏らし、愚痴とも取れる事を私に漏らす。
- 183 :星夜祭のハプニング3 :04/04/07 00:07 ID:7wze0gNU
- 「やっぱり彼女と一緒が楽しいのよぉ〜…折角おいしい料理を作るのにぃ……」
こう言うと、すぐに何時もの表情に戻して私の方に歩いてくる。
「すぐに用意が出来るからぁ〜貴方はここに座っていてねぇ〜」
すると彼女は私の腕を組み、優しくエスコートするように椅子に案内してくれる。
椅子を出されて『どうぞ』と勧められ、導かれるように私は座った。彼女は座るのを
確認すると用意してあったワインを取り出して、私の目の前のグラスに注ぐ。
「用意できるまでもうちょっと待ってねぇ〜」
すると彼女はそのまま二階に上がってしまう。残された私は酌をされたワインを口に
含みながら手持ち無沙汰に耐えるようにしていた。要するに落ち着かないのだ。
十分位経った頃だろうか、リリアさんは静かに下りてくる。
「お待たせしてごめんなさいねぇ〜」
「あ、リ………!!?」
彼女の姿を見て正直絶句した。フリル付の白いブラウスにオレンジ色のミニスカート、
胸を強調させる前掛けのようなエプロン……アン○ラでしょうか…アン○ラでしょうな。
スレンダーなスタイルに白い肌、おまけに若人に見間違える顔が恐ろしく似合っている。
本人は気付いていないのだろうが、悩ましく胸を寄せるような仕草をしながら、私に
寄る姿は、正直耐えられるのか心配だった。
- 184 :名無しさん@ピンキー :04/04/07 01:48 ID:Hb1DoJJm
- 新しいのキタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
アンミラエプロンリリアさんーーーーー!!(*´д`)ハァハァ
降臨祈願効いた!!(゚∀゚)ヤッテミルモンダー
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,__ | 連載途中の神々も降臨されますように
/ ./\ \_______________
/ ./( ・ ).\ o〇 ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\ ∧∧ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) ナモナモ |;;;;::iii|
|| || || ||./,,, |ゝ iii~ ⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 ( ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
- 185 :星夜祭のハプニング4 :04/04/07 12:57 ID:7wze0gNU
- 彼女は降りてくると私の横にある席に座り、私の方に体を傾けて変わらない優しくて
ほんわかとした微笑を見せる。私の視線からは胸元から谷間が見え、ストッキングを
付けていない生足が非常に艶かしい。加えてわざとなのか妙に色っぽく足を組み、両
腕で膝を押さえる様にしている。私は必死に耐えていた。この人は自分の母親と多分
同年代で、子供も既に元服しているのだ……しかし、この町のマダムは非常に綺麗で、
娘や息子の姉でーすと言ってもばれない……いや、隠し通せるだろう。水○秋子や、
神岸ひ○りと言う例が有るだけに、油断は出来ない。
当のリリアさんは、私の表情を覗き込んで優しく笑ってみせる。
「………!!」
一瞬の隙を突いたのか、彼女は軽く自分の唇を私の唇に押し当て、軽くフレンチキスをする。
- 186 : ◆NISNOWnXZo :04/04/07 20:28 ID:PHv/0A0h
- >>181-183
>>185
ハラハラドキドキ(死語w)な展開がたまらんッス!
細やかな描写にドキドキ感が、さらにあおられますね〜♪
ア○ミラ、昔漏れも逝ったけど、正気を保つのがタイヘンだったw
それから特にHNがないので、仮に181さんとして保管させていただきまつ。
後にHNを付けた場合も、随時修正しますのでよろしくドーゾです!
>>184
禿げしく胴衣っす!
旧スレの職人さんたちも気付いて、そして帰ってきてくれるといいなぁ。
- 187 :星夜祭のハプニング5 :04/04/07 23:32 ID:7wze0gNU
- 「リ…リリア……さん?」
奇襲とも取れるリリアさんのフレンチキスは、男ならではの嬉しさと同時に、這って来る様な
恐ろしさをも含んでいた。この場に居る私自身、形容できない何かの感覚は、少々恐怖すら
感じている。
「えへへ…少し悪戯が過ぎちゃったねぇ〜…さあ御飯食べましょうかぁ」
口調だけ聞いていると何時ものリリアさんだが、その実は妖艶な大人の魅力に包まれていた。
リリアさんは席を立ちキッチンの方に反転する。そこでもその姿に私は目を奪われる。
ボディラインもくっきりさせるアン○ミラーズの制服は、うなじから腰周りまで若者のまさに
それである。とても体の弱い人が維持できるスタイルではない。いや、体が少々弱いだけで
無茶をしないために維持できるスレンダーな体型とでも言うべきか。加えて歩く時に女の子
特有の腰を振るような歩き方は、如何しても目が奪われる。そんな私の動向を知ってか知らず
か、リリアさんはもう一度反転してワインをもう一度手にとって栓を空けた。
「もう少し掛かるからぁ〜もうちょっと待っていてねぇ〜」
ほんわかとした柔らかい口調で、ソムリエの様に空いた私のワイングラスにワインを注ぐ。
この時、彼女の胸が私の頬に触れるのは最早言わずもかなである。
- 188 :181 :04/04/08 02:06 ID:unytcvKV
- 突発的に書き込みさせていただきました。
リリアさんネタは一度書いてみようようとおもいました。
書き込み遅いのでちょっと間延びするとおもいますが、
またちょくちょくお邪魔します。
折角なので、メンテをかねて。
- 189 :星夜祭のハプニング6 :04/04/08 15:11 ID:unytcvKV
- これはやばい……私は本能的にそれを感じた。リリアさんは私を確信犯的に挑発しているのだ。
胸が頬に当たっている光景を想像しながら、こんな事を思うのは非常に間抜けかも知れないが、
このまま行けば私は彼女に妖艶な魅力に魅了されて、私自身人として男として絶対取り返しの
つかない事をしそうである。しかし、目の前ではリリアさんは私の為に幸せそうに料理し準備
をしている。家族ではない誰かが自分の為に目の前で料理してくれているのは、ランを除くと
彼女だけだ。因みに、この町に来る前は大学で農業の勉強をしている傍ら、バイトと恋愛に
勤しんでいた。大学で高評価を維持したまま遊んでいる姿は、教授から『まるで君は、平時の
能臣、乱世の奸雄だな』と評されたほどだ。その私が大人の女性に落とされかかっている様は
まるで『赤壁の戦い』で大敗し、本国へ命辛々逃げ帰っている曹操である。
そんな心中穏やかではない私に、リリアさんは出来たてのクリームシチューを目の前に配膳し、
ついでに自分の分も横に配膳する。丁寧に作られたそのシチューは、見た目も香りも美味しそ
うだった。配膳してもう一度私と自分のワイングラスにワインを注ぐと、例に漏れずなんとも
艶かしい仕草で横に座り、私の方を向きながらワイングラスを手に持った。
「折角だからぁ〜乾杯しましょ」
- 190 : ◆NISNOWnXZo :04/04/08 19:57 ID:GJYoUnxh
- >>187
>>189
男の側はこんなにも悶々と思い悩んでるのに、
女(リリアさん)の側では、キスはするは、
胸を押し付けるは、挙句の果てに能天気に
「乾杯しましょ」って!
同じ男として同情を禁じえませんわぁ〜。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
>>188
ゆっくりと無理のないペースで執筆してくださいね♪
また〜りとお待ちしてますので。
――― しかしメンテかぁ、う〜ん……
- 191 :星夜祭のハプニング7 :04/04/08 23:34 ID:unytcvKV
- 「そ…そうですね、そう言えば既に頂いているのに乾杯はまだでしたね」
少々動揺するのを隠し切れずも、わざとらしく平静を装ってみる。酸いも甘いも知っている
百戦錬磨の人に誤魔化せるのかは正直疑問では有ったのだが。
「乾杯っ♪」
グラスをカチンと重ねると向かい合ったまま一口ワインを口に含み、そっとワイングラスを
置く。なんだかんだ言っても、杯を酌み交わすのは美女や気の合った仲間とするのが最高に
良いと感じる。普段、秋以外の仕事が終わった後にリックやカレン、それにダットさんに睨
まれてそうだが仕事中のランを引っ張り込んで飲むのが最高に美味しい……。
「ところでぇ〜ランちゃんとはしたのぉ〜?」
突発的なリリアさんの言葉に、直感的に理解できた私は吐きそうになったものの吐いたら前
のシチューが台無しになりそうだったので、勢いよく飲み込んだ。
「げほっげほっ……な…何を言い出すのですか……」
完全に不意を付かれた私は、少々動揺していたのもあってか非常に焦っていた。話の内容は
殆ど男同士のそれである。相手が美女となると、その手の話は正直出来なかった。学生時代
の合コンでも酔狂でも避け、場の雰囲気を重視したのである。下ネタは博打だ……。
- 192 :星夜祭のハプニング8 :04/04/09 12:24 ID:KwZBCu/F
- 「ランちゃんと君が付き合っているのはぁ〜よく家の窓から見ているからねぇ〜」
相応の年とは思えない無邪気な笑みを浮かべ、リリアさんはこう言ってのける。大方リック
やポプリ加えてカレン、サーシャさんにマナさんあたりが面白半分に有る事無い事あまり家
から出ない彼女に風潮したのだろう。午後の一時は私も休憩するのでランと一緒に良く話を
しながらデートをしている。ランと昼食を取ると、牧場から始まり女神様の湖から養鶏場の
横の小道を通って広場をまたいで宿屋に帰るちょっとした散歩みたいなものである。実際の
所は手をつないで、フレンチキス程度の軽いキス位しかしていない。ランが恋愛に関して、
苦手どころか何をするにも恥ずかしがると言うレベルのものなので、真剣に私がリードして
いるのだ。やっとキス出来たんだよ……正直、彼女みたいな娘を落とすのは難しいと思う。
クリフだと……失礼だが無理かもね……まぁ彼はクレアに強引に奪われたようだが……。
「……まだ、していませんよ……ランとはそこまで深い仲には……」
「そうなのぉ〜てっきりしちゃったもんだと思ったぁ〜」
優しい物腰の微笑みを浮かべ、私を見詰めていた。その微笑だけをみると、『疑心』という
物が薄れる不思議な力があると感じずには居られない。返ってそれが恐ろしかった。
- 193 : ◆NISNOWnXZo :04/04/09 20:15 ID:ZFf02zqT
- >>191-192
ジワリジワリとリリアさんに絡め盗られていく様が、
可笑しくもあり、気の毒でもありってとこですなぁ。
千変万化な主人公の気持ちの流れが、
読んでいてとても楽しいッス!
ところでクリフはクレアに強引に奪われた!!
…う〜む、聞き捨てならんなぁ(#゚Д゚) プンスコ!
- 194 :星夜祭のハプニング9 :04/04/09 23:49 ID:KwZBCu/F
- 「で…では、早速頂きます……」
「どうぞ〜」
リリアさんの作ったクリームシチューは、見た目のシンプルさと比べられない位に濃厚で、
それでいて飽きが来ない不思議な味だった。真横で彼女と一緒に食べていると言う事も有る
のか最高に美味しかった。加えて彼女のアン○ミラーズの制服が、付加効力的存在になって
いるのだろうか場は不思議な空気で支配されている。
「では〜メインデッシュを持ってくるねぇ〜」
私がシチューを半分位食べたのを見計らって、リリアさんは他に用意されていた料理を取り
に行くために席を立つ。しかし流石はアン○ラのミニスカート、彼女の明らかに小さい赤の
薄めのショーツが惑う事無くちらついていた。反射的に目を背けたものの脳裏にはしっかり
刻まれてしまった。普段なら『おおっ』と心中で思いながら邪悪な瞳で覗いているものだが、
今日この時ほど、これが恨めしいと思う事は無い。これ以上されると色恋沙汰に慣れている
私でも理性が吹っ飛びそうで怖いのだ。何とか気にしないようにシチューの方に目を向ける。
この丹精込めて作られた濃厚なシチューはその濃厚ゆえの飽きが来ない。加えて、ワインに
非常に合うため一発で好きになってしまった。このシチューだけでも、十分料理祭でダット
さんと互角に渡り合えると思った。
- 195 :星夜祭のハプニング10 :04/04/10 00:33 ID:Aujd5HyH
- だが、本気でシチューだけを見据えていた私を『大人の女性』は見逃してはくれなかった。
クイックイッと本当にシチューと味が合うワインを口にしていた時、彼女は大きめな配膳車
に料理を載せて乗せてテーブルまで運んでくる。リリアさんが家事をしやすいようにリック
やポプリがゴッツさんに頼んで作った台車なのだと言う。そしてそれらの料理類を一つ一つ
丁寧にテーブルに並べていく。並べている彼女の表情は本当に幸せそうだった。
それにしても用意された料理は手の込んだものだったのに驚く。卵とマヨネーズをふんだんに
使ったマカロニサラダ、白身魚のムニエル、マカロニグラタン、見た目のボリュームも凄い
オムライス、そしてチーズフォンデュ……二人で食べるにしても、これは凄かった。
豪華と言うべき料理に目を奪われていた私は、この時リリアさんの姿を捉えていない。
カタンとグラスを置く音がした瞬間、私の視界は一瞬遮断された。
「!!?」
行き成りの事で何がなんだか現状の理解に苦しむ私の、回復した視界にはりリアさんの顔が
すぐ目の前にあり、とろんとした表情と共に彼女の唇は私の唇を奪っていった。直後に彼女
の指が私の頬を軽く押さえると、私は反射的に思わず口をあける。するとワインに似ている
アルコールが彼女の口から私の口に流れ込んでくるのを理解する事が出来たのだ……。
- 196 : ◆NISNOWnXZo :04/04/10 09:42 ID:Kw4+bxWy
- >>194-195
ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!のか?
舞台は揃いすぎてるし、このままいっちまうのか!
なんかとんでもないコトになりそうで、ドキドキなんですけど。
…もちろん期待でドキドキもしてますが(;´Д`)
しかし料理に目を奪われてる内に、KISSされちゃうなんてなんかカワイイ♪
- 197 :星夜祭のハプニング11 :04/04/10 14:05 ID:Aujd5HyH
- これは確実にワインではない……そう思いながらも、彼女は口を離すともう一度キスをして
私の口をぎゅっと塞ぎ、私が『ワインに似た何か』を飲み込むまで離してはくれなかった。
意識的に飲み込まなくとも、彼女は私の顎を人差し指で軽く傾けると、その甘いアルコールは
喉下を通ってしまう。喉下を通るワインでは有り得ないアルコール特有の刺激に何かヤバイと
感じながらも、彼女のカリスマは否応無くそれを感じさせなくするのが男である私が、最も
恐ろしいと感じる場面だ。
「……リ…リリア……さん?」
飲み込んで彼女は唇を離した後、彼女は優しい物腰の微笑みを見せるだけで私の呼び掛けには
答えなかった。直ぐに私の腕を組むと、普段リックが休憩時に座っているソファーに私自身を
連れて行く。どうしてこういう事をするのか理解に苦しんだ。だがその答えは直ぐに体の変化
となって現れる事となる。とにかく体が熱い。恐らく胃の当たりから感じる熱源が、五臓六腑
に染み渡った挙句、体全体から発散されるような体温以外の熱……その熱で体温調整に掛かる
私の体は汗を出して体温下げようとする。しかしアルコールの力で人為的に上がっている体温
はアルコールを抜かない限り高い体温を維持したままだ。この影響で赤いスカーフからシャツ、
オーバーオールから下着に至るまですべてがものの数分で着るのに耐えられない状態になって
しまったのだ。目の前にリリアさんが居る以上、脱ぐわけには行かなかった。だが彼女は変わ
らない微笑と優しい物腰で、スカーフとオーバーオールに手を掛けて脱がそうとする。勿論、
私も抵抗を試みない訳ではない。抵抗しようにも、肝心の腕が上がらないのだ。この時ほど、
私は身の危険と言う物を感じたことは無い。20年以上生きて来て、こんなシチュエーション
に持ち込まれた事は初めてだった。
- 198 :星夜祭のハプニング12 :04/04/10 14:29 ID:Aujd5HyH
- 意識がはっきりしているだけにこの光景は恐怖に満ち溢れている。ああ、女の子が抵抗出来ず
に男の毒牙に掛かるのをじっと待つと言うのは、こう言うのと似ているのかと改めて実感する。
「…リ…リリアさん……いけません……」
飲まされたアルコールは今まさに効果がピークなのだろう、頭の中で言おうと考えている単語が
上手く口から発することが出来ない。そんな苦悶の状況も、リリアさんはあの優しい微笑みで
切り返すのだ。恐怖と悦楽の狭間で弄ばれている、そんな思いが私を複雑な心境にさせた。
無抵抗の私は、いとも簡単に全裸に剥かれる事になる。彼女は私の服を丁寧にハンガーに掛け
ると全裸でソファーに座っている私の前に立ち、中腰の姿勢で私の顔に自分の顔を近づけると、
少し挑発的な表情を浮かべて積極的に私の唇に自分の唇を重ね、今度は先程の優しいフレンチ
キスとは打って変わって、情熱的なディープキスを私にする。彼女の方から舌を私の口に入れ、
私の口内と舌を丁寧に愛撫する。何も出来ない私はまさに彼女のされるがままだった。
「うう〜ん……可愛いなぁ〜…今日は『お姉さん』が〜…貴方に夢を見させてあげる……」
私の視界に、ルージュで光る彼女の唇とちらちらと見えるリリアさんの乳房は、今の状態の
私を欲情させるのに十分破壊力があった。体は動かないものの、アルコールとはまた違う
体の発熱がそれを自分自身に知らしめた。
- 199 :星夜祭のハプニング13 :04/04/11 01:30 ID:YymxFfLJ
- 「なんだぁ〜…私も気が利かないなぁ……」
リリアさんは一度アン○ラエプロンを外し、白いブラウスを私の目の前で脱ぐ。スレンダーな
スタイルに似合わない、赤いレースのブラジャーに包まれた比較的大きく形の良い乳房が視界
に入るのだ。元気で迷いが無ければ、都会に居た頃の私だったらこの大人の美女にこの色香、
勢いのまま若さに任せてそのまま抱いていただろう。今日の事で例えるなら、胸を押し当てら
れた時に襲っていたに違いない。しかし、祖父そのものの美しい牧場を再構築するために独立し、
その祖父の理想を引き継いだ私は、大学で学んだ持てる知識と用いて我武者羅に突っ走っていく
に従い、段々と考え方も変わった。クレアが無理矢理クリフを落としたり、意外と大人の恋愛を
しているリックとカレンの恋愛模様を見ていると、一人の女性と真剣に付き合うのも悪くない、
それだったら、ほぼ一目惚れのランが良いだろうと……。
だが、無情にもリリアさんは目の前でブラジャーを外して、もう一度アン○ラ制服のエプロンと
ミニスカートの部分だけ身につけて、一度キッチンの方に歩いていく。動けない私は首を傾けて
その様子を見ることしか出来なかった。そして彼女は黄色い液体の入ったポットのようなものを
冷蔵庫から取り出して、私の居る方向に歩いてくる……流石に、私は身構えたくなった。
- 200 :名無しさん@ピンキー :04/04/11 11:05 ID:/8kd28u9
- ションベンはやめるんだ!!
- 201 :星夜祭のハプニング14 :04/04/11 12:57 ID:YymxFfLJ
- 『拝啓母上様、お元気でしょうか?某(それがし)は母上様と同世代の美しい女性に、今まさに
逆レイプされかかっております……昔の某なら嬉々としてその悦楽に身を委ねていたかも知れ
ませぬが、某には心に決めた女性がおります……』
手紙調の所謂『現実逃避』は、思えば思うほど空しくなって来るものだ。体が首と口以外動かない
今の状況は、半ば拷問のそれである。リリアさんは私が動けないのを良いことに、徹底的に私を
骨抜きにする様子だ。
「喉渇いちゃったよねぇ〜…でもコップがないからぁ〜」
コップが無い訳無いじゃん……そう思っても口には出せない私は最悪な方向に進む事態を覚悟しな
がら目の前で見据えるしかない。嫌な予感はしたがポットを栓をあけるとパイナップルの甘い匂い
が少しだけ安心させてくれる。流石にそれはないか…と、安心したのも束の間、彼女は片腕で胸を
寄せて谷間を作ると、パインジュースをそこに注ぎ始めた。
「こぼさないで飲んでね〜」
想像以上に事態は後退していたらしい。こんな構図、今時エロゲーやエロ漫画でも見れねぇよ……。
- 202 :名無しさん@ピンキー :04/04/11 18:12 ID:/8kd28u9
- ^^
- 203 :星夜祭のハプニング15 :04/04/11 19:01 ID:YymxFfLJ
- これは非常にまずい……このままだと、本当に妖艶な色香と言う名前の濁流に私は飲み込まれる……。
「うふふ…冷たくて美味しいでしょ〜」
彼女の片腕で頭を支えられている私は、自動的にパインジュースが注がれている胸の谷間に顔を
埋めていた。下品な音を立てて、私はパインジュースを吸っている。冷たいか否かなど、今のこの
状態の私が感じられる訳が無い。だが体が凄くオーバーヒートしている私にとって、ジュースは
美味しかった。ただただ美味しかったのだ。
「足りないかな〜?」
「もう大丈夫です……」
程々の所で私は止めると、リリアさんは組んでいる腕を離して再びディープキスされた間合いに
立って、私を見ている。そしてあの小悪魔とも取れる微笑を浮かべて一言、
「ちょっとこぼれちゃった〜…出来れば舐めて欲しいな」
胸を少しぎゅっと正中線に寄せる仕草をしながら細い瞳を少し開き、甘い瞳で私を魅了しながら
こうのたまった。見ると乳房の双丘・鳩尾・へそに至るまで先程のパインジュースで光っていた。
予想していた事とは言え、流石にこれは、理性と言う名の城がリリアという軍勢に包囲されて、
落城寸前であると言うことを如実に思い知らされたのだ。心の中で願った、マナさんサーシャさん、
お願いです援軍をよこしてください……と。
- 204 : ◆NISNOWnXZo :04/04/11 21:40 ID:bPSrwik5
- >>197-199
>>201
>>203
こ、これはなんちゅうんでつかね〜?
パイ間ジュース?
って、一字しかちがってないじゃん!パインジュースとw
それに「間」じゃなくて、「魔」を当ててもいいような…(´Д`;)
いや〜、城壁がずいぶん頑丈だな〜!
漏れだったら、とっくに落城してますよぉ!!
|-`).。oOこっちも時間の問題のようだけど。
>>200
ΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!
- 205 :星夜祭のハプニング16 :04/04/11 23:05 ID:YymxFfLJ
- 私は意地でも屈服は出来なかった。祖父の思い出にラン、リックにポプリそしてカレンを裏切り
たくは無かったからだ。体が動かず好きにされている私を支えていたのは、昔の封印していた、
大学時代に積んで来た遊び慣れや恋愛慣れの、『昔とった杵柄』の自負だけだった。多分彼女も
若い時には寄って来る男を手玉にとっていたに違いない。
「あんっ…早く舐めて欲しいなぁ〜……」
絶体絶命の状況の中、活路を見出す為に方策をフル回転で思考した。リリアさんの体力切れか、
口移しで飲んだ明らかに何かを盛られたアルコールが切れるのを待つか……どちらにせよ、絶望
の二文字が脳裏を駆ける。だが時間の引き延ばしは意外と早く限界が来た。さながら追い討ちを
掛けるように、痺れを切らしたリリアさんは半ば強引に私の体を起こすと、胸部の正中線に私の
頭を彼女の顔が見えるように押さえつけた挙句、その比較的大きい乳房の双丘で私の顔を挟んだ
のだ。まさに限界ギリギリの恐怖の瞬間……まな板の上の鯉……。
「!?」
もうだめだ、私は降伏してこの人に奪われてしまうのかな……そんな思考が浮かんだ直後、私は
思いもよらない発見をしたのだ……リリアさん……泣いている?
- 206 : ◆NISNOWnXZo :04/04/11 23:39 ID:bPSrwik5
- >>205
最初は何か裏があるだろうと思いながら読み進めてたつもりだったけど、
何時の間にか181さんのテクに翻弄されてたようだ。
続き、大期待ですヽ(´ー`)ノ
- 207 :星夜祭のハプニング17 :04/04/11 23:50 ID:YymxFfLJ
- 正確には、瞳に涙を溜めていた。何故こんな事になったのか食事に誘われた時から、それは疑問
だった。私が誰の家に行くのかを知らずにあの手紙を出した?……否、それは有り得ない。多分
何らかの形でダット・ラン親娘が倒れたのを知ったのだ。それでは私が星夜祭を断られた事は?
……グレイはプライベートの事は自分でも他人でも無口な方なので言わないだろう。そもそも、
たったそれ位で大人の幸せな既婚女性が、独身の若い男にこんな行動をするものなのか……。
(…アナタハイイジャナイ…ステキナカノジョガソバニイルカラネェ……)
リリアさんは私の顔を見詰めたまま、何を言ったのか理解出来ない位小さい声を口に含むように
呟いた。だが、よくよく思い返してみると彼女は私の事を言っている?
(ミンナワタシノキモチナドオカマイナシデェ…ワタシノダイジナダンナサマモリックモポプリモミンナワタシノモトカラハナレテイクンダワ……)
ああ……時差は有るものの私には、彼女が何を言わんとしているのか理解出来た気がする。だが、
あまりにも腑に落ちない点が多すぎるのは気のせいだろうか?
(オタガイヒトリドウシ…ユメヲミヨウヨ…)
最後の一言を理解する時間を与えてくれず、彼女は私をソファーに押し倒す。違和感があるものの、
あの変わらない微笑みを浮かべて、妖艶な雰囲気と共に体を密着して絡んでくる姿は、体が動かない
私からしてみれば、まさに『風前の灯』……腕よ動いてくれと、まるで呪文の様に心中で唱えた。
- 208 :星夜祭のハプニング18 :04/04/12 12:55 ID:F8FnFjB8
- リリアさんの誤算と私の運は、アルコールだった。アルコールは些少なら影響ないが、ある程度を
飲んでしまうと男性機能を一時的に下げる効果がある。私はこれに救われているのだ。喉が焼ける
程強いアルコールは、彼女の覆い被さって絡んできても私の陰茎は完全に勃起するまでには至らない。
しかし少しでも隆起し始めたら最後、彼女は中折れ覚悟で自分の膣内に私の陰茎を挿入するだろう。
覆い被さっている彼女は、左手で私の陰茎を優しく触れて、右手で自分の胸を揉んでいる。そして
丹念にディープキスを私に続ける。私の陰茎を触れている左手は、何ともリズムカルに上下に摩り
始めた。……彼女はもしかしたら寂しいのかもしれないと、ふとリリアさんの言葉を思い出す。
『……あの子ねぇ、カレンちゃんの家に行っちゃったのぉ〜……』
……これだ……私はダットさんの店でのリック・カレンの雑談を思い出した。カイと養鶏場一家が
和解した後彼はポプリにプロポーズをした後、リリアさんに娘さんを下さいと言っている。そもそも
彼等が駆け落ち同然でミネラルタウンから出て行った時の首謀者の一人は私である。今でもこれは
誰にも知られていない。この時ですらリリアさんの困惑の表情は凄まじかった。下さいと言った時の
返答も非常に渋って、私やマナさん、サーシャさん、アンナさんに真剣に相談した挙句、来春を目処
に都会に行くことが既に決定項になった。加えてリックとカレンは既に婚約済みで、彼女の喜び様は
見ている此方も嬉しくなった。だが、彼は何を思ったのか少しだけカレンの家に行ったまま帰らない。
いや、昼間は養鶏場で働いてはいるのだが、風呂に入ったら宿屋に行って雑貨屋に行くようになって
しまった。殆ど音信不通の旦那さんの例を見ていると、この不安は計り知れない。
落ち込む前のリリアさんは私にこう言っている。リックがカレンちゃんと結婚すれば、ここもマナや
サーシャが来るようになるかもしれないから、賑やかになっていいよね………。
- 209 :名無しさん@ピンキー :04/04/12 15:21 ID:YuND753m
- ところでおまいら!
歴代シリーズ毎に好きなキャラは誰ですか?
- 210 :名無しさん@ピンキー :04/04/12 20:26 ID:+mFUM38+
- >>209
ミネラルタウン→ラン
GB3→女主人公(クレア)
ワンダフルライフ→セピリア
月並みです。
- 211 :181 :04/04/13 01:11 ID:ClVKd0Au
- いや、移転とはビックリしましたね……。
>>209
ラン・クレア・リリア…。
- 212 :星夜祭のハプニング19 :04/04/13 11:36 ID:ClVKd0Au
- ああああ!私の馬鹿!!何で今の今までそんな事に気が付かないのか……!!結局、婚約してからと
言うもの、カレンがちょっと所用で来るだけで、リックが雑貨屋に通ってしまい昼間は仕事に没頭で
その所為で素っ気無いリックと、本来は一番居て欲しい昼下がりから夕飯時までの時間はポプリも居
ないわけだから状況はさらに悪化し彼女一人だけなのだ。期待していた星夜祭も旦那は言うに及ばず、
ポプリは帰って来ず、リックとカレンは絶望的……ランが倒れて私が誘いを断られたのを知った彼女
は喜び勇んで手紙を書いて、私を誘ったのだ!!年頃の男が喜びそうな服装に仕草、自分が自信を持っ
て作った料理で出迎えて、少しでも寂しさを紛らわして楽しみたかったのだろう。夢を見たかったの
は、建前上私に見せてあげると言ったが実際は彼女ということなのである。
分かってしまった以上、何とかして彼女を止めたかった。ここで止めるのが男だろう……いや、止め
てビシッと決めなければ、この後に大きく響く……こうやって一度味を占めたら、同じ様な手法で、
別の男を引っ張り込んで結局は同じ事を繰り返した挙句、彼女が自身が破綻するのがオチである。
そんなリリアさんは、想像するだけでも嫌だ……。
- 213 : ◆NISNOWnXZo :04/04/13 21:00 ID:SsfGdbMF
- 181さんの211のカキコを見て、
あわてて保管庫のリンクを直してみたら、
やっぱり人大杉だった…orz
>>207-208
>>212
なるほど、リリアさんの中には色んな孤独が
いっぱいつまってたんですね。
母としてのそれ、妻としてそれ、そして女としてそれ。
そんな淋しさが波のように遅い来る状態って、
やはり耐えがたいものなのだろうなぁ…
>>209
ディア、クレア、エリィ&ラン。
牧物スレでの影響がモロに来てます♪
- 214 :星夜祭のハプニング20 :04/04/13 23:04 ID:ClVKd0Au
- 「やめろぉぉぉっ!!」
無意識だったが私の口から声を発することが出来た……もしかしたら、腕は動くかもしれない。感覚
は何時の間にか戻っており、思い切って腕を動かした。下になって絡まれている体勢から手を後ろに
回してさばを折るように体を締めた。
「きゃっ!?」
素っ頓狂な声を上げてリリアさんは腰を浮かすと、私の汗で滑ったのか私を道連れにして重力のまま
ソファーから転げ落ちる。幸いと言うか、私がマット代わりになっているために彼女は床に打ち付け
ないで済んではいたが。だがこれが彼女にとって『敗北宣言』を意味していた。彼女のあくまで『薬に
よって自由が利かないうちに骨抜きにしてしまおう』というのが至上命題だったからだ。彼女からの
『実力行使』は腕力では成り立たないからである。牧場経営している人間が、腕力無いとは思えない。
「………………」
「う…うわあぁ……」
さっとリリアさんを起こして起き上がり、顔を覗くように彼女を見詰めると、彼女は身をちょっとづつ
後退りしながら、震えてまるで悪戯して叱られるのに怯えている子供のような表情をしていた。この時
私がどんな表情をしていたのかは知る由も無いが、凄い表情をしていたのは間違いないだろう。
「ご…ごめんなさい…私こんなつもりではぁ……」
溜めていた涙が、振るえながら頬を伝って流れていく。怯えた表情で私に許して貰おうと『ごめんなさい』
を繰り返していた。ただ、私は怒っている訳ではなかった。
「リリアさん……寂しかったんでしょ?何で言ってくれないのですか……」
「……そ…そんな事はぁ……そんな事はぁ……」
それでも彼女は必死になって否定する。大人の女性のその姿は、可愛くもあり、悲しかった。
「この期に及んでのその嘘は、為になりませんよ……」
私は同じ目線に膝を落とし、私はそっとリリアさんを抱き寄せて流れに沿って静かに彼女の唇を奪った。
- 215 :星夜祭のハプニング21 :04/04/13 23:48 ID:ClVKd0Au
- 驚いた表情のリリアさんだったが、私の唇を受け入れると腕を静かに背に回して私に身を任す。私は瞳に
溜まった涙と頬の涙を手の甲で拭うと、もう一度ぎゅっと抱きしめた。だが彼女は堰を切ったように私の
胸で泣き出してしまった。私の思ったとおり、彼女は寂しかったのだ……。
「うああぁぁぁ……」
「ほら泣かないで……そんな事しなくても……私は今晩居ますから……自棄起こさないで……」
リックにポプリ…後で殴らせろ……そんな気持ちもあるが、今は目の前の彼女に夢を見せてあげよう…と。
折角だから彼女が喜んでくれる事をしようと思い、少し考えて彼女にこう言ってみた。
「そうだリリアさん……今日は一つだけ望みのかなえてあげる」
「……え?」
涙を流しながら、彼女は驚いたような声を上げる。多分、思いもよらない言葉だったのだろう。涙でくしゃ
くしゃの顔をしながら、私を見詰めていた。
「何でも……いいのぉ……?」
私は無言で首を縦に振る。
「……私を……朝までぇ……貴方の……奥さんにしてぇ……」
私は一瞬耳を疑った。彼女の『願い』は私の想像を遥かに超えたものだった。男ならではの簡単な望みだろう
と見通しを甘くしていた私は、この望みには流石に驚いている。
「わ…分かりました……リリアさんがそれを望むなら……」
覚悟はしていた。だが、こうなった以上私は彼女の望みどおりにしてみようと思う。
ラン、リック、ポプリ、カレン……すまんみんな、私は皆を裏切っちまうよ。
- 216 :あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 217 :名無しさん@ピンキー :04/04/14 00:03 ID:ixrHDwmR
- ageするとこんなバカが来ることくらい考えて欲しいな。
- 218 :181 :04/04/14 00:13 ID:cznWnfex
- そうだった、申し訳ない
- 219 :名無しさん@ピンキー :04/04/14 00:32 ID:ixrHDwmR
- うわ・・・・・感想書く前に送ってた・・・。
しかしGJ!!ですた。
朝までか・・・かなりどきどきですな。
「朝までいっしょにいて」とか大好きです。
続きをお待ちしてます!!
- 220 :星夜祭のハプニング22 :04/04/15 00:57 ID:Zdvvs1uz
- 『一夜妻』……なんて淫靡な響きだろうか。大学時代私は人並み以上に遊んでいたが、こんな『官能的』な
気分になったのは初めてだ。これは、『昔の封印せし記憶』の封印を解く羽目になりそうな予感がしてきたよ。
大人の女性と遊んだ事も無い訳ではないが、それがまさかお隣の、美人妻ともなると状況が大きく変わる。
「えへへ〜……今日はぁ…何でも言ってねぇ〜…何でも言う事聞くから〜……」
涙を拭うともう一度リリアさんは私に体を委ね、本当に嬉しそうに甘えるような仕草で私に語りかける。先程の
殺伐とした雰囲気が無いだけ、彼女の乳房が当たるのが心なしか気持ち良いと思う。
「さっきの〜続きしようかぁ……我慢出来ないよぉ……」
恥ずかしいのかちょっと表情を赤らめて、リリアさんは何とも切なそうに語りかける。ああ、なるほど……。
だが私はこのまま彼女を抱く気は無かった。どうせなら、もうちょっと甘く…いや、楽しく過ごしたいからだ。
「ふふふ…リリアさんも私も汗をかいちゃったから、一緒にお風呂に入ろうか……」
彼女の唇を奪いながら耳元でこう囁くと、彼女は一瞬驚くがとろんとした表情を浮かべて私を見詰めた。
「うん、そうだね〜……でも、奥さんに『さん』付けはおかしいよ〜……『リリア』って……呼んでよ……」
「………分かったよ……リリア……」
『リリア』と呼ぶと、彼女はあの変わらない何時もの優しい笑顔を浮かべた。涙混じりのその表情が、私の心中
にぐぐっと突き刺さる良い感じがするからだ。まずい、私の方が暴走しそうだ。
- 221 :星夜祭のハプニング23 :04/04/15 01:00 ID:Zdvvs1uz
- 裸のまま腕を組み、風呂場に一緒に入る。風呂にはリリアさんが私が来る前に用意でもしたのだろうか、既に
良い感じに入れるように沸かされていた。私は浴槽に目をくれずボディソープを掌に多めに垂らすと、泡を立て
ない程度に馴染ませて向かい合っている彼女の乳房にダイレクトに塗りたくる。
「きゃっ」
何とも可愛らしい声を上げて、私をじっと見詰めた。何をされるのかを恐る恐る見ているのだろう。そんな彼女
のリアクションを楽しみつつ、乳頭から乳房、鳩尾から腰周り、下腹部から尻に掛けて焦らすように徹底的に
弄りながらマッサージを施していく。敢えて彼女のその部分は一切触れず、彼女自身でも触らせないように片手
で彼女を支えるように半身で押さえながら丹念に乳首から乳房全体を執拗に弄りまわした。
「きゃんっ!はあっはあっ……何で……触ってぇ……くれないのぉ」
ギリギリの間で私の肉筆が下腹部に当たっているだけに、彼女は余計に切ない声を上げて私に尋ねる。そのまま
攻めるのは何とも面白くない。リリアさんにも楽しんで貰わないと、駄目なのだ。
「ふふふ……もうちょっと、リリアの乱れた表情が見たいんだよ……」
私は言い終えるのと同時に唇を奪って彼女にディープキスをする。舌を入れる仕草をすると、彼女の方から舌を
だして私の舌を受け入れた。丹念に彼女の舌を舐めながら、同時に離さずに乳首を軽くつねるように引っ張った。
- 222 :星夜祭のハプニング24 :04/04/15 23:31 ID:Zdvvs1uz
- 「はあぁんっ」
指先で転がすように乳首を弄り、時折軽く抓ると彼女は甘い吐息と共に色っぽいと言うよりは可愛いと言った方が
正しいと思える喘ぎ声が断続的に上げる。乳房と乳首はどうやら彼女の性感帯だったらしい。性感帯を探しながら
弄くっていた私としては、少々腰砕けな感覚をも感じるが、そうと分かると直ぐに別の事が脳裏に浮かぶのだ。
ああ、無意識の内に封印が解けたな……みんな引くなよ?
「リリアまだ触っちゃ駄目だよ……私が良いって言うまで触っちゃ駄目」
私が襲われている時から実はずっと我慢していたので、私の目を盗んで疼く膣を無意識の内に触ってしまうのだろう。
そこで少し意地悪をするように触る行為を禁止すると、今度は私に抱きついて来る。腰を浮かせて下半身が震えて
いるのが身体を通じてよく分かり、既に限界なのは目に見えているが、
「……欲しいの?」
知らない振りをしてとぼけたように答えると、リリアさんは分かっているくせにと言う言葉を表情で表しながら、
やはり口で言うのは恥ずかしいのだろう、うんうんと頭を縦に振る。
「私もリリアを抱きたいけれど、さっきのアルコールで起ちが悪いんだ……口でしてくれると嬉しいな」
にんまりと自分でも分かるような笑みを浮かべてこう要求すると、一瞬にして顔が紅潮して顔を傾けた。
- 223 :星夜祭のハプニング25 :04/04/16 13:49 ID:LxsSeQ72
- 「……口でなんてした事ないから〜……下手だけど〜……」
彼女が嘘をついているとは思えないが、口振りからしてしたことが無いのは本当かもしれない。大方、リックが
何処からかエロ本を仕入れて自室の何処かに隠しているのを見ただけなのかもしれない。彼女は私を何時もは
自分達が身体を洗う時に使う椅子に座らせると、四つん這いになって私の表情を覗き込むように見詰めた。
「本当に初めてだから…痛かったらごめんね〜…」
一言言い置いて彼女は優しく私の肉筆を手に取り、上下に二度三度摩りゆっくりとゆっくりと口に含んだ。
「んんっ…んんっ……」
たどたどしい手付きで、舐めると言うよりは口に含むだけのフェラチオだが、それでも一生懸命に上下に頭を
振っている姿に妙に気持ちが良い感じがする。都会の街に居た時にも何人かと肉体だけの関係を持った女性も
居たが、その時の誰よりも今この時のリリアさんの初々しいフェラチオが気持ちよかった。
ああ、牧場に来た時この女性と、まさかこんな事をするとは予想出来ただろうか。
特定の女性と付き合うことはせず、熱くならずに遊びながら農政の勉強をしていた私を見て『三国志』の曹操
のような人物批評をした大学の教授は、多分こんな事になるのだろうと想像してこう言ったに違いない。
- 224 :名無しさん@ピンキー :04/04/16 22:11 ID:dshvEzsk
- 「平時の能臣、乱世の奸雄」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
続きも頑張ってください!!
- 225 : ◆NISNOWnXZo :04/04/16 22:17 ID:GxyYsgkD
- >>214-215
>>220-223
据え膳ってのもあるけど、淋しい女性の
たってのお願いには逆らえませんよねぇ!(うっ、ちょっと苦しいかw)
ここに来てのリリアさんは、
ひとつひとつのしぐさ、言動が可愛らしくて、
萌えますな〜(子持ちの奥様というのを忘れそうになります。)
本来、「舌を入れる仕草をすると、彼女の方から舌をだして私の舌を受け入れた。」の
部分ってすご〜くエロエロなシーンなんでしょうけど、
漏れはとても(・∀・)モエッな雰囲気で妄想してしまいました♪
- 226 :星夜祭のハプニング26 :04/04/17 00:52 ID:USpNnyX7
- 上手か下手かと言われれば間違いなく下手と言われそうだが、それでも四つん這いの格好で丁寧に舐めてくれる
リリアさんの姿は、不覚にも直ぐにその気にさせる。リリアさん自身の耐久力を考えると、あまり長いこと無理
をさせる訳には行かないので、早い所決めてしまった方が良いのかもしれない。実は私はどちらかと言うと世間
一般で言う『遅漏』のレベルなので女の子と比較的楽しめはするが、反面タイミングを逸すと女の子に負担しか
掛けない困ったものなのだ。意を決してリリアさんを止める。
「もう良いよ」
「え…?ごめんねぇ…初めてだからあまり気持ち良くなかったかなぁ〜……」
彼女は私に気を使う言葉を使って申し訳なさそうにする。
「いや、凄く気持ち良かったよ……じゃあリリア、後ろを向いて」
私の言った言葉の意味が、彼女の顔を可愛くそして淫らに歪ませる。やっぱり、童顔の彼女がこういう表情をする
と、余計に変態な気分になるのは私だけだろうか。
「はいっ……一杯一杯、可愛がってね……」
期待に満ちたその表情は、例えそれが一夜限りの関係であったとしても、私を官能的な気分にどっぷりと浸から
せる。ゾクゾクッと背を覆う背信的且つ淫靡な瞬間は、私自身を獣に変えるのに十分な力があった。
- 227 : ◆NISNOWnXZo :04/04/17 14:05 ID:w5j42RNi
- >>226
リリアさん、ひたすらカワイイですなぁ〜!
童顔な女性の淫らに歪んだ表情…
炉な漏れにはタマランですぅ!
- 228 :星夜祭のハプニング27 :04/04/17 22:20 ID:USpNnyX7
- 私の方にその美尻を向けるように四つん這いになっている彼女は、私を誘うように腰を振っていた。私はわざと
彼女の肉裂を広げるようにすると、身体を弄っただけなのに既に愛液がこぼれてしまうほど濡れている。
「あぁっ!……やだぁ……早くぅ……」
そんな彼女の言葉を敢えて聞かぬ振りをして、肉裂の狭間からクリ○リスにかけてを人差し指一本で上下に激しく
擦って焦らす。彼女の愛液が潤滑油の役割を果たし、それが少し勢いを強めるのだ。
「きゃんっ!ああっ!」
クリ○リスに当たる度に、彼女は悲鳴にも似た喘ぎ声を上げる。ここまで敏感な女性はあまり見た事が無いだけに
これに乗ってどうにも興奮してくるのだ。しかもこれは演技ではないのだから、もしかしたらフェラチオよりも男
が興奮するかもしれない。私は調子に乗って前戯を続ける。
「うあぁっ…やめっ……あぁんっふああぁぁぁぁぁ!!」
軽く悪戯程度に人差し指を1関節程度肉裂に沈めると、彼女は途端に絶頂に達して甘い絶叫と共に身体がビクンッ
ビクンッと震え、力が抜けるようにその場で崩れてしまった。
「はあっ…はあっ……気持ち良かったよぉ……もっとしてよぉ……」
私の方を見るように顔を向けて、甘える声で私に求める。前戯でこう乱れてしまったら、私の肉筆を挿入たら、彼女
はどうなってしまうのだろう……段々と面白くなってきた加虐的な自分の心が忍び寄った。
- 229 :星夜祭のハプニング28 :04/04/18 13:26 ID:uKsUW2cc
- 「リリアって本当にエッチだよね…私の指半分でイっちゃうんだもん」
意地悪く彼女の愛液で光る人差し指を彼女に見せながら囁くと、恥かしながらも期待した瞳で私を見詰めて変わらず
官能的にその美尻を振っている。
「そんな事言わないでよ〜……お願い…お願いだから……意地悪しないでぇ……」
そろそろ限界かもしれない。じっくりと乱れたリリアさんの反応を楽しんだ私は、そろそろ『男としての楽しみ』に
入ろうとする。滅多に…いや、一生で有るか無いかのシチュエーションにこれだけ楽しくなったのは初めてだ。
「指だけでそんなに乱れちゃったら、これ入れたらどうなるだろうねぇ」
若い娘のそれよりもずっと初々しい乱れ方は、ちょっと間が空いても私の肉筆は海綿の容量ギリギリまで怒張させる。
「じゃあさ……限界ギリギリまで、可愛がってあげるよ……!」
私は直立不動に勃起した肉筆を彼女の恥肉にあてがうと、溢れんばかりの愛液に濡れた肉裂に腰を落として勢い良く
挿入した。入れた瞬間、嬉々とした声と涙声が混ざったような声を上げて叫ぶ。風呂場での反射する彼女の声は、
それすらもまるで官能的な小道具の一つにしか聞こえなくなる。
「はあぁんっ……貴方のがぁ…貴方のが私の中に入ってくるぅっ……!!」
愛液が潤滑油となって彼女の肉裂に吸い込まれるように子宮にまで届く。暖かい……と言うよりは、どちらかと言えば
熱い膣が私の肉筆を包み、若い娘並のキツイ締め付けで押さえつけるのだ。正確には入れるだけで気持ちが良かった。
とうとうリリアさんの膣に入ってしまった……そんな既成事実さえも、今は快楽の小道具の一つだった。
- 230 :星夜祭のハプニング29 :04/04/19 14:36 ID:6WGI/2Tp
- 「リリアも腰を動かさなきゃっ!」
後ろから彼女を遮二無二突いている私は、獣の様に彼女にむしゃぶりついた。背面から片方の乳房を鷲づかみにして、
もう片方の腕で腰を押さえつつも菊座を刺激する。天井に向かって声を上げるように顔を上げて乱れる彼女は何とも
淫靡で見ているだけで興奮するのだ。
「あぁんっ…こうっ…こうですかぁっ」
私の声に反応し腰を振って返す彼女は、半ば半狂乱に声を上げていた。
「あんっ!あんっ!か…体が…体が勝手にぃっ!!」
「ふふふ…もっとヤラシク腰をふりなよっ」
「はいっああっ!きゃんっ!あんっ!」
一度堰が切れるともう止まらなかった。まるで別の生き物のように彼女の腰は私の肉筆に反応して快楽を求めるように
獣のような喘ぎ声と共に止まらない。何時もと違った興奮に予想よりも早く私も絶頂になりそうになる。
そろそろリリアさんも限界だった。
「あぁんっ!何かくるっおかしくなるぅ!おかしくなるうぅぅっ!!」
「もう限界かぁ…じゃあ思いっきり声を上げてイっちゃえっ♪」
彼女の腕を掴みピストンを早めると、思った以上に深々と奥に私の肉筆が当たる。
「あひっ…ひゃああああぁぁぁぁぁ………っ!!」
これでもかと言う絶叫と共に倒れこんだ彼女に、私は急いで抜いて彼女のその童顔に勢い良く白濁液をぶちまけた。
一ヶ月近くしていなかった私のものは、まるで漫画のように彼女の顔を汚していった。
息絶え絶えな様子でも、自分の顔を汚した白濁液を手で確かめつつ、恍惚な表情を浮かべながら私を見詰めていた。
- 231 :星夜祭のハプニング30 :04/04/19 19:15 ID:6WGI/2Tp
- 「ふふふ……見かけよりずっと、遊び慣れているのね……」
行為の後、シャワーを使って彼女を優しく丹念に洗う。やはり人生経験の長い人には誤魔化せないものである。
「そう見える?」
「ふふ……カイ君とは違うんだけど、何処か似た雰囲気があるからね……」
カイも遊び人だが、私も同列に見られていたか。だが男から見てもカイは都会でも良い奴の類だ。レストランでの
殆どプロの自覚と遊びでのメリハリがある男は都会でも中々いない物なのだから。
「お風呂入ろうか〜」
彼女の独特な柔らかい雰囲気は、自分まで柔らかい気持ちにさせるから不思議だ。彼女と手をつないで浴槽に入ると
私に身体を委ねてゆったりとしている。
「……ふふふ、その技術で何人の女の子を殺してきたの?」
流石にズッコケそうになる。まさかあのリリアさんからそんな事を言われるなど、予想もしていなかったからだ。
「うは……」
「うふふ…やっぱり可愛いわぁ〜……」
私を抱き締めてしみじみとこう言う。まるで掌の上で弄ばれている、そんな感じだった。
「さてと、一通り遊んだところで〜御飯にしましょうかぁ〜」
「その前に、ちょっと着て欲しい服があるんだけど」
- 232 :星夜祭のハプニング31 :04/04/19 19:16 ID:6WGI/2Tp
- 「うう〜っ…マニア〜……」
アンナ○ラーズ以外の服の注文は、可愛い中にしっかりと胸を強調しているポプリの様な服そのものだった。
恥ずかしい素振りでそわそわしているが、髪型も母娘そっくりなので似合う。
「貴方はポプリが好きだったの〜……?」
「リリアにその格好させる事に意味があるの。これで食事しよう」
アン○ラも悪くは無いが、この服実は女の子5人の中でカレンの次にエロいのだ。意外とボディラインをはっきりさせ、
胸を強調させるからだ。ポプリ自体はロリ体型なのだが、彼女が着ると途端に色っぽくなる。襲われる前と同じ構図で
席に座ると、リリアさんは私のワイングラスにワインを注ぐ。本当に無意識だったのか、やっぱり胸が当たるのだ。
「……やっぱりそれ、エロいよ……」
「え〜?無意識なんだけどなぁ〜♪」
何とも嬉しそうにリリアさんは振舞ってみせる。確信犯だなと思いつつも、彼女が料理を取り分けるのを見詰めていた。
「あ〜ん♪」
おおおお……新婚の夫婦でもしないであろう、口移しでムニエルを食べることになろうとは。それだけではない。
グラタンも彼女が私に食べさせてくれるのだ。うう、20余年生きてきてこんな甘い食卓初めてだよ……。
「そろそろ、今日は遅いから寝ようか……」
一通り楽しんだ後、そろそろリリアさんの体力も限界なので寝ることにする。
「添い寝…してよ……」
彼女の願いを断ることは無く、リリアさんを抱き寄せて床に着いた。多分、一生忘れることは無いだろうな……。
- 233 :星夜祭のハプニング32 :04/04/19 19:21 ID:6WGI/2Tp
- 「楽しかった……夢も見れたよ〜……ふふふ、こんなにも優しい人がお隣に居れば……私寂しくないわ〜……」
早朝にもかかわらず、リリアさんは私に朝食を作ってくれる。以前リックが私に言ったとおり本当に卵が好きらしく、
私が考えていた以上に卵料理が並んでいた。その時もリリアさんは楽しそうな表情だったのが印象的だった。
夕食同様私の横に座ると、今度は朝らしく林檎ジュースを私のグラスに注いでくれる。
「ごめんね……我侭一杯言っちゃった……」
少し申し訳なさそうに彼女はこう言うと、私の方を向いてこう言う。
「今度は〜貴方が夢を見る番だよ〜……お姉さんが、今度こそ貴方に夢を見させてあげるわ〜…ちょっと時間が
掛かるから三日後、楽しみにしててね〜」
昨日の同じ構図の、彼女が壊れていた時にこう言われたら身も引いていたかも知れないが、不思議とそれはなかった。
それよりかは何をするのかと言うのが、疑問だったからだ。
「……貴方は……ランちゃんを大切にするんだよ……相手の気持ちを、最初に考えなくちゃね〜」
彼女の夢の時間もそろそろ終わりの時間を迎える。少し名残惜しそうな表情をしていたが、彼女は意を決すると、
私と腕を組み、玄関まで歩いていく。終わりの時間が近いのに、彼女はずっと楽しそうな表情をする。
「……ありがとう、私を救ってくれて……貴方も、幸せにね〜」
彼女は私を抱きしめて唇にそっとキスをすると、静かに私を見送った。最後まで幸せそうな彼女の表情が、ずっと
私の脳裏から離れなかった。
- 234 :星夜祭のハプニング33 :04/04/19 19:21 ID:6WGI/2Tp
- リリアさんに見送られて『にわとりりあ』から出ると、私は真っ直ぐ牧場に帰る気はしなかった。朝6時という
牧場主以外はまだ寝ている早朝の時間にどこもお店はやってはいないのだが、取り合えずワインを片手に黄昏て
ぶらりと散歩する事にした。秋以外の夕刻からの行事のとき、私は大概コロボックルに仕事を依頼して休む事に
決め込んでいる。ほぼ完全に祖父から受け継いだ牧場を再構築し終えたから出来る私自身の休暇である。
海沿いの道を歩き、教会の横を通って病院の前を歩くと前から男女が腕を組んで歩いている。
「げぇっ!」
何時もはクールなドクターが思わず声を上げ、横に居るエリィが顔を一瞬背けた。私の彼女(ラン)が倒れたのを
知らない者は居ないからだ。そんな男が前をこの時間に歩いているのだ、それは正直驚くだろう。
加えてエリィはランを心配して、私にも最もな同情の言葉を掛けているため、気まずいのだ。
「何、気にするなよドクターにエリィ、生きてりゃこう言うことも有るさ」
そして近寄って耳元に悪趣味丸出しで、
(夕べは…お楽しみだったそうで…)
と囁いてみると、あのインテリの表情が茹蛸の如く紅潮し、何とも可愛らしく照れていた。エリィも聞こえたのか、
しっかり者のイメージとは180度違ううろたえた表情をしている。ケラケラと笑いながらその場を後にすると、
次には何とも名残惜しそうなグレイとマリーが図書館の玄関前で抱き合っていた。
ああなるほど、あの恋愛が不器用そうなグレイが、あのマリーと結ばれたのか……。
- 235 :星夜祭のハプニング34 :04/04/19 19:23 ID:6WGI/2Tp
- それにしても、この町の人間はずいぶんとおおらかな人たちだよなぁ……。
「あ…」
マリーと目が合ってしまった私は、流石に邪魔はしたくなかったのでその場を離れようとしたが、時既に遅し。
「………………」
言葉に変えるのも難しい微妙な空気が流れるが、それを打ち破る男の声が聞こえた。
「よぉ……みんなどしたよ……」
へろへろな様子のクリフが此方に向かって歩いてくる。よく見ると後ろに艶々しているクレアが居る。なるほど、
これは搾り取られたな……。クレアは一見清純っぽく見えているが、その実は一緒に飲んでいるときに知っている。
結構ダークな生き方をしていたが、それを一般人には見せないのは流石だ。
「やつれたな……」
彼の様子を見てグレイが声を掛けると、クリフはそれでもニコニコしながらこうのたまるのだ。
「えへへ……昨日のクレアとの一時は、生きて来た中で一番幸せだよ……」
この期に及んでそう来るか……そんな言葉を聞いた私とグレイ、マリーは同時に一言こう言った。
「こやつめ、ハハハ!」
- 236 : ◆NISNOWnXZo :04/04/19 21:36 ID:9ogwBiuQ
- >>228-235
激しい夢の一夜っすな!(*´д`*)ハァハァ
主人公も初めは同情からだったと思うんだけど、
次第にプレイを楽しみ、夢中になり、
終わってみれば、リリアさんの手の中とオチがいいですな!
遊び人カタなしやな( ̄ー ̄)ニヤリ
でも別れのシーンはカンドー的でした。
笑顔絶やさないリリアさんが…
それと色々なパプニングが他にもあったようで、
中でもクレア&クリフの祭りの夜が気になりますねぇ〜。
- 237 :星夜祭のハプニング35 :04/04/19 22:17 ID:6WGI/2Tp
- 甘い夢も所詮は夢でしかない。リリアさんとの甘い一夜は確かに私の心の隙間を埋めて余りある楽しいものだった。
しかし彼女の言う通り、『ランちゃんを大切にするんだよ』は私の置かれている状況を現実に引き戻すのに十分な
破壊力がある。そうなのだ、本来この星夜祭は彼女やダット親子と過ごしたかった。だがそのお陰でリリアさんの
鬱な表情を見なくて良くなった反面、心の空しさは募るのだ。好きな女の子と過ごせなかったのは仕方が無いにせよ、
残念だった。多分、生まれて初めて人を本気になって好きになった人なのだから。牧場に戻って家に入ると、その日は
結局一日ワイングラスを片手に飲んで過ごした。途中あまりのキッチンドランカーな私を心配したのか、チョッカクが、
「大丈夫〜?僕達が一緒に居てあげようか?」
と言ってくれるのだが、私はそれを丁重に断って暫く一人で引篭もりを決め込んだ。
リリアさんが言った『約束の三日後』がやってきた。何が起こるのか正直見当もつかない私は、彼女が言ったとおり
準備して待っていた。ここでリリアさんに来られても鬱になるだけなので、かなり気は重かったのだが。
正午を回った頃だろうか、聞きなれた声で自分を呼ぶ声が聞こえる……ランだ。玄関を開けて彼女の様子を見ると、
その姿がどこかおかしい。彼女を全身すっぽりと覆うコートを着てドアの前で立っているのだ。
- 238 :星夜祭のハプニング36 :04/04/19 22:19 ID:6WGI/2Tp
- 「こんにちわ……あの、中に入って良いかな?」
彼女がこう言ってきたのは初めてかもしれない。私は驚きを隠しつつ彼女を迎え入れると、彼女はコートを脱ぎだす。
「!!?」
思わず絶句した。なんとコートの下は、一糸纏わないモデル並みのランの身体がそこにはあったのだ。紅潮しきった
表情で、彼女はこう言う。
「……私が星夜祭で……あげたかった……プレゼント……貰ってくれるかな?」
やってくれたな、リリアさんよ――――!!!リリアさんの言うプレゼントというのは、これの事だったのだ。大方、
復調したランに彼女が何かを吹き込んだのだ。そうでもない限り、奥手な彼女がこんな事をしよう筈も無い。加えて、
彼女のコートのポケットから、紙切れが一つ。
『天気予報を見よう リリア』
思わずTVを付けた私の目の前に、『吹雪』という二文字が並んでいる。それだけでも驚くが、そしてもう一枚。
『どうか結ばれますように。幼馴染同士が幸せでありますように リリア』
そういえば、私が子供の時来た頃から、リリアさんはここで主婦やってたじゃんっ!!私とランが遊んでいた所なんて
知っているだろうし……ていうか、私はリックとも遊んでいたし!!
「私…初めてだけど……私に教えてよ……」
甘えたと怯えの表情でランは私に抱きついた。ああ、ヴァージンの娘相手に私獣になっちゃうよ………。
彼女はすべて分かっていたのだ……私は、彼女には一生かなわないなと思った。
- 239 :星夜祭のハプニング37 :04/04/19 22:20 ID:6WGI/2Tp
- びっくりおまけ。
季節が経って秋が終わる頃、冬の支度を済ませた私とランは、ご機嫌伺いを兼ねて宿屋に手伝いに行くことにした。
秋はまさに修羅場で物資買い込みとコロボに応援要請する以外に牧場から基本的には出ない。そう言う状態なので、
当然宿屋に顔も出さないわけだ。やはり自分の義父と言うこともあるので心配でもある。
「お父さんただい……」
「いらっ……」
私とランが入っていくと、そこにはまんまアンナ○ラーズのような制服を着た赤い髪でショートカットの女の子が
出迎えたのだ。ランの言葉に彼女は挨拶の途中で思わず言葉を止めてしまった。
「詳細キボンヌ」
まるで某巨大掲示板の様な台詞回しで、ランはダットに言い寄った。頭に血が上っているランではどうしようもない
ので、それとなくこの女の子に聞いてみることにする。名前をナミと言い、忘れ谷から来たと言うのだ。なんでも、
好きだった男に振られて此処に着たという。見た目以上に無口なため、これ以上は彼女から尋問はやめた。みるみる
雰囲気が悪化して来た為、私は間をつなぎ止める為に疑問を兼ねて、常連客である今は一門同士のバジルさんとグレイ
に聞いてみることにした。
「ところでおまえら、あの二人は付き合っているのですか?」
「シラネーヨ」
即答で素敵な返答をしてくれたグレイを取り敢えず突っ込むが、この声に反応したのかナミは弁明するように、
「…あ…私、ダットさんとお付き合いしているの……春には結婚……」
おいおいおいおい、それは今言う台詞じゃあないぜ……ダットさんに死ねと言っているような物だ。この台詞にランの
背景には『ゴゴゴゴゴ』と凄い効果音が後光のようについているのだ……ランとダットさんの親子喧嘩……正確には
ランが小一時間一方的に問い詰めているのだが、もう止められない所まで来てしまった。
- 240 :星夜祭のハプニング38 :04/04/19 22:22 ID:6WGI/2Tp
- 「お父さん……もう今日は、手加減できないかもしれないねぇ……」
「は……話せば分かる……あ、婿殿!ランを止めてくれっ!!」
「義父上…それは某にも、止められませぬ……後で言い聞かせます故、今は大人しくお覚悟をお決めくだされ」
半ば諦めにも似た言葉を発すると、ダットさんは血の気が引く表情を浮かべる。ランの奇妙な笑顔と共に、奥の部屋に
連れて行かれると、物凄い音と共にランの気合に満ちた雄叫びが聞こえた。
「ぶっちゃけ有り得な―――――――――――――――――い!!!」
そして何事もなかったかのような振る舞いそれと共に、ランは出てくるとナミに一言、
「幸せになってね♪継母様(おかあさま)♪」
と何時もの笑顔で言い切った。そして私に近寄ると顔を寄せ小声で、
(あたしはベンチで待っているよ……今日は思いっきり可愛がってね♪あ・な・た♪)
まるで小悪魔が悪戯でもしようと言うような笑顔で囁いた。実はこの声、近くに居たカレンに筒抜けで、私の顔を
覗きながら、口笛を吹いていた……これは、マナさんまで伝わってネタになるな……たまんねぇ鬱になるよ……。
そしてランは適当にワインを二・三本手にとると、颯爽と表に出て行ったのだ。
「ダ…ダットさ――ん!!」
「義父上―――っ!!」
私とナミは急いで奥の部屋に走る。でも気持ちは分かるのだ。あのリリアさんとの甘い一夜は、私の考え方も変えた。
あの一夜が無ければ、多分ランと同じ気持ちだったかもしれない。今の夫婦円満も、彼女が居なかったら無かったかも
知れないと、今では感謝しているのだ。リリアさん、ありがとう…と。 《Fin》
- 241 :181 :04/04/19 22:55 ID:6WGI/2Tp
- これにてリリアさんのお話は完結ですが
如何でしたでしょうか?
前にも言ったようにリリアさんの話を書きたい
ただそれだけで書きましたが、どうにも
文章による性描写は難しいですね・・・。
もっと表現力をつけてまた書きたいですね。
- 242 :名無しさん@ピンキー :04/04/19 23:25 ID:070XX+WU
- 最後のおまけワラタw
まぁ、何はともあれGJでした!!
- 243 :名無しさん@ピンキー :04/04/20 09:51 ID:udxe4iGc
- >181
長編、乙!
エロ描写ヨカッタよ。エロエロ美味しそうで。
それ以外の部分が冗長だったり急ぎ足だったりで
アンバランスな感じがしたのが気になったかな。
あと、フレンチキス=ディープキスね。
↓上手なキス(レス7〜10にキスの種類の説明)
http://love2.2ch.net/test/read.cgi/pure/1076243544/
- 244 :名無しさん@ピンキー :04/04/20 19:41 ID:AD6iisgN
- フレンチ=下品な だからな。
ダッチ=ケチ とか ポーリッシュ=バカ みたいな英語圏の差別用語なので、
意味を知ってるか否かにかかわらずあんまり使わないほうがいいかも。
あとダットじゃなくてダッドな。
- 245 :181 :04/04/20 21:12 ID:l/MPQSsw
- 誤植多すぎっ!!
…私の方が鬱になりそうだ_| ̄|○
- 246 : ◆NISNOWnXZo :04/04/20 22:47 ID:co6hvnu4
- >>237-240
最後までリリアさんが1枚上手でしたね!
これ以上ない大団円という感じでなによりでした♪
181さん、おつかれさまでした。
次回作、お待ちしてますね!!
(さり気なくリクしてみたつもりなんですけど・・・ヽ(´ー`)ノ
>>243-244
初耳ですたΣ(゚Д゚;
漏れも軽い感じのキスだと思ってた…
気付かなかった…orz
保管庫の方は直しておきますね。
(検索/置換は簡単に出来ますので、お気になさらないでね!)
- 247 :名無しさん@ピンキー :04/04/22 13:16 ID:pvPXARFh
-
- 248 :181 :04/04/24 00:37 ID:feXXqjKc
- もう一つ書きたいのがあったので書きますね。
ただ今回はちょっとペースが遅いです。
下のほうに行き過ぎているので、このあたりでageます。
以下はsageますので悪しからずということで……
- 249 :ダークサイト1 :04/04/24 00:41 ID:feXXqjKc
- 秋から冬に変わる季節の変わり目。冬の仕度の準備を整えた彼女は、夕方にゆっくりと
温泉に浸かって宿屋で飲むのを楽しみにしていた。目当ては酒とクリフ。一人で飲むのも
嫌いではないが、彼と飲むのが好きだったのだ。
「こんばんわクリフ。今日は温泉なんだ」
そんな中、クレアに気付かず温泉に入ってきたクリフに何時ものような気さくさで声を
掛けた。思っても見なかった人と会ったのが非常に嬉しいのだろう。
「え…クレアさん!?」
彼はクレアの姿に驚いて反転して出ようとするが、
「一緒に入ろうよ、まさかここで会うとは思わなかったからさ」
クレアは温泉から出ても体を隠そうとはせず、平気な顔で彼に手を伸ばして手をつなぐ。
クリフの目にこの彼女のモデル並みの豊満で尚且つメリハリのあるスタイルはどう写って
いたのだろうか。
「ク…クレアさん……」
「背中を流してあげるよ、他の人に洗ってもらうの気持ちいいと思うよ」
半ば恥じらいに似た照れを見せているクリフをお構いなしに、クレアは手を引っ張って
体を洗う為に使う椅子に座らせる。一方の彼は、股間にタオルを押さえて必死になって
隠していた。どうにも落ち着かないクリフを他所に、温度を調節した湯を彼の背中に流す。
「女の子に背中を流してもらうの、初めてかしら」
「…お…女の子と入浴するのも…初めてなんだけど……」
あまりの初々しい反応に思わず微笑んでしまうクレアに、クリフは恥ずかしそうに顔を傾けてしまう。
- 250 :ダークサイト2 :04/04/24 00:42 ID:feXXqjKc
- 「ふふふ…そんなに可愛い反応してると、襲っちゃうぞ……」
耳元で囁くようにこう言うと、彼はびくんと反応する。すると耳まで真っ赤になって照れてしまうのだ。
本当に異性経験が無いんだなと悟ってしまう。
「ク…クレアさんは…どうして……オレに……」
「ん?……君とお酒を飲み始めてから、気が合うなと思ったからだよ」
さらっと言いのけるクレアに彼は言い返す言葉も無い。顔を斜めに傾けたまま、彼女に体を委ねる
ように洗われている。
「……男は一杯いるけどねぇ〜……」
クリフの問い掛けの意味を心の中で理解したのか、クレアは彼の背中を洗いながら答え始めるのだ。
「……まずはリックだけど、彼は堅実で真面目を絵に描いた親孝行……だけど考え方が、ちょっと
古めかしいのが珠に傷かな。彼だったら私よりもカレンの方がよっぽど上手くいくよ……幼馴染には勝てないわ」
彼は首をクレアに向けるが、もろに彼女の乳房が目に映ったのだろう直ぐに戻してしまう。
「…ついでに私はインテリは苦手だし嫌い。だからドクターは眼中に最初は無かったけど、人の為に
一生懸命な姿を見たら、その考え方を改めさせる必要が出て来たと思うの」
クリフは少し違和感の覚える感情を少し覚える。どうしてこうも、彼女が他の男を褒めるのが聞き苦しいのか、と。
だが、クレア自身は変わらない口調で話を続けるのだ。
- 251 : ◆NISNOWnXZo :04/04/24 02:19 ID:zuIOoho/
- >>249-250
ほのぼのな混浴風景から始まって、
タイトルが「ダークサイト」。
どんなストーリーが展開していくか、
すごく楽しみですヽ(´ー`)ノ
181さんの描くクレアはよく言えばしっかり者、
別な言い方をすれば、したたかな印象を受けたので、
一筋縄じゃないクレアが見れると予想しとりまつ♪
それではマタ〜リとよろしくお願いします!
( ´ー`)y-~~ うむ、クリフはムチャクチャされそう!?
- 252 :ダークサイト3 :04/04/25 00:15 ID:mBQujjQk
- 「でも、エリィから無理矢理取ろうとは思わないな……あの娘は彼の事好きだからね。一緒に居ただけで、
悲しそうな表情をするんだよ。目は口ほどにものを言う…かな」
話を続けながら丹念に彼の身体を洗う。時々背中に当たる乳房の感触やサラサラの金髪の感触、顔に当たる
クレアの吐息にドキドキしながらクリフは彼女の話を聞き入っている。
「グレイは……不器用な感じは嫌いじゃないけど、彼は自分が見えていない。嫌なら都会に帰るなり、修行
に本腰入れるなり覚悟を決めればよいのに、はっきりしないよね……まぁマリーが居るから帰らないとは
思うけど、もし結婚したら絶対尻に敷かれる……うん、間違いない」
クレアの話は結構人間観察のチェックが厳しいものだった。どうしてそこまで見れるのだろうとクリフは半ば
感心している。普通に生活していると、そこまでは気が付かないだろう。
「カイは結構悪くないんだけど、都会の男は見飽きたしなぁ……ああ言うの一杯居るけど、悪い奴じゃないよね。
ポプリのような初心(うぶ)な娘だと、やっぱりああいうのが良いのかなぁ……」
一通り洗った後彼女は一度湯をクリフの背中に流し、さっきと同じ様に手を繋いで湯船に入る。もうかなり時間が
経っているのに、彼はまだ目のやり場に困っている。写真で見ても生で同年代の女の子の裸を見るのは初めてなの
だから仕方は無いが。
「最後にもう一人……あの牧場主。彼は私が見た中で最大の変わり者だよ。高評価の農業大卒で都会に居た頃は、
かなり遊んでいたらしく、女の子の扱い方に相当慣れている。それでいて他人に対する気遣いは行き届いている
から不思議なのよ。カイとの最大の差はそこなんだろうな」
締めに言った『最後の男』の評価に、クリフは少々閉口してしまっている。確かに『最後の男』を悪く言う者は
居ないのだが、何処となくそれがどうにも不安を掻き立てたのだ。
- 253 :ダークサイト4 :04/04/26 15:11 ID:zJwBMyw8
- 「………………」
「ん?どうしたのクリフ、黙っちゃって」
クレアは彼の顔を覗き込み、落ち込みにも似た表情をしているのを見つける。
「ああ、そうか……クリフはランが好きなんだっけか……彼もランをあからさまに狙っているからなぁ」
あまりに図星だったのか、クリフは湯船に沈むほど派手にズッコケた。そんな光景を見てクレアはクスッと笑うと、
腕を持って持ち上げて彼を救う。
「はははは……大丈夫?」
「げほっげほっ……」
タオルで彼女はクリフの顔を拭きながら、彼女は話を続けるのだ。
「ねえクリフ、かなり失礼なことを聞くけどさ……もしかして、童貞?」
決定的な指摘をされたクリフは流石に男のプライドを傷つけられたのか、顔をクレアに向ける。
「ど…童貞で悪いか!?クレアさんに迷惑かけてないだろ!!」
「お、キレやがったっ!て言うか掛けてんだろ、今!」
するとクレアは彼の正面に立って、何とも妖しい笑顔と共に迫るように顔と身体を寄せる。
「私も一肌脱ごうか……じゃあさ、今だけ私にしたい事…君が女の子にしたい事、好きなことしてもいいよ」
頭に血が上っていて分からなかった彼も、クレアの言った言葉の凄さに正直たじろいでいた。こんな事を女の子から
言われたのは、初めてなのだろうから……。
- 254 : ◆NISNOWnXZo :04/04/26 20:24 ID:IAbhEZ8w
- >>252-253
クレア、妖しさと艶かしさゼンカイで(・∀・)イイ!!
クリフに感情移入して、マグロ状態で読み進めまつ (;´Д`)ハァハァ
カモ━━━━щ(゚Д゚щ)━━━━ン!!!!
冷静な男批評もゾクゾクする!!
…なんかヤバイかも!?漏れw
- 255 :ダークサイト5 :04/04/27 22:02 ID:jSGOowBD
- 「く…クレアさん…!?」
「何動揺してるんだよ……もういい加減見慣れただろ」
驚きの表情を隠せないクリフに対し、彼女は何かを企んだ様な妖しい笑顔を見せてこう言い置く。
「……それに、私がお風呂入っているの何度も覗いていたくせに」
「!?」
思いもしない指摘にクリフは驚きと同時に少々青ざめる。そうなのだ、クレアは牧場仕事を終えた午後8時頃に
決まって温泉に入りに来るのだが、どうにも人の気配を感じるためにわざと気が付かない振りをしていたのだ。
すると何時も見慣れた服とリックとはまた違うポニーテイルを見たので確信し、チョッカクに報酬を払って監視を
したのだ……。
「え…あ…その……」
「まぁ男の子だもんね。私は気にしてないけど、他の女の子だったら殺されちゃうかも♪」
何とも楽しそうにこう言うと、サラサラな金髪を妙に色っぽく掻き揚げる。
「だからさ、触りたければ私が良いよって言ってる時に好きにしなさい」
彼女はクリフの頬に手を添えて、軽く言動とミスマッチな可愛らしいく唇を重ねるのだ。まともに女の子とキスすら
した事も無いクリフにしてみると、興奮よりも戸惑いのほうを感じてしまう。しかしそこはクレア、心得ていた。
「コラ……そんなに固くならないの……不器用でも良いから好きなように、触ればよいの」
甘く危険な声とでも言うのだろうか恋愛経験少ないクリフからすると、一撃でノックアウトされそうな誘惑である。
同年代とは思えぬ色香に酔ったのか、クリフはそのまま彼女を抱き寄せたのだ。
- 256 :名無しさん@ピンキー :04/04/29 10:05 ID:1I3VbJSO
- ワンダフルライフは少数派なのでしょうか・・・。
- 257 : ◆NISNOWnXZo :04/04/29 21:07 ID:zuam1Keb
- >>255
クレアみたいな娘の入浴時間がわかったなら、
漏れものぞきにいってまうかもしれんなぁ〜!
誘惑しつつも可愛らしいキスってのが萌える♪
>>256
どうなんでしょ?
漏れは持ってるソフトがハーベストだけなので、
親しみがあるんだけど。
でもセピリアも好きでつ。
- 258 :過去スレ462 :04/04/30 15:33 ID:SHXRQD5X
- ろだ261-271。
多分エロ 見た目健全 また勝手にコラボしたのとか。
- 259 :名無しさん@ピンキー :04/04/30 19:24 ID:h6ixeiim
- >>256
ワンダフルライフでしかもナミさん好きな漏れなんか本当に少数派だろうから、気にするな。
- 260 :1 ◆03gfAyqM2A :04/04/30 21:13 ID:fdEwb342
- どうもー、1です。
人大杉状態からやっと抜け出せた・・。
んで、小説をデリってしまったので、また新しいの作ります。
(久々だから、トリップあってるか心配だな・・)
- 261 : ◆NISNOWnXZo :04/04/30 22:38 ID:YCx/P466
- >>258
>見た目健全
どこがですかw
エロ過ぎですよぉ〜!!
コラボってますね♪
そんな瞳で見られたら、腰が砕けるまで突いてしまそ (*´д`*)ハァハァ
漏れ的に特に特にツボだったのは、
ケティたんのおパンツ、カレンのほそ〜い足と透けティ、
あんどセピリア涙のバック攻めですた!
ところでですけど、
今度は道具を使った攻めの画を
ひさしぶりに見たいなと思ったりして(〃▽〃)
>>260
おひさしぶりで〜す!
人大杉が解除されてたんですね。
新しいお話、また〜りとお待ちしてますね♪
最後に専用ロダのNo.260に画をうpされた方、
ぜひともスレにうpした際はお知らせくださいね。
そうでないと対応しかねますので、よろしくご了承くださいm(_ _)m
- 262 :ダークサイト6 :04/05/01 00:16 ID:AxdK8XSE
- 顔を見詰め合ったままクリフはそれでも動けない。勢いで抱き寄せたものの、頭が真っ白で思うように動けない。
「ふふふ……貴方は今、女の子にしたい事……頭で思いついた事を私にすれば良いんだよ……私が少しリードして
あげるから……心配は……しなくても良いんだよ……クリフ」
そんなクリフの心境を見抜いたか、彼に目線を合わせて優しく助け舟を出す。恋愛経験や異性経験の乏しいクリフ
にとって、一枚も二枚も上手なクレアはどの様に見えるのだろうか。クレアの言葉に従ってクリフは本当に震えた
手で緊張で引きつった顔で彼女の顔を見詰めながら、片手でぎこちなく大きくてモデル並に形の整った彼女の乳房に
手を置き、恐る恐る軽く感触を味わうように掌に力を込めた。
「んんっ」
「ああっ…ごめん、痛かった?」
何とも艶かしい声を上げるクレアに、思わず彼は謝る。
「ううん…そうじゃないから心配しないで」
優しげな微笑みを浮かべて空いているクリフの手を自分の手と繋ぎ、胸を触れている手を被せるように掌を添えて
彼の反応を確かめるように見詰めた。
「もうちょっと力入れて触って良いんだよ……ふふふ、本当に奥手なのね」
挑発とも取れるセリフを言い置くと、クレアは添えている手で彼の手をマリオネットの如く操り、円を書くように
なぞらせる。それだけでも、彼はまるで茹で蛸の様に紅潮し、されるがままだった。
- 263 :兄妹ハァハァ :04/05/01 00:52 ID:R29HKrZT
- >261
すいません、No.260にうpした者です。
うpしたはいいものの、カキコしようとしたら規制喰らってたので
鶏並みの頭でそのまま忘れてました…お馬鹿さんですみません(゜д゜;)
大した事ない絵しか描けませんが…これからも投稿させて下さい(´・ω・`)
>181
小説楽しみにしてます!
エロ可愛いクレアさんにハァハァ
- 264 : ◆NISNOWnXZo :04/05/01 10:11 ID:xG4PN6AV
- >>262
(・∀・)イイヨイイヨ!!
クレアの艶かしい誘惑っぷりも(*´д`*)ハァハァですが、
クリフのカチコチさ加減もなんだかとても可愛く思えてきますた。
まぁ、それだけクレアが魅力的な娘ってことなのかな!
>>263
アク禁って可能性をちっとも考えてませんでした。
こちらこそどうもすみませんでした(´TωT`)
もしまたアク禁状態になってしまったら、
その旨をあぷろだの本文か、避難BBSに
書き込んでくださるとありがたいです♪
おおっきいオパーイと逝っちゃってる表情が印象的で、
カラフルな服も目に残りました(・∀・)
これからもよろしくお願いしま〜す!!
- 265 :名無しさん@ピンキー :04/05/01 14:35 ID:KJynhXca
- >>259
安心しろ、お前だけじゃねー。
俺 も 、 だ 。
と言うワケで勝手に主人公×ナミをキボンしてみるテスト・・。
- 266 :1 ◆03gfAyqM2A :04/05/01 21:34 ID:2LDp8egq
- どもども、1です。
>>261
いや〜、キツかった・・
半文字で当分癒してもらったけどw
さて、例のブツは、先程も言ったけどデリってしまいました・・。
なので、もう一回新しいの書きます。
レイープでは無いので、ご了承くださいませ・・
(期待してた方、本当にすいませんでした。ホンマニスマソ)
- 267 :1 ◆03gfAyqM2A :04/05/01 21:53 ID:2LDp8egq
- えぇ〜と、提案なんですが、
皆が書いて欲しい!というモノを書いていこうと思います。
なので、リクエストのある方はじゃんじゃん言ってくださいな。
(できる限りハーベストが望ましい)
- 268 :名無しさん@ピンキー :04/05/02 10:21 ID:Yd2BLP0d
- ワンダフルライフだったらナミが一番シチェ作りやすいと思うんだがな。
個室だし。
>>259>>265
ナカーマ
- 269 :過去スレ462 :04/05/02 19:10 ID:IQj28dT9
- ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [272-273]
>>264
リクに変化球で応答しました。
あと>>259>>265>>268にもささやかながら。絵だけど。
273はリクとか関係ないっす。
でも創作意欲ってやっぱ感想とかリクで
湧き出すもんなんだと改めて実感したここ最近。
>267
リクさせていただきます。
主人公×エリィorマリーorポプリの
性開発もの読んでみたいです。
難しいならスルーで。
- 270 : ◆NISNOWnXZo :04/05/02 21:12 ID:RFVG5ni0
- >>267
学園ギャク物なんてどうでしょうかw
舞台はミネラルタウンじゃなくて、現代の日本。
エリィは優等生で学級委員をしていて、
カレンはなが〜いスカートがお似合いなスケバンで、
その二人が一人の男を巡って、誘惑しあうという感じで。
ドクターは担任役で友情出演、他のキャラもクラスメート役で
出てきたりとか…
なんかハーベストの主要女性キャラの名前って、
日本人でいけるなぁ〜と思って。
え〜と、じゃあポプリは本名「西野かおり」ということでw
>>269
272 力強くズッポリ逝ってますな!
お尻を突き出して、次第に自分で動き出したりして( ̄ー ̄)ニヤリ
やっぱ、直球も見てみたかったかな。
273 マリーたんは人知れずコソーリとシチュがいいですなヽ(´ー`)ノ
おパンツのシミがGOODでつ Σ(゚ー^;*)
ちょっと上のと似てますけど、女性キャラが普段ではありえな〜いコスで
いたしちゃってる、またはやられちゃってる画が見てみたいでつ。
セーラ服、パーティードレス、OL服、
宇宙戦艦ヤマト風なスペーススーツ(?)、女剣士、
キュアブラック&キュアホワイト…(←これはジョーダンっす)
背景もそれ風になってるとおもしろいかなと。
ちょっと今日は暴走ぎみか(;´Д`)
- 271 : ◆NISNOWnXZo :04/05/02 21:18 ID:RFVG5ni0
- |´・ω・) 脱字っちゃった
コソーリと→×
コソーリという→○
- 272 :名無しさん@ピンキー :04/05/03 11:08 ID:dhFhokv1
- >>269
>あと>>259>>265>>268にもささやかながら。絵だけど。
ありがとう。感動した。
でも小説スレだし小説も読みたい。
- 273 :モーニングコーヒー :04/05/04 01:34 ID:i1cwG6JI
- ・・・窓から日差しが入り込んで、俺を起こそうとしているようだ。
深い眠りの後の朝は一瞬だったように思う。が、眠気はない。充分な睡眠は取れていたのだろうと思う。そこで改めて、目を開いてみた。
「・・・、可愛いな、本当に」
視界一杯に、カレンの姿が広がっていた。左手をカレンに回して抱いていたのは記憶にあるが、今思うと笑みが止まらない。不潔な笑いなのだろうな、と、その笑いを想像した。
カレンとの間に右手を出していて、それをカレンが握っていたようだ。一定のリズムで彼女の寝息がかかってきて、くすぐったい。綺麗に整えられた顔の中で、かすかに紅葉したような頬が浮き出ている。
サラサラの髪は見ためより遥かに軽く、重さなど感じない。その笑みが、愛しかった。
右手を少し動かすたびに、ぴくっとカレンも反応していた。悪戯心が騒いで、少し大きく動かしてみた。するとカレンは右手を握って
「カイト・・・・」
と寝言を言ってくれた。愛しい。痛みとも取れる刺激が、胸を通り抜ける。それと重なるように、カレンの目がゆっくり開いて、瞬きを数回した。目覚めである。
「・・・おはよ。・・・よく、眠れた?」
- 274 :モーニングコーヒー :04/05/04 01:36 ID:i1cwG6JI
-
ピーと・・・うん。もうぐっすり・・・・。あっ」
カレンは俺の右手を握っていた事に気づくと、慌てて手を離した。今更恥じる必要も無いんだけどな、とは感じるが、女性特有の考えなのだろう。俺がゆっくり起き上がると、カレンも一緒に起き上がってきて。以心伝心が見えた。
「・・・・」
何か喋ろうにも、言葉が見つからない。いや、必要無いのかもしれない。既にカレンとの距離は感じない。ただ愛というもので繋がれて、それだけだから。ただ見詰め合って笑みを返しあって。右手で頭を抱えて、額にキスを送った。
「冷えてるから、暖炉をつけてくるわ。まあ軽い朝食でも食べていって、さ」
「うん・・・。ピーとに任せる」
あれっ?と一瞬反応に驚いたが、それが嬉しかった。人一倍世話焼きな彼女が甘えてくるのが妙に嬉しいのだ。ギャップの違いのせいかもしれない。
いつも背負っているリュックから材木を取り出すと、暖炉に火を入れた。冬の間には材木をいつも入れておくことにしているのが吉に出た。二人だけの空間から出てしまう事に抵抗があったし、何よりその時間が勿体無かったから。
誰かに会おうものならその時点でこの空間が壊れてしまう、と言う恐怖もあった。
「キャッ!」という声を聞いたが、昨日のそれに比べれば可愛く聞こえた。上は着ていたが、下半身に何も着ていないことを忘れていたらしいのだ。慌ててパンツとズボンを履いていた。差恥感のせいか、俺から隠すようにベッドの
シーツの中で履いていたのだが、薄く見えるその姿が、エロティックだった。
「ハハハ、昨日そのまま寝ちゃったからな。履かなかったっけ。コーヒーで良い?」
「ええ。・・・もう、私だけ脱がしておいて・・・。うわ、まだ濡れてるかも・・・」
日常的な会話の中に、酷く場違いな内容が普通に入っているのに苦笑してしまう。隠す事の無い会話って、こんなものだろうか?と思うが、考えはやめておいた。
- 275 :名無しさん@ピンキー :04/05/04 01:36 ID:i1cwG6JI
-
冷蔵庫の中から、油、食パン、卵、ジャガイモ等を出して、夏に「カイ」からもらったコーヒーパックもついでに出した。フレンチトーストで良いだろう。
パンに卵をつけて、充分に温まったフライパンに置いた。心地いい焼ける音が流れて、その音と共に、今度はジャガイモを切り出す。細く棒状のものができたら、しばらく時間ができるから、今度はコーヒーを入れる。
と、そこで前を見ると、カレンがテーブルに座って俺を眺めていた。
「今フレンチトースト作っているんだけど、良かったかな?」
「おいしそう♪・・・本当だ、いい匂いがしてきたわ」
「コーヒーはストレートかな?砂糖は入れないだろうからね、カレンは」
「だからピートに任せているのよ。言わなくてもわかってくれてるから・・・♪」
・・・そうかもな、と、出来上がったトーストをお皿に乗せた。
小鳥のさえずりがかすかに聞こえた。家を増築してから住み着いているらしい。ふと思い、流し台の前にある窓を開けて、残ったパンの耳を外に撒いた。案の定、さえずりの主達がご飯を求めて降りてきた。
「・・・動物達に?」
「そう。勿体無いし、食べ物は大事にしなくちゃな」
・・・良いな、この雰囲気。と、カイトは思った。・・・ずっと探し求めていたものをつかめた気がした。何もなくて良い。ただ愛さえあれば・・・。
フライパンの上に、今度はジャガイモが乗っている。衣がかぶさったようになり、割ると「カリッ」と心地よい音がするのだ。フライドポテトなのだが、これの食感に対しては大きく分けて二通りの意見がある。「ふっくら」に「カリッ」だ。
今回は二人とも「カリッ」が好きな為、とことん焼き上げる。
できたらキッチンペーパーで油をとるのは、女性に対しての配慮だ。一番この焼きあがった瞬間がたまらないのだが、仕方が無いだろう。まだ泡をふかしているかけらの一部を、口の中に入れた。つまみぐいだ。
このような俺らの様子を、他人から見たらどう思うのだろう?だが、それも関係なかった。今まで格好付けていたとするなら、それはカレンに認められる為であろう。お洒落とは、それだけの為にあるのだろう。
それ以上の意味を与えたところで何になる・・・、と。焼きあがったフライドポテトをもっていった。
- 276 :モーニングコーヒー :04/05/04 01:37 ID:i1cwG6JI
-
「なんか、理想の朝食って感じよね。この雰囲気」
洋風の雰囲気溢れる朝食だったからだろう。フレンチトーストを頬張る彼女は、少し少女に戻ったように見えて、それがまた可愛い。
美しい・・・とも思うが、今の彼女は女性と言うより少女にも似ている。・・・子猫、とも言えるだろうか。
「カレンがいたら何でも良いさ」
そういうと、またカレンの顔が赤くなった。これで何度目だろう。
「はぁ〜・・・ピートって、恥ずかしいとか、ないの?」
「今まで溜め込んでいたものが、一気に出ちゃってさ」
「・・・でも、その正直なところも・・・・好きよ」
「ハハハ、ありがと♪・・・・・・・」
・・・本当なんだ。と、今の状態を改めて再認識した。どうも認めようとしない、というよりは、信じようとしない癖が取れていない。カレンの言葉からは疑いの一つもなさそうだし、
一般の男性が好んだ女性にこんなことを言われ、誰が疑おうか?"・・・しかもあれだけの関係を持ったにも関わらず・・・"。
正直な性格。とでも、カレンは捉えてくれているのだろう。が、実際は相手の気持ちの再確認も込めている。人の気持ちは常に変わり行く。それを認識したからこそ、
自分の中での永遠の気持ちは分かる。が、大体がその時の気持ちで行動するから。それを繰り返してきた。いや、気持ちを大きくしすぎる自分が悪いのだろう。人間関係とはそういうものかもしれない。
ただ、カレンには言える。確信できる。俺が愛して、カレンが愛してくれる。
優しいからとか、顔とか・・・正直なところなども関係は無い。それは・・・そう、運命と言う言葉そのものが当てはまる。「どこが」ではないのだ。ただ、愛で繋がる。
理由があって愛は生まれないのだから。愛は愛。当たり前の事に過ぎない。
- 277 :モーニングコーヒー :04/05/04 01:38 ID:i1cwG6JI
- 「・・・心配しないで」
「う、うん・・・?」
カレンがそう言ってきた。コーヒーの器を持つ両手が大人っぽくて魅了的であった。髪を流すように頭を振って・・・俺の瞳を見た。
「言ってくれたよね。私が寂しそうな顔をしていたって」
「・・・ん・・・ああ」
「私も・・・不安だったの。ピートが、私の事を思ってくれているのかな、って。ここまで好きになっちゃったのに・・・、
もし、ピートが離れちゃったらどうしようって。だから・・・不安だったのよ?ピートと居て、いいのかな・・・って」
「・・・ああ・・・」
「だから・・・、ピートが、それに気づいてくれて・・・。嬉しかったのよ。凄く・・・。ピートが、分かってくれているんだって。だから、昨日も・・・その・・・」
少し涙ぐんだようなその言葉が、俺に癒しの傷を与えていった。
「・・・・似たもの同士って事か。結局・・・・ハハハ」
「そう・・・・そういうこと・・・なのよ」
一滴の涙が下に向かって流れていった。目から出て、頬を通り。首筋に向かおうと言うところで、俺はすくってあげた。
「・・・・ぜったい、幸せにしてよ・・・ね」
「するさ・・・。カレンの幸せが、俺の幸せになるんだから・・・・」
例えて言うなら、言葉だけでの性行為。お互いの言葉がお互いの心の奥深くまで浸透していく、させていくのだ。体同士を繋げても、
入る事のできない域へと入っていく、その限りない幸せ。といっても、体は反応する事さえない。その必要は無いからだ。既に愛の交換はいらない。愛を与え続ければ、戻ってくると言う安心感の中に、体での欲望は無くなっている。
・・・とは言うが、緒戦は人間だ。心は動かなくとも、既にその快感を覚えた体が、勝手に反応してしまう。それも良い。欲望を持たなければ、人ではないのだから。
カレンがどう想っているかわからないが、似たような答えなのだろう。
なぜかはわからないが確信が持てる。同じようにして、愛を分かち合ったのだから。これで二度目。既に二人には、言葉での確認なんて、必要なかったのだ。
- 278 :モーニングコーヒー :04/05/04 01:39 ID:i1cwG6JI
-
「うわ・・・・。結構凄かったんだな、血・・・」
ベッドを一通り整えようと思ったら、昨日の汚れがいたるところに見えた。いずれもどちらのものともいえないのだけれど、
ただ紅く・・・今は黒ずんで残ったものは、カレンのものであるとわかった。結構な量ではないのか?
「普通こんなものなのかな?・・・大丈夫か?カレン」
「うん、それほどではないわ。・・・ただ、落ちるのかしら?そういう汚れ」
洗わなきゃな。と思いつつ、そこに座ってしまった。ベッドの羽毛が、ゆっくり俺を支えてくれる。絶妙な包み具合が、快適な睡眠へと運んでくれるものだ。
思わず寝てしまいそうになったところで、カレンも座ってくる。
「眠くなりそうだよ・・・・カレン・・・・」
「そうね。寝たといっても・・・何時間なのかしら・・・」
「さあ・・・」
「私も眠くなりそう・・・。もう一日休んでいこうかしら」
「ぉい。さすがに心配するだろ、それじゃあ」
「けど・・・・もう少しこうしていたいの・・・ピート・・・」
- 279 :モーニングコーヒー :04/05/04 01:39 ID:i1cwG6JI
-
声が変わったように思えてカレンを見ると、いきなり抱きついてきた。しかも勢いあまって、寝てしまうような体制になって
「カレン・・・・もう、甘えん坊・・・」
そういって、頬にキスを送る自分もどうかと思うが。頬以外に、額、首筋。様々なところにキスを送ってから。唇でディープキスを。お互いの頬が赤く染まるのを確認した頃に、お互いに睡魔が襲ってきた。まぶたが重く感じる。
・・・本当に数十分寝ていたらしい。慌てて起きて、自分を立て直す。
「ん・・・・。そろそろ・・・」
「・・・そうね。私もとりあえず、家へ帰るわ・・・」
無理やり二人の空間から出て、玄関前まで歩いた。惜しむ気持ちが俺たちの足取りを重くさせたが・・・それさえも、少しだけの時間稼ぎに過ぎないようだ。
外を空けると、一面の銀世界。日光が照り付けるそれは、本物の白。青い空に溶け込むような・・・そんな。カレンを浮かび上がらせるには、充分な背景であった。
「じゃあ・・・ね・・・」
「ん・・・・」
また軽いキスを。唇をつけるだけの、儀式的なものだった。
「・・・じゃあ・・・・」
惜しむような顔を隠して、お互い笑顔になった。だが、どちらもそれが本心の笑みでないことなどわかっている。ただ、人としての無意識の行為だろうか。数時間したらどうせ会いにいくのだろうが、その時間がとてつもなく長く思えた。
「ん・・・・?」
食器を片付けようとしていると、カレンのコーヒーカップに多少の砂糖が入っているのが見えた。純粋なストレートは、きつかったのだろうか。
「ぉぃぉぃ・・・。入れるなら入れるって言っても・・・・」
と思ったが、やめた。彼女なりのプライドなんだろうな、と。
一方自分のコーヒーカップには、まだ少しだけコーヒーが残っている。浮き上がる湯気も少なくなったが、まだ暖かい。急に喉の渇きが襲ってきて、思わず口にしてしまった。ほんのり苦い味の奥には、砂糖の甘い優しさが感じられる。
・・・カレンみたいだな、と思い、一人で苦笑した。青い羽を持っていかなきゃ。その後には式を挙げて。またコーヒーを飲もう。様々な未来予想図が溢れてくる。
それは、少しだけ遅い、モーニングコーヒーとなった。
NEXT STORY….
- 280 :モーニングコーヒー :04/05/04 01:48 ID:i1cwG6JI
- 書いた理由(?):
どこかのお題で「モーニングコーヒー」ってのを見つけたので、(一応健全な)小説のアイディアを練ってたら
いつのまにかこうなりました。ってわけで、多少は物語性が混ざってきまふ。
結婚式数ヶ月前…ぐらいかなぁ、設定で行くと。
補足:
自分の名前のところを「ピート」に無理やり変えていったので一部変換ミスあるかな。ゴメン。
何だか純愛物っぽくてエロパロでもなんでもないのだが、一応”一夜明けた後”ってことで、一つ(汗
その”一夜”の部分が多少見え隠れしてますけど・・・そこは妄想力で各自カバーをs(殴
まあ、”一夜”の部分の小説もあったりなかったりするわけなんだけど、
どっかの小説から引用したのが多いから、一応全てオリジナルのこの小説からってことで。
- 281 :1 ◆03gfAyqM2A :04/05/04 13:15 ID:MGVZa3AC
- えぇ〜、早速のリクエストをサンクス!ペコリ。
そうですね・・
>>269
これは結構早く終わりそうです。
あえて、ポプリにしようかな。(*´д`)ポプリタソ ハァハァ・・
>>270
なかなか画期的ですね。
西野かおり・・あなたも(*´д`)ハァハァ・・ですか?w
- 282 :ダークサイト7 :04/05/04 17:26 ID:h7ujn/yo
- 「む…胸の感触はどう……かな?」
「すっ…すごく……柔らかいです」
緊張と羞恥心でカチカチに固まったクリフは、クレアの問い掛けに子供のように答える。彼は完全にクレアの色香に
溺れかかっていた。傍から見れば思わず指を咥えてしまう位の何とも羨ましい限りのシチュエーションだが、どうにも
経験不足なクリフはただただ緊張しているだけで、マリオネットよろしく身を任している。
「さあっ……もっと全身を感じてみなよ……」
彼が気が付かないように乳房を触れている手をそっと離し、もう片方の手を自分の方に寄せて乳房から鳩尾、腹部に
下腹部と指を触れさせて下ろして行って無意識に動かせるように促した。
「ク…クレアさん……」
「恋愛慣れしろとは言わない……でも、ちょっと位慣れようね♪」
下に行けば行くほど段々と緊張が増す彼にに、耳元で囁くようにクレアはわざとらしく言い置く。
「そんなんじゃ、好きな女の子とデートだって出来ないぞ」
この一言はクリフは些かむっとしたのか、
「うっ…うるさいっ!」
何とも子供みたいな可愛らしい反抗と共に、彼はいきりたったのかクレアの身体を彼方此方ぺたぺたと触り始める。
テクニックも何もないただ触っているだけのものだが、マッサージの様に触れるクリフの掌がなかなか気持ち良い。
「ふふ……固さがやっと無くなった……♪」
「―――〜〜……!!」
ふふんと鼻で笑うようにクレアの言葉に反応したクリフだが、何かを言わんとした時に彼の口を塞ぐように彼女は
クリフにキスをするのだ。
- 283 :過去スレ462 :04/05/04 18:24 ID:kspz9Q/A
- ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [274]
リクものいっちょお待ちどう。
ありえないと言えばありえないけど
考えた人は結構いそう。
でも一度描いてみたかったのです。
- 284 :181 :04/05/04 23:55 ID:h7ujn/yo
- >>258
……いや、凄くエロいですね。
こう言うコラボ私好きです。
- 285 : ◆NISNOWnXZo :04/05/05 20:26 ID:k/rpp4J0
- >>273-279
ジーンと来るしあわせな風景、しあわせな二人ですね。
ふたりの想いの強さが、ここに至るまでの苦難の時間を
垣間見せてくれて、イイカンジです♪
でも逆に儚くて脆くも感じてしまったりもする。
>>282
手厳しいっすなぁ〜、クレアさん!
恋愛指導って雰囲気をおびてきましたな!!
最後には立場が逆転して、クレアをアンアンいわせてほすぃ(;´Д`)
>>283
ナースキタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!
夜勤病棟なのかぁ!!!(w
ナースの方が注射されちゃ、ダメでしょう(*´д`*)ハァハァ
エリィの夜の診察室、漏れも行きたいっす!!!
あとセーラ服だけでもぉぉぉ!!!・・・・・・。・ ゚・。* 。 +゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)
1 ◆03gfAyqM2Aさん、古めのアニメだけど知ってたのかな?…ヘリたこぷーちゃんw
- 286 :ダークサイト8 :04/05/06 19:22 ID:bAJgpnoj
- 「―――……はぁ…はぁ…クレアさん……」
女性経験不慣れなクリフには、正直意地悪が過ぎたか――……息の荒いクリフを見て、クレアは脳裏で反省した。
だが攻めを緩めることは彼女はしなかった。ぎこちない動きのクリフを見て、改めて悪戯に転じるのだ。彼女の
手は本当に優しい手付きでクリフの陰茎に手が伸びるのだ。丁寧に身体をなぞりながら、感触が分かるように。
「ク…クレアさんっ!」
「……頑張っているクリフに、私からのプレゼント……こんな事、クリフじゃないと出来ないわ」
クレアは優しい微笑みを浮かべてクリフを見詰めつつ、程よく固くなって勃起している彼の陰茎を掌で被せるように
触ると上下に擦る。クリフは羞恥心からか目を瞑り下を向くが、上下に手コキされるように擦られるとその気持ち
良さは隠せないのか、厳重に閉じているクリフの口から吐息が漏れ、それを見てクレアは勢いを上げる。
「駄目だよ……そんなに緊張しちゃ……そうだ、私を一番好きな娘……例えばランと置き換えれば緊張しない……」
耳元でクリフに囁くように彼女は言い置く。
「……ク…クレアさん……」
緊張を打ち消すための言葉としては少々自虐的だったかもしれない。ただ、クレアが本当に楽しんでいるだけと
言うのも何とも寂しいものではないか……。ようやく自我を取り戻しかけているクリフは、自分を喜ばせようと
しているクレアになんと声を掛ければ分からなかった。恋愛経験が少ない自分を呪った。
「……クリフ気持ち良い?」
答える事は出来なかった。片思いではあるが、ランに自分の気持ちを伝える前にこんな事をして良いものか…と。
- 287 :ダークサイト9 :04/05/07 14:18 ID:9ePqHtu2
- 「私と遊んで自信を着けてから、ランに気持ちを伝えても……遅くは無いよ……クリフ」
クレアは自分の気持ちを読めるのか……クレアはクリフに顔を近寄せて、一言こう言った。確かにクリフは気持ちが
良く、このまま快楽に委ねて果ててしまってもも良いと思う。不器用すぎて格好悪く、何とも自分が無様に見える
クリフは、目の前のクレアですらリード出来ない自分に些か苛立ちを覚えるのだ。それが自分が捨ててきた母と妹…
取り分けランが妹とダブると、どうしようもなく情けない。
「クレアさん……嬉しいですが……今日は止めましょう……今のままだと、本当につまらない男になるから……」
「………………」
ポカンとした表情を浮かべるクレアだが、直ぐにいつもの愛嬌のある笑顔に戻す。
「そう……気が向いたら、私と遊ぼうね……待ってるよ」
体勢を戻して軽く唇を押し当てる程度のキスをクリフの頬にすると、湯船に自分の身体を沈めた。精神的にどうしても
格好の悪さを感じるクリフは、無言で出口の方に向かう。クレアの居る湯船を振り返らずに。
「君は全然格好悪くない、つまらなくないと思うけどな」
フォローだったのか、彼女は脱衣所に出て行くクリフに一言言い置く。はっとするクリフだったが、振り返らずに
そのまま脱衣所に出て行った。
心中複雑のまま、クリフは宿屋までの夜道を星空を眺めながら歩く。何も考えまいと思いつつも、脳裏にクレアとランが
無意識なのに映る。頭を左右に激しく振って幻惑を振り払おうとするが、振り払えばまた思い出す連続だった。
「そうだ……今日はお酒を飲もう」
普段クリフは晩酌などしないのだが、『アージュワイナリー』で仕事を始めてからは仕事を教えて貰える上に小遣いとは
思えないお金を貰えるため、放浪していた時に比べてかなり環境の良い生活が出来るのだ。宿屋に戻ればランにも会える
かも知れない。不確かな期待と共に今日の所は帰る事にした。
- 288 : ◆NISNOWnXZo :04/05/07 21:44 ID:+LdgNfsN
- >>286-287
思いとどまってよかったのかどうか、正直わからないですけど、
クリフには乗り越えなきゃいけないものが、確かにあるようですね。
クレアも怒りもしないで、どこまでも優しいですよね。
やっぱ、クリフのとまどいが分っちゃってるんですな!
新展開でラン登場かな?続きが楽しみで〜す。Σ(゚ー^;*)
- 289 :ダークサイト10 :04/05/08 01:56 ID:Qi32+fUg
- 彼が宿に戻ると、一階の酒場フロアは客が多く賑わっていた。流石に料理がとても美味しいと評判の店主ダッドと看板娘が
十二分に功を奏しているのか、繁盛を見せている。相変わらずカウンターで楽しく談笑しながら飲んでいるリックとカレン、
普段は部屋で寝ているであろうグレイがたまたまなのかマリーと飲んでいる。その左右を挟むようにサイバラとバジルが
席を取っているのがなかなかシュールだった。
「あ……」
クリフは周りを見渡して自分の目当てのランを探してみる。普段なら、忙しそうにウェイトレスの仕事に一生懸命になって
動いている時分だが、今日はどうにも見かけない。人間間が悪いときはとことんどつぼにはまるものだ。丁度一息ついた所
なのか、カウンターで飲んでいる例の『牧場主』と楽しそうに話している。横目でダッドがちらちらと眺めてはいるが、別段
何も言わなかった。嫁に行きそうに無い娘が男と楽しそうにしているのを見ていて少しだけ安心しているのだろう。
だが、クリフには何とも居心地の悪い物だった。自分の気持ちを伝えては居ないのだが、他の男と楽しそうに話している姿は
見ているのがつらいからだ。牧場主の一挙手一投足はとても自分では勝ち目が無いと思えてしまう。
「……あ、ワインを」
さり気無く牧場主との席を一つ開けた横の席に座ると、クリフは自信無さ気にワインを注文する。凛として堂々としている
『牧場主』は、どんな理想や理念を持って牧場を建て直していたのかは彼には知る由も無いが、その一点一点を見ても、同性
から見て勝てる要素が無かった。いや、自分が持っている母親と妹を捨てた過去を何時までも引き摺って大きく差を広げて
しまっている事を、彼自身身に染みて分かっているのだ。そんなクリフが出来る事は、横目で彼らの様子を見ているだけだった。
- 290 :名無しさん@ピンキー :04/05/10 18:39 ID:Agat/g/r
- 携帯からは画像見られないんでしょうか??
- 291 :名無しさん@ピンキー :04/05/10 20:31 ID:ASOKuOrG
-
- 292 : ◆NISNOWnXZo :04/05/11 21:29 ID:eM18m4IG
- >>289
クリフ、気弱さ全開ですな〜。
あんなことがあった後だから、ムリもないけど。
でも、ただ酒を酌み交わしてるだけの牧場主と
自分をそんな比べたりするしなくてもいいのになぁ、ウム (((´・ω・`)
>>290
詳しくはわからないっすけど、
過去ログによると見れないようでつ。
PCからよろしくドーゾ!
- 293 : ◆NISNOWnXZo :04/05/11 21:32 ID:eM18m4IG
- >>292
ワケワカラン…orz
比べたりするしなくてもいいのになぁ→×
比べたりしなくてもいいのになぁ→○
- 294 : ◆NISNOWnXZo :04/05/11 21:44 ID:eM18m4IG
- >>292
ワケワカラン…orz
比べたりするしなくてもいいのになぁ→×
比べたりしなくてもいいのになぁ→○
- 295 : ◆NISNOWnXZo :04/05/11 21:45 ID:eM18m4IG
- 二重カキコ、スマソです。゚(゚´Д`゚)゚。
- 296 :ダークサイト11 :04/05/12 13:36 ID:t0IJXWIe
- 「クリフ、元気ないね……何かあったの?」
無知は罪なり……そんな言葉が聞こえてきそうだが、ランは明るくクリフに話し掛ける。彼女はクリフを一目置いているのか、
対応も明るく、結構物腰も優しかった。横目で牧場主を見ると彼は一人で手酌で飲んではいたが、リックとカレンに加えて、
グレイとマリーの合わせて4人にテーブル席に半ば無理矢理連れて行かれ、ほぼ酒宴状態と化した場に巻き込まれていた。
余談だが彼は酒が非常に強く、喋るのも場の空気を読むのも上手い。持ち前のムードメイカーの能力は、宴会を楽しいものに
させるのに十分だった。
「何か困ったことが有るのなら、私は相談に乗るよ」
例えそれが社交辞令であったとしても、クリフを癒すのには十分力があった。誰にでも見せる年齢よりも幼く見える可愛らしい
笑顔は、彼にはどう映るのだろうか?
「あ…ありがとう、助かるよ」
意中の女の子の前で、緊張する自分が心底情けないとクリフは思う。彼女と近距離で話すのは数が少ない訳でもなく、ましてや
ランの誕生日のパーティーも彼は呼ばれているのだ。クレアの『少しくらいは慣れろよ』と言う言葉は、今のこの時を指して
いるに違いないのは明白だった。
「今日はゆっくり休んで、明日も頑張ろう」
彼はランの喋っている言葉の半分以上頭の中に収まっては無かった。今の彼にとって、ランとこうして喋れるだけでも幸せ
だったのだから。これがただの哀愁でしかないのは、彼もわかってはいたのだが……。
- 297 : ◆NISNOWnXZo :04/05/13 23:01 ID:phGHfh1y
- >>296
なんかホント応援したくなりますね!
結構、案ずるより生むが安しの
ような気がするんですけどね〜。
- 298 : ◆NISNOWnXZo :04/05/13 23:05 ID:phGHfh1y
- >>297
生むが易しだったかな?
・・・だよなw
- 299 :ダークサイト12 :04/05/14 01:34 ID:Yo3z8S7H
- 「ラ…ランちゃん」
「ん?どうしたのクリフ」
何を思ったのかは知る由もないが、クリフは意を決したのか思い切った表情でランに声を掛ける。本人は自分の表情を確認する
術は無いが、必死な表情と共にどこか悲壮感とも取れる影が漂っている。
「明日…さ、空いている時間があったら、ちょっと何処かに行こうか」
しどろもどろしてはいるが、クリフはなるべく自分の気持ちを落ち着けて思い切ってランを誘ってみた。硬派に生きてきた男の、
あまりに不器用な誘い方ではあったが、恋愛に不慣れな彼にとって大きな一歩だった。しかし、言われた方のランは少し難しい
顔をして返答に戸惑っていた。実は彼女、別段普通に話したりするのは別に造作も無いのだが、事恋愛になると急に消極的になる
悪い癖があり、加えて恋愛慣れしていない。それどころか恐らくクリフ以上に経験が無いのだ。育った環境が悪いと言われれば
それまでだが、この手の誘いに対して了解か拒否かを問わず、その最良の対応を知らないと言う悲劇的なものである。
「あ…その……明日にならないと……わからないや」
手を頭の後ろに回す仕草をして、取り合えずどっちとも取れない返答をしてはぐらかした。誰が好きか嫌いかはラン本人しか
分からない事だが、彼女が出した返答はこれが精一杯だった。
「そ…そうか……じゃあ……行けたら……行こうか」
これ以上クリフは言葉が続かなかった。拒絶されてはいないと言う期待を持ちつつも、その答えの不透明さは彼を大いに動揺
させるものだった。
「……ダッドさん、ワインを戴けるかしら?」
二人の間で何となく重い空気が漂ってきた時、クリフの横で聞きなれた声が聞こえる。先程まで一緒に温泉に浸かっていた
クレアが彼の一つ席を離した所に席を取って座る。サラサラな金髪が微風でも揺らいでいるのが妙に印象深かった。
- 300 :ダークサイト13 :04/05/16 01:46 ID:CzAyFMLQ
- 「お風呂上りにダッドさんのお店に来ると、今日も仕事が終わったんだなってほっとしちゃうんだよね」
別段ランとクリフに気にする素振りも見せず、目の前に居るダッドに何とも明るく話し掛けた。何処と無く照れた表情を見せる
ダッドが何とも面白い。彼女は牧場で出来た物であろう幾つかの作物とチーズをダッドに手渡すと、自分は手酌でワインを注ぎ、
何とも静か且つ上品にワインを飲んでいた。それでもそのペースは非常に速く、ものの五分でビンの半分は空いてしまった。
「おいおい……ペース速くないか?」
「そうでもないよ。大体何時もこんなものだよ」
少々心配になったのかダッドがクレアに注意を促すが、彼女は意に介さない。実際の所は彼女の顔は全然変わらず、きちんとした
受け答えを的確に出来るのだから問題は無いのだが、ダッドから見てその飲み方は余りにも破滅的に見えたのだろう。
「こんばんわラン……おお!クリフだ。奇遇だね」
一通り落ち着いた後、唖然としているランとクリフに何ともわざとらしく言い放った。
(……結構思い切った事するのね……見直したよ)
ランやダッドが聞こえない音量でクリフ囁くように言うが、彼は何とも冴えない表情を浮かべるのだ。
「………………」
彼はクレアに何も言わなかった。いや、正確には言うべき言葉が見つからなかった。クレアも下を向いて困っているランや冴え
ない表情のクリフにこれ以上何も言おうとはしなかった。そこまで彼女はデリカシーの無い人ではなかったのである。クリフを
見て、まともな返事を受けていないか、それとも拒絶されたかの二通りしかないので、これ以上話し掛けなかった。
- 301 :過去スレ462 :04/05/16 19:17 ID:8cnFXU5E
- ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [275]
どさくさで1うp
- 302 : ◆NISNOWnXZo :04/05/17 20:56 ID:34puCSq5
- >>299-300
クレア、何だかんだ言っても気になってますね!クリフの事。
彼女の本当の気持ちはどこにあるのか、
続きが楽しみですよヽ(´ー`)ノ
それにしてもクリフ&ランは、前途多難なカップルのようで。
>>301
むむぅ〜!揉みがいのあるチチだな〜、マジで (`・ω・´)
戸惑いがちな表情もハァハァモンでつ!
ところでたまにはツルペタも見てみたいなぁ〜!
メイとかケイトとかいますし、どうでしょう?462さん。
- 303 :ダークサイト14 :04/05/18 14:11 ID:pOSzCTuu
- 「ふふ……この町のワインって美味しいよね。カレンの言葉じゃないけれど、嫌な事忘れられれば尚良いけれどね」
何事も無かったかのようにクレアはダッドに向き合ってこう言う。誤魔化しにも似た立ち回りは流石と思える。
「………………」
そんな彼女の横向きの姿を見て、クリフはどう思ったのだろうか。ただ確実に不可思議な思いは自分の事をからかっているのか
心配しているのか、そして彼女の気持ちは何処にあるのか……悪戯された時からそれら全てが分からなかった。
「……そうだラン、お店終わったらちょっと付き合ってくれるかしら?」
「……え?」
突然のクレアの振りに、クリフは目で追うしか出来なかった。何を考えてこんな振りをするのかが全く分からなかった。
「いいよ、9時半に入り口で待っていてよ」
少々不思議な表情を浮かべたランはちょっと考えて返答する。やはり不思議なのだろう、笑顔の奥に疑問の空気が滲み出て
いる事が全てを物語っていた。
「……ふふ、今日は私が奢るよ……私の分のボトルも有るから、まったり飲もうね」
ダッドに頼みもう一つワイングラスを出してもらうと、クレアが酌をしてクリフとランにワインを振舞う。
「この町は楽しい……都会を忘れそうですぞ」
はははと笑いながら、妙な台詞回しで二人を見詰めながらこう言い置いた。酔っ払っているのかと思いつつ、クリフとランは
酌をされたワインを口に含むのだ。
- 304 :ダークサイト15 :04/05/19 22:01 ID:CgPmWVAw
- 宿屋も店仕舞いをし、店を出たクレアは約束の時間まで広場のベンチで待っていた。冬も目の前の夜だと言うのに、流れてくる
風は丁度良い心地よさがあり、酒の力で熱くなった身体を冷ますのには優しい風だった。サラサラな金髪が風に揺られて自然に
なびいて、街灯のみの広場にたたずむクレアはばっちりと絵になっていた。
「……待ったかな?」
予定よりも早い時間に少々緊張した面持ちのランがクレアの目の前に立つ。それもそうだろう、同じ女の子にこの時分に呼び
出されるのだ。多少なりと大事な話しかと身も強張る。
「いや、大丈夫。約束の時間よりも早いよ」
変わらない気さくな態度でクレアは言い置く。男女誰に対しても変わらない態度で接する彼女をこの町の住人は悪く言わない。
彼女は持っていたブドウジュースをランに手渡すと、二人並んでベンチに座る。
「悪いね、疲れてるだろうに呼び出してしまって。早速だけど本題に入るよ」
クレアは一言謝り、回りくどい会話を省いて本題に入る。何を言い出すのか分からないランは、貰ったブドウジュースを口に含み
ながら彼女の目を凝視していた。
「ランってさ、今本当に好きな子っているかな?」
思っても見ないクレアの質問に、思わず口に含んだブドウジュースを一気に吐き出した。顔は横に背けたのでクレアに直接掛から
なかったが、思い切り喉に詰まったのか激しく咽ていた。
「げほっげほっ……な…何を……言い出すの?」
「ん?……ああ、ちょっと気になったから聞いてみただけよ……そんなに動揺するとは思わなかったけど」
くすりと微笑みを浮かべてランを見詰める。こんなに初々しい反応を見せる女の子も珍しいのだろう。
- 305 : ◆NISNOWnXZo :04/05/20 23:11 ID:3Ay8zW12
- >>303-304
やっぱり、クレアの真意がみえないなぁ〜。
対決したら、ランはかなわないでしょうしね。
いや対決ってことはないでしょうけど、
マジどうなるんでしょかね〜!?
- 306 :名無しさん@ピンキー :04/05/23 00:08 ID:riOCgcCH
- こんなものを発見
http://page.freett.com/funny777/index.htm
- 307 :名無しさん@ピンキー :04/05/23 10:40 ID:sN3xHRgM
- >>306
は?氏ねよ。
- 308 :名無しさん@ピンキー :04/05/25 09:48 ID:sHAbNQR4
-
- 309 :181 :04/05/28 00:54 ID:gyTbmOm5
- 少々遅れて申し訳ないです。
続きは直ぐに投下します。
- 310 :名無しさん@ピンキー :04/05/28 04:47 ID:BMrVK5ed
- >309
焦らずまったりいきましょう。
続き楽しみに待ってます〜
- 311 :名無しさん@ピンキー :04/05/30 10:44 ID:0pVThKj3
- ho
- 312 :名無しさん@ピンキー :04/06/01 06:09 ID:4joKLHIK
- hai
- 313 :名無しさん@ピンキー :04/06/02 00:03 ID:uJoD+Vqe
- 保守
- 314 :ダークサイト16 :04/06/02 01:14 ID:Z66Au9Qk
- 「でも、ランは本当に好きな人……居るでしょ?」
「え……?」
シリアスで少し重い口調のクレアの言葉に、ランは言葉が続かない。ふざけた話なら適当に会話を切って逃げているかもしれないが、
何時もと様子の違うクレアの口調は真剣なものに聞こえ、ランは緊張して少々恐怖まで感じる。
「貴女が好きな子は、牧場のあいつでしょ?」
「………!?」
はっとした瞬間、全身が熱くなるのを感じる。クレアの言葉がまるっきり図星なのだ。自分の頼みを快く受けてすぐに叶え、自分の
大好物をいつも用意し、自分が体調を崩した時も駆けつけてくれる牧場主が心の底は好きなのだ。だが、それが羞恥心から中々言葉
では言えない。それを易々と見抜かれて図星を言われるのは率直に恐く、そして恥ずかしい。
「でも……私……そんな事……言われても」
「そう……じゃあさ、クリフはどうかな?貴女の事間違いなく好きだと思うよ」
切り返すようにクリフの事を振って話を続ける。この辺りはクレアもかなり抜け目が無い。『百戦錬磨の恋する女性』はこの様な
駆け引きも上手だ。だが流石のランも防戦一方ではなく、流石に聞き返した。
「ど……どうしてそんな事を聞くの?クレア……」
「フフフフ…聞きたい?……実はね、私その二人好きなの」
「!?」
ランにとってあまりに衝撃的な返答だった。彼女が酒席で話す恋愛話は酔狂的と思う反面、リアルで恋愛下手なランからするとそれは
まるで面白い教科書みたいに思えていた。それが堂々と『恋敵』と『宣戦布告された』のだ。驚くのも無理はない。
- 315 : ◆NISNOWnXZo :04/06/02 22:15 ID:IZxatWsG
- >>314
これは予想出来ない展開でした!
やはりクレアはタダモンじゃないなぁ〜。
いやいや、益々クリフが不憫に思えてきた…
確かにラン&クリフのカップリングだと
危なっかしかったのかもしれないけど、
それはそれで漏れ的には萌え(?)だったかも (´ー`)y─┛~~
これからもまた〜りとよろしくですヽ(´ー`)ノ
- 316 :ダークサイト17 :04/06/03 02:16 ID:nLb/TI+V
- 「そ…そ…それは…」
「私結構手が早い方だから、早くしないとどっちか落としちゃうよ」
動揺を隠し切れないランに言葉通りに追い討ちをかけるように言葉を続ける。悪意があれば本当に心が無いセリフである。
「ど…どうして……そ…そんな意地悪を……」
「私は意地悪を言っているつもりは無いわ……現に二人とも私の好みだから……」
動揺と焦りからかどうしてもどもって話すランに対し、本当にクールに返すクレアの姿はランから見てどう映るのだろうか。彼女は
クレアに何と言って言い返せば良いのか分からなかった。
「意地悪……傍から見ればそうかもしれないかもね。でも考え無しに言ってはいないよ、最低でも私は」
クレアは立ち上がり、俯き加減でベンチに座っているランにこう付け加える。
「どうして自分の気持ちをハッキリしないの。思ってるだけじゃ独り善がりだよ……曖昧な返答されたクリフだって、可哀想だよ」
ぽんぽんと思ったことを直ぐに口に出しているのだろうか、クレアはランをせめるように言う。
「私は……貴女と違う……そんなに上手くいったら苦労しないもん……」
「!」
余りに気弱なセリフに反応したのか俯いているランの両頬をクレアは両手で挟むように叩くと、ランの顔を左右から挟んだまま、
そのまま彼女の頭を自分の目線に合わせる。
「人を好きになるって事はね、奇麗事じゃ済まないんだ。今の貴女の態度だと必ず誰かが不幸になるんだよ。大した事に聞こえない
かも知れないけれど、それによって自殺する奴だって居るんだ」
言い終えると赤くなったランの頬を摩りながら、彼女の瞳に溜まった涙をハンカチを取り出して拭き取る。
「泣く事は無いじゃない……明日まで時間があるから、よく考えなさい……ライバルにこんな事教えるなんて、有り得ないんだから」
クレアはランを残してこう言い置いて広場を後にした。
- 317 :名無しさん@ピンキー :04/06/03 19:08 ID:dRLUbYCe
- クレアやるなぁ。でもこういう子は本当は優しかったりするから損な役回りになったりしないといいな。。
- 318 : ◆NISNOWnXZo :04/06/04 21:49 ID:6nuXMdfy
- >>316
クレア、おっとこ前ですねぇ〜!
他の二人(ラン&クリフ)が次の一歩を
なかなか踏み出せないタイプだから、
クレアがとても際立ちますなぁ。
ただ勇み足ぎみなんで、ちょっと心配…
クレアも自らの気持ちをちゃんと確認してるのだろうか???
- 319 :名無しさん@ピンキー :04/06/05 01:25 ID:rV3VMksx
- この話って前の牧場主♂xリリアさんのサイドストーリだと思ってますた…
クリフはクレアに喰われたってあったから、色々あって最終的に
クレアxクリフはっぴーえんど〜。わーい。なのかとおもてたーよ。
俺、マイノリティっすか……
- 320 :ダークサイト18 :04/06/05 02:21 ID:48s88erY
- 翌日は冬に入る最後の秋晴れと言うところだろうか。秋の月最後の日は前日までに作業を全て終わらしているクレアは家畜の世話を
早朝に終わらせると、その日は夕刻にもう一度家畜の様子を見るだけで仕事は終わりで、事実上日中は休暇になる。晴れている日の
早朝は女神の湖に朝の散歩なのか何時もランとポプリがここに居おり、クレアはランの様子を見ることにした。決して面白半分では
ないが、まるで探偵……いや、探偵よりも探偵らしい立ち回りで後を付けているのだ。ただ、彼女のタイムスケジュールを把握して
いるクレアは別に尾行する必要は無かったのだが、昨日の事を考えて様子を見ていたかったのだろう。一方のランは、昨日の一件が
こたえたか何時もの元気さは無かった。ぼーっと小川の流れを見つめているだけだった。
「ランどうしたの?」
「……ううん、何でもないよ」
心配になったのかポプリは恐る恐る聞いても、ランは静かに受け答えをする。俗に言う『心此処に在らず』と言った状態だろう。
クレアが見守っているとは言っても直ぐにクリフが現れることは無い。午前中はアージュワイナリーで働いているからだ。クリフは
週に一度か二度、午後からは自由にしていても良いと言われている。それがたまたま今日だった。それよりも彼が来る前に、もう一人が
女神の湖に歩いてくる。例の牧場主だ。冬に向けての後始末と家畜の世話を終らせたのだろう、汗が朝日に反射している。彼はランが
大好きな温泉卵でも作るのだろう、籠に幾つかの卵を持って階段を上っていく。ランと目をあわすと手を上げて挨拶し、彼女の傍に
よって行く。
「おはようラン……お、珍しいな元気が無い」
「おはよう……気のせいだと思うよ」
一目でわかるぎこちない微笑みを浮かべるランに、牧場主は変わらない口調でランに話し掛ける。複雑に見える微笑みでも自分に
それを向けさせる何処と無く優しくて静かな物腰の牧場主の態度に強張ったランの緊張も解されるのだろう。流石は『元』プレイボーイと
クレアは感心する。
- 321 :ダークサイト19 :04/06/06 01:29 ID:FN3rsIzz
- 「ラン温泉卵食べるでしょ?」
「ね…ねえ……君って恋愛の事詳しいよね……?」
落着いた物腰で温泉に卵を入れている牧場主に、焦ったような口調で問い掛ける。隠れて見ているクレアは目を細めてやり取りを
静かに見詰めていた。
「ん――?朝っぱらからする話題にしちゃ、随分とディープな話題を振るのね」
「あ…あはは……そうだよね……」
はにかんで笑って見せるが、落着かない様子までは隠せなかった。緊張の所為なのか身震いまで起こしている。遠目からでもランの
動揺ぶりは十二分に伝わってくる。ぎこちなく、それでいて何処となくハッキリしないランの態度に少々苛立ちをも覚えるクレアだが、
そこは流石彼女、我慢して生暖かく見詰めていた。静々と作業している牧場主の後ろでそわそわして、何と言って良いのか困っている
様子だった。
「おいおい、自分から相談事を振っても何も言わなきゃ、相談の仕様がないぞ」
優しそうな微笑み交じりにさり気無く助け舟を出す。苛立ちを微塵も見せず優しく相手する牧場主をランはどう思って見詰めるのだろうか?
遠目から事の成り行きを見ているクレアも、彼のテクニックに表情を変えずに釘付けにさせた。
「お…男の子からの誘いを……断る方法って……ないかな……?」
「!?」
切り出された牧場主も、遠目で生暖かく見詰めていたクレアも衝撃が走る。前振り無しに単刀直入、いきなり飛び越えてこんな質問が
飛んでくるなど誰が思っただろうか?いや、『無知は罪なり』と言う言葉の方が似合っているだろう。
「………………」
至極複雑な表情を見せる牧場主だが、目を一寸静かに瞑りこう言った。
「曖昧な返答をしては駄目。もし、本当に妥協無しに断るのなら『好きな人がいるから約束は出来ない』……相手に期待を持たせるのは罪だから」
- 322 :ダークサイト20 :04/06/07 13:50 ID:HSk5iypC
- 「勿論、ケースバイケースと言うのもあるけど、デートの誘いでその気が無ければはっきりと断った方が良い」
「……………」
牧場主はきっぱりと言い切った。経験豊富なのと男からの立場で物が言えるため、随分とストレートに言える。そんな彼の言葉を
ランは黙って聞いていた。
「ふふ……ランからそんな相談を持ち込まれるの、初めてかも知れんな」
そしてふざけたような笑みを浮かべてランをからかうように言うと、彼女は頬を紅潮させて恥ずかしそうに牧場主を見詰めるのである。
「………………」
「さて、温泉卵出来たみたいだな……食べるでしょラン」
そして何事も無かったかのように何時もの静かな物腰で向き合う牧場主にリードされて、彼女は勧められるまま温泉卵を口に頬張る。
ランの時折見せる可愛らしい笑顔は決して作り笑顔ではなく、自然に牧場主に向いているのだ。そんな様子を生暖かく見詰めていた
クレアは、無言でその場を立ち去った。彼女が何を思っていたのかは彼女しか分からない事だが、只一つ分かっていることはクレア
自身の表情に笑みは無かった事だけだった。
「………………」
数分後、クレアの足取りはアージュワイナリーに向いていた。昨日の事が有る為クリフは自分の事を警戒していると思うが、彼女は
それでもひと目クリフの様子を見に行く事にしたのだ。アージュワイナリーでは恐らく今年最後のぶどうの収穫にクリフが一人奮戦し、
右往左往している。彼がこの町に来た時と違って活き活きと働いている姿は、彼が抱えているトラウマをも払拭したかに思える。
だがそれは、クレアから見ると非常に痛々しいものだった。
- 323 : ◆NISNOWnXZo :04/06/07 21:31 ID:cidqZ99L
- >>320
クリフはチーン、ご愁傷様なのか!
確かに牧場主はオトナで、
ランがあこがれる気持ちも分からないでもないですけどねぇ。
それと影から見ていたクレアの気持ちに
変化があったように感じるけど、どうなのかなぁ〜???
>>319
漏れも最初はそう思いましたよ。
|-`).。oO実は今でも少しは…
- 324 :ダークサイト21 :04/06/08 16:50 ID:zGUOVMaS
- 「……ご苦労様、クリフ」
仕事が一段落したのを見計らってクレアは彼の近くまで近寄り、軽く声を掛ける。
「あっ…クレアさん……」
案の定彼は少々クレアに警戒していた。本来なら男として喜んでも良い事をして貰いかかり、尚且つ酒まで奢ってもらった彼女を
警戒する理由なんて無いのだろうが、何処と無く身が縮むのだろう。
「喉か沸いたでしょう、ジュースでも如何?」
「あ……すみません、戴きます」
クレアは用意してあっただろうパインジュースを何食わぬ顔で手渡すと、彼の横に立つ。
「あのさ、今日午後から私と遊ばないかな?」
口を含みかけたパインジュースを吐き掛けたが、何とかおもいとどまった。
「な…何を」
「……午後から自由時間だってデュークさんから聞いたからね……どうかな?」
にっこり笑ってクレアは優しい物腰で彼を誘うのだ。だが、彼は首を横に振る。
「いや、それは……止めておきます」
「そう……気が向いたら、私と遊んでよ」
静かに拒絶するクリフに、彼女は優しい微笑みと一緒にこう言い置き、柵をまたいで外にでる。
「今日は私は夕方から宿屋で飲んでいるから、気が向いたら一緒に飲もう」
軽く可愛らしく手を振って、彼女は場を立ち去った。クリフはそんな彼女をどう言う思いで見据えるのだろうか。
- 325 :ダークサイト22 :04/06/08 21:57 ID:zGUOVMaS
- (クリフのこれからを見届ける程、悪趣味じゃないわ)
秋の月の最後の夕焼けが綺麗に浮かぶ頃、一人で山に登って自然の山の幸を取っていたクレアは籠を持って山を下る時にふと、
クリフの事を考える。ランの気持ちが何処に向いているのかを知っているクレアにとって、これほど残酷な横恋慕は無い。
だが彼女はこれに関して何も口に出す気は無かった。根本的にクリフ自身が決着とオチを着けなければ始まらないし、何より
これは他人の恋愛劇である。所詮は劇は劇でしかないからだ。
クレアは何時通りの荷物整理をすると何時もの通り日が沈む薄暗い頃に温泉に浸かり、薄めの涼しげなワンピースに着替え、
本当に何時通りの時間にダッドの店に飲みに行く、本当に何時も通りの日常の肉体労働に従事しているクレアの身体に染み
付いた自然のタイムスケジュール表である。
ダッドの店は言うに及ばない繁盛を見せている。ただ、看板娘は昨日の一件からかクレアを真正面から見ることは出来ず、
また何時ものような元気は無かった。
「………………」
そんな光景もお構いなしにクレアは一言も発さずに、ダッドの料理を口にしながらワインを口に含む。別につまらない訳ではなく、
静かに飲むのが好きだからだ。しかし、何処か雰囲気は違った。
「ダッドさん、クリフ見かけないね」
「ああ、今日は珍しくまだ帰ってきてねぇな」
何時もの常連客や例の牧場主は居るが、彼を見かける事はなかった。別に結果など興味も無かったが、何時もの雰囲気が
無いのも少し寂しいものだ。
「………………」
クレア自身も店仕舞いまで店におりボトルを一本開ける。だが結局、彼は店仕舞いにも戻ってこなかった。少々火照った
身体を抱えながら彼女は自分の牧場に帰ることにする。散歩がてらに夜のマザーヒルに続く道を歩き、身体を冷ましていた。
「!?……クリフ?」
闇に慣れた目が余り人通りの無いこの道の通りに人影を映し出す。それはシルエットから彼女はクリフと判断した。
- 326 :ダークサイト23 :04/06/09 00:42 ID:IHm19rk3
- 「やっぱりクリフだ……こんばんわクリフ、どうしたの?こんな所で……」
だがクリフは不安げな表情で無言で正面にクレアを見据えていた。これが何を意味しているかは、クレアは言葉にせずとも
理解するに足りた。だが、彼女は敢えて気がつかない振りをして彼に何時も通り接する。
「遅くなっちゃったけど、今から一緒に飲―――!!」
「―――!!」
だが彼に近づいて行った瞬間、クリフは彼女の胸倉と片腕を乱暴に掴んだ。クリフの行き成りの暴挙に流石のクレアも驚く。
だが、直ぐに気持ちを落着かせることは出来た。
「クリフ……何の真似かな」
「………………」
だがクレアの言葉を聞かず彼はワンピースの胸元を引っ張って破き、彼女のブラジャーと豊満な乳房が露になるが、クレアは
隠そうとはしなかった。クリフは掴んでいる片手を自分の方に引き寄せて文字通り荒々しく彼女の乳房を鷲掴みにする。
「痛っ……うぅっ……ク…クリフ、止めなさい……っ!!」
クレアの反応の声にも、彼の手は止まらなかった。しかしクレアも負けていなかった。抑えこまれていない方の腕を使って彼の
暴挙を止めようと必死になっていたのだ。
「…………ク…クリフゥゥ…!!」
必死に抵抗を試みるクレアには、彼が自分に乱暴を働く理由が分からず困惑していた。自分と遊ぶチャンスはこの二日間、
いくらでもチャンスはあったはずだ。いや、今だってその絶好の機会があったはずなのだ……。
- 327 :ダークサイト24 :04/06/10 12:02 ID:R2wRwtah
- 腕力で若干勝るクレアは徐々に体勢を自分の優位の方に持ち込もうとするが、クリフも男である。一歩も引かずに抵抗して
クレアの動きを封じるのだ。力比べと言った方が一番正確かも知れない体勢の最中、クレアは一つ気が付く。
「どうしたのですか……何かあったのですか……?」
「!!?」
何とも最悪なタイミングで深夜何時もパトロールしているトーマス町長の息子ハリスの声が聞こえる。幸い懐中電灯を灯して
いなかったが、此処で彼に見つかったら事である。彼女はともかく、クリフが只では済まない。クレアの着ている服と、その
状況を見て何を連想させるか。いくら温和でマイペースなハリスでもその実は警官なのだ。ハリスの声にクリフも間違い無く
気が付いている筈である。
「………………」
だがあまりのタイミング最悪のハリス出現に、彼は足が竦んでしまっていた。今までの人生の中に警官が絡んで来る事など、
彼には無かったのだろう。
「………!」
一瞬の隙を突き、クレアは全体重をかけて自分の身体ごとクリフを茂みに押し倒す。物凄い音がするものの彼女はお構いなしに
茂みの奥まで転がり、クリフの口と身体を抑えてハリスをやり過ごそうとする。
「おかしいなぁ……争う声が聞こえたのだけれど……」
人影を確認したクレアがクリフと共に飛び込んだ茂みの辺りを探すが、予想以上に茂みは深く人の気配を感じることはハリスには
出来なかった。
- 328 : ◆NISNOWnXZo :04/06/10 23:09 ID:Hlwxf1NA
- >>324-327
クレアは思った以上にクールだけど、
何か冷静を装ってように見えて、
痛々しくて可愛そうなカンジがします(;´Д⊂)
もっと素直になれるといいなと思うなぁ←カナリ決め付けっぽいな〜w
ハリスに見つかりそうになったシーンで、
「おおっ、3ニンPかぁ〜…(;´Д`)ハァハァ」と思ってしまいますた.....orz
- 329 :ダークサイト25 :04/06/11 01:35 ID:dcXqZKrD
- 茂みの中程まで入り込んで探してみたものの結局、彼は二人を見つけ出すことは出来なかった。ハリスは如何にも『おかしいな』と
言わんばかりに首を傾けて、その場を後にする。
「………………」
立ち去ったのを確認しても、クレアは3分程じっと体勢を維持したままだった。直ぐに出てはハリスに見つかるからだ。
「……もう大丈夫かな」
押さえ込んだ手を解き、倒れているクリフを起こす。だがクリフはその場に座り込み、クレアを真正面に見据える事が出来なかった。
本気で襲って服まで破った女の子に、今こうして助けられているのだ。これが気まずく無い訳が無い。加えて全身から震えが起きて
それが止まらず、その場から動けなかった。
クリフの苦悩とは裏腹にクレアは彼を別段怒ってはいなかった。そればかりかそのクリフを優しい微笑みで見れるからだ。
「……私には、何があったのかは知らないわ。私を襲って気が晴れるのなら、私をここで汚しなさい……私はそれでも構わない」
静かに且つ冷静に、クリフを傷つけないように彼を諭す様に話し掛た。
「!?」
彼女はそっとクリフの傍に寄って、そっと彼の唇を奪った。静かな、ほんの触れる程度のキスであったが。
「ふふふ……恋愛に鈍感な君は気が付かないかも知れないけれど、私はクリフが好きだよ」
行き成りのクレアの言葉にクリフはどう答えて良いか分からず、彼女を見詰めるだけで震えが止まらないクリフを彼女は優しく抱き締める。
「好きな人に例え汚されても、私はレイプされたなんて思わないな」
優しく話すクレアの言葉は、クリフにはどう聞こえたのだろうか。レイプしかけた女の子から、こんな言葉が飛んでくるのは男として
幸せではなかろうか。それにも気がつかなかったら鈍感を飛び越えてただの大馬鹿者である。
- 330 : ◆NISNOWnXZo :04/06/13 22:37 ID:LnEEsIhM
- >>329
大馬鹿者じゃなくて、やっぱ幸せ者だよねぇ……(´・ω・`)
事情が分からないのに怒りもせず許すなんて、
クレアは度量が大きいな。
いくらクリフの事好きでも、今回はちょっと得体が知れないですから。
基本的に母性の人なのかな?!クレアって。
『私をここで汚しなさい』に、
ハァハァじゃなくて、何故か萌えてシマタ
- 331 :ダークサイト26 :04/06/13 23:30 ID:0y+0lmGn
- 「悪いけど、クリフの上着貸してね。ブラジャー丸出しで歩くわけには行かないから」
破れたワンピースを脱いでクリフから特徴的な上着を受け取って羽織る。まるで『サ○エさん』のようにショーツがちらちらと見え、それに
加えてボディラインを隠さないその上着は無意識なのか胸の谷間を否応無く強調させる。下手をしたら直ぐにでも全開になってしまうが、彼女
自身は然程気にする程ではなかった。
「今からだと宿屋には帰れないだろうから、私の家に泊まるといいよ」
遅い時間になってしまったため、泊まる所の無い情けなく落ち込んでいるクリフの手を引いて、クレアは自分の家に彼を連れて行く事にした。
「何があったのかは私には分からないけどね、大体想像はつくよ……恋愛なんて、何度か振られて見ないと成長しないんだよ」
クレアはクリフの目を見て話すが、彼はクレアの目を見る事が出来なかった。未遂には終ったものの、彼はクレアをレイプ目的で襲ったの
だから。だが彼女はそんな事を気にしないのか、クリフに笑顔を向けて話す。彼自身、これに罪悪感に苛まれるのだ。
「お腹空いたでしょ……今日は私がクリフに御馳走してあげる。飲んで食べて嫌なこと、忘れましょう………」
クレアのこの言葉は、彼にはどう届いたのだろう?彼はアクションには目立って表してはいなかったが、瞳から一筋二筋涙が流れていた。
みっともない位零れる涙は止まる気配を見せず、ただただ自然に任していた。いや、拭うことを忘れるくらい、あまりにも無情で愚かな行動を
後悔させていたのだ。
「……泣く事は無いと思う……こう言う時こそ、笑うといいよ」
そんなみっともない状態の彼をクレアは励ましてくれる。笑って慰めるだけでも有り難いのに、自分に対する激励は言葉に表す事が出来ないほど、
クリフには有り難かった。
- 332 :181 :04/06/13 23:44 ID:0y+0lmGn
- 下の方に来過ぎていたのに、上げ忘れました…。
ageます。
- 333 :ダークサイト27 :04/06/14 14:03 ID:7nOgwoXH
- 「クリフ……今夜は私の言う事を聞いてね」
クレアの牧場に到着して自宅に招き入れた時、彼女はクリフにこう約束させた。傍から聞けば物凄い事を言っている様に聞こえるが、要は逃げ出す
のを避けるためだ。何とも楽しそうな表情で彼女はその場で借りた服をクリフに返し、ブラジャーとショーツと言う下着姿になる。我を戻した彼は
思わず目線を外すが、クレアは表情を変えずに
「顔を背けないで、ソファーに座って見てるの」
こう言い放つ。約束しているクリフはドキドキしながら彼女の下着だけの綺麗な肢体を見据えるのだ。だがクレアは下着姿のままで大小様々の食器を
幾つかをテーブルに出して自分とクリフが使えるように対称に並べ、冷蔵庫からワインを一本出して直ぐに飲めるように氷入りの冷水に浸した。彼女の
言う事を聞いてソファーに座って見ているクリフは、幾ら見ていろと言われても、動く度に揺れる彼女の豊満な乳房やショーツから薄く見える陰部は
男として嬉しい反面、その数倍照れてしまう。女の子を襲おうとしても、恋愛や女性に対してのその小心さは変わらないのだ。
「ふふ……食器の準備が済んだよ。後は料理を作るだけだけど、その前にちょっと私と遊んでね」
真っ赤になって見詰めているクリフにクレアはゆっくり近寄って彼の隣に座り、腕を後ろに回して後ろから肩を支えるように持つと、彼を自分の方に
寄せて流れに乗って唇を重ねてキスをする。
「恥かしがらなくても良いのに……力を抜いて…ね?」
元々上着をクレアに貸していたので上半身裸のクリフは、彼女の吐息と肌が直に触れる為か心地よく、何とも言えない感覚に包まれる。クレアは
身を乗り出して目を瞑ると彼のリストバンドやズボンを手際良く脱がしながら、彼女の唇は彼の胸板を優しく愛撫する。ゾクゾクするような感覚が
彼を十二分に支配していた。
- 334 :181 :04/06/14 15:38 ID:7nOgwoXH
- ごめん、間違えました…。
sageちゃった……。
- 335 : ◆NISNOWnXZo :04/06/15 21:10 ID:4RN9VyWi
- >>331
>>333
漏れがクリフと同じ立場にいたら、
つつみこむようなクレアの優しさに触れて、
号泣してしまうでしょうね。
つーか嗚咽ですよ!
そして27話はもうただ、
(*´д`*)ハァハァハァアハァ……エンドレス
『サ○エさん』って、ワ○メちゃんですな〜。
パンモロ(;´Д`)ハァハァ
- 336 :ダークサイト28 :04/06/16 01:45 ID:1ur94qay
- 目線を合わして澄んだ笑顔でクリフを見詰めながら、クレアは身体を密着させながらゆっくりと口付けをする。唇を重ねて彼女の方からクリフの口に
舌を入れ、ゆっくりじっくり唇や口内を愛撫した。こんな濃厚な愛撫をされた事など無いであろうクリフは、それだけでもとろんとした表情を浮べて
息遣いも荒くなっていた。そんな反応のクリフを見て表情を変えずに右手で彼の下着の上から陰茎を摩るように上下に刺激し、左手で手持ち無沙汰の
彼の左手を握った。同時に口から下に流れるように首筋から胸板にかけてゆっくりと優しく唇で愛撫する。
「ふふふ……直ぐに大きくなったよ……気持ち良かった?」
彼はクレアの問い掛けに答える事は出来なかったが、表情でその答えが見えているようにクレアには見える。クリフの下着を少し下ろしてみると、彼の
陰茎は思った以上に隆起し、十分に勃起していた。彼女は焦らすように指先だけでクリフの陰茎を弄り、その部分の反応を楽しんでいた。
「言葉に出して感想言えなくても、ここが正直に答えてくれてるね」
本当に軽いタッチの上下に摩るだけのクレアの手コキに、彼の陰茎は少し痙攣にも似たリアクションを見せる。
「私が良いって言うまでイッちゃだめだよ……手でも触らないでね」
そんな反応にクレアは思わずニマッと何とも小悪魔的な表情を浮べて陰部と表情を見据え、強弱のコントロールを付けて十分に焦らして刺激した。
既に限界近かったのにクレアとの約束で我慢しているクリフの表情は、クレアの性的な加虐心の火に油を注いだのだろう。クレアは急に手を止めて
自分のショーツに手を掛けて下ろし、彼の横にもう一度座るのだ。
「じゃあクリフ、今度は私にするの。口で丁寧にしてね」
クリフは一瞬戸惑いの表情を垣間見せたが、彼はクレアの言う事を聞くしかなかった。クレアはソファーに座ると足をM字に開脚し、自分の手で肉裂を
広げて見せる。彼女の小悪魔的な表情とそこに広がる何とも淫靡な情景に、クリフはまるでマリオネットの如く彼女の座っている場所の下に座り、
恐る恐るゆっくりと彼女の肉裂に唇を添えた。
- 337 : ◆NISNOWnXZo :04/06/17 22:26 ID:yfBZP4fP
- >>336
「も、もっと僕をイジメてくださいィィィイイ!!!女王様〜」
と叫びたくなるような展開ですな!
クリフがギャグを噛まされる日も近いのではないかと…って(゚Д゚ )ゴルァ!!
嫌いじゃない流れでつ。
というか結構好きかも♥
- 338 :名無しさん@ピンキー :04/06/19 15:43 ID:tJW/B91A
- 失恋したばっかのくせにもう他の女と寝るのか・・まぁいいけど。そんなダメ男、クリフに幸あれ★
- 339 :名無しさん@ピンキー :04/06/20 09:24 ID:9xrxvGlA
- ? ? ?
- 340 :1 ◆03gfAyqM2A :04/06/21 10:20 ID:9Lw5pfyl
- どもども、ご無沙汰しておりやす。1です。
大杉からまたもや抜け出せたので、執筆しようと思います。
まさか、ここまで反響するとは思わなかったw
- 341 :181 :04/06/21 12:41 ID:awOLG7Wh
- 下がりすぎているので、このあたりでageますね。
>>340
専用ブラウザを入れるのは如何でしょう?
鯖移転以外は人大杉を無視できます。
しかも無料で便利なのありますしね。
…ごめんなさい、ちょっと続き遅れています;;
- 342 : ◆NISNOWnXZo :04/06/22 21:44 ID:6PSTpBXn
- >>340
お久しぶりです。
SS投下お待ちしてますね!
それから、漏れからも専用プラウザの導入をお勧めします。
環境によっては専用プラウザをインスコすると、
不具合が出る場合があるらしいですけど、
とにかく色んなのがあるので、試してみてはいかかがでしょうか?
ちなみに漏れはJane Doe Viewでつ。
>>341
いえいえあせらないで、ゆっくりと執筆して下さい。
また〜りお待ちしてますね(・∀・)
- 343 : ◆NISNOWnXZo :04/06/22 21:47 ID:6PSTpBXn
- >>342
(*´д`;)…
いかかがでしょうか?→×
いかがでしょうか?→○
- 344 :名無しさん@ピンキー :04/06/25 16:05 ID:jkJLeQvA
- 保守
- 345 :名無しさん@ピンキー :04/06/27 17:38 ID:1bmolz6V
- 保守
- 346 :名無しさん@ピンキー :04/07/02 08:18 ID:3JU5qsHl
- ho
- 347 :名無しさん@ピンキー :04/07/06 13:29 ID:mEVWXshy
- s
- 348 :名無しさん@ピンキー :04/07/06 17:51 ID:bUNAB25W
- さびれてきたなぁ・・・
- 349 :181 :04/07/06 18:35 ID:Wo5QNT0K
- ごめん、アク禁くらってた
- 350 : ◆NISNOWnXZo :04/07/06 21:23 ID:ofX7zdMU
- >349
おおっ、そうでしたか!
そういう時は避難BBSか、SS用避難あぷろだ板に
書き込んでいただければいいんですけど…
この何日、漏れは全然覗いてなかったりするので、
意味がないんだけどね(´・ω:;.:...
- 351 :名無しさん@ピンキー :04/07/07 18:41 ID:4F4hV1QO
- 想像力次第ではけっこうエロいよなこのゲーム(*´д`*)ハァハァ
- 352 :名無しさん@ピンキー :04/07/08 01:28 ID:QQnPqkpj
- 出産前の喘ぎ声とか(*´д`*)ハァハァ
関係ないけど、いつヤってたんだろうか。 自分のプレイでは牧場生活と鉱夫生活でそんな暇は無かった筈なのに。
- 353 :名無しさん@ピンキー :04/07/08 13:43 ID:hsYBv6uj
- 一年が4ヶ月なのに何を気にしているのですか?
- 354 :名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 17:14 ID:CQWS0xzQ
- ホシュ
- 355 :名無しさん@ピンキー :04/07/13 01:31 ID:dHpIEmdG
- あげ
- 356 :名無しさん@ピンキー :04/07/13 20:45 ID:rRJ+hzz+
- 萌えた。エロくなくてスマソ。
ttp://w1.oekakies.com/p/kozchan/16.png?21316
- 357 :名無しさん@ピンキー :04/07/14 20:09 ID:oBgDIA3Q
- えーと、アージュさんはありですかね?姿は出てきませんが、
マナが「自分に似ている」といっていたので、外見は若いバージョン
のマナだとおもうんですよ。
- 358 :名無しさん@ピンキー :04/07/15 11:50 ID:NGoPjUr1
- アージュ最高
って書くと違う意味になる昨今
- 359 :357 :04/07/15 21:55 ID:eBdtz68s
- まあ、そりゃマナ本人でもいいんですけど。
- 360 :名無しさん@ピンキー :04/07/16 12:22 ID:0WX3gZIz
- オーバーフロー
ニトロプラス
- 361 :この恋は… :04/07/17 11:53 ID:n2TkBp4U
- 357です。アージュさんとピートで、純愛っぽいものです。
なにぶん初めてなので目に付くところも多いと思いますが、ご容赦願います。
2年目の冬のことだった。僕は、冬は家畜の世話が終わったら鉱石掘りか
釣りと決めていたので、その日は釣りをしに海へ行った。
彼女との出会いはそのときだった。
僕は、冬の寒い砂浜で、ふと足を止めた。見慣れない人がいたからだ。
その人影は、遠目にも女性だとわかる。
「…観光の方ですか?」
僕は彼女に声をかけてみた。
「…!」
彼女がざっと振り返った。僕は彼女を見てハッとした。
黒く長い髪、髪と同色の印象的な瞳。素朴な美しさのある顔立ち。
この人は…!?
「マ…マナさん!?」
- 362 :この恋は… :04/07/17 12:07 ID:n2TkBp4U
- 「マナさん…!?なんでそんなに若返っちゃったんですか?」
僕は戸惑っていた。見た目はマナさんそっくりだが、彼女は僕より
2、3歳ほどしか年上に見えない。
「マナ…?違うわ、それは私のお母さんの名前、私は…アージュ」
「え…!で、でていったっていう娘さん?」
「そうよ。そのアージュ。お母さんそっくりでしょ、私…!」
ここまでは和やかだった彼女だが、急に顔を厳しくさせ、ピートを
「海の家」の影に連れ込んだ。
「わっ…」
僕はバランスを崩しそうになりながら、彼女の俊敏な動きに従った。
彼女はピートにぴったりくっついて、自分たちを隠そうとしている。
「…?」
ピートはザクが通っていくのを確認した。彼女は隠れたのだろうか。
ザクは鼻歌を歌いながら、二人に気づかず通り過ぎていった。
「あ、あのー」
「っていうか、君こそ見かけない顔よね。私が出て行ったあとのこの町に来たの?」
母親譲りなのだろうか、他の追随を許さないしゃべりだ。
「あ、はい。まだまだ新参者ですよ」
「そう…じゃあ私が知らないのも無理ないわよね。名前は?」
「ピートです」
答えながら、ピートは密着しているアージュの体に鼓動を早めていた。
(近くで見てもほんとに綺麗だなあ。マナさんもこんなに綺麗だったのかな)
もちろん今でも綺麗だけどね、とピートは思った。
- 363 :この恋は… :04/07/17 12:14 ID:n2TkBp4U
- 「ふう…ねえ、ピート君、いつまでもこうやってくっついてるわけにはいかないわ」
「そうですね」
ピートは実を言えばもう少し彼女の体を味わいたかった。
「私、ここにいるってことは誰にも知られたくないの」
「じゃ、なんで戻ってきたんですか?」
ピーとが率直な疑問を口にする。
「そりゃ、お父さんとお母さんが元気でやってるのか、果樹園はどうなってるのか
って気になったの」
「なるほど」
アージュはピートの顔をじっと見つめる。
「…ピート君」
「なんですか?」
「突然だけど、私をあなたの家に連れて行ってほしいの」
「え…な、なんでまた?」
「だって、もうちょっと話も聞きたいし、それに…他の人はみんな、私がいる
ってわかったらお父さんに知らせるだろうし…そんなことになったら、私、今度は
町に帰れないわ」
「うーん…」
ピートは彼女を家にあげてもいいのかと考えた。
やば、やばい。非常にやばいぞ。今でも結構来てるのに、このうえぼくの家で二人
になったりしたら…!
ピートは自分が獣になるのが怖かったのだ。
- 364 : ◆NISNOWnXZo :04/07/17 12:38 ID:0NkST41K
- >361
純愛物ですか!
期待しちゃいますね、好きですから。
黒く長い髪、髪と同色の印象的な瞳の
アージュさんとのストーリー。
個人的には、何となく情熱的な展開に
なるようなヨカーンがしてますです。
それと亀情報だと思いますけど、
公式のURLが変わりましたね。
ttp://www.bokumono.com/
ん〜、若干重くなったような気がするなぁ(´・ω:;.:...
- 365 :名無しさん@ピンキー :04/07/18 11:22 ID:CIswmlRP
- >>361-363
GJ
- 366 :この恋は… :04/07/18 12:17 ID:npxpz1fB
- 「…でね、お父さんったら、いつも私のところに電話かけてきて、帰ってこいだの
ちゃんと食べてるかだのうるさいのよ」
「はい」
「まったくもう、自分で自分のことはできないくせに…お母さんはよく我慢できる
わねって思ってる」
「でもマナさんも負けてませんよ」
結局、ピートはアージュを家に入れた。海岸から牧場までの間、住人達に
見られないように歩いたので、かなり神経を使ったが。
今、二人はテーブルを隔て、向かい合わせに座っていた。
実のところ、ピートは自分の理性が少々心配だったのだが、アージュの
母親譲りの素早いおしゃべりに圧倒され、手を出すどころではなくなった。
そのおしゃべりのほとんどが先ほどのようなぐちなのだが…。
- 367 :この恋は… :04/07/18 12:21 ID:npxpz1fB
- アージュは一息つこうとしゃべるのをやめた。
「なんか悪いわね、私ばっかりしゃべってて」
「いいですよ。ぐちも大歓迎です」
ピートは優しく笑った。
「ピート君、優しいのね。もてるでしょう」
「いえ、そんなことは…」
「本当?だって、この町にはちゃんと女の子だっているし。ほんとは
お目当てさんだっているんでしょー?」
マナそっくりの「にやっ」という顔をしながら、アージュがからかう。
「しかも、みんな可愛かったり綺麗だったりするでしょ。まあ、お母さんが
美人だからねー」
「…アージュさんも綺麗ですよ」
「…そ、そう…あはは、照れるわー」
ピートがかなり真剣な顔でそう言うので、アージュは軽口をやめた。
- 368 :この恋は… :04/07/18 12:26 ID:npxpz1fB
- ふう…このあたりでやっとエロっぽくなります。
よーし、パパ頑張っちゃうぞー!
「ねえ、ピート君」
「はい?」
「真剣な話…誰か好きな人いるの?」
「うーん…みんな、いい友達どまりで、他に好きな人がいるみたいです」
そう、この町の女の子はみんな、ピート以外の相手がいるのだ。
ピートは苦笑した。
「そう…みんな見る目ないわね」
ピートは時計に目をやった。
「それより、もうすぐお昼ですね。僕が何か作りますよ」
キッチンに立つピートに、アージュが熱い視線を送る。
私はあの人がほしいのね。今すぐほしいのね。
アージュは熱にかかったような顔になると、そのまま彼の背後に
忍び寄り、すっと抱きついた。
「ピート君…」
「…アージュさん…!なんてことを…!」
- 369 : ◆NISNOWnXZo :04/07/18 14:15 ID:P3DGaVqz
- >366-368
アージュさんみたいな飾らない娘っていいっすな♪
自問自答してるとこはちょっと((;゚Д゚)ガクガクブルブルでしたけど、
同時にドキドキもしますたΣ(´д`;*)
ピート、うらやますぃなぁ(;´Д`)ハァハァ・・・
余談だけどhtmlを作る時、>368の冒頭のコメントも
コピペしようとしちゃったヽ(´ー`)ノ
- 370 :名無しさん@ピンキー :04/07/18 20:05 ID:od3q+Grh
- ダークサイトマダー?AA(ry
いつまでも待ちますよ。
- 371 :181 :04/07/18 23:43 ID:O23X1a6Y
- 遅れて申し訳ないです。
改めて、続きを投下します。
- 372 :ダークサイト29 :04/07/18 23:44 ID:O23X1a6Y
- 「うふふ…そう、中々上手だよ……もっと舌を使って奥まで丁寧に……ね?」
後ろからクリフの頭を抑えるように手を添えて、恍惚な表情でクレアは舌だけを使って自分の肉裂を愛撫しているクリフを見据える。いままで女性経験
の無い彼は言われるがままゆっくりと丁寧に肉裂に舌を這わす。生で女性の艶っぽい吐息を肌で感じたのはこれが初めてなのだろう、ゾクゾクする感じは
スパイスのようにクリフを興奮させ、ボディタッチもしていないのに彼の陰茎は限界ギリギリまで張り詰めていた。
「あっ…あっ…いい……クリフ上手だよ……ふふ、じゃあ……クリフ座って」
クリフをもう一度ソファーに座らすと、おもむろに彼女は体を倒してクリフの陰茎を口に含み、実に丁寧にフェラを始めた。クリフは雑誌や成年向け
漫画でしか見たことの無い構図は驚きと共に、敏感に感じる快感は最高に気持ちが良かった。
「もう我慢出来なかったら、出しちゃっても良いよ……」
既に限界を超えているクリフは、この言葉が引き金になって抑えていたものが自分ではコントロールができなくなった。
「……きゃっ」
クレアの言葉の刹那、クリフは思った以上の白濁液でクレアの顔を汚す。だがクレアは自分が浴びた白濁液を手で触り、感触を弄って確認した彼女は、
恍惚な表情と実に甘い吐息と共に、
「……ふふ…いっぱ――い……気持ち良かったんだね……」
優しさと妖しさが交差する全身色香で包まれたクレアの雰囲気に、果てたばかりのクリフの陰茎が直ぐまた隆起し始めていた。味わった事の無い、
余りにも心地よいクレアのひたすらに甘く、そして恐ろしく妖しいその雰囲気に全身飲み込まれていくのを、鮮明に肌で感じる。
「……もうちょっと遊ぼっか……」
クレアは彼の精液を拭き取る事をせず、クリフの反応を見て彼女はもう一度誘う。色香に飲まれたクリフは首を静かにこくんと縦に振った。
- 373 : ◆NISNOWnXZo :04/07/19 01:02 ID:5NuaOfhM
- >372
いやぁー、こりゃ〜何て、どピンクな空間だぁぁぁああ!!!!!
汁まみれイイ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
しかしクレアってば、自分が気持ち良くなった後、
すかさずクリフも気持ち良くしてあげて、
優しいですな 〜。・゚・(ノ∀`)・゚・。
- 374 :この恋は… :04/07/19 11:07 ID:JXBDpRrH
- ピートは気持ちを落ち着かせ、彼女の腕をはがそうとした。
「アージュさん、いけません」
「どうして?会ったばかりの女なんてなんとも思えない?」
「そうじゃなくて…あなたは、この町にとどまる人ではないから。
好きになったら、あなたも僕も辛いから」
アージュはかまわず、腕に力を込めた。
「放してください…」
「いや。ここであなたを放したら、私は後悔するわ」
「アージュさん…」
ピートの心のうちに、急に愛にも近い感情がこみ上げてきた。
彼女の腕をはがすと、自分の両手で彼女の顔を押さえる。
二人の間に沈黙が流れる。
アージュはらちを切らしたように皮肉っぽく顔をゆがめた。
「…ピート君、我慢強いのね」
彼女は、下のほうに手を伸ばす。
「あ…!?」
- 375 :この恋は… :04/07/19 11:15 ID:JXBDpRrH
- アージュがピートに向かって手を伸ばす。
彼女が触ったのは、いわゆる男性そのものの部分だ。
「どこ触って…んぅぐっ…」
「感じてるじゃないの…もうかなり来てるわよ」
彼女のピアニストのような繊細な指がズボン越しにピートの
それを優しくなでる。
「くうっ…」
感じているのは事実のピートは、やめろとは言えなかった。
「ピート君…私が嫌いだって言うなら、私は今すぐ止めるわ」
ピートは苦笑し、首を横に振った。
「…まいりましたよ。もうあなたには負けました」
「うふふ…」
アージュの手が止まる。ピートは彼女のを抱え上げると、
ベッドまで歩いていき、彼女をそっとベッドの上に乗せた。
「…本当にいいんですね?」
ピートは念押しに確認する。
「…来て…」
アージュが「だっこ」をねだる子供のように手を伸ばす。
- 376 :この恋は… :04/07/19 11:22 ID:JXBDpRrH
- ピートは彼女をベッドに乗せると、自分もベッドの上に乗り、
ふわっと彼女の上に覆いかぶさった。
「あ…」
アージュの顔に初めて照れくささが見えた。
ピートは彼女の目を見つめる。真っ黒いその瞳は、使い古された
表現だが、まさしく吸い込まれそうなのだ。
ピートがだんだんと顔を近づけるうち、二人の唇が触れ合った。
「ふう…ん」
アージュの目が閉じる。ピートもそれにならい目を閉じる。
こんなに優しいキスは何年ぶりかしら。いや、もしかしたら、
彼が初めてかもしれない…。
アージュはそう思った。
「ど、どうでしたか?」
ピートは顔を離すと、どこか不安げに彼女に問う。
少年のような表情、質問がいとおしく、アージュは彼を抱き寄せた。
「よかったわ…すごく」
アージュは彼の耳元でそうささやいた。
ピートの顔に、照れたような、嬉しそうな微笑が浮かんだ。
- 377 :名無しさん@ピンキー :04/07/19 15:21 ID:xI7QCZ8i
- 29氏の続きが読みたいよう。(つД`)
- 378 : ◆NISNOWnXZo :04/07/19 22:15 ID:Og9ItuGF
- >374-376
ほんわかしますなぁ〜(〃 ̄ー ̄〃)
勝気そうなアージュの中にも
ピュアな部分があるんだなぁ〜!!
っていうか、それってやっぱり
ピートが引き出した感情なんでしょうな!
ところで失礼ですが、
>374の「らちを切らしたように」は、
前後の感じからすると、
「痺れを切らしたように」の
間違いかと思われるんですが、
いかがでしょうか?
- 379 :ダークサイト30 :04/07/20 00:45 ID:YEkcT1TO
- 「クリフ……リクエストがあれば、聞いてあげる……貴方が私やランにしたかった事を……ね」
彼の気持ちを察しているクレアは、未だ恥かしがってそわそわしているクリフを優しくリードする。実に落着いてリードする様は、何とも恋愛経験豊富と
思える。彼はそんなクレアに思わずキスをして、ぎゅっと抱き締めた。
「うふふ……どうしたの?クリフ」
「あ…ありがとう……俺のために……」
だがクリフが話を続けようとしたが、彼女は口に指を添えて話を止めた。
「誰の為に…と言われたら貴方の為と答えるかも知れないけれど、私は私のためだよ……私はクリフが好きだからね」
そう言うと彼女は彼の顔と向き合い、小悪魔的な笑顔をクリフに浮べた。
「……じゃあさ、この間のお風呂での続きを……しようか」
クリフは恥かしそうにこう言うとクレアは微笑みで返答し、二人してソファーから起きると手を繋いで浴室に歩いて行く。
「ふふ……そんなに肩の力を入れないの。私しか居ないのに格好付けてどうするの」
未だ表情硬いクリフに彼女はこう言い置いた。浴室に入るとクレアはシャワーを手にとり、水温調整をすると子供のような笑顔でクリフに浴びせる。
「うわっ」
「あはは……じゃあ、クリフはシャワーを使って私に好きな事していいよ」
- 380 :名無しさん@ピンキー :04/07/20 14:01 ID:UmSJaCMH
- グレイ×クレアが好きな神いませぬか?
マイナ−なのかな・・・(´・ω・`)
- 381 :この恋は…の作者 :04/07/20 20:06 ID:aE1AFGQk
- >>378
いつもコメントありがとうございます。
なるほど…確かに、その表現のほうが適切ですね。ご指摘ありがとうございます。
本編はもうちょっとお待ちください。
- 382 :この恋は…の作者 :04/07/20 20:16 ID:+qLvQ595
- >>379
いやあ、いつもながら素敵ですねえ。
わりと、大人っぽい描写が多いような…。
ドキドキもんです。
- 383 :二十一日 :04/07/20 23:59 ID:Kpo6dfJI
- 初めまして。ちょこっと小説書いてみます。
ここのスレの方々はメチャメチャ上手な小説を書かれるので
ただのお目汚しになると思いますけど・・・ よろしくですw
- 384 : ◆NISNOWnXZo :04/07/21 00:04 ID:zJ98XdVi
- >379
30を読んで思ったのは、
クレアって恋愛経験が豊富なんだろうか?
クリフに対してとても一途ですよね、まるで初恋のように。
すごく初々しく感じたりします。
でも恋愛を重ねても、
「その時その時が初恋」って人もいるだるうし、
一概には断定出来ないかもしれないですが…
>381
了承いただきありがとうございますm(_ _)m
保管庫には改定した形でうpさせていただきますね。
恋愛に対して一直線なアージュは、
読んでいてとても楽しいです!
続きまた〜りお待ちしてますね。
>380
クレグレってメジャーじゃないですか?
いずれ何方かが書いて下さるかもしれませんね!
- 385 : ◆NISNOWnXZo :04/07/21 00:07 ID:zJ98XdVi
- >383
初めまして!
間に入っちゃってスマソです。
リロードすりゃよかった…orz
- 386 :二十一日 :04/07/21 00:21 ID:VHy8JwIQ
- 「♪〜 ゆめぇをめぇざぁす〜 きみにさぁちぃあ〜れ〜♪」
山の奥にある温泉から澄んだ可愛い声が小さく漏れている。
温泉につかりながら歌を口ずさんでいたのはクレアだった。
今、人気のアイドル歌手の歌だ。歌声からはルンルン気分が伝わってくる。
クレアは牧場主。たった一人で広大な牧場を切り盛りしている。
サラサラの金髪に大きな瞳。いつもニコニコ笑っている。
誰に対してもおせっかいなほど優しい。くよくよしないサッパリした性格。
ミネラルタウンの住人、みんなから信頼され好かれている。
もちろん、町の男たちみんなの憧れでもある。
「さぁって、そろそろあがろっかなっ!」
クレアは勢い良く温泉からあがった。
- 387 :二十一日 :04/07/21 00:50 ID:VHy8JwIQ
- 「ふぅー・・・ 気持ちよかったぁ・・・・」
タオルでごしごし体をふく。
大きな胸にブラジャーを付ける。Eカップ。 町一番だ。
パンティを履き、シャツを着ようとしたそのときだった。
ガチャッ!!
更衣室のドアが開けられた。養鶏場の息子、リックだった。
「・・・・・。」
「 ? ・・・・・。 ・・・きゃあああああああ!!!」
「ごっ、ごっ、ごごごごめんっっっ!!!」
リックは赤面し、ドアを思いっきり閉めた。
そして、ドアにかかっている札を確かめた。確かに「空」になっている。
(・・・クレアさん・・・ また、札を替えるの忘れてる・・・)
この温泉は誰でも入れるため、女の人が入るときや一人で入りたいときは、
札を「満」に替えなければならない。
どこか抜けたところがあるクレアはそれをたまに忘れてしまう。
なので、こういうことが前にも何度かあった。
(クレアさんの下着姿・・・ 真っ白な下着・・・)
リックは今見た光景が頭から離れずにボーッとしていた。
- 388 :二十一日 :04/07/21 01:03 ID:VHy8JwIQ
- (あー、もう!わたしのバカバカァ!!また札替えるの忘れてたよぉ・・・
リックに見られちゃったの3回目じゃん・・・
ほんっと、自分の学習能力の無さにあきれちゃう・・・)
「リック?こっちこそ、ほんとゴメンね。また忘れちゃってた・・・
気持ち悪いもの、見せてごめん!」
クレアの声で現実に引き戻されたリックは慌てて言った。
「う、うん!いいよ!!」
「うんって・・・。あー、はいはいそうですか。
わたしの裸なんて見たくもないよね〜!ふーんだっ!」
クレアがわざと意地悪く言う。
「い、いや!そーいう意味でなくて・・・!えっとぉ・・・」
「あははははっ!リック、かわいいー!!!」
明るく笑うクレアにつられてリックも笑う。
リックはこういう瞬間が好きだ。クレアといっしょに笑い合える時間が・・・。
と、言うよりはクレアが好き。と言った方が正しいかも知れない。
- 389 :二十一日 :04/07/21 01:27 ID:VHy8JwIQ
- 「クレアさん!!!」
「へ・・・? 何?」
急にリックが大きな声で名前を呼ぶので少しビックリしてクレアは返事をした。
「クレアさん・・・ 俺・・・クレアさんのこと、ずっと前から・・・
好きだったんだ!!! 付き合ってくれないか!?」
控え目で照れ屋のリックがこんなにハッキリと自分の気持ちを伝えたのは初めてだった。
唐突な愛の告白にクレアは目を丸くした。
「ぇ、え、え?リックが・・・? 嘘・・・。」
「本当だよ。ホントにホントの俺の気持ち。」
リックのしっかりとした落ち着いた声に驚きながらもクレアは答えた。
「リック・・・ リックの気持ちはすっごく嬉しい・・・。
でもね、わたしには好きな人がいるんだ。」
(ダメだった・・・)
リックに一気に後悔の気持ちが襲ってきた。
「・・・誰なの・・・?」
「カイ・・・。」
リックの心に後悔以上の気持ちが押し寄せてきた。怒りだった。
- 390 :二十一日 :04/07/21 01:57 ID:VHy8JwIQ
- 「くしゅんっ! ぅ〜、冷えてきたぁ・・・。って、わたし、まだ服着てないや!
ほんとにバカだよねぇ。 ・・・ねぇ、リック・・・・
こういうのってほんとに自分勝手かも知れないけど、わたし、友達として
リックのこと、大好きだよ。もしよかったらこれからも今まで通りに仲良くしてくれない?
ダメかなぁ・・・?」
リックは自分の心の中で何かがキレたのを感じた。
「・・・はぁ!? なんだよ、キレイ事ばっかりじゃないか!!!
友達として?今まで通りに? 笑わせるなよ。できるわけない・・・。
俺は、お前のことが本気で好きなんだ。そんなことできるわけないだろ!!!」
クレアはリックからこんな言葉が発せられたのが信じられなかった。
いつも優しい笑顔のリック。それが今は、見たこともない顔だ。
悲しみと怒りに満ちている。
「ごめん、ごめんなさい・・・。わたしっ、わたし・・・
リックの気持ちも考えないで・・・。っ・・・。ぅぅっ・・・。ごめん・・・。」
クレアの瞳からは自然に涙がこぼれ落ちた。
「分かった。許してやる。」
バンッッッ!!!!!!!
力任せに更衣室のドアが開かれた。
「今日一日、お前は俺の物だ。」
リックの声が夜の山に静かに響いた。
- 391 :二十一日 :04/07/21 02:04 ID:VHy8JwIQ
- >>385
レス、アリガトです。
今、ちょっと書きましたがヤバイです。ヘロヘロくんです。
下手過ぎ orz
読み返してみたらびっくりですよ・・・
クレアが更衣室。リックは外にいる予定なのにクレア、リックの顔、見れてんじゃん!
・・・ハァ・・・。orz
- 392 :この恋は…の作者 :04/07/21 19:47 ID:iIHyPAIa
- >>二十一日様
うおおおお…こ、この後どうなってしまうのでしょう。
ドキドキ…
- 393 :名無しさん@ピンキー :04/07/21 20:21 ID:6xn2FEe0
- 漏れはダークサイドが気になりまつ
- 394 : ◆NISNOWnXZo :04/07/21 21:28 ID:0TKHMNcW
- >386-390
読んでいて、メロディーが口を付いて出てきそうな
軽快な文体の>386に始まって、
(ほんとにまるで歌詞みたいに感じました!)
急転直下でドキドキな>390まで一気に読めました。
むか〜し読んだコバルト文庫のような印象。
次回から少女小説風エチーを期待しております
なんじゃそりゃ!!⊂⌒~⊃。Д。)⊃
>391
せっかくですから、>390だけ手直しされて、
再投下されてはどうでしょうか?
御一考くだされ〜!!
- 395 :二十一日 :04/07/22 00:17 ID:OKYTbdri
- >>392
・・・この後、どうしたらいいんでしょう・・・ ( ´_ゝ`)
ドキドキしてくださると凄くうれしいです。dクスです!
>>393
気になりますよねー。あのぐらい書けるようになりたいものです。
>>394
感想、ほんとにアリガトです!
最初にクレアが歌っていた歌は某JグループのNEWSのものです。
少女小説風・・・ がんばりまつ!
エチィ部分書くの大変そうですけど、
おもしろいなぁと思ってもらえるように頑張ろうと思います。・・・無理か_| ̄|○
あ、はい。そうさせてもらいます。アドヴァイス、ありがとです!
- 396 :二十一日 :04/07/22 01:01 ID:OKYTbdri
- 〜大好きな人〜
「♪〜 ゆめぇをめぇざぁす〜 きみにさぁちぃあ〜れ〜♪」
山の奥にある温泉から澄んだ可愛い声が小さく漏れている。
温泉につかりながら歌を口ずさんでいたのはクレアだった。
今、人気のアイドル歌手の歌だ。歌声からはルンルン気分が伝わってくる。
クレアは牧場主。たった一人で広大な牧場を切り盛りしている。
サラサラの金髪に青い大きな瞳。いつもニコニコ笑顔を絶やさない。
誰に対してもおせっかいなほど優しい。くよくよしないサッパリした性格。
ミネラルタウンの住人みんなから、信頼され好かれている。
もちろん、町の男たちみんなの憧れでもある。
「さぁって、そろそろあがろっかなっ!」
クレアは勢い良く温泉からあがった。
「ふぅー・・・ 気持ちよかったぁ・・・・」
タオルでごしごし体をふく。
大きな胸にブラジャーを付ける。Eカップ。 町一番の大きさを誇る。
このナイスバディも男たちを夢中にさせる要因だ。
パンティを履き、シャツを着ようとしたそのときだった。
- 397 :二十一日 :04/07/22 01:02 ID:OKYTbdri
- ガチャッ!!
更衣室のドアが開けられた。養鶏場の息子、リックだった。
「・・・・・。」
ぽかんと口を開け、呆然とクレアの姿を見つめるリック。
「・・・・・。 ・・・きゃあああああああ!!!」
一瞬、何が起こったか分からなかったクレアだが、かなり恥ずかしい状況に気づいて大声をあげる。
「ごっ、ごっ、ごごごごめんっっっ!!!」
リックは赤面し、ドアを思いっきり閉めた。
そして、ドアにかかっている札を確かめた。確かに「空」になっている。
(・・・クレアさん・・・ また、札を替えるの忘れてる・・・)
この温泉は誰でも入れるため、女が入るときなどは札を「満」に替えなければならない。
どこか抜けたところがあるクレアはそれをたまに忘れてしまう。
なので、こういうことが前にも何度かあった。
(クレアさんの下着姿・・・ 真っ白な下着・・・)
リックは今見た光景が頭から離れずにボーッとしていた。
- 398 :二十一日 :04/07/22 01:03 ID:OKYTbdri
- (あー、もう!わたしのバカバカァ!!また札替えるの忘れてたよぉ・・・
リックに見られちゃったの3回目じゃん・・・
ほんっと、自分の学習能力の無さにあきれちゃう・・・)
少し落ち込みながら、リックに声を掛ける。
「リック?ほんとゴメンね。また忘れちゃってた・・・」
クレアの声で現実に引き戻されたリックは言った慌てて答えた。
「あ、う、うん! ごめん!!」
「てか、気持ち悪いもの見ちゃったせいで、視力また下がっちゃったんじゃない?」
クレアがおどけて言う。それに合わせてリックが答える。
「あー、多分、すっごい下がったと思う・・・。また眼鏡の度を合わせなくちゃ」
「あー、もういいよ!リックのばかぁ!!
どーせわたしの裸なんて見たくもないよね〜!ふーんだっ!もう絶交だからっ!」
わざと怒った口調でクレアは言う。
「い、いや!ごめん、クレアさんっ!俺が悪かったです!許してください!」
「あははははっ!リック、かわいいー!!!許しちゃう♪」
明るく笑うクレアにつられてリックも笑う。ドアで顔は見えないけれど、クレアの笑顔が頭に浮かぶ。
リックはこういう瞬間が好きだ。クレアといっしょに笑い合える時間が・・・。
リックはクレアのことがずっと前から好きだった。
- 399 :二十一日 :04/07/22 01:06 ID:OKYTbdri
- リックが何かを決心したように口を開いた。
「クレアさん!!!」
「へ・・・? 何?」
急にリックが大きな声を出すのでクレアは少しびっくりした。
「クレアさん・・・ 俺・・・クレアさんのこと、ずっと前から・・・
好きだったんだ!!! 付き合ってくれないか!?」
控え目で照れ屋のリックがこんなにハッキリと自分の気持ちを伝えたのは初めてだった。
唐突な愛の告白にクレアは目を丸くして、ドアの向こうを見つめた。
「ぇ、え、え?リックが・・・? 嘘・・・。」
「本当だよ。ホントにホントの俺の気持ち。」
リックのはっきりした落ち着いた声に驚きながらもクレアは答えた。
「リック・・・ リックの気持ちはすっごく嬉しい・・・。
でもね、わたしには好きな人がいるんだ。だから・・・ごめんっ・・・。」
クレアの返事に、迷いは感じられなかった。
(ダメだった・・・)
リックに一気に後悔が襲ってきた。
「・・・誰なの・・・?」
「カイ・・・。」
リックの心に後悔以上の気持ちが押し寄せてきた。怒りだった。
(・・・カイ・・・。カイだと!?何で・・・何でよりによってアイツなんだ!?
ポプリに・・・ クレアさんまで・・・。 ただの女たらしの自己中男じゃないか!!
アイツに・・・俺の・・・俺のクレアさんが・・・ カイさえ・・・いなければ・・・。
あー、もうだめだ!!!何も考えられない・・・。)
- 400 :二十一日 :04/07/22 01:21 ID:OKYTbdri
- 「くしゅん・・・! 」
気まずい沈黙を破り、クレアが小さなくしゃみをした。
「ぅ〜、冷えてきたぁ・・・。って、わたし、まだ服着てないや!
あはは、わたし、ほんとにバカだぁ〜!」
クレアの妙に明るい声がリックの頭にこだまする。
「・・・・・・・・・・・・。」
リックの反応は無かった。クレアは心配になってリックに呼び掛ける。
「ねぇ、リック!? ちょっと聞いてくれないかなぁ・・・?いい?」
リックは返事できなかった。声が出なかった。
と、勝手にクレアが喋りはじめる。
「わたし、友達としてリックのこと、大好きだよ。
こういうのってホントに自分勝手かも知れないけど
もしよかったらこれからも今まで通りに仲良くしてくれない?ダメかなぁ・・・?」
リックは自分の心の中で何かがキレたのを感じた。
「・・・はぁ!? なんだよ、キレイ事ばっかりじゃないか!!!
友達として?今まで通りに? 笑わせるなよ。できるわけない・・・。
俺は、お前のことが本気で好きなんだ。そんなことできるわけないだろ!!!」
クレアは目の前が真っ暗になった気がした。
リックがこんなに激しい口調で激怒している。こんなことは初めてだった。
クレアの頬にしずくが伝う。涙だった。それはとめどなく流れてきた。
(わたし・・・泣いてる? あぁ・・・わたしって本物のバカだぁ・・・。
何で、リックの気持ちとか、考えられなかったんだろ・・・?
もぉ・・・やだよぉ・・・・。ばかばかばかばか。わたしのばかやろぅ・・・)
- 401 :二十一日 :04/07/22 01:29 ID:OKYTbdri
- 「うっ・・ っ。くっ・・ っっ。。 うっぅっ・・・」
クレアの嗚咽はリックの耳にも届いた。
「クレアさん、泣いてるの?」
リックの声は変に冷たかった。
「っ・・・。 ごっ、っめん・・・。 リックぅ・・・。
わたしっ、わたし・・・。 っ、うっ・・・。ゆるっ・・して・・・」
リックは急にクレアを抱きしめたくなった。こんなにも弱いクレアが愛しかった。
そんなとき、ふいに頭にカイの顔がよぎる。
「・・・っ!!!」
リックの顔つきが変わる。誰も見たことの無い冷酷な顔に・・・。
バンッッッ!!!!
思いっきり、更衣室のドアが開かれる。
「分かった。許してやる。その代わり・・・今日一日、お前は俺のものだ。」
リックの声が夜の山に静かに響いた。
- 402 :ダークサイト31 :04/07/22 02:07 ID:HIGur4ia
- クレアにシャワーを手渡されると彼はまず水流の勢いを弱め、自分の精液を浴びせてしまった彼女の顔を優しく洗う。メイクを施さなくても透き通る
肌を持つクレアは、美しいと感じる一方本当に農作業をしているのだろうかと疑問まで感じる。
「クリフは優しいのね……」
小さい声で呟くクレアの声を肌で感じながら彼は緊張で震えた手を用いて、彼女の汗と先程の争いで少し汚れてしまっている胸をシャワーで流しながら
手で洗い流す。何だかんだ言っても、露天風呂で見た彼女の大きくて形の良い胸の双丘が気になって仕方が無かったようにも思える。そんな初々しい
彼を優しい瞳で見詰めながら、クレアは心地よい吐息と共に軽く目を瞑った。
クリフにテクニックなんて物は無いが、彼も今まで生きて来て一度位はアダルトビデオやポルノ雑誌位目にした事は有るのだろう、頭で想像をしながら、
優しい力加減で彼女の胸を丁寧に揉むのだ。シャワーの水圧に加えてクリフの優しい手の握力は、クレアにとって最高に心地が良かった。
「んんっ……気持ち良いよ……もっとして欲しいな……」
甘い吐息と共に耳元でクレアは囁き、彼を褒めるように言い置く。何時もの同世代の気さくな感じのクレアはそこには無く、クリフにとって目の前の
彼女が実に艶っぽい『大人の女性』に思えて、自分を無意識にも淫靡な空間に優しく手を繋いで誘ってくれる様は、緊張の箍と自我を実に呆気なく
吹き飛ばすのに十分な力があった。
「もうちょっと……悪戯していいかな……?」
「ふふ……聞かなくたっても平気……思う存分していいわ……」
クレアの返答は彼の最後の箍をやんわりと外し、言葉を合図にクレアの胸の双丘に口をつけ、ポルノ雑誌の見様見真似で唇で愛撫を始めた。
- 403 :181 :04/07/22 02:12 ID:HIGur4ia
- 投下途中だったら申し訳ありません。
……リロードすれば良かったかもしれません……。
しかもageちゃったし……。
>>382、>>395
ありがとうございます。そう言って頂けると有りがたいです。
ただ、私はまるっきり性描写勉強不足です。勉強します;;
- 404 :二十一日 :04/07/22 18:02 ID:OKYTbdri
- >>403
いえ、全然問題ナシです(・∀・)
思う存分していいって!!クリフ、いいなぁ・・・ ウラヤマシイゼ、コノ〜!ヽ(`Д´)ノ
続き、楽しみですw
- 405 :二十一日 :04/07/22 18:41 ID:OKYTbdri
- クレアはびっくりして、大きな瞳をさらに見開いてリックの顔を見つめる。
「へ・・・。それってどーゆぅ・・・」
クレアは言いかけた言葉を飲み込んだ。
あまりにも無表情なリックの顔にクレアは恐怖を覚え、何も言えなくなってしまったのだ。
「・・・こういうことだ。」
リックは更衣室の床にぺたんと座り込んでるクレアの手を引っ張り、無理矢理立たせた。
そして、クレアのやわらかい唇に自分の唇を重ねた。
1秒・・・2秒・・・ 3秒ぐらいたっただろうか。
クレアは思いっきりリックを突き飛ばした。
「はぁっ、はぁっ・・・。何するのよ!? わたし、したこと無かったのに!!
ファースト・・・キスだったのに・・・・・。」
クレアに思いっきり突き飛ばされ、しりもちをついてしまったリックが立ち上がりながら言う。
「・・・だから何だよ。ファーストキスだろうが、何だろうが知ったこっちゃない。
お前は俺のものなんだから俺の好きなようにさせろ。」
(この人・・・いっちゃってる・・・。)
クレアは言いようの無い恐怖に襲われた。
- 406 : ◆NISNOWnXZo :04/07/22 21:30 ID:MxiRlsDo
- >396-401
>405
( ̄□ ̄;)ナント!!
全編手直しでつかぁ〜
おつかれさまです!
リックの心情がよくわかり、
感情移入しやすくなりますたねぇ。
いや感情だけじゃなくて、
丸ごと変わってほしいくらいな
ハァハァな展開に!!(*´д`*)ハァハァ
つーか、変わってくれぇぇぇウワァァァンヽ(`Д´)ノ
>402
二人ともプレイに熱が入ってきて、
ますます濃密な雰囲気に!!
危うい香りも濃厚になってきて、
待ち受けるのは天国か、地獄か。
はっぴいえんどになるといいなぁ!!
「星夜祭のハプニング」のラストのように。
- 407 :二十一日 :04/07/22 21:42 ID:OKYTbdri
- 「さて、まずは・・・。」
リックが気を取り直したようにつぶやく。
「下着、取っちゃうよ。」
言うが早いか、クレアのブラのホックをサッと外し、手荒に剥ぎ取る。
クレアの胸はぷるんぷるんと上下する。さすが町一番、だてじゃない大きさだ。
そのうえ、形も綺麗だ。可愛らしいピンクの乳首がぴんと立っている。
「きっ、きゃぁぁぁ!!!」
クレアは慌てて胸を手で覆う。
「指の隙間からかわいい乳首が見えちゃってるよ・・・。わざと?」
リックが微笑しながら言う。
そして、クレアの腕を掴み、気を付けの姿勢にさせる。
リックの力の強さはクレアの想像を超えていた。
クレアのたわわな胸があらわになる。
「クレアさんの胸・・・ほんとにキレイだ。」
リックはクレアを押し倒した。
「いやっ、痛っ・・・! ちょっ、やめ!!」
クレアの抵抗もむなしく、リックの力にねじ伏せられた。
- 408 :ダークサイト32 :04/07/23 01:06 ID:RFQTucjn
- 「んんっ…んんっ……ふふ……クリフ上手よ……」
丁寧にゆっくり舌を這わして、クレアの乳房を優しくマッサージをするように揉みながら乳首を愛撫する。手が震え緊張しながらの彼の愛撫は、それは
あまりに初々しく、這って来るような心地良い快感がゾクゾクと全身を掛ける。テクニックは無くても、クレアはこれが気持ちが良い。
「……ごめんクレア……俺、上手じゃないでしょ……?」
クレアの反応に多少なりと不安を感じたクリフは、顔を上げて彼女に一言尋ねる。
「……そんな事無いわ……十分気持ち良いよ」
そんな自身薄弱なクリフに対し、彼女は妖艶な微笑みで彼を見詰めながら彼が安心するように言い置いた。実際クレアは彼の愛撫がとても心地よかった。
「テクニックなんて関係ないのよ……そんなのは私にとってどうでもいいのよ……濃密か淡白か……それだけが重要だから」
話を続けると彼女は重なるように横に並ぶと、右腕を彼の背に回し、左手は彼の程良く隆起している彼の陰茎に伸ばす。上から被せるように抑えて上下に
苦しくない程に摩り、彼の首元に顔を近寄せる。
「貴方がどれだけ私を思って体を重ねることが……大事なのよ」
「ああ……っ!」
クリフの耳元で囁くようにアドバイスをしながら彼の耳を軽く愛撫して頬、首元を軽く舌で流れるように愛撫する。思わず声を上げる彼を横目で見詰めて
思わず微笑むともう一度唇を重ねてキス、クレアの方から舌を入れて濃厚なディープキスを交わした。
「ふふふ……そんなに自信が無いのなら……私の方から攻めちゃうぞ?」
小悪魔的な笑顔を見せてクレアは言った。彼女にとって控えめなクリフは、言い様が無いほど加虐心をくすぐるのだ。
- 409 : ◆NISNOWnXZo :04/07/24 15:50 ID:hMpRlJRo
- >407
力任せにクレアを気を付けの
姿勢にさせるくだりは、ハァハァしてしまいました(*゚∀゚)=3
指の隙間から見えるティクビっても(・∀・)イイ!!
町一番のチチ、漏れも拝みたいななぁヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
>408
こっちのクレアは、セリフひとつひとつがエロカワイイっす♪
艶の中にも優しさが見え隠れして、
ハァハァしながらもホンワカしてしますう。.:*・゚゚・(´ー`).。*・゚゚・*:.。
ただプレイの方はヒートアップしてきて、
この先どう転がるのか、とても楽しみでふ(*´д`*)ハァハァハァアハァ.
- 410 :名無しさん@ピンキー :04/07/24 18:43 ID:jLeNu5pB
- ダークサイト、最高です!!!! GJ!神!
クリクレスキーなもんだからハァハァしちゃいます
ヤヴァイヤヴァイ理想のクリクレですハァハァ
続き楽しみに待ってます!
- 411 :ダークサイト33 :04/07/25 00:27 ID:xo4Qmv7u
- 「……そろそろ、ベット行こうか……」
シャワーを浴びて軽く水を拭き取ると、逸る気持ちを抑えて手を繋いで自分のベットルームにクリフを連れて行く。彼をリードしたくて仕方がなかったのだろう。
クレアの寝室は電灯が付いていないから情景をうかがい知る事は出来なかったが、月明かりのみの照明で包まれて幻想的な空気で包まれ、入ってくる自然の風は
何とも気持ちよかった。部屋にクリフを入れると直ぐに彼女はドアを閉め、後ろから抱き締める…いや、羽交い絞めと言うのが正しい体勢で彼を締める。
「えっ…えっ?……クレアさん!?」
「ふふ……やっぱり私我慢できないわ……」
身軽に動くクレアに翻弄されたクリフは、あれよあれよと言う内にたすきのような物で後ろ手を縛られてしまった。流石のクリフも冷汗を背中に感じる。
「やっぱり……優しくぅ……クリフの童貞を奪ってしまいたい……な」
だがそれ以上に、妖艶な雰囲気を帯びた甘く危険な吐息と共に後ろから囁くクレアの妖気に、完全に屈して飲み込まれてしまった。
頭の中で状況の理解が出来ても体が反応しきれていないクリフを、クレアはまるで押し倒すようにベットに寝かしておもむろに馬乗りになった。
「一度……女の私が男の子を襲ってみたかったのよねぇ……」
上から見下ろすクレアの表情は非常に嬉しそうな無邪気な少女の側面と、情熱と恍惚に彩られた大人の女性の側面はクリフにはどう映ったのだろうか。
- 412 :名無しさん@ピンキー :04/07/25 14:37 ID:pyFUL8vw
- キ…(-_-)キ(_- )キ!(- ) キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
クレアリード、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
騎乗位(*´Д`)ハァハァ
181さんGJ!!
- 413 :名無しさん@ピンキー :04/07/26 00:17 ID:MYOrL0Bl
- (;´Д`)ハァハァ サイコウデス
続きが気になりまつ
- 414 :名無しさん@ピンキー :04/07/26 07:33 ID:QZghitfP
- 407の続きはまだー?
- 415 :名無しさん@ピンキー :04/07/26 10:50 ID:3i2V1B2h
- 今さぁ、牧場物語やってるんだよ
もうウッハウハですよおい
モエモエ GJ
- 416 :名無しさん@ピンキー :04/07/26 20:42 ID:mtKeHhHU
- 牧場生活そのもののホノボノさも大事だが、
そのスパイスとなる恋愛も欠かせないよな。
ただのギャルゲーや逆ギャルゲーでは作れない世界が牧物にはある。
つまりアレだ、モ エ 最 高
小説書きの神々GJ!!!
- 417 :名無しさん@ピンキー :04/07/27 00:02 ID:as2iUldq
- リックの掌がクレアの胸を覆う。
そして、ゆっくりと優しく揉んでいく。
「ぁっ・・・やぁっ・・・!!」
感じたことの無い快感に声が漏れてしまう。
リックは徐々に手に力を込め、激しく揉んでくる。
それにつれ、クレアは自分の意思とは関係なく甘美な声を出してしまう。
「あぁんっ!!んっ・・・。はぁ・はぁ・・・!!ぁ、ゃぁ・・・。」
「クレアさん、感じてくれてるの?」
リックが不敵な笑みを浮かべてたずねる。
「感じてなんかないよぉっ・・・」
「・・・嘘ばっかり。もっと、気持ちよくさせてあげるよ。」
言うと、リックはクレアの乳首をぺろぺろといやらしく舐め始めた。
ときに強く吸い付いたり、乳房全体を舐めまわしたりしてくる。
「あっ、ぁぁっ・・・ んっ・・・ ゃぁ・・・ん・・・。」
「クレアさん、もっと声出しちゃっていいんだよ?ガマンしないで?ね?」
優しく言うと、クレアにキスしようと顔をよせてくる。
クレアは横を向き、必死に抵抗する。クレアの瞳には涙が浮かんでいた。
「リック、もうやめてよっ!!!こんなバカなことっ!!リックは・・・
わたしの知ってるリックはこんなことする人じゃない。
早く・・・目を覚まして!お願い・・・リック・・・。」
クレアの必死の訴えもリックの耳には届かなかった。
- 418 :名無しさん@ピンキー :04/07/27 00:05 ID:as2iUldq
- >>409
コメント、アリガトデス!!! 励みになりまつ。
>>414
少し遅れました。スミマセン・・・
- 419 : ◆NISNOWnXZo :04/07/27 21:12 ID:lLHMK3DU
- >411
クレアはどんどん大胆になっていきますなぁ!
さしずめ淫魔に憑依されてる感じ!?
初体験がこんな淫靡で、その後のクリフの女性観が
どうなっちゃうのか、ちょっと心配w (´ー`)y─┛~~
>417
リックは可愛さ余って…、やつかぁ!
しかし瞳を潤ませながら、
ラストのセリフじゃ逆効果ってヤツですよ。
漏れだったらこんなシチュ、返って燃えてしまうぞぉ〜⊂⌒〜⊃*。Д。)-з
>418
こちらこそ楽しく読ませていただいてます。
これからもよろしく♪
- 420 :名無しさん@ピンキー :04/07/30 06:38 ID:FoJk6M9g
- ageるわよ〜(o^o^o)
- 421 :名無しさん@ピンキー :04/07/31 09:21 ID:5oTyB1sJ
-
- 422 :Gonna ◆03gfAyqM2A :04/07/31 21:23 ID:2Tl85hsh
- どもども1です。
そろそろ1ってのもアレなんで、とっさに命名。
「Gonna」です。読みは「ゴナ」です。
V6のTAKE ME HIGHERから取ったり。
んで、小説がなかなか・・と思ったら、
今日、みるみる進みましてですねw
時間的に大分早いんですが・・
朝早いんで、そろそろうpします
っても、エロまでまだまだあるんですがww
まぁ、つかみ程度で見てください
でわでわ。
- 423 :Wedding Life 1 Gonna ◆03gfAyqM2A :04/07/31 21:26 ID:2Tl85hsh
- 4年目の冬が来た・・
結婚式も終わり、オレ・・「レイン」はポプリと一緒に
オレの家へ帰ってきた。
精神的に疲れたオレは、そのままベッドへ倒れてしまった・・
「もう・・彼女じゃないんだ・・」
一週間前に、オレは彼女に青い羽を渡した・・
そして今日・・オレ達は結婚した
- 424 :Wedding Life 2 Gonna ◆03gfAyqM2A :04/07/31 21:27 ID:2Tl85hsh
-
新妻になったポプリがベッドに座り、
オレに話し掛けてきた。
「そんなに疲れたの?」
あまりにグッタリしたオレを見たからか、少し心配な表情だった。
「だって、あれオレのファーストキスだぜ?緊張するよ・・」
生まれて初めてのキス・・柔らかな唇に、時間が止まった気さえした。
どうやらポプリもそうだったようだが・・。
- 425 :Wedding Life 3 Gonna ◆03gfAyqM2A :04/07/31 21:28 ID:2Tl85hsh
- その夜・・
ベッドに横たわって寝ようとすると
ポプリが入ってきた。
「オレ寝るわ・・」
おやすみ、を言おうとしたら、先にポプリが言った。
「今夜・・同じベッドで寝ていい?」
「えっ?・・」
ちょっとびっくりしたが、オレは快くベッドに入れた。
- 426 :Wedding Life 4 Gonna ◆03gfAyqM2A :04/07/31 21:29 ID:2Tl85hsh
- 「ねぇ?何て呼べばいいかな?」
ポプリがオレの横で聞いてきた。
「う〜ん・・気軽にレインでいいよ」
オレが答えると、ポプリも
「じゃあ、私はポプリでね!」
と元気よく答えた。
一人用ベッドに2人が寝ると結構キツく、
かなり体を密着させなければならなかった。
「ねぇ・・」
今度はオレが聞こうとした。
「一緒に寝たかったから」
聞く前に答えを言われて、オレは苦笑した。
- 427 :Wedding Life 5 Gonna ◆03gfAyqM2A :04/07/31 21:31 ID:2Tl85hsh
- 「レイン・・あのね・・キスして欲しいの・・」
顔を赤らめながらポプリは言った。
オレは答えずに、ポプリにキスをした。
式の時よりももっとディープだった。
口を離すと、どちらのかは知らないが、
唾液が糸を引いていた・・
「いいかな・・?」
オレは短めに言った。何を言っているのかは分からないかと思ったが、
ポプリも分かってるらしく、小さく頷いた。
- 428 :Gonna ◆03gfAyqM2A :04/07/31 21:37 ID:2Tl85hsh
- えぇ〜とですね・・スマソ。今はまだここまでです。
あっ、石はやめて。出刃包丁もやめて。ピンポンダッシュもしないで。
確かにね、つまらないし、エロの一歩手前だし。
まぁ、エロに期待しててください
- 429 :名無しさん@ピンキー :04/08/01 01:04 ID:Ax8JKBvh
- つ【牧物同人誌)
萌えを補給しましょう。
- 430 : ◆NISNOWnXZo :04/08/01 03:11 ID:RcoN3dV6
- いやぁ〜、お待ちしてましたよ♪
やっと1さんのおはなしが読めるんですね(・∀・)
楽しみにしてますから、無理をせず書き上げてくださいね!
V6って、犬夜叉のOP(タイトル失念)しか聴いた事ないや…orz
>423-427
先ず、結婚式がファースト・キスってのにズキューンと来ましたよ!
おじさん、顔から火が出そう(ノ´∀`*)
まさにあてられるとはとはこの事で、
チクショー!!!こちそうさま!ってカンジですな〜。
「一緒に寝たかったから」のところで、
思わずはにゃ〜ん(〃▽〃)としてしまった事を告白しときましょw
>429
???
【牧物同人誌)って?
あるのかなぁ〜?
あるなら見てみたいヽ(´ー`)ノ
- 431 :181 :04/08/01 12:42 ID:TTlz+QBn
- 遅れて大変申し訳ないです。
>>430
あるようです。今回のコミケットにおいて、牧場物語をメインとして出しているサークルは
3サークル出展予定ですね。
- 432 : ◆NISNOWnXZo :04/08/01 21:57 ID:FFIijHlF
- >431
情報サンクスです!
そうですよね、ありますよね〜。
でもネットじゃ見かけないですねぇ(´・ω・`)
ところで181さんは夏コミ行かれるんでしょうか?
もしそうでしたら、成果をお聞かせくださいね!
スレ違いでしょうけど、牧物以外の物も含めて…
最後になっちゃったけど、マイペースで無理をなさらないで、
執筆してくださいな♪
>430
11行目、「こちそうさま」じゃねぇ〜だろヽ(`Д´)ノ
- 433 :過去スレ462 :04/08/03 15:42 ID:X3OnPfkB
- おひさしぶりです。あぷろだ276-282
WLのヒロインとか、制服エリィとかメイとか。
ところで>423-427のSSは漏れのリクですか!
リクどおりに展開したら(;´Д`)ハァハァ
甘々でも(;´Д`)ハァハァできそうな予感…
サンクスです!
続き期待してます!
- 434 : ◆NISNOWnXZo :04/08/03 20:13 ID:czST2lDQ
- >433
462さん、おひさしぶり〜〜〜〜。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
おげんきでしたですかぁ!!!
これでやっと漏れの中の462さん分が補給できますぜ♪
WL for Girlの主人公たん(ながっ!!)の
キョトンとした表情で片足を持ち上げてるしぐさが
なんともラブリーですっ!
もう一枚のラフ風の画は荒々しさが、
今までにないカンジでとて〜も新鮮ですね!
リクといえば、セーラ服キタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
しかもオパーイにローター付きぃぃぃいい!!!Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
アリガトーございま〜す!
さっそく手前のバイブで、エリィたんをグボグボさせていただきます!
漏れの脳内で(*´д`*)ハァハァハァアハァ
|  ̄ー ̄) そうそうメイたんはつま先立ちになっちゃうよね〜♪
上に乗っけるのもオーケーやなぁ……軽いし ニヤソ
- 435 : ◆NISNOWnXZo :04/08/03 20:56 ID:czST2lDQ
- よく考えたらセーラー服とは、
脳内補完進みすぎ…w
ブレザーかもしれないもんな〜。
どっちにしても(≧∇≦)b グッジョブです!
- 436 :名無しさん@ピンキー :04/08/04 15:29 ID:W782nHp4
- ↑正直その顔文字キモイ
もうちょっと別のにして欲しい
- 437 : ◆NISNOWnXZo :04/08/04 22:06 ID:Hh9rXvb2
- (*^ー゚)b グッジョブ!!
これでよい!?
- 438 :名無しさん@ピンキー :04/08/04 22:58 ID:EeHsMnA7
- おばちゃん、無理するな
- 439 :名無しさん@ピンキー :04/08/05 07:48 ID:1dAwvRO/
- GJ
これだけでいいよ
- 440 :名無しさん@ピンキー :04/08/05 20:13 ID:AMLE3sSg
- まぁまぁ、マターリしましょう( ´ー`)y―┛~~
- 441 :名無しさん@ピンキー :04/08/06 22:48 ID:9bIfCTg3
- 小説投下マダー? チンチン
- 442 :名無しさん@ピンキー :04/08/07 13:29 ID:GTO8s+fG
- ガード
- 443 :名無しさん@ピンキー :04/08/07 16:02 ID:PJoEc2+c
- あのリック×クレアの続きキボン
- 444 :ダークサイト34 :04/08/08 22:50 ID:lfwFk/p3
- 「………」
クリフは息を呑み、クレアの動向を静かに見詰めている。男だったら羨ましい状況であったとしても、今の彼には戦々恐々とした雰囲気だけが包む。
今の今まで優しく接していたクレアが、行き成り女王様に転じた状況は経験少ない彼にとって衝撃的なものなのだろう。
「クリフはこう言う状況の方が燃えるのかしら……もう破裂しそうだよ?」
張り詰めている彼の陰茎を手コキの要領で摩りながら、妖しい微笑を浮べて見詰めるクレアの空気に飲まれている彼は彼女の小悪魔的な言葉に返答は
出来ない。クレアは彼の反応を予想していたのか反応を見る事無く素股の状態になるように彼の陰茎の上に腰を落とすと、体を倒して胸板を舌で丁寧
に愛撫する。舌の感触と時折顔に触れる金髪のくすぐる感触は何とも気持ちが良いと感じるのが恐ろしい。
「ふふふ……愛撫してるだけなのに、君のここはいやらしく反応してるよ……」
クレアはまるで意地悪でもするように股間と太腿を動かして彼の陰茎を刺激する。股間に感じる快感と、同時に攻め立てる彼女の言葉攻めは、一瞬全て
を忘却する程のタイミングの合った見事な技だった。
「ふふ……夜は長いんだし、我慢出来なかったら出しても良いよ……」
だがその小悪魔的な表情には、かなり挑発的な意味合いが含まれていたのをクリフは男の本能で悟った。
- 445 :名無しさん@ピンキー :04/08/08 23:50 ID:aAknoO7G
- キ…(-_-)キ(_- )キ!(- )キッ!( )キタ(. ゚)キタ!( ゚∀)キタ!!(゚∀゚)キタ━━!
(;´Д`)ハァハァ ツ・・・ツヅキキボンヌ
- 446 : ◆NISNOWnXZo :04/08/09 21:21 ID:3v0iW0Uc
- >444
クレアの中のSが暴走してますね!
執拗なじらしがたまんないっす⊂⌒~⊃。Д。)⊃
しかし多少の経験のある男でも、
目の前の女がここまで豹変したら
結構ビビるだろうから、
クリフなら尚更でしょう…
でもクリフもまんざらでもないみたいですが(・∀・)ニヤニヤ
- 447 :名無しさん@ピンキー :04/08/10 16:24 ID:Wa7bUmr4
- 保守
- 448 :名無しさん@ピンキー :04/08/12 01:48 ID:B6K9J7RH
- ho
- 449 :名無しさん@ピンキー :04/08/16 20:08 ID:VLJTQdYe
- ほす
- 450 :過去スレ462 :04/08/17 18:25 ID:uAWbF8o1
- あぷろだ285-286。
水彩エリィと二本差マリー。
ところで29さんの続きマダ-?
- 451 : ◆NISNOWnXZo :04/08/17 20:01 ID:ZrJWaDog
- >450
285 水彩も不思議な色気がありますなぁ〜。
ラフな色使いがみだらさを煽ってるような!?
それと今までで一番ってくらいエリィの表情がいやらしーーーくって、
よいですよ(*´д`*)ハァハァ
286 マリーに二本差しって、他のキャラよりも背徳感ありますね!
漏れもやわらかそーなおしりをネチネチと
攻めまくりたいもんですな!!!!
出来ればもーっと大きなサイズで見たかったなぁ〜。
29さんは学生さんだから、夏休みを満喫してるんじゃないかな〜!?
- 452 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 20:06 ID:HWMog/Gi
- 私も、皆さんの描いたイラストを見たいんですが
どこで見れるのでしょうか・・?
すいません
- 453 : ◆NISNOWnXZo :04/08/17 20:27 ID:ZrJWaDog
- >452
SSと画像は、コチラに保管していますよ。
http://members.lycos.co.uk/bokumono/
- 454 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 21:59 ID:HWMog/Gi
- 453さん、どうもありがとうございます!
素晴らしい作品ばかりですね・・、
わぁ・・。
- 455 :過去スレ462 :04/08/19 23:33 ID:ZPAY+xF6
- あぷろだ287。
いまになって357さんのアージュ。漏れん中じゃこんな顔。
- 456 : ◆NISNOWnXZo :04/08/21 03:59 ID:IQVAAASE
- >455
美少女だなー、ホントに(*´д`*)
こんな娘だったら勝気にまくしたてられても、
ぽわ〜んとしちゃって反論できないだろ〜なぁ!
何気に首スジのラインが色っぽくって(・∀・)イイ!!
- 457 :名無しさん@ピンキー :04/08/24 10:37 ID:TA8v+fDC
- hosyu
- 458 :名無しさん@ピンキー :04/08/24 20:55 ID:bA3blnDq
- 保守
- 459 :過去スレ462 :04/08/26 14:00 ID:vDLUBmU2
- ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [288-290]
今回はしっかりとエロ。
- 460 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 19:37 ID:uBJ2irb/
- ほーしゅ
- 461 :名無しさん@ピンキー :04/08/29 11:48 ID:bbkJFFJx
- ほしゅしゅ
- 462 :名無しさん@ピンキー :04/08/31 17:08 ID:nDn3Izxt
- 保守。。
- 463 :名無しさん@ピンキー :04/08/31 20:02 ID:6Bj3pqQI
- クリフ×クレア神の光臨はまだかホシュ
- 464 :名無しさん@ピンキー :04/09/03 01:52 ID:AQ/w+oLt
- 保守
- 465 :名無しさん@ピンキー :04/09/03 12:20 ID:7SFkhYEi
- 下がり過ぎたので、一時上げますね?
- 466 :ダークサイト35 :04/09/04 00:35 ID:hZmYLHmJ
- 「そろそろ私も我慢出来ないわ……挿れるよ……?」
果てて間もないのに、執拗なクレアの攻めで直立不動になっているクリフの陰茎を手コキしながら呟く。完全に魅入られた彼はクレアに返答など
出来ない。そんな彼の心境を完全に掌握しているのか、クレアはそのまま腰を浮かして、自分の陰部に彼の陰茎をあてがい艶声と共に腰を沈める。
「……んんっ……ふふ……挿れただけで気持ちが良いよ」
そして意地悪でもするように、わざと締め付けて彼の顔を見下ろしている。彼はと言うとクレアの膣内が熱い位に感じ、彼女の意図した締め付けに
心地良い快感が全身を揺さぶるが、強引に奪われてしまったと言うような、声を上げて感じる様は男としたら結構情けないと思えてしまう。
「くっ…クレア……さんっ!」
「クリフ手がお留守……さあ、貴方も下から腰を動かすの!」
乳房に彼の手をを添えて触らせると、クリフの腰の辺りに手を支えて上下に自分の腰を激しく動かす。キツイ位の締め付けと激しい腰の動きに加え、
クレアの艶かしい喘ぎ声は経験無いクリフからすれば正に即効性の媚薬、頭の中が徐々にホワイトアウトする。
「んんっ!あんっ!……クリフ手が離れてるっ……私の胸をっ…手で愛撫するっ……んああっ!ああっ!」
クリフの腰の動きの波長に合わせて打ち寄せる全身に感じる心地良い快感に浸りながら、恍惚な表情と共に艶っぽい嬉声で喘ぎつつリードする様は
彼にはどう映ったのだろう。
「ク…レア…さんっ」
びくんびくんと痙攣にも似た震えを感じた刹那、クリフは地に傾けているクレアを手で思い切り抱き寄せ、身体を密着させて下から腰を叩き付ける
様に腰を動かして押し上げた。
- 467 :ダークサイト36 :04/09/04 00:36 ID:hZmYLHmJ
- 「ふふっ…んんっ…ああんっ……やっと…あんっ…その気に……なったじゃない……」
幻惑されるような艶っぽい吐息と共に、耳元で囁くように褒めると上になったままクリフに身体を委ね、彼が動かす腰の動きに合わせてクレアも腰を
動かしてクリフの心臓の鼓動を感じながら、感じる心地良い快感を思いっきりの嬉声を上げて応える。
「あんっ!ああっ!んああっ!いいっ!いいよクリフっ!奥に当たるっ!奥に当たるうぅっ!!」
クレアの喘ぎ声に後押しされた彼は徐々に動きを早め、全てをかなぐり捨てるように一心不乱に限界以上に張った陰茎をクレアに突き立てた。彼女に
よって情欲の川に流された彼は、そのまま一気に絶頂に登りつめている。
「ク…クレアさん……もう限界っ!出しちゃいそう!」
「んんっ……な…中にっ…ぁあっ…出して…良いよぉ……っ!」
彼女の返答を聞いたクリフはそのまま獣の如く遮二無二腰を動かし、陰茎に痙攣を感じながら限界間近の怒張を激しく突き立てた。
「クレアさんっ……もうだめっ!」
「そのままっ……出してぇっ!……うあっうあぁああっ!!」
クリフが果てた刹那、クレアもびくんびくんと痙攣した後ぐったりと完全に身を預けてしまった。しかし表情に苦しそうな様子は全く無く、達成感
とも取れるような恍惚とした表情で彼と向き合っていた。
「ふふ……貴方の熱いのが奥で出た時、思わず気を失いそうになっちゃった……」
呼吸の整わないクリフを他所に、クレアは一言こう言う。何だかんだ言っても結局は掌の上で弄ばれていたなと、クリフはしみじみ実感した。
- 468 :ダークサイト37 :04/09/04 14:23 ID:hZmYLHmJ
- 行為が終りもう一度シャワーを浴びた後、クリフは着替えて先程クレアが食器を用意していたテーブルの座席に座っていた。まともに食事すら取って
いない彼の為に、クレアは食事を用意するのだ。実は彼女はランと互角の料理の腕を持っており、彼は密かな楽しみにしているようだ。
深夜にも関わらずオムライスにシチュー、サンドウィッチにワインとクリフの好きな物ばかりを用意したのは流石なものである。
「……………」
だが問題があるとすれば、彼女がインナーにエプロンを着けただけの格好で作業していた事だった。一度正気に戻ると奥手な様子は変わらない。
「あれだけ激しく私を抱いたのに、恥かしがって無くても良いのにねぇ」
照れている彼をからかうように一言言い置くと、彼の前に先程の料理の品々を丁寧に配膳する。まるで小さい子供に母親が優しく配膳するように。
「さぁさ、いつまでも照れてないで御飯食べると良いよ。遅い時間だけど、お腹空いているでしょ?」
クリフの横に立ってワイングラスにワインを酌すると、何時も見せる笑顔を浮べて彼を見詰めていた。そこには先程の妖しい魅力に包まれた淫靡で
小悪魔的な雰囲気のクレアの姿は無く、何時もと変わらない優しく気さくなクレアがそこには居た。そんなものを見ると、女と言うものはつくづく
不思議なものだとクリフは思う。
「私はちょっと着替えてくるよ……クリフは御飯食べていてね」
クリフが料理に手を付け始めた頃、その様子を見届けた彼女はエプロンを外して自室に戻っていった。
- 469 :名無しさん@ピンキー :04/09/04 17:07 ID:dSqEgIsJ
- >>466-468
神光臨キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
小悪魔クレアにハァハァさせてもらいますた
- 470 : ◆NISNOWnXZo :04/09/04 21:23 ID:pvBdyQ6J
- >466-468
すごいあえぎの応酬で読んでいるときに
息がつまりそうでしたぁw
普段、冷静沈着なクレアにこんな一面があるとは、
クリフじゃないけど、女は不思議……というかこわ〜い(((( ;゚д゚)))アワワワワ
- 471 :ダークサイト38 :04/09/05 01:31 ID:TPAZHgtA
- 日付も変わった深夜にも関わらず、比較的『重い』内容の御馳走も空腹と言う事もあって飛び切り美味しかった。味付け方も即興な感じを微塵も
感じさせず、盛り付けも一つ一つ心が篭もった優しい印象を受ける。それを感じただけでも、ランに振られた腹いせにクレアを夜道で襲って綺麗
なワンピースをボロボロにしたり、もっと男として素直に喜んで彼女を抱けなかったのかと心が痛む。考えれば考えるほど、彼の手は止まる。
「……あれ?クリフ……美味しくなかったかな」
後ろから聞き慣れたクレアの声を背後から感じ、クリフは思わず後ろを振り向くと彼は一瞬絶句する。
「!?……ク…クレア……さん!?」
「クリフ、私でもこの制服は似合ってるかな?」
無邪気な笑顔と共にキッチンに戻って来た彼女の姿は、クリフでも知っている胸を強調させる服装で有名なアン○ミラーズの女性接客員用制服を
身に纏っていたのだ。この有り得ない状況に最早クリフは何も言葉を紡ぐ事が出来ないでいた。
この手のボディラインを強調させる服は背筋を伸ばして歩くと女性の場合、腰を振るような独特で何とも魅惑的な姿に見える。モデル体型の持ち
主ののクレアはその色香を十二分に発している。生でこの制服を見たことの無いクリフからすると、非常に刺激が強かったのだろう。
- 472 :名無しさん@ピンキー :04/09/05 12:57 ID:hK3gMytz
- アンミラキタ────────(゜∀゜)──────────
GJ
- 473 :ダークサイト39 :04/09/05 13:41 ID:TPAZHgtA
- 驚いているクリフを他所に、彼女は彼の横の席に座って優しい笑顔で彼を見詰める。彼のワイングラスが空になるとグラスの半分位までワインを
丁寧に酌をするのだ。だが彼はクレアが気になってしょうがない。アン○ラと言えば胸を強調している前掛けエプロンと、本当に際どい位の丈の
短いミニスカート、こんな現実味の無い服なんて実際見る事なんて無いのだろうなと思っていたクリフは、思いもよらない状況で彼女が着るなんて
予想も出来なかたのだろう。ガーターストッキングとどう言う訳かちらちらと見える赤いレースのショーツは思った以上にドキドキする。
「ワインは一杯あるし、御飯も足りなかったら言ってね」
その上彼女は何時もと変わらない気さくな雰囲気。彼女の心境を窺う前に、酒よりもこのギャップのある状況に酔いそうだった。
「御飯は足りると思うよ。ごめん、こんな夜中に悪いね……」
「え?…ううん、そんな事無いよ。今日は本当に最初からクリフと飲みたかったんだから」
感謝の気持ちと共に申し訳ない気持ちを述べると、クレアは変わらない表情で返答する。
「クリフが私を襲おうとした時、抵抗しないで貴方に身を委ねてしまおうって少し思っちゃった。ここに至った状況は私にも責任があるから」
クレアの言葉に、彼は食事の手を止め彼女の言葉を聞き入った。
「好きな子が……他の女の子に告白すると分かっていて、止められなかった私は情けない……」
「え……?」
一瞬クリフの思考回路が止まる。想像も出来なかった言葉に彼は何と言って良いのか分からなかった。
- 474 :181 :04/09/05 17:11 ID:TPAZHgtA
- 思った以上に誤植が多いです、申し訳ないです。
- 475 :名無しさん@ピンキー :04/09/06 02:03 ID:uGs+uQCY
- ありがとう181氏!待ってた甲斐があったよ(*´Д`)ハァハァ
クレアたんがしおらしくなったヨー
GJです。気にしないで下さいハァハァ
- 476 : ◆NISNOWnXZo :04/09/06 22:22 ID:LSWqR+Qk
- >471
>473
アンミラいいっすねぇヽ(´ー`)ノ
クレアならホント似合うでしょうね!
出来ればエプロンのみだっともっといい!!
そうするとマジで、クリフは食事どころではないなw
やっとクレアが素直になって、落ち着くトコに落ち着くんですかね!?
あとはクリフ次第ですな…
すみません。
誤植のところ、何処かわからなかったのでそのまま保管しましたっす!
- 477 :ダークサイト40 :04/09/07 01:32 ID:7mQx16Zo
- 「ふふ……何でもないわ……男の子と二人で飲むお酒は、やっぱり美味しい……」
クリフの横で手酌して、チーズをつまみながらワインを口に含むクレアの姿は何とも悲しげにも見える。女性の心を読む術など持ち合わせては
いないが、純粋に酒を楽しんでいる様には少なくとも彼には見えなかった。
「最初っから無理矢理にでも……首にロープを巻きつけてでも誘えばよかった……そしたら、もっと早くからクリフと遊べたのに」
ワイングラスを見詰めながら、少し残念そうな口調でクレアは言う。
「………………」
「ふふふ……そんなに御飯美味しそうに食べてくれたのクリフだけかな。料理した甲斐があるよ」
自分のグラスに注がれていたワインを飲み干すと、席を立ち食事の終ったクリフの前に置かれている、ワイングラスを除いた空いた食器をこれも
丁寧に退かして片付けた。見た目とは裏腹にクレアは非常に家庭的な女性にも彼には見えた。
「……クレアさん……俺……」
「どうしたの?クリフ」
そんなクレアの姿を見た彼は、思わず席を立ち上がりそっと呟くように言う。だが後に続く言葉が見つからないのか、喋れないでいる。
「お願いが……あるんだ……もう一度……もう一度貴女を抱きたい」
突然のクリフの『お願い』に少しまじまじと彼を見詰めたクレアだが、優しい笑顔を彼に向けて、
「いいよ」
静かに頷いた。
- 478 :ダークサイト41 :04/09/07 13:43 ID:7mQx16Zo
- 「……クリフが誘ってくれるなんて、思わなかったよ」
クレアは食器を流し台に置くと彼女はオレンジ色のミニスカートに手を掛け、たくし上げて赤いレースのショーツを彼に見えるようにする。軽く
挑発的な表情と共にクレアがこの仕草をすると、ぐっと艶っぽい雰囲気になるのだ。
「……身体触るよ」
そんな彼女の雰囲気に酔ったのか見た目にも緊張しながらクレアに近寄り、ぎこちない位に聞こえる彼の言葉に彼女は静かに頷いて返す。
「うん」
返事を目で見て耳で感じたクリフは、スカートをたくし上げている彼女の右手をそっと離して手を握り、そっと唇に自分の唇を重ねる。ほんの
触れる程度の口付けが、クレアには何処と無く心地のよい感じがする。
「唇が震えてて可愛い……ほら、胸だってここだって……触っていいんだよ」
さり気無くリードしてくれるクレアに心の中で感謝しながら、クリフは彼女の乳房を肩に力が入りつつも掌で感触を味わうように触れる。一度だけ
成り行きで女性経験をしても、逆レイプ同然の状況では心情は童貞のままなのである。
「………………」
そんなまだ初々しい彼の様子をクレアはまるで母性本能と言うべきか優しい表情で彼を見詰めている。
- 479 : ◆NISNOWnXZo :04/09/09 22:15 ID:c9xHXKo3
- >477-478
前と違いソフトで優しい雰囲気になりましたね。
それってクレアが激情で押し切った行為と、
お互いが求めての行為の違いなのかなと思いました。
秘めた想いがやっと伝わって、なんかホンワカしちゃいました(゚ー゚*)
- 480 :名無しさん@ピンキー :04/09/12 03:29:43 ID:pVlg0dGk
- hosyu
- 481 :名無しさん@ピンキー :04/09/15 00:37:51 ID:0kSgxRiY
-
- 482 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 21:03:54 ID:ZBuGW5Zz
- ほしゅります
- 483 :名無しさん@ピンキー :04/09/21 16:16:26 ID:ptDlvZ/3
- 保守
- 484 :ダークサイト42 :04/09/23 17:55:06 ID:ogQP6tjz
- 丁寧な手付きでクレアの乳房に触れて撫でるように揉む。掌に感じる彼女の乳房の感触は改めて思うと柔らかく、それでいて心地良かった。
女性を抱いたのは今日が始めてで、逆レイプ的な初体験の彼にとって、同世代の女の子の双丘に触れる事が出来るだけでも感激ものだったのだろう。
「ふふふ……私にしたい事遠慮せずにすればいいのに……私のオッパイがそんなに気に入ったの?」
甘く妖しい吐息と共にクレアは微笑みを浮べながら、彼の欲情を煽るように耳元で囁く。何だかんだいっても、クレアにリードされてしまうのだ。
それでも包み込むような優しさは、彼にとってこれ以上に無い『媚薬』になってくれる。クレアが口に出さずとも、その雰囲気だけでクリフを意図も
簡単にマリオネットの如く無意識にも操られる。彼の手が徐々に下に流れ、たくし上げられたスカートから見える赤いレースのショーツに、不器用
ながら手を入れて摩るように彼女の陰部に触れる。
「んんっ……クリフの指が暖かいよ」
クリフの指の感触を味わい身震いしながら囁く。そしてお礼と言わんばかりにクレアの空いている腕を彼の背に回し、身体を密着させる様に彼を
抱き寄せた。クリフは彼女の行動に少し驚くが変わらない妖しい表情で、
「身体を密着させるのも、好きな人となら心地良いんだよ」
唇で彼の耳を愛撫しながら、吐息と共に囁いた。
- 485 :名無しさん@ピンキー :04/09/23 23:37:10 ID:krbfMJh5
- いい雰囲気でつね
続きが気になる
- 486 :過去スレ462 :04/09/24 17:54:00 ID:W2s7NsRg
- エロから純愛の流れが胸に迫ってハァハァしてまつ。
そのせいか最近クレアしか描いてない漏れ。
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi 291
ところでいまss書いてるんですが、WLルミナ×主人公の需要ありますかね?
うpは冬ですけど。
- 487 : ◆NISNOWnXZo :04/09/25 00:33:20 ID:sRelFccw
- >484
やっぱりクレアにイニシャティブとられちゃうクリフに萌え!?
クレアはホント理想的ですよね〜
こんな風に好きになってもらえたら、男冥利に尽きるってもんですよ!
>486
ダークサイトでライバルのふたりが、百合してるのがワロタ
こうなるとクレアは恋愛指南ってカンジっすか!!
クレアの食い込みしまパンがエロ〜くっていいっす♪
ルミナたんでしょ!
あのルミナたんなら期待大です!!
お待ちしま〜す。
ドラマティックになるといいなぁ〜
462さんの描く画のように。
- 488 :ダークサイト43 :04/09/25 02:07:44 ID:s2T7cVCP
- 身体を密着させるとクレアはそっと彼の股間に手を伸ばし、撫でるように彼の陰茎に掌を被せる。既に2度も出しているのに、クリフの陰茎は既に
直立不動と言うのが相応しいほど硬直・勃起している。だが敢えてクレアは何も言わずに手で触るだけで、目を閉じクリフのする事に身を任せていた。
密着した体勢のままクリフは手の感触で味わうように彼女の陰部を触れ、恐る恐る入る辺りまで指を第一関節辺りまで挿入する。手に感じる彼女の
膣の温もりと流れる愛液は、それが嘘ではなく現実のものだと実感させてくれる。実際の所は触るだけで気持ち良いと彼自身感じてしまうのだ。
「んんっ……んんっ……」
指が膣内に沈む毎にクレアの妖しく色っぽい吐息が漏れる。不器用で不慣れ、初めてで初々しい指の動きに心地良い感覚と、丁寧に丁寧に指を動かす
彼の気持ちを受け止める事が、直接交わって無くても全身を包むような、這って出る快感が支配してくれる。そんな自分の身体を弄るクリフに、彼女は
頬や唇、肩口や耳を触れるようなキスで丹念に愛撫した。
「クリフ……そろそろしてくれると、嬉しいな……」
そして空気を吹きかけるような仕草で締めると耳元で囁くように一言、彼を求めた。
「………」
流石にまだ慣れていない彼だったが、彼女の求めに少し緊張しながらも気を静めさせて頭を少し縦に振って答えた。
- 489 :181 :04/09/25 02:08:29 ID:s2T7cVCP
- ごめんなさい、下げるのをわすれました
- 490 :名無しさん@ピンキー :04/09/25 03:32:43 ID:jnqX1imw
- グレイ×クレア書いてる人居たら迷わず投下してください。
ここに待っている人が居ますんで
- 491 : ◆NISNOWnXZo :04/09/26 20:37:33 ID:vkEzaXsm
- >488
濃密な感じでよいですな!
ホントクリフになった気で、
クレアにいろいろされてる気になりまふ(*´д`*)
クレアのおもちゃになるのって、すごく気持ちよさそ……
- 492 :ダークサイト44 :04/09/27 01:31:32 ID:jRuzJmUl
- 「……このままでしようよ」
クレアはショーツを下ろすとキッチンに寄り掛かりながら彼を誘う。ほぼ初体験の彼にとって立ち正常位など、未知なる遭遇そのものだった。
陰部を左手で広げながら右脚を苦しくない程度に上げると彼に右脚を支えさせて彼を誘う。勿論自分から挿れるのに戸惑ってしまっている彼に
優しく手を添えて自分の陰部に導くようにあてがい、
「……んんっ……ふふっ……無理しないで……ね?」
クレアの言葉が合図となって、彼はそのまま腰を落として彼女の中に挿入する。不安定な体勢でも彼女の膣から感じる心地良い暖かさは、強引に
騎乗位で奪われた時とはまた違った快感を全身を通じて教えてくれる。
「うおおっ……クレアさんの中……凄く気持ちいい……」
「……ふふ……ぴくんぴくんって……もう痙攣してる……余程気持ちがいいのね……」
クリフのリアクションを感じ、少し意地悪な気持ちで下腹部に力を入れて彼の陰茎を締め付ける。膣の圧力と彼の陰茎に掛かる摩擦が気持ち良く、
最早彼自身は自分の下半身を全くコントロール出来ず、快感を求めて獣の如く盲目的に腰を動かす。腰の動きに合わせゾクゾクと震えを帯びて波の
ように駆ける快感を二人は貪欲にむしゃぶりついた。
- 493 :名無しさん@ピンキー :04/09/27 20:34:51 ID:DUebEvB1
- (;´Д`)ハァハァ サイコウデツ
- 494 :名無しさん@ピンキー :04/10/01 10:06:41 ID:9hbgl43r
-
- 495 : ◆NISNOWnXZo :04/10/01 22:12:26 ID:xTsJSU2I
- >492
おもちゃになるのもよいけど、
積極的なクリフもいいなぁ〜
二人とも気持ち的にも最高潮みたいで、
読んでるコチラも引き込まれ、(;´Д`)ハァハァしてしまう。
- 496 :名無しさん@ピンキー :04/10/05 00:46:34 ID:fNQACw3J
- hoshu
- 497 :名無しさん@ピンキー :04/10/08 01:48:14 ID:a46TnRcM
- 保守
- 498 :名無しさん@ピンキー :04/10/11 05:25:45 ID:fTQqNXEI
- ダークサイド氏をのんびり待ちつつホシュ
- 499 :名無しさん@ピンキー :04/10/11 14:34:17 ID:xJ4xVjfr
- 牧場物語て801板には無いの?ひっかからん
- 500 :名無しさん@ピンキー :04/10/11 15:55:43 ID:xJ4xVjfr
- 500
- 501 :名無しさん@ピンキー :04/10/15 00:28:55 ID:l+OGE1M+
- 保守します
- 502 :名無しさん@ピンキー :04/10/16 19:47:10 ID:ZIavaAe6
- 保守
- 503 :名無しさん@ピンキー :04/10/17 19:00:25 ID:Hipt4Bz1
- ダークサイド神応援保守
- 504 :名無しさん@ピンキー :04/10/20 01:51:58 ID:WbDEtcbV
- ほしゅ
- 505 :ダークサイト45 :04/10/20 03:25:18 ID:vV5TNXfO
- 両手をクリフの背に回して彼女は完全に身を委ねると、下半身から来るクリフの腰の動きに合わせて攻める心地良い快感に声を上げ、身を任せた。
「んんっ!はあっ!良いよっ…んんっ!…上手…だよっ…!」
全身で受け止める快感に、クレアは嬉声を吐息と共に漏らして応える。クリフのテクニックが特別上手かったと言う訳ではない。だが、彼女自身
クリフに抱かれている事自体ただ心地良く、何も考えずに身を任して悦楽に浸ることがどんなに気持ちいいか。
「く…クレアさんっ……」
「んんっ!…いいっ!いいよっ!…クリフのがっ!…奥に当たってっ!……ああっ!んああっ!」
既に媚薬と化したクレアの色っぽい妖艶な嬉声を浴びつつ、彼は一心不乱に腰を動かしてクレアの期待に応えようとしている。トランス状態の彼に
とって、この声自体が全身愛撫の様に感じられる。その『感触』をゾクゾクと身体に感じ、その勢いに背を押される程のものなのだ。
「クレアさんっ…だめっ…もう出しちゃいそうだっ!」
「……ふふ…何遠慮してんのっ!私の中に出しちゃっていいから!」
クリフにウィンクをしてにこりと微笑むと、彼の陰茎の痙攣でそろそろ限界を悟ってクレアはそのままぎゅっと強く彼を抱き締め、抱き締めて下から
突き上げるように腰を動かして遮二無二腰を振る彼の温もりを貪る。獣のような荒々しい交わりを最後の最後まで味わうように。
「………っ!!」
そして身に感じる、彼が果てた『証』が身体の中に注がれる独特な温もりを。
「……はあっ…はあっ……」
「……ふふ……いーっぱい……こんなに量が出ちゃったら……私赤ちゃん……出来ちゃうかもね……っ!」
吐息や体温の温もりを全身で味わいながら、暫く二人は抱き締め合ったままだった。
- 506 :ダークサイト46 :04/10/20 03:25:46 ID:vV5TNXfO
- 正直此処まで燃えた性行為はどれ位振りだろうか。難破した船に乗り込む前の過去の自分が、どう言う訳かクリフに抱かれている時にふと、脳裏を
よぎる。早々に天涯孤独になり、元より何も無い私にとって、その生き様自体が捨て去ってしまいたい位今思えば無様かもしれない。快楽主義と
言う訳ではないが、男と遊ぶのがつまらない訳でもなかった。ただ純粋に、それは寂しさを紛らわしたかっただけだったのかも知れない………。
「……クレアさん?」
ソファーにタオルケットのみを掛けて二人で寄り添っている時、物思いにふけっている彼女にクリフは声を掛ける。
「何でもないよ……少し、昔の事を考えていただけなんだ」
「昔の事……?」
クリフの言葉の途中に彼の腰の後ろ辺りに手を回し、ぐっと自分の方に身を寄せて身体を密着させた。
「……少し、私のぼやきを聞かなくてもいいから言わせてね」
「…………」
彼女の思いの他真剣な表情にクリフは何も言う事が出来なかった。
「私には、もうこの地球上に両親は居ないし兄弟も居ない。所謂天涯孤独ってやつだ」
初めて語られるクレアの過去に、彼は驚きの所為か何も言う事が出来ない。そして何より、初めて見るクレアの寂しそうな表情は印象深かった。
- 507 :ダークサイト47 :04/10/20 03:26:23 ID:vV5TNXfO
- 「つて無し・金無し・学無しの私にとって、昔住んでいた都会は辛かった。キャンパスライフを楽しんでいそうな学生達や、楽しそうにしている
アベックは羨ましいだけだった。私は生きて行くだけで精一杯だったからね……女が出来る稼げる仕事は、全てやったさ」
寂しそうな表情をふっと戻して、何時もの優しそうな表情でクリフの顔を覗く。
「本気に好きになった人が居なかったわけじゃないし、恋愛だってしてきた。でもね、どれも本気にはなれなかったんだよね」
溜息混じりに複雑な笑みで話を続ける。過去を語る相手としては少々役不足かも知れないが、クレアはゆっくりと言葉を紡いでいく。
「人には言えないような仕事で自分と同世代の学生の子が客としてきた時は、もう心の中で泣くしかなかった」
アンダーグラウンドな話に疎いクリフでも、彼女が言っている事の意味は分かった。だが、それについて何を言えば良いのか分からないのも事実だった。
「流石に何もかもが嫌になってね、有り金持って船に乗って旅に出ようと思った。そうすれば自分を見詰め直すことは出来るだろうと思ってね」
顔を上げて天井を見上げるような仕草をすると、ゆっくりと続きを語る。
「船の中でね、良いおじさんに出会ったんだよ。私が寂しがっているのも直ぐに見抜いて、色々と私の話を聞いてくれた良いおじさんがね……。
嬉しかったよ……色々と話して仲良くなったのに……その後に船が難破だ、私もやきが回ったかねと覚悟を決めたよ」
クリフも、彼女がこの街に来た経緯を知っている。それだけに余りにも話が生々しくて一瞬耳を塞ぎたくなるのだ。
「この御時世に嵐で客船が座礁ではなく沈没だ、あの『タイタニック』よりも状況は悪かったんだぜ……笑っちゃうよね」
笑顔で話すクレアの姿の背後にふと、クリフには寂しそうな彼女の姿を見出した。
- 508 : ◆NISNOWnXZo :04/10/20 20:11:07 ID:eu6/O9Vw
- >505-507
クレアがクリフと添い遂げられて嬉しい様が伝わってきて、
ちょっとジーンとしました(;つД`)
しかしクレアの過去にはちょっと驚き!
漏れはクレアを神聖化していたのかも。
ただ同年代の客をとるくだりで、
「その客は実は顔見知り(同級生)で、
それをネタにさらにえげつないプレイをさせられるクレア」
を想像してハァハァしていまいますた。
- 509 : ◆NISNOWnXZo :04/10/20 20:13:16 ID:eu6/O9Vw
- していまいますた。→×
してしまいますた。→○
誤字スマソ
- 510 :ダークサイト48 :04/10/21 10:36:37 ID:EMY/3BE7
- 「死んだ方がましかと思うが、そこは神様見捨ててはなかった。気が付いたらこの町に流れ着いていたと言う訳だ……クリフも話位は聞いているだろ?」
クリフ自身はその頃ミネラルタウンに別の意味で流れ着いており、ずっと教会でへこんでいた時期だった。カーター牧師から人づてに話は聞いていたが、
彼にとってその頃はそんな余裕は精神的に無かった。その事よりも、己が見捨てた母親と妹に対する懺悔の念だけだったからである。
「……でね、体調を持ち直した後は希望なんてのは皆無で、取り合えず流されたこの町を散歩がてらに見て回った。正直静かでのどか、そして自然が
美しいこの町は良いと思った。だけど私にはこんな所で住めるほどの金は持ち合わしていないし、何より後暗い他所者が急に住みだすのに果たして
この町の人達は良い顔をするか?って、羨望の気持ち半分、身が引ける後ろめたさがあったのよ……」
正面を一点に見詰め、真剣な眼差しでクレアは自分の気持ちを紡いで行った。何時も明るく気さく、ちょっとエッチな面倒見の良い姐さんタイプの
クレアが初めて見せる、表裏一体の真剣さと虚無感が、クリフの紡ぐべき言葉を奪っていく。
「正直、居場所は無いと思った。決して私は楽して生きて来た訳じゃ無いが、懸命に生きている人達にとってみれば、私のような人間の生き様は決して
真面目には映らないだろう……そればかりか見下した態度で接するに決まっている」
ふいっとクリフの顔を覗き込むと、彼をぎゅっと抱き締めたのだ。
- 511 :ダークサイト49 :04/10/22 02:38:32 ID:T8AWhBur
- 「そう考えてくると段々と居辛くなって来る。元気に遊ぶ子供達や、楽しげに雑談している奥様連中を見ていると、私は場違いと思えてしまう」
暫く彼女は彼を黙ったまま抱き締めていた。ふと過去が脳裏をよぎり、不意に寂しさに襲われたのかも知れない。既に在住1年以上経ち、完全に馴染んで
いる様にも見受けられるクレアも、一線を画して今でも接している様に見て取れるからだ。何とも寂しい話である。
「だけどね、この町の人達は優しかった。礼だけ言って去ろうと思った時に、トーマス町長は私を例の牧場に連れて行った。その頃のその牧場は、建物
こそ即戦力で使える状態だったけど、牧草地は整地しなくては使用出来ないほど荒れていた。半年後に元の所有者の孫が農業大学を卒業してこの牧場に
来るまでの間建物の管理をし、酪農の仕事をしたらどうかと提案してきた。後で土地を確保するからと言われてね」
クレアは話を続ける、今までの自分の過去を綺麗に吐き出すように。だがそんな彼女の様子にクリフは掛ける言葉を見出せなかった。
「それは嬉しい話だった。だけど右も左も分からない手探り状態の私では仕事にならないと言うと、町長はムギさんを紹介してくれて彼是と丁寧に教えて
くれる。これはするしかないと思った私は、夢中になって牧場で働いた。知識は要るけど日々が勉強だし、何よりこの環境で働ける事が嬉しかった」
彼女は本当に楽しかったのだろう、声のトーンを上げて時折声が弾むのだ。それだけ牧場の仕事が楽しく、またそれだけ過去が厳しかったのかが伺える。
クレアにとって正に平穏で充実した時期だと思える。
- 512 :ダークサイト50 :04/10/23 22:42:26 ID:YByawYjE
- 「半年後までに私が出来る、最善の状況まで復旧させてその例の元の所有者の孫に引き渡そうとした時に驚いた。その牧場主は、私が都会に居た時の
知り合いだったんだよね……驚いたわ」
全く衝撃的な話が飛び出す。クレアと例の『牧場主』は彼女と顔見知りだったのだ。知らなかったクリフは唖然としてクレアの表情を覗き込む。
「その頃は三国志の曹操のような評価を受けていない時期に、彼は繁華街で初々しい様子で歩いていたのよ。私はその界隈で働いていたのだけど、彼は
結構たどたどしい仕草で私をナンパしたのよ」
そして目を瞑って静かに言い置く。
「彼が『曹操』のような評価を受けたのは、もしかしたら私が原因かな……ふふ、でも彼は変わってなかった。いや、変わったか……流石にこの国の
最高の大学の農政部を主席で卒業しただけはある。未だ見習いレベルの私にムギさんと一緒に仕事を教えてくれたし、新しい牧場を建設着工した時は
彼も前に立って手伝ってくれたからね」
彼女がこれまでの話を言い終えるときに、クリフは少し不安な表情を浮べていた。
「今でも彼が好きですか?」
「まさかね……人としては好きだけど、男としては今は興味ないわ」
そんな彼の心情を読み取ったのか、何やら企んだ表情を浮べて彼女は言う。
「ふふ……不安な表情を浮べないの……貴方が私を魅了していれば良いじゃない……そんなに不安なら、もう一度ベットで私を抱く?まだ夜は長いわよ」
「……ははは……」
最後の秋の夜は既に午前三時、まだまだ夜は長いとは言え、クリフはまだ暫く寝られそうに無いようだ。
- 513 :ダークサイト51 :04/10/23 23:58:09 ID:YByawYjE
- 「あーあ……39度2分……暫く家で寝てなさいね、マナさんとデュークさんには私から言っておくから」
朝を迎えてクリフは見事に湯冷めをし、ベットから起き上がる事も出来なかった。ランに振られたことは考えなくても、真夜中に3回以上シャワーを
浴び、その真夜中で肉体労働後の疲れているであろう身体を抱えて4度も頑張れば、人間誰しもおかしくなろう。
「……ごめん…ゲホッゲホッ……ク…クレアさん」
「まぁ私は満足したしたから良いけど……ううーん、ちょっと気配りが手抜かりだったのね……」
粥と味噌汁に牛乳、そして風邪薬を寝室に持ち込みながらクレアは言う。結局その後ベットで一回戦し、クレアは彼が寝に入った後の早朝五時に自分の
ベットの床に入り、彼がアージュワイナリーに出勤する頃を見計らって起きている。彼女は全く持ってタフな人間だったのだ。
「反省しなきゃね……でも、良かったよクリフ……」
食料や薬をベットの傍に置くと、頬に口付けをして彼女はアージュワイナリーに休む旨を伝えるために外に出た。
「雪か……道理で冷えるわけだ……もう冬だものね……」
寒さを凌ぐために軽くワインを口に含むと、彼女はしんしんと雪の降るミネラルタウンを歩く。日本並に四季がはっきりしているこの地域の冬はかなり
厳しく、冬に見せる町の姿はさながら北国のそれである。
「……ふふ、こんな早朝にこんな所で鉢合わせるなんてね……おはよう」
「……おはよう、クレア」
少し歩くと露天風呂に繋がる道で『牧場主』と鉢合わせる。基本的にこの町の場合、冬は農作業は出来ないため動物の世話を終らすとする事が無くなる
ので、採石場に行くか休んでいるかの二通りの行動しかなくなる。冬になるとオリハルコンやアダマンなど貴重な金属材や貴金属材が出てくる湖の採石場
は仕事の無い牧場主や、彫金師・鍛冶屋の専門家が時間を置いて採石に来るのである。
- 514 :ダークサイト52 :04/10/24 13:11:42 ID:2dUbYph/
- 「今から石掘りかな?」
「いや、今は温泉卵を取りに行くだけ。取ったら買出しに行くので話でもしながら一緒に行くかい?」
「そうね、私もワイナリーに用があるから、一緒に行くわ」
誰にでも変わらない優しい物腰で誘う『牧場主』に、格好良い大人の女性の微笑を見せてクレアは答えた。これだけを見ると、昔付き合っていたと言うのも
あながち間違いでも無いように見える。
「なんでワイナリーに。こんな朝早くからワインでも買うのかい?」
「ワインを買出しに行くのじゃないのだけれど、ちょっとクリフが今日仕事出来そうに無いからその旨を伝えに行くんだよ」
その一言に彼は「ひゅー」と口笛を吹くように息を吐く。
「確かクリフは童貞だったな……あれから何人童貞喰った?」
間違い無くセクシャルハラスメントな牧場主の言動は瞬時にクレアの表情が紅潮するのと同時に、こめかみに血管が傍から見て分かるほど浮き出る。
「!!……馬鹿言ってんじゃないよ……『アンタ』含めて二人だけだよ!」
「おおっ……おめでとう……そう言えば、君の処女奪ったの私だっけか」
凛とした空気の流れる、雪降る歩道を余りにも場違いな猥談が駄々漏れる。誰も居ないから良いが、流石に他の人間には聞かせられない話題である。
「殺してあげようか?」
「ごめんなさい、調子に乗りました」
クレアは邪気の無い笑顔でこう言うと、ふっと笑みを浮べて牧場主は頭を下げる。こう言ったやり取りはほぼ日常茶飯事らしい。
- 515 :名無しさん@ピンキー :04/10/24 19:34:54 ID:2xHWV9fN
- 神様だ!
- 516 :ダークサイト53 :04/10/24 21:50:32 ID:2dUbYph/
- 雪の降る静かなこの町を、二人が並んで歩くとまるで恋愛ドラマの様にサマになる。加えて気恥ずかしさも有ってか何気ない会話は少なかった。あると
言えば、矛盾にも見える痴話話のオンパレードだけだ。
「まったく……それにしても一つ聞くけど、アンタはどうしてランを墜とさないの?」
溜息を一つついて息を整えると、クレアは一連の核心とも言える疑問点を突いて見る。この2〜3日における、最も疑問に感じたところだ。
「なんでそんな事を思う?」
「いや純粋な感想だよ。あの娘は間違い無くアンタが好きなのに、『元遊び人』があの初々しい娘をどうして彼女に…いや、モノにしないのかが疑問だ」
牧場主の表情を覗き込みながら、彼女はこう言う。確かに宿屋での反応や、ランと二人で話した時の彼女の様子、牧場主との雰囲気を見ればそう思うのが
筋かも知れない。だが牧場主は少し渋い表情を浮べる。
「そう思うか……私はランが好きなんだけど、彼女が凄く初々しくて照れ屋だからね……慎重にしてるんだよ」
「ふーん……この間温泉の奥にある竹やぶの中でアンタとキスしてたあの娘が?」
にやけながらクレアはこう言うと、牧場主はまるで茹蛸の如く顔が一気に紅潮する。
「な、な、なんだって!?見てたのか!!」
驚くほど動揺する牧場主に、にんまりと笑みを浮べ、してやったりとした雰囲気でクレアは言い放つ。
「やっぱりそうだったのか。お風呂に入ろうとした時、アンタとあの娘の声が聞こえたからそうだと思ってカマ掛けただけなのだけど、図星とはねぇ」
「な!?……お前趣味悪いぞ……」
余りにも簡単に話術で落としてケラケラと笑うクレアは、恨めしそうに見ている牧場主に付け加えるように、
「はははは……それはあまりにも気弱でございますな、曹操殿」
こう締めて牧場主に背を向けると、左手を上げて軽く振りアージュワイナリーに消えていく。そんな『大人の女性』クレアの背を見つつ牧場主は、
「……恋愛だと、アンタにゃ勝てんよ……」
ただ一言、こう呟いた。
- 517 :名無しさん@ピンキー :04/10/24 23:37:42 ID:3zaCh3Va
- GJ!
素晴らしいです。
- 518 : ◆NISNOWnXZo :04/10/25 21:09:05 ID:aSN/50rL
- >510-516
クリフに全て打ち明けて、クレアの気持ちも晴れたようでよかったです。
ちょっ〜と初めての男の存在が気にはなりますが、
それもとうの昔に終わったことだし、
…でも
「さっさとランとくっついてしまえ!」と乱暴に言い放ってみますw
- 519 :名無しさん@ピンキー :04/10/25 21:35:45 ID:IOKYSXZl
- 最近このスレ見つけてウキウキで読破してきました
勢い余って絵ウプしちゃったけどマズかったら消しますんで。
>ダークサイト
続き気になります!!展開が読めない・・・
- 520 :ダークサイト54 :04/10/26 00:20:10 ID:qNO1S9u6
- 「はっきり言って鬱だ……マナさんの本質を忘れていたよ……」
クリフが風邪を引いてメッセンジャーを引き受けたは良いが、事実を率直に話したのが不味かった。女の家で男が体調崩して倒れたなんて事は、どうぞ
深読みをしてくださいと言っているようなものだ。加えて話し好き・噂好きの彼女の事だ、尾ひれ背びれが付いて広まるのに決まっている。
(……うふふ……若いからって、無茶しちゃ駄目よ)
(……はははは……まぁ、たまには良いか)
夫妻の象徴的な言葉が脳裏でリピートを続ける。加えて注文もしていないのに、ただでワイン一本を貰った日には、有り難味より、嫌がらせにも思える。
これが鬱にならない人間は恐らく居まい。
「あああああ……一生の不覚……」
何時にないうなだれを見せている。ネタにされるのは構わないが、童貞を喰っただの、お盛んだのと言われるのはクレアにとって正直キツイ。頭を振って
払拭するような仕草をしながら、ついでにと雑貨屋に寄って買い物をする事にした。言わば気分転換に近いものだった。
「あ……く…クレアさん……」
悪いことは続くもので、雑貨屋の目の前でランとばったり鉢合わせる。彼女は多分宿屋の手伝いに於いての買出しで来たのだろう。彼女は目線を背けて
立ち竦んでしまう。
「………」
「ラン、おはよう。早いのね」
話し掛けても心此処にあらずの様子で落着かないランに、彼女はそっと近寄って笑顔を向けた。
- 521 :名無しさん@ピンキー :04/10/26 00:47:44 ID:SgA+LYW9
- ランちゃんがんばれ、超がんばれ。
- 522 :ダークサイト55 :04/10/26 16:15:02 ID:qNO1S9u6
- 「ふふ……どうして私を見てそんなに目の色変えるの?」
立ち竦んでいる理由を知っている上で聞く所にクレアのさながら悪意を感じるが、言っているクレアの瞳は真剣だった。
「な…なんでもないっ!」
ランはぷいっと顔を背けるが、背けた方に顔を寄せて表情を覗き見る。
「自分の正直な気持ちは、アイツに伝えた?」
「……まだだよ……アタシ……自信も……勇気も無いから……」
鬱な表情と共に肩を落とすランに少し驚くクレアだったが、彼女は逆ににこりと笑って彼女に声を掛ける。
「ふふ……自信なんてものは何かを起こそうとした時、例え絶対の信頼を自分に置いていたとしても、無くなってしまう物なのだけどね」
何も答えずクレアの方に顔を向ける彼女に、付け加えるように言う。
「貴女の様なルックスの持ち主がそんな事を言っていると、世の女に殺されちゃうぞ」
「でも……恋愛なんてしたこと無いし……柄じゃないし……」
「あははははは……!!」
照れ隠しなのか、照れた表情でそうのたまうランを見てクレアは笑う。
「な…何が可笑しいの?」
「はははは…だ…だって、あんなに仲良く寄り添って、温泉卵二人で食べてる画を見て恋愛して無いなんて言われてもね……!」
笑いながらそう指摘されると、ランは一気に顔が紅潮する。要するに彼女は、気づいて居なかっただけだったのである。
- 523 :ダークサイト56 :04/10/27 22:13:13 ID:CTNuRQZ3
- 「…………」
「あははは……そんなに照れなくても良いのにねぇ」
流石に茹蛸の様に紅潮して下を向いてしまったランの姿を見て少し反省したのか、謝り半分で気遣う言葉を言った。
「ふふふ…そうね、貴女はアイツと一緒に居たいでしょ……出来る事なら二人きりで居たいでしょ?」
ランを手を引いて目立たない場所に引っ張ると、声のボリュームを下げて耳元でこう囁く。
「アイツに抱かれたいって、思わない?」
「え?…ええ!?」
ランにとってクレアの一言は強烈だった。流石のランでも『抱かれる』と言う後ろの意味位は心得ている。
「だって、好きな男なんでしょ?……本当に彼が好きなら、自分からアタックしないといけない時があるから」
「…………」
それだけに彼女は言葉を詰まらせる。流石にからかい過ぎたとクレアは自省した。
「流石に悪ふざけが過ぎたわね……まぁ良いわ」
身体を翻し、悪戯に微笑んでランを見詰めると、こう付け加える。
「自信が無いのなら……そうね、行事を切っ掛けに……ああ……そうか、『星夜祭』に彼を誘いなさい!」
そして何かを閃いたか、ぱっと百万ドルの笑顔でこう言い放った。
- 524 :ダークサイト57 :04/10/28 00:32:06 ID:Il87O2IX
- 「『星夜祭』?」
「そう。『星夜祭』は家族で宴会をするでしょ?ダッドさんはアイツに『家の娘を嫁に貰ってくれ』的な事を言っている訳だ。だから、宴会が
終った後はアイツが帰るのを便乗して貴女も付いて行っても、何も問題もない」
実に楽しそうにクレアは言う。さらっと言う彼女の姿をまじまじと見詰めて話を聞くランの姿は印象深かった。それだけ彼女が恋愛経験が多く
そして詳しいことを物語り、表の世界もアンダーグラウンドも見知っている彼女の成せることかも知れない。
「で、夜アイツに抱きついて目を見詰め、『プレゼントは私だよ』なんて言えばイチコロ」
軽くさらりとクレアは言う。少々くさい台詞や仕草かも知れないが、ランがやればそのギャップで『平時の能臣、乱世の奸雄』と評された
牧場主/農学者である『元』プレイボーイでも落とせると踏んだ訳だ。現実的な話をすれば正直絶望的なレベルなのだが、相思相愛と言う面だけで
見た、クレアなりの解析だろう。
「あ…ありがとう……でも、何で私にそんな事を……」
「いや、ちょっといじめ過ぎたかなってね……それに本当に奥手なのは知っていたから……それに、早く結ばれて貰わないと、やりづらいんだよ」
ランに対する返答も、『大人の女性』よろしく本当に余裕に返す所を見ると直ぐにランがかなう相手ではないことをまじまじと知らしめる。
「………………」
「ふふ……たまには今度一緒に飲みましょう……貴女と飲むと、楽しそうだしね」
「ああ……まった!」
彼女はこれだけ言い置くと、背を向け軽く手を振ってこの場を去ろうとする。だが、少し離れた所でランは思わず勢いで声を掛けて引き止めた。
「……クレアさん、私と勝負しよう……恋愛では私じゃ勝てないけど……春の『料理祭』、どちらが良い評価を受けるのを!」
「!……良くてよ……ふふ、貴女の姿はそうじゃないとね……」
合図の代わりにウィンクし、改めて姿を翻してその場を去る。二日前の雪解けと同時に、ランがクレアをライバル視した一瞬だった。
しんしんと雪の振るミネラルタウンに、オーバーオールを着たモデル級の美女二人が逆の方向に歩く姿は、それはまさに映画のワンシーンの様だった。
- 525 :ダークサイト58 :04/10/28 15:45:49 ID:Il87O2IX
- それから数日後。風邪が治ったクリフは、以前の様にまたダッドの店に逗留しながらアージュワイナリーの仕事に復帰している。クレア自身は自分の
家に住んで良いよと誘った訳だが、だがそこに至る経緯がクレアに対するレイプ未遂だった為か遠慮の気持ちだったのだろう。彼女は牧場の仕事から
夕方の風呂、宿屋に飲みに行くと言ういつも生活習慣に戻している。ただ変わった事は、積極的にランがクレアに話し掛ける様になった事だ。
当面の話題はもっぱら『星夜祭』の話題だった。流石に公共の場故にアダルトな話題は出来ないが、遠回りに恋愛と分かる話に花が咲いた。
「ふふ、急にあの二人仲良くなった気がするわね」
普段余り他人の事を口にしないマリーも、そんな空気の二人をこう評している。和やかな空気はこの町の持つ空気にも見える不思議なものだった。
このまま『牧場主』との思いを遂げられれば、自分の事もあるとは言え、ランは幸せだろうとクレアは思うのだ。
だが、悲劇は『星夜祭』の前日に突然起こった。
「はぁ!?父娘揃って風邪を引き、9度の熱出して起きれない……ああ、運のない娘……」
前日飲みに来たクレアは、開いていない宿屋の前でマリーやカレンからこの報告を受ける。昨晩は雪が降り何時も以上の冷え込みを見せていたのだが
まさかそれが原因で風邪を引くなど、予定表にはなかったのである。
「………」
彼女はそのまま反転し『牧場主』の牧場まで歩いて行き、灯りの付いていない家の戸に殴り書きで描かれた紙を貼り付けた。紙には
『彼女が寝込んだのに、手前は何やってんだ』
恫喝の響きすらある荒々しい書体で書かれていた。だが折りしも『牧場主』は現在鉱山に居り、この紙を見る時と早朝グレイから聞く報告は、ほぼ
同時刻だったのが余りにも皮肉だった。
結局クレアは何もせずに自宅に帰ることにする。流石に最後の最後で挫かれたと言う何とも後味の悪いものを感じるからだ。
- 526 : ◆NISNOWnXZo :04/10/28 21:47:34 ID:XYftuLPg
- >519
うるんだ瞳、紅潮したほほ、薄く開かれた口。
たまらなくツボな表情っすヽ(´ー`)ノ
ぜひクレアのあま〜い蜜をすくって、味わってみたい(*´д`*)ハァハァ
マズいコトなんてないので、次作もヨロシクでーす!
>520-525
収まるところに収まる展開でほっと一息ですね!
なんか確かな物を得た女性は生き生きしてて、
読んでて楽しくなりますな〜。
あと個人的には星夜祭キタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
- 527 :名無しさん@ピンキー :04/10/29 00:10:01 ID:S6U3zLPJ
- ほのぼの展開もいいでつね。
続きがんばってください
- 528 :ダークサイト59 :04/10/29 02:01:58 ID:gOdNbcuT
- 星夜祭当日。流石に彼女は宿屋に足を向ける事は出来ず、彼女は自宅のキッチンに立っている。ランの事は残念だと思うが、自分の事が未だ残っている。
ここで自分も共倒れしてしまっては、かなり情けない状況になるのだ。ここは黙ってクリフと過ごす為の準備をする事に徹した。『星夜祭』は町全体が
仕事の手を止めてゆっくりと家族加えて親しい客人とゆっくりと過ごす日なので、日の落ちない内にクリフは彼女の家を尋ねる。去年なら、ワイナリーの
夫婦が彼を持て成したが、クレアの『不覚』もあってか、早々に遣されたのだ。と言うのも、昨日ダッドが寝込んだ為に宿がなかった彼を夫妻は泊めたのだ。
勿論これには今日の日の野次馬根性が加わっていた事は、想像に難しくない。結局、何時の日かの様に彼をテーブルに座らせて、傍らで料理を続けた。
「………………」
一方のクリフはぼーっと彼女の料理している姿を見詰めている。と言うのも、変わらないオーバーオールではあるものの可愛らしいエプロンを身につけて
軽やかに動いている姿は、何処か心地良いものを感じるのだろう。
「ふふ……どうしたのかしら?」
視線に気が付いたクレアは、息をついて悪戯な微笑を浮べて彼に言う。
「い…いや、なんか…料理しているクレアさんが可愛いなぁって……」
良くも悪しくも『正直』な物言いに、クレアは久しぶりに顔が赤面した感覚を覚える。今まで生きてきて、こんなにストレートに言った男は彼が初めてなのと、
赤面する感覚を感じたのは実に久しぶりに感じた。
「ふ…ふふふふ……可愛いなんて素面で言われたの、貴方が始めてかもしれない」
照れ笑いと言うよりは、少し気恥ずかしさを伺える控えめな笑みを浮べる。
「でもクリフ……そう言う事は、ちょっと遠まわしに言うと格好いいわよ?」
「ちぇっ……クレアさんを喜ばせるには力量不足か」
まるで子供の様に残念がるクリフの姿を見て、『姉』の様な優しい笑顔を浮べた。
- 529 :ダークサイト60 :04/10/30 00:37:30 ID:y4SnW4DH
- 「ふふふ……でもそんな事を言われて嬉しくない女は居ないわ……好きな男の子から言われるのは特にね」
諭す様な優しい物腰で言うクレアは少女のような笑顔で答えると、出来たての料理をテーブルに綺麗に配膳をして、彼の座っている横の席に腰を落とす。
それと同時に、なんとも落着かないのか見詰めているクリフの顔が見る見る紅潮してくるのだ。これには流石のクレアも驚く。
「どうしたのかしら?クリフ顔真っ赤!」
「い…いや……食事を……する前に……聞いて欲しい話があるんだ……」
何とも神妙な様子でクリフは言う。何の話をするのか予想もつかないが、取り合えずクレアは彼の言葉に耳を傾けた。
「……お…俺と……良かったら俺と……結婚して欲しい……」
「!?」
息の詰まる口の奥から聞こえてきた彼の言葉は、なんと自分に対するプロポーズだった。加えて彼はサイバラ作であろう比較的大きく綺麗なガーネットの付いた
ゴールドリングを彼女に差し出した。紅色の宝石は、多分自分のイメージに基づいたものだろう。
しかしながらクレアは予想していない事だっただけに少々彼女の中で意思が混乱している。確かにクリフの事は好きだ。しかしながら『結婚』ともなると容易に
決心は出来ず、決断に二の足を踏ます。本当に自分の過去を理解し、その上でプロポーズをしているのだろうかと。
「クリフ……それは本気で言っているのかな?」
「え……俺は本気だよ……」
意外なクレアの質問に、クリフは一瞬絶句する。少々不安気な気持ちの混ざった、真剣なクレアの表情に続く言葉が出ないのだ。
「だって結婚だよ!?相手の過去や人格を……私の全てを受け入れる覚悟……しなきゃだめなんだよ?」
「全て見知った……そう言えば嘘になるかも知れない。だけど、私の好きな人は……クレア……さんだけだ……」
一瞬息を呑み目を瞑り、意を決して彼は自分の気落ちを言葉で紡ぐ。格好の良い着飾った言葉は言えないが、自分の偽らざる気持ちを伝えたクリフは、クレアの
返答をまるで神に祈る如く、目を瞑って運命の刻を待った。
- 530 :ダークサイト61 :04/10/31 00:55:01 ID:ss577VA8
- 恋愛は数をこなしてきた。しかしながら、生きてきた道は結婚を未成年の時期から諦めさせていた。理由はただ一つ、それは相手を不幸にさせるから……。
だが目の前で緊張している男はどうだ。真に私を嫁に欲しいのだろうか?こんな人には言えないような生き方をしていた女を欲しいのだろうか?
クリフは確かに凹み易く少々頼りない男かも知れない。だが、『牧場主』以上に気が許せるのと、本気で自分を愛しているのは彼なのも、事実だ。
本気でクレアは返答に困った。今此処で婚約するのは自分にとって、クリフにとって、最善の関係なのだろうかと。
10分程の此れほど長いと思った事はない。しかしこれだけ真剣に悩んだ事などこれまでの人生の中でどれだけあっただろうか。多分無意識だろうか、
彼女の口元が少し緩む。ここまで自分の人生に関わった男は『牧場主』を除けば彼だけで、しかももつれにもつれた紆余曲折を楽しませてくれたのも、
また彼だったのかもしれない。ならば、その関係を深めるのも悪くないか。一通り想いが脳を駆け抜けた刹那クレアは目を瞑り、ゆっくりと見開く。
「クリフ」
クレアがクリフの名前を言い彼が反応するのと同時に、クレアはそっと唇を重ねた。言葉を発さずに答える所は、何ともクレアらしいものだった。
「これが私の答え……なのだけどね」
だが彼女はクリフの方を見ながら、真剣な表情でこう言い置く。
「春の『料理祭』まで待って欲しい……私には独身の内にやる事が残ってて……どうしてもそこで決着を付けないといけない相手が居るから……」
クレアは遠くを見るような感じで感慨深げにこういった。それはまさに、ランと交わした約束そのものだった。『決着は独身の内に』……考えたものである。
それが今回一連の、全ての決着を付ける最後の舞台と位置付けたからだ。結婚前の締めとしては、最高の舞台ではないだろうか。
そして彼女は、クリフから受け取ったガーネットリングを指にはめて、美しい微笑と共にその画をクリフに見せる。
「心の篭もったガーネットの指輪……一生の宝物にするよ」
そしてもう一度、優しく触れるような口付けをクリフに送り、彼を静かに抱き寄せた。
「ふふふ……私を、これから可愛がってね……クリフ」
そして暫く抱き締めあったまま離れなかった。それはお互いの思いを、関係を、誓いを確かめ合うように……。
- 531 :ダークサイト62 :04/10/31 02:27:16 ID:ss577VA8
- おまけ。
本来は家族でささやかなパーティーをしてゆっくり過ごす『星夜祭』なのだが、若人達の間では日本における『聖夜』よろしくパーティーの後は
いつしか恋人同士で過ごす時間となる。普段見られないような光景も見受けられるのが面白いものだが、見つけても冷やかさないと言うのが町の
暗黙のルールだった。まだ人の行き交う時間の午後8時には、若人のカップルがなるべく人を避けながら移動する。普段既に尻に敷かれているグレイが
少ない恋愛経験でマリーをリードする姿や、絶対に普段見れないであろう肩を組んで歩くエリィにドクター、広場のベンチで普段とは違った雰囲気で
語り合っているリックとカレンといった普段垣間見せない別の顔を見ることができるのは非常に面白い。だが病床のランは窓越しのその光景を黙って
見詰めていた。本来なら自分の腕を振るって作る最高の料理で『牧場主』を招いて楽しく過ごし、その後で自分の本当の気持ちを伝える予定であった。
しかしこの有様この状況は、悔やんでも悔やみきれない。本当は牧場主には自分の傍に居て欲しかった。よければ、そのまま襲ってくれてでも居て
欲しかった。しかしそれは現実的ではない妄想である。結局は風邪が流行っても嫌なので見舞いに来てくれたものの、直ぐに帰るように涙を飲んで促した。
その後彼がどうしたのかは知らないが、彼女は病床で『牧場主』につまらない思いをさせた事を、ずっと悔やんでいた。
その牧場主が同時刻何をやっていたか等は此処では書かないが、少なくとも、ランが悔やむほど退屈ではなかったらしい。勿論別の意味でだが。
所変わってクレアの牧場の母屋では、食事を済ました二人はソファーでは肩を寄せ合いながらゆっくりと語り合っている。相変わらずクレアに全てを
リードされてはいるのだが、彼にはこれが心地良く感じてしまうのである。プロポーズを了承してからのクレアは大人の恋もそこそこに、少女の様に
結婚まで恋を謳歌しているように見える。子供っぽい姿を意外と思う反面、クリフには余計に可愛らしく見えてしまうのだろう。
因みに、この日クリフは嬉しさの余り彼女を四回も抱き、翌日の仕事に支障が出たのは、言うまでもない。
- 532 :名無しさん@ピンキー :04/10/31 05:37:02 ID:IXZLdLjw
- …って中途半端だなオイ
- 533 :181 :04/10/31 12:30:56 ID:ss577VA8
- ごめん、昨日終らなかったのよ
- 534 :ダークサイト63 :04/10/31 14:26:45 ID:ss577VA8
- そして春の月。結局去年の内にランは牧場主と結ばれていたのだが、余程『星夜祭』の事件が悔しかったのだろう、彼女はどう言う訳か『女神祭』から
クレアに勝負を挑んできた。本来女神様に女の子が代々親から娘へ継承する衣装を纏ってダンスをして女神様に捧ぐと言う、言わば儀礼の色が強い
この祭りで『どちらが色っぽく見えるか』という公私混同極まりない物を挑んだのだ。勿論断れば良いのだが、負けず嫌いのクレアは挑んでしまった。
「ね…ねぇクレアにラン、どうしてあんなに肌が露出してるのかな……?」
マリーやカレンが半ば怪訝な表情で二人を見詰めた。モデル並みのスタイルを持つ二人である。確かに画になりサマになるが、衣装の工夫が仇となり
宛ら半裸で踊っているようにも見えた。流石にはマダムの面々は、祭終了後中央に二人を正座させて晩までふざけすぎと説教するのは、当然の流れだろう。
「…ふ…ふふ……勝負は『料理祭』までね……」
「……懲りないわね…ランは……」
男達は喜んでいたがマナ、サーシャ、アンナにステレオで散々説教されたものの、懲りていないのか勝負心だけは衰えていないだけ彼女らしかった。
ある意味男らしいと、クレアは実感する。こんな負けず嫌いにライバル視されるのは正直疲れるが、クレアにとってそれが充実した生活の一部と考えると
何故か心地の良いと感じるのが不思議だった。
「負けないよ、クレア」
「ふふ小娘……そう言う言葉は、アイツを完全にモノにしてから言いなさい」
指にはめているガーネットの指輪を見せて、『大人の女性』の氷の微笑で言い返す。結局、この二人は結婚しても変わらないだろう。いや、逆に
変わってしまったら、それこそつまらないかも知れない。
「あんた達、懲りてないわね……もうちょっと、油を絞ったほうが良いかしら……?」
喉の奥から聞こえるマナの声を聞くと、二人は全速力でとんずらする。マダム達にとってこの二人は小娘以外の何者でもない。溜息混じりに逃げる
後姿を見て、心配半分と、子供をいとおしく見る大人の後見はそこにはあった。間もなく結婚の足音が聞こえてきそうなある春の日、のどかな町の
雰囲気は未来を担う若者達を優しく見守っていた。 《Fin》
- 535 : ◆NISNOWnXZo :04/10/31 16:00:06 ID:lH89IpzP
- 181さん、大作おつかれさまでした!
やっとクレアが居場所を見つけられて、
よかったなぁ〜と思います。
クリフと結ばれた事もそうだけど、
ランとの交流にそれを強く感じます。
今回、処女&童貞カップルは結ばれなかったですが、
こうなると数年前にやはり結ばれなかった処女&童貞カップルに
何があったのか?
気になるトコですね!
- 536 :名無しさん@ピンキー :04/10/31 19:00:39 ID:ACRQayj2
- 大作乙でした。
前よりずっとクレアが好きになりました。
ところで、個人的にランのモデル体型でも恋愛には奥手という
ギャップがたまりません。そんな彼女の初体験、猛烈に興味が湧きますね。
- 537 :名無しさん@ピンキー :04/10/31 19:18:48 ID:tK21P9w0
- >536
>彼女の初体験
導入部分だけなら、
「星夜祭のハプニング」35&36を
参照ですよ。
もし知ってたならスマソ
- 538 :名無しさん@ピンキー :04/10/31 20:55:18 ID:ACRQayj2
- >537
えろシーンが!えろシーンが見たいんじゃ!(w
…失礼しました。
- 539 :181 :04/11/01 00:15:29 ID:RRr3FwY+
- 遅れましたが、どうでしょうか?
途中かなり時間が空いたりして迷惑をかけましたが…。
しかし物凄く長くなりました。今は反省しています。
- 540 :名無しさん@ピンキー :04/11/01 23:44:27 ID:Up1jJnva
- クレアの「小娘」発言に萌えました(*´д`*)ハァハァ
ものすごく長いのに読んでて飽きが来なかったです。
181さんお疲れ様です!!
- 541 :名無しさん@ピンキー :04/11/02 16:04:40 ID:OXEFnFSa
- >>539
GJ!長い間、本当にお疲れ様でした。
かなり間が空いた事は、むしろ楽しみが倍増したのでよかったと思います。
次回作も期待しております
- 542 : ◆NISNOWnXZo :04/11/02 19:07:20 ID:7FsEefF1
- >>539
改めましておつかれさまでした!
おはなしが長い分だけ登場人物に
思い入れというか、感情移入出来て
とても楽しく、そしてハラハラしながら
読まさせていただきました。
次回作を楽しみにしていますので、
よろしくどうぞ、おねがいしま〜すヽ(´ー`)ノ
- 543 :名無しさん@ピンキー :04/11/04 00:44:12 ID:IlkQf7Yx
- h-o-s-y-u
- 544 :名無しさん@ピンキー :04/11/04 00:51:09 ID:fy8vX4wV
- ティムポ
- 545 :名無しさん@ピンキー :04/11/05 22:49:25 ID:yKlDjG1Y
- hosyu
- 546 :名無しさん@ピンキー :04/11/06 23:12:30 ID:1Kx4CEiF
- ほしゅ
- 547 :名無しさん@ピンキー :04/11/07 22:49:31 ID:sTAfu6xc
- ほしゃ
- 548 :名無しさん@ピンキー :04/11/10 20:55:51 ID:ozAa8hIA
- ほ
- 549 :名無しさん@ピンキー :04/11/11 23:23:57 ID:ZW08AVyj
- 神降臨マダー?
- 550 :名無しさん@ピンキー :04/11/12 02:45:11 ID:mxsjqYyu
- ドクター×クレア
投下してもよろしいでしょうか?
- 551 :名無しさん@ピンキー :04/11/12 02:48:24 ID:ly2elbqA
- >>550
OKですよ!!
- 552 :名無しさん@ピンキー :04/11/12 15:48:53 ID:n3wfYPuY
- お目汚しごめんなさい。
少しずつではありますが、投下します。
- 553 :水曜日は恋人達の日 :04/11/12 16:34:36 ID:n3wfYPuY
-
クレアは秋の空の下でいつものように農作業をしていた。
秋の空気は肌寒く、どこまでも透明で、薄い空はミネラルタウンの街をつつんでいた。
そんな中でクレアの牧場はいつもにぎやかであった。
動物達の世話を終えた後、秋の作物たちの水をやってからクレアは上機嫌で花畑へ向かった。
クレアの機嫌はいつもと違っていて仕事もいつもより捗っていた。
それはクレアにとって恋するものへのつながりがあるからだった。
(咲いてる)
花畑へ向かったクレアは自分が大切に育てた花を見て思わず微笑んだ。
手にもったクレア専用のじょうろを地面に置いた後、クレアは綺麗に咲いた花をまじまじと見つめた。
「赤い花だ。」
見つめるその先にはマジックレッド草。
紫の花の中にぽつぽつと赤い花がさいている。クレアはその希少な赤い花を二、三束摘み取り、
手に取った花を見て嬉しそうに笑った。
「これ、クリフにあげよう。」
花を愛らしく見つめるその目には花ではなくほかのものが映っていた。
それは間違いなくクレアにとって好きな人というものだった。
そのものを思うとクレアの頬はほんのり赤く染まった。
「行こう」
クレアは体を弾ませながら牧場を後にした。
- 554 :水曜日は恋人達の日書いた人 :04/11/12 16:44:21 ID:n3wfYPuY
- はじめは
クリフ←クレアの設定なのですが
失恋してドクターと接触がある…というような感じでやっていきますので
頑張ります!
初投稿なのでなにか指摘がありましたらどんどん言ってください。
少しずつ、続けていきます。
では↓引き続き投下します。
- 555 :水曜日は恋人達の日 :04/11/12 17:18:23 ID:n3wfYPuY
- 秋の朝は冷たい風が肌を刺激させ、クレアの髪がふわっと舞った。
クレアは摘み取った花を手に、宿屋へ向かった。
朝の静かな雰囲気がクレアのわずかな緊張を盛り上げてくれるようでクレアは行く前からどぎまぎした。
軽やかに広場を通り過ぎるともうすぐに宿屋の屋根が出っ張っていた。
深呼吸をして落ち着かせた後、両手に花を持っていざ向かった。街道をかけていくと宿屋の門が見え、
クレアは思わず笑みがこぼれ、声を出そうとした。だが―。
「じゃあ、行ってくるね。」
「頑張って、いってらっしゃい。」
クレアの笑顔はすぐに消え、すばやく摘んだ花を隠した。
親しみのある声、それは、クリフとすぐそばにいる、ランのものだった。
クレアは隠れようとしたがすぐに気が付かれた。
「クレアさん?」
こわばったクレアの顔は気弱く笑ったが、「笑み」というものではなかった。
そして声をかけたのはクリフで、クリフは気軽に話し掛けた。
「どうしたの?こんな朝から。」
クレアは肩をすくめて、とまどいながら口ごもった。
「…………さ、…散歩に、行ってたの。…偶然だね。」
「そっか、クレアさんも、仕事頑張ってね。」
そう言って笑顔を見せた後、
「果樹園に行ってくる」とのことでその場を去っていった。
残されたクレアとランはしばらく黙り込み、クレアはクリフの背中を見つめていたが
ランはクレアを気まずそうに見つめていた。
- 556 :水曜日は恋人達の日 :04/11/12 17:40:42 ID:n3wfYPuY
- しばらくしてランはそっとクレアに話し掛けた。
「クレアさん」
はっとしたクレアはすぐにランを見て明るい表情で言った。
「なに?」
クレアが返すとランは頬を染めて、もじもじしながら答えた。
「あのね、さっきの…見てた。」
クレアの明るい表情はすぐに消え、かすかに笑みが残った顔で
重たく言った。
「………うん。」
するとランは顔を赤くしたままで、かちこちに固まっており、クレアはその様をみてすぐにわかった。
そしてクレアは重たい笑顔で優しく言った。
「ランは…クリフが好きなんだね。」
ランは面食らった顔でクレアを見つめ、顔をうつむいた。
顔が赤いのは変わっていなかった。
「わからない…。でも一緒にいたいって気持ちはあるような気がするの。」
クレアはそんなランの言葉を静かに聞き取り、温かい声で答えた。
「そっか。」
ランは顔をあげてまっすぐ見つめた、恋愛下手なランはクレアのその優しさに惹かれた。
まっすぐ見つめるランは力をこめてついにいった。
- 557 :水曜日は恋人達の日 :04/11/12 17:49:20 ID:n3wfYPuY
- 「あのね…。クレアさん…
私、なにかあったら…聞いてもらってもいいかな。」
ランの言葉を聞いてきょとんとした顔をしているクレアを見たのか
ランはあわてて言い換えた。
「あ、いいの。クレアさんがいやだったら別にいいから、本当に。」
必死になって言い返すランを見て、クレアは思わず微笑んだ。
「いいよ、私でよかったら…。このことはみんなに秘密にしておくから。」
ランはすこし瞳が潤んでおり、心から「ありがとう」と言っていた。それはクレアにもひしひしと伝わった。
その誰かを想う少女の姿にクレアは心を痛めたがそれ以上にクレアが正直に「私もクリフが好き」と言えなかったことが一番つらかった。
そして最後にクレアは軽く、笑顔で答えた。
「頑張ってね。応援してるから――。」
摘みとった花は隠したまま、握られていた。
- 558 : ◆NISNOWnXZo :04/11/12 20:36:13 ID:mqkZDP0u
- >>553-557
なかなか残酷な始まり方ですな〜
いきなりこういうシーンに出くわしたら、
冷静に対応出来ないでしょうけど、
それにしてもクレアには酷な状況になっちゃいましたね(;つД`)
こちらもなんかシミジミしちゃいました。
ふわふわした文体は個人的には好きです。
行間の空白がとても効果的ですし、
何よりもクレアとランが乙女!なのが(・∀・)イイ!!と思いました。
- 559 :名無しさん@ピンキー :04/11/13 19:56:30 ID:MFOqQchp
- ドクター×クレアキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
早速引き込まれますた、応援してます!
- 560 :水曜日は恋人達の日書いた人 :04/11/15 11:17:26 ID:FbwS4bSr
- レス有難うございます。
正直、はらはらしながら投稿していたので嬉しかったです!有難うございました!
引き続き投稿します。
- 561 :水曜日は恋人達の日 :04/11/15 11:35:09 ID:FbwS4bSr
-
(なにをやっているんだろう…わたしは。)
牧場に戻った後クレアは寝室に閉じこもり自分のしたことを悔やんでいた。
いまさら悔やんでも仕方ないのだが悔やむことしかできず、思いっきり沈みこんだ。
想い人に渡せなかった花は仕方なく花瓶に飾られていたが少し、しおれていた。
こんなことなら自分も彼が好き、と宣言したほうがもっと楽だろうし、無理していったあのセリフはランにとってかけがいのないものだったろうに。
だが今こうやって悔やんでも仕方がないと思ったクレアは一度起き上がった。
「なにをしようかな。」
ぼんやり考えてから辺りを見回した。
農作業も、動物の世話ももう終わってしまったし、これといってすることがないクレアは
無くなった資材集めや、新しいレシピなども考えようとしたがどうも気が乗らなかった。
やることはたくさんあるが、後回しにしてしまうのがクレアの癖だった。
そしてクレアは悩んだ末、とりあえず外へ出てみようとクレアは足を進めた。
- 562 :水曜日は恋人達の日 :04/11/15 11:54:33 ID:FbwS4bSr
-
外に出てみると、もう午後だった。
適当に辺りを見回すとクレアが飼っている愛犬がひなだぼっこをしていた。
そののんきな姿を見てクレアはうらやましそうにつぶやいた。
「お前はいいね…。ちゃんと両想いの相手がいて。」
話し掛けたが反応は無く、相手にされなかったようだった。
クレアはむっとしたがあえて言わなかったが言いたくもなかった。
そしてなんとなく牧場を出て、マザーズヒルの方へゆっくりと出向いた。
* * * *
暖かい陽気がクレアの肌を包み込んだ。
赤く色づいた山々は多くの実りを生み出し、冬へと近づく。そんな美しい風景をクレアは静かに見つめていた。
マザーズヒルを登っていくとどんどん夕暮れが近づいてくるのがわかった。そして山頂にたどり着くのは夕日が出ているころで
何もかもが赤く染まっていた。クレアも汗をかいてここまで登るのも気持ちがよく、あまりのすがすがしさに叫んでやろうかと思った。
夕日が沈んでいく中で冷たい、秋の風がクレアの体を通し、髪の毛を揺らした。山頂にぽつんと立っている少女は夕日を眺めいろんなことに思いをはせていた
そしてだんだんと夜になっていく光景に、クレアはそろそろ帰ろうかと思い始めたころ、後ろから人の気配がするのがわかった。
- 563 :水曜日は恋人達の日 :04/11/15 12:18:13 ID:FbwS4bSr
-
人の気配がするとクレアはすぐに肩に力が入った。
だが降り向くことはなく、気が付かないふりをした。
それはどこかひそかに求めていたものがあるからだろうか。
「クレアさん?」
声がして、はじめてクレアは、振り向いた。
「やっぱりクレアさんだ」
クレアは目を丸くして、その者を見つめていたがやがてとびきりの笑顔を見せた。
クレアが目にしたものは、まさに彼女が求めたもの―クリフだった。
- 564 :水曜日は恋人達の日 :04/11/15 12:50:45 ID:FbwS4bSr
-
「どうしたの?」
クレアは少し声を弾ませながら言った。
クリフはいつも見せる笑顔で答えた。
「今日、お月見って知ってる?」
クレアは目をぱちくりさせた。
「そうなの?知らなかったわ。」
「まあまだ全然暗くなってないから、無理ないかな。」
苦笑いしながら頭を抱えるクリフにクレアはまた嬉しそうに微笑んだ。
クレアにとっては彼が来てくれただけで一番の慰めになった。
そして少しの間、彼との会話を楽しみ、クレアがミネラルタウンの風景を見ているころ、
クリフは何かを思い出したようで、「あ、」とつぶやいた。
「そうだ。なんだったらクレアさんもお月見一緒に見ない?」
クレアは驚いてクリフを見て、嬉しそうに目を輝かせた。
「…いいの?」
「うん。」
軽く頷くクリフだがクレアは心のそこから嬉しかった。それを答えるように微笑むんだあとで
クリフがもう一つ付け加えた。
- 565 :水曜日は恋人達の日 :04/11/15 13:12:20 ID:FbwS4bSr
-
「もう一人、ここに来る人がいるんだ。…ランちゃんなんだけど。」
クレアは一瞬凍りついたように目を見開いたが
あとでまた気弱な笑顔を見せた。
(来るんじゃなかったかもしれない…)
密かにそう思ったがすぐに打ち消した。そしてぱっと顔をあげたあと
クレアは明るい表情で言った。
「わたし、やっぱり帰るね。」
そう言い終えるとクレアはすばやく立ち去ろうとした。
だがクリフが驚いて引き止めるのを見て、クレアは立ち止まった。
「クレアさん!」
クレアは顔をクリフの方へ向けて、言った。
「いいよ、こういうのは二人で楽しむものだし。わたしもすぐに帰ろうと思ってたから」
「でも――」
クレアはついに振り返り、微笑んでささやいた。
山頂の出口から出る風でクレアの髪は後ろからふわりと浮いた。
「がんばってね。クリフ。」
その姿を見た瞬間、クリフはかたまって、なにも言わなかった。
それを見て、安心したように笑顔を見せた後、クレアはとうとう背を向け山頂を降りていった。
- 566 :水曜日は恋人達の日 :04/11/15 13:30:56 ID:FbwS4bSr
- (わたしのばか者)
クレアの心の中ではそう叫び続けていた。
むなしくて、かなしくて、自分に腹が立ったが、そう思うにつれ無残になっていくのが見えて
ついには涙も少し出るが、すぐに拭いて気を取り持った。
だがひっそりとした山道は、それは寂しく感じた。
* * * * * *
山を降りるころには辺りはすっかり暗くなっていて、
虫が暗い夜道を盛りあげるかのように奏でていた。クレアはやっとのことで山を降り、その表情はまた沈んでいた。
そんな時、どこからか人が駆けていく音が聞こえ、思わずクレアは足をとめた。
その足音が近くなるとひょっこり姿をあらわした。冴えない表情のクレアだったが一気に変わった。
「ラン――」
呼ばれて気が付くとランは顔をあげた。
案の定驚いていて、ランの息は少し上がっていた。
「クレアさん」
- 567 :水曜日は恋人達の日 :04/11/15 14:01:33 ID:FbwS4bSr
- クレアはどうしてここにいるのか聞こうとしたがその理由はまるわかりだった。
そしてクレアは静かに告げた。
「クリフならあなたを待ってるわよ。どうしてこんなに遅れてしまったの?」
ランは顔を赤らめた。
「どうして―」
「暇つぶしに山頂に登っていたら、偶然クリフに会ったの。待ってたみたいだったよ。今日はお月見だからって」
ランは赤くしながら答えた。
「お団子…作ってて、遅れちゃって」
やけに不安そうだったのでクレアは朝の時と同じ口調で言った。
「大丈夫、まだ間に合うわ。ほら、早く行ってあげて」
ランは安心したようにうなずいた。
「―うん。」
ランは笑顔を見せ、言った。
「ありがとう、クレアさん」
するとクレアはあのときのように微笑み、ランを見送った。ランが見えなくなるとやがてクレアは、唇をかみ締めた。
涙は出なかったがクレアの瞳は今にも零れ落ちそうだった。
「本当に大馬鹿者ね…」
小さくつぶやいたあと、クレアはあふれそうな瞳を拭いた。
そして秋の夜空にクレアは一人、牧場へと帰っていった。
- 568 :名無しさん@ピンキー :04/11/15 17:05:33 ID:c99uQkiP
- 神!!!!!!!!!
- 569 : ◆NISNOWnXZo :04/11/15 20:19:26 ID:+fGevjvj
- >>561-567
切ないっすねぇ〜
クリフの事を吹っ切ろうとして
山頂に行けば、その当人に出会うなんて…
人知れず涙するクレア。
ううっ、可哀相すきます〜。・゚・(ノд`)・゚・。
- 570 :181 :04/11/19 01:35:18 ID:PIIGwNgf
- コミケに落ちて、むしゃくしゃして投下し始めました。
今は反省しています。
- 571 :私は私 :04/11/19 01:36:14 ID:PIIGwNgf
- 春から夏に季節が変わる頃、丁度空いた余暇にマザーヒルの一本杉の辺りで持ってきた『牧場主』から貰った
ワインとチーズを味わいながら、流れて来る心地よい風を受けて自然の中でリラックスをする。都会では決して
味わえなかった良い感じの清々しい気分だ。祖父の居るこの町に来て一年。どうしても自分を見出せなかった私は、
半ば無理矢理この町に来た。最初は、祖父の仕事は自分自身がへたれの要素があったのかやる気も出なかったが、
最近はそれも段々と楽しくなってきたものだ。個人的に好意のある女の子も出来たし、中々順風満帆な気分で居た。
ただ、毎日の祖父の小言は、今もって慣れはしないのだが。
「グレイ」
自分の名前を呼ばれたと思いその方向を向いてみると、おさげが似合う何とも御淑やかな、マリーが私を見ながら
近寄って来る。この娘は私に好意を持ってくれているのだろうか、何時も笑顔で話しかけてくる。
「マリー、どうしたの?」
「少し散歩しようと思ってね。普段こう言う所に居ないから、思わず声をかけたの」
控えめだが、何とも少女の様なあどけない笑顔を浮かべて彼女は受け答えをする。この町に住む女の子や女性は
美人・美少女が多く、中々目の保養になってよい。ただ、このマリーは些か毒要素も強く、結構苦手の域にある。
「じゃあねグレイ、私はもう少し散歩したら戻るよ」
彼女は一方的にこう言うと山道に戻り、ゆっくりとした足取りで山頂に向かって上っていく。私はそんな彼女の
姿を見詰めていただけだった。
- 572 :私は私2 :04/11/19 01:36:59 ID:PIIGwNgf
- 夕刻になり、今は宿屋で寝泊りしている私は祖父に挨拶だけすると、そのまま宿に帰るのが日課で、それが休みでも
変わらない。気難しくて接しづらいが、心の底で嬉しいらしいので親孝行と言うと可笑しいが、その真似事でもと
こうしている。本当は一緒に住むのが良いと思うのだが、流石に祖父一人で住んでいる家に行き成り転がり込むのは
祖父にとってストレスの溜まる物だろう。だからこれで良いのである。
「グレイ」
帰り道にマリーの図書館の前を横切ると、マリーは何時もの静かな口調で私を呼び止める様に声を掛けた。
「今日良かったら、一緒にお酒飲まない?」
一瞬耳を疑ったが、彼女は間違いなく私を飲みに誘っている。マリーが酒を飲んだ所を見た事は無いので飲めるか
どうかは定かではないが、折角誘ってくれているのに断るのも何なので、その誘いに乗ることにした。
「良いけど、マリー酒飲める?」
「飲めるよ」
かなり疑問が残るので、取り合えず聞くと少しムッとしたような表情をうかべて答える。普段見られない表情だけに、
面白い反面彼女の違う側面を見れる感じがして良い。
「少なくても、嗜む程度には飲めるよ」
それは飲めないというのでは……脳裏には不安しかなかったが、私はマリーに手を引かれて宿屋に向かうのだった。
- 573 :私は私3 :04/11/19 13:39:52 ID:PIIGwNgf
- 「じゃあグレイ、乾杯しましょうか」
「…あ…ああ……」
どうにも違和感を感じるが、マリーとグラスを合わせて乾杯をする。宿屋に着くと、マリーは適当に酒と料理をランに
注文し、酒がテーブルに来ると私のグラスに丁寧に酌をするのだ。おまけに代金は自分持ちで良いのだと言う。そこまで
御膳立てをされているのに、違和感を感じるのは随分と贅沢な話ではあるが、正直な気持ちはそうだった。
「ワイン美味しいよね」
にこにこと笑いながら話しかけるマリーに、何て話しかければ良いのか正直分からなかった。失礼な話だが、私から見て
随分としっかりいて、金銭の管理も私のイメージでは上手と思うのだ。そんな感じで彼女を見ていた為か、今この時の
彼女の姿には驚いている。加えて格好良くグラスを持って、体をテーブルに乗り出すような呑み方をしているマリーは、
何時も見せる御淑やかな雰囲気は一切なく、何処か色っぽい、彼女の風体とのギャップがある魅力的なお姉さんの雰囲気を
醸し出していた。
「グレイのお酒が少なくなってきたね……酌をしてあげるよ」
私のグラスの酒が少なくなると、気を利かせて酌をする。それもかなり手馴れた手つきでするので正直驚いている。
どちらかと言うと、マリーは綺麗と言うより寧ろ可愛いと言うのが正しいルックスの持ち主だが、不意にこんな雰囲気の
彼女を見ると、魅了される前に私としては戸惑ってしまっている。
- 574 : ◆NISNOWnXZo :04/11/19 19:48:39 ID:13jo5Shp
- >>571-573
181さん、新作投下サンクスです!
マリーはこの冒頭3話の中でも表情が変わって、
妖しげでドキドキしますね。
何か秘密の顔もありそうだし、続きが楽しみです!
>>570
冬コミ残念でしたね〜
SS投下して気分転換してもらえれば、
これ幸いですよヽ(´ー`)ノ
- 575 :名無しさん@ピンキー :04/11/22 20:31:38 ID:cNNUH48e
- ho
- 576 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 20:11:01 ID:fTgjGVmw
- ほし
- 577 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 10:44:11 ID:syu8BcAv
- ほしゅ
- 578 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 18:19:47 ID:J/jSro15
- ほしゆ
- 579 :名無しさん@ピンキー :04/12/03 19:24:10 ID:sMdL0XjW
- ほしゅ
- 580 :名無しさん@ピンキー :04/12/04 10:54:24 ID:9Vy1+jUf
- 神降臨はまだか・・・
- 581 :名無しさん@ピンキー :04/12/04 22:34:24 ID:qyUJ6us3
- エロ無しでもいいからナミさんラブラブ小説誰か書いて下せう・・。
- 582 :名無しさん@ピンキー :04/12/05 03:16:10 ID:jpUS4cty
- 何か投下はしてみたいが、エロが書けねえorz
- 583 :私は私4 :04/12/05 20:21:50 ID:X4BCWPI8
- 案の定、ワイン一本空ける頃になるとマリーはすっかり出来上がってしまい、とても収拾のつかない状態になってしまっていた。
本来ワイン等の酒を一本空けるのは大変なことなのだが、飲み始めてものの1時間も経たないうちに空けてしまったのだ。
「ぐれい〜……もっとのみましょうよぉ……」
顔を真っ赤に染めて体をすべて私に預ける。ささやかながら感じられる胸の膨らみと、彼女の滑々した肌が何とも心地が良いが、
それ以前に宿屋の酒場は普段見られないマリーの乱れっぷりに視線が注がれて、とても耐えがたい状況にある。普段この時分に
なると、彼女の父親のバジルさんが一人で飲みに来るのだが、今日は一向に来ないのは、仕様だろうか。
「へへへへ〜……ぐれいがあ……のまないのならぁ……あたしが……」
乗り気ではない私を見詰めながら、マリーは新しいワインをラッパ飲みの仕草で飲もうとする。流石にこれ以上飲ます訳には
いかないので瓶を彼女から取り上げようとする。
「だめだマリー、飲み過ぎだ」
「だ〜め」
だが、彼女は私の顔に自分の顔を間近まで近寄せて、行き成り自分の唇に自身の唇を重ねて奪われてしまった。そのインパクト
から軽々とワインを取り返されてしまった。加えて、この光景から一部始終を見詰めていた連中からはざわめきが起こるのだ。
さらにウェイトレスをしているランは真っ赤になって惚けてしまっている。
「………………」
「へへへへへ〜……」
完全に正気を失っているのは、私から見ても明らかだったのだ。
- 584 :名無しさん@ピンキー :04/12/05 21:52:14 ID:vC0s+IRb
- ナミさん好きな人手ェあげてくり
- 585 : ◆NISNOWnXZo :04/12/06 18:33:05 ID:DtcQmi5/
- >>583
落差がすごいなぁ〜、マリー。
でも酒乱でもキス魔なら
大歓迎ですな!…グヘヘヘ
>>584
クレアスキーでつ( ・ω・)∩
- 586 :名無しさん@ピンキー :04/12/10 01:17:48 ID:zknBEdX3
- ほ
- 587 :名無しさん@ピンキー :04/12/10 15:31:15 ID:z+24WYpM
- >>584
ノシ
- 588 :名無しさん@ピンキー :04/12/10 18:30:24 ID:7+UM+d1J
- hosyu
- 589 :名無しさん@ピンキー :04/12/10 20:18:09 ID:MI9J3DEG
- >>584
ノシ
誰か書いてくれないかな・・・。
- 590 :名無しさん@ピンキー :04/12/11 12:39:15 ID:hwggYWMs
- >>584
手をageろ!
- 591 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 20:44:44 ID:zNQEgIQB
- 俺漏れもナミさん好きだよ。
- 592 :名無しさん@ピンキー :04/12/16 23:55:39 ID:8aCmi0De
- ほしゅほしゅ
- 593 :名無しさん@ピンキー :04/12/19 18:32:56 ID:kPZNgty7
- ほす
- 594 :名無しさん@ピンキー :04/12/19 23:01:23 ID:nEXPatBx
- ワンダフルライフSSキボン。
- 595 :名無しさん@ピンキー :04/12/20 00:47:06 ID:sZXwFVLE
- ナミさんSS激しくキボン。
- 596 :名無しさん@ピンキー :04/12/20 18:34:09 ID:qlen1E1S
- グレクレキボンヌ
- 597 :名無しさん@ピンキー :04/12/21 18:31:12 ID:aIa70+On
- 隊長!需要と供給が釣りあっていません!
- 598 :名無しさん@ピンキー :04/12/22 11:01:49 ID:MLi44P9d
- 需要>>供給
- 599 :名無しさん@ピンキー :04/12/22 17:36:33 ID:go8g6EX1
- ナミさん激しくキボンヌ
- 600 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 03:52:29 ID:nU7Jt1x6
- ところで藻舞さん方、GB3のデフォルトで 同 棲 っつーおいしい設定に萌えてる香具師は居らんのか。
と言う訳で、時代の流れとか需要と供給とか色々無視してGB3設定で一本投下します。
ピート(男主人公)×サラ(女主人公)で和姦物です。
- 601 :ピート×サラ 1/17 :04/12/24 03:53:30 ID:nU7Jt1x6
- ある所に、ピートという青年が居ました。
特にこれと言った特徴のない、敢えて特徴を挙げるとしたらヅラ疑惑のあるその変な前髪だけの、ごく普通の青年であったピートですが、ある日、彼の祖父がついぞ果たし得なかった「大牧場の建設」という夢に漢のロマンを感じ一念発起。
祖父が生前購入した土地を相続し、四苦八苦・七転八倒・紆余曲折を経て、ついに祖父の夢である大牧場の建設を成し遂げ、栄誉ある牧場マスターとなりました。
けれども、彼の牧場生活が大きな節目を迎えてしばらくの後。
ピートはなぜか、心のどこかに満たされない隙間が出来ていたことに気がつきました。
夢を叶え、満たされた生活の筈なのに、なぜ。
疑問の答えは出ず、ただ日々が過ぎてゆきました。
- 602 :ピート×サラ 2/17 :04/12/24 03:55:16 ID:nU7Jt1x6
- 一方、これまたある所に、サラという少女が居ました。
彼女は物心ついた数年後、母親を亡くしました。母の死をたいそう嘆き悲しんだ彼女でしたが、父親の深い愛情と優しさに辛い現実を乗り越え、母の遺した思い出と共に明るく元気に育ってゆきました。
やがてサラが都市部の学校に進学し、卒業も間近となった頃。
なんということでしょう、父親が亡くなったとの知らせが彼女の元へと届いたのです。その上、彼女の父親が営んでいた牧場は、管理する者がいないということで人手に渡るだろうというのです。
あまりの出来事に、けれどもサラは一晩だけ泣いて、心を決めましました。
父さんと母さんの思い出は、私が守る。
周囲の猛反対にも、サラの決意は揺るぎませんでした。父の牧場は、彼女にとって何物にも変えがたい思い出の場所なのですから。
なおも反対する周囲をよそに、彼女は淡々と牧場のある離島への渡航準備を整えていきました。
- 603 :ピート×サラ 3/17 :04/12/24 03:57:28 ID:nU7Jt1x6
- サラの渡航も間近となったある日、頑として意見を変えようとしない彼女を見かねて、彼女の父の友人であるハインツは、知り合いであったピートの元を訪ね、依頼しました。
『ある少女の手伝いをしてくれないか』
事の顛末を聞いたピートは、迷った後、彼の牧場をハインツ達村の皆に任せ、サラを手助けをすることに決めました。その時ピートはなぜか、心の隙間が疼いたような気がしました。
ピートの了解を取り付けたハインツは、次にサラの元へと向かいました。人を一人、雇ってみないかと提案するためです。
ハインツの提案に、少しの逡巡の後、サラは首を縦に振りました。牧場再建の為に今は一人でも人手がほしいところです。ハインツの紹介ならば、間違いはないでしょう。
かくして、まだ雪の残る晩冬のある日、ピートとサラは島へと渡る港がある町の駅で出会いました。
この時サラが、ピートの前髪が着脱式かどうかかなり本気で悩んだことは、彼女だけの秘密です。
- 604 :ピート×サラ 4/17 :04/12/24 03:59:09 ID:nU7Jt1x6
- それから。
春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て、また春が来た頃。
ピートは、自分の中でサラがかけがえのない存在となっていることに気づきました。
彼女の牧場に対する真摯な情熱が、彼の心の隙間を埋めてゆきました。それは、ひとつの目標を達成したことで彼が見失いかけていたものでした。
彼女の、彼に向ける表裏の無い優しさと笑顔が、更に彼の間隙を満たしてゆきました。それは、たったひとりで突き進んできた彼が無意識のうちに求めていたものでした。
ピートの心の隙間が暖かなものに満たされた頃には、彼は、この隣に居てくれる存在を手放したくないと欲するようになっていました。平たく言うと、ぞっこんラヴということです。
- 605 :ピート×サラ 5/17 :04/12/24 04:01:20 ID:nU7Jt1x6
- 一旦サラを女性として意識してしまうと、少し困ったことも出てきました。
何せ、2人はひとつ屋根の下で昼夜を共に暮らしているのです。何もしなくとも彼女の私生活の飾らない姿を目にしまくりです。
その上、2人のベッドは小さなチェストひとつを挟んで隣同士に設置されているのです。うっかり夜中に目を覚まそうものなら、暴れん棒将軍とか頭悪そうな駄洒落を思いついてしまう勢いでした。
(嬉しいんだけど、いや、でもなあ……)
年頃の男の子は大変です。
ピートが、そんな幸せを感じつつも絶妙に悶々とした日々を送り始めてしばらくしたある日。
本土まで買出しに行っていたサラが、見慣れない瓶を携えて帰ってきました。
ピートが瓶について尋ねると、
「あ、これ?長老様に貰ったの。いつも収穫物をお裾分けしてるお礼だって」
なんでも、2人の住む村の長老特製の薬養酒だそうです。
「コップ1杯を寝る前に飲むと良いって言っていたよ」
なるほど、島のことに精通している長老ならば、体に良い薬草なども多く知っているのでしょう。
「さっそく今晩頂いてみようか」
そう言って、サラは瓶をキッチンの棚にしまいました。
濃い色をした瓶の中を良く見れば、様々な形をした葉や枝に混じって、尻尾の長い小さな四足動物が沈んでいたことに2人が気づかなかったのは、果たして幸か不幸か?
- 606 :ピート×サラ 6/17 :04/12/24 04:03:17 ID:nU7Jt1x6
- そしてその日の晩。
夕食を終え、風呂にも入り、明日の天気も確認し――明日はあいにくの雨のようです――、後は寝るだけ、というときになって、サラが2つのグラスと件の瓶を持ってベッドまでやってきました。
ベッドに腰掛けて、チェストに置いたグラスにとぷとぷと瓶の中身を注ぐと、片方をピートに差し出しました。
「乾杯!」
かちんとグラスを打ち合わせて、7分目程まで注がれたその酒を口に含むと、甘い薬草の風味に混じって、アルコールのそれとはまた違う仄かな苦味が口の中に広がりました。なかなか飲みやすい味です。
「甘いけど、ちょっと苦いね。でも結構美味しいな」
サラの言葉に、ピートも相槌を打ちます。
一口飲むたび、酒の成分が体中に染み渡るように心地好い興奮が頭に霞をかけてゆきます。頬は上気し、何となく下半身が騒がしくなってきました。
流石、長老の薬養酒。これならばっちり安眠できそうです。
(――安眠?……って、ちょっと待て!)
身体に起きた異変に気づき慌てて、サラの方に目をやれば、
「ぁ……何だろ……」
ビンゴでした。
- 607 :ピート×サラ 7/17 :04/12/24 04:05:55 ID:nU7Jt1x6
- 頬を桜色に染め、いつになく艶やかに潤んだ瞳の少女を目の前にして、ピートの堪忍袋の緒(桃色仕様)はじりじりと耐久限界に近づいていました。
(長老……一体酒に何を入れたんですか……)
人生の荒波を乗り越え酸いも甘いも味わいつくした長老のこと、もちろんピートの気持ちなどとうにお見通しでした。
普段は好々翁の仮面を崩さない長老ですが、どっこい実はなかなかの策士です。煮え切らないピートの態度に少々発破をかける目的で、特製の薬養酒をサラに渡したのでした。
「ん……何だか今日は、暑いね……」
どうやら、サラは一服盛られたことに気づいていないようです。
残念、暑いじゃなくて熱いだよ、とか胸中で呟きつつ、ピートは彼女から必死に目を逸らしました。
そのまま彼女を直視していたら、本能の勢いに任せて彼女を傷つけてしまいそうだったからです。
そんなことになれば、彼女の両親に祟り殺されるかも知れません。
けれども、それはむしろ逆効果でした。
「ピートくん?」
ピートの不審な態度に、サラが不思議そうに声をかけました。
「いや、何でも――」
答えかけて、振り向いてしまったピートの目に、無意識のうちに肌蹴てしまったのでしょうサラのパジャマの裾から見える、彼女のやや小ぶりですが形の良い双房が、飛び込んできてしまったのです。
- 608 :ピート×サラ 8/17 :04/12/24 04:08:26 ID:nU7Jt1x6
- ぶちんという何だか不穏な音を、ピートは聞いた気がしました。
「えーと、その」
「うん?」
(……さようなら俺の理性)
「ごめん、サラ」
「え?」
口をついて出た謝罪の言葉は、理性の欠片の最後の足掻きでしょうか。
サラが言葉の意味を理解する前に、「きゃっ」ピートはサラをその腕の中に閉じ込めてしまっていました。
「や、ピートくん、どうしたの……んぅっ」
問いの答えの代わりに、ピートは噛み付くような口付けを彼女に返しました。さながら飢えた獣のごとく、ピートは何度も執拗にサラの唇を貪ります。
「んんっ…ぁん……」
長老特製怪しい薬養酒の効果でしょうか、わずかに開かれたサラの口元から、困惑混じりの艶めいた声が漏れました。
その声は、ピートの激情をますます煽り立てるものでしかなく、
「ふ、ぅ……っ」
サラの少しだけ開かれた歯列の隙間から舌を潜り込ませると、惑う彼女のそれと絡め責めたてます。
部屋の中には、2人の衣擦れの音と小さな水音、それから乱れた呼吸音が断続的に響いています。
そのただならぬ気配にベッドの側の寝床で寝ていた、飼い犬にして忠犬たるもものすけが目を覚ましましたが、賢い彼のこと、2人に気づかれないように、そっとその場を離れました。
その時、
『ご主人様、頑張るんだワン』
そんなことをこっそり言ったとか言わなかったとか。
- 609 :ピート×サラ 9/17 :04/12/24 04:10:09 ID:nU7Jt1x6
- 思う様サラの口内を犯し尽くすと、ようやくピートは唇を離しました。二人の間に繋がった細い銀糸が、やがてふつりと切れました。
「…は……ん……ピート…くん……」
呼吸もままならぬ程激しくサラを苛む青年の、普段とはあまりに違う雰囲気に、彼女は戸惑っていました。
一大決意をして島に渡ってきて以来、彼女は両親との思い出を守り牧場を発展させることに意識の大半を向けていました。
それ故に、一番身近で移ろっていった、ピートの彼女を見つめる視線に気づかなかったのでした。
気の良いパートナーであると彼女が信じて疑わなかった青年は、今はサラの目の前には居ません。
――けれど。
「サラ」
己の名を呼ぶ青年の声が、サラの胸の奥を、甘くむず痒く痺れさせます。
決して不快ではなくむしろその先の何かを求めてしまうような、不安と興奮に心を溶かされてゆくような感覚。
「君が、欲しい」
耳元で囁かれた言葉と、身体にかかる酷く現実的で、しかしどこか夢うつつのような重みを、ついにサラは拒みませんでした。
- 610 :ピート×サラ 10/17 :04/12/24 04:11:55 ID:nU7Jt1x6
- とさりと音を立てて、サラの背中がシーツに触れました。
「あ……」
少女の細い肩を、青年の無骨な腕が押さえています。
「サラ……」
熱の篭った声で少女の名前を呼びながら、ピートは彼女の首筋に顔を埋めました。そのまま、ついと舌を滑らせます。
「ふあ…っ」
慣れない刺激に、思わずサラは上ずった声を上げてしまいました。
更に、ピートは開いた左手でサラのパジャマの上着を乱暴にくつろげると、彼女の胸へと手を伸ばしました。既にぷくりと起ち上がっていた紅い突起が、健気に彼の掌を押し返します。
「はぁん……っ」
鼻腔をくすぐるシャンプーの香りと右手に伝わる柔らかな感触、それから常ならぬ熱を帯びたサラの声が、ピートを一層昂ぶらせます。
頭の奥、何処か仄暗い場所からの命令に忠実に従って、彼はサラの片房を揉みし抱きました。指で、掌全体で彼女を感じ、捏ね繰り回します。
「ぁあっ…や……あ、ああん…っ……」
感じやすい部位への激しい愛撫に、堪らずサラの声は大きくなっていました。
- 611 :ピート×サラ 11/17 :04/12/24 04:13:54 ID:nU7Jt1x6
- なおもサラの右胸を刺激しながら、ピートは口付けを首筋から鎖骨、更にその下方へと移動させてゆきました。
やがて彼の唇は、サラの左胸へと辿り着くと、彼女の荒い呼吸に従って上下するその胸の先端を、舌で突付きました。
「ひゃうっ!」
指と掌のそれとは全く違った湿り気のある感触に、サラの小さな悲鳴が上がります。
それに構わず、むしろ更に追い立てるように、ピートは少女の胸を突付き、舐り、吸い上げました。
少女の双果は、全く素直に、青年の与える刺激を彼女へと伝えます。
「あんっ、あ…」
激情のままに繰り返される青年の愛撫に、いつしかサラの身体の内に灯った情欲の炎は段々と青白く輝きを増し、
「ぅあ、あ……ひうっ……あああっ…イイよ…っ……」
無意識のうちに、ピートを求める言葉が、朱に染まった唇から滑り出る程に燃え立っていました。
- 612 :ピート×サラ 12/17 :04/12/24 04:15:24 ID:nU7Jt1x6
- それから、ピートの右手は、彼の胸の下で喘ぐ少女の密やかな陰りへと伸ばされてゆきました。
パジャマのズボンを引き降ろすと、ショーツの中に指を進めます。
彼女の柔らかな髪と同じ栗色をした茂みの向こうに、隠された粒を見つけると、ピートはそれをきゅっと摘み上げました。
「やあああっ!?」
敏感な部分への強い刺激に、びくりとサラの背がしなります。
「あっ…ひゃ、やぅっ……!」
行為に反応して小さく勃ち上がっていたそれを擦るたび、サラのあられもない声が響きます。
跳ねるサラの身体を制して、ピートはサラの全身を貪欲に愛撫し続けました。
怪しさ大爆発な酒の力を借りたとはいえ、焦がれた少女が淫らな姿で悦がっているという事実は、青年を獣欲の檻へと捕らえるのに十分な力をもっていました。
- 613 :ピート×サラ 13/17 :04/12/24 04:19:08 ID:nU7Jt1x6
- そして、ピートはしとどに濡れそぼったサラの下の口へ指を埋めました。
くぷ……
「くぅんっ…」
既に溢れんばかりの蜜を湛えていたその坩堝は、青年の指を優しく飲み込み吸い付きます。
くちゅ…つぷ……
指を曲げ引掻くように壁を擦り、時に紅く色づいた真珠を捏ねながら、ピートはサラの蜜壷を解きほぐしてゆきました。
「やぁっ……ピート…くん……」
青年の骨ばった指に掻き回された下半身が生むどうしようもない熱に浮かされて、サラが切ない声を上げます。
泉から溢れた雫がシーツに小さな染みを作り始めた頃。
ピートはサラの内から指を引き抜くと、代わりに猛り狂った己の怒張を引っ張り出し、力強く脈打つそれを少女の花弁に押し当てると、そのまま突き進めました。
「ッッ!?」
最奥を貫かれる衝撃に、サラの身体は大きく揺れ、声にならない悲鳴が漏れます。それでも、ピートは止まりません。
突き入れた一物を限界まで引き抜くと、再び彼女へと叩きつけました。
ぐじゅッ
「はあんっ」
肉のぶつかる生々しい音に、淫猥な水音が重なります。
「あぁっ…はぅ……っ…だ、めぇ…っ」
ピートの荒々しい動きに、サラはなす術もなく翻弄されていました。
- 614 :ピート×サラ 14/17 :04/12/24 04:20:17 ID:nU7Jt1x6
- 抉るように抜き差しを繰り返しながら、自身を締め付け蕩けるように熱いサラの内の感触に、ピートは何処かへ続く階段を確実に上り詰めて行っていることを感じていました。
「ひゃん…っ…あ、あぅっ……」
――君が、欲しい――
まるでその行為が少女の全てを奪い尽くす手段であるかのように、ピートはサラを貫き、蹂躙します。
「や…やあんっ…ぅく…っ…なんだか……へん、だよ……」
一方サラも、いつしか圧迫の苦痛とは明らかに違う悦楽の波に、飲み込まれようとしていました。
「やあっ…ピートくん……っ」
「くっ…サラ…っ……」
ピートの律動が激しさを増します。
やがて、
「や…ひあああああああああああっ!」
「くぅ…っ……!」
絶頂を迎え白く染まってゆく意識の片隅で、サラは、己の内にピートのたぎる熱が打ち付けられたことを、おぼろげに感じていました。
- 615 :ピート×サラ 15/17 :04/12/24 04:21:38 ID:nU7Jt1x6
- (……やってしまった……)
一発抜いたせいか幾らか冷静さを取り戻したピートは、行為の後そのまま気を失ってしまったサラをタオルで拭いてやり、随分と乱れてしまった彼女のベッドから彼のベッドに移しかえてから、部屋の隅で頭を抱えていました。
何だか遺書を遺して首を吊りそうな雰囲気です。
(いくら変な酒を飲んじゃったからって、サラの気持ちも考えずにあんなことをしてしまうなんて……俺の阿呆!屑!色魔!)
酷い自己嫌悪にピートが悶絶していると、
「……あ……?」
「!」
どうやらサラの意識が戻ったようです。
「ピート…くん……」
部屋の隅のピートに気づいたサラが、口を開きかけました。
(……言い訳は、みっともないだけだ!)
サラが何か言う前に、ピートは彼女の元へ駆け寄りました。
「サラ、ごめんっ!」
- 616 :ピート×サラ 16/17 :04/12/24 04:22:42 ID:nU7Jt1x6
- 「許してくれなんて言わない…ほんとに、ごめん」
地に着かんばかりに頭を下げ謝るピートに一瞬面食らったサラでしたが、ふと表情を緩め、彼に言葉をかけました。
「嫌じゃないから……」
(……へ?)
てっきり傷つけてしまったとばかり思っていた相手の意外な言葉に、ピートは顔を上げました。
「嫌じゃ…ない……?」
鳩が豆鉄砲喰らったような顔で聞き返すピートに、頬をほんのり紅く染め、サラは続けます。
「ピートくんだから……嫌じゃないよ……」
言ってから、サラは恥ずかしそうにシーツを引き上げ顔を隠しました。
その強い決意で、自身の情動にすら鈍感となる程牧場の仕事に打ち込んできた彼女ですが、彼女の思いを受け止め心身共に支えてくれるピートに対して、心の奥では思慕の情が育っていたのでした。
- 617 :ピート×サラ 17/17 :04/12/24 04:23:58 ID:nU7Jt1x6
- 「サラ……本当に……?」
「うん……」
隠した顔を少しだけ出して、サラは頷きました。
「嫌われたと、思った……」
ピートの言葉に、サラはふるふると首を横に振ります。その様子に、ピートは安堵の溜息をつきました。
気が抜けたようにベッドに腰掛ける彼に、サラは小さく続けました。
「ね、ピートくん……」
「うん?」
「えと……言って欲しい言葉が、あるんだ……」
サラの言葉に、少しだけ考えて、ピートは答えました。
「そうだな……順番が逆になっちゃったけど、ちゃんと言うよ。
好きだよ、サラ。……愛してる」
ピートの飾らない言葉に、サラの顔にはにかんだ笑顔が広がります。
「うん……私も大好きだよ、ピートくん……」
言って胸に飛び込んできたサラを、ピートは優しく抱きとめました。
「今度は、優しくしてね……」
「うん……」
「……わんっ」
結局満足に眠れなかったもものすけの、ラヴラヴファイヤー全開の主人たちを生暖かく見守りながら小さくひとつ鳴いた声は、まるで『終わり良ければ全て良し…だワン』と言っているかのようでした。
おしまい。
- 618 :600 :04/12/24 04:25:21 ID:nU7Jt1x6
- 以上で投下終了です。
性格と口調はゲーム本編の方を参考にしました。
男主人公選択時には「くん」付けで呼んでくるサラが激しくツボだったので。
漫画版だと、ピート欲情→サラ鉄拳制裁→ピート轟沈で終わりそうだしなあ…
- 619 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 19:05:35 ID:doJUhyT7
- キタ────────────(゜∀゜)───────────────
GJ
- 620 :600 :04/12/24 20:02:52 ID:nU7Jt1x6
- うあ、修正し忘れ発見orz
>>610の12行目(鼻腔をくすぐる〜)の「右手」は「左手」に脳内変換してください…
- 621 : ◆NISNOWnXZo :04/12/24 22:33:35 ID:ub4Ody3q
- >>601-617
長老やもものすけとともに、
ピート×サラの二人をあたたかく見守ってる
600さんの視線を文体から感じられて、
とてもよいなぁ〜と思いました。
決して辛かったわけじゃないでしょうけど、
今まで牧場再建にかんじがらめになっていたサラが、
ピートと一夜を共にすることによって、
自分を縛っていた鎖から解放されて、
「よかった、よかったな。」と、なんかほろっとしてしまいますた。
そんなさわやかなストーリーに反するかのように
エロ描写が濃厚で、読んでて気合入りまくりました!
ココやココがズキューンときたと論うのも無粋なのでひとつだけ。
サラのあえぎがエロスギ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!
音だけでも隠し撮りしたくなりましたw
またぜひとも投下、お待ちしてますね。
( ´ー`)y-~~漏れも名前を「くん」付けで呼ばれたかった……
- 622 :600 :04/12/25 17:30:20 ID:kWCYWKMw
- >>619・>>621
感想ありがとうございます。
まさか自分のSSでほろっとしてくれる方がいるとは思いませんでした(ノ∀`)・゚・ウレシー!
萌えが溢れたらまた来ます。
- 623 :水曜日は恋人達の日 :04/12/25 19:34:25 ID:biGv4jmS
- 遅くなってすみません…(´・ω・`)
それからその二人が結ばれたのは言うまでも無かった。
静かにその様子を見つけていたクレアはどうすることも出来なかったがやりきれない気持ちでいっぱいだった。
これでよかったと思うものの、心のどこかで疑問を感じつつも押しとどめる自分がいた。
なにが正しくて、何がおかしいのか―。
すっかりその問いに入り込んでしまったクレアは、どこか元気が無かった。
(わたしもいい加減断ち切らなければ…)
断ち切ろうとしても、断ち切れないはがゆい気持ちは抑えられず、そのせいで元気がないのもあった。
なにか、どこか未練があるのはわかってはいたがそういうものは忘れるだろうとクレアは思っていたが
そうも簡単にいくわけでもなく、クレアはその日の夜は酒に酔いしれた。
- 624 :水曜日は恋人達の日 :04/12/25 20:25:37 ID:biGv4jmS
- ワインを注ぎ、グラスにそれが注がれるとクレアはため息をついた。
ワインの瓶は半分ほど減っていた。
「………………」
クレアはあれからあまり外へ出てはいない。
もともと牧場の仕事が山ほどあるので行きたくないと思えば牧場にこもり仕事に励むことが出来る。
好きでやってるわけではないがどこか後ろめたい。
一口ワインを飲むとまたため息をついた。
(なにやっているんだろ、わたしは)
ふとそれを浮かべると固まっていたクレアの顔がほぐれたように柔らかくなった。
「あああぁ〜〜…馬鹿だ…わたし…」
そして机にうつぶせると、苦悩の声がクレアの口から漏れた。
するとまたグラスを手に取り一気にワイン飲み干した。クレアの顔は赤くなり、また沈み込んだ。
(わたしは逃げてしまったのよ、あの二人に。どうしようも出来ない関係から逃げたんだ。)
クレアはあの二人を頭に浮かべた。
二人とも好きだった。偽者の励ましをかけて、仮の笑顔を見せたくは無かった。
はっきり自分の思いを伝え、共に戦いたかった。
(…だけど、言えなかった。自分の思いよりも傷つくことを恐れて。)
自分を傷つけるのが癖になったクレアだがもう自分を嫌いになるのも嫌になった。
そしてまたワインを手に取り、飲み続けた。
- 625 :水曜日は恋人達の日 :04/12/25 20:46:08 ID:biGv4jmS
- ふと、外から静かな、なにかが聞こえる。
それに気がついたクレアはよろけながらも窓を見た。すっかり酔ってしまったせいか目がうつろだ。
窓には、もうすでに雨が降っており音の原因は雨にあった。
クレアはぼうっとそれを見るとこんなことを言い出した。
「雨…雨。まるで泣いているみたいだなあ」
うっすら笑みを浮かべるその顔はいつもの様子と明らかに違った。
酒の力である。
クレアはしばらく雨を見つめるとかすかに残る意識で小さく言った。
「泣くのなら…雨が一番いいのかもしれない…」
クレアはガラス窓を押し当て、夜空を見つめた。
(雨の中に入れば…泣き声を聞かれることも、わたしが歩いていることもわからない…
わたしの家で泣くのは、悲しすぎるもの。わたしも…雨にうたれたい。)
雨を愛らしく見つめると、クレアはそのままドアを開け、振り落ちる冷たい雫を浴びた。
暗く、曇った夜空を見つめると肌に感じる雨の感じを受け入れた。
そして静かに足を踏み入れるとクレアは雨の中に消え去っていった。
- 626 :水曜日は恋人達の日書いた人 :04/12/25 20:59:02 ID:biGv4jmS
- …なんか夜空を見つめるとか空を見つめるとか同じ描写が多いですね(つД`;)
もっとがんばります。
そしてここからやっとドクターが登場します。
- 627 : ◆NISNOWnXZo :04/12/25 22:00:47 ID:nWvsfVEx
- >>623-625
泣くなら雨の中がいい…か、
もう徹底的に悲しい発想ですね。゚(゚´Д`゚)゚。
それだけクレアが居場所をなくしてしまったって
ことなんでしょうか…
ドクターの登場がホント待ちどうしいですな。
>>626
クレアは今一人寂しいので、ふと空ばかり見てしまうって
アリだと思いますよ。
これからも楽しみにしてまーす!
- 628 : ◆NISNOWnXZo :04/12/25 22:03:22 ID:nWvsfVEx
- >>627
待ちどうしい→×
待ち遠しい→○
どうりで変換しないと思った…orz
- 629 :水曜日は恋人達の日 :04/12/25 22:05:48 ID:biGv4jmS
- 雨は延々と降り続く。こんな夜でもドクターは帰り道を歩いていた。
今日は水曜日。病院は休みで看護婦であるエリィも自宅に帰り、そしてまたドクターも個人で勉強にいそしんでいる。
彼はミネラルタウンでのたった一人の医者だ。責任については本人が一番感じており、人一倍勉強していた。
今日もいつもどおり図書館から帰ってる途中なのだが辺りはすっかり真っ暗だ。
というのも今日は看護婦のエリィの祖父であるエレンが足が強く痛むとのことで図書館に行く時間がずれたのだった。
図書館を経営しているマリーも今日はエレンに免じていつもより遅くまで開けていると言ってくれたためだった。
責任が強い職業だが逆に人々から強い信頼を得ている彼はそれなりに皆、仲が良かった。
そんなわけで傘を片手に持ち今日も疲れた体をぶら下げてドクターはぼんやりと考えた。
(エレンさん、ずっとあのままじゃ辛いだろう、今度外に出してやるべきかもしれないな。)
今日、診療したエレンをふと思い出した。いつも、家の中で座り一日そのままで過ごしていると
確かに足も悪くなるはずだった。
ドクターはそのほかの病院へ来る患者のことを思い返し、気がつくともう病院に着いていた。
ドクターは傘を閉じ、雨にぬれないうちに入ろうとしたがどこからか、人の気配を感じた。
「…?」
辺りを見回したがどこにもいない。訳がわからず、ドクターはまた入ろうとしたが
後ろからなにか覆い被さったように重くあたった。びっくりして肩に力が入ると背中から感じる雨にぬれた何かを
ドクターはそっと見た。その、”何か”はやけにドクターより背が低く、金縛りにあうほど重いものではなかった。
そしてかすかに感じる鼓動がドクターにも伝わった。ドクターはまた改めて驚き、そのものを見つめていた。
それは、雨にずぶ濡れたクレアの姿であった。
- 630 : ◆NISNOWnXZo :04/12/26 15:58:43 ID:NLjO+D2r
- >>629
ドクターは何か孤独な影が漂いますね。
自分の事より先ず他人の事って職業だし、
ドクター自身もそういう性格のようで。
だから寄り添う人を必要としてるように感じました。
この先どうなるのか、ワクワクしますです!
- 631 :水曜日の人 :04/12/27 03:33:42 ID:cD+3hnss
- 名前が長いんで略しました。
>>630
そうですね、ドクターのイベントとか見てると育った環境もそんな感じだし
心を休める人はいないのかもしれません。
それがクレアに繋がると良いなとわたしは思います。
引き続き投下します!
- 632 :水曜日の人 :04/12/27 04:24:44 ID:cD+3hnss
-
ドクターが見ていたクレアというのは”牧場を営んでいる女性”であったが
もう一つだけ特別な感情があった。
それがわかったのはつい最近で、正確には”憧れ”の部分の方が大きかった。
クレアともミネラルタウンの人々と同じく親しくしていたがそれ以上も関係も無く、彼自身も諦めていた部分はあった、が…
こうも意外な姿を見ると、印象も変わる。
というのも目の前にその女性が雨に濡れて立っているではないか。金髪の髪は雨で滴り、冷えた肌はとても真白かった。
そういうクレアはうつろな表情で雨にも気にはしていないようだった。目の前にいる者がドクターだということも気がついていない。
ドクターは少したじろいだ様子で話し掛けた。
「あの…」
クレアは反応していないようだ。
「病院に…入るかい?」
夜は肌寒いこの季節に風邪を気にかけたドクターは招きいれたが
クレアはぼうっとした顔で小さく言った。
- 633 :水曜日の人 :04/12/27 04:43:23 ID:cD+3hnss
- すみません、↑の題名間違えました…。
- 634 :水曜日は恋人達の日 :04/12/27 13:17:33 ID:WGze0ryS
-
「家に、帰りたいです。」
ドクターはきょとんとした顔で返した。
「家に?」
クレアは小さく頷き、ドクターを見た。
ドクターは暗くて今まで見えなかったがクレアの目が赤くなってることに気がついた。
そしてクレアはふとこんなことを言った。
「独りはいやだから、あなたも一緒に行こう」
少し間があいた。雨の音がより一層引き立てたがドクターにとっては答えにくい。
すると、クレアはまた言った。
「あなたも一人なんでしょう?」
その言葉はドクターの言葉によく響いた、それは当てはまっているからなのか、それとも…。
- 635 :水曜日は恋人達の日 :04/12/27 13:27:53 ID:WGze0ryS
- …あっ、すみませんまた誤字です…。
訂正↓
「家に、帰りたいです。」
ドクターはきょとんとした顔で返した。
「家に?」
クレアは小さく頷き、ドクターを見た。
ドクターは暗くて今まで見えなかったがクレアの目が赤くなってることに気がついた。
そしてクレアはふとこんなことを言った。
「独りはいやだから、あなたも一緒に行こう」
少し間があいた。雨の音がより一層引き立てたがドクターにとっては答えにくい。
すると、クレアはまた言った。
「あなたも一人なんでしょう?」
その言葉はドクターの心によく響いた、それは当てはまっているからなのか、それとも…。
- 636 :水曜日は恋人達の日 :04/12/27 14:12:08 ID:WGze0ryS
- 「僕は…」
重々しく、ドクターは答えた。
否定は出来なかった、居場所はあるが居場所を感じることが出来なかった。
そして、クレアの見たことも無いあの表情は彼ととても似てるような気がした。寂しく、悲しい顔。
どこか哀愁のある瞳。
するとクレアの瞳がやがて閉じ、体が前に倒れたいった。
ドクターは驚いてとっさに受け止めた、どうやら気を失っているようだった。
熱は無いようだが、この状態では危ない。
ドクターは早く中に入れようとしたが、クレアの言葉が頭によぎった。
―家に帰りたい―
ドクターはクレアを見つめた。
しみこんでくる冷たい体。なぜ彼女があんな事を言い、雨の中で一人歩いていたのか
ドクターには解らないが、クレアが今、何かを望んでいるならドクターはそれに答えようと、そう思った。
それはやはり彼女が好きだからなのかとドクターは考えた。
- 637 : ◆NISNOWnXZo :04/12/28 17:19:35 ID:vwGgtesk
- >>632-636
瑣末なことなんですけど、
漏れは男の事を「あなた」と呼ぶ女の子が好きだぁぁw
クレアって聡明そうだから、ドクターの孤独を見抜いてたんですな。
家に帰りたいけど、一人になりたくない。
…染みます。・゚・(ノд`)・゚・。
- 638 :過去スレ462 :04/12/28 20:31:33 ID:ZQyx2avI
- 帰還しました。おみやげはろだ264・295。
で、予告してたルミナssですが…読み直すと他のssと比べて明らかに見劣りする代物orz
それでもいいならお読みください
以下にうpします。
そして水曜日は恋人達の日の流れぶった切って、マジスマソ!
- 639 :私の中の黒い部分 :04/12/28 20:33:31 ID:ZQyx2avI
- おばさまに引き取られて、もう何年くらい経つんだろう。
時間の感覚を忘れてしまうくらい、ここは平和だった。
四季の移り変わりに、山や川が見せるちょっとした変化や、近所の人との挨拶や会話が、とても楽しかった。
…でも、あの牧場にやってきた人が、私の全てを変えてしまった。
季節ごとに移り変わる山の木々の色も、それを映して流れる川も、夜空の星でさえも色あせてしまった。
今の私に形があるのは、その人とお話をしているときだけ。
気付けばずいぶんと夜遅くまで、湖のほとりで二時間も三時間も、ぼんやりしてしまっていることだってある。
いけない、おばさまに叱られる、なんて思っても、帰りがけにはあの人がいる牧場のほうを、ついつい見てしまう。
そして、今日も私は、あの人のくれたムーンドロップを見て途方に暮れる。
そうすることで、胸に灯った赤い炎も、私の心を焼き尽くすのだけは待ってくれる。
それでも癒されない心の渇きは、静めることができない。
あの人じゃないと。
「おはようございます、アリクさん。」
朝、いつものように外に出ると、その人がいた。
「ああ、おはようルミナちゃん。どこかに出かけるの?」
昨日は会えなかったせいか、いつ会っても変わらない笑みが、今日は野犬の牙のように私に突き刺さる。
「ええ、ちょっと散歩に。アリクさんは?」
「君の家に行くところだったんだ。メロンがたくさんできたから、おすそ分けしようかと思って。」
「そうなんですか?おばさま喜びます。でしたら、うちまで一緒に行きません?」
「え、いいけど、ルミナちゃんは何か用事があるんじゃないの?」
「ただ、ふらっと外に出ただけですから。」
アリクさんは頷いて、私と並んで歩き始めた。
「寒くなってきましたね。」
「そうだね。畑仕事が辛いよ。」
「でも、アンバーの月って夜になると滝のあたりに綺麗な星が見えるんですよ。」
家にいるときは、あんなに胸が苦しくて苦しくてたまらないのに、こうやって接していると、他の人と同じように話しかけられる。
自分でも驚くくらい、自分を偽って喋ってる。
- 640 :私の中の黒い部分 :04/12/28 20:34:23 ID:ZQyx2avI
- 理由は簡単なんだ。同じ村の中で、顔を会わせてお話する関係を壊したくないから。
こうやって普通に会話できることは、それだけでちょっとした躍進。
それだけ…この人のことが、好きなんだ。
あんなに内気だった私が、こんなに自分から進んでいけるようになったんだから。
おばあさまにメロンを渡し、世間話をしているアリクさんを見ながらそんなことを考えて、自分を慰め、勇気づけようとする。
考えるのをやめてしまうと、私は私の中で、思い切りむごい手段でおばさまを葬ろうとしてしまうから。
…でも、それはおばさまに限った話じゃない。
アリクさんが、女性と話しているところを見るだけで、私の中の黒くて暗い、人には絶対に見せたくない夜叉が頭をもたげる。
それが人を嫌うということなら、今、私がこのわすれ谷で一番嫌いな人は、セピリアさんだ。
多分、アリクさんが、このわすれ谷で一番多く会話してる女性だから。
初めて会ったときは、あんなに優しく見えた笑顔が、今は残忍で酷薄な笑みにしか見えない。
そんなハズなんてないのに、私を揶揄しているような、そんな笑みに。
「お邪魔したね。」
「いいえ、どうせおばさまもヒマしてるんですから。」
「じゃあ、仕事に戻るから…」
…違和感を感じた。
いつもの笑顔に、ほんの一筋、何かの翳り(あるいは、誰かにとっての輝き)が見える。
連鎖してよぎる、セピリアさんの顔。
嫌な、とっても嫌な予感が私の胸にわだかまる。
問いただす勇気なんか沸かないまま、アリクさんの背は小さくなっていった。
- 641 :私の中の黒い部分 :04/12/28 20:35:33 ID:ZQyx2avI
- 「まさかね…」
独り言を言っても不安は消えない。
まさかね。大丈夫。セピリアさんにはこの間お見合いの話が持ち上がってた。
部屋に戻りながら何度も自分にそう言い聞かせ、ベッドに倒れこむ。
ぐちゃぐちゃになった頭の中を整理しようと必死になって、ふと我に返ると、もう夜の8時。
滝の上の星が、なぜか私を焦らせた。
ふらりと立ち上がり、屋敷を出て、足が勝手にいつもの道をなぞる。
いつもの散歩道が、綱渡りの綱のよう。
…アリクさんの牧場の前。尋ねていく勇気もなく、顔を伏せて通り過ぎる。
この先にすぐ、行き止まりの、女神の泉がある。帰りも、同じ気持ちでここを通らなければならないと思うと、ほとんど絶望を覚えた。
泉のそばにしゃがんで、物思いにふける。
所詮、予感は予感。私はそんなに鋭いほうじゃない。予感が当たったことなんて、ほとんどない。
そう自分に言い聞かせる一方、頭の片隅で最悪のシナリオも考えてしまう。
考えをまとめることなんてとっくにできなくなって、歯止めをなくした一番嫌な想像だけが膨らんでいく。
それと一緒に、私の中の悪魔は、セピリアさんの姿になる。
…こんな自分、嫌。
こんなに、こんなに人を嫌う自分なんか。
操り人形みたいに立ち上がって、服を脱いだ。
寒気が身を刺して、私の中のセピリアさんが少し小さくなったのを感じる。
これでいい。こんなに人を憎ませる悪魔なんて、もっと弱くなって、消えてしまえばいい。
躊躇いもなく、泉へと進んだ。
薄氷まで張った水の冷たさが、お庭のバラの棘みたいに足に刺さる。
悪魔がまた、小さくなった。
そのまま死んじゃえ、そのまま死んじゃえ…
水が腰のところまでくると、そのまま私は倒れこみ、息を吐いた。
- 642 :過去スレ462 :04/12/28 20:41:13 ID:ZQyx2avI
- 今日はここまで。
次か、次の次くらいからエロに入ります。
ペースはこんなもんでいいでしょうかね?
- 643 : ◆NISNOWnXZo :04/12/29 02:36:21 ID:iJuY4vvk
- >>638-641
294 お風呂場でなんて大胆な…(;´Д`) ハァハァ
普段ならきっと見せない表情なんでしょうな〜
胸からお腹にかけての肉付きが艶かしくてエロいっす!
295 一生懸命なメイたんの瞳がタマラン!!!
不慣れなカンジの指先もそそりますなぁ〜
ちいさな口からチロっと出かけてる舌が……ヽ(´ー`)ノ
ジェラシーってのは怖いですな!
ルミナが心の中に悪魔を住まわしているのに、
その姿がセピリアになるなんて。
混沌とした心のなせる技ですね…
ちょっと怖いけど先が気になります。
>>642
おひさでーす(>Д<)ゝ”
今年中にはもうこられないかと思いましたよ!
462さんのやりやすいペースでよいんじゃないかな〜
初SSがんばってくださいね!
- 644 :名無しさん@ピンキー :04/12/29 13:34:08 ID:iQsCtSE5
- どうでもいいけど>>119の続きが気になってるのは俺だけでしょうか(´Д`;)
- 645 :名無しさん@ピンキー :04/12/29 15:33:21 ID:d8g6XiKQ
- 俺も(・∀・) ノシ
- 646 :私の中の黒い部分 :04/12/30 00:45:18 ID:mYaidq2w
- 目を開けると、見たことのない天井があった。
頭を横に向けると、ぼやけた視界に誰かの姿が映る。
その人は、私の視線に気づいて、こっちにやってきた。
「…アリクさん…?」
「大丈夫かい?ロマナさんには言ってあるから、今日はここで休んでいけばいいよ。」
目が覚めて、いろんなことがつながった。
いつものように散歩に出て、泉のほとりで服を脱いで…
そっと布団の中を見ると、ぶかぶかのパジャマを着てた。多分アリクさんのだ。
「あ…あ…あの…」
「ああ…」
アリクさんはちょっとばつの悪そうな顔をして視線を逸らした。
「み…見ました?」
「…ごめん。」
自分の顔が、耳の先まで赤くなるのを感じた。
「へ、ヘンなことはしてないよ?ただ、あの、びしょ濡れだったから、拭いただけ、拭いただけだから!」
慌てるアリクさんが可笑しくて、私は少し笑ってしまった。
そんな私を見て、アリクさんも照れくさそうな笑みを見せてくれる。
「服はテレビの横に置いてあるからね。そうだ、お腹空いてない?」
その言葉で、私は空腹に気付いた。そういえば、セバスチャンに呼ばれたのを無視してぼんやりしてたんだっけ。
「す、少し…空いちゃってます。」
わたしがそう言うと、アリクさんはにっこり笑って外に出て行った。
その姿を見送ると、私は布団を顔に当てて、思い切り息を吸い込んでうっとりとした。
初めて入るアリクさんの家。思ってたよりも殺風景だけど、今年の初めに来たばかりなんだからしょうがない。
そのうち、増築して、キッチンなんかも作ったりするんだろう。
そこで料理してるのは、私…
そんな想像をしたりして、気恥ずかしさに一人で笑う。
段々、今の自分がわかってきて、どんどん嬉しくなる。
アリクさんの家に泊まれる。こんなふうに導いてくれた、私の中のセピリアさんにちょっと感謝したりする。
- 647 :私の中の黒い部分 :04/12/30 00:47:51 ID:mYaidq2w
- そんなことをやっていると、玄関のドアが開いて、ちょっと沈んだ表情のアリクさんが入ってきた。
「ごめん、メロンやイチゴ、今日バァンに売ったの忘れてたよ…」
「それなら…それでも別にいいですよ。ちょっと空いてるだけですから。」
「そういうわけにも…あ、そうだ。」
何かを思い出したみたいに、アリクさんはリュックの中を探り始めた。
そして、見つけた箱を私に差し出す。
「ほら、お弁当。リュックに入れたまま仕事してたから、中身はちょっとぐちゃぐちゃかもしれないけど。」
受け取って、包みを解く。中身は野菜が中心の質素なもの。
でも、冷えているはずなのに、漂ってくる匂いはとてもおいしそうだった。
一緒についていた割り箸で、きのこの炒めものを口に運んでみる。
セバスチャンの料理ほどじゃないけど、あっさりしていて、とても食べやすかった。
お腹の虫が騒ぎだし、無心で口に運ぶ。
アリクさんは、ベッドで半身を起こしたままみっともないくらいの勢いでお弁当を食べる私を、優しく見てくれていた。
気付けば、お弁当箱は空になっていた。
「ごちそうさま。おいしかったです。」
「だろう?」
アリクさんはすごく満足げに答えてくれた。…でも、その後続いた言葉。
「セピリアが作ってくれたんだ。」
世界が遠くなるのを感じた。夕方にもらったんだけどね、ちょうどお腹が空いてオジャガを食べたあとだったから…
アリクさんが喋っていることが、水のカーテンを通したみたいになって私の頭に届く。
あっさりした塩気の少ない味付けと、私がおいしいと言ったときのアリクさんの満足そうな顔が、私の中で不吉な警告になる。
気づいたら口が勝手に動き出していた。
「お弁当…作ってもらうくらい…セピリアさんとは仲がいいんですか?」
私がそう言うと、アリクさんは真剣な顔になった。
「まあ…ね。言っちゃっていいのかな、今年の終わりに結婚することになったんだ。」
戻りかけた世界が、今度は色を失った。
涙が一筋だけ流れ、頭が真っ白になる。
- 648 :私の中の黒い部分 :04/12/30 00:49:37 ID:mYaidq2w
- 私の涙を見て、アリクさんは怪訝な顔をした。
なんて鈍い人。苦笑がこぼれた。
ベッドから降りて、アリクさんに近づく。
「…おめでとうございます。」
涙がもっとあふれ出す。それでも渾身の力を振り絞ってそう言う。
「そんなに話が進んでたんですね…」
「あ…う、うん。」
そのことを私に言う義理はないかもしれない。でも、言ってくれなかったのは、裏切り。
そう。裏切り。
私が秘めた想いと、私が私の中で殺してしまった人たちへの。
…償ってもらわないと。
着せてもらったパジャマを脱いで、足元に絡ませる。
「わかってもらえます?」
自分で言って支離滅裂。だけど、アリクさんには通じたみたい。
全部通じたかどうかはわからないけど、それでもいい。
償ってもらうという形で、私の中でけじめをつけたいだけ。
それだけなのに、アリクさんは私の肩を掴んで、突き放した。
「…だめだよ。」
なんて身勝手な人。私の心にすごく大きな焦げ痕を作ったくせに。
顔を見ると、聞き分けのない子供を言い含めようとする大人の表情に、ほんの少しだけ怯えが混じってる。
私が、怖いの?それとも、セピリアさんが、怖いの?
足を前に進めると、それに合わせてアリクさんは後ずさる。
その怖がってる顔を見て、お弁当が詰まったお腹の奥がじんわりあったかくなる。
私の唇が勝手に笑みの形を作る。まるで私の中のセピリアさんみたいな表情になってるんだろう。
すごく残忍で、酷薄な笑み。それを見て、アリクさんは怯えてる。
- 649 :過去スレ462 :04/12/30 01:05:22 ID:mYaidq2w
- 続きでした-。
それからろだ296-297に絵も。
今回はWLの二人。
>>644
ノシ
- 650 :水曜日の人 :04/12/31 02:01:47 ID:mrAzrLRt
-
>>638
どうぞ、ぶった切って下さい。
それも本望です。
>>644
見たいですノシ
- 651 :水曜日は恋人達の日 :04/12/31 02:34:45 ID:mrAzrLRt
- そんなわけで、ドクターはクレアを背負って牧場まで送ることになった。
ドクターはクレアを送ってすぐに帰ろうと心に決め、足取り早く牧場へ向かった。
クレアが目が覚ますときはこの時のことはきっと覚えてないだろうし、彼自身も話そうとは思わなかった。
こんな夜に二人が牧場にいるのも、なんだか気が引ける…。
(酒を…飲んでいたのか。)
背負っている最中にすぐにわかった。
通りでいつもと違うはずだった。だが、それだけじゃないような気がした。
ドクター浅くため息をつき、すでに目の前にある、牧場に足を踏み入れた。牧場は秋の作物や花が雨に打たれていた。
整えられた畑や牧草地、使い古された動物達の小屋を見ると、どこか懐かしい感じがした。
それを見て少し、笑うとドクターはクレアの自宅のドアを引いた。
- 652 : ◆NISNOWnXZo :04/12/31 13:59:16 ID:RONkDtIj
- >>646-649
せっかくあたたかい雰囲気になってたのに、
最後通告出ちゃいましたね(;つД`)
個人的にはお嬢なのにお腹が空いてたとはいえ、
お弁当にがっついちゃうトコが萌えですね〜
ルミナたんには幸せになってほしいなー
296 陵辱&二穴キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
上に書いた事と矛盾してるけど、
SSにはこんなシーン出てこないでしょうね(´・ω・`)
297 エロい表情だ!!
こんな顔されちゃうと、男としては止まりませんなぁ〜(;´Д`) ハァハァ
>>651
クレアの放った言葉がドクターの心に響いてるはずだから、
ふたりっきりになるのは危険(←コレは「期待」と読みますw)ですねぇ〜
ところで、乱れたクレアの心と整えられた畑や牧草地の対比がちょっと物悲しく感じちゃったなぁ。
その双方が同じように雨に打たれてたりして…
>>644
完結してないSSの続きは、みんな気になるっす!
- 653 :181 :05/01/01 00:42:45 ID:X33pJm3y
- 当方事情で止まっていました。
ここで再開いたします。申し訳ないです。
- 654 :私は私5 :05/01/01 00:43:01 ID:X33pJm3y
- 「なんでぇ〜……のませてくれないのよ〜」
すっかり出来上がったマリーから、もう一度ボトルを奪い取ると仕方が無いので自室に彼女を連れ込む。取り敢えず酔いを醒まして
正気を取り戻すためだ。そう思ってベットに寝かしたのだが、ベットの上にあぐらで座り子供の様に駄々をこねる。本当なら決して
パンチラなどしようはずのないロングスカートから、彼女の白いショーツが見えるのも仕様なのだろう。とてもこの光景に映る彼女の
姿は、何時も見る知的でしっかり者のマリーでは無かった。
「酒は無いが、取り敢えずこれを飲んで」
仕方が無いので、酒場から退散する前に買っておいたパインジュースやぶどうジュース等を取り出し、この酔っ払いマリーに飲ます
事にする。本来ならジュース等ではなく冷たい烏龍茶等を飲ますと良いのだろうが、生憎とミネラルタウンにはこれは無いらしい。
くどくどと文句を並べるマリーだが、私の指示には素直に従って一口一口飲む姿は、ギャップがあって面白いと素直に思う。一方の
私は、この酔っ払いマリーの近くに居ると何やらとんでもない事をしかねないので、彼女を置いて温泉にでも入りに行こうと思った。
酒を飲んだ後の風呂……ましてや温度の高い温泉に入るのは危険だが、今私が人としての道を踏み外さ無い様にするには、これが一番
良いだろう。だが、そうは問屋が卸してはくれなかった。
「ぐれいぃ〜……どこいくのよ〜――」
甘える様な猫撫で声でこう言うと、彼女はおぼつかない足取りでふらふらと歩きながら、私に向かって倒れこんだ。
「なっ…マリー……」
「……ふふん……にがさなぁ〜い……あなたはぁ〜……わたしとぉ〜……いっしょに〜……」
下半身はおぼつかないが、上半身はまるで素面かと思えるほど力強く私を抱きしめたのだ。勿論、こんな事は私には経験は無い。
- 655 :過去スレ462 :05/01/01 17:38:21 ID:ZwGEagpQ
- あけおめ。
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [299-300]
ssは今回か次回で完結すると思います。
- 656 :私の中の黒い部分 :05/01/01 17:40:46 ID:ZwGEagpQ
- 私が、怖いの?私の中の、セピリアさんが、怖いの?
アリクさんの背中が壁についた。
なあに?その顔。私がバドックさんを初めて見たときより怖がってるじゃない。
お腹の奥が、熱いくらいに火照ってる。足の付け根、女の人だけの場所が、なんだか湿ってきてる。
体重をかけてアリクさんのほうに倒れこむ。
受け止めてくれなかった。
そんなに?そんなに私が怖い?
顔を上げると、アリクさんは目を背けた。
なんだか、家で飼ってる猫を思い出す。
あの子達も、こうやってネズミを追い詰めるんだ。
この人、猫に狙われたネズミみたい。じゃあ、私は猫?
「にゃあん」
一声鳴いて、顔をアリクさんに埋めたまま膝をつく。
布地の向こうにあるのは、アリクさん。
ほおずりをして、なでて、かぷっと甘噛みして。
少し熱を感じて、ズボン越しに固くなってるのがわかって、金具をおろす。
…見るのは、ほとんど初めて。小さいころお父さんのを見たことがあるかもしれないけど、とっくに忘れちゃってる。
赤とピンクに、黒をちょっとだけ混ぜたような先っちょが、私の口の端に触れた。
そのまま唇の真ん中に滑らせるようにして、ご飯を食べさせてもらうときみたいにあーんって口をあけて、それを咥える。
なんだかほかの味も混じってるみたいだけど、おおむねしょっぱい味が口に満たされた。
舌をからめたり、先っちょをぺろぺろしたり、ちょっと歯を立ててみたり、思いつく限りの方法で味わう。
すごくいやらしいことをしてるのに、その自覚がない。これがホントの私?ホントの私って、こんなに…
いいのよ、今は。それでも。
なんだか開き直った気分で、ちょっと強めに、なんだかかわいく見えてきたそれの、くびれの部分に噛み付いた。
アリクさんがびくっと体をふるわせた。そのとたん、私の口の中になんだか粘っこいものが流し込まれる。
ほんのりしょっぱくて、苦い味と、青臭い匂いが口から鼻へ抜ける。
なんの抵抗もないまま、それを喉の奥に押し込む。
私のお腹で、それがセピリアさんのお弁当と混じった。
- 657 :私の中の黒い部分 :05/01/01 17:41:34 ID:ZwGEagpQ
- 残りを手に出してみた。白くて、どろどろしてて、すごくいやらしい。
それを、胸やお腹に塗ってみた。
いつもの私なら気持ち悪いと思うはずなのに、すごく楽しくて、気持ちよくて、胸の先や足の付け根まで手が伸びる。
そこは、さっきよりずっと湿ってて、指を動かすと、猫がミルクを舐めてるときみたいな音がした。
手を見ると、もうびしょびしょ。それをちょっと舐めてみた。やっぱり少し苦くて、しょっぱかった。
お腹の下が、熱いくらい疼く。
ここに、雨の日のお庭のプランターみたいになってるここに、アリクさんがほしい。
衝動にかられて、私はアリクさんのひざを抱えて引っ張った。
腰が抜けたみたいに座り込むアリクさんにまたがる。
呆けたような、まだ怖がってるような顔を抱きかかえ、私はプランターにネズミをあてがう。
ちょっと腰を揺らすと、プランターに生えてる小さな芽をネズミが齧る。
熱い悪寒が私の頭を芯から揺さぶった。
なにも考えないで、欲するままに膝の力を抜く。
そのとたん、熱い悪寒が、杭に体をつきぬかれるみたいな痛みに変わった。
「あ…う…あ、あ…」
声が漏れる。アリクさんを受け入れた痛みと、悦びと、セピリアさんに対する背徳感で。でも、それと同じ位の優越感も。
ぐちゃぐちゃになった気持ちで、痛みだけに耐えてると、アリクさんがそっと私の背に手をあてがった。
そのまま、抱き寄せられる格好でアリクさんの胸に抱えられる。
「もっと、早く、気づいてあげらればね。」
こんなことにはならなかったのかもしれない。
アリクさんの顔は、もう怯えてなかった。目が、いつもより強く、優しく、私を見てくれてた。
ぐちゃぐちゃになった気持ちが、もっと激しくかき回される。
そして、最後に残ったのは、ムーンドロップを眺めながら途方に暮れていたころの私。
目から、私の、本当に本当に悲しいときの涙が溢れ出す。
小さいときに流したきりの涙。
お父さんと、お母さんはどこにいるのって、おばさまに問い詰めたときの涙。
次から次へあふれ出して、止まらない。
- 658 :私の中の黒い部分 :05/01/01 17:42:21 ID:ZwGEagpQ
- 私は、思い切り泣いた。アリクさんの胸で。
その人が、私を抱きしめてくれてること。
その人が、こんなにひどいことをした私を許してくれたこと。
その人が、受け止めてくれたこと。
いろんな、いろんな、いろんな感情が私の胸の中を暴れまわる。
この痛み、お腹の下から湧き上がる痛みは、罰。
きっと、天国にいるお父さんとお母さんからの、私への。
泣きじゃくる私を、アリクさんはずっと抱きしめてくれてた。
ひとしきり泣いて、しゃっくりだけになったとき、アリクさんの唇が私の唇に重なった。
呆然とする私を軽々とお姫様だっこして、ベッドに寝かす。
今夜だけ。目が、そう言ってる。
アリクさんの優しさが胸の奥に沈む。
それでもいい。それで私は、きっと想いを断ち切れる。
上に覆いかぶさってきたアリクさんの胸に、私は顔を埋めた。
- 659 :過去スレ462 :05/01/01 17:46:22 ID:ZwGEagpQ
- 今回で完結しちゃいました。
なんか書けたらまたうpします。
あと絵はまだ残ってるんで今後もうpします。
- 660 : ◆NISNOWnXZo :05/01/02 22:37:27 ID:0IHp8R5J
- >>654
いやぁもう、マリーはどんでもない酔っ払いぷりですな〜
酒乱なんでしょうけど、普段おしとやかな分たまってるというか、
爆発してるカンジw
でもおかげでいい雰囲気になってきましたな… (;´Д`)ハァハァ
>>655
299 新旧ガールズ対決ですな!
クレアはやはり先輩の(というよりおねえさま?)
風格を見せ付けてるな〜
…足の指がエロくてGJっすヽ(´ー`)ノ
300 悩ましい表情&ポーズっす、エリィたん!
パンティの端を掴んで、もっともっと食い込ませたい…(;´Д`)ハァハァ
なんでこんなに透けてるのか、その理由も知りた〜い!( ̄ー ̄)ニヤリ
>>656-658
ルミナの中には両親と離れてる寂しさが、かなり深く根を下ろしていたんですね。
それがこういう行動を取らせる遠因になってしまった。
…なんか不幸ですよね。
でもこの経験を踏まえて、新しい恋を育てられるようになれるとよいな〜
漏れ的には攻められるのは嫌いじゃないので、感情移入しまくりでした(*´д`*)
462さんおつかれさまでした!
- 661 :過去スレ462 :05/01/03 22:25:08 ID:IpReoaIi
- 全弾放出。
ろだ302-304。
- 662 :私は私6 :05/01/04 02:37:34 ID:kt0XtJms
- 私に抱きついたマリーは、片手で私の顎をくいっと上げるように持ち上げると、そのまま唇を重ねてキスを奪われてしまう。恋愛関係
は牧場主の様に経験豊富と言う訳ではなく、かなり不慣れな点が多いのだが、それでもこの状況は男としての本能の引きと、戸惑いの
心に羽交い絞めされている自分の感情の綱引きを、しっかりと感じ取ることが出来た。
「ぐれい〜……」
一方の彼女は私を抱きしめたまま、優しい手付きで私の体を舐める様に弄り回す。その姿は、やはり何時も見るマリーではなく、淫靡
に満ちた情婦と言った方が正しいかもしれない。ギャップのある色香に、私の意識は時々飛びそうになる。だが、ここでこのまま悦楽に
身を委ねようものなら、人知れず十字架を背負うことになるし、明日からどうこのマリーと接すれば良いか些か分からない。
「わたしはぁ〜……おねぇがい〜……してるのよぉ〜……」
私の顎を人差し指でくいっと持ち上げる仕草と共に、大人の色香むんむんな雰囲気でおねだりする。私自身こんな場面に出くわした事が
少ないのと、見慣れないマリーの雰囲気に、半ば落されかかっている自分に気づく。そんな私の内心を知る由もない酔っ払いマリーは、
男からすると止めの様な言葉を投げかけてくる。
「こいびとのぉ〜……ようにぃ〜……わたしをだいてってぇ〜……」
『抱いて』なんて言う言葉を言われた事もない私にとって、恐ろしく破壊力のある言動である。確かに私はこのマリーを恋愛感情を加味
しても堂々と好きだと言えるのかも知れない。だがしかし、それとこれとは話が大きく変わってくるものだ。
「これをみてもだめ〜……?」
戸惑っている私をピンポイントに攻撃してくる。彼女はロングスカートをたくし上げて、白いショーツをこれ見よがしに見せ付けるのだ。
色気はない白の下着だが、その素朴な下着が逆に男の劣情を誘うのだ。
- 663 : ◆NISNOWnXZo :05/01/06 21:03:17 ID:Vkoi45Z6
- >>661
302 し、視線が痛いっす!
こんな所でこんなポーズで、カレンは何を求めてるのか!
…やっぱアレかな!?(*´д`*)
303 隠微なシチュですな〜…こういうの大スキ!!
ローターと微妙にシンクロするフルートの音色を
ぜひ聞いてみたい。
304 こういう時にマリーは、こちらの期待通りの派手なリアクションを
返してくれそうで、ホントぶっかけ甲斐がありそ......
>>662
マジで抜き差しならぬ状況に (;´Д`)ハァハァ
作中でも触れてますけど、普段のマリーと淫魔なマリーの
ギャップがたまらんですな〜
しかし攻撃があまりにもダイレクトで、ちょっと笑いを誘ったりします。
マリーかわいいよねぇヽ(´ー`)ノ
- 664 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 12:40:25 ID:N/0Lw3mn
- ほしゅ
- 665 :名無しさん@ピンキー :05/01/11 22:21:26 ID:isjFFQw7
- ホシュ
- 666 :愛と欲望 :05/01/11 23:06:57 ID:pORkb84r
- グレクレ書く。
- 667 :私は私7 :05/01/12 01:40:05 ID:G5s2tbOz
- これは、抱いてしまって良いと、神の思し召しなのか?そう思ってしまうほど、私の精神的には一杯一杯だった。綺麗事を言うようで全く
男らしくない嫌いな状況だが、それでも正直を言うとこの酩酊状態のマリーであったとしても、抱きたい気持ちが有るのは拭えなかった。
目の前でスカートをたくし上げているマリーの姿に、グラグラと揺れる理性の砦が一気に包囲軍から畳み掛けられる感覚をはっきりと悟る。
「………………後悔しても知らないからな……………マリー」
欲望に負けた私の口から出た言葉は、何と言うか全くの陳腐と言った方が正しい、間抜けな男が女の子に聞き返すような念押しだった。
冷静になって考えればこんな酔っ払って記憶がほのかに飛んでそうな彼女を抱くのは、男として卑怯だと思うし、何よりレイプしている
ようで気が引ける。ただ、ここまで御膳立てをされて状況がそろった今、抱かないのも据え膳食わぬは男の恥とも思えて仕方が無い。
「そうこなくっちゃあ〜……」
止めに似たマリーの猫撫で声に意識レベルでは理性コートで守られていたが、とうとう体はしっかりと反応してしまっていた。私は抱き付い
ているマリーをそのまま抱っこすると、ベットまで運んでそのまま押し倒してしまった。
「ぐれいってぇ〜……けっこうせっきょくてきなのねぇ〜…」
そんな猫撫で声がBGM代わりになって、私の体を奮起させる。滑々なマリーの素肌の感触と彼女の吐息を感じながら、服の上から彼女の
乳房をじっくりと掌で触れて、その感触をじっくりと味わう。ミネラルタウンの女の子の中ではポプリに次いでスタイルが幼児体型で、本人
も気にしているほどの貧乳さなのだが、こんな風に女の子の胸を触れることは初めてだし、何よりこのささやかなマリーの胸が心地よい。
「………………」
心地良いと思う反面、意識レベルではほのかに早くも引きかかっている意志を持っているのも、自覚できるのだ。
- 668 : ◆NISNOWnXZo :05/01/13 20:14:59 ID:vvtwIJuI
- >>667
完全遊ばれてますな、グレイはw
色々と心の中で葛藤しているのが、いと哀れです。
しかしこれだけ男を翻弄する能力を、
マリーから引き出した酒の力っておそろしー((;゚Д゚)
- 669 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 21:16:29 ID:730L89Tm
- >>666
是非
- 670 :愛と欲望 :05/01/13 21:17:49 ID:E3u/abm8
- >>669じゃあ書くわ。
メモ帳足りるか・・・
- 671 :名無しさん@ピンキー :05/01/16 19:11:04 ID:tlYMLhtf
-
- 672 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:27:23 ID:qzoO2fPD
- 神降臨はまだかな〜?(ソワソワ
- 673 :名無しさん@ピンキー :05/01/18 00:25:00 ID:toUYZBud
- カレン×主人公(;´Д`)ハァハァ
- 674 :名無しさん@ピンキー :05/01/18 02:28:18 ID:BsiBnOaS
- 男主人公×女主人公ってのはどうか
- 675 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 12:45:18 ID:X/SNHhiZ
- ほ
- 676 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 22:45:48 ID:VerWFG5y
- し
- 677 :名無しさん@ピンキー :05/01/21 00:00:28 ID:1HRwRhyA
- そ
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