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いもうと大好きスレッド!
1名無しさん@ピンキー :04/02/25 22:52 ID:x4m3xpKM
妹、義理妹を愛する者たちよ!
ともに語ろう、、、、、

2名無しさん@ピンキー :04/02/25 23:05 ID:7+Tkl6NU
2げっと

3名無しさん@ピンキー :04/02/25 23:06 ID:ohmTId/p
血縁上の妹も、
戸籍上の妹も、
妹分的存在も、
全てOKということで宜しく。

存分に萌え転がれるなら、敢えてエロは不要だ!
血の繋がった妹と、プラトニックを貫くのもまた良しだ!

4名無しさん@ピンキー :04/02/25 23:06 ID:E3ZDf2mB
3といえば三沢さん

5名無しさん@ピンキー :04/02/25 23:29 ID:KwV//cLo
妹と聞いてまず最初に想像してしまうのがシスプリ

6名無しさん@ピンキー :04/02/25 23:30 ID:ohmTId/p
>>5
は専用スレがあるので除外してとw

まあ順当に乃絵美だな。

7名無しさん@ピンキー :04/02/26 09:17 ID:KSZ+e/1t
即死回避

8即死防止兼 :04/02/26 13:08 ID:DMJv6Ofh
            兄者。SSうpされないと手持ち無沙汰だな

これがあるからそんな事は無い。
                 ∧_∧
       ∧_∧  (´<_`  ) がん解析?
そう。   ( ´_ゝ`) /   ⌒i
UDだ。 /   \     | |
      /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
    __(__ニつ/  FMV  / .| .|____
        \/       / (u ⊃

CPUの余っている処理能力で効率良くがんの解析をするんだ。
実は、神光臨を待ちながら動かしていたんだがな。
仲間がたくさん居るし、ライバルも居るから楽しいぞ。

貴方も参加してみませぬか?
詳しくは  http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1072371837/l50
を見てくれ。参加待ってるぞ。

9名無しさん@ピンキー :04/02/26 20:45 ID:rvwsPCR8
兄妹ハァハァ(´д`;)
妹スレ、今まで無かったのか・・・・

呼びかけはヤパーリ「お兄ちゃん」が最強。

10名無しさん@ピンキー :04/02/26 20:57 ID:D5wOQxJT
血のつながらない妹とはケコーンできるのか?

11名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:00 ID:miYDC6Lr
>>10
戸籍上で兄と妹なら、血がつながっていても結婚はできないはず。
どちらかが養子・義兄妹であれば結婚できるはず。
ただし確証はない。こんな風だったはず、というだけ。

12名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:01 ID:KI5xNcn7
恋風がやばくなってきたw

13名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:13 ID:D5wOQxJT
11氏dクス!

14名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:14 ID:os8FgloY
>>11
親同士の再婚で兄妹となった場合も?

15名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:37 ID:miYDC6Lr
>>14
と思ったけどなあ。
確か、基本的には兄弟姉妹で結婚はできないけど従兄弟ではできるはず。

16名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:42 ID:lU3+KTYa
先生!従姉妹はいもうとに混ぜては駄目ですか?

17名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:45 ID:os8FgloY
>>15
大昔に読んだ少女マンガだけど、とある高校生の男女の父母が再婚するって設定。

男の子の離婚した母親が、
「男の子を自分の戸籍に入れるか、女の子を幼女として引き取れば結婚できるようになる」
って言ってたのだが、こういう手はアリ?

18名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:48 ID:miYDC6Lr
>>17
法律の専門家ではないのでちょっとそこまではなんとも・・・
すみませぬ。

19名無しさん@ピンキー :04/02/26 21:51 ID:os8FgloY
>>16
お兄ちゃんと慕ってくれれば妹です。
これ大自然の摂理です。

20名無しさん@ピンキー :04/02/26 22:08 ID:B+c1vgZK
ということは、キシリアは妹ではないと

21名無しさん@ピンキー :04/02/26 23:19 ID:g9arkpZc
このスレタイを見て、「おにいちゃん、ありがとう」とかいう
FLASHを思い出してしまった・・・(つД`)

22名無しさん@ピンキー :04/02/26 23:25 ID:h7b6L0dF
>>21
そこで>>8ですよ!

あと「メロディオブライフ」ってFlashも泣けますよ。
http://a-one.web.infoseek.co.jp/UD.htm

23名無しさん@ピンキー :04/02/26 23:41 ID:h7b6L0dF
>>8
「加奈」や「LASTKISS」は言うに及ばず、
「One」のみさお、「Kanon」の栞、「こみパ」の郁美と、妹キャラには病弱な子が多い!


24名無しさん@ピンキー :04/02/27 00:20 ID:EyCSZU/4
民法が婚姻を禁じる関係は以下の通り。

直系血族又は3親等内の傍系血族の間(734条)
直系姻族の間(735条)
養子、その配偶者、直系卑属又はその配偶者と養親又はその直系尊属との間(736条)


血のつながらない妹(親同士が再婚)は傍系姻族。
故に結論としては

 『 全  く  制  限  は  あ  り  ま  せ  ん 』

本人同士の間に養親養子関係がありでもしない限り、は。親との養子関係も無関係。

25名無しさん@ピンキー :04/02/27 00:40 ID:h9oKSB22
実の兄妹という血縁関係に苦しむ、それがいいんじゃないか・・・・


スマソ

26名無しさん@ピンキー :04/02/27 00:49 ID:jHxvwLOD
妹的な存在からの脱却を計り、一人の女の子として見て貰いたがってるのがイイ

27名無しさん@ピンキー :04/02/27 01:15 ID:L6dku0UQ
姉がいる人は妹がほしいと言って、妹がいる人は姉がほしいという…実際私の周りはこんな感じなのだが私自身は妹がいながらも「血のつながらない同い年の妹がほしい」。みんなはどうよ?

28名無しさん@ピンキー :04/02/27 01:29 ID:oM2SUzl6
昔好きだった同級生の女の子が双子の妹だった。
小学校で双子の兄と先に同じクラスになって、妹はその後で同じクラスになった。
高校で初めて双子が別の学校になり、妹が俺と同じ学校になって告白したがだめだった。
まあ同級生なのに「義理の兄」っていうのも変な感じだが。

青春の苦い1ページ。

29名無しさん@ピンキー :04/02/27 10:16 ID:E/HeCViC
妹系、かぁ…

・朝はちゃんと起こしてくれる
・いつでもお兄ちゃんのことを考えて行動してくれる、健気な娘
・家事全般は得意だが、料理が苦手なのが玉にキズ
・甘えん坊でさびしん坊、夜ベッドの中にたまに潜り込んでくる

髪型は金髪ツインテールで

30名無しさん@ピンキー :04/02/27 11:41 ID:XXFhZRcC
>>29
おい!貴様ふざけるな!











一番重要な胸のサイズが抜け( ゚)y=-(゚д゚)・埖ーン


ゴメンナサイ

31名無しさん@ピンキー :04/02/27 11:53 ID:E/HeCViC
>30
B79で固定
カップはお好みで…




個人的には「あり過ぎず、なさ過ぎず」なBカップあたりが理想ですが。
怒った?

3229 :04/02/27 15:13 ID:XXFhZRcC
>31
怒るわけないじゃないか同志よ。


というかシャフールのプリムラスキーな方ですか?
金髪以外(家事もそうか?)全て条件当てはまってる気が…。

33名無しさん@ピンキー :04/02/27 16:57 ID:E/HeCViC
>32
シャフールは未プレイですが同志よ。

つか、自作恋愛ノベルにそういうタイプのキャラがいるだけなんですが…
結構ありふれた設定だし、かぶっても仕方ないけど…

34名無しさん@ピンキー :04/02/27 17:29 ID:nWvYQCSP
ジャイ子で十分じゃぁないか諸君!!

35名無しさん@ピンキー :04/02/27 22:23 ID:/+knUxZO
Only youの魔神恵たんだろ

36名無しさん@ピンキー :04/02/28 08:04 ID:UaJFyMiU
なのは…ハァハァ

37名無しさん@ピンキー :04/02/28 12:03 ID:sogWhI2T
●<オニイチャン、レンヲワスレナイデネ?

38名無しさん@ピンキー :04/02/28 18:20 ID:UaJFyMiU
「あれってデートのうちに入んのかなあ。
 いやさあ、親戚の子だったんだ。去年の話だからあのとき小四でいま小五か。
 年齢的にちょっとアレだろ?」
「昔からお兄ちゃんお兄ちゃんってなつかれてたしさ。
 漢字の書き取りみたいなラブレターもらって、
 買い物につき合って喫茶店でパフェ食って遊覧船乗って帰ってきた。
 むこうはデートだデートだって大騒ぎだったけどさ、
 それってどう思う?ひょっとして子守り?」

こんなシチュきぼん!(原典わかるよねw)

39名無しさん@ピンキー :04/02/29 17:31 ID:8+gHiQ80
保守

何か投下出来れば良いんだけど…

40名無しさん@ピンキー :04/02/29 21:15 ID:qAavlO4z
最近思うんだが、
養子縁組切ってしまう事はできるんだろうか?
これができれば「義理とはいえ兄妹」という禁忌から完全に脱却できると思うんだが



胸の大きい妹キャラって聞いて
思い浮かぶのがギャルゲ、エロゲにはいない漏れは逝ってよしでつか?
正直、漏れが知る全てのジャンルあたっても
せいぜいローズ(KOF2003)くらいしか思い浮かばん_| ̄|○

41名無しさん@ピンキー :04/02/29 22:29 ID:8+gHiQ80
>40
CANVASの恋あたりはそこそこの大きさだったと思ふ








どちらにせよ、理想はB79(B)でガチ

42名無しさん@ピンキー :04/03/01 20:01 ID:rFK/RjEw
電撃文庫のAstralはいい感じの妹萌えが堪能できた。
しかし、個人的にはナマイキな妹が好き。

43名無しさん@ピンキー :04/03/01 21:51 ID:lwnfC2Ah
>40
胸の大きい妹キャラ…

サラ・ブライアソト…?

44名無しさん@ピンキー :04/03/03 08:56 ID:l9CnBCFG
最近の妹キャラといったら、一般では朝倉音夢(D.C.)あたりなのかなぁ…

45強制接続 :04/03/04 00:48 ID:KExicXwZ
 あたしはまどろみの中を漂っている……
 
 ここはどこだろう? 何だかいい気持ち……

 これは……誰かに優しく抱かれているの?

 目を開けて見てみたい……ここがどこなのか

 目を開けて見てみたい……誰に抱かれているのか……

 だけど……目を開けたら何かが壊れるようで……怖い



46強制接続 :04/03/04 00:52 ID:KExicXwZ
00:50――

「そろそろ起きないか?……アイリーン」
 誰かがあたしの名前を呼んでいる。頭も軽く撫でられているみたい……心地いい。
 あたしはずっと眠っていたかったけど誰かの手があたしのほっぺたを軽く横に引っ張ったりつねったりして安眠を邪魔する……ずっとまどろんでいたいのに。
 嫌々ながらもそっと目を開けてみる。見慣れない四畳半ぐらいの白い部屋、白いベットに寝てるあたし、そして……見知らぬイエロー男があたしの視界に飛び込んでくる。
「お、起きたか! どうした? 大丈夫かアイリーン! よかった……目を覚まさないのかと思ったよ……本当によかった」
 男の人が顔を近づけ、あたしの瞳を覗き込む。男の人の瞳には涙がうっすらと浮かび、それにあたしの姿が映りこんでいた。
「アイリーン……大丈夫か? 熱でもあるのか?」
 あたしの名前を呼ぶ男の人には顔も服装にも見覚えはなかった。だけどあたしの額に手をつけ、泣き笑いをしている。あたしを知ってるの?
 
 アイリーン……名前だけはわかる。それがあたしの名前。だけどそれ以外は頭の中に濃い霧がかかっているようでまるで思い出せない。
 寝ぼけてて思い出せないというのとは違う感覚……

 あっ……あのぉ〜 あなたは誰なんですか? それにこの場所は……


47強制接続 :04/03/04 00:54 ID:KExicXwZ
 あたしは頭をどうにか回転させ、どう考えても見覚えのない男の人に疑問をぶつけてみる。
 男の人はあたしの問いに驚いたのか、目をパチクリさせ口を開けている。あたしの方が驚きたいのに……
「おいおい。どうした? アイリーン? 兄貴の顔を忘れちゃったのか? 熱やっぱりあるんじゃないか?」
 男の人はあたしの額につけた手を離し、今度はおでこをあたしの額につけてくる。
 この人は今確かに……兄と言う言葉を?……なんだか不安な気持ちになる。どうしてだろう?
 あたしはとりあえず男のおでこを払いのけ、ゆっくりとベットから起き上がる。出口を探そうと思いながら。
 だけど奇妙な事にこの部屋には出入り口といえるものが存在していなかった。天井、壁、床、全てが白く、余計なものはまったく何もない。
 この部屋に存在するのはあたし、白いベット、そして兄と名乗る男の人だけしかなかった。
「お、おい? 本当にどうしたんだよ? アイリーン! 俺がわからないのか?」
 男の人は強く狼狽してあたしの両肩を持ち揺する。あたしは出口が見当たらない部屋にあっけに取られ、男の力強い腕を振り払う力もなく、頭と肩をを揺らされながらなんとか言葉を搾り出す。
 
 い……いたいです……あの? さっき兄って言いましたよね?……あたしは……それに…出・・



48強制接続 :04/03/04 00:56 ID:KExicXwZ
 男の人はあたしの声で揺するのをやめ、落胆? いいえ、寂しそうな顔をしている。そしてゆっくり息を吐いた後、あたしに話し掛けてきた。
「……よく聞け? アイリーン。 俺はお前の兄貴、リュードだ。 かわいそうに……やはり記憶の混乱があるのか……」
 リュードと名乗った男の人はあたしの兄だと言う。だけどあたしにはまったく見覚えがない、この奇妙な部屋も、この人も……

 あ、あの? と言うことは……あたしはあなたの妹なんですか?……よくわかりませんけど……

「ああっ! そうだよ? お前は俺リュードの妹アイリーンだ。落ち着けよ? お前はかなり記憶の障害が残ってるみたいだな?」
 リュードは胸を張りながらあたしを妹だと言う……それに気になる言葉を続けて言った。

 記憶……障害ってなんですか? それにここは……

 リュードは出来の悪い子供を諭すような優しい口調でゆっくりとあたしに話す。手はあたしの頭に乗せて軽く撫でながら。
「いいかい? ここは電脳空間Qチャンネルと”外”の世界の狭間に漂う空間、プロバイダー空間の一室だ……
わかるか? 意味が。お前は電子の渦に巻き込まれ、プロバイダー空間に漂っていた所を偶然俺が見つけサルベージしたんだ。
プロバイダー空間になぜお前がいたのかは解らない。だがそのお前の記憶の混乱は長時間プロバイダー空間にいた事による事象だと思う」
 わからないと即答しそうになる気持ちをグッと抑え、あたしはリュードが言った言葉の意味を考えてみる。

49強制接続 :04/03/04 00:57 ID:KExicXwZ
 電脳……Qチャンネル……電子……

 あたしは頭の奥がチリチリしてくるのを感じた。あたしは知っている? この言葉の意味を?
 あたしが長考してるのが心配になったのかリュードが慌てて言葉をかけてきた。
「大丈夫か? もう少し……寝てた方がいいな。ほら? ベットに入りな?」
 リュードはあたしの手を握り、ベットへと押し戻す……その繋がれた手を見てようやくあたしは何者なのか思い出す。
 リュードとは違う、あたしの褐色肌が引き金となって。

 まって!……少しだけ思い出した……わ
 あたしは……電脳空間Qチャンネルに違法な手段で接続する奴隷売買オークションの商品……褐色の肌を持つアイリーン
 褐色肌の奴隷は忌み嫌われ永遠に売れない奴隷……他の奴隷が売れるための……かませの犬な奴隷……
 だけど!!……そんなあたしにも奇跡が起きた。あたしを購入したいという人が現れ……ダメ……これ以上は思い出せない……

 頭が割れるように痛い……あたしはリュードの手をほどき、ベットに倒れこむ。
「だ、大丈夫か? アイリーン! ……ゆっくり、休みな? アイリーン。ここには誰もお前を傷つけるものはいない……よ」
 リュードはシーツをあたしの肩口までかけ、ゆっくりそして…優しく微笑みながら顔を近づけてくる……
 あたしとは違うイエローな肌のリュードが……あたしの褐色の肌と重なり合う――


50強制接続 :04/03/04 01:00 ID:KExicXwZ
 んんっ?……なんか……これってなんていうんだっ…け?

 キ…ス? キスっていうんだっけ? こんなことされたことないなぁ……いつも誰かに体中舐めまわされてた記憶はあるけど……

 誰だっけ? 嫌だったなぁ……だけど唇と唇が重なり合う…これは嫌じゃない……

 あぁ……リュードの息がくすぐったい……なんか安心する……

 いきなりの兄の登場とか白い部屋の不安とか記憶の混乱とかがなくなっていくみたい……

 でもまって? こんな偶然ってありえるの? 漂っていたあたしを助けたのが兄と名乗るリュード……

 肌の色が違う兄妹……んん? リュードの舌があたしの……頭痛が消えてく……きも…ち…いい

 ……もう……何も考えられない……よ

 快楽に身をまかせちゃっても……いいかなぁ?


51名無しさん@ピンキー :04/03/04 08:41 ID:aD1F1aiJ
>強制接続様

なんとも不思議な雰囲気ですね
今のところ何がどうなるか全然わからないので感想は付けられないですが続きを待っています。

52強制接続 :04/03/04 22:46 ID:KExicXwZ
 電子の波を浮遊する移動する奴隷売買オークションシップ”アルーア”。
 その中枢を司るメインコンピュータの電子レーダーが目的の反応を示していた。

 ピピッ……ピピ……「>>51……ツヅキ…マッテ…」

 「支配者様。アイリーンを発見致しました…いかが致しましょう?」
 メインコンピュータの操作を唯一許された黒色女奴隷ケイが黒衣のローブ姿の男に俯きながら尋ねる。
 他の奴隷達も俯きながら黒衣のローブ男の言葉を待つ。足に架せられた鎖を鳴らさないように気を使いながら。
 
 支配者と呼ばれた男は顔を全て覆い尽くすようなフードを被り支配者の証、黄金の椅子に座っていた。
 アルーアの10m四方、操縦スペースすべての物が時が止まったように静止する。
 噂では、フードの中には暗黒が広がっていて支配者の顔を見た者はその暗黒に吸い込まれると奴隷達の間では恐れられていた。
 だからこそ、奴隷達は支配者の顔を直視できず、黒衣の動きだけを見て支配者の沈黙の意図を探ろうとしていた。
 だが、身動き一つしない支配者に一人のイエロー女奴隷が痺れを切らたのか言葉をかける。
「支配者様? あ、あの? 見つかったようですけど……アイリーンっていう人が」
 突然の発言。すべての奴隷達はイエロー女奴隷に注目する。


53強制接続 :04/03/04 22:48 ID:KExicXwZ
 バカな女……ただの奴隷の分際で支配者様に意見するなんて……
 ああ……あのイエローは新参者だから……

 どこからともなく他の奴隷達がささやき声が聞こえる……
 イエロー女奴隷はどういう事なのか訳も解らずただオロオロし、足枷の鎖もジャラジャラと鳴り響かせてしまっていた。
 おもむろに支配者は椅子から立ち上がり、イエロー女奴隷の側へと歩き出す。
「あ、あのぅ? なにか……私、悪い事……」
 イエロー女奴隷と支配者の距離がなくなり対峙した格好になる。他の奴隷達はそれを直視できず、俯きながら震えていた。

「い、いやぁ――――っ!!!」
 
 切り裂くようなイエロー女奴隷の悲鳴。奴隷達はその声に驚き俯いた顔をあげる。
 しかしイエロー女奴隷はまるで最初からいなかったかのように消えうせていた。
「……だいぶ時間がかかったな? ケイよ。で、電子座標軸はどうなっとる?」
 何事もなかったかのような口調で支配者に尋ねられたケイは慌てて今の出来事を無視して、極めて冷静に言葉を返した。
「はい。やはり電脳空間Qチャンネルではなく別の掲示板空間にほど近いスレッド空間にコンピュータのレーダーは座標を合わせています。
ですが、なぜかアイリーンがいる場所はプロバイダー空間に偽装されています。スレッド空間なのに。」
 支配者は軽く頷き、すぐさま全ての奴隷達に命令する。
「まあいい。よしっ……オークションシップ”アルーア”! その空間に直ちに移動、そして強制接続。急げ!」
 他の奴隷達も支配者の命令にイエロー女奴隷のことなど忘れ、急いでアルーア発進の準備に取り掛かった――



54強制接続 :04/03/04 22:49 ID:KExicXwZ
 黒色女奴隷レイは何故支配者がここまで只の褐色奴隷に入れ込むのか理解できなかった。

 褐色肌の奴隷……忌み嫌われる褐色の奴隷アイリーン……入札手続ミスで電子渦に巻き込まれた奴隷

 普通なら死んでいるはずだけど奴隷の証、脳に埋め込まれたチップがレーダーに反応して生きている事を表しているわ

 生きてる事はすごいと思うけど取り立てて注目するほどの価値はないと…何か秘密があるのかしら? 私が知らない秘密が……

 ケイはチラリと支配者の方を見るが支配者の思惑など一介の奴隷には解る筈もなかった。
 軽く頭を振り、ケイはメインコンピュータにアクセスする。そしてコンピュータに電子ワープの命令を打ち込んだ。

 イモウト ダイスキ スレッド……WARP

 しかし、ここまで打ち込んだ後なぜかケイは最後のYES NOに躊躇する。
 ……このまま、打ち込んでもいいのかしら? YESと……


55名無しさん@ピンキー :04/03/04 22:51 ID:dLWEvo1H
元ねた何?

56ケイ :04/03/04 23:08 ID:KExicXwZ
>52
一行目
×電子の波を浮遊する移動する
○電子の波を浮遊し移動する
>53
三行目
×どこからともなく他の奴隷達がささやき声が聞こえる……
○どこからともなく他の奴隷達のささやき声が聞こえる……

なんだか疲れているわね…誤字がひどいわ…
支配者様のお仕置きが怖い……
>55
元ねた?解らないわ?ないんじゃないかしら?
嫌な予感がするのならワープは止めるわ。


57名無しさん@ピンキー :04/03/05 23:49 ID:vpve9KcD
スレ住民じゃないですが書き込み失礼します。
>>56
・・・私が誰かわかるでしょうか?やはりいろいろな所へ飛ぶ話なんですね。これ。
こういう事を言ったほうが良いのか言わないほうがいいのかわかりませんが
一番最初のところで書いたほうがよろしいかと。
読んでみるとローカルルールに違反はしていないようですが
さすがに前の話を読んでいないと意味が通じない所もちらほら・・・
アイリーンも最初の所に戻りたいのでは?

個人的にはかなり好みの話で続きが気になります。
長文失礼しました。




58名無しさん@ピンキー :04/03/06 07:59 ID:22AK8kON
お兄ちゃん!ボク妊娠しちゃうぅぅ!!!

59名無しさん@ピンキー :04/03/09 09:33 ID:y+RIu3nC
何を言ってるん(ry

60名無しさん@ピンキー :04/03/11 03:20 ID:So46lDsy
>57
とりあえず「狙って誤爆スレ」で投稿されてるのは見たけど…
他の足取りは一向に掴めないなぁ
どこのスレが発祥なんだろ

61名無しさん@ピンキー :04/03/11 04:55 ID:BjDrx/Oi
ううぅ、夜は寒いねぇ お・ニ・イちゃん♪ 
でもぅ…その書き込みはなんだか〜自演臭くて〜、もっとミーナ寒くなっちゃうよぅ。
その話題はスレ違いっぽいしぃ……

あ、あとねぇ、話は変わるけど、すこ〜しだけ重くなったこのスレの空気を換えるために
誰かがちゃんとした「妹萌えSS」今書いてるってさっきミーナ電波ジュシンしたよぉ〜
そのときは無言で投下するみたい。書き方も変えて。

よかったね、おニイちゃん♪……じゃ、またねぇ  

62((=゚Д゚=) ◆14opr0k7fY :04/03/11 10:46 ID:/eNrGbP0
((=゚Д゚) 保守!

63((=゚Д゚=) ◆DORA6TwAqY :04/03/11 10:47 ID:/eNrGbP0
((=゚Д゚) マチガエタ!!

64((=゚Д゚=)保守のついで!@ ◆DORA6TwAqY :04/03/11 18:12 ID:/eNrGbP0
なあ、お前ら。可愛い女の子と一つ屋根の下で暮らしたいとは思わないか?
うんうん、思うよな。でもよ、意外と大変なんだぜ。
よりによって、その子が妹とかだと。



ハイハイ!初めまして!俺、祐介!
至って普通の高校三年生・・・のはずが、何の因果か両親が別居中・・・・
お袋は家出するし、親父は家に居着かないわでもう離婚秒読み!ヘイ!何てこったぃ!

で、そんな俺の唯一の同居人を今から起こしに行くよ!

部屋の前に立ったら深呼吸。にっこりスマイルを作ったら元気にドアをオープン!

「ちぃちゃん!オハヨウ!」

65((=゚Д゚=)保守のついで!A ◆DORA6TwAqY :04/03/11 18:13 ID:/eNrGbP0
「グァー!いてー!いてー!」
「そのまま死んじゃえ!ばかたれ!」

痛い。すんごい痛いよ。目覚し時計が顔に当たった位痛い。
うぐぐ・・・ちぃちゃん。あんまりだぁぁぁ・・・・

「ノックぐらいしてって何時も言ってるのに!お兄ちゃんのトリ頭!」

ぬぅ、言いたい放題だ・・・しからば。
ベットに近づくと、包まっている中味ごと布団を持ち上げる。

「ひゃっ、ちょ、わっ・・・」

そのまま回転。これぞ秘技真空地獄車である。

「に"ゃぁぁぁ!コワイよ〜!」

フハハハ、俺の力を思い知るがいい。

「ごっ、ごめっ、ごめんなざいぃ〜!」

うむ、素直でよろしい。下ろしてしんぜよう。

「ひぅ・・・えっぐ・・・お兄ちゃんのあほぉ・・・」

ん?もう一回かな?

66((=゚Д゚=)保守のついで!B ◆DORA6TwAqY :04/03/11 18:14 ID:/eNrGbP0
「ぁあ〜・・・まだ頭がぐるぐるするよぉ・・・」

頭を抑えながら階段を下りてきた彼女は、俺のと同じ校章の付いた制服を着ている。
こいつが、千香。高校1年になる俺の妹でござい。

「俺も顔が大変に痛いぞ。」

嫌みでなくて本当に痛い。バンソーコー張っておこう・・・

「あ、私が張ってあげるよ。貸して。」

流石にやり過ぎたと思っているようだな。うむ。全くもってやり過ぎだ。

「えっと、どのへんかな・・・・ここ?」

頬の真ん中辺りを指で突付かれる。違う、もっと上。

「上・・・この辺?」

違う違う。も少し下。

「んん〜、じゃあここ!」

そうそう、そこ・・・・

「当たってるけど痛てぇぇぇ!」

「ああ!ごめん!」

67((=゚Д゚=)保守のついで!C ◆DORA6TwAqY :04/03/11 18:15 ID:/eNrGbP0
「くそ〜・・・ワザとだ〜、確信犯だぁ〜。」

「ちっ、違うよ!ワザとじゃないよ!」

本当カヨ〜。仕返しじゃねーのかよ〜。

「うぅ・・・じゃあちょっと右向いてよ!」

何だよ。まだ何かやろうかってのか・・・

「じっとしててよ・・・?」

そう言って俺の頭を両手でホールドする。と、ゆっくり顔を近づけて俺のほっぺにキス。
そのままペロペロと下を這わせてきた。これは、何か、クルなぁ・・・・

「あむ・・・ふ・・・ぅぅ・・」

千香の息遣い、肩まである髪、そして何とも言えない舌の感触。
イカン、頭がクラクラしてきた・・・

「・・・っはぁ」

幸い『治療』はそこまでで終了した。

「えへへ・・・まだ痛い?」

「うん?いや、まあ、もういい。」

何か、間抜けだな。俺。

68((=゚Д゚=)保守のついで!D ◆DORA6TwAqY :04/03/11 18:16 ID:/eNrGbP0
『いただきまーす』

ようやく朝飯ですよ。ヤレヤレ・・・

「ん〜、卵焼きおいしい〜。」

「まあな。俺がちぃちゃんの為に愛情を込めてだなぁ・・・・」

「ありがと〜♪じゃあお兄ちゃんの分も食べても怒らないよねっ。」

うんうん、いいのだ、妹よ。卵焼きの一つや二つや三つ・・・(ry

「そういえばさ、お兄ちゃん・・・大学どうするの?」

「大学?ん〜・・・・まだ何も考えてにゃーよ。」

「あ、そっか・・・」

明らかに千香の表情が暗くなる。全く、昔から単純なヤツだ。

「さぁて!学校行きますかね!」

「え。待って待って!私まだ食べてないよ!」

「これも修行のウチよ。さらばじゃ!」

恨めしそうな声を聞きながら玄関を出る。
あ〜あ、今日も空が青いねぇ。学校行きたくなくなるねぇ。
ダラダラ歩いていると後ろから千香が走って追ってくる。うむ、追いついたらまたからかってやろう。フハハ。

今日も良い一日である。

69((=゚Д゚=) ◆DORA6TwAqY :04/03/11 18:17 ID:/eNrGbP0
終了!早く作品来ないかな!

70名無しさん@ピンキー :04/03/11 18:19 ID:BjDrx/Oi
>61
訂正レス
>ちゃんとした「妹萌えSS」今書いてる
ちゃんとしているかどうかは解らない。自身の萌えに従って書いているだけだから。
元ネタは無い。日曜日くらいには書きあがる予定。

>60
発祥の場所はアイリーンの身体的特徴を考えれば解ると思う。
ただそこからは別板含め枝分かれしている。

スレ違い書き込み申し訳ない。”妹”SS投下で許して欲しい。
以後、SS投下以外は書き込みはしない。

71名無しさん@ピンキー :04/03/11 18:31 ID:BjDrx/Oi
>>69
おっと、タイミングが被りましたね。申し訳ない。
SS投下GJです。

72((=゚Д゚=) ◆DORA6TwAqY :04/03/11 18:36 ID:/eNrGbP0
俺は保守なので、前座。
ガンガッテ投下してくだちい。


またいつか保守する時に続きを書こう・・・・

73名無しさん@ピンキー :04/03/11 23:57 ID:ipotGhht
このスレやっぱりボク妊とかぶるなぁ

74名無しさん@ピンキー :04/03/12 01:14 ID:iyAEpzEj
自分の事をボクなんていう妹がいたら、首締めてでも矯正するなあ。
純粋身内として恥ずかしいぞ。

75名無しさん@ピンキー :04/03/14 23:39 ID:05w4iZpi
 ときおり吹きぬける風にカサカサと笹の葉が鳴く――
 
 月が頭上に輝く、名も無い山の麓、町へと延びる街道から少し外れた竹林の中に趣のある大きく荘厳な日本家屋が建っている。
 その母屋の一室、開いている襖から漏れる月明かりを灯りがわりにして一人の少女が古びた鏡台の前に佇み、真紅の紅を持ち、唇にさしていた。
 肩口まで美しく真直ぐに伸びた黒髪、艶のある白い柔肌、そして、吸い込まれるような大きく澄んだ瞳。
 年の頃は14,5程だと女学生の格好からかろうじて解るが、紅をさし、静かに佇んでいる大人びた様子からは今は誰が見てもその年頃とは解らないだろう。
 
 少女は本来、何もせず、いるだけで見るもの全てを魅了するような美貌の持ち主だった。
 しかし、少女に関わるほとんどの者はその少女の生まれ持った人を寄せつけない佇まいと美貌に臆し、ただ少女を遠目から眺めているだけしかなかった。
 少女の性格から考えればそれはありがたかった事で、異性に接する事が苦手な少女としては多少好奇な目に晒されても話し掛けられるよりはと我慢していた。
 
 少女が異性が苦手になった理由と言うのも小さい頃から匠が作り上げた人形のような少女に誰かしらちょっかいを出し、少女を想うあまり泣かしてしまうといった行為からだった。
 勿論、幼子だった当時の少女にはそんな相手の想いなどは解るはずもない。少女が異性から離れていきたいと思うのはごく自然の成り行きだった。
 そんな少女だったが唯一幼少の時から理解し、絶えぬ微笑を少女に与え続けた者がいた。
 少女がこの人だけ……と小さな胸に想いを募らせていく事になる者。だが、少女はその者に自分の想いをずっと言えないでいた。
 
 紅をつける――その行為で勇気が貰えるかも?と少女は期待していた。
 少女の想い人は兄だったからだ。


76名無しさん@ピンキー :04/03/14 23:41 ID:05w4iZpi
「兄様……」
 紅をさし終えた少女が鏡に向かって呟く。鏡の中の少女は紅のせいか普段よりも口元が引き締まり、妖艶な雰囲気をもかもし出していた。
 少女はスッと立ち上がり、おもむろに召している制服に手をかけ、ゆるゆると全てを脱ぎ捨てる。全てが見えるようにと鏡に合わせ動きながら。
 後ずさりすると更に月が少女を照らし出す場所となり、少女の身体は元々の白い肌が更に高価な青磁色の輝きそれへと変化していく。
 鏡に映った自身の裸体を少女は上から下へとゆっくりと眺める。恥ずかしいのか、首筋辺りがほんのり朱の色に染まった。
 羞恥が吐息に変わる。少女は自身の身体を気に入らないでいた。
 手をかざすと全てが隠れる小さな胸、今の妖艶な雰囲気とはうらはらな未発達の腰、そして……少女の秘所を隠すべき翳が無かったからだ。
 少女はこうこうと灯りが漏れる離れに視線をうつす。少女のいる母屋と庭園を挟んだ場所にある離れ。そこに彼女の兄、想い人はいた。
「今日を逃したら…私の……想いは永遠に封印する事になる……」
 少女は意を決し、鏡台の隣に立て掛けてある薄紅色の着物に手を伸ばす。着物慣れているのか少女の歳からは考えられないような流暢な手つきで着こなしていく。
 襟を整え、藤が鏤められた色とりどりの帯をキュッと締める。帯は少女の兄から贈られた物だった。
 これはお前がいつか好きな男が出来た時に召す物だ…と贈られた時の言葉を思い出し、少女は少しだけ悲しくなる。
「兄様……私は今つけさせて頂きます…私が好きなのは……兄様…あなたなのですから」
 
 少女は美しく変貌した姿を月明かりに晒して庭園に降り立つ。そしてゆっくりと離れへと歩みを進めていった――

 
 あまりノらなくて筆(キー)が重い。30分ほど書いて動きが止まった。またノった時に続きは書きたい。
 萌えポイントがずれているのならスルー宜しく。



77名無しさん@ピンキー :04/03/15 01:42 ID:raszHklo
ここでレスをしないとまた誤爆スレに続きがいくのだろうか…?
とりあえず乙です。

78名無しさん@ピンキー :04/03/15 09:12 ID:jRaOBEBw
元ネタがあったほうがやっぱいいなー

79名無しさん@ピンキー :04/03/15 09:39 ID:jRaOBEBw
ゴメン。書き忘れたでも乙だよー

80名無しさん@ピンキー :04/03/19 00:47 ID:aMEGrkbh
神降臨期待age

81名無しさん@ピンキー :04/03/19 01:47 ID:MAGO5FEI
鳥犬猫弟妹弟猫犬鳥
□父□□□□□母□
姉姉姉姉姉姉姉姉姉
□□□□□□□□□
□□□□□□□□□
□□□□□□□□□
姉姉姉姉姉姉姉姉姉
□母□□□□□父□
鳥犬猫弟妹弟猫犬鳥

82名無しさん@ピンキー :04/03/19 10:30 ID:B2s9+/wm
・・・

83名無しさん@ピンキー :04/03/20 14:32 ID:IJahrbiL
鳥犬猫弟妹弟猫犬鳥
□父□□□□□母□
姉姉姉姉姉姉姉姉姉
□□□□□□□□□
□□□□□□□□□
□□姉□□□□□□
姉姉□姉姉姉姉姉姉
□母□□□□□父□
鳥犬猫弟妹弟猫犬鳥

84名無しさん@ピンキー :04/03/20 15:21 ID:2zbnbgxj
鳥犬猫弟妹弟猫犬鳥
□父□□□□□母□
姉姉姉姉姉姉□姉姉
□□□□□□姉□□
□□□□□□□□□
□□姉□□□□□□
姉姉□姉姉姉姉姉姉
□母□□□□□父□
鳥犬猫弟妹弟猫犬鳥

85名無し@ピンキー :04/03/20 16:28 ID:vVRFiMGU
・・・将棋??

86名無しさん@ピンキー :04/03/20 19:35 ID:IJahrbiL
>84
乗ってくれてTHX・・・
それはそうとエスカレートするといかんから終わっとこう。

87名無しさん@ピンキー :04/03/21 22:16 ID:Rk1ZUtB6
あー晒しageしてえ。なんだよこの空気?これが春?

88名無しさん@ピンキー :04/03/22 08:36 ID:Pr88sy1l
春ですね、どこのスレでも、つくしがニョキニョキと…_| ̄|○

完全オリジナルで妹SS執筆中です。長〜いのが出来そうな予感。


8988 :04/03/22 08:46 ID:Pr88sy1l
ごめん、ここはエロパロだった…。
完オリ投入は別所のほうがいいでしょうか?


90名無しさん@ピンキー :04/03/22 09:26 ID:O7S3z5Y9
家紋

91名無しさん@ピンキー :04/03/22 09:40 ID:wk3I3lyv
>>89
萌えがあるならOK!

92名無しさん@ピンキー :04/03/22 16:16 ID:hhvA4twZ
職人を育てるという気持ちはないみたいだね。幼馴染みスレと違ってここは。

じゃあ漏れがちゃんとしたレスをするか。
>>64
軽い感じの話で気負いせず読めます。ただ状況説明がもう少し欲しい所。
ちょっと話が枠にはまっているかな〜?とも感じました。
だけど楽しそうな感じの話は個人的に好きです。
>>75
2レス程度でまだ全容はつかめませんが、少し重たそうな話かな?
状況説明は十分ですが、レスを返した人は萌えが違ったようで、内容にも触れてませんね。
私も残念ながら萌えは感じませんでしが、続きが気になるSSを書く職人さんだなあと思いました。
強制接続と同じく、誤爆スレでもいいですから続きは読みたいです。
スルーしてくれと書いてありましたがレスを返します。
>>88
期待しています。

93名無しさん@ピンキー :04/03/23 21:52 ID:JVjOcJlQ
ここにも妹スレあったのか。
オリジナルなんだけど、書けたら投下しに来ますね。
いもうと萌えだあー!

94名無しさん@ピンキー :04/03/24 12:20 ID:JlLPJ8Qy
>>92
葱の方にエネルギー吸い取られてるのかもね

95名無しさん@ピンキー :04/03/24 17:34 ID:wRRaij5A
>>93
お願いします

9688 :04/03/25 09:52 ID:lfLNmd8b
88です。毎日、頑張って書き進めています。
少量づつうpしていくのは嫌いですので、完成後、一括でうpしようと思います。
(前回のシーンで伏線入れとけばよかった〜!と後悔する羽目になるのがオチですので…)
書き手(88)の萌え所が、読者さんにしっくりくれば良いなぁ、と願いつつ。
>>93
お互い頑張りましょう!

97名無しさん@ピンキー :04/03/25 22:40 ID:/c8es+Ta
ミスフルの凪さんはだめ?>いもうと

98名無しさん@ピンキー :04/03/27 11:35 ID:W/DcSHd2
何でも良いから来いやぁぁぁぁぁぁぁ

99名無しさん@ピンキー :04/03/27 19:37 ID:I/51SmP2
大好きなお隣のお兄ちゃんに、







レイプされてしまうのキボン

100まなタンw :04/03/27 21:52 ID:Jf+dIdtS
わーい、100げっとー♪
…じゃ・な・く・てw

お兄ちゃんへ、こんなとこ見てないで
またタイピング教えてね! by真那美

101まなタンw :04/03/27 21:56 ID:Jf+dIdtS

「あ〜あ、また、こんなCGを壁紙にして…」
 お兄ちゃんのパソコンに電源を入れると、浮かび上がった下着姿の少女。ベージュのスリップ一枚
でペタンと床に座り込んで、モニター越しにこちらを見つめてる。口の端から白い液体をたらして…。
懇願するように、潤んだ瞳がうるうる。
 女の私からしたら、媚びてるみたいでカッコワルイ娘…。
 軽い嫌悪感。ちょっとした、怖いもの見たさ…。
 最近は、お兄ちゃんが外出している間にパソコンをいじるのが習慣だ。

 以前、私が軽い気持ちで、
「タイピングソフト、やってみたいなぁ。お兄ちゃん、パソコンかしてくれる?」
 と口にしたら、
「ちょっと待て、五分だけ待ってろ!」
 お兄ちゃんは急いで自室に引っ込んだ。
 二十分くらいして「真那美、用意できたぞ」って呼ばれて行ってみたら デスクトップは緑一色で、
たくさんあったエッチ系フォルダもいろいろ削除されていた。
 …なんか悪いことしちゃった気分。(ほんとは、いっつも無断借用していた)


102まなタンw :04/03/27 21:59 ID:Jf+dIdtS

 エクスプローラーでネット接続。
 パスワードは私の名前……。
   manamilove
 ときどき、お兄ちゃんが怖いw
 お気に入りには「妹萌えフォルダ」「妹・痛いのイヤ!フォルダ」「妹ぶっかけフォルダ」
 ―――趣味丸出しで、身内(っていうか妹本人)としては、
『…うーんアウト! 勘弁してください!』って感じ?
 たくさんのアドレスから適当に選んでみる。
 画像掲示板に、お兄ちゃんが勝手に私の写真をアップしていないかチェック。
 この前、自分の画像(一緒に海に行ったときの)を見つけたときは、ビックリした。
 『 我が愛するマナたんでしゅー(はぁと 』
 実の兄のカキコにも、そりぁあヒキます。
 なんかいっぱいレスが付いてて、
『 可愛いなぁ 羨ましいなぁ マナたん マナたん 』とか、
『 てめぇー、兄! お前殺して、マナたんを犯す! 』とか、
『 マナたんをコラってザーメンまみれにしていいでつか? 』とか、etc。
 削除キーが残っていたから、消しておいたけど…。
 私はぷんぷん怒って、お兄ちゃんを無視して、でもお兄ちゃんは私がなんで怒ってるか分からずに、
おろおろしてた。
 まあ、カスタードプリンで手打ちにしてあげたんだけどね。


103まなタンw :04/03/27 22:10 ID:Jf+dIdtS

 ぽちぽちとクリックしていくと、行きついたのは文字ばっかりのページだった。
 何、これ? 2ちゃんねる?

『いもうと大好きスレッド!』

 お兄ちゃん、普段は新聞も読まないくせに、妹ネタなら何でもアリなのね……。
 私は最初から順に読んでいく。

1 :名無しさん@ピンキー :04/02/25 22:52 ID:x4m3xpKM
  妹、義理妹を愛する者たちよ!
  ともに語ろう、、、、、

 …なんか、男の人って、わかんないw
 いもうと好きがいっぱいいるなぁ。
 レスひとつひとつに、にやついたり、マジむかついたり…。

 その中でひとつ、なんか…身に覚えがあるシチュエーションがカキコされてて…。
(注意!・エッチなのじゃないからね!!)

 なんだか、胸がキュッ、ってした。
 いつもの嫌悪感じゃなくて…、なんだか…、キュッとした、としか言えない。
 お兄ちゃんは本当に私のことが好きなんだなぁ、ってキュッとした。あんなに些細なことまで憶え
てるなんて…

 血のつながったお兄ちゃんと、お兄ちゃんが望むような関係にはなれる筈ないし、絶対なりたくも
ないけど…。それでもいつか『私もお兄ちゃんのこと、妹として、ちゃんと大好きなんだよ』って、
伝えたいな。

…もうすぐ、お兄ちゃんが帰ってくる。
私の独り言は、これでおしまいw
エッチじゃなくて、ごめんあそばせ♪

104名無しさん@ピンキー :04/03/28 21:31 ID:gFuuSYS2
まなタン・・・イイ!

105名無しさん@ピンキー :04/03/30 01:04 ID:xYa/NSYv
>>88>>93はどこいった?

10693 :04/03/30 11:54 ID:SW5U/f6+
まなタンイイ!

>>99を受けて書いて見ますた。とりあえず書けたとこまで投下。



「はは〜。ほのあひょほほなりにあほみいってくるねー」
お昼ご飯のホットケーキをぱくつきながらママに言った。
我ながら何言ってるのかわからないけど、春休みに入ってから毎日のことだから、きっとママはわかってる。言わなくてもいいかなと思うけど、ママは心配性だから一応言っておかないと、ね。
「何言ってるかわかんないわよ。食べながらしゃべるなんて行儀悪いんだから、食べてからにしなさい。
まあ、どうせお隣に行くって言ってるんでしょう。そうだ。里菜、まさかお隣でもこんな行儀悪い真似してるんじゃないんでしょうね! 
恥ずかしいことしないでよ。普段から槙田さんの奥さんに里菜ちゃんは元気な子ですねって言われてるんだから。
こんなことしてて元気なんて言われてるんだったら、ママもう恥ずかしくてなんて答えたらいいか、わかんないわ」
「わ、わかってるよ! ちゃんとしてるもん。それに涼兄だってわたし行くと嬉しそうにしてくれてるよ」
口の中に残ったのを慌てて飲み込んで、ママを遮った。

10793 :04/03/30 11:55 ID:SW5U/f6+

このまま続けられたら、いつの間にかお説教に変わるに決まってるもんね。
「あんたねー、あんまり涼平君に迷惑かけちゃだめよ。来年は大学受験なんだから。
まあ、涼平君なら少しぐらい遊んでも平気そうだけどね。
そうそう、あんたも4月から中学生なんだし、涼平君くらいとは言わないけど、もう少し勉強できたらねえ……」
ってやっぱりそう来たか。
そう。わたしは4月から晴れて中学生。なんか大人になった気がして気分がいい。
涼兄ちゃんに少し近づけたようで嬉しかったりするんだけど、勉強のことを言われるとすごく憂鬱になる。
「わたしもう行くから!」
ママのお小言が本格的に始まる前にわたしは逃げ出すことにした。
付き合ってたら涼兄ちゃんのとこに行く前に今日が終わっちゃう。
「あ、制服脱ぎなさいよ! しわになっちゃうでしょ」
「いいの! 涼兄ちゃんに見せてあげるんだもん! 行ってきまーす!」

10893 :04/03/30 11:56 ID:SW5U/f6+

わたしはそう答えて、家を飛び出した。
お隣だから走らなくてもすぐだけど、早く涼兄ちゃんにセーラー服を見せたくてお隣の玄関先まで走っていった。
ベルを押す前に、息を整える。髪も直して。あ、スカーフも風で曲がってる。
結びなおして、と。でも、もっと歪んじゃった。もう一度解いて結びなおす。
でも歪む。さっきはママにやってもらったからきちんと出来たけど、自分でやるのがこんなに難しいなんて思いもしなかった。
もたもたとスカーフを直していたら、ベルも押してないのにいきなりドアが開いた。
「……里菜、何やってるの?」
涼兄ちゃんだ。
「あ、あのね、スカーフ曲がっちゃったから直してたんだけど、上手く出来ないの。涼兄ちゃんに見せる前にちゃんとしようと思ってたのに……」
そう答えて涼兄ちゃんを見上げると、すごく優しく笑ってて。
こんなふうに笑ってくれるのに里菜にだけって、知ってるんだから。

10993 :04/03/30 11:58 ID:SW5U/f6+

「初めて着たんだろ? 上手く出来なくても仕方ないさ。ほら、貸してごらん」
涼兄ちゃんが笑いながら、スカーフを解いた。
涼兄ちゃんと自然に体が近づいて、何だかどきどきしてしまう。
小さい頃から涼兄ちゃんと過ごしてきた。
涼兄ちゃんは優しい。
アホで意地悪な浩平とは大違い。
浩平っていうのはわたしより一つ年上で涼兄ちゃんの弟なんだけど、涼兄ちゃんと全然違って野蛮だしガサツで最低なんだ。
わたしのことすぐ怒るし苛めるから大嫌い。
でも涼兄ちゃんは違う。
かっこいいし、優しいし、わたしのいうことちゃんと聞いてくれるし、いつも守ってくれる。
おやつだってわたしの好きなものちゃんと用意してくれるし。
だからわたしは涼兄ちゃんのことが大好き。
いつもは見上げる涼兄ちゃんを、今は見下ろしている。何だかすごく不思議な感じ。
切れ長の目とか、通った鼻筋とか、薄い唇とかが近くにあって、わたしは少し緊張した。

11093 :04/03/30 12:01 ID:SW5U/f6+
ここまで。今日は休みなんで、もうちょっと書けたら投下しにきます。

>>88タン
ガンガッテ! 妹SSハァハァして待ってます。

111名無しさん@ピンキー :04/03/30 12:47 ID:47F4zWWq
>93
ここからどうやって>99な展開になるのか超期待です……
でも、出来れば後味悪い結末にはしないで欲しい(苦笑

11293 :04/03/30 17:19 ID:SW5U/f6+
>111さん
レスありがとうございます。
後味悪いのは自分もあんまり得意ではないのでそうはならないと思います。
だがちょっとレイープが甘くなってしまうかもな悪寒。

少ししか進められなかったですが書けたとこまで。また書けたら投下します。

11393 :04/03/30 17:20 ID:SW5U/f6+
>>109



「里菜、いい匂いがするね」
上目遣いで涼兄ちゃんに尋ねられた。
間近で涼兄ちゃんに見つめられて、そんなこと言われたら。
どきどきが止まらない。顔が熱く火照っていくのが自分でもわかる。
「そ、そ、そう? あ、ごはんにホットケーキ、た、食べたから、かな」
しどろもどろになりながら答えを返した。
そうしたら涼兄ちゃんはふわって笑って、もっと顔を近づけてきて。
「そう。どうりで、美味しそうな匂いがすると思った。――はい、出来たよ。里菜」
スカーフを整えて、涼兄ちゃんが何事も無かったように言った。
顔なんかもう真っ赤。今日の涼兄ちゃんはすごく雰囲気が違う気がする。
どう違うかって聞かれても、上手く言えないんだけど。
そして、スカーフから手を離す間際涼兄ちゃんの手が胸に触れた。
「りょ、涼兄ちゃんっ」
思わず声に出してしまう。
「どうした、里菜。ほら、玄関先でもなんだから、中入ったら?」

11493 :04/03/30 17:21 ID:SW5U/f6+

わざとじゃないと思うけど、どうしても意識してしまって。
気にし過ぎだと言われればそれまでだけど。
そりゃまだブラだって必要ないくらいの胸だし。
実際まだそんなのつけてもいないし。
兄ちゃんがまさかわたしの胸なんか触りたがるとは思えないけど。
涼兄ちゃんに促されて家の中に入ると、そこでも雰囲気の違いに気づいた。
いつになく、しんとしている家の中。
不思議に思って涼兄ちゃんに聞いてみる。
「あれ? バカ平は今日いないの? おばさんは?」
「バカ平……。ああ、浩平ね。浩平は今日から部活の合宿に行ってるんだよ。
母さんは、宮城のじいちゃんがまたぎっくり腰になっちゃったんでそのお見舞いに行ったんだ」
「そうなんだ……」
そっか。そうすると、おばさんのアップルパイは今日は食べられないのか。
そんなことを考えていたら、涼兄ちゃんが指先でわたしのほっぺをつついてきた。

11593 :04/03/30 17:23 ID:SW5U/f6+

「今、里菜すごくがっかりした顔してた。俺だけじゃ、つまんない? 浩平もいないとだめなの?」
「う、ううん!! 浩平なんかいなくたってっていうか、いないほうがいいんだけど! わたし涼兄ちゃんに遊びにきたんだもん!! 涼兄ちゃんに会いにきたんだもん!! 涼兄ちゃんがいいんだもん!!」
慌てて思いきり否定した。なんで浩平なんかが出てくるの。
浩平なんかいないほうが清々するもんね。
涼兄ちゃんはちょっと驚いた顔をしたあと、また笑った。
「ずいぶん熱烈なご指名なんだな。それならいいんだけど。
そうだ。今日は母さんの代わりに俺が作ったんだ、アップルパイ。
里菜、好きだろう?」
「ほんと!?」
涼兄ちゃんが作るアップルパイも、おばさんに負けず、むしろそれ以上に美味しかったりするのだ。
わたしは嬉しくて涼兄ちゃんに飛びついた。

11693 :04/03/30 17:25 ID:SW5U/f6+

涼兄ちゃんの背中へ抱きつくように手をまわした。
「涼兄ちゃんありがとー! 大好き!!」
そう言って、ぽふっと、と背中に顔を寄せた。ワイシャツに顔が埋まる。
涼兄ちゃんの匂いがした。
これが男の人の匂いっていうのかな。何だか、新鮮。
「……全く。里菜には、かなわないな」
言いながら涼兄ちゃんはわたしを抱き寄せた。
「こんな可愛い格好して、そんなこと言うんだから。俺の理性を試すつもりなの?」
涼兄ちゃんからそう言われて、今日の目的を思い出した。
「ほんと? ね、わたし可愛い? 似合う?」
「すごく可愛い。似合うよ。どこの女性かと思った。あんなに小さかった里菜も、もうこんなに……大きくなったんだな」
そうして頬を撫でられた。こういうこと真顔で言われると、照れてしまう。
涼兄ちゃん、今日はいつもより、何て言うか……お兄ちゃんらしくない。
こんなこと真顔で言うことなんてないのに。
「涼兄ちゃん…?」
「先に俺の部屋行ってて。里菜はココアでいいな。淹れたら上がるから」
わたしは涼兄ちゃんに聞きかえす言葉も掴めずに、促されたまま涼兄ちゃんの部屋にいくしかなかった。

11793 :04/03/30 17:26 ID:SW5U/f6+
ここまで。ではまた後ほど。

11899 :04/03/30 20:28 ID:FA0Tkqsh
>>112
よかった。
お互いに好きなのにちょっとした食い違いで、ってのが萌えなので最後はハッピーで終わって欲しいですから。

続きを期待してます。

11993 :04/03/30 20:56 ID:SW5U/f6+
またきますた(w

>>99さん
ご期待に添えるかわかりませんが、がんばりますね。
ではまた投下します。今日はこれでおわりです(w

12093 :04/03/30 20:57 ID:SW5U/f6+
>>116



そういえば最近涼兄ちゃんの部屋に入ることって無かったな。
遊ぶときもバカ平の部屋とかリビングとかばっかりだった。
いつもバカ平が涼兄ちゃんと遊ぼうとすると邪魔してきてたし。
勉強の邪魔しちゃいけないって言われたのもあったかもしれない。
部屋の中をみまわしてみた。……昔と変わってない。よくわからない本の山。
大きな本棚には難しい漢字の本がいっぱい並んでいる。
わたしは立ちあがって本棚の方へ近づいてみた。
下の方には漫画が少し並んでいる。
本の背表紙をざっと見てみたけれど、どれも読んだものばかりだった。
「涼兄ちゃん、最近は漫画も買ってないんだなー」
難しい言葉が並んだ本の中に、何の題名も書いてない本があった。
じっくり見なければ見逃してしまいそうなのに、わたしはその本がやけに気になった。
厚めの本の中で、薄いのも気に入った。
飽きっぽい自分でも読めそうな本に感じられ、わたしはその本を引き出した。
藍色の革の表紙。題名らしきものは何も無かった。

12193 :04/03/30 20:57 ID:SW5U/f6+
10
ぺらぺらとページをめくってみる。中に書かれていたのは手書きの文字。
もしかして、これ涼兄ちゃんの日記だったの――?
悪いと思いながら興味には勝てず、わたしは適当に開いたところに目を走らせた。

○月○日
里菜と浩平を連れて花火大会に行った。
浴衣姿の里菜はとても可愛らしかった。最近の里菜の成長は著しい。
浴衣の襟からのぞくうなじや、めくれた裾からのぞく足や、まくった袖から見える二の腕の白さ。ふくらみかけた胸に目を奪われる。そろそろ自分も限界かもしれない。
里菜に会うたび邪な気持ちを抑えるのが辛い。

○月×日
屈託無く駆け寄ってくる里菜。思わず抱きしめそうになってしまった。
里菜の柔らかそうな唇が動くたびやるせない気持ちになる。
抱きしめたい。里菜の全てを俺のものにしたいのに。信じきっている里菜をみると……。

12293 :04/03/30 20:58 ID:SW5U/f6+
11
「これ……って……」
本当に涼兄ちゃんの日記なんだろうか。
この里菜って書かれているのはわたしのこと……?
続けて読み進めた。その先にはもっとあからさまな”里菜”に対する思いが書かれていた。
これを本当に涼兄ちゃんが書いたの……?
そして、日記を読むのに夢中になっていたわたしは、背後の気配に気づくことが出来なかった。
「……何読んでるんだ、里菜?」
突然声を掛けられて、反射的に振り返った。
振り返った先にはアップルパイと飲み物を持った涼兄ちゃんが立っていて。
動揺して声も出せなかった。
わたしが何をしていたか知ってるのに、涼兄ちゃんは笑っていた。
笑っていたけれど、薄ら寒い笑顔だった。上辺だけの微笑み。
涼兄ちゃんはテーブルにトレーごとパイとカップを置いて、わたしに近づいてきた。
涼兄ちゃんは笑っている。
わたしの手から日記を取り上げると、何事もなかったようにもとの位置に戻した。
「里菜」

12393 :04/03/30 20:59 ID:SW5U/f6+
12
涼兄ちゃんがわたしの前に立つ。能面のように冷ややかな笑顔だった。
怖い――。
わたしはじりじりと後にさがった。空気の濃度が変わって息苦しい。
走って逃げたいのに、絡め取られたように体が動かなかった。
「里菜。俺のことが好きかい?」
数分前だったら大きく頷けたことに、頷けない。
わたしには涼兄ちゃんのことがわからなくなっていた。
「……そうか。でも、もう里菜の答えはいらないよ」
手を強く引かれた。ベッドに放り投げられて一瞬息が止まる。
「涼、兄ちゃんっ」
投げ出された刹那、涼兄ちゃんがわたしの体に覆い被さり、ベッドに抑えつけた。
「里菜はいけない子だな。人の日記は勝手に読んじゃいけないだろう」
あくまでも優しく言い聞かせるような声音なのに、怖くてたまらない。
涙があふれてくる。
「ご、ごめん、なさい……」

12493 :04/03/30 21:00 ID:SW5U/f6+
13
わたしは泣きながら謝った。
でも涼兄ちゃんの力は緩まない。
「いけない子にはお仕置きしないといけないだろう? 
人の日記を勝手に見て、セーラー服で俺の前に現れて、無防備に俺と二人だけになって。
誘惑するような態度をとったいけない里菜にはお仕置きが必要だよ。
里菜にもわかるだろう?」
「そんなの、わかんないよ! ごめんなさいっ……涼兄ちゃん、ごめん、なさいっ! 
許して。ごめんなさい……!」
必死に謝った。涼兄ちゃんに許してもらえるように必死になって一生懸命謝った。
でも。
涼兄ちゃんは鼻で笑って。
「だめだよ。それに……里菜は早く大人になりたかったって言ってただろう。
俺が里菜を大人の女にしてあげるよ」
「いやっ! こんなの、いやだもん!! お兄ちゃん、やめて、やめて!!」
「やめない」

12593 :04/03/30 21:01 ID:SW5U/f6+
14
涼兄ちゃんが顔を近づけてきて、次の瞬間唇を塞がれた。
ぬめぬめとした涼兄ちゃんの舌がわたしの口に入ってくる。
気持ちが悪かった。苦しい。誰か助けて――。
思いっきり噛みついた。
手応えは感じたのに、怯んだ様子も無くさらに口の中を蠢いてくる。
血の味が口の中に広がる。気持ち悪い。息が苦しい。
ほとんど喘ぐように顔を逸らしたところで、やっとお兄ちゃんは口を離した。
抑えつけられた手足はがっちりと縫い付けられて、逃げ出す余裕は全くない。
「涼兄ちゃん、お願い……」
セーラー服を首まで捲り上げられた。
タンクトップの上から胸を揉まれて、思考はもうパニック以外の何ものでもない。
「涼兄ちゃん、涼兄ちゃん……っ」
今の自分にできるのは、ただただ涼兄ちゃんを呼ぶことだけで。
「ごめん。里菜。だけど、もう耐えられなかったんだ」
哀しそうな顔で涼兄ちゃんが言う。こんな涼兄ちゃん見たことがない。
いつでも穏やかで優しくて、里菜のことを考えてくれてた涼兄ちゃん――。

12693 :04/03/30 21:03 ID:SW5U/f6+
15
襲われてるのは自分なのに、自分がひどく悪いことをしている気持ちになった。
タンクトップが捲り上げられる。胸とおなかが露になった。
「きゃあっ」
恥ずかしい。怖い。涼兄ちゃん……!
「涼兄ちゃん……」
「もう、黙ってくれ、里菜」
苦いものを飲みこんだような表情で。涼兄ちゃんの肩が震えている。
そう言われても、黙ってなんていられなかった。
「わたし、そんな、に悪い子だった、の? 
だから……涼兄ちゃんは、こんな、ことするの?
どうし、たら、涼兄ちゃんに、許してもら、えるの?」
泣きながら、涼兄ちゃんに言った。涙声で言葉が途切れてしまう。

12793 :04/03/30 21:04 ID:SW5U/f6+
16
涼兄ちゃんが、大きく顔をしかめた。
そうしておもむろにわたしから離れると、ベッドから降りて背を向けた。
「涼、兄ちゃん……」
「もう、いい。里菜、帰れ。もう、二度と俺のところへは来るな」
「なんでよ、いやだよ」
「俺は! ……もう、お前のいいお兄ちゃんにはなれないんだ。あの日記を見られて、こうして里菜を泣かせて。今ならお前を放してやれるから。俺も、里菜にはもう二度と近づかない。近づいたら何をするかわからない」
くぐもった声で涼兄ちゃんが言った。
別人のようだった涼兄ちゃん。確かに怖かった。殺されそうな感じがしたのも本当。
涼兄ちゃんが、わたしに何を求めて何をしたいのかも理解出来たと思う。
それでも。
「……やだ。やだよ、涼兄ちゃん」
「里菜。いい子だから――」
「わたし、涼兄ちゃんのこと、大好きだもん。二度と会わないなんていやっ」

12893 :04/03/30 21:06 ID:SW5U/f6+
ここまでです。

スマソ。レイープ空振りになってしまいますた。
また来ます。

129名無しさん@ピンキー :04/03/30 23:36 ID:YYNvbE+3
>>128
最高ですよ。

またお願いします

130名無しさん@ピンキー :04/04/01 01:45 ID:OdtriDkq
姉スレが立ったよage

131名無し@ピンキー :04/04/03 10:59 ID:OMx/NwQX
>>128
この兄弟、高橋兄弟で妹がつぐみ・・・。

いや、スマソ。

132名無しさん@ピンキー :04/04/03 22:21 ID:RLf39jmp
電波ではない、ヘンテコちゃんな妹を模索してみるテスト
(エロなし…スマソ _| ̄|○
文体で分かるも知れませんが、まなタンwと同一作者です)

夏美たん↓

133名無しさん@ピンキー :04/04/03 22:26 ID:RLf39jmp

「かわいーなー、かわいーなー、かわいーなー、かわいーなー♪」
私は手鏡をみつめて繰りかえす。
小さい頃に雑誌で読んだ、可愛くなれるおまじない。中学生になってもまだ続けてる。
「かわいーなー、かわいーなー、かわいーなー…♪」
パジャマ姿でベッドに寝そべって、ぺたんぺたん、足をびんぼうゆすり。これはおま
じないとは関係なくて、ただのクセ。
「かわいーなー♪(ぺたん) かわいーなー♪(ぺたん)……」
鏡の中で、お風呂あがりの赤い顔が揺れる。濡れた前髪がフワリと踊る。
「かわいーなー、かわいーなー……」
でも、鏡をみるのホントは好きじゃない。きらい。
どんどんブスに見えてくる。
もっとパッチリした目ならいいのに。二重でさ、タレントみたいにくりくりした目が
ほしい。
言い出したらきりがない。鼻だって、もっと高くてさ。唇だって、もっと厚いほうが
絶対いろっぽいのに。あぅぅ、眉のかたちもヘン?
…それだけ取り替えたら、別人だよね。
「かわいーなー、かわいーなー……」
ほっぺたは好き。人差し指でぷにぷに押してみる。ニキビひとつない、自慢のすべす
べな肌。目尻のほくろも好き。泣きぼくろはチャームポイントだよね?
(褒めて伸ばそう! ニョキ☆ニョキ☆)
「かわいーなー、かわいーなー、かわいーなー、かわ…」
「…おまえさぁ、むなしくない?」
思いがけない声に、私はガバッと身を起こす。
いつのまにかドアが開いていて、お兄ちゃんが立っていた。

134名無しさん@ピンキー :04/04/03 22:28 ID:RLf39jmp
「バカ―――――!!! なんで勝手に入ってくるのよー!」
心臓が喉もとまで飛びあがった。耳たぶがボッと熱くなる。
「ノックしたって…」
「私、返事してないもん!」
「ガキみたいなこと、言ってんじゃねーよ」
ぶっきらぼうにそう言って、お兄ちゃんは部屋をぐるっと見まわす。
「…英和辞典、貸してくれ」
「知らない! ないもん!」
「…あるじゃん、みっけ」
机の本棚に発見したお兄ちゃんは、すたすたと歩み寄って手を伸ばす。
「ダメ! 貸さないもん。今から使うんだからー!」
私の駄々を無視して「借りてくからな」なんて勝手に持って行っちゃう。
もう、知らないんだから!

「…夏美は、可愛いよ」
去り際にお兄ちゃんはぽつりと言った。
「え、なんて…?」
パタンとドアが閉じる。
「ねー、いま、なんて言ったのー?」
………沈黙………
もう言ってくれない。お兄ちゃんのケチんぼー。
でも、一回きりで充分だよ。

鏡をのぞいてみた。
(お兄ちゃんが、可愛いって言ってくれた…)
恥ずかしいくらい幸せそうな、ニンマリ笑顔の私がいる。

135名無しさん@ピンキー :04/04/03 22:58 ID:RLf39jmp
↑以上です。みじか…
オリ妹(血のつながった妹)が主人公で、萌で、エロは結構むずかしい?

・作品冒頭から、兄への愛情+性的願望を抱いている、想いが届きエッチ展開。
・作品冒頭から絡みで始まり、至るまでの経緯を回想的に挿入。
・兄を想い、ヒトリエチ、空想上の絡み。

萌え要素を考えると、レイプ展開は僕的に書いてて辛いかも…。
読むぶんには好きですが(^^;

兄キャラを主人公にすると、
兄が妹の萌え要素を語ることになって、ヤバイ兄が出来上がりそうな予感w。

136名無しさん@ピンキー :04/04/03 23:01 ID:5d4w6VvZ
GJなので次はもっと長いのキボン

137名無しさん@ピンキー :04/04/04 00:21 ID:VGZgXvc/
360の歌った「ニョキニョキ」が頭に浮かんでしまった。


138名無しさん@ピンキー :04/04/05 11:16 ID:avBezsl8
職人さんカモーーン

139名無しさん@ピンキー :04/04/05 20:11 ID:ZjhpLvMV
>>131
つっこみが(w
書くときに某走り屋漫画が目の前にあったんで、もじってみた(w
でもつぐみというのはわからないな。漫画?
>>128の続きは週末に落としにきます。

140131 :04/04/07 01:44 ID:TUVFJP1s
>>139
つぐみは確かいとこだったはず。
兄貴に首っ丈だったような・・・
何巻か忘れたがケソタと86のバトルの後に出てきたと思われ。
続き期待してますぞー!!


141名無しさん@ピンキー :04/04/14 23:21 ID:RPZaxyE1
「こ、これって……!?」
 あたしは、お兄ちゃんの部屋で見つけてしまった、いけない本にびっくりしちゃいました。
 だって、あたしは純情可憐な女の子です! こんな、あの、その……男の人のアソコを
女の人のアソコに、あんなことをしちゃったり、口でアソコをああしちゃったり、後ろからア
ソコをこんなことしちゃったりするようなことを描いてある漫画なんて、初めてです! ホン
トだよ。嘘じゃないからね。
 だから、とってもとってもびっくりしちゃいました。
 ホントは、こんなものを見つけるつもりは全然なかったんです。ただ、お兄ちゃんに漫画
でも借りようかと思って、部屋にきたら、お兄ちゃんがいなくて、それで勝手に借りていっちゃ
おうって思って部屋を探しただけなんだよ。
 それなのに、こんな本を見つけちゃうなんて……。
「お兄ちゃんって、エッチだ」
 あたしは、ちょっとショック。
 あたしのお兄ちゃんは、いわゆる世間でいうところの、オタクって人です。でもでも、とって
もやさしいお兄ちゃんだし、オタクって言っても毎日お風呂にちゃんと入ってるし、太っても
いないし、とってもいいお兄ちゃんなんだよ。
 それに、漫画やアニメが人よりちょっとだけ好きなだけだし、そんなこというとお兄ちゃんに
いつも漫画を借りているあたしもオタクになっちゃうもん。
 だから、あたしだけはお兄ちゃんをオタクって思ってないんだ。ホントだよ。
 それなのに、こんないけない本を持っているなんて、とってもとってもショックです。やっぱ
り、お兄ちゃんはオタクさんなのかなぁ?
 それで漫画の中では、男の人と女の人がキスしながら、なんかすごいことをしちゃってます。
「うわ……。こんなことしちゃうんだ」
 なんだか、胸がドキドキしちゃいます。漫画に描かれているキスは、あたしが知っている
チュ♥っていうキスなんかじゃありません。その、なんというか、すっごく濃厚なやつ。

142名無しさん@ピンキー :04/04/14 23:22 ID:RPZaxyE1
 うわ、こんな風にするんだ。ドキドキ……
「って、こんなの読んじゃダメー!!」
 ダメだよ、ダメダメ! こんなの読んだらいけない子になっちゃいます!
 あたしは本を閉じちゃいました。こんな本は、元のところに戻して、あたしは見なかったこと
にするんです。いえ、あたしは何も見てません! そうなんだよ。ホントだよ。
「もう。お兄ちゃんはエッチなんだから……!?」
 その本を元のところに戻そうとした、あたしは目を見張りました。だってだって、その本の表
紙に大きく書かれているタイトルは――。

『いけない妹。お兄ちゃん大好き♥』

 え? え? ええぇー!!?
 これって、どういうこと? ま、まさかお兄ちゃんって、そういう人だったの? うわ、どうしよ。
あたしは、心の準備がって……そうじゃなくって! ダメだよ、ダメダメ!
 どうしたら良いのかわからなくて、混乱しちゃったあたしの耳に、階段がミシミシって鳴る音
が聞こえた。
 誰かが2階に上がってくる?
 ど、ど、ど、どうしよ!? お母さんもお父さんも、めったに2階に上がってこないし、そうす
ると、お兄ちゃん?
 あうあうあうぅ〜。と、とにかく逃げなくっちゃ!!

 ガチャっとノブが回って、お兄ちゃんが部屋に入ってきた。
 お兄ちゃんは部屋に散らばった本を踏み越えて椅子に座ると、パソコンを起ち上げる。
 その光景を見つめるあたしは、なぜかあのいけない本を抱いたまま、クローゼットの中に
隠れていたの。
 どうして、こんなところに隠れちゃったの、あたし?(涙)

143名無しさん@ピンキー :04/04/14 23:23 ID:RPZaxyE1
このスレ的に、こういうのはOK?

144名無しさん@ピンキー :04/04/15 00:31 ID:sn64ZIGL
>>143
OK

145名無しさん@ピンキー :04/04/15 01:35 ID:Q1HUv9K1
続きを所望します。

146名無しさん@ピンキー :04/04/15 01:50 ID:BRhIf1Tn
一人称のようなSSが続くね
いいんだけど違うタイプのSSも読みたいな
あの続きは無理かな?
萌えは感じなかったけど普通に続きが読みたかったんだけどね・・・




147名無しさん@ピンキー :04/04/15 02:26 ID:sn64ZIGL
93氏の続きをきぼんしてみる。

148名無しさん@ピンキー :04/04/20 20:45 ID:UfX1DtWC
お兄ちゃん、保守するついでに上げるね(はぁと

149名無しさん@ピンキー :04/04/27 01:54 ID:NZ8eYHiP
そろそろ保守しときますか。

☆☆SS職人急募☆☆

職種:SS職人(男性、女性問いません)
業務:妹萌えSS、妹エロSS(元ネタ無しでもかまいません)の投稿
投稿資格:妹という言葉に何かを感じる人なら誰でも可
給与:完全歩合制(SSが高評価ならレスという名のお金以上のものが付きます)
勤務時間:フレックス制。お好きな時間に投稿可
その他:心無いレスが付く場合もありますがへこたれない、ガッツある人

お待ちしております。

150名無しさん@ピンキー :04/05/08 15:01 ID:u5XtCLYb
保守

151名無しさん@ピンキー :04/05/09 00:34 ID:1H9o3NnT
叩かれて逃げた俺はそう、ガッツのない人・・・・・・。

15293 :04/05/10 23:18 ID:s1XqVpFA
こっそり投下してみる。


>>127

17
そう叫んで、わたしは涼兄ちゃんの背中にしがみついた。
「里菜……」
涼兄ちゃんの体が小刻みに揺れている。
さっきの涼兄ちゃんは……怖かった。でも。いや。
涼兄ちゃんに会えないなんて。もう会わないなんて、絶対、いや。
「バカだよ、里菜は……」
小さな吐息と同時に涼兄ちゃんから吐き出された声。優しい響き。
いつもと同じ。わたしの好きな涼兄ちゃんの優しい声。
そっとしがみついた腕を外され、涼兄ちゃんに抱き寄せられる。
「里菜……ごめん。……ありがとう」

15393 :04/05/10 23:18 ID:s1XqVpFA
18
囁くように告げられた言葉。涼兄ちゃんの鼓動が聞こえる距離。
ぎゅっと抱きしめられて、胸が苦しい。
それだけじゃなく、胸がとても苦しかった。
ゆっくりと涼兄ちゃんが体を離す。見上げた顔には優しい笑顔が浮かんでいて。
優しい……ううん、違う。
それは何かを諦めた時の涼兄ちゃんが浮かべる淋しそうな笑顔だった。
「……アップルパイは、また今度来た時にしようか。母さんに頼んでおくから。今日はもう帰ったほうがいいね」
立ち上がった涼兄ちゃんが私の手を引く。促されるまま立ち上がった。何時の間にか淋しそうな陰りは涼兄ちゃんの表情から消えていた。いつも通り、ただただ優しい。でも視線はわたしを見ていない。涼兄ちゃんは自分には厳しい。
こんな風にわたしを扱った自分を許せないのかも。
――涼兄ちゃんは、もうわたしと会わないつもりなのかもしれない。

15493 :04/05/10 23:20 ID:s1XqVpFA
19
「涼兄ちゃん、わたし、わたしまた来るよ。涼兄ちゃんに会いに来てもいいんでしょ!? いいんだよね? 来てもいいよね?!」
シャツを掴んだまま訴えるわたしに、涼兄ちゃんは微笑んだ。だだっこをあやすような表情。それだけだった。何も答えてはくれなかった。
このまま帰ったら、涼兄ちゃんは、もうきっとわたしに会わない。
それは絶対と言っていいほどの、予感だった。
「……制服が乱れちゃったな。里菜、玄関先の鏡で直してから帰って……」
部屋から出ようとした涼兄ちゃんの腕を引っ張った。
振り返る涼兄ちゃんに視線をあわせる。ごく自然に、それは逸らされた。

15593 :04/05/10 23:21 ID:s1XqVpFA
20
ばかなこと考えてる。こんなことして涼兄ちゃんが喜ぶかわからない。
でも。わたしが涼兄ちゃんのこと好きだから。
このまま涼兄ちゃんが遠くなっちゃうのだけは絶対いや。
それくらいなら――
「涼兄ちゃん……わたし……、」
喉がつかえてうまく言葉が出ない。振り絞った勇気がしぼみそう。
自分のなかの脅えを振り払うように頭を振って。
「……わたしのこと、好きにしていいよ」
わたしは胸元で緩んでいたスカーフを解いた。

15693 :04/05/10 23:23 ID:s1XqVpFA
ここまでです。遅くなってしまった…。スマソ。
140さん147さんありがトン。エロまで何とかがんがります。

157131 :04/05/11 00:00 ID:U19OV9H9
93氏キテター!!
乙です、そしてG.J!!

158名無しさん@ピンキー :04/05/11 01:55 ID:bijHqxOI
キタアアアア

里菜たん、がんがれ!

159名無しさん@ピンキー :04/05/15 01:15 ID:OChXU+jI
hoshu

160名無しさん@ピンキー :04/05/18 17:59 ID:taAJLn5g


161名無しさん@ピンキー :04/05/19 21:36 ID:dyTXZIhp
age

162名無しさん@ピンキー :04/05/19 22:04 ID:OrGq+Sik
93様お待ちしています

163名無しさん@ピンキー :04/05/24 00:52 ID:WXMigLC0
ガンバリーナ

164名無しさん@ピンキー :04/05/24 19:48 ID:LHWsKyVj
姉スレの方は盛り上がってきたのに…

165名無しさん@ピンキー :04/05/29 22:50 ID:oNFJzVJr
保守


166名無しさん@ピンキー :04/05/30 00:47 ID:+N07ybuq
保守用。えろくないし、続きも不明のにぎやかしですが。

深い闇に静まり返った部屋へドアの軋む音が響いた。
亜矢は身体を震わせる。
大きく息を吸い込み、出来るだけ静かに息を吐いた。
鼓動が加速していく。
心臓の音は体内で大きく鳴り響き、亜矢は無意識に身体を丸めてその音を抱え込んだ。
こんなに大きな音では聞こえてしまう。
元に戻そうと努力するのに、背後に感じる気配へ意識が傾くだけで、簡単に崩れ去ってしまった。
近付く気配へと意識は冴え、鼓動はますます高鳴っていく。
呼吸が乱れる。
体内を打ち鳴らす鼓動が聞こえてしまうのではないかという恐怖に駆られ、亜矢は目を固く瞑った。
早く、早くおさまって、気づかれないように。
――ああ、神様。
心の中で名も知らぬ神に亜矢は祈る。
侵入者の気配は、もう間近に感じられた。
――名前を呼ばないで。
そうしたら、為すすべもなく自分が従ってしまうことを亜矢は知っていた。
眠ったふりを続ける。
知らない。気づかない。私は何も感じず眠っているだけ。
傍らに立った侵入者は亜矢を見つめている。

167名無しさん@ピンキー :04/05/30 00:49 ID:+N07ybuq
背中に感じるのは痛いくらいの強い視線。
吐く息が熱い。熱は押さえようが無く上昇している。
身体に生じた変化が亜矢を苛なむ。
理性の命令など全く寄せつけず、亜矢の中心では何かが蕩けて溢れ出していた。
信じられなかった。身体はこんなにも火照っているなんて。
何かを期待に満ちて待っている。それでも亜矢は認めたくなかった。
――もう、こんなことはやめたいのに。
侵入者が小さく笑った。
「――亜矢」
低く艶めいた声だった。
「亜矢、起きて」
侵入者がもう一度名前を呼ぶ。
その声に導かれるように、自分の意志とは関係なく唇が開く。
抵抗など無駄なあがきでしかなかった。
「お……兄ちゃん……」
操られたように、亜矢はゆっくりと振り向いた。
「亜矢……俺と遊ぶ?」
ベッドに腰を降ろしながら兄が言った。
亜矢の頬を指先でなぞる。
びくりと亜矢の身体が揺れた。
亜矢は泣きそうな声で、うん、と言った。
兄の輪郭が、暗闇の中はっきりとしてくる。
そして、楽しそうな兄の顔が目の前に現れ、次には唇を塞がれた。

168 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:40 ID:IN3gbY2h
うお、ちょっと驚いた。

こういうタイミングですが、ごめんなさい。投げてしまいます。


169 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:41 ID:IN3gbY2h
知らない世界
 
 1
 
(あ、着替え用意するの忘れてた)
 巧はその時、ゆっくりと湯につかりながら外の台風のすさまじい風音を楽しんでいた。
突然風呂場と脱衣所の明かりが落ちたときも、好都合ぐらいにしか感じていなかった。
(停電なんて久しぶりだ……素っ裸で部屋まで戻ってもはるかの奴を脅かさないですむ
な……)
 夏の夜半に巧は妹のはるかと二人きりだ。
 他の家族は今日はいない。というより旅行先から戻ってこれないのだった。
 高2の巧と中3のはるかだけ、部活の関係で家族旅行を半分で切り上げて帰ってきて
いるのだ。
 
 手探りで、体を拭いて脱衣所へ出ると、バスタオルを腰に巻く。
 その時、はるかの悲鳴が二階から降ってきた。
「もうやだあ! お兄ちゃん、どこなの? 返事してよう……」
 おそらく自分の部屋の壁や扉にぼこぼこ引っ掛かりながら、廊下に転がり出たような
音がした。その軽めの音が、小柄なはるかの体を思い起こさせる。巧だったらどかどかと
重たい音が響き渡っているところだろう。
「おーい、部屋でおとなしくしていろ。懐中電灯持っていってやるから。どこにあるん
だっけ?」
 と、中途半端に濡れたままの足でぺたぺた階段のほうへ歩きながら、
「着替えるからちょっと待ってな」
 上に向かって声をかけてやる。
(バスタオルなしで全裸ですれ違ったりしたら、興奮するだろうなあ……。でもはるか
はもう部屋に戻ってるかな?)
 そんなくだらないことを考えながら一応は、急に明かりがついたときのことを考えて
バスタオルを合わせなおす。

170 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:42 ID:IN3gbY2h
 暗闇の中、記憶を元にゆっくり階段を上りながら巧は、はるかの半泣きになった顔を
思い浮かべて苦笑する。元気にテニスコートを走り回っている時とは違って、別人のよう
に情けない声を出すのだ。
 トントンと自分の足音だけがする。
 もちろん外は大嵐だ。はるかはどこにいるのだろうかと、巧は階段を上りきり、
「はーるかちゃーん、どーこでーすかー」
 それとなく気持ちを和らげてやろうと呼びかけてみる。
 
「お兄ちゃん! ……えっ?」
「おわ! はるか、こら、よせ!」
 突然、腰のバスタオルを毟り取られて巧は仰天した。
 声と足音を頼りにすぐ近くに来ていたはるかがしがみつこうとしていたのだ。
 驚いたのははるかも同じだった。
「これ……バスタオル? やだ、お兄ちゃん、裸なの!?」
「はっはっは! その通りだ。……だから返せっての」
 と巧が無造作に出した手が、はるかの胸を突いていた。
「やっ」
 はるかが反射的に身を引いた。
 とっさに両手で胸を覆ったので、バスタオルは手を離れてかさこそと階段をすべり落
ちていく。
「やわらけ……じゃなくて、わり!」
 華奢な割にはちゃんと「ある」はるかの胸の感触にくらくらする。
 そのために本当に慌てて手を引っ込め、巧は肘で廊下の壁を強打した。
「痛え! ていうか、変な音したぞ? 壁が」
「やだ、大丈夫?」
 今度ははるかが慌てて手を出した。

171 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:43 ID:IN3gbY2h
「や、お兄ちゃん、早く服着てきてよう!」
「今、俺の尻を触ったな? はるかのエッチ」
「な、なに言ってんのよ! お兄ちゃんがそんなとこにお尻出してるからでしょ!?」
「そうか、前を向いてたらちんちんを触られてたんだな」
「お、お兄ちゃんの馬鹿! もうお弁当作ってあげないんだからぁ!」
「なにを言うか。作ってんのは大部分姉貴じゃねえか」
「お兄ちゃんのお弁当には二度とミートボールが入らないんだからねっ」
「ほー。あのパウチに入っていてお湯であっためるやつか」
 その次のはるかの罵声を、轟音がかき消した。
「きゃあああっ!」
 勢いのままに、はるかは巧に飛びついていた。
「お、おい!」
 二度、三度と吹き荒れる風雨が窓や屋根を叩く。
 はるかは巧の裸の背中に回した両手をそのたびきつく握り締めた。
 自分が服を着ていない分はるかの胸の感触をはっきりと感じられて、巧は大いに慌て
ることになった。
 なぜなら……
 
「は、離れろ、はるか」
「え?」
 はるかは巧に引き剥がされて、その両手に肩をしっかりとつかまれたままじっとして
いる。
 巧は小さくため息をついた。
 反応の小ささからして、自分の身体に起こった変化に気づかれずにすんだだろうと、
胸をなでおろす。


172 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:44 ID:IN3gbY2h
「な。待ってろ、ちゃんと服着てくるからさ」
 はるかがくす、と笑った。
「お兄ちゃん、今……」
「う……そ、それ以上言うな」
 巧は、がっくり肩を落とした。
 そして照れ隠しのつもりでろくでもないことを言い始めていた。
「真っ暗ってのは面白いな」
「そうだね……うふふ」
「こーーーんなことをしてもはるかにはわかるまい」
「……だいたいわかった」
「お、お、親父には秘密だぞ」
「どうしよっかなー」
 はるかの口調は非常に楽しげだった。さっきまで怯えて泣きそうになっていたのがす
っかり消えてしまっている。巧はそれを感じ取ってさらに気を緩ませ、
「はるか、階段と廊下の電気って、ついてたか?」
「ううん。あたし部屋に居たから消えてたよ?」
「安心したぜ。今いきなりついたら大変だからな」
「あはははっ。そうだよね」
「そこでだ、はるか」
「なあに?」
「自分の部屋の電気、消して来い」
「? いいけど」
 はるかの気配が動く。手探りのべたべたという音と、スイッチの硬い音がして、ゆっ
くりとその気配が戻ってくる。


173 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:45 ID:IN3gbY2h
「で?」
「これで今ついているはずの電気は風呂場だけだ」
「そうなの?」
「そうなの。だからはるか、おまえも全部脱ぐのだあ!」
「え? なんでよう!」
「懐中電灯争奪一本勝負だ。はるかは確か場所知ってたよな。俺は知らん。ハンデだ。
勝ったほうが相手を照らし放題。さあ、脱げー」
「悪趣味よ、お兄ちゃん……でも……」
 はるかは、兄のわけのわからない挑戦状に興奮し始めていた。兄のいつもの悪ノリで
はある。
 さっきの兄のものの感触が少しおなかに残っている。それはつまり、兄がはるかの胸
の感触に女を感じてしまったということなのだ。いつも子供扱いして、からかってばかり
の兄がである。背伸びしたい年頃、兄妹とかそういうことに関係なく女としての自尊心を
一人前にくすぐられている。
 はるかは、兄の巧のものが今闇の中でどういう状態になっているのか、意識しないで
はいられなかった。
 どんな形をしているか知らない。
 どんな大きさかもよく知らない。
 それを見てみたいという好奇心と、それを見ているときの自分の顔を見られないで済
むという安心感、さらに「ハンデ」の後押しを受けて、はるかはなにかもう勝った気にな
っていた。
「受けたよ、お兄ちゃん?」
 先に風呂に入ってパジャマ姿だったはるかは、それを思い切りよく脱ぎ捨てた。少し
だけ考えて、下着も足から抜く。
 


174 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:45 ID:IN3gbY2h
 巧は、その気配の生々しさに動悸を激しくしていた。風呂上りの妹がどの程度の物を
身につけているのか、よくは知らない。だが少なくとも、裸の自分の目の前にいる妹まで
裸なのだ。はるかがズルをしているようには感じられなかった。そもそもそういうタイプ
の女ではない。
「よっしゃ。そいじゃあ……」
「ゴー!」
 調子よく足を踏み出した瞬間、はるかが、自分が脱いだパジャマで足を滑らせて転倒
した。
 そのまま巧に見事な足払いをかけてもつれ合って……
「きゃあああ! やああ!」
「どわ! こんなときにお約束をするなあ! 今……」
 そして二人がお互いに五体の無事を確認してほっと一息をついた時。
 半回転してあおむけに倒れた巧の上に、はるかが逆になって乗っていた。
 そしてそして、巧のものは、はるかのおでこに突き立っていた。
(つっかえ棒……これはまづい……)


175 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:47 ID:IN3gbY2h
 
 2
 
「お、お兄ちゃん……」
 声が震えている。上ずった、悩ましい声だ。
「これ……」
「いやまあ、そのアレだ」
 巧はなんとか理性を取り戻そうと焦る。空気を変えようとしてみるも、言葉がろくに
出ない。
 妹のおでこに突きたてているという状況と、腹の上の二つの柔らかい感触に意識を奪
われ、股間の硬直が痛いくらいになっていた。
 なにより二人とも裸なのだ。
 はるかが顔を起こし、いきなり巧のものを握り締めた。
「うわ、よせ!」
 巧は慌ててはるかを押しのけようと暴れる。
 すべてが徒労に終わった。どこに触ろうとしても、それは妹の胸や背中や、尻や、太
股、つまり素肌なのだった。なにをしても妹の身体に対する働きかけになるように思えて
しまって、巧は泣きそうになった。
 そうする間に、妹の小さな手で握り締められたものが、快感を訴え始めている。
「お兄ちゃん……」
 感触に浸るような甘い声で、はるかが何度もそうつぶやく。
「た、頼む。はるか、それ、放してくれ」
 反応する気配はない。
「はるか」
 名前だけ呼んで、さらに促す。
 効果がない。
(……こうなったら積極的に攻撃して引かせてやる)


176 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:48 ID:IN3gbY2h
 巧がそう思った時だった。
「今だけ、あたしにも使わせてよ」
 巧はその言葉に固まってしまった。
(……こいつはいったい、どこでそういう言い方を覚えてくるんだ)
 姉の都にも似ていて綺麗なはるかの顔を、思い浮かべた。
「冗談言ってんじゃねえ」
「冗談なんかじゃないよ……それに」
「な、なんだよ」
「お兄ちゃんもその気じゃない」
「お、俺は……おまえとつきあってはやれないぞ。妹だし」
「お兄ちゃんがつきあってる人、知ってるもん」
「……まじで?」
「うん。だから別にいいでしょ?」
「……」
「……」
「……一回。一回だけだからな」
「うん……。初体験は一回だけだもんね……」
「え? おい、なに言って……」
 その後の言葉を巧は続けられなかった。ペニスを覆う熱く柔らかい感触に、うめき声
を上げるハメになっていたからだ。
「お、おまえこんなことまで知って」
「お兄ちゃんの本に載ってるでしょ?」
 はるかが口をはずして、応える。
「お兄ちゃんの本っていう言い方はよせ」
「ふぁーい」


177 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:49 ID:IN3gbY2h
 すでに口の中にモノを戻して舐めあげようとしている。
 よけいなことを考えるのはやめよう、と巧は決めた。
「やっ」
 とっさにはるかが低く悲鳴を上げるのを無視して、巧は妹の身体を抱き上げると、自
分の部屋の方へ、そろそろと歩き出した。
 腕の中で、裸の妹の身体がうごめいている。
 なにも考えられない。一秒でも早く、自分のベッドに妹を横たえたかった。そして…

「お姫様だっこ……えへへ」
 のんきな声が聞える。
 
「好き」と言われた事があるのを巧は思い出す。
 その時は、どういう意味で好きなのか確かめるつもりもなく、「俺もおまえのことが
大好きだぞ?」と普通に答えていた。
 無論、意味に気づかない振りをしていた。巧の答えに黙って抱きついて、すぐ離れた
はるかにしても、巧がわかっていて気づかない振りをしたのを知っていたかもしれない。
 
 ベッドの柔らかい布団の上で巧の体重を徐々に受けながら、はるかは身体を小刻みに
震わせている。
 腹と腹が合わさって、巧のペニスは今、はるかの両太股の間にある。
 巧の右手が、はるかの胸のふくらみに押し付けられた。
「!」
 はるかの身体が一瞬硬直する。
「ね! お兄ちゃん」


178 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:50 ID:IN3gbY2h
 はるかが、巧の手を押しとどめるように口を開いた。
「なんだ、やめたくなったか」
「ひとつ賭けをしない?」
「賭け?」
「うん。部屋の電気、ONにしておくの。それで、最後まで……しちゃう……までに電
気がついちゃったらお兄ちゃんはあたしとつきあう」
「……」
「冗談よ」
「……」
「……嫌なこと言ってごめんね、お兄ちゃん。でも、ちゃんと、してくれるよね?」
「電気つけときゃいいんだな?」
「えっ…………」
 巧の感触が腕の中から消えると、とたんにはるかは不安になる。
 例えば、今すぐ明るくなってしまったら?
 本当にその賭けの通りに二人はなるのかと。
 カチ、という音がして、すぐにはるかの上に巧の体重が戻ってきた。
 胸が詰まりそうになって、はるかは熱く息をもらした。
 
 巧ははるかが羞恥を覚えるようになって以来、その裸を見たことがない。
 つまりふくらんだ胸も、恥部を覆う恥毛も、見たことがない。
 その、見たことのない柔らかい胸をやさしく揉みはじめる。
「あっ」
 少しだけ声を漏らしたはるかが、その後の喘ぎをすべて押し殺しているのを感じて、
巧ははるかに囁きかけた。
「今から声を立てるな。俺ははるかの胸の形も、下の毛の生え方も知らない。ここは暗
闇でなにも見えない。おまえは今からしばらく、知らない女だ」


179 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:51 ID:IN3gbY2h
「……」
「はるかはとてもかわいい、俺の自慢の妹だ。兄として出来る限り守ってやりたい。だ
から、今俺の腕の中にいるのは別の女だ」
 唇を、片方の乳首に乗せた。
「いきずりのどうでもいい女とは違うけど……妹のはるかほど近くにいないから、やわ
らかくて、あたたかくて、肌のなめらかなその身体を征服してやりたくなる、生身の一人
の女だ」
 はるかは、身体の中から噴き出してくる快感に悶えた。

 兄の言葉ひとつひとつの音の響きに細胞が震え、揉まれ撫でられている胸、腹、そし
て舌に舐め上げられる乳首の感触が絡まりあって、ひとつの波になってはるかを襲ってい
た。
 それからしばらく、兄が自分にしたことをはるかは思い出せなかった。
 快楽に身体と神経を持って行かれて、なにもわからない。ただ、巧にすがりついてい
た。
 兄が女の身体のことをよく知っているのを、悔しく思う余裕もない。
 自分の身体が兄を喜ばせられているか、不安になる余裕も。
 他人に与えられる快感を初めて知ったはるかは、その受け止め方を知らず波の中で溺
れている。

「大丈夫か」
 巧の声に、はるかは闇の中に引き戻されていた。
 外の風雨の鳴り響く闇の中、そして兄の身体に包み込まれた闇の中だ。
 返事をする代わりに、はるかは頬を兄の胸に摺り寄せた。
 巧がほっと息をつくような気配を見せて、


180 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:53 ID:IN3gbY2h
「そろそろ、やるよ」
 巧が上体を起こし、あおむけのはるかの両足をゆっくりと広げた。
 はるかは巧の言い付けを忠実に守り、ひたすら静かだった。
 だが、巧には痛いほどわかる。見えないけれど、はるかは身体を羞恥と興奮に震わせ
ながら巧を見つめ、その行為を求めているのだ。
 ゆっくりと上体をかぶせる。
 指を秘部に這わせると、すでに潤みきったそこからにちゃりと音がした。
 巧のものも、すでに先端をぬめらせていた。
 巧はそっとはるかの頬を撫でてから、両手でその腰を抱えた。
 ゆっくりと、先端を入り口に擦り付けていく。


181 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:54 ID:IN3gbY2h
 
 3
 
「っ! …………っ」
 はるかの、殺しきれない悲鳴のようなもの。
 それを聞きながら、入り口のあまりの感触に巧は身体を引きつらせた。
 はるかは初体験と言った。はるかに与える痛みのことを考える。
(人によるらしいとは言うけど、やっぱりなあ)
 充分に潤っているように感じるものの、そこはまだ男を知らない。
「おまえ……結構感じやすいよな。おっと、じゃべるなよ」
 はるかの震えと、身体の熱さを手のひらに吸わせながら、指を唇に持っていく。口づ
けだけはできないと巧は考える。唇を、毎日いろんな形に動くはるかの唇を見てきた。そ
の感触を自分の唇で知ってしまったら……
 指を突くと、はるかは口を開いて受け入れようとする。巧は引いて、唇をなぞる。そ
れを追って、また口に入れようとする。巧は最後まで避けつづけて、手をはるかから離し
た。
 それが口づけの代わりにした。
 巧はもう一度だけはるかの髪を撫でる事で、頭を切り替える。
 はるかの中に、入り始めた。
 はるかの身体が逃げようとするのを、両手で押さえてやる。巧にとって一番慎重にな
らなければいけない時間だ。
 無言の少女の荒い息が、巧の心を撫でる。
 ほんの少しずつだけ腰を進め、そのたび力をかけないで進めそうな角度を探して、膣
壁の抵抗を確かめる。
 ともすれば気持ちよさだけに身体を持って行かれそうになる。そのたびはるかの笑顔
を思い浮かべ、いたわろうと思いなおす。


182 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:55 ID:IN3gbY2h
 停電の為にエアコンもつけられず、暴風雨のため窓も明けられない。暑い。だが腕の
中のはるかはじっと巧の動きに耐えている。巧の汗はそのはるかの小さな身体に今、した
たり落ちていることだろう。それだけでも自分が妹を犯しているのだという背徳感を煽っ
てくれる。やる以上はそこで得られる全ての快楽を持ちかえることにためらいはない。
 それだけにいっそう、巧ははるかをいたわった。
 ゆっくりと、ゆっくりと、巧のものははるかの身体の奥へと進む。やがて一番奥につ
きあたり、さらに押し上げようとしてから、そこで巧は腰を止めた。
 お互いの恥毛が交じり合って擦れる。腰と腰が密着しているのを感じて息をつく。
 完全に埋没したものが、はるかの膣内をきつく押し広げている。
 膣壁から絶え間なく与えられる感触に酔いしれる。
(これがはるかの……)
 時々びくびくと、締める動きが加わり、はるかの呼吸に合わせて身体の動きも伝わっ
てきた。
(一回だけ、か……)
 最後まで明かりがつかなかったら、そうなる。そういう約束だ。
 はるかが、肩で息をしている。
 巧が覆い被されば完全に隠れそうな小さな身体は、汗にまみれていた。
 その汗を拭い、巧が身体を重ねると、待ちかねたように両手で抱きしめてきた。胸の
感触を楽しみながら抱き返す。
 
 はるかは、思ったほどの痛みもなくむしろ、自分のそこがいっぱいに押し広げられて
いるという感覚と、それが兄のものによってであるという実感に、いわば至福の時を味わ
っていた。
 涙があふれてきても不思議ではないくらい切なかった。
 これが兄の巧の感触なのだ。さっき巧がはるかに言い聞かせた言葉を思い出す。そん
な言葉が必要になるほど、危うい世界に二人はいる。


183 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:56 ID:IN3gbY2h
 それでもいいのだ。
 兄の汗が落ちたところにしびれるような感触が広がる。
 それを拭われてしまって、少しだけ寂しかった。でもその跡に、兄の肌が優しくきつ
く重ねられていた。
 はるかを思って巧は動こうとしない。はるかは巧のものを見たことはない。形はさっ
き自分の手で確かめた。それを今自分の身体の中にあるものとつなぎあわせてみる。
(お兄ちゃんの……)
 はるかは、それに動いて欲しいと思った。指先で兄の背中に語り掛けてみる。
 それに反応して、巧が上体を起こす。「動いても大丈夫か?」と優しい言葉が返って
くる。たまらなくなって両足を兄の腰に回し、促した。
 これで言葉はもう必要ない。
 ずるりと、引き出された。さすがにこうやって擦られると痛い。最初にゆっくり入れ
てくれた兄のためにも、痛みに反応するまいとはるかは思った。
 入り口まで引いたものが、再び突き戻ってくる。その繰り返しが始まった。
 恥ずかしくも不思議な、むずがゆくなるような行為だった。
 
 巧は脳を灼かれるような快感を味わっていた。
 ただでさえきつい処女のそこの感触に、腰がしびれていく。
 それだけだと、思いこむことはできない。
 言葉でどう気持ちをごまかそうとも、自分のもので妹の膣内をえぐっていることに背
徳的な喜びを感じないでいることはできなかった。
 一突きごとにはるかの身体がうごめく。
 快感も増してきていた。背筋に立ち上る耐えがたいものが爆発的に股間に走っていく。

 それを感じた瞬間に、巧ははるかの中を名残惜しそうに一度強く突き、引き抜いた。


184 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:56 ID:IN3gbY2h
快感がはじけ、ほとばしったものははるかの恥毛の上からへそのあたりにうちつけられた。

 引き抜いた瞬間の、両手ではるかの腰をつよく掴んだ姿勢のまま、しばらく巧は息を
吐いていた。ティッシュの箱を手繰り寄せ、はるかの身体の汚れているところを確かめな
がらふいてやる。その手を、はるかがとらえた。
 巧は逆らわず、はるかの上に身体を重ねた。
 明かりは、つかなかった。
 外の嵐が少し弱くなっている。
 そのまま、二人は互いの身体の感触に身をゆだねていた。
 離れがたいのは、離れたら終わってしまうからだ。
 それでも、離れなければいけなかった。
 
 巧が着替えに袖を通してベッドのところにに戻る。
「あたしのパジャマ、取ってきて」
「!」
 少しかすれた妹の声に、巧は衝撃を受けていた。
 長い間聞けなかった声を聞いたというより、事を終えた恋人の出したような声を聞い
たという感じがした。
「……待ってろ」
 かろうじてそう言ったが、巧は今の自分が他人に見せられる顔をしてるかどうか自信
が持てなかった。
 廊下に出て、はるかのパジャマと下着を拾い上げる。持つ手が少し震える。
 その時突然、巧の部屋の明かりがついた。
 とっさに手が動いて、巧は部屋の扉を閉じた。かなり大きな音がした。
「お兄ちゃん……」


185 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:57 ID:IN3gbY2h
 すぐ近くから、はるかの声が聞えた。巧は、明かりの中で裸で立っている、扉の向う
のはるかの姿を想像した。
 扉を開けてしまいたい。けれど……
「開けるなよ。ここに置いとく。俺は風呂に入りなおしてくるから。…………おやすみ、
はるか。電気は消しといてくれよ」
「待って、お兄ちゃん!」
 巧は答えずに廊下の明かりをつけ、足早に階段を降りていった。
 
(やっちまった、なあ……)
 汗だくの身体を冷ましながら、巧は惚け気味になっていた。
(心配しなくても、明日からまた知らん顔してやるからな、はるか。…………先に風呂
入れてやるべきだったかな)
 手早くすませ、緊張しながら二階に上がっていく。自室は真っ暗で、はるかの姿もな
かった。当然のことに失望している自分がいる。
「はるか」
 部屋の前まで行って、声をかけておく。少し間があって、
「……なあに?」
「おまえも、入ってこいよ」
 その言葉を聞いた瞬間、はるかは手にしていたブラシを取り落とした。入りなおさな
ければならない理由と、今ブラシをかけている理由に改めて動揺する。
「……うん」
 タイミングを失ってから、「誰のせいよ」と言ってしまえばよかったと思う。
「おやすみ、お兄ちゃん」
「おやすみ」
 兄の足音が遠ざかる。二人の夜も終わる。
 朝が来て、また夜が来ても二人は仲のいい明るい兄妹でありつづけている。
 はるかが巧の部屋を訪れて遊ぶのも今まで通りだ。
 たまにはるかが部屋に入ってすぐ、明かりを消すことがある。
 闇の中のことは誰も知らない。
 
                              了


186 ◆5mSXuZ5GjE :04/05/31 11:58 ID:IN3gbY2h
というわけで、166さん続きを読ませてくださいね。

187名無しさん@ピンキー :04/05/31 16:37 ID:905dmkSp
ついにきましたね、本格派が。
俺は別スレの書き手だけどさ・・・
俺もほんとはこういうタッチで書きたかったんだよね_| ̄|○
リアル妹のいる俺には妹話は書けませんが、
◆5mSXuZ5GjE氏は文才あるんでがんばってください。
今回はお疲れさまでした。

18893 :04/06/02 16:48 ID:THM89Jiz
186さん萌えますた(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ
少しかけたので投下しますが予めごめんなさいを。
勉強にと慣れない一人称で書いてましたが、どうも詰まってしまったので
ここから三人称で書いてます。なんかめちゃめちゃですいません。どうぞよろすぃく。

18993 :04/06/02 16:49 ID:THM89Jiz
>>155

21
心臓が口から飛び出そうなほど暴れていた。
大きく打ち鳴らされる鼓動に息苦しさは限界だった。
酸素を求め唇が小さく泳ぐ。
里菜は一つの機械のように決められた動作を遂行するだけだった。
襟元からスカーフを抜き取った。それはひらひらと揺れながら床に落ちる。
息が苦しい。呼吸は浅く繰り返されていた。
気持ちと身体をを沈めるため、里菜は大きく息を吸い、ゆっくりと吐き出した。
震える指先で胸のボタンに手をかける。あっけなく一番上は外れ、胸元が大きく開いた。じっとりした汗をかいていたことに里菜はそこで気づいたが、やめるという決断はなかった。
二つ目に手をかけたところで、ボタンを外しかけた指を、強い力で握られた。
「やめてくれ」
涼平が静かに言った。

19093 :04/06/02 16:49 ID:THM89Jiz
22
伏せられた目は里菜からそらされたままだった。
「俺が、悪かったから」
ひどく哀しさに満ちた、そして張りつめた厳しさも感じる声だった。
「涼兄ちゃん……」里菜が呆然と答える。
声に混じった厳しさは、里菜ではなく涼平自身に向けられたものだった。
涼平は自分のしたことの過ちを恥じ、責めていた。
里菜を見守っていこうと自分に課した覚悟を破り、抑制も効かずあげく彼女を脅えさせ、身をまかせようとまで思いつめさせた。愚劣極まりない。
里菜に懇願されても、これ以上側にいられないと頑ななほど思っていた。
涼平にはどうしても里菜の顔を見ることが出来なかった。
泣かせてしまった辛さで、いや怖れの方が大きかったのかもしれない。
直視することなど出来ようもなかったのだった。
だからその里菜がどんな気持ちで、どんな表情でいるのか、わからなかった。
それを慮る余裕すらない状態であった。
だが、涼平のとった行動は里菜の危機感をさらに煽りたてるだけのものだった。

19193 :04/06/02 16:51 ID:THM89Jiz
23
「離してっ」
里菜は涼平の手を振り払った。
ボタンなど引きちぎるような乱暴さで前を開き上着を脱ぎ捨てる。
下には白いタンクトップだけで、その薄い生地は、里菜の胸、突起部分をくっきりと浮き上がらせていた。
無意識に涼平の喉は鳴っていた。
まだ中学にあがるばかりだという幼い里菜に、扇情的な興奮を覚えている。
一旦理性で抑えたはずの情動が頭をもたげた。
なんて卑小な、どこまで低俗なのかと唾棄しても、男としての本能はそれを許す。
目に涙を浮かべながら、里菜はタンクトップも脱ぎ去った。
止めるべきだ。
そうわかっているのに、硬直した身体は動かせず涼平は里菜を凝視することしか出来ない。
白い肌にやや小ぶりのふくらみが控えめだった。
ふくらみの突端はうすいピンク色で震えていた。
腰は抱きしめた感触よりもさらに細かった。
抑えこんだ欲望が涼平を嘲笑う。見なければ静まるはずだと、視線を断ち切れと命令するのに、身体は思考を裏切りはじめた。

19293 :04/06/02 16:53 ID:THM89Jiz
ここまで。やっと、次からエロにいけそうです。
もうあんまり時間空かせないで終わりにしますので。すみません。

193名無しさん@ピンキー :04/06/07 17:08 ID:xhAASesh
otu

194名無しさん@ピンキー :04/06/09 23:45 ID:kv4TH8dC
>186>192もGJ。続きを期待してもいい?

195名無しさん@ピンキー :04/06/15 04:41 ID:i5qlPKEc
age

196名無しさん@ピンキー :04/06/19 13:09 ID:jetgpUbV
保守

197名無しさん@ピンキー :04/06/19 18:09 ID:4lLeU2R0
あげ

198SS保管人 :04/06/23 02:28 ID:8af4Guwn
2chエロパロ板SS保管庫 (サーバーが重くて繋がりにくいです)
http://adult.csx.jp/~database/index.html

職人の皆様、
当方の保管庫に、このスレに投下されたSSを収蔵させてもらいますが宜しいでしょうか?


199全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 16:49 ID:YpQh1hbb
違いの分かる男、勝俣秀幸(二十歳・大学生)は今、思いつめていた。
それは、彼の目の前でいじましく夕餉の準備をしている、五歳年下の
妹、綾香の事。
「お兄ちゃん、お夕食は何時頃にする?」
「いつでもよろしい」
「じゃあ、七時にしましょう」
夏物のセーラー服にエプロンをまとうという、大枚はたいても中々お目
にかかる事が出来ない萌え姿で、綾香は秀幸に問う。更に、
「お風呂先に入ったら?ビール冷やしとくから」
と、まるで世話女房よろしく気が利くので、かなわない。しかも、秀幸の
鼻を美味しそうな惣菜の香りがくすぐっている。このよく出来た妹は、料
理だって得意なのだ。そう言われれば致し方ないと、入浴を決める兄。
「風呂入って、金玉でも洗うか」
「着替え、すぐ持っていくからね、お兄ちゃん」
秀幸が浴室へ向かえば、綾香はすぐに追従する。この間の取り方も、
絶妙であった。
(参ったなあ・・・いつまでも、兄離れが出来なくて・・・)
可愛い、可愛いで甘やかしてしまった妹の綾香が、いつまでたっても
自分の元から離れようとしない事が、秀幸にとって最も懸案する事項
であった。美しく育ち、可憐という言葉が相応しい綾香ではあるのだが、
何せ妹である。他の男に持っていかれるのも腹立たしいが、さりとて
いつまでも兄べったりでは困る事も多い。

200全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 17:11 ID:YpQh1hbb
「ふう・・・どうしたもんかな」
たっぷりと湯が張られた浴槽につかりながら、秀幸は綾香の優しい
笑顔を思う。多忙で、家を空けがちな両親の代わりに、自分が綾香
の面倒をよくみてきたという自負は、確かにある。ただの一度だって、
妹を怒った事のない駄目な兄ではあるが、愛情だけは十分に注いで
きたつもりだ。それを、妹は過剰に恩と感じているのではないか──と。
『お兄ちゃん』
秀幸は目を閉じると、常に綾香の愛らしい顔が浮かぶ。自分を呼ぶ
声だって生々しく聞こえてくる。
「お兄ちゃん、入るよ」
また、声が聞こえた──ハイハイ、と適当に相槌を打つと、浴室の扉
がガラリと音を立てた。続いて、
「えへ」
という、綾香の笑い声もする。ここで、秀幸はようやく我に帰り、目を開
けて浴室の扉へ、視線を送った。すると・・・
「背中流してあげるよ、お兄ちゃん」
素肌にバスタオルを巻いただけの格好で、綾香は秀幸の前へ現れた。
髪をパレッタで纏め上げ、僅かに乱れた後れ毛をかく姿が愛らしい。
「い、いかーん!」
ずばーん!と浴槽の湯を波立て、ばたばたと慌てふためく兄。それに
対し、妹はしとやかに膝を折り、湯桶を手にした。
「お兄ちゃん、子供みたいにはしゃがないで」
にこっと微笑む綾香に邪気はない。むしろ、よく出来た妹が、駄目な兄
を窘めているかのようだった。綾香は、行儀作法だって優れている。

201全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 17:39 ID:YpQh1hbb
「綾香、お兄ちゃんは子供じゃないんだから、背中ぐらい一人で洗える
よ。気を使わずに・・・」
「あら、そうだったかしら?うふふ・・・お兄ちゃん、いっつもカラスの行水
で、体をちゃんと洗ってるのか、疑わしいのよね。だから、今日は綾香が
見ててあげる」
「あ、あ、あ・・・あかんがな!」
両手をぶるんぶるんと振って、迫り来る綾香を拒む秀幸。幸せに秀でる
と書いて秀幸──彼は混乱のあまり、自分につけられた名前のルーツ
を思い返していた。しかし、妹はその間にもそそと足を滑らせ、兄の元へ
やってくる。しかも、タオルの裾部分からは、ちらちらと若草のような物を
ちらつかせながら。
「綾香、まさかタオルの下は・・・?」
秀幸の目には、タオル越しの綾香の肢体に、下着の線は見えていない。
と、なると──
「裸に決まってるでしょ。服着てお風呂入る人は、いないわ」
うふっと微妙な笑いを浮かべ、綾香は答えた。そして、湯桶を浴槽に入れ、
兄の体を掠めるように湯を掬う。
「かけ湯しなくちゃ」
綾香がはらりとバスタオルを落とした。その瞬間、ほっそりとした体には
ちょうど良い感じの、大き過ぎず小さ過ぎずというような、まことにバランス
の取れた乳房がお目見えした。
「キャー!」
そう言って、顔を両手で覆ったのは兄、秀幸。あまりにも悩ましい妹の胸元
を、この兄は情け無くも直視出来なかったのである。

202全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 18:05 ID:YpQh1hbb
「何が、キャー!よ。変なお兄ちゃん」
かけ湯を済ませた綾香が、そのまま浴槽をまたぐ。それも、秀幸の
顔の前でわざとらしく、大股に。
「あ、綾香・・・いけません!お兄ちゃん、すぐ出るから・・待って・・」
茹でタコのように顔を赤くし、秀幸が入れ替わりに浴槽から出ようと
すると、
「それじゃあ、意味がないでしょ」
ぐっと兄の体を押さえ、綾香は強引に湯に浸かった。そして、秀幸を
逃がさないとばかりに、自分の体を密着させていく。
「ひょへー!」
後ろに回った妹の乳房が、背に当たっている。秀幸はそれと分かる
といよいよ混乱した。何せ、狭い浴槽に兄妹ふたりが入っているのだ。
だが、この状態は非常にまずいと秀幸が思っているのに対し、綾香は
どこか余裕げだった。
「ほら、ちゃんと浸かるのよ、お兄ちゃん」
兄の胸へ手を回し、背へ頬を寄せる妹。えへ、と目を細める様は、まる
で悪戯好きな子供そのもの。
「うきゃー!くっついちゃ、ダメ!」
「あん!暴れちゃ、いやん」
暴れる秀幸を、綾香は弄んで楽しんでいるようだった。実際、必死の
形相で戒めから逃れようとする兄とは正反対に、妹はにこにこと笑っ
ている。こうなると、兄としての尊厳など木っ端微塵も同然で、秀幸は
ばたばたと蜘蛛の巣にかかった蝶の如く、もがき、喘ぐのであった。

203全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 18:34 ID:YpQh1hbb
「危険だ・・・とても危険だ」
綾香の悪戯により、ほうほうの体で浴室から逃げ出した秀幸は、
やはり思いつめていた。度を越えた妹のスキンシップに心底怯
え、過ちが起こる事を恐れている。
「どうしたらいいんだろう」
パンツを穿き、寝巻きを身に着ける秀幸の元へ、素っ裸の綾香
がしたり顔で浴室から出てきた。それも、当たり前のように肌を
晒し、水に濡れた媚体を隠す事も無く。そして、
「やっぱり、カラスの行水だったね」
そう言って自分の衣服を取り、にこやかに兄と並んで着替えを
始めたのであった。

「う〜む・・・綾香のやつ・・・」
すっかりと翻弄され、無様を見せた兄、秀幸。兄妹仲が良いのは
いいとして、正直、綾香の奔放さには悩まされていた。それは、
まさに懊悩と言っていい。
「このままでは、まいっちんぐな事になる。何とかしないと・・・」
自分を慕っている上での事なので、綾香に強く出る訳にもいかな
い秀幸。まして、自分は妹を一度たりとも怒った事のない兄。
「打つ手無し・・・か」
あれやこれやと考えあぐねている内に、夜が更けてきた。夜が迫
ると、また彼を悩ます時が訪れる。無論、それは妹、綾香の事。
「お兄ちゃん」
トントン──と、綾香が秀幸の自室のドアを叩いた。そして、音も
立てずに、そうっと入室してくる。

204全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 19:04 ID:YpQh1hbb
「今夜も、お邪魔します」
髪を下ろし、寝巻きに身を包んだ綾香は枕を抱いて、秀幸の前に
立つ。浴室での奔放さとはうってかわって、何故か殊勝な態度で。
「もう、そんな時間か」
「そんな時間です。うふふ、夜更かしは許さないわよ、お兄ちゃん」
秀幸の手を取って、綾香がベッドへと足を運ぶ。そして、枕の上に
互いの頭を並べて、早々と床に就いた。
「お世話かけます」
掛け布団からちょこんと顔を出しながら綾香が言うと、
「もうそろそろ、一人で寝ないとな」
秀幸はちょっぴり呆れ混じりで答える。子供の頃から、人一倍怖がり
だった綾香は、両親が不在の間はこうやって、兄と同衾する事を望む。
それは、十五歳になった今でも続き、秀幸の悩みの種となっていた。
「だって、一人だと怖くて眠れない・・・」
上目遣いに秀幸を見て、綾香は恨みがましく呟く。兄が、意地悪を言
っていると思っているらしい。
「まあ、いいさ。ほら、早く寝よう」
妹の非難をかわすべく、秀幸が室内の明かりを落とすと、綾香は急に
むずがった。一人寝を促された事が、癪に触ったようだ。
「お兄ちゃんの意地悪」
「意地悪なんかしてないぞ。ただ、一人で寝ないとって言っただけ・・・」
「それを、意地悪って言うの!」
隣り合う秀幸の胸を指で突付き、抗議する綾香。暗くなった部屋の間接
照明が、妹の瞳が潤んでいる事を兄に知らせてくれる。

205全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 19:22 ID:YpQh1hbb
「泣いてるのか?」
「知らない」
秀幸の問いかけに、そっぽを向く綾香。顔こそ背けはしたが、体は
兄に密着させたままで。
「ごめんよ」
「・・・」
ぷいっと横を向いた綾香の頭を撫で、何とかなだめようとする秀幸。
意地悪をした訳では無いが、怖がりの妹に対して少々冷たい物言い
だったかと、反省しきりのご様子。だが、綾香のほうも怒りは持続し
なかった。
「じゃあ・・・これからも、一緒に寝ていい?」
「ああ」
「本当?約束だよ」
同衾の約定を取り付けると、現金なもので綾香はぱっと身を起こし、
秀幸に顔をすり寄せる。そして、子猫が母猫に甘えるが如く、手足を
兄の体に忍ばせ、固く抱きしめた。甘え上手な妹の本領発揮である。
「お兄ちゃん、大好き」
「こ、こら」
乳房を押し付けながら、手足を絡ませる綾香。妹は兄を逃がすまい
と、崩れかかったバランスの上で、懸命に体を預けていく。

(ま、まずい!)
もぞもぞと、妹の体が蛇のように巻きついてくる。秀幸はそんな感覚
に襲われ、戸惑っていた。何しろ、綾香の足は秀幸の股間まで伸び、
そこにある男の存在さえ、厭わないのだ。いや、むしろ兄を慕う妹は、
そこを重点的に責めているような気がする。

206全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 19:38 ID:YpQh1hbb
「あ、綾香」
思わず腰を引き、妹との接触から逃れようとする秀幸。しかし綾香は、
「なあに?お兄ちゃん」
そう言って、身をかわそうとする兄の股間へ、大胆にも手を伸ばした。
「うッ!」
急所を妹の手が掴んでいる。それを理解した時、秀幸はおもむろに綾香
の顔を見た。薄暗い部屋ではあったが、妹の顔が何やら妖しく微笑んで
いる事だけは分かる。綾香は、楽しんでいるのだ。
「さっきの・・・意地悪の・・・お・か・え・し」
「ああ・・・やめろ・・綾香」
きゅうっと綾香の手が、秀幸の一物を握り込む。それも、緩急を付けた
悩ましい動きをつけて。
「あッ・・・硬くなってきた。うふっ、お兄ちゃん、気持ちいいんだぁ・・・」
二度、三度と揉むと、秀幸の男根はあさましい変化を始めていく。それは、
男の本能ではあるのだが、妹の手遊びによって・・・という所が、いけない。
「やめなさい・・・綾香・・うう」
「うふふ、面白いね。男の人って、こうなるんだ」
自分の手の中で、兄の男がいななく様が愉しいと綾香は笑った。そして、
今度は直に触れるべく、秀幸の下着の中へ手を突っ込んでいく。
「ああ!」
茎の部分をぎゅっと握られ、思わず仰け反った秀幸。それと同時に、とう
とう恐れていた事が起きてしまったと、悔やみもする。甘やかし、お小言
ひとつ言えなかった、だらしの無い自分を。

207全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 19:56 ID:YpQh1hbb
「わあ、あったかーい・・・」
兄の男根を手中に収めた綾香は、当然のようにその感触を愉しんだ。
そして、横向きのまま秀幸の背後にへばりつき、後ろから淫らに男根を
こすりつけ始める。
「だ、駄目だ・・・綾香」
「うふふ・・・知ってるよ、綾香。これ、オナニーって言うんでしょ?お兄ちゃん
も、たまにはこうしてシコシコしないと・・・」
綾香の本格的な手遊びが始まると、秀幸はふうふうと息を荒げ、ただ、され
るがままとなった。妹に強く出られない兄は、ここでも主導権が得られない。
「綾香ッ、やめるんだ・・・」
「やめない」
そんなやりとりも空しく、秀幸の男根はいよいよ張り詰めていく。妹の技巧は
稚拙ではあったが、ぎこちない中にも悩ましい蠢きが感じられる。
「お兄ちゃん、出したいんでしょ?いいのよ」
秀幸の耳元で、悪魔の囁きが聞こえた。それが、妹の口から出たとは思え
ないほど淫靡で、兄の心を散々に掻き乱してしまう。まして、男根の茎部分
を強くこすられながら、雁首を持ち上げられてしまってはたまらない。
「うわあ!」
腰が引きつったように戦慄き、秀幸の男根が膨れ上がった。その様は、矢を
つがえた弓の如く、張力に満ちている。
「いいのよ、お兄ちゃん!」
綾香の手の中で、熱い抽送が始まった。兄の男が咆哮を上げたのだ。
「ううッ・・・うッ!」
背を丸め、尻穴をすぼめて男液の放出を行う秀幸。彼は恥知らずにも、妹
の導きによって果てた。いや、果てさせられたのである。

208全裸で尿!(妄想編) :04/06/28 20:18 ID:YpQh1hbb
「すごい!すごいよ、お兄ちゃん!」
射精が始まると、綾香は反射的に空いてる手を差し伸べ、放たれる
男液を掬った。第一波の粘液は、ゼリーを思わせるほど濃く、また
あさましい異臭を伴っている。次いで、第二波、三波と、これまた大量
の白濁液が綾香の手の中で弾け跳んだ。
「ああ・・・温かいね、お兄ちゃんの精子」
「綾香・・・俺は・・」
「何も言っちゃ駄目。今は、あたしの手で気持ち良くなって・・・」
妹の手で達した事を悔やむ兄と、それを喜ぶ妹。立場は違っていたが、
互いを思う心は同じだった。秀幸の心も、傾きかけている。

「いっぱい、出たね」
放精を終えた後、綾香は両手にべたつく男液をまじまじと見詰め、にや
ついた。それに対し、秀幸は放心状態。妹との淫らな睦み事に、罪悪感
を持っているようだ。
「綾香・・・」
縋るような視線を、兄は妹に向ける。自室を漂う性臭の言い訳を、綾香に
して貰いたかったからだ。すると──
「何も言わないで」
綾香はそう言うや否や、ずずっと手のひらにある兄の粘液を唇で啜った。
それを見た秀幸は、言葉を失い愕然とする。しかし、妹はどこ吹く風だ。
「だって、お兄ちゃんの精液だし。えへへ・・・」
唇と手の間で粘り気のある糸を引かせつつ、綾香は笑う。そして──
「夜は長いわ。しっかり、あたしを抱きしめていてね、お兄ちゃん」
そう言ったかと思うと、寝巻きのボタンをゆっくりと、ひとつずつ外して
いったのであった。

おしまい

209名無しさん@ピンキー :04/06/28 20:54 ID:D5LtXfxm
GJ!!
この続きが見たい!

210名無しさん@ピンキー :04/06/28 21:33 ID:lFgg9pbG
>>209
禿同! 面白そうなんでこのまま生殺しはイヤソ。

211名無しさん@ピンキー :04/06/29 09:02 ID:dmU23M8c
ココで終わってるからこそ、イイ!!んじゃないかと
思う俺は異端?

ともかく、ぐじょび。兄のどぎまぎっぷりが…
次回作もががれ〜

212SS保管人 :04/06/30 01:51 ID:IGr3w3qj
>>198
とりあえず反対は無いようなので収蔵させて貰います。

自分の作品は載せて欲しくないという場合は仰って下さい。

213全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 15:51 ID:SCJUu9hY
「エロ本の位置がずれている・・・」
七月のある日、秋本信也は自室の書架に異変が起きている事に
気が付いた。彼は、千冊を越える和洋問わずのエロ本コレクター
として名高い高校二年生(違法)。小遣いのほとんどをエロ事に費
やし、今や三面記事の主役にもっとも近い男として、その方面では
活躍中の身である。
「いや、位置がずれただけではない・・・俺のお気に入りが三冊ほど
無くなっている」
信也は、千余冊を越えるエロ本の中から、僅かに三冊が消え失せ
ている事を確かめると、考え込み始めた。
「いったい誰が?」
誰かが自室に侵入し、書物をあさっていったとなると、穏やかでは
ない。だが、信也の家は強固なセキュリティがなされており、部外
からの侵入者があったとは考えにくい。それ以前に、エロ本を三冊
だけ奪っていくような者もいないであろう。
「父さんはエロ本の本場、アメリカへ出張中。母さんは今、北海道で
熊を素手で倒しに行っている・・・と、なると・・・」
ビジネスマンの父と、空手家の母親が家を留守にしている事を頭に
思い浮かべた時、信也は一つの結論を得る。それは──
「由紀め・・・俺様のコレクションを持っていったな」
妹である由紀──が、どういった訳かは知らないが、兄の留守中に
艶本をいくつか拝借していったという事だった。

214全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 16:18 ID:SCJUu9hY
「困った奴だ。どうせ、興味半分なんだろうが」
おおよその見当をつけた後、信也は由紀の自室へと向かう。玄関に
靴が揃えて置いてあったから、妹の在室は間違いないと踏み、持ち
去られたコレクションの一部の返還を求めるつもりで。
「まだ、中学生のくせに、色気づきやがって。まったく」
自分の事は棚に上げて、裕福な秋山家の無駄に広い屋敷の中を、信
也は歩いていく。同年代の女の子よりもちょっぴりおませで、好奇心が
強い由紀の性格は、信也もよく理解している。だからといって、兄のエロ
本を無断で拝借して良いという訳ではない。
「それ以上に、由紀がエロ本を見てハアハアしてたら、ちょっとやだな・・・」
勝手ではあるが、妹は無垢な存在であって欲しい・・・と信也は願っている。
いずれは他の男のものになろうが、今は可愛い由紀が純情な中学生である
べきだと思いながら、兄はようやく妹の部屋へと到着した。
「入るぞ、由紀」
ノックは無用とばかりに、妹の自室へなだれ込む信也。兄ゆえに、なんの
遠慮があろうかと、問答無用でドアを開けた──は、いいが・・・
「はあッ!あんッ!」
天蓋のついたクイーンサイズのベッドの上に、妹はいた。が、しかし、それ
を確かめた兄、信也は次の瞬間、度肝を抜かれてその場に立ち尽くす。何故
ならば、無垢でいて欲しいと願った妹は、シーツの波間で一糸まとわぬ女体
を揺らし、両足を大きく開いてその中心部を指で弄び、嬌声を上げていた・・・
手っ取り早く言うと、由紀は自慰の真っ最中だったのである・・・

215全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 16:41 ID:SCJUu9hY
「がび〜ん!百メガショック!」
信也は言うなり仰け反って、由紀の自室ですっ倒れてしまう。無理も
ない、可愛い妹の自慰という衝撃的なシーンを目撃してしまったのだ。
「きゃあ!お、お兄ちゃん?」
今度は、由紀の方が驚く番である。兄が自室へやってきたと知り、目を
丸くして飛び起きた。余談ではあるが、彼女の枕もとには三冊のエロ本
が散らばっており、信也の推論を裏付けた形となっている。もっとも、兄
はもうそんな事はどうでも良くなっているみたいだが。
「由紀が・・・オナニーを・・・う〜ん・・・」
「お兄ちゃん、しっかりして!」
ショックのあまり、半ば意識を失った兄の元へ駆け寄る妹。素っ裸にも
関わらず、由紀は倒れた信也を抱き起こすと、
「ま、まだ、イッてないから安心して、お兄ちゃん!」
何が安心なのかは分からないが、取りあえずは兄を安堵させるべく、
のたまった。恐らく、混乱の為に放たれた妄言の類と思われる。

「俺、死ぬかと思ったよ」
「ごめんなさい、お兄ちゃん・・・」
信也は妹のベッドの上で仰臥し、自分の顔を心配そうに覗き込む由紀を
見て、ちょっとだけ嫌味を言う。それだけ、妹の自慰シーンは衝撃的だっ
たのだ。事実、心臓は今も早鐘のように高鳴り、脈打っている。しかし、
問題はここからであろう。兄として、自慰姿を目撃された妹がどれほど気
まずい思いをしているかが推察され、今後の兄妹関係にも影響が出る事
は必須と思われる。そこで、信也はなるべく平静を装おうと決め込んだ。

216全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 17:05 ID:SCJUu9hY
「きょ、今日の夕飯は何にしようか?由紀」
「不自然すぎよ、お兄ちゃん・・・」
慮ったつもりだったが、信也の読みは裏目に出た。この場でそんな
気遣いの仕方は無いでしょうと、由紀も呆れ顔。
「そ、そうだな・・・某ゲーム名人も言っていたが、オナニーは一日一時
間だって・・・由紀も・・・ははは・・・もう、大人なんだな」
いよいよ混乱する信也を、由紀は頬を赤らめつつ見遣る。自慰を指摘さ
れた事が、恥ずかしいようだ。
「お兄ちゃん・・・あたしの事・・・汚らしいって思う?」
ぼそり・・・と由紀が呟いた。中学生にして、淫らな指使いに溺れていた自
分を貶めんとばかりに、悲壮感を漂わせている。すると信也は──
「千を越えるエロ本コレクションを持つこの兄に、お前を汚いと罵れと言う
のかい?」
そう言って、妹の手を優しく取った。一応は、兄としての慈愛を以って。
「お兄ちゃん・・・」
信也の言葉に、由紀の頬がいっそう赤らんだ。ぽうっと憂いを含んでは
いたが、兄の言葉に救いを見出したらしい。
「オナニーくらい、誰だってするさ。気にするな、由紀」
妹の顔に血の気が戻ってきたと見て、信也は更に言葉を繋いだ。こんな
時、回りくどい言い方は必要無い。何と言っても二人は兄妹で、心が通い
合った肉親なのである。
(何とかまとまったな)
信也は心の中で呟いた。まあ、しばらくは妹も恥ずかしがろうが、時間が
経てばきっといつもの二人に戻れる。そう思っていた。が、しかし・・・

217全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 17:27 ID:SCJUu9hY
「お兄ちゃん!」
唐突に──あまりにも唐突に、ばんっと体を弾ませ、ベッドの上に寝転
んでいる信也の上へ、由紀は覆い被さっていった。何か、思いつめてい
た物を爆発させ、思いのたけをぶちまけるかの如く。
「ゆ、由紀!どうしたんだ?」
妹の裸体に覆われて、信也はおののいた。自分の取った行動に、間違
いでもあったかな?なんて、思いながら。
「あたしは・・・由紀は、汚い子なの!」
兄の体へ縋りつくように身を寄せ、由紀は泣いた。泣き、また、女体を震わ
せてもいる。
「何を言うんだ・・・お前は・・・」
「ううん!あたしは・・・汚らしい・・・いやらしいメス犬なの!」
汚くなんかない・・・そう言おうとしていた信也の言葉を留め、由紀は自身を
貶めた。その意味を、兄はまったく別の理解をする。
「さっきも言っただろう?オナニーなんて、誰でもする・・・」
妹は自慰を見られて、むずがっているんだな──信也はそう思った。しかし、
次の瞬間──
「違う!あたしは・・・もう・・・処女じゃ・・無い・・の」
由紀は自分が無垢では無い事を告げ、ぽたぽたと大粒の涙を零したのである。

「な、何だって?」
妹の告白を聞いた信也は驚愕のあまり、固まってしまった。まるで、その場に
打ち付けられたかのように、体が動かない。
「お兄ちゃん・・・聞いて・・」
囁くように──そして、自身へ問い掛けるようにして、由紀の独白が始まった。
それを信也は、妹に体をまさぐられながら聞く事となる。

218全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 17:51 ID:SCJUu9hY
「あたしの初エッチは・・・小学校六年の夏・・」
信也のズボンに手をやりながら、由紀は語り始める。
「相手は、担任の先生・・・好きだったの、すごく」
妹の淫靡な囁きを、信也はうわの空で聞いていた。己の股間へ由紀
の手が這わされているのに、微動だにしていない。ショックのあまり、
放心状態になっているのだ。
「先生ね・・・アパートに呼んでくれたの・・・あたしだけ。そこで・・一日
かけてゆっくりと・・・女にして貰った・・丁寧に、優しく・・」
ひりつく室内の空気が由紀の肌を刺し、過去の、痛みにも似た体験
が、少女の体を艶かしく浮かび上がらせている。この間に、信也のズボ
ンからは、半勃ち状態の男根が引っ張り出されていた。
「わあ・・・お兄ちゃんのおちんちん、大きいね」
由紀が手にした兄の男根は、完全にいきり立っていない今でも、二十セ
ンチに迫ろうかという逸物。妹という立場を忘れたのか、由紀は信也の
股間へ頬を寄せ、微笑をたたえながら独白を続けたのだった。

「先生とは・・・一年間続いたの。塾に行くふりをして・・・アパートで毎日の
ように・・・」
舌を丸め、兄の男根を愛撫する由紀。途切れ途切れの言葉が、事実を
裏付けしているようで、信也の心を引き裂いていく。
「や、やめろ・・・由紀」
震える手で妹の頭を股間からどけようとする兄。だが、力ないその有り様
では、今の状況を変える事は出来そうに無かった。

219全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 18:17 ID:SCJUu9hY
「学校を出てから先生とは疎遠になっちゃったけれど・・・その代わり、あ
たしは中学校に入ってすぐ、素敵なボーイフレンド『たち』を見つけたの」
信也の抗いを無視し、由紀は更に驚愕するような事を言い出した。目に
妖しい輝きを持たせ、まるで成す術ない兄を嘲笑うかの如く。
「うふふ・・・あたし、ちょっと不良っぽい男の子たちに目をつけられてね・・・
何か、目立ってたみたいで・・ちょうど、あたしも先生と離れて、少しやけに
なっていたかも」
由紀の手中に収められていた男根が、鎌首をもたげ始めていた。ぐぐ、と
力を漲らせた雁の部分が、淫蕩な予感を感じ取って、切なく粘液を漏らす。
「男の子たち・・・あたしが処女じゃないって言って、すごく不思議がってた。
ああ、あの時の事を思い出すと・・・たまらなくなるの」
淫らな過去に思いを馳せ、由紀は自ら女を慰めるべく指を蠢かせた。先ほど
兄、信也に見せつけた自慰とは比較にならないほどの、艶かしい動きで。
「お兄ちゃん、信じられる?たくさんの男の子と一度にするとね・・・もう、逃げ
場なんてないの!胸も、アソコも・・・お尻の穴までも弄られるのよ」
兄の男根が先走りに泣くのを見て、由紀は笑った。それを確かめた信也は、
絶望感と共に妹を哀しく見つめる。由紀は──妹は、何故こんな事を、と。
「男の子たち・・・って言っても、ほんの十人くらいとしか付き合っていないけど、
お兄ちゃんほどおちんちんの大きい人はいなかったわ」
ぺろりと舌なめずりをしながら、由紀は信也の上へ跨った。否、信也の男根
の上に──である。
「最近はみんなもあたしに飽きちゃってきて、普通のセックスはしないの・・・
大抵、誰かの家へ行って縛られたりしながら・・・ああ、そう。お外でエッチする
事もあるのよ。すごくスリルがあるんだから」
兄の男根を逆手に持ち、由紀は息を荒げていた。もう、兄妹のよすがは互い
の性器と性器の間に出来た、僅かな隙間だけ。それも、由紀が腰を落として
しまえば、すぐにでも消え去ってしまう、陽炎のようなか細い物でしかない。

220全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 18:38 ID:SCJUu9hY
「最初にセックスした男の子たち・・・ね、よく自分の後輩なんか連れて
きて、あたしとセックスしろって言うのよ。ふふ・・・まあ、あたしは別に
拒まないんだけれど。でも、笑っちゃうわよ。後輩の子たち、きちんと
順番を待って、セックスして帰るんだから」
由紀が膝を使って、ゆっくりと腰を下ろしていく。性交し慣れた女の園は
すでに花開き、艶かしい肉のフリルもあからさまとなっていた。この荒淫
な妹は、兄の男根を迎える準備をすでに済ませているようだ。そして、
ついに由紀は──
「クッ・・・ウウッ・・・す、すごいね・・お兄ちゃんの・・コレ・・入り口が目いっ
ぱい開いちゃって・・・恥ずかしくなってきた」
はあっと唇からため息を零し、兄の男根を自分の中へ招き入れてしまった。
「ああ〜・・・すごい・・・かも。ふうッ・・ため息が出ちゃう・・・」
背を若干反らし、由紀は信也の男根を胎内へと埋めていく。そして、突き出
した腰を小刻みに震わせ、禁忌の交わりを持った事に狂喜した。
「まだ、話は終わってないから・・・お兄ちゃん、楽しんでね」
両手を頭の上で組み、腰を使う由紀。目を閉じ、女体を揺すって淫靡な性交
を心行くまで楽しむつもりらしい。それに対し、信也は魂を抜かれたように
動けないでいた。ただ、
「由紀──」
それだけ言って、自分の上で夢中になって腰を使う妹を見つめ、涙を流した
のである。

夜が深まっても、兄妹の禁忌姦は続いていた。僅かに違っているのは、始め
兄の上に跨っていた妹が、這いつくばって犯されている事。

221全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 18:57 ID:SCJUu9hY
「ひいーッ・・・お、お兄ちゃん、すごくいいッ!も、もっと激しくして!」
兄の野太い肉筒に深々と女芯を貫かれ、女の喜びに狂い悶える由紀。
ベッドに張られたシーツは二人の淫液で濡れ、まるで飲み物でも零した
かのよう。
「由紀、由紀!」
妹の尻に乗っかりながら、信也は何度も果てていた。妹姦の間中、兄は
愛しい存在から忌まわしい告白を聞き続け、愛憎入り混じった焔を燃え上
がらせていく。もう、彼自身、何度放精したのかが分からないが、記憶に
あるのは妹が複数の男と肉の交わりを持ち、聞くに堪えない荒淫に耽溺
して来たと言う事実だけ。しかも、娼婦のような扱いを今も受け続けている
という──
「トイレって呼ばれてるわ、あたし」
兄の子種を膣内で何度か受け止めた時、妹は笑って言った。その顔を見
た信也は、男根を萎えさせる事無く、また由紀を犯していく。いや、そんな
告白を耳にする度、際限無く妹の女を犯していける気がする──それは、
今尚滾っている己の男根が、証明してくれていた。
「お・・・お兄ちゃん、あたし・・・が、他の男の子にセックスさせてる・・・って
聞いて・・・どう思う?」
「悔しいに決まってる!」
ぐちゃぐちゃと生肉が擦れ合う、あの男女間のいやらしい音の中で、兄妹
は戯れにも似た言葉遊びを交わす。この場合は、妹が兄を翻弄する形だ。
「う、うれしいわ・・・だったら、もっと・・・お兄ちゃんに・・やきもち焼かせたい・・
もっと、男の子たちとセックスしなくっちゃ」
「そうはさせるか!」
妹の挑発に、兄は熱くなって更なる禁忌姦へとのめり込む。今や、信也は
由紀の性奴に近い立場となった。

222全裸で尿!(さわやか編) :04/07/03 19:14 ID:SCJUu9hY
「うふふ・・・実はね、お兄ちゃんの部屋から・・・エッチな本を持って
いったのは、あの本が精液臭かったからよ・・・お兄ちゃん、きっと
オナニーに使ったんでしょ?あたし、鼻が利くから」
「うっ・・・そうかもしれない」
「あはは!あたし、お兄ちゃんの精液臭いエッチ本見てオナニーする
と、すごく楽しくなったわ。だって・・・」
男根が女肉に馴染み、由紀は目を蕩けさせっ放しだった。兄がこれほ
どまでに自分を愛してくれた事も、女心を満たしてくれている。そして、
「・・・好きだからね」
語尾が切れた後の言葉を繋ぎ、妹は兄の目を見つめた。肩越しに、顔
だけをひょいと向き直り、由紀と信也は目で結ばれたのである。すると、
「俺もだよ」
這わせていた妹の体を抱きかかえ、兄はそうっとキスをした。重ねた唇
はぎこちなかったが、それでも他人同士で紡ぐ愛よりも、ずっと結びつき
が強い。まさに、血を分けた兄妹ならではの、甘い口付けだった。
「うんッ・・ああ、お兄ちゃん・・舌を吸ってェ・・・」
由紀がもっと深い口唇愛撫を求め、濡れた瞳で誘うと、
「ああ・・・俺の由紀・・」
信也はそれに応え、兄妹姦のただれた交わりに溺れていったのであった。

おしまい


223名無しさん@ピンキー :04/07/03 19:20 ID:9llrRGGB
GJ!(*^ー゚)b
おまいさんはほんとうにエロイな

224名無しさん@ピンキー :04/07/03 21:19 ID:WryyCK8H
もしかして大名なのかな?
エロの傾向とか文体とかが似てる気がする

225名無しさん@ピンキー :04/07/03 22:53 ID:nRjcZusl
しゅごい・・・
エロいね、せつないね・・・。

226名無しさん@ピンキー :04/07/04 00:27 ID:Umss+Sxw
妹が肉便器…なぜか無茶苦茶ツボにはまった。
なんか新しい属性に目覚めそうな気がする。

227名無しさん@ピンキー :04/07/04 19:13 ID:sovjBQFa
age

228名無しさん@ピンキー :04/07/05 12:48 ID:CTj0G6z9
お兄ちゃんなんて大っ嫌い!太っちょだしオタクっぽいし…凄くエッチだし
「…ッ…美佳?」
それにお兄ちゃんてば凄く汗っかきだから、今みたいに抱き抱えられてると私まで汗でヌルヌルになっちゃうし
「…ふぁ…ぁん…んっ?ンンッ!」
でもお兄ちゃんのキスは好き、だから私も目一杯舌を絡めちゃうの
「んンンッ…ピチャ…あふ…レロ…ンッ!?…ぷはっ!んやぁっ!」
やっぱりお兄ちゃんなんて嫌い!いきなり私の一番感じるトコを指で弄ってくるんだもん!
「…アンッ…もうっ!お兄ちゃんのエッチ!スケベ!ヘンタイ!」
「お前がボケラーっとしてっからだろ」
ホラ!やっぱりお兄ちゃんはイジワルだ!

229名無しさん@ピンキー :04/07/08 23:01 ID:yJ0n69E9
>>213-222
こういう展開凄いツボだ、非処女スキーの漏れには。
ごちそうさまでした。

230名無しさん@ピンキー :04/07/14 02:17 ID:vHQBi/hR
保守

231名無しさん@ピンキー :04/07/16 08:45 ID:Au0PS4pv
横暴で生意気な妹が好き
てか募集中!

232全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 14:03 ID:ewlJZGyE
「父上、母上、手前はもう、くじけそうです」
父母の仏前で手を合わせながら、黒装束に身を包んだ青年、伊東紫苑
(いとう・しおん)はうなだれていた。彼は、その身なりから察して頂けるよ
うに、忍術を良くとする男。今年、二十五歳を迎える紫苑は、平凡な会社
員という表向きの顔と、政府直轄の諜報員という裏の顔を持ち合わせた
忍者である。近年における政変の折には、必ずといっていいほど彼が暗躍
し、史実にこそ残りはしないが、快刀乱麻の働きを見せてきた。

「五百を越える任務をこなし、国家安泰に尽力してきた手前ではありまする
が、妹たちの教育には抜かりがあったようで・・・」
仏前に花を供えながら、紫苑は独り言を続けている。内容から察するに、今
は亡き父母へ近況報告をしているようだ。しかし、どうやら血を分けた妹たち
の素行に問題があるらしく、言い訳がましい愚痴をこぼしてばかり。

「薫(かおり)、栞(しおり)の両名、もはやはっちゃけすぎて・・・手前の言う
事なんぞ、聞きゃしません。もう、わがまま盛りで・・・」
実は、紫苑には十歳離れた双子の妹がいる。それぞれ、薫、栞と名づけられ
た姉妹は美しく育ち、今年、高校入学と相成った。近所では美人双子と呼ば
れ、花が香るような艶やかさを身にまとう姉妹と評判も上々。もっとも、それが
世上の言うとおりならば、紫苑は愚痴などこぼさない。

「きゃつら、たての物をよこにするのも億劫がり、家事がまるでなりません。
炊事、洗濯まるでダメ・・・その上、な、なんと・・・下着まで手前が洗わねばなり
ません。もし、おふた方が・・・手前が妹たちのパンツやブラジャーを手洗いし、
型崩れに気を使いながら、陰干しなんぞをしている所を見たら・・・さぞや、お嘆
きになる事でしょう・・・」

233全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 14:27 ID:ewlJZGyE
仏間に突っ伏し、よよと泣く紫苑。幾つもの修羅場を経験し、死地に赴いた
彼ではあったが、こと妹たちに関しては持ち前の武勇もどこへやら。ただ
己の不備を悔い、時々こうやって仏前にある父母の前で嘆き、悲しむ事が
常であった。その時、仏間の襖向こうで、どたどたと足を踏み鳴らす音が・・・

「兄貴、兄貴!どこ?メシ、メシにしてよ!」
「お兄ちゃん、あたしの服はどこ?」
仏間に隣した居間で、件の双子姉妹が兄を呼びつけにし、それぞれが御用
の旨を言い放つ。これが、紫苑を悩ませる妹たち──すなわち、薫と栞の
両名であった。

「あ、はーい。お兄ちゃんは、ここにいるよ。今、そっち行くから・・・」
仏前に一礼した後、紫苑は妹たちの元へ向かう。この時、畳のはじを踏まない
ように進む姿に躾の良さを感じたが、それは、どうでもよろしい。

「兄貴、メシまだあ?」
居間へ入った紫苑に向かって、こう言ったのは双子の姉、薫。まだ、起きて
間もないのか、Tシャツにパンティ一枚という、あられもない姿。

「お兄ちゃん、あたしの服がな〜い。昨日脱いだやつ、ちゃんと洗濯してくれた
あ?ん、もう〜・・・」
舌足らずな口ぶりで、兄、紫苑を睨みつけるのは双子の妹、栞。こちらは、薫
よりも無作法で、パンティ一枚に肩からタオルを引っ掛けただけの姿である。
それはどうひいき目に見ても、花も恥らう乙女というよりは、飯場のおっさん達
が持つ雰囲気に近い。

234全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 14:53 ID:ewlJZGyE
「はいはい、ただ今・・・」
紫苑は乞われるままに手早く朝食を膳し、姉妹の衣服を揃える。情け
無くはあったが、この兄は姉妹に対して、下手に出る事しか出来なか
った。早くに父母を失い、両親の愛情を得る事が出来なくなった薫と栞
を不憫に思い、紫苑は大いに甘やかして育ててしまったのである。裏
家業における多大な報酬のおかげで裕福なせいもあったが、欲しい物
は全て買い与え、一度たりとも妹達を叱った事がない兄、紫苑。

「兄貴、だしが薄いよ、このみそ汁」
「ごめんよ、今度から気をつけるから・・・」
「お兄ちゃん!ブラウスが臭うんだけど〜・・・生乾きみた〜い」
「ごめん!あとで、ファOリーズしとくから・・・」
朝食にけちをつける薫と、揃えてもらった服に不満顔を見せる栞に、ぺこ
ぺこと紫苑は謝った。これが、時として激動の歴史の影で暗躍する男の
本性であれば、あまりにも情けないと言えよう。だが、当の本人は案外に
こやかな顔をしており、小間使いのような扱いにも不満そうではなかった。
何故なら──
(俺の可愛い妹達──お兄ちゃんは、お前達のためだったら、何でもする)
という、考えがあるからだ。彼は、この双子姉妹を成人させ、立派に嫁がせ
るまでは、どんなわがままも許してやろうと思っている。それが、父母の仏前
で誓った事だった。
(父上、母上、手前は必ずやり遂げますよ、ニンニン!)
妹達が膳に箸をつけた後、紫苑もようやく椀を手にする。。そして、妹達の顔
色を窺いながら、自らの手遊びで拵えた朝食を、気忙しくかきこむのであった。

235全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 15:16 ID:ewlJZGyE
正午が近づいた頃、紫苑は薫が家にいないことに気づいた。今日は
休日で、兄を始め姉妹も在宅の予定だったはず。それなのに、双子
の姉、薫の姿が見当たらない。そこで、紫苑は双子の妹、栞に尋ねて
みると・・・
「友達とカラオケに行ったよ」
という素っ気無い返事が返ってきた。栞いわく、薫は妙に着飾って、鼻歌
混じりで出かけていったの事。それを聞いた紫苑の眉目に、皺が寄った。

「怪しい・・・」
別段、高校生の妹が友人とカラオケに興じる事はいい。しかし、それは
同性の友人であれば・・・という前提があっての話。栞の話によると、薫は
兄貴には内緒だよ──そう念を押していったという。

「探るか」
不安が胸を過ぎった紫苑は、薫の携帯電話に忍ばせてある発信機(違法)
をつてに、居所を探り始める。そして、政府から支給されたGPS機能付きノ
ートパソコンで、所在を確かめると・・・
「番地からいって、三丁目のカラオケボックスだな・・・ようし」
モニタ上に映し出された地図に、妹の所在を示すマークが光っているのを
確かめた後、紫苑はさっそくその場所へ向かった。ただ、向かうだけではなく
懐中に様々な暗器を忍ばせ、目には血気を走らせながら──
(お兄ちゃんは信じてるよ、薫・・・でも、もし・・・男と一緒だったら・・・許さん!)
女友達とカラオケに興じていれば良し。そうでなければ男は忍殺だ!と、紫苑
は心に決め、目的地へと向かう。そんな彼の心情を表してか、薄曇だった空が
煙りかけ、雨の到来を告げていた。もっとも、これが悲しみの雨ではなく、血の
雨が降る前触れで無ければ良いのだが・・・

236全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 15:36 ID:ewlJZGyE
カラオケボックスには、態度の悪い茶髪の若い店員が店番をしていた。
ただでさえ気が立っている紫苑は、店員を当身で昏倒させ、手早く清掃
具箱へと放り込み、返す刀で薫の居所を探す。
(薫はいずこに?)
店内は薄暗く、遊興に疎い紫苑には馴染みが浅いレイアウト。そのため、
薫の探索には慎重が期された。たとえ忍術に長けていても、妹を思う素の
兄である今は、所在無い面持ちである。

「居た!」
部屋をいくつか覗くと、わざと照明を落としたような一室に、薫はいた。今、
紫苑が捜し求めていた妹は、兄の心も知らずに、のんきに壇上で流行歌
なんぞを熱唱中。ちょうど、サビ部分に差し掛かっているのか、こぶしを効
かせて身振りも大げさだった。

(薫・・・可愛いぞ!)
探索の意味合いも忘れ、愛しい妹の姿に見惚れる兄、紫苑。だが、さすがに
忍者らしく、薫の周りに漂う不穏な空気を見逃さなかった。
(誰かいる・・・それも、数人)
薄暗い店内で、裏の顔を持つ紫苑の目だけがギラギラと光っている。彼は気
付いてしまった。妹の周りを囲む人影の中に、異性の存在がある事を──

「くそう・・・やはり、男友達もいるのか・・・」
懐中に忍ばせた暗器に手を遣り、取りあえず忍殺決定の意向を示す紫苑。
だが、部屋の中には妹がおり、おそらくは同性の友人もいる事だろう。殺るの
は、男だけで良い──紫苑は殺気立ちながらも、一時静観の構えを見せた。

237全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 16:00 ID:ewlJZGyE
「いいぞ、薫!」
「最高!アユみたい!」
薫が歌い終わると、室内が一斉に色めきたった。それと同時に、当節
流行のアユだかフナだかに似ているだの何だのと、嬌声が飛ぶ。
「サンキュー!ありがとう!」
褒めちぎられた薫は、マイクを片手にお愛想中。だが、部屋の外では
紫苑が鬼のような形相をしており、完全に殺気立っていた。何故かとい
うと、夜目の効く忍者は部屋の中の人物構成を、すべて読み取ってし
まったからである。

(右側のソファに、二人・・・左側の長いすに三人・・・それも・・すべて男!)
てっきり男女混合で遊んでいると思った紫苑に、憤怒の炎が燃え盛る。妹
は──薫は、五人もの男友達とカラオケに興じているのだ──そう考えた
だけで、紫苑の胸は掻き乱された。
(ただの遊び仲間って訳じゃ無さそうだ・・・おそらく、五人のうちの誰かと
恋仲にあるのでは・・・)
ぎりりと歯噛みして、紫苑は部屋の中に今すぐ飛び込んでいきたいという
衝動を、ようやくおさえている。出来ればこの場で男友達と、その中にいる
であろう恋仲の男を滅してやりたい──無論、彼の忍術を以ってすれば
それは容易いが、愛する妹の目の前では凄惨な忍殺を避けるべきだ。

(妹が・・・薫がトイレにでも立ったら・・・やつら、皆殺しにしてやる)
紫苑が優しい兄から、暗殺者へと変貌している。いよいよ懐中に忍ばせた
暗器の出番だと身を硬くしたとき、男の一人が壇上の薫に近づいて行く。
そして──

238全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 16:16 ID:ewlJZGyE
「グッときたぜ、薫」
そう言いながら、紫苑が愛する妹のスカートを、ぺろりと捲り上げた
のである。
(なんて事を!あ、あの野郎!)
驚愕する紫苑をよそに、男は薫のスカートを腰の辺りまでずり上げ、
にやにやと笑っていた。無論、太ももがあらわとなり、下半身を包む
純白パンティだって丸見えになる。しかし、薫はくすりと笑って、
「やめてよ」
そう言っただけであった。

(や、やつが・・・薫と恋仲にある・・・男なのか?)
部屋の外では、紫苑が妹の受けた悪戯に目を丸くしている。今だって
ずり上がったスカートの中身は丸出しだ。しかも、今度は薫のパンティ
が、男からの悪戯を受ける羽目となる。

「食い込んでるぜ」
「やだ、健ちゃんが引っ張ってるんじゃないの・・」
健ちゃんと呼ばれた男が薫の後ろに回って、あからさまになったパンティ
の両サイドを持ち、ぐいと引き上げた。当然、股布が引きつれて、陰部の
形がくっきりと浮かび上がる。だが、ここでも薫は笑っているだけで、嫌
がる素振りは見せてはいなかった。

(薫!)
紫苑の声にならない叫び──妹が──薫が、数人の男の前で下着と
陰部の形を露わにし、笑っている。今まで、要人暗殺や重要施設を急襲
した事さえある紫苑だったが、今、この瞬間が、生涯でもっとも衝撃を受
けた時であった。

239全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 16:33 ID:ewlJZGyE
「お前ばっかり楽しむなよ。おい、薫、こっち来いって」
別の男がそう言って、下着を丸出しにしたままの薫の手を取った。そして、
力任せに体を抱き寄せると、有無を言わずに唇を奪ったのである。

(な、なんだ?どういう事だ?)
妹と恋仲にあると踏んだ、健ちゃんという男。やつは、別に薫とつきあって
いる訳ではないのか──混乱する紫苑。だが、事実妹は先ほど悪戯を許
した男の手を離れ、別の誰かと口づけを交わしている。

「へへへ・・・パンツ、丸見えだ」
長椅子に座った男と唇を貪り合う薫の太ももへ、これまた別の男が手を
伸ばした。その時、薫は一瞬、ぴくりと肩を揺すったが、唇は離さずにいる。
「ンッ・・・ンン・・・」
甘くくぐもった声が薫の口元から漏れた。見れば、彼女の恥部がパンティ越
しに、男の指の悪戯を許している。指は割れ目をなぞり、あさましい動きととも
に薫の陰部をざわざわと上下させられた。

「アーンッ・・・ダメェ・・・」
指の悪戯に耐えかねたのか、薫は口づけを交わしていた男の膝に馬乗りと
なり、淫らがましく尻を振った。すると、それを合図に残った男達が色めきたち、
一斉に薫の体へとむしゃぶりついていったのである・・・

240全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 17:00 ID:ewlJZGyE
「キャーッ!アハハ、みんな、そんなにがっつかないで・・・」
五人の男達に襲い掛かられているというのに、薫はどこか余裕げだった。
乳房に誰かの手が伸びてくると、自らの両腕を頭上で組み、させてやりた
いようにする。また、別の誰かが肉感的な桃尻を掴めば、いやんと流し目
を呉れてやって、お好きにどうぞと濡れた眼差しで、男達を煽った。

(なんて事だ・・・ああ、なんて事・・)
室内の様子を窺い見ていた紫苑は、頭を抱え蹲る。妹は、恋仲にある男と
遊びに来ていた訳ではない。彼ら全員と遊ぶためにここへ来たのだ、と。

「アーンッ・・・アアッ・・・アーッ・・・」
照明を落とした室内は、薫を中心とした男女の肉塊が蠢くさまを映している。
紫苑はその中で、妹の衣服が一枚一枚剥かれていく光景を目の当たりに
した。家事が不出来な妹の代わりに洗ってやったあの衣服たちが、獣と化し
た男達の手によって次々と奪われていく──それは、妹思いでなくとも、兄
の目からは到底、直視出来ない淫景であった。

「乳首勃ってやがる。反応早いな」
男が薫の背後に回り、伸ばした手で乳房を弄び、何の遠慮も無しに乳首を
つまんでいる。可憐な苺蕾は醜い男の指先で引っ張られ、様々に形を変え
てはぷっくりと尖っていった。
「いやん・・・ふふ、乳首が感じるの・・・知ってるくせに・・・アーン・・・」
もはや全裸に近い姿の薫が、悪戯な指の動きに身悶えている。赤らんだ乳首
は嬲りものといっていいくらいに弄り回され、悲鳴を上げているようだった。そ
れほど、男の指使いは荒っぽかったが、薫にはまったく音を上げる気配が無い。
どころか、引きちぎられんばかりの荒技がむしろ心地よい・・・とでも言いたげ
に、悩ましく身を揺すっては、更なる愛撫を望んでいったのである。

241全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 17:18 ID:ewlJZGyE
暗い部屋の中では、剥き出しの欲望が一人の少女へ向けられていた。
薫は、脱げかけたブラジャーとパンティの上下という姿になった所で、男
の一人から、
「ただ犯るっていうのも芸がないな。薫、ちょっと踊れよ」
という、提案を突きつけられてしまう。すると、薫はにこっと笑って──
「いいわよ。ストリップって事でしょ?ついでに歌でも歌おうか?」
そう言うや否や、ふたたび壇上に立ちスポットライトを浴びたのである。

♪ラブとか何とか〜 AH〜 それっぽいもの出しとけっつうの〜・・・♪

と、マイク片手に歌う半裸の薫を囲み、男達がにやついていた。壇上には
座って歌えるようにとの配慮からか、都合良く椅子が置いてあり、薫はそこ
へまたがっては、ストリッパーまがいに足を交差させてみる。その動きがあ
まりにも艶かしいので、男達は拍手喝采を惜しまなかった。

「脱げ、薫!」
「脱がなきゃ、ウソだぜ!」
男達に乞われると、薫は歌いつつブラジャーのストラップを肩から落とす。
いい加減、弄ばれた後なので乳房を包むカップは、いとも間単に乙女の柔肌
を滑り落ちていった。

「あは〜ん・・・」
曲の間奏中を利用して、薫は鼻を鳴らしつつブラジャーを放り投げる。そして、
今度は乞われるまでも無く、自らの意思でパンティに指をかけていった。

242全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 17:39 ID:ewlJZGyE
「うふふ・・・行くわよッ!」
薫は膝までパンティを落とすと器用に足を抜いて、そのままぽんと
蹴り投げた。くるくると丸まった純白下着は男達の頭上を飛び、兄が
忍ぶドアの方まですーっと飛んでいく。

「ほら、みんな、近くに来て。かぶりつきよ」
壇上に設けられた椅子の上に乗り、薫は腰を前後にグラインドさせた。
更にほどよく脂がのった下腹部を突き出し、恥毛も惜しげなくあからさ
まとしながら、集まってきた男達の前で自ら指を当て、陰部をぱかっと
割っていったのである・・・

「オマンコ肉が丸見えじゃねえか、薫!」
「もっと広げろよ、穴が見えねえぞ」
目と鼻の先に薫の恥部を見据え、男達がざわめいた。すると、
「アハハ!これでいい?」
ぐっと腰を落とし、少しがにまたになった薫は女穴を指で穿り、男達の
前へご開帳と決め込む。わずかに色がくすんだ女唇が左右に分かれ
ると、サーモンピンクの女肉がいよいよお出ましとなり、そこを彩る肉襞
の向こうでは、女穴が淫らなぬめりを見せていた。

(薫・・・)
妹の淫らな行為を目の当たりにして、脱力する紫苑。予想だにしなかっ
た薫の行動にすっかりと打ちひしがれ、立ち上がる気力も無かった。

243全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 17:54 ID:ewlJZGyE
いかがわしいストリップの後は、世にもおぞましい輪姦劇が待っていた。
薫は長椅子に四つん這いにさせられると、すぐさま前後を男達に挟まれ
ていき、淫らな肉音を室内へと響かせる羽目になる。

「おしゃぶりも上手だな、薫」
「手コキもプロ級だぜ。風俗でアルバイトできるんじゃねえの?」
「うふふ・・そんなほめ方って・・・無いわ」

犬のように這った薫は、男の命令に従順だった。男根を顔に突きつけら
れ、口唇愛撫をねだられればすぐに応じ、うっすらと紅に染まった唇で
男を愉しませてやる。また、男根を握れと乞われればそれを許諾し、小さ
な手のひらでそっと包んでやったのである。その上で、男達と淫靡な会話
を楽しみ、自らも貪欲に快楽を貪った。

「アアーッ・・・アンッ・・アンッ・・」
室内で薫の断続的な叫びが上がっていた。男五人は、それぞれ気の合っ
た動きで体を入れ替え、薫を中心として散々に精を放っていく。それも、ただ
犯すにとどまらず、男達は色々と創意を凝らしては、一人の女を徹底的に
辱めた。

「薫、ケツ出せ。いいものやるから」
「う・・うう・・なに?」
長椅子を背にした男へ反対向きに跨った薫の尻へ、他の男が何かを手に
して迫る。その何かを見た瞬間、薫の顔が強張った。

244全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 18:11 ID:ewlJZGyE
「い、いや・・・そんなの・・要らないわ・・」
薫が目にしたもの──それは、コンドームを被せられたカラオケマイクで
あった。しかし、男はむずがる薫に構わず、マイクを尻穴へとあてがっていき、
「ケツの力抜けよ・・・」
と、小さなすぼまりめがけて、ゆっくり、そうっとマイクを押し込んでいく。

「やだ・・ああ!やめて・・・」
「動くなって!おい、薫を縛れ」
尻蕾が抗いを見せたので、苛立った男が薫を戒めろと言うと、
「それは面白いな。おい、ブラジャー取ってくれ」
男達は薫を後ろ手に取り、落ちていたブラジャーのストラップを用いて縛り上げ
た後、長椅子の上へ寝そべらせた。もう、こうなれば薫に逃げ場は無い。

「ああ・・・いや・・だ・・そんなの入らない・・・や・・め・・」
少女の尻穴に異物が入るかどうか──男達は固唾を呑んで、マイクを当てられ
た薫の後穴へ注目した。
「ほれ見ろ、入ってくじゃねえか・・・へへへ、薫・・」
ぐ・・・ぐぐ・・と男根に似た異形は、男の暴力によって次第に尻穴へ埋まっていく。
大きさはそれほどでもないが、何せマイクは合金製で弾力など無い。だから、尻
穴がそれを招き入れるのは、一見、不可能かと思われた。しかし・・・

「いや・・あああ・・・ああうッ!」
歯をカチカチと鳴らし、今際の時を迎えたような薫が必死の形相になっている。
マイクは丸みを持った部分が大部分姿を消し、後は直径の一番太い部分が肛蕾
を抜けるだけとなっていた。ここを通れば、もうマイクは貫通を果たした事になる。

245全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 18:25 ID:ewlJZGyE
「入った!」
マイクを持った男が叫ぶ。すると、
「ア───ッ・・・」
まさに断末魔の悲鳴を上げて、薫が戦慄いた。彼女は、男根以外の
異形に尻穴への侵入を許し、そのおぞましさに屈したのである。

「ぬ、抜いてーッ・・・ああ、こんなの・・・いやッ!」
桃尻をぶるぶると震わせ、かぶりを振る薫。肛姦がよほどこたえたら
しく、目には涙も浮かんでいる。

「おい、動かしてみろよ」
「ああ。最初はゆっくりと・・・」
「ああ!だ、駄目!許して!」
男達は嫌がる薫に構わず、意地悪く尻穴をいたぶり始めた。マイクは
ずぶずぶと肛内へ埋められ、散々に少女を泣かせてしまう。

「ヒーッ!いやあーッ・・・」
「おい、他にも色々入れてみようぜ。薫、ひいひい言って喜ぶぞ」
男達は薫の尻穴が異物に馴染んでくると、マイク以外にもジュースの
ビンやら己たちの指やらで、肛姦の魅惑に酔った。初めは拒んでいた
薫も尻穴がほぐれてくると、そこに何やら妖しい疼きを得て、たまらない
気持ちになってしまう。

「ほおうッ・・・おお・・ッ・・」
相変わらず長椅子の上に這ってはいたが、薫の目は蕩けていた。彼女
の尻穴はいつしか男達の興味をそそり、それぞれの男根を受け止めて
いる。

246全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 18:41 ID:ewlJZGyE
「アナルセックスって、案外いいもんだったな」
恥臭漂う部屋の中で、男が薫に話しかけた。荒淫の宴はすでに終了
したらしく、薫は身づくろいを始めている。
「・・・あたしは、いやよ・・お尻が壊れるかと思ったわ」
様々な異物と、五人の男を尻穴へ迎え入れた薫は憔悴しながら言っ
た。彼女はまだ、尻穴に陵辱の跡を生々しく感じている。
「へへへ、そう言うなって。これからも、よろしくやろうぜ。なあ、薫」
衣服を身にまとった薫のヒップへ、男達が名残惜しげに手を伸ばして
いる。肛姦の魅力にとり憑かれた証だった。

「あたし、帰るね。それじゃ」
身支度を済ませた薫は、五人それぞれと口づけを交わし、部屋を出る。
そして薄暗い店内を抜け、足早にカラオケボックスを出て行った。

「薫のケツ、良かったな」
「ああ、今度からはアナルセックスも愉しむ事にしよう。ははは」
薫が消えた室内で、男達が痴宴の余韻にまどろんでいる。しかし、その
時、彼らは誰一人室内に備えられた換気口から、アーモンドのような臭
いが流れてくる事に、気づいてはいなかった。

「青酸ガスだ。ゆっくり眠りな」
薫が出て行った後、紫苑は忌まわしい行為を目撃した部屋に目張りを
し、通風孔から暗器のひとつ、青酸ガスを流し込んだ。これは即効性の
殺人薬である。言うまでも無く、彼の妹を辱めた五人は、すぐに物言わぬ
骸と化す事となった。

247全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 19:01 ID:ewlJZGyE
「ただいま」
「お帰りなさい。もうすぐ、お夕飯だよ」
薫が帰宅すると、兄、紫苑は割烹着を着込み、何食わぬ顔で夕餉の
支度をしていた。無論、表情はいつもの優しい兄のつもりで。

「兄貴、変だよ、その格好・・・昔の映画に出てくるお母さんって感じ」
「いいじゃないか。お兄ちゃんは、お前の兄であり、父であり、また、母
でもあるんだから。少なくとも、お兄ちゃんはそう思ってる」
「変なの。あたし、お風呂入るから、夕飯はその後でいい」
「ああ、分かった」

兄に荒淫の名残りを悟られぬよう、薫はすぐに浴室へ向かった。今も
尻穴には、男達が放った粘液がたぷついているので、それを洗い流し
たいのである。すると、紫苑は薫を横目で盗み見て、
(お前を辱めたやつらは今頃・・・あの世で悔やんでいるからね)
と、心の中で囁いた。五人を殺めた時とはまるで違う、穏やかな表情で。

(薫はもう、無垢では無いが・・・それでも、俺は立派に嫁へ出してやらね
ばならない。その為であれば、たとえ幾万の屍をこしらえても構わん。妹
に言い寄るやつは皆、忍殺する)
夕餉のおかずを拵えるように屍を積まれては敵わないが、これも妹思い
の兄なればこその話。それに、彼にはもう一人の妹もいる。

(そうだ。栞のやつ・・・は、横着ではあるが、まだ、男に興味は無さそうだ。
それだけでも良しとしよう)
双子の妹、栞は人付き合いが悪く出不精で、その事が紫苑を安堵させて
いる。活発な薫と違い、栞の方はまだ、お子様気分が抜けていないような
気がするからだ。

248全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 19:18 ID:ewlJZGyE
時を同じくして、こちらは双子の妹、栞の自室。今、彼女は携帯電話
を片手に、誰かと談笑中であった。

「ふふ・・おじさま、お仕事が忙しいの?ねえ、栞に会いたくない?」
『会いたいよ、栞ちゃん』
「いやん、栞って呼び捨てにして・・・平日しか会えないっていうのも
不便よね。ああ・・・栞、体が火照ってきちゃった」

そう言って、栞はパンティの中へ指を入れ、ぐずぐずと妖しい動きを
見せていた。伏し目がちな表情に、何やら淫蕩な裏を匂わせている。

「おととい、おじさまに縛られた時の縄の痕・・・もう、消えちゃったわ」
『ずいぶん、頑張ったんだけどなあ』
「うふッ・・・なにせ、若いからね・・ああん・・」

栞は手首や腰の辺りを指で愛撫しながら、淫靡な会話を紡いでいた。
すると、通話相手のおじさまとやらが、彼女の動きを悟ったようで、
『栞。お前は私の奴隷だ。勝手な真似はするな』
と、ぴしゃり言い放つ。その途端、栞は目を細め、
「ありがとうございます・・・栞は、あなた様の奴隷でございます・・・
ああ、もっといじめてください・・・おじさま」
そう答え、ますます相好を崩していった。

『おととい、浣腸してやった事をもう、忘れたのか』
「いいえ、とんでもありません!ああ、おじさま、栞は・・・その事をおっ
しゃられると、恥ずかしくて死にそうです・・」
『だったら、勝手に自慰などするんじゃない』
「ああ、分かりました・・・おっしゃる通りにいたします・・・だから・・」

249全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 19:31 ID:ewlJZGyE
携帯電話を片手に、栞はしくしくと泣き出した。おじさまとやらの叱咤が
答えるらしく、しきりに許してくださいなどと、哀れみを乞うている。

『お仕置きが欲しいか』
「ああ、欲しいです・・・おじさま」
『じゃあ、今週の水曜日。いつものホテルで待っているから、必ず来い。
いいか、今度は私の大切なお客様をもてなすんだ。失態は許されないぞ』
「ああ・・・お客様・・・また、栞は貢ぎ物になるのですね・・」
『そうだ。それが、私に対する愛だと思え。お客様を満足させたら、その後
わたしが直々にお前を責めてやる』
「本当ですね?嬉しい・・・そのお言葉があれば、栞は何だって出来ます・・」

それだけ言うと、電話は一方的に切られた。何やら怪しい取り決めが交わさ
れたようで、栞は不安な面持ちを見せている。

「この前は、外国のお客様だったな・・・あの時は大変だった・・縛られて、犯さ
れて・・・」
ぽつりと呟きながら、栞が机の引き出しを開けると、そこには幾重にも鍵がか
けられた小箱が鎮座していた。その戒めを解き、箱を開けると──
「うふふ・・・あたし、こんなになってたんだあ・・・えへへ、凄い状況だったんだな」
そう言って目を細める少女の前に、見るも忌まわしい趣旨の写真が表れた。
写真はどれも年端も行かない少女が緊縛され、毛むくじゃらの異人種たちから
嬲られているという、忌まわしいものである。そして、写真の中にいる少女は、
まぎれもなく栞であった。

250全裸で尿!(梅雨明け編) :04/07/18 19:52 ID:ewlJZGyE
撮影は誰かの手によって行われたようで、きちんとした構図を保って
いる。しかも、フレームの中心には常に栞が入り、また、見るに耐えない
辱めを受けていた。責める者たちはいずれも屈強な男ばかりで、東洋人
もいれば、白人、黒人もいる。それらに共通しているのは、誰もが目を
血走らせ、緊縛された栞を欲望の贄としている事だった。

「頑張らなくっちゃ・・・ね」
写真を一瞥した後、栞は再び小箱に秘密を隠し、戒めを施した。万が一に
も、これを他人の目に触れさせてはいけないと思ったからだ。と、その時、
「栞〜・・・ご飯だよお〜・・・」
という、間延びした兄の声を栞は聞く。すると、彼女はふにゃっと表情を崩し、
「は〜い・・・今行くよお・・・」
と、兄、紫苑の知る妹、栞へと変貌した。今しがたまで見せていた、淫蕩な
表情をどこかへしまい込み、ただの女子高生となったのである。

「うん、栞はいつまでもあんなんでいて欲しいな・・・」
割烹着姿の紫苑は、妹の性格が変わらない事を願い、微笑んだ。勿論、
この兄は妹の淫蕩な顔を知らない。

「腹減った・・・兄貴、メシ!」
「おう、グットタイミング!いい感じだ、薫」
入浴を終えた薫も、夕餉の席へやってきた。そして、栞と紫苑もそれぞれが
席について、膳に箸を伸ばす。ここで、紫苑はオチをつけるべく──
「うむ。これぞ、伊東家の食卓!ニン!」
とやらかして、妹達から非難の視線を浴びたのであった・・・・・

おわり

251名無しさん@ピンキー :04/07/18 20:54 ID:jLGyQIr7
マジで面白いGJ!!
ひさびさに理想の兄貴像を見た。
終わりなんていわずに続きをキボン。

252名無しさん@ピンキー :04/07/22 15:17 ID:0m13iVnh
hoshu

253名無しさん@ピンキー :04/07/23 04:31 ID:hzHqTpb/
ahe

254名無しさん@ピンキー :04/07/27 02:53 ID:lNCE4665
ho

255名無しさん@ピンキー :04/07/30 02:40 ID:4OfIo+/r
全裸で尿!氏の次回作に期待。

256名無しさん@ピンキー :04/07/30 05:08 ID:P3RbEriC
職人に頼りっきりというのははどうかと。
誰か自分も書いてみようという兵はいないのか?漏れは無理だけど('∀`)

257名無しさん@ピンキー :04/08/02 14:41 ID:HEC6uS5k
短いのでいいから、一回でも書いてうpしる
次々書けるようになりまつ。難しいものじゃないのです
読み手と書き手の差なんてごく僅かでつよ、実際
漏れの処女作は2レス分もない短編で、しかもエロですらなかったSSだったけど
ちゃんと返事がきますた。今でも思い出すとニヤニヤしてしまうな

って事で書くべし

258名無しさん@ピンキー :04/08/05 19:45 ID:9SKI9R17
age

259名無しさん@ピンキー :04/08/10 00:45 ID:2RipaYKb
広報宣伝告知age

260名無しさん@ピンキー :04/08/12 13:07 ID:zZL7nsFO
>>257
あんたのカキコ見て一回書いてみる事にしたYO!
所詮駄作だが見てやってくれ・・_| ̄|∵○

「んっ・・・お兄ちゃん、まだ出しちゃダメだよ?」
そう言って我が妹は再び俺のペニスを口に含んだ。
絨毯の上に唾液がポタポタと落ちて黒いシミを作っている。
(あ〜どうしよ・・これって親父が外国から買ってきた高級絨毯じゃ無かったっけ
?)
そんな馬鹿な事を考えている内に射精感が段々と募ってきた。
「なぁ静奈・・俺、そろそろ・・・・」
静奈は上目遣いで俺の事を見ると、ペニスから口を離し、手でしごき始めた。
「お、おい・・お前そんな顔の近くでやると・・・」
「良いのっ、私って顔にあの熱いのがかかる瞬間が大好きなんだもん♪」
いたずらっぽい顔で微笑むと、静奈はしごくスピードを上げた。
「静奈っ・・・・!」
「お兄ちゃあん・・いっぱい出してぇ・・・・」
うっとりしたような声でそう呟いた瞬間、
俺は静奈の可愛らしい顔に大量の精をぶちまけた。
「うぅっ・・・・・・」
「ぁはっ・・来た来たぁ〜♪」

「さてと、朝の淫らな行為も済んだ事ですし学校に行きましょうか〜!」
バカみたいに大きな声で叫ぶものだから俺はすっかり慌ててしまった。
「お前なぁ・・でかい声出すなよ・・・しかも朝の淫らな行為って・・・」
「ん〜・・じゃあ爽やかな兄妹の日課?」
「・・・俺先に行くからな。」
「あぅ・・待ってよ〜」

終わり


261257 :04/08/12 16:07 ID:/qT01r/V
>>260
いい感じだと思います
この二人がどのような過程でこのような仲になったのか、なんて
設定も作れれば立派な書き手ですよ
無理せずにパロから始めても良いかと

漏れの処女作は
ぶっちゃけ『ピザ&ミートスパゲティ』ですた
二作目はさらに盛大なパーティになってるし鬱
久しぶりにそっち方面書いてみるかな…

262名無しさん@ピンキー :04/08/17 11:07 ID:DfZMLrTs


263名無しさん@ピンキー :04/08/21 13:54 ID:JOrm1BjS
隊長!このスレでダーク系は受け入れてもらえるでしょうか?

264名無しさん@ピンキー :04/08/21 15:21 ID:LQ9N+mVI
>>263
己ごときに隊長のご意志は分かりかねます。
しかし僭越を承知で申し上げるならばッ!
一兵卒としては大歓迎であります!

265名無しさん@ピンキー :04/08/21 15:52 ID:3kgPOPSA
>>263
己を押し通す意志があるならどうぞ



いや、今、姉スレの方がなかなか愉快な事態になってるから……

266名無しさん@ピンキー :04/08/21 17:00 ID:mzbGmCCV
>>263
予告して投下すれば良いんじゃない?

267名無しさん@ピンキー :04/08/24 18:41 ID:uChLCfvI
姉スレに続け!

268名無しさん@ピンキー :04/08/28 00:12 ID:fil//boW
         / ̄ ̄ ̄フ\               _       ノ^)
       // ̄フ /   \            .//\     ./ /
      //  ∠/  ___\___  __//   \   / (___
    // ̄ ̄ ̄フ /_ .//_  //_  /      \./ (_(__)
   // ̄フ / ̄////////////         |  (_(__)
 /∠_/./ ./∠///∠///∠//      ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/       (´ー` ( ( (_(___)
\    \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \  _   /⌒ `´  人___ソ
  \    \ \フ / ̄\ \ .//\  //\ / 人 l  彡ノ     \
   \ _  \//___\/∠_  //   < Y ヽ ヽ (.       \
    //\///_  //_  ///     入├'"    ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   //  //.////////∠/      ヽ-i ヽ__  ヽ
 /∠_//./∠///∠// .\\       `リノ ヽ |\  ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\      c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ


269名無しさん@ピンキー :04/09/03 01:28 ID:sLOA5pHM
ほしゅ

270名無しさん@ピンキー :04/09/06 20:05 ID:gu+XbdC7
あ〜、こんなスレあったんか……
別に今すぐ何か出来るワケじゃないけど、お気に入りに入れておこう。

271名無しさん@ピンキー :04/09/07 00:15 ID:mATmVkkR
お前、「孕age」て使いたかっただけと違うんかいと



注記:「孕」の文字の中に「s」のコードが入っている(だっけ?)のでこれで下がる

272名無しさん@ピンキー :04/09/08 00:17 ID:QJ3sa1SX
あのぅ・・・暇なんで一つ書いてみたんですが
エロに行く前の前不利がやたらながいのはやぱまずいっすか?
はじめて書いたんだけどなんかどんどんながくなってしもうて。

273名無しさん@ピンキー :04/09/08 00:32 ID:cFNxMItY
>>272
Go

274名無しさん@ピンキー :04/09/08 02:46 ID:VrdVdskP
>272
あれば雰囲気が掴みやすいけど、無くても別に問題は無いと思われ>前フリ
あと、初めてだからとか、あんまり大袈裟に考えないで気楽にうぷすれば良いと思うよ

275名無しさん@ピンキー :04/09/08 20:51 ID:OvBYn5f5
>>272
かもーん(AA略

276名無しさん@ピンキー :04/09/15 06:19:21 ID:idfBz4fX
はしゅ

277名無しさん@ピンキー :04/09/21 08:15:16 ID:YoOyFsAg
ほっシュ

278名無しさん@ピンキー :04/09/25 00:17:56 ID:1VpZMsPd
保守

279 ◆n.HIMAoD9I :04/09/26 02:07:38 ID:GbcVM9jl
過疎スレから過疎スレに支援にきますた。 メ欄とかは気にしない方向で。
ウケるかどうかわからんけど、とりあえず一話完結の短編投下開始。
(ちなみに一人称ボク妹。気に入らんかったらスマソ。


280 ◆n.HIMAoD9I :04/09/26 02:09:16 ID:GbcVM9jl
プールから上がるときって、もう少し水の中にいたいなって思う。
体は疲労感に包まれているのに、もうちょっとだけ、泳ぎたいなって……
でも、水泳部でもないボクがいつまでもココにいるわけにもいかない。
ボクがプールを使えるのは、放課後と水泳部の練習が始まるまでの僅かな時間しかないから……

誰もいない更衣室で紺の水着を脱いで全裸になる。
「かなり泳いでるからかなぁ…… なんか擦り切れてる。」
今まで着ていた水着を手に取ってみると、胸の所と股の所が結構……

「あ、もしかしてコレって……」
お兄ちゃんが……激しく……したから……

281 ◆n.HIMAoD9I :04/09/26 02:11:05 ID:GbcVM9jl
昨日、『水着を着てみてくれ。』って、言われて……
それだけなのに、お兄ちゃんかなり興奮して……

胸の所の擦り切れは、手形と歯形…… 股の所のは…………
「…………。」

思い出したら、体がまた熱くなってきちゃった……
さっきまで水の中でかいていた汗とは違う汗が体を伝っていく。


ダ、ダメだよ… こんな所でしちゃったら…
もうすぐ水泳部の人たちが来るんだよ… みんなに、見られちゃう… だから……

「はぁぁ……」
そう思う心とは裏腹に、冷たい床にへたり込む体。股の間に右手が挿し込まれていく。

水着の股の所…… 染みが付いてる。 一回洗濯したぐらいじゃ取れないのかな……
お兄ちゃんが、イッパイ出すから… 毎日毎日、ボクの中にも外にも、イッパイ出すから……

282 ◆n.HIMAoD9I :04/09/26 02:15:04 ID:GbcVM9jl
「んぁ… んんん……」
水着を噛みしめて声を抑える。
……指じゃ、我慢、でき、ない……

お兄ちゃんが欲しい… お兄ちゃんに、思いっきり抱きつきたい…
お兄ちゃんのオチンチンを奥まで挿れて、一緒に、イッパイイッパイ、気持ちよくなりたい……
ボクの膣内にも口にも射精されて、体中でお兄ちゃんを感じたい…………

けど、噛みしめた水着からは、塩素臭い水の味しかしなかった……


がやがやがや……
ハッ! 水泳部の人たちが来ちゃった!! は、早く着替えないと……

「あれ〜? あんた、まだいたの?」
「ス、スイマセン。すぐ帰りますから……」
「そう。 ……早く着替えないと風邪ひくよ?」
「は、はい…」

あ、あせった〜〜…… 今度は冷や汗が体を伝っていた。

283 ◆n.HIMAoD9I :04/09/26 02:16:52 ID:GbcVM9jl
ジュースで水分補給しながら駆け足気味で家路を急ぐ。
さっきので、体が火照ったまま……

家に着いたら、お兄ちゃんに、してもらうんだ……
お互いの気が済むまで… ボクの体の熱は、お兄ちゃんにしか静められないから……

だから、早く家に帰らなきゃ……

どの種類の汗とも違う液体が、ボクの足の間に伝っていた……


終わり

284 ◆n.HIMAoD9I :04/09/26 02:18:11 ID:GbcVM9jl
以上です。 千歳とか言うな!言うなよぅ。
また何か書いたら投下するかもしらん。

285名無しさん@ピンキー :04/09/26 22:38:56 ID:RQnvwFBw
>284
乙千歳

…嘘嘘。
本番も見たいな〜

286名無しさん@ピンキー :04/09/28 19:11:45 ID:nr2H2G+j
同じく本番希望!

287名無しさん@ピンキー :04/10/02 00:45:17 ID:i29Mc2Pf
保守

288名無しさん@ピンキー :04/10/04 06:11:42 ID:Ugma0Edx
保守孕

次に書くまでこのスレ保つかなぁ……

289全裸で尿!(たそがれ編) :04/10/04 10:44:55 ID:W532mFdL
「なあ、清志郎・・・お前、もし・・・もしの話だが、妹なんか出来ちゃったら、どうする?」
ある日の朝、全日本アニメ空手連合評議会に属するダメ萌え人間、吉田清志郎(二十歳)は、
父、照正から妙な質問をされ、戸惑っていた。
「どうするったって・・・」
清志郎はトーストにバターを塗る手を止め、口ごもる。吉田家は父と子の二人暮し。母親は
度重なる照正の浮気に愛想を尽かし、何年も前に家を出て行っていた。それだけに、父親の
問いかけには嫌な凄みがある。

「まさか、よそに子供を作ってるんじゃあなかろうね」
頼むから違うといってくれ──清志郎はそう願いながら、問い返した。放蕩親父が腹違いの
姉妹を作っていましたでは、あまりにもありきたりすぎる。しかし、
「ウム。まさにそれだ」
照正は別段、悪びれもせずに言った。それも、新聞に載っている四コマ漫画を切り抜きつつ。
「やっぱりな・・・」
気が重くなる清志郎。この父は、資産家の祖父から事業と財産を相続し、今日まで何ひとつ
不自由をした事が無い。だから、自制心というものが無かった。齢五十を越えてはいたが、精力
が旺盛で、今なお方々に女性を囲ってもいる。その事を、アニメ空手で培った清廉さを持つ清志
郎は、いつも苦々しく思っていた。

「いつか話そうとは思っていたのだが」
「言い訳はいいよ、父さん。それで、その子はどこにいるんだい?」
清志郎は聡明な青年であった。腹違いとはいえ、妹であれば気にかかることもある。それ以前に、
父親がこうやって話すという事は、何らかのアクシデントがあったと考えていい。そこまで考えを
まとめ、清志郎はさめかけたコーヒーを口に運ぶ。すると、
「すでにお前の後ろに居るよ、ホラ」
照正は息子の背後を指差し、事も無げに言った。本当に、事も無げに。

290全裸で尿!(たそがれ編) :04/10/04 11:31:28 ID:W532mFdL
「この子はロゼッタ。その昔、某国へビジネスで行った時に、秘書代わりにやとった現地の女性
との間に出来た子供で、正真正銘、お前の妹になる。実は、その女性が先ごろ事故でお亡くなり
になってな。わしがこの子を引き取ることにしたんだよ。年は十五歳。どうだ?可愛いだろ」

照正に紹介されている腹違いの妹は、金髪で碧眼。その上、褐色の肌を持った美しい少女で
あった。細身だが引き締まった体と、見る物を射抜くような鋭い視線が、特徴である。ただ、少し
ばかり気になるのは、彼女が迷彩服を着ている事だ。十五歳の少女が着るものとしては、いさ
さかそれは物々しい感じがする。
「・・・予想外だったよ。まさか、外国人とは」
不意打ちだった、と清志郎は頭を抱えている。隠し子発覚という微妙な問題の上に、異国で拵
えられた腹違いの妹。二十歳の青年にとっては、過重ともいえる状況だった。

「・・・あなたが、お兄さん?」
意外な事に、ロゼッタは美しい日本語を話した。そして、清志郎の前へそっと進み出ると、
「あたし、ロゼッタです。どうぞ、よろしく」
そう言って、軽く会釈をしたのである。ここでも清志郎は驚かされた。まさか、異国で生まれた妹
が、流暢に日本語を話すとは思わなかったからだ。
「こちらこそ、よろしく。俺は君のお兄さん、吉田清志郎。ロゼッタ、よく顔を見せてごらん」
「はい」
奇妙な出会いだったが、これも何かの縁。清志郎はそっと我が妹を招き寄せ、しっかりと抱擁
した。すると、意外な事にロゼッタの体は、鍛えられた硬質な量感を持っているではないか。
(ずいぶんと筋肉質だな)
細い体はしなやかで、乳房もそれなりに膨らんでいる。だが、四肢は強靭なバネに支えられた
アスリートのようだった。清志郎自身、アニメ空手を学んでいるので、それがよく分かる。

291名無しさん@ピンキー :04/10/04 12:07:04 ID:RXtQNqnD
今後の展開も気になるが

ア ニ メ 空 手 っ て な ん だ ろ う

ググって見れば出てくるのだろうか・・・(ぐぐぐぐ)

292全裸で尿!(たそがれ編) :04/10/04 12:13:10 ID:W532mFdL
「あたしの体、硬いでしょ」
ロゼッタは清志郎の心を見透かすように呟いた。そして、
「裸を見たら、きっと驚くわ」
泣くようで笑うような複雑極まる顔を見せた後、妹は兄の抱擁から逃れるように、身を翻した
のである。

「じゃあ、わしは仕事に行ってくる。しばらく家には帰れないが、あの子の事をよろしく頼むぞ」
異母兄妹の紹介が終わると、照正はそう言って仕事へ出かけてしまった。ロゼッタの生い立ち
については、何も言わずに。いや、むしろその話題を避けようとしていたフシがある。もっとも、
ロゼッタが居ては話しにくい事もあろうと、清志郎もあえて問いただす気はなかった。

「ねえ、お兄さん。お父さん、いつ帰ってくるの?」
「分からない」
「そう・・・」
照正が家を出ると、ロゼッタは急に落ち着かなくなった。父を頼って日本へ来たはいいが、
早々に自分の前から姿を消した事が、彼女を不安にさせているらしい。
「俺が居る。安心しなよ、ロゼッタ」
清志郎はロゼッタの肩を抱き、なるたけ明るく振舞った。この異国の地で生まれた異母妹を、
不安にさせぬよう手を取って、まっすぐに目を見つめる。すると、ロゼッタは兄の目を見つめ返し、
「あたし、お兄さんの傍にいてもいいのね」
そう言って、口元を緩めたのであった。

293名無しさん@ピンキー :04/10/05 22:06:52 ID:7Kmy7Z33
15歳で異国の少女で筋肉質・・・GJ!!

にしても豪快な親父さんだこと。

294全裸で尿!たそがれ編 :04/10/07 18:28:08 ID:uVIIP52t
「ところでロゼッタ、荷物は無いのかい?見たところ、手ぶらみたいだけど」
清志郎は辺りを見回しながら問う。異国から来たという割には、ロゼッタは手荷物ひとつ持って
いない。まるで、着の身着のままで来日したような雰囲気なのだ。
「荷物は・・・これだけ」
ちょっぴり照れくさそうにロゼッタは手を背へ回し、ベルト付近からすらりと何かを取り出した。見
れば、それは物々しい白刃が光るアーミーナイフである。刃渡りは二十センチ強もあり、屈強な
軍人が持つような、禍々しい代物であった。
「・・・それは、何のために使うんだい?」
清志郎が恐る恐る聞く。すると、
「狩りをしたり、戦ったり。すごく便利なの。もう、手放せないって感じで」
ロゼッタは嬉々として答えた。それを見て、兄は妹を諌める気を失くしてしまう。彼女の顔があま
りにも素直で、眩しい微笑みを湛えていたからであった。

「・・・まずは、服を買いにいこうか」
くじけないと自らに言い聞かせて、清志郎はロゼッタに微笑みかける。ナイフの事はまた後で言
い含めればいい、なんて思いつつ。
「服?服はあるわ。ホラ、これ」
迷彩服の胸元をついっと摘むロゼッタ。この口ぶりから言って、彼女は本当に着の身着のまま
で来日したらしい。
「着替えが居るだろう?まさか、ずっと同じものを着ているわけにもいかないから」
「え・・・?日本ではそうなの?」
「日本ではって・・・故郷では、ずっと同じ服を着てたのかい?」
「・・・はい」
兄と妹の間に、微妙な空気が流れ始める。ここで、清志郎はロゼッタの故郷について、自分は
何も知らないことを思い出した。もしかしたら、彼女の生まれ育った地では、同じ服を着る事が
当たり前なのかもしれない。そう思って、話を変える事にする。

295名無しさん@ピンキー :04/10/07 18:54:44 ID:WJZB2msh
Sir、Yes sir!

296全裸で尿!たそがれ編 :04/10/07 18:58:34 ID:uVIIP52t
「ロゼッタは、学校の成績は良い方かい?」
「学校行ってない。無かったの」
「そ、そうか・・・」「
気まずい。清志郎は、尋ねた事を後悔した。すると、ロゼッタが気を利かせたように、
「あたしの国・・・戦争でめちゃくちゃだったから・・・何も無かったの」
と、悲しそうにうなだれながら、呟いたのである。

「そうだったのか・・・」
迷彩服にアーミーナイフという妹の珍奇な出で立ちは、戦禍に原因があったのだと清志郎はよう
やく理解する。この平和な日本で、ぬくぬくと育ってきた自分とは違い、異国の地で育った妹は厳
しい環境下で生きてきたのだ。戦争で学校すら行けない──日本では、まったく考えられない事
である。
「でも、あたしが小さいときは、すごく静かで優しい国だったんだよ」
こう言った時、ロゼッタは目を輝かせた。懐かしい昔日を想い、心が逸っているらしい。
「そのころ、ママがよく話してくれたの。あなたのお父さんは日本にいるって。それで、お兄さんも
いるのよって。あたし、それを聞いてうれしかったわ。あたし、一人っ子だったから」
胸に手を当て、心中をすべて曝け出さんとばかりに、まくしたてるロゼッタ。碧眼が美しく輝き、褐色
の肌が上気している。かなりの興奮状態にあるようだった。しかし、ひとしきりしゃべり終えると、ロゼ
ッタは急に語気を衰えさせ、愚図るような表情を見せる。少し、泣いているような感じだった。

「正直に聞かせて・・・お兄さん、あたしがここにいると、迷惑・・・?」
うつむき加減で兄へ問うロゼッタ。いきなりここへ来訪した事を、清志郎がどう思っているのかが
知りたいらしい。すると──
「これが答えだよ、ロゼッタ」
清志郎は妹の体を引き寄せ、きつく抱擁したのである。

297全裸で尿!たそがれ編 :04/10/07 19:43:10 ID:uVIIP52t
「あらためて、挨拶しよう。俺は清志郎。君の兄さんだ。会えて嬉しいよ、ロゼッタ。俺の妹」
「・・・あたし、ここにいていいのね?お兄さん」
「もちろんだ。今日からここが、君と俺の家さ。おっと、父さんを忘れてた」
「ひどい」
「それだけ、ロゼッタの事を考えてるんだよ」
「だったら、いいわ」
妹の問いかけに、兄は力強い抱擁で答えた。もちろんこれは、ロゼッタと共に暮らしていく
事を許しているのだ。吉田清志郎二十歳。全日本アニメ空手連合評議会に属するダメ萌え
青年が見せた、はちきれんばかりの男気である。

「・・・・・お兄さん」
「なんだい、ロゼッタ?」
「なんでもないわ」
清志郎の胸で抱かれながら、ロゼッタは顔をうずめている。更には、ぐずぐずと甘えん坊の
ようにむずがり、ぴたりと体を密着させた。
「お兄さんは、男の人の匂いがする。ちょっと、ドキドキするよ」
「ハハハ、ばれちゃったか。実は俺、ビネガーってあだ名がつくくらいのワキガなんだ。アニメ
空手界では、スッパイダーマンとか呼ばれてるんだよ。その匂いじゃないの?」
「そういうのじゃなくて──」
恥ずかしい秘密を打ち明けた清志郎の顔を、ロゼッタはぐっとにらみつけた。そして──

「女として言ってるの・・・あたし、お兄さんの事・・・好きみたい」
「へ?」
兄は妹の告白を受け、頭が真っ白になる。全日本アニメ空手連合評議会内で、グレイト・オブ・
ビネガーの名を冠する、吉田清志郎の大ピンチであった。

298名無しさん@ピンキー :04/10/07 20:03:21 ID:e7XPMuvn
「アニメ空手」についての解説ちゅぼんぬ!

299名無しさん@ピンキー :04/10/10 03:16:22 ID:30Mia+nS
ほしゅー

300名無しさん@ピンキー :04/10/10 09:04:54 ID:hjm8NzmT
「ねえ、兄さん」
ベッドの上で三点倒立を極めんとしていた俺に、幼いながらも凛とした声をかけられた。
「どうした妹さん。いま俺は非常に頭がくらくらしているのだが」
柔らかいベッドの上とはいえさすが重力。俺の肢体を完全に捕らえて離さない。
そんなMに目覚めようとしている俺の意識を妹の言葉が覚醒させた。
「保険体育の実践お願いしたいんだけど」
「了解するかボケ」
「いいじゃない、減るもんじゃないし」
「俺の子種が減る。億単位で」
全人類俺の子計画に支障がでてしまうではないか。
一人一オタマで子供一人。俺の遺伝子が世界を統べるぜうははははは。
「頭の悪い妄想はそこまでにしてくれない?」
「いーじゃねーかよー、妄想は心の栄養剤だぞ」
よっ、と足を下ろした。おお、世界が真っ赤っか。
んで目の前の妹をみる。
容姿的にはあの両親から産まれたとは考えられんほど美しい。
キツめにつり上がった目、すっと通った鼻筋、薄い唇。
ただ生まれつき色素が薄いため髪が白く、肌もぞっとするほど青白い。たしかアルビノ、といったかね?
体の肉付きも不健康なものでまっ平ら。女のミリキにはほど遠いねぇ。
ポニーテールにまとめられた白い髪を揺らし、妹さんが俺の肩に手をかけた。
「否定はしないけど…ちょっとはこのことを言うきっかけを聞いてみようとは思わないわけ?」
「じゃあなんでんなことしようなんて思ったんよ」
「…事務的ね」
「じゃあ心を込めて言ってやろう。な、なにを言ってるんだ!?俺たちはきょ、兄妹なんだぞ!」
「今更って感じ…まあいいわ。実はね、保険体育で宿題がでたの」


301名無しさん@ピンキー :04/10/10 09:07:49 ID:hjm8NzmT
腰に手を当てて仁王立ち。どこからか荒木風な効果音が聞こえてくるよママン。
「それでね、男女間の性行についての授業があったの」
「それで興味ができたっつーわけか」
布団に潜り込んだ俺は投げやりにそういいました。
うわ、期待と不安の目で俺様を眺めてらっしゃるよ妹さん。
「うん…だから、ね」
俺の寝ているベッドに近づいてくるよ、なんだ、何故だ?
「何言ってやがるんですか、俺たち異父母兄妹だろ」
「…それは血の繋がりなんて無いってことでしょうが」
しまった火に油!?もしくはカマ掘り!?
「ね、だから…」
「だからもDAKARAもないっつーの!」
「…えいっ」
「うわなにをするやめr」



302名無しさん@ピンキー :04/10/10 09:08:19 ID:hjm8NzmT
暇だったから書いた
SSならどれでもよかった
今は反省している
続きは書くかわからない

303名無しさん@ピンキー :04/10/10 09:30:17 ID:30Mia+nS
アルビノ妹だと!

304名無しさん@ピンキー :04/10/10 09:57:50 ID:cZ0OcIgE
>302
この「暇だったから〜」て元ネタ何だっけ?

GJ.続きも読みたいぞ

305名無しさん@ピンキー :04/10/10 17:35:47 ID:0NrhNq9/
何かの殺人事件で捕まった犯人が言ったんじゃなかったっけ。。
原型は忘れた。
すれ違いスマソ

306名無しさん@ピンキー :04/10/11 05:01:48 ID:63DZzwyf
妹さんは俺の寝ているベッドに入ってきやがりますた。
薄い青のシンプルなパジャマ…のような病人服をするすると脱いでいく。
「妹よ、まあ待て。兄の知っている限りお前には男とつきあった経験はないはずだよな」
「当たり前よ、何年入院してたと思ってるの」
「八年と二ヶ月、あと三日」
「…即答できるの」
「俺がもらわれてきた日に入院したからな」
その通り、俺様養子である。
だいたい一歳くらいのころ孤児院に捨てられ、すくすく育った九年間。
おそらく十歳くらいのときにこの家に引き取られたんだこりゃ。
いや義父さんも義母さんも変じn…もといいい人だからもらわれてラッキー♪とは思っているのだが。
で、この妹は俺が就任した日に入院、去年までぐうたらやってた奴だ。
見舞いに行ってるときは名前で呼んでたんだがなぁ、退院してから兄さんと呼んできやがった。
「今に至るまでの説明ご苦労様」
「疲れたぜこのやろう」
「じゃあ、ここからは先を考えましょう、兄さん」
うっっっっすい胸をさらし、妹さんはぱんつ一枚になりやがりました。
相変わらず青白いねぇ、ちゃんと肉食え、肉。
「ねぇ…どう?」
「つるぺた」
「……………………」
あ、沈んだ。
いや速攻思いついた単語を出しただけなんだが。
「……………短小」
「ぶるわぁぁぁあ!!」
ゆ、ゆーてはならんことを!!
「そりゃあ一般水準よりは小さいさ!だけどきっちり剥けてるんだぞ!!」
日本の八割は包茎なんだ!俺はズル剥けだ!

307名無しさん@ピンキー :04/10/11 05:32:22 ID:63DZzwyf
「だから、私にはちょうどいいの…」
…うぉっ!?い、妹さん?
「お、おいおい、そこはブラザーの住居だぜ、無断進入事故の元」
俺のトランクスごしにマイサンつかむ妹の手。
最初はただ押しつけるだけだった小さな手がゆっくりと上下に擦り始めやがったよ…う、やば。
「…あ、勃起した」
「言うんじゃねえ」
兄さんは悲しい!うら若き年頃の娘さんが勃起だなんて!勃起だなんてハァハァ…いや違う!
「え、こ、こんなに膨らむの?」
な、情けねえ俺。言葉責めに弱いのか…やはりMなのか?
「そのまま固くなると思ったのか、まいしすたー」
「授業じゃこんなこと教えてないし…」
だろうねぇ、ゆとり教育も考えもんだ。
俺が、まあ、その、人より小さくても通常時と戦闘モードでは戦闘力が違う。
違うったら違う。違うと信じたい…
「熱い…固いわね、ゴムみたい」
ぐにぐにすんな!気持ちいいじゃねえか!
「あ、きもちいい?兄さん」
「そりゃあ人に触られるのは気持ちいいが」
「……!」
ぎゃああああっ!!?
お、おいこら玉握りしめるな精子死ぬ子種消える俺の夢も潰える!

308名無しさん@ピンキー :04/10/11 05:32:46 ID:63DZzwyf
「……ねえ兄さん、誰かとしたこと、あるの?」
「あるがどうしたっ!いだだだだ爪立てんな爪!」
「…だって」
と、手の力が緩んだ隙をついて腰を引き…
「…私のよ。私の、私だけの兄さんなの。誰にも触ってほしくないわ」
その言葉に凍り付いちまった。
「私の肌を綺麗だって言ってくれた。私の髪が好きって言ってくれた」
懐かしい思い出だ。
俺がこの家にもらわれてきたときに、コイツに言ったことだな。
「私の目を優しく見てくれた。だから、私は兄さんが欲しいの。兄さんだからしたいの」
「…あー、んな大層なこと言った訳じゃないんだけどねぇ」
だいたい人と違うっつーのが、んな気になんのか?わからん。
「大切とかそういうのじゃないわ…心に刻まれたの、この人が私のただひとりなんだって」
「んな大げさな…」
一歩間違えばストーカーだぜ妹よ。
「ま、これだけ並べれば理由付けはいいわね。それじゃ続きね」
………おーい。

309名無しさん@ピンキー :04/10/11 05:35:21 ID:63DZzwyf
ひまだtt(ry
暇な日に続き書くのでノシ

310名無しさん@ピンキー :04/10/12 08:46:45 ID:cgmbCehW
暇がなくても書け!
いや、書いてくださいオナガイシマス

311名無しさん@ピンキー :04/10/15 07:00:45 ID:48DllTQX


312名無しさん@ピンキー :04/10/16 07:42:46 ID:k551XsLu


313名無しさん@ピンキー :04/10/17 00:57:44 ID:mKWCJcoG
一徹

314名無しさん@ピンキー :04/10/17 02:20:11 ID:IuLzkHD8


315名無しさん@ピンキー :04/10/17 16:51:22 ID:RiSXV9ak
レオタード

316名無しさん@ピンキー :04/10/18 01:15:48 ID:Z2Jjt2RO


317名無しさん@ピンキー :04/10/21 06:25:59 ID:nIyqpd0t
保守ー

318名無しさん@ピンキー :04/10/25 01:28:48 ID:UikWiltp
保守

319名無しさん@ピンキー :04/10/27 23:48:37 ID:1ExguE4V
もうだめなのか・・・

320名無しさん@ピンキー :04/10/28 00:08:14 ID:1WPJq0Dl
大丈夫だ。俺達がいる……ッ! というか今何となく書いてはいるんだけど
中途半端な状態だから投下は控えている。


321名無しさん@ピンキー :04/10/29 01:33:16 ID:pu9EzNk/
捕手
板違いだけど言っとく。
インセスタスが完結した。

322 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:54:19 ID:E4Y8CYF4
ドモー
また支援にきますた。 今回さらにヘタレてるけどご勘弁を。

題『疑問』


323 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:55:06 ID:E4Y8CYF4
わからない。 わからない。 いくらかんがえても、わからない。

「う〜〜ん……」
「どうしたの麻衣ちゃん、悩み事?」
「……うん。 お兄ちゃんの事なんだけどね、」
「なになに? 乱暴者で殴られてるとか?」
「ううん。それはないよ。 ただね……」
「ただ?」

『お兄ちゃんてさ、なんで私にそんなに優しいの?』
『そりゃあ、お前が可愛い妹だからに決まってるだろ。』
『……妹、だから?』
『そうだよ。 まさに目に入れても痛くない、可愛い可愛い俺の一番大切な妹だからだよ。』

324 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:56:10 ID:E4Y8CYF4
「へ〜 麻衣ちゃんのお兄ちゃんは優しいんだねぇ。」
「うん。
 でもね、妹だから、お兄ちゃんだからって、そんなに優しくなるものなの?」
「あたしは弟いるからわかるよ。
 下に弟とかいると、守ってやりたいな〜〜って気分になるもん。」

「ふ〜〜ん。 でも私のお母さんとお母さんのお兄ちゃんは仲悪いよ。」
「それはその…… ケースバイケースってやつよ。」
「どっちなの…?」

「う〜ん… でも基本的には弟とか妹って甘やかしたくなるものらしいから。
 麻衣ちゃんも甘えるだけ甘えといたら?」
「そうなの?」
「そうよ。 いまのうちに甘えるだけ甘えた方がいいよ。」
「…………。」

甘える… 麻衣は、妹だから… お兄ちゃんに甘えた方がいいの……

325 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:56:36 ID:E4Y8CYF4
「……あ、お兄ちゃん。おかえりなさい。」
「おうただいま。」

「……。」
「……。」
「……?」

「麻〜衣〜 なんか忘れてないか〜〜?」
「? なに?」
「お兄ちゃんに、おかえりのチュー。」
「……、んっ。」

326 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:57:27 ID:E4Y8CYF4

ちゅっ んちゅ、〜〜〜〜〜〜、……………………

「ん〜〜、よし! 麻衣は可愛いなぁ! お兄ちゃんの言う事なんでも聞いて。」
「……いきなり、苦しいよ……」
「おおごめんよ麻衣〜〜」

ぎゅ〜〜〜〜〜

「……だから、苦しい……」
「ごめんな麻衣〜 お兄ちゃんは麻衣が愛しくてたまらないんだよ。
 離れてるあいだの時間を埋めるぐらい、麻衣とくっついていたいんだよ。」

「……ご飯、食べよ。」
「おう、そうだな。 抱っこして行こうな。」

327 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:57:55 ID:E4Y8CYF4
「……お兄ちゃん、」
「ん、なんだ?」
「……お兄ちゃんに食べさせてもらわなくても、麻衣は一人でちゃんと食べられるよ。」
「あ〜〜〜…… でもな、お兄ちゃんはこうやって
 麻衣を膝の上に乗せながら ご飯を食べさせてあげるのが、
 すごく幸せに感じるんだよ。」
「……。」
「ほら、あーんして。 今度はブロッコリーだよ〜〜」
「……あー、ん……」

「な、こうやって口移しで食べさせてたら好き嫌いも無くなっただろ?」
「……うん。」

328 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:58:16 ID:E4Y8CYF4
「食事の後はマッサージだな。 さ、そこに横になって。」
「……。」

「あ、ふ… は…」
「今日もいっぱい麻衣は運動したんだろうからな〜〜
 こうやってよ〜く筋肉をほぐしておかないとな〜〜
 どうだ? 気持ちいいか?」
「う、ん…」
「そうかそうか〜〜 じゃあもっと揉みほぐしておこうな〜〜」

ぐにっ

「あふっ… そこ、強い……」
「こういうツボはな、少しぐらい強めの方が良い刺激になるんだぞ〜〜」

ぐにっ ぐにっ ぐりぐりぐり……

「あ、ぅん…! 強く、て…」 

329 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:58:42 ID:E4Y8CYF4
「ふぁ… ふにゃあ……」
「いい感じに汗かいたな。 じゃあ一緒にお風呂入ろう。」

「ん… ん… ん…」
「ココは女の子の一番大事な処だからな。 こうやってよーく洗っておかないとな。」

くちゅ、くちゅ、くちゅ

「あ、ふ、おに…」
「どうした麻衣? 痛かったか?」
「……痛いのは、あんまりないけど…… もっと、洗って、欲しい……」
「おおそうかそうか。 じゃあこういう汚れの溜まってるところは重点的にしないとな。」

くり、くりゅくりゅくりゅ

「ふ、ふぁああぁ……」
「お漏らししちゃあダメだぞ麻衣。 おしっこは湯船に入る前に全部出しておこうな〜〜」

330 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:59:09 ID:E4Y8CYF4
「はぁ、ふ…」
「のぼせちゃったか? じゃあ早くベッドで横になろうな。」


「じゃあお兄ちゃんは戸締まりしてくるからな。」

……きゅっ

「ん? どうした麻衣?」
「……今日も、一緒に、寝てくれる…よね?」
「……当たり前だろ。 大好きな麻衣と離れて寝るなんて出来ないよ。」

「んっ んっ んっ ちゅっ……」
「今日の麻衣は何だか積極的だなぁ。 そんなに寂しかったのかい?」

「……妹は、お兄ちゃんに、いっぱい、甘えた方が、いいんで、しょ…?」
「……そうだぞ麻衣〜〜〜 可愛い妹の麻衣はお兄ちゃんにいっぱい甘えていいんだぞ〜〜」

331 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 20:59:34 ID:E4Y8CYF4
「あ…あう、あん!」
「可愛い… 可愛いよ麻衣…」
「お、にい、ちゃ…」
「俺の、俺だけの、俺の為の……」

どぷっ びしゃびしゃっ

「はぁ、ふぅ、はぁ……」
「…………。」


やっぱり、わかんない。
お兄ちゃんは、なんでこんなにも優しいんだろう。
妹だから? でも普通のお兄ちゃんは、たぶんこんなことはしてない。
好きだから?  可愛いから?  それでも……

332 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 21:00:03 ID:E4Y8CYF4
……人間って、お父さんとお母さんから産まれるって……
たしか私のお父さんって、お兄ちゃんが小さいときに死んじゃったって……

なんか、ひっかかる。
お母さんに聞いてみたいけど、家には滅多に帰ってこないし……

それにこの頃、なんかお腹が気持ち悪くて、吐き気がする……
お兄ちゃんに言ったらすごく心配しちゃうから、まだ言えてないけど……

「麻衣…… 麻衣〜〜 好きだ〜〜〜 お兄ちゃんは麻衣が大好きだよ〜〜……」
大きな寝言を言うお兄ちゃんに、息苦しくなるほど抱きしめられた。

「……私も、だよ……」

…………だから、まあいいか…………

終わり

333 ◆n.HIMAoD9I :04/10/30 21:00:49 ID:E4Y8CYF4
以上です。
今度はもうちょっとマシなのあげれたらな〜〜……

さーて星戦争でもみるか

334名無しさん@ピンキー :04/11/01 12:51:51 ID:TTrlLCF6
なんとなく破滅的でGJ・・・ハァハァ

335名無しさん@ピンキー :04/11/10 00:33:06 ID:2N6zg2Hm
妹保守

336名無しさん@ピンキー :04/11/12 17:17:44 ID:iXkujm1H
保守孕

人が居ない。・゚・(ノД`)・゚・。 

337名無しさん@ピンキー :04/11/12 20:43:52 ID:tJPu2aD3
人いなすぎ

338名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:19:22 ID:Mr598iSi
 どうせ高校生の恋愛感情なんて熱情と変わらなくて、後になって思い出せば下らないもので、だから必死になったりやけになったり、そういうのは馬鹿な行為で、意味がない。
「・・どうだろ。俺はよく分からないな」
 そう言うのは分かってる、あなたは愛情やその他の感情を他人に求めるのが疎いから。
「ん? いや、そんなことはないと思うけど・・・・」
 そんなことはない、それならあなたは、例えば私に対して本気で好きとか愛してるとか、それと分かる行為を見せられる?
「・・・・あー。例えば、どんな?」
 そう聞く時点で間違いなのよ、つまり今のあなたには確かな感情なんてものはなくて、この付き合いも惰性でしかない。
「そんなことは・・ないと思うけど」
 けど、そういう迷いの言葉が入る時点で確証で間違いない。
「・・・・・・そう、か?」
 そう、高校で出会って私が告白して、その告白に何となく乗ってみた、それだけなのよ。
「そんなことは・・・・・・」
 愛情なんてものはない、好きっていう想いもない、空疎な、ひたすら無意味な関係性が続いている。
「・・・・・・・・・・」
 つまり、そういうことだわ。

339名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:19:39 ID:Mr598iSi
「宿題、やった?」
 雑音に恵まれたクラス、そのクラスの中で私と彼方は寄り添い、掻き消されそうな声で会話を行う。
「あー、うん、まあ・・・・いや、うそ、まだ」
 彼方が後頭部を撫でながら曖昧に笑うと、私はおかしくて顔を綻ばる。それだけのことが楽しい。
 いっそクラスメイトの全てが消えて、この瞬間、私とあなただけになればいいと思ったけど、それは叶わぬ夢だ。
「見せたげよっか?」
「え? いや、でも、やっぱ自分でやんないと意味ないし・・・・・・うん、冒頭だけ」
「何よ、冒頭って」
 私は自分の席に戻って机の中からノートを取り出し、それを持って、白紙のノートと教科書を前に溜息を吐いている彼方のもとに行く。
「はい、これ」
 薄っぺらい、愛想に欠けたノートを見て、彼方は安堵の息を吐いて笑う。
「ありがと」
 その言葉だけで嬉しさが体の中を駆け回ったけど、そんなことに一々反応をしていると、そう見せることは恥ずかしいので、黙って前の席に腰を落ち着ける。少し頬の辺りが熱かったけど、伸ばしてい
る髪のお陰で気付かれはしないだろう。
「・・・・・・うわ、これは一人じゃ無理だ」
 私にすれば簡単な数式も、彼方には難しいらしい。
 こういうのは向き不向きがあるから仕方ない、彼方の不向きは私が補えばいい。
「今日、どうする?」
「ん?」
 さり気なさに言葉を混ぜ込むけど、彼方はあっさりと言葉の核心を見抜いて私を見つめる。
 顔が更に赤くなっていく、それを感じたけど、私も彼方を見つめる。ここで目を逸らせば、彼方は誤魔化して消えてしまうかもしれない。
「・・・・あー、まあ、空いてるけど」
 そう言うと、彼方はすぐに白紙のノートに目をやって、私のノートに視線を移す。
 私は私の文字を彼方が見ているというだけで嬉しい。
 いっそこの瞬間が永遠に続けばいい。

340名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:20:38 ID:Mr598iSi
 初めて彼方とした時は、嬉しいとか悲しいとか、そういう感情めいたものは何一つなかった。
 感じたのは痛みだけで、涙が滲むとかそういう次元のことではなく、私は本気で自分の体が壊れるような、漠然とした死を連想するほど痛みに怯えた。
 でも、それも最初の一回だけで、二回目になれば痛みも和らぎ、三度、四度と行為を重ねていくごとに痛みは消えた。
 その痛みに代わって感じられるようになったのは嬉しさと気持ちよさで、それはあらゆる概念を超えるぐらいの素晴らしさで、一時、いっそ繋がったままでいたいと何度も行為に耽った。
 もう何回も繰り返した行為、それでも私は、彼方とすることに喜びを感じて、気持ちよさを感じる。
「・・ぁ、はぁ・・ん・・ぅ・・・・」
 私の部屋は電気も消されてカーテンも閉められ、暗くなっている。夜の暗さとは全く違う、生温さのある暗さだけど、その中で私と彼方は繋がっている。
 彼方の硬くなったものが入れられ、緩やかに腰を振られるたびに快感が体を突き抜けて、肌が熱くなっていく。頭を持ち上げて彼方と唇を合わせれば、お互いの熱い息がかかって、意識が飛びそうな、
そんな快感に襲われる。
「・・ぁ、あ、はっ・・・・!」
 脚を開いた格好は恥ずかしいけど、その恥ずかしさまで快感に変わっていく。彼方のあれは硬くて、そこだけが敏感になっている今、その硬いもので私の割れ目が押し開かれ、それが内部まで犯して
いるということが鮮明に感じられる。
 喘ぎ声と乱れた息と、肌の打ち合わさる音と水の弾けるような音と、それらが部屋を満たして空気を変質させて、私と彼方の繋がりを何か特別なもののように思わせる。
「・・は、ん、ん、ぁあ・・・・・・!」

341名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:21:09 ID:Mr598iSi
 ただ、その繋がりもずっとじゃなくて、いつかは終わりが来る。
 彼方が腰の動きを速くして私を強く抱き締めると、行為は終わった。
 私の中で、彼方のものが震えている。きっと今、コンドームの中に精液が溢れているのだろう。彼方のものは膨張して震えを起こしていて、私の内部で暴れるその感じに、背筋に寒気が走る。その寒
気は気持ちよさが一定以上のものになったことを伝えるもので、その寒気と同時に頭の中も真っ白になった。
 彼方のものは、まだ震えている。
 私は彼方を抱き締めて、その顔に唇を寄せて、場所も構わず口付けをする。
 この時がずっと続けばいいのに、と思う。

342名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:21:23 ID:Mr598iSi
「あ、どもー。はじめまして、です」
 彼方の家に遊びに行くと、一緒に帰った私たちを可愛い女の子が迎えてくれた。驚く私を見て、彼方は苦笑を漏らす。
「妹だよ」
「はい、妹です。よろしく」
 そう言うと妹さんは手を伸ばして、握手を求めた。私は素直に応じながら、まさか彼方に妹がいるとは知らなかったので、まだ驚いていた。
 妹さんは、靴を脱いでスリッパに履き替える私をじっと見ていて、私と目が合うと明るい笑みを見せた。
 私も、驚きを隠して笑顔を見せる。
「知らなかったよ、妹さんがいたなんて」
 彼方の部屋で私が愚痴ると、彼方は声を上げて笑った。
「さっきの顔、面白かったよ」
「・・・・・・もう」
 誰だって驚く。
 私が呆れて溜息を吐く中、彼方は部屋を出て行って、程なく戻ってきた手にはお盆があった。
 お盆の上には、湯気を上げるコーヒーカップが二つ、それに小さなシュークリームが山盛りになっている皿があった。
「母親がさ、何を血迷ったか買ってきたんだ。全然、減らなくてさ」
「・・・・太りそう」
 私はブラックのコーヒーを一口だけ飲んで、眉を顰める。
「大丈夫だよ。少しぐらい太っても問題ない」
 そう言いながら彼方はシュークリームの一つを口に入れ、あっさりと飲み下す。
 私も一つを手にとって口に入れれば、やや硬い皮の感触を噛み潰すとともに甘ったるいクリームが溢れて、口の中一杯にその甘さが広がった。
「・・太っても、大丈夫なの?」
 コーヒーで甘さを打ち消しながら、彼方を見つめる。
「大丈夫だよ」
 彼方はそう答えて、結局、私は十個も食べた。本気で太りそうで、帰る間際、重たくなっているお腹を心配した。

343名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:21:39 ID:Mr598iSi
「妹さんって、どんな子なの?」
 昼休み、教室は相変わらず騒がしいけど、私の声は消えずに彼方に届いた。
「どんな・・・・変な奴だよ」
 そう言って彼方は笑った。その笑顔は優しくて、少し傷ついた。
 でも、彼方は私のことに気付かず、お弁当に入っている玉子焼きを箸で掴んで、口に運んでいた。
「・・仲、いいの?」
 この年頃の兄妹なら、触れ合いすらなくても不思議じゃないのに、そう思いながら聞いた。事実、私にも姉がいるけど、顔を合わせても言葉すら交わさない。
 彼方は水筒から注いだお茶を飲みながら、また笑顔を見せた。
「まあ、いいと思うよ。俺はそう思ってる。妹がどう思ってるかは知らないけど」
「・・・・・・そう」
 どうして、そんな笑顔を見せるのか分からない。
 私といる時には見せないような、何か特別なものを感じる。それは私の考えすぎで、単に彼方の側にいられる妹さんに嫉妬しているだけかもしれないけど、それでも私は悔しかった。
「ねえ、今日、暇?」
 彼方は僅かな時間、視線を上向けてから答えた。
「・・あー、まあ、暇だよ」
 もしも暇じゃなかったら、私の誘いに乗ってくれたのだろうか?
 私はそんなことを考えながら、美味しくない冷めた肉じゃがを口に運んだ。

344名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:21:55 ID:Mr598iSi
 結局、嫉妬、だったのかしら?
 私には未だに分からない。
 ただ、私は妹さんの顔を見た瞬間、何か危ないものを感じて、彼方との距離を心配するようになった。
 彼方は別に妹さんのことを話そうとはしなかったし、妹さんとの距離を感じさせるようなこともしなかったのに、どうして私はあんな激情に駆られたのだろう?
 やっぱり、嫉妬、だったのだろうか?
 私は彼方のことが好きで、大好きで、だから独占したいと、そう思っていたのだろうか?
 妹さんの存在で我を忘れてしまうぐらいに?
 一体、あの時の私の胸の中にあったのは何なのか、私には結局、未だに分からない。
 だけど、私はあの行為を通じて、確実に変わった。
 恋愛感情なんていうものは一時の熱情で、下らない妄想で、独りよがりで、それら一切を理解して醒めたものを感じるようになった。
 私は彼方のことが好きだった。愛していた。でもそれは、一時のまやかしで、勘違いに等しいもので、年齢に比例した稚拙な想いで、仕様もないお芝居だった。
 だから私は、これからは、きっと違うものを得ていく。
 誰とも違う、それまでの私とは全く違う、そういうものを得ていく。
 だけど、本当に──私は本当に、彼方のことが好きだった。恐らく。

345名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:22:08 ID:Mr598iSi
 人を眠らせるのに最も適している方法は何だろう。
 妥当な線で睡眠薬に落ち着いたが、睡眠薬だと効果を発揮するのに時間がかかるというのが問題だった。
 だから、その日、私は朝から彼方の家に遊びに行き、彼方と妹さんの飲むコーヒーと紅茶の中に睡眠薬を入れた。
 なかなか効果は出なくて、私と彼方、妹さんは彼方の部屋で話し込み、時間が過ぎた。
「お兄さんのこと、どう思ってるの?」
 それは冷やかしに見せかけた質問だった。でも妹さんはその質問の意図に気付くこともなく、無邪気に答えた。
「うー・・まあ、普通に好きかな、です。クラスの男の子よりは好きだよ、うん」
 彼方は妹さんの声を聞きながら笑っていた。
 まるで、当然だと言わんばかりに、妹さんの心は知り尽くしているとでも言うように、彼方は笑っていた。
「彼方は・・・・どうなの?」
 私だけが阻害されている空気を感じる。
 いや、それは思い過ごしでしかなく、私の勘違いでしかなく、それを証明するように私の言葉に二人が答えてくれる、そういう感じになっているのに、私の中で不快感が募っていく。
「俺は・・って、前にも言った気がするな。普通に好きだよ」
「んふふ」
 気持ち悪い。
 二人して見詰め合って、承知しているとばかりに含み笑いを交換する。
 違う、こういうのは兄妹とは呼ばない。
 こういうのは恋人同士で、親密な仲で、そういう関係で、少なくとも私の前で見せるような、そういう笑顔じゃない。
「お姉さんは、どうなの? お兄ちゃんのこと、好き?」
 妹さんがからかうように聞いてきて、それさえも苛立ちに繋がって、それでも私は答えた。
「うん、好きだよ」
 彼方は照れたように笑って、妹さんは少し頬を赤くした。
 気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。

346名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:22:24 ID:Mr598iSi
「・・・・・・どういう、ことだ?」
 静かな空気が流れる部屋の中で、彼方の声だけが確かな存在感を漂わせて響き渡る。
「・・さあ。私にも、よく分からない」
 実際、私には私の心の中が分かっていない。
 それなのに私は、眠った彼方と妹さんの手足を縛り、動けないようにして、向き合わせる格好で床に座らせた。彼方の背後にはベッドがあるので背中は倒れず、妹さんの背中にも壁があり、二人とも
上半身を起こしたまま向き合っている。
 妹さんの顔は怯えと恐怖に歪んでいたけど、短い髪が見せる活発さは失せず、可愛らしさを保っていた。
 彼方の顔は怒りというより困惑に歪んでいて、私の真意が理解できないらしい。私にも分からないのに。
「・・全て、いっそどうでもよくて、打ち壊されて、消えれば・・そんな感じなのかな」
 私は空虚な心で妹さんの背後に回り、妹さんの頭の向こうに彼方の顔を見る。
 二人は膝を合わせるぐらい近寄っているせいで、私の視線のすぐ先に彼方の顔があって、その顔を見ているだけで、何か得体の知れない感情が膨れ上がるのを感じた。
「・・・・・・ねえ、お兄ちゃんとは、してるの?」
 小さな耳の側で囁くと、妹さんは体を震わし、すぐに耳たぶを真っ赤にした。
「・・・・やめろ」
 庇うように彼方の低い声が漏れて、部屋の中に浸透していく。
 でも、その程度ではもはや止まれない、そんなところまで来ている。
「・・危ないことしたら、妹さん、どうなるか分からないよ?」
 私の言葉を聞いて、それだけで彼方は黙り込み、悔しそうな目をした。
 たったそれだけの言葉で、彼方は黙り込んだ。何故? ただの言葉にそれほどの力があるの?
「・・やぁっ・・・・・・」

347名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:22:38 ID:Mr598iSi
 気付けば、私は妹さんの首筋に唇を寄せていて、そのせいで妹さんの抵抗する声が漏れていた。
 その光景を、目の前で、彼方が見ている。悔しそうに、ともすれば私を殺すような目付きで、ひたすら、私を睨んでいる。私を。
 私は妹さんの滑らかな肌に舌を這わせながら、覗いている肩を強く吸う。
「・・っ! や、ぁ・・」
 痛みに漏れた声は艶めかしくて、唇を離せば、色素の薄い肌に赤い痕がついていた。
 その痕を舌先でなぞりながら、くの字に折り曲げている脚の間に手を入れ、スカートを捲って太腿を撫でる。
 柔らかくて触り心地が良くて、強く押せば弾力性がある。妹さんが背中を震わせるのを感じながら、私は彼方の目を見て、指を動かす。
「・・やだ、やぁ・・・・」
 言葉は意味を為さない。
 声も全く無意味で、私は指先を走らせながら、その指を股へと上らせていく。
 妹さんのスカートが捲れて水色の下着が露になると、彼方の表情が見たこともない怒りを孕んだものに変わった。
「・・・・怒ってるね。見たことないよ、そんな顔」
 言いながら、わざとらしく妹さんの下着の上から割れ目をなぞるように指を上下させれば、彼方は千切らんばかりに唇を噛んだ。
「やぁっ」
 耳に響く声は抵抗感ばかりで、気持ちよさの微塵もない。
 それでも指を上下させて、そうしながら耳たぶを舐め、もう一方の手で唇を撫でていれば、自然と声は途切れがちになり、肌も熱を感じさせるようになった。
「・・ん、や、ぁ・・!」
 結局、意思とは関係なく体は反応する。
 どれだけ痛くないと思っても、殴られれば痛い。どれだけ平気だと思っても、致命傷なら死ぬ。それと同じで、体の反応に意思は関係ない。愛撫されれば濡れるし、声も漏れる。
「・・・・っ、や・・ぁ・・」
「感じてるの? 気持ちいい?」
 指先に湿った感触を覚えながら囁けば、妹さんは口を噤み、首を横に振る。
「・・じゃあ、イくまでしてあげる」
 下着を脇にずらせば、ピンク色の線が覗いた。

348名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:22:52 ID:Mr598iSi
「やぁ!」
 妹さんが小さく叫ぶけど、それも意味のない言葉でしかない。それを示すように、彼方は黙っている。唇からは今にも血が出そうだったけど、黙っている。
「・・・・綺麗ね。まだ、したことないの?」
 割れ目に指を滑らせると、僅かに濡れている感触と、柔らかな皮膚の感触があった。
「ぃ、やぁ・・!」
 指を上下に動かしながら、割れ目を広げるように皮膚を左右に引っ張って、覗いた突起に指先を当てる。
 妹さんの体が大きく震えて、目の端に涙が滲んだ。
「やぁっ、やっ・・んっ・・!」
 声は部屋に満ち溢れて、その声が彼方を苛んでいるのが分かる。でも私は止めない。
 妹さんの割れ目を上下になぞりながら、人差し指で硬くなっている突起を転がす。耳の中に舌を入れて、垂れていく唾液を吸う。
「・・いや、いや、いや・・・・!」
 妹さんの声は段々と高くなっていき、肌の熱さも増していき、イく寸前であることが容易に感じ取れた。
「・・お兄ちゃんの前で、イくの?」
 耳元で囁くと同時、妹さんの体が震えた。
「・・や、ぁ・・!」
 指先に体温の飛沫が触れて、妹さんの肩が大きく上下した。それから溜息でも吐くように大きく息をして、荒い息を吐いて、頬をぼうっと赤くした。
「・・・・イッたんだ・・」
 分かりやすい、あまりに幼い、可愛いイき方に微笑が漏れる。
 彼方は唇を噛み締めて表情を変えなかったけど、怒りは相変わらずだったけど、ズボンを膨らませている。
「・・・・・・どうだった? 妹さんがイくところなんて、初めて見たんじゃない?」

349名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:23:06 ID:Mr598iSi
 私は言いながら立ち上がって、彼方の膝の上に腰を下ろす。
 そしてズボンを下ろせば、トランクスは張り詰めていて、脇の隙間から指を入れれば触り慣れた硬いものを感じることができた。
「・・・・何で、こんなこと・・」
 指先で先端の割れ目を撫でていると、彼方の低い声が聞こえた。目の前にあるのは厳しい顔で、とても感じているようには見えない。
「・・・・・・さあ、分からない。私にも分からないの」
 一体、何がこの行為へと走らせているのか?
 私には本当に分からないし、この結果がどのようなものをもたらすのかも想像がつかない。
 それでも、私は行為を続けなければならないし、止めることなどできない。
 全ては今さらで、終息へと向かわなければならない。
 私はズボンを脱いで下着を下ろし、彼方には見慣れているであろう部分を露出する。そこは既に濡れていて、内側が自分でも分かるほどひくついていた。
「・・・・やめろ」
 背中に妹さんの視線を感じながら、私は笑う。
 言葉とは裏腹に、彼方のものは硬くなっている。トランクスから取り出せば、硬い棒状のそれは反り返っていて、丸みのある先端部分と皮の境目の窪みを撫でれば、面白いぐらい反応を見せた。
「これで、最後だね」
 そう言いながら腰を下ろせば、割れ目に彼方の先端が触れる。その感触は慣れ親しんだもので、私のそこは迎えるように広がる。更に腰を落とせば、割れ目を押し広げ、内側を押し進めていく感触が
走って、頭の中にゆっくりと気持ちよさが広がっていく。
 お尻が彼方の腰に触れると、奥まで入れられている感触で、頭の中がとろけそうだった。
「・・・・ぁ、はぁ・・」
 彼方のあれは、私の内部の収縮に震えを起こしている。

350名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:23:26 ID:Mr598iSi
 気持ちいい、この快楽は全て彼方が与えてくれたもので、それも今日で最後になる。私が腰を前後に振ると、彼方が苦しそうに息を漏らした。
 内部であれが動く様子を、鮮明に感じ取ることができる。彼方のあれは私の内部を犯している。先端で奥を突付き、腰を前後に振るたび、彼方のものを包む部分が刺激されて収縮する。
 この気持ちよさが、私と彼方の繋がりだったのだろうか?
 否定することもできないまま、私は腰を振り、息を乱していく。
「・・ふ、ぅ・・ぁ、あ、あ、ん・・・・!」
 背後に、表情を把握できるほど妹さんの視線を感じる。
 そして恐らく、彼方は今、私ではなく妹さんを見ている。妹さんを見ながら、私の与える快楽に浸り、同時に快楽を否定しようとしている。
 一体、この気持ちは何なんだろう?
「あ、あ、ぁん、はっ・・!」
 腰を前後ではなく、上下に動かせば、先端が私のあれを貫き、奥を叩く、痛みにも似た快感を感じることができた。一層と高まっていく快楽が、私を満たしていく。
「あ、あ、あぁ、あん、はっ、あ、ぅ・・!」
 もう胸の中は苦しくて、頭の中は爆発しそうで、理性や心、確かな愛情まで吹っ飛んでいく。
 私はただ感じるままに声を上げ、腰を振り、迫り来る絶頂に備えた。
「・・ぅ、ん、あ・・・・!」
 全て喪失するような、今まで感じたことのない絶頂が押し寄せて、私を空虚に満たしていく。
 腰を動かすこともできなくなり、激しく収縮する内側だけが私の与える快楽となった。でも、それで高みへと達した彼方が、精液を発した。初めての感覚が私を襲う。
 先端の触れる奥、その奥に勢いあるものをぶつけられて、中が満たされていって、透明な印象に包まれていく。
「・・・・・・・・ぁ、あは・・・・」
 コンドームなしでするのは、初めてだった。
 もしかしたら、できてしまうかもしれない。精液の熱はそれを容易に想像させるぐらい圧倒的で、私は満ち溢れている内部、それを持て余したまま腰を上げた。

351名無しさん@ピンキー :04/11/13 03:23:57 ID:Mr598iSi
「・・・・はぁ、ぁ・・」
 立てば、割れ目から精液が溢れてきて、太腿へと伝っていく。
 その高揚する感触を感じながら、振り返り、妹さんの前に立つ。
 妹さんは呆けた顔で、どこか現実感を喪失した顔で、私の割れ目から溢れる白く濁った精液を眺めていた。
 私は妹さんの目の前、息がかかるほど間近に立って、妹さんの黒い髪を撫でる。
「・・・・私の、色、変わってるでしょ? お兄ちゃんに突かれてるうち、こんなふうになったんだよ。びらびらも開いてて、中の締まりも意識できるようになって・・ねえ、分かる?」
 私が腰を押し付けると、妹さんの唇に割れ目が触れた。
 そこから溢れる精液の生臭さに怯んだのか、妹さんは顔を顰めて、そして涙を流した。
「・・・・・・そう、きっと、そういうことなのよ。私にとって大切なのは・・でも、駄目ね・・私はきっと、本当に、彼方のことが、お兄さんのことが好きだから・・だから、もしも妊娠したら・・私は産むわ」
 それは本心だろうか?
 私にも私の言葉が分からない。
 ただ私は、私の言葉を受けて何を思ったのか、妹さんが割れ目に唇を寄せて、必死に精液を舐め取って吸い取ろうとする姿を見下ろしながら、空虚な、ひたすら無意味な感傷に耽って、意味もなくこ
れまでのこと、彼方とのことを思い出しながら、涙を流していた。

 終わり。

352名無しさん@ピンキー :04/11/13 15:51:45 ID:4fpyWcCI
「お兄ちゃん、大好き」
 私が言うと兄は笑った。
「ああ、俺も好きだよ」
 ソファーに二人並んでテレビを眺めながら、肩を寄せ合って取り留めのない会話をする。
「あ、あのシュークリーム、どうする? とてもじゃないけど食べられないよ」
 母が旅行前に買ってきた大量の小さなシュークリームは、未だ冷蔵庫の中で眠っている。私はあまり甘いものを食べないから、一向に減ろうとしない。
「あれはきつよな・・・・母さんも、何であんなものを買い込んだんだか・・・・」
 兄は折を見ては口に入れている甘い塊の味を思い出したのか、顔を顰めて溜息を吐いた。
「明日、彼女が来るから・・そうだな、勧めてみるかな」
 彼女。私は兄の彼女の顔を知らない。
「紹介してよ?」
 私の言葉に、兄は複雑そうな顔をする。
「・・彼女に言ってないんだよな。妹がいるって」
 それは驚くというより、呆れる言葉だった。
「もう、何で言ってないのよ。可愛い妹のことぐらい宣伝してよ」
 そう言うと、兄は私の顔を見て溜息を吐く。
「いや、やっぱりなぁ・・・・彼女に、妹が可愛いとか、仲がいいとか、進んで言うようなことでもないだろ」
 それは確かに、と私は納得する。というよりも、そういうことを言っている兄の姿を想像できない。
「あー・・・・私も彼氏つくろっかなぁ」
 ぼやいてみると、兄は苦笑を漏らす。
「焦って変なのと付き合うのはやめろよ。ほんとに心配だから」
 私はけらけら笑って兄の背中を叩く。
「大丈夫だって。私の男を見る目は確かだから」
 何しろ初恋からずっと、私の大好きな人はお兄ちゃんだ。
「ほんとは、私がお兄ちゃんと付き合えればいいんだけどねぇ」
 私がそう言うと、兄は私の髪に手を突っ込んで小さく笑う。
「兄妹だからな。やっぱ付き合うとかじゃなく、今の距離が一番だよ」
 私は溜息を吐いて兄の頬を引っ張る。
「ま、いいけどね。私も今の距離感、好きだし」
 それにもちろん、兄も大好きだ。

353名無しさん@ピンキー :04/11/13 15:52:02 ID:4fpyWcCI
 目の前で兄が犯された。
 犯された、というのは過剰な表現だろうか? いや、兄は確かに犯された。私の見ている前で、私を見つめて、悔しそうな顔は確かに犯される顔だった。
 一体、何が原因なのか?
 唐突過ぎて私には全く分からない。果たして兄の彼女がどのような人だったのか、それも分からない。何が原因で兄を犯したのか。
 兄を犯すことで私を蹂躙しようとしている、そんなふうに思えた。
 でも、何故? まさか近親相姦の可能性でも見て取ったのだろうか? その勘違いが彼女を怒らせたのだろうか?
 何故、こんなことになったのか、私にはまるで分からない。
 だけど、彼女の行為で、確かに私と兄は打ちひしがれた。確かに蹂躙された。確かに犯された。
 もう、癒す方法は一つしかないように思えた。そう錯覚するほど壊れていた。

354名無しさん@ピンキー :04/11/13 15:52:17 ID:4fpyWcCI
 蛍光灯の淡い光が部屋を照らしている。
 彼女は涙を流して、泣いた顔のまま部屋を出て行った。静かに歩み去るその姿からは、やはり彼女の心の内を探ることはできなかった。
「・・・・・・お兄ちゃん」
 私が呼んでも、兄は答えてくれない。兄は泣いているのだった。
 顔を歪めて、俯いて、涙を流す。兄のそんな顔を見るのは初めてだった。子供の時から、兄は決して泣かなかった。いつも泣いている私を慰めてくれた。
 兄の顔を拭ってあげたい。涙を拭いてあげたい。そう強く思っても、私に動かせるのは足首を縛られた両脚だけだ。体を動かせば、倒れて、起き上がれなくなる。なら、脚を動かすしかない。くの字に折り曲げた両脚を持ち上げると、兄は滲んだ瞳で私を捉えた。
 求められている。
 そう思った。
「・・・・・・・・・・」
 腰でバランスを取りながら、両脚を伸ばす。兄の頬に足の指を触れさせる。指先に涙の温かさが触れて、痛さを感じたような気がした。
 爪先の柔らかい部分で、兄の頬を押す。涙が足の裏に広がっていく。兄の瞳は揺らがず私を見ている。私は両脚を下げて、兄の唇に足の指を触れさせた。
 お互い、もう何も言わない。沈黙の中なら全て可能に思えた。
 兄が口を開き、私は片足の指をそこ入れる。指先に、生温さと唇に挟まれる感触が走る。ぬめるようなその感触を味わっていると、兄は舌を出し、指の間を舐めた。
 これは、どういった行為だろう。慰め合いだろうか? 傷の舐め合いだろうか? 兄は私の足の親指を口に含み、爪と親指の腹の部分を弱く噛みながら、吸った。
 全ての指が兄に舐められ、唾液に濡れ、踵まで唾液が垂れていく。
 指はふやけて、熱くなった。
「・・・・・・・・・・」

355名無しさん@ピンキー :04/11/13 15:52:41 ID:4fpyWcCI
 視線を下ろせば、さっきまで彼女の中に入っていたものが見えた。それは精液に濡れている。しかし、膨れ上がって反り返っていて、硬さを感じさせた。
 私は脚を折り曲げて、体育座りのような格好をする。足首を結んでいる、電源コードみたいな細いケーブルを引き千切るように足を開こうとすれば、肌にケーブルが食い込んで鋭い痛みが走る。
 それでも開こうとすれば、足首に血が滲んだ。でも、その痛みの代償として、足と足の間に僅かな隙間ができる。
 その隙間に兄のものを入れるように、脚を下ろした。
 硬い、柔らかい、ぬめった感触が、足を舐めるように広がる。隙間に入った兄のものは震えている。熱い。
 脚を上に動かせば、それの皮が先端を覆った。先端から、白く濁ったものを僅かに滲ませる。脚を下ろせば、突っ張った先端から滲んだ液体が垂れた。
 脚を上下に動かして、それを扱く。足の間から覗く棒状のそれは、扱かれるたびに膨張して、硬さを増した。
 そして、その膨れが弾けるように震えると、先端から勢いよく精液が飛び出した。濁った白の液体が、真上に飛んで私の足にかかる。熱い、粘った感触が足に広がる。唾液で生温くなっている指の間
や、血管の浮いている足の甲に、精液が広がっていく。
 兄のものは、途端に今までの硬さを失い、柔らかいものになっていく。
 ただ、それだけの行為だった。
 行為を終えた私は、兄と視線を交わして、結局、何も言わない。
 いつか、この沈黙は破れるだろうか? その時、私と兄の距離はどうなっているのだろう? 自然とキスができるような、そういう関係になっているだろうか? それとも、顔すら合わせない関係になって
しまうのだろうか?
 私はこれからを考えながら、ずっと、兄の瞳を見つめていた。

 終わり。

356名無しさん@ピンキー :04/11/13 16:20:37 ID:/ASTj54F
何か沢山キタ━━(*´д`*)━━ !!

357名無しさん@ピンキー :04/11/13 22:00:42 ID:q1G6IsHg
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!

GJ!!
淡々とした文章がふいんき(なぜかry)を出してて、思わず深々と読みいってしまいました。

358名無しさん@ピンキー :04/11/14 23:07:37 ID:ZtW7pQGS


359名無しさん@ピンキー :04/11/16 07:20:04 ID:SLo4Crte
ほーしゅ

360名無しさん@ピンキー :04/11/20 21:48:13 ID:bKYLJzuo
オリジナルで書こうとしたが…4時間かかって話の枕だけ。それも無駄に冗長。
俺には徹底的に文才が無いのだなorz

361名無しさん@ピンキー :04/11/20 21:55:36 ID:beF4N7NK
今一度読み直して、イラネと思う部分を徹底的に削ってみたら?
それをまた原文と比較して、必要と思う部分を再度書き足せば
かなり変わってくるよ。お試しあれ。

362名無しさん@ピンキー :04/11/20 23:07:39 ID:bKYLJzuo
あんたいい人だ(つДT)
ちょっと複雑な生い立ちの兄妹を書こうとしたんだけど、状況説明が異様に
長くなっちゃったんだよね。もう30行*5くらいに。
教えて貰った方法を試してみるよ。

妄想してる内に話のサイズ自体がどんどん膨れてしまうってのも原因なのかも。俺設定厨だし。
短編SS書ける人って本当にすげーや…

363 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:08:15 ID:KyqLZ1yL
ドモー またまた支援にきますた。

ああいかん。またしてもこんなヘタレた文章投稿しちゃっていいんだろうか。

でもやりますよ。折角書いたんだし。

題『満足できない理由』


364 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:09:01 ID:KyqLZ1yL
んん、あ〜… 今何時だ…?
重い体と目を動員して目覚まし時計を見る。短針の指が3を指しているのが見えた。
……また風呂入らずに寝ちまったか。一人暮らししてるとこうなってしまう事がよくあった。
……今日はバイトもねーし、しゃーない、寝直すか。

……寝返りを打とうとして、何かが足に当たった。
「んう……」
足に当たったその何かがうめき声を発した。 ……何かが俺の膝に乗っている。
いや、今まで膝に乗っていたそれが、寝返りを打った拍子に膝から布団に落ちたのだ。

さらにその何かはもぞもぞと動いて元の通り膝の上に乗ってきた。
「な、なんだ…??」
その何かを確認すべく、ひっついてなかなか離れない瞼をこじ開ける。

……何のことはない。 寝ている俺の膝を枕にして、女が眠っていた。
静かで穏やかなその寝息が、逆立った気分を落ち着かせていく。
「……また来ちまったのか。」

365 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:09:30 ID:KyqLZ1yL
俺が身を起こすと、女はさっきの一撃で目を覚ましていたらしく、顔がゆっくりとこちらを向いた。
「……あ、……おはよ。」
「おはよじゃねーよ。ったく……」
「……うん。」
無愛想付きつつも、猫を撫でるみたいに頭を触ってやる。

コイツは昔からそうだった。
何か嫌な事があったり、気分が落ち込んだりした時に、俺の膝枕を借りていくのだ。
普通こういうのは男が女にしてもらう事だと思うんだが……これがもはや習慣になっていた。

「で、今度は何が原因だ?」
膝枕を貸したまま聞いてみた。
「へ?」
「どうせまたフられたんだろ? それともフった方か?」
「……フった方。」
この年になってもコイツは俺の膝枕を借りに来る。お互いにいい歳だというのに。

366 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:10:01 ID:KyqLZ1yL
時計の短針が5を指しても、外はまだ暗闇のままだった。
「……今日も仕事だろ。 そんな格好で寝ちゃったから、皺になってるぞ。」
「……。後でアイロン貸して。」
「ついでに脱いどけよ。」
「うん。」

上着とスカート(ついでにストッキングも)を脱がせて、布団の横に座らせる。
下着同然の姿であぐらをかいてる彼女の姿は、
いつものキャリアウーマンな印象を完全にかき消していた。

「で、そいつの何が不満だったんだ?」
「……う〜ん。」
「……俺と比べて、どうだったんだ?」
「そうねえ… 優しかったしぃ、お金持ってたしぃ、生活ちゃんとしてたしぃ……」
「オイ。」
「でもね……うん。 やっぱり、何かが違うんだぁ……」
「……ナニがか?」
ビン、と朝立ちしているモノを見せてみた。

367 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:11:33 ID:KyqLZ1yL
「もう…!朝から下品!!」
「朝だからなんだな、コレが。 で、どうする? してくか?」
「…………する。」
問うまでもなかった。 コイツは、それも込みでココに来ているのだから。

俺はあぐらをかいてままで、股間で上下している頭を見ていた。
「ん… 昨日お風呂入ってないね。スゴイ匂い。」
そう言いつつも、汚れを剥がし落とすかのように激しく吸い立てている。

「…お前だってそうだろうが。」
「あたしは、いっつも入ってるもん。 昨日は……たまたまだもん。」
「…タマだけにか。 痛っ!」
「……。」
よほどつまらなかったのか少し噛まれてしまった。

さらに冷たい視線がこちらを見上げている。
「そ、そんなに睨むなよぅ……」
「……そっちも、舐めて。」

368 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:12:38 ID:KyqLZ1yL
俺はそのまま身を布団に横たえ、目の前に掲げられた茂みにむしゃぶりつくように食らいついた。
「あうん! んん…」
俺の程ではないが、やはり少しきつい匂いがする。
しかし躊躇うことなく舌で味わいつくしていく。それが礼儀だからだ。

「……前のヤツとはこういう事したのか?」
「うぅん… しな、かった……」
「そうか。 お前のことだから『舐めてあげたんだから舐めてもらったっていいでしょ?』
 とかって言ったんだろ。」
「…………ぅん。」
その声がうめきなのか喘ぎなのかはわからなかった。


「うぅ、よし、出すぞ…」
「ん! んん……」

いつもコイツは、口の中で爆発した迸りを充分に受け止めて、口の中で溜めるようにしていた。
「んく、くん…」
そして少しずつ、味わうように飲み込んでいくのだった。

「うは、エロいなぁ。」
「……ただ単に一度に飲み込みにくいからなんだけど。吐き出すと怒る人もいるし。

 それにしても濃いよねぇ。 彼女いないから?」
「……悪かったな。」

369 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:13:07 ID:KyqLZ1yL
「で、まだする…よな。」
「……当然だよ。 私まだイってないし。」」

体勢を入れ替え、柔らかな体に覆い被さるようにして入り口にモノをあてがう。
「……早く入れてよ。」
「……何をだ?」
わざと入り口をくすぐって焦らしてみる。
「……。」
「言わないとわかんないなぁ。」

「…………。」
猛烈に冷たい視線が突き刺さってくる。
しかしそんな絶対零度の視線とは裏腹に性器周辺は熱くたぎっていて、
心身共に待ちきれない事は確かであった。

370 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:14:10 ID:KyqLZ1yL
「ほら、言ってみろよ。 アイツらのところじゃあ絶対に言えない事を。」
「!!!

 お、お兄ちゃん、の……」
「俺の?」
「オチン、チン……」
「コレがどうしたって?」
少し掻き回すようにして刺激を与える。

「ん… 私の中… 入れて……」
「お前の中に? こうやって?」
少しだけ先を進める。 動き出しそうになった腰を留めるのは、ちょっと辛い。

「そ、そう… 早く、全部、入れて……」
「…いいのか? お前と俺は兄妹なんだぞ。そんなことしちゃいけない関係なんだぞ。」
「な、何を今更……」
「じゃあ、やめようか。」
そう言って腰を引こうとしたが、
「ま、待って……」
腕を掴まれて引き戻される。

371 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:15:14 ID:KyqLZ1yL
「なんだよ。 まさか妹なのに兄のチンコ入れられるのがイイなんて言うなよ。」

瞬間、痙攣のように体に震えが走った。 繋がりかけた先端にもそれが伝わってくる。

「そ、そうなの… 私、お兄ちゃんのオチンチンがいいの……

 妹なのに、お兄ちゃんがいいの……

 だ、から… お兄ちゃんを、入れて。妹のあたしの膣内に……」

「……お前、さっき少しイってただろ。」
「え? そ…うああ!!」
そして俺はその要求に快く応えてやるのだった。



……俺と妹が一線を越えたのはそう昔のことでもない。
ただ、俺は膝枕を貸すだけでは物足りなくなり、
妹も、ただ兄の膝の上で頭を撫でられること以上を望んでいたのだ。

努力はした。 でもなぜかダメなのだ。
兄は妹以上に気の合う女を見付けられなかったし、
妹も兄以上に安らげる男を見付けられなかった。

相性が合うべくして合う二人なのだとすれば、
兄妹であることが、これ程にも疎ましいものになろうとは……

372 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:16:08 ID:KyqLZ1yL
「お兄ちゃん…… やっぱり、お兄ちゃんがいいのぉ……
 他の人、いろんな人としたけど、やっぱりお兄ちゃんが一番なのぉ……」
切ない喘ぎが下から響く。
俺も同じような思いを抱いていると知ったら、コイツはどう思うだろうか。

「お兄ちゃん、お兄ちゃんのオチンチン、精液…!
 欲しいの! 膣内に、膣内に出して!!」
「……いいのか?」
「大丈夫… 安全日、だか、らぁ…!」
「よし… じゃあ出すぞ…!」

溜め込まれた兄の濃い思いが、妹の中に流し込まれていく。
最後の一滴まで出し切るように腰を動かして、汗まみれの二人の体が、静かに横になった。

「はぁぁ… お兄ちゃんが、イッパイ入ってくるのぉ……
 お兄ちゃん、お兄ちゃぁん……、…………。」
終わりの方のセリフは聞こえなかった。

朝のまぶしい光が、二人の安息の時を照らし出し始めていた……

373 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:19:58 ID:KyqLZ1yL
再び目を覚ますと短針は9を指していて、妹はすでに身支度を終えていた。
「……時間、大丈夫か?」
「大丈夫。そのくらいの無理は聞いてくれるから。」

その澄ました顔が泣き乱れる姿が、俺の脳裏にまだ残っていたが、
目の前のキャリアウーマンにはそんな残滓は微塵も無かった。

「あ〜…」
「何?」
「いや、なんでもない。」
「そう。」
先ほどまで濃密に愛し合っていた二人だったが、いまは「さよなら」も「また来いよ」も言えない。



「じゃ…ね。」
「おう。元気でな。」
鉄の扉が重い音を立てて閉められる。この空間に、また静寂が戻ってきた。

することもなく、まだ残り香のする布団に身を寄せる。
「……。」
妹とした後は、いつもとてつもない罪悪感に襲われる。
アイツも、充実した気持ちと引き替えに同じ罪悪感を味わっているのだろう。
ただ今は、残していったモノで我慢するだけだ。

アイツは、また満足できる男を求めて、そしてココに戻ってくるだろう。

だが戻ってこないかもしれない。いや、その方がいい。
しかしその時が来ないことを、きっと俺は願っていた。そして、知っていた。

終わり

374 ◆n.HIMAoD9I :04/11/23 05:21:26 ID:KyqLZ1yL
以上です。 あ〜ヘタレてるわぁ……
しかし行数規制も連続投稿も緩い板はいいなぁ…(つっても9回連続投稿に引っかかったけど
ではまたなんか書けたら

375名無しさん@ピンキー :04/11/23 10:53:04 ID:VfMFTA/k
GJ!! 自信を持って!

376名無しさん@ピンキー :04/11/23 11:01:08 ID:zc/Uvx08
うむ。まだゴッドジョブの域には到達していないものの
エクセレントジョブ・・・EJだ。

がんばってくれ!!

377名無しさん@ピンキー :04/11/23 13:24:03 ID:JoygPtxn
独特の気だるい描写がいい味出してるなあ。
もっと自信持っていいと思うよ。

ともあれGJ!次も期待してるよ。


378名無しさん@ピンキー :04/11/23 23:02:44 ID:r0q7ZxKN
>>374
ほほう‥‥こっちでは珍しく大人妹ネタを出してきましたか。
私もあっち用に似たようなネタ考えてたんですがね‥‥遅かったかなorz

掛け持ち大変でしょうけど、どちらも楽しみにしてますんで。

379名無しさん@ピンキー :04/11/27 02:14:27 ID:I4ynEceU
がんぼれ。

380名無しさん@ピンキー :04/11/30 20:20:08 ID:b3Ah++S9
人居なすぎるので、応援と人呼び込み兼ねてage

381名無しさん@ピンキー :04/11/30 20:22:36 ID:L+cXn6+w
>378
大人妹の競作ってことで是非.。



382 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:09:22 ID:oj7gytlE
どこに投げるかちょっと迷ったけどやっぱりここに。
続編ですが、時間的には>>169-185の話の前になります。
微エロです。

383 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:10:00 ID:oj7gytlE
目を覚ました日
 
 
 大人びてすらっとした塔子が言う。
「あんたはお嬢様らしく、下品なことは考えないの!」
 また、最近また街でナンパされたという噂の郁美が、
「はるかのヴァージンは私たちの共有財産なんだからね。勝手に使っちゃだめよ?」
 そんなことを言ってはるかの頭を撫でる。
(私はお嬢様じゃないし、私のヴァージンは私のもんだっ)
 今年最後の海に泳ぎに行こうとメンバーを募ってみたら、あっという間に女子7人男
子5人の大人数になり、中学二年生のグループとしては結構冒険をして、有名な海水浴
場に繰り出した。
 はるかをいつも「ガキ」とバカにして、そっちこそ子供みたいな嫌がらせばかりする
兄を見返してやろうと、父を拝み倒して新調した水着を、結局兄に見せられずに夏休み
は終わろうとしていた。
 そんな道行きの、女子だけで固まった席では、まずは塔子と郁美の生々しい体験話が
メンバーの話題を独占し、はるかもドキドキしながらそれに聞き入っていたのだが、な
ぜか、仲間はずれにされようとしている。
 そして先ほどの聞き捨てならない発言を聞き、はるかは憤慨していた。


384 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:10:25 ID:oj7gytlE
 もう一つ、はるかに入れ込んでいる、家がはす向かいの高松一弥が男子のメンバーに
入っていることも気に入らなかった。
 そう、このメンバーの構成は『はるかと一弥を見守る会』のメンバーともかなり重複
しているのだった。
 そして、その誰もが、一弥が兄の巧ととても似た雰囲気を持っていることを知らない。
 だから、とても困る。
 顔が似ているとかそういうことではないのだ。実際あまり似ていないし。
 一弥が男の子として魅力的な部分というのは、兄の魅力的な部分とほとんど重なって
はるかには見えていた。
 だから兄がもてるということは一弥ももてるのであり、その点、好かれることに悪い
気はしていない。むしろ女心をくすぐられて、兄に『どんなもんよ』と言ってやりたい
くらいだ。
 そして、一弥に見られていると、兄に見られているような気になる。
 
 はるかは兄が自室でエッチをしているのに遭遇してしまったことがあった。
 食事当番だったある日、その漏れてくる悩ましい声に動揺して、食事の準備を忘れて
しまいそうになるぐらい、興奮してしまった。
 兄がつきあっている環は、姉の都の友人であり、はるかの知る限り、姉を除けば最高
に素敵な『お姉さん』だと思う。その環と兄のいやらしい行為を想像するのは、刺激的
というよりひたすら甘く、その想像は一人のベッドで心ゆくまで浸りたくなるくらいに、
はるかの心に染み込んでいた。


385 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:10:58 ID:oj7gytlE
 台所でもじもじしながらがんばって料理を続けているところに兄と環は降りてきて、
はるかは心の中をまるで隠しきれずに取り乱し、赤くなるだけだった。
 あのときのむずむずした感じはなんだったんだろう、と思う。
 でもどうせはるかを箱入り娘扱いする友人達だ、なにも教えてはくれないだろう。
(郁美ちゃんたちもそのうちぎゃふんと言わせてやるんだから)
 鈍行列車の一角を占拠した一行は、無邪気にはしゃぎ続け、中学生らしく他の乗客を
困らせたりしながら海を目指していた。
 その中でおそらくはるかだけが変なことで悩んでいる。
 はるかの身近で起こっていることは、塔子や郁美どころではない、とんでもないこと
だ。あの憎たらしい兄が環だけじゃなく、姉の都とも関係を持っているなんて。そして
夏休みが半分終わったある日、偶然すべての事情を知ってしまったせいで、はるかはそ
うなるまで兄を追い込んだ環を責めてしまって、いまだ自己嫌悪の最中だ。
 馬鹿というのとは違うが、友人達の会話ははるかにとってはまったく刺激的じゃなく
て、その点だけは年下の子たちを見ているようだった。
 男子は本当に馬鹿だったが。
「ちと高松、待鳥と並んでみ」
「えっ」
 はるかが遮る間もなく、はるかと隣の塔子の間に、別の男子の手で押し込まれた一弥
が照れ笑いを浮かべ、
「ごめん」
 と謝ってくる。その感じも兄に似たところがあって、はるかは戸惑った。


386 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:11:33 ID:oj7gytlE
 それを都合のいいように解釈するあたりはやはり男子中学生だ。
「待鳥もその気ありと見た!」
 そういう憶測であっても他者から評価されてしまっては、素直な一弥は当然、
「そ、そうだと嬉しいんだけどさ、はるかは?」
 その顔は、はるかが命令さえすれば、この電車の窓から鳥みたいに両手を振って飛び
そうなくらい舞い上がっているように見えた。
(そんで、線路に叩きつけられてぐしゃぐしゃになっちゃえ)
 などと残酷なことをはるかは考えていた。
 はるかにとって一弥はチョロイ。それはもうラジコンのように自由に操れる、ちょっ
とかわいそうな幼馴染み。そしておそらくは同じように簡単に、兄は自分を振り回す。
こっちは恋愛感情とかそういうのではないけれど、特に難しいことやすごいことをして
るとは思えないのに、いつもいつも、ピンポイントにタイミングよく、弱点を突かれて
しまう。
 あれはなんだろう。
 例えばスポーツ、はるかにとってのテニスに似ている。
 部のちょっと上手い先輩あたりから見れば、はるかなど朝飯前の相手で、同じように
例えばプロの選手から見れば、先輩だって子供同然なのだ。


387 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:11:59 ID:oj7gytlE
 男子が一弥を横からサポートし、女子がはるかのまわりを固め、一弥から守る。ここ
のところ、どうもそういうふうになっている。普通男子というのは、まずは嫉んで友達
の足を引っ張るもんだと思っていたのだが、そのあたりには一弥の人望みたいなものを
感じた。はるかは男子の間のそういうことはわからないから、ちょっと意外に思う。
 もてるはずの一弥がこんなにチョロイなんて、惚れた弱味というのはそんなにもみっ
ともなく人を弄ぶのだろうか。はるかをおもしろいように慌てさせるあの兄ですら、な
すすべなく姉達三人に振り回されていたじゃないか。
 
 海はボウフラのごとき大量の若者で溢れかえっていた。
 借りてきたパラソルはすべて女子によって占拠され、男子がそのわずかに男子用に残
されたスペースを巡ってビーチバレー勝負を始めていた。
「あんなことしてるうちに帰る時間になるね、あれは」
 はるかは郁美とそんなことを言って笑いあったが、そこは単純な男子中学生だ、しだ
いに純粋に己の力を誇示すべく死に物狂いになり始めていた。
『俺の方がすげえ』ことを証明するためにはどんな馬鹿なことでも一生懸命だ。
 そういうのをはるかは嫌いではない。
(なんか損してるのかなあ……)
 と思って、今日は考えるのをやめようと、塔子たちと水に入った。女子がてんでに遊
びにいっても男子は必死に戦っている。それがやたらおかしかった。
 例えば一弥の、アロハシャツみたいな馬鹿な柄の海水パンツを見ていると、本当にば
かばかしくなってくる。


388 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:12:26 ID:oj7gytlE
 それでも馬鹿になりきれない。
 はるかには水着を見せたい人間がいたのに、それができないまま、夏はなんとなく終
わっていく。変な感じだ。
 それが、夏休み終了直前の暑い日のことだった。
 遊び疲れて日が暮れて、家に帰ると、まったく予想していなかったことに、兄が戻っ
てきていた。
 自分は兄のこの夏の話を知らないことになっている。
 自分が知っていることを兄に知られてはいけないと、とっさに構えてしまう。
 階段を上がったところでばったり会ってしまって、一瞬、言葉が出なかった。
「……お兄ちゃん……おかえり」
 真っ赤になってしまった。
 顔つきが変わってしまったかのように見えた。兄は、これでは別人だ。とても魅力的
な、二つ年上の男の子。
 知っているつもりで知らなかった言葉の意味を知る。
(私、お兄ちゃんが……好きになっちゃったんだ)
 このときはるかは兄に「出会って」しまって、一瞬一弥の事が頭の隅にかすめ、本当
に一瞬で消し飛んで、二度と浮かばなかった。
「おかえり、とそれからただいま、はるか」
 兄の言葉が頭の中に反響している。


389 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:12:54 ID:oj7gytlE
 
 *
 
(あ、あぶねえ……)
 巧は、胸をなで下ろした。
 あと一時間ほど遅れていたら、はるかに現場を押さえられてしまうところだった。
 もう一人の当事者の姉が今夜の食事当番をやっているので、巧はぶらぶらしている。
 ひとり部屋に戻っていてもそわそわしてしまう。
 巧の部屋とはるかの部屋の間には、もうひとつ姉の都の部屋があるので、お互い部屋
にいてもほとんど様子はわからない。
 少しはるかに探りを入れようとドアを開けると、なぜか目の前に当のはるかがいた。
はるかは慌てて、
「お、お兄ちゃん、もうすぐ晩ご飯できるよ? だから──」
 その表情を見て、妹の方も気になって探りにきたのだと感じる。
 とぼけ倒してやろうと、
「そうか、はるかがなんにでもグリーンピース入れないようにチェックしとかないとな」
「肉じゃがには入れるに決まってるじゃん」
「何度も言ってるだろ、グリーンピースなんて食ってたら早死にするぞ」
「お兄ちゃんの大嘘つきっ! だいたい、どこでなにしてたのよ、エッチなお兄ちゃん
のことだからどうせどこかの女の人といちゃいちゃしてたんでしょっ!」
 巧が一高校生の立場で一ヶ月以上も家を空けて、そのうえ父がなにも言わないらしい
のが、はるかは不満のようだ。


390 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:13:21 ID:oj7gytlE
 父には密かに連絡を入れていたのだが。
「生意気なこと言ってんじゃねえ」
 Tシャツ一枚のはるかの胸を両方同時にむにゅっと揉んでやった。
 ブラの感触が、妹が女の身体になってきたことを教えて、
「やぁっ!! お兄ちゃんのスケベ、変態っっ!!」
 真っ赤になって暴れるはるかに、
「もしかして姉ちゃんと同じくらい? すぐ姉ちゃんより大きくなりそうだな」
 言ってしまってから、その発言が滅茶苦茶ヤバいことに気付き、はるかを見ると、な
んだかまんざらでもない嬉しそうな顔をしている。自分の胸のことの方がやっぱり重大
なのだろう。
(わかりやすいヤツ)
 巧は、家に戻ってきてからどうも迂闊だった。浮ついている。気を取り直し、はるか
の前では今までのようにしていたいと、改めて思った。
「で? 本当に肉じゃがなわけ?」
「気に入らないの?」
「とんでもございません」
 つくった人(都)に睨まれ、巧は肩をすくめて自分の席に着いた。
(どうせはるかだろう、こういう嫌がらせをするのは)


391 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:17:53 ID:oj7gytlE
 自分の器にだけ大量に入ったグリーンピースをしばし睨み付け、
「戦闘開始〜」
 と、箸でひと粒ずつはるかの器に移しはじめる。
「やっ、だめー!」
 はるかが目ざとく反応し、しばらく文句を言っているうちにどんどん移されていくの
を見て、おもむろに自分も箸を構え、
「絶対、だめなんだからっ!」
 と同じように自分の器から巧の器へ戻し始めた。
 それを見て巧も負けないように、ポイポイと戻される端からはるかの器に移していく。
 ほとんどぺんぎんくんウォーズの世界だ。
「いやぁーっ、ずるーい」
 はるかがそのペースについていけなくてじりじりと自分の器の中のグリーンピースを
増やしていく。
「なにがずるいんだ、箸で一対一、対等の勝負だ」
 巧は一気に勝負をかける。
 もう一押しというところで、姉の横やりが入った。
「食べ物で遊ばないで」
 久しぶりに聞いた低い声に、巧は一瞬たじろいだが、
「とか言って、ほんとは姉ちゃんも仲間に入りたいんじゃないの?」
「な、なにいってんの」
 目を逸らしながら姉が茶碗を並べているのを見つめ、巧は、はるかがこっそり劣勢を
挽回しようと移動を続けていたのを見つけ、


392 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:18:22 ID:oj7gytlE
「ああっ、この卑怯もの!」
 とはるかに反撃を開始すると同時に、姉の器にも送り込み始めた。巴戦だ。
 半分以上が姉の器に移動したところで姉が怒った。
 ただし、箸に全力を投じ、参戦してきたのだった。巧の器だけを狙い打ちにしてくる。
はるかがそれに気付き、便乗した。はるかははるかで楽しんでいるように見える。楽し
んでもらえてなによりだが、巧は二人を同時に敵に回して死闘を繰り広げた。
 そして、疲れ果てる頃には肉じゃがは冷たくなっていた。
 
「あーおいしかった、冷えた肉じゃが」
 巧がおやじポーズでソファにひっくり返ると、泡まみれの箸が三本飛んできた。
 姉も妹も台所なので、どっちが投げたかわからない。知らん顔をして洗い物をしてい
る。しょうことなしに箸を持っていき、後ろから二人の丸いお尻にぷすっと突いてやる
と、今度こそ姉に殴られた。そして、はるかには洗剤をかけられた。
「あー、酷い目に遭った」
 とTシャツを代えてリビングに戻ると、
「戻ってこなくていいから」
 と姉に追い出された。
 その後ろではるかがあかんべをしていたので、
「今度俺が食事当番のとき、期待してろよ〜」


393 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:19:15 ID:oj7gytlE
 とにっこり笑って階段を駆け上がった。今はるかは以前酷い目に遭わされた巧の激辛
カレーを思い出しているだろう。姉に怒られるのでもう作らないが。
(今日も勝った)
 気分よく部屋に引き上げて、安らかな一時に浸る。
 
 *
 
 自室に戻ったはるかは、完全に動揺していた。
 だいたい、「酷い目に遭った」とかそういうことを言っているときは、たいてい兄は
ちっとも酷い目になんて遭っていない。
 兄はずるい。
 だけどたぶんそのせいで、自分の知らないところで、本当に酷い目に遭ってきたんだ
と思い、兄が無事に帰って来てくれたことを、神様に感謝していた。
 だいたい、お姉ちゃんだけ名前で呼べるなんてずるい。
「お兄ちゃん」と口に出すたびに間柄を強調しているような悲しい気分に、どうしてなっ
てしまうんだろう。
 だいたい、だいたい……
(なんて呼べば、嬉しいかな)
 夏休みの宿題の事も忘れ、熱中して考えた。
「巧さん」
 無意識に一案が口に出た。


394 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:19:45 ID:oj7gytlE
 もう一度「巧さん」と口に出してみて、もうすでにいけないことをしているような興
奮を味わった。とてもドキドキする。
 身体の奥が熱くなる。
 気がつくと、下着が汚れてしまっていた。背伸びした知識としてだけ知っていたこと
が、どんどん自分の目の前で現実になっていく。
 みんな本当にこんな風になるのか、塔子や郁美はとっくに知っているのか。
 ついでにお風呂に入ってしまおうと思い、兄のことを頭から振り払おうとがんばった。
(お兄ちゃんの馬鹿)
『すぐ姉ちゃんより大きくなりそうだな』
 身体を洗っていると、兄の言葉が頭の中をぐるぐる回った。
 駄目だ、身体が洗えない。
 シャワーに切り替えて汗を流し、バスタブに飛び込む。
(お兄ちゃんの馬鹿)
(お兄ちゃんの馬鹿……)
 呪文のように唱え、なんとか追い払って、風呂場を飛び出した。今もし兄がひょっこ
り現れたら蹴ってしまいそうだ、あまりに腹が立って。
 そんな感じで、冷静じゃなかったので、しばらくベッドでバタバタしてから、汚して
しまった下着をカゴに残してきたのを思い出した。まずいまずい、と慌てて脱衣所に飛
び込むと、やっぱり冷静に周りを見ることができていなかった。
 裸の巧と遭遇した。モロ見。


395 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:20:17 ID:oj7gytlE
 これは半端じゃない。ラブコメ漫画じゃないのだ。こんな馬鹿っぽい現実はいやだ。
 泣きそうになりながら、結局下着を回収できずに自分の部屋に逃げ帰った。
(あの下着を見られる)
 それだけで十分泣けると思ったのに、むしろ興奮した。兄の裸を見たせいだ。
 穿いたばかりの新しい下着を慌てて脱いだ。
(あ、よかった)
 汚れていない。でも止まらない想像に後押しされて、はるかの指は下着に隠されてい
た部分に向かっている。
 見たばかりの裸の兄が目の前に現れる。
 想像力の範囲内で環の身体をもレンダリングして兄と交わらせてしまった。そこでな
にが起こるのか自分は知らない。でもそれがとても気持ちいいことだと、どうしてか知っ
ている。
 指が止まらず、恥ずかしい部分をひたすら擦り立てていた。
 想像の中での身近な人間のセックスに飽き足らず、自分をそこに連れて行った。
 そしてなにをされたいのか兄に言わされて、口に出そうと──
 ガチャッと神経に響く音を立てて、部屋の扉が開いた。
 あまりの衝撃に声が出ない。
「返事しろよな」
 兄がなんの用で入ってきたのか、そんなことにも気が回らなかった。
(……見られちゃった、見られちゃったよ……)


396 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:20:56 ID:oj7gytlE
 多分姉に頼まれて持ってきた服かなにかを適当に置いて、
「ま、そういう勉強も必要だわな」
 とふざけているのか、慰めようとしているのか、わからない口調で言って、兄は出て
いった。兄がドアを閉めるのを待って──というよりは固まった身体が動かなくて、
(お兄ちゃんに見られた、お兄ちゃんに)
 やっとのことで汚れないように拭いて、下着とパジャマを身につけた。
(全部お兄ちゃんのせいなのに)
 突然いなくなって寂しがらせたり、馬鹿なことをして恥ずかしがらせたり、ろくなこ
とをしないばかりか、自分の心の中に居座って出ていかない。
 それがあまりに大切すぎて、抱きしめたまま眠った。
 明日になったら忘れてしまっているかもしれない。それならそれでもいい。
 意表を突かれただけだと思う。
 いつもの兄のペースだ。だから、本当にずるいと思う。
(なにも悪いことしてないのに、私のことこんなにしちゃって……)
 兄が妖しい魅力を放ち始めていた。
 それに引き込まれていく。興奮のあまり、好奇心のおもむくまま毒のエサを口にして、
猫のように殺された。
 ひとつだけ仕返しする方法がある。
(どうせなら好きって告白しなくちゃ)
 眠りにつく寸前にそんなことを考え、起きたときには忘れてしまっていた。
 それが、はるかが目を覚ました日の話だ。


397 ◆5mSXuZ5GjE :04/12/02 03:24:21 ID:oj7gytlE
姉スレの方のやつの番外編兼用なので、わかりにくかったらごめんなさい。
向こうでもはるかに結構力入れてたりするので、エロなしでよければ見てもらえたら嬉しいです。

398名無しさん@ピンキー :04/12/02 03:54:23 ID:zrIdpDsr
( ̄ー ̄)ニヤリ
見つけてしまいましたよ。。わらかしてもらいました

399名無しさん@ピンキー :04/12/02 08:31:49 ID:CXw90A+G
GJッス!!
姉スレでも書きましたけど
こういう番外編みたいなのが沢山あると面白いですね。
この世界観自体が好きなので。
乙です。

400名無しさん@ピンキー :04/12/02 13:18:42 ID:s59Mi7JE
ちょうどまとめサイトもお隣ですしね。
今後とも頑張って下され。目指せ電車男。

401名無しさん@ピンキー :04/12/07 15:17:52 ID:qSrfLDEr
保守

402名無しさん@ピンキー :04/12/12 20:16:32 ID:oJdGrIfk
落とさない

403名無しさん@ピンキー :04/12/13 01:09:39 ID:koV643tF
そんなこんなでage

404名無しさん@ピンキー :04/12/16 00:11:43 ID:hqyA+GwZ
本気age

405名無しさん@ピンキー :04/12/16 05:12:46 ID:F+NKBZQg
ageてないじゃない!!
お兄ちゃんのウソツキ!!!

406名無しさん@ピンキー :04/12/19 03:50:40 ID:YKZmVCPR
…またか。

今日から父と母は二人で旅行にでかける、俺と妹を残して。俺と妹はあまり会話しない、二人とも基本的に無口なのだ。

…静かな夕食を終えると俺はすぐに部屋に戻る。ベットに寝転んでラジオをつける。この時が今の一番の幸せだ。


0時を過ぎるとラジオを消し、壁に耳をつける…


…聞こえる、妹の声。父と母が旅行に行くと必ず聞こえる声だ。

『…お兄ちゃん、あぁ…』

407 ◆n.HIMAoD9I :04/12/20 03:28:34 ID:cTOQm8zY
ドモー >>406の続きマダー
なんて言いつつ支援。

題『妹の起こし方』
なんか目覚めたぞ俺は(・∀・)


408 ◆n.HIMAoD9I :04/12/20 03:29:06 ID:cTOQm8zY
朝の食卓。 夜とは違って母と二人だけの食卓は何か淋しい。
「……舞たち、まだ起きてこないのかしら。お兄ちゃんはもう起きてるのに。」
母が心配そうに奥の扉を見つめる。
「俺が舞たち起こしてくから、母さんもう出てていいよ。」
「そう? じゃあ後はお願いね。」

さて、邪魔者は居なくなった、と。大手を振って舞の部屋に向かう。
スー、スー、と舞の寝息が聞こえる。その寝息の聞こえるベッドに乗りかかって舞に覆い被さる。


「おい、起きろよ。」
そう言って頬を叩いてみても舞は起きない。
「起きろって。」
今度は舞の胸を鷲掴みにする。 だが舞の目は、目は閉じられたままだ。
「……ふん。」
手のひらサイズの膨らみを揉み込み、乳首を刺激する。
パジャマのボタンを外していくが、舞は起きようとしない。

「…ぁ」
小さな喘ぎが聞こえた。 さすがに歯で噛まれると痛いらしい。
ならばもっと噛んで歯形を残してやろうか、とばかりに力を込めたが、
未だに妹は瞼を閉じている。 その肌に汗を滲ませながら。

409 ◆n.HIMAoD9I :04/12/20 03:31:05 ID:cTOQm8zY
「……。」
まだ眠ったままの舞。 その眠りの森の美女の如く静かな体から、邪魔な寝間着を剥いでいく。

「起きないなぁ… ここを刺激すれば起きるかな?」
少し指を舐めて舞の秘穴に突き込む。
「…!」
びくん、と舞の体が震えたが、起きてはいない。
そのままぐりぐりと指で掻き回して内壁を刺激する。

「く、ぁ…」
悩ましげな声が舞の唇から漏れ出す。 しかし舞は起きようとしないし抗うような素振りも見せない。


「まったく、舞は眠りが深いなぁ。 もっと刺激しないと起きないか。」
そう言ってチャックから取りだした自らの一物を、舞の秘部に当てて一気に貫いた。

「…んぎぃっ」
あまり濡れさせていないせいか、舞が痛みに声を上げる。
しかしそんなことにはお構いなしに抜き刺しを繰り返す。

「んぁ、んあぁ…」
そのうち舞の体も俺の動きに合わせるように動きだした。
膣内からも愛液が分泌されてスムーズに動くようになってくる。

410 ◆n.HIMAoD9I :04/12/20 03:31:55 ID:cTOQm8zY
「おい、舞。いいかげんに起きろよ。 つーか起きてるんだろ?」
「……。」
「起きろって!」
妹の見え透いた演技の苛つきをぶつけるようにクリトリスを捻り上げる。
「んぎひぃぃ!」
痛みと快感の混ざった感覚に、ついに舞は目を開いた。

「まったく、なんでさっさと起きないんだよ。」
「…………だって、」
「だって? なんだよ。」
「……起きたら、お兄ちゃん……居なくなっちゃうんだもん。」
「そりゃそうだ。 俺はお前を起こしに来ただけなんだからな。」


「じゃあ起きたから俺は…」
「……。」
離れようとする体に舞の手足が絡みつき、離そうとしない。

「なんだよ。 早くしないと遅刻しちゃうだろ!」
「……ダメ、まだ……」
「ああもう、まだ足りないのかよ。」
「うん…」
「じゃあ出したら終わりだからな。 膣内でいいよな。」
「うん。」

411 ◆n.HIMAoD9I :04/12/20 03:33:55 ID:cTOQm8zY
苛つきをさらにぶつけるように、舞の膣内に突き込む。
その乱暴な動きとは裏腹に、舞の嬌声は大きく、痛みではなく快感を伝え続ける。

「お兄ちゃん!気持ちいいよ!! もっと、もっとしてぇ!!」
「まったく、淫乱な妹だなぁ! 毎朝毎朝わざと寝坊して、そんなに俺にSEXされたいのかよ!」
「そ、そうなの…舞は淫乱な妹なのぉ!! わざと起きなくて、お兄ちゃんにして欲しかったのぉ!!
 だ、だからもっと、もっと舞をぐちゃぐちゃにしてぇ!!」

ぐちぐちと激しく掻き回され続ける膣内。
指は乳首や蕾を強く摘み、舌と舌が絡み合い続ける。

「ようし出すぞ!膣内に出すぞ!!」
「はいぃ! 舞の膣内に、いっぱいいっぱいお兄ちゃんの精液出してぇ!!」
二人の体が同時に震え、そして全ての動きが止まる。
激しい兄妹のSEXがようやく終わったのだった。

412 ◆n.HIMAoD9I :04/12/20 03:34:59 ID:cTOQm8zY
「……。」
舞はまだ惚けた顔のまま横になっている。しかし頭はすっかり目覚めていた。

「んじゃああと二人起こしてくるからな。 シャワー浴びとけよ。」
「……うん。」
汗に濡れた兄の顔を見送る。

……隣の妹たちの部屋から声が聞こえる。
「ほ〜ら早く起きろぉ!」
「痛〜い! 乱暴にしないでよ〜〜」
「キャ〜〜! お兄ちゃんのエッチ〜〜!!」

「……ん、」
舞の手が自然と自らの股間へと伸びていく。 兄の残していった精液に触れるように。


自分の体内に注がれた兄の熱い精液を、もっと膣の奥に押し込むように掻き回し、
指に付いた愛液混じりの精液をしゃぶるように舐め回す。

「んん… お兄ちゃん、お兄ちゃん……」
お兄ちゃんに、もっとして欲しい。 舞に、舞だけに、して欲しい。
朝だけじゃなくて、昼も、夜も、いつだって…一日中だってして欲しい。

兄が妹を蹴り起こす横の部屋で、少女の切ない思いだけが宙に弾けていった。


終わり

413 ◆n.HIMAoD9I :04/12/20 03:37:23 ID:cTOQm8zY
つまりお兄ちゃんがセックスしてるのは舞だけってこった。
わかりにくいか? わかりにくいよな'`,、('∀`) '`,、

え〜、知ってる人は知ってる思いますが、これは某生殺しスレのと対になってまして。
ワガママ言えばそっちの方も読んで欲しいな〜 とか まとめにも載せて欲しいな〜 とか
いっそのことまとめサイトに生殺しを…それはダメだな。

414名無しさん@ピンキー :04/12/22 01:59:18 ID:o76Q0tY2
>>413
どこ?

415406 :04/12/22 14:23:14 ID:KyBlPxKE
続きがイマイチなので考え中…
ここ人いないねぇ…

416名無しさん@ピンキー :04/12/23 08:53:06 ID:FRxHSQAH
保守

閉鎖するみたい(´・ω・`)ショボーン
ttp://www10.plala.or.jp/zonbiez/

417名無しさん@ピンキー :04/12/23 08:55:27 ID:eB7SHU6k
なんでだよー!!

418 ◆BokUNiNIjE :04/12/26 16:53:57 ID:73awnU9T
  |
  |
  |゚∀) スレ発見記念カキコ…
  | )
  |

419名無しさん@ピンキー :04/12/27 12:02:42 ID:ADoCGgEf
>>416
復活したみたい でもまだ不安だなぁ…
>>418
ニヤニヤ(・∀・)ニヤニヤ

420名無しさん@ピンキー :04/12/30 01:06:58 ID:j2LGDBhp
test

421名無しさん@ピンキー :04/12/30 01:28:22 ID:j2LGDBhp
↑のは自分です。
携帯から初書き込みのテストさせて頂きました。

5mSXZ5GjE様へ。
ID、はるか&巧。共にGJでした。

はるか&巧で、もっと抜き(*´д`*)ハァハァしたいので、続きを欲しがっても宜しいでつか?

422名無しさん@ピンキー :05/01/02 11:46:43 ID:43QvwFOM
保守

423名無しさん@ピンキー :05/01/06 15:23:38 ID:MVGhMZQY
ホシュ

424名無しさん@ピンキー :05/01/11 00:51:46 ID:8c5nCchq
荒らし以外の人が増えますようにage

425名無しさん@ピンキー :05/01/15 20:01:11 ID:k5b2p9x9
とりあえずコタツものが書きたい

426名無しさん@ピンキー :05/01/16 12:32:38 ID:xPYBnYhn
妹に限らないけど・・・。
セーラー服ってどうやって脱がすんディスカ?

427名無しさん@ピンキー :05/01/16 12:35:28 ID:kZpsOQjp
スカーフ解いて裾の脇にあるファスナーを開ける
だったか?

428名無しさん@ピンキー :05/01/16 12:39:38 ID:xPYBnYhn
ふむ・・・。ダカーポのセーラー服はやはり構造が違うのか・・・。
スレ治外課も知れんが一応、
風見学園のセーラー服はどうやって脱がすんディスカ?

429名無しさん@ピンキー :05/01/16 13:18:09 ID:Mi9inlPS
力任せに、こう、ビリビリと。


430名無しさん@ピンキー :05/01/16 17:44:33 ID:NXCDf6tH
描写を書かずに相手に脱いでもらうってのはどうだ?

431名無しさん@ピンキー :05/01/17 01:49:52 ID:YA1547M0
超早書きセラ服着替えSS。所要時間20分ぐらい。推敲ほとんど無し。

「今、ここで脱いでみせてよ」
「え?ここで?いま?」
「そう。今」
「えーっ。もう、しょうがないなあ…お兄ちゃんったら…」
ぶつくさと文句を言いつつも、妹は着替えを始めた。
しゅるり。まずスカーフを引き抜く。
それからジジジ…と、胸のジッパーを引き下ろす。
中に着ているキャミソールが露わになる。今風のものなんかじゃなく、スタンダードな、薄手の白い下着。
うっすらとブラも透けて見える。フルカップの、色気も何も無いものだ。
だが、それが兄には一番魅力的に思える。

432名無しさん@ピンキー :05/01/17 01:51:01 ID:YA1547M0
「…もっと?」
「もっと」
恨めしそうに兄を睨む。けれど拒まない。
脇のジッパーに手を掛け、スカートも脱ぐ。
すとん。足元に落ちて輪を描く。
「そこでさ…一度くるって回ってみて」
兄が注文をつける。
「…回るの?」
「そ。ターンしてみて」
「えーっ…」
けれど妹は拒まない。
くるる…くるり。
キャミのスカート部分が、まるでドレスのように舞う。
これも純白のショーツが、ちらちらと見え隠れする。

433名無しさん@ピンキー :05/01/17 01:51:51 ID:YA1547M0
「うん…可愛いよ」
「えっ…そんなこと言わないでよ…」
動きを止める。確実に…恥ずかしがっている妹。
「次…は?」
頬を赤らめて、自分から兄の注文を受けようとする。
「…もう服着ていいよ」
妹の気持ちを悟りながら、兄はあえて次を望まない。
「…」
少し悔しそうな顔色を浮かべてから、妹は部屋着を拾い上げた。
スカートを履いてから、パーカーに首を入れる。
袖に両の腕を通し終えて、兄に向き直った。

434名無しさん@ピンキー :05/01/17 01:52:28 ID:YA1547M0
「…おしまい」
「…おしまい」
同じ言葉を繰り返す。鏡のように。
「じゃ…自分の部屋行っていいから…」
「あ…うん」
部屋を仕切る重いスライドカーテンを押し開け、妹は自分の部屋へと入っていった。
けれど閉める前に一度だけ、兄を見やった。
「…」
兄も、自分を見つめていた。先ほどまでと変わらず、ベッドに身体を投げ出した、ラフな姿勢で。
けれど何も言わない。ただ見つめているだけ。

435名無しさん@ピンキー :05/01/17 01:53:26 ID:YA1547M0

兄の目の前で着替える。
この行為を幾度と無く繰り返してきたけれど、兄はいつもただ見ているだけ。
触れもしない。それ以上のことも望まない。
本当は、それ以上の事を…。
「…」
妹も何も言わず、後ろ手にカーテンをゆっくりと閉めた。
それからベッドに寝そべり、兄の気配をうかがい続けた。
今そこまで、歩いてこないものかと。
この重いカーテンが、兄の手で開け放たれはしないのかと。
そして寝そべるわたしの元へ近寄り…。

わたしはいつだって、じっと待っている。
その日が来ないものかと。
ね?お兄ちゃん…。

436名無しさん@ピンキー :05/01/17 01:57:09 ID:YA1547M0
糸冬。
スタンダードなセラ服しか構造知りません。
まあ参考になったかどうか。いやならないだろう。(反語型)

437名無しさん@ピンキー :05/01/17 09:33:36 ID:hRYW8Y+G
むぅ、プチ神が降臨しておられる。

438名無しさん@ピンキー :05/01/17 14:26:51 ID:aD3dZZP2
otsu.
うーむ・・・脱がすところが書きたいんや・・・。

439名無しさん@ピンキー :05/01/17 19:06:24 ID:ayt9Vcy4
なかなかいいふいんき(ry のSSですな。
こういう感じのも、そこはかとない萌えを感じさせてくれていいな。

440名無しさん@ピンキー :05/01/19 11:31:27 ID:7rzOrUCB
寸止めのエロさってヤツだねぇ。
あえて、えっちぃに行かない所が良いね。

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