スタジオジブリのエロSS 第2章
- 1 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 01:23 ID:NzccmihK
- スタジオジブリの作品でエロSSを書くスレです。
残念ながら圧縮で落ちてしまった2つのスレを統合しました。
ナウシカのSSもここでお願いします。
*前スレ*
ジブリのエロSSないですか?
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1024/10244/1024413316.html
■ ナウシカ vs 蟲(オーム) ■
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1010/10106/1010673528.html
*これまでに投下されたSSの保管場所*
2chエロパロ板SS保管庫 (サーバーが重くて繋がりにくいです)
http://adult.csx.jp/~database/index.html
- 2 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 01:24 ID:8L5KiWhZ
- _ _
〃┏━━ 、
パタパタ | ノノソハ)))
(((\リリ ´ー`リ < うぐぅ♪
((ニE/⌒ヾ∞"ヽ
(こ) ∞ |こ)
く__∞,ノ
し' し'
- 3 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 02:02 ID:NzccmihK
- かもん
- 4 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 06:40 ID:BsgaaX91
- カリオストロの城もジブリかなぁ?
それにしてもハヤオさん、エロい…いや偉い人だ。
- 5 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 08:04 ID:1gu4mcKW
- >>4
それほど厳密に考えなくてもいいんじゃない?
- 6 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 15:18 ID:PP2tMhDo
- ■ ナウシカ vs 蟲(オーム) ■ (600)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1010673528/l50
( 02年01月10日 〜 2年2ヶ月20日間 )
ジブリのエロSSないですか? (807)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1024413316/l50
( 02年06月19日 〜 1年9ヶ月16日間 )
エロパロ板総合情報室より転載。結構息の長いスレだったんだな。
- 7 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 19:33 ID:hAb9zaiV
- 保守
- 8 :名無しさん@ピンキー :04/03/31 20:51 ID:hAb9zaiV
- こまめに保守
- 9 :名無しさん@ピンキー :04/04/01 00:35 ID:OdtriDkq
- 保守
- 10 :名無しさん@ピンキー :04/04/01 14:14 ID:OdtriDkq
- 保守
- 11 :名無しさん@ピンキー :04/04/01 21:48 ID:RljppuAO
- 保守
- 12 :名無しさん@ピンキー :04/04/01 22:24 ID:Os/0czkr
- ナウシカスレで書いてた者なんだが、原作ナウシカもこっちでやっていいの?
と言っても今すぐ投下するわけじゃないけども。
- 13 :名無しさん@ピンキー :04/04/01 22:38 ID:6y6RugaH
- >>12
お願いします。
- 14 :1 :04/04/01 23:17 ID:MDFn12ok
- >>12
ナウシカには原作があるってことをすっかり忘れて合流してしまいました…
宜しければこちらに投下お願いします。
- 15 :名無しさん@ピンキー :04/04/01 23:57 ID:Os/0czkr
- じゃあ書きかけのナムリス×クシャナの続き、
原作知らん人には悪いけどまた書けたらここに投下させて頂きます。
- 16 :1 :04/04/02 02:27 ID:RpQmHSSX
- >>15
お待ちしております
- 17 :名無しさん@ピンキー :04/04/02 12:23 ID:GjUWeYI1
- >15
>ナムリス×クシャナ続き
お待ちしてます!
- 18 :名無しさん@ピンキー :04/04/02 18:33 ID:RpQmHSSX
- ほしゅ
- 19 :名無しさん@ピンキー :04/04/03 02:22 ID:mJofMr1o
- 保守っておこう。
ついでにageておこう。
- 20 :名無しさん@ピンキー :04/04/03 20:29 ID:mJofMr1o
- 保守
- 21 :名無しさん@ピンキー :04/04/04 07:41 ID:Pkdk+FUr
- まだ移動できてない人も居るかもしれないしね〜
保守age
- 22 :名無しさん@ピンキー :04/04/04 23:01 ID:qeeQJzvl
- 保守
- 23 :名無しさん@ピンキー :04/04/05 11:10 ID:avBezsl8
- 保守しておくぜ
- 24 :名無しさん@ピンキー :04/04/05 20:40 ID:nZh1j8Bp
- 保守
- 25 :名無しさん@ピンキー :04/04/06 14:03 ID:Af7FSj4R
- 待ってる待ってる待っている
- 26 :名無しさん@ピンキー :04/04/07 00:58 ID:AU7Wh7zb
- 待ってて待ってて待っていて
ちゃんと書いてるんで
- 27 :名無しさん@ピンキー :04/04/07 20:42 ID:Mebs7AJH
- 待ってまつ。
- 28 :名無しさん@ピンキー :04/04/08 12:58 ID:AK6Im1p5
- 保守しつつ気長に
- 29 :名無しさん@ピンキー :04/04/10 05:19 ID:86KH6Oqt
- 「酷えなあ。そりゃお前みたいに綺麗な顔してるわけじゃないが。」
ナムリスは横臥に蹲った体の脇に手を付くと、やや傾いだ顔に頸を伸ばし、文字通り美しく整った顔に目を落とした。
その目を避けるように、それまでじっとしていた瞳が軽く瞬きした後、斜に逸れた。
「世辞を言っても無駄だぞ。」
「こんな時に世辞が言えるほど気の利いた性格はしちゃいないさ。」
言い終わるや否や、倒れ込んでいる女の、少し骨張った肩の辺りに腕を回しそっと抱き起こした。
拍子に、猫のように丸まっていた手足が力無く伸びる。
このまま重なり合うものだと思っていたクシャナは一瞬戸惑ったが、
自分の方から男を引き倒す事など出来るわけもなく、肩を掴む腕に自らのそれを絡ませゆっくり起き上がった。
肩から胴へと移った腕に抱き寄せられ、丁度男の胸に背中を預け、膝の内に抱え込まれる形になった。
背と胸が合わさり、腰と腹とが合わさり掛けた途端、既に強張った下腹を感じて俄かに女の腰が浮いた。
「今更逃げるなよ。」
言って、ナムリスは離れようとする体を脚と腕を使って押え込んだ。
右の肩に顎をのせ、蒼ざめた耳元に口を寄せ、
「怖いのか。」
珍しく真面目な声で囁いた。
クシャナは何も言わずに少し俯くと、小さく溜息を吐き、体の力を緩め、男の胸に静かに身を凭せていった。
異国の男の肌はその指や唇と同じように冷えた感触を彼女に与えた。
重みを預け切った瞬間、強引に体を押え付けていた腕がふっと解かれたかと思うと、
脇の下を通って胸の下に巻き直り、また抱き竦められた。
乳房をまさぐるかに思えた手はその下の肌をなぞった。
- 30 :名無しさん@ピンキー :04/04/10 05:23 ID:86KH6Oqt
- 漸くこれだけ搾り出せたので取りあえず投下。
これまでのやつは>>1に書いてある保管庫の方に
収蔵されているみたいなので、そちらを参照して下さい。
- 31 :名無しさん@ピンキー :04/04/10 16:37 ID:Zobd0YVq
- ブラボー!!!!!!!
自分女ですが、ぶっきらぼうなくせに優しいナムリスに激しく(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
濡れます。
- 32 :名無しさん@ピンキー :04/04/13 07:59 ID:wvxwgR4j
- ハウルがキムタク・・・。
- 33 :名無しさん@ピンキー :04/04/13 16:34 ID:qQJ9xXFM
- もう見たくない。なぜだなぜよりによってあsdfghjkl;’
- 34 :名無しさん@ピンキー :04/04/13 20:22 ID:VRd3Z75Q
- キャストに素人や俳優女優を使うのはやめてくれとあれほどくぁくぁくぁw背drftgyふじっこlllp;@:
- 35 :名無しさん@ピンキー :04/04/13 23:42 ID:5zFO1N2W
- 見る気も失せたけどエロ書く気も失せたな・・・
もう鈴木Pはいい加減しtgyふじこlp;@:「」
- 36 :名無しさん@ピンキー :04/04/14 07:15 ID:WNmtFFlR
- 34のふじっこに爆笑。え、知らない?ふじっこ。
- 37 :名無しさん@ピンキー :04/04/21 22:06 ID:kusvmne8
- ageてみる
需要はきっとあるはずっ
- 38 :名無しさん@ピンキー :04/04/29 21:19 ID:arFkWnyA
- ttp://www.anzu.sakura.ne.jp/~alchemy/
懐漫板のナウシカスレより
(;´Д`)ハァハァ
- 39 :名無しさん@ピンキー :04/05/03 18:44 ID:wPE0+/uT
- 聖司×雫で神降臨キボンヌ
- 40 :名無しさん@ピンキー :04/05/03 19:19 ID:444qv8ic
- オーム×ナウシカはあるのに、なぜ
トトロ×サツキとか
ネコバス×サツキとかないんだろう。
- 41 :選択 :04/05/03 19:45 ID:Tih4UgTm
-
晴れ渡る空は煙らせることなく色付きはじめた水平線を映しだしていた。
穏やかな海には、傾き紅くなりはじめた陽光が降りそそぎ、遥か後方の水面へと機体の影を描かせている。
僅かな向かい風の中、どこか線の細い飛行艇がゆっくりとアドリア海を渡っていた。
(・・・・良い午後だ)
午後の日差しを受けつつ飛行艇を操る口髭の男は、陽光の眩しさに目を細めつつ天と海の狭間を飛ぶ。
男の名はポルコ=ロッソ。
操る機体は往年の名機、イギリス製飛行艇ショート184。
第一次世界大戦に於いて活躍したこの機体も、いまや完全に時代遅れの代物になっていた。
機体の剛性が不足しているため運動性に劣っており、それは旋回性の低さとして顕著に現れていた。
また剛性不足は出力の大きなエンジンを積む事を許さず、よって上昇速度や最高速そして巡航速度も明かに低い。
だが機体の許す範囲ならば軽快かつ従順な操縦性は、時を越えた操る楽しさを乗り手に伝えていた。
ポルコは推定現在位置と気象条件と飛行速度から目的地への到達時刻を導き出す。
このまま順調に飛行を続ければ、日が暮れる頃にはホテル・アドリアーノに着くだろう。
そう考えたとき、マダム・ジーナのことが脳裏をかすめた。
彼は今晩ジーナに伝えるつもりだ。ポルコ=ロッソとして生きると。
- 42 :. :04/05/03 19:46 ID:Tih4UgTm
-
マルコ=パゴットは死んだ人間だった。
ひたむきな情熱は若さと共に失っている。
それゆえ国や民族や宗教といった自分が属すべきところに執着しない。
むしろ、そんなものは軽蔑に値していた。
愛という言葉の意味も変わった。
盲目的に想いを寄せつつ、友情との板挟みで自らの想いを逸らした若き日々。
大義に命を賭けて、それによって愛する人々を守れると信じていた戦いの日々。
どこかへ投げ捨てたもの。
二度と手にすることの無い想い。
全てを否定し、自らの意義を失ったあとに残ったのは、くだらないプライドだけだった。
それすら今では何の価値も無い。
マルコ=パゴットはあらゆる意味で死んでいた。
ここに居るのは、ポルコ=ロッソという飛行艇を操るほか何もできない中年男だった。
それでもマルコとしての自分に片をつけなければならない。
いまだに燻っているのは、燃えかすにチロチロと灯りをともす過去の想い。
そして僅かに残る仲間と言える者達への情。
もう逃げることは出来ない。
夜の帳がおりる頃、ポルコはホテル・アドリアーノに着いた。
- 43 :. :04/05/03 19:47 ID:Tih4UgTm
-
微かに波立つ海面に着水するとアイドリングでホテルに近づく。
桟橋の間近でエンジンを切ると、ランプを持って誘導するボーイの待つ位置へと惰性で付ける。
「いらっしゃいませ、はじめてのお客様でしょうか」
如才なく笑みを浮かべながら客の人品を探るまだ若いボーイ。
「いや、マダムの古いなじみだ。ジーナはいるかな?」
「はい、もうすぐラウンジで歌われる時間です」
ポルコがタバコを咥える。若者がすっと手を伸ばして、タバコに火をつけた。
男は深く煙を吸い込み体にニコチンが行き渡る心地良さを楽しむ。
「ありがとう。艇を頼む」
若者に微笑を返してからラウンジに向けて歩き出した。
ボーイは男がポルコだと気付かないのだろう。
仲間に合図を送り、客の懐具合を確かめさせるよう他のボーイに合図を送った。
ラウンジに入ると、早速フロアマネージャーが近づいてくる。
「ようこそお出で下さいました。御食事でございますか?」
先程のボーイとは違う自然な微笑みを浮かべている。
どうやらフロアマネージャーはポルコに客としての及第点を与えたようだ。
「部屋を用意してくれ。食事も部屋で取る。それからマダムに、ポルコだが後でたずねてほしい、と伝えてくれ」
目を見開いてポルコを見つめるマネージャー。
しばらくして、声と雰囲気から男は確かにポルコであると気付いたようだ。
「ああっ御無事でしたか! マダムが貴方様のことを、どれほど心配・・・ムグ・・ぐうっ・・」
大声を出され、慌ててマネージャーの口を塞ぐ。
「静かにしてくれ。これでも俺は凶状持ちなんだぜ、他の奴らに気付かれちゃ面倒は事になる。それから、ホテルの連中にも俺
が生きてたって事を秘密にしてくれよ」
ポルコは大人しくなったマネージャーの口から手をどけた。
「わかりました。では、今直ぐマダムにお伝え致します!」
くるりと身を翻すマネージャーの手を慌てて掴み、彼を引き止める。
「おいおい・・ジーナがステージに穴を空けたら他の客が不審に思うだろ? 歌の後に伝えておいくれ」
なるほど・・・そう呟いたマネージャーは、近くにいたボーイを呼ぶとポルコをいつもの部屋に案内するよう指示を出す。
そして「後程マダムが伺いますので」と、今更取り繕うような台詞をはくマネージャーに、ポルコはニヤリと笑みを浮かべた。
- 44 :名無しさん@ピンキー :04/05/03 19:48 ID:Tih4UgTm
-
食事を終えてひと心地ついた。今はディジェスティーヴォ (食後酒)を味わっている。
果実を醸した甘いリキュールがポルコの心をゆったりとさせた。
窓から差し込む月光と漏れ聞こえる微かな波音。ゆっくりとグラスを傾けながらそんなものに心をゆだねていた。
杯を五回ほど重ねたころ、カツカツとあわただしいヒールの音が近づいてきた。つづいてバタンと思い切り開くドアの音。
「マルコ!・・・ああ・・・生きていたのね・・・」
ジーナはポルコの姿を見つめるなり、その場に立ち尽くし、男の無事を確かめると床に崩れ落ちてしまった。
彼は立ち上がるとジーナに歩み寄り、そっと彼女の身体に触れて立ち上がらせる。
「久しぶりだな」
パンっ!
男の言葉を聞いたジーナは、急に身を引き剥がし平手でポルコの頬をはたいた。
「あんたって人は・・女をこんなに心配させておいて、そんなことしか言えないの?」
彼は忌々しげに己を睨みつける彼女の瞳から視線を外そうともせずに、ジーナの背を押してテーブルへ招き椅子を引く。
彼女は尚も言い募ろうとするが、渋々テーブルについた。
ポルコの差し出す細く背の高いグラスを受け取りながらも男から視線をそらせなかった。
「夕食はまだなんだろ? シェリーでいいな」
グラスにゆっくりとシェリー酒が満ちてゆく。ポルコがグラスを少しだけ掲げるので、ジーナも仕方なくグラスを掲げる。
「お互いの健康に」
パシャっ!
ジーナはグラスの中のシェリー酒をポルコに浴びせ掛けた。
「何が久しぶりよ。何でお互いの健康なのよ。せっかく生きて帰ってきたのに、やっと元の姿に戻れたのに!マルコ、いいかげんにして」
彼はハンカチで顔を拭う。
「ジーナ、俺はポルコ=ロッソだ。マルコ=パゴットなんて名前の男はもうこの世にいない」
- 45 :. :04/05/03 19:50 ID:Tih4UgTm
-
彼女は手に持った空のグラスを見つめる。
「・・・それが貴方の出した答え?」
ポルコは立ち上がると壁に飾った写真達と向き合う。
流れ行く時を止めたジーナの姿、そして在りし日の友の姿。
その一枚一枚がマルコだった日々の欠片を呼び起こす。だが、想いは蘇らなかった。
「この頃の想いは俺の中から消えちまった。もう何ひとつ残ってやしない。思いを馳せる過去ってやつに意味なんて無いんだ」
ジーナはポルコの傍らに歩み寄ると、壁に飾った写真達に目を通してゆく。
そして一枚の写真に目を留めると、手を伸ばしてそっと触れた。
「ここに写っているの、もう貴方でじゃないのね・・・私は何もかも覚えているのに」
そう、私が覚えている。
マルコが忘れたっていうなら思い出させてあげる。
何もかも、ここにあるんだから・・・
彼女はポルコの腕を取ると、左の乳房に重ねて抱きしめる。
そして男の瞳を見つめた。
「それなら私の中にいるマルコを貴方にあげる。楽しそうな貴方、哀しそうな貴方、希望を失わなかった貴方、戦いに行く貴方、
苦しんでいた貴方、全部ここにあるわ」
ジーナは男の視線が一瞬宙に揺らぐのを見逃さなかった。
だが彼は苦しむでなく、悲しむ訳でもなく、ただ記憶を手繰るように過去を流し見ただけ。
「ジーナ、俺も覚えているよ。だがマルコが欲したものや守ろうとしたものに何の価値も見出せなくなったのさ」
彼女はポルコに迷いのない事を思い知らされた。
- 46 :. :04/05/03 19:52 ID:Tih4UgTm
-
「マルコ・・・貴方、姿は元に戻ったけれど、心は人に戻れないのね」
ポルコは首を横に振る。
「あの馬鹿馬鹿しい決闘騒ぎの別れ際にフィオがキスしてくれた・・・。あの娘は他でもない、醜い心と姿のこの俺を欲してくれた。だからこそ、俺はあの時ボルコ=ロッソとして生きる事を選べたのさ」
あの娘はマルコではなくポルコを望んだ。
豚に成り果てた姿かたち。
取り返しの付かない過去に囚われ、今を見ようともせず投げやりに生きる醜く歪んだ心。
それでもフィオという娘は、ありのままのポルコを求めたのだ。
「私はマルコを求めていたから・・・だから貴方を人に戻せなかったの? じゃあ、私は貴方を苦しめていただけなの?」
ポルコは黙したまま何も言おうとしない。
ジーナは男の身体にしがみ付いた。そしてシャツをはだけてゆく。
「そんなのいや・・マルコをあの娘に渡すなんて、マルコがあの娘を選ぶなんて」
男は服を脱がせてゆく女の手を止めようとはしなかった。
彼女の目を哀しげに見つめるだけだった。
ポルコを素裸にさせたあと床に押し倒し、彼女も全裸になる。
「私を見て! 私だけを見つめて!」
ジーナは男に口付けをした。
深く舌を差し入れ、己の唾液を流し込み、そして男の口腔を舐る。
愛撫を返そうとしないのに焦れ、自らポルコの舌を探り出して絡める。
男の舌が力なく求めに応じた。彼女は喜びに震え、薄く目を開きポルコの表情を盗み見る。
彼は悲しげに顔を歪めていた。
- 47 :. :04/05/03 19:54 ID:Tih4UgTm
-
「マルコ、マルコ・・・」
唇を離した女は、瞳を潤ませながら男の過去を呼ぶ。
だが、こたえる者はいない。
切なさのあまり逞しい首に唇を寄せた。
厚い胸板に乳房を押し付けて蠢かした。
男の腕が優しく背に回り、そっと抱きしめられる。
しかし女の身体を求めようとはしなかった。
ポルコは愛を交わそうとはしなかった。
ジーナの頬に涙が伝う。
男の胸に顔を埋める。
そして嗚咽交じりに囁く。
「あなたを愛していたの。あなたを愛しているの。ねえ、私をみつめて。・・お願い、せめて今夜だけでも私を・・・」
女を抱くポルコの腕に力がこもる。
「ジーナにとって俺は死んだ人間だ。だから死んだ奴らと一緒に君を抱く。それでも良いのか?」
女は彼に額をつけて、ぽたぽた涙を零す。
「あなたに初めて抱かれるのに、マルコはこの世の人じゃないのね。そしてこれで終わり」
彼女は男の体から離れ、床に身を伏せる。
ポルコはジーナを抱きあげると、そっと寝室へ運んだ。
- 48 :. :04/05/03 19:55 ID:Tih4UgTm
-
くちゅ・・じゅ・・
ベッドに腰を降ろし唇を合わせる。
ふたりの唇の間からは小さな水音が漏れていた。
ポルコは丹念に女の口内をまさぐる。
なかば焦らすかのような舌の動き。
それでもジーナは男の首に腕を回し、もどかしげな求めに応じていた。
腰に触れた男の手が、そろそろと這う。
「・・うぁ・・ん・・」
脇から腰のくびれを、そして臀部を柔らかく刺激されて女は首を反らして甘い溜息をつく。
男の左手が背筋を這い上がりジーナの首を押さえた。
そして再び深く口付ける。
彼女の舌を絡め取りながら口を吸うと、唾液がとろとろと流れ込んでゆく。
コクン、コクン
ジーナの喉が小さな音を立てた。
女の心に火が灯る。
男の腰に足を絡め、くいと引き寄せた。
「・・・ちょうだい。あなたが欲しいの、今直ぐ!」
まだ潤みきってはいない肉壺に男の物をぐいぐいあてがう。
ポルコの下で淫らに腰を蠢かせ、はしたなく身体を開く女は一匹の牝になりきっていた。
- 49 :. :04/05/03 19:56 ID:Tih4UgTm
-
ポルコはジーナの求めに応じ、彼女の中へ己を突き刺す。
「んうっ!・・・ぅぅっ・・・マルコっ!」
愛撫も無しに男を迎えた膣が、ぎちぎちと男のものを締め付ける。あまりの痛みにジーナはポルコの背中に爪を立てた。
それでも更に深くまでポルコを飲み込もうと、男の腰に足をまわして強く引き寄せる。
「っ!・・・くぅ・・・マルコ・・マルコ・・」
一番奥まで男が届いた。それでもジーナはポルコを飲み込もうと足掻く。だが、これ以上奥へ入る筈も無く、ただ痛みが増すば
かりだった。
・・っ!・・やぁっ・・ぅぁ・・ぁぁぁぁ・・・・
痛みの余り漏れる小さな悲鳴。そして嘆き。
「・・あなたは確かにここにいる・・・ほら、私の中こんなに一杯になってる」
ポルコは悲痛な面持ちでジーナを見つめ、何も言わず胸に抱きしめた。
そして僅かに腰を引く。
「やだ! お願い、もっと奥に来てよぉ・・・私の中に、私の奥にぃ!」
男の胸の中でじたじたと暴れるジーナは、もう一度奥まで男を飲み込もうともがいた。
「ジーナ・・・俺は、いや俺達はもう死んでいるんだ。もう、いない人間なんだよ」
男の胸に抱かれるジーナがおとなしくなった。身じろぎもせず、男の胸に顔を埋めた。
・・それでも、あなたはここにいる・・
もう一度、男の背中に爪を立ててみる。ピクンと揺れる逞しい体。小さな呻き声。生きている人のからだ・・・
「やっぱりいや・・・マルコはここにいる。幻でも夢でもなく、私あなたに抱かれてる」
ジーナはその存在を確かめるように男の胸へと頬をつけた。
しかしポルコは首を横に振る。
「いま君を抱いているのは、マルコ=パゴットという男の幽霊と、死んでしまった君の夫達だ」
- 50 :. :04/05/03 20:01 ID:Tih4UgTm
-
ジーナは背中に回した手を解くと、少しだけ身体を反らして男の顔を見つめた。
「それなら私が抱いてあげる。あなたの中のマルコを思い出させてあげる!」
細く白い手で力の限り男の胸を押し、ポルコの体を脇に退ける。男のものが、ぎちぎち締め付ける膣の中から抜けた。
女は男の体を仰向けにして体に跨り、ポルコのものに手を添えて己の中に導く。
だが、彼のものが柔らかくなってゆく。
いきり立っていたものから力が抜けてゆく。
「・・・なぜ?」
ジーナは呆然とポルコを見つめた。
「なぜなの! ねぇ、どうしてなのよ! マルコ、なんでなのよぉっ!」
女が拳を握り締めて、ドンっ!ドンっ!と思い切り男の胸を叩く。
ポルコは、そんなジーナを悲しげに見つめると、自分の胸に抱き寄せた。
「・・ゃ・・・ぃゃ・・・いやあぁぁぁぁぁぁぁっ! うああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
ジーナはポルコの胸に縋り付いて泣き叫ぶ。
皮肉な事に、いまになって彼女の股間は潤み、そして溢れていた。
女はそれを知って更に泣く。
ポルコはジーナをそっと抱きしめるしか術を持たなかった。
翌朝、そっとベッドを抜け出したポルコは、ジーナの額に軽くキスをしてから部屋を離れた。
もう、彼は振り替えらなかった。
ベッドの中の女は、男の残り香に身をゆだねながら身を丸くして耐える。以前、あのアメリカ人に言った言葉を思い出し、そして後悔する。
もっと単純に、純粋に恋すればよかった、想いをそのまま伝えればよかった・・と。
飛行艇のエンジン音が響き渡る。
やがてそれは小さくなってゆき、そして消えた。
- 51 :前スレ495 :04/05/03 20:06 ID:Tih4UgTm
- 紅の豚・・・のつもりです。
フィオじゃなくて、ジーナになっちゃいました。
ごめん。
このとおり。
m(__)m
許してくれ。
- 52 :名無しさん@ピンキー :04/05/03 21:01 ID:vJjAHNRg
- GJ!
大人の哀しい恋物語(´▽`)はぁぁ・・♪
- 53 :前スレ495 :04/05/04 03:52 ID:CK3sIAnm
- >>52さん
ありがとうございます。
ポルコとジーナの雰囲気が出ていれば嬉しいのですが・・・(汗;
ポルコ−ドナルド・カーチスとか、ポルコ−空賊マンマユート団の総当りとか、ポルコ−ピッコロのおやじを書こうとしたんですが、気持ち悪すぎて止めました。
おまけにフィオまで書かないオイラ。(大汗;
追伸
前スレ>>508〜の、飛ばないブタは…の作者様。ポルコ−フィオを書いてくださり、ありがとうございます。
とうとう、オイラは書けませんでした。・・・・・とほほ
- 54 :名無しさん@ピンキー :04/05/18 05:43 ID:OtD48bjt
- 途中のナムリス×クシャナ、
つづきスッゴイ楽しみにしてるんですが、もう書いていただけないんですか〜?
これからが本番!ってときにい〜〜
お願いします!書いてくだせい!土下座!
あんなこんな悶えるクシャナ様読みたいっす〜〜〜〜〜!!
- 55 :名無しさん@ピンキー :04/05/20 23:43 ID:ys26aZNi
- 今、人大杉だから
みなさんこれないのかな〜〜〜〜
ナムリスクシャナの続きまってまーす
- 56 :野良猫 :04/05/21 06:03 ID:lNFDHna9
- アー、まじサンたんとブルマプレイしてーーー!テアたんとセーラー服プレイしてーーー!ナウシカたんに顔面騎乗位させてーーーにゃん!
- 57 :名無しさん@ピンキー :04/05/21 10:25 ID:9P7j7GjI
- on your mark の少女タンキボン
- 58 :名無しさん@ピンキー :04/05/26 19:08 ID:z7zPmalr
- 保す
- 59 :野良猫 :04/05/27 03:48 ID:483AEVAm
- テアたんとセーラー服ぷれいしたいハァハァ・・・。
- 60 :名無しさん@ピンキー :04/05/27 13:20 ID:C/mP+uoZ
- あげ あげ
- 61 :名無しさん@ピンキー :04/05/27 16:24 ID:C/mP+uoZ
- あきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはま
- 62 :名無しさん@ピンキー :04/05/28 02:18 ID:n/GINkNy
- あきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはまあきすきなはなはま
- 63 :野良猫 :04/06/05 05:36 ID:UP3JtubL
- 職人たま!テアたんとシュナたんのハードかつスウィートなエロお願いしまつにゃん。
- 64 :名無しさん@ピンキー :04/06/05 13:55 ID:U+Kue9oG
- 29の続きどうなったんですか?
ナム×クシャめちゃくちゃ楽しみにしてるんですけど
職人さんどうなされてますか〜〜?
お暇ができたら書いて下せ〜〜〜〜!
これからってときに蛇の生殺し状態で、悶々としてますよう(涙)
クシャナ様のバージンどうやってナムリスが奪うのか激楽しみにしてます。
- 65 :名無しさん@ピンキー :04/06/05 17:07 ID:yqDspHHl
- 工口エロェ(*^ ω ^ )ェロエ口工
- 66 :名無しさん@ピンキー :04/06/06 23:20 ID:o2R6822h
- >>64
生きてますよ ノシ
今ちょっと文章書ける状態じゃないので、
続きを投下出来るのは少し先になりそうです…。
期待せずに気長に待ってて下さい。
- 67 :野良猫 :04/06/07 02:09 ID:aVFdw4/7
- 職人たま!マターリとがんがって下さい。こちらもマターリと待ってまつにゃん。
- 68 :himananode 書きます :04/06/07 06:57 ID:+dHcH53u
- クシャナって処女だったのか
ますます萌えます
俺も続き楽しみです!
- 69 :名無しさん@ピンキー :04/06/07 13:26 ID:02PQ5NBr
- >66
わ〜い生きててくださった!
期待するなといわれても期待して待ってしまいますう!
気高く美しく強いクシャナ姫が散らされる瞬間を思うと
たまりません!楽しみ!
- 70 :野良猫 :04/06/07 14:38 ID:aVFdw4/7
- 殿下タソハァハァ・・・。
- 71 :名無しさん@ピンキー :04/06/09 12:43 ID:CJXTdleC
- ナムXクシャの続きがアップされてる夢を見た
- 72 :野良猫 :04/06/10 03:26 ID:gV4zokMR
- サンたんと交尾したいハアハア・・・。
- 73 :名無しさん@ピンキー :04/06/12 22:51 ID:bh16at1o
- ほしゅ
- 74 :名無しさん@ピンキー :04/06/15 13:06 ID:KdE6toML
- ほしゅしゅ
- 75 :名無しさん@ピンキー :04/06/20 01:06 ID:VRfXXtGq
- ほしゅ〜〜〜〜
- 76 :名無しさん@ピンキー :04/06/22 01:43 ID:aEBkrMKP
- hosyu
- 77 :名無しさん@ピンキー :04/06/23 20:06 ID:Tmnt6QP5
- ほしゅー
- 78 :野良猫 :04/06/24 03:52 ID:o8EmnudF
- サンたんハァハァ・・・。
- 79 :野良猫 :04/06/26 02:25 ID:PnfugPOu
- サンたん最高だよサンたん舐め回し中。
- 80 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 03:21 ID:F5SjbEFN
- >>29
「一つ、聞いてもいいか。」
体のかたちを確かめるかのように肌に沿う手が再び胸をさぐろうとする前に、
その手首に蝋細工のような指がしなやかに纏わり、女の明瞭な声が静かに響いた。
「一つだけでいいのか?」
捕えられるままに男は素直に動きを止めると、細い腰の括れを掌できつく押えた。
クシャナは指をほどき、窮屈そうに肩を動かしそこに乗った顎をどけ、
「お前は、私を抱きたいのか?」
上体だけを後ろに向けるように体を捻った。
淡く上気した肌が、男の掌の下で柔らかく縒れた。
「それとも女が欲しいだけか?」
化粧などしていない筈なのに、紅を差したように鮮やかな唇の端が、ほんの少し歪んでいる。
男はそこに自分の唇を押し当てた。
頬に接吻しようか、唇に接吻しようか、どちらにしようか迷いかねたような位置に唇を落とされて、
それが女にはもどかしく感じられ、顔をずらし、自分の方から唇を合わせた。
「さてね。どっちだと思う?」
己のそれにたどたどしく触れる感触から離れるのが惜しくて、男は唇を触れ合わせたまま問い返した。
薄目を開いた女の顔に惑いの表情が浮かび、緩く結んだ唇が微かに顫えて男から離れた。
それに呼応するように揺れる金髪の中にふと光るものを見つけ、
男は女の腰から右手を離し、その美しい色の髪をそっと掻き上げた。
端正な輪郭の耳に、翠色の石と金とで出来た飾りが取り残されていた。
涙形のそれは指の先で軽く触れると、あるかなきかの音を立てながら左右に細かく振れた。
「じゃあ、どっちだったらいいと思う?」
無言のままの女に囁きかけ、男は指先で遊ばせていた耳飾りを引っ張るようにして取った。
女は驚いて一瞬肩を竦めた後、しかつめらしい顔つきをして前に向き直り、再び男の胸に背を凭れかけながら、
「後の方が、少し気が楽だ。」とどこか投げ遣りな調子で言った。
「なら、そういう事にしておけ。」
ナムリスはもう片方の耳飾りも同じように取り去ると、下には落とさずに自分の耳に着けた。
人肌に温まった金属の感触はやけに生々しかった。
- 81 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 03:27 ID:F5SjbEFN
- 散々待たせた癖にたったこれっぽっちですんません。
続きはまたそのうちに。
ところで、殿下のイヤリングって緑で良かったでしょうか。
- 82 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 03:46 ID:pOJ+XEal
- わ〜〜〜〜アップされてる〜うれし〜
殿下の反応がなんか女らしくて可愛い
ナムリス〜〜早く女の悦び教えてあげて〜〜!
イヤリングの色、どっちだったかなあ
自分のイメージ的には緑か紅ですね…
どちらでも似合いそうですがクシャナ様(はーと)
- 83 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 14:06 ID:zjBmUTkq
- いや!!いい!!待ってて良かった!!!!
欲情しながらも溺れる事無く楽しんでる感じが激しく(・∀・)イイ!!!
つか、良すぎ!!
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
- 84 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 14:12 ID:pOJ+XEal
- ナムリス全裸の殿下前にして余裕だなw
女の私でもきっと我慢できなくなると思うのにw
- 85 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 23:05 ID:HyhiSSs3
- ハァハァ
- 86 :野良猫 :04/06/27 02:04 ID:f9HbI24p
- 焦らされ殿下タソイイ!!!
又気が向いたら書いて下さいにゃん!
- 87 :野良猫 :04/06/30 23:51 ID:cQjr/Igy
- サンたんの生理大好きにゃん!
- 88 :名無しさん@ピンキー :04/07/03 16:59 ID:2dN6Bb5g
- おもひでぽろぽろの書いてくれませんか?
- 89 :名無しさん@ピンキー :04/07/04 23:44 ID:E+b2nbI0
- キキタン萌え(´д`)ハァハァ
- 90 :名無しさん@ピンキー :04/07/04 23:55 ID:AIZit8pG
- トシオ×タエ子を…
- 91 :名無しさん@ピンキー :04/07/05 00:53 ID:TzYqCpNq
- 金曜ロードショーか・・
漏れは豚×フィオを推す
- 92 :野良猫 ◆2ZTn8N.mu6 :04/07/05 03:29 ID:i9B9TiAx
- やはりここは、
サンたん×俺タソ
でキマリだにゃん!
- 93 :名無しさん@ピンキー :04/07/09 11:37 ID:0+WS6Rf+
- hosyu
- 94 :名無しさん@ピンキー :04/07/10 01:32 ID:Zkgz+c5p
- >91
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ
俺もポルコ×フィオの続き待ってる…
- 95 :野良猫 ◆2ZTn8N.mu6 :04/07/11 02:48 ID:DkI7htyx
- サンたんとハァハァしながらほっしゅ!
- 96 :名無しさん@ピンキー :04/07/12 20:25 ID:JDCWmQZ0
- ttp://www.geocities.jp/elfen353574/
ttp://www.geocities.jp/elfen353574/
これで妄想しれ
- 97 :野良猫 ◆2ZTn8N.mu6 :04/07/14 23:30 ID:t5+uhtJJ
- サンたんと楽しい事しながらほっしゅにゃん!
- 98 :◎◎ :04/07/15 14:04 ID:pmp9W1j2
- 「王蟲ありがとう!あなた達・・・・」
暴走を止めた王蟲の大群が傷ついたナウシカを触手で抱え上げた。黄金の分泌液で
傷ついたナウシカを癒していく。安らかな表情のナウシカ。
だが、ナウシカの表情が少し変だ。わずかだが苦悶の表情を浮かべているように見える。
傷口がまだ痛むのだろうか?時折ぴく!ぴく!っと反応している。
ん?よく見ると王蟲の触手がナウシカのいけない部分にまで及んでいるようだ。
豊満な胸のあたりを弧を描くように触手が撫でつけている。
ハァハァ・・・(どうしよう・・・王蟲!そこは駄目よ!)見つめる観衆を余所に
熱い吐息を漏らすナウシカ。しかし分かっているのか否か王蟲は更にナウシカの
一番敏感な部分に触手を伸ばそうとしている。鍛え上げられた太股の付け根あたりを
コチョコチョとまさぐっている。これではナウシカもたまらない。
思わず反り返るナウシカ。「やめて・・・駄目ぇ・・・そんなとこ・・いけないわ!」
- 99 :名無しさん@ピンキー :04/07/15 15:08 ID:2fcWijV/
- クシャナ殿下とナムリスの続き待ってます!
かむば〜〜っく!!
この暑い中、情熱的にがんばってほすい〜〜〜〜〜!!
- 100 :名無しさん@ピンキー :04/07/16 22:15 ID:p14j62H/
- がんばろうSURE。
- 101 :名無しさん@ピンキー :04/07/17 19:12 ID:42W6ZMZz
- ナム×クシャナ
の殿下は焦らされ続けて
もうグショグショなんじゃないかと思う
なんのかんの言って♪
作者さんお願いします!
- 102 :名無しさん@ピンキー :04/07/19 22:33 ID:gJuhNWHn
- 作者たん呼び寄せあげ
- 103 :554 :04/07/21 00:21 ID:p9Wr8bhF
- >>29,>>80
裸になった耳に男が唇を近付けると、女はそれがこそばゆいのか、頸を捩り身を捩りして避けようともがいた。
そんなふうにされるとしなくてもいいような事でも無理に押し通したくなるもので、
ナムリスは女の頸を引き寄せ、強引に耳へ接吻をした。
「いいな?」という呟きが、呼吸に混じってクシャナの耳に触れた。
口を寄せていなければ聞き取れぬであろうその声を聞き分けた途端、女の肩が細かに震えだした。
それは次第に体全体に広がり渡っていき、仕舞いにくつくつと笑い忍ぶ声が唇からひそやかに漏れた。
「そういうのは最初に言うべきじゃないのか。」
そうだな、せめて服を脱がす前に。と付け加えて、女はまた笑いを広げた。
「言っただけマシだろ。」
鈴を転がすかのような可憐なそれに、男はつられて頬の筋を緩め笑いを零した。
「……もういいから、とっとと済ませてくれ。」
「いやだ。」
笑いが失せ、何の表情も無くなった、輪郭のぼやけた声を女が放ったのに対し、
男の声にはまだ悪戯っぽい笑いが残っていた。
肩越しに男の顔を見遣った女が不平を口にする前に、また唇が重ねられ、
男の片手が女の肩を撫で二の腕を滑り、肉付きの薄い腰の起伏を辿って下腹に忍んだ。
「ちょっ、やめ……んっ!」
唇を離し、抗議の声を上げかけた女の体をきつく抱き寄せ、
男を再び唇を合わせ舌を交わらせ続けながら、ゆるく閉じ合わされた脚の間に指を差し入れた。
抱きかかえた女の肩がびくりと竦み、喘ぎとも呻きともつかぬ音が喉元で顫えた。
- 104 :554 :04/07/21 00:23 ID:p9Wr8bhF
- 髪と同じ色の柔らかな茂みに覆われたそこは、湿り気を帯びてはいるものの濡れるというにはまだ遠く、
指を受け入れる事すら頼りなく思え、男をひと撫でしただけて指を引いて、女の唇を解放した。
「そんなに緊張するな。」
「…して…ない……。」
長く深い口付けの後での息苦しさもあるのか、女はあきらかに上ずった声で否定して男の腕を振り解くと、
脚を折り曲げ膝を抱え、その膝頭に顔を埋め、体を小さくこごめてしまった。
ナムリスは右の人差し指を口に運びながら、
「してるじゃないか。」とまた言うと、女は顔を伏せたままかぶりを振った。
「まあいいけどさ、脚、開いてくれない?」
ほら、と男は極力声をやわらかくして囁きかけ、膝を抱き締める女の腕に左手を掛けた。
「どうして?」
「どうしてもこうしてもないだろう。後で困る。」
女は顔をゆっくりと上げ、心持ち頸を後ろに捻り男の方を窺った。
「……別に困らないと思うけど。」
男は半ば呆れたような顔をつくってその横顔を見つめ返した。
「お前が困らなくても俺が困るんだよ。」
「嫌だと、言ったら?」
「早く終らせてほしいんじゃないのか。」
クシャナは自分を静めるように細く息を吐くと、されるままに体を開いた。
- 105 :554 :04/07/21 00:25 ID:p9Wr8bhF
- コテに戻してみました。
>>101
期待に添えなくてごめんよ。
- 106 :名無しさん@ピンキー :04/07/21 01:21 ID:ZwnUTBeU
- うわ〜〜〜
554たん!
いいよいいよ!!!
クシャナ可愛い〜〜〜ちゅーしたい!
そっかまだ濡れてないのか
なんのかんのいって、殿下のくせにまだ、ウブなんですもんね〜〜
たまりませんな!
ああ、もーナムリスがちょっとお姫様をなだめに入ってるのもまた可愛い
そして、ナムの手がとうとうクシャナ様の下半身に忍んできて
大コーフンですよ!ハァハァ
長かったここまで!そして続きもまた大期待〜!!
554さま楽しみにしてます!!ありがとーござますーー!!
- 107 :名無しさん@ピンキー :04/07/21 16:32 ID:ZwnUTBeU
- 554さんの殿下はスレンダーなイメージ
肉付きの薄い腰の起伏萌えー
でもきっと胸はかなり…
優しいナムリスがいつでも喰える獲物を泳がせてるみたいでイイ!
早くぱくっといってくれ!
- 108 :名無しさん@ピンキー :04/07/21 23:25 ID:MhceWN2f
- ものすごく間抜けな質問でスマソ
ナムリスって誰?
クシャナの軍のNo.2のヒゲの人?
- 109 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 11:09 ID:XmK4la//
- >>108
原作嫁
- 110 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 18:25 ID:m3JASNaV
- クロトワじゃないよ
- 111 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 18:27 ID:m3JASNaV
- てか、ナムよ早く姫のあそこを濡れ濡れにしてやって下さい
このナムいい男だね
このかたくなな殿下が声漏らされてゆく様子を早くみたい
- 112 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 18:30 ID:whLagvdA
- >>108
かつてはナウシカスレとジブリスレの二つが存在していましたが、圧縮で二つとも落ちたため合流して立て直しました。
そんな経緯のため、ジブリとは直接関係無い原作ナウシカも扱うようになっております。
- 113 :108 :04/07/22 20:24 ID:Y4qJwOcs
- 原作の登場人物でしたか。無知で失礼。
ご親切にありがとうございます。
- 114 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 22:58 ID:m3JASNaV
- ナムリスは原作のクシャナの国の敵国のえらいひと
クシャナの部下達が瀕死でいるのを助けるとの条件に、
クシャナに結婚を迫るとんでもねー野心家
ちなみに200年くらい生きてるが特殊技術で外見は若い
プロポーズシーンのクシャナとのやりとりは歴史に残る名シーン
悲壮な覚悟でなお強気に政略結婚に応じるクシャナには壮絶なエロスすら感じる
必見!
- 115 :名無しさん@ピンキー :04/07/23 21:22 ID:QlEm3yXq
- 原作は面白くない
後半は
- 116 :名無しさん@ピンキー :04/07/23 21:37 ID:tuGxT2Gp
- 殿下の出番がへるしな
- 117 :名無しさん@ピンキー :04/07/23 23:33 ID:2qBXs6Jc
- dearest kushana-SHOKUNIN!
I can't wait for your incredible fantastic distinguished SS!!!
your diggest fan
- 118 :名無しさん@ピンキー :04/07/23 23:35 ID:2qBXs6Jc
- dearest Kushana-SHOKUNIN-SAN!
I can't wait for your incredible fantastic distinguished SS!!!
I'm always looking forward to your contribution!!! your biggest fan
- 119 :名無しさん@ピンキー :04/07/23 23:36 ID:2qBXs6Jc
- oops sorry for sending same messages twice.
- 120 :名無しさん@ピンキー :04/07/23 23:59 ID:vym01C+1
- s
- 121 :野良猫 ◆2ZTn8N.mu6 :04/07/24 22:47 ID:dY/cHvTK
- >>114タソ、
禿同にゃん!
- 122 :名無しさん@ピンキー :04/07/24 23:22 ID:bcTlqq9D
- なんか
海外ファンみたいのもきてるじゃん
すごいなあ
554さん頑張れよ
楽しみにしてるから完結させておくんなまし!
- 123 :名無しさん@ピンキー :04/07/25 21:34 ID:uUBE8Qa5
- ほしゅ!554さん待ってます!
- 124 :名無しさん@ピンキー :04/07/26 22:13 ID:BXpf8dyI
- 豚×フィオ〜〜〜
- 125 :名無しさん@ピンキー :04/07/27 08:45 ID:hDbSLO/r
- パズー×シータ〜〜〜
- 126 :名無しさん@ピンキー :04/07/28 23:38 ID:ME2B4vqT
- クシャナエロイ
- 127 :名無しさん@ピンキー :04/07/31 21:46 ID:ROz1iiyT
- クシャクシャ〜〜〜
- 128 :名無しさん@ピンキー :04/08/01 21:07 ID:B1JSn28H
- クシャナム待ってます!
- 129 :野良猫 ◆2ZTn8N.mu6 :04/08/01 21:41 ID:iECuNf3B
- ゴンザ×エボシなんてのも濃くていいにゃん。
- 130 :名無しさん@ピンキー :04/08/01 23:03 ID:Oge4E6sT
- オス猫×ハルとかにゃんにゃんにゃん
- 131 :名無しさん@ピンキー :04/08/02 21:40 ID:Lmz/OX/u
- ムスカ×シータにゃんにゃん
- 132 :名無しさん@ピンキー :04/08/03 01:49 ID:+fpynamA
- ナムクシャまだ?
- 133 :名無しさん@ピンキー :04/08/03 03:27 ID:P/ZPRC3f
- ハク×千尋は王道杉か
- 134 :名無しさん@ピンキー :04/08/03 07:54 ID:E+mHjL/q
- ムスカ×すぃーた
書いてイイか?ハァハァ…
- 135 :名無しさん@ピンキー :04/08/03 23:38 ID:57rTL3AT
- シュナ×テアとか
- 136 :名無しさん@ピンキー :04/08/05 13:05 ID:7AXA7fhT
- トトロなんかでもいいの?
- 137 :名無しさん@ピンキー :04/08/06 14:33 ID:EB5f8i1P
- >>134タソ、
書いてください、おながいしまつ。
- 138 :名無しさん@ピンキー :04/08/07 20:42 ID:56WgYItw
- >>137
おっけ。待っててくだつぁい
- 139 :名無しさん@ピンキー :04/08/08 00:19 ID:Xdt5HoZq
- ドキドキ
- 140 :名無しさん@ピンキー :04/08/08 00:43 ID:7LVo7zDW
- サン×アシタカで
- 141 :名無しさん@ピンキー :04/08/08 19:30 ID:ocjUwYam
- / めざせ / ゙i, ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
j 日本一 ,ィ/ | | <
lィ' ,ィ/j/ | iリ |
| /l / '"` | j |
リ! /,ノ _,、-''''` /リ | 私の素晴らしい名を世間に知らせるときがキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
| _.._ l/ ,.--;==ミ 、 ___,.ノ /{.○-゙‐rV | http://www.tv-asahi.co.jp/best/top.html
ヽ,/`ヽヽト、 ´ {,.○-`‐‐ 、,.-ト| ,ノ | 諸君もここの「もう一度見たいアニメ名場面」に私の名を書いて
∧ ゙i, `ヽ,r'´ ノ. ゙、--‐''´| | 「目がぁっ!目がぁっ!」と投票したまえ。TVであの名場面をもう一度流してやるのだ。
,,.く ヽ ゙i ヽ、 __,,、-'" 〉 / |
ハ'´ | ゙i | ' ' iヽ'" ̄ | ムスカ祭が今始まろうとしている!!!
゙、゙i,_r'シニZ`ー┬ト'i _____ , | \ |
_゙V ヽ,.レ''ヽヽ `ー─''''"´ / | あぁ、最後に行って着たいことがある。
/./ ヽ/ ,」ヽ __,,、-─‐-、j | 他のスレにコピペきぼんぬ。
/ r'´ --‐‐'''"´ ヽ \ (.r‐'''""゙゙`ヽ,`)
l .| __,,、--`ヽ \ ___ヽ /´| | 以上だ。
j | ,⊥`ー 、 ゙! レ' | |
| | -‐''"´ ヽ、⊥ヽ| |彡'|
- 142 :名無しさん@ピンキー :04/08/09 02:59 ID:hbWFUP9H
- ナムクシャまってま〜〜〜す
554作者さま
お暑いですがお元気ですか?
気長に待ってますんでよろしくです!
最高です〜!
- 143 :名無しさん@ピンキー :04/08/09 04:41 ID:yJw0YpDY
- アシタカ×ゴンザマダー
- 144 :名無しさん@ピンキー :04/08/09 16:46 ID:LJJLYE0B
- ↑やーんw
- 145 :名無しさん@ピンキー :04/08/09 18:44 ID:9kFKmShm
- では親方×パズー君の炭鉱労働者マッスル・ファックはどうじゃ?
- 146 :名無しさん@ピンキー :04/08/09 19:38 ID:pT0dY8BO
- >>122さん
すみません、海外ファンでなくわたくしです…。
PCがローマ字しか出なくなったので、英語で打ってみたわけで。
というわけで、ナムクシャ待ってます。
- 147 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/09 22:42 ID:HGXxbSYo
- ********************
山を広く覆う空は、紅から藍色をにじませ、やがて深い紺碧へと変わっていった。
日が落ちてなお、運営を始めたばかりのたたら場ではちらちらと炎がゆれ、煙が立ち昇っ
ている。それを、上郭から見つめる女がいた。名はエボシ。まことの名は明かさぬ。
隼のようなするどい瞳と通った鼻梁は聡明さを宿し、茜の口紅に金扇子柄の袴は、
彼女が決して下賎の民ではないことをうかがわせる。
数十人の男たちと数人の遊女の娘たちではじめた、はぐれ者たちの理想の村落づくりは、
今や見る見るうちにその人口を増やし――主に非人や売られた娘によって構成されていた
――山の一角にそびえる鉄の砦として、将軍や幕府をも警戒させる共同体となっていた。
将軍も獣神たちも、このたたら場を陥落させようと、さらに武将たちは、この森から
たくさんの砂鉄が採れることを知り、土地を手に入れようと、虎視眈々と狙っている。
しかし、実際はまだ製鉄技術はおぼつかず、自衛するだけの武器も兵力もない。これだけ
一手に敵を背負い、侍たちが攻め込んできたら、また、猪たちが山犬と組みでもして挙隊
したら、ひとたまりもない。
唐傘連とやらの連中は、本当に交渉どおりに石火矢を使える警護隊と、製鉄に長けた
たたら者をよこしてくれるのだろうか。取り引きどおり、森のシシ神を殺しさえすれば、
本当に奴らの言うように獣どもは力を失うのだろうか。
これは、自分が造りたかった村なのだろうか。ふと自分の選択に迷いを感じ、下の屋根
屋根をぬって響く、コーン、コーンという金属を鍛える涼しげな音に耳を傾けた。
「いかん、立ち去れ!」突然、下郭からゴンザの太い怒声が上ってきた。
外がにわかに騒がしくなった。
- 148 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/09 22:43 ID:HGXxbSYo
- 「ここは通さんぞ!あっ、貴様!大変です、エボシ様!」
ばっ、と戸を開け、見下ろした。「どうした!」
「何者か、男が入ってきました!申し訳ない、止めたのですが…!」
そう言いながらゴンザは男を追いかけ、刀を抜いたまま梯子を上ってくる。男は黒っぽい
頭巾で顔が見えず、ぼろぼろに擦り切れた蓑を背負っており、浮浪者のように見えた。
エボシもすぐに小刀を取り、向き直ったところで止まった。その大柄な男がすでに自分の
目の前に立ち、ゴンザの刀を奪って、逆にそれをゴンザの喉元に突きつけていたのだ。
よほど闘いに慣れているのか、男は冷静だった。エボシ様…と苦渋でつぶやくゴンザに
無言のままあごで降りるよう指示し、エボシに顔を向けた。エボシはとっさに小刀を振り
下ろしたが、男は空いていた左手でいともたやすくその腕をつかんだ。物怪のような
凄まじい力にたじろいだが、ふと目を移すと、その手の甲は火傷の跡で筋状につっぱり、
皮膚はただれて赤く腫れていた。
驚き、即座にもう一度男の目を見た。エボシは言葉を失った。
「お前…」
ゴンザは、あっけに取られたようにエボシを見ている。頭巾からのぞく男の目を見て、
エボシは信じられないというように首を振った。
「まさか、お前が…」
エボシはゴンザを引き取らせ、男を上郭に入れた。男は無言のまま会釈し、エボシが戸を
閉めるのを待ってから頭巾を外した。
もう間違いはなかった。男は、大名の娘から転落して浮浪児となり、中国に売られ、
娼館で遊女として働かされていた少女時代のエボシを買い、自らの船に住まわせ、海賊と
しての武術、窃盗術、貿易術、そして火薬の扱い方を教えた倭寇の頭目にして、エボシの
夫であった。
- 149 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/09 22:47 ID:HGXxbSYo
- 待ち人の方がいらっしゃるのに、雑文申し訳ない。
初SSなので、あかんかったらスルーしてください。m(_ _)m
ナムクシャわたしも待っています!
- 150 :名無しさん@ピンキー :04/08/09 23:15 ID:6TrZaYQR
- 良いじゃねーか。
続けてくれたまい!
- 151 :名無しさん@ピンキー :04/08/10 04:43 ID:QXTG5yrD
- エボシの元ダンナ×ゴンザ・・・ハァハァ・・・ハァハァ・・・
ハァハァ・・・ハァハァ・・・ハァハァ・・・
- 152 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/10 08:09 ID:4UWze8Jd
- 長い間頭巾を被ったままだったため、べたついた頭髪は頭にへばりつき、髭も伸び放題、
頬がこけていることに気づくのにも時間がかかるほど汚れていた。
「天下の賊の頭が、様ないな」エボシは驚きをもって口を開いた。「まずは身体を洗ったら
どうだ。ひどい匂いがするぞ」
男は大人しく従った。酒豪で、いつも赤ら顔で女たちをはべらせ、金品を強奪しては強か
に笑い声を響かせていた勇壮な海の男は今、乞食のごとく汚れた身体にぼろ布をまとい、
それを取りさった無防備な体を、風呂桶の中に収めていた。エボシは中に湯を沸かし、久々
の風呂で目を閉じ天を仰いでいる夫の髪を洗ってやった。水音と、外から響く金属音だけ
が、上郭の静寂を破っていた。しばしの沈黙の後、エボシが先に口を開いた。
「…なぜ生きていた」
男は、桶の中で少し身体を動かした。「おれは不死身だからさ」そして、ふっと笑みを浮か
べた。「笑止、わかっていた。お前が油をしこたま隠していたことぐらいな。逃げたいのな
らば逃げればよい。そう思って止めなかった。ただ、おれは死に急ぐ気はねえ」
一つ一つ思い出すように言葉をつなげる男の低い声は、とても穏やかだった。以前よりも
ずっと痩せてはいるが、盛り上がるほどだった筋肉はまだ男の身体に残っていた。数々の
闘いを経験した証は、体中に切り傷として残っている。以前見たとき新しかった傷は、
ふさがって古傷となっている。それだけの歳月を離れて過ごし、このような形で再会する
とは夢にも思わずにいた。船に火を放って逃げ出した夜、男も賊仲間も確実に死んだと
思っていたのに。黙って髪を洗うエボシに、しばらくして男は言った。
「お前の手が触るのも久方ぶりだ。もう手触りも忘れちまってたよ」
エボシは思わず髪から手を離した。再び、外の音が鮮明にきこえ始める。
- 153 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/11 00:29 ID:8A5jUcoD
- ばきばきと男が鳴らしている首を見る。初めて男が遊郭を訪れた夜、エボシはこの首と
肩を揉みほぐした。思い出したくもない少女時代が、男を見ていると蘇ってくる。
「もうよい、服を着ろ」エボシは傍らに置いておいた薄手の着物を手渡し、浴室を出た。
壁にもたれかかり、大きくため息をついた。残酷だ。なぜ、忘れた頃に思い出というもの
は引き戻されるのだろうか。エボシは、今男の髪を洗っていた自らの手を見つめた。
少しして、男が出てきた。大柄な体にエボシの渡した着物は合わず、大きな手足が突き
出して不恰好に見えた。それを見てエボシはふっと笑い、「それでは小さいな」立とう
としたが、「いや、これでいい」男が引き止めた。「おれには充分だ」
来た時よりも大分軽い足取りで茣蓙に座り、飄々とした様子でエボシを見やった。
「なんだ」ずっとこちらを見るエボシに、不審そうに眉をゆがめた。
倭寇でいる間、男は他の女を侍らせ豪遊し、女のエボシに危険な仕事をさせもした。
遊里から抜け出させたとはいえ、実質的には乱暴に扱われる仕女のようなものだった。
それでも、エボシは持ち前の賢さで火薬技術を習得し、男たちの中で気丈に渡り合うだけ
の度胸を身につけたのだ。あれだけの仕打ちをしておいて、よくも抜け抜けと現れるもの
だ。そう思いながらも、エボシはぞんざいに髪を結う男に懐かしさを感じずにいられなか
った。あの頃は、荒っぽく扱われてはいたが食べ物と寝床は与えられ、それなりに保護
されているという安心感があった。今は違う。配下が食べていけるかどうかはすべて自分
にかかっており、いつ何時襲われるやも知れず、この先永劫、平安にこの場所で暮らし
てゆけるという保証はない。不安定な心持でいた時に、男が現れた。
ふと、エボシはこの不安をぶちまけてしまいたいという不思議な気持ちに駆られた。
しかしそれは思い留まり、別のことを考えた。そもそも、なぜ男は突然やってきたの
だろうか。
- 154 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/11 00:31 ID:8A5jUcoD
- 「おれはお前に惚れているよ、今も変わらねえ」男はきっぱり言った。さすがに、エボシ
もこれには言葉を返すことができなかった。
「松浦あたりでくすぶっていた。体がただれちまったからな。そのうち、遊女やら下人集
めて村まとめている女がいるって耳にはさんでな、すぐにお前だとわかった」男は外を見
た。「あちこち転々としてよ、やっと見つけた。お前、すごい物造っちまったんだなあ」
男の声が大きくなった。と、ゴンザが急に戸を開けた。その手は、腰の刀にかかっている。
「ゴンザ」エボシが声をかけた。「よいのだ。少し二人で話がしたい」
「しかし…」ゴンザはいぶかしげに男を見たが、憮然として頭を下げ、戸を閉めた。
「権左衛門か。奴はおれに気づかぬのか」男は外を見たまま、嘲笑気味に言った。ゴンザ
は、エボシに付いて船を出た、男の配下であった。
「最近、自分でもようわからぬのだ。私の作りたかった村は、このように煙にいぶされ、
獣や侍どもに敵を作ってしまうような砦なのかと」エボシが、外を見下ろしたまま小さな
声で言った。青い月と赤い炎は、ちらちらときらめきながらその形のいい鼻梁を交互に
照らしている。「これだけの人間をまとめる力が、私にはないのかも知れぬ」
「いつになく情けのねえことをいうもんだ。上に立つ醍醐味がまだわからねえか」向き直
り、男が返した。「お前がいい頭目かどうか、連中を見りゃわかる。奴ら、おれを止めよう
と必死だった。お前を守るためだ。わかるだろう、お前は自分の信じる通りやりゃいい」
ふと、エボシは顔を上げた。その表情がほんの一瞬柔らいだ。
「それにしても、美しくなったもんだなあ」男はさらに続けて言い、笑った。倭寇時代も
エボシにたまに見せた、柔和な笑顔だ。やせて肉が落ち、すっきりとした輪郭の浮き出て
骨ばった顔を見つめ、エボシは言った。
「私がお前を憎んでいると思っているか」
- 155 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/11 00:32 ID:8A5jUcoD
- 男が、眉を不思議そうにひそめた。エボシはそれを確認し、続けた。
「お前への気持ちはおかしなものだ、言葉にできぬ。賊をやらされたことは思い起こせば
腹も立つし恐怖も蘇ってくるが、遊郭から出してくれたことには感謝している」
エボシは凛と微笑み、少し考えて付け加えた。
「だが、お前はやはり嫌いだ」
「まったく、大した女だよ、お前は」男は呆れたように笑った。「殺しても死なねえ感じが
するよ、そういう所はおれに似たな」男とエボシは真っ直ぐ向き合った。「追っ手がかかっ
た。おれはここから逃げて、北へ行く。やっぱりおれには海だ。海で商売するしかおれに
は能がねえ。でかい計画がある。海で一旗あげてやんだ。エボシ」
男は一歩歩み寄った。「…一緒にやらねえか」
「…そういう謀か、ここへ来たのは」エボシは驚きながらも冷静に答えた。
「おれは本気だ。お前は頭がいい。組めば一人でやるよりずっとうまくいく」
エボシは決然と首を振った。「私は行かぬ。ここに皆を残してはゆけぬ。いい村を築き上げ
たら、ここに骨を埋めるつもりだ」
「いいか、おれはお前のまことの名も知らねえ。それでもお前に頼んでいるんだ」
「ここは離れぬ」
「お前が必要なのだ」
「私は行かぬ」
「どうしてもか」
「どうしてもだ」
「みじんも揺るぎないか」
「揺るがぬ」エボシは真っ直ぐ言い放った。
「…そうか」男とエボシは、今や手と手が触れ合うほどに近づいていた。
- 156 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/11 08:06 ID:nwPFCO5N
- 「別れだな」エボシが言い、手を差し伸べた。男も手を出し、その手を取った。
と、男はそのままエボシを引き寄せ、きつく抱き締めた。苦しい、と声にならずつぶや
き、エボシは腕の中で目を閉じた。久々に聞く、男の鼓動。やがて男は力を緩め、エボシ
を解放した。それでも手を取ったまま、エボシは口を開いた。
「今夜会えてよかった」男の、引きつった手の甲を指で感じる。
「すぐに発つのか」手の甲に目を落とし、言った。
「いや」と男が言い、エボシは顔を上げて目を合わせた。それが、無言の合意だった。
男はエボシの唇に自分のそれを重ね、再び自分の方へ抱き寄せた。幾重にも重なるエボシ
の着物をもどかしげに、しかし大切そうに剥ぎ取り、エボシも男の薄い着物をゆっくり解
いた。その、火傷だらけの醜い背中に指を這わせ、唇をつけた。エボシが、普段厚い衣と
羽織で隠している体の輪郭を人に見せるのは久々だった。男の元から逃げ出して以来、
人前で裸体をさらしたことはないのだ。最後に肌着を解きながら、男は唇をつけたまま
エボシを床に寝かせ、自分もその上に覆い被さった。女の肩からゆっくりと手をすべらせ、
膝を懐かしい手付きで押し広げる。その体は滑らかで、しっかりとした女のそれだった。
熱くも冷たくもなく、ただしんしんと、生きて呼吸をしていた。
これが最後だ。二人ともよくわかっていた。久々の体は処女のように抵抗があり、男の
脳裏にはエボシを自分の八幡船に初めて妻として招き入れた夜が思い起こされていた。
エボシは目を閉じ、男の背中にしっかり腕を回す。腰が動かされるたび、それに反応し
て腕の力を強める。無理矢理体を捧げることを強要されていた昔とは違う。初めて、男と
体を重ねることを心地よいと感じていた。あの頃の思い出が、はらはらと風に乗って舞い
込んでは吹き去っていく火の粉と共に流れていく。あごをあげ、顔を上に向けて男に見え
ないように、エボシの頬をただ一滴の涙が伝った。
最後に男は外で果て、エボシの上に被さったまま見つめ合った。エボシに聞こえるのは、
二人の呼吸と、鉄を鍛える金属音だ。
- 157 :EBOSHI UND DER MANN :04/08/11 08:12 ID:nwPFCO5N
- 「おれはおれの道を行く。お前はお前の道だ」男が耳元で言った。いよいよ本当にこれで
決別だ。ふとそう思い、エボシは自分でも驚くことを口走っていた。
「…ここに留まらぬか」
男は小さく笑った。「やめとけよ」そしてエボシから離れ、着物を羽織った。エボシも、
断られることは重々承知であった。衣服を身につけ、何かが自身の中で決定的に変わる
のを感じた。靄が晴れ、行く道が明瞭に見えた気分だ。己の信ずるままに決めればよい。
たたら場を発つ時、男はエボシに食べ物を包むよう頼んだ。エボシは米を渡し、言った。
「直に唐傘連がやって来る。奴らはお前を知っているやも知れぬな」
「わかった、忠告承る」米を受け取り、男はうなずいた。
「では、達者で」男はエボシの手を握り、エボシもうなずいた。
「お前も、健やかで」男はすっと手を離し、振り向かずに上郭を出て行った。エボシの教
えた裏階段を下り、隠し扉から出て行き、二度と戻らない。
翌朝、唐傘連はたたら場に到着し、神殺しの計画は着実に進められていった。エボシは
女丈夫らしく決然とその指揮を取り、ついにシシ神を討ち取り、自らは右腕を失った。
しかしその影に、彼女の迷いを晴らした男がいたことは、誰も知らない。
*************************
言葉は難しいです。以上、「スパイ・ゾルゲ」見ていて思いついた前夜談でした。
職人のみなさま頑張ってください。
- 158 :名無しさん@ピンキー :04/08/11 12:57 ID:q6dr5kUZ
- ええよーええよー!
キャラを壊してない、活きてるよー。
- 159 :名無しさん@ピンキー :04/08/11 13:25 ID:1xBTeRCQ
- せつないですな〜〜〜〜
エボシさま、
別れて以来、抱かれるのは初めてってとこがまた
いいよー
きゅーんときました!
- 160 :名無しさん@ピンキー :04/08/15 18:05 ID:EgW+m9v3
- 期待あげ
- 161 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 03:27 ID:Ql3mM5p4
- 【スクエニ】ワンダープロジェクトJ3(仮)【LEVEL5】
http://game8.2ch.net/test/read.cgi/arc/1092643418/
スーパーファミコン、NINTENDO64の隠れた名作「ワンダープロジェクトJ」シリーズの
最新作をスクウェア・エニックスがゲームキューブ用ソフトとして開発中であることを発表。
このシリーズは童話「ピノキオ」をモチーフにした、ギジンと言われる機械の少年(少女)を
コミュニケーションを取ることで人間らしい人格に成長させて、数々の冒険をこなしてゆく
「コミュニケーションアドベンチャー」という独自のジャンルを確立した。今回は音声認識
システムによって、主に“対話”によるコミュニケーションでギジンを成長させていくものに
なる模様。開発はドラゴンクエスト8の製作も手がけるLEVEL5。
- 162 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 14:17 ID:zI9JD2ID
- 失せな
- 163 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 14:47 ID:m64NI5+A
- トトロないのー?
- 164 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 19:42 ID:2kKAe8vI
- http://www.marimo.sakura.ne.jp/~bonten/ewomiru/e/san001inn.html
- 165 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 19:43 ID:2kKAe8vI
- ttp://www.marimo.sakura.ne.jp/~bonten/ewomiru/e/kay990221n.html
- 166 :某機関兵 :04/08/18 03:51 ID:ArYeEm1t
- 遅レスですが・・・
いや〜、シリアスで切なく、
ほんのりとした背徳を感じさせるエロはいいね〜〜〜
職人さん達、ガンガレ!
- 167 :名無しさん@ピンキー :04/08/18 23:37 ID:Pxk7ouHD
- ナム×クシャ
エボシ×旦那
age
- 168 :名無しさん@ピンキー :04/08/19 13:52 ID:ioTQc/U5
- ところで アスベル×ユパ様はまだかのう
- 169 :名無しさん@ピンキー :04/08/19 20:31 ID:ISQPB+H5
- 明日ベル×ケチャとか
- 170 :名無しさん@ピンキー :04/08/19 21:20 ID:NeRATbmz
- ナムリス クシャナ
楽しみにしてます!
- 171 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 04:11 ID:lK48x6/A
- シータかドーラのSS
誰かおねがいします!!!
- 172 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 13:23 ID:PR5TBdVH
- カヤ×アシタカって一度もないね?
- 173 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 23:35 ID:zLRLd3BS
- >>171
ドーラ??????
- 174 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 23:44 ID:8jM3cgH4
- アシタカは非童貞なんですか
- 175 :名無しさん@ピンキー :04/08/23 05:15 ID:cOewLJtK
- >174
多分童貞
だが、昔の人は早いからな…夜ばいの風習もあったらしいし
- 176 :名無しさん@ピンキー :04/08/23 13:33 ID:172bRY6O
- だがあの物語の終わった後かなっっっらずアシタカはサンとやるであろう
- 177 :名無しさん@ピンキー :04/08/23 22:56 ID:knHtndTJ
- 554さん生きてらっしゃいますか〜〜〜
気長にまってますんでよろしくお願いしますう〜〜!
クシャナ様のロストバージン超楽しみ〜〜〜
- 178 :名無しさん@ピンキー :04/08/24 05:01 ID:TwW6BiKf
- >>176
激しく同意
据え膳くわぬは男の恥
- 179 :名無しさん@ピンキー :04/08/24 13:15 ID:wASEG+z1
- しかも、サンタソは性的に無知に違いない。結婚してからとかいう
観念もなさそうだし。ハアハア…
all-the-ducks-are-swim-ming-in-the-pool
sue-zen-kuwa-nu-ha-otoko-no-haji
- 180 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 00:03 ID:S0T6NEk+
- でも、犬臭い女抱いて勃つのか?おまいだったら勃つか?
おれは(`・ω・´)勃つぞ
- 181 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 02:32 ID:S40eYgFF
- 女体化したハクをお菓子隊
- 182 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 19:35 ID:e9d8XqSN
- >>180
俺も勃つぞ。サンタソなら。
- 183 :変態馬鹿一位 :04/08/25 19:39 ID:KeKC5myu
- サンたんのマソコを失禁するまでベロベロむしゃぶりたい!
- 184 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 21:53 ID:hnGHIrrx
- 上司ハクにいたづらされるリンきぼんぬ
- 185 :554 :04/08/25 22:51 ID:kitOYAE9
- >>177
この通り生きとります。
が、夏バテその他諸々の事情でダウンしてます。
そういうわけで続きは(ry
申し訳ない。
- 186 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 23:48 ID:dFsrja47
- >>185
わ〜
いきてらっしゃった!
わかってうれすい〜!!
夏ばてですか!大変ですねーー
早く涼しくなるといいですね
体調戻ってからでよいですから、
気長にお待ちしてますので!!!!!
- 187 :名無しさん@ピンキー :04/08/26 00:42 ID:jv9xahlZ
- ウルスラたんのマソコを失禁するまでベロベロむしゃぶりたい!
- 188 :名無しさん@ピンキー :04/08/26 03:14 ID:jv9xahlZ
- カヤたんの膣を指でグリグリしたい!
- 189 :名無しさん@ピンキー :04/08/26 11:22 ID:jv9xahlZ
- 14さいのモンスリーたんのマソコを失禁するまでベロベロむしゃぶりたい!
- 190 :名無しさん@ピンキー :04/08/26 23:14 ID:A7GuSVPP
- サンタソをワンワンスタイルで攻めまくりたい!
- 191 :名無しさん@ピンキー :04/08/26 23:18 ID:G8AQiQsX
- >>187-190
ここはちょっと荒さないでそっとしといてくださいませ
SS職人様が降臨しにくい雰囲気になると困るので
保守程度にお願いします。すみませんが、
よろしくお願いします(^^)
ハァハァレスの方
- 192 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 00:33 ID:i0mlUhak
- ケチャたんのマソコを失禁するまでベロベロむしゃぶりたい!
- 193 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 16:35 ID:i0mlUhak
- キキたんのマソコを失禁するまでベロベロむしゃぶりたい!
- 194 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 19:05 ID:8LNaPAXq
- >>191
ふざけてすいません。荒らすつもりはなく、リレー式で遊んでいたつもりです。
以後気をつけます。職人の方々、がんばってください。
なんかすいません(; (
- 195 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 20:00 ID:i0mlUhak
- 13さいのウルスラたんのマソコを失禁するまでベロベロむしゃぶりたい!
- 196 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 22:31 ID:enL1xQiT
- 俺はナウシカ見た後ホテルでセックスした奴を俺は知っている
- 197 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 23:38 ID:i0mlUhak
- いい心がけだな
- 198 :名無しさん@ピンキー :04/08/29 03:10 ID:npxJpAmK
- ナウたんのマソコ汁ゴクゴク飲みたい!
- 199 :名無しさん@ピンキー :04/08/29 15:47 ID:KrFLGYwu
- スタジオズブリ
- 200 :名無しさん@ピンキー :04/08/29 19:43 ID:npxJpAmK
- サンたんのうら若き膣にドビュッと200発目行くぜ!
- 201 :名無しさん@ピンキー :04/08/29 22:51 ID:1WaCbiZ+
- 聖司×雫を熱望です(・ω・)/
- 202 :名無しさん@ピンキー :04/08/29 23:32 ID:A09gpWid
- >>196
どうでもいいけど「俺は」がくどいよ。
どうでもいいか。
- 203 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 02:35 ID:m/al7XBd
- 13さいのウルスラたんのクリを失禁するまでヂュパヂュパ吸いまくりたい!
- 204 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 05:55 ID:m/al7XBd
- キキたんのクリを失禁するまでヂュパヂュパ吸いまくりたい!
- 205 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 08:55 ID:JzrK+B31
- ウルスラは巨乳だから乳首をチュパチュパ吸いまくりたいわぁ〜
- 206 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 21:56 ID:m/al7XBd
- 14さいの千尋たんのうら若きマソコを失禁するまでベロベロむしゃぶりたい!
- 207 :名無しさん@ピンキー :04/09/01 13:25 ID:4O5pMzZL
- ┌─────────┐
│ .|
│ キチガイ警報! │
│ .|
└―――──――――┘
ヽ(´ー`)ノ
( へ)
く
|\
┌──────────┘- \
│ 気の触れた方が \
│ /
└──────────┐- /
ヽ(´ー`).ノ |/
( へ)
く
- = ≡三 |\
- = ≡三 ┌──────────┘- \
_ = ≡三 │ \
 ̄ = ≡三 │ いらっしゃいます / ID:m/al7XBd
- = ≡三 └──────────┐- /
(´ー`) - = ≡三 |/
( ヽ ヽ)
/ >
- 208 :名無しさん@ピンキー :04/09/01 13:54 ID:TpSCK6YG
- 私の写メttp://www.7676.cn/l/link/
- 209 :名無しさん@ピンキー :04/09/03 05:55 ID:93EV3Hmz
- 554様、ちょっと荒れぎみでしたが、
こうして読者はまっております!
夏バテはいかがされましたか?
まだまだナムリス×クシャナお待ちしてますので、
いつでもよろしくお願いします!
554様のクシャナ様大好きです!
- 210 :名無しさん@ピンキー :04/09/07 11:49 ID:xl5MecMu
- 554さん
自分もまっております
クシャナのクライマックス(いろんな意味でw)
楽しみにしてます
- 211 :554 :04/09/09 18:30 ID:PVnnLWPB
- 体調の方は大分回復してきまして、今ちまちまと書いてます。
もうちょっとしたらまた少量になるでしょうが投下出来るかと。
量産出来ない自分が憎い_| ̄|○
ところで最近カリオストロの城を見ました。
というわけで、カリオストロ伯爵×クラリスキボン。
って、スレ違いかな…。
- 212 :名無しさん@ピンキー :04/09/09 18:40 ID:sLjf9Xfd
- わ〜〜い
おつかれさまです554さん!!
体調良かったですが御無理なさらず…
でも読みたい…
矛盾な気持ちが^^;
あのクシャナ様に会えると思うと今からコーフンです!
楽しみ!
- 213 :名無しさん@ピンキー :04/09/09 23:20 ID:lkjuYqTn
- 554さん!!!!
帰ってきてくださったなんて感激です!!
少量でも全く構わないのでよろしくお願いします!
今スレを開いて554さんのコメントを見つけ、パッと表情が輝いたファンより
- 214 :名無しさん@ピンキー :04/09/11 06:55:13 ID:8JKuLdOx
- うわーい
ナムリス×クシャナ
クルー!?
超期待!!
- 215 :SMプレイ :04/09/11 20:24:31 ID:/FO05xwi
- 責:モンスリー
受:レプカ
- 216 :554 :04/09/12 01:38:02 ID:iGI/6OKw
- >>29,>>80,>>103-104
僅かに力の緩んだ腕を払い除け、それに抱きかかえられていた膝を掌で包むと、
男が力を込める前にぎこちなく脚が開かれた。
「そうそう。言う事を聞けとは言わないが、少し大人しくしてくれると助かる。」
怯えの混じった息を吐く女を宥めすかすように言って、
男は口に咥えていた指をまだ軽く捩れている脚のあわいに持っていった。
臍の下の、金髪の生え揃った丘を撫ぜ、その毛並みを指に絡める。
指を先へは進ませないまま掌底を腹部に這わせると、緊張からか、ひたと締まった肌がそこにあった。
「今だって、充分大人しいだろ…う……。」
不服そうな声でクシャナは言い、膝に掛かったままの男の手を払おうとしたその時、
不意に挿し込まれた男の指に違和を感じて思わず呻きを漏らした。
「そうだな。お前にしちゃ大分大人しいかもな。」
柔らかい笑みを含んだ声で囁きかけながら、ナムリスは唾液で濡れた指を女の体の中に沈めていった。
その窮屈な感触に、やっぱりな、と男が指を引き戻しながら独り言でも言うように零したのを、女は耳聡く拾って、
「“やっぱり”、何?」
「何って、やっぱり初めてなんだな、と。」
「そういうのって、わかるものなのか?」
「そりゃあ、まあ。」
「……悪いか?」
「いや、別に。」
寧ろそうじゃ無い方が問題だろうと心中で呟いて、男は女の襞の合わせ目にある突起に指を移した。
- 217 :554 :04/09/12 01:40:03 ID:iGI/6OKw
- 「──あっ。」
途端、女の口から小さな悲鳴が上がった。
平常彼女が発する声からは思いもよらないような、甘たるい、女の声。
自分自身で発したその声に戸惑ったような女の様子は、男の悪心を軽く擽った。
「へえ。なかなか可愛い声、出すじゃないか。」
「何、言っ…て……んっ…」
おそらく、男にそんな言葉を掛けられた事はなかったのだろう。ましてやこんな状況では。
クシャナは既に血の色の差している頬を更に赤らめ、下腹部から広がる感覚に耐えるように体を硬くした。
けれど男の指は容赦なく敏感な箇所を攻める。
まだ刺激に慣れない彼女の為に包皮の上からゆっくりと指を動かしながら、
空いていた手を左の胸の膨らみに移し、その先端を掌で擦るように撫ぜ回すと、
薔薇色の唇から漏れる吐息の甘さが強くなった。
「や…だ…っ……やめ…て……。」
乳房を包む手を除けようと動いた女の腕は、胸元に届く前に、空を切り、男の腿に落ちた。
弱い部分をいちどきに捕えられ、硬直していた身が次第に弛緩していき、
力の散漫になった女の体が男の胸にしなだれかかってきた。
喘ぎを殺そうと顫える喉が仰け反る。そこにナムリスは唇を押し付けながら、
「そういやトルメキアの王家ってさあ、代々好色な人間が多いって聞いた事があるんだけど。」
「そ…れが、何…なの?」
「お前の場合どうなのかなと思って。」
男の腿の上で戦慄いていた指に、俄かに力が入り、短目に切り揃えられた爪が彼の肌を引掻いた。
「そん…なの……知らない…!」
顔を俯け、眼をきつく閉じ、女は弱々しく叫んだ。
- 218 :554 :04/09/12 01:44:55 ID:iGI/6OKw
- お待たせしました。そしてまたまた少なくてすみません。
どうでもいいけど、この2人って何日間位一緒に過ごしたんだろうか…。
せいぜい3、4日かなあ。
- 219 :名無しさん@ピンキー :04/09/12 02:12:07 ID:EkJuBcAM
- 乙!age
- 220 :名無しさん@ピンキー :04/09/12 03:00:18 ID:Tl2oiXPY
- >>217
可愛いクシャナたんが(・∀・)イイ!!
- 221 :名無しさん@ピンキー :04/09/12 11:00:14 ID:tuBpWwdS
- 処女クシャナたん
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
ハァハァ、ソコダ!ナムリス!イケイケ!
554さんありがとうございます〜〜!
殿下かわいいっす!
ナムリス余裕ですな!
殿下、早くナムリスをめろめろにして、
もっとハァハァさせて下さい!
一緒にいた時間かあ、
一週間もなさそうですよね。
そう思うと儚い関係だな…
- 222 :名無しさん@ピンキー :04/09/12 22:37:32 ID:DgwT6Lm2
- きゃーーーーキタキタキタキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
554さーーーん!!あなたは神です(感涙)
>自分自身で発したその声に戸惑ったような女の様子は、男の悪心を軽く擽った。
「へえ。なかなか可愛い声、出すじゃないか。」
表現良いです。クシャナかわいい…
- 223 :名無しさん@ピンキー :04/09/13 17:27:44 ID:XdkdeV/H
- 殆どのジブリ系の話が入った同人があったと思うんですが・・・名前を忘れてしまいましたつД`)
誰か覚えてる方いらっしゃいませんか?確か2巻あったと思います・・・
スレ違い御免なさい。・゚・(ノд`)・゚・。
- 224 :名無しさん@ピンキー :04/09/14 00:43:20 ID:zI2nhq0f
- >>223
スタジオズブリとかいうやつじゃないの?
あれだったら二巻あるし殆どの作品が載っていたし。
- 225 :名無しさん@ピンキー :04/09/14 01:11:42 ID:oS6c98/f
- メロンで売ってたな
- 226 :名無しさん@ピンキー :04/09/14 09:07:12 ID:20b2pRa7
- >>217
トルメキアの王家は好色なのか〜〜アワワワ〜素敵〜〜♪
ナムさんに、クシャナのその血を目覚めさせていただきたい!
狂おしいクシャナさま見せてください554さん!
- 227 :名無しさん@ピンキー :04/09/14 09:18:03 ID:HXUgm4sM
- >>224
dクス! これでようやく寝れるよ。゜(゚´Д`゚)゜。
- 228 :名無しさん@ピンキー :04/09/15 10:32:56 ID:/c0Mwh92
- クシャナタン大人の魅力に人気集中でつね・・・ツンデレ要素もポイントか?w
個人的にはナウシカxアスベルのラブラブHキボ〜ン
ナウシカの巨乳に萌えまくるアスベルが見たい・・・
- 229 :名無しさん@ピンキー :04/09/15 22:02:07 ID:C2QPvTQp
- いいね!それ
原作はナウシカとアスベルってくっつかないんだっけ?
- 230 :名無しさん@ピンキー :04/09/15 22:05:08 ID:2egl/Cao
- ナウシカっておっかさんて感じでエロくないんだよな…
- 231 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 12:26:32 ID:Lfn2TfAI
- 554たま
よかったですー!
ナムリスもっとクシャナたんをいじめてやってください
続き楽しみにしてます!
完結したら全部プリントして通して読みたいです!
- 232 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 16:17:59 ID:nWJJPYdo
- ナウシカ×オーム読みたいけどないな…
- 233 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 13:23:33 ID:vGW3wjhf
- ねぇよヴォケーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
- 234 :名無しさん@ピンキー :04/09/22 22:23:59 ID:KwJAz2rc
- アシタカ×サンを書いてみようと思うのですが、
需要ありますか?
- 235 :名無しさん@ピンキー :04/09/22 23:21:50 ID:cXUKgTr/
- 蟻
- 236 :名無しさん@ピンキー :04/09/23 04:02:50 ID:toWXT1zg
- シータ、キキ、千尋との3P
口内、膣内全部でイキます
- 237 :名無しさん@ピンキー :04/09/23 10:28:55 ID:oZ2VbBez
- >234
需要あります。
- 238 :名無しさん@ピンキー :04/09/23 13:10:17 ID:CldvV+xm
- 需要あるけど、あんまり554様のSSを分断したくない気も…
でも待ってます。
- 239 :234 :04/09/24 02:08:07 ID:gCnkEv/N
- 森の中を、アシタカが歩いている。
その手にヤックルの手綱をしっかりと握って。
「この森を歩くのも、久しぶりだな。」ヤックルに話し掛けながら、アシタカは思い返していた。
シシ神に首を返して以来、森には来ていない。
エボシの下で、村の復興作業に励んでいたのだ。
「サンは元気にしているだろうか?」
あの時、別れ際に「ヤックルに乗って、森に遊びに行く」と約束した。
かれこれ3ヶ月は過ぎただろうか。
サンは自分の事を覚えているだろうか?追い返されたりはしないだろうか?
期待や不安を胸に秘め、ヤックルの背に揺られながら、森の中をゆっくりと進んでいく。
- 240 :名無しさん@ピンキー :04/09/25 00:12:44 ID:0zRfrpgv
- ネコさん代わって
ttp://gazo01.chbox.com/tv-movie/src/1096025621698.wmv
- 241 :234 :04/09/26 02:49:18 ID:drYpi8g3
- コダマ達が笑いかける中、アシタカとヤックルは森の中を進んでいった。
アシタカの目的地は、かつて石火矢に倒れた時に連れて行かれた、あの水辺だ。
そこにサンがいる保証など無い。
けれど、そこに行けば会えるような気がしていた。
「もうすぐだ」
そう思ったアシタカの耳に、誰かが水の中を走っているような音がした。
ヤックルの背から降り、様子をうかがうと、サンと2匹の山犬が遊んでいる姿が目に入った。
その楽しそうな光景に見入ってしまったアシタカは、しばらくはサン達の様子を見ていることにした。
サンと山犬は水辺を走り回り、互いに追いかけあっていた。
そのうちに疲れたのだろうか? サンが岸にあがり、「大」の字に寝転がってしまった。
遊び足りないのだろう。 2匹の山犬はサンに駆け寄り、つついたり舐めたりとちょっかいを出している。
「アハハ・・・くすぐったいよ、やめろってば!!」
笑うサンに対し、2匹はさらに攻撃をしかける。
ちょうど、1匹の鼻先がサンの胸の辺りに触れた時である。
「アハァ・・・ンン」
サンが奇妙な声を出した。
心配になったアシタカは、もう少しサンに近づきに行った。
サンのおかしな声に楽しさを感じた2匹は、サンの身体に触れたり、舌を這わせたりしていた。
「ウン・・・ダメッ!! やめ・・・ろっ・・・て アゥゥ」
アシタカは不思議に思った。
サンは「やめろ」と言っているのに、何故あんなにも気持ちよさそうな顔をしているのだろうか?
何故サンのあの声は、こんなにも自分を惹きつけて耳から離れないのだろうか?
そして、アシタカにとって1番訳がわからなかったことは、自分の股間が熱く、大きくなっていることだった。
- 242 :名無しさん@ピンキー :04/09/27 04:56:45 ID:OM0Vrhfe
-
- 243 :名無しさん@ピンキー :04/09/28 04:24:17 ID:xWpSnZY3
- ttp://www109.sakura.ne.jp/~maniastreet/gift/04gift/gift15.html
ちょっとお邪魔します。
水を差すつもりはないんスけど、やっぱナウシカかな。
- 244 :234 :04/09/29 02:29:49 ID:n+fb+0hT
- 一体どうしたというのだろう。こんな事は初めてだ。
自分の身体に起こった異変に戸惑うアシタカは、サンが山犬達にいじられているのをいつまでも見ていてはいけないような気がした。
なぜなら、このままでは自分もサンもおかしくなってしまうのではないかと思ったからだ。
「早く行かなければ」 ヤックルの背にまたがり、サンの方へ進みかけた時、
「ウウ・・・ン やめろっ・・・て言っ・・てるだろ!!」サンが大声を出した。
2匹の山犬は、しぶしぶとサンから離れ、有り余るパワーを発散させるべく、走って森の中へと姿を消した。
「サン・・・」
ヤックルの上から、アシタカが声をかける。
「アシタカ!!」
久しぶりの来客に、サンは笑みを浮かべて起き上がった。
「久しぶりだな。元気だったか?」
ヤックルから降りるアシタカに声をかけ、サンが近づいてくる。
「ああ。それよりも、そなたは大丈夫なのか?先ほどは苦しそうな声を出していたが。」
「聞こえていたのか。何でもないよ。あの子達にからかわれていただけだから。」
「そうか、ならばよいが。」
「アシタカ、ヤックルの轡(くつわ)を外しておやりよ。走りたくてうずうずしてるよ。」
「そうだな。ヤックル、私が呼ぶまで好きなように遊んでおいで。」
野に放たれたヤックルは、軽やかに木々の中へと消えて行った。
2人きりになった、アシタカとサンは水辺に座り、互いの近況について話し合っていた。
そんな時、サンがあることに気づいた。
「アシタカ、一体どうしたのだ?」
サンが不思議そうに見る視線の先は、何だか大きくなっている、アシタカの股間であった。
「何だかわからないんだ。先ほど、突然熱くなってきて・・・」
「何かにぶつけたのか?それとも、虫にでも刺されたか。ちょっと見せてみろ。」
「いや・・・しかし・・・」
「薬草には詳しい。何かあっても大丈夫だ。さあ!!」
以前ケガをした時もサンに助けられた。では今回も大丈夫かもしれない。
アシタカは、恐る恐る下半身の衣服を取り、サンに問題の部分を見せた。
その部分は高々と天を向き、大きく太く、赤く火照っていた。
- 245 :名無しさん@ピンキー :04/09/29 18:08:00 ID:3Qkffkhr
- サンたんキター!!!
- 246 :名無しさん@ピンキー :04/09/29 18:38:20 ID:Q9n2f+Hs
- >>243
個人的には鬼畜系はやだな〜やっぱラブラブまた〜りモンが見たいなっす。
- 247 :名無しさん@ピンキー :04/09/29 23:04:13 ID:ILf/Psur
- ラブラブ系(アシタカ×サン)で前に書いて修正したやつを、234さんが終わられたら載せてもよろしいでしょうか。
- 248 :名無しさん@ピンキー :04/09/30 01:16:04 ID:Esum/mfM
- >>246
これは如何?
ttp://karin.sakura.ne.jp/~lusheeta/oshiroi-ur-gift-gallery-000-fulpic-095.htm
- 249 :名無しさん@ピンキー :04/09/30 18:35:09 ID:cBYfYy2B
- >>247
是非ともお願いします
- 250 :名無しさん@ピンキー :04/10/01 12:23:43 ID:V4LULgYy
- >>248
イイ!カンタとの甘酸っぱいほのぼのHって感じのが見たいね・・・
スカート捲りとか、胸を触るとかで喜ぶカンタ・・・
精一杯頑張ってもおっぱいを吸うとか、ワレメにチン○ンをなすりつける程度で。
- 251 :名無しさん@ピンキー :04/10/02 00:20:56 ID:IhTMIjpu
- 引き続き
554たまのナムリス×クシャナお待ちしてます〜〜!
お元気ですかー!
- 252 :名無しさん@ピンキー :04/10/02 12:56:54 ID:kSdnxZ1L
- 俺は気長に待ちますぜ
- 253 :p1035-dnj50chibmi.chiba.ovcs.ocn.ne.jp :04/10/02 19:35:03 ID:v+r1/6VV
- アシタカ珍個でかそう
- 254 :名無しさん@ピンキー :04/10/03 12:32:32 ID:IiqgtshF
- ハクは短小です。
- 255 :234 :04/10/04 16:03:47 ID:YnyRXkDN
- 2人の目に飛び込んできたもの。
それは、発情期のオスの動物の体に現れるものだった。
「私は、一体!?どうしたというのだ?」
アシタカにとって、その部分が大きくなるということが何を意味するのか、全くわからなかった。
そんなアシタカを横目に、サンが突然衣服を脱ぎ始めた。
「なっ!!サン、そなた・・・何をしておるのだ!?」
「そなたの病気を治すためだ。」
「何故服を脱ぐのだ!?」
「森の動物たちは、オスの股間が大きくなる頃に、メスが自らの身体を差し出す。
アシタカが同じ病気なら、私が相手をするまでだ。」
確かに動物は発情期になると、オスが股間を大きくして、メスと繋がっている。
あれと同じことを、自分はサンにしなければならないのか?
再び黙り込んで考えているアシタカのそばへ近づいたサンは、その場で四つんばいになって、お尻をつきだした。
目の前で四つんばいになったサンの身体を、アシタカは見つめた。
自分の足元で手と足を着いているサンの身体は、白く美しく、
普段の荒々しさからは想像もつかないほど細く、触れば壊れてしまうのではないかと思った。
アシタカは、サンの裸体を見てさらに大きくなったモノを、ゆっくりとサンの桃色の蕾に近付けた。
「確か、動物たちはこうするハズだ・・・」
サンの入り口は小さく、荒々しいアシタカのモノが入る気配は皆無であった。
お互いに、動物が行う行為を真似しているだけであったので、前戯などなく、したがってサンの入り口は、まだ十分な湿り気がなかったのである。
どうすれば良いのかわからないアシタカは、ただただ自分の腰を前へ前へと押し、サンの中へ入ろうとしていた。
が、その時!!!!!
- 256 :名無しさん@ピンキー :04/10/04 16:12:19 ID:1V3AU3x5
- これじゃアシタカ、婚約者までいたのに物知らなさすぎじゃないだろーか…w
カヤはあにさまとか言っていたが、許嫁だと宮崎さんがいっていた。
- 257 :234 :04/10/06 11:46:16 ID:zui7r0kI
- ズリュッッッッ!!!
「あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
勢い余ったアシタカのモノが、サンの小さな豆粒に滑り込み、気持ちよさにサンは絶叫した。
サンの気持ちよさそうな声に、アシタカはさらに自分のモノを擦り付ける。
「ああぁん・・・アシ・・タ・カ・・・」
次第に蕾からこんこんと蜜が湧き出し、アシタカのモノまで濡らしだした。
滑りも良くなり、サンの声に興奮するばかりのアシタカは、再びモノをサンの蕾にあてがった。
ヌルッっという感触とともに、アシタカの先端が中へと入った。
さらに腰を進め、ズブズブと進入して行く。
「くっ・・痛っ」
「すまない。もう少しで・・全・・部・・入る・・うっ!!」
アシタカは一気に突き進み、痛みで硬直するサンに声をかけながら、回復するまでしばらく待った。
きゅっと締め付けるサンの中は暖かく、今まで感じたことのないような快感に襲われた。
「サン大丈夫か?そなたの身体は、とても気持ちよい。そろそろ動くよ・・・」
サンの呼吸が落ち着いてきているのを確認し、アシタカはゆっくりと腰を動かした。
- 258 :234 :04/10/06 11:46:40 ID:zui7r0kI
- 静かな森の中。
聞こえてくるのは、風が木々を揺らす音と、2人の人間の喘ぐ声。
神秘的な森の中で、アシタカは一生懸命腰を動かしていた。
辺りに結合部からの淫らな音を響かせながら。
聞こえてくる粘着質な淫らな音は、少女と少年を刺激し、
少女の甘い吐息は、少年を激しく突き動かした。
少年の荒々しい息は、少女に『男』を感じさせた。
やがて2人は昇りつめ、少年は自身の精を少女の中に注ぎこんだ。
少年は少女から身体を抜き、地面に横になった。
その顔を見つめながら、少女は少年に近づき、そっと口付けをした。
少女も同じように横になり、先ほどまでの行為を思い出しながら言った。
「アシタカ、そなたの病気治ったみたいだな。」
END
- 259 :234 :04/10/06 11:51:12 ID:zui7r0kI
- やっとこさ終わりです。
長々と申し訳ありませんでした・・・。
最後の方、どう書いてよいものかわからなくなってしまって、このような終わりになってしまいました。
駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
- 260 :名無しさん@ピンキー :04/10/06 17:21:14 ID:WRkDxd/n
- GJ!!!!!!
- 261 :名無しさん@ピンキー :04/10/09 13:36:36 ID:2R4V59IU
- スレ違い
【海が聞こえる】 小説を読んで、ちりばめられた情報から推測した結果、
大学に入った杜崎拓の住む町:西武池袋線石神井公園駅
大学:日本大学芸術学部放送学科
里伽子の住む町:小田急線豪徳寺駅
大学:清泉女子大学文学部
アサシオ山尾の住む町:京王井の頭線神泉駅
大学:帝京大学医学部医学科
この情報から、津村知沙の不倫相手、大沢氏が住むのは西武池袋線ひばりが丘駅、
里伽子の父親が住むのは小田急線成城学園前駅とわかる。また、水沼が住むのは練馬駅で、
拓と水沼が一緒に演劇を見に行った駅は小田急線東北沢とわかる。
- 262 :247 :04/10/11 21:26:23 ID:SLuaJ2IH
- >>247の(前に書いた)SSを載せてもよろすぃでしょうか。
- 263 :名無しさん@ピンキー :04/10/13 00:13:29 ID:w9p2POaq
- >>262
ぜひとも
- 264 :247 :04/10/14 19:17:58 ID:IWs5h7J+
- 事件後、サンとの約束どおり、アシタカはサンの許にたびたび通うようになった。
とはいえ、とりとめのない話をしたり、タタラ場からの森の伐採案を相談したり、
あくまでその付き合いは話し相手で、戦友で、仕事仲間のようなものに留まっていた。
この夜、それまで他愛のない話をしていたサンが、突然真顔になった。
「アシタカ」
「ん?」
「初めて会ったときのこと、覚えているか」
もちろん覚えている。岩の隙間から見えた、対岸に現れた巨大な山犬、彼らと親しげに
接する人間の娘。そして、その口元に付いた血。強い眼差し。全てが目に焼きついている。
「私は、お前を殺すと思っていた」少しおかしそうに、サンはつぶやいた。
「それが、こんな風に親しくなるとはな」
“親しい”という言葉がおかしくて、アシタカは小さく笑った。
「なぜ笑う?」サンが不機嫌そうに眉をしかめた。その頬に、臙脂の刺青が際立っている。
決して落ちない、半人半妖の烙印。
獣たちの仲で育ち、兄弟犬と変わらぬ愛情で育てられても、母モロはそれでも、
はっきりとサンを差別した。山犬になり切る幼い少女に人語を教え、道具を作ることを
教えた。語彙は少ないながらも人語を解し、身の回りのものを自分で作る器用さを身に
付けはしたものの、心とは裏腹に、成長と共にしだいに“人間の女”になっていく自分が
嫌でたまらなかったのだろう。
- 265 :247 :04/10/14 19:19:45 ID:IWs5h7J+
- 「醜く汚らわしい人間ども」と、モロは言う。母を愛するがゆえ、それならば自分は醜い
のだと思い込み、思い込むほどに山犬への模倣を強めた。毛皮を背負い、牙を首に巻き、
人間への憎悪を掻き立たせ、母に認められるために死をもいとわず闘う姿は高潔で、
孤独だ。森の犠牲になって死ねば、自分を疎む獣たちもようやく、あの娘は仲間だったと
認知してくれるだろうと信じた。その姿は捨て身で、痛々しかった。
だから、アシタカは言った。「生きろ」と。こんなにも若く、悲しく命を散らして
しまっては、あまりにも惜しい。
「きれいだよ」
アシタカは傍らに腰を下ろす、その身体を抱き寄せた。引き締まっているものの華奢な
体が、腕の中で驚いたように息づいている。
その身体の輪郭を間近に感じ、熱い衝動に襲われる。思わずその手を腰まで下ろし、
もう片方の手で胸をまさぐりそうになる。が、それを抑えて背に回した。
図らずも、息が荒くなる。それを整えようと目を閉じたアシタカは、耳元にサンの温かい
気配を感じた。サンはかすれるような穏やかな声でささやいた。
「…いいよ」
- 266 :247 :04/10/14 19:25:24 ID:IWs5h7J+
- 驚いて、思わず後ろに身を引く。しかし、その声に迷いはなく、全て分かっているような
覚悟さえ感じさせた。サンは本気のようだった。目を伏せ、頭帯を外し、耳飾りを外し、
ゆっくりと衣服に手をかける。しばらくその様子を見つめていたが、思い起こしてその
手を上から握り、アシタカが代わって服に手をかけても、サンはそれを止めなかった。
彼女も、アシタカの身を覆うものを、一枚ずつ解いていく。
サンの肌が、二つの乳房があらわになった。月に照らされ、柔らかい陰影を描いて、
その身体の輪郭をなぞっている。最後に黒曜石の首飾りに手をかけた時、サンは静かに
その手を握り、首飾りを外そうとするのを制止した。
裸のままサンを抱きしめ、ゆっくりその上に覆い被さる。
その美しい、赤らんだ顔を見つめて微笑む。すぐ下に、女のぬくもりと匂いを感じる。
柔らかい乳房が、アシタカの胸に押しつぶされていた。その下で、心臓が鼓動している。
鎖骨に口付け、その輪郭を下へなぞる。肩、腕、乳房、ここに力を込める。白い肌に
うっすら血管が透けている乳房は柔らかく温かく、呼吸するたびに膨らんで指に吸い付く。
さらに腹、腰と降りて、引き締まった尻を指のはらで揉む。そして腿に触れると、
サンの紅潮した身体がびくっと反応した。熱い血液が、女の中を流れている。
この身体の中で、女の機能が静かに、しかし思った以上にしたたかに、確実に働いて
いる。切れ長の、意志の強い目を伏せ、火照った身体をしなやかに動かすサンは、山犬と
いうよりむしろ猫のようだ。アシタカは筋肉質な内股にそっと手を入れ、ゆっくり押し広げた。
- 267 :247 :04/10/14 19:26:47 ID:IWs5h7J+
- 書き逃げですが、すみません。続きは後ほど、なるべく早めに書きます。
- 268 :247 :04/10/15 00:03:06 ID:l06HVteu
- 思ったよりも薄い茂みから伝い、腿と腿の間に、ゆっくり指を入れてみる。
温かく柔らかく、湿った襞が何枚ものぞいている。指を動かし、襞をまさぐっていると、
小さな突起が指に当たった。途端にサンは切なげに呼吸を荒げ、顔をゆがめる。
指でこする度にサンは小さく声を上げ、アシタカもその呼吸に波長を合わせる。
突起から下に指を這わせると、さっきはただ少し湿っていた場所が、すでにぬるぬると
滑るほど濡れていた。中指をそこに当ててみる。熱く、弾力のある筒のような穴に、指は
わずかな抵抗と共に吸い込まれていく。その圧迫のある、窮屈な感覚は、アシタカの頭を
燃え滾るような熱さで刺激する。アシタカは濡れた指を引き抜き、腕をサンの両脇につい
て、きつく抱きしめた。
- 269 :247 :04/10/15 22:38:51 ID:ZQFZiwX2
- 見つめ合っている。頬が赤く染まっていくのがわかる。私の顔のすぐ前に、アシタカの
顔がある。鼻がこすれそうなほど近くに、彼がいる。同じ鼓動を刻み、生身の肌と肌を重ねている。
彼の重い体が、私の体を求めている。
アシタカの「美しい」という言葉。母の口からこの言葉を聞きたかった。しかし、私に
向けて発せられることは決してないだろうと思っていた。だから私は、喜ぶより先に困惑
した。この人間は何を考えているのだろう。何かの罠に違いない。そして私は、その命運
をシシ神に託した。
今なら、その判断は正しかったと確信できる。母はとうとうその言葉を言わぬまま死ん
だが、今、アシタカの瞳は本気だ。だから私も心から、その言葉を受け入れられる。
アシタカを受け入れる場所はすでに鼓動に合わせて反応し、濡れているのを感じる。
「いいのか」荒い呼吸の中から、アシタカのささやく声が聞こえた。
私はうなずき、彼の背に腕を回し、広げられた膝を立てて彼の腰をはさんだ。乳房の上
に、早鐘のような彼の鼓動を感じる。たくましい首筋に顔を埋めて、腰に力を込めた。
- 270 :247 :04/10/16 08:18:54 ID:Rh/t534o
- ずん、と彼の身体が上の方に動くと同時に、腿の付け根に熱く、硬いものが押し付けら
れた。それはゆっくりながら、私の身体を押し上げていく。それほど痛みはなかった。
ただ、自分の身体の形と深さを実感するには充分だった。彼の肉杭は、びくん、びくん
と脈動しながら私の身体を内側から押し広げる。
アシタカの肉杭が私の身体に収まっていくのを想像すると、急に、今彼と繋がっている
のだという実感が沸き、私の呼吸も荒くなる。次いで一瞬、きつく捻じ込まれるような
感覚の後に、肉杭はするっと奥まで入ってきた。
「入った」アシタカが、くぐもった声でささやいた。
「…うん」私も、口の中でつぶやく。
奥まで到達してしばしの後、彼は腰をゆっくりと前後に動かし始めた。アシタカの
身体の一部が、私の身体の中を往復する。熱い肉杭が、身体の内側からぐいぐい押し付け、
舐めるようにこする。そのたびに、彼の腰や肩に力が入る。私も、背に回した両腕に力を
入れ、しっかり彼につかまって目を閉じる。私の腰も、彼の腰の動きに合わせて
絶え間なくしなる。はあはあと荒い呼吸が耳のすぐ傍で響く。
もう、どちらの呼吸かわからない。私たちは二人で一頭の生き物だった。
アシタカは私という獲物を食らう虎だ。虎は獲物に覆い被さり、首筋に噛み付いて離さな
い。私も負けじと雌虎となり、雄の首筋に噛み付き、背に爪を立てる。
次第に、腰の動きが激しくなる。肉と肉がこすれる音が大きくなる。その刻動に合わせ、
じんじんと下腹が熱くなり、熱い液がつうと筒を伝って彼の肉杭を滑らせる。肉がこすれ
る音に、ぬめるような音が加わる。ぐん、ぐん、と、硬いものが私の内臓を押し上げる。
液はさらにとめどなく流れ、二人の腿までも濡らした。
- 271 :247 :04/10/16 08:20:27 ID:Rh/t534o
- 人間の男に抱かれている。自分にこんな機会が訪れようとは、思いもしなかった。一生
を森で過ごし、山犬としても人間としても当たり前のことを経験せずに死ぬのだと、決め
てかかっていた。アシタカに出会い、全てが現実味を帯びてきた。彼となら、共に生きて
ゆけるかも知れない。母さんはどう思うだろうか。獣たちを裏切り、人間を愛する私を
許してくれるだろうか・・・。次第に朦朧とする頭で、そんなことを考えた。
気がつくと、私もアシタカもかなり大きな声を上げていた。上げずにはいられない、
押し上げられる度に、どうしても声が漏れてしまう。耳許で、サン、とつぶやかれる度に、
心臓を鷲掴みにされたような切なさに襲われる。私の背は反り、脚は持ち上がって、
懸命に上下運動を繰り返す彼の腰を締め付けた。
アシタカが、苦しそうにうめき始めた。腰の動きがさらに大きく、激しくなる。
いきり立った肉杭が、私の中で大きく跳ねた。びくびく、と痙攣するように脈動し、
その先端が身体の奥を突く。
次の瞬間、アシタカは弾けるような声を上げ、私の身体の中には、熱い粘液がどくどく
注ぎ込まれた。彼はなおも小刻みに腰を振り、粘液を最後まで絞るように出し続ける。
やがて全て私の中に注ぎ込まれ、彼はぐったりと手足を投げ出し、私の上で力が抜け切っ
たように脱力した。
- 272 :247 :04/10/16 08:22:29 ID:Rh/t534o
- 聞こえてくるのは、彼と私の荒い呼吸だけだ。二人とも、汗でぐっしょりになっていた。
月が急に明るく感じられる。その青い光が、柔らかく二人を照らし、影をつくる。私の中
の肉杭も、徐々に硬さを失っていった。しばらくしてアシタカは私の脇に両腕をつき、
慎重に杭を抜いた。ごろりと大の字に横になった彼の二の腕に、私は自分の頭を乗せた。
暖かい快感に満ちていた。身体の向きを変えると、さっき彼から出た粘液が身体の奥で
とろりと動く。もう彼と私は離れているのに、不思議な余韻がいつまでも下半身に残って
いる。じん、じん、と、鼓動に合わせて余韻が響く。私と彼が、身体を結んだ証。それを
失いたくないばかりに、私は彼の胸に腕を回す。すぐに彼の腕も伸びてきて、私の肩を
すっぽり包む。アシタカは、私の頭をくしゃくしゃ撫でて、微笑む。
私も微笑んで、余韻をかみしめながらしっかり彼の胸に抱きつく。
ほどなく、アシタカは寝息を立て始めた。
しかし、アシタカは知らない。私達は、実はすでに関係を結んでいるのだ――
- 273 :247 :04/10/16 08:23:48 ID:Rh/t534o
- アシタカの看病中、次第に氷解していく彼への不信感と共に、彼の体力も戻り始めていた。
その朝、私は毎日するように、排泄させるために彼の下半身を覆うものを解いた。
そこで私の動きは止まった。
脚の間から突する泌尿器としか思っていなかったものが、弱弱しく横たわる彼とは
対照的に、たくましく屹立して はじけるように飛び出したのだ。赤くふくらみ、太い血管
があちこちに浮き出ている。
思い返してみると、あれは自然に起こることで、つまり回復の兆候だったのだろう。
しかし、その時の私が何を思ったかはわからない。わからないが、そのとき私は、反り
返ったそれを、咄嗟に手で包んだ。感じたことのない強い衝動が湧き起こり、じわりと
下腹が熱くなった。それは硬く熱く、私の手の中で脈動していた。目を閉じて反応しない
アシタカを見おろし、それを握ったまま、辺りを見回す。
誰もいない。私と、この男だけだ。胸が、苦しくなるほど激しく鼓動していた。息を
殺し、口を、手で包んだものに近づけ、舐めてみる。寝言のように、アシタカは低く
うめいた。舌をつけたまま、恐る恐るそれに唇をつけ、先端を口に含んだ。熱く、弾力が
あり、生き物のようだった。アシタカはわずかに腰を動かし、苦しそうに顔を歪める。
口の中で鼓動する彼の体の一部を感じ、私の心臓は早鐘のように打っていた。
気がつくと、脚の付け根から大腿にかけて、滑液で濡れていた。じんじんと、下身が
主張していた。それに抗う術を、私は知らなかった。
- 274 :247 :04/10/16 08:25:36 ID:Rh/t534o
- 衣服をめくり、仰向けに横たわる彼の上にまたがる。すぐ前に、屹立したものがある。
ゆっくりと腰を上げ、彼のわき腹に手をついて身体を支える。もう一度周りを見回し、
恐る恐る脚を広げ、硬い先端が脚の付け根に当たるのを確認し、腰をゆっくり沈める。
ぐん、という重い感覚に、滑液で濡れたひだが、痙攣を起こしたようにしびれる。
再度周りを見て、誰もいないのを確認する。
慎重に、まっすぐ腰を落とす。鈍い痛みと共に、硬いものが身体を割って入ってくる。
感じたことのない痛みに、 少したじろぐ。しかし、本能の声は私を解放しない。
ただそれに従うように、私はさらに、腰を深く落とす。
体の奥で、何か弾けるような感覚と共に、硬い肉棒は深々と付け根まで入った。
結合した部分から血液が流れ出た。奥までとどいた、という感覚は、痛みに取って代わっ
て私を刺激する。
腰を上下に動かしてみる。肉が摩擦している。何も知らない人間の男と、身体を繋げて
いる。 ぎこちなく腰を動かすうち、なんとなく、どう動かしたら痛みが軽くなるか
分かってきた。私の中の物は、ただ周りの肉の筒にこすられ、しごかれて脈動を続けてい
た。さっきよりも、硬さが増したように感じる。 私はうめくアシタカを見降ろし、
火照った顔を上に向けて、はあはあと荒く息をしながら腰を振る。
次第に熱くなる体にぴりっと張り詰めるような感覚を覚え、乳房に指を這わせると、
その先端が硬くなり、衣服の上からでもはっきり形がわかった。指で乳房の先端をこする
と、下腹とつながっているかのようにじんじんと快感が広がった。顔が熱くなる。体と体
がぶつかり合い、ぱん、ぱんと、肉体同士がぶつかる音が聞こえ、それが私を刺激する。
心臓の刻動が全身を駆け巡って、下身の奥までも同じ刻動で痙攣し、滑液を出す。
それは結合部の外にまで流れて、私の脚の付け根や彼の腹を濡らしていた。
- 275 :247 :04/10/16 08:26:56 ID:Rh/t534o
- 治まってきた痛みは快感となり、それを欲して腰の振りを激しくする。 外に聞こえない
よう押し殺した声が、突き上げられるたびに喉から漏れる。アシタカの腿は濡れ、
ぱん、ぱん、という音にぬちゅ、ぬちゅ、という液体のこすれる音が加わった。
中で跳ね、内臓を突く肉杭を感じ、高まる興奮と共に思わず大きな声を上げた瞬間、
アシタカの顔が苦しげに歪んだ。一瞬、肉柱が緊張し、熱い粘液が勢いよく私の中に
なだれこんでくる。私の下腹もそれを受け入れ、軽く痙攣を起こす。
私はアシタカにまたがったまま、しばし粘液が筒を伝うのをを感じた。しばらくして、
肩で呼吸しながら、私はゆっくり腰を持ち上げた。ぬちゅっという、生々しい音と共に
それは私の体から外れ、私は脱力してアシタカの隣に横たわった。
手をのばし、今まで男と繋がっていた場所を探る。熱いひだはぬるぬるに濡れていて、
その間にはさらにべたべたしたものが付着している。指でこすって顔の傍に持って来る。
白っぽい、どろりとした粘液が、指に付着している。鼻に近づけて、彼の匂いを感じる。
ふととなりのアシタカに目を移すと、ぐったりとした様子で眠っているようだった。
股間に目を移すと、それはほぼ元の大きさに戻り、脚の間に納まっていた。
私はそれについた滑液をふき取ると、褌で元のように包んだ。
- 276 :247 :04/10/16 08:28:41 ID:Rh/t534o
- 「ごめん」
口の中でつぶやき、毛皮と仮面を背負って日が昇った外へ出たあともしばらく、
じん、じんと、眠っていた機能が目を覚ました余韻は消えなかった。
その夜、偶然かこのせいか、アシタカは意識を取り戻し、母と私のことで言い合った
ようだった。そして戻ってきたアシタカは、私に言った。
「ありがとう、サンとシシ神さまのお陰だ」
どきっとして、思わず顔をうずめて目を閉じた。ばれているのだろうか、いや、そんな
はずはない。内心どきどきして寝た振りをする私の上に、アシタカの毛皮がかぶせられた。
彼はどこまでも優しい。
そんな優しい男を、私は騙しているのだろうか。
言えるはずがない、この先一生、誰にも。
これは、口が裂けても告白できない私の秘密だ。
朝、アシタカは私より早く起きていて、「処女を失った」私を気遣った。
「体、大丈夫?」
私は微笑み、答える。「うん、大丈夫」
アシタカも微笑み、また私を抱き寄せて額に口付けをした。 おわり
―――
長々でしたが、お付き合いいただきましてありがとうございました。
- 277 :名無しさん@ピンキー :04/10/16 21:59:34 ID:ax8djedE
- 保守的上計
- 278 :名無しさん@ピンキー :04/10/17 01:45:07 ID:Gs0IK8JP
- 247氏超GJ
- 279 :名無しさん@ピンキー :04/10/17 03:36:53 ID:F2pst+4B
- 乙でした!
細かい描写も綺麗で良かった
- 280 :名無しさん@ピンキー :04/10/18 02:52:09 ID:Gsvvf8UU
- でも内容はツマンネ
- 281 :名無しさん@ピンキー :04/10/18 08:04:08 ID:hHO+w72i
- クスッ
- 282 :名無しさん@ピンキー :04/10/25 01:17:22 ID:BI9sVwKl
- このスレをageることが神の意思とのことです!!
- 283 :名無しさん@ピンキー :04/10/26 00:15:17 ID:3MVyjOz8
- 映画見て萌えたらハウルで描きます
予告見る限りは萌え上がりそうな予感がするんだがw
- 284 :名無しさん@ピンキー :04/10/26 00:16:19 ID:r/0cBuFJ
- 554たま
芸術の秋ですが、クシャナ殿下とナムリス閣下のロマンスは
いかがですか?
お待ちしております〜〜!
- 285 :名無しさん@ピンキー :04/10/28 00:16:34 ID:/2tXuU02
- ナウシカ×オームキボン。
シータもいいな。
神期待age
- 286 :554 :04/10/30 03:02:51 ID:S0F2kds5
- >>284
まあ、気長に待ってて下さい。
書く気はありますので。
- 287 :名無しさん@ピンキー :04/10/30 06:55:55 ID:LW3vlmxF
- >>286
わ〜〜い超うれしい〜(><)
激楽しみにしております!!
- 288 :名無しさん@ピンキー :04/10/31 16:30:40 ID:bPbGm5sw
- >>286
期待してます
全部できたらプリントアウトして
堪能する
- 289 :554 :04/11/02 16:20:31 ID:l4JW0edF
- だらだら書いていたら何だか書き出し当初の頃と
今書いている部分、これから書こうとしている部分の雰囲気や文体が
噛み合わなくなってきたので(自分の文章力と気力が無いばかりにorz)、
取り敢えず今迄上げた分に少し手を入れてみたのですが、
こちらに再投下しても宜しいでしょうか。
- 290 :名無しさん@ピンキー :04/11/02 19:44:12 ID:jxF3jb6e
- age〜第六章
- 291 :名無しさん@ピンキー :04/11/02 20:15:19 ID:HRhX+sUf
- >>289
もちろんですよ〜〜
最終章に向けて助走ってことでおながいします!
- 292 :名無しさん@ピンキー :04/11/03 22:00:22 ID:tKO7l4qc
- >>554
まってます!期待age
- 293 :名無しさん@ピンキー :04/11/05 00:56:47 ID:+Gcu7ofb
- コナンとラナのきぼん
- 294 :名無しさん@ピンキー :04/11/05 00:59:38 ID:Z+fR+b1t
- 過去スレ見れないので過去スレのをコピペしてほしいな。
- 295 :名無しさん@ピンキー :04/11/05 01:22:02 ID:Tms2meKt
- >>294
保管庫で見れるよ >>1を参照
- 296 :名無しさん@ピンキー :04/11/05 20:27:44 ID:FFC/jfie
- 15、6歳位になって性の事で悩み始めて
ラナはモンスリーに相談してレズられたり
コナンはどっかの交易先の怪しげな店で筆おろし
その位のお膳立てしないとくっ付いてくれそうに無い気がするな、、、コナンとラナ
- 297 :しとやかな獣 :04/11/07 06:41:14 ID:KpA6NFXg
- 艦の中をうねうねと巡る通路には酒の臭いが漂っていた。
ぼんやりと燈るランプの下、久々の酒に酔い痴れた兵達は持ち場で眠りに落ちていた。
「まったく、どいつもこいつも居眠りこきやがって。」
通路に点々と蹲った人影を面倒臭そうに避けながらナムリスは足を進めていた。
目指す部屋に到着した時もその光景に変わりはなく、それどころか先の方まで延々続いている。
だらしなく床に崩れ軽い鼾をかいている兵を靴の先で小突くと、
まだあどけなさの残る寝顔をした若い兵士は口の中で何事かぐにゃぐにゃと呟きながら体を丸めた。
いかにも呆れたといったように溜息を吐いた薄い唇が、いやな笑いで歪む。
「お前は明日から鬼食いだな。」
そう言い捨て、男は扉の把手に手を掛けた。
慎重とも乱暴ともつかぬその手付きに対し、室内に這入る足取りは落ち着きを払っていた。
酒臭さに慣れた鼻には、この部屋の清浄な空気が少し苦しかった。
縁に金糸の刺繍を施された深紅の絨毯。それを取り囲むようにずらりと並んだ人、人、人。
絡み合う蛇の紋章の入った旗が、まるでそこに描かれた毒蛇の如く奇妙にうねり翻っている。
十三歳のクシャナは国の式典に出席しているが、それが祝いの儀なのか、或いはその逆なのかは、何故かわからなかった。
彼女の目にはただ、暗く翳った群集の顔が無気味に見えていた。
その中に一つだけ明瞭に浮かぶ顔を見つけ、クシャナは目を止めた。
いや、人間の顔ではない。不可思議な模様の付いた面のようなもので覆われた男の顔であった。
外見から判断するに自分よりも十以上上であろうか。五、六歳しか違わないようにも見える。
まだ若い事は確かなようだったが、顔を隠している所為か正確な年齢は見当がつかなかった。
やがて彼は他国の王族の一人として貴賓達の中に居る事がわかった。
歓迎の花束を抱え異姉妹達と共に貴賓席に向かったクシャナはその男に花束を渡した。
男は他の賓客がそれぞれの姫達にするのと同様に、か細く白い彼女の手を取り、面を少し上げて軽く口付けした。
その手と唇の、かつて触れた事の無いような異様な冷たさを最後に、夢は唐突に終わりを告げた。
- 298 :しとやかな獣 :04/11/07 06:41:49 ID:KpA6NFXg
- 夢が敗れると同時に、クシャナは右の手に夢の中で触れた冷たさと同じものを感じた。
驚いて目を見開き、咄嗟にそれから逃れようと寝台から身を起こすが、
冷たい手は彼女の手を掴んだまま離さない。
薄闇の中に、無気味な一ツ目の付いたヘルメットを被った男の姿が見えた。
「離せ、ナムリス!何をする!!」
「随分と逞しくなったもんだなあ。昔はあんなに可愛い手ェしてたのに。」
そう呟きながらナムリスは片方の手で女の右手を押え付け、
もう一方の手で逃れようともがくその手を、子供が玩具でもいじるように弄び始めた。
「でも、女の手には違いないな。」
絡み、縺れ、様々な形に交わり合う男女の指はクシャナに淫猥な予感を感じさせた。
「……こんな時間に何用かな、神聖皇帝殿。」
窓から差し込む唯一の明りが薄い寝衣の下の女の形を露わにしている。
鋭く、知性的な光を宿した瞳は、その滑らかな体の線とは不釣合いなようでいて不思議と均衡を保っている。
「そりゃあ夜中に男が女の部屋に出向いて来るとなれば、何の用があるのかは姫君とておわかりだろう?」
男はその目を避けるというわけでもなく、絡まったままの手元に視線を落としている。
「臥所を共に、か?」
「わかってるじゃないか。」
「正式な婚約も式も無しにか。」
こちらを見据える眼差しを受けて、ナムリスは吊り上がり気味の口角を更に引き上げた。
「形式だけの儀式はお前の最も嫌いとするところだと思ったがな。
第一そんなもの、俺達の間で交わしたので充分だろ。」
歪な微笑を湛える男の口元を見て、クシャナは自分の内を容易く見破られた事に気付いた。
同時に、自分がそれに対して怖れを抱いている事も思い知らされた。
「せっかちな婿殿だ。そのような事は落ち着いてからいくらでも出来るではないか。
私がお前の妻になる事に変わりはないのだから。」
- 299 :しとやかな獣 :04/11/07 06:42:39 ID:KpA6NFXg
- 「まあ、それもそうだけどな。」
そう言うとナムリスは腕に力を込め、硬直した女の手を思い切り引き寄せた。
不意にバランスを崩し倒れ掛かってきた体を抱き止めた拍子に、
男の顔を隠していたものが重く鈍い音を立てて床に転げ落ちた。
わざと身振りを大きくして自分から振り落としたようにも見えた。
身を縮込めていた女はその音を聞いて再び男の腕から抜け出そうと試みた。
が、冷やかな手は更に強い力で彼女を押え込むと、その柔らかな髪を掻き上げ形の良い耳を晒し出した。
「それまで俺が大人しく待ってるとでも思った?」
言葉と共に吐息が耳に触れる。
「待ってる間にむざむざ逃げられでもしたら困るからな。」
クシャナは伏せていた顔を上げ、先程から自分をからかっている男の顔を見つめた。
「そら、約束通り顔も見せてやったろう。」
体に回された手の片方が、背を這い、頬に上ってくる。
氷のように冷たい指が僅かに頬の肉に食い込んだ時、体に戦慄が走るのをクシャナは抑える事が出来なかった。
- 300 :しとやかな獣 :04/11/07 06:43:33 ID:KpA6NFXg
- 針のような、棘のような、牙のような、鋭い三日月が薄雲の中に浮かんでいた。
ゆるやかに流れる雲が紗の如く月を翳らせるかと思うと、また鋭利な光が部屋の中に差し込んだ。
互いの息が混じり合うほど近くに男の顔があった。
その顔は快活で残虐な少年のように見えれば、目的も無く頽廃に耽る青年にも見え、
また全てに破れ疲れ果てた老人のようにも見えた。
一国の皇女であり軍を率いる指揮官でもあるクシャナは、彼の年齢については知るともなく知っていた。
気紛れに隠れる月の所為だろうか。時折深い陰鬱が口元や目の中をよぎる。
整った顔立ちをしていたが、どこかつくりものめいた端正さだった。
「じろじろ見るなよ。」
乾いた笑い声に少し照れが見て取れた。
「構わぬだろう。お前は私の顔を知っているが、私はお前の顔を知らないのだから。」
「そうさな……。」
答えにならぬ呟きを発して、ナムリスは心持ち痩せた頬を包んでいた手を美しく尖った頤へとすべらせた。
接吻の予感に、クシャナは男の顔に置いていた視線を曖昧に散らした。
暫く親指がその感触を味わうように動いた後、軽く触れ合った。
それは少女の時に彼女の手に触れたものと同じだった。
女は目を瞑らず、ぼやけた焦点を元に戻した。男もまた目を開いてその青さを眺めていた。
- 301 :しとやかな獣 :04/11/07 06:44:23 ID:KpA6NFXg
-
「おいおいクシャナ、そんなに睨むなって。接吻の時は目ェ瞑るもんだぞ。」
唇を離した直後、部屋の中に例のふざけたような声が響んだ。
こういう時でもこの男の物言いは変わらないらしい。
クシャナは少々呆気に取られたが、それは不思議と彼女の身を和らげた。
「別に睨んでなどいない。」
纏わりついた腕を解こうと、縮まっていた体がその中で窮屈そうに動く。
冷ややかに女の動きを制していた男の腕は意外にもあっさりそれに応じた。
「それよりナムリス。」と女は寝台に戻り腰を掛けながら男に呼び掛けた。
「ん?」
「お前、少し酒臭いぞ。」
手持ち無沙汰になった男はぐるぐると部屋の中を彷徨い、
彼の花嫁が身を落ち着けるのを見届けてから土鬼式の装飾が施された壁に背を凭せ掛けた。
何かのまじないが掛けられているかのようなその壁は、深更の中で一層無気味さを増している。
「ああ、夜に俺のとこの兵が騒いでただろ。それが酷い有様でな、見張りが全員酔い潰れてるんだよ。
俺は一滴も飲んじゃいないよ。来る途中で臭いが付いたんだろう。あ。」
「何だ?」
「お前んとこの奴等も寝てたぞ。残念だったなあ。」
暗がりの壁際から悪戯っぽい笑みを含んだ声が届く。
「何が?」
「叫んでも助けに来てくれないじゃないか。」
- 302 :しとやかな獣 :04/11/07 06:44:58 ID:KpA6NFXg
- 「助け、ね。」
クシャナは夜の冷たい空気を深く吸い込み、一旦息を止めそれを胸に留めた後、ゆっくりと吐き出した。
「必要ないだろう。」
「必要ないって、それ、どういう意味?」
光の届かぬ一角から男は姿を現すと、女の方へ歩みを進めた。
「どうもこうもない。そのままだ。」
俯き加減に寝床に腰掛けた女の前まで来ると、ナムリスは彼女の頭にそっと手を置いた。
ふんわりした髪を指で遊ばせながら後頭部へと撫で下ろし、そのまま項に手を回す。
僅かに肌が上気し始めているのが感ぜられた。
クシャナはふっと顔を上げると、男の顔に目を据え、言った。
「それとも何だ。泣き喚いたりした方が良いか?」
男の情欲を逆撫でるような物言いと表情だった。
けれどその目の奥に、来ないで、と哀願する光が点じていた。
本心はそのどちらにあるのか。
わかりきった事を改めて確かめるように、ナムリスは女の頭を持ち上げ、彼を見つめる瞳を注視した。
危うい緊張を鎧った双眸は、それを気丈に撥ね返そうとする。
「……何にせよ、抱かせてもらうがね。」
わざと淫靡な口調で呟き、凛と張り詰めた眉の片方がぴくりと動くのを見留めてから、
男は頑なに引き結ばれた女の唇を毀すかのように唇を重ねた。
- 303 :しとやかな獣 :04/11/07 06:45:45 ID:KpA6NFXg
- 一度目の、ただ触れるだけのものとはまるで違う、荒い口付けが女を襲った。
静かに閉ざされていた唇を無理矢理こじ開け挿し込まれた舌が、歯列をなぞり、口中をまさぐる。
やがて小さく引込んでいる舌を見つけ出すと、それに自らのものを絡め、更に深く口を押し付け、貪った。
その間にナムリスは女の体を再び腕に収めた。
呼吸をさせてくれる暇なぞ与えてくれぬその乱暴さに、クシャナは狼狽える事しか出来なかった。
いよいよ苦しくなってきて男の体を突き飛ばそうかと思った時、
その事を察したかのように、冷えた唇が透明な糸を引きながらゆっくりと離れた。
「舌、噛み切られるかと思って冷や冷やしたよ。」
荒い息を肩で整えているクシャナには答える余裕は無かった。男もそれをわかって言ったふうだった。
ふと、薔薇色に染められた唇から、最早どちらのものかわからなくなった唾液が零れた。
首筋を伝い、胸元に流れ落ちて行くそれを追うように、ナムリスは唇を這わせた。
服の裾からは手を差し入れ、その白い肌に直に触れる。
柔らかな皮膚に起こった一瞬の顫えが、唇と手に伝わってきた。
- 304 :しとやかな獣 :04/11/07 06:46:46 ID:KpA6NFXg
- 静かに這入ってきた男の手が薄布の下で女の線を辿り始めた。
白磁のような滑らかな肌は、はにかみながらも柔らかく吸い付き、男の掌を愉しませる。
腹部や背中を押えるようにしながら撫ぜ、肋の窪みを指でなぞり、その上にある膨らみに両手を置く。
掌で包むようにして軽く力を込めながら撫で回すと、漸く整った呼吸に戸惑いの息が多くなる。
左の手をそのままあてがいながら、右の手は少し捲れ上がった裾へと伸ばし、脱ぐように促す。
白い腕が躊躇いがちにそれに応じ上に伸びると、すぐさま剥ぎ取らた。
夜気に晒された乳房に両の掌を戻し、その重みを確かめるかのよう弄びながら首筋に接吻を繰り返す。
そのまま胸元まで下りて行き、右の房の、薄紅い小さな果実の如きそれを啄んだ。
しかし女は相変わらず眉根を軽く寄せ、後ろについた手で体を支えながら彼の動作を眺めているだけだった。
堪えているのだろうか。
ナムリスは女の顔を覗き込むように見上げながら唇を左へと移し、先端を舌先で舐め上げた。
「…………っ…。」
呼吸の中に、聞き取れるか聞き取れぬかといった程の微かな声音が混じった。
「何だ、こっちがの方が良かったのか?」
少しばかり悪心が篭った声で囁き掛け、その可憐な乳首を口に含む。
唇で吸われ舌で転がされると、たちまちそれは口中で硬さを示す。
面白がって甘く歯を立てると更に隆起し、蹂躙し易くなる。
左のそれを口の全てを使って執拗に攻めながら、右の膨らみに左手を伸ばし、
その頂きを指の間で挟むようにして全体に揉みしだく。
声音は喉元に留まっているが、諦念と羞恥とが滲んだ顔に、
それらとは全く異質のものが生じ始めているのを男は見逃さなかった。
- 305 :しとやかな獣 :04/11/07 06:47:28 ID:KpA6NFXg
- 「穴蔵で暮らしていたにしては随分女の扱いに慣れているようだな。」
下のものを脱がしにかかろうと腰に手を掛けた時、男の手元を見るともなく見ていた女が言った。
「ま、伊達に長生きはしてないからな。逆に不慣れな方が可笑しいだろ。
もっとも、弟の方はどうか知らんけどな…。ちょっと腰上げて。」
「兄弟仲が御悪いようだ。」
微笑いを混じえながら呟き、男の言葉に応じようと体の重みを支える腕に力を込めようとする。
抗う気持ちは既に失くしかけていた。が、未だとけぬ怖れが震えとなってそれを阻み、思うように動かない。
「それはお前のところも同じだろ。」
ナムリスはやにわに女の背に腕を回すと、怯えに揺らぐその体をひょいと持ち上げた。
下肢に微かな緊張が走るのを感じながら、腰の部分に掛けた手を半ば強引に下ろしていく。
「最初からそうしろ。」
「だって、腕疲れるんだよ、これ。」
肌と布とが擦れ合う音が消え、薄闇の中、一糸纏わぬ女の姿形が浮かび上がった。
少し尖り気味の肩、締め上げたらことりと音を立てて落ちてしまいそうな頸、胸元は呼吸の都度静かに上下し、
すらりと伸びた手足はどうして良いかわからないといったふうに軽く竦んでいる。
長い睫毛に縁取られた瞳が困惑げに光り、伏目に視線が彷徨う。
戦場で男達の先に立ち声を上げ、血の雨の中を駆け抜けてきた女とは到底思えない、
誰しもが見惚れてしまうであろう彼女のしなやかな体躯にナムリスもまた例外無く眺め入った。
仄かに色付いた乳白色の肌の所々に彼の唇の跡が朱く消え残っている。
- 306 :しとやかな獣 :04/11/07 06:48:00 ID:KpA6NFXg
- 露骨に纏わりつく視線にいたたまれなくなり、クシャナは身を捩った。
脚を縮め、腕で前を覆い隠そうとすると、冷やりとした指が絡みそれを遮る。
「隠す事ないだろ。」
「そう無遠慮に見られたら隠したくもなる。」
細い手首が男の手を振り払うとぱたりと落ちた。
「さっきのお返しだよ。」
ナムリスは女の膝に手を掛けしゃがみ込むと、俯いたままの顔を覗き込むように見上げ、顔を近付けた。
こつんと小さな音を立てて額同士がぶつかり、見上げた目と見下げた目とがかち合う。
「だから目は閉じるんだって、そう言ったろう。」
重なり合う寸でのところで意地悪く微笑む。
「わかっている。」
小さく呟くのを無視して立ち上がると、両の手で顔を挟み、上を向かせた。
頬を撫ぜるようにしながら片方の瞼を指で瞑らせ、もう片方は唇を押し当て瞑らせる。
「それでいいんだよ。」
閉じた瞼とは対照的に無防備に開いたままの唇に舌を挿し入れる。
執拗な求めに女がぎこちなく応えるのを感じ取ると、その舌を味わうかのように縺れさせた。
そのまま下になった体に上体を合わせ、自身の重みに任せて倒そうとする。
しかし女は急に唇を離すと、軽く突き飛ばすようにして男を押し戻した。
かと思うと、僅かに後ろにのめった男の腕の片一方を掴み、再び自分の方へと引き寄せた。
反動で引き戻された体が肩口に重く圧し掛かる。
目の前にある薄茶色の髪が掛かった耳に口を寄せ、吐息が勝った声で囁いた。
「お前も脱げ。」
強がった言葉が微かに震えを帯びていた。
- 307 :しとやかな獣 :04/11/07 06:48:28 ID:KpA6NFXg
- きょとんとした表情を浮かべた端正な顔が、眉間に気難しげな皺を寄せた女の顔をまじまじと見た。
一瞬後にその言葉の意図を理解すると、身を屈め、肩を細かく揺すらせ、声を立てずに笑い出した。
「何だ。可笑しいか。」
鋭い、けれどどこか弱々しさを含んだ声が飛んだ。
「別に可笑しかないが……、面白いな。」
「同じ事ではないか。」
呆れ気味の女の声に男の笑い声が重なる。
「いや、これはとんだ御無礼をしたな。お姫様一人引ん剥いちまって。」
笑いが残る声で言いながら、道化じみた所作で投げ出されたまま女の手を取り、その甲に顔を寄せる。
それに気付いた腕が鬱陶しげに動かされ、口付けされる前に男の動きを妨げた。
「言われなくてもそうするよ。」
少しむくれた顔をした女を宥めるように言い、
白い手を掴んでいた手を、腕から肩、肩から頸へとすべらせ、髪に触れた。
むずかる子供でもあやすような手付きで頭を撫でながら、ナムリスはふと浮かんだ疑問を口にした。
「髪、どうしたんだ。長かったじゃないか。」
「切った。」
「それは見りゃわかるさ。何で切ったんだ?」
「長いと、何かと面倒でな。」
男の問いに少し考え込んでからクシャナは嘘の答えを呟いた。
本当の事を言えばまたからかわれるだろうと思った。
「そうか。何だか勿体無いな。」
- 308 :しとやかな獣 :04/11/07 06:49:03 ID:KpA6NFXg
- 少し節くれ立った指が離れ、男が背中を向けたのを合図に、クシャナは身を横たえると手足を縮込め蹲った。
適当に投げ遣った目の、その視界の隅に、億劫そうな手付きで衣服を脱ぐ男の姿が映った。
顔はそのままに、目だけちらりと動かして様子を窺う。
自分の部下達とそう変わらない、まだ若い青年の背が露わになっている。
「またそうやって見る。」
見られているのに気付いたのか、それともただの戯れにか。不意に男が頸を捻り女の方を見た。
視線が交わる前に目を元に戻し、空に泳がせる。
「顔もそうだが、歳の割に若作り過ぎると思ってな。」
「気になるか?」
衣が床にすべり落ちる音が止む。その一瞬の静寂が耳に痛かった。
「自分の嫁の容姿を気にせぬ男など居ないだろう。」
「まあ、まず居ないだろうな。」
新たに加わった重みで寝台の脚がきしりと音を立てる。
「女もそれと同じだ。」
視野の内に男の裸体が入り込んだ。その口元には相変わらず緩い笑みを湛えている。
「何なら灯り、点けてやろうか。」
「そこまでして見る顔でもなさそうだな。」
- 309 :しとやかな獣 :04/11/07 06:49:28 ID:KpA6NFXg
- 「酷えなあ。そりゃ、お前みたいに綺麗な顔してるわけじゃないが。」
ナムリスは横臥に蹲った体の脇に手をつくと、やや傾いだ顔に頸を伸ばし、きらきらしい女の顔に目を落とした。
その目を避けるように、それまでじっとしていた瞳が軽く瞬いた後、斜に逸れた。
「世辞を言っても無駄だぞ。」
「こんな時に世辞が言えるほど気の利いた性格はしちゃいないさ。」
言い終わるや否や、倒れ込んでいる女の、少し骨張った肩の辺りに腕を回しそっと抱き起こした。
拍子に、猫のように丸まっていた手足が力無く伸びる。
このまま重なり合うものだと思っていたクシャナは戸惑いを感じたが、
自分の方から男を引き寄せる事など出来るわけもなく、肩を掴む腕に自らのそれを絡ませゆっくりと起き上がった。
肩から胴へと移った腕に抱き寄せられ、丁度男の胸に背中を預け、膝の内に抱え込まれる形になった。
背と胸が合わさり、腰と腹とが合わさり掛けた途端、既に強張り始めている男の下腹を感じて俄かに女の腰が浮いた。
「今更逃げるなよ。」
言って、男は逃れようとする体を強く押え込んだ。
右の肩に頤を乗せ、蒼ざめた耳元に口を寄せ、
「怖いのか。」といやに生真面目な声で囁いた。
女は何も言わずに少し俯くと、小さく溜息を吐き、体の力を緩め、男の胸にゆっくりと身を凭せていった。
異国の男の肌は、その指や唇と同じように冷えた感触を彼女に与えた。
重みを預け切った瞬間、きつく体を押え付けていた腕がふっと解かれたかと思うと、
脇の下を通って胸の下に巻き直り、また抱き竦められた。
乳房をまさぐるかに思えた手はその下の肌をなぞった。
- 310 :しとやかな獣 :04/11/07 06:49:49 ID:KpA6NFXg
- 「一つ、聞いてもいいか。」
体のかたちを確かめるかのように肌に沿う手が、再び胸をさぐろうとする前に、
その手首に蝋細工のような指が纏わり、女の明瞭な声が静かに響いた。
「一つだけでいいのか?」
捕えられるままに男は素直に動きを止めると、細い腰の括れをきつく押えた。
クシャナは指をほどき、窮屈そうに肩を動かしそこに乗った頤をどけ、
「お前は、私を抱きたいのか?」
上体だけを後ろに向けるように体を捻った。
淡く上気した肌が男の掌の下で柔らかく縒れた。
「それとも女が欲しいだけか?」
紅を差したように鮮やかな唇の端が、ほんの少し歪んでいる。
男はそこに自分の唇を押し当てた。化粧の匂いはしなかった。
頬に接吻しようか、唇に接吻しようか、どちらにしようか迷いかねたような位置に唇を落とされて、
それが女にはもどかしく感じられ、顔をずらし、自分の方から唇を合わせた。
「さてね。どっちだと思う?」
己のそれにたどたどしく触れる感触から離れるのが惜しくて、男は唇を触れ合わせたまま問い返した。
薄目を開いた女の顔に惑いの表情が浮かび、緩く結んだ唇が微かに顫えて男から離れた。
それに呼応するように揺れる淡い金色の髪の中に、ふと光るものを見つけ、
男は女の腰から片手を離し、その美しい髪をそっと掻き上げた。
端正な輪郭の耳に、翠色の石と金とで出来た飾りが取り残されていた。
涙形のそれは指の先で軽く触れると、あるかなきかの音を立てながら左右に細かく振れた。
「じゃあ、どっちだったらいいと思う?」
無言のままの女に囁き掛け、男は指先で遊ばせていた耳飾りを引っ張るようにして取った。
女は驚いて一瞬肩を窄めた後、しかつめらしい顔つきをして前に向き直り、再び男の胸に背を凭れ掛けながら、
「後の方が、少し気が楽だ。」とどこか投げ遣りな調子で言った。
「なら、そういう事にしておけ。」
ナムリスはもう片方の耳飾りも同じように取り去ると、下には落とさずに自分の耳に着けた。
人肌に温まった金属の感触はやけに生々しかった。
- 311 :しとやかな獣 :04/11/07 06:50:14 ID:KpA6NFXg
- 裸になった耳に男が唇を近付けると、女はそれがこそばゆいのか、頸を捩り身を捩りして避けようともがいた。
そんなふうにされるとしなくてもいいような事でも無理に押し通したくなるもので、
ナムリスは女の頸を引き寄せ、強引にそこへ唇を押し付けた。
「いいな?」という声が、ゆるやかな呼吸に混じってクシャナの耳に触れた。
口を寄せていなければ聞き取れぬであろうその声を聞き分けた途端、女の肩が細かに震えだした。
それは次第に体全体に広がり渡っていき、仕舞いにはくつくつと笑い忍ぶ声が唇からひそやかに漏れた。
「そういうのは最初に言うべきじゃないのか。」
そうだな、せめて服を脱がす前に。と付け加えて、女はまた笑いを広げた。
「言っただけましだろ。」
鈴を転がすかのような可憐なそれに、男はつられてふっと頬の筋を緩めた。
「……もうそういうのはいいから、とっとと済ませてくれ。」
「いやだ。」
笑いが失せ、何の表情も無くなった、輪郭のぼやけた声を女が放ったのに対し、
男の声にはまだ悪戯っぽい笑みが残っていた。
肩越しに男の顔を見遣った女が不平を口にする前に、また唇が重ねられ、
男の片手が女の肩を撫で二の腕をすべり、肉付きの薄い腰の起伏を辿って下腹に忍んだ。
「ちょっ、やめ……んっ!」
顔を離し、抗議の声を上げかけた女の体をきつく抱き寄せ、
男を再び唇を合わせ舌を交わらせ続けながら、緩く閉じ合わされた脚を割り開き指を差し入れた。
抱きかかえた女の肩がびくりと竦み、喘ぎとも呻きともつかぬ音が喉元で顫えた。
- 312 :しとやかな獣 :04/11/07 06:52:57 ID:KpA6NFXg
- 髪と同じ色の柔らかな茂みに覆われたそこは、湿り気を帯びてはいるものの濡れるというにはまだ遠く、
指を受け入れる事すら頼りなく思え、男をひと撫でしただけで指を引いて、唇を離した。
「そんなに緊張するな。」
「…して…ない……。」
長く深い口付けの後での息苦しさもあるのか、女はあきらかに上ずった声で否定して男の腕を振りほどくと、
脚を折り曲げ膝を抱え、その膝頭に顔を埋め、体を小さくこごめてしまった。
ナムリスは右の人差し指を口に運びながら、
「してるじゃないか。」とまた言うと、女は顔を伏せたままかぶりを振った。
「まあいいけどさ、脚、開いてくれない?」
ほら、と男は極力声を和らげて、膝を抱き締める女の腕に手を掛けた。
「どうして?」
「どうしてもこうしてもないだろう。後で困る。」
女はおずおずと顔を上げ、心持ち頸を後ろに捻り男の方を窺った。
「別に、困らないと思うけど。」
男は半ば呆れたような顔をつくってその横顔を見つめ返した。
「お前が困らなくても俺が困るんだよ。」
「いやだと、言ったら?」
「早く終らせてほしいんじゃないのか。」
クシャナは自分を静めるように細く息を吐きながら、少しずつ体の力を抜いていった。
- 313 :しとやかな獣 :04/11/07 06:53:25 ID:KpA6NFXg
- 僅かに力の緩んだ腕を払い除け、それに抱きかかえられていた膝を掌で包むと、
男が力を込める前にぎこちなく脚が開かれた。
「そうそう。言う事を聞けとは言わないが、少し大人しくしてくれると助かる。」
怯えの混じった息を吐く女を宥めすかすように言って、
男は口に咥えていた指をまだ軽く捩れている脚の間に持っていった。
臍の下の、金髪の生え揃った丘を撫ぜ、その毛並みを指に絡める。
指を先へは進ませないまま掌底を腹部に這わせると、緊張からか、ひたと締まった肌がそこにあった。
「今だって、充分大人しいだろ、う…ん……。」
不服そうな声でクシャナは言い、膝に掛かったままの男の手を払おうとしたその時、
不意に入り込んできた男の指に違和を感じて思わず呻きを漏らした。
「そうだな。お前にしちゃ大分大人しいかもな。」
柔らかい笑みを含んだ声で囁き掛けながら、ナムリスは唾液で濡れた指を女の中に沈めていった。
その窮屈な感触に、やっぱりな、と男が指を引き戻しながら独り言でも言うように零したのを、女は耳聡く拾って、
「“やっぱり”、何?」
「何って、やっぱり初めてなんだな、と。」
「そういうのって、わかるものなのか?」
「そりゃあ、まあ。」
「……悪いか?」
「いや、別に。」
寧ろそうじゃない方が問題だろうと心中で呟いて、男は女の襞の合わせ目にある突起に指を移した。
- 314 :しとやかな獣 :04/11/07 06:53:45 ID:KpA6NFXg
- 「──あっ。」
途端、女の口から小さな悲鳴が上がった。
平常彼女が発する声からは思いもよらないような、甘たるい、女の声。
自分自身で発したその声に戸惑ったような女の様子は、男の悪心を軽く擽った。
「へえ。なかなか可愛い声、出すじゃないか。」
「何、言っ…て……んっ…。」
おそらく、男にそんな言葉を掛けられた事はなかったのだろう。ましてやこんな状況では。
クシャナは既に血の色の差している頬を更に赤らめ、下腹部から広がる感覚に耐えるように体を硬くした。
けれど男の指は容赦なく敏感な箇所を苛む。
刺激に慣れない彼女の為に包皮の上からゆっくりと指を動かしながら、
空いていた手を左の胸の膨らみに移し、その先端を掌で擦るように撫ぜ回すと、
薔薇色の唇から漏れる吐息の甘さが強くなった。
「や…だ…っ……やめ、て……。」
乳房を包む手を除けようと動いた女の腕は、胸元に届く前に、空を切り、男の腿に落ちた。
弱い部分をいちどきに捕えられ、硬直していた身が次第に弛緩していき、
力の散漫になった女の体が男の胸にしなだれかかってきた。
喘ぎを殺そうと顫える喉が仰け反る。そこにナムリスは唇を強く押し付けながら、
「そういやトルメキアの王家ってさあ、代々好色な人間が多いって聞いた事があるんだけど。」
「そ…れが、何…なの?」
「お前の場合どうなのかなと思って。」
男の腿の上でわなないていた指に、俄かに力が入り、短目に切り揃えられた爪が彼の肌を引掻いた。
「そん…なの……知らない…!」
顔を俯け、瞼をきつく閉じ、女は弱々しく叫んだ。
- 315 :554 :04/11/07 06:59:50 ID:KpA6NFXg
- お言葉に甘えて修正版をうpさせてもらいました。
改めて読み返すと大して変わりが無い上に、
殿下が殿下らしくないというか、乙女過ぎるような気が…。
ナムリスは某俳優意識しつつ男前度五割増位にしてるんですが。
尚、タイトルは同名の映画(ナウシカ、ジブリとは無関係)からそのまま頂きました。
獣は「けもの」ではなく「けだもの」と読みます。
- 316 :554 :04/11/07 07:01:11 ID:KpA6NFXg
- 付け足し。
続きは今暫くお待ち下さい。
- 317 :名無しさん@ピンキー :04/11/10 00:12:35 ID:mFyflDMW
-
- 318 :名無しさん@ピンキー :04/11/10 20:41:10 ID:NzlU4WrH
- 待ってるデヨー。
- 319 :名無しさん@ピンキー :04/11/10 21:17:30 ID:B1Tfcr6w
- 改めて読みかえしましたよ
タイトル萌え萌えでんな!
ナムリスのモデルの俳優、全部完結したら知りたいですw
殿下、乙女でもいいですよああいうひとがウブだから可愛い♪
続きたのしみっす!
なんか、こんな、すばらしいもの無償で書いて下さる554たまに感謝感激!!
- 320 :名無しさん@ピンキー :04/11/11 08:55:28 ID:v1+/B6dB
- また読みふけってしまった
やっぱ面白い
とても楽しみにしてます
554さん、気のむいたときに投下よろしくお願いします。
感想を書くくらいしかできませんが、楽しみにしていますんで
- 321 :名無しさん@ピンキー :04/11/14 00:00:22 ID:cqbzkcaM
- 長い間待って少しずつ読むのもおつだったし、
まとめて読んでも面白いしやっぱり良いです。
ところで、原作のナムリスのあの顔はどうなんでしょう
もったいぶって隠しておくほど、ひどくもないし超美形でもないかなと思うけど
結局クシャナは顔見てないよね?もし見てたらどういう感想だったんだろう
- 322 :名無しさん@ピンキー :04/11/16 00:44:34 ID:f8EkzPBZ
- クロトワ<ナムリス<アスベル<セルムって所かな?
意外と弟のミラルパと似てると思う。
実は双子だったりしたら面白いな。
- 323 :名無しさん@ピンキー :04/11/16 01:15:48 ID:Gkqh/i4C
- >>322
ナウシカばっかり美形もってっちゃって
クシャナ様が可哀想だ;;www
- 324 :しとやかな獣 :04/11/17 00:26:15 ID:qLnulE2o
- >>297-314
「どうかな。」
男は指を奥へと伸ばし、割れ目をそっとなぞり上げた。とろりとしたものがその指先を温かく濡らす。
襞のあわいから零れだした蜜に、誘われるようにして指をすべらせ、女の内に潜り込ませる。
まだ熟し切らない内部を探るように指を動かすと、粘ついた水音がそこから漏れ聞こえた。
「その気はあるみたいだけど?」
「知ら、な…っ……たら…。」
切れ切れにクシャナは言葉を紡いで、頸筋を擽る男の唇から逃れようとかしらを右に振り左に振った。
力の感じられないその動作は頑是無い幼子がいやいやをするかのようだった。
根負けした大人は素直に唇を離すと、今度は金色の産毛が光る耳に口を近付け、
「意地っ張りだねえ。」と自分でも不思議な程に優しい声を掛けた。
そうして、乳房にあてがっていた左手を押し開かれた下肢へと移した。
右の指は中に潜らせたまま、左の指に滴りを絡め取り、それを小さな芽に荒くなすり付ける。
「う、んんっ!」
強い刺激に思わず声が上がりそうになるのを、クシャナは寸でのところで唇を噛み締めて堪えた。
けれど鼻孔から漏れる乱れた吐息と、咽喉の奥にくぐもる甘い呻きはどうにも抑えようがなかった。
「ん……ふぅ、んっ!……ん…っ、ぅん…。」
指が内側をなぞり突起を擦るその度に女の体がぴくりと跳ね、細い指が男の腿を甘く刺す。
地のままの色の爪が月明を受けてつややかに光っている。
染めてもいない。伸ばしてもいない。指の先よりも短く揃えられている。
それは彼女の悲劇の証のようにナムリスには思えた。
- 325 :554 :04/11/17 00:32:23 ID:qLnulE2o
- ハウルの公開前には終わらせたかったんだが……無理だなorz
>>319
某俳優、ナムの顔の話が出たので書いちゃいます。
見たくなかったら読み飛ばして下さい。
『地獄に堕ちた勇者ども』のヘルムート・バーガー。
モデルというか、気付いたら何か被っていたという感じなんですが。
年端もいかない女の子の手にキスしたり。
まあ、もしも実写版ナウシカが作られることがあったら、
ナムは彼くらいまがまがしい雰囲気のある役者にやってほしいな、と。
- 326 :名無しさん@ピンキー :04/11/18 14:56:13 ID:hjFMKN5+
- ネ申キター
- 327 :名無しさん@ピンキー :04/11/19 03:23:48 ID:/7VOZDxf
- >>325
じゃあ、あの映画にならって近親相姦や女装もしなきゃねw>ナムリス
狂気で退廃的な美形というイメージは確かにあってるなぁ。
- 328 :名無しさん@ピンキー :04/11/22 17:43:33 ID:W1cG9gzn
- 早速ですが、ハウルのエロ期待してます
- 329 :名無しさん@ピンキー :04/11/22 18:03:46 ID:6ETdKLJN
- わわ、554さんアップされてた!
殿下〜〜〜あああ〜〜
始めての快感に悶える殿下
萌え萌えです!
最後の一行がグッときました!
ナムリス、もっと殿下をメロメロにしちゃってください〜〜!
ヘルムートバーガー、よく知らなかったので、
ググってみたけど、耽美な美形ですね
原作ナムだと美形すぎ!って思うけど、554たまのナムさんなら
これくらいの美貌は欲しいとこですねw
いろいろ妄想してしまう〜〜!
続き楽しみにしてます!
- 330 :名無しさん@ピンキー :04/11/22 21:55:10 ID:BvnZ1KV0
- >328
>283
よろ!
- 331 :名無しさん@ピンキー :04/11/22 21:55:39 ID:F0gsITuY
- トトロって需要ないよな…
ロリでも流石にメイじゃなくてサツキなんだが。
- 332 :名無しさん@ピンキー :04/11/23 01:32:14 ID:q/ugoc9n
- >>324
ナムリス男前ですね
クシャナ様可愛い
もっと乱れさせてやってくだせえ
- 333 :名無しさん@ピンキー :04/11/23 15:01:19 ID:6FZQNXrs
- >>331
だってサツキ小5じゃん。
立派にロリじゃん、犯罪だよ。
- 334 :名無しさん@ピンキー :04/11/23 16:00:29 ID:q/ugoc9n
- サツキとか言ってるやつキモイ
- 335 :名無しさん@ピンキー :04/11/23 21:29:58 ID:g/+g+t3i
- ハウルとソフィーのエロSS超読みたい
夫婦モノなんで安心して描けそうだね(*´ー`)
- 336 :名無しさん@ピンキー :04/11/24 11:48:27 ID:QYjhbIRT
- え〜サツキとカンタのほのぼのしたHなら見たいけどな〜
- 337 :名無しさん@ピンキー :04/11/24 22:36:10 ID:tP29r6+d
- 漏れもハウル×ソフィーが読みたい。愛のあるやつを…
- 338 :名無しさん@ピンキー :04/11/24 22:46:18 ID:JC7ME2uu
- >>324
いいです!
クシャナ殿下いろっぺ〜〜
ナムリス余裕あってかっこいい!クシャナ様にもと萌えてほしい!
クリスマスには初夜完了するでしょうかw
続き楽しみにしてます!
- 339 :名無しさん@ピンキー :04/11/24 23:08:07 ID:Ctu8hP4t
- サツキ?ランドセルしょったガキなんかに興味ないぞ。
メイタン(*´Д`)ハァハァ
- 340 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 00:55:17 ID:LvV/MsNH
- ∧ハ パンパーンパパパンパンパーンパンパパンパパーン
/ (ノヽハ)∩☆))u´)☆))u´)
ノ リ ゚ヮ゚)彡☆))u´)☆))u´) >>339
⊂彡☆))u´)☆))u´)
☆))u´)☆))u´)
- 341 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 05:08:13 ID:bu309wJg
- ハウル公開されたら人来るかと思ったけど、あんまり盛り上がらないな・・・
何人くらい見てるんだろう、このスレ
- 342 :sage :04/11/25 15:53:50 ID:/YYoPt8o
- まず1人
- 343 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 16:51:03 ID:/8FHtHW1
- たまにみてます2
- 344 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 16:58:45 ID:Kgbq3C3N
- 4
ハウル観てからこのスレROMってるよ
ハウルとソフィーに大ハマリさ
- 345 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 19:28:38 ID:0I4ePEfV
- 5かな
映画直後だし、SSがどばどば投下されまくる
ものかと思ったけど、皆 大人しいね
例に漏れずハウルとソフィー萌え! 身悶えますたww
- 346 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 21:08:43 ID:crngJBAw
- 物語とか人物像とかじっくり噛み砕かないとSSってかけないんじゃないか?
>映画直後だし、SSがどばどば投下されまくるものかと思った
わしゃ気長に待つよ。
- 347 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 22:58:24 ID:KzuGPmm1
- 誰か…シチュを出してくだされ(つД`;)
触りだけ書いたが気に入らん…>ハウル
もっとカコイイ!ハウルと可愛イイ!ソフィーたんが書きたいのでがんがって練りこみます。。。
- 348 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 23:05:48 ID:1iZqp0fr
- ごめん。ハウルまだ観てない。
- 349 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 23:36:18 ID:0I4ePEfV
- >>347
ハウルが強引に奪っちゃうような話もいいね
有りがちなのしか浮かばないけど
風邪をひいて看護中にとか、
一つ屋根の下に住んでる事を最大限に利用して、
風呂に偶然入っちゃったとか、着替え中にryとか
キッチンで料理を作ってる最中にとか……
ケコン式後の初エチーというのも又萌えますな!!!1
がんがってくれ (゚∀゚)ラヴィ!!二人を頼んます
- 350 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 23:51:18 ID:b4kN++Zf
- >>349
強引かー。
「ハウル!やめなさいハウル!」
「別にいいじゃない。これくらい…」
「二人きりになった途端いつもこれなんだから!!」
今から原作読んできまつ
- 351 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 00:00:25 ID:6VRtAXUQ
- な、なんかシチュを聞いただけで萌えが止まらないよ(*´Д`)ハアハア
神さま楽しみに待ってます
- 352 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 00:16:37 ID:V5OTcSSR
- >>350
激萌え。
- 353 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 00:19:00 ID:+Y2W/pMX
- ゲロ甘なハウルソフィー読みたいです。
「怖がらないで」「上手だ」「いい子だ」は是非入れてホスィ
- 354 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 00:25:29 ID:V5OTcSSR
- 「よくできたね…ご褒美をあげよう」とか
あーキャラ違う
どうも調教系を読んだばかりなので
そっちに逝きがちでいけませんな
>>353
ハウルソフィーならどんな激甘も余裕で出来そうだ
- 355 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 00:28:52 ID:B/BddSuV
- やべぇ…超萌えた…(*´▽`*)
お風呂でバッタリ…こんなかんじ?
「カルシファー、風呂にお湯を送ってくれ」
「え〜もうソフィーが入ってるよ。ってもう遅いか」
「キャア!?ちょっとなんでハウルが!?っ入ってきちゃ…」
「あれ?カルシファー、二人は?」
「風呂〜」
で二人でお風呂なわけですね(*´Д`*)
- 356 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 00:36:21 ID:V5OTcSSR
- 屋上でセクースとかたまにあるじゃないか
それの動く城版とかどうよ?風に当たりながらとか。
あとは花が敷き詰めたれた床?でセクースとかも
絵的に綺麗で良いかも知れん
- 357 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 00:49:30 ID:vikQNIs4
- 風呂シチュいいな(´Д`)
そんで二人が入った風呂の中の様子を伺うカルシファー。
「あ、あ、えらいことになってる…。」
「ねぇだからどうしたのってば?」
「!!」
背後からマルクルの声。
「お、オイラ何にも知らないもんねー!!」
- 358 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 01:51:35 ID:xLNCfAON
- >347
花畑の隠れ家に行ったときソフィがババサマにならなくて、そのままおうちに入って・・・
ってバージョンなどいかがでしょう。
職人様。お待ちしております。
- 359 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 02:49:22 ID:ThNUA2QO
- はうそひ萌え〜
でもハウルって2重人格っぽくて、書きにくそうだよね。
普段はカコヨクきめてても、時々ソフィーの前ではヨワーな感じ。
個人的にはたまらん。
- 360 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 03:17:32 ID:ZRTJD20X
- ソフィーさんに緑のヘドロぶっかけプry
- 361 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 05:33:16 ID:qpSdmOzG
- ソフィーの寝室にて
ばたんとドアが開く
「ソフィー!ソフィー!!僕、もう君が好きすぎてどうにかなっちゃいそうなんだ。」
(しょうがないわねえ)「ハウル、こっち来て?」
ソフィーに抱きつき顔や首筋にキスの雨を降らせて、
「ね、ベッド行こう!」
「え!!」
暗転
「ねえソフィー。このまま繋がっていられたらいいのに。」
みたいなの希望。
- 362 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 17:00:22 ID:rNUajWlf
- うひゃー甘!読んでて照れるなあ
- 363 :361 :04/11/26 19:40:49 ID:qpSdmOzG
- 萌えが止まらなくなったので自分で書きました。ハウル×ソフィーです
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ハウルに心が戻って数日、戦火は収束しかけていて、動く城の家族達はのんびりとした日々を楽しんでいます。
その日も夕食が終わるとハウルはいつものように風呂へ行き、ソフィーは部屋で繕い物を始めました。
突然
「うわーーーーーーー!」
ハウルの叫び声。ごいんごいんという何かにぶつかる音も聞こえます。
「またかんしゃくかしら。」
バスルームの棚は今日はいじっていないはずだしおかしいわ?とソフィーは本日の行動を思い返しました。
トイレカバーを新しくしたのがいけなかったのかしら。
それともハウルのベットの牛のぬいぐるみがあんまり汚いから洗って干したのが…
はうわっ!天井からぶら下がってた二股のマンドラゴラ、ついでにその辺の得体の知れない植物、
白カビ生えてたから捨てちゃったわ!アレよアレに違いない!!
何かにぶつかっている音はなおも続いています。しかもだんだん近づいてくるようです。
「ば、バレてる!!」
ソフィーは辺りをぐるぐる見回して逃げる所を探しました。
…ベットの下ぐらいしか見当たらない。さすがにここは狭いわねぇでも背に腹は替えられ…
ダァーーンッツ
「ねぇ!ソフィーーーー!!!」
間に合わなかった!あわあわしてソフィーは言い訳を超高速で思い巡らします。
- 364 :361 :04/11/26 19:41:47 ID:qpSdmOzG
- 続き
ハウルは半裸でなおも壁にぶつかりよろよろしながら。
「ねえソフィー!どうしよう!!僕、君が好きすぎてどうにかなっちゃいそうだよ!!」
なんともいえない間が開きました。
「はぁ?」
「お風呂で君のこと考えてたら止まらなくなっちゃったよ!ソフィー君のせいだよ!」
マンドラゴラじゃなかったんだ〜。ソフィーはほっとして余裕が出てきます。
「こっち、来る?」
「もちろんさ!」
ハウルは激しくソフィーに抱きつくと耳や唇や頬に何度と無くキスの雨を降らせます。
「僕が君を好きで君も僕を好きでこれから末永く一緒なんて、なんて素敵なんだろう!!
ねえソフィー僕どうしたらいいの。」
ソフィーは顔中真っ赤にして
「も、もういいでしょ!」
「ね!!ベット行こう!」
「ええー!」
ハウルはソフィーを軽々と抱き上げるとそのまま自分が下になってベッドにダイブ!
柔らかなソフィーの髪を梳き上げてそれにキスしながら囁きました。
「ソフィーありがとう。僕に心臓を取り戻してくれて。」
「あなたがいるから私なんでも出来るわ。私あなたがどんな姿だって…」
その言葉はキスでふさがれました。
「君は蜂蜜みたいだ。」
激しい熱やあえぎの中からハウルの声が囁きます。
「ねえ、ソフィー。僕たちずっとこうして繋がっていられればいいのに。」
ソフィーは黙ったままさっきやたらぶつかった為に出来たハウルの肩の痣にキスしました。
- 365 :361 :04/11/26 19:44:34 ID:qpSdmOzG
- エロシーン恥ずかしくて書けませんでした。スマンかった。
- 366 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 20:37:25 ID:6VRtAXUQ
- キタ━━━(°∀°)━━━!!
361さんナイスですハアハア
ど、どうしよう、も、萌えが止まらないよ…!!
読んでる最中、終始ニヤケっぱなしでした(;´p`)
GJ!!
- 367 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 20:56:04 ID:B/BddSuV
- 携帯で書きこんでも良いですかね?(゜∀゜)
良ければちょっとずつ投下します。
ちなみにハウルとソフィーのお風呂シチュです。
- 368 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 21:24:59 ID:fMPHzBNh
- >>367
もちろん桶ー!(・∀・) b★
わくわく
- 369 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 21:34:50 ID:fMPHzBNh
- >>361
GJ! 萌え萌えですた(・∀・)ニヤニヤ
ハウルがバスタオル一丁で走って来るシーンを
思い出してしまって余計にニヤニヤww
- 370 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 21:35:25 ID:kPdFLFhZ
- イイヨーイイヨー(・∀・)!
待っとりますよー
- 371 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 21:50:07 ID:+Y2W/pMX
- >>361
グッジョブ!
エロシーンなくてもゲロ甘なら漏れ的には全然オケ!
ところでハウルは天然気障男な気がするから
無意識でソフィーを甘い囁きで攻めてそうだ。
んでもってなかなかそーいうのに慣れず、真っ赤になっちゃうソフィーたん萌え(*´Д`)
映画の空中散歩のシーンでもハウルに手をとられてぎくしゃくしちゃうソフィー萌えでした。
空中散歩シーンマジでいいよ!サントラでもその音楽聴きまくりだよ!
- 372 :その1 :04/11/26 22:13:36 ID:B/BddSuV
- 携帯から失礼します。携帯からなんで読み辛かったらヌルーしてくだされ。
いつもと変わりない朝、カルシファーはパチパチと音を立てながら眠っていました。
そこへ、寝起きらしいソフィーが寝間着のままやってきました。
「カルシファー、お願いがあるの」
「んぅ?なんだいソフィー、おいらにお願いって?」
ゆらゆらと揺れているカルシファー。
「悪いのだけど…、お風呂にお湯を送ってくれないかしら?昨日、入りそびれちゃって」
「オッケー。くれぐれもハウルのように使いすぎないでおくれよ!」
「えぇ、分かってる。ありがとう!カルシファー」
それからちょっとした後、ハウルが階段からカルシファーに声をかけました。
「カルシファー!風呂にお湯を送ってくれ」
「風呂ならもう出来てるよ〜ソフィ…」
「わかった!ありがとう!」
そして軽快に上へと消えて行くハウル。
ちょっとして、上から叫び声があがりました。ソフィーの声のようです。
そして、風呂場のドアがバタンと閉まる音と同時に、ハウルがドアに施錠の魔法をかけたのをカルシファーは感じとりました。
「……ソフィーが先に入ってたけど…おいらは何にも知〜らないっと」
そしてカルシファーは心の中で思いました。
(こりゃあ、当分帰ってこないだろうな) 今日の朝は遅くなりそうです。
つづく?
- 373 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 22:18:42 ID:nN6GBrjq
- >372 つづいて!お願い!(*゚∀゚)=3
- 374 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 22:21:26 ID:fMPHzBNh
- リアルタイムでキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
勿論続いて欲しいです。 ここからが本番ですよ!(*゚∀゚)=3
- 375 :その2 :04/11/26 22:35:37 ID:B/BddSuV
- さて、ところ変わってこちらはお風呂場です。
いきなり入ってきたハウルを見て、ソフィーは軽くパニックを起こしてしまいました。
「ちょ…ちょっと待って!すぐに出るから!!」
混乱のあまり、ハウルがドアノブに施錠の魔法をかけたのにも気付いていません。
そんなソフィーを、初めびっくりしたように見つめていたハウルでしたが、すぐにイダズラを思いついた子どものような顔をして、こう言いました。
「せっかくだし、一緒に入ろうよ、ソフィー」
と言うとさっさと服を脱ぎ初めてしまいました。
これには、さすがのソフィーも固まってしまいました。
そんなソフィーをちらっと見つめながらも、腰にタオルをまいた状態で悠々とハウルはバスタブに入ってきてしまいました。
「っ!??やだ、何で入ってきてるのよ!!」
恥ずかしさのあまりソフィーは後ろを向いてしまいました。
もう耳まで真っ赤になっています。
ソフィー自身はバスタブから出たくてたまらないのですが、こんなに明るい時間から、まったくの全裸を見られるのにはどうしても抵抗があるため、出るに出れなくなってしまったのです。
そんなソフィーの葛藤を知ってか知らずか、ハウルは背後から軽く抱きしめました。
ビクッとソフィーの体が反応しましたが、おかまいなしにハウルは耳元でささやきました。
「ソフィーの髪、いいにおいがするね」
「そ…そう?さっき洗ったからかしら…」
「こっち向いてよ、ソフィー」
恐る恐る、といった感じでハウルの方へとソフィーは振り返りました。
- 376 :その3 :04/11/26 22:52:05 ID:B/BddSuV
- 振り返ったソフィーに、ハウルは口づけを落としました。
はじめは浅く、そしてだんだんと深く…。
自然とソフィーの唇が開き初めると、舌を入れ、濃厚なキスをくり返しました。
ようやく口を離したかと思うとハウルはこう言いました。
「じゃあ、体は?もう洗ったの?」
濃厚なキスの後でぐったりとするソフィーを腕で支えながらハウルはニコニコしています。
「え?か、…体?まだだけど…」
それを聞いたハウルは心底嬉しそうにソフィーの耳元でささやきました。
もっとも、ソフィーにとっては、それは悪魔のささやきにも近いものだったかもしれません…。
と言うわけで今回はここまでです。
次回をお楽しみに!(゜∀゜)
エロは初めてなんでヌルいとこが多いでしょうが許してくだされ…
- 377 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 22:55:49 ID:WIxNgR2K
- GJ!!
いいもの見せてもらいました、
続き楽しみにしてます!
- 378 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 23:08:46 ID:B/BddSuV
- >>361さん
GJ!!
っていうかソフィーの考えが可愛らしくて(*´д`)ハアハア
- 379 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 23:10:05 ID:93DZ5m0B
- 遅いけどクロトワ×クシャナ好きな6
原作のその後とかどうなったんだろうと妄想してしまう…
- 380 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 23:28:36 ID:QewrctTY
- 絵本調の語り口がイイ!ですね。GJ!
次回は本エロなんでしょうか?w
- 381 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 23:52:03 ID:vFTn8obd
- ぬぁーーーー!
イイ!イイよ!!
>>361さんGJ!
ハウルの口調がまんまで萌えたー。
ソフィーも可愛いよう。
激尼大好きエロ読みてー。
>>372さんもGJ!
続き激しく待ってますー。
エロエロエロ ハァハァハァハァ
- 382 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 00:40:46 ID:+BHxgu7I
- >381読んでだら漏れもエロが読みたくなってきたw
- 383 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 11:24:05 ID:dzw6QJyw
- >>379
クロトワ×クシャナのその後なら過去に117タンという神が書いておられました。
保管庫行ってみれ。
- 384 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 19:08:00 ID:YUWmTfdu
- ハウル×ソフィーもっと読みたいー。
- 385 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 20:05:33 ID:Zf9sw/IY
- 期待待ちー
- 386 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 20:48:32 ID:DZFyRYt6
- ぬおぉぉ!ネ申が2人もいらっしゃる!!ハウルとソフィーの続きを激しくきぼん!
萌えもだえながらお待ちしております。
- 387 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 21:34:08 ID:GF3W3X0b
- >>371
藻舞ソフィー萌えかい?
漏れもそうなんだよね
ハウル萌えが多い中で…
- 388 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 21:36:29 ID:YUWmTfdu
- ハウルもソフィーもどっちも萌え。
一緒にいればなおさら萌え。
- 389 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 21:58:35 ID:GF3W3X0b
- や、勿論ハウルもソフィーの夫婦っぷりにも萌えてるよw
- 390 :371 :04/11/27 23:16:30 ID:rmZZnP9m
- >>387
漏れも勿論ハウルにもソフィーにも萌えてるさ。
アダブラの夫婦になってる方もハウルの続編で映画化しないかな〜。
- 391 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 23:29:47 ID:TylI7jpE
- きたいあげ
- 392 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 00:01:35 ID:ewJJZBA2
- ダイス×モンスリーの、初夜に至る経過が気になる……
やはり「バカね……」なんだろうか
最近のジブリの画質でモンスリーを描いたら
どんな爆乳美人になるんだろう……
- 393 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 00:18:10 ID:IC/zCEfj
- 神は・・・神はまだか・・・
ハウルとソフィのイチャイチャゲロ甘が読みテェ!
- 394 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 00:20:53 ID:u4tPJgOt
- 同じく ネ申 待 ち
- 395 :その4 :04/11/28 00:29:22 ID:jC4T9Ysj
- 続き投下します〜
携帯から失敬。
「ソフィーの体、僕が洗ってあげるよ!!」
そう言うやいなや、ハウルはサッとソフィーから体を離して、近くに置いてあった石鹸を手で直接泡だてはじました。
「えっ?キャッ…ちょっとハウル!!やめて!っ…ひゃあ」
そのまま手で直接、ソフィーの体を優しく洗いはじめました。
もちろん、ソフィーは抵抗をしたのですが、やはりそこは力の差、いとも簡単に抑えつけられてしまいます。
「暴れないで!キレイにしてあげるから。力を抜いて…」
そう、ハウルが耳元でささやくとソフィーの体から抵抗する力がどんどんと抜けていくのがわかりました。
肩や腕、脇の下…足の指の間までも丁寧に洗いあげます。
「ふぁ…ひゃん!!そ、そんなとこ、まで…いいからっ!」
「なんて?キレイにしてあげるって言ったじゃないか!」
そしてそのまま太ももや、わき、足の裏などを執拗に洗っていきます。
「んぅ…」
一方ソフィーは、朝っぱら、という時間を考慮してか自然と声を抑え、口元を手でおさえています。
「気持ちいい?ソフィー」
そうソフィーに声をかけると、ハウルは今までまったく触れることのなかった胸へと手を伸ばしました。
先端を軽くつまむように手を伸ばし、そしてそのままくりくりとねじったりしています。
「!!ひゃああん!」
突然胸に触れられた為に、ソフィーは声を抑えることが出来ませんでした。
「もっと可愛い声聞きたいな…ねぇソフィー、君の胸ってすっごく触り心地がいいって知ってた?」
すべすべとした感触を楽しむかのように、ハウルの手はソフィーの胸をもみしだいています。
- 396 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 00:39:13 ID:FRs+3E/e
- き、キター!!!!!
神さまGJ!
- 397 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 00:42:14 ID:pnBhG8Ob
- (*´д`*)ドキドキ
- 398 :その5 :04/11/28 00:52:26 ID:jC4T9Ysj
- 「そんなの…知らなっあぁっ…」
ソフィーの可愛らしい反応にハウルはクスリと笑みをこぼしました。
石鹸でぬるぬるとすべる胸の感触を楽しんだ後は、右手でソフィーの体を支え、左手は下腹部の茂みへと進んでいきます。
「わ…ソフィーのココ、もうドロドロ。エッチだね、ソフィーは…」
そのまま、ソフィーの胎内へと指をさしいれました。
「ちがっ…ひゃあぁ!んぅ!!」
ソフィーは必死に口を手で抑えています。
ハウルの言っていた通り、ソフィーのそこはもうびちゃびちゃで、ハウルが指を入れると、そこからはまたこんこんと蜜が溢れ出してきました。
「ちがわないね、もうココをこんなにしちゃって、なんてソフィーはエッチなんだろうね!」
ぐちゅぐちゅとソフィーの胎内をかきまぜる湿った音が辺りに響きます。
すいません、今日はこれで(´Д`;)
次こそ完結…!
- 399 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 01:06:09 ID:u4tPJgOt
- GJ!
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!!
- 400 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 01:09:26 ID:xIy7p1Om
- SS初書きだから微妙だけども、前にレスしてあった新婚初エチーものを製作中。
エロは上手く書けない気がするけどスマン!
お風呂のネ申にハァハァしつつ頑張って書きます。
- 401 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 01:17:42 ID:u4tPJgOt
- ヤター
>400ネ申よ
コイ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
- 402 :398 :04/11/28 01:31:20 ID:jC4T9Ysj
- >>400様
自分も初心者ですから!!
(゜∀゜;)イヤハヤシッパイシマクリデスヨ…orz
皆様の暖かい感想、とてつもなく嬉しいですm(_)m
- 403 :398 :04/11/28 01:31:36 ID:jC4T9Ysj
- >>400様
自分も初心者ですから!!
(゜∀゜;)イヤハヤシッパイシマクリデスヨ…orz
皆様の暖かい感想、とてつもなく嬉しいですm(_)m
- 404 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 01:32:57 ID:jC4T9Ysj
- 二重になっとる(つД`;)
すいません…
- 405 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 02:01:43 ID:tXK55H3l
- ハウル×ソフィーの書いてみようとしたら 甘 す ぎ て 砂 糖 は き そ う で す_| ̄|○
てゆーか、映画の声のせいでエロいハウルにちゃんとならん。
- 406 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 02:05:55 ID:os9Vsf2g
- >>405
寧ろ甘すぎ大歓迎・・・!
ゲロ甘ハウルソフィ希望
- 407 :ハウル×ソフィー :04/11/28 02:46:48 ID:hk3gcICl
- ('A`)頑張って書いてみたけど・・・眠くて途中までUPします。
2回見て、おまけにさっき原作1巻だけ読んだせいで
ソフィーが花屋してたりマイクルがマイケルになってますが気にしないで下さい_| ̄|○
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今朝もカルシファーが慎重に城を移動させて、新鮮な花の咲いている所へ移動させてくれた。
おかげで、そろそろ寒い北風が吹いていると言うのにソフィーの元・帽子屋、現・花屋は花であふれている。
「今日も綺麗に咲いて、明日も元気に咲いてて頂戴ね、お花さん」
ソフィーは日課となった花への声かけを忘れない。
マイケルはどこかへ出かけて行ったので、店にはソフィー1人だけ。
通りに面したカーテンを開け、ドアにかけた札を『OPEN』に変えると、椅子に座る。
ついこの前までのドタバタとした冒険を思い出してため息をつく。
あれから、まだ一ヶ月程度しか経っていないと言うのに。なのに。
(ハウルのバカ・・・)
もう一度、ため息が出る。
ハウルに心臓が戻り、カルシファーが自由になり、ソフィーにかけられた呪いは解けて、戦争も終わって。
そしてハウルはソフィーを愛する心を持ち、ソフィーも自分でやりたい事を決められる心をもつようになって。
全てが、うまく収まったはずなのに。
(なんで、今日も朝からいないのよ、ハウルのバカ・・・)
「ため息ばかりついてると、アタシみたいなおばあちゃんになっちゃうわよ、行って来るわね〜」
ヨタヨタと通り過ぎながら、元・荒地の魔女が言って外へ行く。先週から、通りの外れにあるお店のボーイが気に入ったそうだ。
その後ろをヒンが鼻を鳴らしながら付いていく。一応、お目付け役らしい。
- 408 :ハウル×ソフィー :04/11/28 02:47:08 ID:hk3gcICl
- ハァ、とため息をついてカウンターに顎を乗せる。
目を伏せて、考える。愛しいハウルのこと。
我がままで、かんしゃく持ちで、寂しがりやで、素直にならない人。
でも、心はとても純粋で、かっこよくって、自分が決めた事はキッチリやり通す人。
「だからって、何も言わないのはひどいわよね」
ぼやくと同時に、カランと扉の音。
「あ、いらっしゃいま・・・ハウル!」
「おはよう、僕のソフィー。やっと出来たんだ、今日はお店休みにするからね、いいね?」
”どこへ行ってたのよ!”と言う言葉を言うヒマもなく、ハウルが先に言うのをポカンと見る。
ハウルはソフィーの了解を得る前に、扉の札を『CLOSE』へ変え、通りに面したカーテンを閉める。
「ほらソフィー、何をボサッと突っ立ってるんだい?お店で話すより、家に行こうよ。邪魔されちゃかなわない!」
「邪魔って何よ、あたしはお店休みにするのまだいいって言ってないじゃないの」
「あはは、ソフィーそう怒らないでよ、絶対君も気にいってくれるからさ!」
いつものように、そよ風のように笑ってハウルがソフィーの手を取るので、ソフィーも諦めた。
どうせ、マイケルもおばあちゃんも夕方、日が暮れてからしか戻らないんだからいいかしら。
家に戻ると、カルシファーが驚いて2人を見つめる。
「カルシファー、ちょっとソフィーと2人で話したいから覗くんじゃないぞ」
「んな事わかってるよ〜オイラはそんな野暮な事しないぜー?何せ火の悪魔様だからな!」
囂々と炎を撒き散らしながら、覗くなと言われたので強がるカルシファー。
何を言われるのだろう、とそれを聞きながら軽く憂鬱になるソフィー。
その2人をよそに、最近では滅多に見ない位に上機嫌な顔のハウル。
- 409 :ハウル×ソフィー :04/11/28 02:48:01 ID:hk3gcICl
- ハウルの部屋に入ると、ハウルはまずドアに施錠の術をかけ、聞き耳を立てられないような術をかけ、それからやっとソフィーに椅子を勧めた。
「まったくもう、ハウルったら!最近どこへ行ってたのよ!」
「あはは、本当にすまない、ソフィー。だって、僕は君が好きで好きでたまんないんだもの、待ちきれなくて毎日工房へ行ってたんだ!」
「え?」
ほら、と跪いてハウルが手を差し出すとそこには光る銀色の指輪。
まるで、カルシファーの指輪のようなソレは2つあって、サイズが違います。
「小さい方がソフィー、君のだよ。大きい方は僕の。一緒にいるんだ、同じのつけてる方がいいだろ?」
言いながら左手を取って薬指に入れます。
「でも、ハウルだったらこんなの自分で作れちゃうんじゃ・・・」
「君の妹さん・・・えーと、レティーさんだっけ。あの人が、魔法で作るよりココの工房のは女性に人気あるからいいだろうって
教えてくれたんだよ、だから頼んで作ってもらってたんだ」
ハウルが薬指に入れてくれたソレは、サイズがぴったりで、本当にソフィーの指に似合います。
ちゅ、と左手にキスをして。ハウルが見上げて一言。
「愛しい愛しい僕のソフィー、一生僕と一緒にいてくれますか?ちょっとは危険かもしれないけど。」
こんなに大好きな人に、こんな風に言われて”いいえ”なんて言える人はいません。
ぎゅっ、とハウルに抱きついて「うん、あたしハウルと一緒にいる」としか言えません。
「ありがとう、ソフィー。言ってからじゃないと、ソフィーに何も出来ない気がしてたんだ」
「え?何もって?」
手を離して、下から見上げるハウルを見ると、いつものような子供っぽい笑顔を浮かべたハウルの顔が急に近付いて。
「好きな人が揃ってるのに、キスだけ、じゃないって知ってるでしょ?ソフィー」
ちゅっ、と軽く唇にキス。
真っ赤になったソフィーを見て、嬉しそうに笑うハウル。
「そんなソフィーも綺麗だよ、本当に!星の光色の髪がよく映えて綺麗だ」
「お、おだてたって何も出ないわよ」
- 410 :ハウル×ソフィー :04/11/28 02:48:46 ID:hk3gcICl
- ('A`)ノシ 次でちゃんとえちーイッテキマス。おやすみなさい
- 411 :400 :04/11/28 04:24:16 ID:xIy7p1Om
- 他の神が投下始めてますが…失礼いたします
新婚初夜のハウル×ソフィーという事で書いたんですが、エロはあんまり長くないです(汗)
最初は余裕なハウルが最後の方になると、ややヌルポになりますがごかんべんを…。
初エロ書き、行きます!
- 412 :新婚初夜 :04/11/28 04:25:40 ID:xIy7p1Om
- 戦争が収束に向かい始め、ハウルが心臓を取り戻してから数週間がたった頃、
ハウルは空飛ぶ城のテラスでソフィーに
「僕は君を待っていた、あの星降る夜からずっと。僕はやっと君を見つけたんだ。
だから…これからもずっと傍に居てほしい」
と嘘偽りの無い気持ちを伝え、プロポーズした。
「はい…私もずっとあなたの傍に居たい…」
ソフィーは涙を浮かべながら、その申し出を受けたのだった。
その後、郊外の小さな教会で城の家族だけで式を執り行い、結婚の誓いをたてた二人は
晴れて夫婦となった。
そしてその夜から二人は同じ寝室で眠る事になっていたのだが、ソフィーは入浴を済ませた後
先に入浴したハウルが待つ寝室の前で行き立ち往生してしまった。
とにかく頭の中が混乱していたのだ。
この城に来るまで、ソフィーは帽子屋の仕事をしつつ地味な生活を送っていた事もあり、
今まで色恋沙汰とは縁が無かったのだ。しかしそこに忽然と恋が訪れ、それは瞬く間に
愛へと変わっていった。
- 413 :新婚初夜 :04/11/28 04:26:42 ID:xIy7p1Om
- 今までがその調子であるから、ハウルとしたキスがもちろん初めてだし、
その先にどんな事をするかというのは多少知ってはいても、未知の領域である。
そんな事をぐるぐると頭の中で考えつつドアの前で立ち尽くしていると、
その気配を読んだかのようにドアが開き、微笑んだハウルが現れた。
「やあ、遅かったねソフィー」
「…あ…あの…」
「うん?どうしたの?」
「……わ、私…」
うまく言葉に出来なくて泣きそうになっているソフィーをハウルはそっと抱き締めた。
そして体を屈め耳元でそっと囁く。
「どうしたの?混乱しちゃってる?」
ソフィーはコクリとうなずき
「私…こういう事あまり分からなくて…」
「大丈夫だよ。僕に任せて」
そう言うとソフィーを横抱きにそっと抱き上げ寝室に招き入れた。
部屋の灯りは落され、照らすのは月の光のみ。
ハウルは広いベットの上に優しくソフィーを降ろすと、その上からそっと覆い被さり
唇に軽いキスを落とした。
「…怖い?」
「……少しだけ」
「出来るだけ負担が少ないようにするから…怖がらないで」
ハウルはソフィーの服を少しずつ脱がし、自分も脱ぐと唇に軽いキスをした。
それを何回も繰り返し、頬や額にもキスの雨を降らせる。
- 414 :新婚初夜 :04/11/28 04:28:20 ID:xIy7p1Om
- 徐々に首すじや耳にキスを落すころにはソフィーは微かに声を漏らし始めた。
それを合図に今度は唇へのキスを段々と深くしていく。ソフィーの少し開いた
唇に舌を忍び込ませ、それをびっくりしたように縮こまった彼女の舌に絡ませる。
やがて力が抜けると彼女もぎこちなく舌を絡めはじめた。
ソフィーは頭がぼうっとして、自分の心臓の激しい鼓動を感じていたが、
絡み合うハウルとのキスにとろけてしまっていた。
深いキスとあわせて、ハウルはソフィーの肌に手を滑らせた。背中・脇腹・腰を
撫でた後、胸に手を滑らせて優しく揉み始めると、ソフィーは敏感に反応する。
「…あっ…んっ…ハウル…」
「うん?…気持ちいい?」
彼は微笑みながらも、少し意地悪っぽく聞く。
「や…あっ…。私、あんまりっ…胸大きくないし…」
「そんな事ない、十分だよ。それに…肌も綺麗で柔らかくて…気持ちいい」
だんだんと強く揉みほぐし、乳首にも触れてやると一層声が高くなった。
「あっ!ん…はぁっ!…やぁっ…ハウルっ…!」
「声、我慢しなくていいんだよ。ソフィーの声が聞きたい」
ハウルは乳房や鎖骨にキスを繰り返し、紅い印をつけていった。そのうちに触るだけでは
物足りなくなったのか、乳房と乳首を舐め強く吸い上げる。
ソフィーは初めての快感を一気に送り込まれ、涙目になりながら喘いだ。
- 415 :新婚初夜 :04/11/28 04:29:16 ID:xIy7p1Om
- そのうちに内腿の辺りを撫でていたハウルの片手はゆっくりと上がっていき、
その部分に到達した。そこは充分濡れはじめていて、中には一本目の指がすんなりと入ったが
ソフィーが少し顔を歪めた。
「痛い?」
「んっ…少しだけ…。平気よ」
「辛かったら言うんだよ…」
ハウルは中でゆっくり指を動かし出し入れを繰り返すと、ソフィーから痛みが消え、
これまでよりさらに強い快感を味わう事となる。その上、彼は秘部の上側にある
蕾を指で転がした。
「…んっ!やっ…ダメ!そんなっ…あ…はぁんっ!」
目の前で最愛の少女が快感に声をあげ、もだえているのを見ていたハウルは
そろそろ限界に近づいていた。
- 416 :新婚初夜 :04/11/28 04:30:20 ID:xIy7p1Om
- ひとしきり愛撫をうけてぐったりとしているソフィーの足を広げさせ、
覆い被さる。次を予想し、ソフィーは身をかたくしたが
「ソフィー……いい?」
「うん……」
「あんまり辛いようだったらちゃんとそう言って。無理はさせないから」
「大丈夫よ…。ハウル…愛してる」
「僕もさ…愛してる」
ハウルは自分の硬くなったモノをそっとあてがう
「力を抜いて。息をゆっくり吐き出すように…。そう…上手だ」
ソフィーの力が抜けるのに合わせて挿入していく。
「うっ…い…たい…」
それでも痛みは抑えきれず、ソフィーは苦痛を訴える。
「もうすこし……。もう大丈夫、いい子だ…全部入ったよ」
ハウルは痛みに涙を浮かべるソフィーにそっとキスをして流星色の髪を撫でた。
彼女が落ち着くまで抱き締めあったりキスをしたりを繰り返す。
やがてハウルはゆっくりと腰を動かし始めた。初めてのソフィーの中は
きつく温かく締め付けてくる。そんな状態でハウルの理性は段々と削られて行き
腰の動きも激しくなってしまう。
「くっ!…ごめんソフィー…もう自制がきかないっ…!」
ソフィーは彼の漆黒の髪に指を絡めた。
「あっ…ふ…私は平気よ…。だから気持ちよく…なって…ハウル」
ソフィーの言葉をきっかけにハウルは更に激しくせめたてた。
- 417 :新婚初夜 :04/11/28 04:31:14 ID:xIy7p1Om
- 最初は痛みが先行していたソフィーにも段々と快感が表れはじめ、苦痛は薄れていった。
段々と快感が強くなっていき、声を上げて喘ぐ。
ソフィーは中を突き上げられ、ハウルは柔らかく濡れた感触に締め付けられ絶頂を迎えた。
「ハ…ウルっ!あっ…あああっ!!」
「…うっ!ソフィーっ!」
ソフィーはどくどくと胎内に注がれるハウルの精を感じとりながら意識を手放した。
その熱さに命を感じながら。
数分後、気が付くとソフィーはハウルの腕の中に収まっていた。
彼はソフィーを心配そうに見つめる。
「大丈夫?ごめん…もっと優しくしてあげようと思ってたんだけど」
「ううん」
ソフィーは横に首をふった
「あなたは充分優しかった。私をずいぶん気にかけてくれたじゃない。
確かに少し痛かったけど……」
「けど?」
「痛いばかりじゃなかったし……」
顔を真っ赤にして彼女は応える。そんなソフィーをハウルは強く抱き締めた。
「ありがとうソフィー。僕も…すごく良かったよ」
ソフィーの顔がさらに赤くなったのは言うまでもない。
その後、ハウルはしっかりとソフィーを抱き締めて眠りについた。
ソフィーはその夜、二人が出会った五月祭の夢を見た。あの運命の日の夢を。
夫婦になって最初の夜、二人はまた新しい一歩を踏み出した。
END
- 418 :400 :04/11/28 04:38:04 ID:xIy7p1Om
- 一気に投下してしまいました…。
実は無理矢理 >>353 のセリフをつっこんでみたり。
それでは、失礼いたしますた。
- 419 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 04:49:18 ID:ahp8pIfh
- ふと目が覚めたらリアルタイムで神キタ━━━ヽ(°∀°)ノ━━━!!
はうそひラッシュだ…!!ハアハア
>>400
新婚初夜ごちそうさまでした
ソフィーカワイイよたまらないよハウルのセリフもカッコイイよハアハア
GJ!!
神様読ませてくれてありがとうございました(*´Д`*)
>>407
ドキドキが止まらないよ
二人の雰囲気がイイカンジ
続き楽しみにしてるYO!!
- 420 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 06:36:23 ID:FRs+3E/e
- わわ、ハウソフィがいっぱい。
朝からハァハァをありがとう、職人のみなさん!!
- 421 :353 :04/11/28 20:28:35 ID:rkRNhoRK
- >>400
っかあああああぁぁ!甘いよ!ラブラブだよ!!
セリフ、わざわざ使ってくれてありがd!!
また機会があったら作品読ませてくだせぇ!
- 422 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 20:31:00 ID:vPWZZPSj
- ハウソフィがいっぱいでハァハァ祭りダー!
ネ申様達、ありがとう!幸せです・・・
>>410
続き楽しみにしてマッスル。
>>361
あの・・・
あなたの書くハウソフィっつーか文章っつーか雰囲気がものすごい好きでたまらないんですが・・・
- 423 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 21:00:06 ID:AcDXyh5h
- 職人さんが映画の内容追いつつも
書き方が原作みたいな児童文学っぽくて(・∀・)イイ!!
ここのスレには上質な作品を作るマエストロが多いでつね
>>361さんのハウルの話し方好きだ〜
>>407さんの続きも激しくキボン
- 424 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 21:45:41 ID:3iAEAUml
- マエストロ!!ソレ(σ゚∀゚)σピターリ!!
- 425 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 22:57:59 ID:ShjCufSZ
- 神はまだかしら
- 426 :名無しさん@ピンキー :04/11/28 23:28:00 ID:cjpEZOzv
- 0時過ぎに神の光臨がありそうな予感ワク(・∀・)ワク
期待sage
- 427 :ハウル×ソフィー(407 :04/11/28 23:54:18 ID:lY9rbgGT
- >>408続き
真っ赤になって横を向くと、空いた首筋をハウルの手がなぞります。
「きゃっ!」
首まで真っ赤になって、向き直るとまた、ハウルの顔が近付いてきて。
今度は軽くじゃない、深いキスをしてきました。
「・・・・・・・・・んっ」
もう、と言った顔で見ると、ハウルがにっこり笑います。
「ソフィーはどんな顔しても本当に綺麗だ。僕、今までよりもっと君が大好きだよ、これからもっと大好きになるよ、絶対!」
「だったら、もっと部屋暗くしてちょうだい、ハウル。」
「えぇぇぇぇぇぇ!ひどいよソフィー!僕はいつでもソフィーを見てたいのに、見るなって言うんだね!そんなひどい事を君は言うんだ!」
相変わらず大げさに悲嘆にくれるハウルですが、ソフィーもこればっかりは引き下がれません。
「ハウル、あたしは初めてだから恥ずかしいの、ね?お願い聞いて?」
いつも、ハウルが我がままを言った時、なだめるように優しく言うと、
仕方ないなぁ、と哀しそうに呟きながらハウルが手を軽く振ると、急に部屋が暗くなって、天上に星が出てきました。
うわぁ、と上を見上げて相変わらず冴え渡る彼の魔術に感動していると、そのまま簡単に後ろのベッドに押し倒されます。
「や、ちょっとハウル!いきな・・・ん・・」
ちゅ。と、また口付けされて何を言いたかったのか忘れてしまう位ドキドキしてしまう。
何度も何度も軽く、甘い口付けをされて、すっかり心の隅までとろけてしまいます。
「ソフィー、大好きだよ」
耳元でハウルが囁くたびに、体がとてもジンジンしてきます。
息がかかるせいだと思って首を振ると、あいたうなじにハウルがキスを落としてきて、またそれで体が何だかジンジンしてしまいます。
「ハウル、何だかあたしこの部屋暑い気がするの、変かしら?」
マジメな顔でそう言うソフィーに、ハウルがクスッと笑ってワンピースの襟元をゆるめます。
「やだっ、ハウル自分でするからやめてってば!」
真っ赤になって、制止しようとすると、ハウルがまた軽く手を振ってソフィーの手を上に上げてしまいました。
- 428 :ハウル×ソフィー(407 :04/11/28 23:54:52 ID:lY9rbgGT
- 「さっき、僕はソフィーのお願い聞いたから、今度は僕のお願いの番だよ、ソフィー。僕にさせてね?」
ニコニコ言いながら前開きのワンピースのボタンをハウルは外していきます。
でも、中には下着があります。これは前開きじゃないので、このままじゃ脱がせられません。
「どうしよう、ソフィー?」
困った顔でソフィーの手を下ろし、質問するハウル。
「だから自分でやるって言ったでしょ、ハウルのバカっ」
真っ赤になって突っ込みを入れると、背中を向けて服を脱ぎました。
でも、いざ脱いでしまうと恥ずかしくてハウルの方を向けません。
「ソフィー、こっち向いてくれないの?」
残念そうに声をかけてくるので、体だけビクン、と反応してしまいました。
「いや、だって、やっぱり恥ずかしくって」
「うん、それじゃ大丈夫になるまでそっち向いてていいよ」
え?と聞く前に、ハウルの手が前へと伸びてきます。
そっと、ソフィーの小ぶりな胸に手があうと、背中にピッタリと素肌が触れる感触がします。
さっきまで服を着ていたはずなのに、ハウルは脱ぐのが早いようです。
「ソフィーの胸、やわらかいんだね」
言いながら優しくさわります。初めて触られるソフィーには、気持ちいいとかはよくわかりませんが、何か変な気分になってきました。
「硬い胸なんてあるのかしら?」
「さあ、どうなんだろう?でも、ソフィーの胸はずっと触ってたいかな」
手を滑らせたり、軽く握ってみたり、揉んでみたり。でも、まだ頂上の桜色の蕾には触れません。
「ねえ、どうしようハウル」
「どうしたのさ、ソフィー」
「こんな格好なのに、まだ暑い気がするの」
「大丈夫、それが普通なんだよ」
そう?と言おうとしたソフィーの口からは、可愛らしい声が飛び出しました。
ハウルが、頂上の桜色の蕾を摘んだのです。
- 429 :ハウル×ソフィー(407 :04/11/28 23:55:39 ID:lY9rbgGT
- 「やっ、ハウルそこ何かやだ、変!」
「何が変なの?言ってみてよソフィー」
後ろから、耳たぶを軽く噛みながらハウルが歌うように囁きます。
「何か、すごいジンてきて、お腹熱いの、何でだろ、あっ!」
きゅ、とまたつままれて可愛い声を上げてしまいます。
「もっと、可愛い声聞かせてよソフィー。僕は、もっとソフィーを感じていたいんだ」
はぁ、と荒く息をつきだすソフィーに優しく声をかけるハウル。
何もかもが初めてで、どうしたらいいのか分からない彼女を、優しく、優しく触れていきます。
「そう、いい子だねソフィー。声が出ても変じゃないから、安心していいんだよ」
空いている手で頭をよしよし、と撫でるとソフィーの耳が赤くなります。
胸を触っていた手をそろそろと、ゆっくりと下に降ろして行くとソフィーの手がそれを止めようと慌てて掴みます。
「ソフィー、怖い?」
無理に外そうとせず、囁くと、表情の見えないソフィーの肩がビクッとしました。
「大丈夫だよ、僕がソフィーにひどい事すると思う?怖いと思うけど、僕はソフィーが大好きだから、安心して?」
頭を撫でていた手で、そっと自分の手を掴むソフィーの手を撫でると、ソフィーがゆっくりと振り向きます。
「ち・・違うの、ハウル・・・あのね、あのねあたし・・・何か、さっきからお尻のトコ何か変で、あのね、だからね、」
ああ、と納得して振り返ったソフィーにキスすると、ハウルはまた頭を撫でて言います。
「大丈夫だよ、ソフィーがちゃんと女の人だったって証拠だから。変な事じゃないから、安心して?」
ウン、と小さく頷いて掴んでいた両手がはずれると、今度こそ下にふれました。
- 430 :ハウル×ソフィー(407 :04/11/28 23:55:54 ID:lY9rbgGT
- ささやかな胸と同じように、ささやかな茂みを通り越してソフィーの大事な処に到達すると、
ぴちゃ、と濡れた音がしてソフィーの体が強張ります。それと同時に、小さく可愛い声も漏れました。
「うん、大丈夫。コレは変なことじゃないよ、ソフィー。安心していいよ、大好きだよソフィー。」
ちゅ、と首にキスするとソフィーの口からまた甘い声が漏れました。
最初は優しく往復するだけ。ただそれだけなのに、ぴちゃぴちゃと、犬が水を舐めるような音がします。
「下は大洪水なんだね、ソフィー。別に恥ずかしいことじゃないけど、すごいよ」
ソフィーはそれに答えるどころじゃありません。何しろ、ハウルが指を動かすたびに、自分のお腹の奥にある熱がどんどん固まっていく感じがするんです。
もじもじ、と膝を動かしていると、ハウルが少し指の力を込めました。
するとソフィーの花びらの奥の入り口に、指がつぷ、と入ります。
「んっ!」
たまらずに声を上げて、脚に力が入ってしまいます。
「ゴメンね、痛かった?」
- 431 :ハウル×ソフィー(407 :04/11/28 23:57:15 ID:lY9rbgGT
- 「ん・・あ、動かさないで、ビックリしただけよ・・・なんか、変な感じ」
ハァ、と荒く息をつきながら横目でハウルを見つめます。
自分は一杯一杯で、気付かなかったけれど、ハウルも顔が真っ赤です。
「ハウル、顔が真っ赤よ?大丈夫?」
「うん、ソフィーが好きすぎてもう狂っちゃいそうな位大丈夫だよ」
もう、と軽く笑うとなんだか大丈夫みたい、と声をかけました。
ソフィーの中に入り込んだ指は、優しく生き物のように動きます。
「ん あっ やっ」
指が動くたびに、ソフィーの口から可愛い声が飛び出して、そのたびに背後でハウルの顔が嬉しそうに微笑みます。
「ソフィー、今すっごい君可愛いんだよ、わかってないと思うけど、本当に君は可愛いよ」
「やぁっ、ハウ、ル、んっ そんっ・事・あ、やっ」
否定したいのに、ハウルが指を動かすのでまともに口が動きません。
「あ、やっ、何かへんっ ハウル、ハウっ んっ、あぁっ」
「うん、そのまま変になっちゃうソフィーも見てみたいな、僕は。大丈夫、恐くないから」
言いながらハウルが指の動きを少し速めると、ソフィーは声を出すに出せないまま、生まれて初めて達してしまいました。
- 432 :ハウル×ソフィー(407 :04/11/29 00:03:04 ID:dk5D5f7Z
- それからしばらくして、ソフィーが目を開けると、天上はもういつものハウルの部屋の天上に戻っていました。
横に目をやると、穏やかな目をしたハウルが、服を着て添い寝をしていて。
「あ・・・ハウル・・・?」
言った途端、自分は服を着てない事に気付いて慌てて布団の中にもぐりこみます。
「やだ、見ないでよ!恥ずかしいんだからっ!」
「うん、見ないようにって思ったんだけどね、暗くて布団に入れるの大変だったんだよ?」
うー、とうなって顔を半分だけ出してハウルを見ます。
「ねぇ、ハウル・・・・」
うん?と、ハウルが目だけで反応します。
「好きな人が、2人揃ってたら、いろいろするんでしょ?今の・・その、あれだけじゃないのよね?」
「そうだね、ソフィー。でもね、僕は急に一杯しようって思ってないからさ、ソフィーの可愛い声をたくさん聞けたから、今日は満足さ」
「バカッ!」
今度は耳まで真っ赤になって、ソフィーは頭まで布団をかぶってしまいました。
布団の上からソフィーのいる所を優しくポンポンと叩きながら、ハウルが言います。
「僕の大事な大事なお嫁さん、これから一杯色んな事をしようね、ずっと一緒にいて、一杯色んな事していこうね」
布団の中から、ソフィーが答えます。
「ええ、そうねハウル。暗かったら、してもいいわよ」
「ええええええええ!」
長女は運試しに行ったら失敗するなんて、それはおとぎ話だからなんです。
だって、ソフィーは長女で、呪いを受けました。
でも、こうしてステキな王子様(魔法使いですが)と出会って、ずっと幸せに暮らすんです。
ソフィーと、ハウル、2人のお話はまだこれから。今から、紡がれて行きます。
- 433 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:04:59 ID:UQxxGtmg
- リアルタイム
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!
- 434 :ハウル×ソフィー(407 :04/11/29 00:07:35 ID:dk5D5f7Z
- >427の前は>409でしたね。スイマセン、打ち間違えです。
('A`)ノ ソフィーだけしか出来ませんでした。
文章がアレですが時間あれば『このまま繋がっていられたらいいのに!』言わせたい・・・
『いい子だ、恐がらないで』連発させてみたいぃぃぃw
原作版の話は書いたらいかんでしょうか。
マイケルとマーサとか思ったら何だか止まらない妄想が('A`)
- 435 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:15:24 ID:UQxxGtmg
- >>434
乙です。
時間があったら、ぜひ次作を!
お待ちしてますー。
しかしここはジブリスレ。
原作版の登場人物を出すなら別スレの方がよろしいかと思います。
- 436 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:16:33 ID:oqkQjiRe
- ハウルスレ立ててみよっか?
- 437 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:19:06 ID:iA/WWsuw
- きたーーーーー!!!
エロ描写が丁寧ですなぁ
出来ればハウルソフィ−で本番に突入編も
読んでみたいです 乙華麗様!
>ソフィーが好きすぎてもう狂っちゃいそうな位大丈夫だよ
藁田。 うまいですね
>うん?と、ハウルが目だけで反応します。
ここも恋人ぽくて良いー 素敵です
- 438 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:21:57 ID:iA/WWsuw
- ハウルスレか。 出来たら嬉しいけど、どうだろ…
ローカルルール的にも重複て事になるんじゃ?
まぁルールの穴も、ある事はあるけどね
- 439 :407 :04/11/29 00:22:24 ID:dk5D5f7Z
- >435
そですよねー。こっちには映画版の2人で書く事にします、どうもです。
>436
もし立てていただけるならお願いしたいです(´・ω・`)立てれないんです・・・
そしたら原作ver,ハウル×ソフィいける・・・紅い髪のソフィーも好きだぁぁぁ
- 440 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:26:01 ID:kcL4mFXv
- >>407
エロシーンたまんないっす(*´Д`)
ああ…萌えて幸せ…。
- 441 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:26:05 ID:dk5D5f7Z
- 重複、なりますかね、やっぱり・・・
原作読むと映画(ジブリ版)とは違ってて、読んでない方にはキツイかなとも思ってしまって・・
他のハウル神の方々にも聞いてみたいです(´・ω・`)
- 442 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:29:52 ID:ViVZWt1I
- >436
立てるならDWJスレにした方が良いんじゃない?
クレストマンシーとかシリーズ多いしファンもいるから。
- 443 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:33:48 ID:iA/WWsuw
- もし新スレ立てるならいつ頃立てるのか
こちらのスレで教えてクレクレ。保守手伝いに逝くよ
重複に関してはぬっちゃけそこそこレスが付けば
見逃してもらえる可能性もある
ここがジブリ総合で、新スレがハウル専用 て事で
とりあえず立ててみて削除人の判断を待ってみるという手もある
- 444 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:35:38 ID:oqkQjiRe
- 映画公開後だしハウルの小説はすごく増えてくると思う
こういう中ではハウル以外の小説のうp神が投下しにくくなるのでは?
とりあえずハウル総合スレみたいなのを立てて、落ち着いたらまた融合したらいいんじゃないかな
- 445 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:40:30 ID:dk5D5f7Z
- うーん、そしたら一応ハウル専用スレで立ててみたらいいんですかね。
起動し直したら立てられるかも。
・・・保守用に1個書いてからの方がいいだろうか
- 446 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:43:23 ID:oqkQjiRe
- 神がまだいらっしゃってコピペを許してくれるなら
スレ立て行って来るよ
- 447 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:44:28 ID:ZK82kHqD
- >>407
やばい萌えました(*´Д`*)ハアハア
最後の「僕の大事な大事なお嫁さん〜…」のクダリが最高だよハアハア
ういういしいソフィたんにも萌え萌えでしたカワイスギ…
GJ!!
- 448 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:46:24 ID:dk5D5f7Z
- >446
います〜、コピペでとりあえず保守用お願いしてよろしいでしょうか?
- 449 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:49:05 ID:dk5D5f7Z
- ハウルxソフィで妄想。
・風呂上り、湯気が立ち上るソフィーのうなじにハウル発情→部屋に連れ込む
・元・荒地の魔女に珍しく化粧してもらうソフィー見てハウル発j(ry
てゆーか映画3回目見てきたらこんな妄想ばっかなんですがどうしましょう。
- 450 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:55:06 ID:kcL4mFXv
- >>449
うおっ!そのシチュたまんない〜!メッチャいいっす
- 451 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 01:00:03 ID:oqkQjiRe
- たててきた
保守よろしく
- 452 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 01:00:37 ID:dk5D5f7Z
- あ、スレ立ちましたね。
保守してきま(´∀`)
- 453 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 01:00:43 ID:oqkQjiRe
- ちなみにここです
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1101657531/
- 454 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 01:07:21 ID:oqkQjiRe
- >>dk5D5f7Zさん
>>407
>>408
>>409
>>427
>>428
>>429
>>430
>>431
>>432
とりあえずこれをコピペさせていただいていいんでしょうか
- 455 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 01:13:42 ID:dk5D5f7Z
- >454
はい、それでよろしくお願いします。お手数おかけして申し訳ございません。
- 456 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 01:27:16 ID:ODxRRX0r
- 別に原作ハウルもここでいいと思うんだけどなあ。
実際、ジブリと直接関係無い原作ナウシカもここでやってるんだし。
- 457 :400 :04/11/29 01:51:42 ID:kcL4mFXv
- ハウルスレに、もしよろしければ自分のもはっつけてもらって全然かまいませんので。
と言うか良ければ自分ではっつけますくらいの勢いで(汗)
- 458 :407 :04/11/29 02:01:54 ID:SIMr7Cip
- 貼り付けてもらうより、自分で張ってもらえるなら貼っていただいた方がいいかと思います(´∀`)
自分はつい頼んでしまいましたが・・・w
- 459 :400 :04/11/29 02:10:08 ID:kcL4mFXv
- よし!よさそうなら自分ではっつけます。
- 460 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 07:38:41 ID:2EE1DDih
- おはようございます。
携帯から書いてたものです。
ハウルスレが出来たようなのですが、どちらでこの先投下したほうがいいんでしょうか?
- 461 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 07:39:05 ID:2EE1DDih
- おはようございます。
携帯から書いてたものです。
ハウルスレが出来たようなのですが、どちらでこの先投下したほうがいいんでしょうか?
このまま続けていいのかな?
- 462 :ハウルスレの1 :04/11/29 19:57:43 ID:MzA1xhmB
- こちらに投下途中の神にも、できればハウルスレに来て頂きたいです
分散するとますます重複になってしまいますので・・・
もし神がよろしいのでしたら
既に投下済みのものもハウルスレにコピペします
これは昨日のうちに言っておくべきでしたね
気が利かなくてすみませんでした
- 463 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 20:10:46 ID:XqvD6FvF
- 原作ベース(設定)の2人です+原作にしか出てこない人です→ハウルスレ
映画ベースの2人です→ジブリ
でいいんじゃね?
あとは神の意思におーまーかーせー。
どっちみち私は映画版の二人しか知らないからなー。
で、映画のハウル萌え。
- 464 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 20:41:27 ID:RfUQkLrq
- ジブリの二人でも、ハウル専用ができたのなら
そちらに投下した方が宜しいかと
スレタイも【DWJ】と【ジブリ】の両方としてますし
それと 神のSSがごっちゃになってしまいそうなので
コピペされるのなら、一発で○○の話だと
分かり易くして下さると嬉しい…なんて思ったりして
- 465 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 20:54:58 ID:e2REyXPy
- できれば原作ナウシカもほんとは分けて欲しいんだよ〜〜〜〜
原作ナウシカは深いんだよー
ナムリスだのセルムだのセライネだの、
原作だけのキャラたくさんいるし、もっと原作のつっこんだ話ししたいのに、
ここだと、トトロだのなんだのと、腰折られてつまらんし、遠慮してしまう。
554たんの続きも埋もれてしまう〜〜
次は原作ナウシカもわけて〜〜
- 466 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 20:56:17 ID:e2REyXPy
- 554たん神さま、世の中はハウルでもナムリス×クシャナは永遠です!
まってます〜〜!!
- 467 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 21:03:57 ID:XqvD6FvF
- ↑みたいな人もいることだし
潔く分割した方がいいのか
でもそれだと普通の人から見たら「重複じゃん」とか思われるよなー
ナウシカはジブリじゃないって知らない人の方が多いだろうし
いっその事パヤオ総合スレってのがいいのか
まぁ別にいいわ
読みたいエロSSが読めれば私はそれで幸せ
とりあえず今はハウル萌えで、今度原作買ってくるわ読むわハウルスレも楽しみたいわ
あートイレ行きたい。
- 468 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 21:05:04 ID:QuBUtvic
- 行ってこい w
- 469 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 21:14:18 ID:3rnE3qYi
- だが現実問題としてナウシカスレも旧ジブリスレも過疎が進みすぎて諸共に落ちたわけで。
ナウシカのSSも554さんだけですし…
それにハウルが独立して出て行った今、埋れるほどに他の作品のネタが来るかどうか
- 470 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 21:19:21 ID:RfUQkLrq
- ああ…分裂させてdat落ちした過去があるのなら
止めておいた方が無難かもしれないね
- 471 :460 :04/11/29 22:13:06 ID:2EE1DDih
- >>462さん
是非お願いします。
申し訳ないことに携帯からはコピペができなくて…orz
では続きはハウルスレのほうに投下いたします。
- 472 :ハウルスレの1 :04/11/29 22:19:45 ID:MzA1xhmB
- >>471
了解しました
少々お待ちを!
- 473 :ハウルスレの1 :04/11/29 22:28:57 ID:MzA1xhmB
- コピペ一応完了です
確認お願いします
- 474 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 13:44:33 ID:eCjxgvXz
- ハウルでこんなのがあったなんて…
- 475 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 17:58:36 ID:lwlRh7Fy
- カルシファーがソフィーの物何かくれって言ったとき
しょj(ry が真っ先に思いついた汚れた漏れ orz
- 476 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 18:45:01 ID:3X1NUPw9
- >>475
ワロタ。そうきたかw
- 477 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 19:49:59 ID:JpAX5TX3
- >475
そのネタ笑ったがそれじゃソフィーがおばあちゃんみたく燃えちゃって大変な事にw
- 478 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:00:29 ID:nAUtudjZ
- >469
ネタしか提供できないんだけどもし良かったらドゾー
原作で語られない部分はまだまだあるのだ!
ラピュタ
・若かりしドーラさんの話。…なんか大活劇のなかに大恋愛も入ったり入らなかったりみたいな。
・その後のシータとパズーの話。…立派になったパズーがシータを迎えにくるとかそういう奴。
・親方と奥さんの話。…あんまみたくないwなれそめにすれば美男美女っぽい?
・2人だけラピュタに残っちゃったシータとパズー(!)…どうやら住めるようなので。
魔女宅
・キキとトンボの話。…原作よろしくトンボが好きでどうしようもなくなっちゃうのだ。
耳すま
・杉村と絹代?の話。…ぜひ二人が両思いになるまで描いてほしい。
もののけ
・トキと甲六の話。w…だってなんでトキが甲六に惚れたのかさっぱりわかんないし。なれそめ。
・トキとアシタカの話(!)…トキは絶対アシタカに惚れてるって。そうだって。
猫の恩返し
・バロンとハルの話。…2人が恋仲になっちゃうとかなんとか。
ていうかハウルでラブラブが繰り広げられたからこそ他の作品のラブ度の低さに物足りなくなった。
そんな同士はいないのかね!といいつつハウルスレでも妄想を繰り広げている私w
- 479 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:22:05 ID:Jwv35Gyr
- >>478
確か小説版ではパズーがシータの実家に自分で設計した飛行機に
乗って迎えに行くよ。その後ケコーンしたんだろうか。
そのネタで色々書けそうだよね(自分は読み専なんですが・・・)
- 480 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:35:58 ID:nAUtudjZ
- >789
そうそうそれですそれ。私は読めてないんですけど。へーオーソニプター完成させるんだ!やったね!
まあでもタイガーモスの見張りのところでプロポーズめいたやりとりはしてるんですけど。
ということで確実にケコーンします!
誰か小説版の語り口調で書いてくれる神はおらぬか!
- 481 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:48:07 ID:nAUtudjZ
- >480
?! ×>789 ○>479
どっかのスレとごっちゃになってたよスマソ
あらためて>479
(ROMの人が少し妄想を落とせばそれをネタに書いてくれる神は実在するのです…)
- 482 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 02:06:58 ID:Jwv35Gyr
- >>479ですが今小学生の時に買ったラピュタの小説を数年ぶりに穿り返してみたら、
ちょっと自分の都合いい様に脳内補完してた模様・・・すまんかった>>481
乗って迎えに行ったのではなく、迎えに行く予定をシータに手紙でお知らせしてるだけ。
飛行機もこの時点では未完成で、今まで貯めたお金でじきに完成。
この時点でラピュタ崩壊から半年ほど時間が経過している模様でシータはおさげが
結える位髪の毛が伸びている。以前は鳥の影にもハッとさせられ、青空にも脅えた
ラピュタの怖ろしい体験も、ようやく空を平気で振り仰げるほど癒されている模様。
ドーラも元気に略奪している様子・・・etc。小説を読むのが一番分かりやすいと思われます・・・。
神がいたらヨロシクです。
- 483 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 06:13:08 ID:Y4IuTMsb
- クシャナ殿下〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
- 484 :むー :04/12/03 02:06:17 ID:nY8eRSuU
- エロくないです。ちょっとした自己満足と、ネタ提供を兼ねて。
しかし稚拙で申し訳ないので、スルー推奨です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あれから何度となくこの季節を迎え、そしてまた今年も夏がやってきた。
この季節が来ると思い出す、懐かしい日々。
蒼い海と透き通る空、冒険、そしてあの赤い飛行艇。
私はあの夏が終わる頃から、本格的におじいちゃんのもとで設計の仕事を始めた。
時には外国へ行って多くの事を学び、新しいものを開発し、充実した日々を送っていた。
その間にはもちろん恋人も出来たし、時にはおしゃれをしてパーティーに行き、年相応
の遊びをする事もあった。
けれど。
夏が来るたびに思い出さずにはいられない、あの冒険の日々。
そしてあの初めてのキスを。
- 485 :むー :04/12/03 02:06:44 ID:nY8eRSuU
-
初夏の風がさわやかに吹く頃、私は恋人にプロポーズをされた。
まだまだやりたい事があったし、家を守る役目をするより、まだ自由でいたかった。
正直にそれを話すと、恋人はそれを受け止め、待ち続けると言ってくれた。
彼の気持ちは嬉しかった。
しかし彼のプロポーズを受けている時、私の心に浮かび上がってきたのは、魔法に
かかったあの人の姿だった。
思い出は思い出だったはずなのに。
だから、私はこの夏に、もう一度冒険に出る事を決めた。
もう一度あの人に会いに行く。
私にかかった魔法を解けるのはあなたしかいない。
待っていて、ポルコ ―――――――――
- 486 :むー :04/12/03 02:11:10 ID:nY8eRSuU
-
フィオが20代前半〜半ばというのをイメージしました。
どなたかこのあと幸せになるフィオを書いて下され・・・
- 487 :名無しさん@ピンキー :04/12/03 16:45:19 ID:RRqXBbdL
- ポルコ×フィオクル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━?????
むーさん、是非続きを!
- 488 :名無しさん@ピンキー :04/12/05 21:48:24 ID:thB//Pcb
- 全然稚拙じゃないし、よくスラスラと言葉が出てくるなあと関心しますよ。
- 489 :名無しさん@ピンキー :04/12/11 11:28:10 ID:TwlclOjI
- 昨日千と千尋を観たage
- 490 :名無しさん@ピンキー :04/12/11 14:21:55 ID:Cqcn7CzK
- クシャナたん待ちあげ〜〜〜
554たん元気ですか〜〜〜
気長にお待ちし取りやす!
- 491 :名無しさん@ピンキー :04/12/11 23:31:59 ID:mfcJqqeb
- 千と千尋のエロを激しくキボン。お湯屋って響きがエロ杉だ
ハクがあずかり知らぬところで湯女にされる千尋とか。
その後ハクに色々と慰めてもらったりして。
やべぇ、妄想が止まらんハァハァ(*´Д`*)
- 492 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 00:21:22 ID:8U5VYQk2
- 漏れも千と千尋激しくキボン(゜д゜)ちなみに千尋は何歳なの??
- 493 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 00:31:50 ID:1h33yU9f
- 10歳だよ〜
犯罪の香り・・・
- 494 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 01:21:53 ID:8U5VYQk2
- サンクス!!たしかにアブナイ.... それでも千尋キボン!!!
- 495 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 01:50:58 ID:kmgVT+a0
- ていうか、クリスマスにはムスカ降臨だYO!!
- 496 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 06:21:59 ID:3w3d1Pdj
- 千尋を犯すのはカオナシの役目だろう。
- 497 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 14:32:12 ID:nabzpG53
- 千尋はまだ生理なさそうだから中田氏し放題
- 498 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 16:32:30 ID:XCBe0X8l
- ばかだな、カオナシは遠くから千尋の事見てて
たまに暴走するけど玉砕するところが良いんじゃないか。
カオナシは手篭めにされる千尋をなすすべなくヲチしてるのが良い。
- 499 :名無しさん@ピンキー :04/12/14 03:52:30 ID:mmrBUgj/
- ハクの女バージョンが萌える
川なんだから別に男じゃないんだよね?
なんでもありじゃん
- 500 :名無しさん@ピンキー :04/12/15 02:03:32 ID:fR33OPMP
- ジブリじゃアシタカ×サンに一番萌えたな
- 501 :名無しさん@ピンキー :04/12/15 15:02:42 ID:TfZ76m5a
- いがいとおっぱい大きいよな。>サン
- 502 :名無しさん@ピンキー :04/12/15 19:13:27 ID:XFRMUbmp
- ハクに無理やり犯される千尋キボン(*´д`*)
- 503 :名無しさん@ピンキー :04/12/16 03:28:34 ID:nmOfsr8I
- 某サイト(今は無い)でハク×11歳千尋を読んだ事がある
文章は上手くてエロいのだが、引いた……
千尋の痛そうな感じが伝わってくる…
- 504 :名無しさん@ピンキー :04/12/16 18:50:39 ID:mxacZI1Y
- 503
多分そこ知ってる。えんらい闇属性満載なSSメインなサイトだったらビンゴ。
千尋が幼い神の花嫁になるっちゅーのだった。今あのサイトどうしてるんだろ。名前もURLもすっかりぽんと忘れたから確かめられなくて残念。
- 505 :名無しさん@ピンキー :04/12/17 06:15:11 ID:mjef6Yre
- >>503
自分も知ってるとこ鴨。
サイトは残ってないよね。
- 506 :名無しさん@ピンキー :04/12/17 21:11:04 ID:r4gMnk1/
- >>504
ちょっと見たい・・・
いやかなり見たい
- 507 :名無しさん@ピンキー :04/12/18 22:26:48 ID:ii85CY+V
- 油屋に灯がともり、今日も多くの神々が入浴に訪れる。千尋やリンたちは相変わらずあの大風呂の
準備をしていた。前よりはマシになったものの洗うのは非常にキツイ、だが誰も替わってくれずリンは
愚痴をこぼしながら働いていた。
湯婆婆は自分の部屋で執務中であったが、只ならぬ気配を感じて店に戻った。
入り口を見ると1人の神がゆったりと歩いている。湯婆婆は驚きかつ丁重にその神を迎え入れた。
「ようこそお越しくださいました。今日も特別室でよろしいですか」湯婆婆が神に尋ねた。
するとその神は鷹揚に頷いた。そして湯婆婆は女を全員集め並ばせた。
「いかがでございましょう、よい娘は見つかりましたか」湯婆婆が神に女を顔見せさせた。
神が女たちを品定めし、千尋を指差した。
「この娘でよろしいのですか、この娘は人間ですよ、ほかの娘の方が・・」
だが、神は千尋を指差したままであった。仕方なく湯婆婆は振り返って千尋に命じた。
「いいかい、千!このお方は大事なお客様なんだからね、しっかりとおもてなしするんだよ!」
「あ、は、はい」千尋が怪訝そうな顔で返事をした。
「さあ!お客様!特別室へとご案内!!」湯婆婆が大声を張り上げた。
- 508 :名無しさん@ピンキー :04/12/18 23:10:33 ID:GSkipEoz
- 神キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
- 509 :名無しさん@ピンキー :04/12/18 23:11:23 ID:ii85CY+V
- その特別室は非常に豪華な部屋だった。神はソファにゆったりと腰掛け、千尋はその神の前で三つ指をついて挨拶した。
「あ、あの千です。今日はありがとうございました」そう言うと千尋は神の着物を脱がしていった。
全て脱がし終え背中を流す準備をする千尋を神はジィーと見つめていた。
「あ、あの何ですか」千尋が尋ねると神は着物を指差した。
「え、着物を脱ぐんですか」千尋の言葉に神は頷いた。
千尋が着物を脱ぎ裸になると神はソファに座りながら自分の股間からそそり立つモノを指差した。
「え、え、これをどうするの」その大きさに驚く千尋に神は手を伸ばし口元へと近づけた。
「こ、これ、舐めるの、おしゃぶりすればいいの」驚きの表情で尋ねる千尋に神は頷いた。
千尋は神のモノを舌でペロペロと舐め始め、小さな口を懸命に開けて咥え込んだ。
「んん・んむぅ・んん・んん・・・」大事なお客様ということで一生懸命にしゃぶっている。
やがて神は千尋の口の中に大量の精を放出した。
(んんー、こんなにいっぱい、でも神様のミルク、飲まなきゃダメだよね)
少しむせながらも千尋は全て飲み干した。そして神に膝まづいてお礼を言う
「ミルクありがとうございました。美味しかったです」
神は満足気に頷いた。
「
- 510 :名無しさん@ピンキー :04/12/18 23:42:08 ID:ii85CY+V
- 「あの、お風呂できたみたいなので入りますか」千尋が神に勧めると神はゆっくりと風呂へと向かった。
千尋は背中を流す準備をしていたが、神はその壁に立てかけてあったマットを敷き横になった。
千尋が怪訝そうにしていると、神は千尋を泡まみれにして体の上に乗せ前後に動かした。
千尋のツルツルのアソコが神の腹や太腿にこすりつけられるたびに千尋は今までに感じたことのない感覚に襲われた。
「あ、あぁ、アソコがこすられて・・何か変・・おかしくなっちゃうよ・・・」
千尋が快感を感じている間に神のモノも回復していた。
神は千尋を抱え上げると自分のモノに千尋のアソコをあてがい、ゆっくりと挿入した。
あれだけの大きいモノを千尋の幼い膣に挿入れば激痛が走るはずだが、千尋に痛みは全くなかった。
神のモノは千尋の膣を優しく侵食していき、それが千尋に快感を与えていた。
「あぁ・神様が私の膣にいる・・すごく気持ちいい・・」千尋は呟きながら神に抱きついた。
やがて神は絶頂を迎え千尋の膣内に射精すると「良き哉、良き哉」と言いながら昇天していった。
神を大満足させたことで千尋は湯婆婆たちから褒められ、油屋での指名No1となったとさ、めでたし、めでたし。
- 511 :名無しさん@ピンキー :04/12/19 00:50:34 ID:S+TGGl7R
- 神キターーーー(゜∀゜)!!
できれば千尋×ハクもキボン!!
- 512 :名無しさん@ピンキー :04/12/19 05:20:47 ID:fumPnLvE
- 千尋可愛い
- 513 :名無しさん@ピンキー :04/12/19 07:07:47 ID:PVhwUvIW
- >510
面白いんですけど…いやマジでw
- 514 :名無しさん@ピンキー :04/12/19 20:07:42 ID:m5k3x1j7
- 続きが激しく読みたかです。土下座するから書いてorz
- 515 :名無しさん@ピンキー :04/12/21 02:02:35 ID:amvqCjiU
- お願いします
- 516 :みんながんがれ(・∀・!!) :04/12/22 03:35:48 ID:/rUT9+fW
- サンたんの新鮮な膣口を白目剥くまでベロベロむしゃぶり尽くしまくりたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!
- 517 :名無しさん@ピンキー :04/12/22 23:26:01 ID:QyX73xPG
- >>510
神様は偉大ですな。
- 518 :名無しさん@ピンキー :04/12/23 01:40:24 ID:L4wheogM
- 千のミニ膣・・・
- 519 :名無しさん@ピンキー :04/12/23 19:28:24 ID:hinFnsPe
- カン太×サツキはナシだと思うのに
どうしてハク×千はアリだと思えるんだろうな。
- 520 :名無しさん@ピンキー :04/12/23 19:39:22 ID:TU0wqARs
- カン太×サツキだとカン太の片思いっぽいしな〜
(その後はどうなったかわからないけど)
あと映画の雰囲気そのものがエロを拒んでる気がする。
ハク×千は両思いっぽい感じがする。
まあ恋とかそういう生々しい感情より絆とかそういう
方が強そうではあるけど。
- 521 :名無しさん@ピンキー :04/12/23 22:21:12 ID:cKbhaXhx
- ハク×千は映画観ててもエロイと思うよ。
ハクが銭婆婆のところへ千尋を迎えに来るシーンで
千尋が白竜にすりすりするトコはエチー済みの恋人に見えんでもない。
兄妹の絆っぽくも見えるけど、自分はどっちかって言うと生々しさを感じたな。
カン太×サツキは妄想力全開にしないとエロ妄想できん。
- 522 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 00:00:29 ID:jvOo5olb
- そういえばサツキって千尋と同じ10歳なんだよな。
- 523 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 00:48:30 ID:SdVstnYB
- >>554さま
クシャナ姫のロストバージン待望あげ!
- 524 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 01:59:35 ID:IjUTmPkl
- すいません、510さんではないのですが、ハク×千尋投下します。
- 525 :千尋の神隠し(1) :04/12/24 02:00:39 ID:IjUTmPkl
- 千尋は今日、15歳の誕生日を迎えた。
ちょうど三日前、初潮も終えたばかりである。
周りの友達に比べ体の成長が遅い風にも見えないが、まるで大人になるのを拒む様な、人並外れて遅い初潮だった。
今朝、父親が朝食の時言っていた言葉を思い出す。
ーーー千尋、昔は15歳と言ったら、立派な大人だったんだぞ。
(大人になんかなりたくない)千尋は思った。
(中学の制服は、セーラー服なのが野暮ったくて嫌い)
放課後、自宅へ帰りながら、千尋は心の中でひとりごちた。
今日、口々に友人達が、「千尋、誕生日おめでとう!」と言ってプレゼントをくれた。
その言葉も贈り物もとても嬉しいが、どこか素直に誕生日を祝えない自分がいる。
友人の気持ちが嫌だとか、今の学校が嫌だとかではない。どこか漠然とした不安があるのだ。
(…また1歳、歳を取っちゃったんだ)
目を閉じると瞼の裏に浮かんで来る、かむろ頭で涼し気な瞳の少年。
5年前。10歳の時に遭遇した不思議な体験は、誰にも話す事の出来ない物語だ。
そして、その時に出会った少年ーーーハクの事を、千尋は忘れる事が出来ない。
(私、もうハクの歳を、追いこしてしまったんじゃないかなぁ…)
小さな石橋の上で千尋は立ち止まり、小川を眺めながらハクの事を想った。
「千尋…」
後ろから声がする。振り返ると、そこには見知らぬ男が立っていた。
烏帽子に直衣、指貫に下袴。まるで桃の節句のお内裏様みたいな時代がかった出で立ち。
千尋には、それが誰だかすぐに判った。思いがけない事に、息が詰まる。
「…ハク!」
千尋は、迷わずハクの胸に飛び込んだ。
「千尋、大きくなったね」
「ハクこそ…!夢じゃ無いよね?本当にハクなの?ハク…ハク…会いたかった…」
千尋は、ハクの胸に頬を寄せ、泣きじゃくった。
「私も、ずっとそなたに逢いたかった。どれ、顔を良く見せておくれ」
ハクの手が頤(おとがい)に当てられ、千尋は顔を上げた。
- 526 :千尋の神隠し(2) :04/12/24 02:02:37 ID:IjUTmPkl
- 千尋が久々に見るハクは、20歳ぐらいの青年に見えた。
面影こそ残してはいるが、顔も背も手のひらも、すっかり大人びて見える。千尋の胸が高鳴った。
「すっかり大人になったのだね、千尋は」
ハクも同じ気持ちなのだろう。感心したようにそう言った。
「ハクこそ…」
(なんだか、恥ずかしい…)千尋は、そっとハクの胸から離れた。
「あの…ハクはあの後、湯婆婆様の弟子を止めたの?」
「ああ。千尋が、私の名を取り戻してくれたからね。私は元の私に戻ったのだよ」
「ニギハヤミコハクヌシ…様…。だよね?」
千尋の改まった言い方に、ハクが微笑した。
「ハクで良いよ、千尋」
「今日は、私に逢いに来てくれたの?」
千尋は、弾んだ声で尋ねた。
「いや…今日は、そなたを迎えに来た」
ハクの腕が千尋を引き寄せた。驚く間もなく、千尋の目の前の景色がグラリと歪んだ。
ここはどこだろう?先ほどの場所では無い。
見た事も無い造りの、かろうじて日本風としか判らない家屋の中。
千尋には、なぜこんな事になったのか、何が起きたのか判らなかった。
「…怖い?」
ハクが尋ねた。
「ううん。ハクと一緒だもの、怖くないわ」
千尋ははっきりと答えた。今まで、ハクを信じて困った事などなかったのだから。
「ああ…千尋、ちひろ。逢いたかった…。私は、ずっとこの時が来るのを待っていたのだよ」
ハクが、千尋を抱きしめた。
「…この時が来るのを?」
千尋は、ハクの告げる言葉の意味を掴めないでいた。
「そうだよ。…千尋、これから私のする事を許してくれるかい?」
「そんな…。私、ハクの事が許せないなんて、絶対思わないわ」
千尋は、ハクの瞳をまっすぐ見つめて答えた。
- 527 :千尋の神隠し(3) :04/12/24 02:05:02 ID:IjUTmPkl
- 「…じゃあ、これから私のする事を、『こわい』とか『いやだ』とか思ったら、遠慮なくそう言うんだよ。そなたに無理強いをさせたくはないのだから」
(言わないわ…)と千尋は答えようとしたが、その声はハクの唇に阻まれた。
千尋の口腔内を、ハクの舌が這う。
その舌が上顎を突き、歯列をなぞり、千尋の舌を吸い寄せる。
初めての口づけを、魂まで吸い取られそうに奪われながら、しかし千尋に嫌悪感はなかった。
確かに、まったく恐れが無いと言ったら嘘になる。
しかし、10歳の時別れてから、千尋の胸の中にハク以外の者が住み付いた事などなかった。
むしろ心の何処かで、何時かこのように迎えが来る事を、ハクに全てを奪われる事を、千尋は待ち望んでいたのかもしれない。
千尋の髪に手をやったハクは、弾かれたようにその手を引っ込めた。
「…千尋は、随分と髪が伸びたのだね。私にほどいて見せておくれ」
千尋は頷いて、あの髪止めから髪を解いた。
あの出来事が起こった後、千尋はずっと、揃える以上は髪の毛を切れないでいた。
髪を切り落としてしまったら、あの世界の事を忘れてしまうのではないか。
あの場所への繋がりが、髪と共に切れてしまうのではないか。
確信はないが、自分の中の微かな予感が、千尋に髪を落とす事を躊躇わせていたのだ。
5年の間に、千尋の髪は、膝裏まで届くほど伸びていた。
きちんと編み込まれ、まとめ上げられていた髪が、解放されて草原のように波立つ。
「…美しいね。千尋はとても綺麗…」
ハクは、改めて千尋を抱きしめた。そのまま香りを嗅ぎ、髪の毛に口づけを落とす。
「そんな…」
千尋は恥ずかしかった。自分はとてもじゃないが、綺麗と呼べる様な少女ではない。
むしろハクの方こそ、綺麗と呼ぶに相応しい。
昔と変わらぬ切れ長の瞳、すっと通った鼻梁、薄くて形の良い唇、真珠の様な歯。
どこまでも白いなめらかな肌、長くて細い指先、引き締まり男らしく成長した体躯。
並んで歩いたら、分不相応と呼ばれるのはむしろ自分の方であろう。
首に口づけを落とされながら、千尋はため息を付いた。
「…どうしたの?」
「ハク、私、全然綺麗なんかじゃないよ。あまり私を買い被らないで…」
ハクは驚いた様に千尋の顔を見遣った。
- 528 :千尋の神隠し(4) :04/12/24 02:06:00 ID:IjUTmPkl
- 「どうしてそんな事を言うの?千尋は綺麗だよ」
そのまま、ハクは千尋に深く口づけた。その手が、1枚1枚千尋の服を剥いでいく。
生まれたままの姿にされた千尋は、ハクに抱きかかえられ、そのまま床へと導かれた。
真っ白な褥に横たえられる。ふと気付くと、脱いだ気配がなかったのに、ハクも素裸になっていた。
「…怖くないかい?」
ハクが千尋の頬を撫でながら確かめる。千尋は頷いた。
その手が、体の隅々を確かめる様に撫でる。つめたい手に撫でられた場所から、炎が舐める様に、全身にじわりとした熱が起こった。
「…嫌だったら、すぐにそう言うのだよ。…千尋が嫌なら、すぐ止めるから」
何度も何度も、何かを恐れる様にハクが千尋に囁きかける。
「ううん…嫌じゃない。その逆だよ。…嬉しいの」
そろそろと撫で上げられ、びくりと身をすくませながら、千尋が答えた。
「…嬉しい?」
「うん…とても嬉しいの。ハクにまた逢えて…こうして抱き締められる事が嬉しい」
「千尋…そのような事を言わないでおくれ。私は…私は…押さえきれなくなってしまう」
ハクの唇が千尋の胸を啄んだ。初めての刺激に、千尋の体が跳ねる。
舌で先端の尖りをなぞり、音を立てて吸い上げ、もっと尖る様弄ぶ。
片方の手でもうひとつの尖りを摘み、さほど大きくはない胸をやわやわと揉みしだく。
そのたびに強い刺激に耐えきれず、千尋の体が踊り、押さえきれぬ嬌声が上がった。
ハクの舌が、千尋の体の隅々まで、唾液の軌跡を残して這い回る。
千尋は、今まで自分で意識した事のなかった様々な場所に、心地良さを感じる事が信じられなかった。
「…あっ…あぁぁぁっ!…ハク…ハクっ!…汚いよ…んっ!…やめて…」
ハクの愛撫が止まった。千尋ははっと気付いて、急いでハクにしがみついた。
「…違う。ハク、止めないで続けて…。最後まで…ちゃんとして欲しいの。止めて欲しかったのは舌で舐める事だけ。…それだけなの…」
真っ赤になりながら、千尋は自ら続ける事をねだった。
- 529 :千尋の神隠し(5) :04/12/24 02:08:17 ID:IjUTmPkl
- 「…では、指でなぞるのと、口づけるのは良いのだね?」
ハクはそう言った。千尋が頷く。
ハクの行為が激しくなった。息も付けぬほど深く口づけ、手と指先で千尋を翻弄する。
「…ああっ…んうっ!…は…あぁぁぁ!…」
もう止めて欲しいとは言えず、千尋は素直にハクの愛撫に身を任せた。
ハクの指先が腹をなぞり、秘裂の奥に忍び寄る。そこはすでに濡れそぼっていた。
指先で蜜を掬い取って、淫核の輪郭をなぞる。それは千尋が初めて覚える快感だった。
「んあっ!…変…なんか変…おかしくなっちゃうよう…」
「そう…。もっともっと、千尋を気持ち良くさせてあげるよ…」
ハクの体が、千尋の膝を割った。
千尋とて、知識としてその行為を知っている。初めての場合は、破瓜の痛みがある事も。
千尋はその痛みに身構えた。ハクの体が、徐々に千尋の膣内に入って来た。
驚いた事に、初めての痛みがまったくない。
細い細いモノが、千尋の膣内の奥までゆっくり収まる。
最奥まで収まると、それは徐々に形を変えてきた。じわじわと、千尋の膣内でふくれあがり、擦り上げ、内側の壁の様々な場所に刺激を与える。
「ん…んあぁぁぁぁっ!」
千尋があげた悲鳴は、間違い無く官能の為であった。
まるで生き物のように、ハクのモノが千尋の体内をなぞる。
そのたびに、千尋の膣奥から身体全体に甘い戦慄が走った。
「ああん!…あっ…イイっ!…イイよう。…どうして?…わ、わたし…っ!…んはぁっ!…初めてなのに…あぁん!」
千尋は耐えきれず、快楽に溺れて自ら腰を揺らめかせていた。
その動きに合わせるように、ハクのモノがどんどん胎内で膨れ上がって行く。
プツリ、と千尋の中で何かが弾ける音がした。微かな痛みを感じたが、それはすぐ快感にすり変わる。
ハクのモノが、千尋の膣を目一杯まで広げるほど大きくなったが、その律動から生み出されるのは、もはや法悦でしかなかった。
手や指先でも体を愛でられ、膣奥まで休む事無く刺激を与えられた千尋は、早くも限界が来た。
「…あぁっ!ハクぅっ!…イク…イっちゃうよう…っ!…あぁぁぁああああ!!!!」
ガクガクと身体を揺らしながら、千尋は絶頂を迎えた。千尋が荒い息を吐く。
- 530 :千尋の神隠し(6) :04/12/24 02:09:23 ID:IjUTmPkl
- 「…気持ち良かったかい?」
「うん…恥ずかしいけど…とても気持ち良かった…」
その言葉を口に出してから、千尋はある事に気付いた。
「…ハクは?」
「私は良いんだよ。千尋が気持ち良ければ、それで私も満足だ」
「そんなの駄目!…私だけなんて…」
千尋は、まだ屹立しているハクのモノに唇を寄せた。
「お願い…ハクも気持ち良くなって…」
そのまま、千尋はハク自身を口に含んだ。上目遣いで様子を見ながら、舌先でチロチロ舐める。
その言葉に、千尋の舌に舐められていたハクが、大きくうねった。
「千尋…そなたは…」
ハクが耐えきれない様に千尋の身体を抱き上げ、その身を下から突き上げる。
「…ああっ!…」
「千尋…今度は、そなた自身が動いて御覧」
微笑んだハクの言葉に、恐る恐る千尋が自ら動き始めた。
それは、とても淫猥な絵巻であった。
一刻前は自慰さえも知らなかったはずの、まだ幼さの残る少女が、錦絵の様な美丈夫の胸に手を付き、自らの腰を叩き付ける様に淫らな踊りを踊っている。
そのお互いの顔には、はっきりと悦楽が浮かんでいた。
部屋中にいやらしい水の音だけが響く。
「千尋…そなたの水は、とても甘い…。…あぁ…っ!私を…私を許しておくれ…っ!!」
その声と共に、千尋の後ろの穴、尿道、口腔にも、ごぽりと音を立てて何かが侵入した。
千尋の身体の全ての性感帯が、恐ろしいほどの快感を伴って刺激される。
(あああああぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!!!)
千尋の悲鳴も、その何かに吸い取られた。
膣奥と壁を隔てて、裏門の奥までもが蠢く。口腔も、尿道も、身体中の穴という穴が何かで塞がれ、蠢くそれから、人として感じ得る限りの気の狂う様な快感を与えられる。
すでに、ハクは人形(ひとがた)を留めてはいなかった。竜ですらない。
千尋は、温かい羊水のような水に包まれていた。不思議な事に、息は苦しくなかった。
その水に、ころがされる様に千尋の全てが味わわれている。その水が蠢くたびに、神経全てがむき出しにされた様な快感が走った。
果てがないかと思われる蠢きが続き、千尋が発狂しそうになる寸前に、その水がはじけ飛ぶ。水がはじけると共に、千尋は意識を失った。
- 531 :千尋の神隠し(7) :04/12/24 02:10:44 ID:IjUTmPkl
-
千尋が気付くと、ハクが心配そうに額に手をあてていた。
「ハク…」
「気付いたんだね…。千尋、すまなかった」
「…あれが、本当のハクなの?」
千尋の問いに、ハクが頷いた。そのまま千尋から目をそらし、ハクが苦しそうに告げる。
「もう少しそなたが落ち着いたら、家まで送り届けよう。…私達は、もう会わない方が良い」
千尋はその言葉が信じられなかった。先ほどまで、あれほど激しく求められていたのに。
「なぜ?…さっきハクは、私を迎えに来たって言ったじゃない!あれは嘘だったの?」
「嘘では無い。…しかし、それは間違いであった。私は、もうそなたの前に現れてはいけない…」
千尋の眼から、涙が溢れて来た。ポタポタとその雫が、白い褥を濡らす。
「嫌……イヤ…いやぁっ!!」
千尋は、ハクの薄衣を掴んで泣きじゃくった。
「私は、ハクが好き。…もう会えないのなら、死んだ方がましだわ…!」
「千尋、そんな困った事を言わないで。そなたは先ほどから、しきりに私を惑わす…」
「ハクは…ハクの気持ちはどうなの?」
千尋は顔を上げ、真っ直ぐハクを見つめた。ハクの顔に動揺の色が浮かぶ。
「千尋、よく聞いておくれ。このままそなたが私の元にいてはいけない。…そなたがそなたのままでいられなくなってしまうのだ。…私には、そんな残酷な事は言えない…」
「そんな事を聞いているんじゃないわ!…ハク、聞かせて。ハクの本当の気持ちを」
とうとうその想いに負け、ハクは千尋の身体を強く強く抱きしめた。
「…あの日から、そなたを思わぬ時はなかった。千尋が大人になるのを、私はずっと待っていたのだよ。迎えに来たとゆうたのは、嘘偽りではない。…そなたが欲しい」
それは血を吐く様な、ハクの心底からの気持ちであった。
「ハク…嬉しい。私も、ずっとハクを忘れた事はなかったよ」
千尋は微笑んだ。ハクが、真剣なまなざしでゆっくりと話す。
「本当に、良いのかい?…千尋もさっき、どうなるのか判ったと思う。…それでも?」
「いいの…何もいらない。…ハクさえいれば、何もいらない」
二人は、固くお互いをいだき合った。
- 532 :千尋の神隠し(8) :04/12/24 02:12:01 ID:IjUTmPkl
- 千尋の通学路である小川の石橋に、千尋の身に付けていた物と持ち物が畳んでおかれてあった。
両親も友人も、近所の人達も、驚き、嘆き、悲しみ、懸命に捜索したが、千尋はその日からこつ然と姿を消した。
両親の悲しみはもちろん尋常ではなかった。愛する娘が、15歳の誕生日に消えてしまったのだから。何の手がかりも無く、千尋の行方は杳として知れない。
そうまるで、千尋は神隠しにあったようだと人々は噂した。
温かい水に、千尋は包まれている。
(千尋…すまない。本当は、そなたの初めてだけが欲しかったはずであったのに…)
(いいのよ…。私、本当に嬉しいの。…もう二度と、私達、離れる事はないよね…)
ゴボゴボと音を立てて、その全てにハクが入り込み、蠢き、千尋に絶えまない快楽を与えている。
(ああ…。気持ち良い、ハク…)
(私もだよ…。千尋…愛している)
(うん…私も…。ハク、あなただけを愛している)
ハクの中で、千尋は徐々に溶け始めている。
やがて、骨のひとかけらも余さず、千尋はハクとひとつになってしまうのだろう。
しかし、千尋は少しも自分を不幸だと思わなかった。
なぜなら、こうなる事は、千尋とハクが初めて出会ってから、お互いがずっと胸の奥に秘めていた想いであったから…。それは千尋とハクの、絆への宿望であったのだと。
ーーーーー終ーーーーー
- 533 :野良猫 ◆2ZTn8N.mu6 :04/12/24 05:58:43 ID:Xp4sBpfX
- イイ(・∀・)!!
職人たま乙&GJでありまつ!!!
ひたむきでちょっぴり切なく、
純粋でいてエロくて可愛らしい。
初体験で強烈な快感を味わい
“飛んじゃう”(この場合“溶けちゃう”か?)千尋たんハァハァにゃん!
- 534 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 09:22:15 ID:Lx6Rnb4m
- すげぇ!途中まで純粋に(*´Д`)ハァハァだったのに
最後、凄い切ない。
なんだ、なんだってんだコンチクショー(*´Д`)ハァハァ
- 535 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 09:26:03 ID:OuMlnxlV
- 職人様、GJ!!
ハクならではのエロ描写に(*´Д`)ハァハァ
- 536 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 22:32:14 ID:erGNVij4
- エロ切ない!!エロ切な過ぎて泣けるよ!!
- 537 :名無しさん@ピンキー :04/12/24 23:50:14 ID:OQcKD1Cu
- 乙です!GJ!
ところで今日のラピュタ見ました?
やっぱり傑作だと思うっす
なんかムスカ×シータ、パズー×シータ描きたくなってきた・・
でも文才が!神よ!
- 538 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 01:18:32 ID:yklvH6nf
- >>537
神様、シータお願いしますw
シータかわいいなぁ…
ジブリで一番かわいい…
- 539 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 04:37:02 ID:Iwa69VS+
- シータ×親方きぼんぬ
- 540 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 10:56:05 ID:UADUzS0a
- シータが攻めるのですか?
- 541 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 18:02:16 ID:aNJSIX6L
- >>538 シータかわいいっすよね
537ですが・・・エロ描写少なくて文章つーより脚本みたいなのでも
よろしければ投下できるかもしれません。
もし投下してたら藁ってやってください
- 542 :538 :04/12/25 20:57:15 ID:yklvH6nf
- >>541
是非お願いします!
職人さんを笑うなんてとんでもないです。
新しい神の予感……
- 543 :524 :04/12/25 21:49:21 ID:tQ7cC5Dg
- 好意的なご感想をくださった方々、どうもありがとうございます。
機会がありましたら、また投下させて下さい。
541さん、私も楽しみに待ってます(*^^*)
- 544 :537です :04/12/25 23:34:56 ID:aNJSIX6L
- あるいは541です。
538さん524さんありがとうございます。
拙いものですがとりあえずムスカ×シータ編だけ先に投下させていただきます
お目汚しになるかと思われますがご了承下さい
>>495で言ってましたがホントにクリスマスにムスカ降臨です
- 545 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 23:35:35 ID:aNJSIX6L
- 「全世界の愚民共よ、今こそラピュタの科学力の前に跪く時が来たのだ!」
高らかにそう言い放ったムスカのせせら笑いが『飛行石の間』に響き渡った。
それを少し離れたところから聞いていたシータは険しい視線を彼に送っていた。
ラピュタが発見されてから約2ヶ月。全世界にムスカの世界征服宣言が公布され、
それに反抗すべく数カ国の連合艦隊がこの空の島に攻め入ってきたがいずれも敗退していった。
ムスカは名実共に人類の王となったが、その居城であるラピュタに現在生活しているのは
彼ともう一人の少女二人だけであった。二人は古代ラピュタ文明の最後の子孫であり
王家の直系と分家の生き残りであった。
「君もいい加減、反抗的になるのはやめたまえ。我々は既に至尊の冠を戴いているのだ。
これからはラピュタ人と非ラピュタ人という図式が世界を支配することになる。つまり
征服民と被征服民という図式だ。わかるかね?君はその征服民なのだよ」
ラピュタ最後の王女シータはムスカの言葉には感知しなかった。彼女の関心はこれから
支配されるだろう地上の人々の安否と、そして一人の少年の消息だった。
自分のために命を賭けてくれたパズーの消息をシータは知らなかった。おそらく自分を
助ける為にあの時もラピュタにいたのだろう。だがそれからどうなったのか、無事でいるのか
それとももはやこの世に居ないのか、それすらシータはわからなかった。ドーラたちの消息も
また同様である。シータが心の中の少年に思いを馳せていると、ムスカはおもむろに近づいてきた。
「君ももっと私に協力的になってくれればこんなものは外してあげられるのだがね」
- 546 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 23:36:06 ID:aNJSIX6L
- ムスカの手がシータの手に触れた。少女は手を後ろに縛られていた。それも何重にも
縄がかけられて完全に緊縛されている。この二ヶ月間シータが何度もラピュタからの脱出を
謀り、そして失敗した結果であった。ムスカはシータに顔を近づけ目線を合わせた。
目を逸らしてやりたい衝動を抑えてシータは彼を正面から見据えた。彼女はこの男の視線が
初めから嫌いだった。全身を蛇のように絡め取るこの男の視線はそれだけで底冷えする
おぞましさがある。シータは少女とは思えぬ落ちついた声を吐き出した。
「征服民になってどうするの?ここで生活していくのだって大変だわ」
「女官を下の連中から献上させればいい。工夫に限っては上層部の復旧作業にラピュタへ
上がる事を許可してやるつもりだ」
「食料はどうするの?」
「それも献上させれば済むことだ」
「わたしをどうするの?」
「言ったはずだがね、私に協力すれば君は私と同じ征服民として遇される資格があるのだよ」
「何に協力しろと言うの?」
「わからんかね?君はもはや最後のラピュタ人の末裔だ。私と同様にね。
その君にわたしが望む事といったら一つしかないと思うがね」
ムスカの瞳に不気味な光を見た直後、シータは服を彼の手で引き裂かれた。
おぞましい驚愕がシータの全身を突き抜けた。
「いやあああああああっ!!」
- 547 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 23:37:11 ID:aNJSIX6L
- 咄嗟にムスカと距離をとろうとしたシータは、しかし足元の草の根に躓いて倒れてしまう。
床に広がる水がシータの背中を濡らした。ムスカは彼女に覆い被さり、シータの残った衣服を
次々とちぎっていく。男の高笑いとそれに対抗する少女の悲鳴がコダマした。
「いやあっ!いやあああああっ!!」
「ははははっ!もっと叫びたまえ!誰も助けには来れまい!」
シータの脳はたちまちウイルスに感染されたように恐慌状態になった。必死に体をよじるが
そもそも腕が使い物にならないのでムスカの魔手から逃げられない。そうしているうちにシータの
小ぶりではあるがはっきりと輪郭を打ち出している幼い胸が露になった。そしてズボンも
剥ぎ取られ、全裸にさせられてしまうとムスカの両手がシータの胸を握り締めた。
「きゃああああああっ!!」
「はははっ君の胸はまだこんなものかね!?」
そのままムスカは乱暴にシータの小さな胸を揉んだ。あまりに乱暴に握り締めたまま揉まれて
シータは痛みと凄まじい悪寒に身悶えた。
「いやああっ!いやっいやっやめてええええっ!!」
そしていくらも胸を揉まないうちにムスカは少女の股の間に手を滑りこませ、いきなり指を
幼い穴に突き入れた。激痛がシータの全身に走った。
「あああああっ!!」
- 548 :名無しさん@ピンキー :04/12/25 23:39:35 ID:aNJSIX6L
- なんの下地も無しに指を入れられたシータの体はあまりの圧倒的な痛みに痙攣した。
そんな彼女にもとより構う気のないムスカはさらに指を少女の中に押しこんでぐりぐりと
えぐった。シータは拷問を受ける虜囚のように苦悶し絶叫した。
「くああっ、あああっひいいっあああああっ」
哄笑を響かせながらムスカはシータのまだ幼い秘口を蹂躙した。
「あの小僧とはこういったことはしなかったのかね?え?どうなんだねリュシータ王女!」
激しい苦痛に全身が麻痺していくなかシータはパズーの顔を思い浮かべた。たった三日しか
一緒にいなかったパズー。それなのに全てを賭けてくれたパズー。シータの恋うる気持ちと
救いを求める心がパズーに向かってほとばしっていた。
しかしそんな彼女を救えるものはなにもなかった。ムスカは喉が枯れるほど悲鳴をあげる
シータの口に彼女のおさげ髪を突っ込んだ。
「舌を噛んで死なれては困るのでね。君にはこれから山ほど子供を産んでもらわなければ
ならない。崇高なラピュタ人の純潔種をな!」
ムスカはいつのまにやら奮い立たせていた男の証をシータに突き入れた。
少女の体は一度大きく痙攣し、その後全く動かなくなった。
「これがラピュタ人の×××かぁ!!すごいっすごいぞぉっ!はははははははっ!!」
ムスカの腰がシータの腰を何度も打った。シータは目を見開いたまま涙を流し、
時折、瀕死の魚のように口をパクパクと動かすだけの四肢となった。
ムスカに処女を踏み荒らされながら、薄れていく意識の中でシータはパズーを想った。
『シータ!待ってろ!!』
(パズー・・・・・・)
- 549 :537 :04/12/26 02:54:21 ID:ZRMSvyXC
- すぐに続きが書けるかと思ったのですが無理でした・・・
また後で投下しますのでみなさん雑談をどうぞ
お目汚しでした!
- 550 :名無しさん@ピンキー :04/12/26 04:15:59 ID:hGX5DAUJ
- 537
イイ!!続き待ってます。
- 551 :名無しさん@ピンキー :04/12/26 11:07:12 ID:SMrwSP29
- 537
乙!
続き、テカテカで待ってます。
- 552 :537 :04/12/26 17:55:46 ID:ZRMSvyXC
- 550さん551さんありがとうございます。
いま続きを書いているんですが、パズー×シータにいくまでがかなり長くなって
しまい、エロ描写よりもそれ以外の描写のほうが多くなってしまいそうです。
とりあえず書くだけ書いてみますが、載せるのはエロだけにしようかどうか
悩んでます。みなさんどっちが良いでしょうか?
>>551 テカテカ??
- 553 :名無しさん@ピンキー :04/12/26 18:49:07 ID:h8150s0R
- 537氏GJ!
でもなぜかムスカのセリフみるとあの声とAAが浮かんできて笑ってしまう…
- 554 :名無しさん@ピンキー :04/12/26 19:16:46 ID:0YPO1Oqx
- 554ゲット
前スレ554たん降臨祈願!
このかんじだと、
クシャナ様のロシトバージンは
年始の姫初めですかね〜〜〜〜?
- 555 :名無しさん@ピンキー :04/12/26 19:17:27 ID:0YPO1Oqx
- ロシトってなんだよ
ロストバージンだよ
まちがったごめんなさ〜〜い!(恥)
- 556 :名無しさん@ピンキー :04/12/26 21:19:02 ID:UDe4muBl
- >>552
それ以外の描写も楽しみにしてます
投下キボンヌ
- 557 :名無しさん@ピンキー :04/12/26 21:41:26 ID:hGX5DAUJ
- ロフトバージンと言ってみるテスツ
>>552
自分もそれ以外の描写楽しみです。楽しみにしとります。
- 558 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 00:08:23 ID:vs9m9m5t
- / , \
/ / l ヽ
,r' / ヾ,、 ゙,
./ イ/ ` ` 、 }
{ i | ゙ 、,,`' 、 , j
レ'、, | ,:r'"''‐ `'゙、 ,、‐‐、 l
ゝ」、 、 , ,、‐''゙゙、゙'、-――t'''/ / l | ________
,ゝ‐、_,',. ' ,O 〉 V .( ゙, j i /ラピュタは滅びぬ
',.ヽソ. '、,,、 -'" / / j < 何度でも甦るさ!!
'‐レ゙ .,r' ノ \
l` ` 、 i'" ゙ヽ、,/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
. ゙、 ,,、 -‐'" ノ ヽァ、
゙、'´ .. ,r゙ ノ ヾ^゙ヽ、
. ゙, ./ ,、r' / \
!、 / ,、r'" / /`'ー-
`'''"入 ̄ ,、r ''" ,、/ /
く .Y'" .,、r'"/ /
/" ` 、', ,、r''" /_____/
,、 - ''"´ ̄ ̄`゙i zz,,,/ \
,、 '" ,、 ''" | / \
- 559 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 00:38:26 ID:ndbNEtHo
- >はははっ君の胸はまだこんなものかね!?
(*´Д`*)
- 560 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 00:39:32 ID:ndbNEtHo
- >これがラピュタ人の×××かぁ!!すごいっすごいぞぉっ!はははははははっ!!
(*´∀`*)
- 561 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 01:17:07 ID:7rZSkaMo
- >>552
551タンではないが、自分もテッカテカで待ってます。
+ +
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
- 562 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 02:49:34 ID:uQG6EpsF
-
/ , \
/ / l ヽ
,r' / ヾ,、 ゙,
./ イ/ ` ` 、 }
{ i | ゙ 、,,`' 、 , j
レ'、, | ,:r'"''‐ `'゙、 ,、‐‐、 l
ゝ」、 、 , ,、‐''゙゙、゙'、-――t'''/ / l | ________
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',.ヽソ. '、,,、 -'" / / j < 何度でも甦るさ!!
'‐レ゙ .,r' ノ \
l` ` 、 i'" ゙ヽ、,/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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,、 '" ,、 ''" | / \
- 563 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 18:07:49 ID:rIC1hrkq
- ムホー!!GJ、GJ!!
雰囲気出てますね〜。
- 564 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 20:43:34 ID:YQVhFZNE
- 561さんありがとう〜、そのAA見つかんなくてど〜しよ〜と思ったよ。
- 565 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 22:09:03 ID:BRt4XOU9
- うおー、シータタンが犯られてる〜。コフーンした。
続き待ってます!
- 566 :537です :04/12/28 01:29:02 ID:KgIy5zc+
- すいません、まだエロが始まらないんですが
とりあえずエロに行くまでのネタ投下します。
長すぎてすいません!
- 567 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:29:25 ID:KgIy5zc+
- ムスカが人類の王になってから二年経った。その間、地上はラピュタへの献上品を
生成するだけの畑と成り下がった。何度か各国の艦隊が編成隊を組んで天空の城へ
攻撃をしかけたが、『ラピュタの雷』と戦闘用ロボット兵の前に虚しく破れていった。
空を見上げるたびパズーが思うのは「あの虚空の向こうにシータが居る」という
望みだった。二年前、シータを奪われたまま助けることのできなかったパズーはいま
彼女を助ける為だけに生きていた。彼は炭坑には戻らずそのままタイガーモス号の乗員
となった。そしてドーラたちから戦闘技術を習い、海賊稼業に参加した。それは海賊に
なることが目的なのではなく実戦技術を磨くためだった。彼はいつかシータを奪い返す
時のために自分を鍛えた。不思議と軍隊に入る考えは浮かばなかった。巨大な組織の中の
一粒になってしまってはかえってシータから遠ざかってしまう気がしたのだ。
「パズーや、お前に言っておく事があるよ」
8ヶ月ぶりに各国の連合艦隊が再びラピュタへ侵攻するという情報を手に入れたドーラは
それに合わせてラピュタへ行く準備を進めていた。『あの宝の山を見て引き下がろう
なんざ海賊の風上にもおけないね」などと言っているがシータを救出したい気持ちを
ドーラも確かに持ってる。パズーはそれをよく知っていた。
「お前の話だとシータはラピュタの王族の最後の生き残りってことになってるね。それは
つまり、ラピュタ人の生き残りはシータとあのムスカの二人だけだって事だ。そうなると
ムスカはどうあってもあの子を殺したりはしないね」
「うん、わかってるよ」
「そうかいわかってるのかい。それじゃあそのムスカがシータに何を望むかということも
わかっているのかい?」
- 568 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:29:56 ID:KgIy5zc+
- 息を詰まらせたパズーを見てドーラは目を細めた。
「ムスカにとっちゃシータは自分と同じ種族の最後の女ってことになる」
「おばさんやめて・・」
「船長と呼びな。あの妄想壁の青二才ならラピュタ繁栄のために必ず種族を残そうと
するだろうね。それも純血の。そうなると・・・」
「やめてくれよっ!」
悲鳴のような声がパズーの口から飛び出る。青年になりつつある少年の沈痛な顔を
ドーラは黙って見つめた。パズーは泣きそうな顔を床に向けて言葉を零した。
「おばさん、今はシータを助ける事だけで精一杯なんだ。シータを助ける事だけ
考えていたいんだ」
傷みに震える声を零したパズーにドーラはそれ以上の追及はしなかった。
夜の雲海を眺めながらパズーは苦しい息を吐いた。年月は彼を少しばかり大人にした。
時は彼に努力に見合った力を与えもしたが、同時に残酷なものも贈与した。パズーは
ドーラの言わんとしている事をよくわかっていた。それは時が経てば経つほど残酷な
リアルさをもって理解されていった。
シータはもはや綺麗な体ではなくなっているだろう。
そのことが大人になればなるほど、男になればなるほど解ってしまうのだ。
パズーは昔よりも筋肉のついた自分の腕を見つめた。前よりも大きくなった。前よりも
強くなった。でもこれは今じゃなくて、あのときに欲しかったんだ。
- 569 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:31:42 ID:KgIy5zc+
- ラピュタで重要なのは上半球ではなく下半球であることを知っていたパズーは
ムスカが連合艦隊に気をとられている隙にフラップターで飛行型ロボット兵の
射出口に近づき、そこから内部に侵入した。うまく『聖域』に入りこんだパズーだが
そこで目にした異様すぎる光景に思わず圧倒されてしまうのだった。
「誰かと思ったら君か。よくここまでこれたものだ。それについては褒めてやりたい
ところだが、君は王の前にいることを忘れているな。態度を慎みたまえ」
『玉座の間』は女性の死体で埋め尽くされていた。皆全裸で腹を突かれたか裂かれた
後が無残に残っている。死臭が充満する空気の中ムスカは全裸で玉座に座っていた。
頬はこけ、爬虫類のような目が突き出ている彼の姿はとても王として君臨している
者とは思えない風体だった。
「シータはどこにいる?」
聞きたい事は山ほどあった。この女性の死体はなんなのか、なぜムスカは憔悴しているのか、
そしてなぜ武器も携帯していないのか。しかし異常の世界ではパズーは一言ひねり出すのが精一杯だった。
だから最も大事なことだけ聞いたのである。
「言葉を慎みたまえ。畏れ多くも王の妃の名をみだりに口にしてはならない」
ランチャーを打ち、ムスカの至近で炸裂させた。パズーは新しい弾を篭めてムスカを睨んだ。
静かだが確かな怒りがパズーの瞳に宿っていた。
「シータを返せ」
「もともと君のものだったかね?」
- 570 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:32:14 ID:KgIy5zc+
- パズーは唾を飲みこんだ。たしかにシータはパズーのものだったことはない。でもこいつと
一緒に居るよりは良いに決まっている。そう思うことにして彼はムスカと対峙した。
「シータはどこにいる?シータは無事なのか?」
この言葉を聞くとムスカは突然狂ったように笑い出した。冷や汗が背中を落ちていくのをパズーは
感じた。もともとどこかおかしい男であったが、その笑い方は尋常ではなかった。もしかしたら
この男はもう狂ったのではないだろうか?そう思いながらランチャーを構えた。
「生きているとも!死んでなどいない!だが起きてはいないがね」
「どういうことだ!?」
「あの女は役立たずだ!」
ここまでパズーは怒りの渦を内包させていたものの、少なくとも頭の一部分に冷静さをもっていた。
しかしムスカの半狂乱の叫びを聞いたとき彼の精神的均衡は崩れていった。
「私とラピュタ人の純血種を残さなければならないというのにあの女は二度も私の子を流したのだ!
この女たち以下の役立たずだ!発狂したまま死んでしまえばいい!ヒャハハハハハッ!!」
パズーの心は急激に崩壊していった。目の前がぐらつき、足がふらついて涙が零れた。
「嘘だ・・・」
例え心臓を抉られるほど辛い事実だとしてもシータが既にムスカに嬲られているだろうことに
対しては心に備えがあった。しかしあの少女が二度も子を身ごもり、そして流してしまったという
事実にはなんの予防線もなかった。まさかそこまでむごい真実が待ち構えていようとは彼は
到底信じられなかった。
(そんな・・・そんな・・・)
「シータを返せ・・」
もはや笑うだけの体となっているムスカに、パズーは怒りと哀しみの激流を叫んだ。
「シータを返せぇーーー!!」
- 571 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:34:01 ID:KgIy5zc+
- ゴンドアの谷の朝は早い。窓から差し込んでくる朝日が瞳に染みた。階段を降りると彼が顔を洗って
いる。パズーの後姿に向かってシータは階段から声をかけた。
「おはようパズー、早いのね」
濡れたままの顔を振り向かせた青年の瞳は黒く輝いていた。
「あ、おはようシータ。今日は朝から刈らないと大変だからね。ぼくもう先に行ってくるよ」
そう言って顔を拭いて玄関に走っていったパズーは、同じ速度で戻ってきてシータの前で立ち止まった。
目の前でにぃっと笑うパズーにシータは柔らかく微笑んだ。
「なぁに?」
「エヘヘ、シータ、おはようのチュウしていい?」
「まぁ!」
シータの顔に輝くような笑顔が生まれた。彼女が黙って目を閉じて顎を上げるとパズーは屈んで
鳥がくちばしを合わせるようなキスをした。唇を離すと満面の笑みと少し赤らんだ頬を携えてパズーは
ドアの向こうに消えていった。その背中を幸福に満ちた瞳でシータは見つめていた。
シータを救出し、ラピュタが崩壊してから五年の歳月が流れていた。
狂気の笑いを繰り返すムスカの近くに再びランチャーを放ったときラピュタの崩壊は始まった。
パズーは急いでシータを探した。よっぽど殺してやろうと思っていたムスカをパズーは放置した。
ランチャーの余波で彼の眼鏡が割れ、それで目を傷つけていた彼は「目がああっ!」と叫んでそのへんを
うろつき出した。彼はどうやらラピュタ崩壊後も生き残ったらしいが、目の見えない状態で空の城を
さ迷っているにちがいない。そのまま朽ちればいい、パズーは彼をあえて助けなかった。
『飛行石の間』で発見されたシータは既に心を失って倒れていた。巨大な飛行石が禍禍しいほど
光り輝いて辺りを照らしていた。パズーは横たわったシータを抱きかかえ涙を零した。
「あの言葉を使ったんだね。そうなんだね?シータ」
虚ろな瞳を虚空に投げるだけの彼女は答えなかった。パズーは彼女を強く抱きしめて動かなかった。
「ごめんねシータ。助けてあげられなかったよ。ぼくがもっとしっかりしてたらシータをこんな目に
遭わせなかったのに。ごめんねシータ。せめて一緒に死んであげるからね。もうシータを置き去りになんか
しないよ。ごめんねシータ。ごめんね。ごめんね・・・」
- 572 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:34:32 ID:KgIy5zc+
- 既に生ける亡骸となっていたシータを抱きしめたまま自分も亡骸になろうとしていたパズーは、
自分たちが生き残った不思議を考えた。殆どの木々を焼き払ってしまったムスカはなぜか『飛行石の間』
だけは木を残していた為、木の根っこに救い上げられて二人は落下を免れていた。
シータをゴンドアの谷へ連れかえったパズーは心をどこかへ飛ばしてしまった彼女と一緒に
生活することにした。彼女を救い出してから三年経ってようやくシータは正気を取り戻し、現在では
普通の生活をすることができるようになった。そうなってようやく謎であった様々なことがが鮮明な
真実としてパズーに理解されるようになる。シータはラピュタで起こった事を少しずつ彼に話した。
最初の子供を流産したあとシータの繁殖力を疑ったムスカが多産家系の女性を地上から献上させ子を
産ませようとしたこと。その女性たちがいずれも妊娠せず、逆上したムスカが腹を裂いて次々と殺して
しまったこと。シータが二度目の子供を死産し、その胎児が奇形であったことを知ってからムスカが完全に
狂気に走ったこと。それを契機にシータも心の均衡を失ってしまったこと。正気のなかったシータが
なぜかパズーの侵入に気づき、その一瞬だけ僅かな精神を取り戻して滅びの呪いを唱えたこと。
飛行石への影響を恐れて『飛行石の間』だけは根を焼き払わなかったこと。
そういったことを話すとき、シータは静かな瞳で落ちついて言葉を紡いだ。
「事実だったことは覚えているの。二年も続いたことも知っているわ。なのに夢でも見ていたような
気がするの。思い出すとなんだか他人の姿を見ているようだわ」
シータは強い子だ。前から思っていたことだったがパズーは改めてそう思った。二度と正気になれない
ほうが自然なくらい辛い思いをしたのに彼女はちゃんと戻ってきた。二年の悪夢を三年かけて流したのだ。
三年かけて輪郭をぼかし、ビジョンを不鮮明にすることで彼女は心を取り戻したのだ。
- 573 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:39:08 ID:KgIy5zc+
- 彼女が通常の精神を取り戻してから二年。現在二人は朝起きたらキスをして抱きしめ合うくらいの
男女の仲になっていた。ラピュタで引き裂かれる以前は三日間しか同じ時間を共有しなかった二人だが
その三日のうちに決定的なものをお互いの中に刻み付けていた。それは絆であり、いずれ男女の感情へと
研磨される情動の原石であった。パズーの中で、シータだけが他の女性たちから隔絶されていたし、
シータの心はパズーで彩られていた。パズーが潜在的に女の子に求めているものがシータの中に詰まっていた。
シータが憧れるものをパズーはたくさん持っていた。様々な事情が絡んで発展が遅れてしまった二人だが
互いが互いの特別になることを疑問に思ったりはしなかった。
だが寄り添う以上の事が二人の間に起こる事は未だになかった。パズーが意識的に避けていたのである。
不思議とシータは男性恐怖症になることはなかった。パズーの裸を見てしまうという日常のアクシデントが
これまで何回かあったがそれでも彼女は怯えたりしなかった。むしろパズーが恥ずかしがって怯えた。
彼女の中であの男とパズーが『違うもの』として認識されていることが良い方向に働いているらしい。
ドーラ一家の連中とも仲良くやっていけるが、これは「そういったことが起こらない」対象として
彼女が認識している結果だと思われる。ただ暗所恐怖症で、背広や眼鏡をつけている人を見ると
極度に怯える後遺症は残っていた。だからパズーはシータを家から遠くへは連れていかなかったが、
むしろシータはパズーだけを見つめて過ごす日常に幸福を感じていた。
ある日、夕日がゴンドアの谷を黄金色に染め上げた夕方、草の上に佇みながらシータは言った。
「ありがとうパズー。パズーはわたしのために今までいろんなことをしてくれたわ。本当にありがとう」
夕日を見つめるシータの横顔を見ながらパズーの心に不安が灯った。
「シータ、まさかぼくから離れていこうとしていない?」
「お礼を言いたかったの。言うだけじゃ足りないのわかってるけど言いたかったの」
『ラピュタのこと忘れて』、そう言われた七年前をパズーは思い出した。そのときの悲痛な喪失感が
苦い記憶となって彼の心の寒い場所にしまわれていた。
- 574 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:39:40 ID:KgIy5zc+
- 夕日を見つめた視線をパズーの顔に移動してシータは囁いた。瞳がなぜか濡れていた。
「パズー。わたしパズーのこと好きよ」
「ぼくも・・・大好きだよシータ」
シータの黒い瞳から涙が零れた。
「わたし、もうちゃんと生活できるわ。だからパズーは鉱山に戻って」
心の傷の痛みが復活する。パズーの顔が悲壮に彩られた。
「シータ・・どうして」
「パズーは今までわたしのために時間も苦労もかけてくれたわ。私これ以上パズーに苦労させたくないの」
「どうして?ぼくシータと居たいんだ。シータと一緒に居たいんだよ」
「でもここにはパズーの好きな機械もないし、親方さんやおかみさんやパズーの大事な人たちはいないわ」
「シータがいるよ」
「いつか自分の作った飛行機を飛ばすのが夢だって言ってたじゃない。ここじゃぁ・・」
「ぼくの夢はシータだよ」
シータの両腕をパズーの手が少し強く掴んだ。シータのおさげを揺らす風が彼女の涙をさらっていった。
「シータ、ぼくと過ごした三日間のことちゃんと覚えてるって言ったよね?じゃあぼくがこんなこと
言ったの覚えてない?地下に潜って一緒にパンを食べながら、『君が降りてきたとききっとステキな事が
始まるんだって思った』って。ぼく、今でもそう思ってるんだよ?シータの居ない二年はぼくも辛かったけど、
あのときシータに出会わないでいたよりもずっとずっと幸せだよ。ぼく親方も大事だし鉱山で働くのも
好きだよ。機械も飛行機も好きだけど、シータはもっともっと好きなんだ。シータがいてくれればそれでいいよ。
それでいいよ。シータがずっと一緒にいてくれたら、こんなステキなこときっと見つからないよ」
しだいに震えてくる声でパズーはシータに語りかけた。涙を零してシータはパズーにすがりついた。
二人は泣きながら互いを抱きしめる。シータはパズーの暖かさと優しさが怖かった。彼の優しさに
甘えて溺れてしまう自分がシータには卑怯に思えていた。
- 575 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:40:10 ID:KgIy5zc+
- 「パズーに悪いと思うのはお前の勝手だがね、それで体を与えようなんざ筋違いな考えだよ。
相手に悪いと思ったら夜を共にしなくちゃならないなんて、世の中の女はどれだけの男を
相手にしなくちゃならないってんだ」
「でもおばさま、わたしパズーにしてもらうばっかりで何も返せないんです」
「だからお返しに体をあげようってのかい?ばっかばかしい。そりゃあね、むしろパズーに失礼だよ」
パズーとシータが暮すゴンドアに約半年ぶりにドーラたちが訪れてきた。彼らは定期的にパズーたちの
様子を見にここに停泊していた。ドーラの豪奢な部屋でシータは彼女に相談した。
親のないシータとパズーにとってドーラは精神的な駆け込み所となっていた。
「パズーに?」
「そうだろうよ!お前に惚れて体張ってきたってのに『私の体が欲しいのね、それならあげます』
なんて言われてごらんよ。それまでの苦労が水の泡のいいところじゃないか。お前それで本当にパズー
が喜ぶとでも思うのかい?」
シータは俯いて黙ってしまった。彼女はパズーがそれ以上の関係について何も言ってこないのをいつしか
申し訳なく思うようになっていた。確かに自分には求めにくいだろう。自分の暗い過去を知って
いても変わらず自分を大事にしてくれるパズー。そんな彼に求められれば応えられる状態がシータの
精神に形成されつつあった。ただパズーが自分からは言えないだろうことはわかっているし、かといって
自分ではどうしたらよいかわからないのだった。
「シータ、お前にとっちゃあれはさぞかし嫌な行為だと記憶されてると思うがね、惚れ合ってるん
だったら嫌なもんか。パズーとしっかりした心を持ってやればどうってことないだろうよ。問題は
お前がパズーを欲しいかどうかだよ」
「私がパズーを?」
「そうさね。なにも女が男のものになるだけじゃないんだよ。そりゃあお前はパズーのものになるだろうがね、
パズーもお前のものになるんだよ。パズーが欲しいと思ってないんだったらやめときな。
あと世話になったお礼に寝てやるってのもあたしゃ気に入らないね」
「おばさま」
「なんだい?」
「おばさまの旦那様って・・皆さんのお父様ってどんな方だったんですか?」
ドーラは少し遠い目をして一言だけ答えた。
「バカな男だったよ」
- 576 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:40:36 ID:KgIy5zc+
- シータが部屋を辞した後、ドーラに呼び出されたパズーは全身をドーラに一睨みされて戸惑った
「おばさん?」
「船長とお呼び。大きくなったじゃないか。体だけは立派なもんだね」
少年だったパズーは今や立派な青年だった。精悍な瞳が魅力的な男になりつつある。
「パズーや、お前シータを押し倒したりしたのかい?」
彼の心に心臓を握られるような苦痛が走った。
「しないよ。できないよ、そんなこと」
パズーにとってシータはいつでも壊れ物だった。ほんの少し振れただけでも崩れて風にさらわれて
いってしまうような気がしてとてもシータにそんな野心は抱けなかった。
「そりゃあシータの過去を気にしてるのかい?それとも勇気がないだけかい?」
パズーは苛められたかのような視線をドーラに向けた。
「・・・両方・・・・」
「フンッ、じゃあ勇気があったらできるのかい?お前ちゃんと女をどうしたらいいか知ってるんだろうね?」
青年の顔が真っ赤になって噴火した。パズーはムキになって声を荒げる。
「しっ知ってるよ!ぼくだって男なんだから!」
「なーまいき言うんじゃないよ。そういうことは女を幸せにしてから言うもんだね」
ムキになって言い返したはいいがドーラににべもなくそう言われパズーは二の句が出てこなかった。
確かに知識という知識はあるが、経験がないし、ちょっと・・・かなり自信がない。ドーラは豪華なタンスを開け
中から一冊の本を取り出してパズーに投げた。受け取ったパズーは見なれぬ本を様々な角度から観察した。
「なぁにこれ?」
「そりゃあね、東洋の性技書の翻訳だよ。とりあえずそれを読んどきな。言っとくけどシータに
無茶なことや無理矢理なことをしたらこの世から叩き出すからね」
パズーは再び噴火した。
- 577 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:46:08 ID:KgIy5zc+
- その日、パズーが街に買い物に行っているあいだシータは家でご馳走を作っていた。
シータの誕生日でもないしパズーの誕生日でもない。七年前の今日、二人が出会った記念日だった。パズーは
1ヶ月も前からこの日を祝おうとシータに話していた。夕食の芳香が家から香ってきてパズーは誘われる
ように足早に帰ってきた。買って来たものを片付けたあと、包装された箱をパズーはシータに渡した。
「シータ!これ、プレゼント!」
驚いたシータに箱を押しつけるように渡すと「開けてみて」とパズーははしゃいだ。出会った頃と変わらない
子供みたいな彼の仕草にシータは暖かい愛しさを感じた。プレゼントを開けると中には青い服が入っていた。
「まぁ!きれいなドレス!どうしたのこれ?」
「えへへ、シータに着てもらおうと思って」
「でもいつもは勿体無くて着れないわ」
「いいよ。たまに着て見せてくれれば。ね!着てみて!!」
派手でもなくそれほど高価でもないが、質素な中に清潔さと洗練された美しさのある青いドレス。それを着て
2階から降りてきたシータを見てパズーは嬉しさと恥ずかしさが混ざり合うのを感じた。
シータの暖かくておいしいご馳走と、パズーが買って来たシャンパンで彼らは二人だけの記念日を祝った。
青いドレスに身を包んだシータを眺めてパズーは彼女と出会った頃の事を思い出した。あの時も青い服を着ていた。
青い服を着て空から降りてきた女の子。可愛くて、可憐で、純粋で、絶対守ってあげなくちゃと思った。それでいて
いざとなったら強くて、お転婆なところもあって。パズーはいつのまにかシータのために命を賭けることが自然な
ことのように思われていた。要塞の塔から飛び降りたシータを受けとめたとき、「この子はぼくが守るんだ」と彼は
強く思った。絶対に守ってあげるんだ、泣いていたら慰めてあげるんだと、幼いながらも彼は男としてシータを
受けとめようと決心していた。あれから死ぬよりも苦しい思いを散々味わったが、それでもシータが
自分の人生に関わらないまま終わってしまうようなことにならなくて良かった。彼は心の底からそう思った。
「シータ、ぼくシータに会えて良かったよ。本当に・・良かった」
- 578 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:46:45 ID:KgIy5zc+
- まっすぐパズーの瞳に見つめられたシータは自分の中で予感がざわめくのを知った。
彼女は自分の胸に手を当てて抑えた。そうしなければ心がパズーへ向かってあますところなく流れて
いってしまうような気がしたのだ。彼女の中にあるパズーへの深い想いが堰を切って
溢れていってしまいそうなのだ。ふとシータは思った。それでいいのではないか?抑える必要は
ないのじゃないか?今こそ彼へと流れる心の激流を、流れに任せて堤防を壊し、届けてしまうべき
じゃないだろうか?シータは席を立った。黙って彼の前まで来るとパズーの瞳をじっと見つめた。
「シータ?」
パズーは立ち上がってシータを見つめた。出会った頃から変わらない聡明な瞳が彼を見つめた。
「パズー、わたしあなたが好きよ」
シータの気持ちをパズーは知っていたが、こうやって改めて言われると驚いてしまう。この世で
一番大事な女の子・・もはや女性だが、彼女に告白されるとその都度、新鮮な嬉しさがこみ上げてくる。
「ありがとう・・・ぼくもシータが大好きだよ」
照れ臭そうにそう言ってはにかむパズーを見て、シータの中の彼への愛しさが次から次へと溢れてきた。
もうここには溜めておけない。外に出してしまわないとパンクしてしまう。
「パズー、私あなたにあげたいものがあるの。ううんあげるんじゃないわ。あなたにして欲しい事があるの」
彼女の言葉にいくらかの矛盾があって戸惑ったパズーだが笑って答えた。
「なんだかよくわからないけど・・なんだってするよ」
「本当?」
「うん、なにをしてほしいの?シータ」
それまでは普通だったのにそれを聞くと急に黙りこんで俯いてしまったシータを見てパズーは訝んだ。急に
恥ずかしくなって緊張しはじめてしまったシータはどうしたらいいかわからなくてパズーに体をよせた。彼女を
受けとめたパズーにシータは全身の力を振り絞って一言呟いた。
「あのね、パズー・・今夜は・・私の部屋で・・寝て欲しいの・・・一緒に・・・・」
- 579 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:50:03 ID:KgIy5zc+
- 彼女が普段と変わらぬ様子で言ったのならパズーは気づかなかっただろう。シータの俯いた頬が
赤くなっていることに気づいたパズーはシータの言わんとしている事を理解して驚愕した。
一瞬、息が止まったようになって思わず彼女の両腕を掴んだ。
「そんなっ・・・だっだめだよシータ!そんなことしたらシータがどうなっちゃうか・・」
「大丈夫よ、わたし平気。パズーならわたし大丈夫よ」
「でもシータ!そんなこと・・・言ったって・・・」
「パズーはいや?わたしのこと抱きたくない?」
「そっそんなことないよっ!ぼくだってっ!・・あっ・・いや・・その・・・」
パズーは耳まで真っ赤になって俯いた。情けないことに彼のほうが女のようにうろたえていた。
「その・・・シータが嫌じゃなきゃ・・ぼくは・・・・」
「本当?」
「うっうん・・・・」
確かにパズーはシータが欲しかった。ただそれをシータに望むのは贅沢で無茶なものだと彼は思っていた。
思っていただけに突然目の前で彼女が自分を差し出そうとしてくれているのが信じられなかった。
これ以上ないくらい真っ赤になったパズーの顔を見上げながらシータは静かに囁いた。
「パズー、わたしパズーのこと好きよ。ただの好きじゃないの。男の人として好き」
彼の頭は麻痺寸前だった。シータへの愛しさがこみあがってきて何を言ったらいいのかわからなかった。
「シータ・・ぼくだって・・・」
耐えきれなくなったパズーはシータを抱き寄せて自分の唇をシータのそれに押しつけた。二人は
病気になったような熱い体を抱きしめあい、唇をよせあった。
「シータ・・・もし本当に嫌になったり、嫌なこと思い出したりしたら、ちゃんと「嫌だ」って言ってね」
「うん」
シータの愛しい体を抱きしめながら、パズーは彼女への愛しさだけで全身が熱くなるのを感じた。
- 580 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:50:26 ID:KgIy5zc+
-
「えっと・・じゃあ・・あっ先にお皿片付けようか?」
「ううん。このまま行きましょう」
「あ・・そう・・あ、うん。じゃあそうしよう」
しばらく抱き合ったあと真っ赤になったままパズーはしどろもどろに話した。夢のような現実を
前にして彼のほうがシータよりも緊張してしまっていた。
一緒に2階へ登っていくときシータは何気なく話した。
「そういえば前におばさまに聞いたことがあるの。男の人が女の人にお洋服を送る時は
それを脱がせたい時だって。パズーもそうだったの?」
階段の中ほどからパズーは勢いよく転げ落ちていった。
「パズーーー!!」
頭を抑えながらパズーは頼りなく笑った。
「あ・・チィイタタタ・・シータ、あの・・・そんなんじゃ、ないからね?・・ハハハッ・・・」
- 581 :537です :04/12/28 01:51:45 ID:KgIy5zc+
- ぎゃああ!すいません!こんなに長くなっちゃったのに
まだ始まりません!たぶん書いてもたいしたこと書けないんですが
本当に申し訳ない。とりあえずここまでです。
みなさんお話をどうぞ
- 582 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 01:53:06 ID:lOUDgyBO
- リアルタイムでGJ!!
脱がしたいのかパズー!?
続き待ってるヨン。むしろ激しくキボン
- 583 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 02:39:38 ID:KMO/uGRM
- GJ!
キャラの特徴が出ててスゴいイイ!ですね。
ムスカの「目がぁ(ry には笑いましたw
あとつかぬ事を聞きますが537氏は女性の方ですか?
- 584 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 02:43:01 ID:mew5rHN0
- >>537さん
GJ!!GJ!!GJ!!うっわ滅茶苦茶面白いです!!
シータやパズー、ドーラにムスカの特徴をよく捉えていますね。
頭の中に田中真弓氏や横沢啓子氏等の声がこだましてます。
やばい・・・はまってしまいそう。
続き待ってます、いつまでも!!
+ +
∧_∧ +
(0゜・∀・)
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
- 585 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 04:34:41 ID:UKj/CoJW
- 537氏スゲ━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━ !!!!!
- 586 :754 :04/12/28 08:11:41 ID:WeMYph1a
- 頭の中にパズーがいるよ!
GJ!!!!!
あんたこそラピュータのネ申だっ。
- 587 :名無しさん@ピンキー :04/12/28 16:15:27 ID:znXEFXL5
- 全裸で王座に座るムスカ・・・・
ハゲワロス
- 588 :名無しさん@ピンキー :04/12/29 01:35:53 ID:2YMl/Fro
- GJと大声で叫びたい
- 589 :名無しさん@ピンキー :04/12/29 01:58:40 ID:VVKgKEKu
- ここまで一気によんじゃったよ!
こんないいとこでおあずけとは‥!!
神様シータの続きお願いします!
バイブ用意して待ってます!!テカテカ(ry
- 590 :名無しさん@ピンキー :05/01/02 07:22:59 ID:EPWlQCdf
- ラピュタ大好きだけど、好きなだけにエロい目では見れないと思ってた。
・・・が!537氏の作品を読んで、ラピュタに対する愛とエロスの両方が満たされたよ!
本当に映画のキャラクターそのままで、7年後の続編を見れているみたい。
続きを激しく期待して待ってます!!
- 591 :名無しさん@ピンキー :05/01/04 10:41:28 ID:rrQ7MDdA
- 職人さんもお正月休みでしょうか‥?
溜まってしまってしょうがないのですが‥‥‥
(*´Д`*)ハアハア
- 592 :名無しさん@ピンキー :05/01/04 22:17:46 ID:XlSxSLhN
- 暇つぶしにでも‥‥
ttp://coffeewriter.com/text159.html
- 593 :名無しさん@ピンキー :05/01/05 07:12:46 ID:0NstpAS0
- >>537
すごい…エロを抜きにしても普通に感動した…神!!
- 594 :名無しさん@ピンキー :05/01/06 03:24:05 ID:mPoVbR09
- ラピュタの中心で神!!!と叫びたい!
- 595 :名無しさん@ピンキー :05/01/06 18:49:37 ID:lZ3LO0k7
- いい物を読ませていただきました…続きが楽しみ。
ラピュタを数回しか見たことなくて、ちょっとした疑問なのですが。
映画のラストではムスカは王にはならず目が(ry になっちゃってますよね?
- 596 :名無しさん@ピンキー :05/01/06 22:43:23 ID:81FuNGxB
- っていうか良く見たらムスカは瓦礫と一緒に落ちているのだ。
- 597 :名無しさん@ピンキー :05/01/06 23:35:39 ID:lZ3LO0k7
- えっ!マジで!?
- 598 :名無しさん@ピンキー :05/01/07 07:05:12 ID:LuIMdGTn
- ハウルスレの腐女子臭についてゆけない……
- 599 :名無しさん@ピンキー :05/01/07 07:05:52 ID:7jkN2lJO
- >597
マジよ。ラピュタ崩壊のシーンを良く見るがよろし。
- 600 :名無しさん@ピンキー :05/01/07 11:10:14 ID:iLwYoob5
- 600クマー
>599
本当だw
- 601 :名無しさん@ピンキー :05/01/07 14:16:43 ID:MYLopmgN
- >>598
俺漏れも
本濡れから逃げてきたけど
今度は本濡れの方がマシになってるw
- 602 :名無しさん@ピンキー :05/01/07 14:19:04 ID:MYLopmgN
- エロパロのハウノレスレのことか_| ̄|○勘違いスマソ
- 603 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 01:15:53 ID:YRZeRYss
- オサーンな書き手がもっさりしたエロを投下してみたらどうだろう>ハウルスレ
「魔法使いだ!・・・おう!」とか
- 604 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 01:35:08 ID:i+t4La+N
- 男性の方の書き手も待ってますよ ノシ
- 605 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 02:16:16 ID:hGPpQuH1
- ド・エロエロが投稿しずらい_| ̄|○
- 606 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 02:47:04 ID:YRZeRYss
- 鬼畜・レイプ・SM。ライトであっても投下した瞬間に叩かれそう
ここのリュシータ王女はレイープ・妊娠・流産でも萌えるけど
あそこのヒロインでこれやったらどんなに話の構成が上手くても
多分「空気嫁。氏ね」って言われる。もしくは次の投下までスレスト。
605が勇者になるというのなら骨拾いに行ってやるよ
- 607 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 03:22:58 ID:4YbbqVMS
- バッドverはかなり読んでみたかったがな。
- 608 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 03:34:57 ID:CZM6LZYS
- あのスレでも前にハッピーエンド厨が諌められてたから、
辛口投下しても大丈夫だと思うがな
少なくとも自分はどんなジャンルでも読みたい
- 609 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 13:37:12 ID:+XlNatqL
- ナウシカが森の人達(臭っさ〜い)に輪姦されるネタきぼん
ありそうで無かったね
- 610 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 16:02:58 ID:wpY3Sej2
- >608
辛口の話が読みたいんじゃない。
イカ臭漂う話が読みたいんだ。
魔法使いの雌奴隷調教とか
少年魔法使いがおねぇさんに電気あんまされて(ryとか
小姓に輪姦されてイかされまくるとか
潮吹き失神監禁縛りとか
ハードコアエロ神やイカ職人達はスレ流れ的に
無理だと判ってるから降臨しないんだろう。無念だ。
イカ臭漂うSSでも神展開良作ストーリー書く職人は多いというのに
ところでθの続きはまだかね。
- 611 :537 :05/01/08 19:46:25 ID:gjJ9tJkB
- なんかそう言われると書きずらい気が・・・_| ̄|○
エロネタ少なくてすいません
いま頑張ってかいてますがやっぱりイカ臭くはならないみたいです
もう少しお待ち下さい
- 612 :名無しさん@ピンキー :05/01/08 21:02:45 ID:UVy/982X
- 残虐は有りでもイカ臭はいらねーよw
男向け同人誌で満足しとけ
- 613 :名無しさん@ピンキー :05/01/09 02:21:45 ID:/49c2iPN
- 612みたいな事は自分には言えない。そのまま「女性向け〜」で返されるだけ
それにスレの閉鎖性をアピールしてるみたいだよ
どこのスレに限らず色んな職人さんが居た方がいいな
乙女ss書く男性職人だっているし、すごいエロいss書く女性職人もいると思う
- 614 :名無しさん@ピンキー :05/01/09 16:15:43 ID:mJGpcUvI
- >609
それは森の人ではなく蟲使いでは?
保管庫にナウシカ×セライネならあったな。
ttp://sslibrary.arings2.com/sslibrary/n/nausicaa07.html
- 615 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 11:56:33 ID:RfLDih+v
- 魔女の宅急便ものがホスィ。
誰かageて。
- 616 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 17:59:33 ID:rUdKTHQY
- ハウルスレ作品のは素晴らしいと思う。心からそう思っている。
でも空気がなあ…
- 617 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 18:22:18 ID:qYOYh66Z
- クシャナ殿下期待アゲ
前スレ554サン、今年もまたーりお待ちしております
気長に待ちますんでよろしくお願いします〜〜!
- 618 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 19:14:20 ID:s3RgZujD
- >>616
そう?そんなに空気悪いかな?
自分はロムってるだけだけど、嫌いじゃないよ、あの空気。
でもそれは自分が女だからそう思うのかもね。男性は入りにくいかもしれない。
最近男性と思われる神はいなそうだし。(でも性別は公開してないので分からないけど・・・)
男性も女性もお待ちしております。書き手さんも描き手さんもありがたいネ申です。
- 619 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 19:51:48 ID:ZlIM8US1
- 注意書きを載せとけばハードものも平気さ!
是非キボンヌ(゚∀゚)
- 620 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 23:09:52 ID:d9K3h82i
- >>618
私は女で616じゃないけど、空気が悪いとかじゃなく・・・
なんていうかキモイな、と思うことはある。
こんなところにいる以上は自分も似たようなモンだってわかってるけど。
- 621 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 23:35:41 ID:vfDWYk2p
- 女子高生の便所の会話みたいなんだよな。
漏れも女だけど、盛り上がるのは楽しいんだけど周りから見たら
入ってくるのに躊躇するだろう・・と思う。
投下している立場だからハードコア書いて落とせればいいんだが
技量がない罠。
- 622 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 23:48:40 ID:s3RgZujD
- >>620
つまり馴れ合いが嫌って事?
う〜ん、それだったらあそこを覗かないのが一番かも・・・厳しいようだけど。
あそこでは過度の馴れ合い禁止ってのもないみたいだし。
馴れ合ってるのはそのネ申々たちだからね。
ネ申が素敵なSSを投下してくれてうちらはそれをただで美味しく頂いてるわけだからさ。
それ位は多めにみようや。
- 623 :名無しさん@ピンキー :05/01/10 23:55:29 ID:siLE2Y/q
- いつからここはオチスレになった?
いいたい事は言うべき場所で発言汁!
千尋のビデオ見返して改めてハクと千尋のエロエロしさにハァハァ。
- 624 :名無しさん@ピンキー :05/01/11 00:13:14 ID:gDuFzIto
- >>618だけど、すまぬ・・・もう止めるね。ここもなんか書かないと落ちちゃう・・・。
頼みのSS職人さんも最近は余りいないしなぁ。皆ハウルスレに行ってしまったかな?
他力本願じゃなく、自分で投稿しろって?ムリポ。623さんはいかが?ハク千尋など。
私はこの前から、もののけ姫・耳をすませば・海が聞こえる・紅の豚・
風の谷のナウシカ・となりのトトロをようやく購入して観たんだけど、
(一部を欠いて大体揃った!)購入したので一番萌えたのはアシタカ×サンかな。
なんかもののけ姫辺りから男性キャラに色気が出てきたように思う。
ハクもハウルも色気あるし。色気は無くとも大好きなのはパズーだけど。
- 625 :名無しさん@ピンキー :05/01/11 01:01:53 ID:qghWMp8Y
- 作品以外のレスを目にしながらまるっとスルーできる自分は勝ち組
- 626 :名無しさん@ピンキー :05/01/11 07:54:41 ID:6X5E72Jb
- クシャナ殿下〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
- 627 :554 :05/01/11 21:44:58 ID:GUaCWBjj
- >>617
未来で待ってて下さい。
グズでスマソ
- 628 :名無しさん@ピンキー :05/01/11 22:12:20 ID:t0ucfLRW
- >>622
うん、随分前から保管所で作品だけ楽しませてもらってるよ。
あのスレで空気キモイとか言うのは梨だと思うしね。
ハク千尋のエロさはいいねー、とつぶやいてみる。
- 629 :名無しさん@ピンキー :05/01/11 22:15:19 ID:6X5E72Jb
- >>627
わ〜い554たんキター!あけおめ!
気長に待ってま〜〜す!!!
- 630 :名無しさん@ピンキー :05/01/11 22:25:20 ID:gDuFzIto
- みんなガンガレ!!
ラピュタSS職人さんも続きお待ちしてます。
最近ナウシカの漫画購入したんだけど、クシャナ殿下はアニメより漫画の方が
かっこいいね。アスベルはアニメの方がいいな・・・。
- 631 :名無しさん@ピンキー :05/01/12 01:47:55 ID:3q1lyima
- 漫画のクシャナはマジ格好良いよ。
んで、自分の中では何故かナウシカ×クシャナなんだよ。
以前降臨した神、再度お出まし願えないかな?
- 632 :名無しさん@ピンキー :05/01/12 03:14:06 ID:t+GWePQN
- >「えっと・・じゃあ・・あっ先にお皿片付けようか?」
なんかパズーらしくて禿藁。超がんがれ。
- 633 :名無しさん@ピンキー :05/01/12 21:54:45 ID:ywPU8qAs
- >631
554タソではなく?
- 634 :537 :05/01/12 22:31:22 ID:yedOGpjf
- >>633 漏れも気になる
【パズーの心の中】
うわああっどうしようどうしよう!シータとついにそんなことになっちゃうんだ!?
どうしよう・・・ぼく自信ないよ。ずっとシータのことだけ見てきたから経験ないし
タイガーモス号のみんなもろくに教えてくれないんだもんなぁ
・・・でもそもそもみんなも経験あるかどうか・・・
こんなときアシタカくんだったら「そなたは美しい」とか言って即効で決めちゃうんだろうなぁ
すごいなぁ・・ぼく大人じゃないからできないや
はっ!?もしかして今こそおばさんからもらったあの変な本を読んだほうがいいのかな!?
あーでも、シータの目の前でそんな本を読みながらシータにあんなことやこんなこと
なんてできないよ!そうだよな、シータにあんなことそんなことやあまつさえ
あああんなこともやっていいんだよね?
・・・・・・・・・・
だめだあああっ!考えるだけでおかしくなっちゃうよ!
どうしたらいいんだろう?教えてハヤオ先生!!
↑みたいなパズーを書いてくれる人募集中
- 635 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 01:23:30 ID:XEjvT4ku
- >こんなときアシタカくんだったら「そなたは美しい」とか言って即効で決めちゃうんだろうなぁ
ワロタヨ。確かにアシタカはスマートに振る舞いそうだねw。
- 636 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 04:47:58 ID:qhJzBvCJ
- アシタカはジブリ作品で最強のエロリストだと思う
- 637 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 05:12:14 ID:3PHSL4UI
- アシタカ×エボシとかけっこうイイ!と思うのは自分だけでしょうか
- 638 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 08:16:34 ID:Syt+zucI
- なんかエボシ×アシタカになりそうな・・・勢い?
エボシは最強の攻めっぽい。
雰囲気だけはエロいアシタカだけど、何分童貞なので何も知らない。
それを手取り足取り色々教え込むわけですよ、エボシが。
- 639 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 19:37:27 ID:vXZ1wpNh
- アシタカはほんまに童貞かいな。
- 640 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 19:41:43 ID:0df4UBt3
- アシタカはちがうと思うぞ
あの手の村は、夜這いとかさかんだし、
年頃になったら、年増の後家さんとかどこかの奥さんにとっくに教わってると思うよ
- 641 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 20:56:01 ID:Syt+zucI
- 個人的にはアシタカは女性関係は決めた人以外ではやらなそうな真面目なイメージ
あるけど>>640のも萌えた(;´Д`)ハアハア。カヤが最後の夜に迫ってみたり・・・?
逆に真面目だからこそ、女性側の切ない気持ちを汲み取って、好いた相手じゃなくても
(女性から夜這いってかなり恥ずかしいだろうし)拒めなさそう。
「そなたの気持ち、受け取った」とか言って。
- 642 :537です :05/01/13 21:53:54 ID:UNZak0rI
- 「将来、村長になるそなたには覚えてもらわねばならぬことがある」
とか言われて年輩の女性に性の手ほどきを受けるアシタカ。しかし
「村長になるべき若者の最大の試練ともいうべき通過儀礼を受けてもらう」
ということでなぜかヒイさまに性の手ほどきを受けるアシタカ
以来すっかり女性不信におちいるアシタカ
カヤと一緒にいても心因性不能障害が治らないアシタカ
でもサンを見たらたちまち治ってしまったアシタカ
サンに死なれるとせっかく治った機能が発揮できないので「生きろ」と言ってみるアシタカ
↑みたいなアシタカを書いてくれる人募集中
パズーとシータでエロって難しいですね。書いててつくづく思います。
もののけ姫のほうがやりやすかったか?
みなさんまだまだお待ち下さい
- 643 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 22:02:40 ID:Syt+zucI
- >>642
(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
いくらでもお待ちしとります!!
もののけ姫で書いてみたいけど・・・どうだろう。
文才が無いもので・・・。機会があったら試して見たいですね。
- 644 :537です :05/01/13 22:19:04 ID:UNZak0rI
- >>643
実は前にアシタカ×サンでエロを書いたことはありましたが
おそらくラピュタやるほど無謀ではないと思いますので
いくらでもキボン!(゚∀゚)ノお待ちしております!
- 645 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 22:26:23 ID:Syt+zucI
- >>644
個人的にすっごく好きだなぁというのが、SS倉庫のもののけ姫にありまして・・・
もしかしたらもしかして、ご当人さんかもしれないですね。
ラピュタのSSもツボに入りまくりです。ガンガって下さい!!
パズーはいい男ですなぁ。
- 646 :537です :05/01/13 23:00:42 ID:UNZak0rI
- >>645
うをっ!?いっいえ、個人的に書いていただけなのでこのスレにはまだ
投下していないです。ラピュタのやつが初投下です。
ですから倉庫にあるお好きなSS神さまは別の方ですよ。
というかここのスレのSSはわりとグレードが高いような
気がします。そんな中に紛れ込んでしまってかえって申し訳ないくらいです
- 647 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 23:17:52 ID:Syt+zucI
- >>646
マジすか!
そいつはお恥ずかしい・・・。
でもその話も見てみたいです!もののけ姫好きです。(さり気なく催促・・)
ラピュタ自体も思い入れが深く大好きですが、537さんの書かれる文章が
大変面白く、良かったです。正直、かなり感動してしまいました・・・。
これからの活躍も期待してます。
- 648 :名無しさん@ピンキー :05/01/13 23:51:09 ID:8Wo2zt05
- >537様
有りそうで無いパズー×シータSSを楽しみにしている者です。
大変だとは承知しておりますが頑張って下さいませ!
- 649 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 01:40:09 ID:63KP7+YA
- >>637
自分もです。
だから何か書いてくださいw
五体不満足なエボシを抱くアシタカきぼん!
- 650 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 01:53:38 ID:3g7NfQRx
- 537さんの書くパズーは辛そうだな。
シータをオカズにはオナもできなさそう。
しかし健全な男子として体も心も反応しちゃうし。
オナる欲望から意識をそらそうと壁に頭ぶつけて気絶しそうだ。
- 651 :野良猫 ◆2ZTn8N.mu6 :05/01/14 06:56:35 ID:vG1hkx85
- ゴンザ×エヴォシ様なんてのも淫媚で渋くてイイにゃん・・・
- 652 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 10:03:09 ID:C6QenqNu
- アシタカエロいよな。H慣れしてそうだ
- 653 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 19:36:31 ID:ZzuwA4bW
- アシタカ×エボシ→アシタカ山へ→サン、エボシの匂いに気づく
→ピンチ→最終的に仲直り
サンもからんだやつを見てみたい!注文ばかりすみません。
- 654 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 20:27:20 ID:FAk2pVEb
- 前にハク×千尋書いた物ですが…。
とりあえず、現在アシタカ×複数展開で考えています。
ただ、複数展開ですので回数分けての投下になる事と、一部を覗いて愛のない
エロになりますが、OKでしょうか?NGでしょうか?
- 655 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 20:44:22 ID:FAk2pVEb
- 覗いてどーする… _| ̄|○
除いて、です。
- 656 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 20:51:24 ID:GceQNluX
- OK!OK!覗いてもOK!
- 657 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 21:27:59 ID:VsfIt30j
- >>654
はぁはぁ・・・楽しみ。ハク×千尋良かったです。
自分ももののけ姫SS製作中です。
うまくいけば>>653さん提供の、サンと絡ませる事が出来るかも・・・?
昨日から書いてるのは今のところアシタカ×エボシなので、
まだどうなるのか分かりませんが・・・。ちょっと時間がかかりそうです。
- 658 :名無しさん@ピンキー :05/01/14 23:47:59 ID:kTqgHJOB
- >>657
アシタカ×エボシ超キボンヌ!!!
自分も脳内で、サンのことが好きなはずなのに
タタラでずるずるエボシと関係しているアシタカが
一体どっちと一緒に居たいか悩む・・みたいなの考えてるんですが。
- 659 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 00:17:31 ID:V1Cd+Jjm
- >>657ですが、それいいですねー。
今書いているのをちょっと方向転換して、そのネタでいきます!!
もののけ姫観ながらSS書いてますが、画面に集中しちゃって進まない・・・。
- 660 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 00:19:35 ID:V1Cd+Jjm
- あれ?sage忘れた・・・。
- 661 :537です :05/01/15 01:17:11 ID:d0Ne4y1j
- みんなガンガレー(゚∀゚)!
漏れもガンガルー
みなさんのSS投下が終わったら>>646で言ったアシタカ×サンも
投下してみようかと思います
いまようやくパズーがシータに×××まで書きました
もう少しお待ち下さい
>>650 禿藁 宮崎特有のアクションで頭ぶっつけるんでしょうな
いやきっと自分でどうにかしてると思いますよ。シータで(いいのか)
- 662 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 01:24:08 ID:V1Cd+Jjm
- >>661
やたっ!!
さりげなく催促した甲斐がありますた!!ドキドキ(;゜∀゜)=3
573さんの書くアシタカ×サン楽しみにしてます。
しかもラピュタですよ!!待ちわびましたよ〜。
- 663 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 13:43:47 ID:jubSZbiS
- え〜っと、とりあえず冒頭ちょこっと投下します。
- 664 :アシタカの旅 :05/01/15 13:45:53 ID:jubSZbiS
- アシタカヒコがエミシの村で元服したのは、今の年齢で言えば14歳の時だ。
他の14歳になった少年達や10歳になった少女達と共に、村では盛大なお祝いが行われた。
その夜アシタカは、元服した者達の中でただ一人、ヒイ様や長老達から呼び出された。
「アシタカヒコよ。そなたはゆくゆく、この村の長になる男。身も心も立派な男の子(おのこ)にならねばなりませぬ」
「はい、ヒイ様。これからは狩りの技を磨き、物事の深きを捉えて働き、皆の上にたつに相応しい男の子になるためにも、もっと己を律しようと考えておりまする」
儀礼ばって固い挨拶をするアシタカに、居並ぶ長老達は苦笑した。
「ならばアシタカ。そなたは、何が大人になった事だと思うのだ?」
一人の長老の問いかけに、アシタカは言葉に詰まる。
「…それは…一人前の働き手となった事、でしょうか」
『何が大人になったという事なのか』…年若いアシタカには、まだ難しい問いであった。
「他の者達は、一人前の働き手となれば確かに大人であろうて。しかしそなたには他の者とは違う働き、長として必要な村の掟・儀式・しきたりの知識が必要になるのです」
ヒイ様の言葉にアシタカは頷いた。
今までもエミシの長になるべく、様々なしきたりや儀式を覚えさせられている。
これからは一人前として、もっともっと知識を貯えねばいけない。
元服してからの心得を新たに据えるべく、今夜ここに呼び出されたのであろう。
「アシタカや。長としてやらねばならぬ事は様々です。その中のひとつで、村の者が夫婦になる前、長はその女子(おなご)の初花を摘まねばなりません。これは大事の大役ぞ」
長老達が顔を見合わせ密かに笑っているのを、ヒイ様はジロリとねめつけながら言い放った。
アシタカは唖然とした。つまり、夫婦になる相手の男よりも先に、その女の処女を奪わねばならぬのか。
「ヒイ様…そんな事は出来ません。わた…」
「そなたは、何か思い違いをしてはおりませぬか?」
ヒイ様はピシャリとアシタカの言葉を遮った。
「我らは零落したとはいえ、元々はこの日の本を二分した一族の末裔。夫婦になる前に、村の者同士で契り合う以外の汚らわしい血が混ざる事は、到底まかり成らぬのです」
確かにこの村は山間に隠される様にあるが、自給自足のみでは成り立って行けぬ。
- 665 :アシタカの旅2 :05/01/15 13:47:06 ID:jubSZbiS
- なるべく下人の男衆が応対してはいたが、外部の人間との行き来が僅かながらあった。
今さらながら、そこまで誇り高いしきたりがあった事にアシタカは内心驚いた。
「これは難しい大役なのじゃぞ。初花は散らすのがえらく難儀じゃし、上手く散らしても、こちらの気を遣ってはいかぬ」
長老はどこか卑し気な笑いを押し隠し、ことさらに難し気な顔で語る。
「今日はそなたの乗初めの儀じゃ。新馬は難儀である故、乗初めの為の女子を用意した」
長老の声を合図に部屋の奥から、目元に穴の開いた布で頭から鼻先まで隠した女が現れた。
顔は隠れていても、その体は全てが露になっている。
胸と尻の肉付きが良いのに全体的に締まっている魅力的な体つきから、女は20代半ばであろう。
胸の頂点は淡い桃色に尖り、下草の翳りは生命力を思わせる。しかしその体は震えていた。
(布を取ったら、すぐ誰か判る人なのだろう)とアシタカは思い、胸が痛んだ。
元々エミシの村は全体で120人弱。その中で、子供の産めそうな年頃の女は30人ほどなのである。
「乗初めは婚儀の前に男の子の通る儀礼じゃ。ヒイ様とこの女子から全てを学び、今日は存分に気を遣るが良い」
長老は厳かにそう告げた。しかし、その瞳の奥は笑っている様に見える。
その言葉を合図に、布の女がアシタカに歩み寄った。腕をその首にからめ、女の方から唇を合わせる。
どうやら長老達の見守るこの場で、乗初めの儀を行わねばならぬらしい。
体を浄めて何かの香を焚き込めたらしく、女から頭が重苦しくなる様な甘い香りがした。
最初は軽く啄んでいたその唇が開き、舌を差し入れられる。アシタカは戸惑った。
「アシタカ。己が舌で、相手の舌や歯をなぞりなさい」
いつの間に傍に立っていたのか。ヒイ様がアシタカに語りかけた。
- 666 :アシタカの旅3 :05/01/15 13:47:55 ID:jubSZbiS
- 「その手でも、好きな所を触って良いのですよ。さ、遠慮せずに」
その声に導かれる様に、アシタカの手が女の胸を掴んだ。ビクリと女の体が跳ねる。
女の口腔に舌を入れる事が不思議と心地よい。胸を揉む指がその柔らかさに沈んで行く。
どこもかしこも柔らかく、熱く甘くアシタカを包み込む。
知らず知らずの内にアシタカの息が上がり、その下半身が屹立し始めた。
ヒイ様と女は顔を見合わせて頷き、アシタカの装束を解きはじめる。
アシタカが裸になると、女は中央の敷き物の上に仰向けに横たわり、その身を惜し気も無く開いた。
周りで固唾を飲んで見守っていた長老達が、思わずおおと身を乗り出す。
ヒイ様が、アシタカに良く見える様女の陰唇を指で広げた。
「アシタカや、これが女子の火処(ほと)です。ここにそなたの魔羅を差し入れるのですが、ここは慣れぬ者が用意なしにすぐ入れられる物ではありませぬ。この火処が水で潤わねば、そなた自身も痛い思いをするのですよ」
しかしその秘所はすでに濡れそぼっていた。女の肌は、衆人環視の前での行いへの羞恥と期待で、紅に染まってアシタカを誘っている。
「まずは、体全体を手で撫でたり、口や舌でなぞって見なさい。女子の体はすべからく同じではないのです。一人一人良き所が違う。先にその場所を探るのです」
「はい、ヒイ様」
- 667 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 13:54:31 ID:jubSZbiS
- こんな感じで続きます。タイトルはシュナの旅から安易に引用(^^;)
アシタカ×(ヒイ様以外の)名前が付いてる人とは総当たりの予定。
名前がないけどこの人を忘れるなぁ!っつー登場人物がいましたら、教えていただけると嬉しいです。
以後6〜8割ほど、アシタカ側が望まないエロなので、心理描写が淡々としてるかもしれません。
その分他の描写頑張ってみますが、抜けなかったら御容赦を。
- 668 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 14:06:08 ID:jubSZbiS
- >>537さんの続き、楽しみにしてますよ〜。わくわく。
パズー×シータのカップルは、自分には逆立ちしても出ないのです。
あらかじめあの本読んでたのか、激しく気になるよ…。
>>657さんのもののけ姫も、期待してます。(*^^*)
自分のSSはなんか淡々としてるような気がするので、他の方の作品で萌え燃料補給したいのです…他力本願でごめんなさい。
- 669 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 15:19:28 ID:p8P+fNK/
- なんて良スレなんだ!
アシタカの旅、エロくて最高です。情景が目に浮かぶ。続きを楽しみにしてます
- 670 :537です :05/01/15 15:30:42 ID:d0Ne4y1j
- >>663氏スゲ−−(゚Д゚;)!!
地の文がちゃんと時代考証にあってるし「ほと」とか「魔羅」とか細かい
言い回しとか古い因習とかの設定がすごい!これだけで感動しますた
続き愉しみ(゚∀゚)
アシタカを打った「キヨ」は出てくるんでしょうか?
- 671 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 17:52:49 ID:V1Cd+Jjm
- >>663氏、凄いよ!!(ソフィー口調で)
萌えました・・・!!ハウルスレもレベル高いなと思いますが、
ここのジブリスレも皆さん凄くレベルが高い!!勤勉だ・・!!
やば・・・ちょっと投稿してよいのか悩みますね。精進せねば・・。
- 672 :名無しさん@ピンキー :05/01/15 19:31:59 ID:sspdcE6C
- >>663氏超GB!
アシタカにはこうなったら井原西鶴の好色一代男・世の助になっていただきたい。
7歳から7000人もの女を相手にし、60歳で女の腰巻で帆を張った船・好色丸に
性具と精力剤を山盛りに積んで、女だけが住むという島を求めて海の彼方に
消えていった世の助に。w
- 673 :名無しさん@ピンキー :05/01/16 04:55:21 ID:t0bSl3de
- >>672
そんなアシタカ・・・イイ!
女性という女性を食いまくって虜にしまくってほしい。
ただしヒイさまだけは勘弁の方向で
- 674 :663 :05/01/16 13:27:17 ID:0w6Kp/zH
- 皆様、御感想ありがとうございます。
好意的に受け止めてもらえたようで、とても嬉しいです。
続きは少しお待ちください。
あ、それから>>671さん。
(島○須美さんの声で)私もあなたのSSで萌えさせて。
私まだ職人としてかけ出しだけど、もっと萌えを覚えます。
…お願い……ここの住人さんと一緒にあなたのSSでイキたい。
- 675 :名無しさん@ピンキー :05/01/16 22:56:54 ID:0w6Kp/zH
- ↑痛い発言してすみませんでした。
「アシタカの旅」の続き投下します。旅と銘打ちつつ、なかなか旅立てません…orz
- 676 :アシタカの旅4 :05/01/16 22:57:26 ID:0w6Kp/zH
- ヒイ様の教え通り、アシタカは女の反応を確かめながら体をなぞって行く。
その肉茎は、すでに痛いほど立ち上がっていて、先端から露が滲み出ていた。
微笑みながらヒイ様がそれを手に取りしごき始めた。アシタカが刺激に身をそりかえす。
「ふふふ…まずはまぐわいの前に、一度気を遣るが良い」
ヒイ様が軽く頷くと女が跪き、アシタカを立たせてそのモノを口に含んだ。
産まれてこのかた味わった事のない感覚に、アシタカが低く呻く。その耳にヒイ様が告げた。
「良いですか?他の者ならいざ知らず、そなたは今後様々なおなごの花を散らさねばなりません。容易に気を遣る事を覚えてはその身が持たず、腎の臓が潰れてしまう。くれぐれも容易に気を遣ってはならぬ」
下半身から受ける刺激にくずおれそうになりながら、アシタカは必死に頷いた。
女の舌がチロチロとその先端や茎、蟻の戸渡りまでを細かく舐める。
その口から滴る唾液の玉が陰茎を伝い、さらに刺激を与えてきた。
アシタカの体の奥から脊髄を伝って、熱い溶岩が今にも溶け出しそうだ。
「アシタカ!早う気を遣るは、おのこの恥ぞ」
後ろから長老の一人が揶揄し、笑い声が漏れた。ヒイ様がそちらを見て微笑む。
「確かにそうじゃ。そなたの乗初めの時は、一舐めで気を遣ったのでありましたね」
周りの長老達がどっと笑い、言い出した長老は首をすくめた。
そのやり取りのお陰で、アシタカは少し持ち直して来た。女がじれた様に上目使いで様子を伺う。
「これ馬。早めにアシタカヒコの気を遣れぬ様では…今宵終わった後、どのような目に合うか判っておるな?」
女がその言葉に身をすくませた。
「ヒイ様それはなりませぬ…っ!…私には早く気を遣るなと言い、このおなごには早く気を遣らせろと言うのでは…仰る事が違います」
刺激に耐えながら、アシタカはヒイ様に答えた。
「それが、乗初めの儀の『馬』の宿命なのです。そなたも、これを見守るだけで他の者が収まるとは思いますまい?だからと申して、そなたが早めに気を遣っては、返ってこの馬に毒なのだよ」
二人の会話を聞きながら、女がアシタカの肉茎を喉奥まで銜え激しく吸い上げ始めた。
- 677 :アシタカの旅5 :05/01/16 22:58:06 ID:0w6Kp/zH
- 「ううっ!…それは…っ!…どういう事でしょう。このおなごは…私の乗初めが終わった後、どの様な目に合うと仰るのですか…ぅっ!…」
「どうしても知りたいのならば、そなたの乗初めが終わった後、その眼で確かめるが良かろうて…」
くつくつ笑いながら、後ろで長老がそう告げた。
「大丈夫です。この里で夫婦に成り子を成したおなごは、皆必ず一度はこの責務を果たすのだから」
ヒイ様が涼し気な顔でアシタカにそう告げる。
その瞬間、アシタカの背から下に向かって火柱が上がり、女の口に熱い白濁がほとばしった。
荒い息を吐きながら、アシタカが敷き物の上に崩れ落ちる。
女は急いで顔を上げ、ヒイ様の口にそのほとばしりを移す。
驚くアシタカの目の前でヒイ様は美味しそうにその青い汁を飲み干し、物足りなそうに女の口の中に舌を差し入れ、口腔に残る一雫も余さずに吸い上げた。
「…あぁ、美味しい。これでわたくしも、後三年は長生き出来る…」
場を見渡して、ヒイ様が艶やかに微笑んだ。長老達がその迫力に互いに息を飲み込む。
アシタカの目に、今まで尊敬していたヒイ様が、見た事の無い妖に変わって見える。
「さあ、アシタカヒコや。この者を使い、わたくしが性技を教えます。早めに覚えるのですよ…」
そう囁いたヒイ様の声までもが色を孕んで聞こえ、アシタカは戸惑った。
ーーーそれから一月が過ぎた。
アシタカはヒイ様の薫陶を受け、長として覚えねばならぬ性技を全て教え込まれている。
そして今宵、初めての花摘みが決まった。相手が誰かは知らされていない。
今日は村の既婚の女達も、アシタカに近寄って来なかった。
乗初めの儀を終え初めて判ったのだが、どうやら初乗りが終わった男は、子持ちの既婚の女達を自由にする事が出来るらしい。
ただし、普段使って良いのは口と菊門のみ。
秘裂に差し込んで良いのはその夫と、女が『馬』として乗初めの儀に参加した場合の、その場に居合わせた者のみである。
- 678 :アシタカの旅6 :05/01/16 22:58:47 ID:0w6Kp/zH
- (あれは本当に必要な儀式なのだろうか…)アシタカの脳裏にあの日の出来事が浮かぶ。
あの夜。アシタカがヒイ様から手ほどきを受け、女の秘裂と菊門に一回づつ気を遣った後、その場にいた長老達がアシタカに代わって女とヒイ様に取りついた。
一人に多勢が取りつき、その秘裂と菊門に同時に肉を差し入れ、女が狂うほど存分に犯す。
勃たぬ者は女の口で己が肉を慰められ、勃てば下のどちらかに差し入れる。
それも一回では済まず、何度も代わる代わる犯すのだ。
終わった時の女は、下の穴が赤く腫れ上がって閉じきれず、ポッカリ開いたその穴から複数の男達の白濁が逆流して流れ出していた。
辺りはその生臭い匂いでむせ返る様で、まるで地獄絵図と言った風である。
他の者は一日で終わる乗初めの儀であるが、アシタカは覚えねばならぬ事が多いため七日間の儀が課せられた。
その間同じ『馬』では女の身が持たないと、七日の間、毎日違う馬を味わう。
一番驚いたのはヒイ様の事だ。毎日『馬』と共に長老達の相手を勤めても何ともない。
いやむしろ、日に日に若返ってさえ行くようだった。
不思議なのは、長老達が若い馬よりもヒイ様を好む事だ。アシタカはヒイ様とは交わらない。
「ヒイ様は特別だ…若いそなたには毒すぎる」
そう長老達とヒイ様本人から止められたのである。
七日間の儀を終えた後、馬になった女達から噂が広まったのだろう。
夜に様々な女達が、アシタカの元に忍び込む様になった。
これにはアシタカもかなり閉口し、二日に一日は気を遣らずに終える事を覚えた。
お陰でその陰茎は、齢14にしてすっかり赤黒く淫水焼けしている。
夜、女達の誘いに答えても、日中の働きを減らされる訳ではない。
狩りや山谷の見回りは、男の大切な仕事だ。
ヒイ様の教えでアシタカはなるべく精の付く物を食べ、交わりをこなした後はすぐ休んだ。
そのためか、ここ一ヶ月の間にアシタカの肉体は全体的に一廻り大きく成長している。
夕餉を終え、身を清めてから、アシタカは長老達の待つ寄り合い小屋に向かった。
- 679 :アシタカの旅7 :05/01/16 22:59:35 ID:0w6Kp/zH
- すでに他の長老達は集まり終え、アシタカの到着を待っていた。
「遅くなりまして、恐悦至極にございます」
内心焦りながら、アシタカは長老達に頭を下げる。
年端の行かないアシタカが長老達より遅れるなどとは、あってはならない事だからだ。
「よいよい。散らす者は遅く来ねばならぬのだ。…初花の儀の時にはな」
最年長の長老が、立ち上がってアシタカにそう告げた。
「通常、初花の儀の時には、散らす者はこの布を頭に被る事となる」
長老は、『馬』が被っていたのとは違う色の布をアシタカに見せた。
そのまま、布の巻き方の作法をアシタカに教える。
激しい動きをしても解く事がなく、なおかつあまり締め付ける事の無い巻き方があるらしい。
「装束は解いて、下帯だけになりなさい」
その言葉に従い、アシタカは下帯のみの姿になった。
後ろに長老が廻り込み、一度巻いた頭の布を解く。
「長老様…布を巻くのではないのですか?」
アシタカはいぶかし気に尋ねた。
「これでよいのじゃ。今日はそなたの初の花摘み。長も初めてになる花の相手は、将来その妻になる者と決まっておる」
寄り合い小屋の奥からヒイ様が、頭に布をかぶせた少女の手を静々と引いて来た。
少女の頭にかぶせたその布を開く。
「……カヤ」
「…兄様…」
そこには、まだ12歳になったばかりのカヤの姿があった。
(つづく)
- 680 :名無しさん@ピンキー :05/01/16 23:02:13 ID:0w6Kp/zH
- 以上です。
カヤの初花はじっくりエロにしたいので、次の投下は遅くなります。ご了承下さい。
他の職人さん達のSSも、期待してお待ちしております。
- 681 :名無しさん@ピンキー :05/01/16 23:09:31 ID:8ggWocT8
- エロイ!雰囲気掴んでて上手いな
- 682 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 00:24:41 ID:Ykua3OI8
- キタ━*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*━!!!!!
うわぁ〜!!家を空けてる間に続きが!!
663さんGJ×1000!!
本当上手いなぁ・・・。
本当にこんな事があったんじゃないかって錯覚してしまう位。
このお話をパヤオのアニメで再現してくれたら最強ですね!
(公開できませんから・・・)
いつまでも続きお待ちしております!!
>>674-675
そんな事ないですよ。その励ましを糧にがんがりたいと思います!
島本ヴォイスは最強ですね!!おトキさんも萌え。
アシタカは彼女をどんな風に料理するんだろうか?
森の人×ナウシカ見たい・・・。アスベル×ケチャも。
- 683 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 03:06:06 ID:PO2dGs4x
- カヤたんキター!
楽しみ(゚∀゚)ワクワク
- 684 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 06:20:57 ID:5FnN2ytA
- エロイよエロイよー!文章読んでるのに映像が浮かんでくる。
カヤとの絡みが早くも激しく楽しみです。
663さん本当にGJ!
- 685 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 21:46:12 ID:EEKDshhA
- 663氏。乙です。
恐悦って「かしこまって喜ぶ」って意味じゃないのか?少なくても
そのシーンには不適切だと思うよ。恐縮なら分かるんだけど。
ナマ言ってスマソ。
- 686 :663 :05/01/17 22:08:19 ID:veh5tnuk
- ああっ!本当だ、間違ってるぅっ(滝汗)
恐悦至極だと、殿様の御前に目通りかなった表現でした…orz
教えてくれてありがとう!次から気をつけます。
他の方も、読んでいて気になったとか、ここ直した方がいいなど、遠慮せず教えて下さい。
御感想下さった方、本当にありがとうございます。
その言葉を燃料に、続き頑張りますよ。
- 687 :537です :05/01/17 23:07:33 ID:FAM02fsc
- 663氏 乙です!文体そのものがエロくて羨ましいかぎりです。
続き期待して待ってます(゚∀゚)
>>671さん SSお待ちしてます!
それと、長らくお待たせいたしました。ラピュタの続き、途中までですが
あんまり間を開けると申し訳ないので投下させていただきます。
好意的な感想をくださった方々、どうもありがとうございました。
皆さんの感想一つ一つが執筆の励みになりました。
途中まででホント申し訳ないのですがこれで少しでも萌えてくだされば幸いです。
それではラピュタのパズー×シータ前編、お楽しみ下さい
- 688 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:09:36 ID:FAM02fsc
- 2階に登り、シータの部屋に入るとパズーは灯りをつけた。
暗所恐怖症のシータの部屋は各所に灯りが配されている。それに一つ一つ灯を
灯していくうちにパズーの体は硬くなっていった。心の中に住み続けていたたった一人の
少女とついに男女の障壁を越える。その事実を前にしてパズーは一つ一つの動作にさえ
神経を集中させなければならないほどの極度の緊張感に襲われていた。
灯りを灯し終えた彼はシータの前に佇み、彼女の澄んだ瞳と見つめあった。
頬を赤くしたままパズーは突っ立っていた。情けない事にどうしたらいいか解らないので
ある。シータに赦されているとしても本当にそんな野卑な心をぶつけていいものかどうか
彼には自信がない。彼は何か言おうとして言いあぐね、考えに沈み、
また言おうとして言わずじまいを何度も繰り返した。
(おばさんの言ってたことってこれだったのかな・・)
先日ドーラに言われた『できるのかい?』という言葉がパズーの脳裏を横切った。
行為そのものの問題というより切り出し方がわからない。
そんな彼をしばらくシータは見つめていたが、やがて彼に近づいて自ら彼の腕の中に
自分の体を密着させた。彼女の感触が腕の中に入ってきてパズーは震えた。
「パズー・・」
「シータ・・」
目の前でシータの瞳を見つめたパズーは我慢ならなくなり、彼女を抱きしめた。
どうしようもなく体が熱くなって息が苦しくなる。彼女の小さな唇に接吻し、
体が自然に動くままにシータの背中のドレスの紐を取りにかかった。
- 689 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:10:25 ID:FAM02fsc
- 「待って」
塞いだ唇の端から制止の言葉を言われてパズーは勢い良く手を離した。
シータの嫌がることに敏感な彼にはこの言葉が決定的な拒絶に聞こえた。
「シータ・・やっぱり・・イヤ・・」
「そうじゃないの。ただ服を脱がされると・・・パズー、わたし自分で脱いでもいい?」
パズーの心臓は跳ねあがった。
「え!?あ・・いっいいよ・・・シータが・・そうしたいなら・・・」
「ありがとう」
強く抱きしめられる事には怯えなかったシータだが服を脱がされることには何か
触れてはならない精神作用があったらしい。しかし今のパズーにはそんなことを
考えていられる余裕はなかった。シータは自分で背中の紐を取る。そうするたび、
服がずり落ちていき、少しずつ彼女の白い肌が露になっていく。それを息を詰めてパズーは
凝視した。見てはいけないような気もしたがどうしても見たい。
やがて複数の灯りの中、シータの肌が晒された。灯りに煌煌と照らされた
シータの裸体は肌の白さが灯の光を照らし返していて幻想的な姿をしている。
生唾を飲み込んでパズーはシータの裸に魅入った。もはや完全に足から全身が床と同化して
固まってしまっている。丸みと肉感の有る爛熟した大人の体とはシータは違う。すらりと
した細身の肢体に女性特有の柔肉がついている。それでいて全裸になっている
にも関わらず彼女はいつもの清楚な雰囲気を失っていない。ただ顔全体から醸し出される
清潔なイメージに反してはっきりと晒された乳房と陰部の淫乱なイメージの差が大きすぎて
パズーの頭は昏倒した。
- 690 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:11:30 ID:FAM02fsc
- 「パズー、あなたも」
「え?」
すっかりシータの裸に見入ってしまっていたパズーのシャツのボタンをシータは外し始めた。
何かしていないとシータも恥ずかしくて耐えられないのだ。シータの肌に圧倒されてしまって
いるパズーはまったく彼女のされるがままだった。下を向くとシータの乳房がはっきりと見えて
、パズーは唾を飲みこみ、咽が渇くのを防ごうとした。彼女の手がズボンのベルトにかかると
さすがにそれを制止して彼は自分で脱ぎ始めた。
「あっ!いっいいよシータ・・あの・・・自分で・・・脱ぐから・・」
さすがにズボンを脱がせるわけにはいかないと思って自分で脱ぎ始めたが、既に彼の体は
ズボンが脱がせにくい状態になっていた。シータの惜しみなく晒された全裸の映像と
彼女の肌から直接香ってくる匂いがパズーの若い体を囃し立てていた。こうして二人とも
生まれたままの姿になり、お互い向き合った。しかし双方とも目のやり場に困って何度か
目を逸らす。なんとか気持ちを起こしてパズーはシータをベッドへ誘った。いつもは愉しく
おしゃべりする二人の口はこのときまったく動かなかった。シータをベッドに寝かせ、意を決してその上に
覆い被さるように四つん這いになる。事実上シータを押し倒した格好になってパズーはシータを
見下ろした。黒く澄んだ瞳が彼を見上げてきた。
「シータ・・・」
「パズー・・・」
言いたいことも伝えたい事もやまほどあった。ここにくるまでにどれほどの思いを味わってきただろうか。
しかしパズーの万感の思いは言葉になってはでてこなかった。口を開くとなんだか頓珍漢なことを
口走ってしまいそうで音声となっては何も出て来なかった。ただ彼のすがるような瞳が
言葉として現れない想いを語っていた。
「シータ・・本当にいいんだね?」
「うん。パズー、わたしパズーが好きよ」
「シータ・・・」
- 691 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:12:15 ID:FAM02fsc
- 「シータ・・・ぼくも・・・」
二人の心の芯が恋に震えた。ゆっくりと顔を落としていき、パズーはシータの小さな
唇に自分のそれを重ねた。少し離して、またくっつける。軽い口付けを何度も繰り返すと、
シータの両腕がパズーの背中を撫で、首に絡みついてきた。それが合図だったかのように
パズーはシータの口の中に自分の舌をそろり、と刺し込んだ。腕の中でシータが震えた。
今まで、シータの悲しい記憶に極力触れまいとしてパズーは彼女に舌を入れるキスもしたことが
なかった。本当は何度もその欲求に走りそうになったがそうすると必ずシータの背負った
『事実』が目の前に自然と提示される。シータの傷に対してパズーのほうが敏感になっていた。
シータにとって舌を入れられるキスは初めてのことだった。ムスカにはそんなことをされた
覚えがない。未知の体験にシータはいくらか怯えたが、そんな彼女を落ちつかせるように
パズーの手が彼女の頭を優しく撫でた。するとシータの震えは自然と止んだ。パズーが
いつだって自分を守り、導いてくれたことを思い出したシータは優しく撫でてくれる彼の手に
安心感を受け取っていた。シータが落ちついたことを受けてパズーはゆっくりと彼女の
口の中を愛撫した。舌でゆっくりと口内を探り、歯列を舐めていく。二人の息と唾液が互いの
口内で循環し、溶けていく。二人の脳に甘い霧が染みこんできた。
「んっ・・・んぅ・・・はぁ・・パズー・・ぁ・・」
口の端から漏れてくるシータの吐息がパズーの脳を冒していた。愛しくてシータの体を
抱きしめる。片腕だけでも一回りできそうなほど細いシータ。その細い彼女の体をパズーは
強く抱きしめた。そうすると自分の胸板に押し潰されるシータの乳房の感触がダイレクトに
伝わってくる。その感触に急かされた彼の舌の動きは自然と早くなっていった。舌でシータの
舌を突つき、誘い込むようにめくる。するとシータもそれに答えるようにおずおずと舌を動かし始めた。
それが嬉しくてパズーは彼女の舌をぐるりと舐めて絡ませる。二人は互いの体を舐め合う動物のように
互いの舌を舐めあった。二人の唾液が絡む音が静かな部屋に淫猥に響いた。
- 692 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:13:42 ID:FAM02fsc
- 「ん・・・ふぅ・・・んぅん・・はぁ・・ぁぁ・・」
長い口付けで既にシータの頭はぼうっとしていた。今までこんなに甘いキスをしたことが
なかったのだ。それだけでパズーへの愛しさが溢れてきて、彼女は無意識のうちにパズーを
抱きしめていた。シータの唇と念願の口内を味わったパズーは息を整えるために一回体を離した。
既にシータの白い頬は薄っすらと赤味がさしている。そんな彼女の顔を見つめ、ふと目を下にやると
彼女の二つの膨らみが目に入った。ふっくらとした白い曲線の上に小さな実がついている。
パズーは生唾を飲み込んだ。なんといってもシータの胸である。昔、塔から落ちるシータを
抱きしめたとき彼女の胸に顔をうずめる状態になった。あのときの感触も忘れられるものでは
なかったが、今それが目の前に無防備に晒されている。これを好きなようにしていいのかと
思うと嬉しさとそれを上回る緊張が彼の皮膚を硬くした。とうとう耐えきれなくなったパズーは
シータの胸の頂点にあるローズピンクの円形に誘われるようにキスした。
「あっパズー!」
パズーの口にチョン、と触れられてシータはくすぐったいような感覚に驚いた。そしてそんな
彼女の声に驚いたパズーは思わず口を離してしまった。
「あっごっごめんシータ・・あのっ・・・」
「あっ違うの大丈夫よ。ごめんね声出して」
「ううん、謝らなくていいよ。・・あの、シータ、好きな時に声出していいからね?」
そういったパズーはいつもの優しいパズーだったが、このときの彼がいつになく『男』に
見えてシータは頬を染めた。目の前に彼の胸板があるせいかもしれない。
「うん、ありがとうパズー」
パズーはシータにわからないように深呼吸した。そうしないと自分ばかり舞いあがってしまって
シータに可哀想なことでもしてしまいそうなのである。パズーは気を取りなおしてシータの唇に
キスし、首筋を舐めた。そして両手でついにシータの胸を触ってみた。
「あ・・パズー・・・」
- 693 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:15:02 ID:FAM02fsc
- シータの胸のあまりの柔らかさにパズーの手は感激して震えた。自分ときたらシータの
胸を触っているのだ。それだけで感動してさっき取り戻しかけた落ち着きなんかどこかへ
吹っ飛んでしまう。彼は思いきって少し強くシータの胸を掴んでみる。すると柔らかい肉に
自分の指が食いこんで、押し潰される箇所とは別の箇所の肉が逃げていくように膨らむ。
その最高の感触を噛み締めるようにパズーの手はそのまましばらく動かなかった。
パズーの舌に首筋を撫でられ、両の胸をパズーの手に掴まれたシータは甘い羞恥に全身を
浸していた。大好きな男の子に胸を触られていると思うだけで彼女の意識は熱に溶けていく。
今更、自分が性行為に関して驚く事など無いと思っていたシータは初めて味わう感覚に戸惑った。
パズーに触られているだけで消えてしまいたいほど恥ずかしいと思うのにそれが不快ではない。
パズーの手に触れられた部分が熱を持って、そのまま心まで焼かれてしまいそうな感覚が
シータの体に降りかかっていた。胸に触れたパズーの手がゆっくりと揉んでくるとシータは
さらに羞恥に追いたてられてキュッと目を瞑った。
パズーは荒い息をシータの首筋に吐き出した。自分の手の中でシータの胸が様々に形を変える。
(うわぁ・・・・シータ・・やわらかい・・・)
崩れてしまいそうなほど柔らかいシータの胸の感触がパズーの手の中いっぱいに広がった。
その感触が掌から伝わってくるだけでパズーの頭はすっかり麻痺してしまった。ただでさえ
女の肉を触った事がないうえにシータの胸である。パズーの体の延長線は既に脈動を始めていた。
そのままシータの胸を痛くないように優しく揉む。自分の胸がこんなに柔らかいものだと
いうことをシータはパズーに揉まれることによって知った。そのパズーの手が揉んでくるたびに
胸の頂点が擦られる。シータの体にくすぐったいような痺れが流れてきた。
「はぁ・・・パズー・・・」
- 694 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:16:26 ID:FAM02fsc
- シータの胸を手で包んで揉んでいくうちに丸みの頂点が固くなってきたような気がする。
これが噂に聞く「胸の頂点が硬くなる」という状態だろうか?パズーはそう思い、首筋を
舐めるのをやめてシータの胸を見てみた。それほど尖ってはいないが前よりは硬くなって
いるような気がする。パズーは思いきってシータの両胸の蕾を人差し指でそぅっと触ってみた。
するとシータの口から可愛らしい声が漏れてきた。
「あっ・・」
「しっシータ・・嫌じゃない?」
「あ・・うん。大丈夫」
彼女の傷に敏感なパズーはいちいち了承を得ないと先へ進めないようだった。シータが
嫌がっていないと確認するとパズーはそのまま指で胸の頂点の形状をさぐるように撫でた。
くすぐったくて困ってしまうような妙な気分がシータを包んだ。初めて女性の胸を目の前に
してパズーはその頂点を弄る欲求に抗えなかった。輪郭をなぞるように円を描き、頂点を押したり
擦ってみたりする。するとだんだんとシータの感覚はくすぐったさよりももどかしさに変わって
いき、肌は紅潮して、パズーの指の動きに合わせて体が動くようになる。
「ん・・・ん・・・パズー・・ぁ・・ん・・」
シータの胸の頂きはどんどん硬くなっていき、中心が盛り上がってきた。それをパズーは
二本の指の腹で擦るように撫でた。シータの足がシーツを滑る。
「ん・・んっ・・パズー・・」
自分の指に弄られるシータの胸の桃色を見ていたパズーは、硬くなったシータの胸の
蕾を指で少し強く挟んでみた。するとシータは顔を顰めて甘く呻いた。
「あっ・・パズー・・」
「シータ・・・」
今までよりも強い痺れがシータの体の芯を走っていった。
- 695 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:17:21 ID:FAM02fsc
- シータの反応を見ながらパズーは彼女の胸の実を摘んでいった。キュッキュッ、と
胸の頂点を摘みあげられてシータは恥ずかしさともどかしさに声を零した。
「あ・・あ・・パズー・・あっ」
シータの出す可愛い声と、自分の手に摘まれるシータの胸の頂きを見ているうちにパズーは
耐えきれなくなり、ついにシータの胸の突起を口に含んだ。
(えい!)
思いきって赤い実を口に含んでみるとシータの口から一際大きな声が漏れた。
「やんっ!」
その甘くて可愛い声にもう我慢できなくなったパズーは夢中でシータの胸の実を舐めた。
硬くなってきたそれを口の中で舐めて吸う。
「あっ・・あっ・・パズー・・あんっ・・・ああん・・」
パズーに胸を舐められるたび股の間が疼いてくる。
シータは真っ赤になって震えた。体がどんどん熱くなって痺れてくる。
(どうしちゃったのかしらわたし・・・こんなの初めて・・・)
今までこんな気分を味わった事はなかった。パズーの口が自分の乳房の突起を嬲る。
もう一方の胸もパズーに揉まれシータの体に抗えない熱が発生してきた。
その熱がだんだんと下腹部に集まってくる。シータの意識は次第に熱に朦朧としてきた。
『シータの胸を吸っている』そう思うだけでパズーの頭は恍惚に包まれた。もう夢中になって
シータの胸の実を舐めて転がす。シータが甘い声を零すたびに気分が盛り上がって、
パズーは喜んでシータの赤い果実を吸いこんだ。シータはどんどん快い空間にひきずりこまれていった。
「んっんん・・パズー・・ああ・・ああ〜ん、パズー・・」
- 696 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:19:07 ID:FAM02fsc
- シータの胸をたくさん舐めて、手で感触を愉しんだ後、パズーは体を離した。
シータを見下ろすと、赤くなった頬と少し荒い呼吸、そして呼吸に合わせて上下する
二つの胸が彼の前にあった。それを見ただけでどうにかなりそうになるのをパズーは堪えた。
ゆっくりと体を後ろにずらすとパズーはシータの腿に触れた。
「あっ・・」
それだけでシータは体が痺れるのを感じた。そんな彼女を見つめながらパズーは慎重に言った。
「しっシータ、足・・いいかな?・・」
「あ・・うっうん」
パズーに促されてシータはおずおずと両足を左右に広げていった。自分で足を広げることも
パズーに見られてしまう事もとてつもなく恥ずかしかったが、彼を信じて勇気を振り絞って
シータは足を動かした。そんな彼女に助けられてパズーはシータの白い太ももを割るように
開いていった。二人とも自分の心臓が信じられないくらい早く脈打つのを感じていた。
こうして今まで隠されていたシータの秘境がパズーの前に明かされた。開かれた足の
間に生い茂っていた花園がパズーの目の前に余すところなく晒される。それまで女性の茂み
など見た事もなかったパズーは息を詰めてそれを見つめた。じっくりとその形状をよく
確認する。自分の知っている知識と目の前の光景が合致してくるとパズーは生唾を飲みこんで
改めて谷間を見つめた。
(シータの・・・・これがシータの・・)
何かのサイレンがけたたましく脳裏で鳴り響く。心臓がバクバクと自己主張するように脈打って
息が荒くなってきた。パズーはシータの花園を見つめた。黒い茂みとそこに隠された肉の谷、
谷底を流れる透明の川。パズーにとってそこは聖域のような場所だった。焦がれて止まないのに
届かなくて、欲しくてたまらないのに欲しいと言えない。彼にとってそれは御神体そのもののような場所
だった。それが今彼の目の前に惜しみなく晒されて彼の訪問を待っているのである。パズーの
性別を表す肉は既に天を仰いで痛いくらいに屹立していた。
- 697 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:20:30 ID:FAM02fsc
- よく見るとシータは思ったよりも濡れているようだった。それを見ただけでも
自分の硬くなった部分を早くシータに突き立てたい衝動がパズーを急かしたが
それをどうにかこうにか堪えてパズーはシータの太ももを掴んだ。
(だめだよっ・・まだここはなんにもしてないし・・ここが大事だって本にも書いてあったし・・)
まだ読破はしていないものの、ドーラから貰った本をパズーはいくらか読み進めていた。
こんなに早く願いが叶うとは思っていなかったのでそれほど急いでは読まなかったのだ。
パズーは懸命に本の字面を思い出そうとした。しかし思い出してはどこかへ飛んでいってしまって
ちっとも今の彼の助けにはなりそうになかった。
「パズー・・そんなに見ちゃ・・だめ・・」
消え入りそうな声でシータがそう言ったのを聞いてパズーは慌てた。
「あっごっごめんシータ!あのっ・・・」
パズーに見られているというだけで羞恥に焼かれそうなのに彼があまりに長い時間
自分の秘密の場所を覗きこんでくるのでたまらなくなってシータは訴えた。もう泣き出しそう
なほど恥ずかしくてシータは身をよじっていた。パズーはシータの谷間に顔を近づけた。
彼の息が自分の場所にかかってくるとシータは緊張と期待に震えた。
「シータ・・嫌だったら本当に言ってね」
「うん」
シータの秘密の場所を至近で見つめるとパズーは緊張した。汗がじっとりと肌を濡らす。
自分を落ちつかせようとしてできないままパズーはシータの谷間の肉をめくった。すると
粘液が彼の指を濡らす。パズーのキスとぎこちない胸への愛撫、そして秘所をじっくりと
見つめられたことでシータは既に透明な川を流していた。それを掻き分け、彼女の最も
大事な秘蔵の場所を探してる。
(こっこれ・・かな?)
唾を呑み込み、意を決してパズーはシータの秘密の穴の入り口を舐めた。シータの体が大きく震えた。
「あんっ!」
- 698 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:21:49 ID:FAM02fsc
- パズーにそこを舐められた瞬間、シータの体内をもどかしい熱がかけぬけた。
シータの高い声を聞いて彼女が不快でないと悟るとパズーはそこを丹念に舐めはじめた。
するとシータの声はどんどん大きくなってくる。
「あっあっパズーっパズゥー・・ああんっ」
パズーに舐められるたび体に抗えない疼きが孵化してくる。その疼きが全身に広がって
きて、シータは体をくねらせて喘いだ。シータのソコを舐めているというだけで頭がいっぱいに
なったパズーはもう無心にそこを舐めた。絶え間なくパズーに舐められ、体内に次々と
生まれてくる愉悦に体を蚕食されてシータは体をよじって呻く。
「あっああん・・パズー・・パズー・・はぁ・・あんっはぁぁんっ」
パズーが舐めていくとシータはどんどん蜜を零していった。それも一緒に舐めながらパズーは
今度は指を入れてみようと思った。しかし紛れもないはずのその場所は見たかぎりでは
何かが入りそうには見えない。
(だっ大丈夫かなぁ・・・)
少しずつ、おっかなびっくりしながら入れていくとシータの穴はパズーの指をちゃんと吸いこんでいった。
「はぁんっ」
彼の指を受け入れたシータは悩ましい声を吐き出した。
「シータ、大丈夫?痛くない?」
モノを呑みこんでしまう女性の体の不可思議を感じながらパズーはシータを気遣った。
しかしシータは痛がるそぶりは全く見せず、上気した頬を見せて微笑んだ。
「うん、大丈夫よパズー。痛くない」
それを聞くと安心してパズーも微笑んだ。
(そっか、シータは処女じゃないんだもんな・・・)
そのときパズーの心にひょい、と何かが入りこんだ。熱湯の中に冷水がすべりこんだ
ような鈍い侵入だった。彼は胃の中に未消化物が残っているような違和感を感じたがそれには
とりあわず、指を動かし、舌で舐めてシータへの愛撫を再開した。中を指で擦られ、舌で敏感な
肉を舐められてシータはさらに強い愉悦に揉まれていった。
「あっあんっパズーっパズゥー、ああんっはぁぁん、あんっ」
- 699 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:22:51 ID:FAM02fsc
- パズーの秘唇への愛撫が長い事続いた。シータの体はもはや愉悦で飽和状態になっていた。
しかし初めて女性の体をいじるパズーの愛撫はどこか決め手に欠けていた。どこで女性を
決定的に追いつめたらいいかのタイミングを初心者のパズーは図れなかったのだ。シータは
絶頂を迎えるのに十分な愉悦を得ていながらも決定打となる愛撫を与えられずに
破裂する直前の風船と同じ状態を長々と味わうことになってしまった。
「あ・・あ・・はぁんっ・・ああっ・・パズーっパズーっ・・はぁぁんっ」
シータの秘唇を指と舌で愛撫し続けるパズーは荒い息を繰り返した。だらだらと
汗が肌を降りていく。全身は熱いのに緊張した頭だけキィン、と張り詰めて冷たくなり、
それでいて激しい渦が脳内を掻き荒らして彼を極限まで追いつめていく。何かが
ガンガンと五月蝿く鳴り響いて頭の中で反響した。混沌の渦に頭が放りこまれたパズーは
もはやどれくらいの時間が経っているのか解らずにシータの秘唇を舐め続けていた。
(どうしよう・・・どうして・・・)
パズーの頭は何かに感染したかのように侵食されてみるみるうちに食い荒らされていく。
それに抗おうとすればするほど急激に混乱の淵に落ちていき、呑みこまれる。彼は
ただただシータの秘唇を舐め続けていった。
シータは止む事のないパズーの愛撫を長時間受けて戸惑っていた。彼の愛撫は心地良い
のだがいつまでたっても終わらず、シータはどうしたらいいかわからなかった。
「あ・・あ・・パズー・・ああ・・はぁ・・はぁん・・」
(あぁ・・わたしどうしたら・・)
あまりのもどかしさに身をよじっていたシータは突然パズーの指が抜き取られ、彼の舌が
離れたことに驚いた。ガクン、と体が崩れ落ちるような感覚を受け、シータの体は
シーツに沈んだ。ついに終わらなかった体の熱を溜め込む事になったシータは荒い呼吸
を繰り返しながらパズーを見た。俯いている彼の表情は彼女にはわからなかった。
「パズー?」
- 700 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:23:57 ID:FAM02fsc
- 熱が充満する体をいくらか落ちつかせてシータは起き上がった。ベッドの上で
パズーにズリ寄って彼の顔を覗きこむ。そして驚愕した。下を向いたパズーの顔には
今にも泣き出しそうな表情がくっきりと刻まれていた。
「パズー?どうしたの?」
彼の心に障らないようにシータは優しく話しかけた。なぜ彼がこんな表情をしているのか?
シータはパズーに向かって手を伸ばした。もしかしたら自分は何か彼を傷つけるような
反応をしたのだろうか?もしそうだとしたら謝るつもりで彼に手を伸ばした。するとパズーは
シータの手から逃れるように顔を背けた。初めてパズーに拒絶といえる反応をされたシータは
愕然としてその場に凍り付いてしまった。
「パズー・・」
「ごめん」
顔を背けて俯いたままパズーは急に謝ってきた。声が震えていた。
「ごめんシータ・・ぼく・・・だめみたいだ・・・」
「・・え?」
そのとき初めてシータはパズーの握った握り拳が震えているのに気がついた。
「ごめんね!」
泣くような声でそう叫ぶとパズーは突然立ち上がって出ていこうとした。シータは
咄嗟に思いきり手を伸ばして去ろうとするパズーの手を掴んだ。
「待ってパズー!!」
シータに握られたパズーの手がビクッと震えた。彼はシータの手を振り払ったりはしなかった。
「いかないで。パズー、お願い」
「・・・・・・・」
しばらくその場に留まったあと、パズーはゆっくりとベッドに腰掛けた。シータは彼に
近づいた。
「パズー」
- 701 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:25:06 ID:FAM02fsc
- パズーは震えて何かに耐えているようだった。顔を覗きこむと彼は苦痛に歪んだ
顔をシータの前に見せていた。身体ではなく心の苦痛がパズーの顔に現れていた。
見ているだけで悲しくなるほど彼は何かに苦しんでいた。その何かに押し潰されたかのような
声をパズーはようやく口から吐き出した。
「ごめん・・・ごめんねシータ・・ぼくシータが大好きなのに・・・ものすごく好きなのに・・
ごめん・・ごめんね・・・ごめんね・・」
彼がどうしてここまで苦しんで、そして謝罪するのかわからなかったシータは彼の足の付け根を
見てその理由がわかった気がした。シータはパズーの悲壮な横顔を見据えた。
「パズー、こっちを向いて。お願い」
パズーがシータの『お願い』を断れるわけはない。彼はゆっくりと体ごとシータのほうを向いた。
パズーの黒い瞳に彼の心の悲痛が滲んでいる。それを見て、シータは手を伸ばした。
そして伸びてきたシータの手が掴んだものを見てパズーは仰天してしまった。
「えっ!?しっシータ!?」
シータは身を乗り出して顔を降ろしていき、手に掴んだパズーの男性器の先端を舐めた。
「わっ!!」
シータの舌に自分の先端を舐められてパズーは跳ねあがるような衝撃を受けた。
何が起こっているのかわからない。そのままの体勢でシータはパズーのソレを舐めはじめた。
シータに舐められる部分から愉悦が這いあがってきてパズーはすっかり混乱してしまった。
「あっだっだめだよシータ!シータ待って!あっ」
誰かの舌で自分の性器を舐められた事などないパズーは思わず情けない声を出して喘いだ。
しかしその舐めている人物が他でもないシータであると解ってくるとパズーは居てもたっても
いられず無理矢理彼女を引き剥がした。
「シータッ!!」
- 702 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:26:44 ID:FAM02fsc
- パズーは一生懸命息を吐き出し、肩を上下させ、呆然としてシータを見つめた。
シータはいつもと変わらぬ風情で座っている。彼は勢いよく立ち上がると今度はシータが
制止する隙もないほどの勢いで部屋を出て一階に猛然と駆け下りていった。
今度こそパズーに去られてしまったのかと思って一瞬愕然としたシータだが、すぐに彼は
同じ勢いで戻ってきた。彼はコップに入れた水を持ってきてシータに差し出した。
「ごめん、汚かったよね?これで洗って」
焦っていながらもすまなそうにそれを渡すパズーをシータは見つめた。
「汚くなんかないわパズー」
そう言いながらも彼女はコップを受け取った。そうしなければパズーのほうが
安心できない様子だったのだ。シータが水を口に含んで濯ぐのを見つめながら、パズーは
ベッドに腰掛け、問いかけてみた。
「シータ・・ムスカにも・・こんなことしたの?」
瞬間的に驚いた表情を彼に向けたシータを見てパズーは我に帰った。
「ごっごめん!あのっ」
パズーは激しい後悔に焼かれた。ついに聞いてしまった。シータの傷に直接触るような
ことを言ってしまった。そして今更それを聞く自分にパズーはどうしようもない情けなさを
感じた。まるでそのことでシータを汚れているとか、穢れているとか、そんなマイナスの
イメージを自分が持っているかのような言い方をしてしまったのだ。パズーは必死に
弁解しようとした。そんなことは少しも思っていないと訴えなければならなかった。
「ぼく、シータがどんなふうに・・あそこで過ごしていても、全然かまわないんだ。
シータが好きだから・・・だからぼく、シータがどんな目に遭ってても、全然気になんかしてないんだ。
気にしてないんだけど・・・なんだか・・・急に・・・」
- 703 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:27:43 ID:FAM02fsc
- パズーが自分を不浄視していないのは彼の表情を見れば一目瞭然だった。そんなことよりも
パズーの悲壮の原因が何であるか、その輪郭が明確に見えるほうがシータには重要だった。
「パズー・・もしかして・・ムスカと・・わたしのこと・・・気にしていたの?」
パズーの哀しい瞳がシータを見つめた。彼は目を瞑って叫んだ。
「ごめんね・・・・ごめんねシータ!」
泣いているかのように震えるパズーの肩。項垂れるパズーの頭。そして股の間にあるパズーの
男性器。シータはそれらを見つめた。シータを愛撫しはじめたころは若さを主張するかのように
硬さと熱を漲らせていたパズーのソレが今は力なく項垂れていた。
シータが痛がらなくて済む非処女であることにいくらかの安堵を覚えていたはずのパズーは
シータが『処女ではない』と思ったときに冷たい感情の侵入を許してしまっていた。
それはパズーの心の間隙を縫って入りこみ、彼の心の中に居座ってしまった。
『もう処女じゃない』『ムスカに先に入られている』『この肉もムスカが先に蹂躙している』
シータを愛撫できる至高の悦びでいっぱいだった頭が次第にそれらの事実のほうに傾斜していき、
支配されていく。パズーの心の中で膨れ上がっていったその考えはたちまち彼の中を占領した。
そしてそれは彼に様々な『事実』を打ち出す。
『ムスカはどんな愛撫をシータに施したのか』『シータはどんなふうにそれに反応したのか』
『ムスカは自分よりよっぽど上手いんだろうか?』『ここも、これも、全部ムスカの指や舌が這いずったんだろうか?』
『シータはムスカの愛撫に感じてしまったんだろうか?』
それらの考えが次々に浮かんできてはパズーの脳内で渦を巻いた。この考えに脅迫されたように
なってパズーの頭は目まぐるしく『事実』を追い求めた。
そうしているうちに自分の分身が力を失い始めていることに気づいてパズーは焦った。
これ以上ないくらい幸福な状況にあるというのに何の不満があるのか?パズーは慌てて行為に
意識を集中させようとした。
(だめだっ!こっちに集中しなくちゃっ!それにそんなこと・・今はどうだっていいじゃないか!)
- 704 :名無しさん@ピンキー :05/01/17 23:28:29 ID:FAM02fsc
- しかし気を取りなおそうにも目の前のシータの性器は既に別の男の蹂躙を受けていると思うと
さらに心は『事実』の考えのほうに引きずり込まれた。自分の愛撫する場所全てにムスカの
手がついているのかと思うとやるせなさとむなしさがこみ上がってくる。それを振り払おうとして
無心に舐めれば舐めるほどシータの性器が無機質に思えてきた。シータのそれは目の前にあるのに
だんだんとそれが遠くに感じられるようになり、しまいには夢の中の光景のようにおぼろげに
見えてくる。パズーは凄まじい焦燥に駆られた。最後に見たムスカの狂った高笑いが脳裏に
蘇る。パズーは必死に全てを振り払おうとした。しかしムスカの高笑いは彼を追ってくる。
様々な『事実』が目の前をぐるぐる回って彼の精神は極限まで追いつめられてしまった。
シータへの愛しさがすっかりなりを潜めてしまい、代わって目を背けたい『事実』が彼の
頭を乗っ取っていた。パズーは混乱し、焦り、火の車のようになって考えの渦に捕らわれていく。
そしてその極限に追いつめられた精神に置いていかれた体は急激に冷めていった。
彼が自分の屹立を取り戻そうとすればするほど体は心と切り離されて落ちていった。
パズーは萎えてしまった。
夢にまで見たシータの肢体を目の前にしながら、今まで問題にしなかったはずの
彼女の過去に呑みこまれてしまった。
- 705 :537です :05/01/17 23:31:42 ID:FAM02fsc
- こんな極道なところですが今回はここまでです
ちゃんと続きで幸せにしようと思ってますハイ
それではみなさんトークをしてください
663氏、「アシタカの旅」を分断してしまってすいません。続き待ってます(゚∀゚)
- 706 :名無しさん@ピンキー :05/01/18 00:01:19 ID:Rs7SS+j7
- リアル遭遇!
なかなかに重いですね。
続きお待ちしてます。
- 707 :754 :05/01/18 00:18:07 ID:9FsIWPP8
- 待ってたよネ申!
GJ!!
続きもお行儀よく待ってまつ。
- 708 :名無しさん@ピンキー :05/01/18 00:23:05 ID:nwzdss2T
- 重い分、リアル。真剣に読みふけっちゃったよ。
これは、書くの凄く難しそうだね。
でも、だからこそ続きが楽しみ。
待ってます!頑張って下さい!!(=゚д゚=)/
- 709 :名無しさん@ピンキー :05/01/18 01:22:12 ID:5g99GLUV
- キタ━━━( ゜∀゜ )━( ゜∀)━( ゜)━( )━(゜ )━(∀゜ )━( ゜∀゜ )━━━!!
537さん待ってたよ!!
パズーらしいなぁ、初めてで出来ないってのが。
相変わらずシータヴォイスが頭の中を響いてます(勿論あのエロい声で)
これからもがんがって下さいな!いつまでもお待ちしております!
あと>687ですが半分くらい完成してるので、色々修正してから載せれたら・・・
と思ってます。
- 710 :537です :05/01/18 23:02:35 ID:vHnrWfSK
- >>706 708 重いですか?重いですか!?
もしかしてやってはいけないことだったでしょうか(((゚Д゚;)))ガクガクブルブル
不快に思われた方いらっしゃったら全力でスマソ
>>709 横沢ヴォイスはエロいですよね。漏れもそれを想像しながら書いてます
序盤で倒壊する線路(?)にぶらさがるときのシータの呻き声なんか想像していただけると
良いかと思われ
あと作品待ってます(゚∀゚)
余談ですけど人間が快感を得る時に出てくる脳波ってθ(シータ)派っていうんですよね?
と思ったらパヤオもこの文字見てシータの名前を決めたっていうし
パヤオの中でシータってどうなっとんのじゃ!?(゚Д゚;)
- 711 :名無しさん@ピンキー :05/01/18 23:44:33 ID:5g99GLUV
- >>710
>余談ですけど人間が快感を得る時に出てくる脳波ってθ(シータ)派っていうんですよね?
>と思ったらパヤオもこの文字見てシータの名前を決めたっていうし
>パヤオの中でシータってどうなっとんのじゃ!?(゚Д゚;)
シータに対して男性がハァハァしてしまうのも、こんな由来かあったからですか!?パヤオ先生!!
それ読んで、なんかこのレス思い出してしまった↓。
http://comic5.2ch.net/ranime/test/read.cgi/1103335362/446
あと、重い話大好物です(*´p`*)ハアハア
- 712 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 00:11:54 ID:r1HCHv5d
- 537氏、GJ!
男の子だし、初めてだし、過去をどうしても気にしてしまうって言うのは、十分アリだと思いますよ。
続き期待してます。
あ、それから当方は663ですが、豚切りは私の方が先ですので、気にしない方向で考えてください。
- 713 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 01:33:27 ID:7idYnRbE
- >>710
「シータ派」って、「シータ波」の間違えじゃ…w
いや、自分はシータ派だが。
重いは想い。ってカンジでガンガッテ!!(゚∀゚)
- 714 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 03:54:43 ID:1HKkzLM/
- こっちも揶揄してたハウノレスレのノリになってきたな┐(´ー`)┌
- 715 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 08:14:55 ID:LdobN9mZ
- 職人の作品外語りはキライな奴が多い
迎合しろとはいわんが板の空気嫁
- 716 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 10:37:47 ID:N+toVEvx
- 2ちゃん用語&顔文字乱用もな
- 717 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 12:26:47 ID:wAbeHzlA
- >714
そんなのわざわざ言いに来なくていいよ…。
そんなに嫌ならあなたが見に来るのを止めればいいだけの話しじゃないか。
ただで作品拝ませて貰ってさ。SS保管庫だけ覗けばよろし。
職人さんも、これに懲りず、続きをよろしくお願いします。
- 718 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 16:30:10 ID:hFn/PwKP
- ここは2ちゃんだよ?
- 719 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 16:53:03 ID:pmcob1yk
- >717
これは意見だろ。前々から嫌だって人もちらほらいたし、
職人さんも心に留めて欲しいな。作品は好きなのでがんばってもらいたい。
- 720 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 17:43:11 ID:zlUIpALQ
- >>717に同意。
わざわざここで言う事ではないし、嫌なら
来なければいいだけの話。
- 721 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 17:58:48 ID:vDR8kF3v
- 2ちゃんに書き込む以上、いくらネ申だろうとスレの流れや空気読むのは
当たり前だとおもうのだが。
- 722 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 18:00:07 ID:LdobN9mZ
- 例えばな、公園に行くと敷物敷いてお喋りしてる団体がいるわけよ
公園なんだから他の利用者もいるっていう事もちょっと気に留めてくれないかなっていうことなんだがな
ただで拝めるというが、ただだからこそここにはいろんな客がいるんだよ
俺も目当ての職人降臨を待ってんだし通わんわけにはいかんだろう
切り捨てればそれですむ問題だと思うかね
- 723 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 18:11:17 ID:lqESR8Jt
- 717に禿同
自分じゃ書かないくせに文句だけ言うなよ藻前のほうが空気詠め
2チャンで2チャン用語や顔文字使っちゃいけないんだったらどこで使うんだよ
作品はいいから書けってのも勝手すぎるだろ。書き手はものすごい苦労して書いてるんだからちゃんと感想言って激励しなきゃ誰も書いてくれなくなるぞ。つーか藻前のせいで537氏や663氏が途中のままいなくなってしまったらどーしてくれるんだウワァァァン!
》537さん!すばらしいです!シータの喘いでるとけろたまりません!続きがんがってください!
- 724 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 18:53:47 ID:LdobN9mZ
- いやだから。
俺もよそのスレでは職人だからわかるんだけど2ちゃんってのはな…
虚しくなってきた。
まあ好きにしてくれ
- 725 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 20:28:26 ID:TJ7T62a7
- >723
気持ちはわかるが、大人ならばその場その場の空気があるのはわかるだろ。
ここは良心的な諸兄が多いせいか、まだやんわり注意されてる方だ。
自分も724さんと同じく別スレではSS書きだが、ここの過去の書き込み読んで
反省したよ。
- 726 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 20:31:32 ID:m/W5ljSP
- >>723
厳しいことを言うようだがこの程度でいなくなるならそれまでの事。
2ちゃんのしかも21禁に来てるならそれしきわかるだろう、どういうことをすれば嫌がられるとか。
わからないなら半年ロムって勉強して来い。
それとレスアンカーもまともにつけられねーのかよお前
- 727 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 21:04:38 ID:7fQGM2hi
- まあ、あれだ。
>>722みたくやんわり注意すれば、お互いに”気をつけよう”という気になる
けど、>>714みたく顔文字使って(相手をこけにする時等に使用するやつ)捨て台詞
みたく言ったから、むかついたんじゃないのか?
馴れ合いOK派と馴れ合い嫌い派で意見は合わないけど、求めるものは一つじゃないか。
そんなお互いがいがみ合うのもむなしいと思うよ。お互いを尊重し合って、
このスレを落とさないように頑張ろうよ。ここ、職人さんがこないと一日
1〜2レス位しかなくて落ちそうで不安だ・・・。
- 728 :名無しさん@ピンキー :05/01/19 22:12:56 ID:V+iFiTU4
- 最近、こういう流れがあちこちのスレで見受けられますね。
- 729 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 00:04:32 ID:0y3PASbV
- 不躾で申し訳ないが、もし良かったら別スレだけじゃなくここでも書いて欲しい、
と言っては駄目だろうか、他スレでSS職人さんをしているお方々。
馴れ合いレスの代わりと言ってはなんだが、色んな人の作品をバンバン載せて欲しい。
というか、落ち防止の為でもあるが・・・。普段ROMってる人もこれを機にいかがかな。
今回の事があり過疎化するんでは無いかと少々危惧している。
私も落とさないに出来るだけ努力はするが・・・。
- 730 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 00:08:45 ID:uVKONIyB
- マジレスするが一週間に一レスペースでもスレは落ちない。
だから過疎ればいいってものじゃないけど、個人的にはだいたい>726に同意
- 731 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 00:40:51 ID:E4wZEkIM
- パズー×シータの続きキテタァァァァァァ
ただのエロを超えた深みがあって読んでてちょっと泣きそう
議論もあるようだがとりあえずこの話とアシタカの旅の完結は死んでも読みたいので
職人さん方にはどうか最後まで投下していただきたい。影ながら待ってます
- 732 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 00:55:16 ID:nv91ymJ/
- 漏れはひっそりとアシタカ×エボシを待ってます。
- 733 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 01:05:32 ID:61S43y+q
- 自分はクシャナ×ナムリスも待ってます。
- 734 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 01:50:59 ID:J9xKlDNe
- 相当腹がたったらしい
どんなことで厨の怒りを買うか分からんから
溜まったもんじゃないなw
- 735 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 02:04:13 ID:0y3PASbV
- まあそう言いなさんな。
そういう余計な茶茶が、後々大惨事を招くかも知れんのだし。2chだからね。
波に乗り遅れた人もいるだろうけど、そろそろこの話題も終わろうや。
↓以下引き続き職人さんお願いします。
- 736 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 19:49:34 ID:NxUYeC0I
- 自分語りになるのが申し訳ないですが、今回で余計な言葉は最後ですので御容赦を。
まずは、荒れるきっかけを作った発言をしてしまった事を、ここの皆様に謝罪します。
以後気をつけますが、本当に申し訳ない。
この場が荒れる事を当方は望んでいないという事実を、どうか十分御理解下さい。
嫌な思いをされた方も多いでしょうが、今後何度か投下する自作エロ文にてお詫びとさせて貰いたいです。(拙文が嫌いな方はスルーお願いします)
なお、今回自分の尻を拭いたいため怒濤の連投投下になりましたが、以後は他の職人さんが落としにくい状況及び荒れる状況を避けたいので、月1ぐらいの投下になる事もご了承下さい。
他の職人さん、あなたの事を叩いてる訳ではないので、安心してここに投下願います。
豚斬り大歓迎ですので。
では、「アシタカの旅」続き投下します。
- 737 :アシタカの旅8 :05/01/20 19:50:15 ID:NxUYeC0I
- これはどういう事なのだろう。
初花になれる女の下限は、初潮を終えた13歳過ぎの娘なはずだ。
初潮を迎えればその女は村で真の元服と見なされ、一家で盛大に祝われる。
カヤはまだ12歳。初潮を迎えたという話も聞いていなかった。
それにアシタカとカヤは乳兄妹である。
乳兄妹は通常この村では近親者と同義に扱われ、婚姻対象者として見なされていない。
カヤとアシタカの仲は良かったが、それはあくまでも義兄妹として。
アシタカ自身、そのような対象としてこの娘を見た事など、今まで一度もなかった。
しかし、この場で意義を唱える訳にもいかない。これは長老達の決定なのだ。
この小さな集合体の中で、長上の者に逆らう。
それはすなわち村を追われるか、自らの死を選ぶ事を意味している。
カヤに対してどのように不憫に思っても、アシタカがこの場を引く訳にはいかなかった。
この義妹は、この場の意味を多分きちんと理解していない。
『憧れの兄様のお嫁さんになれる』と思っているのか、頬を赤らめ邪気の無い微笑みを見せている。
アシタカはこの後の事を思うと、胸の奥にある骨が鳴るほど辛かった。だが逃げ出す事も出来ない。
ヒイ様が、カヤの頭に椿の枝を差した。それが開始の合図だ。
「これより、初花の儀を行う」
最長老であるジイジが厳かに告げた。
アシタカはカヤに歩み寄った。静かに抱き寄せ、そっと唇を重ねる。
初花は頭に椿の花を差す。摘み手側は、その花をなるべく落とさない動きをしなくてはいけない。
承知の通り椿の花は、ほんの少しの衝撃でも花首が落ちやすい。
それを落とさぬ様、そっと未通娘(処女)の身体をほぐすのが摘み手の勤めだ。
初花が自ら反応して花を落としたら、その時が道を付ける潮時であると教えられている。
(せめて……せめて、少しでも長く花を落とさぬ様にしよう)アシタカは決心した。
- 738 :アシタカの旅9 :05/01/20 19:51:39 ID:NxUYeC0I
- 「カヤ…声を出さないで聞いてくれぬか。あまり体を動かしてはいけない」
そっとその手を首の後ろに回し、他の誰にも聞こえない様にカヤの耳元に囁きかけた。
その動きを誤摩化すため、アシタカはその耳に口づける。
額に、頬に、首筋に、肩甲骨に、羽毛を落とす様に静かに口づけを落としていく。
手のひらで慈しむ様にそっと背中をなぞると、カヤの体がピクリと動いた。
そのポイントを避け、脇腹から上にそっと手をなぞり、少しづつカヤの装束を剥ぎ取ると、ヒイ様が脇からすかさず脱がせた服を片付けた。
だんだんその身体が露になって来る。
カヤの肌はどこまでも滑らかな手触りで、誰も足を踏み入れた事のない雪原の様に白かった。
「兄様…恥ずかしい…」
カヤは体を隠す様によじって呟いた。
「大丈夫、私が付いている」
アシタカはカヤの頭をそっと撫で、抱きしめながら落ち着かせた。
このままそっとしてやりたいが、それでは長老達もヒイ様も納得すまい。
「摘み手や、カヤを横たえなさい」
アシタカの胸の内を見透かす様に、ヒイ様が命令した。
その言葉に、どこにも逃げ場が無い事を改めて思い知らされる。
本当にこれで良いのだろうか。何かが間違っている気がする。
カヤを中央の敷き物に横たえながら、アシタカは内に沸き上がる苦い想いを飲み込まねばならなかった。
カヤは大きな瞳を見開き腕で胸を隠しながら、静かにじっとアシタカを待っている。
「アシタカ、何を怯んでおるのじゃ」
後ろから、長老の一人が焦れた様に声をかけた。横に佇むヒイ様は何も言わない。
だがその目は、『そなたの考えている事はお見通しですよ』と言っている。
アシタカは、そっとカヤに触れていった。
肝心の部分を避け、静かにその肌へ指を滑らせていく。それはヒイ様から教わった初花への手管でもあった。
カヤの身体は今までの『馬』達とは違いまだ青く、どこまでも固く張り詰めてアシタカの指を跳ね返して来る。
下をふと見ると、まだ産毛すら生えていない。
これに、ここ一ヶ月で野太く節くれ立ち始めた、己が魔羅を刺し込まねばならないのか。
太腿に手を這わせ、ゆっくり上下に撫でさすりながら、アシタカは懊悩した。
カヤは目をつむり、大人しくアシタカに身を任せている。その息が段々弾んで来た。
- 739 :アシタカの旅10 :05/01/20 19:52:39 ID:NxUYeC0I
- 「摘み手や。そろそろカヤが、ちゃんと気を遣れる様準備をせねばね…」
ヒイ様がアシタカの耳に囁いた。この老婆には、アシタカの微細な心の動きなど全て判っているのだろう。
アシタカは一瞬目を固く閉じ、息を大きく吸って覚悟を決めた。
カヤの固く膨らみはじめた小さな胸を、そっと柔らかくなるよう揉みほぐしながら、その先端に舌を乗せ、蕾が立ち上がる様に細かく舐める。
「…………んっ…ぁ…」
か細くカヤの声が上がった。
そのまま固く尖らせた舌先で薄桃色の境目を丸くなぞり、少し吸い上げてから甘噛みする。
ピクリとカヤの体が大きく跳ねた。アシタカは一瞬ひやりとしたが、椿はまだ落ちていない。
カヤの蕾が、枸杞の実の様に小さく固く起きてきた。
指先で軽く円を描く様に押し込み、もっと固く丸く勃ち上がる様先に少し爪を立てる。
真白い肌の上で薄桃に閉じた蕾の色が、徐々に紅梅の様に赤く咲いていく。
「ひゃぁん、あ、兄様…っ!…」
その身体も少しづつ紅に染まり始め、寄り合い小屋の中にも少しづつ同じ様な熱が生まれ始めた。
「ほ…。カヤは初花にしては良き体のようだのう…」
「ほんに。流石、ヒイ様の跡目と目付けがあっただけの事はある…」
後ろで長老達が、アシタカ達に聞こえない様に囁き合った。
ヒイ様の後継者と見なされる。
それは鹿の骨を使ったト占の他に、一族のしきたりを統べる役割を引き継ぐ事に他ならない。
もちろんその中にはこれら性技も含まれ、後継者になれば、これから長となる男の馬役は全てカヤが勤める事になるのだ。
- 740 :アシタカの旅11 :05/01/20 19:55:38 ID:NxUYeC0I
- その身を以て長老達を従わせ、その占術を以て村全体を従わせる。
村の者達もアシタカも知らないでいるが、ここの実質的な権限は巫女のヒイ様にあった。
もちろん、幾ら巫女と目されていてもその能力が衰えたり、もっと上回る能力があれば他の者に取って変わられる。
しかし後継者は、数十年もの間出現していなかった。
ヒイ様と同じ程占者としての能力を持ち、同じ程男を惑わす肉体を持っている女は、なかなかいなかったのである。
カヤはヒイ様の血脈を継ぐ者の一人だ。
長になる予定であるアシタカと歳が合う事もあり、一族の期待を密かに背負っている。
もちろん、そんな運命を負っている事など、当の二人には知らせていない。
当てが外れれば、双方ともただ人として村人に戻されるからだ。
一見血脈に重きを置いている様に見えるが、実際村を治めるのに血はさほど問題ではない事を、長老達は経験で知っている。
アシタカが次の長として選ばれたのは、幼き頃から周りの者より抜きん出て聡い子であったからだ。
同じ様にカヤが次の巫女と目されたのは、その血の他に、幼き頃から周りの者より抜きん出て卦に敏感な子であったからである。
むしろこの場で一番期待されているのは、実はカヤの方であった。
男は統べる能力や人を惹き付ける力があれば、どんな男が長に加わろうと問題ない。
しかし巫女の力とは、全ての女が生まれつき持っている訳ではない。
その能力がある女がいるのなら早めに占術を覚えさせ、ヒイ様の跡目を誰かに継がせたいのだ。
その肉体が、全ての男を虜にする蟲惑を秘めているのならば。
- 741 :アシタカの旅12 :05/01/20 19:56:49 ID:NxUYeC0I
- カヤの背を手でなぞりながら、アシタカはその胸に柔らかく刺激を与えている。
カヤは先ほどの言葉を守り、懸命に身を震わせぬ様耐えていた。
「…あ…はぁ…あっ、あ、んんっ!」
じりじりと身を焦がされる様に、ほんの少しづつ官能を炙られていく。
それがどれだけカヤにとって残酷な事なのか、まだ女体を知って一ヶ月のアシタカに気付くすべもなかった。
カヤはもじもじと膝を摺り合わせ、その奥の疼きを長老達やヒイ様に伝えてしまう。
椿の花はまだ落ちない。
「…そろそろ頃合いでしょう。ほとへの道の為、さねにも備えを」
ヒイ様の導きに、アシタカがカヤの足元に廻った。そっとその膝を開いていく。
「………っ…兄様…見ないで…」
あらかじめヒイ様から心得は聞いていても、今まで誰にも見せた事のない場所を凝視されるのが恥ずかしいのだろう。カヤが真っ赤になりながら顔を覆った。
アシタカはその秘裂を見て、思わず息を飲んだ。
今まで見て来た女の秘所とはまったく違う。
毛が生えていない事は先から気付いていたが、その陰唇は淡い朱鷺色で薄い筋でしか無く、陰核は皮を被ってその身を隠しながらも奥にかそけき風情をたたえている。
むろんその陰穴も、指ですら入るのかと迷うほど僅かにしか開いていなかった。
それでもその身は健気に露を孕み、アシタカが膝を開いた瞬間、左右に小さな水の糸を引いた。
どうすれば良いのやら判らず、アシタカが初めてヒイ様を見上げる。
「…教えた通りで良い」
ヒイ様は笑って頷いた。
「カヤや。そなたは教えた通り、素直に摘み手の動きに心を従わせるが良い」
ヒイ様はカヤに向かってそう言い、その手を優しく撫でた。
「…はい、ヒイ様」
恐る恐るカヤが手を解き、潤んだ目でアシタカを見上げた。
今まで勃ち上がっていなかったアシタカの下半身に、初めてぞわりと熱が昇る。
その熱に後押しされ、アシタカは思い切って指先でカヤの秘裂を軽くなぞりはじめた。
湿った水音が小屋中に響く。カヤの身体が少しづつ跳ねはじめる。
「ああっ!あ…変です、ヒイ様。…あ、んっ、んうっ!」
「どう変なのだね?」
ヒイ様が、静かにカヤに問いかけた。
「お、お腹の奥が…んっ、切ない…です…あ、あ、ああっ!…」
ゆるゆると首を振りながら、カヤが答える。だが椿は落ちていない。
- 742 :アシタカの旅13 :05/01/20 19:58:19 ID:NxUYeC0I
- アシタカは、その陰芯を摘む様に縒りはじめた。その刺激に、細かにカヤが震える。
「…初花で、ここまで持つとは…」
「アシタカもだが、カヤも初花とは思えぬ…」
長老達は惹き込まれる様に、この淫媚な様に見入っていた。
「ほとに指を入れ、道への備えを」
ヒイ様がアシタカに命ずる。アシタカは、そっと指をカヤの肉壁へと差し入れた。
入り口近くに微かな引っ掛かりがある。多分、これが初花の徴であろう。
少しづつ指を奥まで入れるが、狭い壁がその侵入を密かに阻む。
カヤ自身の蜜を頼りに、わずかづつ前後に動かしながら徐々に指を沈めた。
「ん、はぁっ!あ、あ、んうっ…」
カヤが、短く息を吐きながらすすり泣いた。段々アシタカの肉茎もその反応に答え、高く勃ち上がってきた。
指で内壁を確かめる様になぞると、肉がその指の動きに応じながら締め付ける。
アシタカは指の出し入れを徐々に早め、少しでもカヤが痛くない様、中に道を付けて行く。
「痛いのかえ?」
「す、少し…でも…それより、奥がもっと切なくなっ、んっ!あ、ああん!」
カヤはぽろぽろと涙をこぼした。しかしその顔は初めてとは思えない喜悦に満ちている。
すでにカヤの体中が色付き、汗から立ち上る甘酸っぱい少女の体臭と、雌のもたらす独特な淫臭が辺りに立ち込めた。
椿はまだ頭上にある。もうすでに、寄り合い小屋の中には囁く者すらいない。
初の花摘み。その道を付ける過程で、ここまで持った摘み手は未だかつていないのだ。
また、花がここまで身悶え、よがった事も、誰もが見聞きしていない事だった。
ヒイ様だけがただ一人、カヤに昔の自分を見ていた。
(この子は…わたくしの跡目を本当に引き継げる娘やもしれぬ)
「あ、あ、あぁぁぁっ!!駄目ぇ…だめぇっ!!」
ガクガクと身をよじらせ、頭上の椿が落ちると共にカヤが果てた。
見ている長老達からため息が漏れる。
- 743 :アシタカの旅14 :05/01/20 19:59:23 ID:NxUYeC0I
- 慣れた摘み手なら当たり前であっても、初の摘み手が道を付ける前に花に気を遣らせるなど、前代未聞だ。
「道を付けなさい」
即座にヒイ様がアシタカに告げた。下帯を解いたアシタカは、その身を静かに沈める。
柔らかくなった狭い肉の壁を、その槍が少しづつ切り開いていく。
カヤが小さく悲鳴を上げたが、その声はすでに色を含んでいた。
カヤの内部は微細な襞がその壁を形作り、アシタカが経験した事のない痛いほどの狭さで締め付ける。
肉茎がほんの少し長さを残し、コリッとした再奥まで突き当たった。
奥に粒だったざらつきがあるのも、初めての感触だ。
ゆっくりゆっくり押し入り、またゆっくり入り口近くまで槍を戻す。
少し経って、また奥へとゆっくり進む。固い肉の凶器が、初花の奥の奥まで道を開いていく。
カヤの蜜が初めてとは思えないほど滴り、その菊門まで伝って流れ落ちる。
その肉壁が、やわやわとアシタカの槍を締め付け、信じられない事に蠢動を始めた。
今まで経験した女達とは、全く比べ物にならない。
アシタカの乗初めがカヤであったなら、もうすでに気を遣っていたであろう。
しかし、アシタカもこの一ヶ月を無為に過ごしていた訳ではなかった。
10回ほどゆっくり往復して、アシタカはようやくその身を離した。初花の儀が終わりに近付く。
「カヤや。初花が散ったその徴は不老長寿の妙薬。その証を、長老達全員に分け与えねばなりません」
ヒイ様が後ろから身体を差し入れ、その手で動かぬ様大きく足を広げる。カヤがヒュッと息を飲んだ。
最長老のジイジ様から、僅かに血の滴る蜜を舐める。
その順番は決まっており、中には秘裂の奥や菊門を嬲る様に舌を差し込む者もいた。
全員からわずかづつ刺激を受け、その度にカヤが甘い声を上げ仰け反る。
全ての長老が舐め終わった頃には、そのゆるやかな刺激にカヤもぐったりしていた。
本来であれば、摘み手の役目はここで終わる。後は婿となる者が取って代わり、花の奥に気を遣るのだ。
- 744 :アシタカの旅15 :05/01/20 20:00:26 ID:NxUYeC0I
- しかしまだ正式ではないが、カヤの婿はアシタカになる。
「さ、アシタカヒコや。カヤの奥に思う様、気を遣るがよい」
ヒイ様がアシタカに微笑んだ。
その肉体は未成熟にもかかわらず非常に魅力的であったが、アシタカにとっては実の妹を手込めにしている様な背徳感が未だ拭えない。
カヤに対して勃ち上がった事すら、己がいかに獣じみているかを強く自覚させられた。
この娘に気を遣る事で、自分が人を離れ、もののけになる気すらする。
それは未知なる領域への原始的な畏れだった。
(人もまた獣なのか…)アシタカは心の中で呟いた。
エミシの村にそれから二度目の春が訪れた。
大きな山毛欅の木陰で、睦み合っている影がある。
良く見れば、それはアシタカとカヤであった。カヤがアシタカの肉茎を口に頬張り懸命に煽っている。
「カヤ、止めなさい。そなたはこれから薬草を摘みに行くのだろう?」
「はい…。ですが兄様、カヤはもう夜まで我慢なりません。後生です。少しだけ、お情けを下さい」
潤んだ瞳で荒い吐息を吐きながら、カヤが熱心にねだる。
アシタカは心の中でため息を付き、カヤの身体を立たせた。
「では、この樹に手を付き尻を掲げよ」
その言葉に、カヤが嬉しそうに下履きをおろし、期待に満ちて樹に手を付いた。
アシタカが指を差し込むと、そこはすでにしどどに蜜で溢れている。
「ああっ!あ、あ!嬉しい…んあぁ!…」
カヤは自ら腰を振り、差し込まれた指からも大きな悦楽を得ようと貪欲に誘い求める。
アシタカはカヤを見下ろし、その陰穴に楔を打ち込んだ。
カヤの肉壁が待ちかねた様に戦慄き、すぐさまアシタカの肉茎を奥まで取り込もうと蠢く。
その妖しい蠢きは、普通の男であれば、挿れてすぐさま噴き上げてしまうだろう。
- 745 :アシタカの旅16 :05/01/20 20:01:23 ID:NxUYeC0I
- カヤはヒイ様の跡目を継ぐ。
一週間前に長老達から味を見られ、昨夜評決が下された。
アシタカによって前も後ろも慣らされたその身体は、長老達全員からの責め苦を易々と受け入れる。
それどころか、白濁に全身塗れながらも法悦の表情を浮かべ、さらに貪欲に皆を誘った。
並の男がその肉体を知れば、あっけなく魅力に捕らえられ取り込まれてしまう事だろう。
ヒイ様を超える蟲惑の肉を持つ、稀代の淫巫女の誕生であった。
初花の儀の時、アシタカはカヤを責め立てても中々気を遣らなかった。
むしろ初花であるはずのカヤの方が何度も絶頂に追いやられ、最後は気を失ったその奥にようやくアシタカが白濁を注ぎ入れた。
『カヤはあまり良くないのではないか』その様を見た長老達から疑念の声があがった。
ヒイ様がその場を取りなし、アシタカに二年の間カヤのみを抱く様にさせた。
「カヤはまだ血の道が通っておらぬゆえ、好きなだけ火処に気を吐き出すがよい」と。
さらに血の道が通ってからは菊穴のほぐし方も教え、カヤがどちらでも気を遣れる様にすべしとアシタカに命ずる。
徐々に劇的な変化が訪れた。
最近では、アシタカがなるべく交わりを避けようとしても、自ら毎夜身体を開いてその槍をねだる。
ヒイ様から一月に一度性技の薫陶を受け、いつしかアシタカ自身もその肉体に取り込まれていた。
カヤは陽の明るい内は、誰が見てもあどけない少女にしか見えない。
しかし夜は、誰よりも淫らに舞い踊る肉の踊り子であった。
だが慈しみたい守りたいとは思っても、心からアシタカが望んでいる関係ではない。
むしろ体の奥に風穴が開いた様な、どこか空しい心持ちがいつもどこかにあった。
しかし義兄としていつまでもカヤを守りたい心に変わりは無い。それは嘘偽りのないアシタカの想いである。
ーーーせめてカヤが幸せになるよう努めよう。
この娘と共に生き、いつかはこの土に還る。それで良いではないか。
カヤが早めに絶頂を迎える様に、アシタカは陰核を弄りながら激しく突き上げた。
いつもであれば、日中カヤがねだる事は全くと言って良いほどない。
だが一週間前の儀での長老達からの輪姦が、カヤの快楽に対する箍を外している。
「んあぁぁっ!もう、もうっ!あ、あ、はぁぁぁん!」
- 746 :アシタカの旅17 :05/01/20 20:03:24 ID:NxUYeC0I
- カヤの絶頂による壮絶な締め付けと蠢きに、アシタカは歯を食いしばって必死に耐えた。
今から気を遣っていたら、これから仕事が勤まらぬ。
「大丈夫か?」
「は…はい…。兄様は、満足なさらなかったのですか?」
息も絶え絶えに樹の根元に崩れながら、カヤが心配そうに尋ねた。
「私は良い。今宵ゆっくり可愛がらせておくれ。さ、他の者が待っている。早く支度を」
「ごめんなさい、私が我が儘を言ったばかりに…」
カヤが慌てて身だしなみを調え、アシタカに淡く唇を落した。アシタカも下履きを直す。
「兄様…行ってまいります」
「気を付けるのだよ」
アシタカの言葉に、山笠に手を当て振り返ったカヤが嬉しそうに笑った。
ーーーその一刻後に起こる惨事の予兆に、幸せに満ちた娘は気付かないでしまった。
- 747 :アシタカの旅18 :05/01/20 20:04:08 ID:NxUYeC0I
- 「兄様」
息せき切ってカヤが闇の中から現れた。アシタカが目を見張る。
その震える手に、黒曜石の小刀がきらめいた。
玉の小刀。婚儀の際乙女から渡される、変わらぬ想いの証である。
アシタカの住う地方で、黒曜石は採掘されない。
その石はもっと遥か北の果てから、この地方にもたらされる宝であった。
その価値は、今の翡翠や金にも劣らない。
カヤの万感の想いが込められているその小刀を、アシタカはそっと受け取った。
朝には土塊になるまで添い遂げようと想い合った二人が、夜には二度と逢えぬ今生の別れを告げる。
この村を出た者は、二度とこの村に帰れぬ。
それはヤマトに寝返った元村民の間者から、何度か村が壊滅の憂き目に遭った経験がもたらす、ここの不文律の掟であった。
もしも万が一この村に帰って来ても…やはりその者は日の目を拝めない。
カヤの瞳は受け取った小刀と同じ様に、黒く光って濡れていた。
しかしアシタカの胸の内は複雑だった。
カヤの告げた『お仕置き』とは、一週間から一ヶ月の間、長老達から好きに嬲られる事を意味する。
どうしても最後に自分に逢いたかったのだろうが、その代償はあまりにも大きい。
しかし、放たれた矢は元には戻らず、覆れた水は盆に返らない。
もう二度と逢えない義妹でもある婚約者に、今ここで自分の心を残して何になろう。
アシタカは後ろ髪を引かれる思いを断ち切り、ヤックルに飛び乗った。
(つづく)
- 748 :名無しさん@ピンキー :05/01/20 21:21:49 ID:0y3PASbV
- >>736
待ってました!!
遂にカヤのお初ですね。
相変わらずの素晴らしい表現力に、早くも続きが気になります。
月1の楽しみ・・・まるで月刊誌の連載漫画を読んでいるような感じですね。
こんな高揚感は久しぶりです。これからも続き楽しみにしています。
頑張ってください!
あと、736さんも私もここの皆さんもお互い気をつけていけば、
ここもよりよい環境になるんではないかな。
- 749 :名無しさん@ピンキー :05/01/21 01:04:28 ID:a2mPDErQ
- GJ!
続き楽しみにしてます。
- 750 :名無しさん@ピンキー :05/01/21 01:25:20 ID:3Cg1VAac
- GJ!
映画はあんなに真面目な話なのになぜこんなにしっくりくるんだろう
カヤもアシタカもイメージどおりで本当にイイ!
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