【新連載】ジャンプ総合エロパロスレ【過去の名作】
- 1 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 02:42 ID:5irz7Ff9
- 週刊少年ジャンプに過去現在問わず掲載された
作品のエロパロを書いたり、語ったりするスレです。
作品、作家、キャラに、個別にスレがある場合は
そちらでお願いします。
- 2 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 03:10 ID:wsEkjsFf
- やっぱ、ぬ〜べ〜の細川美樹だろう
- 3 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 08:22 ID:g1G4nFkk
- スラダン…(ボソッ
- 4 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 18:16 ID:1zmkp7Sm
- いじがわるい
- 5 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 19:49 ID:zS27aDkL
- るろ剣…
- 6 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 22:15 ID:ce+FnkEV
- スレがない作品のSSスレの前スレに、マキバオーを書いてた香具師がいたなあ・・・w
- 7 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 22:18 ID:MBKQV/lV
- とりあえず即死回避に
ついでにとんちんかん
北斗の拳
魁!男塾
このあたりがスレがない作品かなあ・・・
- 8 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 22:21 ID:MBKQV/lV
- キャプテン翼もあったな。
- 9 :名無しさん@ピンキー :04/06/16 23:36 ID:3AxtBdQA
- ラッキーマンも欲しいぞ
- 10 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 00:49 ID:/kBqnuOV
- とりあえず現在専用スレのあるジャンプ作品をあげてみれ。
話はそれからだ。
- 11 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 02:20 ID:deTFWTUK
- スレがある作家
冨樫義博
黒岩よしひろ
空知英秋
スレがある作品(連載中)
ワンピース ナルト ブリーチ デスノート ミスフル
テニプリ アイシル マンキン 武装錬金 いちご こち亀
- 12 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 02:49 ID:deTFWTUK
- スレのある作品(終了)
黒猫 ジョジョ 封神演義 遊戯王 キン肉マン 聖闘士星矢
奇面組 ホイッスル バスタード ダイの大冒険 プリフェ 流浪人剣心
スレがあるキャラ
ブルマ チチ 18号(DB)
ルキア(ブリーチ)
アンナ(マンキン)
これ位かな?
- 13 :専用スレがある作品一覧 :04/06/17 05:18 ID:rLDP5hRi
- シャーマンキング
バスタード
奇面組
きまぐれオレンジ・ロード
プリティフェイス
Mr.FULLSWING
テニスの王子様
聖闘士星矢
ダイの大冒険
封神演義
こちら葛飾区亀有公園前派出所
ドラゴンボール
富樫義博総合(幽々白書、HUNTER×HUNTERなど)
ヒカルの碁
ワンピース
いちご100%
NARUTO
BLACKCAT
黒岩よしひろ総合
るろうに剣心
アウターゾーン
ジョジョの奇妙な冒険
キン肉マン
これは違うよ、もしくはこれが抜けてるよというのがあったら、どなたかよろ(w
- 14 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 05:40 ID:LvL4JM1K
- うわ、かぶってた・・・
しかも、抜けてるものばっかり・・・OTL
でも、即死回避にはちょうどいいか(w
- 15 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 09:32 ID:VtxHMS0z
- スラダンが何気読んでみたい気がする。
リョータ綾子とか花道晴子とか。
8、9巻のパラレルで、不良達に犯される綾たんとかもいいかもしれん。
保守age
- 16 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 09:49 ID:HElAcaZK
- 俺とんちんかん読みたいな。密かに甘子に萌えてたんだ。
- 17 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 10:28 ID:XEPvwJmN
- おいおい、
ジャガーさんがないじゃないか
「ピューっと吹くジャガー」
「武士沢レシーブ」
「すごいよマサルさん」
忘れないでくれ
それから「王様はロバ」も……
めそに陵辱されるモエモエのSSキボン
- 18 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 12:16 ID:LTaevrYT
- ヒカ碁は今は女体化のみですね。
- 19 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 12:25 ID:KbOQsads
- おおーこういう多目的スレは便利だな
今度ぬーべー落としていいかしら
- 20 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 13:57 ID:OpoEFbLX
- 密リターンズとかみてみたい希ガス。
- 21 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 14:29 ID:G+IPdZWS
- 変態仮面とかやってくれ。
- 22 :名無しさん@ピンキー :04/06/17 22:31 ID:mp8YNkTs
- ところで、ジャンプ総合ってことは、月刊やYJ,BJなんかも入るの?
- 23 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 01:38 ID:5a/L0Dsg
- >>17
王ロバのなにをネタにエロを書けというんだね、君は。
それだったらまだ純情パインの方が難易度が低いさ。
- 24 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 02:03 ID:BMPxSbrC
- >>22
全部ひっくるめてでOKじゃない?
作品によっては雑誌を行き来するモノも多いし。
- 25 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 02:25 ID:klrHKpBY
- 一応>>1には週刊少年ジャンプと書いてあるが
- 26 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 04:35 ID:HWKDowgA
- >>1よ、その辺はどうなのだ?
- 27 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 04:49 ID:LFXIk1mG
- 抜作先生のチンポは取り外し可能。
はずしたチンポは吉沢先生が厳重に保管。
そして夜な夜なそのチンポをフェラする吉沢先生・・・
こんなネタを考えた俺は逝ってよしでつか?
- 28 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 06:39 ID:3E++keOs
- >>27
ふむ興味深い立案だ。
続きを希望する。
- 29 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 07:46 ID:qf9U6fG6
- >23
いくらでもあるだろう。
人類初めてのキス、悦楽の館、エロエロドーム、
おしっこをする土器発見、風と真里子の物語etc...
- 30 :名無しさん@ピンキー :04/06/18 12:45 ID:YdkeNS1m
- キャプテン翼の中学生大会準決勝でふらのが南葛に破れて、松山が空港で美子と抱きあうシーンが
あったけど、あのシーン、どうしても美子が松山にフェラしているように見える・・・OTL
- 31 :名無しさん@ピンキー :04/06/19 09:42 ID:5e5LZkS/
- 誰も書きそうにないもの
徳弘正也の作品
- 32 :名無しさん@ピンキー :04/06/19 19:27 ID:VfMQTeKx
- >>1 乙!
>>31
エロエロなのに何でだろうね?
まぁ 元がエロいと、あまり妄想を掻き立てられない?
というのも、あるのかもしれないけど。
そういう訳で、読みきりとかも可なら 雨女、晴れ男 の
雨宮さんモノ きぼんぬ
- 33 :名無しさん@ピンキー :04/06/20 09:42 ID:Xnwg26rz
- ど根性ガエルもジャンプだよなあ・・・
- 34 :名無しさん@ピンキー :04/06/20 22:19 ID:zn4+4860
- >>32
単に絵がキショイからだろ。>>31
- 35 :名無しさん@ピンキー :04/06/20 23:30 ID:TFlZHDMH
- 需要はありそうなんだけどね。
ジャンプ総合ならそれこそ凄い数があるわけだし。
とりあえず ゾンビパウダーとか、サイコプラスきぼんぬ
- 36 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/06/21 00:46 ID:lSZVZhqB
- サイプラ……緑丸と水乃森ちゃんでなら受けます。
- 37 :名無しさん@ピンキー :04/06/21 09:34 ID:tIUWEsCs
- >>36
どんなマンガか思い出せないw
- 38 :名無しさん@ピンキー :04/06/21 23:51 ID:6y6//7FZ
- >>36
頼んます。(;´Д`)ハァハァ
あと ウィッチクレイズのSSとかも読みたい。
- 39 :名無しさん@ピンキー :04/06/22 23:10 ID:sZaNgXv6
- age
- 40 :名無しさん@ピンキー :04/06/23 01:05 ID:vUZ6tQpv
- 雨女のSS読みたい
- 41 :名無しさん@ピンキー :04/06/23 19:53 ID:0VPKHcgp
- >>40
はげ
- 42 :名無しさん@ピンキー :04/06/23 21:10 ID:ziWuXCuC
- かずはじめの学園モノのタイトルが思い出せない…
- 43 :名無しさん@ピンキー :04/06/23 21:13 ID:WfiDbk8u
- 神奈川磯南風天組
- 44 :名無しさん@ピンキー :04/06/23 21:45 ID:9da1BlM/
- スピンちゃんで
お兄ちゃんだだめ!こわれちゃう
- 45 :名無しさん@ピンキー :04/06/23 22:36 ID:8LHTL1HC
- ボンボン坂でどなたかお願いします。正太郎受けで。
- 46 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 10:20 ID:6ybngEHM
- 「萌える!お兄さん」なんてどうよ?
- 47 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 23:31 ID:szoz4uja
- >>42
明稜帝 梧桐勢十郎かな?
俺はMIND ASSASSINのが好きだったけど、
こっちは依頼人ぐらいしか女キャラ出ないからなぁ。。
>>33
ソルマックのCMみて、成長した京子に萌えた…
だが、ガキの時からウメ×よし子先生だけは譲れない。
- 48 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 23:53 ID:QnJXdgeJ
- >>47
ああ!後藤と伊織タンいいかもしれん(;´Д`)ハァハァ
- 49 :名無しさん@ピンキー :04/06/26 23:57 ID:or+y3NcX
- 明稜帝……
ミユキを女化していいならミユキ×ハンヤやるが
- 50 :名無しさん@ピンキー :04/06/27 15:23 ID:ORP3+Mhq
- やっちまえ〜
- 51 :名無しさん@ピンキー :04/06/30 00:13 ID:wARGNGpC
- ほ、本当にいいのか!?
女体化とかじゃなくて、もともと女って事にしてしまうが……
伊織悟藤は面白そうだが書けそうにないw
- 52 :名無しさん@ピンキー :04/07/01 00:19 ID:ivRgn5YP
- やれやっちまえ
そしていつのひか伊織梧桐を
- 53 :名無しさん@ピンキー :04/07/04 02:06 ID:T6CP/9py
- 梧桐伊織キヴォ-ヌ
伊織タンって微妙にキャラが薄かったけど自分は好きだったよ。
関係ないけど、かずはじめの描く女キャラって、みんな色気ないね。
- 54 :名無しさん@ピンキー :04/07/09 18:57 ID:U6SXeF3J
- age
- 55 :名無しさん@ピンキー :04/07/09 19:33 ID:axi8VtmQ
- >>51
俺的には、女体化ってのより、最初から女という設定だったら、の方が抵抗感無いな。
- 56 :名無しさん@ピンキー :04/07/09 22:14 ID:CTW8Zw9M
- ビータクト〜野蛮なれ〜
の先生とタクトキボンユ。
- 57 :名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 19:55 ID:x21FUnHI
- 男塾も確かジャンプだったよね?
読んでみたいが女キャラがいないな。男は濃いのばっかなんだが。
- 58 :名無しさん@ピンキー :04/07/12 00:37 ID:NpWBKJZh
- >>57
女ならいたじゃーん。
ゴーゴークラブ(これはデビルマンか)にいたじゃん。
あれが男だったらもう何も信じられないが。
- 59 :名無しさん@ピンキー :04/07/12 00:38 ID:NpWBKJZh
- ↑ゴーゴークラブじゃなくてダィスコでした。ダィスコ。
- 60 :名無しさん@ピンキー :04/07/14 19:38 ID:IvuugANu
- 需要はありそうなのに何で職人さんが来ないんだー
- 61 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 20:08 ID:whLagvdA
- ぬーべーでキボン
こっくりさんで呼び出してしまった淫魔に憑かれた広が郷子を犯すのとか。
逆に色魔に憑かれた郷子が広を誘惑するとか。
小学生同士のHキボン
- 62 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 21:07 ID:ac4+qmG/
- ぬーべーは「スレが無い作品のエロSSを書くスレ2」に一個落とした。
もう一回書こうかと思うので気が向いたらシチュエーション希望。
- 63 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 21:15 ID:eYUp8U3S
- 明稜帝 梧桐勢十郎が読みたい。
後藤伊織とか。
↑ って人の名前みたいだな。
- 64 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 23:09 ID:whLagvdA
- >>62
おお、あの書き手さんにもう一度会えるとは!
>>61みたいなのでお願いします。
低学年の子達がふざけ半分でやってるのを見掛け、注意して止めさせようとしたが手遅れで巻き込まれるみたいな感じで。
- 65 :名無しさん@ピンキー :04/07/22 23:31 ID:whLagvdA
- >>62
あと、コミックが手元に無いので名前を確認できないのだが、
コンピュータ上の仮想人格が自我を持ったエピソード。
実体化能力も身に付けた彼女が引き起こすドタバタラブコメみたいなのとか。
克也が育成ゲームで妹にHな悪戯をしちゃう話とか。
- 66 :ダミアン ◆.lt5gYzbQ. :04/07/27 21:06 ID:TN+JJK9r
- (この物語はフィクションです。実在の人物・団体及び事件とは何の関係もありません)
事務所の机の冷たい感触・・・
今、その若い女性は、お尻のほっぺで、その感触を味わっていた。
「うう〜・・・」
スカートとパンツをずり下ろされて、剥き出しになったお尻は、机の冷たさとは対象的に
溶けだしそうなほどに熱くなっていた。
「よく見えないな・・・もっと広げてみせてくれよ・・・」
「くっ・・・」
眼鏡の奥に光るその女の瞳が、ぽとりと滴をこぼす。やがて、女の股間が大きく広げられると、
妖しく濡れる赤みがかった女性器が姿を現した・・・。
「おおっ!・・・こ、これが・・・ちさタローの・・・おま○こなのねん」
女の股間を覗きこむ三人の中年男性・・・そのうちの頭の大きな男がつぶやくと、女ははにかむように
瞳を閉じた・・・
「は・・・恥ずかしいチチ〜・・・・・・」
机の上に大量のハガキが無造作に置かれているこの編集室で、今日もこの4人の一日が始まる・・・。
おしまい
- 67 :名無しさん@ピンキー :04/07/28 12:07 ID:P7edSl/s
- hoshu
- 68 :名無しさん@ピンキー :04/07/28 19:11 ID:sMASmx1T
- ホッシュ
- 69 :名無しさん@ピンキー :04/07/28 22:49 ID:rxWkbcd5
- >>66
まさかそれでエロをやるとは…。グレイト、とだけ言っておこう。
- 70 :名無しさん@ピンキー :04/07/31 01:39 ID:lDNYSdBK
- ダミアン氏の手がこんなとこにまで・・・・・・
支援
- 71 :名無しさん@ピンキー :04/08/02 16:50 ID:B3PhF/1C
- 誰もいない・・・
- 72 :名無しさん@ピンキー :04/08/03 02:20 ID:xNCeuLPu
- ROMってはいるんだけどねー。
- 73 :62 :04/08/03 08:16 ID:JXfnXoWV
- うかうかしてる間にぬーベースレが立っちまった。
ここに落とすと板的にスレ違いになりはしないかな?
- 74 :名無しさん@ピンキー :04/08/03 21:59 ID:M5PAE9Mb
- >>73
ここでお願いしたいな。
向こうはまだ即死するかもしれないしな。
スレを立てた奴がもう少しやる気見せてるスレなら支援し甲斐もあるだろうけど…
- 75 :62 :04/08/03 23:04 ID:jy8O/SWl
- 了解した。しばらく様子を見ることにする。
とか言ったってまだ全然進んでねーから落としようもないわけだが。……すいません。
- 76 :名無しさん@ピンキー :04/08/04 02:54 ID:LrAPOkAo
- 活気付いてきてたりするのか?
- 77 :名無しさん@ピンキー :04/08/04 04:43 ID:pF/sntjE
- ぷーやんキボン
- 78 :名無しさん@ピンキー :04/08/04 14:36 ID:1SUjkM6l
- >>77
河童×凡ケンで良いんだな?
- 79 :名無しさん@ピンキー :04/08/11 19:47 ID:74GvA2Yj
- >>63
伊織って実は姓で名前はカスミ(違うかも)だったんだよね。
クリフォードが名前で呼ぶまで気づかなかった記憶がある。
- 80 :名無しさん@ピンキー :04/08/12 02:05 ID:bgeriFLm
- あげ
- 81 :名無しさん@ピンキー :04/08/12 09:05 ID:6+H3wOIo
- THE EDGEでよろしくおながいします
- 82 :名無しさん@ピンキー :04/08/12 12:57 ID:tuiG3wYc
- ぬ〜べ〜ののろちゃん(中島法子だっけ)きぼん
- 83 :名無しさん@ピンキー :04/08/13 17:28 ID:5UkqRoqx
- リボーンで単体スレ立てたいんだけど、
立ててイイ?
- 84 :名無しさん@ピンキー :04/08/13 23:51 ID:EZ0Z71mB
- >>リボーン
立てる前にここで希望をだして暫く待ってみては。
…獄はなでよければ投下するがw
- 85 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 00:32 ID:LW+n546i
- >>獄ハナ
禿しくキボン!!期待age
他に前に話題になってる明瞭帝や、ライジングインパクト、三獣士キボン。
- 86 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 02:14 ID:rXc9cWc1
- ハルじゃなかったっけ
- 87 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 04:48 ID:Hw3O7GOU
- >>83
賛成!
楽しみage
- 88 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 14:18 ID:F+IfV065
- suuzanantonko(あまりに凄い当て字思い出せない)
お願いします。
一応女だよ。純愛だよ。けなげだよ。
- 89 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 14:34 ID:aIA+/rly
- 枢斬暗屯子ってことは、相手は学帽の政か?
- 90 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 15:31 ID:R2wh9wAD
- とんちんかん?
- 91 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 23:04 ID:DiHdf+50
- リンかけの剣崎と菊のエロ読みたい
- 92 :名無しさん@ピンキー :04/08/14 23:37 ID:CaZNf8Rx
- >85
>他に前に話題になってる明瞭帝や、ライジングインパクト、三獣士キボン。
はげはげはげどう。
人はぽつぽつ居るのに何でSSが投下されないんだろう('A`;)
- 93 :名無しさん@ピンキー :04/08/15 06:18 ID:tWVN3HzO
- >>92
まず第一に範囲が広いからどれから手をつけていいか
迷うんだと思うよ。
あと、古いのだとコミック未所持だったりとか。
自分の場合、明瞭帝は手元にコミックスがなくて書くの断念しました…。
ライパクも書きたいんだけどコミック持ってないよー。
一人書けば集まってくれるかと思うんで
ヘタレですがリボーンの獄ハル投下しようと思ってます。
…だから個別スレ化は待ってー
- 94 :名無しさん@ピンキー :04/08/16 05:53 ID:uMhTbmbf
- こまめにageればきっと来る。
ageage
>>獄ハル
なぜその組み合わせになるかわからんがage
- 95 :名無しさん@ピンキー :04/08/17 05:26 ID:3Tl1h9pZ
- ライパクはかなーりみたい
黒峰がすきだった。
職人光臨期待age
- 96 :名無しさん@ピンキー :04/08/18 23:54 ID:eQoHq6W+
- age
- 97 :名無しさん@ピンキー :04/08/21 15:45 ID:0KNNQk07
- 人居ないのか……??
- 98 :名無しさん@ピンキー :04/08/21 16:26 ID:x8KAkXza
- ノ
ライパクといえば、ばっちょがUJでハジけたらしいですね。スレ違いごめん。
自分はサソリのなずなモノが読みたい。
- 99 :名無しさん@ピンキー :04/08/21 18:41 ID:A8TTtikp
- スレタイにはジャンプ総合とあるからUJやYJもOKじゃね?
・・・と思ったら1に週刊少年ジャンプって明言されてるな
- 100 :名無しさん@ピンキー :04/08/21 19:08 ID:hdKKTWYN
- 100
- 101 :名無しさん@ピンキー :04/08/21 20:09 ID:bC3YQS4R
- >>99
皆の疑問に対し1は何も答えてないからええのでは?
- 102 :名無しさん@ピンキー :04/08/21 22:50 ID:ubgdyzGC
- そうだな
- 103 :名無しさん@ピンキー :04/08/21 22:57 ID:NkVNXlQU
- 意思を表明しない>1の意思なんか気にしなくていいんじゃね?
そもそも、100を越えてもSSの一本も投下されないスレで選り好みをしてる余裕が?
- 104 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 00:35 ID:oyPv3KAU
- まあ、UJやYJに目を向ける前にWJに最も近い月ジャンの事を思い出してほしいのだが…
ビィトや黒姫やクレイモアあたりはどうだ?
- 105 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 01:08 ID:1FLsuzr8
- 壊れ丸が見たいと思う今日この頃
- 106 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 06:51 ID:SiEZx+t7
- キメラのタキリンキボンヌ
- 107 :名無しさん@ピンキー :04/08/22 21:26 ID:nWPlygb9
- キャプテン翼で書こうと思い立ったけど、頭の中に思い浮かんでくるのは日向×若島津
とか、ホモばっかり・・・・・・OTL
ちなみに、おいらは男でつ。
- 108 :名無しさん@ピンキー :04/08/23 03:33 ID:87IOxUwr
- 死刑囚042で誰かキボン
- 109 :名無しさん@ピンキー :04/08/24 01:04 ID:+aEJDX54
- ゲドー君でさららか眼鏡の子が陵辱される話がいいです。
- 110 :ライパク@東堂院*黒峰 :04/08/24 01:19 ID:I9LtzGpy
- 窓から差し込む月明かりに、目の前の女の肌が仄見える。
元々危うげなのに、満月でもない月の光は実にか弱く頼りない。
だがそれでも、燭台が一つとしてついていないこの部屋では、なければ女の肌を見失ってしまうだろう。
「本当に、黒しか着ねえなてめえは」
「……女は、自分が似合うものしか着ないものよ?」
軽いからかいに薄く笑う口元が返す。
その唇は、年に似合わない毒々しさを感じさせる濃い紫だ。
昼の陽光の下では生白く見える肌は、この暗闇に輪郭を伴わず写り込み、その「らしさ」に俺は聞こえないよう溜め息を吐くのだった。
「それとも、似合わないものをわざわざ着て欲しいの?」
「…いや、てめえは黒以外身につけんじゃねぇ。脱がす楽しみが、無くなるからな」
「ふふ…、そうよね」
頷くと同時に、額に生暖かい感触が触れる。
それは鼻筋を辿り唇へと降りてくる。
衣擦れに似た音をたてる長い髪が、俺の顔を覆ったとき、俺は黒峰との位置を素早く入れ替えた。
「は、っ…ん…」
首筋に軽く触れて舌で舐める。
耳元で喘ぐ声は、何度聞いても慣れることがねぇ。
「は、ぁ、あん…あぁ……っ!」
下着を脱がし、肌を吸う。その瞬間。
仰け反る喉とか力の籠もる爪先もたまんねえが、行為そのものが良い。
黒しか纏わない黒の似合う女。
ソイツから、俺だけが黒を奪い赤い色を付けているという、単なる事実に酷く興奮する。…欲情する。
そしてそれは、半ば永遠に続くのだろう。
ベッドの軋む音に紛れて、適当な言葉をかけると、女の頬に朱がさした。
「馬鹿…」
要は俺がコイツに惚れているかぎりは。
- 111 :名無しさん@ピンキー :04/08/24 01:24 ID:I9LtzGpy
- スレ汚しにかならないかもですが、ライパク@投下させていただきました。
何しろ原作にハマっていたのが三四年前ですから、キャラの口調とかうろ覚えですスミマセン。
どうかこのスレが活性化しますように……
失礼致しました。
- 112 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 14:15 ID:0KMTieTl
- Dグレの主人公*神田たんキボンヌ
神田たんの性別が定まる前に誰かオナガイ。
……書こうとしたけどエロにならんかったよ(´・ω・`)
- 113 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 14:46 ID:ZL+96nxq
- >>110
乙!大人っぽくて、すてきです。
>>112
ちょっと待て、神田たんはオトコノコじゃないの?え?え?
女性っていう意見もあるんですか?
- 114 :112 :04/08/25 16:18 ID:0KMTieTl
- 神田たんスレでは日夜性別論争が行われている。
漏れは男派だったが今週読んで女の方が面白そうだ、と思うようになった
- 115 :名無しさん@ピンキー :04/08/25 19:24 ID:Dlq+S0jk
- 作中で「彼」ってあったけど・・・
- 116 :名無しさん@ピンキー :04/08/26 14:45 ID:iTXBtYrW
- >>115
そんなの知ったことか
……本当に?
- 117 :115 :04/08/26 15:59 ID:YCYcqo9v
- >116
すまん、今読み返したら俺の勘違いだったっぽい
でもコムイには神田くんって呼ばれてるな
- 118 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 00:27 ID:6B5OS6ii
- >117
でもおっさんって女でも「○○君、コピーお願い」とか言うじゃん。
もうめんどいから神田は乳ありのふたなりでいいよ。
- 119 :名無しさん@ピンキー :04/08/27 00:52 ID:zFwg2OIO
- つーか、仮に原作で神田が「俺は男だ!!」
と叫んだとしてもパロだから。
注:神田女設定
みたいにつければいんでねーの??
だったら書きやすいんだが(´-`)。о(神田受けで甘い奴あげてみたい)
- 120 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 11:48 ID:rCvfixPs
- いやむしろリナリーきぼん
- 121 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 20:22 ID:h4kwNuv6
- アレン*神田(女)キボンヌ
- 122 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 21:02 ID:wrwiPS2C
- たるるーとくんはどうよ?
- 123 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/08/30 22:41 ID:/IFELvP9
- ワークワークのとーちゃんx先生に不覚にも萌えました
勢いで書いてます。上がったら持ってきます
- 124 :名無しさん@ピンキー :04/08/30 23:57 ID:Tj7iPKVG
- ちょっと待て、先生の性別は…?
- 125 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/08/30 23:57 ID:/IFELvP9
- 先生、あれ女だろ?
- 126 :名無しさん@ピンキー :04/08/31 01:34 ID:uNuGQ2aU
- アレン神田たん(女)激しくキボン
- 127 :名無しさん@ピンキー :04/08/31 21:27 ID:X1ey9bjl
- 同じく神田受け激しくキボン
神田が受けならアクマ攻めもオケ
- 128 :名無しさん@ピンキー :04/09/01 22:36 ID:83bKzVpp
- >123
ヤター 楽しみにしてるよ!
ところで、>36で言ってたサイコプラスのSSを
二ヶ月以上待ってるのだが…
そっちの方も描いてくれたら嬉しい。
- 129 :名無しさん@ピンキー :04/09/02 03:13 ID:9X8qGshF
- 神田たんが受けなら、
任務のミスでコムイにおしおきとか
ヘブラスカによる身体検査とかでも;´Д`)ハァハァ
- 130 :名無しさん@ピンキー :04/09/02 15:16 ID:JtUTEiZM
- 待ってるよ
- 131 :名無しさん@ピンキー :04/09/02 17:28 ID:+YAv/dNL
- >>129
ヘブラスカによる身体検査
ソレダ(・∀・)!!
- 132 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:48 ID:PgJvcyFZ
- waqwaqアルヨキ(とーちゃんx先生)行きます
NGワードKINO
ダメな方はスルーで(*゚▽゚)ノ
- 133 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:49 ID:PgJvcyFZ
- ◆エレベーター◆
「先生、いるかぁ?」
アイゴーグルをたくし上げて、笑うのは一人の男。
この世界を守る七人の防人の一人、アル。
短く切られた黒髪と、少しだけ日に焼けた肌。
笑う声はどこかまだ子供の様でもある。
「久しぶりだな、アル。この村に来るなんて珍しい」
「呼ばれたからなっ」
少しだけ伸びた黒髪を、指に絡めてアルは笑った。
「こら、放せ」
「うははははは」
機械から人間を守ることが出来る唯一の者、それが『防人』で。
アルはこの世界のあちらこちらを飛んでは機械と対峙してきた。
人間は機械に迫害されながらも地下都市で生活をし、時折地表に出る。
この世界は、どこか歪んでそれなりに美しかった。
「痛ェ、もうちょっと優しくしてくれ。先生」
血が滲み、黒くなった包帯を換える指の白さ。
- 134 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:49 ID:PgJvcyFZ
- 「防人が情けないことを言うな、アル」
「先生も医者ならもっと患者をいたわってくれぇ」
自分たちを守るために、防人はその身体で機械に立ち向かう。
そして待つのは残酷な最後なのだ。
包帯の端を結んでヨキはため息をついた。
どれだけつらいことがあっても、この男はいつも笑ってるのだ。
「先生、今日は多分あと機械は出ないよ。外に行こう」
「アル!」
ヨキの手を引いて、指を絡めてアルは外へと連れ出してしまう。
乾いた砂はさららと足に纏わりついて。
少しだけ赤い月に照らされて伸びた影。
「先生、ほら。星が綺麗だ」
「……………………」
地下で暮らす日々は、星も月も見上げることが少なく季節というものを忘れさせる。
四番目の防人は、星を見て綺麗だと言うのだ。
「先生、俺……子供を持つことにした」
「!?」
「次の防人になるのは、俺の血を引く子供だと思う」
突然切り出された言葉に、返すことも出来ずに。
手を繋いだまま、砂の上に座ってただ月を見上げた。
「先生、俺、先生のこと好きだよ」
指先から伝わる暖かさ。この広い世界に二人ぼっち。
ふわり、と護神像は影を作って二人のとなりに。
「……何故、それを私に……」
「いつ死ぬかわからないからさぁ、先生」
互いの気持ちは何処かでわかっていた。
それでも言い出せなかったこの気持ちを、先に言われてしまうことの苦しさ。
「だから、先生に……俺の子供産んでくれなんて言えない」
身篭っても、次の日には男はもう居ないかもしれない。
- 135 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:50 ID:PgJvcyFZ
- 「アールマティー。ちょっとだけあっち行っててくれぇ」
きらきら。月明かりは見せたくない涙まで見せてしまう。
砂の世界は、悲しいほどに綺麗だから。
「へへへ」
「何を……にやけている」
「先生が、綺麗だから。俺、生まれてきてよかったなぁって」
砂の上を滑るように駆け下りて、見つけたのは不安定な箱。
「何だこれ?」
「機械の一種だな。たしか、エレベーターとか」
「えれべぇたぁ?」
無機質な箱にもたれてどこまでも続く砂の海を二人で見つめる。
「上から下に。またのその逆にも動くらしい」
「俺も、先生を地下(した)から地上(うえ)に連れ出したいよ」
赤い血の神様は、与えるだけではなく奪うことをも人に植え付けた。
そして、呪われた黒い血は太陽を求める。
その日の光のように、赤く染まりたくて。
「目、瞑ってくれや。先生」
「何を」
「キスしたいから。ヨキ」
傷だらけでかさついたてが頬に触れる。
それでも、嫌な気はしなかった。
この手は、この世界を、自分を、何度なくすくってくれた手なのだ。
だからこそ―――――自分だけのものになど、出来ない。
- 136 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:50 ID:PgJvcyFZ
- 「………………」
少し乾いた唇は、不思議な感触だった。
他人の体温を部分的に受けて、目を閉じる。
「……もう一回、いいか?」
「聞くな」
今度はさっきよりも少しだけ深く。
入り込んでくる舌を受けながら、同じように絡める。
細い背中を抱いてくる腕。
うっとりと目を閉じて何度も何度も繰り返した。
「……っは……ぁ……」
「先生とこういうことすんのも、久しぶりだ」
指はそのまま上着の紐を外して、肌を外気に晒していく。
人間が地上に出るなどまず無いこの世界。
「待て!!こんな場所でなんかっ!!」
言葉を無視して、アルはヨキの上に覆いかぶさってくる。
抵抗しても無駄ならば、いっそ流されてしまえば良い。
「!!」
首筋に触れる唇。ちゅ…と吸い上げてゆっくりと下がっていく。
ぷるん、と揺れる張りのある乳房。
「あ……ッ!!」
両手で円を描くよう揉みながら、その先端を舐めあげる。
押し上げるように、柔らかく揉み抱いて左右を交互に吸い上げて。
手の中でやんわりと形を変える女の身体の一部が、酷く愛しい。
「…あ…ん!……」
舐め上げられた部分は、光を浴びて濡れた色合となって男を誘う。
触りたいなら、ここまでおいでと。
- 137 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:51 ID:PgJvcyFZ
- 「……ヨキ、目……開けててくれや……」
額に、鼻先に、唇に。降りしきる優しいキス。
指先がわき腹をすり抜けて、その下の入り口へと触れる。
やんわしと濡れ始めたそこに、ぐぐ…と入り込む指先。
「……アル……指…ッ……」
「……あ……?」
くちゅくちゅと音を上げるそこに、咥えさせた二本の指。
空いた手を取って、ヨキはそれに接吻した。
「……傷が……んぅ!」
押し上げるように指を折る。
「あぁ…っ!!…ア……ル…!」
動かすたびにびくびくと揺れる細い肩。
ずる…と指が引き抜かれる感触にさえ身体が震えてしまう。
「!!!」
親指が赤く熟れた突起を擦り上げる。
ぬるぬると光る体液を絡めて、追い込むように焦らすように。
きゅん、と摘み上げるたびに上がるのは甘えるような嬌声。
「……センセ、可愛いなぁ……最初にこうしたときのこと、思い出しちゃうな」
膝に手を掛けて、そのまま開かせる。
とろとろとこぼれる体液を、じゅる…と唇を使って零さぬように吸い上げて。
舌先を上下させて、なぞるように動かす。
「……ふ…ぁ!!ああんッ!!…!」
唇を拭って、濡れた唇に重ねた。
傷だらけでかさつく手が、愛しくて何度も何度もキスを繰り返した。
- 138 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:52 ID:PgJvcyFZ
- 「!」
ちゅ…と先端が触れる感触に目を閉じる。
ず、と入りこんでくるそれの熱さと質量に息が上がった。
「あぁ……!!あッ!!」
最奥まで埋め込まれて、ぐ…と腰を抱かれる。
「ふ…ぁ!!…アル…っ!!」
「動かしても……オケイ?」
悪戯気に片目を閉じて、真似るのは彼女の口癖。
「……バカ……あんッ!!」
細い腰を抱き寄せて、絡めるようにして腰を進めて行く。
ぬめりながら絞めつけてくる肉壁の熱さと柔らかさにアルは眉を寄せた。
(……ヨキの中って……気持ち良いな……)
顎先から落ちる汗にさえも、敏感に反応して身体は「もっと」と求めてしまう。
手を伸ばして男の背を抱いて、そのまま細い爪を走らせた。
「あ……ぅ…!……ッ…」
「……ヨキん中……凄ぇ気持ちいい……」
答える代わりに噛み付くようなキスをして、その舌を吸った。
「んんっ!!アル…!!ふ…ぁあ!…」
柔らかい乳房と胸板がぴったりと重なるくらいに、きつく抱きしめあう。
突き上げてくる腰の動きが次第に早くなり、応える様に女の締め付けもきつくなっていく。
「あ!!!ああ…っ!!アル……ッ!!!!」
「――――っ!!ヨキ……!」
きりり、と走った爪の感触。
抱きしめあって砂の香りを確かめ合った。
「此処に来るのも久しぶりだなぁ」
子供の手を引いて、アルは砂丘に立つ。
- 139 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:52 ID:PgJvcyFZ
- 「とーちゃん、誰かいるす?」
「ここには、とーちゃんの友達のヨキ先生ってのがいるんだぞ、シオ」
護神像を従えて、アルは地下への扉を開いた。
防人の出現に人々は色めき立ち、シオを囲んではあれこれと聞き出す。
「あ!先生!!」
息子の手を引き、アルはヨキの側へと駆け寄った。
「これ、俺の子供。シオって言うんだ」
「ヨロポコ」
シオの頭を撫でる手。白く柔らかい魔法の手。
「後で行くから、先生」
人並みの中、二人の姿はあっという間に飲み込まれてしまう。
防人は外の世界に繋がるたった一つの希望なのだ。
「先生、もうちっと優しくしてもらえないもんか?」
「何年同じ事を言うんだ、お前は」
包帯の端を結んでヨキはため息をついた。
肝心のことは聞けずに、アルの冒険録を聞きながら。
「……アル、奥さんは……」
「ヨキ」
「……………………」
不意に抱きしめられて動きが止まる。
- 140 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:53 ID:PgJvcyFZ
- 「俺、防人なんかならなきゃ良かった……なぁ、どうして俺だったんだ?」
世界が、彼を選んだ。赤き血の神がその手を伸ばして。
「痛ぇよ……先生。治してくれよ……」
出来ることは、ただその背かを抱きしめることと。
行き場の無い彼の感情を受け止めることだけだった。
「苦しいんだ……助けてくれ……」
誰にも愚痴を零すことの無い防人は、ヨキの前でだけその弱音をぶちまける。
「アル…………」
「……俺、それでもあんたじゃなくて良かったって思ったんだ……あんたまで居なくなったら
俺……何を見つめていけばいいんだ……?」
閉じられた空間で、二人だけ。
傷を舐めあうだけの関係でも良かった。
この手が、胸が重なっている間だけでも、
互いの体温を分け合って居られるだけで幸福だと錯覚できたのだから。
それはもしかしたら予想できていたことなのかもしれない。
目の前で男が散るさまをヨキは視線を外さずに見つめていた。
こぼれそうになる涙を隠して。
最後に動いた唇が紡いだ言葉。
『ありがとう』と。
- 141 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:53 ID:PgJvcyFZ
- 彼の息子が、彼の意思をついで世界を救う。
せめてその血を絶やさないようにと、ヨキはシオの手を握った。
(……アル……)
二人で幸せになることは、世界に阻まれても。
重ねた時間は誰にも奪うことは出来ないのだから。
笑いあって抱きしめあったあの日々を。
この、光無き砂の世界で一生離さないと誓った。
- 142 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/03 21:54 ID:PgJvcyFZ
- 以上です。サイプラはちょっと待ってもらえるとミ゚∀゚*彡
とーちゃんと先生のほうももう少し書きたいと思ってたりします。
それでは。
- 143 :名無しさん@ピンキー :04/09/03 22:15 ID:RH1dfFPG
- 通りすがりですがグッジョブです>KINO
- 144 :名無しさん@ピンキー :04/09/05 15:54 ID:T/V58vdT
- GJ!
- 145 :名無しさん@ピンキー :04/09/05 22:04 ID:0irA72HQ
- グッジョブ!
やべぇ、ヨキ先生萌え・・・・・
- 146 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/05 22:43 ID:kkmMPZaj
- この二人のSS,また持ってきてもいい?(゚▽゚*)
- 147 :名無しさん@ピンキー :04/09/05 23:40 ID:0irA72HQ
- 了解ッス御主人 ・・・・と、某カバ風に言ってみる
- 148 :名無しさん@ピンキー :04/09/05 23:43 ID:E4BULd/h
- 勿論おk!
- 149 :名無しさん@ピンキー :04/09/07 11:44 ID:E/2cyz8U
- 今週号の神田のペッタンコ胸に逆に萌えた…
しかも感情によって変化する腕、って……
誰かアレン神田をー。
…自家発電しかないのか……?
- 150 :名無しさん@ピンキー :04/09/07 14:19 ID:w5y4bTwX
- 触手書いて触手ー。アレンの左手が触手ー。
- 151 :名無しさん@ピンキー :04/09/08 02:14 ID:eP0/LwWD
- しかしグレイマンはイマイチ人気ないよね
- 152 :名無しさん@ピンキー :04/09/09 23:52 ID:MOIC5SeJ
- グレイマンしかダメなスレなのか……スレがない〜のほうに逝って来る
- 153 :名無しさん@ピンキー :04/09/10 08:47 ID:KskE2lkI
- 誰もんなことは言ってない
ただ総合スレだからその時々で話題にのぼるものが変わるだけ
- 154 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:33:09 ID:QISdebTD
- |゚▽゚) こそ。
投下するなら今がチャンス。
ワークワークでアルヨキのちょっと若いころ。
もちろんこの二人の過去なんて出てきてません。捏造模造上等でやってます。
NGワードKINO
ダメな方はスルーで。
アルヨキ初めて編「四畳半」
- 155 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:33:54 ID:QISdebTD
- ◆四畳半◆
今よりも少しだけ時間軸を戻して――――――――。
「ヨキ!!」
人込みの中、肩を掴んでくる大きな手。
「どうしてお前はいつもそう、騒がしいんだアル」
「おっきな声で呼ばなきゃ、ヨキは知らない振りするからなぁ」
医学書を持つ手は白くて、ついつい見つめてしまう。
それに重なった手は、黄色で何処か優しい色合い。
「本、持つよ」
「そうだな。頼む」
ヨキの手には少々大きな医学書も、男の腕には簡単に収まってしまう。
空いた手が二つ。指を絡めて人込みの中を歩いた。
人間は地下都市で光無き生活を強いられるこの世界。
それでも、どこか猥雑で愛しいと思えるのだから。
「くぉら!!ヨキ!!また本を持ち逃げしよって!!!」
追いかけてくるのは白髪の老医師。
「やべ!アル、逃げるぞ!!」
指を強く絡めなおして、一目散に走り去る一組の男女。
医師見習いと、気ままな生活を楽しむ青年。
まだ、二人を世界が選ばなかった幸せな日々だった。
- 156 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:34:34 ID:QISdebTD
- 彼女が医師を目指したのは、自分の血の色を解明したいと思ったことがきっかけだった。
神は赤き血を持ち、この世界を作ったという。
自分たちが何故この血の色を持つのかを。
「ほんで、お前は医者になるわけかぁ」
野菜を挟み込んだパンを口にしながら、アルはヨキの手を取る。
「何でも治せる魔法の手になるんだな。すげぇや」
「何でもは無理だけども、それに準じるくらいにはなりたいかな」
「七の村に帰るのか?将来的には」
「そうなるな、あそこには医者が居ないんだ」
この手を離す日が近いのは気付いてはいるけれども。
知らない振りをしてその日が来ないことをただ祈った。
「アル、お前は?」
「わかんねぇー。俺はヨキみたいに頭良くないから」
黒髪を摘む左手は、まだ少しだけ頼りない感じがして。
幸せは途切れながらも続くと、アルは笑う。
「医者になれば、誰かの命が救える。それに……」
「?」
「怪我ばかりしてるお前を、どうにかしてやれるだろう?」
薬など無くても、その笑みでヨキは彼を癒せることに気付いてはいない。
そして、同じようにアルも彼女を支えていることに気付いてはいなかった。
傷を負った左手に包帯を巻きながら、文句を言うのも自分の特権で。
それが当たり前のように思えていた。
- 157 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:35:22 ID:QISdebTD
- 口に出して『好き』といわなくても、互いの気持ちは伝わっていたから。
ただ、きっかけが無いままこうしている。
「なぁ。ヨキ」
「どうしてお前は毎回毎回怪我ばっかりして来るんだ。毎度毎度治療する身に……」
「キスしたこと、あるか?」
「は…………?」
唐突な言葉に、ヨキは男を見上げた。
「何が?」
「いや、キスしたことあんのなかーって」
包帯の結び目を、鋏で切って小さくして。
「…………アルは?」
「ん?俺?」
神様は、人間と機械を生み出した。
「あるよ」
「……………………………」
そして、人間には心という悲しい機能が備わってしまった。
考えなくてもいい不安を感じて、苦しくなってしまう。
「でも、やっぱ好きな相手とキスしたほうがいいよな」
「……そう……だな……」
心が見せてしまう錯覚は、胸を締め付ける。いっそ機械であったならもっと楽になれるのに、
「そうだ、ア……」
言う前に、触れたのは少し乾いた唇。
瞬きさえ出来ずに、ただそれを受け入れた。
「ヨキ、唇荒れんなぁ。医者失格だぞ」
「な……あ……!!」
言葉も上手く紡げずに、ただ口をぼんやりと開くだけで。
その先が出てこない。
- 158 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:36:31 ID:QISdebTD
- 「でも、柔らかくて……気持ちいい……」
ちゅ…と掠めるようなキスと、背中に回される左手。
上を向かされて、今度はさっきよりも深く重なってくる。
「目」
「?」
「目くらい、閉じてくれたっていーんじゃないか?」
少し不満げにアルは、ヨキを見つめた。
「……馬鹿かお前はっっ!!!!!」
ばちん!と派手な殴打音と、頬を摩る手。
「からかうのもいい加減にしろっっ!!」
「だから、好きなやつとキスしたほうがいいって言っただろ!!」
「何のことだ!!??」
「俺がお前を好きだからキスしたんだよ!!少なくとも俺は気持ちい……!!」
反対側の頬にもう一発。
「大馬鹿野郎!!!!」
ぼろぼろと零れる涙に、狼狽したのは男のほうで。
「お、俺なんかしたか?ヨキっっ!!」
「しただろうがっっ!!」
「何を?」
「……キス……」
自分の感情すら、制御できないものが医者になろうなどとは笑い種だと彼女は呟く。
右手で涙を拭って、自分の唇に指を当てた。
少しかさついて潤いを失ったそれは、まるで己の心の様。
ささくれて、誰かが触れることを拒んでしまう。
「俺のこと、嫌いだったのか?」
「そういう問題じゃない」
両手が伸びて、そっと子供をあやすように抱いてくる。
「やーらかい。ヨキ」
「……………………」
ここで、嫌だと突き放せば何も変わらない日常に戻れるだけ。
けれども、きっとこれは誰かが自分たちに与えてくれた千載一遇の日常を打破するための好機。
- 159 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:37:27 ID:QISdebTD
- 「アル」
「?」
「ちゃんとしたキスなら……してもいい……」
不安だと鳴く心臓は、規則的に音を刻む。
不規則でも、不安定でも構わない。離れてしまうことさえなければ。
「本当に?」
舐めるようなキスは、ゆっくりと心に染みてくる。
唇を挟むように重ねて、入り込んでくる舌に同じようにそれを絡ませた。
頭を抱き合って、僅かに角度を変えるときだけ許される呼吸。
離れても、まるで引き寄せられるように何度も何度も繰り返した。
上着に掛かる手が、現実に引き戻す。
「続き……してぇ……」
「ダ……ダメだっ!!絶対にダメ!!!!」
猫でも抱くかのように、アルはヨキに頬を摺り寄せる。
「ヨ〜〜〜〜キ〜〜〜〜〜」
「汗臭い男なんか嫌だ」
「今すぐ風呂に入る!!」
鼻先に触れる唇。重なっていく心音の心地よさ。
「俺じゃ、嫌か?」
「誰もそんなことは…………」
「嫌がってる相手にしたら、レイプになるだろ」
上着の金具を外して、たわわな胸を包む布地を剥ぎ取っていく。
「ま、待てっ!!」
ぷるん、と上を向く乳房は大きすぎずそれでいて小さすぎず。
ぎゅっと両手で掴んで、その先端を貪る様に口にした。
「!!」
左右を交互に舐め嬲って、時折歯を立てる。
- 160 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:38:27 ID:QISdebTD
- 「……っ……ぁ……」
濡れた乳首を舌先が這い回り、口腔で転がしながら吸い上げて。
ぬる…と糸を引きながら唇が離れる。
そのまま背中を抱いて、そっと倒していく。
覆い被さって来るアルを見上げてくる瞳。
少し不安めいた色は、少し胸を締め付けた。
下着に手を掛けて、額に唇を落とした。
(……ん〜……ちょっと苛めてみよっかな。いっつもいじめられてるし)
そろそろと薄布を下ろして、太腿に小さなキスを。
白い肌に刻まれていく薄赤の痣。
じんわりと濡れ始めた入り口に、掠めるように唇を当てた。
「やっ!!止め……っ!!」
「や〜だ」
ちゅく…零れだす音に耳を塞ぎたくなる。
舌と唇が動き回るたびに、ヨキは頭を振ってその感覚を打ち消そうとした。
戸惑いよりも何よりも、他人にそんなところを晒すことの羞恥。
しかも、アルに脚を開かされてそこに顔を埋められているという状態だ。
「あー……ここ、赤くなってきてんな……ヨキせんせー……」
「……?……」
薄い茂みの中に隠された、彼女の弱点。
そこを指で剥き出して、焦らすように舌先で小突く。
- 161 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:38:58 ID:QISdebTD
- 「……っ……ぁ……」
濡れた乳首を舌先が這い回り、口腔で転がしながら吸い上げて。
ぬる…と糸を引きながら唇が離れる。
そのまま背中を抱いて、そっと倒していく。
覆い被さって来るアルを見上げてくる瞳。
少し不安めいた色は、少し胸を締め付けた。
下着に手を掛けて、額に唇を落とした。
(……ん〜……ちょっと苛めてみよっかな。いっつもいじめられてるし)
そろそろと薄布を下ろして、太腿に小さなキスを。
白い肌に刻まれていく薄赤の痣。
じんわりと濡れ始めた入り口に、掠めるように唇を当てた。
「やっ!!止め……っ!!」
「や〜だ」
ちゅく…零れだす音に耳を塞ぎたくなる。
舌と唇が動き回るたびに、ヨキは頭を振ってその感覚を打ち消そうとした。
戸惑いよりも何よりも、他人にそんなところを晒すことの羞恥。
しかも、アルに脚を開かされてそこに顔を埋められているという状態だ。
「あー……ここ、赤くなってきてんな……ヨキせんせー……」
「……?……」
薄い茂みの中に隠された、彼女の弱点。
そこを指で剥き出して、焦らすように舌先で小突く。
- 162 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:39:55 ID:QISdebTD
- 「ひぅ…ッ…!!」
「何で、こんな風になって……センセ……お医者さんなら分かるだろ?おせーて」
ふ…と息を吹きかけるだけで、震える身体。
片手で肩口を押さえて、その瞳を覗き込んだ。
「俺、お医者さんじゃないから分かんない」
「……お前が……触る……から…っ…!」
掠るだけの指先。どうして欲しいかはわかっていてもそれを口にすることが出来ない。
「残念。その答えはハズレ」
「!!!!」
零れた体液を指先に絡ませて、そこをぐっと押し上げる。
「触られて、キモチイイからだろ?ヨキ……」
膝を割って、今度は唇と舌を使って舐め嬲っていく。
じゅる…吸い上げられる音と、ちゅ…と舐め上げられる感覚は一瞬で彼女の理性を奪った。
「あ!!やァ!!!ああっっ―――――!!!!」
初めての絶頂は、意識を奪って思考を停止させてしまう。
それでも、止むことなくアルの愛撫は続く。
軽く歯を立てて、舌先を入り口に捻じ込んで逃がさないように腰をしっかりと抱いて。
「んんっっ!!!」
引き離そうとしても、腕に力はすでに無い。
何よりも『もっと』と強請る身体と心があるのだから。
「あ!!あは……ぁん!!」
「……ヨキ……」
抱きしめあって、何度も何度もキスを繰り返した。
「俺じゃ嫌?」
「……殴られたいのか……?アル……」
それでも、どこか強気なその瞳が愛しくて抱きしめたいと思ってしまう。
言葉に出来る気持ちを欲して止まないのが人間だから。
「嫌?」
「……嫌……じゃない……っ……」
腿に手を掛けて、ぐ…と開かせて。
濡れそぼった入り口に先端を当て、そのままゆっくりと腰を沈めていく。
- 163 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:40:26 ID:QISdebTD
- 「ひぅ…ッ…!!」
「何で、こんな風になって……センセ……お医者さんなら分かるだろ?おせーて」
ふ…と息を吹きかけるだけで、震える身体。
片手で肩口を押さえて、その瞳を覗き込んだ。
「俺、お医者さんじゃないから分かんない」
「……お前が……触る……から…っ…!」
掠るだけの指先。どうして欲しいかはわかっていてもそれを口にすることが出来ない。
「残念。その答えはハズレ」
「!!!!」
零れた体液を指先に絡ませて、そこをぐっと押し上げる。
「触られて、キモチイイからだろ?ヨキ……」
膝を割って、今度は唇と舌を使って舐め嬲っていく。
じゅる…吸い上げられる音と、ちゅ…と舐め上げられる感覚は一瞬で彼女の理性を奪った。
「あ!!やァ!!!ああっっ―――――!!!!」
初めての絶頂は、意識を奪って思考を停止させてしまう。
それでも、止むことなくアルの愛撫は続く。
軽く歯を立てて、舌先を入り口に捻じ込んで逃がさないように腰をしっかりと抱いて。
「んんっっ!!!」
引き離そうとしても、腕に力はすでに無い。
何よりも『もっと』と強請る身体と心があるのだから。
「あ!!あは……ぁん!!」
「……ヨキ……」
抱きしめあって、何度も何度もキスを繰り返した。
「俺じゃ嫌?」
「……殴られたいのか……?アル……」
それでも、どこか強気なその瞳が愛しくて抱きしめたいと思ってしまう。
言葉に出来る気持ちを欲して止まないのが人間だから。
「嫌?」
「……嫌……じゃない……っ……」
腿に手を掛けて、ぐ…と開かせて。
濡れそぼった入り口に先端を当て、そのままゆっくりと腰を沈めていく。
- 164 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:41:46 ID:QISdebTD
- (……きっつ……なんか……処女としてる気分……って!?)
絶えず誰かが彼女のそばにいた。頭脳明晰で容姿端麗な高嶺の花と称されて。
(まさか……大当たりで俺が最初の男か……?)
自分の下で、組み敷かれてぎゅっと目を閉じる姿。
「あのー……ヨキさん……つかぬ事をお伺いしますが……もしかして初めてですか……?」
「……悪いか……」
必死に痛みに耐える表情(かお)は、いつも見てきた横顔よりもずっと幼い。
「何で泣くんだ?アル」
「だって幸せだもんよー……ヨキの最初の男だぜー、俺」
「乗っかってるほうが泣くな!!泣きたいのは私のほうだっっ!!」
顎先を打つ手を受け止めて、指の一本一本に唇を這わせる。
今はまだ少しだけか細いこの指が、この先たくさんの命を救うこととなるのだ。
同じように、彼女を抱くこの左手が世界を守る。
まだ、運命はずっと先にいて。今は二人で幸せという名の閉鎖空間で溺れていたい。
「ごめ……本気で幸せ感じた……」
柔らかい胸の谷間に顔を埋めて、少しだけ力を入れて抱きしめる。
「続けてもいい?」
「……嫌……」
「ダメ。ちゃんとしたい。させて」
ぐっと括れた腰を抱き寄せて、奥まで一気に繋ぎとめる。
「―――――――ッッッ!!!!!」
腰骨を殴打されるような痛みと、子宮を直接抉られるような感覚。
それでも、声を殺したのはヨキの自尊心。
誰かに頼り縋って生きるだけの女には、なりたくなかった。
(……潰されそう……動くに動けねぇや……)
ぎゅっと瞑った瞳。長い睫と目尻にたまった綺麗な涙。
ぺろ、と舐め取って頬に接吻した。
極力痛みを感じさせまいと、ゆっくりと腰を突き動かす。
それでも、その度に寄せられる眉に胸は痛む。
「……ヨキ……誰もいないし、誰にも聞こえないからさ……」
- 165 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:43:51 ID:QISdebTD
-
頬を包んで、自分のほうを向かせる。
「痛いって泣いたって良いんだぞ?」
それは、心を縛っていた何かを解いた魔法の言葉。
「……アル……っ……!!」
伸ばされた手を取って、自分の背中に回させる。
柔らかい乳房と、まだ少し薄い胸板が隙間無く重なるほど互いの身体を抱きしめあった。
「…ぃ……アッ!!!」
シーツに零れるのは、黒と白の混濁した体液。
破瓜の証は、否応無しに自分が女であることを自覚させた。
どれだけ虚勢を張っても、意地を通して見せても。
誰かの腕の中で、感じる幸福を手放したくないと思ってしまう。
「……悪ぃ……もうちょっと……付き合って……」
「…や…ア!!……痛…ッ!!」
きりり、と細い爪が背中に食い込む。
(……痛ぇ……けど……ヨキのほうがずっと痛いんだよな……)
仰け反った喉元に、柔らかい乳房に、薄い唇に。
出来うる限りの想いをこめたキスを降らせた。
「……ふ…ぁ…!!ア!!アル……ッ…!」
すれ違って、からかいあった日々を終わらせて。
今度は手を繋いで同じ目線で未来を見つめる日々に変えた。
「……ヨキ……」
限界に近いのは身体も心も、どっちも同じで。
噛み付くようなキスを交わして、アルは彼女の胎に全てを吐き出した。
「あー、もう……俺幸せで死にそう」
「……叶えてやるぞ、その願い」
「嫌だ。もっとヨキと色んなことしたいもんな」
- 166 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:44:51 ID:QISdebTD
- ぺち、と軽く頬を打たれる。音の割りに痛みが無いのは彼女の気持ち。
「ビンタされてもいいんだ。俺、ヨキのこと好きだからさ」
臆面も無く気持ちを口にするアルの頬に、答える代わりにちゅ…と唇を当てる。
「……今のもう一回!!!もう一回してくれ!!ヨキっ!!」
「嫌」
シーツに包まって在らぬ方向を向いて。
「怒ってる?ヨキ?俺、また何かやった?」
必死に振り向かせようとするのが、おかしくて笑いを噛み殺した。
「あははは。私もお前が好きだよ、アル」
「え……あ……やっぱ死にそうに幸せだっ!!」
「叶えてやろうか?」
くすくすと笑う唇に、そっと自分のそれを当てる。
触れるだけのキスも、脊髄を刺激するような甘いキスも、同じように感じる何か。
それに名前をつけるなら、それが多分『恋』というもの。
人間の心が生み出す不思議な感情。
「四畳半でも、果てない砂漠でも、ヨキが居てくれればそれでいいや」
「比較対照が合わさってないぞ、アル」
「いいんだ。幸せなんだから」
抱きしめて、まだ少し熱いままの乳房を悪戯気に舐めあげる。
「もう一回……」
「調子に乗るな」
- 167 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:45:48 ID:QISdebTD
- がすん、と後頭部に降る拳。
「この痛みもアイでしょうかねぇ……」
「知るか、馬鹿」
くすぐりあって転げながら、振ってくる光は二人の道を示唆してくれるから。
途切れながらも続く幸せを、まだ信じていられる日々だった。
この先に待つ未来など知らないまま。
ただ、そばにあるこの心だけが真実だと感じていた。
世界はまだ二人に優しく。
運命はその足音さえも聞こえなかったのだから。
- 168 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/10 23:47:56 ID:QISdebTD
- 途中、二重投稿y=ー( *゚▽゚)・∵. ターン
ブラウザでチェックしても書き込みなってないからとやったら……やらかしてしまいました。
ダブったところは脳内あぼーんとかしてもらえると嬉しいです。
そして、まだこの二人を書いてるのですが、わくわくばっかだとここではやっぱり迷惑ですかね?
スレ立てたほうがいい?
- 169 :名無しさん@ピンキー :04/09/11 00:54:55 ID:cCDVuP95
- グッジョブ!!
スレは本編がもう少し進んでからでも良いと思う。
- 170 :名無しさん@ピンキー :04/09/11 15:19:23 ID:RKW+rrcQ
- GJ。萌えました。
- 171 :名無しさん@ピンキー :04/09/11 21:32:54 ID:svaaq/U6
- GJです! ヨキ(・∀・)ヨキ
- 172 :名無しさん@ピンキー :04/09/12 19:03:23 ID:gBhEqMhB
- トマ&アクマ攻めで神田&アレン受けきぼん
- 173 :名無しさん@ピンキー :04/09/12 23:04:49 ID:3Gq/MVRe
- >>172
その設定では板違いかと思われます。
- 174 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/13 12:38:37 ID:hGaFISri
- 漏れの脳内ではヨキ先生を取り合ってるとーちゃんとカーフが出来ております_| ̄|○
そんなわけで次に持ってくるのもワクワクでアルヨキなのですが。
- 175 :名無しさん@ピンキー :04/09/13 17:33:47 ID:qlO/LfdH
- >ヨキ先生を取り合ってるとーちゃんとカーフ
萌 え る 。
- 176 :名無しさん@ピンキー :04/09/13 22:00:15 ID:HelGNI0D
- 月Jだけどいんかな?
ハヤトコウジ「ヤシャ」
昔萌えた。
誰か書いてくれんかのぅ…
- 177 :名無しさん@ピンキー :04/09/14 13:18:57 ID:sEg60q25
- リボーン、ヒバリえろいな。ハアハア(;´Д`)
早くハルやキョーコに絡んで欲スィ
- 178 :名無しさん@ピンキー :04/09/15 03:08:47 ID:n8n1l0z8
- アレン×モアとか読みたいような書きたいような
なんだこのうずうずする感覚は…
- 179 :名無しさん@ピンキー :04/09/15 18:05:14 ID:+GJy5HaA
- >>174-175
同じく
- 180 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/15 23:08:35 ID:NS5XZ5T6
- アルヨキカーフも萌のストライクゾーンなんだが……
成長したシオと神様も捨てがたい。
もしもこの先に時間軸を自由に移動できる(神様の世界とWaqwaqを)なら、
成長したシオが神様を迎えに行ってもいいんじゃないだろうか?
そんなことを考えつつ書いてるのはやっぱりアルヨキでして。
今やってるのが終わったらアルヨキカーフに行ってみようと思いますヨキ(・∀・)ヨキ
- 181 :名無しさん@ピンキー :04/09/16 16:16:22 ID:jDcG2r6d
- >KINO ◆v3KINOoNOY
ワクワクスレ立てるのは構わないが、藤崎総合にした方が亡くならなくて良い希ガス。
アルヨキカーフ期待してます。
- 182 :名無しさん@ピンキー :04/09/16 19:43:56 ID:rLqSW0J0
- なんでもっこりを世に広めた、CITY−HUNTERのエロパロがないんじゃろ?
過去にはあったのか?
- 183 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/16 21:15:38 ID:eq4upofK
- >181
封神は封神で独立してますからねぇ。
たてるならもう少し本編が進んでからに同意します。
二三本書き溜めたころに、立てれば即死も何とかなりそうかなーとも。
それに、封神スレが合併に応じるとは思えんしなぁ(゚▽゚*)
- 184 :名無しさん@ピンキー :04/09/17 03:24:40 ID:z5MojUem
- こんな時代だからこそ
神田とアレンが両方とも女って前提の百合が読みたい…。
もしくはアレン×神田(女前提)
板違いかね?
- 185 :名無しさん@ピンキー :04/09/17 04:05:06 ID:0C6aKk8r
- >184
禿同。
神田(女)が読みたい…
…………挑戦してみようかな…
- 186 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/17 15:12:52 ID:usYf/ku6
- アルヨキで一個できてるんだが、ここでいいのか、別スレを立てるのかで投下を控えてます。
ご意見募集中。
- 187 :名無しさん@ピンキー :04/09/17 19:09:05 ID:kYYLsj3C
- >>186
このスレの柱が抜けるのは痛い…と自己中な意見w
- 188 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/17 20:46:48 ID:DpvNUDga
- >187
このスレの主流って神田ものじゃないのか?
それもあって単独でWaqwaqスレが出来るなら嬉しいとは思うけども。
- 189 :名無しさん@ピンキー :04/09/17 22:57:21 ID:qPtdVMEC
- Waqwaqスレ希望す!アルヨキハァハァ
- 190 :名無しさん@ピンキー :04/09/17 23:01:06 ID:l/r9OkBg
- シオ神SSが読みたいなんて口が裂けても言えねぇ……!!!
ヽ(`Д´)ノ
- 191 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/17 23:05:32 ID:DpvNUDga
- >190
たぶん……やると思うよ。書きたいもんなー_| ̄|○
節操なしだが本命はアルヨキなんだ。アルヨキカーフでもいい……
- 192 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/17 23:12:16 ID:DpvNUDga
- 上がってるSSは11KB。分ければ10レスくらいにはなるかと。
もう一個書き上げてからのほうがよいだろうか?>独立するなら。
ここでずっと萌話するのもウザがられるだろうし。
ご意見求む ヨキ(・∀・)ヨキ
- 193 :190 :04/09/17 23:16:48 ID:l/r9OkBg
- マ ジ で ……!?
ヤタ━━━(゚∀゚)━━━!!!! 言ってみるもんだな
このスレのSSは欠かさず読んでるんで、本気なら嬉しい。
新スレかぁ…もし立てるんなら保守手伝うよ!
- 194 :名無しさん@ピンキー :04/09/17 23:20:18 ID:qPtdVMEC
- >>190>>193
おれも手伝うよ!
- 195 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/17 23:23:52 ID:DpvNUDga
- せめて、神様の名前さえ分かればどうとでもいじれるのだが……神(藤崎)は酷なことをなさる。
スレ立てしたいが、規制に掛かってる。
ので、テンプレちょっと考えませんか?
- 196 :名無しさん@ピンキー :04/09/17 23:46:53 ID:l/r9OkBg
- >192
そうだね…もう一つ書き上げたら立ててくだちぃ。
それと俺はビューアを入れてるんで、いつでも立てれるよ。
二つ目のSSが出来上がった時に、
規制で立てれなかったら言ってクレクレ(・∀・)
テンプレは…
週刊少年ジャンプで連載中の藤崎竜 waqwaq のエロパロスレです
※ sage進行でおながいします
※ 801は801板の方でおながいします
関連スレ 今こそ封神演義で! 2
tp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058888045/
こんなもんでどーでしょうかね。
あとエロパロスレの封神の方にも宣伝に行くのも良いかもしれない
- 197 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/17 23:55:10 ID:DpvNUDga
- >196
あんがと(゚▽゚*)ゞ
早めに書きあがるようにがんがります。
封神スレは作品に萌えてるから、同じ藤崎でも相容れないような気もする。
まずは書くよ。それからだろうし。
- 198 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 02:22:17 ID:J32/Z6Ce
- >>196
封神以外の藤崎竜作品も歓迎、とした方がいいかも
- 199 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 02:32:38 ID:Dm1T33iO
- いっそのこと藤崎総合にしちゃえば?
- 200 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 15:10:51 ID:sqM2eili
- 封神以外の藤崎総合は?
そしたらワクワクもサイコ+もなんでもありだし。
- 201 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 15:20:34 ID:0qJNLKcu
- 藤崎総合にするのでなければジャンプ総合に合流するべきかと。
ワクワクやサイコだけでスレが保つとはさすがに考えられん。
- 202 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/18 19:18:33 ID:cPn95opE
- このまま総合にいても、グレイマンのSSは求められてるけれども、Waqwaqはそうではないと
わしは思う。
なので、独立スレが出来れば嬉しいと思ったわけで。
サイプラやタイトロープ。短編集の方も何個かあるけれども。
スレが保てないのは=SSが来ないになるならば。
Waqwaqオンリーで書いてるわけではないけれども、がんばるよ。
他の書き手で書こうかなって言ってる人もいたしね。
- 203 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 19:38:17 ID:ksC3MUxs
- 封神以外の藤竜総合エロパロサイト、良いと思うよ
作者は気に入ってなかったみたいだけどユガミズム
の二人とかも好きだったしね
立てるのに賛成です!
- 204 :名無しさん@ピンキー :04/09/18 22:47:02 ID:utyKRqIn
- 流れ遮って悪いがDr.スランプでオートバイ小僧とかいたよね?(うろ覚え)
あいつ作中で結婚した記憶があるんだが、バイクからおりると死ぬ身体で
どうやってセクースするんだろう?
- 205 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 00:06:38 ID:p6cisHS/
- 神田とリナリーたんのSSきぼんぬ
神田の逞しい胸板とかリナリーたんの細い足とか見たら、
エロパロが読みたくて仕方なくなってきた(;´Д`)モウタマラン!!
初登場の時にリナリーたんに本か何かで
頭をぽんと叩かれるシーンも、ほのぼのして可愛いと思ったyo!
絵的にもかなり合うしね
- 206 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 00:38:07 ID:fnxwt54m
- >>205
4ちゃんねる
- 207 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 00:56:52 ID:WRpU9ptC
- >206
どこそれ。
てかKINO氏や。
多分今は神田タンの性別がわかった衝撃で、いわば祭り状態にあるから
グレイマングレイマンとみんな騒いでるだけだと思うよ。
Waqwaqが求められてないってわけじゃない。
- 208 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 12:52:45 ID:FhYQLdjf
- >>206
ぐぐってみたけど見つかんなかったぞ(#゚Д゚)モルァ!!
祭りに便乗して神田タンものキヴォンヌ
- 209 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 13:02:39 ID:qw7gDTgi
- >>204
そりゃあ、バイクに乗って走ってさえいればいいんだから、カミさんと2ケツで。
あいつのパンツって大小便用に穴開いてたし、出来んじゃね?危険だけどな。
- 210 :1 :04/09/19 13:13:22 ID:STzjbZ00
- コニチハ
- 211 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 15:04:38 ID:u9Pw/SO5
- >>210
字が読めるなんて凄い
- 212 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 22:58:37 ID:MN2LeMY7
- じゃー間をとって
アレン×リナリー×神田 で3Pてのはどうだ?
- 213 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 23:00:44 ID:MN2LeMY7
- チー(0∀0)チー
- 214 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 23:08:16 ID:qUk03PDK
- なんかスレが立っちゃったけど、ローカルルール違反のキャラ単独スレだし、
放置して落としてちゃんと立て直した方が良くない?
- 215 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 23:23:59 ID:MN2LeMY7
- そうだな…
あれちゃんと即死回避とか計算した上でのスレ立てならともかく、
作者名や作品名もろくにテンプレに入ってないしね…
需要があるのかどうか、ここで相談してから立てようとしてる
KINO氏とはえらい違い棚
しかし新しくスレを立て直すのか…
神が来てくれるのかも分からん状況なんだし、
もうちょっと様子を見てからのほうが良いんじゃないか?
- 216 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 23:34:20 ID:qUk03PDK
- >>215
新しく立てるかどうかは要検討ということで、とりあえず放置しておきますか
- 217 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 23:34:40 ID:+M96lJUJ
- 神が現れるまであのスレで暇つぶし云々いてみたらどないでしょ
インスタント萌の補給目的程度に思っておけばいんじゃないっすか
ちょうど神田祭り中ですし便乗してやってもバチはあたらんのでは・・・?
- 218 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 23:43:50 ID:qUk03PDK
- >>217
でもあのスレタイじゃ他のキャラの話ができないし、、、
一時のブームだけでキャラ限定してしまったら後々に不都合が出てくるんじゃない?
即死させてスレタイ変えた方がいい。
あとスレタイには作者名も入れた方が検索性が上がって門戸が広くなる
- 219 :名無しさん@ピンキー :04/09/19 23:48:20 ID:MN2LeMY7
- 俺も放置しとくか
アレンリナリーとか神田リナリーとか読みたいのに、
神田女版限定みたいなスレタイで白けた
- 220 :名無しさん@ピンキー :04/09/20 01:40:23 ID:K9UZ/HAo
- 多分あれだろ。週刊少年漫画板のヤシが暴走したんだろ。
しかも「d.Gray-man」て…_l ̄l○lll
ロムるだけロムって放置。
監督、アレン神田(両者女)のガチレズが読みたいです…。
- 221 :名無しさん@ピンキー :04/09/20 02:30:25 ID:vKmAER5x
- るろ剣読みたい
- 222 :名無しさん@ピンキー :04/09/20 18:45:24 ID:Q5USHmVr
- >>221
単独スレがあるよ
- 223 :名無しさん@ピンキー :04/09/20 18:58:41 ID:hFO3V4sp
- ズーレも良いんだが
原作の性別そのままのSSが読みたい
女キャラが少なくてアレだが…
お姐系の美女が出て来ねーかなー
- 224 :名無しさん@ピンキー :04/09/21 02:19:11 ID:KPYzYMHU
- >223
乱菊は?
- 225 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:48:52 ID:rt0efKDl
- 【Waqwaq】藤崎竜総合エロパロ【サイプラ】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095755114/
立てました。よかったら保守にご協力おながいします
ヨキ(・∀・)ヨキ
- 226 :名無しさん@ピンキー :04/09/25 03:13:40 ID:IidE4nNH
- 一応ほしゅ。
- 227 :鋸ギコ@Dグレ(アレ神) :04/09/26 13:43:57 ID:dKG5GFVt
- 迂闊だった。
ここに来てから今まで、誰にも気づかれたことなどなかったのに――
「か、神田……?」
(――しまった!)
扉の開く音から数秒後、乾いた声が部屋の中に響いた。
声の主は、昨日入ったばかりの男。確か名は……アレン。
脱いでいたシャツで前を押さえて少し振り向く。
アレンは呆然としていたようだったが、それに頬を赤く染め視線を逸らした。
その背後に備え付けのインターホンが見えた。
それは何もこの部屋だけでなくどの部屋にもついていて、本来ならばそれで互いを確認してから中に入るのが習わしなのだが――
(…こいつ、新入りだから知らなかったな)
「っ……!!」
畜生。反吐がでそうだ。
殺せるものなら殺してやりたいが、そういうわけにもいかない。
鍵をかけるのを怠った、自分にも否はある。
「あ、かっ神田、その……。その、えっ…えーと……」
気まずそうに、視線をウロウロとさせるその様子が鬱陶しい。
聞こえるように吐き捨てた。
「…閉めろ」
「……は、はい?」
「…今すぐ部屋の戸を閉めろ!!」
奴の背後にある戸は僅かに開いたままだ。
- 228 :名無しさん@ピンキー :04/09/26 13:57:01 ID:7v6GOEC+
- 神田タンキター!!!
- 229 :鋸ギコ@Dグレ(アレ神) :04/09/26 14:18:37 ID:dKG5GFVt
- 他に誰が来るともしれない状況でたまったもんじゃない。オタついてる暇があんなら、とっとと閉めろ。馬鹿が。
「――は、ははははいっ!!」
怒鳴りつけた俺に、大げさに狼狽えながら、奴はようやく戸を閉め鍵をかけた。
ガチャリ、という金属音が部屋に響く。
(…あぁもうこんなん、全く意味ねえな)
それを聞くと同時に、俺は前を隠していたシャツを捨て、体ごと奴の方に振り向いた。
途端、向かい合う形となった奴の顔がみるみる赤く染まり上がる。
俺はしばしそれを、呆れとも同情ともつかない気持ちで眺めた。
(…すげえうぶだな、コイツ)
――何も俺は、裸になってるわけじゃねぇのに。
俺は、へそ上までのサラシと、ズボン(制服)になっただけだ。
サラシでつぶしきれてねえ胸が視界に入って、目の置き場に困るというのはわからなくはねぇが、それにしたって、行き過ぎじゃねえか?
「☆@*◇§……!!?」
目はシロクロさせ顔色は耳まで真っ赤。
まあ、その方がやりいいっちゃやりいいが。
俺はドカドカと奴の元へと歩き、その肩をつかんだ。
「…おい、アレン」
が――アレンはそれに何を思ったのか、今までの比にならない狼狽え方を見せた。
- 230 :鋸ギコ@Dグレ(アレ神) :04/09/26 14:42:41 ID:dKG5GFVt
- 「――!! か、神田!ああああ、あ・の!すみ、すみ、すすす、みませんっっ!!!今すぐ出ますからっっ!!」
(――はっっ!?)
言うと同時にアレンは俺の腕を払い扉に手をかける。
(――この馬鹿が!!)
俺はとっさに奴の襟元をつかむと、奴を床へと引きずり倒した。
「! …ワッ……!!?」
――ガシャアアッ!!
その振動に部屋の装飾物が散らばり、もの凄く盛大な音がした。
おそらくは、この部屋に鳴り響いただけではないだろう。廊下にも響いているはずだ。
「あ、あの…?」
状況が掴めていないらしい。俺の足下で間の抜けた声を発するコイツを、俺は力の限り睨みつけた。
「…てめぇ、ふざけてんじゃねぇぞ……?」
「ハ…ハイ?」
「…もし今!廊下通ってる奴が一人でもいたらどうなった!?…確実に見られただろーが!!んなこともわかんねぇのか!!?」
「ハ、ハハハハ、ハイッ!すみませんっっ!!」
「ったく…いいか?じゃあ……」
首をブンブン振ってうなづくアレンに、俺はようやく本題を切り出そうとした――
が、その時。
(ピン・ポーン)
- 231 :鋸ギコ@Dグレ(アレ神 :04/09/26 15:01:26 ID:dKG5GFVt
- ピリピリとした部屋の空気にそぐわない、間の抜けた音が響いた。
素早くインターホンを手に取る。
『神田殿!!何がありましたか!?なにやら今、部屋から凄い音が……!!』
――トムだ。
「…部屋の装飾を、少しうっかりしていて散らかしてしまったんだ。何……手伝い? ああ、いや、一人で大丈夫だ。片づけられる――わざわざすまないな、トム」
平静を装って返事をする。
幸いにも気づいたのはトムだけだったらしい。二三語やりとりした後耳を澄まし、足音が去っていくのを確認した。
ほう、と肩の力が抜ける。
「…あ、あの……大丈夫でしたか?」
「……ああ、トムしか気づいてなかったみたいだ」
「そ、そう、で…すか……」
だが頷きながらアレンは、どこか困惑しているような素振りを見せた。一瞬何だ?と思うが、すぐ思い出した。そうだ、肝心のことをコイツとすませていないのだ。
- 232 :鋸ギコ@Dグレ(アレ神) :04/09/26 15:27:23 ID:dKG5GFVt
- 「…あ、あの神田、僕は…―――!!?」
アレンが何か、みなまで言う前に襟元を引き寄せ唇を重ねた。
「〜〜〜☆@□◇#*★!!?」
よほど驚いているらしい。俺を払おうと胸元を叩いてくるが、まるで力が入っていない。
(…面白ぇ)
構わず俺は舌を絡ませ歯列をなぞった。
途端にビクリ、とアレンの肩が震えもがいていた腕が止まる。
「ふ……んっ…、は、はんはひゃ…(か、神田さ…)っっ…!」
その隙にアレンを押し倒し俺はアレンの腹に馬乗りになった。
「…はっ……!! 面白ぇ…何お前、舌使ったことねぇの?」
「な…!!そ、そんな事な――…じゃなくて!! い、一体どーゆーつもりですか!神田!?」
「あ?何って…。一応……こーゆー、つもりだぜ?」
「!!?」
言いながら俺は、後ろ手に奴の急所を掴む。
- 233 :鋸ギコ@Dグレ(アレ神) :04/09/26 15:46:24 ID:dKG5GFVt
- 「な――神、田…っ」
さすがにこれには逆らえないらしい。まぁ当たり前だが。
ガクン、とアレンの体が落ち、俺の視点が下がる。
ここにきて俺は――ようやく本題を切り出した。
「……言うな」
「…え……?」
「俺の体の事だ。誰にも言うな。その代わり――」
そこで俺はいったん言葉を切ると、急所を握っているのとは別の手で、さらしを外した。
パサ、と音を立ててさらしが落ち、俺の胸(大した大きさはないが形は上々かと思う)が露わになる。
目を見開いたアレンの顔がかぁっ、と赤く染まった。
「……!」
「――代わりに、したい時いつだってしてやるぜ?テメエだって男だろ?」
口の端で挑発的に笑うと、手の中でアレンの急所が、かすかに反応したのがわかった。
―――――――
- 234 :鋸ギコ@Dグレ(アレ神) :04/09/26 15:58:37 ID:dKG5GFVt
- ↑でさんざ話題になってたディグレです。
なんかアレ神つーか神アレになっててスマソ(つД`)
ショタ好き、つーか、マゾ属性ありな方に楽しんでもらえるといいんでつが……(´・ω・`)
求められてるのと大きく異なってしまっていたらスマソです。
ディグレ好きなんですが、何ぶん世界観とかキャラとか
掴み切れてないとこが大きくて、(読み込みが足りないと言われればそれまでですが_| ̄|○)
SS書きたさに捏造しているところが多々あります。スイマセン。
あと、ケータイからの投稿なんで…誤字脱字とかひどいと思います。
どれもこれも重ね重ね申し訳ありません。
続きは一週間前後に投下したいと思います。
- 235 :名無しさん@ピンキー :04/09/26 19:03:43 ID:90WXwsyl
- Dグレ職人さんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!!!
アレ神アレwって感じでいいっすねー!!神田さんかっこいいです!
Dグレスレ落ちてしまってもう駄目か…と思ってた矢先だったのですげー嬉しいです!
続き楽しみに待ってますー!
- 236 :名無しさん@ピンキー :04/09/26 19:26:27 ID:H5cBpaDV
- 職人さん乙!
こりゃ神田アレンですな…
- 237 :鋸ギコ :04/09/26 21:17:39 ID:dKG5GFVt
- なんか書いてる内に神アレかしたんですが、
やっぱアレ神の方が需要ありますかね??
だったら今後少し強引にでもアレンのキャラ変えて
アレ神に持っていこうかと思うんですが…
神田タソファンの方よければご意見を
- 238 :鋸ギコ :04/09/26 21:18:42 ID:dKG5GFVt
- ギャッッ!!
sage失敗した……_| ̄|○
- 239 :名無しさん@ピンキー :04/09/26 22:52:47 ID:H5cBpaDV
- いや、別に神田アレンでもアレン神田でも
どちらでも職人さんが書きたいと思った方でいいと思うよ
流れ的に神田アレンのほうが自然な気もするしね
がんがってください(・∀・)
ところで来週のバレ見てアレンリナリーが見たくなった
他キャラとの絡みも見てみたいっす
- 240 :名無しさん@ピンキー :04/09/27 22:10:33 ID:pbduF2Jz
- リボーンスレが立ちましたなw
- 241 :名無しさん@ピンキー :04/09/27 22:14:52 ID:YQUkkQ8M
- 家庭教師ヒットマンREBORNでエロパロ
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1096277556/
だね。 ちょっくら保守手伝ってくらぁ
- 242 :名無しさん@ピンキー :04/09/27 22:15:48 ID:YQUkkQ8M
- 【新連載】ジャンプ総合エロパロスレ【過去の名作】
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087321322/
に宣伝してきたよ
総合スレの方も人が居なくて寂しいんでたまに遊びに来てくれ
- 243 :242 :04/09/27 22:16:26 ID:YQUkkQ8M
- 誤爆失礼!(;´Д`)
- 244 :名無しさん@ピンキー :04/09/27 22:34:46 ID:pbduF2Jz
- >>242乙。
- 245 :名無しさん@ピンキー :04/09/28 09:10:58 ID:e7Z2Tn5B
- 保守age
- 246 :ウイングマン :04/09/28 21:57:57 ID:i+gwHuxm
- 元ネタ 桂正和原作 「ウイングマン」
健太のアオイへの気持ちに気付いて以来、美紅と健太の仲も、すれ違い始めていた。
以前は、一緒に登下校していたのに、今では、お互いに避けるようになっていた。
美紅「遅くなってしまったわ。」
ウイングガールズになってからおろそかになっていた新体操部の練習を
一人で居残りしているうちに、辺りは、すっかり暗くなっていた。
人気のない場所で、突然、目の前に怪物が現れた。
美紅「きゃぁー!驚かさないで。でも残念ね。私、普通の女の子じゃないんだから。」
美紅がウイングガールに変身した、と同時に周りの風景が一変した。
美紅「異空間に連れ込まれた、、、?」
美紅は、助けを呼ばなかったことを後悔し始めた。
でも、みんなとは最近うまくいってなかったし、、、
美紅の攻撃は怪物には全く通用しなかった。
美紅「やられる、、、」
だが、怪物の目的は美紅を倒すことではなかった。
その事を、美紅はたっぷりと思い知らされる事になってしまうのだ。
怪物の触手が伸びてきて、美紅の手足に絡みつき自由を奪った。
美紅「いやぁぁー!離してぇぇー!」
別の触手が美紅の胸元に伸びてきた瞬間、服を破り、純白のブラジャーがあらわになった。
美紅「いやぁぁぁー!やめてぇぇー!」
怪物の口から伸びた触手が美紅の口にねじ込まれた。
美紅「おぶぅー!うん、うーん」
美紅を瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
大切なファーストキスをこんな怪物に奪われてしまったのだ。
だが、美紅への陵辱は、まだ始まったばかりだった。
どなたか続き、よろしくお願いします。
- 247 :名無しさん@ピンキー :04/09/29 22:08:13 ID:5vOKS34J
- 自分で書きなさい
- 248 :名無しさん@ピンキー :04/09/29 23:31:37 ID:ATINUYJu
- >>246
マルチうざい
- 249 :名無しさん@ピンキー :04/10/01 11:26:59 ID:d0JewLhA
- 保守age
- 250 :1 :04/10/02 18:47:34 ID:USP6MxEh
- 黒猫スレがここに合流したみたいです
あとドラゴンボール総合スレが立ってたけど
DAT落ちしちゃってるみたいです
- 251 :名無しさん@ピンキー :04/10/04 21:59:36 ID:wYDIJmWg
- 今週を見て
アレンリナリーフラグ急上昇した
SSきぼんぬ!
- 252 :名無しさん@ピンキー :04/10/05 20:31:44 ID:3u2eWDPi
- >>251 (・∀・)人(・∀・)
- 253 :名無しさん@ピンキー :04/10/07 22:03:42 ID:YOkypzgL
- アレ神の続きはまだかのう?
- 254 :名無しさん@ピンキー :04/10/08 12:24:20 ID:IfK02wtb
- グレイマンは単独スレが立ってるみたいですよ
- 255 :名無しさん@ピンキー :04/10/08 18:36:24 ID:+QtW/2im
- シオ松田のフラグは?
- 256 :KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/08 21:08:01 ID:rfqlszhS
- >255
【Waqwaq】藤崎竜総合エロパロ【サイプラ】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1095755114/
こちらへどぞー。
保守サンクスでした(゚▽゚*)単発でなにか書いた際にはお邪魔させてください
- 257 :名無しさん@ピンキー :04/10/09 14:15:43 ID:mZYzyrk+
- >>254
何処でつか?
アドレスキボン
- 258 :名無しさん@ピンキー :04/10/09 18:05:48 ID:PPimGiZ2
- >257
神田で検索
- 259 :名無しさん@ピンキー :04/10/11 01:31:29 ID:64+FBvw4
- >>257
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1096987696/
- 260 :ななし :04/10/11 05:10:31 ID:oCJx8ntc
- マニアックに元気やで!の一昼夜耐久夜の学校強制レイプ中田氏地獄は?
- 261 :名無しさん@ピンキー :04/10/11 14:06:11 ID:vXw90bEa
- マニアすぎ
- 262 :名無しさん@ピンキー :04/10/13 01:13:34 ID:UJ1vrzVD
- >>259
d
検索しても引っかからなかったよ。
- 263 :名無しさん@ピンキー :04/10/14 12:32:01 ID:e/M8DYfb
- 月ジャンの名作「つきあってよ!五月ちゃん」をお願いしたい
- 264 :名無しさん@ピンキー :04/10/20 17:46:32 ID:EdSxEIQ8
- ロマンティックageるよ
- 265 :名無しさん@ピンキー :04/11/02 17:38:34 ID:60JfOt4S
- 保守
- 266 :名無しさん@ピンキー :04/11/07 03:20:08 ID:MsNYiJuu
- 元ネタ 電影少女5巻・6巻より
神尾まいと、呼び出した男・松井
ロングコートの男は、奇妙な威圧感を持って僕に告げた。
奇跡が起こる、と。
渡されたのは「GOKURAKUビデオ・元気を出して」というビデオテープ。
アイドルビデオか、アダルトビデオの類いか。
が、たかがビデオだ。どうせタダで貰ったのだから、文句はない。
学校の視聴覚室は、期末テストの初日で、人が来ることはまずない。
ビデオをセットすると、画面に現れたのは長髪の綺麗な女の子だった。
「初めまして、神尾まいです」
少女が告げる。
「なんか落ち込んでるみたいね。フラレちゃったの?」
鋭いところを突いてくる。当たりだ。思わず苦笑した。
ついさっきだ。好きな子に告白し、玉砕した。
仁崎伸子という同じ一年の子だ。
無理もない。優柔不断な彼氏がいる。
彼女がいるにも係わらず他の女に声をかけるいい加減な男だ。
別れた方がいい、という助言かつ告白は、見事に流された。
まだ時期ではなかった、分かっているが、苛立ちはただ胸に残る。
ビデオの中の少女が、僕を見つめて話している。
奇妙だ、ふと思った。視線が、合っている。いや、彼女が僕に合わせている。
彼女が告げる。何でもする、と。振った子のことなど忘れさせると。
ずっとそばにいてくれると、ここから抜け出て自分の所に来れる、と。
「名前を読んで」彼女が告げる。
不可解、その思いが僕を動転させた。一人きりの暗室で僕は叫ぶ。
これはビデオだ。馬鹿馬鹿しい。テレビから出てくる訳がない。
すると、少女は寂しげな微笑を浮かべ、そう、とだけ呟いた。
ビデオが、ぶつりと消えた。
ただの悪戯か、その時はその程度しか考えていなかった。
- 267 :名無しさん@ピンキー :04/11/07 03:22:28 ID:MsNYiJuu
- 視聴覚室を出ると、待ち構えていたのはあの、ロングコートの男だった。
先ほどよりもより強い威圧感で、僕に迫る。
念じろ、と。一心に念じればまいは必ず現れる。
その迫力に押されるままに、僕は再びビデオを入れた。
「ありがとう、また再生してくれたのね」
おかしい。先ほどとは台詞が違う。
あの男の言うことは、まさか、本当?
何だか、馬鹿馬鹿しくなってくる。
もしもこれをみている人がいたら、さぞ滑稽なのだろう。
僕は画面を見つめる。少女を見つめる。
よし、もうやけっぱちだ。祈ってやろう。
何でもいうことを聞くのなら、出てきてくれ。
出てきて、僕を楽しませてくれ。
すると、何かが光った。
心地よい光、テレビ画面が光って、僕はそれが与える不思議な
気持ちよさの中にあった。
微かに見えた。画面から飛び出てくる、女の子の手。
光が、消える。
何が起こったのか分からず茫然自失とする僕の後ろに、誰かがいた。
「こんにちわ」
画面の中の少女が、そこに立っていた。
………すいません、こんな書き方でいいの………?
- 268 :名無しさん@ピンキー :04/11/09 14:02:22 ID:aIGYx8Zu
- イイヨー
- 269 :名無しさん@ピンキー :04/11/09 23:14:22 ID:R8FRZtWH
- 上の方でも出てきたが、ゾンビ・パウダーのSS読みたい。
あとはDNA2もSSにしやすそうな予感…
- 270 :名無しさん@ピンキー :04/11/10 02:05:23 ID:n8DhFM/9
- 電影 つづき
神尾まい、と少女は名乗った。
信じられないことだった。
画面の中の少女が、今僕の前に立っている。
少女は、僕に笑いかけると告げた。
「あなたの好きなことなんでもしてあげる。何がいい?」
恐る恐る僕は、手を出して、と言った。
少女が躊躇いもなく手を出す。
その手を、僕は握った。温かみのある手だった。
笑ってみせて、そう言うと、少女は笑った。
僕は、少女を見つめた。
少女が僕を見つめ返す。
困惑を覚えながら、僕は、一歩踏み込んだ要望を告げる。
「パンツ、見せてくれる、とか、いい?」
「はい」
あまりに、あっさりとした返事に驚く
「ホントに、いいの?」
「いいわ、あなたが元気になるのなら」
- 271 :名無しさん@ピンキー :04/11/11 04:38:12 ID:6x8YXmqN
- つづき
少女は、ゆっくりとスカートの裾を、たくし上げた。
透き通るような肌の腿と、縞柄のパンツが露になる。
顔を見る。まいの顔は、恥じらいで赤らんでいる。
「恥ずかしい?」
聞きつつ、裏では、男のツボを知っていると考えた。
無表情より、こちらの方が僕には何かクる。
恥ずかしいけど、大丈夫、まいが言った。
その従順さが、僕の中にある欲望をゆっくり解き放っていく。
「……さわるよ」
「いいよ」
手で、そこに触れた。
あっ、とまいが声を上げる。今までと違う半トーン高い声
柔らかくて、温かい、初めて触れる女の肌は、そんな感触だった。
僕は奇妙な興奮の中でただその肌に触れた。
腰に手をやり、ただ顔をそこに押しつけ彼女の名を叫ぶ
「まいちゃん」
- 272 :名無しさん@ピンキー :04/11/13 17:08:27 ID:nSo48vva
- つづき
まいのスカートがスッと落ちた。
そのまま服を脱ごうとするのを制止する。
「僕に任せて」
映写機の置かれたテーブル、上にある余計な機材を薙ぎ倒す。
ここに乗って、と言うと、素直に従った。
ただただ、従順なまい。
僕の中の不安や疑念・抵抗感が跡形もなく崩れ落ちていく。
机の上に四つんばいになるまい、
ブラをつけておらず、タンクトップの隙間から乳房が見えている。
僕は興奮のままに、彼女の服を剥いでいった。
その一枚一枚ごとに、僕の理性も剥がれていく。
現れた形のよい乳房に触れ、薄い陰毛のある秘部を弄ぶ。
まいが、その度に甲高い声を上げる。
その声に後押しされ、僕はまいを攻めた。
それまで身につけていたなけなしの知識で、あとは本能と、興奮のままに。
ジッパーを下ろし、硬くなったものを取り出す。
もう、限界だった。亀頭を、性器に押し付ける。
だが、愛液のせいか、ぬめり、ズルりと方向が逸れる。
慌てて押し入れようとするが、入らない。
「落ち着いて」まいが告げると、そっと指で広げてみせた。
ピンク色の、誰のものも通したことのない膣口
導かれるままに僕は、肉棒を中に押し入れる。
膜の裂ける感触、僕のものがきつく締め付けられる。血が滴り落ちる。
まいの顔が痛みに、そして快楽に喘いだ。
………
つづける?
つづけない?
- 273 :名無しさん@ピンキー :04/11/15 05:29:12 ID:SNbKY9fU
- 続けて下さい
- 274 :名無しさん@ピンキー :04/11/15 21:09:49 ID:7wHMuqux
- 続けるべし!
- 275 :名無しさん@ピンキー :04/11/16 03:13:03 ID:rFwxRBgf
- ほな つづき
大丈夫?確認の為に告げた言葉に、まいは笑顔で返した
「いいわ。・・・好きなように・・・」
言われるままに、動く。
自分のものを幾度も突き入れた。
まいの腰を押さえ、抱き寄せ、奥まで押し入れる
目の前がくらくらした。
互いに汗だらけで、まいは熱い息を吐いていた。
何かを忘れている。そうだ、キスだ。
キスしようとしたが、下で激しく動いてる為か、唇を合わすと言うより
顔を押し付けあうようなものだった。
今度、声を上げたのは僕の方だった。
別の限界だった。
外に、と抜こうとする僕を、まいが制止する。
「いいのよ」
「え」
「わたしはビデオガール、あなたの思い通りに・・・」
ほんの少しの躊躇いの後に、僕の口元が笑みでひきつった。
抜きかけた男根を、再び突き入れる。
振動と共にまいが激しく声を上げた。
限界、まいの中に勢いよく出した。
まいの身体が弓状に反り上がり、そのまま僕の身体にもたれた。
軽い眩暈の中で、僕のものを抜く。
うっすら血の流れる膣口から、白濁した液が流れ落ちる。
立ち上る罪悪感、それも束の間だった。
もういいの、と意外な事を言った。
いつの間にか、僕のものが咥えられている。
口の中で、舌に嘗め回されて、再びそれはそそり立った。
まいが、笑う。妖しく、誘うように。
何かが壊れる音がした。今思えば、理性だったのかもしれない。
僕は再び、まいを抱いた
- 276 :名無しさん@ピンキー :04/11/16 04:55:21 ID:rFwxRBgf
- 何時間経ったのか、何日経ったのか、
僕は意識を混濁させながら、裸で眠る少女を眺めている。
あれから、幾度も彼女を、まいを抱いた。
その結果で、少女のあそこは白濁した液で溢れていた。
視聴覚室は、僕と彼女の帝国だった。
「……気がついた?」
呼ぶと、彼女は一つの抵抗も見せず僕の前に立つ。
まいが、髪をかきあげた。暗闇に黒髪がふわりと舞う。
僕はその全身を見つめる。形のいい胸に、すらりと整ったスタイル、
欠点が浮かばない。テレビや雑誌で見る、美少女と名のついたアイドル
彼女はそれらに引けを取らない。いや、それ以上に、良かった
「ずっと起きてたの」
ああ、答えた。夢、そんな気がした。寝てしまっては、覚めてしまう気がした。
まいを引き寄せ、唇を合わせる。
「愛してるぜ」
つい、言った。すると、彼女の顔が突然固まり、冷淡なものになった。
「愛ってよく分からない」
嫌いなの、続く言葉に焦った。何か変なことを言ってしまったか、不安に陥る。
「あなたは嫌いじゃないわ。元気出して」
安堵する。が、同時に、今までの酔いが覚めた。
人間の生理的活動が吹き返す。空腹・睡眠・咽喉の渇き、疲れ。
と、まいが服を着出した。トイレ、という。
ダメだ、と扉の前に立ちはだかる。人に見せてはいけなかった。
それだけで、この硝子のような帝国は崩れるのだ。
けど、垂れ流させるわけにもいかない。
傍らに、バケツがあった。止むを得ない
「ここに」
床に置かれたバケツに、まいが腰を下ろす。
正気ではない。僕はずっと、排泄する様を見ていた。
そこまでして、僕はこの淡い帝国を守りたかった
- 277 :名無しさん@ピンキー :04/11/17 03:59:48 ID:dox9Fw3S
- しつこいがつづき
あれから、何日経ったのか
僕は顔を上げた。疲労と衰弱で、身体がまるで
油の切れた機械のように動かない。
一体いつ眠ったのか、それが記憶にないほど
僕の身体は衰弱の限界を超えていた。
傍らを見る。全裸のまいが眠っている。
肩を揺すり、顔をはたくが、起きない。
まるで死んだように眠っている。
ひたすら僕らは、セックスをし続けた。
僕は出し続け、彼女はひたすら僕のものを受け入れ続けた。
まい、と呼ぶ。反応はない。
アンモニア臭の微かに漂う部屋。が、それを嗅ぎ取る神経も麻痺していた。
ただ、その臭いの影響か、疲労困憊からなのか、僕にあるのは
純粋な、動物的な本能しかなかった。
断りもせず、まいの脚を広げた。
股間は、僕の精液で汚れていた。幾度も貫かれたそこは、
蓋をするように僕のものが詰められている。
愛撫もせず、いきなり突き入れる。
眠るまいの身体が揺り動く。意識があろうとなかろうと関係なかった。
現にまいのそれは、よく僕のものを締めつけた。
僕は一人汗を掻き、動かぬ彼女の中に最後の射精をする。
「・・・・・・っ」
ふらふらと倒れこんだ。まさに全ての精力が、なくなった。
全身から力が抜けていく。男根が抜けると、僕は横に転がった。
彼女の横顔を見る。弱りきった顔。けど、僕には焦燥感は沸かなかった。
感情らしい感情が、何も沸かなかった。それほど、僕は衰弱していた。
僕は眠った。本当は気絶なのかもしれない。
帝国の終わりだった。
うっすら目を開けると、そこに映ったのはロングコートの男だった
- 278 :名無しさん@ピンキー :04/11/18 01:34:37 ID:jFuweX5T
- とりあえず一段落 駄長文すまんでした
僕は、身体を動かせないまま、ただ目だけで男を追う。
まいの現れたビデオを渡した、ロングコートの男
蔑みの表情で呟く。資格を持たない男に渡せば破滅するだけだ、と。
憤慨する気力もほとんどない。ただ、水、と僕は呟く。
と、男がビデオを操作している。
その途端、機械音とともにまいの周囲を電流らしき光が包んだ。
男がぶつぶつと言っている。無駄な時間を過ごした、巻き戻す、と。
やがて、電流が消えた。ぼやけた視界の中に、先ほどまで意識も絶え絶え
だったはずのまいが、服を来て立っていた。
僕を見下ろす心配そうな目、その横で男がまいに話しかける
お前には別の仕事がある、出来損ないのビデオガールを消してもらいたい、と。
何を言っているのか分からない。が、男が僕の前にしゃがむと、懐からカプセル状の薬を取り出した。
お前はこの一週間夢を見ていたのだ、そう言うと、僕の口に薬を捻じ込もうとする。
何の薬かは分からないが、何やら妖しげなものだった。男の口走る言葉、端々に聞こえる、
忘れる、記憶、失う、という言葉。記憶を失わせる薬か、ぎりぎりの想像力がそれに気づかせた。
と、まいが男の腕をとった。僕の側にしゃがみ、顔を近づける。
優しい口づけだった。
そのまま口中で舌が絡み合う。
何かが通り抜ける。口伝いに飲まされた薬だった。
頭が割れるような頭痛、まいが最後に僕に告げる「さようなら」と。
二人が部屋を出て行く。僕は激しい頭痛に絶叫し、床をのた打ち回る。
忘れるものか、歯を食い縛る。あの少女のことを忘れるものか、
必死の抵抗のように僕は腕を掻き毟る。痛みで意識を呼び戻そうと、もがく。
だが、薬の効力と、疲労しきった身体、僕の抵抗は、あっさりと鎮圧された。
僕の記憶は呆気なく失われた
・・・どうしよ
1.記憶が失われたまま終わる(原作どおり)
2.記憶が蘇る(単行本6巻に該当。if話)
- 279 :名無しさん@ピンキー :04/11/18 21:15:41 ID:/lXWYvLg
- 2キボン
- 280 :名無しさん@ピンキー :04/11/18 21:27:03 ID:ySl9GA2+
- 2だな
気になるじゃあないか
- 281 :名無しさん@ピンキー :04/11/18 22:58:17 ID:jFuweX5T
- ほな、2で。
書く人他にいないようだからいい・・・・のかな・・・・・・
目が覚めると、そこは病院の一室だった。
見舞いに来る両親に、クラスメイト
意外な言葉に驚く。僕が視聴覚室に篭り自殺を計ったと。
そんなことはしない、否定はするが本当かどうかは分からない。
何故か、何も覚えてなかった。期末テストの最中、僕は
一体何をしていたのか。誰かといたような気がする。けど、一体誰と……。
身体の衰弱がひどい為、一週間ほど入院することになった。
嬉しいことがあった。よく、仁崎伸子が見舞いに来てくれる。
けど、伸子の目はどこか上の空だった。僕に向く訳がない。
あの留年した男、モテウチとかいう男に向けられている。
軽い嫉妬を覚えながら尋ねる。記憶がない、一緒にいたこととかある、と。
ないよ、と言われた。記憶の琴線に触れることもない。ただの夢だったのか、
ただ、直感的に思う。それが夢だとすれば、決して悪い夢じゃない、
あれは、いい夢だったのではないかと。
既に夏休みだった。それにも係わらず病院のベッドで退屈な日々を過ごす。
動けない自分がもどかしい。今頃友達らは、海へ遊びに行ったりしているのか。
腕に巻かれた包帯が暑くて、汗の感触がもどかしかった。医者が言うには、怪我をしていたという。
僕は気になって、包帯をいじった。テープを剥がすと、一枚のガーゼが貼られている。
恐る恐る剥がそうとする。が、痛みで指を引いた。何しろ、怪我だ。仮にも治療した後に
剥がす意味はない。けど、気になる。そこに何かがある、そんな気がした。
僕は、ガーゼを剥がした。痛みを、歯を噛み締めて堪え、一気に剥がした。
生々しい血の残るガーゼ、だが、僕はそこにあるものに目を見開いた。
爪で幾度も引っ掻かれた痕、そこに、確かに刻まれている一つの名前
マイ、という傷。
「・・・」
僕の失われた記憶が、その言葉が鍵となって蘇っていく。あれは夢ではない。
自殺未遂などではもない。僕は、一人の少女と一緒にいたのだ。
まいという少女と。ビデオガールまい、と。
- 282 :名無しさん@ピンキー :04/11/19 03:01:55 ID:d76QWin7
- つづき。一応まだ5巻
仁崎伸子がまた見舞いに来た。花屋で買ってきた見舞いの花を
花瓶に挿している。その仕種を僕はベッド上から見つめている。
数日前とは違う視線、僕の目は彼女の顔から、つい胸や腰に注がれている。
視聴覚室での記憶、蘇ったそれが僕の心にドス黒いものを与えている。
何故何度も見舞いに来てくれるのか、そんなことはどうでも良かった。
と、髪が伸びていると言われた。切る?という。
僕は、素直に応じた。ベッドの上に新聞紙が敷かれ、そこに僕の髪が落ちていく。
鏡で見る僕の顔、久々に見る自分の顔、何か少し違うと感じられた。
伸子の身体が、近い。顔を見上げると、目が合った。
近距離に、伸子の顔に微かな躊躇いと恥じらいが現れる。だが、僕は違う。
僕の顔は一つも動じない。数日前まで僕が持っていた繊細な神経は、すっかり磨耗している。
あるのは、ドス黒い欲だった。あまりにも明確な欲だった。
僕は、虚を突いて伸子を抱きしめる。伸子は戸惑いながらも、拒まなかった
モテウチのこと忘れられないんだ、そう聞くと、うん、と頷く。
すると、唾棄するような口調で、顔を引きつらせて、僕は彼女に言った。
「だったら、僕が忘れさせてあげるよ」
僕は彼女に襲いかかった。驚いた彼女は数刻成すがままだった。
髪の毛が舞い散る中、僕は彼女をベッドに押し倒した。僕を呼ぶ声を物ともせず
唇を奪い、上着のボタンを外し、ロングスカートを舞い上げさせる。
松井くん、と僕を呼ぶ声。それを聞き流し、僕はブラのホックを外し、スカート下の
パンツを下ろそうとする。
悲鳴のような叫びとともに、僕は胸を蹴り飛ばされ、床に落ちた。
呆然と顔を上げると、そこには胸元を手で隠す涙目の伸子がいた。
伸子は、走り出ていった。僕は一人残され、自己嫌悪と、もう一つの感情に駆られる。
彼女でなければダメなのだ、ビデオガール、神尾まいでなければ
- 283 :名無しさん@ピンキー :04/11/19 04:08:27 ID:d76QWin7
- つづき これより6巻
僕は、退院した。退院するや、両親が心配するほどに町を探し回った。
あの少女はいないか、長髪の少女は、いないのかと、日々歩き回る。
思い出したが為に、欠けてしまったもの、それを埋めるのは彼女しかいなかった。
だが、手掛かりはないに等しい。ロングコートの男が言った、別の仕事がある、という
言葉。想像しても分からない。案外、僕のように別の男を抱いているのかもしれない。
それでも構わなかった。ただ彼女に会いたかった。
そんな時に、両親が告げる。家族で海外旅行に行くと。僕も行く予定だったが、何しろ病後であり、
やんわりと断った。今、行くわけにはいかない。
僕はひたすら探した。だが、虚しく時が過ぎていく。
中央線の上り線内で僕は揺られている。都会の人ごみの多い町ならすれ違うかもしれない、
淡い魂胆だった。だが彼女は、意外な場所にいた。
三鷹駅に電車が止まる。昼下がり、ホームには大勢の待合客がいた。
と、その中に一人、電車が来るや、ホームへ上がっていく少女がいた。
奇妙な光景に目を向けて、思わず目を見張った。
少女を追う、ロングコートにミニスカートの、スラリとした女性。
背まである長髪が風で靡いた。大人びた印象があったが、紛れもなく、神尾まいだった。
慌てて追おうとする僕、それを待ち構えていたのは乗車する客だった。
僕はそれを掻き分けるが、無常にも直前で扉が閉まる。電車が、動き出す。
耐えられなかった。彼女を見過ごすことなどは。
僕は、窓を開けた。客の目も気にせず、そこからホームに飛び降りる。
僕は走った。ついに彼女を見つけたのだ
随分と長くなって申し訳ありません・・・・・・
- 284 :名無しさん@ピンキー :04/11/19 21:04:03 ID:Jew0q5qR
- ほほう
- 285 :名無しさん@ピンキー :04/11/20 04:55:16 ID:+Kk9gxTr
- つづき
三鷹駅の南口を出る。駅前のロータリー
駅へ向かう人、バスを待つ人、夏休みの一日、俄かに人の多くなる町
まいの姿が、見当たらない。南口へと出るまでは分かったのに。
確か、少女を追っていた。見覚えがあるような、分からない。
僕は走った。南へ伸びる大通りを、そしてわき道から広がる住宅街の中を。
閑静な住宅街だった。ここじゃない、感覚的に分かる。ふと見ると、大通り
沿いに隣接するビルが見えた。あの辺りか?勘だった。
と、角を曲がりかけて慌てて止まった。見知っている顔があった。
モテウチだった。それも、隣に見たことのない帽子を被った女を連れて。
和気藹々に話をしながら歩いている。何故奴が、と思ったが、奴はこの辺りに
住んでいると聞いたことがあった。
今は時間がない。僕は大通りへと戻る。その、裏通りへと入る。
通りを一本変えただけで、辺りは閑散とした雰囲気があった。すぐ側には工事現場がある。
物音がしてはっとした。工事現場の中から、小さいが、爆発のような音。
僕はシャッターの隙間から中を覗いた。走る二つの影が見えた。
うち一人、追う方は、黒い長髪をなびかせている。僕はぎりぎりあいた隙間に身体を挟み込んだ。
服が少し破れたが、力ずくで抜ける。だが予想外に時間がかかった。
二人は、すでにその場にいない。僕は呆然と立ち尽くす。結局、彼女には届かないのか。
その時、悲鳴のような声が上がった。僕の、丁度真上だった。
電撃、と言えばいいのか、それが光り、まいの追う少女を捕らえていた。バチバチと音を鳴らし、
服の破片がひらひらと落ちる。一体何が起こっているのか、分からない。
だが、現場よりすぐの、水色っぽいビルの屋上に、ロングコートの女性がいる。
その手から、電撃らしきものを操りながら
- 286 :名無しさん@ピンキー :04/11/20 23:12:02 ID:+Kk9gxTr
- つづき
電撃の鞭、それに絡め取られた少女の悲鳴が止んだ。
宙に浮いたまま、掴まれた右腕以外、ぐったりと手足が落ちる。
屋上、手すり際のまいが、腕を引く。すると、少女の身体が宙に舞った。
そのまま、屋上へと消える。
僕は今しがた起こった出来事に驚きつつ、慌てて辺りを見回した。
水色のビル、その階段がすぐ近くにある。
高鳴る胸と共に階段を駆け上がった。一体何が起こっているのかという疑惑、
そして再びまいに出会えるという思いが、僕の足を速くさせる。
屋上に辿り着いた。塔屋を出ると目の前には柵があり、左に空間があった。
二人の少女がいた。一人はまいで、もう一人はボロボロになった服の少女が
うつ伏せに倒れている。まいが、ブーツで少女の臀部を踏みつけると、力任せに
転がした。少女の身体が仰向けになり、見覚えのある顔にはっとした。
天野あい、確かモテウチがしきりに気にかけている女だった。それが何故、まいと?
が、目を凝らしてぎょっとした。天野の右腕が透けて、足元のコンクリートが見えている。
そしてまいが手から出した電撃、一体何がどうなっているのか分からない。
だが、結局のところ僕が答えを推論する必要はなかった。
まいが、天野の脚を開き、自分の脚を絡めた。動けなくするように。
動く様子のない天野に、悪戯っぽい顔で語りかけている。攻撃した拍子に道路まで飛ばれたら
まずい、こんなところで一人で消えていくなんて寂しいわね、不完全のままだらだら再生していたあなたが悪い、と。
まいの手の中で、光る電撃らしきものが集まっていた。
- 287 :名無しさん@ピンキー :04/11/20 23:19:11 ID:+Kk9gxTr
- つづき
手に集まる電流らしき塊、それを容赦なく足元の天野に叩きつける。
耳障りなスパーク音と共に天野が悲鳴をあげ、衣服が弾け飛んだ。
自らが出す電撃の光に照らされるまいの顔は、笑みがある。
対照的に天野は、まいの放つ電撃の雨の中でのたうち回り、顔を痛みに歪め悶えていた。
服が弾け、膨らみに欠ける乳房が露になる。
スカートとパンツが弾け飛び、毛のない秘部が現れる。
さらに容赦ない電撃に、天野が痙攣するように震え、身悶えた。
しきりと誰かの名を叫んでいる。ヨータ、ヨータ、と。それはどうやらモテウチの名前らしかった。
と、電撃を受け続ける天野の身体に、異変が起こっていた。
右腕と同じく、身体が透き通っていく。
胸が透け、腕が透け、脚が透けて、その奥にあるものを映していく。
まいが、笑った。手から放っていた電撃が止む。
仰け反りかえった天野の身体が、力なく横たわった。
電撃の余波か、薄い煙が舞い上がり、天野の千切れ飛んだ衣服の破片が浮いた。
煙が収まると、電撃を受け続けたものの姿が視界に晒された。
靴と靴下以外、全て剥ぎ取られた、足元のコンクリートを写す半透明の裸身があった。
「綺麗」とまいが素直な口調で告げた。そして、倒れる天野に迫るまいを、
僕は塔屋の側からじっと見つめていた。
- 288 :名無しさん@ピンキー :04/11/21 04:35:00 ID:dssaWiEk
- つづき
まいが、天野の身体に触れながら、何やら語りかけている。
小声で、会話の内容は聞き取れない。だが、まいの指は天野を弄ぶように
秘部や胸を触っている。僕は妙な興奮を覚えながら二人を見つめている。
と、まいが天野の身体を抱きかかえた。何やら、強い口調と表情で言った。
あなたは消えるしかない、と。その表情は、以前僕が愛している、と口にした時、
浮かべたものに似ていた。しかし、天野を膝上に乗せ、抱き寄せただけで何をするのか。
不思議に思った僕への答えは、天野の胸へのまいのキスだった。
一体何の真似を、そう疑問に思いかけた時、甲高い天野の悲鳴が上がった。
全身を痙攣させ、顔を苦痛に歪め、張り上げるような絶叫を上げた。
目を凝らし見ると、手からのものとは段違いの電撃が天野の胸を貫いていた。
まいの口から、多量の電撃が放たれているようだった。
電撃の音の影で、ザザ、とテレビ画面で聞く雑音のような音が聞こえる。
見ると、現に天野の身体にノイズのようなものが走り、時折ぶれたりした。
ビデオガール、恐らく間違いなかった。そして消える、つまりビデオガールの死
天野は、見る限り、まいの腕の中で抵抗しているようだった。首を振り、痛みに耐えながらも、
腕を振り解こうと身体をよじっている。
一方のまいは、冷静な仕事人とばかりに、身動き一つせず、天野に電撃を放っていた。
僕は、未だに両者を傍観していた。果たして、どうするべきなのか。
天野は、素性は知らないが、仮にも同じ学校だ。だが、モテウチのことを思うと心に影が差す。
一方のまいは、以前とは随分と雰囲気が違う。同一人物に違いないが、果たして僕のことを
覚えているのか、そんな危惧を覚えた。
やがて悲鳴が、静かなうめき声になり、徐々に、聞こえなくなった。
天野の顔からは表情が消え、身体を痙攣させながら電撃を受け続けている。
見るからに身体の透明化は進み、今にも消えそうな感じさえあった。
僕は、どうするか、迷っている。その時だった。
足元に転がっていた石を、カツンと、蹴ってしまったのだ。
- 289 :名無しさん@ピンキー :04/11/21 05:05:55 ID:dssaWiEk
- つづき
石が、屋上の柵に当たる。甲高い音が鳴った。
しまった、素直に僕は思った。二人の少女を見る。
電撃の音が止み、まいの腕からどさりと天野の身体が落ちる。
消す、という言葉の通り、天野の身体は、足元のコンクリートを微細に
映すほど透けてしまっていた。
まいが、こちらを向く。向けられた、殺意を帯びた表情に、僕は焦りを覚えた。
だが、目が合うと、その顔が一変する。
「直人くん?」
驚きと、微笑の入り混じった顔だった。僕は、それに安堵と、底から沸き上がる喜びを覚えた。
大人びた風貌にスタイル。それでも、僕は再び出会えたのだ。ビデオガールまいと。
「けど、どうして?」
記憶を失わせる薬のことだろう。僕が簡単に説明すると、信じられない、という表情を浮かべた。
「あの薬が効かないなんて・・・」
「忘れたくなかったから」
僕はまいに抱きついた。まいの方は、拒絶することもなかった。
ああ、これだ。あの視聴覚室で幾度も抱いた人がここにいる。
と、僕の目が、地面のコンクリートを映す透明の少女に向いた。
「出来損ないのビデオガールを消しているところだったの」
事も無げに言う。不完全の不良品だと。ビデオガールには本来使命があり、
まいは「元気を出して」、天野は「なぐさめてあげる」というタイトルだったという。
だが天野は、使命はおろか、人間のように暮らし、愛などと口にする。
「愚か者の極みね」
まいが天野の髪の毛を持ち上げた。意識がないのか、手足がだらりと下がっている。
まいが、そのまま天野の胸に口をつけようとした矢先、僕は告げた。天野を助けたい、
という気持ちがどこかにあったかもしれない。
「この辺りにモテウチがいた」
その言葉に、まいの顔色が変わった。先ほどの仕事人のそれだった。
「邪魔者は、排除しなくちゃね。貴方は別よ。私を呼び出してくれた人ですもの」
まいが立ち上がりかけて、しかし、足元の天野を見ると、脚を広げて僕に見せた。
「ところで、この子まだ処女なのよ。どう、ハメてみる?」
- 290 :名無しさん@ピンキー :04/11/21 14:17:58 ID:sFo2I5dU
- まあドキドキ
- 291 :名無しさん@ピンキー :04/11/22 03:51:09 ID:Q7gbu7EV
- 「この娘」、の方が良かったか。つづき
まいが、塔屋の奥に消えた。屋上に残されたのは、全身を透けさせた全裸の天野と
僕だけだった。仰向けに倒れる天野は、額から汗を流し、胸で弱々しい呼吸をしていた。
その身体を透けて、足元の地面、コンクリートの汚れや継ぎ目が見えている。
僕は、恐る恐る手を伸ばした。実体があるのか、そんな疑問があった。
胸に手を触れる。温かい感触があった。膨らみにかけるが、柔らかい。
そのまま乳房を揉み、乳首に触れ、口をつける。電撃の作用か、硬くなっている。
僕の中のドス黒いものが、再び動き出していた。
意識もなく、身動き一つない天野の身体を舐め回す。ガラス像を舐めるような、しかし
その感触は温かい。不思議な感覚だった。乳首を噛むと、顔がぴくりと反応した。
手を股間に伸ばす。触れると、僕の顔に笑みが浮かんだ。
天野のそこは濡れていた。電撃に悶え、涙を流しながら感じていたのか。
指を挿入する。きつく、一本しか入らない。それより、身体が消失している為か、
膣に入れた指が外からも見える。僕の指が動く度に、天野の顔が反応する。
長々と愛撫をする必要は最早なかった。
僕はズボンのジッパーを開け、男根を膣口に押し付ける。
う、と声が上がった。僕は指で押し広げたまま、男根を突き入れた。
処女膜を引き裂き、貫くように僕のものが進む。痛みに天野の顔が歪み、口から
熱い息を吐き、その目がうっすらと開く。
「あ・・・、な・・・に・・・?」
虚ろな目が、驚きで大きく見開いた。天野の透明な腹部に、僕の男根が深々と
突き刺さっていた。色の薄い血を膣から流しながら
- 292 :SS保管人 :04/11/23 02:10:36 ID:HBdYAojn
- 2chエロパロ板SS保管庫
http://s1.artemisweb.jp/sslibrary/
職人の皆様、
このスレに投下されたSSを当方の保管庫に収蔵させてもらってよろしいでしょうか?
KINO様は封神スレと同様にサイトへのリンクで
- 293 :名無しさん@ピンキー :04/11/23 03:11:20 ID:g4Hsgjg5
- つづき
「・・・・・・いや・・・・・・」
天野が顔を横に振る。透明な腹部の中に、僕のものがありありと映っていた。
天野が抵抗しようとする。だが、身体が麻痺しているのか、僕の腕を掴む手が震えている。
透けて見える顔、だが、それでも赤らんでいるのが分かる。身体の麻痺はあれ、そっちの
感覚は残っているらしい。目元に、涙が浮かんでいる。僕はそれを逆なでするように、
力強く僕のものを突き入れた。膣壁が強く締め付け、天野が甲高い、悲鳴にも似た声を上げた。
悔しそうな表情に、強く噛み締められた歯、それでも、僕が腰を揺するたびに喘ぎ声を上げる。
不完全、まいは言ったがそうでもなかった。性格はともかく、薄い胸を除いては特に遜色はない。
何より、動かない身体でも抵抗しようとする様が、逆に僕のドス黒い心を揺り動かす。
「あ・・・・・・あ・・・・・・」
僕は勢いのままに天野の身体を抱えた。ガシャンと、屋上の柵に押し付ける。
振動の度に柵が金属音を立てた。天野の身体の向こうに三鷹の街が見える。思えば、奇妙な光景だった。
乳房を揉み、乳首を抓りながら唇を求めた。だが、いざ近づけると口を頑なに閉じる。
僕は、男根の突き刺さる周囲を弄んだ。天野の心が折れ、口が開く。狙いすましたように
唇を奪う。見ると、天野の目は、屈服したかのような涙があった。
天野の身体が幾度も柵に押し付けられる。が、いつしか彼女から腰を振るようになっていた。
僕が挿入するままに、堪らず口を開き、喘ぎ声を上げる。
「なんだ、あんたもやっぱりビデオガールじゃないか」
膣内に、射精した。天野が身体を震わせながら僕のものを受け入れる。
身体の透ける腹部に、白濁した液体が満ちていくのが分かる。
天野が、力なく柵にもたれた。僕もその上に覆いかぶさる。膣口と男根の隙間から、白濁液がこぼれる。
と、後ろから声がかかった。まいだった。
待たせてごめんね、と言うと、ドサリと鈍い音が鳴った。その姿に、天野の顔が一変した。
震える声で、ヨータ、と漏らす。それは、派手に殴られ打ちのめされたモテウチと、帽子の女だった。
・・・・・・どうだろ>保管
- 294 :名無しさん@ピンキー :04/11/23 23:32:07 ID:g4Hsgjg5
- 長くてスマソ つづき
派手に殴られて、顔を腫らしたモテウチと帽子の女、二人とも失神していた。
「本当はもっとスマートに連れて来たかったんだけど」
まいが、僕のものを挿入されたままの天野に近づいた。
「処女喪失おめでとう、あい。自分の役目を思い出した?」
天野の腹部をさすりながら、まいが悪戯っぽく笑う。
「ここまで入るものなのね。知らなかったわ」
まいが、僕の男根の入った隙間に指を半ば強引にねじ込んだ。
痛みなのか感じたのか、天野が首を振って身をよじる。
うふ、とまいが指に絡みついた糸を引く液体に笑みを浮かべた。
「こんなに垂れ流して、何が愛なのかしら」
そう言って、指を天野の口に差し込んだ。その指が、透明な身体の上を、つうと下がる。
まいが、僕の男根を優しく抜いた。栓が抜けたように精液が漏れる。
「直人くん。今度はこっちにどう?」
示された場所に天野の顔が強張る。後ろの穴だ。身をよじって抵抗する彼女を他所に
僕はまいの言葉に従った。“前”よりも強く締め付ける。天野が身を反らして痛がり、
首を振って、やめて、やめて、と連呼する。その様子を、まいは微笑みながら見つめている。
「素敵な日ね。前も後ろも奪われて。もう一つ大事なものを奪ってあげる」
そう言うと、まいが仰向けに倒れるモテウチの方へ歩いた。何をするのか、見ていると
ジッパーを下ろし、そこにあるものを取り出すと、口に銜えた。
天野の顔に驚きが走り、モテウチが顔を苦渋に染める。が、抵抗は無駄だったらしく、
まいの口から白濁の液が漏れる。するとスカートからパンツを下ろし、モテウチのものを
添え付けてしゃがみこんだ。奪うとは、そういうことだった。
あい、と叫ぶモテウチの声は虚ろだった。モテウチの上で、まいが激しく揺り動く。
時折、振り返って天野の顔を見る。勝ち誇ったような顔で。
- 295 :名無しさん@ピンキー :04/11/24 03:49:56 ID:B0T28zDo
- つづき
モテウチが浮かべる堪らない表情、それを見る度に天野の顔が絶望に染まっていった。
僕は一瞬躊躇して突きいれるのを止めてしまったが、まいが僕の方を見て笑った。
僕は、再び黒い心に火をつけられ、天野のアナルに押し入れる。
いや、いや、と天野が連呼する。自分の身に起こっていることと、
モテウチの身に起こっていること、両方だろう。僕は男根を深く突き入れると中に
射精した。ほぼ同時に、まいとモテウチも絶頂を迎えた。言ってることとやってることが
違う、僕のモテウチへの悪感情がそう思わせた。仁崎伸子の件、その罰だとも思った。
僕は男根を引き抜く。天野は心も身体も敗れ去ったような、惨めさがあった。透明な身体の中は
白い液体が広がっている。顔は涙目で、半ば放心状態だった。
「分かったかしら?あい。貴方達の言う愛なんて、こんなものよ」
吐き捨てるようにまいが言い、立ち上がった。股間からモテウチの精液が漏れている。
僕の顔を見て、ごめんね、と詫びた。まいがモテウチと交わっていたことに不快の色が顔に
出ていたのかもしれなかった。
「そろそろお別れの時間ね、あい」
- 296 :名無しさん@ピンキー :04/11/24 04:01:57 ID:B0T28zDo
- つづき
まいが、天野の髪を掴み上げた。だが、反応のなさが気に食わないのか、トン、と膣口に手を
沿えた。それを、拳状に固めると、勢いよく中に拳ごと突っ込んだ。カハッ、と天野が声を上げる。
僕の怪訝な顔を見て、微笑する。
「直人くんも優しいのね。どうせ消すんだから、好きなようにして良かったのに」
透明な腹部の奥で、拳が開いたり閉じたりしている。その度に天野が悲鳴のような声を上げている。
「さっき見たでしょ?あなたの代わりに彼は私がなぐさめてあげるわ。
前も後ろも処女をなくして、未練もないでしょ?大丈夫、こんな状態だから、すぐに楽になれるわ」
やめてくれ、とモテウチが叫んでいる。何を今さら、と思いつつ、僕は彼を見つめた。
まいを探していた時の僕と似ていて、僕の黒い心がスッと沈む
「楽しかったわ、あい。さあ、消えなさい」
まいが、天野の胸に、乳房と乳房の間、心臓のある部位にキスをした。
稲妻のような青白い電撃が放たれ、天野が絶叫した。さらに電撃は挿入された手からも出されているらしく、
天野の全身に電流が走るのが分かった。膣に入れられた腕を外そうと、まいの腕を掴む。その腕が、
俄かに薄れていくのが分かった。やがて、天野の声が消えた。手が力なく垂れ、挿入されたまいの腕が
挿入されてないものと変わらないほど、透明化が進んだ。
天野あいの消滅は、最早時間の問題だった。
どうしよう
1.あいあぼーんで一先ず幕(バッドエンド風味)
2.一応考えていたネタで続ける
3.黒岩よしひろのように「よーし、いくぞーっ」「おーっ」で打ち切り
毎度駄文をすいません
- 297 :名無しさん@ピンキー :04/11/25 02:21:28 ID:YDQ1+q0Z
- 3はねえじゃろおまいさんw
1と2の混合でどうだね?まあ任せますが
- 298 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 02:28:41 ID:T3QGl6ie
- うーん、取り合えず2でいってみます。297さんスマソ
つづき
「待って」
まいの電撃を止めたのは、僕の言葉だった。
「彼女を消すのはまだ止めないか」
何を言っているの、まいの表情はそれだった。それはモテウチも同じだった。
彼女の口から放たれていた電撃が止まる。反り上がった天野の身体ががくりと
落ちて、まいの腕にもたれる。間一髪だった。天野の身体はまるで硝子の人形
のようで、挿入されたまいの手の指一本一本が鮮明に見てとれた。
おまえ、とモテウチが顔を上げる。見直したような目だが、僕は逆に陰険な顔を
してモテウチに言った。
「悪いけど、お前の為じゃないから」
少し嘘がある。モテウチがあんな顔をしなければ、躊躇いなく天野を消しただろう。
ただ、僕を動かしたもう半分は、やはりドス黒い心だった。
僕は、まいの耳に数語吹き込んだ。まいの怪訝な表情がその言葉で晴れる。
「素敵ね」
言うと、天野の膣に入れた拳を引き抜き、愛液と精液に塗れた手で天野の顔を撫でた。
「喜びなさい、あい。貴方を消すのは一先ずお休みにするわ。その代わり、不完全な
貴方を調教してあげようと思うの。素敵でしょ?」
天野はほとんど意識がない。辛うじて目がちらちら動くだけだった。
僕は、ドス黒い目でモテウチの隣に倒れる帽子の女を見つめる。運動系なのか、
いいスタイルをしていた。僕の目に、モテウチが反応する。一体何を考えている、と。
「決まってんじゃん。ゲームの続きをするんだよ、モテウチ」
それは、まいとの出会いで見知ってしまった、視聴覚室の続きだった。帝国の続きだった。
それが利用できる環境が、目の前にあったからだ。
モテウチが両親と離れて暮らし、一人でかい家に住んでいるのを僕は知っていた。
- 299 :名無しさん@ピンキー :04/11/26 03:52:44 ID:T3QGl6ie
- つづき
何もかもが僕にとって好都合だった。それを僕は、初めて見る
モテウチの家で確信した。奇抜なデザインの広々とした家に、
複数ある部屋。僕自身の事情も良かった。両親は海外に旅行に出ている。
僕のドス黒い心を遮る、目に見える障害は何もなかった。
モテウチ・天野・帽子の女をモテウチの家に連れる。モテウチと帽子の女を
別室に閉じ込める。無論、拘束はしてある。まいが何処かから持ってきた鎖で。
天野は居間の壁に鎖で縛り付けた。両手を吊り下げられ、ちょっとしたオブジェの
ようなものだった。まいが早速天野に絡んでいる。調教、とどのつまりは、先ほど
やっていたことの続きだった。胸に触れ、唇を奪い、乳首を抓る。それよりも
僕はまいを抱き寄せた。彼女との時間がもう一度蘇るのだ。
僕は風呂場へ向かった。理由は、まいがモテウチを抱いたのが、少し気になったからだった。
湯を沸かし、シャワーでまいの身体を洗う。髪や胸を洗い、股間を洗い、徐々に理性がなくなっていく。
いつ見ても飽きない、まいはその形容に相応しかった。僕はシャワーを当てながら、彼女の身体に
見惚れていた。つい、僕の手が伸びる。その濡れた髪に触り、胸に触った。
「ずっと会いたかった。君を愛している」
愛、それはまいの嫌いな言葉だった。固くなる彼女の顔に思わずはっとした。
「嫌いなの、愛って言葉」
「・・・・・・それでも構わない。僕は君が好きだ」
風呂場で僕らはHした。シャワーの湯煙の中で、さらには湯船に連れ込んで、
その中で交わった。どす黒い心、不思議とそれがなかった。ただまいと会うのが嬉しくて、
まいと抱き合うのが嬉しかった。だが、それが消えたわけじゃない。
彼女に向けられない僕の邪念は、天野と帽子の女に向けられた。
・・・長ぇー
- 300 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 00:38:52 ID:IKrvPusm
- ふぁいと
ところで帽子の女性って誰だったっけ?
- 301 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 03:39:41 ID:VTpzARfe
- つづき
肉便器、巷に溢れるエロ本や官能小説の類の中でしかまず有り得ない
状態。天野あいは正にそれだった。居間の壁に吊るされた、奇妙な半透明
の少女は、僕と、まいの調教を受けた。僕は下のものを、そしてまいは腕や、
その他雑然とした異物だった。
「ねえ、見て」
まいが、天野の膣に拳を入れて告げた。拳から二本指が立ち、それが臍の辺りで
止まるのが、天野の透けた腹部から見えた。天野の身体は、以前、消滅寸前まで
追い込まれたときよりも、大分血色を、いや、色を取り戻していた。が、それでも
身体は半透明であり、背にある居間の壁を透けさせ、さらにまいの調教により胸へ
キスを受け、その身体をひどく消失かさせたりしていた。
天野の身体の中で二本の指が動く。それが何かに当たるように止まっている。
指が突付くたびに天野が呻いた。いや、いやと首を振り、腕を縛り付けられた鎖を鳴らす。
「どうしたの、あい?そんな嬉しそうな顔をして」
まいの指がピンと伸びる。力をかける感じだった。いや、いや、やめて、と天野が首をふる。
と、指が何かを突き破ったのか、ズボリと奥まで突き進んだ。は、と天野が放心したような叫びを
上げる。その顔にまいが笑みを浮かべた。
「へえ、初めて知ったわ。子宮ってこんなところにあったのね」
- 302 :名無しさん@ピンキー :04/11/27 04:29:57 ID:VTpzARfe
- 書いてた分がまた消えた………つづき
まいが、拳を引き抜いた。支えをなくしたように天野の体がぐったりともたれる。
だが、それで終わりではなかった。まいが、天野の前にしゃがみこむと、そっと手で
天野の脚を開く。膣口に唇を押し当てる。愛撫、ではなかった。まいの口から電撃が放たれ、
天野の身体を貫いた。呻き声と絶叫、首を振り、身をよじり、激しく悶える。
電撃は、ものの十数秒で終わった。天野の身体ががっくりと落ちる。
うふ、まいが笑う。口元には天野の股間に溢れる愛液が付着している。
「準備はいいわよ、直人くん」
僕は天野の膣に、僕のものを押し入れた。拳を受け入れたせいか、中は当初のきつさはなく、
しかしあれほどのものを入れる割には締りが良かった。
天野はほとんど放心状態だった。目には感情の色がなく、ただ僕に犯されている。
が、いざ僕が中に出し、抜こうとすると天野の脚が僕の脚に絡んだ。それを見て、まいが微笑む。
調教は順調に進んでいた。
「どうして?」
精液と愛液塗れの天野を置いて、まいが言った。
「どうしてあの子を犯らないの?」
言われてみればそうだった。あの帽子の女は未だ部屋に閉じ込めたままで手付かずだった。
山口夏美という女だった。
- 303 :名無しさん@ピンキー :04/11/29 01:16:03 ID:TH1QsxHc
- つづき
部屋に入ると、ベッドに拘束された夏美が好戦的な顔を上げた。
腕と脚を繋いだ鎖をぎしぎしと鳴らす。
革のベストにシャツ、スパッツを履いた身体は運動系らしく張りがあった。
「この・・・・・・糞野郎!」
僕に向けて叫んだ。僕は眉を潜めた。言っていることは確かに正しい。
「元気がいいのね」
傍らのまいが嬉しそうに言うとベッドに近づいた。僕を振り返る。
「少し、大人しくさせる?」
そうしてくれ、僕が頷くと、まいが夏美の上に覆うように身を寄せた。
手が伸びて、それがシャツの下に入れられる。夏美が身体をよじる。
胸を弄んでいるのではなかった。ただ、胸の中央に手を当てている。
「まだ心臓の調子はよくないようね」
その言葉に夏美の顔が歪んだ。ほんの一瞬光が走り、まるで心肺蘇生の電気ショックを
受けたように夏美の身体が反り上がった。
はっ、夏美が息を搾り出す。急激に呼吸が荒くなった。一体何をしたのか
さらにまいの手が伸びる。手首と足首を握り、同じように電撃を走らせる。
夏美の身体が震えた。手足から動きがなくなり、鎖の軋みがなくなる。
「手足を麻痺させたわ。それでももしお行儀が悪いようなら」
まいが拳を握り、にやりと笑った。そのままそれを夏美の胸の中心に叩き込む。
くはっ、夏美が喘いだ。呼吸が乱れ、肩を震わせている。
「ここを叩きなさい。落ち着くから」
まいが、夏美を縛り付けた鎖を取り外した。
僕は、ベッドへにじり寄った。夏美が逃げる。だがその四肢は半分以上麻痺しているらしく、
ベッドの上でじたばたするに過ぎなかった。僕は服の下から胸を触った。
服の下なので目視は出来ないが、結構大きく、張りがあった。
ブラを抜き取りシャツをたくし上げる。現れる形のいい乳房に夏美が顔を赤くする。
背中や手を力のない手足が蹴ったりはたいたりする。全くこたえなかった。
僕は乳房を弄んだ。好き放題に揉み下し、乳首を吸う。夏美は顔を赤くしながら抵抗する。
ほとんど痛みのない抵抗、それが却って僕に優越感をもたらしていた。
- 304 :SS保管人 :04/11/30 01:01:04 ID:tneaK1CQ
- 2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/
とりあえず収蔵させてもらいました。
もし、自分の作品の収蔵はちょっと、と言う方は仰ってください。
削除しますので。
- 305 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 03:41:10 ID:2Jno6w1f
- 長くてすいません。つづき
僕の視線はいよいよ、胸から下へと降りていった。
張りがあり、しかし締りのよい下肢、黒いスパッツはそれを微塵にも隠さない。
非力な抵抗をする脚を広げ、スパッツ越しに秘部を触る。
夏美の顔が微かに赤くなり、痛くもない手や足で僕の背中を叩いた。
ぐい、と指を押し込む。スッパツ越しに、さらにはパンツもあるはずだが、
割れ目のある部位に指を食い込ませる。だが、やはり服の上からでは感触は
分からない。指をそのままスパッツの中に差し込む。ひっと夏美が声を上げた。
黒いスパッツの下で僕の手が動く。指の動きが模られ、それがすっと彼女の股間の
中に消える。ひっと夏美が声を上げた。脚を閉じようとするが、麻痺している身体では
ほとんど動きは取れない。僕はスパッツの中で彼女の秘部を弄ぶ。生温かい中で
指を動かすたび、夏美が声をあげ、障害にもならない抵抗をする。
僕はスパッツの中から手を抜いた。指に彼女の愛液が纏わりついている。
彼女の表情が強張る。僕はズボンを下ろした。堪らなくなっていた。
スパッツとパンツをズリ下ろそうとする。いや、と夏美が抵抗した。
だが彼女の非力な抵抗では何一つ僕を止められない。黒いスパッツとその下のパンツが下ろされ、
やや陰毛の濃い秘部が現れた。スパッツを半ばまでズリ下ろし、指で毛を掻き分け、
亀頭を差し向ける。が、そこで彼女の意外な抵抗にあった。まいが奪ったのは手足の自由だった。
ごつりと鈍い音が鳴り、僕は頭を抑えてベッドから落ちる。頭突きだった。
鳴るような痛みが僕の思考を麻痺させる。逆効果だった。その一撃が、僕の辛うじて残った
良心を忘れさせる。
僕は再びベッドに戻った。彼女の胸へ、豊かな乳房の間、心臓のある部位目掛け、両手を握り、
力任せに叩きつけた。彼女が声を上げる。息の止まるような、声のない悲鳴だった。
僕は数度と叩きつける。その度に夏美が痛みに喘いだ。僕ははっと我に帰る。彼女は息を絶え絶えに、
随分と波長を乱れさせた呼吸をしている。
- 306 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 03:45:59 ID:2Jno6w1f
- つづき
僕を躊躇が襲う。
そこへまいが近づき、そっと夏美の膣口を押し広げた。
「さ、入れてあげなさい」
彼女の言葉が、僕の抱いていた躊躇いを捨てさせる。
夏美のそれは、天野と違い、すんなりと僕のものを受け入れた。
いやぁああ、夏美が首を振るった。処女ではない。中々に締りが良く、ビデオガール以外の、
つまり人間の女とHするのは初めてだった。僕は次第に身体を興奮させ、力強く彼女の膣に突き入れた。
夏美は、歯を噛み締めている。顔は悔しさで一杯で、口から漏れる喘ぎを必死に堪えている感じだった。
う、僕が声を漏らす。限界だった。ふと夏美と目が合う。脅えた表情で、お願い、とだけ言った。
僕は躊躇する。何故こんなにも躊躇するのか、分からない。相手が、人間だからか。
僕は、彼女の膣内にある僕のものを抜こうと、腰を落とした。
と、そこへ、まいが僕の背中にぴったりとついた。
同時に、夏美の脚を引っ張る。僕のものがしっかりと嵌めこまれてしまっている。
「どうして?遠慮することないじゃない?いいのよ、貴方の望むように。出してしまいなさい」
いやぁああ、夏美が絶叫する中、彼女の中に僕の精液が注ぎ込まれた。
僕は、ゆっくりとペニスを引き抜く。開いた膣口から、白濁液がだらしなく流れ落ちた。
涙混じりの声が聞こえる。夏美が疲れ果てた表情で涙声を出している。
「あら、まだ始めたばかりじゃない?ねえ、直人くん」
まいが困惑の表情を浮かべた。それは、僕が彼女の腕を引いて、部屋を出ていったからだ。
「ねえ、どうしたの?一体」
僕はそんなまいにキスをした。まいもそれを受け入れた。
まいの手が動き、僕の下半身へと動く。その手を抑えて、僕は彼女をただ抱き締めた。
直人くん、とまいが呟く。困惑している。僕自身もそうだった。
僕のどす黒い心は、躊躇いを覚え始めていた
- 307 :名無しさん@ピンキー :04/11/30 22:23:42 ID:qXBEafRd
- 遊戯王の初期編(野咲美穂)希望
- 308 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 00:01:25 ID:sPnAg8QZ
- つづき
数日が経った。モテウチの家の居間に、僕はいる。
横になり、その上で身体を半ば薄れさせた天野が、僕のものを腹部に映しながら
ゆり動いている。鎖で束縛する必要はもうなかった。輝きのない目で僕に犯され、
いや僕の上で彼女自ら腰を動かし、踊っている。臍の辺りで、白い液体が動くのが見える。
僕が彼女の中で射精した精液だった。僕は彼女の膨らみに欠ける胸に手を伸ばしながら
膣内に出した。白濁液が中に噴出するのが見え、天野が、あ、と艶やかな顔を見せる。
力なく僕の胸にもたれた。膣口と肉棒の隙間から精液が零れる。あい、とまいが声をかけた。
天野の脚を掴み、僕のペニスから引き上げる。精液が滴り落ちる。
まいが、二つの液体に滑った僕のものを口に含む。絶妙な舌使いで僕は眩暈のような感覚を
覚える。ついに溜まらず、まいの口の中に出してしまった。元気ね、と言ってまいの衣服が落ちた。
非の打ち所のない女性の裸体、それが僕のものを受け入れて、僕の上で踊っていた。
僕は手を伸ばして乳房に触れ、身体を持ち上げて乳首を吸った。
君が一番だ、不慣れな世辞を言う。まいは笑顔を浮かべ、僕の上で激しく身体を動かした。
コトが終わり、まいが僕の胸にもたれている。僕は艶やかなその唇にキスをしている。
愛している、告げるとやはり嫌な顔をした。代わりに、床に転がる天野を見て笑った。
「そろそろ、あの子を片付けていい?」
- 309 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 00:01:54 ID:sPnAg8QZ
- つづき
まいは立ち上がると、天野の側にしゃがんだ。天野が艶な顔をして、そっと脚を広げた。
調教の成果だった。まいは軽く天野の胸を弄ぶと、自分の手を天野に挿入した。
天野の顔に浮かんだのは快楽だった。さらに挿入された手から電撃が発せられる。
それでも天野は痛みに悶える中で、快楽に酔いしれた顔をした。電撃にさえ、感じている。
「ね、いいでしょう?今ならこの子、楽に消えられるじゃない」
確かにそうだ、僕は思いつつ、やはり躊躇った。するとまいが、意外なことを言った。
「私の再生時間も、残り少ないのよ」
「え」
「後、残り一週間ぐらい。そうすれば私も消えるの。テープに終わりはあるでしょ?」
僕は呆然と彼女を見つめていた。一週間で彼女が消える。
「天野は?」
「この子は、まだ再生期間があるのかしら?ま、不良品だから、途中で消去するんだけど」
躊躇いも、ドス黒い心も消え、漠然とした不安が僕にはある。
いい?とまいが尋ねる。黙っていると、まいがそっと天野の胸に口を近づけた。
待って、僕は告げた。どうしてよ、と言うまいに僕は説明した。
何故か、モテウチに天野を抱かせようと思った。そして僕は、まいに何かをしてあげたかった。
- 310 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 00:58:44 ID:QuSIHCLk
- >309
もの凄く良いです!読み応えバッチリで電影少女の漫画を読んでいた頃の
興奮を思い出しました。続き楽しみにしています。あと完結した後に
できたら白川さんで書いて頂きたいです。
- 311 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:09:00 ID:sPnAg8QZ
- つづき
風呂場で、数日間精液に塗れ続けた天野の身体を洗った。無論まいも一緒だ。
身体の消失化のせいで、まるでガラス像を洗うような錯覚に陥る。まいが石鹸を手に
卑猥な笑みを浮かべた。案の定、石鹸が天野の膣内に滑り込む。ひゃ、と今まで出した
こともないような声を上げた。さらにそこに僕が手をいれ、溢れる泡の中で
膣壁をこそぎ取るように動かす。が、気がつけば結局僕は天野の中に自分のものを突きいれ、
さらにはシャワーの口をそこに突っ込んだりしていた。天野は相当壊れており、苦痛の中にさえ
快楽を覚えている。結局僕はさらにまいを抱き、天野とまいを絡ませるなどして遊んでいた。
まいが天野を弄ぶ。血が滲むほど乳首を噛み、小陰唇を抓る。乳首同士で擦りあい、
陰部を擦り合せる。その度に天野が悶えた。そんな二人を僕は見つめている。
もしかすればあの時に、天野を消していれば良かったのか、あの屋上で。
まいの時間が残り少ないと知っていれば、僕は小さな後悔を覚えていた。
モテウチの部屋を空けると、そこには力のない彼がいた。
ベッドに拘束され、弱りきった顔が僕に侮蔑の眼差しを向ける。
「プレゼントだよ、モテウチ」
僕はそう言って、すっかり弱りきった半裸・半透明の少女を投げ出した。
あい、とモテウチが叫ぶ。天野はベッドにもたれ、小さく震えている。
「明日には消すから、せいぜい楽しんでおけよ」
困惑の表情のモテウチが顔色を変えた。天野が起き上がり、弱りながら
モテウチのズボンのジッパーを開けていた。
やめろ、と叫ぶモテウチを尻目に僕は部屋の外に出る。そのうち、天野がモテウチを
抱くだろう。そうすれば、少しばかりは悔いも晴れる。僕の抱く奇妙な躊躇も。
僕は家の外に出た。まいが、家に何故かあった女物の服をラフに着こなしている。
「どうするの?こんな格好させて」
決まってるだろ、僕は言った。デートに行くんだよ、と。
- 312 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:09:50 ID:sPnAg8QZ
- つづき
僕らは二人並び、腕を組み、時には繋いで都会を歩いた。
行き交う人誰もが僕の方を向いた。確かに僕には不釣合いなほど、まいは美人だった。
町へ出て、服や装飾品を買い、喫茶店へ行ったり、映画を見たり。
「こんなことをして楽しいの、もっといいことしてあげるのに」
僕は小さく首を振った。楽しいよ、だってもうすぐ消えるんだろ?だったら色々なことをして
あげなきゃかわいそうだろ?そう言うと、まいが珍しく複雑な表情をした。
僕は矛盾していた。天野やモテウチには手ひどいことをし、まいには優しかった。
夜に家に戻る。二つの異変が待っていた。
帽子の女、夏美が苦しそうに胸を抑えていた。そして天野とモテウチは、抱き合うことなく
ただモテウチが天野をじっと抱き締めていた。
何をやっている、僕は言った。
違う、と。僕の見たいのはそんなものではなかった。僕は二人の側に近づくと、二人を
引き離した。まいに命じると、まいがモテウチのものを銜えた。十分に反り上がったところで
僕は天野の身体を持ち上げ、モテウチの下に下ろす。やめろ、モテウチの叫びとは逆に
肉棒がズブズブと天野の中に突き刺さった。あぁ、と天野が声を上げた。
「ヨータの・・・やっと・・・オレ・・・・・・の中に・・・」
良かったわね、まいがそう言って、天野の乳首を引っ張り上げる。
「さあ、あい。最後の仕事よ。彼を、ちゃんとなぐさめてあげなさい」
天野が自ら動く。やめろ、と何度も連呼するモテウチ、だが身体は正直だった。
透けた腹部に突き刺さる肉棒は、入れる前に比べ明らかに膨張していた。
僕もズボンを下ろす。空いた天野のバックに僕のものを突き入れる。二つのものに
貫かれて、なお天野は絶頂を感じているようだった。
- 313 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:10:29 ID:sPnAg8QZ
- つづき
天野の声にいよいよ熱がかかり、モテウチもまた限界に来ていた。
二人の精液が前と後ろの穴に注がれた。天野の子宮と腸に精液が射精された。
内に広がる熱さに、天野は悶え、感じているようだった。
身体ががくりと傾いて、まいが支えた。
「良かったわね、あい。こんなに出してもらって」
天野に告げる。天野は、朦朧としながら頷いた。
「もう、思い残すこともないわね」
モテウチの顔がはっとする。僕とまいの顔を見た。僕はもう、まいを止める気力を持ちえていなかった。
ただ、まいが消える、という事実が僕の顔を曇らせ、モテウチに挑発的な顔をすることはなかった。
まいが天野の胸に口づけする。ビデオガールを消滅させる凄まじい電撃が天野の身体を貫いた。
天野の意識は立ちどころになくなり、瞬く間に消滅まで少し、というところに至った。
やめろ、と連呼するモテウチ。だが、僕には彼女を止める理由がない。ただ、哀れんだ目でモテウチを
見つめていた。あと一週間で、僕はあんな悲壮な顔をするのかもしれない、と。
天野あいの消滅は、それでも再び阻止された。止めたのは、僕でもまいでもなかった。
部屋の入り口に、長身の男が立っていた。それは、僕にビデオを手渡したロングコートの男だった
- 314 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:38:52 ID:sPnAg8QZ
- つづき
ロングコートの男は、僕とまい、そして天野を見て、言った。
「随分と遊んだようだな」
天野の身体を見て、腹部にありありと映る精液を見て僕に告げる。
何しに来たんだよ、そういう前にまいが男に報告調に告げた。
「申し訳ありません。あいの消去は今すぐに」
いや、いい、と意外な言葉が帰って来た。
「お前達のおかげで、あいにも完全ビデオガールの素質があることが分かった。
あいの消去は取り止めだ。本部に持ち帰り、幾らか調整を加えようと思う」
男の目が、僕の方に向く。驚いたな、と告げた。まさかあの薬から記憶を
呼び覚ますものがいたとは、それほどまでにまいが欲しかったか?
ああ、僕は答えた。現にそうだった。僕はただまいを欲していた。
男が天野に近づく。やめろ、モテウチが言った。
「安心しろ。消しはしない。ただ、不備のある点を直してやるだけさ」
ふざけるな、モテウチが言う。俺には今のあいが必要なんだ、と。
その言葉に僕は揺らいだ。僕も同じだ。僕にはまいが必要だった。
男は天野に触れると、その陰部に軽く手を触れた。顔色が変わる。
「やはり、資格のない者に貸すとこんなものか」
- 315 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:39:11 ID:sPnAg8QZ
- つづき
どういうことだ、僕は尋ねる。男の説明は簡単に言うと、
ビデオガールを呼ぶには純粋な心の持ち主が必要で、モテウチは天野を呼び出したが
ビデオデッキが不良で、人間さながらの状態になった。不完全な天野を消す為に、もう
一人ビデオガールを呼び出し、それに消させることとなった。その為に誰かを使い、
まいを呼び出させる必要があった。偶然男が選んだのが、僕だった。
つまり僕は、男に利用されたことになる。
男は、天野の膣の広がり具合を見ている。やがて、天野の身体を腕で抱き上げ立ち上がった。
おい、僕が止めた。男が振り返る。
黙って持っていく気かよ、その台詞に男の眉が上がった。
「俺はあんたらに散々利用されたんだぜ、それを何もせず、黙って持っていくのか」
「奢るなよ人間。そのおかげで今まで甘い蜜を吸ってきたのは誰かな?」
僕は黙る。確かにその通りだった。
男がまいに告げた。さあ、お前の任務は終わりだ、行くぞ。
意外な答えがあった。
「申し訳ありません。私の任務は、彼を元気にすることです」
僕はまいを見上げた。男もそうだった。意外な表情をする。
「そうか、お前までそう言うか」
男は奇妙な目でまいを見つめた。僕に振り向き、何が欲しい、と聞いた。
記憶を消す薬を、と僕は答えた。モテウチと帽子の女、病院で飛び掛ってしまった
伸子、そして予備を含め、四錠。男は意外と素直に僕に薬を渡した。
まい、去り際に男が呼びかけた。深入りをするな、そんな言葉を残した。
男がいなくなる。僕は手に残る薬を握り締めた。
帝国を、自分の手で終えようとしていた。
- 316 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 01:54:40 ID:sPnAg8QZ
- つづき
夏美の部屋へ行く。呼吸を乱し、苦しそうにしている。
くすり、くすりという呻き声。夏美の上着、そこのポケットを探ると、
カプセル型の薬があった。夏美の目が僕を見る。どうやらそれらしい。
僕が彼女を見ていると後ろからまいが薬を取った。
「薬が欲しいのね?じゃあ、飲ませてあげる」
銀紙を剥がし、カプセルを取り出す。だが、やったのはスパッツをズリ下ろし、
現れた膣口に薬を押し込むことだった。いや、と夏美が首を振るう。
さらに指で薬を奥まで押し込む。と、僕はまいから薬を奪うと、素直に薬を
彼女の口に飲み込ませた。薬が効いたのか、彼女の動悸が消える。
どうして?まいが言った。彼女を使って遊ばないの?そう言うまいを僕は
抱き締める。もう他の娘じゃダメなんだ、僕にはもうまいしかいない、と。
そろそろ家族が海外旅行から帰ってくる、そういう点でも潮時だった。
夏美を担ぎ、モテウチの部屋へと連れた。夏美の衣服を剥ぎ、スパッツを半脱ぎさせると、
モテウチに抱かせた。モテウチの上で、運動系特有の引き締まった身体が揺り動いた。
どうしてこんなことに、そんなことを呟きながら、夏美はほとんど自分から身体を動かしていた。
僕とまいは二人の性交風景を見つめている。天野が去ってから茫然自失としたモテウチも
彼女の胸を揉み、唇を合わせ、やることはやっていた。
やがて二人が力尽き、ベッドの上にもたれた。
僕は二人の口に、例の記憶消失の薬を飲み込ませた。あとは、まいと共に不自然のないように
部屋を清掃した。その間に、悲鳴のような声が上がった。薬が凄まじい痛みを伴うのを僕は
知っている。二人を残し、僕とまいはモテウチの家を離れた。
まいの時間はあと六日ほどしかなかった。
- 317 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 05:00:12 ID:sPnAg8QZ
- つづき(長いので早く終えたい)
モテウチが入院、という話が僕にも伝わってきた。
幼馴染の彼女と一緒に無理心中を図った、そんな話だ。
僕は、家族のいない家で友人からそれを聞いた。
まいは、僕の部屋のベッドに座っている。あれから、僕は自宅へ戻った。
家族が帰るのはまいの消滅日の二日前、色々と時間がない。
僕は記憶喪失の薬を手に病院に出かけた。もう一人薬を飲ませなければならない
女がいる。仁崎伸子だった。
偶然にも僕が入院した病院、それも彼は僕と同じ部屋だった。担当医まで同じで、
廊下ですれ違うとまたか、という顔をした。モテウチの入院、伸子が来ないわけがない。
僕は入り口近くの待合室で彼女の登場を待った。暫くすると、やはり伸子が姿を見せた。
手には花がある。僕を見て、松井くん、と意外な顔をした。そして戸惑いの表情、確かに
僕は彼女を襲いかけた過去があった。
「モテウチの見舞い?」
そう言うと、えっと頷く。一緒に行こうか、僕は言った。部屋までは長い廊下、
その途中で僕は立ち止まった。ちょっと話があるんだけど、と言う。
何、と振り返った顔を押さえ、僕は無理矢理キスをした。口には薬があり、
それを口伝いに流し込んだ。伸子の抵抗は、薬が身体に届いたのか止まり、
電撃が走ったように止まって、身体が崩れ落ちた。
立ち眩みしやすいんです、通りがかった看護婦に言い訳し、彼女をベンチに寝せると、
僕はモテウチの部屋へ向かった。彼の変わり映えを確認したかった。
- 318 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 05:00:52 ID:sPnAg8QZ
- つづき
モテウチは、何やらぼっとしていた。
「全然記憶がない」という。何故自分が夏美と一緒に無理心中をするなどと。
天野あいのあの字もモテウチの口からはなかった。無論ぼくも、まいのことも。
ただ、大事な人を失くした気がする、そんなことを言った。僕はドキリとした。
「大事な人って?」
「思い出せない。だけど、俺には大切な人がいた。それを俺は守れなかった」
「また、会いたいか?」
「そうだね、会いたいな」
部屋を出ると、伸子が目覚めたのか、そこに立っていた。
僕に向ける顔に疑いの雰囲気はない。それがかえって良心を痛めさせた。
松井くんも来てたんだ、そんな以前と同じ会話をする。
僕は病院を出た。すると意外な男がいた。また、あのロングコートの男だった。
「中途半端だね、君は」
どういうことだよ、尋ねる
「全て上手く行くと思わないことだ。罪にはそれ相応の罰があるものだ」
不吉なことを言う。男をにらみつけると、笑いながら男は去っていった。
- 319 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 05:01:24 ID:sPnAg8QZ
- つづき
家に戻ると、まいが出迎えた。食事を取り、結局その後彼女を抱いた。
部屋のベッドの上で、ぎこちない音を立てながら、彼女の身体を愛撫し、
彼女の中に突き入れる。喘ぎ声と熱い息を吐き、彼女が悶え、僕が自分のものを
突き入れる。
だが、Hばかりではなかった。昼間には、よく街に出かけた。
買い物をしたり、食事をしたり、公園を歩いたり、まるで恋人のように僕らは過ごした。
そして夜は、彼女を抱く。瞬く間に数日が過ぎた。
親が帰ってくる日、つまりまいの消滅まであと二日、とまできてしまった。
家のガレージに僕はいた。一台、親父の乗るバイクがあった。
免許はないし、ばれれば停学もありうる。それでも構わなかった。
海へ行こう、怪訝な表情のまいに言った。
「見たことないでしょ?」
「いいの、そんなので時間を潰しても」
「いいよ。一度見てみなよ。気持ちいいよ」
僕は彼女を後ろに乗せ、バイクを走らせた。風を切り、海までひた走る。
夏休みも終わりに来ていて、海へ向かう車はピーク時より少なかった。
人気のない海岸へつくと、僕らは海辺ではしゃいだ。砂だらけになり、身体を
潮くさくさせながら。まいと共に海へ潜る。出来心で、僕はつい海中でパンツを
下ろし、まいの水着をずらし、中に入れた。衆人の中にも係わらず、僕らは交わった。
波のせいで誰も気づかない。僕はその中でまいに「愛している」と言った。
すると、意外な言葉が帰って来た。
「そうね、私もその言葉、嫌いじゃなくなってきたわ」
- 320 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 05:01:54 ID:sPnAg8QZ
- つづき
人気の全くない岩場へ辿り着く。そこで僕らは海を見ながら、頃合を見てHした。
水着を脱ぎ、全裸となって、岩場で、または海中で僕らは抱き合った。
海水で髪を濡らすまいの裸体は、艶美なものがあった。
「海は綺麗?」「綺麗ね」
合間に、会話を交わす。消える、と言っても天野を消そうと言うような処分ではなく、
期限切れだ、と説明した。つまり、再びレンタル棚に戻り、ビデオガールの有資格者に
借り出されるのだと。人間の言う、死ぬとは違う、そんな説明だった。
最後の日、僕らは夜通し交わり続け、朝を迎えた。消滅は、夕方だと言う。
僕はまいの肩を抱き、しみじみと水平線を見つめている。と、物音がして振り返った。
そこには、見覚えのある少女がいた。
何やら電子的な風の衣装を着込む、渦巻きのあるショートカットの少女だった。
天野あいだった。
「ずっと探したのよ、まい。貴方を消さなきゃならないの」
やと終わる
- 321 :名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:14:06 ID:CTXN/G7g
- 苦労してるな>職人
もう一息がんばれ
- 322 :名無しさん@ピンキー :04/12/02 02:03:01 ID:37oQi4ox
- 321さんどうも。
あと310さん、白川さんって「このままでもいいでしょ」の人?
恋編知らんのです。上の台詞ぐらいしか知りません。ごめんなさい。
つづき
天野あい、僕らが二人で壊しつくした女が、あまりにも普通な顔で立っている。
僕らは驚きながら彼女を見つめていた。何故だかは分からないが、以前あれほど
膨らみにかけた胸が、随分とよく隆起している。
「貴方を消しに来たの」
天野が繰り返す。言葉は優しく、学校でたまに聞く粗野な印象はない。だがそれは
逆に、どこか機械じみた台詞を髣髴とさせた。
お笑いね、まいが言う。
「不完全な貴方が私を消しに来たというの?随分と無理を言うわね」
「無理じゃないわ。だって私はあのお方に完全体にしてもらったのだもの。
むしろ自分の心配をした方がいいんじゃない?まい」
あのお方、それはあのロングコートの男のことだろうか。
まいが天野に近づく。手を振り上げると、それを天野目掛けて振り下ろした。
異変があった。以前あれほど放たれた電撃が、彼女の手からは発せられなかったのだ。
- 323 :名無しさん@ピンキー :04/12/02 02:03:52 ID:37oQi4ox
- つづき
動転するまいを他所に、天野がまいの腕を握った。
「不完全になったのは、むしろ貴方の方ね」
電撃が発せられる。まいの腕が光り、まいが悲鳴を上げて倒れた。
腕が色を失い薄れている。足元の砂浜を露に映している。
全ての立場が逆転していた。犯した罪が、ついに罰へと変わるように。
「さあ、ショーの始まりよ、まい」
天野の腕から電撃が降り注ぐ。まいの水着が跡形もなく吹き飛び、まいの裸体が電撃の雨にさらされた。
まいはその中で悲鳴をあげ、身をよじり苦しんだ。
やめろ、叫ぶ僕を天野の電撃が襲った。身体全身が痙攣し、凄まじい痛みを僕は受けて倒れる。
成す術がなかった。天野の電撃がまいの身体をじわじわと消失させていった。
電撃の雨が止む。天野が微笑んだ。そこには、身体全体を透明にさせたまいが力なく横たわっていた。
天野が弄ぶようにまいの身体を愛撫する。指で優しく身体をなぞり、股間で手を止めると、その手が拳へと
固まった。ぐぞ、と強引に拳をねじ込む。まいが甲高い悲鳴を上げた。天野がその拳を力ずくで奥まで押し込んでいる。
手は、肘の辺りまで入り、そこに至るまでまいが幾度も悲鳴を上げる。
「気持ちいいでしょう?まい、もっと喜びなさい」
ちらちらと天野は僕を見た。意識するように。
「そこでよおく見てなさい。貴方のビデオガールが消滅する様を」
やめろ、僕は繰り返す。気づいてはっとした。僕の立場はモテウチそのものだった。
僕とまいに天野を奪われ、目の前で犯された彼そのものだった。
何てことだ、僕は嘆いた。僕にとってのまいは、モテウチにとっての天野だったのか?
では、僕のしたことは・・・
- 324 :名無しさん@ピンキー :04/12/02 02:04:23 ID:37oQi4ox
- つづき
「さあ、死のくちづけの時間よ」
そう行って、天野がまいの弱りきった身体を抱えた。懐から何やら、電子的に光るペニス型の
バイブを取り出すと、自分のものと、まいのものに挿入し、繋げる。
「これが何だか分かる?まい」
バイブを揺すると、まいが顔を歪めた。
「これはね、ここからも口からのと同じ威力の磁力放電を送り込めるものなの。
つまり、貴方は二倍の磁力放電に晒されるのよ。良かったわね。痛みを感じる暇さえ、
貴方には与えないわ」
まいの腹に深々とバイブが突き刺さるのが透ける腹部から見えた。
やめろ、と叫ぶ暇は僕にはなかった。ただ、天野に胸にキスをされ、僕に何ともいえない
表情を向けるまいを見つめていた。力尽きて声が出ないのか、ただ口をパクパクとさせる。
読唇術など知る訳がない僕も、何故か彼女が何を言ったのかは理解できた。
ありがとう、楽しかった、さようなら
力強い電撃がまいの身体に注入される。まいが天野の腕の中で踊った。
身体が勢いよく薄れ、たちまちまいの意識はなくなった。反応がなくなり、腕ががくりと落ちる。
光の粒のようなものが彼女の周囲に現れ、身体がガラスのように透明になっていく。
段階がさらに進む。天野の、まいの抱き方が不自然になった。それは、腕や脚の先端から、
部分的な完全消滅が起こっていたのだった。消滅のラインがじわじわと上がっていく。
僕は何も叫ぶことが出来ず、ただ消されていくまいを見つめている。どうすればいい、それは
分かっている。分かっているが、やめろ、と連呼しただけで止めないのは分かっている。
力づくで行っても、先ほどのように電撃を喰らうだけだ。
では、どうすればいい?僕は途方にくれた。
と、一つだけ答えがあった。あの時のモテウチには出来ないが、僕には出来る。
何故なら、目の前にいる完全ビデオガールは、元・不完全ビデオガールだったからだ。
- 325 :名無しさん@ピンキー :04/12/02 02:04:58 ID:37oQi4ox
- つづき
天野、僕が呼んだ。無視するようで、しかし目はしっかりこちらに向いた。
何、と呟き、目の色を変える。僕の様子が違ったからだろう。
僕は息を吸った。深呼吸して、半ば賭けのような気持ちで彼女に叫ぶ。
「モテウチが待っている」
その言葉に天野の動きが止まった。ずる、とまいの身体が落ちた。
さらに畳み掛ける。
「病院でモテウチが待っている。お前を、自分の大切な人だと言って」
天野がぶるぶると全身を震わせた。両肩を掴み、凄まじい絶叫を上げた。
まいの身体が転がり、僕はそれを掴み、絶叫する天野を見つめた。
天野が岩場に身体をもたれさせる。膨らみのある胸が元通りというか、
元の盛り上がりに欠けるものに戻り、しぼんだ。天野の目に、涙が零れていた。
その目は感情に輝いている。ヨータ、と小さく呟くと、気を失った。
大丈夫か、まいに言った。まいは、うっすらと目を開いた。部分消滅したはずの手足は、
姿は見えぬものの元に戻っている。だがそんなことはもうどうでもよかった。
どちらにしろ、彼女は消えるのだ。僕が守ったのは、最後の六時間を守っただけだった。
だがそれでも、僕には良かった。弱りきった彼女の唇にキスをした。
愛している、散々嫌われた言葉を僕は告げた。
愛している、同じ言葉が帰って来た。
「不完全だ」「不完全ね」
時間は、静かに流れていった。潮騒の中でゆっくりと、しかし確実に。
オレンジ色の太陽が水平線に迫る。時間だった。
まいの周囲を光の粒が取り巻いた。僕はそんなまいをぐっと抱き締めていた。
「お別れね」「また会えるさ」「会えないわよ」「借りるさ」「あるかしら?」「探すんだよ」
他愛のない会話とキスが、彼女との別れだった。光の粒が空に上り、彼女の姿は跡形もなく消えた。
ビデオガールまいは、消えた。歪んだ形ではあったが、嫌いであったはずの愛と共に。
- 326 :名無しさん@ピンキー :04/12/02 02:06:17 ID:37oQi4ox
- ラスト。長駄文すいませんでした
その夜、僕は病院へ向かっていた。窓から侵入すると、モテウチの病室へ向かう。
そこへ、連れて来た天野を寝かせる。せめてもの罪滅ぼしだった。
僕は病院を出る。すると、あのロングコートの男が立っていた。
「どうだったかね、ビデオガールは」
僕は男を見つめている。沸々と腹の中が煮えたぎった。
僕は力任せに男の顔面を殴りつけた。それは、男から受けた恩恵という以上に、
結局は弄ばれたという怒りがあったからだった。
男は、口元を拭い笑っていた。僕は、残った一粒の記憶喪失の薬を投げつける。
最早不要だった。彼女のことを忘れるなど、僕には出来なかった。
二学期が始まる。僕は高校へと向かう。
モテウチと天野は、相変わらず仲がいいのか悪いのか分からない。
帽子の女夏美は町で偶然通りすがった。元気そうだった。
伸子とは、普通に会話が出来た。僕の黒い心は、いつの間にか払拭されていた。
放課後、僕は自転車を走らせる。幻のビデオ屋があるというのだ。
そこにあるビデオを借りようと思う。ビデオガールまいを。僕は自転車のペダルを踏みしめた。
「よーし、いくぞーっ!」
おしまい
名無しさんの次回作に期待しないで下さい
- 327 :名無しさん@ピンキー :04/12/02 21:47:21 ID:3gEU6QKs
- 超興奮したです!原作の雰囲気を強烈に感じました。次回作ぜひ!!
- 328 :名無しさん@ピンキー :04/12/02 21:57:05 ID:Vj2rsXXH
- おつかれさま
ほろ苦いエンドだのう
- 329 :名無しさん@ピンキー :04/12/06 09:26:03 ID:xrwg/6Ec
- GJ!
- 330 :名無しさん@ピンキー :04/12/09 01:17:08 ID:Y/fgX9I/
- 期待してたり
- 331 :名無しさん@ピンキー :04/12/10 02:18:43 ID:kIv89exM
- すみません………ネタと熱意が欠乏してるのです………
テキトーなのなら書けそうですが………どうにも………
- 332 :名無しさん@ピンキー :04/12/11 02:41:51 ID:4FKXrTcY
- 無理はしない
また別の職人が来るさ
- 333 :名無しさん@ピンキー :04/12/12 02:12:34 ID:MW86837Y
- 完結を記念して死刑囚042で誰か書いてください。
- 334 :名無しさん@ピンキー :04/12/27 02:23:33 ID:QcepTcjK
- 保守
- 335 :名無しさん@ピンキー :04/12/29 05:25:42 ID:9Cy8s4Qa
- 冒険王ビィトのキッスたん(*´д`*)'`ァ'`ァ
なんで女の子じゃないんだよ!?
- 336 :名無しさん@ピンキー :05/01/01 20:07:54 ID:NYA1LlQp
- 保守
- 337 :名無しさん@ピンキー :05/01/18 03:09:42 ID:LKENurF7
- ほしゅ
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