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ガンダムキャラに萌えるスレ3
1名無しさん@ピンキー :04/08/06 22:06 ID:yh3jNQxY
ガンダムSSの総合スレです。dat落ちしていたのを再建しました。
以下、前スレからのコピペです。

※  ※  ※  ※  ※

萌えを語るも、萌えSSを投下するもOK。
自分の萌えと違う時はスルーするか、別の話題をふるが吉。
SSへのマターリ感想は職人さんのビタミン剤。みんなで盛り上げていこう。

前スレ・関連スレは>>2のあたり。
500KBを越えると書けなくなるので、480KB越えたら新スレをよろしく。

2名無しさん@ピンキー :04/08/06 22:07 ID:yh3jNQxY
◎前スレ ガンダムキャラに萌えるスレ2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1067268320/ (HTML化待ち)

◎前々スレ ガンダムキャラに萌えるスレ
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1009/10097/1009782805.html

◎関連スレ(専用スレ他)
1stガンダムで目指す自分至上最高SS 3
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1084713897/
ガンダムヒロインズ MARKX
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1082193496/
ガンダムWのエロパロ小説
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1065699339/
ガンダムSEEDエロ総合スレ Part11
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091438377/
ガンダムキャラ【なりきりH】PHASE23
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1091583324
【ログ落ち】金髪プリンセス避難所【ショボーン】
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/movie/606/1031852660/

3 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:08 ID:yh3jNQxY
前スレで連載していたSSの続きをUPするために、スレッドを再建させて
いただきました。
エロパロ板の圧縮基準が最近になって変わり、当分圧縮は来ないだろう
とのことなので(現在485スレあり、800を超えたら700に圧縮予定)。
(参考) http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078095947/587

他の方の参加も、心よりお待ちしております。

4 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:09 ID:yh3jNQxY
◆今までの話

1.「Outer Space」
・元ネタは「機動戦士ガンダムF91」
・ザビーネ・シャル×ベラ・ロナ(セシリー・フェアチャイルド)
・第1章〜第6章+番外編2つ(完結済)
 ttp://nankyoku.sakura.ne.jp/outerspace1.html

2.「追憶 〜The Way We Were〜」(「Outer Space」の続編)
・「機動戦士ガンダムF91」と「クロスボーン・ガンダム」の間の妄想話
・ザビーネ・シャル×ベラ・ロナ(×シーブック・アノー)
・第1章〜第5章(連載途中、ベラのコスモ貴族主義否定演説まで終了)
 ttp://nankyoku.sakura.ne.jp/tsuioku1.html


即死防止のため、別スレにUPした第6章のコピペを、以下に貼ります。
即死基準はまだ流動的らしいので、30レス以上にしておこうかと。

5追 憶 〜The Way We Were〜 第6章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:12 ID:yh3jNQxY
「どういう風の吹き回しですか? あなたが私の部屋に来るなんて」
「……今夜は一緒に…過ごしたくて……その、暫く離れ離れに……なってしまうから」
 ザビーネに厳めしい顔で問われ、狼狽して答えるベラ。ベッドから酷く離れた場所にあるソファを勧められたのにも、戸惑っていた。
 条約締結祝賀パーティの夜を共に過ごしたものの、その後は再び関係凍結を続けてきた自分。ふと絡み合う視線が、以前とは違う熱を帯びているのを自覚しながらも。
 出立を前にして二度目の解凍を願う身勝手さは分かっていても、ザビーネに向かう気持ちの方が、それ以上に強かったのだ。

 つい最近完成したクロスボーン・バンガードの艦――地球侵攻の折には旗艦となる予定だったバビロニア・バンガード――で、明日から地球に行く予定だった。
 先日、クロスボーンの解散・武装解除を行ったことで、後はフロンティアIVを連邦政府に返し、ブッホ・コロニーに退去するのみとなった。
 「その際は、バビロニア・バンガードを使って、地球経由で行くのが良いでしょう。連邦に対して親善航海を行うのです」と、言い出したザビーネ。

 バビロニア・バンガードを平和のために使おうとは考えていたけれど、フロンティアIV退去に使ったり地球まで行ったりする話には、当初乗り気ではなかった。仰々し過ぎると思ったし、連邦に「戦争を続けるつもりか?」と疑われそうな気がしたからだ。
 しかし、ザビーネに「敗れはしましたが、スペースノイドが独立を求めるのは正当な要求です。クロスボーンを支持してくれたスペースノイドたちに希望を残しておくためにも、威風堂々と撤退する必要があるのです」と説得され、考え直した。
 出航前に連邦政府の役人に臨検してもらい、武装が殆どないのを確認してもらえば疑われはしない筈だ、とも言われた。

 とはいえ、当の本人は、別の小型艦で直接ブッホ・コロニーに行くという。かつて軍隊を指揮していた自分、マイッツアーの側近中の側近だった自分がベラと最新鋭の軍艦に同乗すると、連邦からあらぬ誤解を招くだろうから、と。
 ザビーネと離れるのは不安だったが、為政者としては個人的な感情を封じ込めなければならなかった。バビロニア・バンガードの操艦にはベテランの艦長を当ててくれたので、こちら方面には何の心配もない。あるのは、寂しいと感じる心だけ……

6追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:13 ID:yh3jNQxY
139 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:34 ID:Td6s3iwM


「話をして過ごそうと?」
「……ザビーネがそうしたいなら、それでもいいわ」
 離れた位置に座ったザビーネは、固い表情を緩めずに尚も言う。
「では、あなたの居間に行きますよ。私のむさ苦しい部屋より、その方がいいでしょう?」
「私は、ここの方がいいの。ザビーネの体臭が感じられるから。この匂いに包まれて朝を迎えられたら、一緒に居られない時間も耐えられるような気がして……」

 明日からを思うと、物悲しさと心細さが胸から溢れ出して止まらなくなる。距離を置こうとしてきたのに、心はいつの間にか、こんなにもザビーネに囚われていた。
 クロスボーンと馴染みがなく、死んだとされてきた自分がロナ家の後継者になったことには、反対する勢力もあった。コスモ貴族主義を再建させるために、従兄妹に当たるディナハンやシェリンドンを担げ上げようと。
 情報を手に入れ、陰謀を直前で阻止してくれたのもザビーネだった。彼が居なかったら、今ごろは殺されていたかもしれない。

 潤みがかった眼で見詰めて一途に訴えるベラの姿に、ザビーネの心も溶けてゆく。元々、頑なだった彼女への皮肉と悪戯心から、とぼけて見せたのだ。気弱そうに答えるのを内心で面白がってもいた。
「あなたという人は、どうしてそうも男心をくすぐるのがうまいのか……降参しましたよ」
 傍に行き、強く抱きしめる。
「気持ちを正直に言っただけだわ。ザビーネが好きで好きで堪らないんですもの。こんなに意地悪な人を――」

 怨ずる眼差しの艶っぽさに見惚れているうちに、ベラの顔が近付いてきた。唇が深く重なり、隙間から舌が侵入してくる。 愛らしい蠢きを味わいながら、背に置いていた手を前に回し、胸の膨らみを撫で擦る。
「ベッドに移りますか? …んっ……このソファでするのも、一興ですが」
 鎖骨を口でそっとなぞると、小さな震えが伝わってきた。
「ベッドがいいわ。ザビーネが、いつも眠っ…あぁっ……ている場所…で、愛されたい……」

7 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:15 ID:yh3jNQxY
140 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:35 ID:Td6s3iwM


 ベッドの上で二人は、瞬く間に互いの服を脱がせ合い、一糸まとわぬ姿になる。
 ザビーネはベラが避妊薬を飲んでいるのを確認すると、横たわった自分の上に抱き上げて肌を密着させ、久しぶりの触れ合いを楽しんだ。
 豊満な乳房が抱きしめた拍子にむにっという音を立てて潰れたのを、眼を細めて喜ぶ。背中から下半身に手を滑らせて双丘のまろみを堪能し、口内を縦横無尽に嘗め回した。

「あっ……うぅん…っ」
 ベラの鼻にかかった甘い声が、続きをせがんだ。髪の中を指が荒々しく這い回り、身体(からだ)の中に生まれた、やるせない疼きを訴えている。
 上半身を上にずらさせて、胸に愛撫を加え出した。乳首をちゅっと吸い、貪って舌で転がす。もう一方は掌で包み込み、やんわりと揉みしだいた。温かく豊満で弾力性に富んだ、この宇宙で一番美しいと断言できる、秀麗な宝玉――

「あっ、あぁんっ、いやぁんっ!」
 髪を振り乱して身悶えするベラ。両腕で支え、胸がザビーネの顔に覆い被さらないように上体を反らしてきたが、力が次第に保てなくなってくる。
「はぁ…んっ……力が…入らな…あぁっ……い」
「駄目ですよ、ベラ。私を窒息させる気ですか?」
 重量のある乳房を押し当てられては、さすがのザビーネもお手上げだった。

「だって――」
「焦らし抜いた罰です。そのまま頑張ってください」
 涼しい顔で宣告するザビーネ。舌先でなぞった先端が、唾液でぬらぬらと光る様を確認してほくそ笑み、宝玉の感触を掌全体で味わった。そして、掬い上げて手を離し、ぶるんぶるんと大きく揺れるのを面白そうに眺める。
「あんっっ! もうっ、悪戯ばかりして」

8 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:15 ID:yh3jNQxY
141 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:36 ID:Td6s3iwM

 ベラはザビーネを睨み付けて身体から降り、隣りに横たわる。本当は彼のこういう稚気も好きなのだが、甘い態度を取っていると際限なくやられそうな気がして、牽制してみせたのだ。
「ザビーネにばかり、好きにはさせませんからね!」
 勇ましく宣言すると、手をザビーネの乳輪に置いて輪郭をそっとなぞった。描く輪を狭めていき、最後に行き当たった乳首を小刻みに震わせる。

「んっく……あぁ……」
 ザビーネの呻き声と共に、小さな先端が眼一杯固くなる。反対側にも同じ仕草をしながら、胸や腹を愛し気に撫で擦る。いきり立つ分身にも触れ、これからを思って胸をときめかせた。
「こうしてザビーネの匂いを嗅ぎ、触れてもいると、頭の中がザビーネで一杯になってゆくわ」
「もっと一杯にしたい。私しか見えないように……私しか想えないように……」
「それなら、もうずっと前からそうよ」

 骨も砕けよと抱きすくめるザビーネ。
「ベラ…ベラ……可愛い」
 情熱的な口付けとは裏腹に、手は膝頭から太腿へゆっくりと辿る。ベラはぞくりと身を震わせた。
 手を自分から花芯に導きたいぐらいの強い欲望が、蜜を更に溢れさせる。肌を伝う指は遂に目的地に達し、茂みの奥へと分け入ってゆく。ぐちゅっという音とザビーネの指の滑りが、激しい溢れ具合を教えてくれた。

「やっ……あ、あっ……んあっっ!」
 甘く痺れるような感覚が背筋を這い登ってゆく。ザビーネにかかると、いつもこうなる。自分で触る時の何倍も何十倍も感じてしまい、恥ずかしいほどに乱れてしまう。
 分身への愛撫も滞り勝ちで、顎を反らせ腰を突き出して続きを催促している。官能に支配され、一匹の雌になっていく……

9 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:16 ID:yh3jNQxY
142 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:37 ID:Td6s3iwM

 ザビーネが股間に顔を埋め、舌で舐め始めた。
「あふぅんっっ! いい、の……もっと…して……」
 花蕾と花襞を丹念に攻められ、波が急速に押し寄せてくる。どこまでも淫乱になってゆく自分への羞恥も、快感を加速させた。
「い…くっ……あっ…あぁぁぁっっっ!」
 最初の絶頂が訪れ、全身を震わせて達する。駄目、もう、溺れてしまう。

 ザビーネは恍惚とした表情を満足気に見守ると、再びベラの股間に視線を落とした。唾液と愛液が交じり合って、花芯を妖しく煌かせている。
「また湧いてきましたよ。こちらは?」
 内奥に差し入れた舌を固く尖らせ、入り口付近を刺激する。これからもっと固いものが来ると、予告するかのように。
「んぁっ、いい…わっっ、あぁぁんっ」

 ベラのむせび悶える声に、胸をかきむしられる。いつもは気高く輝いている顔が、頼りなさげな気弱さを見せるのも絶品だった。情欲が一気に膨れ上がり、分身に流れ込んでゆく。
「ベラ、そんな顔をされたら……いいですか?」
「あぁ、ザビーネ待っていたわ。来て……」
 金の髪と蒼い瞳に彩られた白い顔がほんのりと上気し、自分を見下ろしている。ああ綺麗だ、とベラは思った。男の人を綺麗だと思うなんて他ではないのに、ザビーネのことだけは繰り返し思う。苦しいまでの想いも込み上げてくる。いつも、いつも……


 ザビーネは甘酸っぱい匂いの源に、滾る分身を突き立てる。やんわりと咥え込み、吸い込んでゆく秘奥。
「あぁっっ!」
「こんなに奥まで入りましたよ」
 繋がった箇所をまじまじと見詰めると、ベラは頬に朱を散らして身をよじった。
「……見ない…で……」
「恥じらうあなたは、何度見てもいい……フフフ」

 一旦抜き出して、今度は素早く挿入する。ずぶっという音が室内に響き、辺りの空気を淫猥な色に染める。勢いに押された内奥がきゅっと絞まり、先程とは違う快感を与えてくれた。
「あぁぁんっ! 凄く…逞し……い……」
「まだまだ、これからですよ」

10 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:17 ID:yh3jNQxY
143 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:39 ID:Td6s3iwM

 高まる喘ぎ声に誘われ、欲望の赴くままに腰を激しく振るザビーネ。自分の動きに従って、豊かな乳房が揺れる様を余すところなく眺める。
 ベラも両腿でザビーネを絞め付け、下半身を前後させて応じる。双方のタイミングが合うと、狂おしいまでの快感がザビーネを襲った。身体が宙に浮くような感覚さえもたらす。力強く打ち付け、肢体を悩ましげにうねらすベラを陶酔の極みへと導く。

 ザビーネはベラの両脚を肩に乗せ、身を沈めてより深く結び付こうとする。理屈や計算ではなく、より快感を得たい、ベラをも悦ばせたいと願う。
「いやんっっ! 駄目っ、駄…あっあぁぁーーーーーっっっ!」
 角度を変えた刺激に、淫靡な音を身にまといながら、身をしならせて達するベラ。うねる波が全身を襲い翻弄する。本人と、そして枕やシーツから漂うザビーネの体臭に、心からの安らぎを感じる。

 それ自体、別の生き物であるかのように蠢く内奥と艶を含んだ嬌声が、ザビーネをも悦楽の園に誘う。ねっとりとした柔襞が分身のそこかしこを締め付け、甘い疼きが腰骨と脳の間を何度も走っていった。衝動に駆られつつも眉を顰めて耐え、一層の律動を繰り返す。
「ザビーネ……あぁんっ、あんっっっ!」
「あなたの声を…うっ……もっと…聞きたい。私…だけが……っんっ…知る…声を……」
 ベラに名前を呼ばれると、それだけで新たな活力が沸き、分身が熱く滾る。

「ザ…ビーネ……私…もう……はぁぁんっ!」
 肩の上の脚が小刻みに震え始め、ベラが再度昇り詰めていることを告げた。ザビーネは残る力の全てを使い、深奥へ分身を打ち込み続ける。
「ベラ、一緒…に……うぁああっっ!」
 脳髄まで痺れる恍惚の中でベラに溶け果て、脈打つ分身から昂ぶりを存分に放つ。
「あぁぁぁああっっ……っ!」
 最奥に浴びせられた飛沫に導かれるように、ベラも達した。胸に溢れる哀しいまでの熱情……

11 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:18 ID:yh3jNQxY
144 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:40 ID:Td6s3iwM


 繋がったまま口付けを交わす。唇を貪り舌を絡め合い、唾液を深部まで交換する。再び分身が膨らむのを感じたが、ザビーネは敢えて引き抜いた。白濁液と愛液の混じり具合を眺めたかったのだ。ベラの股の下に敷いた薄紙に、どろどろとした粘液が流れ出てくる。
 満足そうな笑みを浮かべる姿を呆れた想いで見返しながら、ベラはザビーネのしてくれる後始末に身を任せた。一段落したところで起き上がり、包んであった薄紙で分身を丁寧に拭き始める。

「まだ、こんなに大きいわ。ザビーネったらエッチね」
「ずっとお預けを食らっていたのです。一度で満足できる筈もないでしょう?」
 付いている液の粘性が高過ぎて、薄紙が皮の部分にくっついてしまうためベラが苦労しているのを眺め、この紙も自分一人に使ってばかりだったなと内心で苦笑する。

「ないでしょう?って言われても、本当にお預けだったのかしら? その、他の…女性(ひと)と……」
 ザビーネの心も知らず、気になっていたことを聞くベラ。言葉にしただけで、胸が苦しくて堪らなくなる。そういう人ではないと知っていても、本人にキッパリと否定して欲しかった。
「そんな浮気者だと思われていたとは心外な……報われない恋もあったものですね。ところで、そういうベラは一度で満足なのですか? とても、そうは見えませんがね」

 流し目を向けられ、薄紙をゴミ箱に捨てて口を尖らす。誠実さを確かめられて嬉しかったけど、すぐ意地悪を言うんだから!
「喉が乾いちゃったから、答えられません」
「世話がやけるお姫様ですね。この部屋には、ミネラル・ウォーターしかありませんよ」
「いいわ、飲みたい」
「はい、はい」

 気乗りしない口調とは反対に、ザビーネは身軽にベッドを下りた。部屋の隅にある小型冷蔵庫からボトルを持ってくるとキャップをあけ、一人でさっさと飲んでしまう。
「ザビーネっ!」
 怒声を浴び、ニヤリと笑う。
「もうっ、いいわよ。自分で取ってくるから!」

12 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:18 ID:yh3jNQxY
145 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:42 ID:Td6s3iwM

 行こうとする後姿を抱きとめ、耳元で囁くザビーネ。
「からかっただけですよ。さあ――」
 もう一度口に含むと、向きを変えさせたベラに口移しで飲ませようとした。もがかれたため最初の分は零れ、彼女の喉から胸元へと伝い落ちてゆく。
「んんっ……ぅうん……」
 ミネラル・ウォーターを満たし、顔を離して見守ると、ベラは白い喉を大きく動かして飲み込んでゆく。

 蠢く喉仏に強烈な色香を感じる。情事の後を偲ばせる色付いた肌を水滴が下降してゆく様も、大層魅惑的だった。ボトルをベッドサイドに置くと、膝立ちしているベラの首に唇を当て、雫の道筋を忠実になぞり始める。
「ザ…ビーネ?」
「……」
 無言で乳房を揉みしだく。片腕で下半身を抱き寄せ、屹立した分身で花芯を刺激しながら。

「あぁっ、駄…んっっ……」
 言いかけた口を自分の唇で塞ぎ、内部を思う存分犯す。手を下ろし火照りを残す箇所に触れると、そこは再び沸き立っていた。
「答えてくれないなら、ここに聞いてみましょうか?」
 花蕾を揺さぶる指と尻肉を撫で回す掌との間で、ベラの股間が微妙に揺れ動く。
「あっ……いいっ、感じ…る……」
 いつしか喘ぎ声を上げ、とろとろに蜜を溢れさせるベラ。強引な仕草に自分への滾る欲望を感じ取り、心ごと燃え上がってゆく。

「今度は…んっ……どうします…か?」
 膝立ちしていられなくなり、しなだれかかってきたベラに短い口付けをすると、柔らかくベッドに押し倒して聞く。細めた眼と半開きの唇が何とも艶っぽく、待ち切れない想いで一杯だった。
「後ろから……して。もっと乱…いやぁんっ……れたい…の」
 ベラはうつ伏せになり、自ら尻を突き出して待つ姿勢を取った。望んでいた以上の答えに相好を崩し、胴に手を回して引き寄せると、一気に貫くザビーネ。

13 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:19 ID:yh3jNQxY
146 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:43 ID:Td6s3iwM

「あぁあぁっっ!」
「くぅっっ……」
 激しく腰を振って求めるベラに、ザビーネも下半身を叩きつけるように応じ、情熱の限りを返す。久しぶりなせいか、ベラが積極的に応じてくれるのが好もしかった。
 一度目と違い、切迫感が薄れている。これなら、ベラを好きなだけ悦ばせられそうだ。勿論、自分も。

 愛と情欲に満ちた別れの宴は、いつ果てるとも知れず続いてゆく――

  *     *     *     *     *     *     *

 同じ頃、シーブックは自室で眠れぬ夜を過ごしていた。バビロニア・バンガードの親善航海に同乗するため、フロンティアIVで過ごすのも、今夜で最後だった。
 自分たちが暮らしていた頃とは様変わりしていたものの、再びこのコロニーがクロスボーンの手を離れるのは嬉しい。今度こそ、平和な地に戻ってくれますように……

 想いはセシリーとザビーネのところへ戻ってゆく。明日から暫くの間、二人は別れることになる。関係を凍結中とはいえ、今ぐらいは一緒に過ごしている筈だという想いが、胸に強い痛みをもたらす。
 プラトニックな時を送っているとは、とても思えなかった。あの抜け目ない男は、別離というチャンスに絶対に乗じている。もしかしてセシリーの方から……!? いや、それはない、断じてない!

 あの男の腕の中で、彼女はどんな声をあげるのだろう? 一度も聞かせてもらえなかった声。
 二人が別れていた五年の間、一線を越えられないでいた自分が情けない。もっと強く迫れば、セシリーは頷いてくれたのではないか、そうすればあいつと再会しても――
 そこまで考えて首を横に振る。そういう関係になっていたとしても、きっと同じだったろう。認めたくはないが、それが真実だ。これは自分とセシリーの間の問題ではなく、ザビーネとセシリーの間の問題なのだから。

14 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:20 ID:yh3jNQxY
147 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:44 ID:Td6s3iwM

 寝返りを繰り返す間に、クロスボーンに来てからの日々を順に思い返す。
 「セシリーの身を守る」という目的こそ達成できたが、「相談相手になり、セシリーの行動を助ける」の方は、殆どできなかった。それは専らザビーネの役割だったから。
 心を取り戻す方は更に絶望的だった。二人が深く結び付いてゆくのを、指を咥えて見ていただけ……

 条約締結祝賀パーティを思い出さずにはいられない。ザビーネはセシリーをずっとエスコートしていて、会場のそこかしこで、「お似合いの二人だ」という囁き声がしていた。
 圧巻は二人のダンス。並び立つだけで絵になる華やかな容姿、見事なフォームと息の合ったステップは、会場中の賞賛と拍手を集めていた。気障な奴だと思ってみても、嫉妬心から来ている想いなのも確かで、深い自己嫌悪に襲われた。

 ダンスを終えた直後、左手をセシリーの腰に回したザビーネが、右手で彼女の手を取って甲に口付けた時は、殺意すら覚えた。
 突然の行為に驚き眼を丸くしながらも、すぐに蕩けるような笑みを浮かべたセシリー。その愛らしさ! あんな表情をさせられるのは、あの男だけだ。自分に見せてくれたことは、一度もなかった顔。
 セシリーはあいつと居る時だけ、いとけない少女であり、それでいて酷く大人びても見える。

 パーティの終わり近くなって、ザビーネは姿を消した。代わりにセシリーをエスコートできたのは嬉しかったが、あれは何だったのか? さすがに辛い気持ちになったせいか?
 どう取り繕おうと、クロスボーンが連邦政府に負けたのは確かで、直接関わってきた者には複雑な想いがあるだろう。戦争と距離を置いてきたセシリーと違って、あの男が素直に平和を喜んだとは思えない。挫折感、虚無感、屈辱感……どんな感情に襲われたものやら。

 けれどあれ以来、二人はより強く結び付いたらしく、ふとした折りに独特の視線を交わすようになった。周りにどれだけ人が居ても、特別なオーラが二人を包み込んでしまう。自分など当然蚊帳の外だ。
 それまでは、第三者が居る場所でそれらしい雰囲気を漂わすことはなかったし、セシリーから関係を凍結したとも聞いていた。なのに、その本人が切ないまでの眼差しを向け、ザビーネも熱の篭もった瞳で見返す。

15 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:21 ID:yh3jNQxY
148 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:47 ID:Td6s3iwM

 考え過ぎかとも思ったが、警護仲間も似たような話をしていた。「ベラ様は一段とお綺麗になって、眩しいほどだ。ザビーネ様の、あれほど優しい顔も初めて見る。ベラ様が愛しくて仕方がないのだろう」と。
 もうじき二人は、長かった春に終止符を打って結婚するのではないか、とも。
 分かっている。愛し合っている二人の間で凍結なんて、長続きする筈もない。だが、このままセシリーと別れ、ザビーネの思う通りにさせてしまうのは厭だった。


 地球に着くまでの間、自分も艦に同乗する。「旧クロスボーン・バンガードの指導者ベラ・ロナと、かつてレジスタンス・パイロットだったシーブック・アノーとが手を携えて親善航海を行い、地球連邦政府を表敬訪問する」という和平パフォーマンスのためだ。
 コスモ貴族主義否定演説の時と同じく、脚本家と演出家はザビーネ。あの男のことだから他にも何か目的があるような気がするが、それが何なのかは分からない。セシリーを危険な眼に遭わせはしない、それだけは安心しているけれど。

 航海中こそ邪魔者抜きでセシリーと一緒に居られるものの、その後は別れなくてはならなかった。
 地球に降り立った後のバビロニア・バンガードがブッホ・コロニーへ行く途中で、母や妹の待つコロニーで下ろされる予定なのだ。ご苦労様、ということだ。ザビーネにとって「シーブック・アノー」の利用価値は、もうないのだから。
 母と妹が連邦政府の人質みたいになっているのを、酷く気に病んでいるセシリーからも、帰った方がいいと説得された。これ以上、あなたに甘えられない、と。

 ザビーネの奴は厄介者払いができて清々しているだろうが、そうはさせるか。航海中にセシリーを口説いて、なんとかブッホ・コロニーまで連れていってもらう。それが無理なら、一度母親たちの元に戻った後でブッホ・コロニーへ行く約束を。
 我ながら諦めが悪いとは思うが、それゆえにここまで来た。こうなったら最後まで食い下がってやる!

16 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:22 ID:yh3jNQxY
149 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:49 ID:Td6s3iwM

  *     *     *     *     *     *     *

 ベラは運転席との間の仕切りを上げ、隣に座るザビーネと二人だけの空間を作り出すと、ポツリと呟いた。
「私、ザビーネが傍に居てくれれば、それだけでいいのに……」
 バビロニア・バンガードの待つ港口まで、リムジンで移動する途中の出来事だった。あと僅かな時間で離れ離れになってしまうという寂しさが、ベラの心を苛んでいた。

「急に、どうしたのです?」
 気持ちは理解しつつも、唐突な呟きに、ザビーネは何か不穏なものを感じた。
「分からないけど、何か不安で……離れるのが寂しいから、かも……」
「可愛いことを」
 抱きしめて口付ける。潤み始めた眼尻と瞼にも、二つ、三つ。外からは内側が全く見えない仕様になっているため、周りを気にせずに戯れることができた。

「しかし、涙は反則ですよ。あなたに泣かれると、どうしていいのか分からなくなる」
「ザビーネにも苦手なものがあるなんてね、ふふふふふ」
「笑い事じゃありません。他の男の前で、そんな顔をしないで欲しいものですね。魅力的過ぎて危険極まりない」
「大丈夫です。私を泣かせるのなんて、ザビーネぐらいだもの」
 また焼き餅が始まったわ、と思っていたが、顔には出さない。

「憎まれ口を叩ける元気があるなら安心です。ブッホ・コロニーで待っていますよ。寂しいのは私も同じですが、これ以上、連邦を刺激する訳にもいきませんし」
「そうね。我侭を言ってごめんなさい」
「いいのですよ。その代わり戻ってきた時は――」
 ベラの太腿に手を置き、軽く撫でる。

「いけない手だわ。お行儀が悪いんだから」
 横眼で睨みつけ、ザビーネの手を自分の手で押さえ込む。
「行儀良くした方がいいですか?」
「駄目……うふふ」
 愛らしい言い方にザビーネも笑みを返す。手をそのまま持ち上げて、上に乗っているベラの手の甲に口付けた。

17 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:22 ID:yh3jNQxY
150 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:51 ID:Td6s3iwM

「ザビーネ……」
 肩を抱き寄せて、もう一度深い口付けを落とす。
「口紅…んっ……が取れ……んんっ……ちゃうわ」
 言っていることと裏腹に舌を侵入させてくる姿に笑いながら、ベラが呻き声を漏らすほどにまでに絡める。口内をたっぷり堪能した後、自分の膝にベラの身を横たえさせた。


「私、ザビーネの制服姿が一番好きだわ。とても良く似合っていて、いつも見とれてしまう」
 うっとりと見上げ、ベラが言う。
「嬉しいことを……けれど、一番好きなのが昨夜のような姿だと、もっと喜べるんですがね」
「もう、ザビーネったら本当にエッチね。昨日だって、あんなに何度も……」
 その度に乱れに乱れ、最後は殆ど意識が無かった自分を思い出して赤面する。ザビーネに翻弄されて二度目以降を受け入れ、声を出すのもままならないほどに感じてしまった。時間の感覚さえ、なくなるほどに。

「否定はしませんが、ベラがそうさせている部分もあるのですよ」
「私が!?」
「ええ。あなたに出会うまでは、こんなではありませんでしたから。別々に暮らしていた五年の間なんて、精錬潔白を絵に描いたような生活だったのに、今は自分でも驚くぐらい溺れている」
 片手で頬を包み込み、反対側の手で唇をそっと辿った。灼熱の時間をもっと思い出させたい。

「ザビーネ……うぅん……」
 仰ぎ見る眼差しに篭めた、直向きな想い。ザビーネの言葉一つ一つに胸が踊る。普段は取り澄ました顔に浮かぶ情動を、ずっと眺めていたい……
「ベラ……」
 ザビーネの心にも物哀しい想いが満ちてくる。本当は自分の傍から片時も離したくない。車を帰させたい気持ちを、理性で懸命に抑えていた。私情より理念を優先させなければ……

18 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:23 ID:yh3jNQxY
151 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:53 ID:Td6s3iwM

「んっく…んんっっ……っんっ」
 唇に触れる指を口に含むベラ。手を添えて指の腹を舐め、先端をしゃぶる。まるで分身自体を愛撫するかのように。
 肉欲を刺激されたザビーネが、もう一方の手をベラの下半身に這わす。探し当てたそこは既にしとどに濡れていた。軽く花蕾を押す。
「あっ……はぁんっ」
 息が荒くなり、身体の奥に小さな火種が灯った様を伝える。

 ベラは口内の指に軽く歯を立て、甘噛みした。清冽だった頬に艶が浮かび、無言のうちに続きをねだっている。別離の寂しさと不安とが、いつもだったら働く羞恥や気遣いを、いとも簡単に吹き飛ばしていた。
 ザビーネは手を小刻みに動かし、快感の高波にベラをさらわせた。抑えた声でそれでも悦びを表し続ける姿に、春情を抑え切れなくなってくる。
 ベラの軍服と下着を下ろし自分もそこだけ脱ぐと、背後から抱きかかえて膝の上に座らせる。意を察したベラも積極的に動いて協力した。一旦尻を上げさせ、隙間に分身を入れて膣口にあてがい、そのまま腰を下ろさせる。

 くぐもった声が漏れ、後は衣擦れの音と荒い息遣いだけが、車内の空気を震わせる。こちらからだけ一方的に見える車外の風景は、人々の生真面目な日常を余すところなく映していて、そんな中で情痴に溺れている後ろめたさが行為を加速させた。
 運転席との間に距離があるため、ベラだけが身を前に倒したり二人で一緒に反りかえったりして、微妙な角度の違いを楽しむ。車の振動によって思わぬ衝撃を与えられることも、互いを夢中にさせる。
 やがて、急速に上がった室温に包まれ、快感が弾け飛ぶ――

  *     *     *     *     *     *     *

 バビロニア・バンガードに到着したシーブックは、先着していたベラに迎えられた。傍に行った時、ふいに彼女のものとは違う匂いが漂う。
「!」
「シーブック、どうかして?」
「いや、何でもない」
 湧き上がってきた感情を封印する。邪魔者が居なくなるまで、もうすぐだ。

19 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:23 ID:yh3jNQxY
152 名前:追 憶 第6章  ◆ZAxBErybqE 投稿日:04/07/28 (水) 02:54 ID:Td6s3iwM

 連邦政府との無用な摩擦を避けるため、バビロニア・バンガードの武装は最小限のものにしてあった。しかも、前日と出航直前の二度に渡り、政府の役人を艦内に入れて臨検を受けている。
 モビールスーツも艦外作業用のものが殆どで、戦闘に使えるものは三機しか乗せていない。スペースノイドが力を付けつつあり、連邦政府の隙を掻い潜って宇宙海賊まで横行し始めた現在、この程度の武装は政府も容認せざるを得なかった。

 マスコミ向けに、艦内の大広間でベラとシーブックが握手してみせ、写真撮影を行う。シーブックは着慣れないスーツが息苦しくて堪らなかったが、久し振りに触れた柔らかい手には胸が弾んだ。こっちの「お勤め」は悪くない。
 一方のベラは、にこやかに笑ってみせながら、先日以来気になっていた一件をふと思い出していた。クロスボーンの残務整理をする中で知った、マイッツアーの深慮遠謀の中に一つだけ、見過ごしにできない物があったのだ。
 帰ってきたら、あの件についてザビーネともう一度話し合ってみよう。できれば連邦政府にも伝えて注意を促しておきたい。まだ差し迫った事態ではないようだけど……

  *     *     *     *     *     *     *

 その第一報がザビーネの元に届いた時、彼は信じられない思いで呆然と立ち尽くした。
 バビロニア・バンガードからの通信が途絶えた。直前に大きな爆発音と悲鳴が聞こえたため、艦員の生存は絶望的と思われる、と。
 まさか、奴らが!? 今回の親善航海は、連邦政府やスペースノイドたちへの示威行動の他に、もう一つの目的を秘めていた。艦長や主だった者には思惑を伝え固く口止めしておいたのだが、嗅ぎ付けられたのか?

 激しい後悔が心を襲う。ベラを乗せなければ良かった! 胸が張り裂けそうだった。彼女の居ない人生――自分の半身が居ない人生――など、考えられない。それに彼女なしでは、クロスボーンの再興もコスモ貴族主義の世の中も、全てが霧散してしまう。
 身体中から匂い立つベラの香りが、昨夜の、そして車内での情事を思い起こさせる。あれが最後だったと!? そんな馬鹿な! ベラ、どうか、どうか生きて……

20 ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:27 ID:yh3jNQxY
第6章は以上です。

それでは、第7章UPのために15レスほど使います。
作品UP時は名前欄に「◆ZAxBErybqE」を必ず入れるようにしますので、
スルーしたい方は、お手数でしょうがNGワードに指定してくださいませ
(多様な方が集う場所ですので、少しでも共存できる道をと考えてのことです)。

21追 憶 〜The Way We Were〜 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:30 ID:yh3jNQxY
「ベラ様、大丈夫ですか? 顔色が酷く悪いですよ。疲れが溜まっていらしたのでは?」
「そ、そうですね……」
 心配そうに顔を覗き込む艦長に、ドキマギしながら答えた。
 疲れて見えるのは、昨夜と出立前の行為のせいだろうか? いや、きっと、この不安な気持ちのせいだ。艦に乗り込み出発してから、更に強くなった。ザビーネと離れるのが、こんなにも辛いなんて。また、彼に依存してしまっている……?

「お部屋で休まれてはどうですか? まだ先は長いのですし」
「……そうさせてもらいます。でも、何かあったらすぐに連絡をくださいね。通信回線は開いたままにしておきますから」
 いつまでも、こんな調子では駄目だと思った。バビロニア・バンガードは出航したのだ。一度部屋に戻って気持ちを切り替えよう。ちゃんと自分の足で立たなければ。
「はっ」

 敬礼で見送るクルーたちに会釈をし、ブリッジを出て自室への通路を進む。付き添うという申し出は丁重に断った。体調管理ができていない人間のために、余計な仕事を増やさせるのは気が引けたし、一刻も早く一人になりたかったから。
 部屋に入り、真っ先に通信回線を開く。順調に運行されている様子を確かめて後(のち)、着替えて寛ごうとした。と、その時――

 号音が轟き、艦が大きく揺れた。最初は何が起きたのか分からず、立ち竦むばかりだった。少しして我に返り、慌ててモニターを付け艦長と話をしようとする。けれど、回線自体が繋がらなくなっているのに気付き、ただ事ではないと察知した。
 念のためノーマルスーツを着込み、部屋を飛び出して、さっき来た道を逆に辿る。何か大事故が起きたのだろうか!? だとしたら、ブリッジへ急がなければ! どうか些細な出来事でありますように……


 しかし、通路は途中で気密シャッターが降り、閉ざされていた。前に佇む人たちによると、爆発音が聞こえたのはブリッジの方向からだという。一体、何が起きたの? 事故!? それとも――
 取り急ぎ第二ブリッジに向かう。休憩中だった副艦長が先に到着していて、ちょうど艦内放送を流しているところだった。これからは第二ブリッジで指揮を取るから、情報は全てこちらに送れと。

22追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:31 ID:yh3jNQxY
「ベラ様! ご無事でしたか」
「ええ。休ませてもらおうと、部屋に戻っていたのです。何があったのですか?」
 眼を見張る副艦長に、早口でまくしたてて聞く。
「ブリッジが爆破によって吹き飛んだ模様です。居た者たちは、恐らく……」
「そんな……」

 あまりのことに呆然として、それ以上何も言えなかった。ほんの少し前まで一緒に居て、和やかに話をしていたのに!?
「原因は、まだ分かりません。まずは救援活動と情報収集、補修作業を急がせます」
「そうですね、お任せします。一人でも救えるものなら……」
 やっとの想いで答える。ノーマルスーツを着ていなかった人間が助かる可能性は、殆ど無いと承知していたが、願わずには居られなかった。

 それなのに、想いを引き裂くように第二の爆音が轟いた。今度は小さめの音だ。
「食堂で、爆破事故が起こりました! 室内の損傷は小さいですが、巻き込まれた者が何名か居る模様」
 スピーカーから慌しい声が聞こえてくる。カメラが壊れたせいか、画像は写らない。副艦長は救護班に、食堂にも行けと指示を出した。
「今、そっちに行きますから!」
 覚えのある声が聞こえてきた。シーブックの声だ。彼が、何か知っているというのか!?


「セシリー、無事だったか! 良かった……」
 数分後、飛び込んできたシーブックが、禁じられた名前を叫ぶ。
「シーブック! あなた、一体どうしたの? 何があって!?」
 客分という形だった彼は艦内では仕事を与えられておらず、遊軍扱いだった。そのシーブックが何故? 何を知って!?

「機関室に、爆薬を仕掛けようとした奴が居たんだ。通路ですれ違った時に、何か厭な感じがして後を付けて行ったから、辛うじて止められた。けど、時間が掛かり過ぎてブリッジの分までは……」
 予感がしたというのは、昔、戦場で覚醒したニュータイプ能力なのだろうか? 平和な生活の中で衰えたと思っていたけれど、緊急時に再び開花した? それなら、昨日からずっと感じていた自分の不安も!?

23追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:32 ID:yh3jNQxY
「食堂のも同じものか!? 被害はどの程度だ?」
 副艦長が矢継ぎ早に問う。
「自爆行為だったので、爆破自体は小さなものでした。でも、居合わせた人たちが巻き添いに……俺が悪かったんです。もっとうまく立ち回れば――」
「自爆行為って何!? 犯人がやったの?」
 こちらも立て続けに聞く。一刻も早く、全容を掴みたかった。

「ああ。ブリッジと通信できなかったから、直接行こうとしたんだ。機関室の人たちは、他の爆薬を調べるのに手一杯だったし。その途中で隙を突いて逃げられ、食堂に入り込まれて……」
「それで自爆か? 身元が分かるものは?」
「首から上は吹き飛びましたが、身体(からだ)の方の爆薬は不発だったみたいで、腕などがいくらか残っています。保存しておくように頼んできました。それから最期に『ドゥガ』と、呻くように言っていました」

 新しい情報に、犯人への想いを巡らす。
「『ドゥガ』!? 何かの暗号かしら?」
 急進派の人間を連想したが、迂闊には口に出せなかった。
「分からない。死ぬ間際の言葉だから、何か意味があるとは思うけど……今はひとまず、救援活動を手伝うよ。後で犯人の手掛かりも調べてみる」
「そうね、お願い」

 出てゆくシーブックを見送り、副艦長と相談する。親善航海は直ちに取り止め、ブッホ・コロニーに向かおうということで、意見が一致した。動機その他が分からず危険なので、救難信号を出さずに自力で航行し、近くに着くまでは連絡も入れないでおこうと。
 ザビーネが心配しているのではとも思ったが、下手に動くより、今は最善の策を取ろうと考える。近くまで行ったところで、ロナ家の者だけが使う暗号通信で呼び掛ければ、気が付いてくれる筈。抜け目ない彼は、きっと先回りして向こうに行っているだろう。

 ブリッジの救援活動は、結局、徒労に終わった。室内が大きく破損し、人影は全く見当たらなかったのだ。爆風で一度にやられてしまった可能性が高い。あの時、部屋に向かわなければ自分も……
 食堂の方の死者は犯人だけで、他に怪我をした者が数名居た。救護班の手当てを早い時期に受けられたため、予想されたほどの重傷者が出なかったのが不幸中の幸いだった。総員で手分けして応急の補修作業を行い、同時に警戒態勢も取らせる。

24追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:33 ID:yh3jNQxY

 ブッホ・コロニー近くに着き、暗号通信で呼び掛けて祈るような気持ちで待つ。実際に使ったのは初めてだった。本当にこれで大丈夫なのだろうか!? ザビーネがまだ、フロンティアIVに居たら?
 固唾を飲んで通信機を見守っていると、真っ先に聞こえてきた声は――
「ベラっ! よく無事で……」
 人前では「様」付けで呼び、敬語を崩そうとしないザビーネが、いつになく取り乱した様子で言う。どれだけ案じていたのか。

 張り詰めていた気が緩む。守られている、そう思えた。
「ザビーネっ! 心配を掛けて…ごめんなさい。私は無事だったけど、何人もの犠牲者が……分からない点も多いので、わざと連絡をせずに、ひっそり…帰ってきたの。秘密裏に……入港…できて?」
 声を震わせながらも懸命に聞いた。自分たちが生きていること、バビロニア・バンガードが航海可能だったことは、伏せておいた方がいい。誰とも知れぬ相手から、第二の襲撃を受ける可能性もあるのだから。

「分かりました、指示を出しておきます。ベラ様、もう何の心配もありません。背後関係もすぐに調査しますから、どうぞご安心を」
 瞬時に冷静さを取り戻し、頼もしく請け合う声に、涙が溢れて止まらなくなる。やっと帰って来れた。ザビーネに、もうすぐ会える! 生きて会えるか不安で堪らなかった。永遠のさよならなんて厭だという想いだけで、自分を支えてきた。
 弾む心が、余裕を取り戻させる。助けてもらったシーブックに、碌なお礼も言っていなかったのを思い出し、彼の姿を探しに行った。入港のための具体的な手立ては、専門家の副艦長たちに任せておけば何の心配もない。

 通路の途中で本人と鉢合わせ、思わず抱き付いてしまった。生きている!それ自体を喜び合いたい気持ちで一杯だった。驚いた顔で抱き留めてくれたシーブックはしかし、そのまま腕を緩めようとはせず、気が付いた時には唇を塞がれていた。
「んんっ……」
 慄かずにはいられなかった。付き合っていた頃に交わした口付け――ザビーネと交わしたものよりも、ずっと多かった――をありありと思い出す。彼の温かさ、優しさ、深い愛情が心に伝わってくる。助けてくれたことへの頼もしさも……

25追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:34 ID:yh3jNQxY

「貴様っ、何をしている!?」
 鋭い声に漸く我に返り、シーブックの肩に手を当てて身体を強く引き放した。
「駄目よ」
「……すまない」
 声の主が追い付いてきて、間に割って入る。艦付きの警護兵だった。副艦長には一人で行くと告げたが、爆破事件もあったため、心配して付けてくれたのだろう。けれど、こんなところを見られようとは!

 いまにも殴りかかりそうな様子に、慌てて口を挟む。
「ありがとう。彼と話がしたいの」
「ですが――」
「もう大丈夫です。お願い……」
「分かりました。その代わり、すぐそこに居ます。今度何かあったら容赦しませんから」
「ええ」

 彼が少し離れた場所へ行くのを見届けて、小声で聞く。
「どうして、あんなことを?」
 シーブックの気持ちを思えば愚問かもしれないが、今までの彼からは信じられない行為だった。
「……セシリーの、生命力に溢れた姿が眩しかったんだ。俺たち生きてるんだな、助かったんだなって想いに突き動かされて……いや、そんなのは言い訳だな。俺が悪かった、ごめん」

 自分と似た気持ちでいたと知り、嬉しくなる。想いを重ね合わせることができた喜び。それに、こちらも軽率だった。抱き付いたりすれば、勘違いされても仕方がない。他人(ひと)の眼だってある場所なのに。
「謝らなくていいわ、私もいけなかったから。二度としないでくれるなら、それでいいの」
「約束する。本当にすまなかった」
 食堂に行くところだったというシーブックと別れ、第二ブリッジに戻る。途中で警護兵に口止めした。忘れて欲しい、ちょっとした行き違いなのだから、と。頷いてもらえ安堵する。自分にも忘れろと言い聞かせる。何も無かったのだ、何も。


 なのに、ブッホ・コロニーでザビーネと再会した途端、頭に閃いたのはシーブックとの一件だった。
 あの瞬間、自分は確かにザビーネを裏切っていた。誰よりも心配していただろう男性(ひと)を。口付けに酔い、警護兵が咎めてくれなかったら、どうなっていたか。
 さ迷い勝ちな視線をザビーネに向け、精一杯の笑顔を作る。気付かれないようにしなければ。シーブックのためにも……

26追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:35 ID:yh3jNQxY
 ザビーネはベラに訝しいものを感じた。
 通信の時には酷く動揺していたのに、今は余所余所しさが見え隠れしている。もしや、思惑を知られてしまったのか? バビロニア・バンガードの、もう一つの目的も!?
 いや、判断するのは、周りの者から情報収集した後でも遅くはない。今はただ、ベラの無事を祝えばいい……

  *     *     *     *     *     *     *

「ザビーネは本当に黒が好きなのね」
 広い浴室にベラの声が響く。脱衣所で見た下着まで黒づくめのファッションには、苦笑するしかなかった。
「片眼を失ってからというもの、私の人生は喪中みたいなものですから」
 手を休めずに答えるザビーネ。ベラの腕と背中を洗い終わり、足に取り掛かっていた。胸と下腹部は楽しみに取っておこう。
「……」

 笑いながら言い足す。
「冗談ですよ。最初はそんな気持ちもありましたが、今は黒が好きだからです。どんな色にも染まらない孤高さがね」
「……聞いていいかしら? 手術した眼はあのままなの?」
 気になっていた件を聞く。訪ねて来てくれた時以来、眼帯姿しか見ていなかった。あの時も、こうして一緒に入浴した。ほんの数ヵ月前の出来事が、遥か昔のようだ。

「ええ。元には戻せませんしね」
「ごめんなさい、私のために……」
「違いますよ。あなたに何としてでも会いたかった、私のためです。後悔は全くしていませんから、ベラも気にしないでください」
「ザビーネの言葉…あっ……を聞いていると、世界一愛され……ぁんっ……ている気…うぅん……がしてくるわ」
 後ろから手を回して乳房を洗われ、身悶えする。

「私ほど愛情深い人間は居ませんよ。それなのに、当の相手ときたら我侭ばかり。浮気まで疑われて、報われないこと、この上ない」
 しかも、あの男にまで気を使って、と心の中で呟く。名前を使い倒した後は追い払おうと目論んでいたが、再び受け入れる羽目になってしまった。それも恩人として。これでは関係凍結が続くだけだ。今夜ばかりは拒まれなかったが。
 その上、警護兵から聞き出した話! ベラの本意ではなかったと分かっていても、怒りを禁じ得ない。あの男には相応の「罰」を与えるとして、彼女には――

27追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:37 ID:yh3jNQxY
「甘えて言ってる……あぁん……だけよ。改めて何かを言…ぃやっ……うのって、恥ずかしいんで……駄目よ……すもの」
「やれやれ、身体はとても正直なのに、本人は正直でないときている」
 探し当てた箇所が熱く潤っている様に薄く笑い、顔だけを自分の方に向けさせて口付けた。舌を捕え、絡め取る。その間も指を休みなく動かして、ひくつく花蕾と固く立ち上がった乳首とを縦横無尽に攻め続けた。
 今夜は一切の容赦をしない。凍結なぞ、なし崩しにしてやる!

「んふ……んんっ…うぅんーーーっっ!」
 舌を抑えられたベラが、くぐもった声で達した。篭められた熱が出口を求めて体内を暴れ回り、腕の中で乳房を大きく揺らす。ぬらぬらと滑る泡も微妙な感触を伝えてきて、「罰」の効果にほくそ笑む。
 次なる仕置きをあれこれ考えた。あの男をあくまでも庇うなら、こちらはこちらで、好きにさせてもらいましょうか……


 シャワーを当てると、湯が玉のような雫となって、張りのある皮膚を伝い落ちた。泡を流し終え、ベラを浴槽の縁に腰掛けさせる。そして、跪いて右足の親指を口に含むと、ゆっくりと舌を動かし始めた。
「あ……感じ…ちゃう、わ」
 むず痒い快感が足の付け根にまで伝わったのだろうか、シャワーと共に流れ去った花芯の蜜が再び湧き出す。人差し指、中指と順に咥えるうちに、何本もの透明な糸が太腿を走り、浴室内に甘酸っぱい香りを撒き散らした。
 美しいラインを描く脚を惚れ惚れと見詰めながら、愛液にまみれた内腿を掌でまさぐり、残りの指にもねっとりと舌を絡める。

「あんっ、ゃあぁんっ!」
 激しく首を振るベラ。手を差し伸ばして豊満な乳房を揉みしだき、更に高らかな嬌声を上げさせた。熱い吐息が浴室内に広がってゆく。
「今日のザ……あぁっ……ビーネは、とっても意地…んあぁんっ……悪だわ。私ばかり感じ…あふぅんっ……させて……」
「不自由な宇宙艦暮らしと事件の衝撃とを、癒そうとしているだけですよ」

28追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:38 ID:yh3jNQxY
 澄ました顔で言い、足を広げさせる。火照りを残す花襞を舐め、充血し膨らみ切った花蕾は舌でいいように捏ね回した。
「あはぁぁん……蕩け…て…しまう……駄目……駄…あーーーーーっ!」
 二度目の高波がベラを襲い、五体を大きく痙攣させる。支える腕が遅ければ、浴槽に崩れ落ちていたかもしれない。薔薇色に上気した肌と、自分の与える快楽に溺れ切っている姿に、深く満たされる。けれど、これで許すつもりは毛頭なかった。


 湯船に入り、背後から抱きかかえたベラを膝の上に乗せた。
 首筋に唇を這わせ、胸の曲線を触れるか触れぬかという微妙さで撫で回して、官能をちろちろと掻き立てる。耳たぶも口で挟み、舌で弄った。乳首を指先で弄ぶと、肩がびくんと撥ねる。
「あっ……そこ…感じ、る……」
 本人に見える位置で双乳を鷲掴みにする。どこまでも柔らかく、抱き心地の良い肉体。漏れ続ける喘ぎ声と肌の感触に刺激され、下腹部に情欲が集まり始めた。さて、最初の体位はどうするかな……

「はぁ、ん……あぁ……」
 吐息を漏らすベラ。強弱を付けた巧みな愛撫に翻弄される。心臓をきゅっと締め付けられるような感覚に襲われ、熱い疼きが全身を駆け巡って、何も考えられなくなってきた。その前に――
 身体を反転させて向かい合い、ザビーネに抱き付く。胸元や草むらに当たっている執拗な視線に困り、触れ合っていれば見られないと考えたのだ。

 しかし、ザビーネの方が一枚上手だった。動きに乗じて両手を尻に置き、下半身も抱き寄せてしまう。太腿と花芯の隙間に下から分身を突き入れ、花蕾近くで擦り動かした。
「あぁぁんっ!」
 ベラは甘美な感覚に身悶えする。とめどなく溢れ続ける泉。小刻みに震える腰と絡み合った足は、ザビーネにも喜悦をもたらす。見え隠れする歯と、熱病に冒されたように潤んでいる瞳。

「とろとろになってますよ。こんなに滑りがいい」
「あんっ! 意地悪ばかりするからだわ。でも――」
「でも?」
「……もっと…して……」
「フフフ、素直でよろしい」

29追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:39 ID:yh3jNQxY

 先端をあてがい押し入ると、内奥はた易く侵入を許し、微妙に蠢いて絞め付けてくる。分身を小刻みに動かしたり、何度も出し入れしたりして、肉襞の魅力を堪能する。
「あぁっっっ!」
「ベラの中は最高です。この上なく……んっ……柔らかいのに、きつく…はぁっ……絞め付けも…する……」
 悦びが腰の動きを加速させ、二人を溶け合わせた。水音の中で、よがり声と荒い息遣いが淫猥な旋律を奏でる。

 埋め込まれたものが、中で更に膨らみを増した。骨まで溶けてしまいそうな恍惚感を、ベラの最後の理性が抑えようとする。こんなことをしていて、いいのだろうか? 大勢の人が死に、犯人の素性や動機もまだ分からない……
 けれど、ザビーネの猛り狂う激情は、物想いを簡単に押し流す。腰の両側を抱えて揺さぶられ、競り上がる甘美な感覚が全身を虜にする。湯に邪魔されて普段より鈍い動きしかできないのも、焦らされているような快感をもたらす。
 もう自分の意思で身体を抑えられない。悦楽に身を委ね、ザビーネの背に回した足で強く腰を絡めて、本能のままに下半身を動かしていた。あげ続けた声で、息も絶え絶えな状態。

「ザ…ビーネ…そんな……ぃやあっ……に掻き回したら……ああぁんっっっ」
「ベラ…だって……こんなに…絞め、て……くぅっっっーーー!」
 堪え切れず、終局に持ち込むザビーネ。これまで以上の激しい律動を深奥部に叩き付け、脈動を弾けさせる。
 ドクンドクンと脈打ちながら噴射する熱い迸りと、子宮口に受けた衝撃は、ベラをも絶頂に誘(いざな)う。
「あああああっっ!」

 一瞬の空白の後(のち)、ベラの弛緩した心を過る想い――
 ザビーネは私が助かれば、それでいいの? 長年一緒に戦ってきた人たちが死んだのに、気に留めていないかのような態度。哀しみを分かち合えないのが、寂しくてならない。
 仕方がないのだと、自分に言い聞かせる。職業軍人だった彼は、人の死に一々衝撃を受けては居られない。それに、ザビーネと私は別の人間だから、全ての想いは重ね合わせられない。この孤独に慣れ共存していくのが、大人になるということ……

30追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:40 ID:yh3jNQxY
  *     *     *     *     *     *     *

 二週間後、ザビーネはベラの居間で、報告書と提案書を手渡す。再びの襲撃を危惧し、ずっと居室に篭もらせていた。
 該当箇所を示し、大まかな内容を説明する。バビロニア・バンガード爆破事件の首謀者は、木星圏のコロニーに存する木星帝国であったと。
「犯人の身体を調べました。この写真の通り、手の甲に番号が入っていたので、間違いないでしょう。これは木星帝国の風習ですから。『ドゥガ』というのも、総統のクラックス・ドゥガチのことだと思われます」
 あの男のもたらした情報だというのは気に入らなかったが、使えるものは使わなければ。

「連邦政府と戦う時に、お祖父さまが裏で手を結んでいたという、あの帝国ね?」
「はい、表向きはドゥガチを指導者とした『木星公社』。その実、彼を総統とする独裁国家です」
 クロスボーン・バンガードの残務整理をする中で、マイッツアーと木星帝国の繋がりや帝国の成り立ちについては、ベラに教えておいた。「仕掛け」を動かす時の前準備として。とはいえ、こんな形で使うとは想像していなかった。

 コスモ・バビロニア戦争が長引いたのは、クロスボーンの兵士が優れていたせいだけではない。政府やコロニー公社などに入り込ませた、要員による成果も大きかった。
 ジオン公国の失敗に学び、連邦の物量作戦にやられる前に優位に立とうという、マイッツアーの深慮遠謀――裏工作の一環として、木星帝国とも誼を通じていたのだ。
 彼らはクロスボーンの蜂起と同じ頃から、地球圏に毒ガスや工作員を送り込んで、政府の動きを鈍くさせていた。連邦との戦いを三つ巴にさせるための、側面からの援助。

「木星帝国は戦乱を広げ、政府が自分たちへの関心を薄めるのを狙っていたのでしょう? クロスボーンの影に隠れて、叛乱の準備を進めようと……では、準備が終わったと言うの!?」
 表情を強張らせるベラ。爆破の瞬間を思い出したのかもしれない。
「準備段階を終え、今後、積極的に動き出したのでしょう。彼らは地球侵略の野望を抱き、五年も前から機会を狙ってきましたから。そして、別の方面からも裏付けが取れたのですが、動くに当たって邪魔者のベラを暗殺するために――」

31追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:41 ID:yh3jNQxY
 眼を大きく見開いたベラが、手を上げて遮る。
「私を!? 何故?」
「あなたが、マイッツアー様の後継者だからですよ」
「後継者と言っても、木星帝国とは何の関係もないわ」
「それが、そうとも言えないんですよね……」
 思わせぶりな言い方をして、引き込んでゆく。ここからが正念場だ。

「そうとも言えない…って?」
「犯人が帝国の人間だと判明したので、マイッツアー様の残された、昔の資料を調べ直してみました。その結果、鉄仮面も彼らと取り引きしていたらしいと分かったのです。あのラフレシアやバグは、帝国の技術提供によって作った模様だと」
 重々しい顔を作り、当て嵌まる頁を開いて説明する。これも事実なため、言葉が淀みなく出てきた。随分前にマイッツアーから聞かされていたから、今回の調査で分かったという部分だけは嘘だったが。
「……」


 ベラの顔に浮かぶ嫌悪感を確認して、ほくそ笑む。鉄仮面を厭(いと)い、ラフレシアやバグに拒絶反応を示していた彼女からしたら、それらと深い関わりのある相手に良い感情は抱けまい。自分を暗殺するために多数の死傷者を出したとなれば、尚更のこと。
 元々、地球侵略計画を理由に、木星帝国は叩き潰すつもりでいた。コスモ貴族主義を形あるものとして世に残し、連邦と直接戦わずに自分たちの存在意義を世に訴えるための、踏み台として――それが、マイッツアーの残した「仕掛け」だったから。
 連邦に恩を着せて独立を勝ち取り、コスモ・バビロニアを復活させてベラを女王にする画策。最終的には連邦政府をも滅ぼす。

 にも関わらず先んじられてしまった――しかもベラの命まで狙われた――のは業腹でならないが、後で何倍にもして返してやる。本人が許しても自分は許さない。あの時の絶望感……眼に物を見せてくれる!
 とはいえ、今は災いを好機に転じさせる方が先決だ。正直言って、「仕掛け」だけでベラが動くかどうかには不安もあった。戦争を自分の手で終結させたほどの人間が、木星帝国との新たな戦いを自ら始めるだろうか?と。
 だが、先方から動機を増やしてくれた。ご苦労なことだ……フフフ。これを最大限に利用しなければ。

32追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:43 ID:yh3jNQxY
「そういった二重の経緯があるため、『後継者のベラ・ロナは自分たちの行為を知り過ぎている』と考え、暗殺を仕掛けてきたのでしょう。後顧の憂いを絶とうと。鉄仮面にバグなどを作らせた件で分かる通り、手段を選ばない奴らですから」
「こちらからは何もしていないのに!? 帝国の話を連邦政府に伝えて、注意を促した方がいいとは考えていたけど、まだやっていなかったわ。差し迫った事態ではなさそうだと、甘く見ていたもの」
 今後に差し支えるため、適当な理由を付けて止めていたのだ。

「親善航海が、連中を刺激したのかもしれません。思惑を秘めている人間ほど、相手の行為を勘ぐったり動揺したりするものです。ベラが戦争を終わらせた平和主義者なのも、自分たちとは相容れないと考えたのでしょう」
「彼らが爆破事件の首謀者で、目的が私の暗殺だったという話は、他にも何か証拠があるの? 簡単に決め付けてはいけないと思うわ……さっき、『別の方面からも裏付けが取れた』って、言ってなかった?」
 慎重な態度を崩さないベラ。指導者として望ましい資質だな。

「裏付けはあります。従兄弟のディナハン様たちを、担げ上げようとした者が居ましたよね? コスモ・クルス教の信者で、教祖のシェリンドン様をロナ家の後継ぎにさせるのを狙い、ベラを殺そうとした奴らです。コスモ貴族主義を再建するためにと」
「……ええ」
「調査し直したところ、焚き付けた人間が帝国の工作員だったと判明したのです。『他にも手を打っている』と漏らしていたとのことなので、それが爆破事件かと。きちんと調べていたら防げたと思うと、悔やまれてなりません」
 反省する気持ちは真実だったから、自然と渋面になった。自分は攻める時には強いが、守る時は手抜かりが多い。重々気を付けねば。

「私の判断で調査を終わらせたのだから、ザビーネのせいではないわ。今は過去より、これからを考えなくては」
「そうですね。木星帝国は、知り過ぎた者を許しはしないでしょう。今後も仕掛けてくる可能性が高いですが、どうしますか?」
 実際は、今後はないだろうと考えている。本拠地のブッホ・コロニーに逃げ込まれては、成功する望みは低い。しかし、わざと逆を言って危機感を煽った。報告書と提案書も、同じ路線でまとめてある。
「どんな方法が考えられて?」

33追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:45 ID:yh3jNQxY
 提案書の該当箇所を指し示す。まずは無難な提案を、短所込みで――
「例えば、連邦に訴えて帝国の野望を潰す方法。けれど、以前組んでいた相手だけに、素直に受け入れてくれるかどうか……地球侵略という話も、眉唾扱いされるのが落ちだと思いますよ。事なかれ主義ですからね、連邦は」
「そういう可能性もあるわね。他には?」

 いよいよ、その時が来た。逸る心を抑え、何食わぬ顔で進言する。
「木星帝国と直接戦う方法もあります。防衛のための戦いなので、連邦にうまく根回ししておけば黙認してもらえるかと。私はこちらを勧めたいです。クロスボーン・バンガードの軍隊は今ならまだ使えますし、『先手必勝』とも言いますから」
「せっかく終わらせた戦争を、始める気にはなれないわ。もっと穏便な方法はないの?」
 眉を顰め、キッパリと言い切るベラ。

 戦いを厭うのは予想していたから、一旦は引き下がる。
「外交ルートで抗議する方法もありますが、多くの人間を巻込んでの暗殺まで企てる奴らです。事実無根だと反論されるだけかと。犯人は自爆したから死人に口なしですね。焚き付けた工作員も捕え損ねましたし」
「そう……」
「直接戦う方法を勧めたのは、もう一つ理由があります。これを機に、スペースノイドの自治権獲得を考えているからです。連邦と、裏で取り引きしてはどうかと」

 ベラが小さく眼を見張る。
「恩を売るの? 連邦軍を使わずに、地球侵略まで狙っている相手を叩けるのだから、お返しをしてくれ…って?」
「はい。クロスボーンが独立に失敗したせいで、連邦のスペースノイドへの絞め付けは、強まっていきそうですしね。これはそういう動きを食いとめる、最後のチャンスかもしれません」
 そろそろと、こちらのペースに乗せてゆく。

「何か予兆があって?」
「スペースノイドに叛乱を起こさせないために、税金を大幅に上げるべきだという意見が、政府内で声高に言われ始めています。搾り取るだけ搾り取れば、歯向かう余裕もなくなるだろうと」
 最新の情報を漏らす。強制的に移民させられ、重い税金や借金を負わされたスペースノイド。それでも長い歳月の間には、自力で軍隊を作れるほどの経済成長を遂げた。時計の針を逆戻りさせようという連邦政府――

34追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:47 ID:yh3jNQxY
 ベラは演説の時も、「スペースノイドの地位向上のために、今後も連邦政府に粘り強く働き掛けていく」と明言していた。具体的には自治権の委譲や税金の軽減だと。それとは正反対の政策を取ろうとしているのが、今の連邦だった。
 彼女にとって、クロスボーンのせいでスペースノイド全体に迷惑を及ぼすのは、何としても避けたい筈――それを熟知した上で誘い掛ける。秘めた思惑を数々の装飾で覆い隠して。

「そんな話が出るなんて、連邦らしいと言うか、何と言うか……」
「戦いを勧めるのには、別の理由もあります。連中の得意技である毒ガスを、ブッホ・コロニーに注入されたらと、危惧しているのですよ。精一杯防御しますが、最悪の場合は、また巻き添いになる者が出るやもしれません」
 自分のために再び誰かが死ぬかもと言われれば、ベラも悠長な態度では居られまい。

「南極条約が通用しない人たちだと?」
「ええ。鉄仮面にバグやラフレシアを作らせ、ベラ一人を暗殺するために、艦ごとの爆破を狙った奴らですからね。これ以上の暴挙を止めるには、こちらも戦うしかないと思います。あなただって、今みたいに隠れ住む生活が一生続くのは、耐えられないでしょう?」
「……」
 それきり、黙り込んでしまったベラ。提案書の頁をあちこちめくっては、斜め読みしている。

 先ほどからのやり取りや今の固い表情からするに、戦争を避けたがる気持ちは予想以上に強そうだ。憎しみの連鎖は良くないと、口癖のように言っていたしな。致し方ない、こちらも譲歩するか――
「戦うと言っても、やり方は色々あります。例えば、バビロニア・バンガード一隻だけで戦う方法。海賊としてゲリラ的な手法で戦うのです。これなら、全面戦争にならずに済みますよ。不明な点の多い相手と正面から対決するのは、愚作ですしね」

 帝国が連邦と表面上は良好な関係を保っている以上、正規の軍として活動するのは、何かと差し障りがあるのも事実だ。それにこの方法なら、後々連邦を滅ぼすにも都合が良い。
 武装解除は表向きであり、政府高官に鼻薬を利かせて何隻かの軍艦を隠し持っていた。この日のために。最初は一隻でやり、折りをみて艦を増やす。大切なのは、一日も早く戦いを始めることだ。始めてしまえば、否応なく広がってゆくのが戦争というものだからな。

35追 憶 第7章  ◆ZAxBErybqE :04/08/06 22:49 ID:yh3jNQxY
「バビロニア・バンガードは、修理すれば充分に使えます。ブッホ・コンツェルンは元々ジャンク屋でしたので、修繕はお手のものですしね。殺された者たちへの追悼という意味でも、あの艦を使って戦ってはどうですか? 宇宙に平和をもたらすために」
 木星帝国との戦いに使うつもりでいた、バビロニア・バンガード。親善航海の秘めた目的は、そのための慣らし運転だった。いざという時、すぐに戦力化できるように、乗員を艦に慣れさせておこうと。


「……分かったわ。ニ、三日考えさせて。報告書をじっくり読んだ上で、よく考えて決めたいの。とても重要な案件だと思うから」
「分からないことや、もっと調べさせたいことがあったら言ってください。すぐに対処しますので」
「ええ、そうするわ。ありがとう、ザビーネ……あなたには、いつも助けられっぱなしだわ」
「お礼は言葉より、こちらの方が――」
 抱きすくめ、唇を奪う。仕事はこれで全て終わりだ。後はお愉しみの時間だけ。

「ぅうん……」
「考えてみたら、お礼にならないかもしれませんね。ベラを喜ばすだけのような」
「失礼ね! ザビーネだって、いつも喜んでいるくせに」
「分かっているなら、今日も悦ばせてください」
 眼を剥いて抗議するベラを軽くいなし、乳房に手を這わす。

「もう、ああ言えばこう言う……あんっ!」
 服の上から先端を刺激し、まだるっこしい愛撫に身悶えする姿を眼を細めて見やる。
 無事に帰って来てから後(のち)、何かと理由を付けては抱き、責め苛んでいた。ベラへの「仕置き」と、あの男への「罰」。勘の良さも、こういう時には役に立つ。自分たちの気配を敏感に察し、のたうち回って苦しんでいることだろう。

「あっ…はぁぁっっ……」
「こうですか?」
「ぃやぁん……意地…悪……」
 最初は服を着たままにさせよう。下だけ脱いで、ソファの上で白い美尻を見せるベラを、背後から貫いて躍らすのも悪くない。フフフ。

 翻弄されながらも、ベラの瞳を過る複雑な影。しかし、悦楽にのめり込んでいるザビーネが、それに気付くことはなかった……

36名無しさん@ピンキー :04/08/06 22:52 ID:yh3jNQxY
第7章は以上です。
読んでいただき(又はスルーしていただき)、ありがとうございました。
あと1章で完結になりますが、いつになるかは未定です。
少しでも時間が取れれば、完成させたいのですが・・・

最後にもう一度。
>>3にも書いた通り、他の方の参加も心からお待ちしています。
どうぞご利用ください。

37名無しさん@ピンキー :04/08/06 22:54 ID:zC6NuXU/
>>1
御疲れさん。

38名無しさん@ピンキー :04/08/07 00:18 ID:Oy/KVjh0
>>1 おつかれさまです。
今度F91をビデオでみてみます。

39名無しさん@ピンキー :04/08/07 21:19 ID:Oy/KVjh0
38っす
F91とクロスボーン・ガンダムを見てしまった。
追憶、楽しめました。続きが楽しみです。

40名無しさん@ピンキー :04/08/10 12:59 ID:TzECm390
ほしゅ

41名無しさん@ピンキー :04/08/11 23:00 ID:X+KQPpye
おもしろいとは思うけど一度にウプする量多過ぎると思う。
職人が少ないすれば保守レスばかりになりがちなんだから
章を2こに分けて2、3日おきに投下とかにすればいいのに。
それにこういう投下のしかたって他の職人が入ってきにくいと思うよ。

42名無しさん@ピンキー :04/08/12 15:41 ID:XZR7YLv0
>>41
ここの職人さんたち、前も10-30レス位一度にウpしてたよ。
50レス一度にやった香具師は怒られてたけどw
こん位フツーじゃね?
つかウpのし方まで注文する香具師がいるほうが、職人さんは入って
来にくいだろ。自由にやってok。

43名無しさん@ピンキー :04/08/12 17:40 ID:2KTgHFEB
>章を2こに分けて2、3日おきに投下とかにすればいいのに
利点がねぇよ

44名無しさん@ピンキー :04/08/13 20:49 ID:wCgvzTg9
>>41
最初の2日に30レス越えないと即死対象だから、
2〜3日おきに投下してたらスレが即死したと思う。

45名無しさん@ピンキー :04/08/14 18:58 ID:r1GngSxx
ちょっと訊いていいですか?
ここはゲームオリジナル作品もおkなんでしょうか?
ガンダム戦記でSS書きたいなぁ、なんて思ってるんですが……
スレ違いだったら誘導お願いします。

46名無しさん@ピンキー :04/08/14 20:44 ID:+5ssPdm7
>>45
総合スレだから、なんでもアリでいいと思いますよ。
最初にちょこっと注意書き書けば他の人にも分かるでしょう。
職人さんはいつでも歓迎。

4745 :04/08/15 12:59 ID:NefYjjDi
>46
遅くなりましたが、レスありがとうございました。
筆が遅いので、いつ投下できるか分かりませんが
そのときはよろしくお願いします。

48名無しさん@ピンキー :04/08/16 22:42 ID:WLY72lVS
また性懲りもなくスレ立てたのか。

ま、せいぜい過去スレの二の舞にならないように気をつけるんだな

49名無しさん@ピンキー :04/08/21 21:14 ID:rbsA/H5P
hosu

50名無しさん@ピンキー :04/08/24 20:50 ID:RVGg5xuP
せっかく新スレができたことだし「高貴なるものの血」の続きが
もの凄く読みたいです。大好きな作品なので作者どうか完結させてください!
お願いします。

51名無しさん@ピンキー :04/08/30 01:27 ID:1tg9MTu3
職人さんを待って保守

52名無しさん@ピンキー :04/08/30 17:03 ID:4X0oLT1j
「くくく…あったぞ」
「隊長…私それ、知ってます。どんな気丈な女性でも屈伏させられる媚薬で…
でも強力過ぎて使用が禁止されていて…」
「リリアぁ。軍人は上官からの命令は絶対だ。 お前も軍人失格なのかぁ?」
「…リリアは…隊長に従います… あっ…」


53名無しさん@ピンキー :04/08/30 23:14 ID:vVad6L5D
未だにトリヴィアルオペレーションのレイチェルたんに萌えてるヤシっている?

54名無しさん@ピンキー :04/09/01 22:19 ID:ovJqRDcJ
>>ノシ
まだまだ。

55名無しさん@ピンキー :04/09/14 23:56:06 ID:IFfamf8B
保守しとく

56名無しさん@ピンキー :04/09/15 00:27:38 ID:diXWqHW7
>>45
楽しみにしてまふ。ノエルタンでよろしうに。

5745 :04/09/15 23:28:04 ID:3akTtr+r
>56
ありがとうございます。正直待っててくれてる方がいるとは思いませんでした。

ただ、ご期待にそえなくて申し訳ないんですが、今はアニーを書いてます。
戦記の6人の中でアニーが好きって方は少ないと思うんですが、自分的にはツボなんで。

ほんとは最初にジェーンを、と思って書き始めたんですが、最近手に入れた
フルカラーのジェーン本があまりに素晴らしくて、自信なくして封印してしまいました……

ノエルも好きなんで、アニーが終わったらとりかかろうと思ってます。

58名無しさん@ピンキー :04/09/16 23:19:29 ID:WbaDzmWB
>>57
期待してます。自分以外にもシャア専用板の人が楽しみにしてますよ。

59名無しさん@ピンキー :04/09/25 07:23:52 ID:jd+3U4lD
お久しぶりです。「追憶」を書いている◆ZAxBErybqEです。
感想や労わりのお言葉を、ありがとうございました。

ようやく最終章が書けましたので、以下15レスほど使って
UPさせていただきます。
好きでない方は、お手数でしょうがスルーをお願いいたします。

60追 憶 〜The Way We Were〜 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:25:22 ID:jd+3U4lD
 数日後、ベラはザビーネに告げた。艦長として前線に立ち、新生クロスボーン・バンガードを率いて、木星帝国と戦うつもりだと。真意を質すザビーネ。
「連邦政府に任せようとは、思わなかったのですか?」
「事無かれ主義の連邦では無理でしょう。ドゥガチの地球侵略の野望や数々の悪事を知っていて、立ち向かえる力を集められる者は、私たちしか居ないと思うの」
 きっぱりと言い切る。力強い視線も、決意の固さを感じさせた。

「かといって、あなたが戦いに身を投じる必要は無いでしょうに。戦闘はクロスボーンの者たちに任せて、このコロニーから指揮を取れば良いのでは?」
「ザビーネ、艦長たちブリッジのクルーは、私の代わりに死んだのよ!? 彼らの死を見ながら、自分だけ安全圏に居て指揮するなんて、私には出来ない!」
 苛立たしそうな声に、五年前のガル・ブラウ爆破を思い出す。バグを生み出していたザムス・ガルの先端部分――ベラは一度決断すると、思い切った行動をするのだ。

「コスモ貴族主義を信望するあなたが、そんなことを言うなんて、おかしいわよ。高貴な者には、先陣で戦う義務があるのではなくて?」
「……ベラを危険な眼に遭わせたく無いからです。そもそも、あなたはコスモ貴族主義を演説で、否定したではありませんか」
 演説から連想して、昔見た映像が脳裡に甦ってきた。ベラが艦長をしている姿もあったが?
「全面的に否定してはいないわ。国を形作るものとしては不適格だと言っただけ。上に立つ者が安全な所に居たのでは、士気は上がら無いと思うの。自分も危険に身を晒していなければ、誰も付いてこない筈よ」

 主義を体現している生き様を好ましいとは思うものの、前線に立たせるのだけは避けたかった。
「その通りではありますが……ベラが不在だと、シェリンドン様やディナハン様を担げ上げる連中が、また調子づくかもしれませんよ。いいのですか?」
「構わないわ。私は戦争を終わらせたかっただけで、ロナ家の後継者になりたかった訳では無いから」

61追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:26:43 ID:jd+3U4lD
 直向きな眼差しでこちらを見詰め、早口で言葉を継ぐベラ。
「ザビーネお願い、分かって。私がずっと逃げていたから、コスモ・バビロニア戦争は、あんなに長引いてしまった。今度こそ逃げたくないのよ!」
「分かりました。私も一緒に乗り込んで協力しましょう。モビルスーツ・パイロットとしても。代わりに、一つだけ約束してください。何があっても命を捨てないと。事故の一報を聞いた時のような想いは、二度としたくありません。あれが現実になったら私は……」

 抱きしめ、豊かな乳房に顔を埋める。この愛しい女性(ひと)を永遠に失うなど、自分には耐えられない!
 戦闘に参加するのは、何としてでも思い止まらせたかった。しかし、不参加に拘り過ぎると、戦自体を辞めると言い出す怖れがある。ベラの中で、戦いと前線に立つこととは、固く結び付いているようだから。
 やはり、逃れられない運命だったか。

 報告書には、「木星帝国と戦う時は、『クロスボーン・バンガード』を名乗った方がいい」という提案を記しておいた。人も物資も集まりやすくなる、と。この点は、すんなりと受け入れられた。
 である以上、新生クロスボーンの旗印として、ベラの存在は何としても必要だ。ロナ家の後継者が関わっていないのでは、組織としての正統性を疑われてしまう。
 後に待ち受けている理想の国作りのためにも、女王にさせる予定の彼女は必要だった。何よりも、二人で手を取り合って戦うのでなければ、自分にとっては意味が無い。理念と私情を共に出来る女。


「ザビーネ……」
 背に回された腕の強さに痛いほどの愛を感じ、ベラは感動に打ち震える。
 こんなにも大切に想ってくれているザビーネ。バビロニア・バンガードの一件で、どれだけ心配を掛けてしまったのか。なのに、あの時の自分は! しかも、恩知らずにも迷っている心の内。

62追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:27:48 ID:jd+3U4lD
 軟禁状態のストレスは想像以上だった。日増しに強まってゆく、束縛を疎ましがる心。
 分かっている。ザビーネは、精一杯やってくれていると。何人分もの仕事を背負い込んでいる彼に、これ以上望むのはの贅沢だということも、よく分かっている。それでも――
 ドロシーに、会いたくて堪らない。彼女は何と言うだろう? 「相変わらず優柔不断ね!」と怒られるだけかも、しれないけど……


「必要なのは、資金源の確保、人員の召集、モビルスーツなどの調達、修理や補給の段取り、といったところですね。乗員は私に選ばせてください。精鋭を集めなければなりませんから。もちろん、ベラの意見も聞きますがね」
 胸から顔を上げたザビーネが言う。怜悧な表情は、頭の中が早くも回転し出している様を窺わせた。惚れ惚れと見詰めてしまう。揺れ出す心。

「ええ、ザビーネに任せます。私には分からないことも多いし。分からないといえば、艦長の仕事も分からないことだらけだわ。バビロニア・バンガードのことも含め、一から学ばなければ」
 多くの人の命を預かる身で、新米というのは言い訳にならない。自分の判断一つで、大変な事態になってしまう危険性もある。
「そうですね。早速、手配しましょう。クロスボーンには歴戦の勇者たちが大勢居ますから、講師役には事欠きませんよ」

 頼もしく請け合ってもらえたので、更に提案する。
「それから、戦い始める前に一度だけ、木星帝国に抗議をしたいの。騙し討ちのような真似は、したく無いから」
「賛成出来ませんね。正面から宣戦布告してしまったのでは、ゲリラに成り得ませんから。それに、帝国が犯人だと気付いているのを知られれば、また狙われるだけですよ」

63追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:29:17 ID:jd+3U4lD
 ザビーネはベラが一番気にしている点を指摘し、反応を探った。
「分かったわ。それなら別のことを。他のコロニーの人たちと、一緒に戦えないかしら? その方が力強いし、スペースノイドのためにもなると思うの」
 思いも寄ら無い話に、しばし考え込むザビーネ。他のコロニーとの連携も、将来的には計画していた。例えば連邦政府を倒す時には。けれど、こちらの足元が固まっていない今の時点で呼び掛けると、手柄を横取りされてしまう危険がある。それでは何の意味も無かろう。

「……それも、止めておいた方がいいでしょう。事が大きくなり過ぎ、連邦を警戒させるだけです。政府に叛旗を翻すつもりか?と。本格的な戦争にしないため、バビロニア・バンガードだけで戦おうとしているのに、逆の方向に行きかねませんよ」
「そう…ね……」
「その上、他のコロニーに呼び掛ける内容も難しい。マイッツアー様の資料を、表に出す訳にはいきませんから。それでは、政府役人との癒着も知れてしまいます。彼らが怒って裏取引に応じなかったり、こちらを木星帝国への侵略者と決めつけたりしても、困りますし」

 顔を顰めるベラ。
「それだと地球侵略の件がうやむやになってしまうから、他のコロニーの人たちには、帝国と戦う理由を分かってもらえないわね。共闘出来ればいいと思ったんだけど……分かったわ、私たちだけでやりましょう」
「それがいいと思います」
 本心を隠して望む答えを得られ、安堵する。後はベラの気が変わらないうちに、具体的な打ち合わせを――


 相談の末、「ベラ・ロナたちが死亡した」というニュースは、今後も否定しないことにした。取材や問い合わせに、ノーコメントで通して来たのを続けようと。
 連邦政府と裏交渉する中では生存を告げ、新生クロスボーンを旗揚げする時にも、彼女の名を大々的に使う予定だ。が、当面は生死不明のままにして時を稼ぐ。ドゥガチを油断させ、準備を進めやすくするために。
 つい最近、別のコロニーで小規模な叛乱があり、マスコミの眼がそちらに向いているのも好都合だった。移り気な連中であるし、いずれ爆破事件自体を忘れてしまうだろう。

64追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:30:23 ID:jd+3U4lD
 そして、資金源には、ブッホ・コンツェルンからの収益を当てることに。かつてマイッツアーのお膳立てで、引き合わされたり使者として方々に行かされたりした時の、人脈を活かす。
 あの老人のシミュレーション能力は、大したものだったな。ロナ家の正式な後継者であり、コンツェルンのオーナー経営者でもあるベラが望んでいる以上、何人も反対は出来ない――それを見越しての、先々まで考えた緻密な計画。
 となると、「百合の顔(かんばせ)を持つライオン」のベラ評も、当たっているのか!? 見たいような、見たくないような……

 コスモ・クルス教から金銭援助を取り付けるという提案も、受け入れられた。別の形ではあったが、これもマイッツアーの指示の中に入っていたものだ。
 ベラを殺そうとした者たちを、「教祖のシェリンドンに、工作員に焚き付けられていた件を教える」と脅し、献金から資金提供させる。あれは、側近たちの暴走だった。本来なら極刑に処してやりたいところだが、使えるものは使わねば。

 もう一つ仕事が残っていた。あの男への、更なる「罰」と徹底的な利用。
 モビルスーツ・パイロットとしての、腕の良さだけは認めてやろう。錆付いていたら、自分が手を下すまでもなく敵が始末してくれる。しかも、あの男の母親はサナリィに勤務している。コネは有意義に使わせてもらおうか。ベラから、わざと反対の台詞を言わせて――

  *     *     *     *     *     *     *

 ベラはシーブックに、調査結果を詳しく教えた上で言う。
「私、決心したの。新生クロスボーンを率いる『ベラ・ロナ』として、木星帝国と戦うわ。帝国の存在と地球侵略の野望を知っていて、それに立ち向かえる力を集められる者は、私たちしか居ないから」
「私たち!? ザビーネも一緒なのか?」
「ええ、協力してくれるって」

65追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:31:57 ID:jd+3U4lD
 考えていたことを口にする。ザビーネの進言を、尤もだと思った末の言葉。
「シーブック、今まで本当にありがとう。爆破事件の時も、あなたが居なかったらどうなっていたか……けどこれ以上、危険な眼には遭わせられないわ。どうかコロニーに帰って、モニカたちを安心させてあげて」
 モニカには秘密裏に使いを送り、シーブックは生きていると告げてあるが、本人の顔を見るまでは安心出来ないだろう。もう、終わりにしなければ。

「……『キンケドゥ・ナウ』。それがたった今からの、俺の名前だ」
「どういうこと!?」
 彼の言わんとしている意味が、全く理解出来なかった。
「『シーブック・アノー』の名は捨てて、『キンケドゥ・ナウ』として、俺も力を貸すって言ってるんだよ」

 話がうま過ぎると、シーブックは思う。ザビーネは木星帝国の実態や思惑を、知っていたのではないか? 連邦との講和条約締結や、クロスボーン解散に素直に協力したのは、この日のためだったのでは?
 しかし、セシリーを危険に晒した理由が分からない。彼女への愛情は本物だと感じるだけに……
 いずれにしろ、あいつは信用出来ない。何を企んでいるか見張らなければ!

 セシリーが醸し出す凄絶なまでの艶と、想い悩んでいる風情も気掛かりだった。
 艶は二人で過ごす夜のせいか。愛し合っている二人の間で凍結なんて、長続きする筈も無い。身を焼かれるような嫉妬と、彼女が幸せならそれでいいという諦観と。
 にも関わらず、セシリーが悩んでいるのは何故だ? ザビーネと、うまくいっていない!?

 前なら、何の迷いもなく口に出来た。困っているなら打ち明けてくれ、相談に乗るからと。
 けれど、あんな形で欲望をあからさまにしてしまった後では、とても聞けなかった。卑しい心の内を見透かされてしまいそうで。ザビーネとの仲が壊れれば自分にも可能性がと、期待してしまう心。
 まずは傍に居続けて、信頼を取り戻すのに専心しよう。何の疚しさも無く、話が出来る日まで。

66追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:33:16 ID:jd+3U4lD
 それに、とシーブックは考える。昔、モニカに言った言葉――ニュータイプは人類の革新、戦争など超えられるという説がある。それなら、自分たちを糸口にして、人類全体がニュータイプになる方法を考えるのも悪くない。
 平和な生活に戻ったため、実行するには至らなかったものを、今度こそ試せるかもしれない。あの時と同じく、セシリーも共に居るのだから。戦場で再び花開くだろうニュータイプ能力は、人類を、そして自分たちを幸せに導くのか?

「シーブック、何故なの!? どうして、そこまで?」
「……」
 シーブックは微笑むだけで、答えを返そうとはしなかった。偽名はモニカたちへの配慮かと、ベラは思う。死亡のニュースを否定しなかったせいで、「シーブック・アノー」も、表向きには生死不明となっている。それを利用し、別人に成りすまそうと?
 連邦政府に面と向かって逆らう訳ではないが、政府に任せずに木星帝国と戦うということは、反連邦行為と見られても仕方の無い行為だった。裏取り引きは、裏取引でしかない。

  *     *     *     *     *     *     *

 ザビーネは、拍子抜けするほど簡単にシーブックの乗艦を許した。益々疑惑を強めるシーブック。
 とはいえ、迂闊な発言は出来なかった。セシリーとあいつは深く結び付いている。自分が何か言っても、嫉妬から二人の仲を裂こうとしていると、勘違いされるだけだ。
 しかも、彼女の望みを叶える上で、ザビーネの協力は無くてはならないものだった。傍に居られるなら、時間はたっぷりある。今は焦らず、セシリーの意に添う形で精一杯の協力をしよう。

 ザビーネに示唆され、モニカ経由でサナリィの協力を取り付ける。新型モビルスーツの提供や、補給の手配。新兵器の実験をやりたいという先方の思惑もあり、交渉は思いの外、簡単に終わった。
 以前は連邦の一組織であったサナリィも民間企業となっていて、他企業との競争上、実戦データを欲しがっていたらしい。ザビーネの眼の付け所に感心しながらも、闘志を新たにした。いつまでも、負けっぱなしでいるものか!

67追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:34:24 ID:jd+3U4lD
 たまたま知り合った、交易商のオンモもスカウトする。治安の良くない宙域を駆け巡って、商売を続けてきた経歴を考えると、補給船の艦長にはもってこいの存在だった。
 修理後に「マザー・バンガード」と改名することにした、バビロニア・バンガード――母艦への命綱である補給は、時と場所により酷く難しいものになる。命知らずであり、慎重で経験豊富な人材を探していたのだ。
 旧クロスボーンにも適任者は居るだろうが、ザビーネの思惑が見え隠れしているからには、人員を彼らだけで固めさせたくはなかった。


 一方ベラは、ベテランの教官たちによる、艦長教育を受け始めていた。企業オーナーとしての仕事もあるため、眼の回るような忙しさだったが、ザビーネの比ではなかった。
 「ベラ・ロナ」の名前への期待や、ベラの姿勢にコスモ貴族主義を見て、旧クロスボーンの者たちが次々に馳せ参じて来たためだ。

 軍人としてしか生きられない人間も居る、そういう者に次の仕事を斡旋するのも自分の務めであろうと、考えるザビーネ。ベラには分からないことだろうが。
 サナリィのものとは別のモビルスーツを調達するために、ブッホ・コンツェルンの中にある、モビルスーツ開発部門に出向く。ここのテスト・パイロットになったのが、マイッツアーに見出される切っ掛けだった……

 奇襲戦法を考慮するとと、小型で小回りの利く機体が向いていた。修理のし易いものであれば、尚良い。技術者たちの意見も聞き、ゾンド・ゲーを選ぶ。ベルガ・ギロスなどに比べると性能は劣るが、エンジンを付け替えれば、かなり良くなる筈だ。
 並行して修理や補給の段取りも。兵器と同等に重要であるこれらを、疎かにする訳にはいかなかった。

 連邦政府に対しては、情報局のムーア経由で交渉し、戦闘の眼こぼしと機密費を使った資金援助を取り付ける。成功の暁には、独立を黙認するという密約も。
 戦いの後に待つのは、コスモ・バビロニアの復活とベラの女王就任。そして、自分との婚姻。戦い始める前に、結婚してしまう手もあるな。慌しくはなるが。

68追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:38:16 ID:jd+3U4lD

 同じ頃、ベラは漸く決断を下す――
 一度終わらせた戦いを、また始めてしまう自分。殺し合う行為を命令する側の人間が、自らの幸せを求めるのは許されない。行動による報いは、受けなくては。
 共に戦う道を選んでくれたシーブックへの、感謝の気持ちもあった。申し訳なさと、微かに惹かれる気持ちも。

 今になって、初めて彼を正面から見詰め始めた気がする。この五年の間は友達以上恋人未満にしか、成り得なかった。自分の中には、いつもザビーネが居たから。
 口付けされた時に痛感した、彼の想いと情熱。それを知りつつも、頼りになる人員が一人増えたのを嬉しがってしまう、自分の冷酷さと計算高さ。

 けれど、一番大きな理由はザビーネだった。彼に抱いている愛着は、この先の戦場では、乗組員全員の命取りになるかもしれない。
 しかも、ブッホ・コロニーに戻って以後、彼はどこか変容したと思う。執拗なまでの抱き方にも、違和感を覚えてならなかった。強過ぎる独占欲のせいなのだろうか?
 厭な予感がした。とてつもない不幸が待っているような……それでいて、二人の夜に溺れ切ってもいる自分。本当に断ち切れるの? こんなにも愛しているのに!?

  *     *     *     *     *     *     *

 ベラはザビーネを居室に呼び、搾り出すような声で告げる。
「私との関係を、白紙に戻して欲しいの」
「! どういうことですか!?」
「ずっと考えていたわ。新生クロスボーンの規律をどうしようかと。正規の軍隊では、一般に艦内の恋愛は禁じられているでしょう?」
「まあ、そうですね」
 命が絡む戦場で私的な諍いをさせないため、そういう規則を決めている軍隊は多かった。とはいえ、有名無実化しているケースが殆どだが。

69追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:41:07 ID:jd+3U4lD
「でも、私たちのは正規の軍隊では無いから、恋愛は自由にしようと決めました。仕事に支障の無い限り、個人の自由と」
「それが、どうして白紙という話になるんです?」
「艦長である私自身は、恋愛を封印するつもりなの。責任のある立場だし、けじめも必要だから」
「ベラ、本気なのですか!?」
「……ええ、本気…よ」

 バビロニア・バンガードの一件から後(のち)、関係凍結という話は立ち消えになり、毎晩のようにザビーネと抱き合ってきた。理性は止めていても、一度はもう会えないかもと覚悟したビーネと、生きて会えたという喜びには代え難かった。
 夜を重ねるごとに深まってゆく想いと、悦楽を求め続ける身体(からだ)。このままでは、自分は――

「ザビーネ、分かって。あなたと抱き合っていながら、出撃命令なんて下せない! 私はきっと、シーブックたちにばかり出撃を命じてしまうわ。ザビーネに生きていて欲しくて……けど、それでは艦長として、失格だと思う」
「だからといって――」
「心を鬼にして命令を下すためには、関係を続けることは出来ないのよ。私はそんなに器用な人間ではないから」
 血を吐く想いで言う。自分の不器用さが恨めしくて仕方なかった。

「それに、私はバビロニア・バンガードの一件を、とても悔いているの」
「悔いている!? 何故です?」
「あれだけ不安を感じていたのを全て、ザビーネと離れ離れになる心細さから来るものだと、決め付けていたから。あれは事件への予感だったのに」
「それを言ったら私だって同じです。あの状況で、他の要因に気付けと言う方が無理でしょうに」
 ザビーネの、射るような視線が辛い。

70追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:44:07 ID:jd+3U4lD
「でも、私が恋に溺れていなければ、あんなに沢山の犠牲者を出さなくて済んだと思うと、居たたまれない気持ちになるのよ! あの時と同じ艦の中で、恋愛をしながら戦おうなんて、許されないと思えて……」
「ベラ、これだけは言っておきます。犠牲者が出たのは加害者が居たからであって、あなたのせいではありません」
「……」
「……決心は固いようですね」
「ええ」


 少しの間黙り込んでいたザビーネが、再び口を開く。
「ドゥガチを倒した後は、どうするのですか?」
「分からないわ。その頃のザビーネには、別の恋人が出来ているかも……そうなっても、仕方がないと思っています。だから『白紙に』と」
 張り裂けそうな心を押し隠して答える。他の女性と一時付き合っていたと聞いただけでも、哀しくて辛かった。今度は、それを目の当たりにする。

「それが出来るなら、苦労はしませんよ。こんなに気の強い身勝手な女性(ひと)に、どうして惚れてしまったものか」
「ザビーネ……」
 憂いを含んだ表情に、しばし見惚れる。この男は何故こうも美しいのか。頬に差し伸べたくなる手を、やっと押さえ込んだ。そんなことをしては……
 求めていた台詞にも胸が踊った。別れ話を口にする時でさえ、愛情を確認したがっている自分。なんて貪欲な心!

「辛くない言ったら嘘になりますが、あなたがそれを望むのでしたら……」
「ありがとう、ザビーネ」
 きっと了解してくれると思っていた。自分が心を決めている以上、未練がましい振る舞いの出来ないのがザビーネだから。けれど、いざそうなると寂しくて堪らない。絶対に別れたくないと、言って欲しいのに!などと、理不尽なことまで考えてしまう。

71追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:46:45 ID:jd+3U4lD

 ザビーネが額に口付けてくれた。切ない想いが込み上げてくる。恋人から戦友へと変わる、二人の関係を表しているかのようなキス。
「これからは、額にするのね」
 ふと漏らした言葉に、ザビーネの静かな声が返ってくる。
「もう口付けはしないのですよ。これが最後です」

 涙が溢れ出す。ザビーネの口付けが、なくなってしまうなんて!
「ザビーネ、ザビーネ……」
「ベラ?」
「一度だけ、想い出を頂戴。ああ、私はとても我侭ね。白紙に戻そうと言った傍から、こんなことを願うなんて……」
「いいのですよ。私も望んでいるのですから」

 ザビーネが手を取り、自分の下腹部へと導く。触れた途端に固さを増した箇所に、全身がかあっと熱くなる。
「ザビーネ、あなたが欲しいわ。欲しくて堪らない!」
 縋るように抱き付くと、逞しい腕が倍の力で包み込んでくれた。
 抱き上げられ寝室へと運ばれて、初めて同じ動作をされた日を思い出す。あの時も自分から身を投げた。想い出のためにではなく、一緒に生きてゆこうとする未来のために……


 ベッドの上で、互いを知り尽くした二人は瞬く間に燃え上がり、激しく貪り合った。
 ベラの白い肌が朱色に染まり、眼差しが艶を放ち始めるのを、ザビーネは脳裡に焼き付ける。
 木星帝国との戦いは、一、二年もあれば片が付く。それまでの辛抱だと考えているものの、この身体を抱けなくなるのは、残念でならなかった。あの男の前で二人の仲を見せ付け、「罰」を与え続ける計画が頓挫したことも。
 だが、私情より理念を優先させなければ。自分に心底惚れ込んでいるベラが、他の男と恋愛する筈はないのだから。

72追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:48:59 ID:jd+3U4lD
 両膝を開かせ、花芯に顔を近付ける。恥毛に宿る雫の輝きも記憶に留め、妖しい光沢を宿した箇所を舌で愛でた。
「あぁっ、あああっっ!」
 喘ぎ声と共に花蕾が固さを増し、ねっとりとした蜜が更に滴る。
「いっちゃ……あぁぁーーーーーっっ!」
 高波を迎え、震える肢体の一瞬一瞬を脳に刻む。

 意識を取り戻したベラが、分身を掌に包み込んだ。喜んでいたザビーネは、先端を口に咥えられて驚きの声を上げる。
「ベラ!? あなたは、そんなことをしなくていいのですよ」
「こういうのも、してみたいの。大好きなこの場所に、私を覚えていて欲しいから」
 再び肉塊を頬張るベラ。ねっとりとした感触は内奥に似て、ザビーネを天にも昇る心地にさせた。

 ベラは根元を強めに握り、唇で締め付けながら、しごき続ける。反応から当たりを付け、傘の裏側に舌を這わせてもみた。
「うぅっ……はぁっっ」
 ザビーネの声と恍惚とした表情に、自分の中から新たな泉が湧き出すのを感じる。愛する人が悦んでくれる姿は、こんなにも切なく、官能を掻き立てる。もっともっと、感じさせてあげたい。


「っくっ……うまい……ですよ。凄く…感じる」
 ベラの髪をまさぐるザビーネ。口内の温かさと舌の動きとが痺れるような快感を与え、懸命に自制していないと、迸ってしまいそうだった。むっちりとした太腿に挟まれた足からも、快感が競り上がってくる。自分のために一心不乱になるベラが、愛おしくて堪らない。
「本当? 初めてで、下手だと思っていたから嬉しいわ」
「勘がいいから、すぐにコツを飲み込んだのでしょう。それに……」

73追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:50:54 ID:jd+3U4lD
 口篭もるザビーネを不思議に思って聞く。
「それに?」
「……私も…初めて、ですから」
「えっ!? だってザビーネは…その、他の女性(ひと)と……」
 信じられない想いで一杯だった。

「男にとっては重要な場所ですからね。他人に委ねる気には、なれなかったのですよ」
 本当は触られるのも厭で、過去の女たちには殆ど許したことが無かった。かつて自ら手を導き、愛撫を唆しさえしたのは、相手がベラだったからだ。あの時は、もう恋していた。逃れようも無いほどに。
「ザビーネらしい気がするわ。でも、それなら私にされるのも、厭なのではなくて?」
「あなたは別です。望む気持ちはありましたが、無理だろうと」

 ベラは不安が杞憂だったと知り、ホッとする。彼には珍しい、気弱な言葉も心に染みた。
「そんなこと無いわ。言ってくれれば良かったのに」
「後悔していますよ、フフフ」
「……今から沢山出来るわよ。夜はまだ、長いんですもの」
 溢れそうな涙を瞼の奥で乾かすと、顔を伏せ、口全体で分身を咥え込む。動きを早め、根元を握り締めた手の力も強めて、刺激し続けた。

「うぅっっ! ベラ、駄目です。我慢出来なく…はぁっ……なって…しま、う……」
「我慢しないで、我慢しちゃ厭!」
「しかし、楽しむのは二人でないと――」
 ザビーネは起き上がると、熱の篭もった肉塊をベラの下半身に這わせた。先端から滲み出る、ぬめぬめとした液体が太腿に擦りつけられ、零れ落ちんばかりの愛液と濃厚に交じり合う。

74追 憶 第8章  ◆ZAxBErybqE :04/09/25 07:52:32 ID:jd+3U4lD
 分身を入り口にあてがい、囁くザビーネ。
「あなたの姿を、夜ごと夢に見るでしょうね」
「私もそうだわ。きっと忘れられ……あぁっっっ!」
 強く貫かれ、ベラの背筋に衝撃が走った。続けて二度、三度――


 荒々しい男の息吹が耳朶を打ち、それにも増して荒々しい肉棒が、内奥を焼き尽くす。膣壁を擦り取るような動きに、あられも無い声を絶え間なく上げてしまう。
 いつもなら、眼をつぶってしまうけれど、今日は叶う限り開けていよう。ザビーネの全てを、心に刻み込みたいから。
 端整な顔立ち、涼やかな瞳、通った鼻筋、情熱的な唇、癖のある髪、滑らかな肌、清々しい体臭、逞しい腕、柔らかな掌、厚い胸板、筋肉質な足、意地悪でしなやかな指。そして、悪戯者の分身!

 これでいいのだ。この方法しかなかった。私はザビーネと深く愛し合ったまま、この恋を終わらせたい。二度目の別れは自分で決めたかった。恋情が、違うものに変わってしまわないうちに。
 二人きりでデートすることも、旅行することも、何一つ無かった恋。密室の中で始まり、今、同じ密室の中で終わろうとしている。五年前に私がもっと大人だったなら、歳月を共にして生きてきたなら、もっと違う関係を築けていたのだろうか?

 あの時に生き延びた意味が、新たな戦争の首謀者になるためだったとは、思いたく無い。なのに、お祖父さまの大義名分とは違うとも、言い切れないでいる。指導者の孤独、決断を下す人間の孤独が胸に突き刺さる。こんな時だからこそ、支えが欲しい!
 でも、甘えたがる心を断ち切り、一人で歩き続けなければならない。後戻り出来ない、この道を――

 思い出すのは幸せだった頃のこと。お祖父さまが居て、ザビーネが居て、幸せだったあの頃。二人から守られていて、頼り切ってもいた。心の全てをザビーネに預け、彼からも委ねられていると信じて居られた頃。
 もう二度と戻らない、あの季節……

 【Fin】

75名無しさん@ピンキー :04/09/25 07:54:29 ID:jd+3U4lD
以上で完結です。
本当はこの後ろに2章を予定し、前のスレで書いたように「クロスボーン・
ガンダム」を元にした続編も構想していたのですが、考えるところあって
ここまでで終わりにします。
読んでいただき(又はスルーしていただき)、ありがとうございました。

76名無しさん@ピンキー :04/09/27 23:58:09 ID:PyPIJ0Xl
乙彼&完結オメです。


77名無しさん@ピンキー :04/09/28 00:21:37 ID:zMltaWWz
>>75
ザビーネとベラ良いですね。エッチも濃くて嬉しかったです。

78名無しさん@ピンキー :04/09/30 06:04:07 ID:uzwlL61t
>◆ZAxBErybqE
一連の話読ませていただいて、思ったこと。
やっぱザビ×ベラだと、クロスボーンガンダムに話が繋がらないと思う。
ザビーネは能力が異常に高すぎだし、ベラはザビーネにメロメロ、
シーブックの能力が並となると、この物語でのザビーネとシーブックの
立場の逆転はどうも考えにくい。で、このまま木星に突っ込んだりしたら、
クロスボーン・バンガード自体が木星帝国に取り込まれちゃうでしょ。
ザビーネの方がシーブックより頭いいんだし。となると、
ザビーネ→木星帝国のパイロットとして飼い殺し
ベラ→(複数)の妾として飼い殺し
シーブック→木星帝国の奴隷として飼い殺し
となって、木星帝国の野望達成でTHE ENDって流れになっちゃうでしょ。
この物語、一種のアナザーストーリーとしては面白く読ませて
いただきましたが、話の繋がりの部分で納得いきませんでした。

79 ◆ZAxBErybqE :04/10/04 02:50:27 ID:KYtL50le
>>76-78
ありがとうございました。凄く励みになります。

>>78
>やっぱザビ×ベラだと、クロスボーンガンダムに話が繋がらないと思う。
「クロスボーン・ガンダム」まで続ける予定の話を、途中で終わらせてしまい
ましたので、このようにお考えになるのは、ある意味当然かと思います。
その上で敢えて、「歳月が経てば人は変わり、組織内部の状況や政治
情勢も変わります」と。「追憶」の8章は、「クロスボーン・ガンダム」より
4〜5年前の話ですので。
(もし具体的な内容をご希望でしたら、ボツにした部分の設定や展開を
サイトの方にUPしましたので、そちらでご覧くださいませ)

8078 :04/10/05 06:06:28 ID:cV9TKDTn
>◆ZAxBErybqE
サイトって、てっきり南極条約のことだと思ってたけど、違うみたいですね。
ググってみたりしたけれど、どーも見つからないですわ。
直リン教えてくれってのも、貴サイトへの迷惑になりかねないし、
2ちゃん的にも教えて君ではいけないと思うので、何かうまい
ヒントをいただけませんか?やっぱり教えて君みたいに
なっちゃったけど、そこの所は勘弁してください。

81名無しさん@ピンキー :04/10/05 23:27:38 ID:yF2HUc36
ガンダム系のホムペはサンラ○ズを気にして検索除けしてる所が
多いから、ぐぐっても見つからないのがフツー
つかガンダム系サーチエンジンで簡単に見つけられたぞ
釣りか?

82名無しさん@ピンキー :04/10/06 00:27:32 ID:kfvmMnZI
>>81
サイトを南極のことだと勘違いするぐらいだから、
マジボケだとオモ。

8378 :04/10/06 04:33:26 ID:tAS/4ud7
>>81
釣りじゃないです。ガンダム系サーチエンジンをいくつか
開いて、見つけることができました。ご協力、ありがとうございました。
>>82
すいません。マジボケでした。

84名無しさん@ピンキー :04/10/07 02:18:08 ID:3erNMUN9
で、マジボケタソは見てどうだったん?
78から変わったんだろーか。

85名無しさん@ピンキー :04/10/13 22:22:44 ID:WojRippr
次のSSを待ってホッシュ

86名無しさん@ピンキー :04/10/20 06:12:38 ID:bJaa4+7g
職人さんカモーン

87名無しさん@ピンキー :04/10/30 18:07:06 ID:7tE/5sK/
来い

88名無しさん@ピンキー :04/11/05 03:21:38 ID:bIbgvHx3
来ないねぇ

89名無しさん@ピンキー :04/11/07 08:39:13 ID:8fxsBBGC
来るわけ無いじゃんw

90名無しさん@ピンキー :04/11/19 01:40:31 ID:aiBVeuER
保守

91名無しさん@ピンキー :04/11/27 09:45:32 ID:djOPgR/c
age

92http:// 220-213-103-168.pool.fctv.ne.jp.2ch.net/ :04/11/27 10:20:29 ID:Sdj2uck8
guest guest

93名無しさん@ピンキー :04/12/05 05:05:11 ID:+t7qd+tk
ホシュ

94花売り娘 :04/12/08 18:34:38 ID:n6GmouTn
初めてこちらに投下さえていただきます…
南極専門職人でしたが、こちらに投下してから南極でもよいのでしょうか…?
それが心配なのですが、しょうぼうさまにわけをはなしてみよう…。
では。ええと閃ハサのケネギギです。マフティー動乱後の二人をシリーズで
書きたいんですが、どうも萌エロ修行足りないので、ご意見歓迎です。
場合によってはそのご意見をもとに推敲して南極に送りたいです。
よろしくお願いしますm(__)m

95花売り :04/12/08 18:57:06 ID:n6GmouTn
「あ?…大佐…お帰りなさい。どうか、しちゃった?」

ギギがサテン地の部屋着に短めのローブを羽織った、
ラフな格好で玄関に迎えに出てきた。

ケネスとギギは辛く、後味の悪い、そして二人にとって忘れ得ぬ青年を
永遠に失ってしまったマフティー動乱の後、ニホンの南部の島に腰を
落ち着けた。既に3ヶ月が過ぎようとしていた。ハサウェイの死をゆっくりと
実感する暇さえ与えられずに、2人はニホンに逃避行したんのだ。
取りあえず連邦軍から身を隠すために早急に手配したコンドミニアム。
早急に手配…。ケネスは消される可能性があるとはいえ表立ってはまだ
連邦軍の准将という高官であり、一方のギギは、たかだか18歳に今少し
満たない少女であっても、つい先日までは富豪貴族に囲われていた身である。
つまり、2人ともそれ相応の「コネ」とか「ツテ」というものを持っていたのだ。
それぞれが、それぞれのハサウェイに対する思いを整理することができないまま
に3ヶ月を過ごしたのだった。

連邦軍のケネス・スレッグ准将は(尤も、ギギはいつまでも知り合った当初
の階級である"大佐"とよぶのだが)、ギギとハサウェイ――つまり後に連邦
の標的マフティーの代表者だと判明した青年――との初対面ともなった
シャトルで口説いた客室乗務員メイス・フラウアーと任務先でいい仲になり、
彼女の住む香港に出かけていったのだが…。それが7日目の夕方、ギギ一人
で、一人分の簡単な夕食を用意しているところにケネスは連絡もいれずに
戻ってきたのだからギギにしてみれば、『意外にもお早いお帰りで…?』
という気分と同時に、何となく、どこかでこうなる気はしていたのでそれが
当たったということでそれ程の驚きはなかった。

96花売り :04/12/08 18:59:56 ID:n6GmouTn
続き

「美味そうだな?余分はあるか?」
「オムレットとカジキのトマトソース和えでよければ、作るけれど?」
「そうか…いや、今夜はもう休む。ギギ゙は気にせず食べてくれ」
「うん…そう…?」

ケネスはシャワーを浴びて、寝室でバーボンを傾け、それをサイドテーブルに
置くと横たわった。メイスとこの一週間、濃厚に愛し合い、馴れ合い、そんな
関係に飽きてここに戻った。…どれ位経ったろう?うとうとしていると、扉の外
からギギの声がする。

「大佐…少しだけ、よい?」
「どうした…?開けて構わないぜ?」

ドアを開けるとギギはショッキングピンクに羊の模様がついた、ちょっと子供
過ぎるような(実はアメリカの新進気鋭のインナーウェアデザイナーの新作
だと後で聞いて苦笑したが…)ローブの前を合わせ、

「あのね?今夜、隣りで眠っていいかな」
「抱いて欲しいとかそんな意味でか?」
「…!…違うよ、そういうんじゃないの…なんだか、やりきれない、っていうか」
「…好きにしたらいいさ」


97花売り :04/12/08 19:03:59 ID:n6GmouTn
そういうとギギはピンクのローブはきちんと椅子にのせてから膝下丈のスリップ
のような寝巻きで潜り込んできた。ケネスは仰向けに横たわるギギ゙に背を向け
何も言わないが、突然に間近に感じるギギの体臭や髪の香りに多少の興奮も
覚えた。間接照明の寝室にしばらく、静かな時間が流れた。突然、ギギは少し
身を起こすと、ケネスの額にそっとキスした。そして細い両腕でケネスを仰向けに
しようとするが、彼は自分からその動きをしたので、ギギ゙はそのまま仰向けに
なったケネスの瞼に、鼻の頭に、唇の横に、くすぐったい程の軽い接吻を浴び
せた。ケネスが、閉じていた目を開くとそこには薄明かりの中、やけに幼く見え
るギギの、やるせない、そして悲しさを宿した瞳があった…。ギギはそっと
ケネスの唇に自分のそれを重ねてみる。

「ああ…!ごめん!大佐あたし…自分のベッドに戻るね…」

そう言って慌てて起き上がろうとしたギギを、ケネスが乱暴に引きずり倒し
組み敷いた。驚くギギにケネスは優しい微笑を湛えて言う。

「なんで、謝る?俺は気持ちよかったよ。ギギの、そういう優しいキスはな」

そこには、暗に『メイスはこんなキスをしない女だ。そして俺も彼女にこんな
キスはしないし、するつもりもなかった』という思いがあった。

「だって、こんなことするつもりできたんじゃなかったのよ。ただ…暫く一人
だったし、大佐が帰ってきて嬉しくて傍にいた…んんっ!」

言いかけのギギの言葉は、ケネスの接吻で遮られてしまった。そっと優しい
接吻。

「俺はギギが懐かしかったから、帰ってきたのさ」
「ほっ本当なの大佐?」

98花売り :04/12/08 19:12:32 ID:n6GmouTn
目を逸らさずにケネスの瞳を見つめるギギは、くすっと小さく笑うと、そのまま目を閉じてOKのサインを出した。ケネスは今度は本気のキスを浴びせる。
ギギもそれに応えて、お互いに柔らかいその感触を味わうように、唾液で濡れた唇を舐め合う。ケネスは時々、からかう様にギギの鼻の頭を軽く噛んだ。
暫くそうして猫のじゃれ合いをしていたが、先に次の行動に出たのはギギだった。自分を上から見下ろすケネスの両頬に手を添えて自分の方に導く。ケネス
はそれに従って唇を重ねると、何かが切れたように激しくギギの口唇と、その内部を犯していく。

「んっ…んんっん…んっ…」

互いに舌を絡め合い、吸い合い、歯茎を舌でなぞり合う。ケネスはギギの舌を逃さじと強く吸い続けるので、部屋にはずちゅうっ、ちゅばっ、と淫靡な音が鳴り
続けた。ケネスの両頬に置かれていたギギの手は頬から頭に移動していて、ケネスの柔らかめの金髪に指を絡めていた。そしてケネスは右手でギギの左の
、まだ若く芯のある乳房を掴み、揉みまわし、左手でギギの額の、髪の生え際から色素の薄い金髪を梳いていた。やがて顔を乳房のところまで移動させスリ
ップの胸元を広げると、お椀型の白くもちもちとした宝玉がまろび出た。真中の薄い桜色の実を舌で転がす。

「ぁあん…大佐…ね…え…」
「ん?…」

ケネスは返事をしながらも自分の息遣いが荒くなりつつあるのに気付いていた。

「後悔しない?…はあっ…ん…っ」
「し…ない」
「んっ…だって…ァ…ァ・ァ・ぁぁあっ…んっ」
「ギギが…ん…愛しいのに…後悔なんかす…」

そこまで言うとまたケネスはギギの乳首を舐めまわし、今度は首筋とうなじを辿っていきながらも、自分のものが固くなってギギの太ももに当たっている
ことに気付く。

「ああっ!大佐っ…あっ!ああん!」

ケネスは年相応に、普段女性への愛撫には時間をかけてやる方だった。しかし今晩に限って言うと違っていた。おもむろにギギの股を開いて、
指で花弁からおびただしく蜜が溢れているのを確認すると、そのまま自分の先端を、正常位で埋めた。

99花売り :04/12/08 19:14:50 ID:n6GmouTn
「はぁ…ん…っ」

亀頭だけを埋めたり出したりする。張り出したエラが窄まった入り口を何度も、何度もプルんっ
、ツルんっと出入りすると、ギギは絶えがたくなり大きな声をあげる。

「やっ…ああああーんっ!!いやっだめだめだめええ〜っ…んん…」

そのまま珊瑚色の光沢を湛えた突起を指の腹でそっと押すと、ギギはあっという間に達した。
襞が蠢き、奥へ、奥へ、とケネスを誘う(いざなう)。そのまま思いきりギギの中にねじ込むと、
自分でも信じ難い様な早急さで、突いて、突いて、突きまくる。

「ふぁああっ!たっ大佐!んんんんったい…っさっ!いい!いいよおぉ…!」

2度目の痙攣収縮。若鮎のような白い裸体は、ケネスの暗い部屋に躍り上がり、カーテンの隙間
から射す月明かりにその様が浮かぶ。そのままケネスは最後の突きをギギの子宮口に突き入れ、
思い切り男性を射出した。暫く繋がったまま二人は息が整うのを、抱き合いながら待った。
…はあ、はあ、はあ。ふう、ふう、…ぜい。

100花売り :04/12/08 19:17:25 ID:n6GmouTn
「どうして?」
「何がだ?」
「どうしてこうなったのかしら」
「ギギが俺にキスしたからさ」
「大佐、拒絶しなかったよ」
「…あんまりギギが"女"で、自制できなかったんだ。すまなかったよ…」
「!失礼だわ!?」
「…!?」
「あ、…謝るなんてっ!それ、後悔してるとか、そういうことよ?!」
「いや、すまなかった。言い方が…。俺は後悔なんかしちゃいない。…お前が…可愛いからな…」

後半は小声だったがギギにも聞えた。
やるせないギギ。やるせないケネス。私達、ハサウェイを忘れてしまったって言うの? 
ううん、そうじゃ…ないんだよハサウェイ?ただ、もう少しだけあなたにあたしの気持ちを、
整理してから伝えたいんだよ。だから…待っててくれる?くれるよね?

ベッドに腰を下ろしているギギを後ろからケネスが抱きすくめる。首筋に、うなじに、
甘噛みと蛭のような吸引で桜色のタトゥを刻みつけていく…。ギギは、また吐息を漏らして
ケネスに寄りかかる。ケネスは洪水の様に溢れるギギの甘汁を舐め取り、珊瑚色の突起に
絡めてはそこを舌で弾いてみる。
「たいさ・ぁ…イッちゃうっ…あっぁっァァァァ…ん・だ…っ…めぇぇぇぇぇ━━━━!!!!」
ギギの白く、まだ若い肉体が闇に踊り上がる。

【In Japan…ケネスとギギA】へ続く

101花売り :04/12/08 19:24:41 ID:n6GmouTn
(;´Д`)わーすみません!
肝心のタイトルですが、【In Japan…ケネスとギギ】です。
まず、投稿のしかたで、なにか私が勘違いしていたら教えてください。

内容については、数編の長編にしたいので、第一話はまずハサウェイ
という青年が二人の間に忘れられない存在としてある、というのは
大前提なんですが、基本的にこの二人、結局恋人になるのか共犯的
肉体関係ありの同志になるのか解らないのでとりあえずやらなきゃ
はじまらんだろう!という気概で。

内容・投下マナー双方とも、アドバイスお願いします。

102名無しさん@ピンキー :04/12/08 23:12:59 ID:Jerpsr8G
職人の参加は嬉しいんだが……
なんていうか正直言って

 態 度 が イ タ イ よ コ イ ツ (;´д⊂)

はい、では自作自演で擁護をどうぞ
(例:自分で書きもしないヤツが文句をいうな。
   誰もこなくて保守が続くよりマシ。 など)
    ↓ 

103名無しさん@ピンキー :04/12/09 00:14:18 ID:9eJLMRNh
いいじゃん。教えてくれって言うんだから教えてやりゃあよ。

確かにいたいけどさあ。

104名無しさん@ピンキー :04/12/09 01:12:41 ID:wI1EVejl
つっても他の職人さんが来なくなると困るからなあ
具体的に書いてやるか
あーめんどくせー

<<2chでイタタ職人になる方法>>
・自分から職人を名乗る
職人っつーのは読者が尊敬する作家に使う言葉だ
自分で名乗るのは千年はえーよ
・しょうぼうタソの手を煩わせる
しょうぼうタソは忙しいんだ、面倒かけるんじゃねえ
・2ch以外の顔文字を使う
・感想クレクレ厨をやる
面白けりゃ言われんでも感想書くから催促するな
・教えてチャソをやる
自分で調べるか過去ログ嫁
・ウpの前後に長レスをつける
・ウp作の言い訳や説明をする、次回(今後)予告モードこれ最強
んなもん話の中で語れ

これだけやりゃ、レスが山ほどもらえるぞ
話以外のとこでだけどなw

105花売り :04/12/09 02:03:10 ID:HZl/XB94
ごめんなさい('Д`;)いたいヤシで…
今後は今まで通り直にショウボウ様におくることにします。
お目汚ししました。


106花売り :04/12/09 02:37:46 ID:HZl/XB94
そうですよね、職人というのは、自分で自分の店を「老舗」というのと同じで
恥知らずなことでした。SS書き、でよかったですね。

禁止の顔文字があるのもはしらなかったので、勉強します。
不愉快な流れを作ってしまいすみませんでした。

107花売り :04/12/09 10:29:11 ID:TdsAa11F
一晩考えてみたんですが、
現実の仕事などでは、これから書くことの要旨や後述
(ややへりくだった)をつけるものですからここ
(2ちゃん、しかも板やスレごとに暗黙のルールがあるようですね)
が、「暗黙の流れ」を読めない人は嫌がられるということ
に疎過ぎたと自分ながら思いました。

>>103-104さん、厳しいながらもここのことを教えてくれて
有難う御座います。

>>102
居直り強盗のようなことはしませんので、そんなに煽らないでください

108名無しさん@ピンキー :04/12/09 12:00:41 ID:xKTRriMo
(;´Д`)わー面白くなかったです!

あと、南極に投稿するつもりのものをわざわざ
こちらにまで投稿しないで下さい。
よろしくお願いしますm(__)m



109名無しさん@ピンキー :04/12/09 12:11:52 ID:VvAk1l69
>>107
前にも南極の挿絵依頼掲示板で、変な依頼と痛いカキコして、
たしなめられてただろ?
注意書きも読まず他の人のレスも参考にしない阿呆が降臨したって、
ガソダム系のスレで、笑いモンになってたぞ。
懲りない香具師だな。

ここだって、過去ログがちゃんとある。どこが暗黙だよ?!

110名無しさん@ピンキー :04/12/09 12:12:25 ID:VvAk1l69
お、IDが69w

111名無しさん@ピンキー :04/12/09 23:35:14 ID:82IOevBS
過去ログ読んでまで2ちゃんスレに投下したいとも思わないので
それならば、今まで通りしょうぼう様に直におくります。
ご迷惑おかけしましたね。
いろいろ。

⊂⌒(。Д。)⊃))フウ .。o○(「2ちゃんの顔文字」…こういうのかなあ?

112名無しさん@ピンキー :04/12/09 23:45:27 ID:82IOevBS
>>107
南極と2ちゃんの中毒みたいなかたですね
隈なく目を通してどういうヒトが新しく来たか常にチェック
→長期にわたり克明に記憶。

大変ですねw

113通りすがり :04/12/10 05:54:57 ID:aYM50HUD
ずっと誰も書き込んでなかったのに、職人モドキが来てちょっと叩かれたら
たった二日のうちに驚くくらい援護する人間が出てくるってのは、さすがに不自然なんじゃ・・・・・・・・



114名無しさん@ピンキー :04/12/10 09:48:50 ID:9Cvgmpwo
>>113
111-112はID同じだし、本人なんじゃ?

112のリンク先を間違えて、自分へのレスになってるのが笑えるがw

115花売り :04/12/10 10:33:00 ID:6SyFy/z1
>>114
すいません、確かに自レスになってて
自分でも苦笑。
 
>>113
ん?それは、私に対しての意見(多少煽り)を
してくれた人が実は同じ一人のヒトということでしょうか???

116花売り :04/12/10 11:22:33 ID:6SyFy/z1
>>114さん、>>111-112はおっしゃる通り花売り本人です。

あと、>>102-104>>108-110さん
同じ方かどうかはどちらでもよいのですが、おっしゃる通り、
(悪意も感じられるレスなんですが)私は確かに注意書きを
良く読まないで思い立ったらすぐ、みたいなところがあって
そのことはあなたのご指摘のとおりなので気をつけたいです。

南極ではあの後、きちんと絵師様と連絡が取れて
描いてもらえましたし、以後不備なくいくようにしていますので。
昔の失敗にしつこく粘着されるのは反省しているだけに
やはり辛いです。

何日も柿がないな、と思っていたら突然、というくだりは、
恐らく皆さんモニはまめにしているのでしょうね。。。




117名無しさん@ピンキー :04/12/10 13:59:12 ID:1QaGIlOQ
もういいから、やめて下さい。

118名無しさん@ピンキー :04/12/10 17:00:26 ID:UK7V4wf4
>>117
あー、投下したヤシはイタイし気持ちはわかるが
荒しではないんで、むしろお前がスルーしないこと
でスレの空気悪くなってるんだが。
>>113はお前のこと言ってると思われ。

119103 :04/12/11 01:23:49 ID:OZc8wFar
俺は1回しか書き込んでないし悪意はないぞ。
ただ、ああでも書かないと自演て言われるからああ書いただけで。

俺は取り合えず投下して貰いたいとは思ってるぞ。痛いとも思っちゃあいるが別によくあることだし。

120名無しさん@ピンキー :04/12/11 10:04:02 ID:8p8ZTMTW
>>116
煽りでも何でもなく素で疑問なんだが、注意書きすら読まない人間が、
自分の文章をひとさまに読んで欲しいって変じゃないか?
自分の書いたものを読んで欲しいなら、自分も他人の書いたものを
読まなきゃ。話はそこからだろ。

121花売り :04/12/11 12:18:14 ID:dQdgsWja
>>119>>120両氏へ
>>107さんの意見(もう去れよ)が大方だと思い、
もうレス書き込みしないつもりだったんですが少し失礼します。

お二方の意見はあまりにも尤もで、弁明の余地なしです。
本当に注意しますので、(行動で示したいと思いますが)、
もしまた機会があれば投下させてください。


(´ヘ`)いろいろすいませんでした
今回はもう去りますね。

122名無しさん@ピンキー :04/12/12 03:56:22 ID:48Rr3+c+
漏れ的には121が自分のホムペに他の職人氏のSSを載せてるのが引っ掛かる。
途中で切れてるミョーなウpで、許可もらってんのか?

…ってもういないか。

123名無しさん@ピンキー :04/12/12 06:26:44 ID:0HRnCuGK
>>122 !?
∀一つ貰。他は自作&匿名投稿
∴盗作だとしたら…(゚-゚;)

えーと頭がフリーズ…盗作投稿なんでしょうかどれかが


124名無しさん@ピンキー :04/12/12 20:19:41 ID:SYnJpSrk
ハリキエ職人氏のSS。
本人の許可もらってんならいいが途中でチョソ切れてるぞ。
>>2の1stスレで連載してたから盗作ってことはないと思う。

125 ◆HAxKIqiyFM :04/12/12 22:50:35 ID:oHkadtJU
>>124
1stのスレで連載していたハリー×キエル作品というと、私がこの
トリップで書いた、「ハリーのユニヴァース日記 First Night」
だけだと思うのですが、この作品のことでしょうか?

もしそうなら、南極条約さんに載せていただいた以外、どなたにも
差し上げていません。自分のサイトにUPしているだけです。
念のため申し添えますが、盗作などは一切しておりません。
(違う作品の話でしたら、誠に申し訳ありません/汗)

126名無しさん@ピンキー :04/12/12 23:01:41 ID:cQ+u7v7S

       ゃ    こ
    じ             の

 ん                   ス

な         ぁ   っ         レ
       ぁ         !
                       は
      ぁ      !  !
                      あ
      ぁ
                    あ
         ぁ       あ
             ぁ



127名無しさん@ピンキー :04/12/13 01:12:30 ID:Za6f9YSw
>>125
ありゃ本人が。そう、ユニヴァース日記。

やっぱ無断転載か。アイタタタ…

128名無しさん@ピンキー :04/12/13 11:49:43 ID:D2PqFCwe
匿名で勝手に投稿されたものを自サイトに載せてるって事?
管理甘いな~

129名無しさん@ピンキー :04/12/13 18:32:22 ID:dzApfA5K
>>127
ユニヴァース日記が、121のサイトに無断転載されてるってこと?

130名無しさん@ピンキー :04/12/13 18:45:09 ID:quKJGA35
なんだよ、今度は無断転載疑惑か。ろくな事せんな。

>>128
でもさ121は南極の職人ゲスブスレで、125氏にユニヴァースの続編書いて
くれって名指しで呼びかけてたぞ。
SSと作者知ってんだから、別人が成り済まし投稿したら判るだろ。

131名無しさん@ピンキー :04/12/13 20:54:01 ID:XnMG0/Ir
tp://ex7.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1099232286/
スレ違いだからこっちに移動しね?鼻売りのHP晒しといたから。

132名無しさん@ピンキー :04/12/14 00:36:07 ID:2gzFGtdo
転載した相手を盗作よばわりする香具師が
職人づらするようじゃ、このスレもうだめぽ(;´Д`)

133名無しさん@ピンキー :04/12/16 19:17:59 ID:eYjKfg7d
121は南極の絵師さんの絵も無断転載しまくってる。
ポカーン

134花売り :04/12/18 11:58:32 ID:9Pkk4PJd
お騒がせしてしまい申し訳ありません

■しばらくこなかったことには特に理由はありません。
(もともと2ちゃんの住人ではないので)

■小雀さんのSSと画像の件に付いては、今現在、
小雀さんのサイトで経緯の説明コーナーが
設けられていて、近日中に私からのこの数日の
2ー3通のメールが公開されると思います。
そこに無断転載に至った顛末が書いてあります。

■つまりSSだけに関していうと、とある人から小雀
さんのSSが匿名で投稿され、すぐに小雀さんの
ものと気付きましたので、事後承諾になってしまうが
本人に許可を得様と連絡したのですが、2週間ほど
経ってもお返事が無かったので、暗黙に許可して
くれているのか(今ではとんでもない解釈だと自覚しています)
そうでなくても、再度許可を求めよう、と軽い気持ちで
いました。

■小雀さんのSSについては彼女から抗議があった時点で
即刻下ろしその抗議にお返事のメールを送りました。

■自分のサイトの画像については海外のサイトの
画像をまとめてもらってきて(そこの管理人には許可されて)
そのまま倉庫にはりつけたので、南極が入っている
ことは言われて知りました。しかしそういった問題でも
ないのであのコンテンツは閉鎖の予定です。

■小雀さんのサイトに途中までの経緯があるので
そちらも参項にしてください。

135花売り :04/12/18 12:00:55 ID:9Pkk4PJd
なお、恐らくこちら(あるいはここ関連スレ)の住人の方だと思うのですが、
アドバイスメールを、大変有難う御座いました。初心を思い出させていただきました。

136花売り :04/12/18 12:23:59 ID:9Pkk4PJd
私が脳内医師か否かは。


確認したい暇なお方は
http://www.tmd.ac.jp/med/mphm/Yakuri.HTM
に掲載されている電話かメールで教授に
「おかっぱの痛覚研究者の女が2002年に医学博士号取得したか」
と聞けば応えてくれますよ。

137名無しさん@ピンキー :04/12/18 13:12:43 ID:MA8/p2lS
>136
2chでそこまで身元を明かすメリットは無いよ。
気をつけなって言ってるのに…
少しは懲りてくださいよw

138名無しさん@ピンキー :04/12/18 13:12:47 ID:DFp0ZMup
ヲチですら気ィ使って別スレに移動したのに、
これ以上ここを汚すなパクカスが
二度とクンナ

139名無しさん@ピンキー :04/12/18 13:19:35 ID:MA8/p2lS
>134-136
ここはSS発表するスレです。
以後申し開きがあるならこちらへ移動して下さい。
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1099232286/

140名無しさん@ピンキー :04/12/18 21:33:48 ID:i3WvGigi
このスレは



     ∧∧  ミ _ ドスッ
     (   ,,)┌─┴┴─┐
    /   つ.  終  了 │
  〜′ /´ └─┬┬─┘
   ∪ ∪      ││ _ε3
            ゛゛'゛'゛




141名無しさん@ピンキー :04/12/19 01:30:45 ID:wW7lcjHH
∧||∧
(  ⌒/
 ∪ / / ヽ
    />>140
    ∪∪
         ∧ ∧,〜
        ( (⌒ ̄ `ヽ    _
          \  \ `ー'"´, -'⌒ヽ
         /∠_,ノ    _/_
         /( ノ ヽ、_/´  \
       、( 'ノ(     く     `ヽ、
      /`   \____>\___ノ
     /       /__〉     `、__>


142名無しさん@ピンキー :04/12/19 06:47:56 ID:dmXvBEb7


      ,ィ〜r、  ミ
      fレ  ̄`ヽ   ミ 氏ね♪
      Σl lノノ^ハ)  ゙____
      l リ、゚ヮ゚ノi  ..| |   | |
     レ!(~iつ(.)====| |   | |=
     ⊂ヽ.ヽニi \ |_|__∧∩ /
       ゙~じ'~´ 一  V.`Д´)/ >>141
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄""""""" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



143名無しさん@ピンキー :04/12/23 02:25:43 ID:hSZq1Ool
えーと…SDガンダム外伝って、ココでいいか?

144名無しさん@ピンキー :04/12/23 05:56:22 ID:CivR7h6q
総合スレだから、いいと思。

ただ脅すようだけど、上の方で痛い職人モドキが沸いたため、
住人はナーバスになってるし、煽りも出てくるかもしれん。
そのへん、くれぐれも気を付けて。

145名無しさん@ピンキー :04/12/28 00:50:07 ID:aGrxGpkC
F91を初めて見たんでセシリーやう゛ぁい。

146名無しさん@ピンキー :05/01/13 05:43:40 ID:mK/NkZNm
ホッシュ

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