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【Waqwaq】藤崎竜総合エロパロ【サイプラ】
1名無しさん@ピンキー :04/09/21 17:25:14 ID:rt0efKDl
むかしここには エロい血をしたSS書きがいたす 
 エロい血のSS書きはこの板を創り、もれたちスレを作りハァハァしたっす .

藤崎竜の作品のエロパロスレす。

お約束すよ。
◆sage進行す。
◆801は801でおながいす。

ジャンプ40号よりWaqwaq連載中っす。もれやとーちゃんもいるすよ。ヨキ先生と神様もいるす。
それと、関連スレは
今こそ封神演義で! 2
tp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1058888045/
封神演義はそちらでおねがいす。

このスレの発生元は
【新連載】ジャンプ総合エロパロスレ【過去の名作】
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087321322/
すよ。



2名無しさん@ピンキー :04/09/21 17:27:51 ID:rt0efKDl
さらに、もれからのお願いす。
◆嫌だと思ったらスルーっす。これ基本すよ。
◆むやみやたらに喧嘩しない。とーちゃんの教えす。
◆投下前にカップリング、傾向などもあったらお願いす。
◆短編集収録の作品もお待ちしてるすよ。




3名無しさん@ピンキー :04/09/21 17:34:53 ID:rt0efKDl
萌語り、雑談、なんでもOKす。みんなが楽しく幸せな世界をつくるのが
もれたちの理想す。

ヒーホー!あたしたちのエロパロも待ってるわよ。
藤崎作品は微妙にシンクロしたりしなかったりもするからねっ!!

書き手も読み手も楽しくいけるようにね!!
藤崎ワールドでマターリたのしくいきましょう。

ヨキ(・∀・)ヨキ  ヨキィ!!(゚∀゚)ヨキィ!!

4KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:36:04 ID:rt0efKDl
さてと、保守兼ねてSSとうか。
アルヨキです。
ダメな人はスルー。
NGワードKINOでおねがいします(゚▽゚*)ノシ

5KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:36:30 ID:rt0efKDl
◆BGM◆




混ぜ合わせたのは、特製の秘薬。
それを鉄の中に封じて矢の先に。
「ヨーキー」
後ろから伸びてくる腕を跳ね除けて、ヨキは弾薬を作り続けた。
「何やってんだ?」
「弾薬を矢に結べば、破壊力が増すだろう?」
「爪割れるぞ。それに、その弓支柱が曲がってる」
ヨキの手から弓を取り、アルは光にかざすようにしてそれを見つめた。
武器の扱いは専門外の医師の卵は、不服そうに首を傾げる。
長い睫が、ぱちり。と笑う。
「な、今度向こうの街まで行こうぜー。機械とか出ても俺がいるから大丈夫」
頬をすり寄せて、アルはヨキの耳元にキスをした。
「!!!!」
「あは。耳も弱いなぁ、ヨキは」
あれから何だかんだと理由をつけては誘ってくるアルを上手くあしらうのにヨキは
さまざまな工夫を凝らしてきた。
施錠、仕掛け罠、薬。
数えればきりが無いが、男は全てクリアして彼女の部屋の扉を開ける。
一人寝が寂しいから、夜風が寒いから。
本当の気持ちは、離れて居たくないからで。
「晩飯なーに?俺ね、好き嫌いないって昔から褒められるんだけど……」
「なぜ私がお前の晩飯まで作らねばならんのだ」
むっとした表情の女の額に、ちゅ…と唇を当てる。
「ヨキが作ったのが食いたい。毎日一人で食うのも飽きた」
「それで私に作れと?」
「うん」

6KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:36:56 ID:rt0efKDl
にこにこと笑う男の手を取って、色取り取りの錠剤をざらざらと流し込む。
エキセントリックな青。合成着色料の鮮やかな緑。怪しさ満開の赤。
それに溶け込むことを拒否した白。
「これ、何だ?」
「ビタミン、ミネラル、亜鉛、それとカルシウムだ。必要な栄養素は十分だろう」
首をかしげながら、アルは己の手を見つめた。
「そうじゃなくて、俺はヨキの作ったものが食いたいんだ」
「その薬は私の手製だが?」
「……温かいもの、食いたい。ここは寒いからさ」
砂の街の夜は、見も心も凍えさせてしまうから。
誰かの暖かさを抱きしめて、離したくないと思ってしまう。
「医者は、大変?」
「まだ正式な医師ではないから……でも、薬を作れるようになってからは大分違うかな。
 それに……お前の傷を治すことが出来るようになった」
男は機械に向かって銃を撃ち、この小さな街を守ろうとする。
機会を打ち倒すことが出来る防人は、この世界に七人しかいないのだ。
この広大な世界(ワークワーク)の辺境の地に防人が来ることなど滅多に無い。
武器を手に、戦えるものは街を守るのが当然のことで。
「ヨキを守って出来る傷くらい、俺は別に平気だぞ」
「……………………」
「俺は、ヨキを守りたいからなっ」

7KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:37:34 ID:rt0efKDl
どれだけ傷を負っても、彼は自分とこの街を守るために武器を手にする。
皮肉なことに、医師である自分を守るために傷を負うのだ。
そして、それを治すのもまた自分。
「機械が来たって、大丈夫だ」
「怪我は……ああ、お前に何を言っても仕方が無いが……」
頬にちゅ…と触れる唇。
「傷ならヨキが治してくれる。だからまた戦える」
そっと手を伸ばして、アルの頭を抱きしめる。
そのまま舐めるように唇を重ねて、吸いあうように舌を絡ませた。
体液の交換は、医学書をどれだけ読み漁っても解決できない気持ちの高揚を生み出して。
自分が人間であることを自覚させた。
「……夕飯は、暖かいものが良いのか?」
「ヨキが作ってくれるなら、何でもいいんだ。俺」
幸せなキスをするのが、何時までも君でありますようにと男は笑う。
それにつられて彼女も同じように。
手を繋げるようになって、二人で並んで月を見上げることが出来るようになった。
恋は、それだけで日々の暮らしを甘くしてしまう。
「晩飯♪晩飯♪ヨキの手料理〜〜〜〜っ♪」
頭の後ろに手を組んで、うろうろとする姿さえも。
愛しく思えてしまうこの心の行方を。
「さっきの薬も私の手製には変わらんが?」
「キモチの問題。こう……愛が感じられるのがいいんだ」
「ビタミンにも、愛はこもるぞ?」
「もっと、一杯。あったかいものが欲しい」
光の無い地下の街、見つけた光は近すぎて見えなかったのかもしれない。
その光の暖かは、この寒すぎる空間を暖かく変えてしまうのだから。

8KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:38:55 ID:rt0efKDl
厚みのある医学書を、並べるのは一苦労。
梯子をかけても中々思うようには行かない。
「どれ」
すい、と奪い取って最上段に並べていく大きな手。
「ありがとう」
「どーいたしまして」
目的の場所に並べ終えて、アルはこきこきと首を鳴らした。
「痛むか?」
「んー……ちょっと」
夕食の後、アルはヨキの弓をずっと改良していた。
筋力の弱い彼女でも、命中率を高められるように。
獲物に対する勘は、男よりも女のほうが鋭いというならば。
一転集中型のヨキは、正しく狩人であるといえよう。
「ここか?」
頚椎にそって、押しながら指の位置を上げていく。
時折少し力を込めて、的確に痛む場所に。
「あー……キモチイイかもしんない……」
だんだんと前屈みになっていくアルを見て、ヨキはくすくすと笑う。
「んー……そこ……」
「ここか?」
「……あー……痛ってぇけど……キモチイイ……」
うとうとと半分夢の中。
細い指は疲れを取っていく魔法を持つ。
「サンキュ。すげぇ気持ちよかった」
腕を伸ばして、そのまま指先から疲れなど消えてしまうようで。
「ヨキの手は薬とかいろんな魔法を使える手なんだな」

9KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:39:35 ID:rt0efKDl
白く細い手を、包み込む少し日に焼けた大きな手。
「魔法か……医学には必要の無いものなのかもしれないが……」
その手を引き寄せて、ヨキは自分の左胸に当てた。
「人間(ここ)には、きっと魔法も必要なんだ。アル」
「……うん……ヨキは、魔法使いだ……」
そのまま手を伸ばして、その身体を抱きしめた。
布地越しに伝わってくる暖かさ。
「ヨキ」
汗と混ざった男の匂いも。
不思議と嫌悪感を感じることは無かった。
どこか安心感さえ覚えてしまう。
それが『恋』というものなのだから。
「あったけー……」
「アル、お前も暖かいよ」
そのままベッドに倒されてしまうのも、決して嫌ではないから。
白衣の袷を解いて、ふるんと揺れる乳房に小さく噛み付く。
脱がしながら繰り返すキスは、唇の熱さも手伝って眩暈がしそう。
「……ふ…ぁ……」
唇の端から零れた涎を、男の唇に奪われて。
同じようにアルの上着の金具を引き下ろす。
筋肉質の身体は、日に焼けてどこか精悍ささえも漂わせる。

10KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:40:04 ID:rt0efKDl
「ん!!」
両手で乳房を掴まれて、その先を舌先が舐めあげる。
時折甘く歯を立てられて、円を描く様に舌が這う。
指先が食い込むほど強く揉まれても、それ以上に甘い痺れが全身をじんわりと支配するから。
指先で乳首をきゅん、と捻りあげて焦らしながらゆっくりと舌を下げていく。
「……あぁ……ん!……ッ…」
窪んだ臍にちゅ、と唇が触れてそのまま腰骨を噛まれる。
「ぅあ!……」
「ヨキも意外なとこ……弱いんだな……」
そのまま膝を割って開かせて、摩るように秘所に指を添えた。
指先に感じる僅かなぬめりと熱さ。
間接一つ分だけ内側に咥え込ませて、親指で薄い茂みの中の突起をちゅく…と剥き上げて。
「!!!!」
ぬる…と唇がそこを攻め上げる度に、細腰がびくびくと揺れる。
赤く熟れたそこは、彼女の理性を奪うのに一役買ってくれるから。
指先で突いて、ふ…と息を吹く。
「ふぁ…っん!!あ……」
女の秘部に顔を埋めて、溝を舌でなぞる。花弁を口中に含んで、音を立てて溢れて出す体液を吸う。
「やめ……んんんッッ!!」
柔らかい肉にぴったりと顔を埋めて、舌をその中へと捻じ込んでいく。
「ひあ…ア…!!……っ…」
そのまま少し上にずらして、今度は濡れて光るちいさなスイッチを。
「あ!!アル……!!や……アァ…ん!」
「そんなに気持ちいい?」
「ちが……!!」
言葉をさえぎるように、そこをかり…と歯先が攻めた。

11KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:40:45 ID:rt0efKDl
「あああァァんっ!!!」
普段の彼女からは想像できないような、甘く甲高い声。
「嘘つくと、御仕置されんだろ?俺もよくとーちゃんにぶっ飛ばされた」
手首を取って、力の抜けきった身体を抱き起こす。
胡坐を掻いた身体を跨がせて、腰を落とすように促がす。
「や、嫌だっ!!」
「えー、何で?」
「そんなこと……」
下から掬い上げるように乳房を揉み抱く。
「ふぁ…ん……」
「俺が我慢できない……ヨキ……」
抱き寄せて、痺れるようなキスを繰り返した。
本能に火をつけて、脊髄に響くように。舐めあって、かみ合って、吸いあって。
零れた体液がぬらぬらと腿を濡らして、男の腹に落ちる。
「!!」
ぐ…と入り込んでくる中指の感触に、びくびくと肩が震えた。
ぐちゅ、ぢゅく…かき回されるたびに内側で生まれる曇った音。
「ほら、指だけよりも良いって、なぁ?」
根元まで沈めて、ゆっくりと蠢かせる。
その度に、きゅんと絡んでくるのが互いに分かってしまう。
耳まで真っ赤に染め上げて、ヨキはきつく目を閉じた。
(こんな……私は……)
否定しようとしても、身体は熱くてどうにもならない。
「怖い?」
こくん、と頷く姿は普段の彼女とは違ってあまりにもしおらし過ぎた。
「手伝うから。大丈夫だって」
「お前の大丈夫は当てにならない!!」
鼻先をきゅっと摘む指先。
「痛ぇッ!!」
ふるん、と揺れる乳房は丁度男の目の前に。

12KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:41:46 ID:rt0efKDl
「ひ…ァ…っ…!!」
尖りきった乳首を、舌先で転がしてちゅぷ…と子供がするように吸って。
「ここで止めとく?」
「……ッ!!……」
半開きの唇から零れる涎。
「でもさ、俺が止められないんだ……」
腰を抱いて、ゆっかりと下げるように促がす手。
「俺の、触って」
「嫌だ!!」
「だって、上手く挿入んないだろ?協調性が無いってお前言われてるって。絶対」
熱く反り勃ったそれは、内腿にぴと、と触れて。
細い手首を掴んで、自分のそれを握らせる。
「!!」
手で感じる熱さと、どくどくという脈。
生命を生み出し、命の根源となる行為。
それでも、頭で思い描くものと実際では随分と違っていて。
実際にはもっと生臭く、地の匂いに満ちたものだった。
生殖器として得ていた知識は、現実を知って随分と変わった。
「……もうちょっと、優しく触って……」
力加減が思うように行かないのもあって、アルは困ったように笑う。
恐る恐る手を添えて、それを自分の濡れた場所に当てる。
(ここまで来ても、まだ……怖いと思うのはどうして……)
つぷ…と先端が入り込む。
「息吐きながら……してけばいーから……」
「…ぅ……ぁ……」
内肉を擦り上げられて、ただ喘ぐことしか出来ない。
奥へと進むたびにちゅぷ、ぢゅる…と体液が滲み出てくる。

13KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:42:17 ID:rt0efKDl
「あああぁぁッッ!!!!」
ずく!と最奥まで繋がって、子宮を押し上げられるような錯覚がヨキを襲う。
子供をなさない生殖行為は、医学上意味を持たないと思っていた。
いや、思い込んでいた。
「ふ…ぁ……!…アル…っ…ん!!」
腰骨を掴むように抱いて、強く突き上げられる。
「あー……もう、たまんねぇ……」
「……?……」
濡れて潤んだ瞳と、視線が重なって。
「ヨキぃ!!」
向かい合わせで抱き締めあって、鼓動が重なる幸せに溺れることを選んだ。
アルの腰に、脚を絡ませてより密着しながら腰を上下させる。
「すっげぇ、可愛いとか言ったら怒るか?」
細い背中を抱いて、仰け反る喉元に何度もキスを降らせた。
隙間無く咥え込まされて、言葉を刻むことすら容易ではない。
「……あ……んんっ!!……」
ぢゅぐ、にゅぐ…動くたびに生まれる淫音が、鼓膜の奥まで犯してくれる。
「なんか……死にそう……」
「……馬鹿なことを…んっ!!」
濡れた指先が、小さな突起をノックする。
「ひぁ……!!!あ!!!」
開いた唇に、指を咥えさせて。
絡んでくる舌先の甘さに、満足気にアルは目を細めた。

14KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:43:31 ID:rt0efKDl
ぬるりと引き抜いて、腰を抱き直す。
「く…ぅん……ッ…!!」
小さく横に振られる首が、『止めないで』と懇願するように見えてしまうから。
「気持ちいい……?」
こくん、と頷く姿。
「俺も……気持ちいい……」
熱いのは、心が付随するからだと教えてくれたのはこの男。
キスの甘さも、医学知識を取り払ったセックスも。
自分を抱くこの男が全部持っていた光の欠片だった。
「あ……ぅん!!!あっっ!!!」
限界が近いのはお互い同じで、もっと深く混ざりたくて呼吸と腰の動きが重なっていく。
内側で膨張していくアルの熱源を感じながら、その背中をきつく抱きしめた。
「!!!!!!」
声は唇で塞がれて、内側でどろりと零れたアルの欠片を。
ぴったりとくっついて零れないようにもう一度抱きしめた。





少しくたびれた愛用のリュックは、皮ひもで封鎖された不可思議な形。
その中から機械の欠片を取り出してヨキと自分の間に転がす。

15KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:44:01 ID:rt0efKDl
「機械の一部を拾って、付け足して、改造してみた」
雑音交じりの優しい歌が、室内をゆっくりと支配していく。
昔聞いたようなその音は、眠りを誘う。
「……優しい歌だな、アル……」
腕の中でうっとりと目を閉じるヨキの頬に、そっと触れてみる。
その柔らかさと命を守れるのなら、この世界を敵に回しても構わないと思えた。
「……ヨキ……」
長い睫と、聞こえてくる寝息。
(寝ちゃったよ……ちょっと、飛ばし過ぎたかな……反省だ)
汗ばんで火照った肌も、少しだけ冷えて。
BGMは隣で眠る恋人と言い切りたい。
小さな箱は、子供のころに誰かが歌ったものを紡いでくれる。
(俺と、お前って恋人だよな?いや……俺が一方的に思ってるとか言われそうだ……)
ため息も吐息も、夜の優しさに溶けてしまうから。
この気持ちが嘘ではない事も、互いに思っていることもわかっていても。
言葉に出して、伝えて欲しいから。
(俺も寝よ……少なくともヨキは俺のこと嫌いじゃないしなっ)
二人重ねた夢の奥。
優しい歌が流れていた。



16KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 17:46:49 ID:rt0efKDl
ここまで。
もう一個もそんなに時間はかからんと思いますので、保守そのた協力、支援おねがいします。

それと一応保管先
     ttp://yellow.ribbon.to/~kino2/ です。今までのアルヨキ全部はいってます ヨキィ!!(゚∀゚)ヨキィ!!

アルヨキとアルヨキカーフとか、シオ神様とか色々考えては脳内沸騰中。
テンプレはとある書き手さんの作成です。



17名無しさん@ピンキー :04/09/21 18:00:54 ID:xm6wGr5C
>>16
乙です

18名無しさん@ピンキー :04/09/21 18:09:15 ID:7tcd89JU
>>1-16
本当に乙です!

19KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 18:10:22 ID:rt0efKDl
>17,18
こちらこそヨロポコです。さて、続き書くぞ゜゚・*:.。゜ _〆(゚▽゚*) ゜・*:.。゜゜・*

20名無しさん@ピンキー :04/09/21 19:20:52 ID:6tarbQbF
新スレオメ━━━━━━ d(゚▽゚)b ━━━━━━!!
KINO氏 乙です


サイプラの水の森タンSSきぼんぬ!!

21名無しさん@ピンキー :04/09/21 19:21:34 ID:6tarbQbF
ワショーイ ワショーイ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!


ホッシュだ ホッシュだ


ワショーイ ワショーイ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

22名無しさん@ピンキー :04/09/21 19:31:13 ID:6tarbQbF
保守ついでに質問!
いろんなスレで物議をかもし出している
女体化や男体化は、このスレではアリですか?

一言 傾向をレスしてから本編を投下すれば桶ーなスレと
男体化総合や 女体化総合スレに誘導して
、そちらに逝ってもらうスレと二種類ありますが、
ここはどちらになるんでしょうか?

この辺は許容範囲か否か個人差が大きい所なので
他スレでも住人同士で話し合って結論を出していましたが。
スレ立て主さん的にはどうですか?
この辺の是非は原作の作風が大きいのかもしれませんが

23KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 19:32:09 ID:rt0efKDl
保守兼ねてレス─wwヘ√レvv~(゚▽゚*)─wwヘ√レvv~─ !!!

>20 
了解!!緑丸との話だがオケイ?総合だから気兼ねなくこっちも投下できる(゚▽゚*)ノシ

24名無しさん@ピンキー :04/09/21 19:34:12 ID:6tarbQbF
>>23
ヤター!!!
マターリ待ってますよ(・∀・)

25KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/21 19:35:41 ID:rt0efKDl
>22
わしが言うのもおこがましいのですが(女体化、男性化を書いてるので)
傾向を書けばいいんじゃないだろうか?と思いますぞ。
藤崎作品は元々中性的なキャラも多いし、萌の数は人それぞれ数え切れないほどあるし。

ダメならスルー。これが基本だと考えてます。
嫌いなものに一々難癖つけるよりも、さらりと萌話。

藤崎作品がすき!って気持ちは、みな一緒だと思うし。

このレスで24?保守保守 ヨキ(・∀・)ヨキ

26名無しさん@ピンキー :04/09/21 19:39:57 ID:6tarbQbF
レスアリガd

そうですねー
それで良いかと思います。

極端な拒否反応が出てきたら、また皆で考えるという事で

ホッシュのどさくさにまぎれて聞いてみますた。

27名無しさん@ピンキー :04/09/21 19:41:50 ID:6tarbQbF


   ∧_∧
  ,.(´∀`),、
  i,'(   ),リ     <   SS
   ∪∪


        ∧_∧
     ,´\(´∀`)/ ヽ   <  まってまつ…
    ノソリ⊂   ⊃ ,从
       (,,ノ,,ノ
      彡

28名無しさん@ピンキー :04/09/21 20:29:41 ID:EPcb+DTB
ヨキィ!!(゚∀゚)ヨキィ!!

29名無しさん@ピンキー :04/09/21 21:43:40 ID:yialtHZD
乙!
テンプレも凝ってますね(・∀・)
まだSSを読んでないので読んだあと感想レス付けます

保守保守

30名無しさん@ピンキー :04/09/21 23:43:08 ID:Zn7G9J38
イイ

31名無しさん@ピンキー :04/09/21 23:55:58 ID:yialtHZD
保守保守

32名無しさん@ピンキー :04/09/22 06:49:48 ID:/DkauhN5
シオの童貞を食う、清純な振りして実は…なマツダ神様のSSきぼんぬ。

33名無しさん@ピンキー :04/09/22 07:47:06 ID:Ib9httH2
お前らの文化はよく分からんがテンプレの完成度はスバラスィ

…ってなんで俺はこんな所に迷い込んでるのかと、お邪魔致しました。

34見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/22 08:28:12 ID:PGNUWHUQ
スレ立てオメです!

藤崎作品初心者ですが、SS一つ投下させてください。
Waqwaq・アルヨキです。

**************************
「ねがい」赤い血の神は、我々人を作り、機械生命体を作った。
神は再びこの地上に現れ、黒い血をもつ我々を幸せにしてくれる。
そして神を手に入れた防人は、どんなねがいでも叶えられる……。





遠い昔からの伝説を、眉唾だと跳ね除けるのはたやすいことだった。
「ヨキ先生は伝説、信じないの?」
子供のような目をして、隣に眠るアルは私を覗き込む。
「……信じないわけじゃないさ。ただ、この目で見てみないことにはね。
医者と言う職業柄だろうね。
何事も見て触れて、……考えるのはそれからだからね」
「ふぅーん……」
「だから眉唾だと言うのさ。長い間、誰も見たことがないんだろう……?
 赤い血の神を」
「まぁ、そりゃそうだけどさ」
屈託のない笑顔は、少年から青年へと移り変わる境界線の上。
アルが防人になったのはほんの最近。
こんなのが防人になって大丈夫なのか、私の不安を他所に……
あっという間に誰もが認める防人になった。
「ヨキ先生がさ、もしも防人だったとして……神様を手に入れることが出来たら、
ナニをおねがいするんだ?」
「そうだな……人々が機械生命体に怯えることなく暮らせる日常、かな」
「うほっ、真面目!」

35見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/22 08:29:00 ID:PGNUWHUQ
おどけて言うと、がばっ、っと私に抱きついて。
「俺はね、……ヨキ先生のおっぱい、もーっちょっとでいいから、おっきくして欲しいなって」
「――馬鹿者!!」
ごん。裏拳で額を直撃。
「痛ッ!……ひでえなぁ、先生」
「それが防人の台詞か……防人なら、それこそ人々の幸福をねがうべきだろう!」
「……わーってる。冗談だよ、ヨキ」
―――急に、声のトーンが変わって。
落ち着いた声に、胸が……柄にもなくどきんと跳ね上がる。
「―――奇麗事だけで防人なんてやってらんないよ……ヨキがいるから、俺は防人やってられるんだ」
「ア、」
アル、と名前を予防としたのに……唇で、ふさがれた。
「んんッ」
「ッ、ヨキ」
大きな手は、慣れた道筋を辿っていく。髪を撫で、肩に滑り、胸を……小さな胸のふくらみを掌中に収めて……愛撫する。
「あ―――、……ッ」
自分のものではないような声が漏れる。抑えられない……アルの前で、私は医者と言う括弧を外される。
アルもまた、防人と言う括弧を外し、ただ黒い血を持つ人と人として……貪り、交わる。
感情は、ひたすら目の前のお互いに。
つんと尖った胸の先端が、アルの口に含まれる。
舌で転がし、吸い、甘く噛まれる。
「ぃ、ゃあ……」
頭の中がドンドン白んでくる……気持ちよさで身体が支配され、アルへの想いが私の心を支配する。

36見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/22 08:30:26 ID:PGNUWHUQ
……ねがい。
もしも私が防人ならば。
そして赤い神の血を、手に入れることが出来たなら。
アルと、どうかこのままずっと繋がっていたい……。
括弧を外したまま、ただこの行為に耽っていたい……。


そんな卑しいねがいをも、赤い血を持つ神は叶えると言うのだろうか?



「ヨキ、ッ」
名前を呼ばれると同時に、アルが私の中に押し入ってきた。
深く分身を私の奥に沈めると、大きく息をついた。
「……ッ、すっげ、いい……ヨキ」
「ぁあ……ッ」
全身が痺れるほどの快感に、私はただアルにしがみつくしかなく……きつくきつく、しがみついた。
ゆっくりと打ち付けられ始める、アル自身。
粘った水音のするその打ちつけ。押し入っては逃げ、また押し入って逃げていく。
「アッ・アッ・アッ……あ……!」
「ヨキ、ヨキ……ッ!」
打ちつけはどんどん激しさを増し、小さなベッドが軋む。
恥も何もなく私は声を上げ、仰け反り、快感におぼれた。
アルもまた、ケダモノのように私を責め立てた。
互いの想いの分だけ、この行為はいつも激しかった。
アル、アルは……本当は何を願うのだ? どんなねがいを、神に……?
聞きたかったけれど、何故だか恐れのようなものがあり、私は聞けなかった。
「ヨキ、………―――ッ」

37見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/22 08:32:19 ID:PGNUWHUQ
名前の後、アルが何かを呟いた。けれど、……
「あ、ああああッ!!!」
自分の嬌声でそれはかき消され……。


私の胎内に吐き出された熱。
それは私の「女」の部分を嫌というほど満たし、短い情事の揺るがない証拠として、シーツを汚した。
「……俺、もう行かなきゃ」
「アル。」
「先生、またな……」
笑顔と、額にキス一つ。さよならを言う代わりに。逢瀬はいつも短いものだった。
そしてアルはまた次の地へと赴く。防人として……。



何処までも続く、砂の世界。
不毛の大地に一人立ち、今しがた旅立ったアルの息子と、伝説の神と同じく赤い血を持っていた少女を想う。
私が立っている場所は、アルが絶命したまさにその場所。
「……赤い血の神、か……」
あの少女が神かどうかは別として。
もしも、私が防人だったとして。神を手に入れることが出来たなら。今ねがうのは、唯一つ。
「神様、アルを生き返らせてください」
私の前に……もう、何処へも行かない様に……。
『ヨキ』
あの笑顔と、あの声。
もう一度名を呼んで。そして抱きしめて。

38見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/22 08:33:12 ID:PGNUWHUQ
「………アル……」
あのとき、アルが何を呟いたのか。
アルは本当は何をねがっていたのか。
生き返ったら……聞いてみよう。
頬を伝う涙は、砂の大地に吸い込まれて消えた。
(END)
***************************


以上ですノシ
スレの益々のご発展を願って…+・*:.。.シャランラ♪


39名無しさん@ピンキー :04/09/22 19:34:25 ID:AN3aMY2x
神キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ありがとうございます(*´Д`)ハァハァ

40名無しさん@ピンキー :04/09/22 21:16:26 ID:TPGqoeXU
GJ!

41KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/23 00:53:16 ID:5WHRnpcR
Bさんキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!

「うほっ!真面目」に思い切り心をつかまれました。
いや、もう、どういったらいいらいいかわからないんですが。
す げ ぇ 萌 え ま し た ヨキィ!!(゚∀゚)ヨキィ!!

漏れもがんばろう。

42名無しさん@ピンキー :04/09/23 13:05:58 ID:DlyMr3n6





ホシュ

43名無しさん@ピンキー :04/09/23 16:26:55 ID:ROZQfHyo
ほっしゅ

44KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/23 21:29:21 ID:34psKu7f
      \ー.- .____  l\
       ___\::::::::::::::::、二、|  \
       ` ̄フ:::::::::::::l\:::::::....,..、   ヽ'7
          /::::::_,.ゝ:`:.:.:.:._:`ゝ:::::\ , /:7ノj
  _,,,....-ニ,::::::::<:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.`ヽ、::::::::::|7:.:.'-,
    _,,..ィ':::::<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧! ̄ヽ:::ノ-、:}:.;._7
     /:::::,':.:.:.ム:.:.:/:.:.:.ト/ ,,,,,,,,,,,,,_   ゛ヽ:<
     /::::::∠:.:.:.:ム:.:.:.:.冫 /" ___ 、   ニ''|`
   /:::::::::ィ:::::::{:.:.:.:レ、:/  ,r'{J::ヾ   ト'::}!
-=ニ:::::::::ノノ::::::::ヽ/ ̄、'  '  ゝ_ノ   ヽ"',
      レl::/|:::ヽヽ',ゝ  ,.,.,.,     __'  〉
     ,.-l/ ̄|::::::::ヽ-t‐、     /   / /
    , ' (:.:.:.:.:.:.|:::::::::::::::|       ヽ_/ , '       <保守ありがとうす。せっかくなので萌話なんかどうす?
   i!      /レ' |::::/-―、  `ー- 、__/、            と、う後ろでとーちゃんが言ってるすよ。
   l!    /;:;:;:;:;|:/;:;:;:;:;:;:;ヽ.   |:;:;:;:;:;:;:;:\
  l!     ` ̄ ̄ ̄ ̄l]:;:;:;:ヽ_,. = '`- 、_l ̄´〉
  |!   /二 ̄ ̄`ヽ、 `ー '´  f''ニヽ ` l/'、
  |l!   〉=-      `l     ゝゝノノ /ニ=}


45名無しさん@ピンキー :04/09/23 22:01:47 ID:gGzNhTGx
>>44
と・・・父ちゃんw

46KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/24 00:56:49 ID:fXcHjlaT
                 
               /`:-、、、、、、-:'`:.、       チ
           ,-|:::::::::::::::::::::::::::::: ヘ、       /  
           / l::::::::::::::::::::::::::::: ..:::l ヽ     / 
           / /:::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::lrヾ!
            l l:::::::lヽ::::::::::::::::::::::::::::/l:::::l l    
     チ    i !:::::::l ヽ::::::::::::::::::::::::/ l:::::! !
     l    ヽ、ー'   ヽ::::::::::::::::/ ー'ノ
      |     ` ァ-、、、_ヽ__∠、、-''´
           / ,    ヽΦ_'' ̄、゙、           <神様や他の作品の萌え語り。好きなシチュなんかも
             | .j   「 ̄。↓  l i             聞ければ幸い。保守は適度にヨロポコです。チーチー。
             l ,l.  ↑フ ラ   l.j
             ゛゙、 └‐、‐┘ / 
             ヽ、 / \ /
              '''´    ´

        
      と、チーチーやシオも言っとります。
      こんなレスの仕方もたまにはいいかと思ってるのですが、どうですかね?(゚▽゚*)ノシ

47名無しさん@ピンキー :04/09/24 00:58:41 ID:hvge8wtu
保守


まだ30KB越えてないようなので、
しょーもない萌え話をさせてもらいまつ。

シオと神様萌えー
両方とも腰が低くて良い子というのは珍しいかもしれない。

ボケとツッコミじゃないけど、
大抵は優等生と不良とか、常識人とDQNとか
あんまりキャラが似通っていないカプールが多いと思う。

しかし、もし同年代とかだったらサイコプラス以降の
萌えカプール誕生となるのに…
年上の女性に抱く淡い恋心というのも、
それはそれで美味しいかもしれないけど
それだと成就せずに終わるパターンが多い気がする。

そんな訳で数年後のシオくん15歳、
ネ申18歳バージョンのSSが読んでみたくなりました。


以上 保守ですた。

48名無しさん@ピンキー :04/09/24 00:59:56 ID:hvge8wtu
チーチーのSS、大きいバージョンもできたんですね
可愛いや( ´∀`)





ホッシュホッシュ

49名無しさん@ピンキー :04/09/24 02:19:58 ID:ATsYGefx
 デジタリアンのアレンティーはマジ萌えだった。万物の根源は数である、みたいなヤツ
 シャドウディジーズ(だったっけ?タイトルウロ覚え)とかみたいな黒いのも好き、ワールズ内の作品は全体的に萌え度が高いと思ふ
 最近のも好きだが漏れの萌えは懐古主義、同士はいないかー?

50名無しさん@ピンキー :04/09/24 04:20:25 ID:dCJWRs4l
ワールズいいねえ…
あの黒さがたまんない。


51名無しさん@ピンキー :04/09/24 08:07:21 ID:HHYRFCqL
ワールズもすきだヨー(;´Д`)ノシ
サイプラもすきだー(;´Д`)ノシ

勿論、今のワークワークのヨキもすきだー(;´Д`)ハァハァ
フジリューはどの作品も何かしら萌えがあってイイ!

52見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/24 19:39:31 ID:doTthtyo
ヨキィ!!(゚∀゚)ヨキィ!!
>感想有り難うございましたノシ

>KINOさん
遅ればせながら感想を。アルヨキ、イイ!です(;´Д`)ノシ
エロカッコイイとーちゃんにノックアウトです。
ヨキ先生もカワ(゚∀゚)イイ!!

そんなこんなで、また書けたら持ち込みますノシ
AAにワロタですw

53KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/24 21:59:32 ID:LfJGvtJp
>47
せめて松田様の下の名前が分かれば、いくらでも書けるのだが_| ̄|○ 
成長したシオと神様は書きたいというか。書くんですよ。はい。
今はアルヨキカーフと、サイプラすすめてます。

ライトの裏で牛柄のポンチョの水の森ちゃんと、出発前の緑丸。
久々に読み返してやっぱり藤崎作品、好きなんだなーと痛感。

原作付きでも、単作でも、長編でも。
やっぱり自分の中ではこの人の話も、作り方も、擬音も、彩色も。
どれも好きなんですよ。
色々書かせてもらってまだそれでも書きたい!と思うほどに。
現在(いま)も過去(てまえ)もおそらくその先(みらい)も。

そんなわけでアルヨキ(+カーフ)に萌えてるダメな生きなわけなのだが

54名無しさん@ピンキー :04/09/25 19:43:56 ID:5hmhKxA7


55名無しさん@ピンキー :04/09/25 19:47:19 ID:PBIlyzqe
>>

56名無しさん@ピンキー :04/09/25 21:24:12 ID:bPvTbD4s
>>53
じゃあいっしょにアルヨキカーフに萌えませう

57名無しさん@ピンキー :04/09/26 06:40:22 ID:V8fIB2qa
>>53
シオは神様を「神様」と呼んでますから
そのままでぜひ(*´Д`)ハァハァ
成長したシオ×神様・・・イイ!(・∀・)

58名無しさん@ピンキー :04/09/26 16:20:52 ID:t3iBo/tP
機械×ヨキ……ごめん、なんでもない

59名無しさん@ピンキー :04/09/26 16:47:25 ID:K0KifpH2
>>58
こらこらいけないよ、そういう素敵なこと言っちゃあ。

60名無しさん@ピンキー :04/09/26 17:55:57 ID:EWI9igqL
しょ、触手プレッ…ゴフッ!!!!!


61名無しさん@ピンキー :04/09/26 21:05:00 ID:ZpH5/14j
ヨキ先生は気丈な所がイイ!!



(最初騎乗って出たよ・・・・・)

62KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/26 22:28:42 ID:5WPRYuK2
アルヨキ+チーチーそのたオールスターズ……

そのあとにアルヨキカーフ。己の脳みそを釘バットでなんとかしたい気分です

63名無しさん@ピンキー :04/09/26 22:51:18 ID:9BCaEBAH
釘バッ……ガクガクプルプル
でも期待しながら待ってますよ!KINO職人!

64見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/27 21:52:00 ID:n6ucxZV5
じゃあおいらはケツ釘バットで_| ̄|○ ノシ

とても短いのを。
シオ一人称です。

***********

「神様の儀式」


神様は夜寝るとき、かならずあれをしてるっす。
あれはきっと、神様がもれたち黒い血の人間たちをしあわせにするための、
儀式みたいなんもんなんだともれは思うんす。そんなとき、もれはいつも寝たふりをするんす。
神様は寝ながら布団の中で、「…あぁっ…」とか「いやぁ」とか声を上げながら、もぞもぞしてるんす。
聞いていてちょっと、どきどきする声す。



神様は自分で自分の身体を触ってるんす。脚の間に手を入れて、くちゅくちゅって音をさせるんす。
だんだんと甘酸っぱい匂いがしてくるんす。
もれも、なんかもぞもぞしたくなるんす。


65見習B ◆x.7imV2WLo :04/09/27 21:53:15 ID:n6ucxZV5
そしてそのうち脚を大きく開いて……も、もれは必死に寝ているふりをするんす!
……薄目を開けて、見てるんす。
脚の間に、ちょっとだけ毛が生えていて……そこから音と匂いがしてるんす。
上の服もまくりあげるんす。胸、神様の胸、……大きいす。
だんだん、神様は苦しそうになって、「いく」とか言うんす。
「いく、の、……イッちゃう……あ、ああ……ッ!」
どこへいくのかと最初は思ったす。でも、どこもいかないんす。いくっていうのは、儀式が終わる時の合図みたいなもんす。


……そして、神様は雨を降らすんす。脚の間から、雨がちょっとだけ降るんす。
雨が降ると、神様の儀式は終わるす。何事もなかったかのように、神様は眠るす。
もれはちょっとだけドキドキして、……とーちゃんに教えてもらった、「えっちなきぶん」ってのは、
こういうことかと思うんす……。
神様相手にこんなこと考えるなんて、もれは駄目な防人す……。

(END)

************************

……松田神様オナニーでした。

66名無しさん@ピンキー :04/09/27 22:05:03 ID:3ZQW2wy1
(;´Д`)ハァハァ乙
そのままセクースになだれこんでホスイ

67名無しさん@ピンキー :04/09/27 22:52:52 ID:YQUkkQ8M
見習B 氏 GJ!
シオ神?キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!!

(*´Д`)モエッ!!
そこでぐっといっちまえシオ!
続きを禿しくキボンヌしまつ!

68KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:13:20 ID:DVMg/eDK
Bさんのシオの覗きキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ !!!!!!

とーちゃん、ナイス教え。
わし的にはとーちゃんと先生の合体中に「とーちゃん、おしっこー(シオ4歳)」とか考えてます。

まずはアルヨキ。そんで次ぎあたりアルヨキカーフ。いければ合間にサイプラとシオ神。

では、アルヨキです。NGワードKINO。

69KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:13:36 ID:DVMg/eDK
◆Happy days―後ろから抱きしめる―◆




「ヨキ、もう一回!!!!」
女の細いうなじに、男の唇が触れる。
「頼む!!このとーり!!」
細い指が、それにかかって女のため息が宙に溶けた。
「…………何故お前のポーカーの相手を何度もせねばならんのだ!!」
「ヨキさん、強いんだもん」
「お前が弱るぎるんだ。むしろ……」
びし!とアルを指し、ヨキは声を強めた。
「お前の頭が、弱すぎるんだ!!アル!!」
「アッチのほうなら強いのは、ヨキさんがいちばん良く知っていると思いまーす」
カードを切りなおして、ヨキはそれをアルの手前に並べていく。
事の始まりはアルの一言だった。
カードで負けたほうが、一枚ずつ脱いでいこう。
全部脱がせられたら、ゲームセット。
その結果、アルは下着一枚の姿まで剥かれたのだ。

70KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:14:04 ID:DVMg/eDK
「数を読めば、簡単なことだろう?アル」
「おう。もう一回」
そして、数分後には何の苦も無くヨキは完全勝利を決めてしまった。
狙うつもりも、何も無かったと加えて。
「アル、風邪引く前に服を着ろ」
「ヨキ〜〜〜〜〜〜」
後ろから、ぎゅっと抱きしめてくる腕に手を掛けてやんわりと視線を返す。
そして、衣類越しに感じる異常事態。
「……アル、お前何を考えてる」
「あ?ヨキのこと」
「そうじゃない!私に何をくっつけてると言ってるんだ!!」
「ナニですが、何か?」
ふつふつと湧き起こる怒りを、どうにか沈めてヨキは引きつった笑みを浮かべた。
「ならば、すぐにしまえ」
「無理。生理現象はどうにもならねぇもん。あ、ヨキが抜いてくれ……あがっ!!」
顎下からストレートに入ったパンチは、鮮やか過ぎるほどに。
「いいパンチだぜ、ヨキ先生」
「今すぐそれを何とかしろ!」
素っ裸の男は、女の手を取ってそれを握らせる。
「先生、苦しいんでどうにかしてください。息子もこう言ってますんで」
「離せ!!!」
「本当は口がいいけど、ヨキ、してくんねーだろ?」
ため息をつきながら、アルは淡々と声を放つ。

71KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:14:35 ID:DVMg/eDK
「ぅわっ!!」
ぐい、と体重をかけてアルはヨキをベッドの上に倒す。
胸元を結ぶタックタイをゆるり、と外して。
「お、今日はなんか豪華な感じ♪何だかんだ言ってもヨキだって俺のこと愛してるクセに」
胸を包む邪魔なものを剥ぎ取って、その柔らかく白い谷間に顔を埋める。
「どけっ!!」
肩を押さえ込まれて、封じられた動き。
睨んでも、それは意味を成さないから。
「息子共々、お世話になります」
ヨキの上に覆い被さり、アルは両手を合わせて神妙に拝んだ。
「あ!!」
ちゅぶ…乳首を吸い上げる唇。挟み込んで、口腔で舌を使って転がす。
左右を、ねっとりと嬲りながら、その先端をきゅん、と指先で捻りあげる。
「ふぁ…ッ!!あんっ!」
「やーらかい。ヨキもさ……やっぱ女の子だ……」
ふにゅふにゅと柔らかい乳房を、まるで果物でも味わうかのように。
舌と唇は、その感触を確かめる。
柔らかさ、甘さ、たわわな果実。
ちろちろと掠めるように触れる舌のもどかしさに、もぞもぞと揺れる細い腰。
ぐ…と乳房をつき合わせるように寄せれば、ふにゅんと形を変える。
「…ぁ……んっ!!」
ちゅぷ、ちゅく…乳首全体を口中で舐め嬲って。
ちゅ、と唇を離せばぬらぬらとそこがやけに淫靡に光った。

72KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:15:09 ID:DVMg/eDK
「やーらしいカラダしてる。ヨキって」
「そ…なこ……ぅん!」
つつ、と下がった指がつぷ…と秘裂に沈む。
間接一つ分を咥え込ませて、ぐい、と折るように蠢かせて。
「ァあんっっ!!」
「あ、当たっちゃった?やっぱ、ここ?」
指が動くたびに、くちゅくちゅと濡れた音と滲み出す体液。
それを指先に絡めて、アルは女の目の前に突きつけた。
そして、人差し指と中指をゆっくりと離していく。
ぬる…ぬめった糸が二本の指を繋いだ。
「これ、何?ヨキせんせ」
「…………………」
真っ赤になって、顔を背ける。
「何でこんな風になるのか、教えて。ヨキの得意な……イガクテキセツメイってやつで」
空いた手は、なだらか腹部をくすぐるように撫で擦る。
親指で熟れた突起をくりゅくりゅと強弱を付けて摘んで。
「ふぁ……アンっ!!ア…アル……ッ!!」
首筋に噛み付いて、付けた赤い花。一つ、二つ、咲き乱れさせる。
「ちゃんと言って。ヨキ……」
「異性を……受け入れて…っ!!」
襞肉が少しだけ盛り上がった箇所を、無骨な指が攻めあげていく。
その度にびくびくと腰が揺れ、膝が小さく震えた。

73KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:15:43 ID:DVMg/eDK
「続けて」
「受胎の…っ!!た…めに…あ!!あァんっ!!や…っは…ん!!」
根元まで沈めて、その指を増やす。
アルの指を濡らしきって、それでもまだ溢れてくる生暖かい愛液。
視姦するように、彼女が視線を感じずにはいられないように膝を割る。
ひくつく突起にふぅ…と掛かる吐息。
「あ!!ああァン!!」
「こんなになるくらい、俺の事好き?」
どう答えても待ち受ける結果に変わりは無い。
嘘をつく必要もないからと、彼女は小さく頷いた。
「受胎のためにこうなるんだったら、俺の子供孕んでくれてもいいってわけだろ?」
その言葉はいつもならばかわす事が出来たはずだった。
しかし、今日だけはそうも行かない。
その言葉の意味そのもので、アルの子供を授かってしまう可能性が高いからだ。
「ダ……ダメだっ!!アル!!」
「あ?何が?」
アルの胸を押し返して、なんとか脱出しようとしても。
「俺のこと、嫌いになった?」
じっと見つめてくる瞳に、その力さえ奪われてしまう。
「そうじゃない……けど…っ!!」
奥の方を小突く指先に、身体は力を失って。

74KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:16:20 ID:DVMg/eDK
「……本当に、子供が……」
「俺、いい親父目指す。問題無し!!」
膝に手を掛けて、ゆっくりと開かせる。
とろとろと零れだした愛液は、ぐっしょりとシーツを濡らすほど。
とろけきった入り口に、その先端を押し当てて焦らすようにちゅくちゅくと出入りさせる。
亀頭の先だけが内側を掠めるように擦る感触に、腰がもどかしげに揺れた。
「あ……あんっ!アル……ん…!」
「でも、中で出しちゃったら子供できちゃうかもなー。センセ」
すい、と手が伸びてアルの耳に触れる。
「あだだだだだだだっっ!!!痛っってぇ!!何すんだヨキ!!俺のこと愛してねーのか!」
「本当に出来たらどうするんだ!!」
「だから、問題ないって。俺、いい親父になるから」
子供のように笑って、アルは女を抱きしめる。
細い背を、腰を。包み込むように抱きしめた。
「それに、ヨキだってこのままじゃ嫌だろ?」
ぬりゅ…太茎が入り口をぬるぬると撫でるように擦り上げていく。
「ふぁ…あんっ!!」
「こっちの口は涎こぼして、ちょーだい、アル♪って言ってんだけどなぁ」
「な……っ!!」
言い終える前に、ずく!と打ち込まれてぎゅっと目を閉じてしまう。
肉襞一杯に男を感じて、満たされていく女としての感情。

75KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:17:07 ID:DVMg/eDK
意味を持たないと思っていた性交渉は、感情を伴うことで幸福感を生み出してくれる。
隣に居たはずの友は、いつの間にか恋人へと進化を遂げて。
この感情が『恋』と言うものだと教えてくれた。
「あ!アル…っ!!あぁんっ!!」
きつく絡まって、抱きしめあって、舐めあって、溶け合うキスを。
舌先を絡ませて、ぴちゃぴちゃと体液を分け合う。
括れた腰を抱いて、無我夢中でその身体を突き上げていく。
きゅん、と絡んでアルの動きを僅かでも逃すまいとヨキの肉襞は纏わりついてくる。
「ひ…ァア!!!ああんっ!!!」
根元ぎりぎまで引き抜いて、最奥まで沈めて。
それを何度も繰り返されて敏感になりすぎた肌。
「!!」
両手で胸をぎゅっと掴んでかりり…と尖った乳首を噛む。
「ヨキ……すげぇいい……」
膝の下に手を入れて、そのまま身体を少し倒して。
「あ……アァアアアッッ!!!」
ずく、ぢゅく…くちゅくちゅに蕩けた身体を、尚もアルは攻め上げる。
落ちそうになる意識は、与えられる快楽で引き戻されてしまうから。
ただの発情した男と女。
「やぁ…っ!!アル……!アル…っ!!」
言葉を消し去るキス。
肌が触れるだけで、じんじんと身体が痺れてしまう。

76KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:17:46 ID:DVMg/eDK
「あん…!!やだ…やぁ…ぅん!」
ずぷ、ぢゅぷ…繰り返される抽入に限界が近いのは同じだった。
「あ!!アル!!アルっっ!!!」
「……やべ……っ!」
ヨキの身体を押さえつけて、ずるり…と引き抜く。
「ごめん…っ!!」
細い手を取って、熱く勃ったそれを握らせる。
「あ……」
ヨキの手の中でアル自身が熱さを増して、一気に弾けた。
掌の中でびゅくびゅくと感じる脈と、生暖かい湿った体液。
「ふ…ぇ……!」
半泣きの顔、そっと唇を当てる。
「望まない妊娠させないのも愛だろ……?」
「手……洗いたい……っ……」
「俺は汚染物質か!!」
汗でべたついて不快なはずなのに。手も汚されて嫌なはずなのに。
どうしても、嫌いになれない何か。
「あーもう!!絶対に孕ませてやる!!」
ぺし!とアルの顔面に当たる小さな箱。
「使わなかったら今後一切やらせない!!」
「避妊具って、俺、好きじゃないんだよなぁ。どーせならイボつきのとか……あがっ!?」
鳩尾に入る、小さな拳。
それでも、派手な殴打音の割りに痛みが無いのは彼女の気持ちだった。


77KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:19:00 ID:DVMg/eDK
ようやく落ち着いたのはそれから小一時間ほどしてからで。
男の腕の中で女は眠りを待つこととなる。
「蜘蛛の糸?世界の中心に何をしに行くんだ?」
「そこに、真実があると聞いた。私が求めるものが」
眠たげな目を擦りながら、ヨキは続けた。
「砂漠を数え切れないほど越えて……機械から逃げながら……」
「俺も行くよ。ヨキ」
「……アル、お前はここで……」
その唇に、そっと指を当てる。
「俺も行く。お前を守るのは俺だから」
抱きしめあって落ちる夢は、蒼すぎるほどの青空。
後ろから抱きしめて得られる安定と、不安。
この手を、肌を、離してしまうことの寂しさ。
「俺が愛してんのはヨキだけだから」
うなじに触れる唇。
(このまま……アルとずっと絡まっていられたら……)
「ヨキ」
じっと、見つめられて早くなる鼓動。
「……アル……」
「やっぱ二回戦やろう……うがぅ!?」
がすん、と入る拳。
「調子に乗るな!!」
「俺が乗りたいのはお前だ!!調子じゃねぇ!!」


前途多難の恋はまだまだ。
まだ、まだ、終わらない。



78KINO ◆v3KINOoNOY :04/09/29 21:21:17 ID:DVMg/eDK
ここまでヽ(゚▽゚*)

アルヨキカーフで蜘蛛の糸を目指します。
まずはがんがる、書きたいだけ書く。
久々にきたこの萌え。

何か、感想とかもらえたら嬉しいですヽ(゚▽゚*)ノ

79名無しさん@ピンキー :04/09/29 22:09:33 ID:wi8UwnLJ
GJ!!!

最後のアルの台詞・・・ナイスです

80名無しさん@ピンキー :04/10/01 01:50:18 ID:PbZex0Jo
キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!!

GJ!!

81見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/01 20:12:37 ID:degCNH97
>KINOさん
アルヨキキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
>「俺、いい親父目指す。問題無し!!」
とーちゃんのこの台詞にやられました。GJです!
乱れるヨキ先生もエロ可愛いです。
とーちゃんの言葉攻め(?)、最高です!
アルヨキカーフで蜘蛛の糸を目指すSSも楽しみにしています!


82名無しさん@ピンキー :04/10/03 17:15:11 ID:Sv4hqHUB
カーフ×神さま
同士いないっぽいかorz

83見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/04 21:47:23 ID:ruMZIm6h
こばわーノシ(古いネタでスマソ)
シオの神様覗き第二弾・投下させてくださいす。

**********************
『とーちゃんの教え。』


もれがうんと小さい時、とーちゃんから言い聞かされたことがあるす。
「シオ。男にはな、子供から大人になる瞬間ってのがあるんだ」
「しゅんかん?」
「ああ、そうだ。子供から大人になる瞬間。
大人の階段を一気に駆け上る瞬間ってのがあるんだよ」
「へぇー」
とーちゃんの言葉の意味、その時のもれにはよく分からなかったす。
「とーちゃんにもそんなときがあったすか?」
「ああ、あったさ」
「それは、いつす?」
もれが聞いたら、とーちゃんはうーんとしばらく考えてから、もれに耳打ちしたす。



「……ヨキ先生が風呂に入っているところを、覗いた時だな……」


84見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/04 21:48:10 ID:ruMZIm6h
……とーちゃん曰く。
身体の下半分が一気にヒートアップして、一瞬で大人の男になっちまったらしいす。



そんな教えをふと思い出したのは、もれと神様とプラがたどり着いた、ある村の宿でのこと。
神様は、汚れた身体をきれいにするために、今お風呂に入ってるす……。
プラも、どーしてだか一緒に。
お風呂場からは、水の音と『プラちゃん、くすぐったい』だの、『やだ、そんなとこ触らないで』だの、
神様の楽しそうな声が聞こえてるす。
時々、『あんッ…』とか、『いやっ』とか……神様はお風呂でも、儀式をしているみたいす……。



……とーちゃん。
神様のお風呂に入ってるところを、今覗いたら、もれも大人の階段を一気に上れるすか……? 



「た・試してみるす……もれ……」
だって、もっと強くなりたいすから、もれ……。


ドキドキする気持ちを抑えながら、もれはお風呂場の扉を、そっと開いたす……。

**************************

85見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/04 21:49:40 ID:ruMZIm6h
またしても短くてスミマセンノシ
この後シオがどうなったかは、ご想像にお任せします_| ̄|  ((○コロコロ 


86名無しさん@ピンキー :04/10/04 22:08:42 ID:wYDIJmWg
GJ!
といいますか、続きが気になって仕方がありません!
風呂場に乱入した後、
ベットで初体験としか思えません!!

87名無しさん@ピンキー :04/10/05 01:10:20 ID:77vCxj/x
シオたんの包茎チンポ(*´Д`)ハァハァ

88名無しさん@ピンキー :04/10/06 00:42:51 ID:YMQ2kqet
GJ!

89名無しさん@ピンキー :04/10/08 21:33:05 ID:yyMwyhBp
ほしゅす。

90KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:39:35 ID:+2SueJJB
Bさんの続きを激しくきぼん。
レオ神様とかいいような気がしてきた。いかんいかん、書きたいものが増える。
おつまみ程度ですが、子供がいればこんなこともあるってことで。

Waqwaq、アルヨキ
NGワードKINOで

91KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:40:04 ID:+2SueJJB
◆Darling Call Me―子供が寝た後で―◆





「そんなわけで、息子共々しばらく世話になります」
子供の頭も下げさせて、防人は深く頭を下げた。
「部屋ならあっちに準備した。シオ、おいで」
「うい」
子供手を引いて、ヨキは二人を割り当てた部屋へと案内する。
長旅で疲れたのか、子供は欠伸をしながら。
「シオ、ヨキ先生にありがとうは?」
「ありらとす。ヨキちぇんちぇー」
「ふふ、シオはいい子だね」
歩きながらもうとうとしてしまっている、子供を抱き上げる。
「また少し重くなったな」
「あー、成長期なんだろうなー」
その後ろをてくてくとアルが付いていく。
「助かったよ。私一人では流石にあの機械の群れはどうにも出来なかった」
「しばらくはここで、掃除していくよ。少しは楽になるだろ?」
七の村は、救援信号は出しては居ない。
だが、決して機械に襲撃されることが少ないわけでもないのだ。
本業は医師であるが、ヨキが此村の警護と自衛団の指揮をとっているから、まだこの程度で済んでいると
いう結果なだけで。
怪我人が絶えないことに、変わりは無いのだ。
「おや、もう寝付いちゃったね、寝つきがいいのもアルの血だ」
「そうか?俺、そんなに寝つきいいか?先生」

92KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:40:41 ID:+2SueJJB
夫婦には、なれなくとも。
心は繋がっていて。
それは、例えこの子供に自分の血が混ざってなくとも愛しいと思えるように。
「おやすみ、シオ」
子供を寝かしつけて、額に張り付いた前髪を指でそっと払う。
「可愛いものだね。子供は」
「ああ。俺の宝物だ」
肩に、優しく触れる手。
「ヨキも、俺の宝物だよ。それは今も変わらない」
「……お前も、休んだほうがいい。アル」
ぱたん、とドアを閉めて。ため息が一つ。
離れても何も変わらない、そう言い聞かせてきたのに。
それでも、この血を混ぜることの出来なかった思い、悲しさ。
言い聞かせても、心がもがく。
(私も、早めに休もう……考えても仕方のないことだ)
この心は、押さえ込めないから。
ただ、自分が女なのだと痛感させられた。





腕組みをして、ため息をついたのは女のほうだった。
「アル、何故ここに居る?」
浴室から出てきて、自室のドアを開ける。
ベッドに腰掛けてのんびりと地図を広げる男の姿。

93KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:41:29 ID:+2SueJJB
「先生、眠れないんです。シオは寝ついたんだけど、俺の息子が眠れないって言うんですよ」
「だったらどうした」
「眠れるようにしてください。先生」
「お前は他に考えてないのかっ!?アルッッ!!」
「考えてるよ、お前の手を離しちまったことを。ずっと……」
隣に座っているのに、ずっと離れているよう。
手を触れるのも、怖く感じてしまう。
「俺、やっぱりヨキのことが好きだ。それは死ぬまで変わらない」
「…………子供を大事にしてやれ」
「してる。シオも、お前のことを嫌ってない。母親を重ねてるのかもしれないけど」
どこか寂しげな笑顔が、胸に刺さる。
「母親、欲しいのかなーって思うよ。俺じゃ全部は補えない」
「お前は立派に父親だと思うよ、アル」
「ああ……そうありたいと思うよ……」
大地の護神像を引き継ぎ、この世界を守るたった七人の一人として。
男は世界中を飛び回るのだ。
「それよりも、先生。息子もなんとか……ぐわっ!!」
顎下から入る拳。
「相変わらずいいパンチしてるじゃねーか、ヨキさん」
「進歩がない男は嫌いだ」
後ろから抱きついて、アルはそのままヨキの身体を倒す。
「ぅあ!!」
「隙だらけなのも、変わってないねぇ、先生」
白衣を剥ぎ取って、その肌を外気に晒す。
「あは、寒いときは生肌であっためあうのが鉄則だよなぁ、先生」
すり寄せられる頬に、感じる暖かさと幸福感。
諦め半分に、男の背中に手を回した。

94KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:42:10 ID:+2SueJJB
重なる肌の暖かさは、あのときと何も変わりなど無く。
まるで、時計の針を逆に回したかのように思えた。
「……ん…ふ……」
舐めるようなキスと、入り込んでくる舌先。
吸いあって、貪るように絡ませた。
生暖かい体液を交換して、そのまま男の鎖骨に唇を移動させる。
「おわ、びっくりした」
「そうか?男はお前一人ではないからな」
くすくすと笑う唇が、やけに魅惑的。
手首を押さえつけて、組み敷くと上向きの胸がつんと誘う。
「あ…ん!!」
ぢゅ…吸い上げて舐める音が耳を刺激する。
そのまま指を滑らせて、さわさわと入り口を上下させていく。
つぷ、とその先だけを沈ませて、乳房を噛んでそこを重点的に嬲って。
にゅぐ…両手で揉み抱いてぐっと寄せた。
「なんか……お前おっぱいおっきくなってないか?」
「知るか!!」
「浮気か!?それだけは認めんっ!!この乳は俺のもんだっ!!」
ぎゅっと掴まれて、甘い喘ぎが零れてしまう。
「ふぁ…んん!!」
「ちっきしょ……なんか腹立ってきた」
膝を割って、脚を大きく開かせる。
「や……待て!アル……んっっ!!」
ねっとりと熱い舌が、ぴちゃ…と捻じ込まれていく。
まるで違う生き物のように、内側で暴れるそれ。
口唇全体が、張り付くように濡れた秘所を覆う。

95KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:43:09 ID:+2SueJJB
「あ!!ああんっっ!!ゃあ!!」
アルの頭を押しやろうとしても、力では勝てない。
勝つつもりも、本当は無いのだ。
「…ふ…ぁ!!…アル…ぅ…!!」
舌先がくちゅくちゅと動くたびに、ひくん、と震える腰。
そのまま唇は、赤く震える突起に触れる。
「ひぁ…!!あ!!ああんっっ!!!」
腰を抱えるように、女の股間に顔を埋めて。
じゅる…ちゅく…舐め上げて吸い上げる水温が甘く理性をとろかしてくれる。
指先にぬるついた愛液を絡めて、そのままヨキの口腔を嬲るように。
「俺じゃない男とも寝た?誰と?どんな風に?」
「…ふ……ぁ!!」
「言えよ。誰とだよ。カーフかよ」
小さく横に振られる首。
苛立ち紛れに指を引き抜いて、力任せに挿入した。
「!!…痛っ…ぁ…!」
涙ぐむ瞳を、無視しきれるほど彼は冷たくなれなくて。
悲しげにシーツを握る彼女の手を自分の背中に回させた。
「ごめ。そんなつもりじゃない」
「……カーフは、此処には来た事も……」
鼻先に触れる唇の熱さ。
「ん……わかってる。ごめ。俺が悪かった、ヨキ」
大事なものほど、壊したくなってしまうこの感情を。
どうにかしたくて肌を重ねる。
鼓動、体温、そして――――恋心。
「!!」
腰を抱きなおして、力を入れて奥まで突き上げる。


96KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:43:39 ID:+2SueJJB
ぎりぎりまで引き抜いて、繰り返される挿入。
ぬらぬらと絡む愛液が、太杭を濡らす。
「ああっ!!あ、ア…ル…っ!!」
小刻みの呼吸と、ぐちゅぐちゅという淫音。
身体を折って、屈位さながらに打ち込んでいく。
その度にきゅん!と絡む襞と肉壁。
「…っは…アル……アル…っっ!」
背中に食い込む細い爪。
追い込んで溶かしたくて、無我夢中で腰を使った。
上り詰めて、壊れる瞬間の顔が綺麗で、その甘い悲鳴が心地よすぎて。
女の身体を、貪るように抱いてしまう。
「あ!!!ああぁぁんっっ!!アル!!アル…っっ!!」
びくん!と弓なりに仰け反って、だらりと四肢から力が抜けていく。
ひくひくと震える身体をぎゅっと抱きしめて、その形の良い額にキスをした。
「今度は……俺もイカせて……ヨキ……」
蕩けきったそこに、再び与えられる刺激に、甘い疼きが生まれてしまう。
「あ、あ!!ふぁ…ん!!」
「甘えた声、かーわいい」
絡ませた腕も、脚も、何もかも。
自分のだけのものだと、思いたい。
「もっと、いい声聞かせて。ヨキ」
ずく、ぐちゅ、繰り返される抽入に意識が薄れそうになるのを繋ぎとめる。
「あ!!アル!!アル…あああんっっ!!」
「あー……もうちょっとで俺もイケそ……」

97KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:44:33 ID:+2SueJJB
そして、唐突にそれは訪れた。
「とーちゃん、おしっこー……」
眠たげに目を擦りながら、ドアを開けたのは小さな愛息。
「おわ!!シ、シオっっ!!」
「アル!!どけっっ!!」
どけといわれても、しっかりと繋がったままでそれもままならない。
「……とーちゃん、ヨキちぇんちぇー…いじめてるす?」
シオの問いに、アルは少し考えて言葉を発した。
「いじめてないぞ。先生、喜んでんだ。それに、運が良かったらお前の兄弟ができ…あがっ!?」
腹部に入ったパンチと、男のうめき声。
「とーちゃん、おしっこー……」
「分かった分かった、今連れて行くから」
ばたばたと服を着こんで、シオの手を引く。
二人の足音が遠くなるのを聞きながら、ヨキは大声で笑った。





「ヨキちぇんちぇーと、寝るすー。もれも、寝るすー」
三人仲良く川の字になって、シオはヨキの胸に顔を埋めた。
「あったかーい」
「ふふふ。やっぱり子供だね」
「かーちゃんって、こんなふうなのかなぁ……」
髪を撫でる指先も、暖かさも、父親のそれしか知らない。
優しく抱きしめて、眠りを促がす。

98KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:45:22 ID:+2SueJJB
「寝ちゃった。やっぱり寝つきがいいのはお前の血だ」
「ヨキさん、自分だけイって俺だけ置いてけぼりですか?」
「子供のほうを大事にしろ。父親だろう?」
「俺の息子はどうしてくれんですか?俺、このままじゃマジで眠れないんですけど」
「自分でどうにかしろ。私はシオと寝る」
「あ!!ずりーぞ!!ちょっと待て!!せめて触って抜いてくれたっていーじゃねーか!!」
「何故私がお前にそんなことをせねばならんのだ!!」
言い合う声に、ぱちりと開く瞳。
「ちぇんちぇー……とーちゃん……喧嘩す?」
「いや、その、違うぞ、シオ。な?ヨキ」
「そ、そうだよ。シオ」
「本当す?」
不安そうに見上げてくる子供に、アルは本当だよと笑った。
そして、おもむろにヨキの顎を取ってキスを。
「ほら、こんなに仲良しだぞ。シオ。だから、もう寝なさい」
「うん……」
再びヨキの腕の中で、聞こえ始める寝息。
「あーあ、ヨキのおっぱい俺のもんだったのに……取られた」
「馬鹿なこと言ってないで、アルもおやすみ」
不貞腐れたように目を閉じる。
「!」
不意に触れた柔らかい唇。
「こんなに仲良し。もう、おやすみ」
子供を抱いて眠る姿は、母親のように見えた。
(……ヨキ、今のは反則……ますます寝れねーだろ……)



更け行く夜。
眠れないのは一人だけ。


99KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:46:10 ID:+2SueJJB
以上です(゚▽゚*)ノシ

次はアルヨキカーフ。で、カーフが激しく報われない話の予定。

100KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 00:46:39 ID:+2SueJJB
ついでに100いただいとこう
ヨキ(・∀・)ヨキ

101名無しさん@ピンキー :04/10/10 00:56:12 ID:6S+08/yo
GJ!そして乙です。

アルヨキカーフに激しく期待。
奴はヘタレだと思っているので、報われない展開大いに歓迎。

102KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/10 01:09:29 ID:+2SueJJB
>101
わしも香具師はヘタレだと思ってます。
そう、ブリーチにおける恋次のような(好きな人ごめん。KINO的解釈だ)

カーフ、出続けるかぎり報われない。そんで被害者はヨキ先生。

ああ、脳みそ病んでんなぁとか真剣に思ったり思わなかったりですよ。
緑丸と水乃森ちゃんも完成させたいし。単なる(ちょっとゆがんでるかも知れんが)フジリューファンなんです


103名無しさん@ピンキー :04/10/11 20:56:59 ID:JcDik/oJ
こっそりとレオ神様キボン。

104名無しさん@ピンキー :04/10/14 01:08:51 ID:GvYSxDW3
おまいらバレ見てる?
(;´Д`)ハァハァですぞ

105KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/14 01:15:04 ID:NojbvjSe
見てる。だからこそ、悩んでる。
アルヨキカーフなのか、アルヨキキクなのか

106名無しさん@ピンキー :04/10/14 22:58:47 ID:ULx58OHP
>>105
良かった、自分だけではなかったのですな。
キクとヨキ先生の関係によって色々変わりそう・・・・・・

でも今回のヨキ先生ならカーフとも合いそう。服が。

107名無しさん@ピンキー :04/10/15 19:02:51 ID:2UvG0Hhy
カーフを見ていると某蟹座の聖闘士を思い出してしまう。

108KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/15 22:41:41 ID:fdil3+tG
月曜は、祭りだろうか?
それに間に合うようにしたいもんだ゚*。・゚*(゚▽゚*≡*゚▽゚)*゚・。*゚

109名無しさん@ピンキー :04/10/16 01:05:33 ID:O5M5vK//
期待しております

110KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/16 21:13:37 ID:OHXhpsv9
実はアルヨキ←カーフが、あがってたりします。


月曜の祭りにあわせて投下しようと。
いやね、本当に凄いことになってますよ。なんつーか、うん。
レオ神様、大有りだろ!!と叫びたい気分(゚▽゚*)ノシ

111名無しさん@ピンキー :04/10/16 21:38:13 ID:9yYY0FSu
勿論ありだとも!( ´_ゝ`)b
個人的にはヨキ先生が女性でほっとしとております

       ( 女装が趣味の男とか
(´-`)。oO ( 言うパターンじゃありませんように… )

112名無しさん@ピンキー :04/10/17 00:53:16 ID:nlsRKpV1
そんなのようぜんだけでじゅうぶんだ

113KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:42:32 ID:05upehXn
祭りはあした、今夜はすなわち前夜祭

待っててくれた人いますか?
サイコプラス、緑丸x水の森ちゃんです。
NGワードはKINOとトリップ
ダメな方はスルーで


114KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:44:05 ID:05upehXn
◆チョカホリック―最後まで嘘吐きだったね―◆





何十億の命を背負って、彼はその手を天にかざす。
この光の下に、彼女が居るからと。
長いニ年、たったニ年。
離れ離れになる―――――その前に。





見上げた空には、人工物ではない星の光。
作り物ではないものは美しいと彼女は笑った。
(水の森ちゃん……居てくれるかな……)
靴紐をきつく締めて、白い息を切らして彼は走る。
冬の公園は、寒さが悲しいほど綺麗。
(もう、君に逢えないなんて俺は嫌だよ。君の本当の声が聞きたいんだ)
回り道も、繋いだ手も、優しい瞳の色も。
手放すなんて、出来なかったから。
フェンスを越えて、センサーを抜けて、もしも、そこに彼女が佇んでいてくれるのならば。
これ以上、この運命を憎むことなどしないから。

115KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:44:38 ID:05upehXn
「遅かったね、緑くん」
「……水の森ちゃん……」
「座りなさいよ」
牛柄のポンチョから、細い手が伸びる。
「冷たくなってる。はい、これあげる」
携帯用の回路を手渡されて、それを両手で包む。
「あったまるでしょ?」
「……うん、あったかいね」
暖かいのは、君がここに居てくれたから。
君の体温と残り香ゆえの甘さ。
「最近寒いわよね」
ポンチョのすそを捲って、隣においでと彼女は誘う。
「だからねー。ここに来てなかったの。でもねー……」
触れた指先は、同じように冷え切って。
彼女がずっと前からここに居たことを証明してくれた。
「今日だけはここに来なきゃいけなかったのよ。私、超能力もなにもないけど……
 本能が言ったのよ。ここに来なさいって」
白い息がかかるほど、近い距離なのに。
離れ離れのような気持ちがここにあるから。
「一つ、聞きたいことがあるんだ……」
「何?」
呼吸を一つだけ置いて、言葉を紡ぐ。

116KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:45:23 ID:05upehXn
「水の森ちゃんは、俺なんか居なくなっても平気なのかな……って……」
膝を抱えて、隣り合わせ。
「平気なほど……あたし、冷徹じゃないみたい……」
伏せた目。長い睫。
「じゃあ、どうして?」
同じように、彼女はゆっくりと言葉を選んだ。
まるで、自分に言い聞かせるように。
一言、一言、噛み締めるように。
「行かないと、緑くん、後悔するよ」
「…………………」
震える指に、触れた少女の細い指。
「本当に地球に隕石が落ちるなら……落ちるならよ。行かないでなんて、言えないわ……」
静かに絡めて、目を閉じる。
「この地球には、たくさんの人が居て、ほとんどがまだ死にたいなんて思ってないはずだわ。 
 幸せでも、不幸せでも……生きてるんだもの……」
この青い林檎に流れるさまざまな物語。
今も絶えず刻み込まれる悠久なる歴史。
「あたしの我儘なんか……まだ、我慢できるわ……」
「水の森ちゃん……」
たくさんの人が刻むこの物語。
その中で、軌跡のように出逢う事が出来たのだから。
すれ違うだけの日々は、君に出会ってから全てが変わった。
「たくさんの人の中に、あたしも、緑くんも居るんだよ……」
「そうだね……」
「ほっぺた、冷たくなってる」
頬に触れた指は、唇に触れて。

117KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:45:59 ID:05upehXn
「唇(ここ)も……冷たいね……」
掠めるように、唇が触れた。
乾いて冷え切ったそれは、重なるごとに熱くなって。
冬の冷たさなんか、忘れてしまえるようだった。
「二年間……逢えないんだから、いっぱいキスしてもいい?」
「そうね……たった二年なのに……ね……」
何度も何度も、繰り返すキスは。
まるではじめてのキスのように、鼓動を早くした。
絡まる舌先、抱きしめあった身体。
流れる優しい髪の色は、純粋なる黒。
「忘れられないように……」
彼の手を取って、そっと自分の胸に置く。
「あたしだって、人間なんだね……誰かのことを好きになれる……」
「……水の森ちゃん……」
「電脳少女、失格だね……」
頬に落ちる涙。
過ぎた季節は、いつだって君が居てくれた。
灰色だった世界を、鮮やかに変えてくれた。
「……もっと、くっついても……いい……?」
「冬が寒くって……本当に良かった……」
「……え……?」
「緑くんと、こうしていられるじゃない……」
冬の寒さのせいにして、二人でこうしていられるなら。
あとは、何も要らないと思えた。






118KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:49:16 ID:05upehXn

冷えた身体を、温めようと手を伸ばして。
触れた肌の柔らかさに、驚く。
「……ん…っ……」
その手の冷たさに、細い肩が竦んだ。
「ごめん……痛かった?」
「違うよ……指が冷たくて、びっくしただけ」
頬に触れた唇が、ゆっくりと下がっていく。
時間を忘れるように、肌が少しずつ温まる。
分け合える体温の甘さは、それだけで心の中の何かを埋めてくれた。
「……ぁ…ッ!……」
ぞくぞくと走る甘い痺れに、膝が震えた。
彼の指が触れるだけで、その場所が熱くなる。
身体の奥から生まれてくる何かと、次にすべきことは。
本能が、教えてくれた。
「……指……ッ……」
ぬるぬると、体液を絡ませて指が入り口付近で踊る。
ちゅく、とその上の小さな弱点を押し上げるとびくん!と細い腰が震えた。
そこを甘く、きつく、攻める度に、とろとろと零れる愛液。
「…ふ…ぁ!!緑…くぅ…ん…っ!!」
離れる指を追いかけるように、伝う糸。
「……こんな俺でも……いい……?」
重なる視線、大きな瞳が笑う。
「緑くんが……いいんだ。緑くんじゃなきゃ……ダメ……」
揺れる黒髪を一束とって、そっと唇を当てる。
小さな膝を押し割って、濡れたそこに先端をあてがった。

119KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:49:43 ID:05upehXn
「……水の森ちゃん……」
「雪乃……あたしの名前だよ……緑くん……」
入り込んでくるそれの感触は、まるで内側から肉を引き剥がすかのようで。
湧き上がった恐怖心が、指先まで走った。
それを打ち消すようなキスは、世界で一番甘いもので。
キャンディーよりも、チョコレートよりも。
スプーン一杯で海をも甘く出来るようなものだと思えた。
「…ァ……っ!!」
「……大丈夫……?……雪…乃……?」
自分を見つめてくる彼の瞳のほうが泣きそうで、思わず笑ってしまう。
「……緑くん……泣きそうだよ……」
その背中に手を回して、抱きしめる。
繋がった箇所がじんじんと痛んで、これが夢ではないと教えてくれる。
ゆっくりと突き動かされて、重なる息の色は白。
「…っは……ァ!!……」
何度も何度も繰り返した言葉、そしていえなかった言葉。
『行かないで』噛み殺した声が、心の奥に落ちた。
「…緑くん、緑くん……っ…!…」
柔らかい胸が触れて、隙間も無いほどに抱きしめあって。
この夜が永遠に続けばと、祈った。



120KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:50:13 ID:05upehXn
「二年たったら、帰ってくるよ。絶対に」
「本当に?」
「絶対。一日もずらさない」
牛柄のポンチョに二人で包まって、見上げた冬の空が。
忘れられないほどに綺麗で。
言葉さえも、出なかった。
「ゆびきり」
「うん」
離れた小指は、どこか寂しくて。
手を繋ぎなおす。
「帰ってきたらさ、俺とゲームで勝負しない?」
「いいわよ」
「俺がかったら……君は俺の恋人になるってことで」
「何のゲームでやるの?」
くすくすと笑う唇。
「水の森ちゃんが決めていいよ」
「そぉね……サイコプラスなんてどう?」
甘い甘いキス。
続きは二年後の同じ日まで、お預けだから―――――。




それから、二年。
同じように公園を走って、センサーの裏に場所をとる。
(今日だよ……緑くん、約束の日だよ……)
膝を抱えて、時間を過ごす。

121KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:51:00 ID:05upehXn
(……まだかな……いろんなこと、聞きたいんだから……)
あのころよりもずっと伸びた髪を風に泳がせて、時間を受け止める。
大きな太陽が、西に溶けても彼は現れずに、一人で着く家路は。
今まで一番さびしい帰り道だった。
それでも、次の日も、その次の日も。
ずっとセンサーの裏で待っていた。
(……嘘吐き……丁度二年って、言ったくせに……)
思い足取りで、いつもセンサーの裏を目指す。
(あ……先客……)
ゆっくりと外れる帽子。
「ただいま。水の森ちゃん」
「……緑……くん……」
「おかしい?みんな元の、色に戻ったんだ」
「……ううん。おかしくないよ、けど……」
一呼吸置いて。
「嘘吐き!!二年丁度で帰ってくるっていったじゃない!!」
「ごめん!!色々あって!!あと、その……」
「いいよ。ゲームで勝負しよっか」
繋ぎ直した手。
今度は離さない様に、離れないように、しっかりと絡めた。






それからもっと、時間は進んで――――――。
「緑くん、写真撮影始まるよ。ほら!!」
「まって、水の森ちゃん、もうちょっと……」
「いつまであたしの事を『旧姓』で呼ぶつもり?昨日婚姻届だしたでしょ!!」
たくさんの日々を一緒に過ごした。
次の春には、新しい命も誕生する予定だ。

122KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:51:25 ID:05upehXn
「ほら、行くよ」
手を繋いで、どこまでもいこう。
「今、画面消すから」
「緑くん」
「うん。行こうか。雪乃」




壊れたゲームウェア。
ソフトはサイコプラス。
今度は新しい物語を、二人で作ることを始めた――――――。






        GAME END SO HAPPY HAPPY



123KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/17 21:52:49 ID:05upehXn
以上です。次はアルヨキ←カーフ。
祭りにはどうにかまにあったので、後は投下するだけ。
ここまで来たら祭り当日に落とさせてくだされ。

ヨウゼンのあれって女装なんだろうか?○o。.(゚▽゚*)

124KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:05:29 ID:9ikkSX/o
連続投下、失礼します。
月曜ですね!!本誌のヨキ先生に、萌え過ぎて。
脳内で何かが激しく壊れております。祭り用に、準備させていただきました件のSS,投下させていただきます。
いつもよりも最低なアル、不幸なヨキ、へたれなカーフ登場。
NGワードはKINOとトリップで。
ダメな方はスルーでよろしく、

125KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:06:03 ID:9ikkSX/o
◆Missing Place―顔が見えるようにこっちを向いて―◆



 
水と食料、そして愛と男は笑う。
旅立つための下準備は、鼻歌交じりだった。
「ヨキと二人っきりで旅に出れるなんて、幸せだな〜〜〜」
ゴーグルを頭につけて、上着のファスナーを閉める。
手には愛用のガトリング。
砂も機械も何のその。刻む足跡さえも祝福してると、彼は笑う。
「遊びではないのだけども」
「任せなさい。機械くらいこのアル様が……」
抱き寄せようとして、顎を下から打ち上げられる。
そのまま頬に受けた軽い平手に、アルは頬を摩った。
「痛ってぇ……愛はもっと優しいのがデフォだろ?」
「今日中に壱の村に辿り着きたいからな。無駄口は要らないよ」
砂漠の野宿は命がけ。
それだけならばまだしも、隣の男の攻撃をかわしつつの行軍だ。
身体がいくつあっても足りない。
それでも、手を繋いで歩くこの砂漠は。
花はなくとも、彼にとっては文字通り薔薇色の世界。
「まぁ、もうちょっとだとは思うけどな。あの辺てそんなに機械とが居ないって話だしさ」
「お前との野宿はもうこりごりだ」
寒さを防ぐという名目でここまで毎晩抱かれてきた。
それでも、困るのはそれを嫌だと思わない自分で。
しかしながら、それを口にすれば男は舞い上がって戻ってこない勢い。

126KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:06:44 ID:9ikkSX/o
「寒いときはあっためあうのが基本だろ?ヨキ」
「もっと別の暖め方もあろうが!!」
「中も外も暖まるほうがいいに決まってる」
大きな荷物を片手で持ち、空いた手を繋いで進む道。
果て無い砂漠さえも、甘く変えてしまえるこの恋に身を寄せた。






人々でごった返す街は、猥雑で優しい。
常駐する防人は居ないが、救援信号がないわけではない。
数日前に来た防人によって機械たちは大分片付いたと聞かされた。
「まずは宿だよな。荷物なんとかしねーと」
手を繋いだまま、アルはあちらこちら聞き込んでいく。
元来人懐こいせいか、断られることもそうなかった。
「あっちだって。行こう」
「あ……うん……」
きゅっと少しだけきつく絡めた指が、ほんのりと熱い。
指越しに気持ちが読まれてしまうのなら、きっと大変なことになるとヨキは笑う。
小さな、小さな、声で。
荷物を置いて目指したのは、古本屋。
独楽鼠のように目を移すヨキを見ながら、アルはふとその一角に目を留めた。
埃の付いた背表紙を指で拭って、目を凝らす。

127KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:07:20 ID:9ikkSX/o
(へぇ……本屋って面白いな……)
ぱらぱらと頁を捲って、湧き上がる笑みを必死に殺して。
あれこれと悩むヨキの小脇をすり抜けて、早めの精算を決める。
(先人の知恵だよなぁ……こーいう本は。うん。いい物見っけた)
にんまりと笑って、今度は女の隣に。
「ヨ……」
「あ、すまない」
「いや、こちらこそ」
触れた指先に、鋭い視線を感じたのか男は指を退いた。
「お譲りしましょう。俺はこっちで構わない」
「すまない。ありがたくこちらを」
「貴女のような人になら、いくらでも」
そっと伸びてくる手を止めたのは違う男のそれ。
「はい、そっこまで。これは俺のモンです」
ヨキを後ろに回して。
重なったのは男二人の激しい視線。
「勝手に触るな。ちなみに、許可はださねぇぞ」
「彼女が嫌がっているなら話は別だろう?」
掴み合いは、いつ何時に喧嘩に進むか分からない勢いだ。
「アル、見境なく喧嘩は……」
「俺はな、こいつがどの体位が好きでどこが一番いいかだって知ってんだよ!!」
「そんなものは俺だって今から知ることはできるっっ!!」
「……………………」

128KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:08:11 ID:9ikkSX/o
湧き上がってくるこの感情を定義するならば。
恐らく―――――怒り。
「……いい加減しろ!!馬鹿二匹がっっ!!!!!」
男二人の後頭部を抑え、そのまま勢いをつけてかち割るようにぶつけた。
がつん!!と鈍くも激しい音と共に、崩れる男二人。
「死ね!!ボケがっっ!!」
目当てのものはしっかりと抱いた女が一人。
かつん、と靴音をなしながら扉を閉めた。
「にーちゃんがた、若いっていいねぇ。べっぴんさんは怒るかも知れんが、わしは
 いいと思うがなぁ」
「だろー?俺の愛って……いまいち伝わってねぇのかなぁ……」
痛む額を押さえて、よろよろと扉に手を掛ける。
恋は痛みを伴うからこそ、愛しさを生み出してくれるのだから。





憂鬱なのは、運命の悪戯が悪戯レベルではなかったことで。
「なんでお前がここに居るんだよ」
「俺が先にここに宿を取った」
こめかみに指を当てて、ヨキは二度ばかり頭を振る。
零れるため息の深さは、数値に起こせばとんでもないことになりそうだ。

129KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:08:56 ID:9ikkSX/o
「そういえば、まだ名前を……」
「俺か?俺はカーフだ」
「そうか。私はヨキ。よろしく」
「勝手に触るな!!この寝癖ヤローが!!」
差し出された手を叩き落として、アルはカーフの襟首を掴む。
「誰が寝癖だ!!」
「それとも癖毛か?根性と同じくらい曲がってんな、髪の毛も」
「スーパー寝癖男が何を抜かす!!」
「これはセットです。俺のアソコ並に固いんです……っで!!」
後頭部に入った握り拳。
「ヨキ、愛はもっと優しいのがいいんだけどな、俺」
「馬鹿も休み休みにしろ。他の客人に迷惑をかけるような男は好きではないよ」
少しだけ、哀しそうな瞳。
「すまない。こいつの言うことは気にしないでくれ。騒がせてしまった」
アルの首根っこを掴んで、そのままずるずると引き摺る姿。
カーフに向かって悪態をつく姿も、どこかかわいらしく思えてしまう気持ちもあるのだ。






「よぉ、こんな所でナンパか?寝癖」
「誰が寝癖だ!!」
「お前。俺が寝癖なわけねーだろ?洗うとこんなにサラサラ♪」
椅子に腰掛けてカーフは買ってきた本を開く。
その頁の間にアルはそれを挟んだ。

130KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:09:42 ID:9ikkSX/o
「何の冗談だ」
「ヨキからだよ。俺は人の手紙を開ける趣味はねぇからさ」
瓶の蓋を外して、直接に口を付ける。
喉を潤すのは甘い香りのベリー酒。
「んじゃぁな。ヨキには殴られるし。散々な一日だぜ」
ひらひらと手を振って、アルは立ち去ってしまった。
(余程不満でもあるのだろうな。あの男に)
手紙に認められた文字。
(優しい人だ……)
自分の我儘で本を奪ってしまった。都合のよいときに部屋を尋ねてほしい。
そう、文字は男を誘うのだ。
(花でも……あれば喜んでくれるだろうか?)
慣れないながらも誰かのために、何かをすることは心を暖かくしてしまう。
それが張られた蜘蛛の糸だとは知らないままに。





「だから、久々のベッドだろ!ここはじっくりと楽しみたいだろ!!」
「久々のベッドだから、じっくりと『一人』で寝たいんだ!!」
ぷい、とそっぽを向かれて。
「こっち向けよ」
「嫌」
顎を取って、自分のほうを向かせる。
唇を唇で挟んで、ちゅ…と離す。
「やっと、こうやって安心して抱きしめられるってのにな」
ぎゅっと抱かれれば、胸がほんのりと熱くなる。

131KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:13:19 ID:9ikkSX/o
「ヨキ、俺のこと嫌いか?」
「……嫌いでは……ないよ……」
「よっしゃあ!!!」
勢いをつけて女の身体を組み伏せて、その目を覗き込む。
黒目がちの大きなそれは、闇を写し取ってきらめいて誘う。
「でも、大事にしたい。俺、ヨキのこと愛してんもん♪」
胸元の組みひもを解いて、一枚一枚衣類を落としていく。
つん、と上を向いた張りのある二つの乳房。
両手で掴んでその先端をぺろ…と舌が舐め上げる。
「やーらか……けど、いい感触だし」
左右を交互に舐め嬲って、ちゅぷんと吸い上げる。
「ふぁ…ん!!」
ぐぐ…手繰り寄せられる胸が触れる感触に、びくんと肩が揺れた。
人差し指と親指が、小さめの乳首を挟んで捻る。
「アぁんっっ!!」
ふにゅんと触れる甘く柔らかい感触は、うっとりとさせてくれる媚薬。
「すっげいい匂い……なんか……美味そう……」
まるで、飴でも舐めるように乳房を掴んで舌を這わせる。
たわわに実った果実は、飽きることの無い美味。
谷間を舐め上げて、そのまま唇がぬるぬると下がっていく。
「ここ……ひくついてっけど?」
「馬鹿!!」
「はーい。俺、馬鹿だからさぁ……」
片手でヨキの身体を押さえて、アルは一冊の本を取り出す。
「じゃーん♪四十八手の本見っけたんだ。古より人は愛を具現化するのに……ぐふっ!!」
下から勢いよく顎を殴り上げられて、アルは眉を顰めながらそこを摩った。

132KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:13:51 ID:9ikkSX/o
「ヨキ、もうちょっと優しい愛が嬉しいな、俺」
「馬鹿も休み休み言え!!」
ぐい、と片足を担いでぬるつく入り口にそれを当てる。
「!!!!」
躊躇の無い挿入に、びくんと肩が竦む。
ぢゅる…飲み込まれていく音に、耳まで染めて女は首を振った。
「ふ…ぁ!!!」
いつもよりも奥まで貫かれて、一際甲高い声が上がる。
シーツに食い込む細い爪。
ふさふさと揺れる乳房が擦れて、新しい疼きを産んでしまう。
(もうそろそろだな……)
仕掛けた罠は時限爆弾。
神経を尖らせて、耳を澄ます。
聞こえてくる何も知らない足音に、男は笑いを噛み殺した。





「確か……ここか?」
書かれた数字を確かめながら、カーフはドアにドアに手を掛ける。




ぺろり、と指を舐めて、くりゅ…と充血した突起を押し上げる。
「ひ…ぅ!!!」
「すっげー……かーわいい…」
睨みつけてくる瞳も、半分蕩けて潤んだ光。
貪るようなキスを繰り返して、ヨキの身体を抱き起こす。

133KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:15:00 ID:9ikkSX/o
「おいで、ヨキ」
一度引き抜いて、対面座位で繋ぎなおして。
「ふ…ぁ!!あ…アル…っ!!」
腰を振るたびに聞こえてくるくもって湿った音。
荒い息遣いと、甘い声。
「ん…ふぅ…!!!あ、アルッ!!アル…ゥ…」
縋るように背に回される手。
身体を捩る度に、ふにゅふにゅと乳房が胸板に触れる。
「…ヨキ……俺……」
「ああ!!は…ア…っ!!」
下から掬い上げるように乳房を掴んで、ぎゅむ…と、揉み抱く。
「やぁ…ッ!!」
「やー……じゃないクセ……」
さららと流れる黒髪は、それだけで心を乱してしまう。
「あぁんっ!!」
(……かかったな……この寝癖がっ!!)
僅かに開く扉。
(な……っ!?)
絡まった二人に、カーフの動きが止まるのが分かる。
視線を重ねて、アルは目だけで笑った。
(バーカ……あの手紙は俺様が書いたんだよ。誰がお前なんかにヨキの手紙渡すかってんだ)
(はめやがったな……!!)
切なげな女の甘えた声。
(さっさと消えな、寝癖クン)
女の唇を塞いで、小さな頭を掻き抱いて。
見せ付けるように、腰をグラインドさせた。
「は…ぁん!!」
ちらりと目線を向けて、舐めるようなキスを繰り返す。
絡まる舌と伝う銀糸に、閉まる扉の音。
(邪魔なもんは……早めに潰すべし。先人の教えは大事だね)
声を殺した笑い。
ごまかすように、執拗なキスをした。

134KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:16:01 ID:9ikkSX/o
「あれぇ〜〜?寝癖クン、いっそう寝癖がハードだぞ。俺のこれはセットだけど」
「黙れ!!諸悪の根源がっ!!」
欠伸を噛み殺して、アルはカーフに視線を投げた。
「おかずにでもしたか?ヨキは俺のもんだ。指一本入れさせねぇぞ」
「触れさせねぇの間違いだろうが!!このアホが!!」
「寝癖にいわれたかねーな」
煙草に火をつけて、アルはけらけらと笑う。
「アル?何を……ああ、カーフか。おはよう」
まともに視線を合わせようとしないカーフに、ヨキは小首を傾げる。
「アル、そろそろ出発しよう。蜘蛛の糸はまだまだ先だからね」
「蜘蛛の糸?何故そんなところに?」
「寝癖君には関係ないお話です。つーかさ、ヨキさん。この男、昨日の夜、俺らの
 部屋覗いてたんだって。デリカシーの無い奴って嫌だねー」
アルの言葉に、ヨキは耳の先まで一瞬で染め上げた。
「お前がはめたんだろうが!!俺を嘘の手紙で呼びだして!!」
「俺がはめてんのはヨキだけだっつーに。何か?俺の息子の立派さに驚いたか?」
「うるせぇ!!俺だって負けねぇ!!俺のほうが彼女を満足させられるわっっ!!」
「んだと?俺はヨキのイキやすいとこも、ほくろの数も全部知ってんだよ!!」
「んなこたぁ、俺だって今から知ることはできる!!」
ぎゃあぎゃあと言い合いをする男二人の首根っこを掴んで。
ヨキは、力一杯二人の頭を打ち付けた。
「死ね!!!朝っぱらからする会話か!!!馬鹿共がっっ!!」
立ち去る女の足音。
「カーフ、お前……ぜってー殺す。マジ殺す」
「そっくり返してやるよ。お前だけは生かしておかねぇ」




前途多難は、神様からの素敵な素敵な贈り物。
旅は道連れ、恋は難関だらけ―――――。

135KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/18 00:19:30 ID:9ikkSX/o
以上です。

アルヨキキクとかアルヨキカーフとか、それでもレオ神様とか

来週の展開見ないと、レオ神様進められない_| ̄|○ 
残留組なのか、撤退組みなのか……どっちなんだ藤崎(ネ申)よ!!


ヨキ先生戦線復帰は神に感謝の気持ちのKINOです゚*。・゚*(゚▽゚*≡*゚▽゚)*゚・。*゚

136名無しさん@ピンキー :04/10/18 00:52:48 ID:RNr+uyQ9
新作どんどんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
サイプラの二人がものすごラブラブで甘甘でいいです。
ちゃんと原作のストーリーをなぞってるのも素敵です。

137KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/19 00:09:25 ID:5IPf3U2a
連続投下しちゃったんで、しばらく潜りますノシ

あんまり一人が同じCP投下だと、つまんないだろうし。
しかしながら、先生……ポルァ

アルヨキキク←カーフとか。レオ神様

138名無しさん@ピンキー :04/10/19 17:43:16 ID:rDSRsKwN
レオ神さま!レオ神さま!(AA省略

139名無しさん@ピンキー :04/10/19 19:43:47 ID:wxnwjbC6
>>137
拍手が重いようなのでこちらで。

いつもの語尾につける言葉が抜けていました。よろしくお願いします。

140KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/20 23:23:40 ID:8U73V6cx
>139

いままでありがとうございました〆(゚▽゚*)

141KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/21 00:08:08 ID:61V6hV9k
つけたし、気が向いたらまた来てやって下さい。


レオ神、がんがるー(゚▽゚*)ノシ

142名無しさん@ピンキー :04/10/21 01:06:36 ID:ZYyl6Df7
>>141
はい。 行きますよ。

創作活動、頑張ってくださいね。

143KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/25 22:20:44 ID:KvA5EhEY
今週のWaqwaqをみて

ヨキ先生にボコられるカーフを想像してしまったのですが。
アルヨキキク←カーフとか。

そして、どうしても
レオは神様に惚れてる気がするのですが。



144名無しさん@ピンキー :04/10/25 23:15:19 ID:394/EkFa
神様×シオに萌えてる漏れには、ちょっと残念な展開になりそうだ・・・

でも頬染めてるレオは可愛いな

145KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/25 23:24:42 ID:KvA5EhEY
>144

そこでシオ神様レオの三角関係ですよ。チーチーを交えても良し。

146KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/25 23:30:05 ID:KvA5EhEY
そんなわけで小ネタ
アルヨキとシオ神様
NGワードKINO

◆papa told me◆



俺がアールマティーに食われて早数日。
まぁ、息子はそれなりにあれなんだが。
なんつーか、うん。もっとちゃんと教えておけばよかったなーとか。
神様って意外とおっぱいおっきーんだなーとか。
それなのに、ちょっとケツはちっちゃめなところがいいなーとか。
まぁ、色々思うわけで。
何よりも驚いたのは思念体の俺は、アールマティーと会話が出来るってこと。



「なぁ、お前からみた俺はどうだった?ちゃんと世界を守れてたか?」
『まぁ、いい防人だったな。あんたも、あんたの前も』
「そか。ならいいんだ」
今は息子が引き継いでくれてる。
ここからゆっくり成長を見守ろう。

147KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/25 23:30:36 ID:KvA5EhEY
「あん……シオ君……っ」
おい、前なにやってんだ?
つーか、何脱がせてんだ?このエロガキめ!!
「ぁん!やぁん……」
「神様……もれ、次はどうしたらいいすか?」
「……そこ、もっと触って……」
なんていうか……俺、どうして息子のこんな場面見てるんでしょうか?
しかしながら、どーしようもなく俺の息子であることは確定的です。
あー……死んでなきゃ今頃俺だってヨキとあんなことやこんなこととかさー。
『アル、言っとくけどな俺だって見たくないもん見せられてきたんだぞ』
げ、アールマティー。そんなこと言うか?
目にいいものは見せてやったかも知れんけど、悪いものは見せてないだろ?
『それに、お前。子供が出来る前は遊びまくってただろ。防人なのをイイコトに』
そのへんは、ヨキには黙っててくれるとひじょーにありがたいんだが。
あ、でもアールマティーとしゃべれんのは基本的に防人だけだから大丈夫か。
「なぁ、アールマティー」
『何だ?』
「ちょっと、人様の夢に進入してくる。シオのことは頼んだ」
『待て!!アルっっ!!』



148KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/25 23:31:01 ID:KvA5EhEY
七の村に全速力で戻って。
俺を出迎えたのは寝不足全開のヨキで。
「悪霊が。何をしにきた」
「ナニを」
「もう一回…………死ねっっ!!」


あーね、でもね。
身体はないけどもお前の側に居るよって言いたかったんだよ。
だからさ。
涙の痕は、もうつけないでくれ。
身体がないから、お前の涙を拭くことも出来ないけれども。
せめて、夢の中くらい――――抱きしめさせてくれや、ヨキ。

149KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/25 23:33:14 ID:KvA5EhEY
次はアルヨキカーフか、シオ神様レオのどっちか。

コトが気になるんだ。コトが。キクは多分、男だろうと推測中(゚▽゚*)ノシ

150名無しさん@ピンキー :04/10/25 23:56:55 ID:1x1GBSMH
コトヨキの方がエry

151名無しさん@ピンキー :04/10/26 00:07:06 ID:3MVyjOz8
うはwwwwwwwおkwwwwwwwwwww
職人さんキタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
息子の本番なんて、また気まずいものを見ちゃいましたなw

個人的にはシオ神さまがもっと読みたいす
でも今週の目を細めるレオを見て、
レオ神さまも良いかも知れんと思ってしまった。
いっそ3Pで (゚∀゚) ラヴィ!!

152KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/26 00:21:48 ID:BDg3JNRP
そこで3Pですよ。と、チーチーも言ってます。
来週の展開が気になって気になって、昼寝もがっつりですよ。

小ネタでレオとシオがカーフの大人の悩みデパートを笑うってのを考えてます。
カーフ、弄られるために生まれてきたキャラだ。
あの自宅は何なんだ!!むしろ、お前の生足よりもヨキ先生の生足をry

153名無しさん@ピンキー :04/10/26 00:25:41 ID:PdAeozYb
シオ神さまキター!
アルヨキもシオ神さまもハァハァ…
毎度毎度GJです
個人的にシオ神さまレオきぼん

154名無しさん@ピンキー :04/10/26 01:07:21 ID:c6+j7SG+
シオ神レオ激しくきぼん
特にレオがかわいそうなのきぼん

155KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/26 08:43:53 ID:UNRJeOq+
小ネタと平行して書いてますぜ>シオ神レオ
アルヨキカーフ、レオ神、シオ神レオのみっつ平行ってのも荒業だ。

しかし、萌えの前に敵はなし゚*。・゚*(゚▽゚*≡*゚▽゚)*゚・。*゚

個人的にカーフは大人の悩み総合デパートだとおもってますが、皆さんはどうですかね?

156名無しさん@ピンキー :04/10/26 16:56:47 ID:ac0FO2a4
エロパロスレですらこんな扱いのカーフが好きだ

157名無しさん@ピンキー :04/10/27 18:46:52 ID:AbtjTsu1
カープはなんつーか、
言葉攻めとかクリ攻めとかでじわじわやりすぎて
「いい加減にして下さい」
とか言われるタイプだと思う
ガーノへたれだよカーヤ

あれ、カーコってだれ、だっけ?

158名無しさん@ピンキー :04/10/27 22:37:13 ID:W318rEij
>>147

>「神様……もれ、次はどうしたらいいすか?」

自分ショタなんで知識のないシオたんに萌えますた
(;´Д`)ハァハァ

159名無しさん@ピンキー :04/10/28 21:16:06 ID:cpGjEuaA
エロ知識なしシオたん萌えーーー!!
GJ!!!
神様の性教育(実技指導付き)ハァハァ

160名無しさん@ピンキー :04/10/28 22:16:39 ID:bB8yuztW
神様がシオに性の手解きか… 萌 え る ! (゚∀゚)

161KINO ◆v3KINOoNOY :04/10/29 00:23:56 ID:Ld1uWRS/
ひっそりとテツxアリス……

ようやくサクラテツを入手できた。しかし……難しい漫画だ

162見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/29 20:01:50 ID:suAX7elM
とーちゃん、ようやく規制解除す。
KINOさんの、シオ神様キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
萌えぇぇぇ!! です。
カーフは大人の悩み総合デパート……同意ノシ
そして自分も投下させてください。
シオ×神様です。


163見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/29 20:02:18 ID:suAX7elM
後ろから抱きしめる(Waqwaq シオ×神様)





強くなると言うこと。
誰かを愛すると言うこと。
その二つは、一本の糸で繋がってることす。




神様は、時々ふと消えていなくなるす。
「……神様、どこす?」
でももれは防人すから、神様のいる場所は直ぐに分かるす。
防人的感覚す。



……ほら、いたす。



村のはずれの、砂丘の上。
一人歩きは危ないから駄目すと、あれほど言ったのに。

164見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/29 20:02:55 ID:suAX7elM
「……神様、めっけす」
言って、神様を後ろから抱きしめたす。神様はいつも柔らかくて、とてもいい匂いがするす。
「なぁに、シオ君」
抱きしめたといっても、もれはまだちゃっこいガキんちょすから。
端から見たら「抱きついた」にしか見えないかもしれねす。
神様のにおいを、胸いっぱいに吸い込んだす。
身体に回したもれの手を、優しく撫でる神様の手。それはとても柔らかいす。
「神様、一人歩きは危ないすよ」
「ええ……そうね」
ああ、神様。
神様は、どうしてこんなに柔らかくて、そしていいにおいがするんすか?
もれの胸は、毎日ドキドキしっぱなしす。


「……もれ、神様のこと全力で守るす」
「ありがとう、シオ君……」
赤い血を持つ神様は、黒い血の人間たちを幸せにするだなんて伝説を幾ら言っても、
神様はとても心細そうす。
だから、もれが……守るす。




何処までも続く、不毛の砂の大地。
いつからこの世界はこうなのか、誰も知らないことす。

165見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/29 20:03:39 ID:suAX7elM
「私のいた世界はね、もっと違うのよ……」
神様はいつだったか、そう言ったす。




岩陰で、神様と唇を重ねたす……。
ちゅっ、て音を立てて。それから……それから。
「シオ君、……見て」
せーらーふくっていう……神様は立ち上がって、着ている服を、一枚一枚脱いでいったす。
そして、真っ白な肌を、もれの前に晒したす。

寂しいの、と、神様は時々言うす。
神様がどこかへ行ってしまうのはそんな時で、こんなことをするのは、決まってその後す……。
「はい、……神様」
目の前に立つ神様は、素っ裸す。
脚の間に、髪の色と同じ毛が、ほんの少しだけほわほわっと生えてるす。
「触って」
神様の白い肌に触れたら、もれのちょぴっとの理性は、一気に吹っ飛んじまうす……。
大きな二つの胸は膨らんでて、その先っちょのピンク色の尖ったのに吸い付くす。
「あぅっ……」
神様は声を裏返らせて顔をしかめるす。すっごく、気持ちよさそうす。
音を立てて吸い上げて、柔らかい肌に手を滑らせるす。
もれの心臓の音は、ドキドキ、ドキドキ、どんどんどんどん早くなっていくんす……。
「んはぁッ……シオ君ッ」
片方を吸い上げながら、もう片方を手で苛めたら、神様の声は切なく、もう泣きそうになっていくす。
ああ……こんなときの神様の顔は、とても可愛いす……。

166見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/29 20:04:17 ID:suAX7elM
……もれ、強くなりたいす。
神様の為に。
神様を、守るために。




「シオ君……もぉ、……ッ」
白い肌には珠のような汗が浮かんで、頬は真っ赤に火照ってるす。
ほわほわっとした毛のとこに顔を埋めて。
溢れ出てくる塩ッぽいジュースを舐め舐めしながら。
もれは、決意したす。




もれの命を掛けて、神様をお守りするってことを。
そして、神様を、神様が来た世界に戻してあげるって……。
愛しいって気持ちはこういうことなんだって、分かるんす。
だから強くなれるんだって、分かるんす。
気持ちよさに腰を動かして乱れ始めた神様に、もれは誓ったす―――。




「神様、……指、入れてもいいすか……?」


167見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/29 20:04:53 ID:suAX7elM
強くなると言うこと。
誰かを愛すると言うこと。
その二つは、一本の糸で繋がってることす。
昔々、とーちゃんがもれに教えてくれたことす。

****************************************************


168見習B ◆x.7imV2WLo :04/10/29 20:05:49 ID:suAX7elM
以上ですノシ
アルヨキカーフもいい……そしてシオ神様レオも!!
また書けたら投下しますノシ 

169名無しさん@ピンキー :04/10/30 00:50:09 ID:lCNiJ/FB
GJ!初々しげで良かったです
防人の感覚を赤い糸に
引っ掛けた辺りは上手いと思いました
しかしSSの前半部分だけ読ませていただいたような、
続きが気になる終わり方でしたな(´ー`;)
このお話の続きを読みたいでつ

170名無しさん@ピンキー :04/10/30 09:23:51 ID:lmfmWIrT
今週のネタバレ読んで、レオがシオたんの猫耳もとい、
シオたんの寝こみを襲うのかと期待してしまいまつた。
誰かレオ×シオでライトおながい☆

171名無しさん@ピンキー :04/10/30 10:37:28 ID:TWHCmJx7
>170
>1読んでください。

172名無しさん@ピンキー :04/10/31 15:13:26 ID:f8U8BbCf
だれかヨキ×神様ヨロポコ〜

173名無しさん@ピンキー :04/10/31 20:29:17 ID:WlFvz7Ml
百合かよw

174名無しさん@ピンキー :04/11/01 14:45:33 ID:bVpRG5lY
ヨキ先生は男でもいい。
ヨキ先生は女でもいい。
ヨキ×ヨキでもいい。

175KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/02 08:56:02 ID:vDDb+QaG
>174
まったくだ。激しくいい。


しかし、アルヨキキク←ケープも捨てがたい_| ̄|○ 
レオ神シオも……だれか、こんなもれを釘バットで打ってくれ

176名無しさん@ピンキー :04/11/02 16:00:45 ID:9b6dUaQw
>175
そんな多角関係は禿げる程萌えるけどね。

そんな大勢いっぺんに難しくて書けるか!……神よ、書いて下さいませ。

177見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/02 17:19:48 ID:K9wDLSVD
カーフの自宅が微妙につぼに入っています。
しかし真っ赤なバラと白いブランコ、仔犬の横にはカーフがいても困るなと思った11月の夕暮れです。
カーフの大人の悩みは……エロパロ的大人の悩みですよねKINOさん?

アルヨキキク←キープ!
三本並べて(←ナニを)ヨキ先生に選ばせるってのもいいですね。無論カープは選んでもらえそうにないですが。

レオ&シオ&プラ&カー(ry ×神様
なんてのを考えた日には白米3杯いけそうです。

178名無しさん@ピンキー :04/11/02 20:30:11 ID:/ZmtGa2d
>>177
カールはヘタレ故に下駄で踏まれますよ(←ナニを)

179名無しさん@ピンキー :04/11/03 14:26:53 ID:/Ou5Isho
真っ赤なバラと白いパンジーだっ!!>177

180見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/03 17:12:03 ID:ocz5o/4b
白いパンジーだったのですね、すみません。
吊って来ます… プラーソ


…ヨキ×シオなんて如何ですか旦那方。

181名無しさん@ピンキー :04/11/03 19:58:54 ID:mGgbKMFl
シオが羨ましいす

182名無しさん@ピンキー :04/11/04 02:43:52 ID:FvlR5hRJ
レオと神様をそのうち書きたいんだけど…微エロとかAB止まりになりそう
です。構わないでしょうか?

183名無しさん@ピンキー :04/11/04 09:04:27 ID:vnFtn2eC
>182
微エロでも私的には全然おけですよー
このスレはいつでもネ申(書き手さん)をお待ちしてます


184名無しさん@ピンキー :04/11/04 20:24:36 ID:FiEpg5zs
tesytonn

185名無しさん@ピンキー :04/11/04 20:27:05 ID:+Hm1DK5W
下がりすぎage
>182
書き手さんカモーン

186KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/04 20:40:44 ID:z41d6edy
Bさんのシオ神ヽ(゚∀゚ヽ)≡(ノ゚∀゚)ノキタキタ♪ ヽ(゚∀゚ヽ)≡(ノ゚∀゚)ノキタキタ♪ ヽ(゚∀゚ヽ)≡(ノ゚∀゚)ノキタキタ♪
これは、続きがあるんですよね?神様。もれ、気になってねれないすよ?

そして新たな神出現ですか!!レオ神ですか!!


そんな自分はアルヨキカーフとレオ神シオ。  3P属性をなんとかしたい(゚▽゚*)

187名無しさん@ピンキー :04/11/05 00:12:00 ID:FpY0VzKu
カープ神もちょっと見てみたいんだけど、
この場合鬼畜レイープしか有り得なさそうでorz

188182 :04/11/05 01:00:37 ID:8EpIbW7t
ボーイミーツガールっぽいレオと神様の話、投下させて頂きます。
エロでなくなってしまいましたが読んでやって下さい。


189月明かり1 :04/11/05 01:03:04 ID:8EpIbW7t
月が、とても明るいと思った。 
「昼は真夏、夜は真冬のよう…」
 砂漠の気候は昼夜の温度差が大きい。
 そのためだろう。昼は景色が陽炎にゆらめくのとは対称的に、月がこんなにもくっきりと輝いているのは。
 この世界で「神」と呼ばれる少女は、かたわらで眠っているちいさな機械にかけられた布をなおしてやる。自分のいた世界では考えられないことだが、この世界では機械にも生命があり、意思もある。少女が「プラ」と名づけたこの機械は、彼女の友達だった。
「おい……」
  寒さを避けるために絶やさないようにしている焚き火の向こうから、ふいに不機嫌そうな声がかけられた。
「はい? 」
「お前じゃない、こいつだ」
 不機嫌そうな声の主、レオが、傍らのやや小柄な少年の足を軽く蹴る。
「火の番もろくに出来ないのか……」
 交代時間前に無防備に寝入ってしまったその太平楽な寝顔が余計に気に入らなかったらしく、本格的に起こそうと手を伸ばしかけるのを、少女は慌てて止めた。
「あの! ……それでしたら私がきちんとしますので」
 レオが不機嫌そうに睨み返す。 
「私では…いけない理由もないでしょう? 」
 何が気に障ったのかと不思議に思い、少女はレオを見つめる。
 レオは、さらに不機嫌そうに眉をしかめた。
「レオさん……あの…」
「ただでさえお前は体力がないんだ、さっさと寝ろ」
 少女の言葉をさえぎって、つっけんどんに言って返した。
 体を起こして、座りなおしたところを見ると、どうやら変わってくれるつもりらしい。
「でも、レオさんはまだあまり眠っていらっしゃらないし…」
「構わないから、寝ろ」
 厳しく命じる声からは、逆にあたたかさが感じられて、少女は申し訳なく思いながら、別の感情も感じていた。


190月明かり2 :04/11/05 01:04:49 ID:8EpIbW7t
今はぐっすりと眠っているもう一人の少年には感じない感情。
 彼は、まるで弟のようで、そしてとても優しいから、弱音をはくまい、心配をかけるまいといつも思ってしまう。
 弱音を吐いたら、一生懸命に守ってくれている彼を傷つけてしまう気がして。
けれど本当は、誰かに甘えたかった。弱音を吐いて、なぐさめて欲しかった。
「でも……眠れないんです」
 彼は、なんと応えるだろうか。
「月が明るくて……眠れないんです」
 言葉にしたら、胸の奥が切なく痛んだ。
 月が明るくて、でもそれはとてもとても冷たい光で、寂しさが込み上げて来る。
 レオは、困惑したように沈黙している。
「レオさん……眠れないんです」
 甘えるなと叱りつけられるかもしれない。けれど、叱られても良かった。
 そうすれば、その言葉の裏の優しさに少しだけでもあたためてもらえる。
「レオ…さん……」
 レオは、少女の顔を見つめたまま、何も言わない。
「わかりました……泣き言を言ってごめんなさい」
 しばらく続いた沈黙。少女は大人しく横になることにした。そうするしかなかった。
 そうしても眠れないことは分かっていたけれど、これ以上困らせてはいけないと思ったから。
焚き火の向こうから、ため息が聞こえる。
呆れられただろうか。仕方がない。ずっと迷惑ばかりかけているのだ。
一緒にいてくれて、なんだかんだと理由をつけながら守ってくれる。それ以上を望んだ自分が悪い。
レオが立ち上がった気配がした。
そのまま、動かない。
ひょっとして、愛想をつかしてどこかに行ってしまうのだろうか。そんな考えが少女の胸を痛ませる。
砂を踏む足音が、一度。
二度、三度…。


191月明かり3 :04/11/05 01:06:30 ID:8EpIbW7t
遠ざかっていくと思った足音が、予想に反して近づいてくる。
「え……?」
 間近く感じる気配に目を開けると、レオが枕元に腰を下ろそうとしているところで。
 慌てて体を起こそうとした少女の肩を抑えて、レオは少女を胸に抱きとめた。
「あ…あの…」
 耳元に聞こえる心臓の音。肩に回された腕が温かい。
「寝たふりではなく、きちんと寝ろ。気になって仕方ない」
 抑揚のない声には、なんの感情も読み取れない。
 ただ、とぎれることなく聞こえる鼓動があたたかい。
 少女は、力を抜いてレオに寄りかかっていた。
「ありがとうございます……レオさん」
 そう言って顔をあげると、レオがほんの少し笑った気がした。
 本当に今笑っただろうかと見ていると、視界がふいに暗くなる。
 まぶたに、やわらかいものが触れて離れていった。
「……っ…」
 何を…されたんだろうと呆然とする少女に、レオは言った。
「いいから、眠れと言ってるだろう」
「はい」
 抱きしめる腕の力が強くなった気がした。
 少女は、この世界に来て初めて、心から安心して眠りについた。
 ひとりの少年に守られて。 
                            =終=



192182 :04/11/05 01:12:37 ID:8EpIbW7t
どうもレオがまじめそうで、神様の寂しさにあまりつけこむようなことは
出来なかったみたいです。
両思いになってしまえばいろいろしそうですが。本編できっかけになるよう
なエピソードがあることを期待しつつ、次はレオ視点にしていろいろさせ
ちゃいたいと思います。

193名無しさん@ピンキー :04/11/05 01:17:34 ID:FpY0VzKu
>182
ホ、ホ、ホアァーッ!
寝る前にいいもん読ませてもらいました!
優しいレオ(*´д`)ハァハァハァアハァ
いい夢見られそうです、ありがとう!

194名無しさん@ピンキー :04/11/05 01:26:04 ID:2iqMwHrO
>>182
待ちに待ったレオ神!おいしく頂きました。
次回作、とても楽しみにしてます。

195名無しさん@ピンキー :04/11/05 02:01:20 ID:oxO89Dpz
>182
すごくかわいい。
甘えることに臆病な神様を包む、不器用なレオの優しさ……ほんわかします。

196182 :04/11/05 03:23:12 ID:8EpIbW7t
嬉しい感想をありがとうございます〜。まだまだ勉強中なので頑張ります!

それで…ですね。どーにも書きたくなってまた短めの書いてしまったので
投下させて下さいませ。
ちょっとエロ…かな?

197蜘蛛の糸1 :04/11/05 03:24:27 ID:8EpIbW7t
いつのまにかほどけてしまった髪が、少女自身の汗ばんだ細い腕にはりついている。
喉や鎖骨に口付けをする度に、ゆるく首を振ってちいさく声をもらすその姿はレオに、「蜘蛛の糸」にからめとられた蝶を連想させた。
かわいいと思うと同時に嗜虐心をくすぐられるが、いたぶるような真似はすまい。
その身をつけ狙われる生活の過酷さに疲れきってすがってきた体を痛めつけたからといって、何を得られるわけでもない。
信じられないほど白い肌。どこか遠い国のやわらかな日差しを思い起こさせるような甘い香りがうなじから。
女の体からは良い香りがするとはよく言われることだが、こんなやさしい香りのする女は他にいないだろう。
たどる指にしっとりとすいつくようなきめの細かい肌。その下には、この世界でただそこだけに「赤い血」が流れている。
「神……」
呼びかけに、うっすらと目を開ける。
潤んだそこから、涙が一粒ころがり落ちた。
悲しいから泣くのか、体が熱いから泣くのかは聞かない。きっと本人も分からないだろうから。
ただ、涙の伝った跡を軽く吸う。甘く感じるのは血の色のせいなのだろうか。
唇を合わせ、深く味わえばさらに甘く。その甘さが夢か現か分からなくなって、気付けば貪るようなくちづけになっていた。
細い骨格。決して肉付きが良いとは言えない貧弱な体。
それでも、触れていて心地よいと思う。
心のおもむくままに、指を、手のひらを這わせる。
くちづけから開放された唇は、赤く腫れて、きれぎれに声をこぼしていた。


198蜘蛛の糸2 :04/11/05 03:25:26 ID:8EpIbW7t
かすかに浮いて見える肋骨を一本ずつ指でたどり、形の良い胸を、ゆっくりと手のひらでたどる。ちいさく存在を主張する花芽をそっと口に含む。
「レオ……さんっ」
少女の声が一段と高くなる。
ゆっくりと舌を動かすと、少女の体がちいさく跳ねた。
「あっ……んっ」
みじろいでも受け流せない感覚に戸惑っているのだろう。殺せない嬌声を恥じて少女はおのれの指を口に含んだ。
レオがそこを吸うと、こらえきれない声を抑えようと体が強張るのが伝わってくる。
「よせっ……」
慌てて手首を捕らえると、細い指にうっすらと血がにじんでいる。
「でも……」
感じやすさと貞淑さ。
裸身を晒させられても、組み敷かれても嫌がったりしないのに、己の体の熱は恥じる素直な少女。
「声を……聞きたいと言ってやればいいのか?」
うっすらと紅潮していた少女の頬が、赤みをました。
「あなたにそんな風に言われると…困りますわ」
甘くかすれたこえが、少し笑う。
「なぜだ?」
「夢のようで……」
夢なのかも知れなかった。レオ自身が、「夢のような」ことだと思うのだから。
初めて抱こうとしている少女が、「神」という唯一の存在であること。
肌を重ねあっている互いが、現実を感じられない。
「……夢か」
それなら、酔ってしまおうと思う。酔わせてやりたいと思う。
今、自分を抱いている男すらも、最後の時には己の願いのために牙をむくかもしれない現実を、少女に思い出させないように。
自分自身、選ばなければならない未来を今だけでも忘れるために。


199蜘蛛の糸3 :04/11/05 03:26:26 ID:8EpIbW7t
「神……愛して…いる」
「……はい」
夢の中での睦言だ。それが現実に守られなくとも「神」は誰をも罰すまい。
手のひらで、指で、レオは少女の肌の全てに触れた。
指先を甘噛みし、やわらかい肌にくちづけて、その証を残した。
胎内に包み込まれて、熱さを伝えた。
悲鳴のような声を、自分だけのものにした。
誰にも、渡したくない。この少女を誰にも。そう思いながら、少女を責めた。
背中に立てられる爪さえも、その痛みさえも、求めてやまない。
想いを注がれて、少女がひときわ高く鳴いた。


腕の中の少女。
焦点の合わない目が、ゆっくりとレオを見つめる。
「キス……してください」
求められるままくちづけて抱きしめた。少女の白い腕も、抱き返す。
寄り添う二人の体には、少女の長い髪が絡みつくようにはりついていた。

                              −了−


200蜘蛛の糸3 :04/11/05 03:26:36 ID:8EpIbW7t
「神……愛して…いる」
「……はい」
夢の中での睦言だ。それが現実に守られなくとも「神」は誰をも罰すまい。
手のひらで、指で、レオは少女の肌の全てに触れた。
指先を甘噛みし、やわらかい肌にくちづけて、その証を残した。
胎内に包み込まれて、熱さを伝えた。
悲鳴のような声を、自分だけのものにした。
誰にも、渡したくない。この少女を誰にも。そう思いながら、少女を責めた。
背中に立てられる爪さえも、その痛みさえも、求めてやまない。
想いを注がれて、少女がひときわ高く鳴いた。


腕の中の少女。
焦点の合わない目が、ゆっくりとレオを見つめる。
「キス……してください」
求められるままくちづけて抱きしめた。少女の白い腕も、抱き返す。
寄り添う二人の体には、少女の長い髪が絡みつくようにはりついていた。

                              −了−


201182 :04/11/05 03:33:35 ID:8EpIbW7t
ごめんなさい!間違えて最後だけ二重投稿してしまいました。
蜘蛛の糸3のひとつは見なかったことにしてやって下さいませ。

神様、早く蜘蛛の糸から帰って来て欲しい祈念で書きました。

202KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/05 08:28:22 ID:lIMmgrPi
レオ神いいなぁヽ(゚▽゚*)もれもレオ神がんばろう。

と、言いたいところなんですが、自分がこのスレにいることで良くないと意見があります。
封神スレがもうじき次ぎすれなのですが、KINOがいなければこっちと合流しても良い。
とのことらしいです。

さて、KINOはどうすればいいのか。
消えろというなら消えます。判断おねがいします。


203名無しさん@ピンキー :04/11/05 15:09:55 ID:Z1Zu6au/
なんか意味がわからないんですが
封神スレってどこにあるんですか?
リンクきぼん

204見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/05 19:28:26 ID:OahbmjVn
レオ神キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
押し殺したようなレオの優しさが染みてきていいですね!
いいものを読ませていただきました。GJです!
もれもレオ神シオ、近いうちに投下しますノシ
そして、前回のシオ神も、続きを……書きたいです。5年後とかいいなぁ。

>KINOさん
KINOさんが消える必要はないのでは、と思います。
封神単独スレで次スレに行って、こちらとはリンクの形でいいんじゃないでしょうか。
重複スレで削除対象との意見もありますが、自分はこのまま分けて継続でいいんじゃないかと……。
藤崎初心者ですが、思ったことを。

205名無しさん@ピンキー :04/11/05 19:36:32 ID:pi4YJA7w
>>203封神スレは>>1から逝けますぞ

今日初めて封神スレ見た、エロパロ板はまだまだ初心者でよく勝手がわからない人間の意見です。
たしかに馴れ合いっぽい雰囲気ではあったようだけども、それくらいであんなに叩くのは大人げないかと思う。
スレの私物化うんぬんとあったが、それはKINO氏の執筆スピードがはやくてスレにどんどん投下してくれるからであって、みてる側としてはとてもありがたい。
KINO氏の作品がこのスレで見れなくなるのは個人的に残念だと思う。
仮にKINO氏が消え、向こうと合流したとしたら、このスレが今までどおりの雰囲気でいけるとも限らない。
なので私としては現状維持(総合スレと封神スレの2つ)でやっていってほしいです。

やはり、私自身がこの板の勝手がわからないので他の方の意見も聞きたいです。

206名無しさん@ピンキー :04/11/05 19:42:38 ID:I3gv9AaL
木乃士・・・・・
おぬしは消えてはならぬ。消えるべきではないのだ。

207見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/05 20:38:58 ID:OahbmjVn
そしてここでティータイム 旦~ 

シオ×神×レオを投下させてください。
ぬるめですが……。

*****************
シオ×神様×レオ「眠れないのは誰のせい」



" 眠れないのは誰のせい?"




……何が何だか分からない。
今の私の状況は、この言葉だけで事足りた。
ここは、どこ?
どうして、私は此処にいるの?
そして私が……神様……?



本当に、何が何だか分からない。
だから眠れない。
何がどうなってこうなったのかを、ついつい考えてしまう夜。
考えたってしょうがないのに……どうにも、ならないのに。

208見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/05 20:39:33 ID:OahbmjVn
それでも、私のそばにいてくれる人たちがいる。
彼らは私を慰めてくれる。私も彼らを慰める。
彼らは私を本当に神様だと思ってくれている。
「……神様、眠れねすか?」
たどり着いた村の宿。
硬いベッドの上、何度も寝返りを打つ私に、隣で眠るシオ君が声を掛けた。
「ご、ごめんなさい、シオ君。起こした?」
「いえ、もれも眠れねす」
えへへ、とシオ君は笑った。
「神、俺もだ」
シオ君と反対側の私の隣に眠るレオが振り返った。
懐は寂しく、私たち3人は宿の一番安い部屋で、一つのベッドに眠っていた。
「あら、じゃあ皆眠れないの?」
「そういうことす」
「そうだな、そういうことだ」
ソファの上では、プラちゃんだけが寝息を立てている。
狭いベッドの上、私たち三人は笑いあった。
「眠れるようにしてやろうか? 神。こないだみたいに」
仕方ない、と言う風にレオは言い、でも目だけは笑っていた。
「そうね、……お願いしようかな」
「あっ、もれも! もれも神様を眠れるようにしてあげるす!」
「あら、嬉しい。じゃぁシオ君にもお願いするわね」




"眠れないのは誰のせい?"
答えてくれる人はいない。
けれど、眠れない夜に側にいてくれる人たちなら、いる。

209見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/05 20:40:39 ID:OahbmjVn
目を閉じると、二人の手が同時に私に伸びてくる。
男の手。上着を丁寧に脱がされ、夜の冷気に肌が晒される。
「神……ン、ッ」
開放された胸の先端は期待に早くも固くなって、そこへレオが唇を寄せる。
音を立てて吸い上げる。
「あっ・、」
漏れてしまう声……でも、止める必要なんかない……だって、宿には私たち以外
泊まっている人はいないんだもの……。
「か、神様…お邪魔するす」
もぞもぞ、シオ君は私のスカートの中に潜り込んできた。
片膝を立てて、脚を開いた。シオ君の為に。
下着が下ろされ、生暖かい舌の感触が、最も敏感な箇所へと触れる。
「ああ……ッ、!!」
裏返る声……止まらない、止めない。
「シオ君、レオ……ッ!」
濡れた二つの舌が、自在に私の身体を嘗め回す。
蕩けていく……頭の中……嫌なことと、慣れないことと分からないことで一杯の、
今にも爆発しそうな私の頭の中が。
「神様、もう、ぐしょぐしょす……」
粘った音を立て、シオ君の指が私の中へと入ってきた。
ぐ、っと突き上げられ、のけぞって喘いだ。
「あ、ああーーッ……!!」
「神、イクのはまだ早いぜ?」
レオも、私の乳房を強く捏ね始めて……。
「いやぁ……ッ、レオ、シオ君ッ……も、……っとッ……!!」
私ははしたないくらい甲高い声を上げて、二人が与えてくれる快楽を貪った。




210見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/05 20:45:53 ID:OahbmjVn
二つの濡れた音は、それぞれに独自のリズムをとりはじめる。



"眠れないのは誰のせい?"
問いかけに、答えてくれる人はいない。
それは私が探さなければいけない。
けれど、眠れない夜に側にいてくれる人たちがいる。
眠れない夜。
それは3人でどこまでもどこまでも、堕ちていく淫らな夜だった。
(END)
*******************

211見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/05 20:51:00 ID:OahbmjVn
以上です。

一応、サイト……別ジャンルメインですが、ありまして、
そこに今までのSSとかあります。
ttp://side-b.jp/minarai/

OTHERのとこです。


212名無しさん@ピンキー :04/11/05 20:51:18 ID:pi4YJA7w
リアルタイムでSSが投下されてるのに遭遇するのは初めてです。
狭いベッドの上で慰めあう三人、とてもよかったです!GJ!!
神様意外にエロくて最高(*´Д`)ハァハァ

213名無しさん@ピンキー :04/11/05 20:52:52 ID:LaXeA1/6
>KINO氏

サイトがあってもスレ立てて投稿してるのはここの名無したちに読んで欲しかったからでしょう?
いままでいろいろあったんだろうしいろんな思いしたんだろうけど、それでも書きたくてここにいるのではないですか?
だったら人に言われて消えるだの消えないだの、言わないでほしい。自分で納得した上で結論出してほしい。
あなたの作品を愛している人。
また、その逆の人。
彼らのことを考えるのも重要だけどあなた自身のベストを選ぶべき。
どんな選択にせよそれはあなたの責任になるんだから。

KINO氏のレスはときどき一言多いなと思うこともあるけど私は嫌いじゃないです。
生意気言って申し訳ありません。若輩者の意見として…

214182 :04/11/05 22:10:26 ID:jzpUR4vX
コテハンつけた方がいいのかな?と思案中の182でございます。

>KINOさん
自分が好きで書いた話で、そのカプをいいなって思ってもらえて他の人
にも書いてもらえるというのは、二次創作好きにとってはとても嬉しい
ことです。レオ神、是非書いて下さいませ。

>見習Bさん
楽しんで頂けて嬉しいです。そして、シオ神レオ、とても楽しませて頂き
ました。
「慰める」がダブルミーニングになってるんですね。…といいますか。
素敵にエロかったです。神様の一人称にドッキドキです。やはりエロ
は臨場感が命なのですね。う〜ん、素敵だ。

5年後のシオ神読みたいです!シオの背も伸びて主導権が移動していても
萌え。移動してなくても萌えです。楽しみにしてますv

215名無しさん@ピンキー :04/11/06 00:45:58 ID:e1gr2UzB
>>213
貴方の言ってることは正に正論だし生意気でもなんでもないと思いますよ。

KINO氏がこれまで各所で叩かれたりウザがられたり嘲笑のマトになるのは
213氏が指摘してるように、自分の発言が他人にどう受け止められ、どのような波紋を呼ぶのか
まるで分かってないまま脊髄反射で書き込むその生態にも一因があると思われます。

糞スレヲチ好きな俺としてはKINOのSSなんざ興味はないが
氏の醜態ぶりにはファンとなってしまったので
これからも暴言を振りまいて色んなスレに混乱をもたらしていってほしいw
期待してるぞ!

216名無しさん@ピンキー :04/11/06 03:41:42 ID:AEH4trCg
遅レスだけど182氏GJ!
エロ小説って言うよりは恋愛小説にエロがエッセンスで加わったようで新鮮でした。
つか2人とも初々しいよ。
声を抑えようとする神様の描写すごくステキー!

217名無しさん@ピンキー :04/11/06 03:47:48 ID:vG2TGIok
>>215のレス、下段部分は無視するにしても中段部分はかなり当を得ていると思う。
結局のところ目立ちたがりというか、前に出すぎな部分がある印象。
SS投下のとき以外は名無しでいってみるなど、周りを刺激しないことを心がければ
良い方向に転がるかも?
少なくとも否定されたら完全消滅だけでなく、少しずつ変わるという選択肢もあるよと言いたい。

218182 :04/11/06 22:40:49 ID:PyZd02bn
>216
ありがとうございます。お褒めにあずかり嬉しいです。

恋心ありのエチーは気持ちいい!と思うのですが
まだまだ目標には遠いです。気持ちよさ足りない…。
また新しいのが書けたらもって来ますのでまた読んで
やって下さいませ。

219名無しさん@ピンキー :04/11/06 23:43:58 ID:VCqhxqf+
>>185氏レオ神キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!

月明かりの方はエロが無しの方が
読後感が良くて爽やかで良かったです。
蜘蛛の糸は直接的な描写は多くないのに、
エロい雰囲気が出てて良いです(゚∀゚)ラヴィ!!
「夢のよう」という神が可愛い。

220名無しさん@ピンキー :04/11/06 23:56:44 ID:VCqhxqf+
見習B 氏もキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

3Pがこんなエロいものとは…
レオ神シオだからそう思うんですかね(・∀・;)

221名無しさん@ピンキー :04/11/07 00:27:07 ID:EIZaifs4
統合は無しで、
KINO氏にはこちらでたまにSSを投下して欲しいです
いつもKINO氏のSSを楽しみにしていますし、
サイプラSSを読む事が出来て、とても嬉しかったので。
>217氏が言うように、
周りを刺激しない様にされれば宜しいかと…



それにしてもフジリューの黒髪美女は最高す!(・∀・)アヒャ!!

222名無しさん@ピンキー :04/11/07 00:36:12 ID:KArUpWFf
KINOは刺激を吸収する事によって筆が進む書き手だと思うがな。

とりあえず、頑張れ。

223名無しさん@ピンキー :04/11/07 01:54:53 ID:K4/S/A84
>>222
それなかなか面白い解釈だな。
なるほど奴の一見姑息な思惑通り「消えないでください」というマンセーレスが引き出されたが
それに加え「またバカなこと言ってやがる」というような叩きレスもKINOの栄養になってるということなのか。

224名無しさん@ピンキー :04/11/07 02:17:51 ID:K2Hj3ae4
KINOさん、あんまりいろいろ気にしないで、楽しんで作品書いて
ガンガン投下して下さい。待ってますので。

225名無しさん@ピンキー :04/11/07 02:47:51 ID:K4/S/A84
あのツラの皮の厚い御仁のこれまでの行動を見る限り
今さら外野の声を「本当に」気にするほど殊勝な神経持ってるわけねーだろw

良くも悪くも「継続は力なり」を実践してる人だし、
だからこそアンチと同様に支持者も増やしてきたわけだろう。
このスレの住人の皆さんの応援レスを引き出した時点で>>202のレスを書いた目的は達した、てことなんじゃない。

226名無しさん@ピンキー :04/11/07 11:22:56 ID:k+d4wISl
>>224に同意しとこうかな

原作もスレも盛り上がり始めてきたね
この調子で長く育ってほすぃ

関係ないがここのおかげでレオネ申に目覚めた

227名無しさん@ピンキー :04/11/07 22:57:52 ID:PxcpwHyB
219のレス読んで気付いた…
「夢のよう」って第5話で神様が言ってたのと対照的な使い方になってるんだね。すげぇ……

228219 :04/11/08 00:34:49 ID:4tajBSZX
>>182氏 すみません 番号間違えてますた(;´Д`)
>>227 君に言われて今初めて気がついたよ。凄ぇな

229182 :04/11/08 06:40:37 ID:4/BjIy8P
感想、ありがとうございます。「月あかり」はスレ違いになってしまわない
かとちょっと心配でもあったのですが、受け入れて頂けたみたいでほっと
しております。「蜘蛛の糸」の神様のセリフは、227さんのおっしゃるとお
りでございます。原作のシーンで神様かわいそうだな…と印象に残ってたので。

さて。
アル×ヨキを書いたので投下いたします。ちょいエロありのシリアスです。

230時の砂1 :04/11/08 06:42:27 ID:4/BjIy8P
「この時が、来なければ良かったのに」

黒き血の賢者は黒き血の人を愛し、機械の賢者は赤き血の神を愛し、赤き血の賢者は機械と黒き血の人間を愛す。
黒き血の賢者は、愛するものを得る未来を見た。そして、その者を失う未来を見た怒りから、黒き血の人間たちに赤き血の神への憎しみを芽生えさせた。
機械の賢者は、おのれの目であり手足である機械たちを使って愛するものを探し続け、やがて愛する者を得られない怒りから黒き血の人間への憎しみを機械に植えつけた。
赤き血の賢者は、ただ見ていた。

二千年の時が積もっていく。
定められた時が訪れる。

※※※

粗末な寝台が、絶え間なく軋んだ音を立てる。
そのリズムと同じくして、体を揺さぶられ続けている麗人の唇が嬌声を上げた。
陶磁器のごとき白い肌に、汗の珠が浮き、ふっくらとした胸の頂は赤く存在を主張している。
無骨な指に腰骨を掴まれ、何度も何度も揺すり上げられる。
しなやかな背中が弓なりに反り、黒髪が敷布の上で鮮やかに乱れた。
「やあっ…!あああっ!!」
抑えることを忘れた声が、男の鼓膜から侵入して脳髄を刺激する。
強くなった突き上げに胎の奥を抉られて、迎えた高み。
男はまだ果てていない。
高みを迎えて感度を増したそこへ、一層容赦のない注挿を繰り返す。
閨房で行われるそれは、営みを超えて責め苦。
「アルっ……ア…ル……」
切れ切れの声が情人の名を繰り返した。
「……スゲ……いいよ、ヨキ」


231時の砂2 :04/11/08 06:44:44 ID:4/BjIy8P
「……あっ……ああンっ……」
男は片腕で麗人の腰を深く抱き、片方の手を乳房に伸ばす。
赤く腫れた頂を手のひらで押しつぶすようにすると、内部の締め付けが強くなった。
「ヨキ、イっていい…よな?」
「……も……い…加減にっ……いけ……っ!」
募る刺激に耐え切れなくなった麗人の頬に、涙が伝っていた。
淫らがましさよりも、男の中で愛しさが勝り、欲情に拍車がかかるよう。
男を待たずに再び麗人が、一人高みを極める。
今までで一番の締め付けと熱さに、やがて男は遂情した。

※※※

ヨキは、軋む体をゆっくりと寝台に起こした。
かたわらでしあわせそうに眠っているアルを見て、ほほ笑む。
「随分と手荒に扱ってくれたものだな」
まだ汗ばんでいる黒髪に指をくぐらせてゆっくりと梳くと、アルの移り香がしたような気がする。
「お前にも、私の香が残っているといいが」
野性味の中に、端正さをのぞかせるアルの頬の線に指をすべらせた。
いつの間に、こんなにも男になっていたのだろう。
ずっと、ずっと待っていた。
生まれてくることを。出会うことを。想いを向けられる時を。
盗むように口づけると、ふとよぎるのは未来への既視感。
何度も生まれ変わる賢者のさだめの中で、一人だけあたえられた愛しい者。
特別な役割を与えられた魂は、ただ一度しか生まれては来ない。
出会った瞬間から、別れは始まっている。
それでも、愛することを定められているのなら、愛さなければ時は動かないのだ。
「ん……ヨキ……?」
ぼんやりと目を開けたアルが、頬を撫でていたヨキの手をとる。
「まだ夜明けまで時間はある。もう少し寝ていろ」
目覚めきっていないその様子がほほ笑ましく、ヨキはちいさく笑った。


232時の砂3 :04/11/08 06:50:23 ID:4/BjIy8P
「じゃあ、ヨキも一緒に寝ようぜ……」
伸ばされた腕にあらがわず身を任せて、抱擁を受け入れる。
アルは、ヨキの温もりに眠気を誘われたのか、またすぐに眠りに落ちていった。
「まだ……時間はある。もう少し……」
愛しい男の腕の中で、ヨキは祈るようにつぶやいていた。
運命の歯車が加速しはじめるまで、まだ、もう少しだけ……。

※※※

見えていた現在。
護神像に選ばれたアル。
見えてしまった未来。
赤き血の神の訪れと少年の慟哭、そして希望。

その先に、もうアルの姿はない。
ヨキは、アルの腕の中で一人泣いた。アルのいない未来で一人泣きたくはなかったから。
泣くことの出来ない賢者としての己の未来のために、今、泣いた。


失う時に近づいていくことが定められているのなら、今、この瞬間さえもふいに呪わしい。
「この時が、来なければ良かったのに」
切ないつぶやきを聞くものは、誰もいない……。

時の砂が積もっていく。ヨキは、その重みに押しつぶされる自分を見た。

                              
                                <了>

233182 :04/11/08 14:56:15 ID:GCwdbbWo
この調子でがんばりますので、KINOさんは消えても大丈夫ですよ        

234名無しさん@ピンキー :04/11/08 15:30:03 ID:4/BjIy8P
>233
182です。233は私ではありません。びっくりした…。
やっぱりコテハン…じゃなくってなんだっけ…トリップつけたほうがいい
ですか?トリップのつけ方調べてから来ます。こういう騙りがいるから必
要なんですね。
233の人。騙りするなら、もうちょっと私の入力の癖を研究するんですね。
お粗末ですわ。

正直悔しいです。233の人、私が嫌なら私を叩けばいいんじゃないですか?
スレが活性化した方がKINOさんも次を投下しやすいかな、と思ったから、
ちょっと連投気味でも投下したのに。

ちょっとこれから投下するの考えてしまう……。

235珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/08 15:50:39 ID:4/BjIy8P
旧182です。
182.188.192.196.201.214.218.229.234と「月あかり」「蜘蛛の糸」
「時の砂」が今までの私の書き込みです。
信じて頂ければ、また来るかもしれません。信じて頂けない場合は、
荒れるもとになるのでもう来ません。

それにしても、トリップって簡単につけられるんですね。
特別手続きがいると思ってためらってた私が馬鹿でした。

236名無しさん@ピンキー :04/11/08 15:58:27 ID:JBlewyYH
>>珊瑚氏
GJ!
人の弱さとエロの絡みが、落ち着いた筆致で情感豊かに描かれていて、とてもよかった。
漏れは、これからもあなたにどんどん投下して欲しいと願う。

蛇足だが、>233に釣られすぎだ。
フツーに読んでれば、別人なのはすぐ判る。「自分じゃない」の一言で充分。
煽り騙りは2chの華(厳密には2chではないらしいが)、くらいの気分でさらりと流すのが一番いい。
むしろ、面白味のない騙りしかできない香具師を哀れんでやって欲しい。

237名無しさん@ピンキー :04/11/08 16:14:42 ID:julngG7q
ここは楽しすぎる…!
スレを自らの手でブッ潰す馬鹿コテリストにKINOに続いて
珊瑚 ◆vnqO/goVIoも追加しておこうw

ただマジレスしておくと(同人女やヲタ女も含めた広義の意味での)腐女子といった人種は
どういう言動を取ればスレが荒れるか荒れないかといった判断は本当につけられないんだな。

238珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/08 16:21:22 ID:4/BjIy8P
>236さん
感想とご指導、ありがとうございます。

煽り騙りは2chの華…皆さん江戸っ子ですね。びっくりして反射的に
レスしてしまいました。初心者丸出しで恥ずかしい限りです。

239名無しさん@ピンキー :04/11/08 22:48:47 ID:bNT8fFnD
>珊瑚 氏

ドンマイ!! キニ( ゚ 3 ゚)スンナ!
貴方の作品がかなり好きになりますた
わりとエロ描写はあっさり目かと思いましたが
アルヨキはなんか禿げしいですね GJ!

240名無しさん@ピンキー :04/11/08 23:14:44 ID:llJ/IdyL
GJでした!!
ヨキ先生ー!ホァァー!!!

241KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:29:33 ID:6i9zCLMg
レオx神様

NGワードKINO
ダメな人、スルーで。

242KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:30:14 ID:6i9zCLMg
◆飛べる羽根は世界の贈り物◆




面倒な相手に惚れたと、彼は呟く。
膝を抱いて、一人きりで。
彼女の姿はここにはなくとも。




「レオさん」
夜通しの番は、彼が引いた。
「寝てろ。俺の運が悪かっただけだ」
少女のほうを、振り返らずに彼は火をじっと見つめる。
護神像アシャはアールマティーに吸収されて、すでに彼の手を離れた。
「隣に座っても、いいですか?」
「……勝手にしろ」
長く結わえた髪は二束。ふわりと風を作りあたりの空気を甘く変える。
赤い血を持つ少女はこの世界では『神』と名付けられた。
人間に忌み嫌われ、機械に愛される存在として。
「アシャ……と、言うんですか?」
それは彼と苦楽を共にしてきた彼の半身。
今はもう、隣には居ない大切なもの。

243KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:30:58 ID:6i9zCLMg
「俺のアシャは、これと一緒だ」
指が示すのは燃え上がる炎。
「あの下品な護神像が俺のアシャを食った」
「…………私は…………」
長い睫。彩るは憂い。
心細さを抱えて、彼女は言葉を紡ぐ。
「シオ君のお父様を……殺しました」
彼女を守って、先のアールマティーの防人はその命を落とした。
名も知らない、自分のために。
それが当然といわんばかりに、防人は己の体を盾にする。
人を愛する防人は、人のために最後は護神像に取り込まれるのだ。
「アンタが殺したわけじゃない。俺たち防人は人を守るのが役目だからな」
「でも、私がいなければあの方はもっと……」
「俺たちはいつ死んだっておかしくないんだ。それがたまたまアンタがきたときに
 重なっただけで。おっさんだって覚悟はしてただろうしな」
彼もまた、同じようにその覚悟を持っていた。
しかし、まさか自分の護神像が他のそれに吸収されるとは予想すらしなかった。
「レオさんにとって、アシャは大事なものなんですよね?」
「仲間だ。今でも」
揺らいでいる心は、心細さと一緒に封じ込めた。

244KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:31:31 ID:6i9zCLMg
「私が来なければ、今も一緒に居れたのに?って、思いませんか?」
「何が言いたいんだ?お前」
「私のことが、憎いんじゃないのですか?」
「どうなんだろうな……お前は俺の偏頭痛を消してくれたからな……」
目を閉じて、膝を抱える姿。
抱かれた刀がやけに寂しく見えた。
それは、恐らく彼の最後の砦。
「レオさん」
小さな唇が、ゆっくりと近付いて。
そっと、頬に触れた。
柔らかさと、甘さに動きが止まる。
「何の……真似だ……」
「私にできることは、これくらいしかなくて……」
胸元を結ぶリボンが、ぱらりと落ちる。
この世界では神とされても、彼女はまだ少女なのだ。
「ここは、寒いから……」
目を閉じて。
「息が詰まりそうなの……」
触れ合う口唇。
その背に回った腕の細さ。
それは、自分たちとなんら変わらないものだった。


245KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:32:01 ID:6i9zCLMg


「……あ…ん!!……」
湿った音と、耳にかかる息。
「……馬鹿が寝てる。起こしたくなかったらあんまりでかい声出すなよ……」
向かい合わせで抱き合って、互いの衣服を落としあう。
「……あん!……っ…」
指が進むたびに、ぎゅっとしがみついて来る。
傷だらけの胸に顔を埋めて、少女は唇を噛んで声を殺した。
ふるん、と上を向く形の良い乳房。
まだ少しだけ薄い胸板に触れる。
「…ひゃ…ぁん!……」
それだけで生まれる喘ぎが、耳を、神経を、本能を刺激する。
ぞくぞくと走るのは興奮と禁忌。
本来は触れることのできないものを手にする、暗い喜び。
白い腿を照らす炎。
零れた埃がぱちぱとと悲鳴を上げた。
「……ここに……来て…っ!…から……」
縋るように背に回った手。
「……安心できることなんて……無かった……!」
長く伸びた髪が、肌に触れる。
重なった肌の熱さは、この無機質の世界で見つけたたった一つの安心。
見えない明日に怯えて生きるのは、誰も同じだから。

246KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:32:32 ID:6i9zCLMg
「…ん……」
舌先を絡ませて、吸い合う様に唇を重ねて。
僅かに角度を変えるときに許される呼吸を貪った。
腰を抱かれて、入り込んでくる少年のそれに。
絡まる肉は、女の本能でおおよそ神とは程遠いものだと彼女は呟く。
赤い血が、世界を回すのならば。
この血の全てを、砂に還してしまいたい。
「ア!!あ…、ぁん!!」
じゅく、ずく…絡まった音と噛み殺した声が交じり合う。
互いの鼓動が、血の流れが速くなって。
もっと深く混ざりたいとその身を擦り合わせた。
「……傷……ッ……」
細い指が、左胸の上から斜めに走る傷をなぞる。
「……痛かったでしょう……?」
腹部にできた真新しい傷も。
「……慣れてる。傷無しの防人なんていやしないからな……」
「レオさん……」
少年の首に手を回して、何度も何度も唇を彼のそこに押し当てた。
痛みに慣れてしまうことなど、ありはしない。
それを殺して、彼は今までこの世界で生きてきたのだ。
帰る場所も無く、護神像だけを支えにして。

247KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:33:03 ID:6i9zCLMg
「私が……あなたを守れたらよかったのに……」
できることは、この血を使い彼の願いを成就させることだけ。
「……馬鹿だな、あんたも。あいつと同じだ……」
小さな頭を抱く手。
かすかな震えは、恐怖心ではなく。
「願いは……叶ったんだ……」
「ごめんなさい……レオさん……あなたの大事なものを奪ってしまいました……」
どんな時も彼の傍らにいた炎の護神像。
「馬鹿だな……アシャは死んだわけじゃないんだ……」
それは、自分に言い聞かせるための言葉。
この手に、腕に、まだその思いは残っているから。
「蜘蛛の糸に着くまで、俺がお前を守ってやる。そこに行けアシャも、どうにか
 なるかもしれない……」
はらはらと流れる涙を拭う、指。
その指にも、数え切れない傷が在る。
「……はい……」
「だから……泣くな。女に泣かれるのが一番苦手なんだよ……」
絡まったまま二人、きつく身体を抱きしめあった。
この世界に二人だけみたいだと、小さく呟いて。


248KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:33:33 ID:6i9zCLMg




「お前のいた世界って、どんな世界だったんだ?」
少女の膝に頭を乗せて、目を閉じる。
こうしてみれば彼も彼女もまだ年端も行かない子供だ。
「綺麗かは分からないけれど、私はとても好きでした」
そっと、髪を撫でる指先。
薄い爪は、この世界の月を浴びてほんのりと色香を醸し出す。
「レオさんの生まれた所は?」
「……周りには強い機械が嫌になるくらい居た。全部俺がぶっ壊したけど」
「あまり、危ないことは……しないでくださいね……」
かがんで、ちゅ…と唇が額に触れた。
「レオさんまで居なくなったら、私……どうしたらいいのかわかりません……」
そっと、頬に伸びる手。
「馬鹿だな……俺はそう簡単に死なない」
「……はい……」
「言っただろう?俺は防人だからな。『神』を守るんだ」
「『神』である私を……?」
悲しげに、細まる瞳。

249KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:34:02 ID:6i9zCLMg
「本当に馬鹿だな……お前を守るんだよ……」
「……はい……」
揺らめく炎が、約束の証人。
二人だけで小指を絡めて、そっと離した。
「伍の村は、機械さえなければ面白いところだ。いつか……連れてってやるよ……」
心も、身体も。
くたくたになって、二人で目を閉じる。
「寝ちゃったんですね……レオさん……」
もう一度、その額に唇を落とす。
できることなら、この夜を止めてしまいたかった。
明日のことなど、分からないこの世界で、出会えた優しさを。
抱きしめて、離さないように、胸に閉じ込めて。
彼の手を、そっと握った。



250KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:34:40 ID:6i9zCLMg



出会いと同じように、別れも唐突にやってくる。
どこまでも走って、走って、それでも離れ離れに。
追いかけて、追いかけて、手は届かなくて。
思い通りに行かないのは、誰も同じで。
少年は少女のためにその剣を天にかざす。





目を閉じて。呼吸を整えて。
その背にあるいと気高き真白の羽根で。
大地を蹴って、天を舞う。
少年は背に羽根を持ち、太陽を味方につける。
人を守り、神を守るものが防人ならば。
紛れも無く、彼は防人なのだから。
大事な誰かができたとき、人は誰よりも強くなれる。
(早く……あいつのところに行かなきゃならないんだ。こんな所でぐずぐずしてる
 暇なんか無い……!!)
光を浴びて、剣が輝く。
気高き翼を開くその思いに名をつけるのならば。
それが、きっと『恋』というもの。

251KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:35:06 ID:6i9zCLMg
誰かを守りたいと思う心は、何よりも大きな武器となる。
少女を守ると誓った剣に、己の誇りを掛けて。
(待ってろよ……今行く。こいつをブッ倒して、すぐに行く!!)
剣を構え、男を見据えて、大きく息を吸う。
「防人、レオナルド・エディアール、参る」
彼女の名を小さく呟いて、大地を蹴った。





少年は背に翼を持つ。
この世界を飛び回るための、真白の翼を――――。


252KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 00:38:26 ID:6i9zCLMg
以上です。 
次はアルヨキカーフの3pで「ギブス」ってやつです。
あとはテツxアリスかテツx富良兎とか


253名無しさん@ピンキー :04/11/09 01:03:29 ID:JSiza6Uf
乙です!
神様分が足りないので保管できて(;´Д`)ハァハァでした。
気を使って余計なコメントしてないんでしょうけど、
職人さんは黙って作品投下がGJ!!と思うですよ。
またよろしく!

254名無しさん@ピンキー :04/11/09 02:50:30 ID:fIMg502N
>>252
まぁ普通に面白いよ。気楽に読めるしね。
ちょい辛口な批評も書きたい衝動に駆られる時もあるが
もうおまいの作風は味になってるしな。
突き進んでいけ。

255KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/09 07:53:33 ID:z6KHsiBG
>254
どうぞ。

256名無しさん@ピンキー :04/11/09 12:44:08 ID:fIMg502N
>>255
送ったよ。

257名無しさん@ピンキー :04/11/09 18:06:06 ID:vpNSVWCN
ウホッ!六の村のいい男ドレクセル様が>>257Getだ!
           , '´  ̄ ̄ ` 、
          i r-ー-┬-‐、i
           | |,,_   _,{|
          N| "゚'` {"゚`lリ  
             ト.i   ,__''_  !  やらないか?
          /i/ l\ ー .イ|、  
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
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  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
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258名無しさん@ピンキー :04/11/09 20:46:33 ID:cK8V1c4I
>>255
乙です。
次回作も期待しとります。
(やっぱギブスって林檎なんかな〜、あの唄好きだ)

259KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:14:56 ID:5Vdj9q9i
|▽゚)  こそ
投下するなら今のうち
アルヨキカーフ。3P。ダメなかたはスルーで。
NGワードKINOで。

260KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:15:28 ID:5Vdj9q9i
◆ギブス――晒す身体、晒される身体――◆




「ヨキ、あんまり強くすんなよ……痛ぇから……」
ぴちゃぴちゃと舌が生み出す淫靡な音。
細い指を勃ち上がった男のそれにかけて、舌を這わせる姿。
「……もう……やだ……ぁ……」
「だってぇ、負けたのはヨキさんだもん。俺は勝ったんだもんね」
唇が亀頭から離れ、ちゅ…と糸を引く。
「ダメ。もっと続けて」
太茎を横から挟むように咥えて、そのまま上下させる。
その下の二つの袋を擦り合わせるように指は動き、時折零れると息が耳に心地良い。
「んー……おっぱいで俺の挟んで舐めて♪」
「いいかげんに……ッ……」
曇った音と機械音。
「ふぁ!!あぁんッ!!」
「ヨキ、かーわいい♪もっと苛めたくなっちゃうな♪」
アルの手の中に握られたリモコンが、ヨキの膣内に埋め込まれたものを動かす。
内側を犯すのは無機質な機械の一部。
「あ!!あ…ぅんっっ!!」
言われるままに、乳房を寄せてそれを包み込む。
覗くその先端を含んで、ちゅぷんと吸い上げていく。
鈴口に舌を入れて、口中で転がすように唇を動かして。
「……っふ…ア、アル……もう……」
「おっきくなった?ちゃんと」
こくん、と頷く姿。
とろとろと、小さな口と繋がるのは先走りの粘液。
「たまに、俺が勝てるって日もあんだね。ラッキーだった」



261KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:16:06 ID:5Vdj9q9i


「カール!!」
青年の背中を叩く手。
「誰がカールだ!!俺の名はカーフだと何回言えば分かる!!貴様の脳味噌は皺一つ無い
 球体か!?」
「固いこと言うなよ、カープ。折角三人でいるんだから交流を深めようぜ♪」
こんな時のアルの提案は、大概が自分にとって災厄でしかないことを彼は知っている。
アルの手の中には銀色のカード。
「やろうぜ。脱衣ポーカー」
「……乗った。三人、だろ?」
「ああ、俺とお前と、ヨキ」
カードはさららと声をあげ、アルの手の中で踊る。
「夜、部屋来いよ。楽しもーぜ」
男の唇がゆっくりと歪む。
ただ、それに気付かずに彼は男の背を見送った。




「自分で挿入れて……ヨキ……」
黒髪を掴んで顔を引き上げる。
「…ぅあ……!!……」
ぬちゅ…亀頭の先端が裂け目に触れてぬらぬらと飲み込まれていく。
内側を押し広げて、それが入り込んでくる感触。
ぷるぷると揺れる二つのたわわな乳房。
「あ…んんっっ!!」
ぢゅく、と奥まで繋がってはぁはぁと荒い息が漏れる。
喘ぎと、唇の端を伝う涎。
「ヨキ、キスしよーぜ」
こぼれるそれを舐め取って、小さな頭をかき抱くように唇を押し当てて。
舌先を淫靡に絡ませて、何度も何度も腰を突き動かす。

262KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:16:48 ID:5Vdj9q9i
「…ふ…ア!!アル…ぅ…!」
胸板に乳房が重なって、小さ目の乳首が擦れる。
それだけでもびくびくと震える肩先。
「あは♪ヨキ、いつもより濡れてんな♪」
「や…っだ……!!もぅ……ッ!…」
くりゅ…クリトリスを摘み上げる指先。
「アぁんッ!!」
「ここ、なんか硬くなってんなぁ……なんでだろう……?」
くりくりとそのまま指先は踊って、その度に締め付けはきつくなる。
ヨキの身体を抱きしめて、そのままアルは後ろに身体を倒した。
「こっちまで濡れてんじゃん……」
「……馬鹿…あ!!あぁ!!」
子宮が押し上げられて、震えと疼きが全身を駆け巡る。
もっと、強く、きつく。
身体全体がまるで性器にでもなったかのように敏感になっていた。
「んで、ヨキにもっと気持ちよくなって欲しいから、俺からのプレゼントが
 あるんだけど♪まぁ、大したもんじゃないんだけどさぁ……」
朦朧とする瞳。
「カーフ、来いよ。今日の勝負は俺の一人勝ちだったからさ」
「アル!!」
「大丈夫だって。この間だってちゃんとできたし。俺よりは下手かもしんねーけど
 やっぱ三人のほうがヨキが気持ちよくなれるからさ」
小ぶりな尻を上げさせて、ぐ…と押し開く。
濡れた秘所と繋がる茎。そこに絡まる白濁とした蜜。

263KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:17:54 ID:5Vdj9q9i
「カーフ!!」
「貴女がよくなれるなら、三人でも俺は構わないから……」
ぐぐ…と武骨な指先が窄まりを広げる。
「や!!」
指が蠢くたびに零れる吐息。
「カーフ、使うか?」
投げつけられる小さなクリームケース。
中の軟膏状のそれを掬って、丹念に塗りつけていく。
「ヨキ、俺の相手もして♪」
女の身体を挟むように、男二人。
内側で妖しく踊る指に意識が蕩けていく。
「あぁんっっ!!!や、やぁ…ッッ!!!」
先端が窄まりを抉じ開けるように入り込み、ずく!と貫いた。
「ぅあ!!あ、ああ!!」
前後から貫かれて、僅かな内壁を隔てて二つの亀頭が擦れ合う。
後ろから伸びた手が、執拗に乳首を攻め上げる。
くりくりと摘んだかと思えば、ぎゅっと捻って。
震える乳房を両手で揉まれて、荒い息がこぼれた。
「カーフ、乳好きなのか?」
「悪いか」
「別に。俺も好きだモン」
つ…とわき腹を滑って、濡れた指先で再度クリトリスを捻り上げる。
「ふぁんっっ!!!」
「おわ……ッ…いきなり締めんなって、イッちゃいそうになるだろ?カーフが」
「ふざけんな!!アル!!」
負けじと強く後ろを貫かれて、必死にヨキはアルにしがみ付く。

264KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:18:44 ID:5Vdj9q9i
「んぁんっっ!!あ!!やぁ!!
零れた愛液は二つの茎をしっかりと濡らし、その動きを円滑にしてくれる。
「あ!あああぁぁんっっ!!!」
「あー、イッちゃった?ヨキ♪」
猫のように、アルの舌が頬を舐めて。
「まだまだ……もっと楽しんで」
カーフの唇が首筋に触れた。
「ひ…ァ!!」
下から伸びた手が乳房を掴む。そして、その先端を嬲るように舌先が掠めた。
その度に吹き出るように溢れる半透明の粘液。
抜け出そうにも、二人を軸にして支えられる格好でそれもできない。
「…は…ぅ……ふぅ…ん!!」
アルの手を取って、親指に吸い付く。
下から上に舐め上げて、その先端を咥え込んだ。
「あ、なんかフェラされてる気分……コレって俺の特権だからな、カーフ」
「何時まで、その自信……保てるかだな」
ぐ…押し付けられる腰。そのまま指を滑らせて、震えるクリトリスに。
「や!!ダメ……あ!!」
尖った乳首、濡れたクリトリス、塞がれた前後の穴。
熱くなった肌に掛かる息だけでも、震えてしまう。
「何抜かしやがるんだか。ヨキは俺のもんです」
「それも何時まで続くかと言ってるんだ」
「んだと?やんのかゴルァ!!」
「上等だ!!」
暴言と付随するように動きが加速する。
ぢゅぐ、じゅぷ…絡まる水音と溢れる体液。
「馬鹿も休み休み言え!!こんの寝癖野郎!!」
「お前こそ脳味噌少しは鍛えろ!!」
互いが負けじと腰を進める。
何度も何度も絶頂へと押し上げられて、声すら零れなくなった。

265KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:19:34 ID:5Vdj9q9i
乾いた悲鳴と甘い喘ぎ。
「や…!!!アああァァッッ!!!」
定まらない意識の中。
吐き出された体液のぬめりと引き抜かれる感触だけがやけにありありと身体に残った。
二人の男の接吻を受けながら、シーツに倒れこむ。
「ヨーキ、俺んとこおいで♪」
「がさつな男よりも、俺のところへ」
自分の頭上でぎゃあぎゃあと言い合う男たち。
二人の手を取って、ヨキはどちらからも守られるような形を取った。
二人に挟まれて、抱きしめられるように。
「これではダメかい?」
疲れきった笑顔。
「俺がヨキと寝んの!!」
「うるせぇ!!俺が!!」
なおも言い合う二人に、零れるため息。
そのうちに身体が睡眠を要求しだした。
言い合いが終わる気配は微塵も無い。
そして、身体は休息を要求してくる。
「いい加減に……しろといってるだろうがっっっ!!!!」
二人を部屋から蹴りだして、手際よく真新しいシーツに代える。
体液の染み込んだシーツではとても眠れない。
「ヨキ〜〜〜〜、せめてパンツくらいくれぇ〜〜〜」
僅かに空いた隙間から投げ出された二人分の男物。
ばたん!!と閉じてそれきり扉は開かなかった。




(ようやく眠れる……)
残滓を流した体が、シーツの上に倒れこむ。
ひんやりとた感触は肌をゆっくりと淫夢から開放してくれるようだった。

266KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:20:18 ID:5Vdj9q9i
(あの馬鹿ふたりが……頭を冷やせ)
それでも、二人が自分のことを愛してくれてるのは事実。
それだけは素直に嬉しいと感じられた。
ただ、それをもっと違った形で見せて貰えれば。
(アルの大馬鹿者が……)
不意に指が肌に触れる。
「!!」
まだ、しっかりと体中に染み付いている愛撫。
それだけでびくんと震えが生まれてしまう。
(ダメだ……寝よう。疲れも取れないし……)
久しぶりに一人で眠れて、身体は快適なはずなのに。
どこか、隣が寂しく自分を抱く腕が無いことを違和感として感じてしまうことに
ヨキは苦笑した。
明日のことは、誰もわからないから。
そばに在るぬくもりに抱きしめられたい。
互いの身体を晒して、心を曝け出して。
優しさに包まれて眠りたい。
(おやすみ……アル……カーフ……)
自分で自分を抱きしめて。
彼女はゆっくりと意識を夢の中に沈めた。






「煙草吸うか?」
「寄越せ」
「ホレ」
咥え煙草で男二人、ずるずると壁にもたれる姿。

267KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:20:52 ID:5Vdj9q9i
「まだ道はなげぇよな。蜘蛛の糸ってどこなんだ?」
「この世界の中心にあるらしいぞ」
「ふーん」
パラパラとページを捲って、アルは目を止める。
「次はやっぱコレか。櫓返しってやつ」
「……何だそれは」
「四十八手読本。古本屋で見つけた。大事だろ、こういう古き良き文化を敬うことは」
背表紙にキスをして、アルはけらけらと笑った。
「あきれた男だ。やはり貴様に彼女は渡せん!!」
「あ、後で貸してって言っても貸さねーぞ」
「誰が借りるか!!貴様と一緒にするなっっ!!!」





「飽きれたな……それで二人とも大痣を作ったのかい?」
アルの頬に軟膏を塗りつけて、ヨキはため息をついた。
快適な目覚めを邪魔したのは男二人の声。
寝ぼけた目が見た光景は二人のつかみ合い。
「ヨキ、こんな性悪な男なんか今すぐに捨てたほうがいい」
「んだとやるか、ゴルァ!!」
再度掴み合う二人。

268KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:21:12 ID:5Vdj9q9i
やれやれと首を振って、ヨキは薬を鞄へと仕舞いこんだ。
性悪、色好き、女癖の悪さ。
どれをとっても一級品の男。
(それでも、その男が良いって思えるんだから、私の趣味が悪いんだろね……)



まだまだ前途多難。
トラブルは進んで請け負う三人組。

269KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/12 00:21:53 ID:5Vdj9q9i
終わり。

次ぎは多分「車輪の歌」キクヨキ+アルヨキ

270名無しさん@ピンキー :04/11/12 01:54:36 ID:BAsBlq6a
エロいね。かなり満足しました。
258が言ってるように椎名林檎の曲の歌詞がもしかしたら鏤められてるのかなぁ?
(ちょっと彼女の曲は知らないんで、わかりませんが)
曲を知ってる人が読むとニヤリとする事、請け合いのSSなのかな?
まぁ、そんな細かい事は漏れはあんまり気にしないんで
楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。

お疲れ様でした。



271名無しさん@ピンキー :04/11/12 15:32:41 ID:2ehvki2v
KINOさん乙です!ヤバエロー
林檎のギブスならアルだけの方が…ですが楽しませていただきました。
もしかして次も某歌がテーマでしょうか。切なげな感じ?
楽しみにお待ちしてます。

272名無しさん@ピンキー :04/11/13 22:12:16 ID:zYVyvCE1
長文ウザイ。消えろ

273名無しさん@ピンキー :04/11/13 22:15:30 ID:25RP5aox
KINOさんGJ!
毎度乙です。

274名無しさん@ピンキー :04/11/13 23:31:29 ID:W1xruZls
読みやすく、かつ萌えました・・・・
乙です(w///


275名無しさん@ピンキー :04/11/15 10:13:13 ID:E3Z2vnVI
おまえら!!アンケちゃんとだしてるか!!
漏れは出してるぞ!!!

276KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 18:22:39 ID:olycIA69
|゚▽゚) こそ
擬人化アシャとレオを投下したいのですが。
OK or 不可?


277名無しさん@ピンキー :04/11/15 20:40:21 ID:XpSgsuJT
OKです!!

278名無しさん@ピンキー :04/11/15 21:20:29 ID:tP/kYby6
きちんと表記しておけば不可な人は避けられるしいいんでないかい。
自分としてはщ(゚Д゚щ)カモォォォン

279名無しさん@ピンキー :04/11/15 21:32:03 ID:VBqP+5Ue
擬人化アシャ×レオ大歓迎!
しかし今週はなにかとやばすぎでしたな

280KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:34:49 ID:olycIA69
擬人化アシャxレオ

ダメな方はスルーで。
NGワードはKINO


281KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:35:42 ID:olycIA69
◆レディオ・ヘッド◆




「お前が次ぎの防人か?」
炎を纏う護神像が少年を見据える。
「私の名はアシャ。炎の護神像」
ふわり、ふわり、とアシャは少年の頭上に。
「レオナルド・エディアール」
「何で俺の名前を!?」
「お前の記憶を覗かせて貰ったよ、レオナルド」
無機質な瞳はそれでも何処か優しく見える。
「さて、お前には私の扱い方を憶えてもら……逃げるな!!レオナルド!!」
脱兎のごとく走り去るレオの前に、アシャは降り立つ。
「面倒な子供だね。レオナルド」
「不気味な護神像に習うことなんて無い!!」
「なら、これでどうだい?」
アシャの体を薄い炎が包み、ゆっくりとその姿を変えていく。
褐色の肌に、顎線で切りそろえられた黒髪。
腕には護神像03の文字。
「ア、アシャ!?」
「これなら不気味でもないだろう?レオナルド」
「お、お前女だったのかーーーーっっ!!??」
「おや、そうみたいだね。まぁ、いい。おいで、レオナルド」
アシャの手がレオの頭に触れる。

282KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:36:19 ID:olycIA69
「まずは先の防人たちの願いを、受け入れろ」
ゆっくりと重なる唇。
絡まる舌先に抵抗する力が抜けていく。
「!?」
何かが直接脳内に流れ込んでくる。
苦痛に逃げようとしても、アシャの手がそれを許さないのだ。
塞がれた唇に感じる熱さ。
「……ッ!!」
「次は……」
「もういい!!止めろ!!」
ずきずきと痛むこめかみを押さえて、レオは叫ぶ。
「まだだよ、レオナルド。お前は私が選んだ防人だ。他のものでは務まらない。
 いいかい、お前はこのアシャが選んだ炎の防人なんだよ」
その名のごとく、赤い瞳と真っ赤な爪。
「レオナルド。手を」
唇が妖艶に笑う。
少年の手が震えながら、女のそれに触れた。
「うわぁああああああっっっ!!!!」
体中を支配する激痛。眩暈と吐き気、そして襲い来る頭痛。
頭を抱えながらのた打ち回る姿に、流石のアシャも目を細めた。

283KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:36:49 ID:olycIA69
「それを乗り越えたら、お前は私を使う防人になる。レオナルド、お前はたった一人、
 このアシャを扱うことが出来るんだ」
「ああああぁああああっっ!!!」
「炎の防人、レオナルド・エディアール」
耳に入り込んでくるアシャの声だけが酷く優しくて。
薄れ行く意識の中でレオはその手を必死に伸ばした。





最初に聞いたのは小さな歌声。
気が付けばアシャに膝枕される形になっていた。
「気が付いたかい?レオナルド」
「……アシャ……」
「いい子だね。ちゃんと全ての引継ぎを完了できた」
髪を撫でる指先。それは不思議と痛みを取り去ってくれる。

284KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:37:50 ID:olycIA69
「お前の剣に、私の命を封じよう。お前の両親が残してくれた大切なものだ。
 折られる訳には行かないからね」
よく見れば、随分と整った顔をアシャはしていた。
薄い唇と小さな鼻。
少しだけつりあがってはいるが大きな真紅の瞳。
癖のない黒髪は指を通せばさらら…と流れる。
筋肉質だが、柔らかい線で作られた身体。
「……アシャ、何故俺を?」
「お前は、ずっと前から私の傍に居ただろう?いつか大人になったら自分が防人に
 なると。臆することなく私に触れただろう?レオナルド」
伍の村には、常に防人が常駐しなければ村は滅んでしまうような過酷な環境だった。
防人は常に子供たちの羨望を集める。
年老いてはいたが、先代の防人は立派な男だった。
アシャを従えて、機械を追い払う姿。
いつか、彼のようにアシャを従えるのが村の子供たちの夢だった。
「お前くらいだよ、『アシャ、俺が次ぎの防人になるんだ』などと私に話しかけてきたのは」
「そんなこといったか?俺……」
「忘れたのかい?酷い子だ」
アシャの指先を取って、そっと唇を当てる。
「ガキじゃない、もう」
「私から見ればまだまだ子供だよ、レオナルド」
「キスだってできる。アシャ」
静かに女の唇が近付いて、少年のそれに重なる。
最初のキスよりも、ずっとずっと甘くて優しいキス。
ちゅ…と離れると今度は少年の手がアシャの頭を抱き寄せた。

285KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:38:22 ID:olycIA69
「俺……強くなれるのか?アシャ……」
「何を言ってるのかしらね。このアシャが選んだ男がそんな腑抜けのはずかないだろう?」
少年の体を抱きしめて、その背を優しく摩る手。
布地越しに感じる柔らかさと、温かさ。
「おいで、レオナルド。今度は私のことをしって貰いたいから」






朽ちた部屋の中、縺れる様にベッドに沈む二つの身体。
上着と外套を止める金具を外して、並んだボタンに焦る指先が触れる。
首筋に触れる唇。そのまま下げて、乱暴に乳房を引き出す。
「…ぁん……そんなに焦らずとも……逃げやしないよ……」
レオの手を取って、その指を下から舐め上げる舌先。
ぴちゃり…零れる音。
這い回る舌先の温かさに、ぎゅっと目を閉じた。
震えに頭を振って、張りのある乳房に接吻して。
その頂を丹念に確かめるように舐め嬲る。

286KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:38:48 ID:olycIA69
「…ふ…ぁ……!!」
「いつも……こんなこんなコトするのか?アシャ……」
かり、と乳首を甘噛して、そのまま指を下げていく。
「っは……!まさか……いくら私でもそんなに暇じゃないよ……」
気持ちばかり焦るレオの不安が分かるのか、アシャはゆっくりと身体を起こした。
改めて見ても、美しい裸体だ。
「なっ!?アシャ…っ!?」
勃ち上がったレオのそれに手を掛けると、アシャはその先端を咥え込んだ。
挟み込むようにその幹に薄い唇が触れる。
指先はやんわりと扱きながら上下し、ちろちろと亀頭を唇が転がす。
「…っは…ア、アシャ……ッ…」
ちらり、と見上げてくる瞳。
悪戯気に細まって、強くそこを吸い上げて鈴口に舌を捻じ込む。
ぢゅく…ぢゅぷ…体液と唇が交差する音色。
「!?」
不意に離れる唇に、身体が追いかけようとする。
それを制して、アシャはレオの上に覆い被さった。

287KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:39:23 ID:olycIA69
「おいで、レオナルド……」
額に小さなキスをして、レオの手を自分の腰に回させる。
腰骨の細さに驚きながら、そっとその身体を抱き寄せた。
「…っは…あ……」
こぼれる吐息と、くちゅ…と漏れる水音。
先端が入り口に触れて、ゆっくりと飲み込まれていく。
「……っ…アシャ…ッ…」
ぢゅぷ、と根元まで飲み込んでアシャは少しだけゆがんだ笑みを浮かべた。
本来、護神像が人間と交わることは無い。
悪戯にその姿をみせても、ただそれだけで終わらせてきた。
けれども、この少年は何かを支えにしなければ崩壊してしまう。
守るべき目的も、肉親も、何もかもを失ってしまったのだから。
「ぁあ!!っは…アんっ!!」
少年の腹筋に手を付いて、腰を振る姿。
落ちる汗さえ、神経を支配して狂わせる。
ぬらぬらと零れる体液が、互いの肌を汚していく。
「あ!!…ふ…ぁん!!」
最後に人と交わったのはどれくらい前だろう。
この身体さえも、覚えていない。

288KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:39:59 ID:olycIA69
「…レオナルド……」
ぴちゃぴちゃと何度も押し当てるようなキスを繰り返して、互いの身体を抱きしめあう。
今、彼に必要なのはぬくもり。
寄りかかることの出来る存在。
「…っは……アシャ…ッ…」
荒い息は、彼の限界が近いことを告げる。
それを促がすように寄りいっそう激しく腰を使う。
「あ!!っく…あ!!あああっっ!!」
「――――ッ!!アシャ…ッ!!」
自分の下でびくつく少年を抱きしめて、彼女はもう一度その唇を重ねた。




「目が、覚めたのかい?」
同じように、彼女の膝に抱かれて目を覚ます。
「……アシャ、お前もずっと一人だったのか?」
朧気ながら伝わってきた彼女の記憶。
どんな防人と居ても、彼女の孤独は満たされることは無かった。
「そうね。けれども、レオナルド。今の私にはお前が居るよ?」
今だけ、この瞬間だけ。
嘘でも幻でも、二人だけで何かを確かめたかった。

289KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:40:33 ID:olycIA69
「これから、お前には剣術や私の使い方を教えて行く。ちゃんと憶えるんだよ」
「……わかってる……」
そっと、髪を撫でる指先。
「いい子だね、レオナルド。私の大事な子……」
正義と真実の名を持つ護神像アシャ。
二つの手が重なり、何かを掴んだ瞬間だった。






「待て!!アシャ!!何故勝手に合体を解く!!」
レオの身体から分離し、アシャは必死に距離を離す。
防人であるレオと融合したままでは彼まで巻き添えにしてしまうからだ。
護神像は他のそれを飲み込むことでより強い力を手にする。
(レオナルド……お前を巻き添えにするわけにはいかないから……)
彼女は、確かに彼を認め愛した。
他のものに使われるくらいならばと、消滅を選んだように。

290KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:41:07 ID:olycIA69
「アシャ!!」
最後に振り返る。
確かめたかった互いの気持ち。
「アールマティー!!」
小さな悲鳴と共に、飲み込まれていく一体の護神像。
「アシャ!!!!!!」




(レオナルド。お前は私が選んだ防人だ。このアシャガね……)
耳に残る彼女の声。
(さぁ、お行き。私が無くとも、お前はれっきとした防人なのだから)
形は無くとも。
彼女は常に少年を抱きしめる。
何度も、何度も。
彼がこの道をまっすぐに進めるようにと。


291KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/15 21:42:37 ID:olycIA69
終わり。
あまりにも「俺のアシャ」と「私が選んだレオナルド」にやられました_| ̄|○ 

次はキクヨキ アルヨキの「車輪の歌」かこれの別物かシオ神。

みなさんも、アンケだしましょうなーノシ

292名無しさん@ピンキー :04/11/15 22:00:43 ID:XpSgsuJT
GJ!
アシャに惚れそうです

293名無しさん@ピンキー :04/11/16 00:02:02 ID:gudLne54
萌え切ないな。
GJ。

294名無しさん@ピンキー :04/11/16 00:18:04 ID:HwpbITzA
スゴー!萌え死にそう!

295名無しさん@ピンキー :04/11/16 22:00:43 ID:Do1cYk9c
ハァハァしますた。GJ!

296名無しさん@ピンキー :04/11/18 06:11:18 ID:rQJW7zcg
ずいぶん下がってたんであげときますわ。

今週のシオたんはエロかった。
フランがおにゃにょこだったらなあ・・・
シオたんと(;´Д`)ハァハァ

297名無しさん@ピンキー :04/11/19 08:51:50 ID:E74rrWKz
バレをみた。



アシャ!!レオナルドをなんとかしてやれ!!

298名無しさん@ピンキー :04/11/19 23:48:43 ID:nZScr0qF
バレをみた。


レオナルドォォォォ!!!

299名無しさん@ピンキー :04/11/20 00:10:06 ID:wO0m7kAh
んじゃ、俺も叫ばせてくれ。



レオナルドォォォォ!!!!!!

そして、とーちゃん!!!!いつか先生ととーちゃんの話とか出てこないだろうか

300名無しさん@ピンキー :04/11/20 08:55:40 ID:m74BYqG6
俺漏れも


レオナルドォォォォ!!!

そしたしおたん(´Д`*)リッパニナッチャッテ

301名無しさん@ピンキー :04/11/20 08:55:59 ID:m74BYqG6
そして だった

302KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/20 19:55:53 ID:vqdA6EWc
漏れも混ぜて

レオナルドォォォ!!!!!


と、とーちゃん!!とーちゃん!!

松田様とヨキ先生は来週か!?

303KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/21 21:33:36 ID:mx960rS1
暗めのアルヨキとかOKですかね。
話の都合上、かなり捏造が入ってるのですが。
とーちゃんの引継ぎとか、そのた色々。

304名無しさん@ピンキー :04/11/21 23:21:10 ID:cnBobePs
二連続で捏造はどうなの?

305KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/21 23:28:55 ID:mx960rS1
わかりました。やめときます


306名無しさん@ピンキー :04/11/22 17:58:40 ID:M1weyfSQ
KINOはいらないな。珊瑚さんだけいればいい

307名無しさん@ピンキー :04/11/22 18:18:50 ID:Xgd5L4wT
1人だけだと保守ばっかりになるよ。

308名無しさん@ピンキー :04/11/22 18:40:56 ID:FSdTvgzg
KINOがいるから他の職人さんが投下できないってのは事実だ罠
まぁ、つまんねーし糞みたいな文章だから読む気しないが

KINOは消えろってことだな

309名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:28:48 ID:WJu3EdOj
308に激しく同意

消えて欲しい香具師は手をあげろ



310名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:30:52 ID:tZkVs6+f
そうやって書き手を追い出して、
代わりの書き手が現れたスレなんて殆ど無いんだがな

追い出す奴がSSを書いてくれる訳でなし

311名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:34:03 ID:WJu3EdOj
KINOがいるから、他の神がこないんだよ

KINOのつまんねーSSでスレが私物化されてるし
KINO以外は神だけど、香具師のはゴミだな


312名無したん@ピンキー :04/11/22 23:36:03 ID:+nNzGC7q
とりあえずKINO以外の神降臨待ち

313名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:38:38 ID:H3gXijTu
別にKINO支援する訳じゃないけど、こういう流れを起こしてマターリ行けたスレ少ない。
このスレ好きなだけに残念だ。
彼女が居るから他の神が来ないって決め付けるのもおかしいと思う。

314名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:48:45 ID:WJu3EdOj
結局は313もKINOが嫌だってのは同じなんだろ?

珊瑚氏と見習いB氏がいれば大丈夫だろう
つーわけで、KINOはもうこのスレには投下すんなよ!!

315名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:50:26 ID:WJu3EdOj
ついでに、おまえが書いたクソ文章全部削除依頼だしてこい>KINO

KINOっていうかKIMOIで十分だなw

316名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:56:32 ID:H3gXijTu
・・・御免、反応した俺が阿呆だった。



↓↓↓↓↓↓どぞ、マターリ続けて下さい

317名無しさん@ピンキー :04/11/22 23:57:59 ID:WJu3EdOj
はっきり来るなっていわないからダメなんだろうけどな

だからはっきり言ってんだ

二度と来るな!!

318名無しさん@ピンキー :04/11/23 00:23:23 ID:n8iW0wfU
KINOだって他のスレで書き手追い出してるんだ、俺らが追い出したって文句は言えないだろ
306 308 312は少なくともKINOに消えて欲しい側だろうし

あの人のSSが読めなくなったのもKINOのせいだしな
ゴミはゴミ箱に入ってろ!!

319名無しさん@ピンキー :04/11/23 00:25:39 ID:H6yUWr57
まだ登場人物がそんなに居ないから
組み合わせも限られてしまうね
ヨキ関係と神関係とか
とりあえず打ち切られずに
新キャラがもっと出てきますように…
8巻くらい続きますように…
レオ神が読めますように…

320名無しさん@ピンキー :04/11/23 00:28:36 ID:5BQlX0Io
シンキャラな。女防人をどうかひとつ(嗚呼ループ

321名無しさん@ピンキー :04/11/23 00:29:28 ID:n8iW0wfU
KINOが消えてくれますように

322名無しさん@ピンキー :04/11/23 01:12:21 ID:UtQ5Vopu
>82
亀レスもいいとこだけど自分も好きッス。
いきなり攫おうとする強引さと、でもすぐに身を引くヘタレなところがカーフの魅力だと思ってる。

323名無しさん@ピンキー :04/11/23 01:31:13 ID:+1Rr9Fl9
フラン女の子で、フラン×シオ(フランが襲ってる感じの)が
読みたい。。。

324SS保管人 :04/11/23 02:09:47 ID:HBdYAojn
2chエロパロ板SS保管庫
http://s1.artemisweb.jp/sslibrary/

職人の皆様、
このスレに投下されたSSを当方の保管庫に収蔵させてもらってよろしいでしょうか?

KINO様は封神スレと同様にサイトへのリンクで、
見習B様もご自身のサイトをお持ちのようですが収蔵は可でしょうか?
珊瑚様のSSは収蔵させてもらって構わないでしょうか?


325名無しさん@ピンキー :04/11/23 08:49:44 ID:HFPjad0k
KINOさんは何故こんなに叩かれているんだ?
誰か詳細キボン

326名無しさん@ピンキー :04/11/23 11:02:14 ID:iLcuj4BR
>>325
よく知らんが封神スレの方でモメたり?とかいろいろあるらしい。
あとムダに目立ちたがりなとこがウザがられてんじゃないか?
SS投下にコテはともかく、ムダにコテハンで書き込みするから目立ってる。

327名無しさん@ピンキー :04/11/23 13:01:37 ID:zy5RYBCT
そうなんだ ども>>326

328名無しさん@ピンキー :04/11/23 14:27:20 ID:+1Rr9Fl9
まあな・・・
でも書き手さんを叩くのはあんまり推奨したくないな。
スレがそういう雰囲気だと、新規の書き手さんは投稿しづらいと思うんだよね。
だから苦手な作家さんはスルーしたほうがいいと思うんだよ。
KINOさんも毎回NGワード入れて気を使ってるし。
ただ、そこまで気を使うなら作品投下の時以外はコテハン取ったほうが
いいと思うのもまた事実なんだが・・・
とりあえず叩かれてもあんまりめげないでクレ。作品待ってる奴もいるんで。

329名無しさん@ピンキー :04/11/23 16:08:50 ID:2MQc9Jxr
>328
禿同。

330名無しさん@ピンキー :04/11/23 16:21:34 ID:561+Jyc2
>>328
禿同
と言いますか、殆ど一人が叩いてるのであんまり気にするもんでもないな。
それからKINOさんがSS投下前に投下しても良いか聞いてる辺り、配慮の気持ちは伺える。
NGワードも同じく。



                           アルヨキ萌へー

331見習B ◆x.7imV2WLo :04/11/23 20:46:09 ID:DGhpooy+
>>SS保管人様

保管庫収納、自分はOKです。
サイトもありますが、こちらに投下してもサイトに正式にUPしていないSSもあったりするので。
収納、宜しくお願いします。

332名無しさん@ピンキー :04/11/23 21:22:17 ID:crK9Shni
あ?まだKINOは削除依頼してないのか?クズめ。
お前のせいで非強制が消えて、☆さんが投下できなくなったんだ。
とっとと消えろ!!

333名無しさん@ピンキー :04/11/23 21:23:18 ID:crK9Shni
保管人もこんなクズの文章収納しないで、☆さまのSS収納したほうがいいぞ。
KINOのクソ文章なんか入れたらサイトの質が下がりまくるからな

334名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:01:59 ID:ARvyYCr+
うわぁ・・・何この粘着セロテープ( ´,_ゝ`)

335名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:16:29 ID:6KxMIHh2
>>332->>333
もちつけ。
オマイのその言動はKINOも傷つけるし☆さん以外のSS書きも
書き辛くなる。

336名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:28:32 ID:mcuKdZkJ
別にKINOなんか傷ついたっていーんじゃねーの?
KINOさえ消えればこのスレが上手くいくんでしょ?

自分は別にKINOになんにもないけど、スレのためなら消えてほしいよね
珊瑚さんと見習いBさんが居れば十分
KINOはいらないなー


337名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:30:37 ID:mcuKdZkJ
あおりに乗るわけじゃないけど、KINOがこのスレに投下することで
スレが荒れるわけだし。
書き手はKINOだけじゃないし、KINOのSSが読みたい人なんてほとんどいないだろ

自分は見習いBさん待ち。KINOはやっぱりいらない

338名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:45:16 ID:a8T3X4QI
>>337
>あおりに乗るわけじゃないけど…
>自分は…

ID変え忘れてますよ

339名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:45:19 ID:jXfxFoTH
・・・・自演?

340名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:51:23 ID:0ZuV9zrV
それ以外何があるってんだ

341名無しさん@ピンキー :04/11/23 22:57:20 ID:Gf+hcrzW
何がなんだかわからないな、このスレ。

342名無しさん@ピンキー :04/11/23 23:40:08 ID:ARvyYCr+
330と被るが、どう見たって叩いてるの最初から粘着セロテープ一人だろ。
自演文なんざ読むだけでも痛くて恥ずかしいよ。
無視して続けるのが一番だ。

343名無しさん@ピンキー :04/11/24 00:08:21 ID:TvMxxex9
KINOさん、もうこないのかな

344名無しさん@ピンキー :04/11/24 00:12:09 ID:eZwB/8LM
KINOさんKINOさん、何事も無かったかの様に投下するのが粋ですよ

345名無しさん@ピンキー :04/11/24 08:59:51 ID:9VKQ5XbS
こなくていいよ。
スレが荒れる。つーか、くんな。
サイト持ってんなら引っ込んでろ。サイトがないなら仕方ないかもしれないけど。

スレが荒れる元の書き手なんか必要ないし。

346名無しさん@ピンキー :04/11/24 23:54:46 ID:klJpMeYr
またか…。

347名無しさん@ピンキー :04/11/25 00:00:04 ID:rLV0Vuo3
あいつはもういいよ。

348名無しさん@ピンキー :04/11/25 00:01:04 ID:IU9BaPDE
>>345
言ってもわからんだろうけど一応。

荒らしてんのはお前だ。

349名無しさん@ピンキー :04/11/25 00:03:34 ID:UoP0OUKO
アンチが多いかもしれないけど、KINOさん待ち。
また投下してくるまでじっと待ってみる。


350名無しさん@ピンキー :04/11/25 00:05:17 ID:rLV0Vuo3
同じくKINOさん待ち。
勿論他の神も待ってます。
・・・・俺もやってみようかなぁ・・・

351名無しさん@ピンキー :04/11/25 00:06:08 ID:f2JLnMbQ
>>349
>アンチが多い
多いどころか一人しかいないぞ


352名無しさん@ピンキー :04/11/25 00:28:57 ID:HGv+DSRr
>>350新たな神カモーン!

353名無しさん@ピンキー :04/11/25 02:46:02 ID:romYYozu
KINOさんこっちの方で小説投下してる

http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1087321322/

354名無しさん@ピンキー :04/11/25 18:07:08 ID:oXTmYpGr
>>353
ID通りにしな

355名無しさん@ピンキー :04/11/25 19:58:39 ID:0I4ePEfV
>>353-354
rawata

356名無しさん@ピンキー :04/11/25 21:22:42 ID:hdbZ8qyX
>>355
warata

357KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/25 21:53:07 ID:5yHFor/A
保管人さん、オケイです。
お任せいたします。他のスレも同じ扱いでおながいします。


車輪の歌、こっちに落としてもいいもんなのか?



358名無しさん@ピンキー :04/11/25 22:04:45 ID:n+zVRodk
読んでいない方もいるので良いと思います。
只、KINOさんは毎回NGワード等も付けて投下しているので
わざわざ聞かなくても大丈夫だと思います。

359名無しさん@ピンキー :04/11/26 03:29:49 ID:QNBA8MW1
自分は騒動の真っ只中にいたのだが、粘着がついても仕方がない言動はしとったよ>KINO氏
(粘着されるのが当然と言う意味ではなく)
まあ悪い言い方になって申し訳ないが自業自得とも言えるのであきらめるこったな

360名無しさん@ピンキー :04/11/26 11:23:59 ID:hoNKnVAZ
粘着を諦めるのか、投下を諦めるのか。
どっちなんだ?

361名無しさん@ピンキー :04/11/26 14:38:18 ID:Kr6fu1rX
俺はKINOに限らず、のっけから自分のコテやトリップを
「NGワードにしてください」とシャーシャーとぬかして後は平気で暴れるタイプには、その臭気に鼻つまむがな。

ただここ最近のKINOの言動はそこそこ気を使ってるように見えたぜ?
KINOの痛い言動を楽しみにしてる俺にはなんかつまんない=そのスレにおいては至極まっとうな言動、だと思うので。

362名無しさん@ピンキー :04/11/26 22:06:18 ID:ywi4+Byb
俺はKINO氏のSS見たいんだけどな

見たくない香具師はスルーすればいいだけだろ?
非強制だかなんだか知らないけど、このスレにとっちゃ大事な神だ


363名無しさん@ピンキー :04/11/26 22:06:50 ID:ywi4+Byb
俺のID,一瞬WJだと思ったら違った

364珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/27 00:59:42 ID:6sO00UD5
>SS保管人さん、保管庫収納OKです。よろしくお願いします。

365名無しさん@ピンキー :04/11/27 23:47:03 ID:rwwwjeGp
投下以外は名無しでって言うのも納得できるけど、
萌え話とか別にコテでもいーんじゃないのかな。
他スレではOKなところとかも結構あるし。

雑談や萌え話もできないスレってなんかギスギスしてていやだな。

366通りすがり :04/11/28 17:42:51 ID:KIeXiPBW
なんか怖いとこになってるな…。

(途中までだけど)シオ×神を投下。無理やり違う流れを入れるテスト。

367通りすがり :04/11/28 17:44:19 ID:KIeXiPBW

 夜の訪れた砂漠はひっそり静かで、きっと機械達も穏やかに眠ったんだと思うす。
 焚き火の揺れる炎のなかに、小さく千切った固形燃料を投げ入れると、一瞬だけ火の色は青
くなって、それがもれには、このささやかな焚き火が少しだけ元気になったように見えたす。
「神様、これで今夜一晩は保つと思うすよ」
 リュックのそばに座る神様は、ちょっとだけ目を丸くしてもれを見ていたす。
「…シオ君は、おいくつですか」
「十二になったすわ」
「そうですか…。とてもしっかりしておられるのですね。私は、火をつける事一つとっても、術
もわからず途方にくれてしまう」
 神様の言葉はなんだか不思議す。
 もれなんかにも丁寧に話してくれて、たまに、胸の奥ががくすぐったくなる事を言うす。
 神様の体の中の見えない綺麗な部分に、反応してしまうだけと思うんすが……そのくすぐった
さが体に伝わって、神様のそばに座るだけが急になにかの試練のように大変になったす。
 自分の心臓がどきどきうるさい。
「もれは、父ちゃんと一緒に旅をしてたすから、慣れてるだけす」
 やっとこさ座ったもれの耳に、神様の吐息みたいな微かな笑い声が聞こえてきたす。
「シオ君、なんだか顔が赤いようです。火の傍に居過ぎたようですわ」
 ふふ、と神様は笑ってから、視線を焚き火の方に戻しますた。燃料の燃え方は一定ではなくて、
時々パチっと弾くような音を出して炎を青く染めるす。その度に不規則な揺らぎと不安定な明か
りを受けて、神様の顔にかかる影が変化していくす。
 堪らなく淋しそうに見えますた。

368通りすがり :04/11/28 17:45:36 ID:KIeXiPBW


「神様、気に触る事がありますたか」
 神様はもれの方を見ませんですた。
「いいえ、ありませんわシオ君」
「それじゃあ…もれ、なんか知らないうちに不躾なことをしますたか」
「いいえ、してませんわシオ君。大丈夫」
「……でも」
 神様の眉は下がったまんまです。
 少し勢いの衰えたオレンジの火が、神様との間の距離も照らしています。
 砂の一粒まで。
「なんでもないのです。ただ、中学の時のキャンプファイヤーを思い出しただけです。
ふっと一秒、それだけです」
「……」
「今シオ君を見たら、私は泣くかもしれません」
 神様は立てた両膝の中に、顔を埋めておしまいますた。もれは、近づいて、少しためらって、
あの胸の奥のくすぐったさがどうしようもなくなってぎゅっと神様を抱きしめますた。ぴくっと
動いた神様の反応にくじけそうで、それでも覆い被さるようにそのまま腕を回し続けますた。
「神様は最初言ってくれたす。泣きたい時に泣いてもいいと思うって」
「……いいえ、ちがいます、シオ君。それでも。泣いても。ここで泣いても。駄目なのです。変
わらないのです。だって私がこの世界に……この場に居る理由なんて不明で、気持ちをぶつける
べき御方もいないのです」
神様の声が、耐えるようにかすれていくす。
「だったら、その時にもれ見て欲しいす。泣きたい時に泣く理由にして欲しいす。神様、それは
どうすか」

369通りすがり :04/11/28 17:46:14 ID:KIeXiPBW



 神様が、ゆっくり、本当にゆっくり体から力を抜いていったのがわかりますた。砂がざり、と
音を立てて、その音がなければ分からなかったくらいにそっと、もれの体に手を伸ばしてくれます。
 神様が顔をおあげになろうとして、もれの顎とぶつかたので――角度を変えて、顔の位置をずら
して至近距離で見た神様の二つの眼は、涙のせいで濡れていますた。
 すっとそこから新しく零れた涙を拭おうとして、両手が塞がってるのを思い出したもれは、八重
歯が神様の頬にあたらないようにして口をつけて舐めますた。
「し、お、君」
 そう動く唇のそばにも涙の道があって、それも舐め取ります。神様の開いていた唇に、舌先が
入ったみたいですた。その瞬間の初めて体験した不思議な感覚が、もれの思考を一秒固めますた。

370名無しさん@ピンキー :04/11/28 19:35:49 ID:eudge6gm
ムッハー

371名無しさん@ピンキー :04/11/28 20:05:50 ID:/tCGouJR
し・・・・・シオたんは 八 重 歯 なのですか (;´Д`)ハァハァ

372通りすがり :04/11/28 23:35:07 ID:KIeXiPBW
あえてここはノーコメントで…(w
続きは明日にでも。どこまでやってもいいものか

373KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/28 23:58:30 ID:v0qgmDZs
シオ神キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)*▽・)゜∈゜)´_ゝ`)*^ー゚)━━━!!!
ものっそい続きが気になります。





アルヨキの投下はOKでしょうか?

374名無しさん@ピンキー :04/11/29 00:32:14 ID:llyzmVEQ
もう全然オケイ!

375KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:41:06 ID:wAajCoN9
スレのない〜のほうに落としたほうから先に投下させていただきます。
NGワードKINO アルヨキ


376KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:41:47 ID:wAajCoN9
◆車輪の歌◆





雑音交じりの路地裏は、なぜか心が安らぐ。
だから、彼は一人でここを訪れたのだ。
さび付いた車輪が糸巻きのように回るこの部屋。
「アル、久しぶりだのう」
「おやっさん、生きててくれて何よりだ」
「この間機械は一掃したからな。ここもちったぁ安全になった」
老人はからからと笑う。
「物騒になったよなぁ。昔はもっと歩きやすかったのに」
「俺がお前くらいのときはもっと歩きやすかったがな」
皺だらけの手が、アルのそれに触れる。
小さなボルトを握らせて、離れた。
「?」
「昔、俺が若かったころの記念品だ。老い先短いからな、お前にくれてやる」
護神像従えた男は、糸巻きに絡んだそれを指で弾く。
規則的に動く糸は、まるで世情のよう。
「まぁまだまだ俺も現役で行けるだろうけどなぁ」
「おやっさんには勝てねぇよ」
深い皺は、重ねた年輪の美しさ。
この男のように老いて行きたいと、アルは感じていた。
護神像を従えてのらりと機械を追い払う姿。
誇示することも、誇張することも無く男はそこに居るのだ。
人を守る存在として。

377KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:42:48 ID:wAajCoN9
「しばらく居るのか?」
「いや、二、三日にしたら出発するよ。蜘蛛の糸を目指すんだ」
「難儀だな。そいつは」
「けどさ、惚れた女を守るのは男の役目だろ?あんたも良く言ってたじゃねぇか」
アルの頭に手を置いて、男は目を細めた。
「そうだな。それが男だ」
「だろ?」
糸は時間を刻みながら、ゆっくりと紡がれていく。
アルを見送って、男は傍らの護神像に笑いかけた。




「こんにちは。ご機嫌の程は?」
「失礼だが、貴方は?」
伸びた髪が、ゆらりと風を生み出す。
「私はキク。参賢者の一人。黒き血の賢者、ヨキ」
「何故、私の名前を!?」
指先が額に触れる。
「ぁ……!!あああああっっっ!!!」
体中に電流が走るかのように、痺れが広がっていく。
キクと名乗る男の指先から。
「これで、じきに思い出すよ。ヨキ」
指先が離れて、形の良い額に残された小さな封印。
「……ぅ…ぁ……」
男の唇が、掠めるように触れて。
そして、次第に深く重なっていく。
無機質の瞳は閉じることなく、苦悶の表情の女を見つめたまま。
規則正しい数字と螺旋系、そして何かの欠片。
流れ込んでくるそれは深まるごとに痛みが増していく。

378KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:43:34 ID:wAajCoN9
「アアアああっっ!!!」
「ヨキ」
だらりと投げ出された腕。
血の気の失せた顔。
「さぁ、あなたの役目は?」
「……私…の……役目……?」
舌先が唇の線を丹念になぞり上げる。
「そう、あなたの役目」
耳の奥で何かが回り始める音。
「ヨキから離れろ」
低く響く声。
「おや、予定よりも早く来たね」
「?」
「アル」
「……なんで、俺の名前を……」
生まれた疑問符に、暇も与えずにキクの声が直接脳内に響く。
「みせてもらったよ、全部。彼女から」
キクの腕の中、ぐったりとしたままのヨキを奪い取って。
「君と、彼女がどんな間柄なのかも」
「……失せろ、変態が」
「おや?私と君はこれからも顔を会わせることになるんだよ?大地の護神像の防人」
意味深な言葉と笑みは、心をざわつかせる。
何よりもキクの声は耳ではなく、脳内に直接響いてくるのだ。
ずきずきと痛む耳を片手で押さえ、アルはキクを睨んだ。
「お前が何だろうと、関係ねぇよ。俺のヨキに酷い事したっての以外」
いまだ目覚める気配の無いヨキを抱いて。
青年は宙に浮かぶ男を目線だけで威嚇する。
「私はキク。機械の賢者。君が抱くその人は」
雑音交じりの声は、まるで壊れた蓄音機。
形の良い唇が、ゆっくりと歪む。

379KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:44:24 ID:wAajCoN9
「黒き血の賢者、ヨキ」
「ふざけんな、ヨキはガキのころから一緒だったんだ。賢者とか言う奴じゃねぇ」
「いずれ分かるよ。君も、彼女の傍にいられるようにしておいた」
言葉の一つ一つが、神経を刺して眉を寄せさせる。
「また、会おうか。アル」
唐突な言葉を残して、キクの姿は一瞬で消えてしまった。
残されたのは行き場の無い感情。
唇を噛んで、アルは天を見上げた。






「目ぇ、覚めたか?」
最初に視界に飛び込んできたのは、見慣れた男の顔。
そして、一番安心できる恋人の心配しきった表情だった。
「ああ……酷く頭が……」
手を貸して、その身体を抱き起こす。
汗ばんだ肌と、乱れた黒髪。
どこか憔悴した表情と、力の抜けた四肢があの出会いが夢ではないことを互いに知らしめた。
「ヨキ、キクに会ったよ」
「!?」
「わけわかんねぇこと言ってさ、賢者とか防人とか」
この街を守る防人は、まだ健在だ。
先刻ものどかに近況を伝えたばかり。
その傍らには、ふわりと漂う護神像も確かにいた。
「馬鹿みてぇ。黒い血の賢者だとか」
「キクの事を悪く言うな!!」
それはとっさに出た言葉。
何かが、あの男を守るために発動したのだ。
内蔵されたプログラムが、キーワードで解除されたように。

380KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:45:36 ID:wAajCoN9
「……そんなに、キクって奴が大事?」
掴まれた手首が、じんじんと痛む。
穏やかだった瞳は、瞬時にきつく変わった。
「だから、キスされた?」
「ち、ちが……」
「何が違うのか言ってみろよ」
ぎり、と捻り上げられた細い手首。
痛々しいまでに白く、悲鳴を上げるかのように軋む。
「ヨキ」
無機質な声が耳に響く。
それは静かに、感情を殺した声。
「しよーぜ、セックス」
抵抗できないほど、静かにベッドへと倒される。
本当の恐怖を感じるとき。
悲鳴など、上がりはしないということ。
そして、ただ、されるがままになるしかないということを。
ゆっくりと服を脱がされ、外気に晒される柔肌。
「邪魔だな、手」
鈍く光る手錠が、彼女の動きを封印した。
伸びた鎖がベッドの端に繋がれ、もがけばもがくほど痛みが走る。
「アル!!」
「すっげー、綺麗。ヨキ」
首筋に触れる唇。ぎり…と歯型が付くほど強く噛まれて。
うっすらと滲んだ血の黒。
型通りの愛撫。冷たい指先。
「やっぱ濡れねぇな……薬使うか」
細いゴム状のチューブを取って、ヨキの腕を縛り上げる。
鞄の中から取り出したのは銀色のケース。
親指で蓋を押し上げて、中身を取り出す。

381KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:46:51 ID:wAajCoN9
「や……嫌だっ!!」
取り出された注射器に、竦む身体。
じゃらじゃらと手錠が錆びた悲鳴を上げる。
何も言わずに針先をライターで炙って、小瓶の中の液体に沈めていく。
ぎりぎりまで吸い上げて、銀の口が女の肌に触れた。
「やだ!!アル!!やめて!!」
「暴れると、針折れっぞ」
ぷつ…沈む針先。血管の中に流れ込んでくる異物の感触。
全部抽入して、同じように男は己の腕を縛り上げる。
チューブの先端を咥えて、浮き出た動脈に針先を沈めて。
湧き上がる甘い眩暈に、小さく笑った。
「んじゃ、続けっか……ヨキ」
膝に手を掛けて、脚を大きく開かせる。
ふ…と掛かる吐息だけでもどかしげに腰が揺れた。
柔らかい恥丘をなぞる指先。周辺を撫でるように指が這う。
とろとろと零れだす愛液を無視して、焦らしながら。
「…ふ…ぅ…ッ!…」
声を出すまいとして、強く唇を噛む。
口中に広がる鉄を砕いた味。
流れ出た体液は腿を伝ってシーツへと零れていく。
それを目を細めてアルは見つめていた。
「ア!!」
ぴちゃり…舌先が濡れきった秘裂に触れた。
太腿に指を掛けて、丹念に舐めあげていく。
奥から溢れてくる愛液に濡れる唇。
花弁を飲み込むように、唇全体で包み込む。

382KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:48:55 ID:wAajCoN9
「あああっっ!!」
声一つ掛けずに、続けられる愛撫。
身体は残酷にも反応してしまう。
嫌だ、と頭を振っても意味を成さない。
それでも、一番触れて欲しい場所には触れてはくれないのだ。
「……ふ…ぁ……」
ぬらぬらと光る糸を従えて、唇が離れる。
親指で唇を拭って、それを断ち切った。
全裸のヨキと対照的に、アルは上着一枚脱いでいない。
「前だけ開けりゃ、十分だろ?淫乱娘」
見下すような視線と、吐き出される言葉。
違うと否定しようにも、身体は反応してしまう。
つぷ…先端が入り口を捉えて沈みこむ。
肉襞を押し広げながら、それはゆっくりと奥を目指す。
「あ!!あぁんっぅ!!」
腰を抱いて、ぐい!と引き寄せる。
根元までくわえ込ませて、ぐりぐりと腰を動かせば絡むように内壁が締め付けてくるのが分かった。
互いに薬の効果も相まって、普段よりも神経が鋭敏に。
それでも、男は眉一つ動かさずに腰を規則的に進めていく。
ぐちゅ、ぎゅぷ…構ってくるのは淫水の音。
「…ひ…あ!!あ!やぁ…ッ!!」
ぶるぶると揺れる二つの乳房。
尖った乳首に吹きかけられる息だけでびくびくと肩が揺れた。


383KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:49:31 ID:wAajCoN9
「嫌!!アル…ッ!…や、やだ…っ!!」
「だったら腰なんか振らねぇこったな」
「違っ…んんんっっ!!」
もがく指先は、むなしく宙を掴むだけ。
ぽろぽろと零れる涙が頬を伝った。
それを払ってくれるはずの指先も、優しい声も。
酷く遠い場所にあると感じられた。
「あ!アルっ!!あああっっ!!」
この身体は人形なのだと思い込もうとしても。
間近にある顔が、それを許さない。
他人になりきるには、多くを知りすぎていて。
拒絶することができなかった。
何度も、何度も、解けかける意識を揺さぶられては引き摺られて。
「あ…っは…!!ああアアっ!!」
一際きつい締め付けに、ずる…と引き抜く。
「…ひゃ…ぅ…っ……」
飛び散る飛沫が、頬を、唇を、胸を、腹を。
白く汚していく。
「…は……ッ……」
荒い息と覚めていく体温。
同じように放心状態の女に視線を向けた。
体液に犯された身体。
(……別に、こんなことがしたかったわけじゃねぇ……)
「……アル……」
自分を呼ぶ、弱々しい声。
手錠を外して、赤くなったそこをなぞる。
「……何だってんだよ……急に出てきて、はい、そーですかってお前を渡せって言うのかよ!!
 賢者だか何だかしらねーけど、猫でも渡すみたいに渡せって言うのかよ!!」
生み出された感情は『嫉妬』と言う名。

384KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:52:32 ID:wAajCoN9
「ずっと一緒に居たんだ、色んな所に行った。色んなものを見た。なのに、なのに……」
顔を覆って、アルは頭を振った。
ずっと、一緒にいられるものだと信じていた。
喧嘩をしながら、文句を言い合いながら、それでも手を繋いで。
重ねてきた時間はそれだけ大きなものだった。
けれども。
ほんの僅かな時間を過ごしただけの男を彼女は庇った。
まるで、恋人を庇うかのように。
「……ヨキ……俺、お前のためなら死んだっていい」
それは、彼が立てた誓い。
重すぎる言葉に、返す言葉が見つからない。
「……アル……」
さび付いた車輪のように、軋みながら心が悲鳴を上げる。
涙の雨に濡れているのは女ではなく紛れも無く男。
濡れた肩を抱きしめて、温めたいのに。
手を伸ばすことが、できないまま。
「……!?何だっ!?」
唐突に響く爆音と何かが崩れる音。
急いで服を着させて、アルはヨキの手を引いて外へと飛び出した。
「……なんて数だ……」
数え切れない機械が街中を侵略する光景。
その先頭で戦うのは護神像を纏った防人だった。
「ヨキ、早く逃げろ!!」
「アル!!」
駆け出す男に少し遅れて、女はその後ろに。
「おやっさん!!」
鉄パイプを持って、周辺の機械を跳ね除ける。

385KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:53:09 ID:wAajCoN9
圧倒的な数の機械を押さえるには、彼は老い過ぎていた。
いや、それは最初から決まっていたことなのかもしれない。
誰かが敷いたレールのように。
「!!」
機械は防人を飲み込み、ばりばりと何かを砕く音が響く。
「アル!!」
「馬鹿!逃げろって言ったろ!!」
「アルがここに居るのに……私だけ逃げるなんてできないっ!!」
転がる武器を拾って、必死に応戦する。
背中合わせ、離れないように。
「ヨキ」
「何だ!?」
「俺と心中、それでもオケイ?」
飛び込んできたのは会心の笑顔。
「オケイ」
「サンキュ」
君のためなら、死ねるのは。
同じ気持ちだから。
二人でこのまま機械に飲み込まれて、噛み砕かれるのならば。
それも悪くないと思えた。
「ああっ!!」
ひゅん!と伸びた鉄の触手が女を縛り上げる。
「ヨキ!!」
「あ!…く…ぅ…!!」
細い首を締め上げるそれを、引き剥がそうとする。
後ろから襲い来る同じそれが、男を羽交い絞めにして。
それでも、指先を必死に伸ばしてどうにか呼吸だけでもできるようにとそれを掴んだ。
(…っぐしょう……!!俺がヨキ守んねーでどうすんだよ…っ!!)

386KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:54:25 ID:wAajCoN9
『次の防人はお前か?』
頭の中に響く声。
「!?」
『我が名はアールマティー。大地の護神像』
「ご、護神像!?何でもいいからヨキを助けろ!!」
『その願い、聞き入れた』
アルの身体を光が包み込む。
脳内に流れ込んでくる記憶。
一番最後に見えたのは老いた防人の最後の姿だった。
(おやっさん……)
手を伸ばす。
指先まで流れ込む力。
「ヨキ!!」
左手が機械を引きちぎり、その核となる心臓を摘み取る。
ぐちゃり、と生暖かい液体の流れを感じながらそれを握りつぶした。
「……アル……っ」
身体から護神像が離れ、アルは大きく息を吸った。
「俺が……次の防人だってさ……」
「アル……」
細い身体を抱きしめて、男は目を閉じた。
電気仕掛けの預言者の言葉は、成就されてしまったのだ。
「蜘蛛の糸、行こうぜ……あの男、ぶちのめす」


387KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:54:48 ID:wAajCoN9
大地の護神像、アールマティー。
防人のアル。
黒き血の賢者ヨキ。
機械の賢者キク。
絡まった糸は、きりきりと心を縛り上げる。
運命を蹴り飛ばして女の肩を抱いて。
男は曇った空を睨み付けた。



この運命は降りしきる雨のよう。
その色は――――――黒。



388KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 00:55:30 ID:wAajCoN9
ここまで。続きは後日に。

神様萌えしてます。かわいいなぁ……テキッ

389名無しさん@ピンキー :04/11/29 16:54:33 ID:rVYNuK0b
Kinoさんきてた! 乙です!じっくり読もう
       

390珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 18:57:06 ID:Nm2w9pNi
通りすがりさんもKINOさんもステキー!
どきどきするやら切ないやらで……続き楽しみにしております。

もうちょっとだけ時間かかりそうなんですけど、ヨキ先生×神様
(女×女)は、投下してもよろしいでしょうか?

391名無しさん@ピンキー :04/11/29 20:09:55 ID:wCFIMzLZ
おk。

392珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:00:31 ID:Nm2w9pNi
ヨキ×神投下します。ちょっと長めです。

393珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:02:24 ID:Nm2w9pNi
○原罪


目覚めたとき、見知らぬ天井に迎えられるのは、これが二度目。
少女は、ただぼんやりとそんなことを思った。
この世界で目を覚ました回数だけ、思い知らされる。
これが、現実なのだと。夢では……ないのだと。

ここはどこなのだろう。とてもとても広い部屋。まるで聖堂のように高い天井。
「誰か……」
いませんか、と言おうとした声があまりに響いて、少女は言葉を途切れさせた。
「シオ君、レオさん……」
二人は、どこへ行ってしまったのだろう。つぶやきに応える者はない。
「……プラちゃん」
意識を失う直前まで近くにいたはずの機械の姿も見当たらない。
自分は、またひとりぼっちになってしまったのだろうか。
ふいに、床のほうから静かな金属音がする。
そこにぽっかりと穴があき、続いて「人」がゆっくりと姿を現した。
「あなたは……」
「お目覚めか……赤き血の神」
機械の合成音のようでいて、青銅の鐘の響きにも似た不思議な声。
姿も、形は似ているが人間のそれではない。
シルエットの美しい長身で、身のこなしは優雅だが、その青年には「柔らかさ」というものが全く存在しないのだ。
その彼がゆったりと歩みより、少女が半身を起こしている寝台の傍らに控えるように片膝を折る。
「あなたも……機械なのですか?」
間近で見る彼は、細かな部品で精巧に組み上げられているのが如実に分かる。
「私は機械の賢者、キク」
少女を見返す瞳は、無機質でありながら深い理知の光を宿していた。


394珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:03:22 ID:Nm2w9pNi
「あなたは、過労で倒れられた。それで、こちらで保護させて頂いたのだ」
「それでは……」
キクがゆっくりと頷いた。
「ここが、『蜘蛛の糸』。この世界の中心部」

※※※

少女は、己の額に手のひらを当てた。
不思議な感触が残っている気がする。
「機械に愛され……人に憎まれる……」
この世界に来たときに告げられた運命を思い出す。それが真実であるのなら、彼は安全だ。
『安心して休まれるがいい。私はあなたの力になろう』
幼い頃、具合の悪かった自分に母がしてくれたようにそっと合わせられた額は、とても冷たく硬かったけれど、嫌悪感は湧いては来なかった。
ただそれだけのふれあいを残して、キクはまた部屋を出て行ってしまった。
静けさの中に取り残されて、心細さが募る。
帰りたいと、そう思った。
もとの世界へ。それがかなわないならせめて、この世界での「友達」のところへ。
膝を抱えて、漏れそうになる嗚咽をこらえる。
反響する自分の泣き声なんて聞きたくない。それなのに。

ふと、さきほど聞いた音が床のほうから聞こえた気がした。
あわてて顔をあげて目元をぬぐう。
キクが戻ってきたのだろうか。
しかし、姿をあらわしたのは、今度は人間であった。
つややかな黒髪と対称的な白い肌。切れ長の目元。見覚えのある人物。
「ヨキ……さん?」
最初にシオと出会った村にいた医師。少女に「蜘蛛の糸」に向かうように告げた張本人。
けれど、いでたちはあまりにも違っていた。
彼女の知識でいうと、「花魁」の装束というのが一番近いだろうか。


395珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:04:24 ID:Nm2w9pNi
印象もまるで違う。中性的で落ち着いた雰囲気から、両性的であでやかな、あたりを圧倒するような雰囲気に変わっている。ただ変わらないところは、その美しさと知性の輝きに満ちた黒目がちの瞳だけ。
「私は……黒き血の賢者」
唇をいろどるのは艶然とした笑み。
「蜘蛛の糸へようこそ。神よ」
「ヨキ…さん……」
ふいに少女は、冷たい感触が背筋を這い上がってくるような感覚におそわれた。
いでたちや雰囲気だけではない、以前とは決定的に何かが違う。
少女は、一歩ずつ近づいてくるヨキから無意識に逃れようと、寝台の上でわずかにあとずさった。
「おや、どこへ行かれるつもり?」
芝居がかった様子で瞳を見開いたヨキが、静かに腕をあげて少女を指差すようにする。
「え!?」
唐突に、体が動かなくなった。
「ど…どうして……」
どんなに力をこめても指先ひとつ動かすことが出来ない。
少女は悟る。違和感の正体は「恐怖」。
ふ、と力が抜けていく。抗えない。
「きゃ!」
寝台に崩れて、ただ、近づいてくるその人を見ていることしか出来なくなる。
「機械たちも…キクも…防人たちも……皆あなたを欲しがる」
寂しげな笑みが、なぜか怖い。
打掛がばさり、と床に滑り落ちた。
「違うのは……この皮膚の下に流れる血の色だけだというのに……」
衣擦れと、取り捨てられた髪飾りが床に落ちる音。
「私とあなた……同じ女でしかないのに……」

寝台が軋む。
薄物と細い帯のみまとい体の線も露わな女の、わずかな重み。


396珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:05:28 ID:Nm2w9pNi
「……っ」
少女は、こみあげてくる恐れに息を詰める。
女の瞳の中に、狂気を見たような気がして。
「こ…来ないで……」
頬に、冷たい指が触れる。
「や……お願い……やめてください……」
逃れられない現実から逃避するように、少女は固く目を瞑った。そうすることしか、出来ることはなかった。

※※※

「っ!」
唇が、重ねられた。頬に触れていた指が、耳をなぞり、首筋をたどっていく。
冷たい感触が、鎖骨を幾度も撫でる。
挿しいれられた舌が、ゆっくりと口の中を犯していき、這い降りた手が、衣服の上から胸を掴むようにする。
「ん……んんっ……」
少女は息苦しさにのどを鳴らす。それ以外のことは何ひとつ出来ない。
舌を絡められて、飲みきれない唾液が口元をこぼれる。
目元に血が上ってくるのを感じる。体が……熱くなる。
逃げたいのに、抗いたいのに、体に力が入らない。誰も、助けてくれない。
制服の裾がたくし上げられる。胸をあらわにされる。
指先で頂をもてあそばれると、皮膚が引き攣れるような感覚が走り、それがつま先や背筋に伝わっていく。
「……っ……」
悔しくて、恥ずかしくてこぼれる涙がとめられない。
ようやく、唇が開放される。
「や……め……おねが……」
苦しさに息があえぐ。
それを見てヨキが浮かべた笑みが、冷たい。


397珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:06:28 ID:Nm2w9pNi
「抵抗がないのはつまらないかと思ったけど……いい声だね」
唇の端を伝っていた唾液をゆっくりと舐める。
「とてもいやらしくて、いいね」

そっと撫でるだけのくりかえしが、感じたことのない感覚を生み出していく。
「ちいさい胸のほうが感じるそうだよ。うれしい?」
そんなことを言いながら、ヨキが頂に口づける。
「……っつ……んっ!」
舌でそっと撫でられただけなのに、刺すような痛みを感じる。そして、肌が粟立つような感覚も。
「噛んでもいないのに、ほんとに感じやすい……」
さげすむような言葉。
「嫌……ヨキさ……やめて…くださ……」
スカートの裾がたくし上げられて、太ももにも手のひらが這う。
「や!……やめて!」
「こんなにきれいな肌で」
「いや……助けて……」
下着を下ろされる。こぼれる涙がとめられない。恥ずかしい。恥ずかしい。悔しい。怖い。
「助けに来るのは誰だ? シオか? レオナルドか? それともカーフ? お前のここが受け入れた相手は誰だ?」
「ちがっ……そんなこと!」
「ならば、なぜこんなに濡れている」
「……やっ……ちがう……違います……」
シオも、レオも大切な友達なのに。無理やりさらおうとした相手となど、そんな風にするわけないのに。
「ここに聞けば、わかることだけど」
開かされた足の間に、ヨキが指を近づけた。
「やあっ!いやあっっ!!」
ヨキの意図を少女が察するのとほぼ時を同じくして、体の中に侵入してきた異物感。
「いやっ……いやあぁっ!」


398珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:07:27 ID:Nm2w9pNi
指が増やされて、痛みを感じる。
「痛っ…やめてぇっ!!」
二本の指に体の中を探られる。痛い、恥ずかしい、情けない、恥ずかしい、怖い、恥ずかしい。浅いところから深いところをゆっくりと辿る指の動きが繰り返される。
「あ……ん……っ……」
苦しくて、声を呑みきれない。
ふいに、ヨキが指を抜いた。無造作なその抜き方にまた痛みが走る。
「……あ……っ」
次は何をされるのだろう、と少女は怯える。
しかし、少女の予想に反し、ヨキは少女に背を向けてあっさりと寝台を降りてしまう。
ぼんやりとした視界の隅で、打ち掛けを羽織りなおしたヨキが、一度だけ振り返った。
「もう三人も防人に出会っていながら、誰も篭絡していなかった……」
呆れたようなため息。
「自分のものにしておけば、その者は己の願いよりもあなたを守ることに命をかけるだろうに……」
艶やかな後ろ姿が遠ざかっていく。
「もっとも、最初の一人にしか血の支配は効かないから、せいぜい強い相手を選ぶことだ」
姿が、消えていく。
「これが、私の預言だ。神よ」
そして、その美しく冷たい声の残響だけが、少女のもとに残された。

※※※

少しずつ、体の力が戻ってくる。身を起こし、乱された制服を直す。
まだ、胸が張っている。体の中心に異物感が残っている。
涙をぬぐう気力もなかった。
これが、この世界なのだろうか。
『これが、私の預言だ』
女であることを武器にせよと。
体を玩弄されるやるせなさに、耐えろというのか。


399珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:08:23 ID:Nm2w9pNi
「……っ……」
嗚咽をこらえきれない。
高い天井に切なく響く自分の声。
どうして、どうしてこの世界は私の世界ではないのだろう……。

「我が神……」
いつの間にあらわれたのか、傍らにキクの姿があった。
始めに来た時のように床に片膝をついて、静かな目で少女を見ている。
「……キク……さん……」
「怯えなくていい。私は何もしない」
キクの手には、ヨキが置き去りにしていったらしい髪飾りがあった。
「……彼女は、哀れな人だ」
つぶやくようにキクが言う。
「私は機械だが、彼女は人間だ。賢者としての悠久の時を、私は彼女と分かち合ってはやれない」
無機物で構成された瞳が、切なげに揺らいだように見えた。
「私は、黒き血の人間を憎むように作られているから……」
「キクさん……」
胸が痛んだ。
憎しみの無限の連なりに。そして、そのメビウスの輪に、自分が取り込まれていることに。
とめどなくこぼれる少女の涙。
それを拭おうと、機械の青年は手を伸ばす。
けれど、触れることは出来なかった。

機械の手では、人の涙は拭えはしないのだ。

                                《了》


400珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/11/29 21:13:55 ID:Nm2w9pNi
以上です。いずれキク×神も書いてみたいですが、これの続きとしての
レオ×神も書いてみたいです。



401名無しさん@ピンキー :04/11/29 21:26:54 ID:LsGsmVe7
リアルタイムで投下に遭遇。GJ!そして乙でした。
静謐で丁寧な描写が逆に淫靡さを駆り立てて、とても良かったです。
続きのレオ×神とキク×神の投下、楽しみに待っています。

402名無しさん@ピンキー :04/11/29 21:31:24 ID:VYJ/OCls
う、うまー 乙ですたみなさん

403KINO ◆v3KINOoNOY :04/11/29 22:39:26 ID:OuplCYUG
>珊瑚氏
ヨキ先生が切ないです。ヨキ先生の気持ちが。
神様、今週非常に切ないです。


車輪の歌の続きになってるものを落としても大丈夫でしょうか?

404名無しさん@ピンキー :04/11/30 00:06:45 ID:zRRKkGht
オケイです。

405SS保管人 :04/11/30 00:58:35 ID:tneaK1CQ
2chエロパロ板SS保管庫
http://sslibrary.arings2.com/

収蔵させてもらいました。

406通りすがり :04/11/30 01:09:23 ID:YoDRoVgP
KINO氏も珊瑚氏もキター!
こ、この色気…すげぃす。GJ、ただもうGJ。

とりあえず以前のシオ神の続きを落として、もれは読む派に戻るす

407通りすがり :04/11/30 01:09:58 ID:YoDRoVgP

 唇の中は暖かそうで、吸い込まれていくようで、何も考えずにそのまま口付けますた。
 柔らかい唇のすぐ向こうは壁のように在る歯。さらに深くすすもうと、神様を抱しめていた手を
動かして砂漠の上に倒します。神様の舌が一番熱くて、自分の舌を必死に絡めながら、もれは神様
の体の熱さを覚えようとしますた。
「…っ、…」
 神様が、苦しそうにのけぞって顔を離します。小さく喉を動かしたので、飲みこまなかった唾液
を二人分、そのままお飲みになったのが分かりますた。息のかかる距離で、見つめ合います。
 さっきまでの涙とは違う色を含んだ瞳、それに映りこむもれの顔も、なんだか初めて見る表情を
していますた。
 父ちゃんがヨキ先生と居る時、ふっと見せる顔のような。
 慕情。
「…シオ君……だめです、離れて…」
それでも先に声を出したのは神様ですた。
 もれ…難しい言葉わかんねすけど、神様の心のあったかさはよくわかってるす。
 体も口も舌も、みんなあったかいのも、今ならわかるっす。
「……離れて寝たら神様のお体が冷えるす」
 神様は首をふりますた。
 小さく小さく、勘違いにもできるくらい小さく。
「シオ君の焚いてくれた火があります。涙はシオ君が舐めてくれました。……理由も。砂漠を先導
してくれたことも、七の村で助けてくださったことも。シオ君は恩人です。恩人に甘えてはいけな
い」
 言いかけようとすると、口が塞がれますた。
 二度目のキスは、さっきまでの貪るようなものではなく、苦しくなく息の出来る分長い口付けで
した。

408通りすがり :04/11/30 01:11:27 ID:YoDRoVgP

「…だから奉仕するなら私からなのです」
 口が離れた時、焚き火の火は青からオレンジへと変わっていました。神様の細い指がもれの頬を
撫でて喉まで下がっていき、そこで離れますた。
「もれ、よく……わかんねす」
 神様は、少し眉を下げて、それでも触れた唇は微笑みますた。
「あなたが大きくなった時――きっと待たせません、あと少しだけ時間がたったら――きっと分か
ります。今は体の都合がつかないけれど……その時私はきっとあなたに感謝を返します」
 感謝。神様は、間違っているす。返すのは、感謝しなければならないのは、何気なく無償に
救ってくれた神様に感謝すべきなのは、もれのほう。
 そう言うと、神様はまた、淋しそうに笑ったのですた。



「ふん、それで? まさか終いじゃねぇだろうな。俺は神がどういうムスメだか聞いたんだぜ」
「だからそういう謙虚で優しいお方すよ。レオは何を聞いてるすか」
「ベタベタのノロケに間違いないと思うが」
 今は六の村に向かう途中す。
「レオは神様の言ってた意味がわかるすか、教えて欲しいす。もれは…神様が好きすけど、あの言
葉の意味がわかんないうちに言っちゃいけない気がするんすよ」
 レオが嫌な顔をしますた。
「のんきな奴だ。その前に、神がどこぞの防人の願いのために死ぬかもしれない」
 もれは乾いた唇を舐めて、言いますた。

「それだけは、もれが死んでも絶対にさせないす」






409名無しさん@ピンキー :04/11/30 05:54:59 ID:5dWOzuh4
神シオ(*´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ

410名無しさん@ピンキー :04/11/30 17:35:33 ID:5G02ZApi
乙ですた

411KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 00:57:09 ID:jHUD1DgZ
べたべたののろけの続きを……気になるのですが


車輪の歌の続き。アルヨキ。NGワードKINO


412KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 00:58:38 ID:jHUD1DgZ
◆Strawberry Moon―悲鳴を唇で覆って消すのは残酷?―◆




「おい、なんだそれは」
「アールマティーっていうの。よろしくネ♪」
裏声でアルはそんなことを口走る。
「だから、なんでお前が護神像を持ってるんだと聞いてるんだ!!」
「お前、興奮してしゃべると高血圧で血管切れて死ぬぞ?」
ヘッドゴーグルを直して、煙草に火を点けて。
「譲り受けた。先の防人から。大地の護神像アールマティー。俺の相棒だ」
まるで祈るようなその護神像はアルの隣にふわり、と浮かぶ。
咥え煙草の青年は、ただぼんやりと灰色の空を眺めるばかり。
大地の防人として、彼はこの先ずっと自分の命が尽きるまで人を守らなければならない。
「カーフ」
「何だ」
「重てぇ……護神像を引き継ぐって事がさ……」
他人のために全てを捧げる。
それが防人の務め。
彼の手の甲にはしっかりと防人としての印が押されているのだ。
献身と敬虔の名を持つ護神像を従えて、この先の残りの日々を生きる。
それがどれだけあるかとう確約など無い。
一分後には死んでいるかもしれないのだから。
小さなボルトが、掌で何かを囁く。
このボルトのように、自分も明日には朽ちているのかもしれない。
この砂漠に朽ちることさえ許されない身体。
預言者の声が脳内でこだまする。
頭を振って打ち消して、来るはずの明日が見えないままでいた。

413KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 00:59:14 ID:jHUD1DgZ
「アル、一体どこに行ってたんだ?心配したよ」
ぱたん、と閉じる扉。
護神像を引き継いでから、男はどこか思い悩んだ表情を見せることが多くなった。
ベッドに腰掛けて、俯いたまま。
「アル」
「……ヨキ……俺、いつまで生きてられんだろうなぁ……」
それは、彼の正直な気持ちだった。
機械に食われるのか、護神像に食われるのか。
土に返れることだけは、叶わない。
「馬鹿なことを……アル、お前はそんなに弱くは無いよ」
「死んじまったらさぁ……もう、ヨキとキスできねーじゃん……」
触れることも叶わない。
どれだけ手を伸ばしても、抱きしめることすらできないのだ。
死というものを間近で考えたことなど無かった。
精々ありきたりな老後が待っているものだと思っていた。
喧嘩をしながら、ひたすらに日々を甘受する生活。
けれども、それは一転して先の見えないものに変わって。
憂鬱と不安は蝶を織り成し。
それが目の前でひらひらと羽ばたく。
「馬鹿……」
「大事だろ。俺、お前のこと愛してんだもん」
あなたの唇に触れて、あなたの盾になりたい。
できるだけその唇が、悲しい言葉を紡ぐことが無いように。
その言葉を封じる優しいキスをして。
「守れってんなら、守るさ。人だって、誰だって。けど……」
力なく笑う唇。
「俺が守りたいのは、お前だけなんだ……」
護神像は、願いを叶えるという。
彼の願いはただ一つだけ。
彼女を守り、その傍に居たいということだけなのだ。
他に、何も要らない。

414KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 01:01:45 ID:jHUD1DgZ
「……ヨキ……」
抱きついてくる男の表情は見えないはずなのに。
どこか泣きそうなのが、はっきりと見えた。
その背を抱いて、肩口に顔を埋める。
「俺が死んでも、俺のこと忘れないか?」
「……忘れるわけが……ないよ……」
「……ん……」
少しだけ、強く抱かれて。
同じように、背中を抱きしめる。
嗚咽を噛み殺すかのように、彼は彼女を抱きしめた。
「アル」
少しだけ身体を離して、頬に手を当てる。
同じ色の瞳の目線が重なって、小さく微笑む。
掠めるように、触れた唇がほんのりと熱い。
乾いた音を立てて、ゆっくりと離れた。
「泣かないで……アル……」
「泣くわけねーだろ……俺、男だもん」
痛いのは、声無き悲鳴。
心の中で繰り返される言葉は、喉で痞えて発せられることはない。
涙を流せないことのつらさ。
言葉は、発することで束縛を解除してくれる。
しかし、胸に溜めればいつまでもその鎖で縛り付けるのだ。
「嫌だったら、嫌と言ってもいいと思うよ、アル」
「……んー……」
自分たちはめぐり合ってしまった。この砂の世界で。
確かなものは、こうして感じられる体温と息。
すれ違うだけの日々ではなく、自分の手で掴み取ったもの。

415KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 01:02:38 ID:jHUD1DgZ
「アル」
襟元を掴んで、軽く引き寄せる。
軽く唇が触れて、静かに離れた。
「外に行こう、アル」
珍しく、彼女が彼の手を引いて扉を開く。
うなだれたままの彼を連れて、砂丘の一番高いところを目指した。
砂の海から浮かぶ、熟れた苺の月。
男の身体を抱くように支えて、その月を眺めた。
「アル、月が綺麗だよ」
「んー……だな……」
子供をあやすように、背を摩る白い手。
ぽふぽふと優しく叩いて、抱き寄せられる。
「アル」
「んー……?」
「お前は、私のことが好きかい?」
こくん、と頷く姿。
「私もお前が好きだよ……アル」
耳に響くのは、煙に溶けてしまうそうな愛の言葉。
たった一つ、この世界で信じられるもの。
「お前となら、心中しても良いって言ったのは、嘘じゃないよ」
絡ませた指先。
きゅん、と伝わる互いの気持ち。
心の欠片をキスで分け合えるから、人は誰かのために強くなれる。
「ヨキ」
「ん?」
「俺も、お前のこと好きだ」
その日、初めて見た笑顔は少しだけ疲れた優しい笑み。
ふわりと漂う護神像を一撫でして、ヨキも同じように笑みを浮かべた。
「アールマティー、ちっと向こうに行っててくれや」
護神像を少しだけ遠ざけて、アルは女の肩を抱き寄せる。
触れた肩口から、伝わる温かさ。
砂漠の中で見つけた本当の気持ち。

416KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 01:03:58 ID:jHUD1DgZ
「綺麗だよなぁ……」
「まるで蕩けそうな苺だ」
「いや、お前がだよ。ヨキ」
耳に触れる唇と、閉じた瞳。
額が触れ合って、そっと離れる。
甘い甘い、二人だけの空間。
「ふふ、いつものアルに戻ったね」
「んじゃ、いつもの俺らしく……」
きゅ、と鼻先を摘む白い指。
「調子に乗るな」
「俺が乗りたいのはヨキだけだって何回も言ってるだろ?」
笑い合えるこの時間が、愛しくて、自分たちを縛り付ける。
この手を離すことなど、どうしてできようか。
「ヨーキ」
寄せられる頬。
「好っっっきだせぇっっ♪」
「分かったから離せ!!それから、髭くらい剃れ!!」
「髭も込みで愛して♪」
「痛い!!アルっっ!!」
「はぁ〜〜〜〜い。何かなぁ?ヨキ〜〜〜〜」
君の事を、忘れたりはしないから。
君の言葉だけが、自分にとっての真実。
この血の色が、罪だというのならば。
どこにでも二人で堕ちて行こう。
「俺、お前を守れるんならそれでいいよ、ヨキ」
君を好きで、君のが望むなら、君のために。
この世界を守ろう。
数え切れない人間の中に、君がいるから。


417KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 01:04:47 ID:jHUD1DgZ
「ヨキ」
舐めるようなキスを繰り返して、互いの身体を抱きしめあう。
そのままゆっくりと唇は下がって、ボタンに指が掛かる。
ぱらり…落とされる上着。
白い肌に、浮かぶ月の赫色が描く淫猥な艶色。
「ここで……?」
「ダメ?」
肌に吸い付いて、小さな歯型を刻み付ける。
「…ァ……っ…」
半裸の身体が、男を誘う。甘えたいなら、ここまでおいでと。
「……ちっ……邪魔が入りやがった」
ヨキから身体を離して、アルは斜め後ろを見やった。
砂の中から這い出るように現れた機械の頭先。
「アールマティー!!合体だ!!」
護神像を纏い、男は砂を蹴る。
躊躇う事無く左手でその心臓を掴み取り砕く。
ぐちゃりと生暖かいのは、それが命を伴うからなのか。
「!!!!」
ずきん。走る激痛。
頭を抱えるようにして、ヨキはその場に座り込む。
耳に響くのは機械の断末魔の悲鳴。
「う…あ……あ!!」
心臓を直に掴まれ、締め上げられるような感覚。
(……機械の……痛み……?)
「ヨキ!!」
合体を解いて、アルが駆け寄ってくる。
抱き起こして、身体に纏わり付く砂を払いながら心配そうに覗き込む黒い瞳。

418KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 01:05:49 ID:jHUD1DgZ
「顔、真っ青だぞ。大丈夫か?」
「あ……ああ……平気だよ……」
額に浮かぶ汗を拭って、呼吸を整える。
それでも、この動悸は治まりそうに無い。
(君は、黒き血の賢者。いずれ我らと共に動くこととなる)
脳内をよぎるのはキクの言葉。
(私が……賢者……?)
落ちる汗が、感覚を呼び覚ます。
「ヨキ?」
「……アル……」
男の胸に顔を埋めて、ヨキは目を閉じた。
「何があっても、私を離すな」
その言葉の意味を理解してしまうことは、キクの存在を認めてしまうことだった。
「当たり前だろ。絶対に離さない」
震える身体を抱きしめて、同じように瞳を閉じる。
この恋を抱きしめて、離さないと決めたのだから。
「例え誰が相手でも、絶対に」

419KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 01:06:18 ID:jHUD1DgZ
二人が不幸だったのは、その運命に魅入られてしまったこと。
そして、幸せだったのはその運命を見据えることができたこと。
(機械の賢者……だったらその心臓、抉り出してやる……)
痛むのは、胸の奥。恋人と共に居る限り、悲鳴は彼女を締め上げる。
その痛みを抱いても、二人でいたいと願う気持ち。
護神像が願いと祈りを溜めるための器ならば。
この心を、全部閉じ込めてしまいたかった。
「ヨーキ、泣かない、泣かない。綺麗な顔がぐちゃぐちゃになるぞ?」
涙を払う指先の優しさ。
舌を絡ませて、温かさを分け合うための接吻。
「大丈夫、アル様が全力で守ってみせっから」



手を繋ごう。手を。
ずっとこうして居たいから。
お願い―――――強く抱きしめて。
もう、泣かなくていいように。



420KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/01 01:07:06 ID:jHUD1DgZ
以上です。

ものっそい長いアシャレオとか持ってきてもいいもんなんでしょうかね。
20KBほどあります。

421名無しさん@ピンキー :04/12/01 03:56:27 ID:BCGOIe/C
>>KINOさん
今回もGJでした。
KINOさんの書かれるお話はどことなく大人な雰囲気がありますよね。
カプの年齢が高いということもあるんでしょうが…

長文は私は読ませて頂きたいと思います。
他の方の意見も聞いてから投下された方がよろしいかと思いますが…

422名無しさん@ピンキー :04/12/01 20:21:59 ID:NHt1CTaU
アルヨキ飽きた。

423名無しさん@ピンキー :04/12/01 20:42:11 ID:9zCmT7PD
今のとこ、女性って神様とヨキ先生だけだからね。ヨキ先生が男の可能性も
まだ残ってるし。
護神像×護神像……なんてのはやりすぎか。
ヨキ×ヨキはやろうと思えば出来る気もする。アニマとアムニスみたいな
感じで。

424名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:03:35 ID:J7cV5JvT
遅レスですが職人様方乙&GJです。
特に珊瑚氏、通りすがりさんの作品は神様萌えなのでおいしく
頂きました(*´Д`*)
キク×神もレオ×神もハァハァしつつ待ってます。

425名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:12:53 ID:vae6P1eW
ついでにKINOも消えてくれると嬉しいんだけどな


426名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:13:31 ID:vae6P1eW
無駄に長いのもイラネ。アルヨキも見習いBさんと珊瑚さんのがあるからイラネ。


427名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:15:38 ID:vae6P1eW
通りすがり様がここに常駐してくれて、KINOが消えてくれればなんの問題もないと思う香具師。



428名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:16:37 ID:vae6P1eW
その証拠に職人は誰もKINOにはレスつけてないだろ。つまり、ウザいってことだ。
分かったらもうくんなよ、KINO。投下するな。ウザいウザい。

429名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:18:02 ID:vae6P1eW
お前が投下するせいで他の職人がこれないんだよ。わかったらさっさと消えろ。ウザいウザい。

430名無しさん@ピンキー :04/12/01 22:51:53 ID:huskM+LW
>>425-429
志村ー、ID!ID!

431名無しさん@ピンキー :04/12/02 00:27:52 ID:Oi9eOU1V
カーフが幸せな思いする話か、もしくはカーフの呼び名が一定しない
話が読みたい。

カッペはたちあがった。そして、遠くを見た。
マープのその目には、蜘蛛の糸が映っていた…

みたいなの。


432名無しさん@ピンキー :04/12/02 00:28:09 ID:MXa4nrws
ここであえてKINO氏のアルヨキがもっと読みたいと言ってみる。
長文OKですよ。少なくとも自分は読みたいです。

433通りすがり :04/12/02 00:29:15 ID:sukDSdYJ
>KINO様
げ、限界ですた…;もっとエロの道を勉強&修行してくるす

ドレヨキを目にして以来すっかり洗脳されてるんすが
ギャグ100%になりそう…だ

434名無しさん@ピンキー :04/12/02 00:50:55 ID:Oi9eOU1V
KINO氏の読みたいんだけど、サイトに行くとここより早く読めてしまったり
するんだよな。なので、ご自分の精神の負担にならないペースで。
ここにはあなたに貼りついてるひともいることだし。



435名無しさん@ピンキー :04/12/02 02:18:48 ID:x/gNqQgP
遅レスだけど神シオ萌えた…
好きすぎて、読むと照れてしまうよ(*´Д`)ハァハァ

436名無しさん@ピンキー :04/12/02 08:36:05 ID:xdgKZnxT
>通りすがり様
次回作も期待してます。ドレヨキ・・・・・・激しく期待してます!!

>434もKINOは来るな、でFAだ。わかったらもう来るなよ。
お前のせいでスレが汚れる。あんな香具師がフジリューの漫画読んでるだけでも許せない。

437名無しさん@ピンキー :04/12/02 08:41:36 ID:xdgKZnxT
サイトも閉鎖しろ。検索してお前のサイトが目に付くだけでむかつく。
スレ住人もお前なんかイラネってみんな思ってる。
珊瑚さんも、見習いBさんも通りすがりさんも、KINOに消えて欲しいって気持ちは一緒だ。
まぁ、俺一人が消えろって言ってるようにみえるだろうけど
住 人 の 総 意 だ か ら w

藻前らもいってやれ。でないとうざい長文とかつまんねークソ文章投下されるぞ。

KINOに消えて欲しい香具師の数




438名無しさん@ピンキー :04/12/02 08:44:07 ID:xdgKZnxT
お前にレスがつかないのは、みんなお前に消えて欲しいって思ってるからなんだよ。
無職の引きこもりの糞腐女子は801板でも池。
職人様がようやく来るようになったんだ。お前がいると邪魔なんだよ。
にちゃんから出て行け。もう来るな!!

439434 :04/12/02 12:47:59 ID:Oi9eOU1V
KINO氏いつでも大歓迎だ。自分はここで読めなきゃサイトに行くのも苦にしない
けど、ここだけで読んでる人もいるだろうし。
でも、粘着されながら投下するのはストレスにならないかとちょっと心配した。


440名無しさん@ピンキー :04/12/02 19:22:30 ID:CpZTy+e7
私もKINO氏のSS大好きです
書くの頑張ってください!応援してます。

441名無しさん@ピンキー :04/12/02 21:39:12 ID:x49HyNPv
通りすがりさんのドレヨキが楽しみだ。

KINOが消えるのも楽しみだ。もう書き込みするなよ。
だれもお前なんか待っちゃいないからな。


442名無しさん@ピンキー :04/12/02 21:48:21 ID:/Cpzzbl9
大した粘着力だな…逆に感心しちゃうよ。
まあ端から見れば、あんたの悪口だらけのレスの方が見苦しい。
スレの雰囲気悪くしてるのはあんたの方だと思うけどな。

443名無しさん@ピンキー :04/12/02 21:57:46 ID:klIrlu+i
去らなければいけないのはKINO氏ではなく粘着荒らしの方。
だよな?皆。

荒らしはみっともないし見苦しいし第一厨房のすること。
自分はKINOさんのSS楽しみだから。

444名無しさん@ピンキー :04/12/02 22:02:45 ID:2kBxB51g
俺はWaqwaq読んでないから悪いけど読み飛ばしてる。
だが,なんでこんなにスレが荒れているのか分からん。
見たところ,一人or数人のエゴイストが不当な弾圧をしてるのかな?

「他者の思考を決めつける」「他者の意見を受け容れない」頭のおかしい人は放置,ってことで良いよね。

所で,俺にも登場人物が分かるデジタリアンで一作キボンヌ

445名無しさん@ピンキー :04/12/02 22:27:20 ID:x49HyNPv
KINOがいるから珊瑚さんや見習いBさんが投下してくれないんだ。
だから、消えろって言ってるわけ。
職人にとっては邪魔だろうし。その証拠にだれも職人はKINOの擁護はしない。
つまり
KINOには消えてもらったほうが職人諸氏も嬉しいってことだ。

446名無しさん@ピンキー :04/12/02 23:22:35 ID:lpFF9J15
ああ、デジタリアンいいね!
ハスキー×アレンティーだな、やっぱ。

あとソウル オブ ナイトとか・・・。
あえてアタウアルパ×ミルキイユなんてこのスレ的にはNG?
過去作品もキボンしてみる。

447名無しさん@ピンキー :04/12/02 23:24:35 ID:Oi9eOU1V
デジタリアンでか……スリーサイズとかテクニックとか感度とかが
ステータス表示されてしまうんだろうか……

禿げしく読んでみたいな、それは。

448名無しさん@ピンキー :04/12/02 23:30:19 ID:x49HyNPv
KINO以外の職人さんキボン


449名無しさん@ピンキー :04/12/02 23:38:55 ID:blZtrP8P
>>448
いい加減諦めて帰れ。

450名無しさん@ピンキー :04/12/02 23:42:19 ID:x49HyNPv
KINO、氏んでくれないかな。

451名無しさん@ピンキー :04/12/02 23:42:48 ID:x49HyNPv
>449
KINOが消えれば帰る。

452名無しさん@ピンキー :04/12/02 23:44:19 ID:2kBxB51g
>>446
おお。それも良いなあ。
ただ,やるとなると激SMになりそうな予感・・・

453名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:11:44 ID:nglodGSR
>>443が呼びかけても、誰も反応なし。
大人しく消えろ、KINO

454名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:14:16 ID:lqThdMe9
反応してもいいんだけどな。KINOは好きな作家だから頑張れ。

455名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:14:46 ID:nglodGSR
>>454
無理すんな

456名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:17:45 ID:lqThdMe9
>>455
お前も本当は好きなんだろ?あやつのSSは。じゃな。

457名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:19:03 ID:nglodGSR
>>455
KINOのせいで好きな職人さんが追い出されたんだ。

458見習B ◆x.7imV2WLo :04/12/03 00:20:58 ID:SLXHkXRy
携帯から失礼します。
何か名前出されて勝手に決め付けられてますね、自分も珊瑚さんも。
勝手に決めないで下さい、荒らしさん。
自分はKINOさんのファンです。KINOさんにはスレにいて欲しいです。


荒らしにレスするのも荒らしだというデフォを承知の上で。

自分に合わないものはスルー、ここはあなただけの場所ではないと、他スレのエロい人の
言葉を借りてみます。
荒すの諦めて去ったらどうですか?


459名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:25:31 ID:nglodGSR
>>458
そうか?本当は邪魔だろ?うざい文章の投下は。
褒めるとこのない文章を無理に褒めるのって苦しいだろ?

おれの好きな職人さんは天才だと思った。
それをKINOが追い出したんだ。
このスレのほとんどの住人がKINOには出て行ってほしいと思ってる。


460名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:27:32 ID:nglodGSR
ここまで住人に叩かれる香具師も珍しいなw
義理で庇ってもらえてよかったな、KINO

461名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:34:18 ID:CDBQl6jK
はぁ。
とりあえず,基本に戻って>>2を見ろよ。おまえら。

462珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/03 00:38:39 ID:egVN2rG+
以前、釣られてスレを荒らしてしまったので極力自粛しようと思ってました
が、自分の立場だけははっきりさせとこうと思います。
KINOさんにはスレにいて欲しいです。好きですから。
それから、荒らしさんに名前を出された後って、正直書き込みや投下しにく
いです。新しい職人さんも来にくいと思います。やめて欲しいです。

合わないものはスルーはこのスレのルールでもあるはず。私も、以後おかしな
レスはスルーします。



463名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:42:07 ID:nglodGSR
>>461もKINOには消えてほしいだろ?

あいつがいなければスレには良質の職人だけが残るんだ。
それはここの住人にってもいいことだろ?

464名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:43:30 ID:nglodGSR
>>462
珊瑚さん。まあ、そうしかいえないよな。
素直にKINOには消えてほしいですとか言ったら今度はあんたが叩かれてKINOになるもんな。


465名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:49:26 ID:CDBQl6jK
窮極的にこちらの意向を無視するつもりらしいです。
こちらからのインプットはまるで受け付けないので,以降スルーよろ

466名無しさん@ピンキー :04/12/03 00:53:32 ID:nglodGSR
KINOの文章おもしろいか?無駄に長くてつまんねーし。
いらないだろ、スレに。投下したら次の職人のために仕方なくレスつけてるのが分かるし。

467名無しさん@ピンキー :04/12/03 01:03:25 ID:nglodGSR
KINOがもうこないっていうまで俺はここに来るけどな。
スレのためを思うなら、もう来ませんって書けよ、KINO

468名無しさん@ピンキー :04/12/03 01:11:10 ID:lqThdMe9
誰とは言わんが、お前も能力者のようだなw 最後に一言いたくてまた来た。寝る前の暇潰しだ。

KINOのSSはカップリングで落差を少し感じるが、トータルで読んでみると良い書き手だと俺は個人的には思う。
ま、本当に個人的にだがね。暇を見つければHPにいって応援してるしな。

まぁ言いたい事は2chなんかでマジになるなって事だよ。お互い同じIDで痛いだろ?
名無しの長文はコテなんかよりも強烈に痛いからな。消えるよw さよなら。

469名無しさん@ピンキー :04/12/03 01:15:42 ID:nglodGSR
>>468
サイトに行く価値もない文章だと思うぞ。
KINOの文章が良いなんていってるのはお前だけだろ。
残りの住人はKINOには消えてほしいってのが本音だし。

珊瑚さんなんかモロバレ。義理で好きですって書いてるのが丸分かり。

470名無しさん@ピンキー :04/12/03 01:18:45 ID:nglodGSR
まあ、スレ住人にスルーされる文章だってのは見ててわかるけどな。
だから、居ても居なくても同じだって事だ。
つまんねー長文投下。だったら消えてほしい。普通の考えだろ?

471通りすがり :04/12/03 01:27:03 ID:+bxFCjyK
待ってください、444さんと446さんが萌え話をふってくれてます
エロパロ板のスレとして、そういう萌え方向でレスしましょう
自分ベジタリアン知らないからワクワクで失礼しますが
カルパッチョ×ヨキ とか
カナディアン×神 とかを、もっと声高に叫んでいきましょうよ。
こういう流れは切なくなってくる。このスレすごい好きなのに

472名無しさん@ピンキー :04/12/03 01:32:18 ID:N6Q31wNX
そうですね。初心に戻りましょう。
萌えー話を繰り広げるのがここのスレですもんね。

473通りすがり :04/12/03 01:41:53 ID:+bxFCjyK
そうです、是非初心に!ここで萌え話できなかったら
もれには発散場所がなくなる…(;д⊂)


474珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/03 01:48:01 ID:egVN2rG+
>471通りすがりさん
も…もうカーフがカーフじゃなくなってますねwカナディアン×神で
なぜかインディアンなカナディアンを想像した私は駄目人間かもしれ
ません……。
「防人は嘘をつかない!俺はお前を愛してるんだ!」
「……カナッペさん!嬉しいですわ!」
「い…いや、俺の名前は……」
「え……やだ、私ったらごめんなさい!カミーユさん!」
「それは女性名詞だ!」
「え……えっと、毛布さん?」
「もう人ですらないのか!?」

ちょっとかわいそうな気もする……。



475名無しさん@ピンキー :04/12/03 02:13:17 ID:BVJPXMMO
毛布って、毛布って・・・・w
人ですらないというか何と言うか、哀れ過ぎて逆に萌えちゃうよカーフ(;´Д`)

476名無しさん@ピンキー :04/12/03 07:48:08 ID:j9ur7XBx
すまんが、スレのためにもKINO氏には去ってもらいたい。
封神のときみたいに。見習いB氏と珊瑚氏、通りすがり氏が居ればスレは回る。
ワンピース総合にも来ないで欲しい。ドラクエにもだ。
あなたのSSは好きだ。けど、スレがここまで荒れるのは普通は在り得ない。

もし、あなたが本当に藤崎氏の作品が好きならスレには来ないで欲しい。
あなたがどう萌え話を振ってもだめだろうし、レスは付かない。
自分もこのレスがあなたへの最初で最後のレスだ。

あなた一人が居なくなることで、通りすがり氏はここで発散ができる。
あなた一人がいなくなることで、珊瑚氏は投下がしやすくなる。
あなた一人が居なくなることで、見習いBさんがここメインに動いてくれる。

だれもあなたを待っては居ない。それはあなたも気が付いてるだろう?
あなたの投下のあとはスレが止まる。誰もあなたにはレスをつけない。
スレが荒れるってわかってるからだ。

あなたが長文投下したい、と申し出ても誰も許可を出してないのもわかるだろう。


477名無しさん@ピンキー :04/12/03 07:52:01 ID:j9ur7XBx
あなたはこのスレを立てた。ジャンプ総合から分離させて、封神と融合もさせずに立てた。
封神もあなたが投下しないなら総合と合併してもいいと出ている。
同じ作家のスレは、板に一つがローカルルールだからだ。

スレを立て、それによって見習いB氏、珊瑚氏、通りすがり氏という三人の神も現れた。

あなたは、もうこのスレには必要ないんだ。
いや、このスレでの役目は終わったんだよ。

即死回避もがんばっていた。その後も誰かが来るように投下もしていた。
少しずつ、住人も増えた。職人さんも来てくれる様になった。

そして、粘着も来た。

478名無しさん@ピンキー :04/12/03 07:56:32 ID:j9ur7XBx
あなたのSSは好きだった。
それ以上に自分はこのスレが好きだ。
悪いが、スレのために退いてもらえないだろうか?

真面目に、みんなに聞いてみる。
自分の考えは以上の通りだ。萌え話で流すのもいいが、一度きちんとした意見を纏めないか?
それに対してKINO氏がどう結論をだしてくれるか。

自分のような携帯組みはサイト観覧は無理だ。
スレにレスがあれば楽しみになる。
けど、荒れてるだけでなにも無いときの喪失感。

ちょっと真面目に考えてみよう。誰がこのスレに必要なのか。

479見習B ◆x.7imV2WLo :04/12/03 08:23:44 ID:CtK62l8W
荒らしにレスするのは(ry と100も承知で。
>あなた一人が居なくなることで、見習いBさんがここメインに動いてくれる。

自分のメインは申し訳ないですが今後もワンピスレで、続いてこことエアマスタースレ。
投下もそう頻繁じゃないです。遅筆なので。
真面目に言いましょう、荒らしのあなたがコテの名前を出したり、延々一人IDも変えずにレスしても
みんなスルーしてるし話題を明るい方向に変えようと頑張ってる。

大事なことに気づくべきは荒ししてる本人、ID:j9ur7XBx、あなたなんじゃないか?
あなたが荒らさなければこのスレはまったりいけるんだ。
KINOさんをみんな必要としてる。
自分の中での結論はそうです。

480名無しさん@ピンキー :04/12/03 09:54:20 ID:uHEatEI5
j9ur7XBx がいるせいで、このスレの存在そのものがウザくなってきたな

481名無しさん@ピンキー :04/12/03 12:02:44 ID:CDBQl6jK
個人的にコンプレックスを持ってる女性というのは大いに萌へるのですよ。
弱点を突かれてムキになっちゃったりとかね。
なのでアレンティー逆ハーレムきぼんぬ

482名無しさん@ピンキー :04/12/03 12:20:34 ID:egVN2rG+
>481
それは萌えますね。かわいくていじめたくなるなる。
実は激しいんじゃないかと思うセイ×カーマもきぼん。
体の丈夫な愛の民ですら音を上げるようなセイのテクとか。

483名無しさん@ピンキー :04/12/03 14:21:15 ID:muHm8LRu
「みんな〜〜だ」って言うのは荒らしでも荒らしでなくても(゚听)イラネ
話したこともない他人のことなのにどうして判るんだよ。
人それぞれ。人生色々。嗜好も色々。
ただここはけちをつけるためのスレではないことをお忘れなきよう。

つーわけで俺もカーマたんハァハァ
カーマたんはインドのセクース秘儀とか知ってそうだ。

484通りすがり :04/12/03 15:35:11 ID:+bxFCjyK
>珊瑚さん
か、カナッペ…wそういうの大好きす。
全力で名前を間違える神に天然なのか故意なのか問い詰めたい。
そしてともに名前を間違えていきたい。

…一回自分も叩かれたことあるから、なんか見てると泣けてくる、という気持ちもある。
本当にいらないならスルー重なってちゃんと淘汰されてくと思うんだ
KINOさん好きはいるし、かわりに通りすがりいらんって人も居ると思うよ。
483さんの、嗜好は色々ってその通り。絶対意見なんて纏まらない。

インドという言葉でヨガを思い出した。あれってどんな体勢もとれるんだよ…

485名無しさん@ピンキー :04/12/03 19:19:50 ID:RSuRqPz5
KINO氏が投下してもみんな華麗にスルーなのはある意味美しいとオモタ。

通りすがり氏の言うとおり、KINO氏は淘汰されていくだろうな。
誰もレスつけないし。見事なスルーだしw



486名無しさん@ピンキー :04/12/03 19:20:51 ID:RSuRqPz5
職人は三人もいるしな。KINO氏が消えたところでスレにはなんのダメージもないってのが本音だろう。


487名無しさん@ピンキー :04/12/03 19:28:47 ID:9Zm/lZ2+
叱咤しながらもちゃんと敬称をつけるおまいらに萌えた。

488名無しさん@ピンキー :04/12/03 19:30:03 ID:RSuRqPz5
>>487
お前もKINO氏はいらないだろ?

489珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/03 19:47:49 ID:egVN2rG+
>通りすがりさん
実はカナッペの時点ですでに人ですらなかったことに書いた後に気付きました。
食べ物……。そして、カミーユの後のカーフのセリフを「それは女性名詞だ!
そんな大人は修正してやる!!」にしたかったのは内緒です。Zガンダム…。

インドでヨガなカーマ…秘儀を知っていてどんな体勢もとれる……
むしろカーマ×セイですか!?カタブツでウブなセイをご指導するカーマv





490名無しさん@ピンキー :04/12/03 19:57:18 ID:3/F8ghWU
珊瑚さんもKINOはスルーの方向だな。誰も庇ってくれなくてカワイソーwwww
もうスレ来れないねー。みんなからスルーされてカワイソーwww


491名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:03:13 ID:lBCs3XIL
庇うだけがFAN心情じゃねぇんすよ

492名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:04:38 ID:3/F8ghWU
>>491
んじゃどんな?
もっともKINOにはFANなんかいねーな。この叩かれっぷりとスルーっぷりでよく分かるwwww

493名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:05:59 ID:3/F8ghWU
ほらほら、KINO早く出てきて「もう投下しません」って言ったら?
お前のSSなんか誰もまってねーからさwww
待たれてるのは酸素さんと見習いBさんと通りすがりさんだから。


494名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:08:07 ID:s7Bssjg3
とりあえず萌えれればいいよ
昔何があったのかまったく分からないから、ヨキ先生や神様やシオやレオや
色んなキャラで萌えれたらそれでいい

495名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:10:05 ID:3/F8ghWU
KINO以外の職人さんのなら萌がある。

496珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/03 20:10:46 ID:egVN2rG+
491さんに禿げしく同意です。私の発言の意味歪めていろいろ書かれるの
嫌ですから。それだけ。立場は一度表明しました。それを信じて頂けると
思ってます。

497名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:13:01 ID:3/F8ghWU
ゆがめるも何も、珊瑚さんがKINOを好きじゃないのはものすごく伝わってくるんだけどwww
KINOさえこなきゃあなたはこのスレの神だしねwww

KINOが来ても神だけどね。あいつのは駄文だからwww


498名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:20:37 ID:3/F8ghWU
住人だって義理でレスつけて、マンセーするのがつらくなったからKINOを追い出したいんだろ?
職人やら住人やらみんなに嫌われちゃってカワイソーwww


499名無しさん@ピンキー :04/12/03 20:21:53 ID:9Zm/lZ2+
KINO氏叩きにずいぶん必死のようで。

500名無しさん@ピンキー :04/12/03 21:21:47 ID:h1ttOGlG
KINO氏も見習いB氏も珊瑚氏も通りすがり氏もみんな大事な神だ!
とスレの中心で叫んでみる。

自分もSS書けたらなぁと思ってやってみたが難しくて書きかけ。
エロ突入直前で寸止めになってしまったOTL
ほんとに書き手さんは凄い。

501名無しさん@ピンキー :04/12/03 21:23:51 ID:lBCs3XIL
>>500
GJ!!


502名無しさん@ピンキー :04/12/03 21:34:04 ID:3/F8ghWU
KINO以外は凄いだろ。
本気でKINOを他の神と同列のおいたら他の神にものすごく失礼だ。

503名無しさん@ピンキー :04/12/03 21:41:30 ID:3/F8ghWU
おまえらだって散々KINOの文句は言ってただろ?
KINOのアルヨキはもうイラネってでてるしな。
俺をあらしっていうなら、KINOだって長文投下のあらしだろ。

何が違うんだ?

504名無しさん@ピンキー :04/12/03 21:43:17 ID:3/F8ghWU
500という新しい神もでそうだしな。
KINOは早く消えろ。他のスレにもクルナ。

505名無しさん@ピンキー :04/12/03 21:56:38 ID:CDBQl6jK
だーかーらー
相手が聞く耳持たないというのは完全に立証された。
だから,皆でスルーしよう。ソレが最善の方法。

506名無しさん@ピンキー :04/12/03 21:59:00 ID:PIcJIkdl
でもこれじゃKINOさん投下できないよね……
私一人が待ってるって言っても投下してくれないよね……

507名無しさん@ピンキー :04/12/03 23:10:04 ID:OUTKDAsU
>>506
KINOさんが投下しないほうがスレのためなんだよ

508名無しさん@ピンキー :04/12/03 23:18:21 ID:OUTKDAsU
ここでKINOさんが投下したらスレが荒れるのは見えてるしなー。
待ってる人は少数だろうけど、KINOさんがどんな行動を取るかは気になる。


509名無しさん@ピンキー :04/12/03 23:27:22 ID:lBCs3XIL
 早     /::::l:::l::、:::::、:::::ヽ::、::::::::::::\:::\::::::::ヽヽ::::::ヽ   駄
 .く      /:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ、::::::::::\:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',   目 
 な.     /:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::\:::ヽ、::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::!  だ 
 ん   ハ:::l:::::、::::ヽ::::\:::::\:::::::\:::`ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::l
 と   /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::、:::::ヽ:::、:\::::: \::::::\::::!::::ヽ:!:::i:::l:l  こ
 か  !:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::\:::ヽ::::\:::\::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|   い
 し  j/:::l:::::!:、:::!::ト、:、:ヽ:::::`ヽ{、::::::\::::\{、::::::::::::::::i::!::l:l !   つ
 な    l:i:l::::i::i:、:l::lテ=-、:ヽ、_、::\_,≧ェュ、_、\:::::::::i::li::!::リ   :
 い   !ハト:{:!:i:トN{、ヒ_ラヘ、{ >、{ 'イ ヒ_ラ 》\::l::!:ト!!:l::l!     :
 と     ヽ i、ヽ:ト{、ヾ ̄"´ l!\   `" ̄"´  |::!:l::! j:ll:!
  :      !::、::::i      l             u |:::/lj/l:!リ
  :        ヾト、:!u                 j!/ j|:::リ
          ヾ!    ヽ  ‐       u /イ´lハ/
            }ト.、  -、ー-- 、__      /' !:://
             リl::l゛、  `二¨´    /  |/:/
         rー''"´ト!::i{\       /  / !:/
        / ^ヽ  ヾ!  ヽ _,,、'´    /  j/

510名無しさん@ピンキー :04/12/03 23:33:47 ID:OUTKDAsU
KINOさんが出てきてくれると一番分かるんだけどな。
ぜひどうするかを聞きたい。


撤退宣言するしかないとは思うんだけどね。

511名無しさん@ピンキー :04/12/03 23:37:25 ID:OUTKDAsU
今のところKINOさんに撤退して欲しいのは俺を入れても半数くらいっぽいし。
職人さんだと珊瑚さんはKINOさんに好感は持ってないしな。


512名無しさん@ピンキー :04/12/03 23:58:06 ID:egVN2rG+
私もKINOさん待ってます。506さん、あなただけじゃない。

といいますか荒らしの人、オフで何か嫌なことでもありました?
粘着しすぎです。スレに八つ当たりするのはやめて下さい。

513名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:03:41 ID:yLjsG40/
言ってもいいか?駄目だと思ってずっと我慢してたんだけどさ。
叩きやってる香具師へ

 ☆ 必 死 だ な ! !

514名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:09:00 ID:HUmGQ4L7
>撤退宣言するしかないとは思うんだけどね
そういう状況を作ってる人の台詞でしょうか

>珊瑚さんはKINOさんに好感は持ってないしな
珊瑚さんに失礼でしょう


515名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:10:37 ID:/SYH6oz8
俺には☆がどんな人なのか、どんなSSを書いていたのか
何が原因でKINO氏と揉めてどんな風になったのかがさっぱりわからん。
教えてエロい人

516名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:12:33 ID:HUmGQ4L7
と言いますか、叩き、荒しに反応すみません;

SS書きの方々、いつも楽しみに読んでおります。頑張って下さい。
神様とヨキ先生萌へー

517名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:15:54 ID:0byVMiTv
KINOのアルヨキばっかりでお前ら楽しいか?

518名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:23:19 ID:0byVMiTv
同じ書き手の同一CPはウザがられるってのをKINOはわかってないな。
よほど実力のある書き手じゃないと受け入れられない。
KINOのSSにはそれがないから、たたきにも合うし、スルーもされる。

519名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:24:08 ID:0byVMiTv
珊瑚さん、ID一緒だよw


520名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:34:21 ID:UzrCTjl7
自分はKINO氏のアシャ×レオがまた読みたひ

521名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:37:58 ID:0byVMiTv
俺は読みたくない


522名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:43:04 ID:0byVMiTv
KINOさえいなきゃこのスレいいスレだぞ

523珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/04 00:47:49 ID:OvG9/UVz
>519さん
一度コテハン付けたら名無しで発言してはいけないんですか?
まぎらわしいなら、ずっとコテハンでいますよ。
投下と、名指しのレス関連と、職人として発言したい時以外は今まで
いつも名無しで発言してたんですけど。
ずっとコテハンではうるさくありませんか?住人の方々。




524名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:50:04 ID:oRIx0BqJ
逆だ、荒らしのお前さえいなけりゃいいスレなんだ

こんな状態じゃ誰も投下できない。
このまま荒しは好き放題に暴れ、結局誰もいなくなる予感。
KINO氏ガンガレ。
荒らし消えろ。

525名無しさん@ピンキー :04/12/04 00:53:29 ID:0byVMiTv
>珊瑚さん
あなたは叩かれること無いから大丈夫だよw

KINOなんかコテ出しで萌え話するだけでスレをあらすプロだからな

526通りすがり :04/12/04 00:59:29 ID:6+zfWOy1
>珊瑚さん
もれは名無し&コテハンでいいと思う。
コテハンずっとはどうなんだ?みたいなことを前に言っていた様だし
(カミーユはやはりZでしたかw)

ここであえて500さんの寸止めss投下を希望してみたい。

527珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/04 01:02:14 ID:OvG9/UVz
あ…よく見たらまた釣られてた…
クシャスラにでも喰われて逝って来ます_| ̄|○


528名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:02:44 ID:0byVMiTv
>通りすがりさん
あなたもKINOには出て行ってほしい派だと思ってるんだが。

ここまで複数の叩きにあうコテも珍しいなw

529名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:08:00 ID:0byVMiTv
ここまで言われてずっとだまってるKINOも珍しいな。
もっと痛い発言が出るのを待ってるのにw


530名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:14:44 ID:0byVMiTv
KINOのサイトまでいってあらしてる暇人まで出てきたな。
俺はここにKINOが来て痛い発言するまで待つけどなw

531名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:17:57 ID:UzrCTjl7
今一度>>2を皆読め。
いやな作品&発言はスルーで何か問題あるのか?

532名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:20:42 ID:0byVMiTv
問題ないだろ。
それにしたがってKINOはスルーされてんだしなw
早くいつもの「もう来ません!!」がみてぇ!!!


533名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:22:46 ID:UzrCTjl7
いちいち叩く必要もないだろ。大人になれ。

534名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:27:48 ID:0byVMiTv
面白いんだよ。
投下しても綺麗にスルーさてんのがw
他の職人はレス付いてもKINOはまるっとスルーされてる。
俺も書き手だからスルーがどれだけダメージでかいか分かるしなw

お前らも楽しんでやってるのがわかるぞ。嫌いな書き手を追い出すにはスルーが一番だからな

535名無しさん@ピンキー :04/12/04 01:39:30 ID:0byVMiTv
今頃真っ赤になってモニター見てんのか?
腐女子のKINOさんw

早く出てきてw
みんな待ってるよw


536名無しさん@ピンキー :04/12/04 02:52:04 ID:4KZXx10l
エロパロにしちゃすごい勢いでレス回ってるね
荒らし、スレの消化が目的なのではないのか?と言ってみる

これだけじゃなんなので「富良兎萌え!」とさけんどく。

537名無しさん@ピンキー :04/12/04 04:04:44 ID:lxtcabJt
荒らしの勢いが面白いのでこのまま続けて欲しい
次スレ、次々スレとこの調子でやっていたらマジで感心する

538名無しさん@ピンキー :04/12/04 10:37:54 ID:r7Ohur8u
じゃあこっから荒らしID:0byVMiTvに萌えるスレね
素直じゃないID:0byVMiTv
注目されてほしいID:0byVMiTv
萌えポイントつきまくりのID:0byVMiTv

539名無しさん@ピンキー :04/12/04 13:02:29 ID:c9H71M2T
荒らしはいらないよー
普通に萌え話しようよー

540名無しさん@ピンキー :04/12/04 13:46:30 ID:g/AMCibx
とりあえず、このスレ見てる奴が全員21歳以上とはとても信じられん。
嫌な書き手ならスルーでいい。義理レスよりそっちのほうがよっぽどマシだ。
叩くから荒れるんだろうが。過程はどうあれ、全て書き手が問題と取れるレスしてる奴は氏ね。

541名無しさん@ピンキー :04/12/04 13:56:11 ID:ann7BqQG
>>540
IDよく見ろ。
粘着して叩いてるのは常にたった一人だ。

542名無しさん@ピンキー :04/12/04 14:11:08 ID:g/AMCibx
あ、ホントだ。でも、訂正はしない。

543名無しさん@ピンキー :04/12/04 15:25:28 ID:qrtVwIa/
Kinoが消えてれば問題無しなのは確かだと思う

544名無しさん@ピンキー :04/12/04 15:58:32 ID:RXKosTYp
KINOには逃げないで欲しいがなー……
別に最近は普通に投下してるだけだし。
と思ってしまうほどにKINOより荒らしの方がうざくなってきた。

545名無しさん@ピンキー :04/12/04 15:58:51 ID:6G4uK0zv
投下しても完全スルーだしな。誰もよまねーよ 

546名無しさん@ピンキー :04/12/04 17:42:14 ID:a4ERkA7G
200レス近く嵐氏との激闘が続いている…
なんか凄いスレだねここ

とりあえず原作終わりませんように…(・人・;)

547名無しさん@ピンキー :04/12/04 18:15:51 ID:L6ouUZJl
Kinoが早く消えてくれますよーに    誰もあいつのSSなんか待ってないし   

548名無しさん@ピンキー :04/12/04 18:18:39 ID:7gySmTgi
誰もまってない、完全スルーなのによく投下するよなー    

549名無しさん@ピンキー :04/12/04 18:20:19 ID:7gySmTgi
激しく同意  Kinoキエロー

550名無しさん@ピンキー :04/12/04 19:22:49 ID:oRIx0BqJ
志村、ID〜w

しかし毎回自演の下手な荒らしだな。

はい、皆これ以降は荒しスルーですよ〜。

551名無しさん@ピンキー :04/12/04 20:08:27 ID:OvG9/UVz
本スレやバレスレで、打ち切りかも?とか回避してるよ大丈夫!とか情報
が錯綜しているwaqwaqですが、私たちが今すべきことは、フジリュー作品
に萌えまくって、その勢いでアンケだして単行本を買うことだと思います。
私は二冊買う決意を固めました!

ホントにフジリューのキャラが好きなんだ!


552名無しさん@ピンキー :04/12/04 20:48:15 ID:uQnyRMno
KINOとかいうのがなにしでかしたんだ?
よむのめんどくさいから誰かあらすじ書いてくれ。

553名無しさん@ピンキー :04/12/04 20:56:25 ID:BxMZAQ/7
<ホントにフジリューのキャラが好きなんだ!

禿同す。
そしてスレの流れを全く無視して
積重先輩×エンちゃんキボンと言ってみるテスト。
意外とラブラブエロエロだと思っているのは俺だけだろうか。
夫婦漫才かましつつね。

554名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:19:10 ID:Va9vaf8N
>>552
連続投下の長文あらしみたいな行動して、住人に華麗にスルーされてる人。
内容は読む価値無しの長文。
住人の殆どからスレからの撤退を望まれてる人。

簡単にいうとこんな感じ。

555名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:30:28 ID:Va9vaf8N
訂正があったらよろ。俺の見解はこんな感じ。

556名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:37:28 ID:OvG9/UVz
>553
やっぱり、エンちゃんを気遣って自分を抑えてたりすると歪んじゃったり
するんでしょーかw
エンちゃんって、始めるまでとか、前戯の途中までとかは積極的そうな
イメージがありますね。でも、だんだん流されて…みたいな。

557名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:42:42 ID:Va9vaf8N
>>552
訂正が無いので554のであってるみたいだ。

558名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:50:05 ID:JkfgJEhw
>>556
歪むってことはつまりモザイク入りまくりですなw
フジリューはあんまり気に入っていないみたいだけれどユガミズム結構好きす。

559名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:51:32 ID:Va9vaf8N
>>544もKINOには消えて欲しい派でFAと。

殆どの住人からうざがられるってのも追加しておくか。

打ち切り回避できるといいな。KINOの駄文は見たくもないが他の神の萌え文章は見たいからな。

560名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:54:45 ID:oRIx0BqJ
>557

IDも変えずに自演ヤメレ。
KINO氏のSSはよく書けてる、俺は好きだ。
そういうお前さんは確か書き手だと言ってたがどんなん書いてるんですか?

561名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:57:18 ID:Va9vaf8N
>>560
どこがよく書けてるんだ?あんなのただのゴミ文章じゃないか。
他のスレでもスルーされてるしなw


562名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:57:54 ID:Va9vaf8N
俺はKINO「もう来ません」が見たいんだよ。
俺のほかにも同じ考えの奴がここには多いからな。

563名無しさん@ピンキー :04/12/04 21:58:20 ID:84a8cEth
NGワードって便利だと思いません?

564名無しさん@ピンキー :04/12/04 22:00:46 ID:JkfgJEhw
>>560
ここは一発脳内スルーですよ。
アーアーキコエナイーみたいな。

565名無しさん@ピンキー :04/12/04 22:01:10 ID:Va9vaf8N
KINOでNGかけるとレスが全部あぼーんだったんだよ。
ウザい以外の何物でもない。

566名無しさん@ピンキー :04/12/04 22:08:06 ID:Va9vaf8N
フジリューの作品を汚されてる気分だ。KINOさえいなければこのスレは凄く良スレになる。
それはお前らもわかってるだろ?
だから俺が代わりに言ってるんだよ。KINOは消えろ!ってな。
お前らだってKINOがウザいってのは俺と同じだからな。


567名無しさん@ピンキー :04/12/04 22:10:59 ID:Va9vaf8N
あ、KINO,投下してみろよ。
全員スルーだから。諦めも付くだろ?
口で待ってるとか義理でみんなつけてるけど、お前がウザいってのは決定だから。
完全スルーされたら、それですっきりするだろ?

568名無しさん@ピンキー :04/12/04 23:00:57 ID:UzrCTjl7
>2は読んだのか。
◆嫌だと思ったらスルーっす。これ基本すよ。が鉄則のはず。

嫌ならお前がKINO氏をスルーすれば良いだろ。
いちいち追い出す必要はない。
ルール守れないやつは来るな。

569名無しさん@ピンキー :04/12/04 23:18:19 ID:ROh+ztEw
ようやく見つけた。ここですね。


108 名無しさん@ピンキー sage 04/12/04 21:53:10 ID:Va9vaf8N
KINOってのをここで引き取って欲しいんですが。
在中スレの住人からうざがられてるのに出て行こうともしません。
住人一同困ってます。

あ、でもここでも困りますかね?あんな産業廃棄物引き取ってくれっていったら

困るんで、こちらのスレで何とかしてください。

570名無しさん@ピンキー :04/12/04 23:27:39 ID:OvG9/UVz
萌えが足りないのかな……。萌える話題があっても発展する前に豚斬りされ
て悲しい……。

571名無しさん@ピンキー :04/12/04 23:34:17 ID:ROh+ztEw
そっちのスレの問題はそっちでなんとかしてくれ。
ものすごく迷惑だ。

572名無しさん@ピンキー :04/12/05 00:10:07 ID:wh1PANQN
KINOさん、もうこないのかな・・・
今まで一度もレスつけたことがないけど、SS待ってます。
スルーじゃないけど、ROMってます。


573名無しさん@ピンキー :04/12/05 00:12:52 ID:gJ4WxyUd
>>571
迷惑かけて申し訳ない。
粘着セロテープそんなことまでしてるのかよ…

574名無しさん@ピンキー :04/12/05 01:10:30 ID:1yS7cuF/
ID変えずにやってるんだから、まあいろいろな意味で偉大だ

575珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/05 01:11:29 ID:d3n9AwSU
>通りすがりさん
今まで通りコテと名無し両方使うことにしました。
…ドレヨキ読みたいな…とねだってみる。

500さんの寸止めも是非光臨キボン。
KINOさんのアシャレオも、投下まってます。アシャがいろっぽくてv
見習いBさんも、また何か読ませて下さいませ。シオ神が特に好きです。

もう、何レスもSSなくて殺伐としてるので、人にねだるばっかりでなく
自分が投下しようかな、と思うのですが、エロなし軽めのレオ神は投下
してもよろしいでしょうか?エロはネタバレ解禁後に、ヨキ先生絡みの
ものを考えてるんですけど。

576名無しさん@ピンキー :04/12/05 01:24:20 ID:2UTJJ6vX
おぉ!
殺伐としたスレにようかんマンのごとく書き手さん降臨で嬉しいです。
レオ神どうぞどうぞ(*゚∀゚)=3

577珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/05 01:27:57 ID:d3n9AwSU
では、失礼します。

「あおいうさぎ」

焚き火を離れて、二人きりになる。
月くらいしか見るものはないけれど、一緒にいられればそれだけでいい。
隣り合って敷物に座る。肩を抱き寄せられて、素直にもたれかかる。
「静かですね……」
「夜は機械も眠ってるんだそうだ。そうでなければ、さすがに野宿など出来ないからな」
耳元で聞こえる少年の声は、心地よくかすれていていつまでも聞いていたくなるような声。
肩を抱いて、そのまま少女の髪を玩んでいた少年の手に、少女はそっと自分の手を重ねる。
応えるように絡められる指。
どちらからともなく、くちづけを交わした。
少年の唇は、乾いていて、熱くて。
少女の唇は、やわらかくて、少し冷たくて。
「寒くないか?」
「少し……涼しい気はします」
寒いといったら、戻るというだろう。でも、寒くないといったら……
「じゃあ、こうしてろ」
こんな風には甘やかしてはくれない人だ。
強く引き寄せられて、胸の中に抱きしめられる。
無駄なく鍛えられた肉体を感じて、少し鼓動が早くなる。
上目遣いに盗み見るとこちらを見ていて、額に軽く接吻をくれた。
頬が熱くなる。砂漠の剣士は淡白な顔をして大胆だと思う。
心の底から、好きだと思った。好かれていることを、素直に信じられると思った。
安心した少女の気配が肌を通して伝わってきて、少年は目を細めた。
華奢で、白くて、この世界で生きるにはひ弱に見える少女の、内側のしなやかな強さ。
それが、今腕の中にあるのだ。
苦痛しかなかった世界から救い出してくれた少女。そして、解放された心で見た彼女は、とてもまぶしく見えた。


578名無しさん@ピンキー :04/12/05 01:28:57 ID:gJ4WxyUd
是非!是非お願い致します!!

579珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/05 01:30:18 ID:d3n9AwSU
「こんな夜には……月のうさぎが私たちを見てどう思うかしら?」
少女はふとそんなことを思う。
「ウサギ?」
何気ないその言葉に、怪訝そうな少年の声が返る。
「それは……なんだ?」
「あ……」
少女はいまさら気付く。ここは、「異世界」。
そして、もうひとつ。
……月に、うさぎが、いる。
見上げた月は、見慣れた月と変わらない。
うさぎが餅をつく、かぐや姫の帰る月だ。
外国ならば、月の中の影の形は違って見えるはずなのだ。
それでは、少なくともここは日本なのだろうか。
「どうかしたのか?」
心配そうに覗き込んでくる少年に、少女は我に帰る。
「いえ……ただ、月が……」
少女は、そこでふと言葉を途切れさせた。
きっと、言っても分からない。それは、仕方のないこと。
「……月には、うさぎというさびしがり屋の生き物がいるんです。……寂しいと死んでしまう……」
ただ、胸に落ちてきた寂しさだけ、分かってもらえればそれでいい。
「じゃあ、あんたは……そのウサギなんだな」
頬をそっとなでられて、いつの間にか涙がこぼれていたことに気付いた。
やさしいくちづけと、なだめるように背をさする手のひら。


580珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/05 01:32:43 ID:d3n9AwSU
忘れて…しまおう。余計なことは全部。
「抱いて……ください」
「そのつもりだ」
今は、この温もりに甘えていよう。
この世界がどこなのか。この少年と、いつまで一緒にいられるのか。全てはいつか答えが出るはず。
ただひとつ、今の少女が持っている答え。
それは、少年が好きだという、気持ち。
「……好きだ」
そして、少年がくれる想い。
何もかも違う世界で、月と人の温もりだけは変わらない。
それが、少女の「運命」。

《終》


いつもとちょっと違う文体に挑戦してみたけどあんまり変わってないかも
ですね…。
ネタバレ絡みヨキ受けの後に、原罪レオ神バージョンを書きたいかなと思います。


581名無しさん@ピンキー :04/12/05 01:38:21 ID:2UTJJ6vX
激しくGJです!
神様に「抱いて……ください」なんて言われたら…(*´Д`)ハァハァ
神様の全てを受けとめようとするレオ(・∀・)カコイイ!! 

582名無しさん@ピンキー :04/12/05 01:54:36 ID:Pt08ozS8
うはー非常に萌えました。GJ!
いじらしい神さまと、いつもよりも素直なレオが素敵。
次回作のヨキ受け・原罪のレオ神、ともども期待して待ってます。

今までロム専だった自分も何か書きたくなってきた…。

583名無しさん@ピンキー :04/12/05 02:13:19 ID:gJ4WxyUd
珊瑚様GJです!
神様もレオも素敵ですー!

>582さんも是非!
あぁ、自分にも文才があればなぁ…。

584通りすがり :04/12/05 02:48:14 ID:qrZ+MRGG
>珊瑚さん
乙です!
暴れるほど萌えましたw 次回ヨキ受けも楽しみす
ドレヨキ…すいません、なかなかエロにいけませんので;

職人さんが増えそうで嬉しい。

585名無しさん@ピンキー :04/12/05 08:14:44 ID:HLPgmrJg
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 神様!神様!
 ⊂彡  GJ!GJ!

586名無しさん@ピンキー :04/12/05 12:52:52 ID:iw8hGvcY
あとはKinoさんが帰ってきてくれれば  Kinoさん、投下待ってます   

587名無したん@ピンキー :04/12/05 19:22:34 ID:ZU9dI6hw
KINOのホムペ閉鎖したのか?

588名無しさん@ピンキー :04/12/05 22:13:22 ID:PBSxhcVp
KINOを粘着して叩いてる奴・・・
某中学生君みたいだねwwwwww
kimoi

589名無しさん@ピンキー :04/12/06 00:10:38 ID:BPY7ozQF
バレOKの時間なので。
アランx護神像はOK?


590珊瑚 ◆vnqO/goVIo :04/12/06 01:38:55 ID:2ol7iz4k
私はOKですけど、ネタバレなので、他に二、三人のOKを待ったほうがいいか
もしれませんね。

ここから、ちょっとだけスレ汚しをお許し下さい。
予告しておいて逃げるみたいで申し訳ないんですが、私、ROMに戻ります。
荒らしの人に粘着利用されていたので、KINOさんが来なくなった原因の責任が
私にもあると思うからです。
ひょっとしたら、荒らしの思う壺なのかもしれないけど、次は私が荒れる原因に
ならないとも限らないですし。一度、ターゲットになった時点で去るべきでした。

他の職人の方々、頑張ってください。KINOさん、もし落ち着いたら帰って来て
下さいね。それから、トリップ入りで送ったメール以降、私がメールすることは
ありません。ただ、あなたの心の平穏をお祈りします。

騙りに釣られたり、いろいろすみませんでした。
そして、今までありがとうございました。


591名無しさん@ピンキー :04/12/06 02:18:33 ID:iFnGk2Tk
珊瑚さん……もう決意が固まっているのでしたら
名無しの自分には止める術もありません。
ですがこれだけは。

悪いのはあくまで粘着荒らしです。
あなたが責任を感じる必要はない。
どうか気にやまないでください。

あなたのおかげでレオ神が好きになりました。
あなたの書く文章はとても包み込むように温かで、大好きです。
ありがとうを言わなきゃいけないのはこちらの方です。
たくさん楽しませてもらったから。本当にありがとう。
もしもこの先戻ってきてくれるならいつでもお待ちしています。

592名無しさん@ピンキー :04/12/06 03:06:39 ID:0lu3shdX
レオ神でネタが浮かんだので
水曜日辺りにでも投下しにこようかと思います。

>珊瑚さん
レオ神小説で楽しませていただいてありがとうございました。
珊瑚さんのレオ神もっと読みたかったです。
またいつか戻ってきてくれる事を祈りつつ。


593名無しさん@ピンキー :04/12/06 07:38:09 ID:j7IfKQuR
KINOのせいで珊瑚さんが居なくなっちゃうよ。
珊瑚さんは悪くないですよ。悪いのはKINOですから。

594名無しさん@ピンキー :04/12/06 15:49:44 ID:fxw9UHcS
悪いのは寸分違わず、アロンアルファ級粘着の叩き厨ですから。
スルー出来る能力無いなら大人しくROMってろ。

595名無しさん@ピンキー :04/12/06 16:29:08 ID:pRAAgZuK
あぁ、BBSなくなったんだなぁ・・・最近忙しくて見てなかったから(´・ω・`)残念。
自分はKINOさんが他のスレで書いてる物も見てるし、ソレも好きだし。
気長にお待ちしとります(´∀`)ノ 個人的に緑君と水の森ちゃん話また書いてほしーいw

596名無しさん@ピンキー :04/12/06 18:45:16 ID:OTWItfwD
>珊瑚さん
ここが職人さんたちもROMの人たちも何の気兼ねもなく楽しめるスレに戻って、
また珊瑚さんのSSが読める時が来ますように。
今までありがとうございました。

>592
おお、レオ神楽しみにしてます!

597通りすがり :04/12/07 00:51:54 ID:ovW3FtKa
>珊瑚さん
いつも萌えさせていただきました、レオ神にはまったのは珊瑚さんのおかげです。
残念ですが…またssを投下してくださるのをひっそり御待ちしています。


598KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/07 00:56:44 ID:St/q6Ptt
お邪魔します。
今週のジャンプより、アラン・イームズx擬人化ウォフ・マナフ
NGワードKINO、monopoly
ちょっと長目。駄目な方はスルーで。


599monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 00:57:54 ID:St/q6Ptt
◆Monopoly◆



私が最後に聞いたのは彼女の断末魔の悲鳴。
そして、自分がいかに無力であるかを知った。




「はじめまして、アラン・イームズ。あなたが私の防人だね?」
私の目の前にいるのは一人の少女。
「私はウォフ・マナフ」
それは確かに私が引き継いだ護神像の名前だった。しかし、目の前にいる少女がそうだとは
俄に信じがたい。小柄で可愛らしいこの少女があの護神像だなどと……。
「あなたが、ウォフ・マナフ?」
「うん。証拠を見せる?」
少女は私の頬に手を伸ばして、唇を合わせてきた。
絡まってくる小さな舌。
同じように返して、その頭を抱いた。
「!?」
体中に電流が走ったかのような感覚に襲われて。
私の記憶はそこで途切れた。


600monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 00:59:07 ID:St/q6Ptt


「アラン。アラーン……大丈夫?アラーン……」
身体を揺さぶられて、自分が気を失っていたことに気が付く。
心配そうに覗き込む少女の顔が、視界に飛び込んできた。
「……ぅ……」
「アラン、平気?痛い?苦しい?」
「いえ……これくらい……少し、気分が悪くなっただけで……」
「本当?」
「ええ。大丈夫ですよ」
しかし、これで私は彼女が私の護神像であることを認めざるを得なくなった。
流れ込んできた記憶は、確かに二千年のものだったからだ。
細切れではあるが、人の世の流れを知り、彼女の見てきた景色を受け入れる。
「ごめんねぇ……みんな信じてくれないんだ……」
しゅんとして、肩を落とす姿。
よくよく見れば、愛らしい。
胸の辺りまで伸びた亜麻色の髪。横から少しだけ分けて二つの房を。
短く切られた前髪に、形の良い額。
丸い瞳は深藍の玉。
ふっくらとした頬と唇には甘い果実が似合いそうだ。
丈の短いスカートから覗く二本の脚は、折れそうな細さ。
「信じますよ。ウォフ・マナフ」
「んーとねぇ……」
少女は首を傾げて、小さく笑う。
「マナでいいよぉ……アラン。みんなそう呼んでくれた」
このときはまだこの先の未来のことなど、想像も付かなかった。
私と彼女に待ち受ける運命など。



601monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:00:34 ID:St/q6Ptt
それから私と彼女の奇妙な日々は始まった。
彼女は人間と変わりなくよく笑い、よく泣く。
星が綺麗だと笑い、人間同士の争いには眉を顰める。
「アラン。どーして人間同士で喧嘩するのかな」
「それぞれの願いがあって、きっとそれが相容れないものなんでしょう」
「難しいね。みんな仲良くできればいいのに」
ウォフ・マナフの意味するものは『善成る意思』で。
彼女はその名の通り、疑うことをしなかった。
「変だね。同じ人間同士なのに」
「そうだね」
隣に浮かぶ彼女を一撫でして、私たちは前へと進む。
この砂漠にいる機械を一掃して、人間の生活を守ること。
それが防人に課せられるものだった。
そして、そのための道具が護神像。
「ねーえ、昔はもっと樹とか、水とか、海とかあったよ」
「海?」
「こーんなおっきい水溜りみたいな。凄く綺麗でね、大好きだった」
両手を広げて彼女は海を表す。
幾重にも折り重なった水が作り上げるそれは、今では見られなくなったものだ。
「アランもきっと好きになるよ。海には綺麗な魚が居てね……」
道具であるはずの護神像はよく喋る。
次から次にいろんな話題を持ち出して、私に語るのだ。
「マナは、いろんな事を知ってるね」
「んー……」
丸い瞳が、ぱちぱちと瞬く。
「アランのこと、何も知らないよぉ……」
同じように私も彼女のことを何も知らなかった。
そして、それが私たちを引き合わせてしまったのだから。
けれども、私はこの運命を一度たりとも悔いたことも恨んだ事も無い。
生涯の伴侶たるものを、得ることが出来たのだから。


602monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:02:02 ID:St/q6Ptt
救援信号の狼煙の上がった参の村周辺は凄惨な有様だった。
転がる夥しい死体と、逃げ回る人々。
血と硝煙の匂いが鼻を衝く。
「ウォフ・マナフ!!合体だ!!」
「うん」
少女の腕が私の身体を抱いて、私たちは一つになる。
彼女の息遣いは潜む機械存在を伝え、その指が私のそれに触れて武器となった。
生命を統べるものとして、彼女は機械の心臓を指差す。
「アラン。あれを壊して。そうすればもう、悪いことは出来ないよ」
心臓を砕いて、息を大きく吸い込む。
私たちに勝てるものなど、そうは居ない。
現に彼女の攻撃は、完璧に近い美しさがあった。
「アラン、お疲れ様」
「マナ。君こそ疲れただろう?」
合体を解くまでの僅かな間だけ、彼女は私の腕の中で目を閉じる。
彼女の柔らかい髪を撫でると、くすぐったそうに身を捩る仕草。
少しだけ力を入れて抱きしめるとうっとりと身体を預けてくる。
「もう……離れなきゃ」
「マナ」
「後でね、アラン」
身体から分離させるのが、最近どことなくさびしく思えてしまう。
この腕の中に、抱きしめていたい。
時折みせる寂しげな瞳の翳りを消したいと思うこの気持ち。
「防人様!!ありがとうございます」
「いえ、機械退治は防人の仕事ですから」
傍らの彼女を少しだけ近くに寄せて。

603monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:03:01 ID:St/q6Ptt
「もうじき日も暮れます。お休みになられてください」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
村人の案内で、割り当てられた部屋へと。
扉が閉まるのを確かめて、彼女は護神像から少女に変わる。
「アラン、凄いお部屋だねぇ」
丸い瞳をより丸くして、彼女は感嘆の声を上げた。
原因は天蓋付きのベッド。
無駄に豪華なそれは、彼女にとっては見慣れないものだったらしい。
それ当然といえば当然だった。
野宿は当たり前。簡素な部屋での寝泊りが私たちにとっては普通だったからだ。
「お花、綺麗ねー」
細い指が、花弁に触れる。
確かめるように小さな鼻を近づけて、甘い香りに目を閉じる様。
それは、仄かに私の胸を温かくした。
「マナ、外に出てみないかい?」
「うん」
護神像に戻ろうとするのを制して、抱き寄せる。
「このままで。君に、色んなものを見せたいんだ」
「でも、防人に護神像がなかったら変だよ?」
「言い訳なんでいくらでも出来るでしょう?」
嬉しげに笑う瞳は、まるで蕩けそうなキャンディーの様で。
もっと、その顔が見たいと心が躍ってしまう。
大地に足を着くことに慣れていないせいか、彼女の足取りは何処かぎこちない。
それを理由にして私たちは手を繋いだ。

604monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:04:12 ID:St/q6Ptt
「アラン、おっきーね」
「そうでもないですよ。人間の男としては低いほうです」
身長は、私のコンプレックスの一つだった。
チビでメガネと子供のころはからかわれて、どうにかして見返したいと歯軋りをした日々。
その私が今は防人としてこの世界を守る。
なんとも皮肉で可笑しいものだ。
「でも、あたしよりもおっきーよ」
彼女は私の胸の辺りまでしかない。
「丁度良いでしょう?こうして手を繋ぐには」
「うん」
私たちはそうして表通りへと繰り出した。
賑やかな声と、行きかう人の群れに彼女は目を白黒させた。
私の左腕に抱きついて、見上げてくる。
「アラン、怖いよぉ……」
小動物のように彼女はぎゅっとしがみ付く。
「離れなければ、大丈夫。怖くも無いでしょう?」
「うん…………」
「さ、行きましょう。マナ」
小さな彼女が逸れてしまわないように。
しっかりと指を絡ませて、私たちは雑踏に身を投じた。
指先から伝わってくるこの気持ちが『恋』だということに気付くのに時間は掛からなかった。
彼女に触れるだけで、癒されていく何か。
その何かを二人で分け合えるなら、それが恐らく『幸福』というものなのだろう。
朝に昼に夕に真夜中に。
私たちは一時たりとも離れる事は無いのだから。


605monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:05:26 ID:St/q6Ptt
鎖骨よりも少しだけ下。
そこに刻まれた『護神像02』の呪われた文字。
指先で辿って、思わず眉を顰めてしまう。
「アラン、どーしたの?」
「何でもないよ。ただ……この文字を消したいと思っただけです」
私は極力彼女に人型で居るように望んだ。
もちろん、二人だけのときが殆どだが。
時折、連れ出して外に出ることもある。
少しずつ人間の慣習に慣れさせることも必要だと思ったからだ。
大地に足を着けて歩くこと。
ナイフとフォークを使うこと。
今では大分彼女も慣れて、当たり前のようにその動作が出来る。
「ねぇ、アランの願い事って何?あたしたちは防人の願いを受け取るの」
「私の……願いか……」
世界中を飛び回り、すべての光景を目に焼き付けたい。
それが私の願いだった。
文献でしか知らないことを、この目で確かめる。
これほどすばらしいことはないだろう。
「世界中を見て、知りたい……」
「素敵な願いだね」
「君と一緒にね、マナ」
一つのフレームに、二人で納まることが出来るのならば。
それこそが至上の歓びだろう。
「私の願いは、君を人間にすることだよ」
「あたしを?」
「一緒に年を取って、一緒に老人になろう。マナ」
私がこの先老いても、彼女は寸分変わらぬ姿でそこに佇む。
同じ時間を重ねて、共有したいと願う。

606monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:07:02 ID:St/q6Ptt
「どんな願いでも、神の血があれば叶うはず」
小さな手に、そっとキスをして。
「ならば、私は君を人間にしたい。二人でこの世界の全てを見たいんだ」
小さな君が、私の傍に居てくれるから。
恐怖など抱かずに、今日まで戦ってこれた。
「あたし、アランみたいにおっきくなれないよ」
「君と私なら、丁度良いでしょう?」
「人間に……なったらどうしようかな……」
祈るように閉じる瞳。
「人間になったら、二人でいろんなところに行こう。君に見せたいものも、
 君と一緒に見たいものもたくさんあるんだ。マナ」
細い身体を抱きしめれば、背中に手が回るのが分かった。
舐めるようなキスを何度も繰り返して、温かさを確かめ合う。
この月も無い夜に。
私たちは、一つの覚悟を分け合った。





柔肌に存在を誇示する刻印に接吻して、軽く噛む。
「やぁん……」
甘える声を唇で塞いで、小さな身体に覆い被さる。
まだ少しだけ膨らみの足りない乳房を掴んで、やんわりと揉み抱く。
その頂を舐め嬲って、吸い上げるとびくんと小さな肩が震えた。

607monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:08:19 ID:St/q6Ptt
「アんっ!!」
舌先が触れるたびに、零れる声。
その声をもっと聞きたくて、夢中で小さな身体を貪った。
「ん!!あっ…!……」
じわり、と濡れた秘裂に指を這わせて先端を忍ばせる。
絡まってくる体液に、思わずこぼれてしまう笑み。
逸る気持ちを抑えて、この身体を愛撫すことに専念した。
「ひ…ア!!あ…ッ……ア…ラン…ッ……」
申し訳程度にしか生えていない茂みに隠された彼女の弱点。
指先で押し上げて、そっと舌で小突くと細い腰が大きく揺れる。
「ふぁ…ン!!」
ぶちゅ…と唇を押し当てて逃げられないようにしっかりと腰を抱いて。
こぼれ落ちてくる蜜を貪って内側に舌を捻じ込む。
細い指を噛んで、声を殺そうとするのを制して、その指を銜えた。
薄い爪、小さな間接。
完成の無い未完の美しさ。
「……マナ……?」
伸びた手が頬に触れる。その温かさは、私の理性を奪っていく。
「……アラン……メガネ無くてもいーよ……」
「悔しいのは……今も君の顔がはっきりと見えないことですよ……」
「だいじょーぶ……あたしがアランを見てるから……」
頬を包んでくるこの小さき手。
指先から伝わってくる温かさは、私の心を抱きしめてくれる。
「いい子だね……力だけ、抜いて……」
額の汗を唇で奪って、膝に手を掛けて脚を開かせて。
彼女の呼吸に合わせて、ゆっくりと私は彼女の内側を埋めて行った。
「…っふ…ア!!」
纏わりつく襞と熱さ。呼吸さえももどかしく思えて、一息に貫く。
「あ!!ア…ッ……や…ぁん……ッ!」
小刻みに震える身体。乱れた髪と吐息。
隙間無く抱き合って、何度も何度もキスを繰り返した。

608monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:10:20 ID:St/q6Ptt
「……ごめんねぇ……アラン……っ……」
「マナ……?」
「初めてじゃ……無くて……あたしたち、命を貰うときに……」
ぎゅっと閉じた瞳と目尻に溜まる数多の涙。
「キクに抱かれるのよー……そして、護神像になるの……」
「……あまり、気にしないほうですから……大事なのは、今こうして……居ることで……」
私の下で、彼女は声を殺して泣いた。
喜怒哀楽の豊かな彼女が見せたそれは。
私の中に『嫉妬』という感情があることを思い出させた。
見知らぬキクという男に対する嫉妬。
彼女を支配し続けるそれを、どうにかして断ち切りたいと思った。
「それとも、マナは私とこうしているのが嫌いかい?」
「……好き……」
小さく首を横に振る。
「じゃあ、それでいいでしょう?」
平静さを装って、この感情を噛み殺す。この先、誰にも触れさせないと。
彼女をこの腕に抱いていいのは、自分だけ。
ゆっくりと抽入を繰り返すと、しがみつく様に背中に手が回ってくる。
「あー……ッ!!あ!!あ…んッ…!!」
小さな身体を折り曲げて、何度も何度も繰り替えて追い詰めていく。
追い込んでいるのか追われているのか分からない感覚が私たちを支配していた。

609monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:11:12 ID:St/q6Ptt
「や…っ…!!」
柔らかい乳房をぎゅっと掴んで、先端を噛む。
「きゃん…!!や!!アラ……ン…!!」
02と刻まれたそこを、力任せに噛んで赤く染め上げる。
この忌まわしい文字を消して、何処かへと連れ去りたい。
「…っは……マナ……ッ……」
互いの頭を抱き合って、何もかもを忘れるようなキスを。
「あ…ッ!!ああぁあッッん!!」
この腕の中でその可愛らしい顔が歪んで。
果てていくのが愛しくて、何度も小さな肩を抱きしめた。
私たちはこの幸福の中で。
絡まったまま、眠りに落ちた。





「……マナ……マナ!?」
自分の腕の中に、彼女の姿が無いことに酷く狼狽する。
「アラン?どーしたの?」
窓辺に立って、星でも掴むかのように手を伸ばす。
爪に降る光が、その指先を甘く染めていた。
「見てー。星が砂漠に飲まれていくよ」
ありのままの言葉で、彼女はそれを表す。
「マナ……居なくなったかと思いましたよ」
「星を見てたの。綺麗だよー」
瞬く星よりも、よほど彼女のほうが綺麗だ。
それでも、そう言ってしまえば柔らかい頬を膨らませるのだ。

610monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:13:29 ID:St/q6Ptt
「寒くはない?」
「平気ー。でも……なんか……中にまだ挿入ってるみたいな気がするよぉ……」
その言葉に思わず噴出す。
「アラン?」
「あはははっ……うん、そうかもしれないね、マナ……」
メガネを直して、そっと抱き上げる。
「メガネ、要るの?」
「無いと、君の顔がちゃんと見えないからね」
「どっちもアランだねぇ……えへへ……」
首に抱きついて来るのを受け止める。
『いけない子だね。ウォフ・マナフ』
私たちの動きを止める男の声。
「キク」
『護神像が防人に溺れてどうするつもりだ?ウォフ・マナフ』
彼女の脈拍が上がっていくのが分かる。
それがこの男が件のキクであることの証明だった。
「お前がウォフ・マナフの防人だな。アラン・イームズ」
「だったらどうした言うのです」
『その護神像は、私たち賢者が造ったもの。所詮はただの器だ』
鼓膜の奥に直接響く声。
同じように、自分の鼓動が早まっていく。
「私の、恋人です」
「キクなんか嫌い!!」
『防人よ。お前も叶えたい願いがあるだろう?それはそのための道具だ』
「道具とは失礼ですね。賢者とは思えない言葉だ」
『願いをかなえるためには他の護神像を取り込まなければ意味を成さない。
 もうじきこの世界に赤い血の神が光臨するからな』
伝説でしか存在しない赤い血の神が光臨する?
それは願いの成就を意味すること。
私にとっては願っても無いチャンスだった。

611monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:14:25 ID:St/q6Ptt
『防人同士で殺しあえ。尤も……その末娘は扱いが手ごわいからな。頭にでも置いておく
 がいい。アラン・イームズ』
一瞬でその姿は消えてしまう。
唇を強く噛んで、湧き上がる怒りに似た感情を押さえ込んだ。
私たちの邪魔をするものは、例え賢者であろうとも打ち倒す。
「……ふ…ぇ……ッ…」
「泣かないで。もう、居なくなったから」
「……う……ん…」
よほど怖い目にあったのだろう。
キクの姿が消えても、彼女の涙は止まらなかった。
「赤い血の神さまに、願いを掛けましょう。マナ」
「………………」
「この世界の全てを、二人で見つける。君を人間にして」
「……うん……」
震える身体を抱いて、優しい眠りが来るのを二人で待った。
悲しい記憶を消すことはできなくても。
今からそれ以上の優しい思い出を作ることは可能だから。
二人で同じように老いて、朽ちていけるのならば。
それは、『幸福』というものだろう。
(アランの身体はあったかいんだね……キクは冷たかったよ……)
もそもそと動いて。喉元に触れてくる唇。
「マナ?」
「んーん……」
(人間になれたら、あったかくなれるの?アラン)
「眠れないのですか?」
「寝たく……ないの」
ふにゅり…乳房が胸板に重なって。
そのまま細い腰を抱き寄せた。
「アランはあったかいねー……」
「いずれ、君も同じようになるよ。マナ」
「んー……うん……」

612monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:15:45 ID:St/q6Ptt
小さな手が不穏な動きをしながらゆっくりと下がっていく。
いや、だから……そんな風に触られれば……。
だから、私も男で、それは彼女もわかってはいるはずで。
「マ、マナ?」
「あ。硬くなったぁ」
「マナ!!」
「あは。おもしろいねー」
指先が上下して、その先を撫でさすって……だから、そういうことをされると!!
「あ、なんかぬるぬるしてきた」
同じように彼女の幼い秘裂に指を潜らせる。
「ゃん!!」
「寝たくないのでしょう?だったら、寝なければいいだけですからね」
「やぁん……」
抱きしめあえるのは、合意の証。
幸せは途切れながらも、続くと信じていた。





それから、どれくらいの時間を過ごしてきただろう。
赤き血の神がこの世界に光臨したというのは確かなことらしい。
七人の防人が、互いの護神像を奪い合い、最後の一人のみが願いを成就させる。
無傷で居られるはずが無い。
「アラン。見て見て」
小さな硝子球に糸を通した髪留め。
それを房に絡ませて、彼女は笑う。

613monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:17:19 ID:St/q6Ptt
「一つだけ?二つ在ったのでは?」
「アランにあげるよー。あたしは一つでいいの」
「私には飾るほど長さはありませんよ」
「いいのよー。お揃いだから」
砂漠の夜は寒くて温かい。
二人でつくる足跡は、幸せの軌跡。
「あれぇ?アラン、なんかあっち、大変だよ?」
指が指し示すほうには救援信号の狼煙。
「行きましょう、マナ。仕事が待ってます」
「うん」






壱の村周辺の機械を一掃し、呼吸を整える。
傍らの彼女をそっと撫でて、取り囲む村人たちと少しだけ話をした。
「防人さま、ありがとうございます」
「いえ。昔から機械退治は防人の仕事と決まってますから」
ね?と彼女の視線を向ける。
護神像の中で頷く姿。
「一人での旅はお辛くはありませんの?」
「一人ではありませんから。私の恋人ですよ」
彼女を撫でて、視線を老女に向ける。

614monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:18:19 ID:St/q6Ptt
「護神像とは、防人さまにとって恋人のようなものなのですか?」
「恋人ですよ。私たちは二人でこの世界中を飛び回るんです」
あれこれと問い詰められて、時間は過ぎていく。
壱の村に留まるより、先に進むことを私たちは選んだ。
「この世界の全てを、知りたいんです。叶うのならば。二人で」
「それがお前の願いか」
「……とうとう来たか……」
賢者の予言は成就される。防人同士で殺しあえ、と。
天空の護神像クシャスラ。相手にとって不足は無い。
「ウォフ・マナフ!!合体だ!!」
私の身体を彼女が抱いて、大地を蹴る。
この願いのためならば、何だってやろう。
例えそれが殺し合いでも。
「私にだって叶えたい願いは……ある!!」
武器を取り、護神像の身体を打ち砕く。
確かな手応えと、叫ぶような破裂音が響き渡る。
「よし、いける!!」
「どうかな?俺に勝てるとでも思ったか?」
「分裂!?そんな馬鹿な!!」
無数のクシャスラが私たちを包み込む。
「きゃああああぁぁっっ!!!」
「マナ!!」

615monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:19:21 ID:St/q6Ptt
耳を裂く様な甲高い悲鳴。
どうにかして守るために、必死に手を伸ばす。
「安心しろ、お前の願いは俺が背負う」
私の願いを背負う?
それこそ愚の骨頂だ。
私の願いは誰も代わることのできないものなのだから。
「うあああァアッッ!!!マ…ナァ…っ!!」
「いやあああ!!!アラン!!アランッッ!!!」
息をつく間もなく、彼女の細い体が切り裂かれていく。
甘い髪も、柔らかい肌も、伸びた手足も。
何もかももが、固体ではなく部分に変わっていく。
(駄目……このままじゃアランまで……っ……)
不意に束縛が解けて、身体から彼女が離れる。
「マナッッ!!」
『バイバイ……アラン……』
大地に叩きつけられる衝撃。
どさり、と彼女が落下すると同時にその上に護神像が覆い被さる。
「やれ、クシャスラ」



616monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:20:28 ID:St/q6Ptt
最後に聞いた悲鳴の中に、かき消されそうなほど小さな声。
『アラン、大好きだよぉ……』
彼女の欠片が私に振り、彼女が破壊された現実を知る。
ただ、ぼんやりと曇りの無い空を見つめるしかできなかった。
しかし、私には一つの確信がある。
彼女はまだ、生きている、と。
天空の護神像の中、彼女の魂はまだ列記として存在しているのだ。
不思議と、私にはそれが分かった。
「天空の防人……カーフ……」
そのときに私に生まれた感情は、忘れ得ぬだろう。
自分の中にある確かな『殺意』と『復讐』というこの気持ちを。
時期を待てばいい。
あの防人の心臓を抉り出して、私が防人になればいいのだ。
そして、私がその一人になる。
なんとも面白いシナリオではないか。
「……マナ……」
この思いは私の胸の中、じりじりと焦がれて。
掌の中の欠片を強く握り締めた。



最後の一人となり、赤き血を手に入れる。
私の願いは、他人が背負えるようなものではない。
寂しがり屋の彼女のためにも。
早く行かなければ…………。




617monopoly ◆v3KINOoNOY :04/12/07 01:20:43 ID:St/q6Ptt
以上です。

618名無しさん@ピンキー :04/12/07 01:22:10 ID:DY+7xsF2
お疲れ様でした。

619通りすがり :04/12/07 01:51:59 ID:ovW3FtKa
>乙です!マナ可愛い…悶えました。

620名無しさん@ピンキー :04/12/07 03:09:24 ID:SlJk690I
ちょっと想像力豊か杉

621あぼーん :あぼーん
あぼーん

622あぼーん :あぼーん
あぼーん

623あぼーん :あぼーん
あぼーん

624あぼーん :あぼーん
あぼーん

625あぼーん :あぼーん
あぼーん

626あぼーん :あぼーん
あぼーん

627あぼーん :あぼーん
あぼーん

628あぼーん :あぼーん
あぼーん

629あぼーん :あぼーん
あぼーん

630あぼーん :あぼーん
あぼーん

631あぼーん :あぼーん
あぼーん

632あぼーん :あぼーん
あぼーん

633あぼーん :あぼーん
あぼーん

634あぼーん :あぼーん
あぼーん

635あぼーん :あぼーん
あぼーん

636あぼーん :あぼーん
あぼーん

637あぼーん :あぼーん
あぼーん

638あぼーん :あぼーん
あぼーん

639あぼーん :あぼーん
あぼーん

640あぼーん :あぼーん
あぼーん

641あぼーん :あぼーん
あぼーん

642あぼーん :あぼーん
あぼーん

643あぼーん :あぼーん
あぼーん

644あぼーん :あぼーん
あぼーん

645あぼーん :あぼーん
あぼーん

646あぼーん :あぼーん
あぼーん

647あぼーん :あぼーん
あぼーん

648名無しさん@ピンキー :04/12/07 13:36:18 ID:6oUEoHl7
言っておくアホKINO。
ウォフ・マナフは男性神だボケ。

649名無しさん@ピンキー :04/12/07 13:46:25 ID:Jvv2vz1T
>>6bzGx2B9
チラシの裏にでも書いてろ、別にオマエだけが専ブラ使っているわけでもないし。

650名無しさん@ピンキー :04/12/07 14:11:39 ID:r2Ar6EOm
KINOさんより粘着セロテープに消えてほしいです。とりあえず馬鹿みたいに流して乙枯れ。
そろそろアク禁かね?

651名無しさん@ピンキー :04/12/07 15:07:21 ID:hmNOwTV9
とりあえず>>649-650みたいなのがいると
今度は釣り師が寄ってくるな

652名無しさん@ピンキー :04/12/07 15:17:24 ID:DoodJNSf
愛が感じられれば問題ない。以上。

653通りすがり ◆DMzTyHF5uc :04/12/07 16:03:48 ID:ovW3FtKa
ちょっと失礼して。ドレヨキの限界ですが。



 彼女の手首は細く、自分がちょっと触れただけであっさり折れてしまう気がする。

「面白いことを言うねぃ、ドレクセルは」
 その村にずっと住み着いているという女医者は、声を立てて快活に笑った後、独特の口調でそう言った。
 そして、機械との戦闘でケガをしたドレクセルの腕に包帯を巻いていく。

「触れただけで人の腕は折れぬよ。力を込めねば、ね」
「そうかい、おまいさんがあんまり細っこくてな。……綺麗に巻くもんだ」
「それ、医者を馬鹿にしてるのかい?」

 女は笑いながら言う。
 ドレクセルの体は大きすぎて、村である建物の中に入れない。
 不自然に植物の根が張った砂漠の砂の上で足を伸ばしながら彼女の治療を受けていた。
 そばには先ほど撃破した機械の残骸が転がってある。
「さあ終りだ。私は中に戻らなくちゃいけない。なにか入り用の品はあるか?」
 椅子代わりにしていた植物の太い根から立ち上がって聞いてくる。
「それよりお礼にちゅーしてやるぜ、ヨキさん」
「さかるものじゃないよ」
 つれなかった。慰めるようにアムルタートがすり寄ってくる。ちょっと泣きそうになった。
「俺はしばらくこの村に居るよ」
 扉を押し開けて、建物の中に入っていく彼女の背中に声をかける。
 聞こえなかったかもしれない。彼女は振りかえらなかった。 


654通りすがり ◆DMzTyHF5uc :04/12/07 16:41:32 ID:ovW3FtKa
…(上)が、続けられないスマソ、と言いさって逃走しようか。と。

655名無しさん@ピンキー :04/12/07 16:53:09 ID:yCv7LURq
>通りすがり氏
ヨキ先生に相手にされず、ちょっとかわいそうなドレ様萌え(*´Д`)
アムルタートもさりげなくいい味出してますね。GJでした!!

>KINO氏
もう来てくれないかと思って心配していたので、またあなたのSSを読むことができてほっとしてます。
背が低いのとメガネがコンプレックスなアラン萌え(*´Д`)
あまえんぼなウォフ・マナフも可愛かったです。

今週のようにカコイイカー7も好きだけどヘタレなカー7の方がもっと好きだなぁ


656名無しさん@ピンキー :04/12/07 17:04:23 ID:PYZmTfYr
あっあああああ
禿萌えて萌え死ぬよ 萌え汁が体中から出て死にそうだ
KINO氏、通りすがり氏GJ!

657名無しさん@ピンキー :04/12/07 18:15:14 ID:W1E7eFc4
KINOさん来てくださって嬉しいです!
アラン萌えだったので、早速読めてすごく嬉しい。

658名無しさん@ピンキー :04/12/07 18:34:56 ID:8IZfHNJ0
>>648

知っているがそんなことを気にしたら何も書けない

659名無しさん@ピンキー :04/12/07 18:58:07 ID:a0jFfRSP
KINO氏、GJでした!
せつなく甘く、いいお話でした!

660名無しさん@ピンキー :04/12/07 20:03:41 ID:qvisrUNi
>通りすがり氏GJ。
AA板のドレ様ヨキ先生に萌えてたので読めて嬉しいよ。
エロなくても通りすがり氏のような話が読めるならド〜ンと来てほしいな。

661名無しさん@ピンキー :04/12/07 21:36:44 ID:ABV0cDR7
KINOさんの来てた〜・゚・(ノД`)゙・゚・良かったぁぁぁ
いいじゃん、自分設定でも!萌えられればそれでいいんだ!w


662名無しさん@ピンキー :04/12/07 21:44:58 ID:SYLONLwp
620から648が俺には全く見えません。何なんだよあの空白は・・・・・・

>>KINO氏
なんか新境地切り開かれました!
アラン萌えー

>>通りすがり氏
ちょっとだけヘタレなドレ様も素敵す!

お二人共乙&GJ!!

663名無しさん@ピンキー :04/12/07 22:53:05 ID:XsGgJynW
KINOさん、キタ━━━ヽ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )メ( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ノ━━━!!!!
ウォフ・マナフがいじらしくて、可愛くて。
アランのじりじりした思いも胸に来ました。
とても良かったです。素敵なお話をありがとう!!

664 :04/12/08 00:03:35 ID:h99MLTLZ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1090851506/117-134



665名無しさん@ピンキー :04/12/08 00:07:10 ID:xxhK6vQ5
KINOさん、GJっす!!
アラン萌〜。あの眼鏡がたまらんとです。
眼鏡と小娘に乾杯っす。

通りすがりさん。おすてきです。
ドレ様ガンガレ、蝶ガンガレ。

666名無しさん@ピンキー :04/12/08 01:42:32 ID:zCWuWPXA
はっきりいってKINO氏専用スレを作ればよい
KINO氏は書きたいSS、もしくは書いたSSがあれば
「こんなの書きますたorどうでしょう」ってそれを喜びそうなスレに一レス誘導くれればよい

667名無しさん@ピンキー :04/12/08 01:44:02 ID:zCWuWPXA
そうすれば何かギスギスしなくていいと思うんだがねえ

668名無しさん@ピンキー :04/12/08 01:57:29 ID:aU2Og/dk
KINOさんがなにをやって誰に粘着されてるかはしらないけど
コテやめてトリップだけにしたら少しはましになるんじゃないかと愚考した。
いっそトリップも変更してみるのはどうだろう?
せっかくの匿名掲示板、嵐にだけその特性を使わせておくのはもったいない。
トリップ以外にも文章の癖である程度書き手を判断できるし、
そっちまで変えるのが難しいとは自分も拙いながらも書き手だから
よくわかってる。けれどやらないよりもましだとは思う。

スレ汚し失礼、ROMに戻ります。

669名無しさん@ピンキー :04/12/08 14:19:48 ID:edsqsJmO
>>668
トリッパー使って出したトリップです。そのあたりは察してください。
識別で何でもいいならあのトリップに拘ったりはしません。
それと、書き方の変更。これも無理です。
書き手なんさならなおさら分かるのは無いでしょうか。それを変えろといわれた時の気持ちが。

同じくスレ汚しごめん。
アールマティーに食われて逝ってくる

670名無しさん@ピンキー :04/12/08 14:28:07 ID:aU2Og/dk
>>669
やらないよりまし、というのは、トリップの変更であって、
文章の書き方ではないつもりだった。
だが読み返してみると文章の書き方をカエレと見えるな。
これは自分の書き方が悪かった。すまんかった。

自分はここと放心スレでしかKINOさんのことを知らない。
トリップにどれだけ思い入れてるか知らなくて、
気に触ることを言っちまって悪かったな。
このまま続けるつもりならガンガレとしかいえんが
ガンガレ。

671名無しさん@ピンキー :04/12/08 15:27:22 ID:i40H4fvJ
……逆ギレ?

672名無しさん@ピンキー :04/12/08 15:31:01 ID:3RJ4qqyz


673名無しさん@ピンキー :04/12/08 22:03:58 ID:MFlRrGty
専用スレたてろってのは、さすがにひどくないか?
本人だって、叩かれるの覚悟での投下だろうし。
>>666>>668はKINO氏排除派?

674668 :04/12/08 22:55:30 ID:aU2Og/dk
>>673
しつこい粘着アンチがいるようだから
逃れるまではいかなくとも見つかりにくくなる、
ひいてはこのような事態が頻発しなくなるための一案として
トリップ変えてみたらと提案しただけで
別に排除派というわけじゃない。
ご本人の気分を悪くしてしまったようで申し訳なかったが。

本人が投下したければ投下すればいいし、
去りたいなら去ればいいと思う。

675名無しさん@ピンキー :04/12/08 23:03:52 ID:MFlRrGty
SSは読みたいけど、スレが荒れる。ここでループになる。
書き手を守るってのが徹底しないと、ダメなのかもね。

できればここに残ってほしいけど、排除派が強いような気がする。
KINO氏が去れば確実にスレが過疎になる気がするよ。

676名無しさん@ピンキー :04/12/08 23:21:06 ID:ZMHsNKjF
>>675
排除派って一人しかいなくないか?
KINO氏は完全にスルーしてるんだから
周囲がとやかく言う必要もないかと。

677名無しさん@ピンキー :04/12/09 01:53:44 ID:HgbVytVi
そもそも、スレに必要とされているかどうかなんて、職人がSSを投下する
のにそんなに大きな条件だろうか?書きたかったから書いた。読んで欲しい
と思ったから投下した。そこから先は書き手の関与するところではない。
それは、プロもアマも同じこと。
それでも、必要とされたければ研鑽と工夫を重ねればいい。

幸いにも必要と言われているのに、その真実の声に耳を傾けられないで疑う
のであれば、それは、読んでくれた人、必要といってくれた人に対しとても失礼
なことだ。そんな気持ちで書いて、職人も読む人もしあわせだろうか?

言葉を疑ったら、文章を書く者はしあわせになれない。
もしこの言葉が自分に向けられていると思った人がいたら、その人に言いたい。
9人にいらないと言われても、たった一人が喜んでくれるなら、それをまず喜ぶ
べきだ。そして、実際にあなたのSSを喜ぶ人は一人だけではない。たくさんいる。
あなたは必要とされている。信じなさい。
そして、自分と読んでくれる人をしあわせにしなさい。

信じてもらえないことと、勝手なことを言われること。どちらが悲しい?
どちらも悲しいが、どちらか一方の悲しさが分かるなら、もう一方の悲しさ
も分かるはず。あなたを必要だという言葉を、疑わないで欲しい。


それから、人を傷つけるために言葉を使う人、傷つけるために嘘をつく人に
も言いたい。それは、いつかあなたに返る。だからもう使わないで欲しい。
笑顔が幸福を引き寄せるように、よい言葉はあなたをいつか幸福にする。
けれど、悪い言葉は不幸を引き寄せるのだから。



678名無しさん@ピンキー :04/12/09 02:18:16 ID:P6HHdTm4
ちん毛

679◆7NxJ4cO80Y :04/12/09 03:44:07 ID:OyO60o1u
先日水曜日くらいに投下しにきますと申したものですが
まだ書き終わっておりません。

とりあえず補足と前提だけでも置いていきますね。
・エロは軽め(というか殆どありません)。
・レオがヘタレというかアホ。
・物足りなかったらごめんなさい。
・冒頭ちょっと現代っぽい雰囲気。
・パウンドケーキが食べたい(・∀・)ノシ

こんな感じです。
それではSS完成させたらまた来ます。

680名無しさん@ピンキー :04/12/09 13:46:34 ID:5ew6c3mp
最後の前提に激しく同意。

681名無しさん@ピンキー :04/12/09 20:29:14 ID:1apbqa00
>>679
パウンドケーキ禿ワラ
がんがってくれ!



何か色々あったみたいだが、SSは素敵なのが読めればそれでいいよ。

682辻斬り侍 :04/12/10 01:34:36 ID:XEQ8Sw5l
小ネタ投下。フェチもの。

683辻斬り侍 :04/12/10 01:36:44 ID:XEQ8Sw5l
《美しさは罪》


彼のことを、便宜上村人Aと呼ぶことにする。

村人A(便宜上)は、高鳴る胸の鼓動に息を荒くしながら、それを凝視していた。
雪のように白く、すらりとしたシルエットが美しいそれ。
興奮におののきながら、武骨な指を伸ばす。
きめの細かい肌触り。
たまらず、手のひら全体でなでまわす。
触れているだけで、えもいわれぬ官能が湧き上がる。
ほどよい肉付き、下に行くにつれて細くしまっていく。
吸い付いてくるような感触に、何度もなでずにはいられない。
至福の時間……
彼は思わず声をもらした。


「ああ……売りたくない……」


684辻斬り侍 :04/12/10 01:37:37 ID:XEQ8Sw5l
「なにバカなこと言ってんだ、村人A(便宜上)!」
水をさすように、村人B(便宜上)がつっこみを入れる。
「俺ら砂大根農家が砂大根売らずになにを売るっつーんだ」
そういって、村人A(便宜上)の手から、砂大根をひったくる。
「いんや、これだけは駄目だ!」
さらにそれを、村人A(便宜上)が村人B(便宜上)の手から取り返す。
「やっと、やっと完成しただよ。理想の砂大根が……」
村人A(便宜…)は、砂大根を抱きしめ、ほおずりした。
その目には、涙すら浮かんでいる。


685辻斬り侍 :04/12/10 01:38:35 ID:XEQ8Sw5l
「ヨキ先生のおみ足そっくりの砂大根が!」
村人B(便……)は、やれやれと肩をすくめると、またも容赦なく砂大根を取り上げる。
「……なんでそんなにこだわるんだ……」
村人B(べ……)は、理解できないと思いながら、砂大根をまじまじと見た。
確かに、美しくはあるが。
「だって、だってよう……世間じゃ、『大根足』って言ったら悪口だべ!おら、それが許せなかっただよ……だからおら……大根がかわいそうでよう」
村人A(b……)の目から、大粒の涙がとめどなくこぼれ落ちる。
村人B(略)は、その涙をそっとぬぐって、こういった。
「お前って……ほんと、バカなやつだよ」


村人A()、砂大根を愛しすぎた男。


おわり


686辻斬り侍 :04/12/10 01:41:47 ID:XEQ8Sw5l
以上!落ちが見え見え、もしくはネタが分からなかったらすまん。

687辻斬り侍 :04/12/10 01:51:19 ID:XEQ8Sw5l
椛殿、待ってるでござる。パウンドケーキには禿げ同。美味い。
アホなレオというのがとても楽しみじゃ。ガンガって下され。

688名無しさん@ピンキー :04/12/10 23:04:08 ID:bT7v1Wh7
>682
乙!ワロタよ

689名無しさん@ピンキー :04/12/11 03:28:43 ID:qMI0wlwZ
乙です!ヨキ先生のおみ足か、そうか……一緒に泣かせてくれ、A

690通りすがり ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:30:41 ID:qMI0wlwZ
以前にお声をかけて下さった方々、有難うございます。
シオ×神、投げこみます ↓

691始点の置く場所 ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:32:47 ID:qMI0wlwZ
 日も暮れかけて、そろそろ眠る場所をと探していると、砂の海の中に朽ちかけた建物を見つけた。
シオ君が嬉しそうに振り向く。
「神様、もしかしたらベッドで寝れるかもしんねす!」
 シオ君の説明によると、その建物は廃棄された村の跡らしく上手くすれば日常用品もそのまま
残っているのだという。
 中にはいってみると、天井に大きく穴が開いていて層になっている階全てに砂が積もっていた。
 住んでいた人がここを捨てたのは建物の寿命ではなく、純粋に機械に襲われたせいなのだろう。
欠けた食器やくたびれた布、生活の抜け殻はそこかしこにあって、壊れた人形を拾った時、少し考
えることがあった。
 大事な物を置き忘れて、持ち主の子供はここに戻りたかっただろうか。 
 思いがけず引き離されて、淋しくて帰りたかっただろうか。
「…………私がそうだからって、人の気持ちまではかってはいけませんよね……」
 裂けた人形の胸から、入り込んでいたらしい砂がサラサラ零れた。
 その時、別行動で探検していたシオ君の声が壁の向こうから飛んできた。
「神様、すげいす! 風呂が使えるすよ!」
 声の方にいくと、湯気が出ている部屋があった。中をのぞくと平たい石を敷いた床の向こうに大
浴場ほどもある大きい浴槽と、背中を向けているシオ君を見つける。
「シオ君。お風呂ですか?」
「いま水で埃やら砂やらを流してるとこす。地下水は予想してたすけど、ポンプも何も無事なまま
なんて、珍しいすよ」
 説明してくれるシオ君の隣で、髪を抑えてかがみこむ。
 浴槽は石を積みあげてその隙間を土で埋めたものらしい。順調にポンプ(蛇口…?)からほとば
しる水は、底にたまっては浴槽の壁にあいた穴から流れていく。濁っていた水が澄んだものに変わ
ると、重そうな石を持ったシオ君が穴をふさぐ。それはぴったりのサイズで、水はゆっくり溜まり
始めた。
 体が洗えるということが無条件に嬉しかった。食料は見つからなかったけれど、布を探し集めて
きて、広場のようなところに寝床を作ったころ、浴槽はいっぱいになった。
「それじゃ、もしもがないようもれが見張ってるすね。ゆっくりおはいりください」
 シオ君が普通のテンションで言う。
「一緒に入りませんか? お風呂はとても広いですし」
「えっ!」

692始点の置く場所 ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:33:58 ID:qMI0wlwZ
 見る間に顔を真っ赤にして、彼は首を横に振る。
「そんな、恐れ多いす。もれは後からでいいす」
 その仕草が可愛らしくて、普段しっかりしたところを見ているだけにその落差は胸を衝くものが
あった。明らかにシオ君は恥かしがっているだけで、断る台詞も小声である。
 アールマティが、浮かびながら目の前を横切り浴室に入っていく。
「ほら、シオ君も……ね?」
 お願いすると、今だ顔を赤く染めながら照れたように一回頷いた。


 制服は濡れないように、端にあった棚にスカートと一緒に畳んで置いた。プリーツのひだやセー
ラーの襟からは、はたき落としたと思っていた砂が零れ落ちて、砂漠の怖さというのを少し理解す
る。髪にも砂が混ざっているだろうから洗ってしまいたいのだが、その後で丁寧に乾かせる場所に
は心当たりがない。
 お湯は丁度良くて、肩までつかったときに自然小さく息を吐いた。
「暖かいですね」
 湯気の向こうで壁を向いているシオ君に声をかける。
「そ、そうすか。よかったす」
「…どうしてそっちを向いているのですか?」
 オレンジ色の髪だけが湯の上に浮かんでいる。それでも、はっきりシオ君が固まったのがわかっ
た。パシャンと水の跳ねる音をさせたきり静かになる。
 不思議に思って傍に近寄り、その華奢な背中に手を触れる。
「シオ君?」
「か、神様……その……なんかもれ、体がおかしくって」
 シオ君は首だけ動かして振りかえった。切れ切れの声には哀願にも似た響きが、赤くした顔には、
焦ってるような困ってるような表情を浮かべている。水面下では、まだ幼いその体を小さく縮めて
いるようだった。
「具合がお悪いのですか?」
「具合というか」
 私は体をこちらに向けてもらう。
 緊張したようにまっすぐ伸びた上体。体育すわりのように両足を軽く交差させている。見ただけ
では怪我などはなく、もしかしたら内臓かなにかかもしれない。不思議に思って肌に触れた。

693始点の置く場所 ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:35:39 ID:qMI0wlwZ

「……っわ…」
 その途端、電気が走ったようにシオ君は体勢を崩した。びっくりして自分の手を見て、それから、
「――あ」
一気に自分の顔が熱くなった。
 シオ君の体の変化というのは、つまり、その、いわゆる、性的な秘部の変化だったのだ。
 ささやかながらも主張をはじめているそれを目にして、私は頭が真っ白になってしまった。
「な、なんかもれ、神様がお脱ぎになってから、その、ずっと」
 シオ君が泣きそうな目を伏せている。
「いえ、私も気づかなくて――その、シオ君もそんなお年、でした、ね」
 私自身の発育が遅かったせいか、そういうことをまったく考えていなかった。向き合いながら一緒
になって顔を俯けるものの、結局距離が近いのでお互いの肌ばかりが目に入る。天井に穴が開いてい
て湯気が抜けていくのに、へんに熱がこもっている。
 とりあえず思いきって立ち直り、私は手を伸ばしてシオ君の体を引っ張って浴槽の縁に座っても
らった。
「神様…どうするすか…?」
「とにかくこのままではいられませんから……私も知識だけなのですが……」
 シオ君の方を窺いながら、私はそっとシオ君の両足の間に手を伸ばす。触れると、彼の体に力が
入ったのがわかった。
「声……出しても構いませんから」
「…っは……神様…こゆの、慣れてらっしゃる……すか…」
「いいえ、はじめて……です」
 指の先で軽く挟んで撫でる、それだけを動かすにも急に関節がぎこちなくなっていた。両手で全体を
くるむと少し余る。マユはこういう話のときにどうやるものだと言っていただろうか、記憶を必死で
探った。口で、と言っていた気がする。
 唇を舌で湿らせて、顔を近づける。先のほうにキスをして心の準備をすまし、まだ幼いそれを傷つけ
ないように含んだ。それだけではいけない気がして、恐る恐る舌を這わせるけれど、これがいいのかも
よくわからない。
 シオ君は時折息を詰め、休むように息を吐き、目を合わせると恥ずかしそうにまぶたを閉じた。
「ん……っ……ぅ…」

694始点の置く場所 ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:37:30 ID:qMI0wlwZ


 浴槽の縁を掴んでいたシオ君の手が滑り、水の中に飛び込むまえになんとか私の肩を支えにしてそれ
を防ぐ。途切れそうに苦しい呼吸が近くなる。
「かみ、さ……ま、……」
 呼ぶ声に顔を上向けるようとする前、私の髪にシオ君の指が入れられたのがわかる。そのまま梳かす
ように撫でられて、唐突に胸の中がなにかで満たされるのがわかった。お湯のせいではなくて温かくて、
体ではなくてもっと別のなにか。
 シオ君はそのまま口の中で射精した。



「神様……申し訳ないす」
 私はのぼせた体を横たえて、シオ君がどこかから見つけてきた扇で送ってくれる風をぼんやりしたま
ま受けていた。どうも夢中になりすぎて、時間をすっかり忘れていたようだ。それだけなのだけれど、
シオ君はなんだか自分のせいだと思っているらしい。確かに反応するのが遅くて少し飲んでしまったけ
れど、決してそれでおかしくなったりしない……と思う。
 保健の授業はそこまで深く話をしてくれないので、わからないけれど。
「シオ君、手……にぎってください」
「は、はい」
 まだ小さい、柔らかい手が右手に触れる。迷うように指が行き来して、指を絡めてくれた。
 交差する指にきゅっと力をこめると、今にも死にそうな顔をしていたシオ君が目を大きくしてそれから
微笑えむ。

 私にはまだ、これくらいからはじめる方が嬉しい。



695オマケ ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:38:13 ID:qMI0wlwZ

 最初は、天井から開いた穴から風が吹き込んできたと思った。
 それがすぐに人だとわかり、はためく布の間から見知った顔が覗くと、知らず知らずに体が強張るの
がわかった。
「ふん――神がなぜ倒れている?」
 それは、……カーヘ(多分)さんとかいう防人の方だった。
「神様はのぼせてるだけすよ。カーフこそ何しにきたすか」
 私と豆腐さん(聞こえなかった)の間に入り込むようにシオ君が立つ。そばには、たっぷり入浴して
水滴のついたアールマティが。
 リーフさん(ry)は背後に控えた護神像をアゴで示す。
「空を見回っていれば、不自然に明かりのついたところがある。入ってみればこの有様だ」
「不自然て。神様の居場所は防人印でわかるすわな」
「のぼせたとかいったか……不甲斐ないというか。せめて服ぐらい着せたらどうだ。機械どもが来た時、
裸でいる気か」
 話を聞いているのかいないのか、サーフさんが言いながら私を見下ろす。私は布をかけただけで、肩
や足はそのまま晒していた。
 ぼんやりした頭で首を回して、棚の上の制服に視線をうつす。
「神は女だったな」
 いぶかしげなローフさんの声。
「や、やらしい目で神様を見るのはやめるす」
「何を言うガキが。俺は女なんぞ抱き厭いた」
 さらっと問題発言をいって、カームさん(喉まで出かかってるんだけれど)は棚の制服を掴んだ。目
で追うと、シオ君に持たせている。
「早く着せてやれ。気の毒だ」

 あと一秒あれば私はこの人に対し、見方を変えることが出来たかもしれない。でもその前に、制服に
挟んでいた下着がハラリと落ちてそれを彼が拾ったことで、それは夢のまた夢となった。


696オマケ ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:38:55 ID:qMI0wlwZ

「……なんだこれは?」
 ビーフさんは白いブラジャーの端を摘んでしげしげと見る。
「それは、確か神様が胸に巻いてた何かす」
 シオ君が律儀に答えた。
「胸なぞ見たところないようだが……という事はこれはさらしかなにかか」
 前半部分を、撤回もしくは言わないで欲しかった。血が勢いよく巡っていて、今起き上がればきっと
また倒れてしまう。ひっそり唇を噛んで、私は耐える。
「さらしって何すか」
「そんなことも知らんか。まあその服ではわからないだろうな。つまり、こう巻いてだな」
 あ。
 待っ。
 あ。
「こういうふうにするわけだ」
「ああ、そういえばそんな感じで神様もしてたす!」
 半死人とはこういう状態なのだと理解する。まさか自分の、少し見栄をはりたくて購入した寄せたり
上げたりする下着を、まさか男性しかも名前もよく分からない方に身につけられてしまうなんて。軽く
泣きたくなったけれど、私は唇をきつく噛み締めてなんとか耐える。
「む……なにかこのさらしは特殊なようだ。神の世界のものということか、よくわからん」
「カーフが巨乳す」
「なぜそういう単語だけ知っている」
「父ちゃんがヨキ先生は実はそうだって連呼してたすから」
「ふむ。まあ神の前で比べるのも哀れ過ぎる話だな」
 私は頭の中で憲法を覚えてるぶんだけ必死に繰り返した。平和主義平和主義平和主義。
 ああ、それでもこの調子で私は攻撃本能を抑える事が出来るかどうか。
 こういう時は気を紛らわせる事を思い出せばいいのかもしれない。そう考えてなんとか落ちつく
……はずだったけれど。

697オマケ ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:39:42 ID:qMI0wlwZ

 下着の連想で、ふと下着泥棒にあった時のことを思い出し、逆撫でされる部分があった。
 そういえばオーガさんも出会い頭にいきなり寄越せとかなんとか……。
 そうこうしているうちにバームクーヘンさんは制服を手にして上から私を覗きこむ。そして体にかけ
ていた布の端をつかみ――
「やめなさいカーフ!!」
 布を掴んで体を隠し、私は飛び起きた。ウォームさんのアゴに頭突きする形になり、この思いがけな
い攻撃が彼の脳を揺さぶった事は間違いないと思われた。


 その後のことは、思い出さない方がいいのだろう。シオ君も語らないだろうし、追い返したマープさ
んに至っては記憶すら残っているか怪しい。ただその時のドサクサで私はブラジャーを無くしてし
まった。
 プラちゃんを抱えてこっそりボリュームの下がってしまった胸を隠しながら、私はため息をついた。




698通りすがり ◆DMzTyHF5uc :04/12/11 04:42:07 ID:qMI0wlwZ
以上です。カーフ純萌えの方すみません;


699名無しさん@ピンキー :04/12/11 10:26:45 ID:Lne46XHV
GJ!GJ!GJ!
オーガもえ

700名無しさん@ピンキー :04/12/11 12:25:50 ID:OAriTPuK
あああああぁぁぁぁぁあああぁぁ(*´Д`)ハァハァ
シオたん可愛いよシオたん(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
どうもお疲れさます!!

701名無しさん@ピンキー :04/12/11 14:08:56 ID:C7LefE2E
禿げGJ!本編の神様のいけないお姉さんっぽさにノックアウトされましたが、
それをオマケが超越しましたよ。ワロターw

表現が豊かで分かりやすいので、情景が目に浮かぶようです。乙でした。
ドレヨキ続きもキボンv

702通りすがり ◆DMzTyHF5uc :04/12/12 01:43:04 ID:s7yuAX8z
ああ、レス付けてくださった方、ありがとうございます。
いろいろ同時進行して、ちょっとテンパってまして;ss書き上げた時にまた来ます
ドレヨキリベンジに向けて頑張るす

703辻斬り侍 :04/12/13 04:31:06 ID:ttKwtduz
小ネタ投下。神様。

704辻斬り侍 :04/12/13 04:32:08 ID:ttKwtduz
《アンダーワールド》

私は、セーラー服の襟元から、自分で中を覗き込みました。
着ているのは、ベビードールっぽいデザインがお気に入りのキャミソールと揃いのブラ。
スカートの下も、セットのデザイン。
かわいいランジェリーは大好きです。
本当のベビードールと違って、フリルも控えめで制服の下に着込めるけれど、その代わりに刺繍やリボン使いがかわいいし、何よりシフォン風の生地の色が淡いピンク……むしろ桜色って言いたいような色で、これは一番のお気に入り。
さみしいなあ……。
体育の授業前に更衣室で、女の子同士かわいい下着を見せ合うのは、ちょっと恥ずかしいけど楽しい儀式でした。
けれど今は男の子しかまわりにいないし、服に対する美意識ってきっと違うと思います。
それでも、最初の村で会ったヨキさんという方のゆったりした服は綺麗だな、と思ったし、レオさんの服も似合っていてかっこいいな、と思います。シオ君も、似合っていてかわいいです。
でも、私がこの世界の美意識を理解できるからといって、この下着を褒めてくれる人がいるかと言うと……謎です。
つまらない……。せっかくかわいいのに。
ふと、私はある可能性に気がつきました。これだけ生活が違う世界だったら、下着姿になっても、下着姿だとは気付かれないかもしれません。
さいわいなことに、今シオ君たちは食料をいただきに近くの村に行っていて、そばには機会のプラちゃんしかいません。
脱ぐなら……今。


705辻斬り侍 :04/12/13 04:33:11 ID:ttKwtduz
私としましては、学校指定のこのセーラー服もかわいくて気に入ってるけど、でも、せっかくのかわいい下着がもったいないから。
リボンを解いて、上着を脱ぎ、スカートのファスナーとホックを外します。
足元に、パサリとスカートが落ちました。
薄いシフォンがゆるく風になびき、刺繍の糸が日差しにきらきら輝きます。
私は、胸元の細いサテンのリボンを結びなおしました。
シオ君、レオさん、早く帰って来ないでしょうか?
美意識が違っても、きっとこのかわいさは分かってもらえるはずです。
村のほうから、人影がふたつ、こちらにやって来るのが見えました。
「シオくーん!レオさーん!」
私は待ちきれなくて、二人に大きく手をふりました。
二人の反応が、とても楽しみです。

おわり




706辻斬り侍 :04/12/13 04:38:26 ID:ttKwtduz
以上。神様、日焼けにはご注意なされよ。と、書いた自分で思うでござる。

707名無しさん@ピンキー :04/12/13 19:10:24 ID:y+2VqLqC
GJ!
天然な神様ハァハァ

708名無しさん@ピンキー :04/12/15 01:51:45 ID:wW4Zzjvy
か・・・神様可愛すぎ・・・!!!
ハァハァしてとまらん(W

709名無しさん@ピンキー :04/12/15 22:47:29 ID:62E1antl
なんつーか。封神とかTS非強制を荒らしまくったのになんでKINOは投下してるんだ?
住人に嫌われてるのがわかってるのにな。

710名無しさん@ピンキー :04/12/16 01:49:36 ID:JOQHPiHc
神様やレオ、シオの年齢ってはっきり出てましたっけ?
保存しておいたジャンプを家人に捨てられ確認出来ず_| ̄|○
どなたかご存知でしたらお願いします。

711名無しさん@ピンキー :04/12/16 03:37:47 ID:bTQywcja
>710
シオは12歳。他は情報が提示されてないので不明です。

712名無しさん@ピンキー :04/12/17 16:47:53 ID:3EO2vDzT
最萌トーナメント、神様出場してるね。

713名無しさん@ピンキー :04/12/17 23:29:33 ID:NfpFVI/C
KINOさんのアルヨキ待ちなんだが……もうこないとかじゃないよね?ないよね?

714名無しさん@ピンキー :04/12/17 23:33:52 ID:WuGBBDeU
自分も待ってるすー
でも職人さんをせかしちゃいかんぜよ。

715名無しさん@ピンキー :04/12/19 00:37:22 ID:pYM5dtih
waqwaq神様支援協会
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/comic/183/1102355524/
第2回週刊少年ジャンプ女性キャラ最萌トナメ雑談スレPart5
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1103220713/

週間少年ジャンプ女性キャラ最萌トーナメント開催中。
現在松田さまの初戦、20日のため作戦会議をやってます。神様を応援・支援したいヤシはここに集合。
ここで神様が優勝できたらWaqwaqに興味を持つ香具師がぞろぞろ出てくるはず!

Waqwaqの明るい未来のために、住人の皆様のご協力をお待ちしております。

トーナメントの公式支援所
・支援用お絵描き掲示板 http://w7.oekakies.com/p/usako/p.cgi
・支援うpろだ http://www106.sakura.ne.jp/~votecode/jumpmoe/up1/upload.html
        http://www106.sakura.ne.jp/~votecode/jumpmoe/up2/upload.html


716名無しさん@ピンキー :04/12/19 01:11:11 ID:QoIYfZsI
あいよノシ  松田さまに入れるだ。
SSで支援したいが、絵のほうがいいんだよね?


717名無しさん@ピンキー :04/12/19 01:23:14 ID:pYM5dtih
SSは適した内容にするのが難しいようで他候補も絵の支援中心ですので、絵の方がいいようです。
投票の時に、素敵な惹句を添えるのも効果があるようです。是非腕を揮って神様の素敵キャッチフ
レーズを考えて投票してください。協力よろしくです。

718◆7NxJ4cO80Y :04/12/20 04:43:10 ID:ehUVaQHk
お待たせして申し訳ないので
途中までですが投下していきますね。

前提補足等は>679を参照くださいまし。



―――ピンポーン
呼び鈴の音に気付き、スリッパの音をパタパタと軽やかに響かせながら、玄関に向かう。
ドアを開けると―――、誰もいない。

「……いたずら……?」
ドアを閉めようとした所で、
もしかしたら、と思いあたる事があったので外に出て
玄関からは死角になっているドアの裏側を見てみると、
ドアの影で緊張しているのかいつもより3割増で顔を強張らせているレオの姿があった。
「…やっぱりレオさんだったんですね。いたずらかと思ったじゃないですか」
「今日家に行く約束をしているんだ、とシオに話してついてきてもらったんだが、
押すか押すまいか悩んでいるうちに、じれったいすよ!!』とシオが押して、その……」
くすくすと笑いながら声をかけると、基本的に無口で、もし話したとしても必要最小限にしか
しゃべらない彼にしては多弁な、そしてしどろもどろな返事が返ってくる。


719◆7NxJ4cO80Y :04/12/20 04:43:48 ID:ehUVaQHk
「ここで話すのも何ですから、上がってください」
玄関脇に置いてある来客用スリッパを出し、家の中に招き入れる。
「お邪魔します」

「少し座って待っててください。今パウンドケーキ焼いてるんです」
ソファに座って座って待つように言われて大人しく待っているものの、
ふかふかした感触の気持ちよさとか、キッチンから聞こえてくる鼻歌とか、
……落ち着かない。

――数分後。
鼻歌は途切れることなくずっと続いている。
あれからレオは、気分を落ち着かせようと腕を組んでみたり、足を組んでみたり、
その組んだ足を組み替えてみたり、背もたれに寄りかかったり、
少し横になって目を閉じてみたり……と、
気を紛らわすために思いつく限りの行動をしてみたが、効果は無い。
むしろ落ち着かなさは増すばかりでどうしようもない。

それにさらに拍車をかけるのが、歌声とこのシチュエーションだ。
微かに聞こえてくるあの高い声は行為の時の嬌声を連想させ、さらに家には家族も誰もいず、2人きり。
我慢強いレオにも限界というものはある。

レオは立ち上がるとキッチンへ向かった。

720◆7NxJ4cO80Y :04/12/20 04:45:12 ID:ehUVaQHk
「神」
「どうしたんですかレオさん」
「落ち着かないんだ」
「だったらお茶でもいれましょうか?」
薬缶に水を入れようとした手はレオに包まれ、その動きを止められる。

「いれなくていい」
そのまま抱きしめられた。
「…レオさん?」
「落ち着かない」
「……え?」
「神がそばにいないと、落ち着かない」
ぎゅう、と力を込めて抱きしめられる。
軽く混乱しつつもそっとレオの背中に腕をまわす。

「…私もレオさんがそばにいないと、落ち着かないです」
レオの胸によりかかるように耳を寄せると聞こえてくるレオの鼓動。
――そばにいると落ち着く、と言っている割に鼓動は速い。
それはつまり彼が落ち着いていない、という事を遠回しに示している。

「神のそばにいるとすごく落ち着く。だが、違う意味では落ち着かなくなる」
「…え?」
レオはエプロンの紐を解くと、紐を解いた手を肩にかけそのまま下へ下ろす。
ピンクの格子柄の布は音も無く床へ落ちた。

721◆7NxJ4cO80Y :04/12/20 04:46:48 ID:ehUVaQHk

意味深な所で続きます。
出来る限り近い内に投下したいと思いますので
お待ちいただければ幸いです。

それではおやすみなさい(`・ω・´)ノシ

722名無しさん@ピンキー :04/12/20 04:49:56 ID:VgSpxMAx
リアルタイムで投下に遭遇だ!GJ!
レオが思春期の男の子って感じでバカカワイイですv
と同時に恋してるって感じで萌え。

続き楽しみにしてます。おやすみなさい。乙でした!

723名無しさん@ピンキー :04/12/21 19:41:20 ID:ml47hWMh
妙なところで止めんなよヽ(`Д´)ノ

GJ!続きが気になる(*´д`*)ハァハァ

724KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:13:17 ID:cVFP2yF7
|*゚▽゚) こそ。

ちょっと早いがクリスマス。
アルヨキ。
NGワードKINO。
松田様、二回戦進出おめでとう。支援させていただきまっせ!!


725KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:13:49 ID:cVFP2yF7
◆粉砂糖の夜◆





「うっは〜〜、このままじゃ死ぬ!!凍え死ぬ!!」
赤子を抱えて、男は砂の海をひたすらに走る。
彼の勘が正しければ、もうじき七の村に辿り着けるはず。
自分ひとりならば野宿もできるが、子供を抱えてのそれは正直厳しい。
まして、赤子だ。
「うっしゃ!!見っけたぜ!!」
砂丘を踵で滑り降りて。
アイゴーグルをたくし上げる。
「すんませーん。この村の医師のヨキの恋人なんすけどーーーっっ!!」
「妙な言動は止めろ、アル」
外界を遮断する扉を開けて、女は男を招きいれた。
「サンキュ。凍死するとこだった」
「そんなに弱くも無いだろう?」
「俺じゃない、こいつ」
腕の中でぐっすりと眠る小さな命。
「息子」
「見ればわかる。お前に……よく似ている」
寒さで頬が赤くなってはいるものの、安心しきって安堵の笑みを浮かべて眠る姿。
「シオってんだ」
「……うん……」
「ヨキ〜〜、寒ぃ……」
きっかけはすぐそこにあるのに、見つけられないままで。
二人で居られればそれでいいと、心が呟くのに。

726KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:14:14 ID:cVFP2yF7
「今、火を……」
後ろから、包みこむように抱きしめてくる腕。
「あったけ……すっげ、寒くてさぁ……死にそうだったんだ」
「………………」
「何も、聞かねぇの?」
耳に触れる唇の、冷たさ。
「……聞いたら……」
喉の奥で、言葉が詰まる。
「……平気でいられる自信が……ないよ……アル……」





甘い香りと、柔らかい湯気。
「うわ……すっげー、美味い」
「アルコール入りのミルクなら、身体も温まるだろ?」
赤子を腕に抱いて、ヨキはあやすようにその子を揺らす。
心も身体も冷え切って、ほしかったのは確かな温かさ。
「もう一杯」
「はいはい」
子供を抱いて、アルはその寝顔を覗き込む。
「ヨキ、見ろ。笑った」
「おや、可愛いね」
何も知らなければ、年若い夫婦とその子供にしか見れないだろう。
赤子の頬を指で軽く突いて、額に口付ける。
「うは、機嫌いいな、シオ」
「良い名前だ。お前にしてはね」
「生きてくには、必要だろ?」

727KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:14:57 ID:cVFP2yF7
悪戯気に閉じられる片目。
頬には真新しい傷。
「痛かったろ?アル……」
細い指がそこに触れて、愛しげに摩っていく。
「もう、慣れたよ。ヨキ」
「……アル……」
「ただいま」
ちゅっ…軽く重なる唇と伝わる息遣い。
どれだけ離れても、心は離れられないままでいたから。
互いの道が別れても、こうしてまた一つになる。
「……おかえり……っ……」
恋は、それだけで自分が女だということを自覚させてしまう。
自分で離したはずのこの手が。
まだ、自分に触れてくれる。
「……ふぇ……ッ…」
「おわ!!泣くな、シオっ!!」
「貸せ!!私がやるっ!!」
女の胸から伝わる心音に、子供は再び夢の中へ。
その柔らかさは男親には出せないものだった。
「やっぱ、母親が居たほうがいいのなかなぁ……」
「小さいからね、まだ」
「んー……んじゃ、頼んだ」
「は?」
「シオの母親。おれ、しばらくここに残るから。機械退治で報酬はオケイ?」
何も話してはくれない。そして、自分もそれは望まない。
それは多分――――互いが傷つくものなのだから。




それからの日々は一転する。
静かだった日常は、子供の存在で慌しいものになった。

728KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:15:46 ID:cVFP2yF7
「ヨキ!!昼飯!!」
「自分で作れ!!シオのほうが先だっ!!」
暖めたミルクを、瓶に移す。頬で確かめてからそっと小さな口に咥えさせる。
とくとくと飲む姿。
「飯〜〜〜〜〜〜っっ」
「その辺にあるものでも食べてなさい」
子供を抱く手も、自然になってきた。
小さな小さな家族は、自然と幸せな微笑をくれるのだ。
「ヨキ先生も大変だねぇ。小さな子供が急に来から」
「いやいや、兄弟も作ってやんねーとさ」
「アル!!」
最初は困惑していた村人たちも、いつの間にかそれを受け入れていた。
何よりも防人が常駐することによって、命の保障が確約されるのだ。
追い返す理由も無い。
加えて男の人懐こさと、明るい性格も幸いした。
「ばーちゃん、聞いてくれよ。ヨキ、俺に飯くれないんだぜ」
「おやおや。子供に構いきりで旦那には愛想がつきたのかい?」
老婆の手から果実を受け取って、そのまま齧る。
「さぁて。飯ができるまでいっちょお仕事してきますか」
護神像を引き連れて、外に飛び出す。
「……仕方ないね。昼食の準備をするか」
シオをベビーベッドに寝かせて、今度はアルの昼食を。


729KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:16:12 ID:cVFP2yF7
(本当に……家族のようだね……アル……)
何もかもを捨てて、もう一度手を繋いだ。
自分たちなりの何かを。
ようやく、見つけられたのだから。




「先生、今日くらいは子供を預かるよ」
アルが七の村に来てから早一ヶ月。
季節は冬の真ん中に。
「いや、シオは……」
言いかける女の言葉を男が止める。
「んじゃ、お言葉に甘えて明日の朝まで頼むわ、ばーちゃん♪」
「アル!!」
「今日一日だけ。な?」
吐く息は白。外はもしかしたらとんでもない寒さかもしれない。
そろそろ日も傾く時間だ。
「ヨキ、あっちいこう、あっち」
いつものように、指を絡めて人波をすり抜けて。
階段を駆け上がって、秘密の部屋へ行こう。
「隠し部屋って、昔から好きだったんだ、俺」
「私も、この部屋を見つけたときは嬉しかったよ」
診療所の屋根裏部屋。埃を払って古びたベッドに腰掛ける。
肩が触れ合うだけで、鼓動が早くなるのが互いにわかってしまう距離。
「ヨキ」
頬に触れる唇。
「赤い血の神様が、この世界を作った日に一緒に居られて、俺……幸せだ」
抱きしめあって、確かめ合えるこの温かさ。

730KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:17:03 ID:cVFP2yF7
上着を脱がしあって、互いの身体を見つめる瞳。
「……傷が……」
左肩から右胸の下まで走る大きな傷跡。
「ちっとしくじった。命があるから問題なし」
「……馬鹿……ッ……」
抱きついてくる細い身体を同じように抱いて、その額に小さなキスを。
「でも、ちゃんと生きてるよ、ヨキ」
「……うん……」
君のためにこの命を捨てる覚悟はできているから。
また君に逢うために、死ぬわけには行かない。
「うは、今日はこのおっぱい俺のもん♪」
「アル!!」
「シオにしばらく取られてたからさぁ……やーらかくて気持ちいい……」
そっと身体を倒して、唇を塞ぐ。
何度も何度もキスをして、舌を絡ませる。
その度にぴちゃぴちゃと零れる音。
「…ん……っは……」
絡んだ舌が離れたくないと、糸で繋がる。
それに応える様に、再度唇を重ねた。
「んっ!」
両手でぎゅっと乳房を掴まれて、尖った乳首を交互に吸われる。
ぬるぬると濡れた指がそこを押し上げて、追いかけるようにぶちゅ、と唇が包み込む。
「ふぁ……ぁ!!ア…ッ!!」
時折甘噛みするように軽く当たる歯先。

731KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:17:54 ID:cVFP2yF7
「……ヨキ……」
乳房にできる小さな噛み跡。
二人分の体重を受けて、ベッドの軋む音が室内に響く。
鍛えられた身体は、どこか美しささえも感じさせて。
どこか、うっとりと視線を奪ってしまう。
「……綺麗だね……アルの身体……」
「あん?よっぽどお前の方がいいと思うけどな」
鎖骨に唇が触れて、指先はゆっくり下がっていく。
柔らかな腹を撫でて、その下の裂目に沈む。
一本だけ、内側に忍ばせてそのままぐい…と押し上げる。
「あ!!あ……ぅ…」
じゅく、じゅぷ…絡まってくる愛液に誘われて二本目が入り込む。
内側でそれが踊るたびに、女の身体がびくびくと震えた。
「な、ヨキ……」
「…ぁ…ッ!!」
唇が秘裂に触れて、そのまま舌が捻じ込まれる。
押し当てるようにぐりぐりと動かして、強く吸い上げた。
「やぁ…ッ!!!」
つ…濡れた糸がねっとりと唇と繋がって。
それを指で断ち切って、今度はその上にある突起を舐め上げる。
「ひゃ…あ!!あ…アル…ッ!!」
ちゅ、ぴちゃ…何度も舌先がまるで飴でも舐めるかのようにそこを丹念に舐め嬲って。
奥まで入り込んだ指が、ゆっくりと女を追い込んでいく。
「……シオもさ、一人っ子じゃ寂しいと思うわけよ、俺的には」
「……?……」
「だからさ、兄弟を作ってやりたいわけなのですよ、父親としては」
膝を開かせて、先端を沈ませる。

732KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:18:25 ID:cVFP2yF7
「あ!!」
中程まで飲み込ませて、形の良い鼻筋にアルはそっと接吻した。
「協力して欲しいワケ」
「馬鹿なこ……ぅあ!!」
じゅく!と最奥まで貫かれて息が上がる。
ぐいぐいと押し込まれて、抉るように動く腰。
足の指先までじんじんと痺れて、熱くなってしまう。
「一人じゃ、無理だろ」
「けど……ッ!!」
「俺の願い事……かなえてくれよ……ヨキ……」
自分を見つめてくるその瞳の優しさに。
泣きそうになってしまう。
こぼれた涙を唇が舐め取って、甘い甘いキスをくれた。
「……叶えられるなら……」
震える手が、前よりも少しだけ逞しくなった背中を抱きしめる。
「叶えたいよ……アル……っ……」
「サンキュ……ヨキ……そんだけでいいよ……」
それは叶わない願い。彼と彼女の運命がどれだけ重なっても。
彼女の身体は、誰かの命を宿すことは不可能なのだ。
「ぅア!!」
腰を抱き寄せられて、隙間無く絡まる身体。
動きが無くても、自分の中で男のそれが脈打つのが分かる。
繋がってるだけで、満たされるこの身体。
飢えと渇きを、一瞬で彼は打ち消してしまうのだ。

733KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:19:02 ID:cVFP2yF7
「ひ…ぅ…ッ!」
打ち付けてくる動きの一つ一つが重い。
子宮に直に響くかのように、動くたびに理性が奪われていく。
乱れた黒髪と、ほんのりと染まった白絹の肌。
少しだけ焼けた男の体が対を成すように、その上で腰を進める。
「…あ!!アル…ぅあ…!!」
汗が肌に落ちるだけでも、びくんと感じてしまう。
指先が、吐息が、唇が。
何もかもが愛しくて、心も身体も熱くしてしまのだ。
とめどなく溢れる愛液は、互いの腿を濡らしてシーツに沈んでいく。
「あ…ふ、アル……アル……ッ…」
手を伸ばして抱きしめられることの幸せ。
自分を見つめてくれる視線。
「…っは……ヨキ……っ…」
追い詰められているのは同じで。
「あ!!あ…ぅ!!アル……ッ!!!」
びくつく女の身体をきつく抱きしめて、その奥に自分を吐き出す。
「…ヨキ……」
熱の冷めない身体を絡ませて、呼吸を分け合うようなキスを繰り返した。




「天窓まであるんだな、この部屋」
地下都市にしては珍しく、この部屋には外が見える天窓があった。
それがどのようにして外と繋がっているのかは分からなかったが。
「星。綺麗だな」
自分の腕に頭を乗せる女の背中を抱いて、男は耳元で囁いた。
「久しく、星も見てなかったよ……」
「ん……ほら、綺麗」

734KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:19:45 ID:cVFP2yF7
ゆっくりと身体を起こして、窓越しに空を見上げる。
生まれては消えていく流星を、二人で見送った。
命は、生まれていずれ消え行く。
だからこそ、この人生ははかなくも美しい。
「ヨキ、あれ欲しいか?」
アルの指が一際大きく輝く星を指す。
「そうだね。欲しい……かな」
「じゃーん。捕まえてみました♪」
それは、銀の鎖に通された輝石。
白銀の爪が石を守るように囲んでいる。
「この前立ち寄った村で作った。この表面を切るのが結構難しくてさ……」
細い首に掛けて、後ろで留め金をぱちんと合わせた。
胸元で鮮やかに輝いて、星は彼女のものになった。
「よかった、丁度良い。指輪と迷ったんだけど、怪我人見るとき邪魔になるだろ?」
「……アル…っ……」
ぽろり。こぼれ落ちる涙。
それはどの星よりも美しい宝石。
「……ありがとう……」
「……ん……」
降り注ぐ星は、まるで雪の様。
神の降り立ったこの日を祝福するように、数多の流星が過ぎ去っていく。
「それと……」
すい、と出されたのは一輪の白い花。
伸びた茎の美しさは、彼女の後姿を思わせた。


735KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:20:06 ID:cVFP2yF7
結ばれた真っ赤なリボン。
「女には、花を。これもお約束」
「……馬鹿……っ……」
受け取って、そっと頬に唇を押し当てる。
この夜だけは恋人同士に戻って流れる時間を甘受しよう。
朝の足音はまだまだ遠い。
「ヨキ、かーいい」
両手で乳房を掴んで、ちゅ…とキスをする。
「もう一回……」
突き飛ばされるのは覚悟の上。
「いいよ。アル……」
アルの頭を愛しげに抱きしめてくる細い腕。
「ほえ?本当にオケイ?」
「オケイ」
「うっしゃ!!いっただきま〜〜〜っす」
夢なら、覚めないままで、このままで。
偽物でもいい、家族になろう。
確かめ合うように、身体を重ねて。
ただ、そうしていられることに溺れた。
「……あ……雪……」
男の肩越しに見える初めての雪。
「おー……綺麗だな……どーりで寒いわけだ」
だから、寒さのせいにして二人で暖めあえる。
ただ、雪ははらはらと降るだけなのに。
涙が、止まらない。
「ヨキ?」
ちがう、と頭を振っても、止まれ、と自分を諌めても。
どうしても、止まらない。
君がここに居て、暖めてくれる。
ただそれだけのことを、ずっと求めていた。
失って初めて知った感情と、この心の痛み。
この雪のように、君の上にしずかに降りて行きたい。

736KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:20:37 ID:cVFP2yF7
「俺は、此処に居るよ。ヨキ」
声を殺して、彼女は涙をこぼす。
「俺しかみてねーから……」
覆い被さって、ぎゅっと抱きしめてくる腕。
「泣いたって、いーんだぜ。ヨキ」
一年に一度だけ、この特別な日に。
君が苦しいと言うことから救い出せるのならば。
この腕なんか、千切れても構わないのです。
「な?」
「……ぅ……ん…ッ……」
君のその細い腕に絡みつく運命の鎖を引きちぎって。
このままこの砂を蹴って、連れ去ってしまいたい。
せめて、この粉砂糖の降る夜だけでも、
君を、幸せにしたいのです。






「シオ、パパだぞ〜〜〜」
子供を引き取って、男は頬をすり寄せる。
「たまには二人で過ごすのもいいもんだろう?防人さんや」
「おう!おかげで二人目……っで!!ヨキ!!」
「シオ、おいで。馬鹿が伝染する」
シオを奪い取って、そっと抱きしめる。
すやすやと眠る子供は、この先も運命などまだ欠片も知らない

737KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:20:57 ID:cVFP2yF7
「さて、お仕事と行きますか。シオ、ママに迷惑掛けないで、いい子にしてろよ」
「誰がママだ!!」
「お前に決まってんだろ、俺、男だもん」
大きく手を振って、あっという間にその姿は消えてしまう。
(まぁ……悪くない響きだね、アル……)
君の血の混じったこの子供を。
この先もずっと、君を愛するように愛していこう。
「ふ…ぁ……」
「ん?お腹がすいたのかい?」



砂漠に振る甘い甘い一匙の雪。
幸せの味付けに、そっと加えた。



738KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/21 23:24:44 ID:cVFP2yF7
以上。
メリークリスマス。


まぁ、わしは仕事だが。誰かと過ごす香具師は素敵な夜になるといいな

739名無しさん@ピンキー :04/12/21 23:34:06 ID:cXwTLWRl
KINO氏乙&GJ。

久々にアルヨキ読んだのでなんかテンション↑

740名無しさん@ピンキー :04/12/22 01:13:23 ID:Z6p+Cn43
みなさん、わかってると思うけどKINOはスルーですよ!!
長文あらしにレスはしない。これ鉄則ですよ!!

741名無しさん@ピンキー :04/12/22 10:35:58 ID:rnwswKNz
KINOさん、甘々なアルヨキ、ごちそうさまでした。
ふんわり甘い粉砂糖に包まれたクリスマス、いいなぁ…と思いますた。

742名無しさん@ピンキー :04/12/22 12:00:52 ID:cGJms7gf
720   安心汁。あぼーんしかみえねえ。 誰かめいわくなコテが投下したのか?


743名無しさん@ピンキー :04/12/22 13:54:11 ID:MnDyAYbM
アルヨキでクリスマスネタが見れると思いませんでした!
GJ−!!

744名無しさん@ピンキー :04/12/22 15:20:47 ID:vCan2q+N
消えろって言われてんだから消えろよ。     アルヨキ飽きたって言われてんだらよ

745名無しさん@ピンキー :04/12/23 00:23:53 ID:1h/KfqvT
KINOとあらしはスルーがこのスレのお約束です

746名無しさん@ピンキー :04/12/23 00:55:15 ID:CzbjhZP2
>>745に同意。
KINOはスルーがここでのお約束。見習いBさんだけ居ればいいよ。

747名無しさん@ピンキー :04/12/23 00:59:33 ID:CzbjhZP2
つけたし。
別スレ立てて出て行けって言われてるんだから、出て行けば?
はっきりいって誰もあんたのSSなんか待ってないし。

椛 ◆7NxJ4cO80Y さんの後の投下だから仕方なくみんなレスつけてるけど。
も う こ の ス レ に は く る な 

来ても今回みたいにまたオールスルーだぞ。書き手にもROMにも嫌われてるんだ。
もう投下するな。そのほうが、あんたにもこのスレにもいいんだ。

これは多分住人の総意だと思う。
さよなら、KINOさんw

748名無しさん@ピンキー :04/12/23 06:04:28 ID:bVaGk8ro
ちょっと思うのだが、ここに来ればキノさんが叩かれるの分かってて待ってる
とか言う人たちもどうかと思う。サイトでも同じもの読めるんだから、そっち
でちゃんと感想とか言ってあげた方がいいんじゃないかな。好きなんだったら
それくらいの手間は惜しまないでかけないと。今の事態って、読む側の怠惰に
も原因はない?叩きを見るのも、叩かれてるのを見るのももう疲れたわ。

申し訳ないけど、この事態を見る限りキノさんは支援物資とか出さないで欲し
いです。たたり神も一緒についてくるから。

749KINO ◆v3KINOoNOY :04/12/23 09:11:04 ID:noqySO4C
>>748

分かりました。もう、今後は投下しません。
ただ、萌トーナメントはななしで支援してました。それだけは言わせてくれ。


楽しかったです。ありがとう。

たたり神とか言われたら、もう何もできないや・゚(ノ▽; )


750名無しさん@ピンキー :04/12/23 11:51:08 ID:GAKVFBBA
748のおかげで、このスレにもやっと平和が訪れたよ        クソコテも撤退宣言でたしな!       あ、何事もなかったように他の神の投下、お待ちしてますm(__)m

751名無しさん@ピンキー :04/12/23 11:56:53 ID:ZAad76SC
クソ粘着のせいで書き手が一人消えた・・か。
ああ。お前の言うとおりだろうさ。
このスレが不用意に荒れることはこの先ないし、平和も訪れるだろう。

だが、俺に見えてる真実は只一つだ。
お前らは頑張って作品書いてる人を傷つけた。
だから、俺はお前らを許さない。かといって何もできないがな。

752チ@チ@チ@ :04/12/23 12:57:45 ID:bMRNs4g/
キノ消えたの!?  やったー! 

753名無しさん@ピンキー :04/12/23 13:37:37 ID:QLoaWeO6
これで平和になってスレも良くなるとか思ってる奴馬鹿じゃないか?

こんな職人追い出してるようなスレに新規は絶対来ない。
もといた職人もいつ標的が自分になるかも知れないから投下も控える。


このスレの行く末も決まったな。
スキだったけどご愁傷様。

754名無しさん@ピンキー :04/12/23 13:53:55 ID:BChZwTws
職人は追い出してないだろ  目障りなのを消しただけで   封神のほうでもうざがられたしな

755名無しさん@ピンキー :04/12/23 13:56:29 ID:clwJ55RO
見習いBさんだけいればいいよ   KINOいらねー

756名無しさん@ピンキー :04/12/23 14:41:39 ID:liOh8QdM
せめてSSに感想くらいつけてやれよ、おまいら。
これが最後なんだからさw


757名無しさん@ピンキー :04/12/23 18:12:27 ID:v3uVEdCr
なんか、見習いBさんが悪いわけじゃないけど・・・こんなふうに自分の好きな書き手を追い出す信者は嫌だ

758名無しさん@ピンキー :04/12/23 21:46:11 ID:VV7Q7AJf
KINOさん……また、来てくれるんだよね?撤退じゃないよね?

>748さん
私は携帯組なので、サイトを見ることはできません。
そういう人間の気持ちは考えてますか?
多分、KINOさんも携帯組のことを考えてここにも投下してくれるんだと私は思ってます。

たたり神。これは酷いんじゃないですか?
自分が言われたらどれだけ傷つくか考えましたか?

748さんがこの先、このスレで何をやってくれるかわからいけど。
KINOさん以上のSSを書いてくれるんですか?

今まで擁護も援護もできなくてごめんなさい。いま、言わないときっと伝わらないから。
あらしの言葉だけじゃなくて、書けばきっと届くと思うから。

もっと、読みたいって思ってる人も居ます。それだけでも信じてください。

759名無しさん@ピンキー :04/12/23 22:23:34 ID:6wYytKm1
>>758
あきらめろ。パソコン買え。

760名無しさん@ピンキー :04/12/23 22:55:20 ID:qNUpgZTy
明らかに荒らしてるのは一人だな…

不安要素さえ追い出せば万事オケイと思な訳ないだろう?
KINO氏がその要素に当てはまるとすら自分は思わない訳だが。

>>758
禿同。
もっと読みたいうちの一人だ。

761名無しさん@ピンキー :04/12/23 22:57:33 ID:qNUpgZTy
×思な訳ないだろう?
○な訳ないだろう?

間違えたorz
自分がマジレスするとなんでこうなるんだ;

762名無しさん@ピンキー :04/12/23 23:20:38 ID:V+0+u8OY
たたり神は言いすぎだよな
支援物資は出さないで欲しいってお前何様?
同じフジリュー好きで萌トナメに支援してる人に、まるで好きでいる資格も無いって言ってるみたいだ
俺としては748が何を意図してあのレスをつけたのか聞きたい

763名無しさん@ピンキー :04/12/23 23:21:45 ID:V+0+u8OY
ごめ、最後の二行がお前何様ってことね
俺みたいにSSとかかけない香具師からみればKINO氏は立派に職人だよ

764名無しさん@ピンキー :04/12/23 23:31:10 ID:QLoaWeO6
まぁ、何を言ったって後の祭りだ。

あと748を擁護するわけじゃないのだが、
748は
「KINO氏が投下したら、荒しも一緒についてくる」
って言いたかったんじゃないのか…?

765名無しさん@ピンキー :04/12/24 00:05:39 ID:lD2la6GK
たたり神って凄いな、748。藻前ある意味天才だよ


あーあ……KINO氏撤退か。
ちょっと個人的に748をアールマティーに食ってもらいたい気分だ

766名無しさん@ピンキー :04/12/24 00:17:16 ID:q+eqRvIJ
>>748の文章には「たたり神も一緒についてくる」ってあるから、
>>764と同じく自分もたたり神=粘着な人の事だと
思ってたんだが……違うのか?

確かに>748の意見はアレだが、おまいらももちつけ。

767名無しさん@ピンキー :04/12/24 00:27:01 ID:lD2la6GK
まあ、>748の願い通りKINO氏は撤退宣言したわけだしな

俺は藻前を一生恨むぞ
つーかお前がたたり神だ

768765 :04/12/24 00:34:03 ID:lD2la6GK
>748  KINO氏を追い出したんだ。藻前が何か書くんだよな?
神様の二回戦のときも、さぞ素敵な支援をするんだよな?

あらしよりも今の俺にとっては 7 4 8 の ほ う が む か つ く

撤退取り消して戻ってきてくれ、KINO氏。


769名無しさん@ピンキー :04/12/24 00:38:15 ID:YFDQYlYL
腐った流れで傍観してたんだが、KINO氏と嵐とがセットで考えられてるのは
ちょっと酷すぎる。特別崇拝はしてないが、ss職人に、厨っぷりが痛々しい
嵐の罪まで引きうけさせるのは、ちょっとどうよ。
それだけKINO氏は影響力ある人ってことなんだろうが

770名無しさん@ピンキー :04/12/24 01:06:45 ID:qyBcL2JL
荒らしは糞だと思うが、自らのHPも持ってるKINO氏が
ここでSSを発表し続けることのメリットの大きさを誰か教えてくれ。スレ・住人視点からね。
自分としては本人にとってもスレにとってもデメリットのほうが大きいと思うのだが。

771名無しさん@ピンキー :04/12/24 03:55:28 ID:IO5XsTk3
流れを読まずに>>748にドウイ
つーかこんなどうでもいい話でスレが無駄に消費されてる時点で
十分デメリット


772名無しさん@ピンキー :04/12/24 08:48:26 ID:Uyi/De6l
サイトにアップした時にアプしましたって報告でいいと思うんだが。
携帯組に読んでもらいたいという配慮を考えるのなら
サイトの携帯版を作ればいいだけの話なんじゃ?

KINOさんの話は嫌いじゃないけど
投下される度にいつも同じ話のループなのがな…。
KINOさんもこういう流れになるってわかってるんだったら
読みたくない人はスルー推奨とか言ってないで
もう少し違うやり方があったんじゃないのかと思う。

何はともあれ今までお疲れ様でした。
長文書き込みスマソ。


773名無しさん@ピンキー :04/12/24 11:27:58 ID:xxirTgZt
あのサイト、保管庫だもんな。 投下したいって言う書き手を叩く馬鹿がいる。今回のはキノさんに非はないよ。   たたり神は言い過ぎにイピョーウ                             

774名無しさん@ピンキー :04/12/24 12:09:56 ID:I5eQSZ9O
誰かがKinoさんを叩き出してからだよね。こんな風になったのは。 
私も擁護できなかった一人だし、いままで叩かれるのをみてるだけの立場だった
このスレが好きだっていうのも分かってた。
できればこのままここで投下してほしいです。
削除依頼が通るのもわかったし、あらしはスルーも、みんなおぼえたと思う。

嫌ならスルーって言ってくれるだけいいほうだと思う。
毎回、投下するときに気を使ってくれてる。

書き手に甘えすぎだったのかもしれない。
要求ばかりして、私も含めて住人は何も返さなかった。
その代償がいま、こうして結果になった。

Kinoさんばかりを責めてる人がわからない。
NG設定をして、雑談
にも混ざらずにひたすら投下。

そんな人にたたり神は失礼だよ。

Kinoさん、待ってます。
帰ってきてください。

775名無しさん@ピンキー :04/12/24 12:17:55 ID:kRKWr1NO
結論
粘着荒らしが全て悪い。

776名無しさん@ピンキー :04/12/24 14:02:07 ID:DOhrFvtW
しかし>>764とかが書いているようにちゃんと読めば
「たたり神=荒らし」であることは分かるのに、間違った脳内変換しているKINOや儲は笑える。
こういうのがあるからこのスレROMるのやめられねーよ。

777名無しさん@ピンキー :04/12/24 16:33:51 ID:FRZo2Yc6
776
おまえも消えてくれ
はっきり言うが目障りだ

おまえも立派なあらしだよ
キノさんやほかの職人さんを馬鹿よばわりだもんな

だったらおまえが書けよ
どれだけ立派なものが書けるかしらないが、
そこまで言うんだ。書けるんだよな?

書けないなら言うなよ

ふにゅからの出張組か?
ご苦労なこったな

巣に帰れ!!

778名無しさん@ピンキー :04/12/24 17:37:46 ID:FfM3VCUT
>>777
気持ちは分かるが落ち着け。
「水面にいくら石を投げ込んだとて
影をいくら踏みつけたとて
荒らしをいくら怒鳴りつけたとて
水面は消えず 影は消えず 荒らしは消えず」

「そういうものなのだ それは 「朴念仁」だ」

779名無しさん@ピンキー :04/12/24 17:59:00 ID:eGDWvpQg
>>776
とりあえず、お前は帰れ。

>>777
ちょっと待て。馬鹿よばわりされたのはキノさん含め、ここの住人全員だ。
ここの人たち、職人に全部功罪を押し付けてないか?
>>748はスレ住人、特に職人でないひとたちについても言及しているようだが、
そこには触れないのか?
荒らし対策を考えるでもなく、ただキノさんの降臨待ちコール。
雑談は立ち消え、他の職人さんにはほとんどレスがつかない。
俺もロムってただけだから人のこと言えないがな。
これじゃ荒らしもやりやすいと思うよ。
まあ、>>748、見たくなければお前も来るな。

ちょっと気になったのでよく読み返したが、俺にも「たたり神=荒らし」
という意味にしか取れなかった。熱くなって悪化させるな。
どんな内容でも、荒らしだと思ったらスルーすればいいじゃないか。
出来ないなら自己責任で仕方ないと思う。かく言う自分も反応してるが。

荒らしが全部悪いと思うが、ちょっと儲っぽいの多くてうざく感じた。
お前らが煽られるから荒らしが喜ぶんじゃないか?

とりあえず、キノさんお疲れ様。災難だったな。ここに来るかどうかは本人
の判断に任せるが、負けずに書けよ。

長文スレ汚しスマソ。

自分のことは棚に上げて言うが、ちょっと書き込みの内容酷いぞ。
ボタン押す前に読み返せ。これじゃみんな荒らしだ。


780名無しさん@ピンキー :04/12/24 18:53:54 ID:Ep3qRwqo
本当に撤退するんて思ってなかった
だから、面白がって一緒に叩いてました
キノはそれでも投下するだろうって思ってたから

ごめんなさい。あなたが嫌いなわけじゃなかった
わたしもキノが書く話が好きだった
いまでも好きです

なにがあってもキノは知らないふりして投下する人だと思ってた

謝ります。いたずらで叩きに参加したことを
だから、かえってきてください

ごめんなさい。わたしもキノみたいな話がかきたかった

こんなんじゃ、いつまでたってもプロになんかなれないよね
本当にごめんなさい

781名無しさん@ピンキー :04/12/24 20:14:50 ID:pYDm742k
といいますか皆さん。
このスレは職人さんを追い出してしまったスレだ。正確に言うと、職人を追い出す奴が居るスレだけどな。
それは何があろうと変わらないワケだ。
んで、小説読みたくてもこの流れぶった切って投下する勇気のある職人さんはまずいないだろ。
いたとしたらその人はホントにネ申だ。人じゃない。ネ申だ。

これからどうするべきなのか、今はそれを考えるべき。
もう、荒らしは放っておけ。ただのかまってチャソになんで振り回されなきゃならんのか
という憤りは私も感じるが、放っておいた方がいい。
さて、このスレのままでいくのか、新しく立て直すのか、それとも他の方法でいくのか…
どうするんだ?それを考えようよ。

782名無しさん@ピンキー :04/12/24 20:28:02 ID:Nbwd56uU
自分はけっして神にはなれないけれど、完成したら投下したいと思ってますよ。
KINO氏がもう投下してくれないのであれば、今までありがとうの気持ちを込めて是非捧げたいです。
ほんとたいしたことないし、KINO氏のSSに敵うはずもないけれど。
書き上げるの遅すぎるんでクリスマスSSがクリスマスに間に合いそうもないですが。


783名無しさん@ピンキー :04/12/24 21:02:27 ID:fL7Pr/rT
はい、終了終了。いい加減にしとけ。

何度も言うが後の祭りだ。

784名無しさん@ピンキー :04/12/24 22:14:50 ID:9XhcPZUt
うーん。KINO氏の光臨待ち。

撤回宣言だけでもなんとか取り消して欲しい。
あらしの一部も反省してるみたいだし。

KINO氏にも珊瑚氏にも帰ってきて欲しい。

一度両氏の意見をちゃんと聞きたいんだ。
お二人の意見、お待ちしてます

785名無しさん@ピンキー :04/12/25 04:01:06 ID:xvQ4m12p
時がたって自然浄化を待つしかないな。
このスレでいったん終わらせて一年後くらいに誰かが新たなスレを立てればいい。
悪いけどKINO氏のそのコテハンは勘弁願いたい。絶対に一悶着あるから…

786名無しさん@ピンキー :04/12/25 05:57:08 ID:3r7dWC0q
そだな。せめて残りレスはゆったり雑談するように心がけよう。もし新規の
住人さんが来ても話題振りやすいように、その中に職人さんがいれば投下しやすいように。
きれいに終わらせて、またやり直そう。
蒸し返すとまた彼らが粘着に絡まれるのはもう分かりきったことだ。そのリスクを無視して
いつまでもこだわるのはどうかと思うぞ。
せめて、彼らが名無しなり新コテなりで覗きに来たときに気持ちよくすごせるスレにしとい
てやろうじゃないか。現コテは揉めるから勘弁というのは、785に同意だな。申し訳ないが。

787名無しさん@ピンキー :04/12/25 10:20:45 ID:YkwbgOBO
まぁなかなか興味深く読ませてもらったよ。

KINO“氏”はやっぱり好きな書き手だよ。
こんな発言すると、また荒れるかもしれないけどね。
いい加減な発言を繰りかえす俺が言うのもなんだけどな。

とりあえず、あれだ。余裕を持って欲しいねぇ。
住人達、メリークリスマス。

788KINO氏と粘着荒らしの関係 :04/12/25 18:20:27 ID:6CbHayaT
某スレにここの惨状が報告されていたのでやってきたのだが、時既に遅しか?

KINO氏に粘着がついていたのは、今は無き某スレで起きた事件に始まる。
かつてそのスレで☆というSS作家が、大量の長文投下の連続で、投下し続け
ていた。
「で、そのSSがスレ住人の意向に合わないうえに、自作自演のマンセー
感想レスが、不自然なタイミングで付けられていた。」
(↑「」内は事実がそうだったというわけではなくて、そういう風に思われていた)

で、結局その☆という作家は、したらばの別板へ逃げていったのだが、そこの
板は住人が少なかった(そのことが、また☆の自作自演説を補強した形になっ
たわけだが)。

で、別ハンドルで元いたスレに、またSSを投下したのだけど、文体も登場人物
の性格も話の展開もよく似ているということで、正体は☆だろ?ということになっ
た。(↑これも事実関係は定かではないが、そういう風に思われた)

で、そのスレは荒れまくった上に、とうとうスレ自体が存続できなくなってスレが
つぶれたというわけだ。

で、その事件に巻き込まれたのが、KINO氏ほか数人のSSコテ作家。
潰れた某スレには姉妹スレがいくつかあったのだが、そのスレでKINO氏は、
☆にちょっときついことを書いた。なぜ、そんなことを下のかというと……
姉妹スレに移動したKINO氏を追うように、☆が自分も書いてもいいか?とスレ
に尋ねたのだ。そりゃ、☆がその混乱の中心にいたわけだから、スレの平和の
ために、KINO氏が警戒するのは無理もない。KINO氏の発言には数人の賛同
者があったのだが、結局そのスレからもKINO氏は撤退することになったという
わけだ。

以来、KINO氏には粘着荒らしがついて回るようになったのではないか?と思うが
私はKINO氏の後をずっと追いかけているわけではない。

789KINO氏と粘着荒らしの関係・2 :04/12/25 18:34:45 ID:6CbHayaT
で、混乱の舞台となったそのスレの姉妹スレでは、今も荒らしが暴れまわっていて、
姉妹スレもこのままだと潰れてしまいそうな雰囲気だ。

荒らしの正体ははっきりしないが、☆もしくはその信者であるというのが通説になっている。
☆は大量RESの連続投下というスタイルであったから、自演RESとかの技を使って、さも
アンチが沢山いるかのように、見せかけることも出来るだろう。


さてなぜ、こんなところにまで、わざわざ出張ってきてこんなことを書いたかというと、

            不 幸 の 連 鎖 は も う 沢 山 

と、いうこと。他山の石などと思わずに、どうか賢明な対応を、皆さんに期待したい。
某スレと同じ轍を踏まないことを願う。

荒らしはスルー。これが基本だ。

790名無しさん@ピンキー :04/12/25 19:06:54 ID:/Si5ePz+
説明ありがとうございます。
前にこのスレで、☆という人と何があったのか聞いてみたのですが
答えてもらえず、何が原因でKINOさんが粘着されているのかわからずにいたのでスッキリしました。


791名無しさん@ピンキー :04/12/25 20:48:09 ID:Tj4+PwWc
私もスッキリした… ありがとう

792サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:27:29 ID:SYHakz/4
メリークリスマス。そして初めまして。
クリスマスも残り30分ほどしかありませんが、クリスマスSS投下させて頂きたいと思います。

アラン×ウォフ・マナフで、過去捏造、あまりエロくないかもしれませんがどうぞ。


793サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:28:58 ID:SYHakz/4
*・-・* そのままの君でいて *・-・*




「ねぇー、アラン。また本を読んでるのぉ?飽きない?」
不機嫌そうにとがらせたくちびる。小さな体、幼い顔つき。
ころころと変わる表情、ほんの些細なしぐさのどれもが愛しい。
しかし彼女は、何百年、何千年と生き続けている護神像。
その証拠に、その体には忌々しい刻印が深く刻み込まれている。
――人間と護神像。
二人の間を隔てる大きな壁。
それでも、互いに愛し合う気持ちに、なんら変わりはなかった。
「飽きたりしませんよ。新しい知識を吸収することはとても楽しいです。
 赤い血の神、護神像、なぜ機械と人間は憎しみ合っているのか。
 この世の全てを知りたいと思うんだ。
 君と世界中を周りたい。そして、君といつまでも一緒にいたい。」
「うん。私も、アランと一緒に世界中を周りたい。
 アランと一緒ならどこへだって行ける。なんだってこわくなんかないよ……
 そして、私もアランの全てを知りたい。」
"こわくなんかない"なんて嘘。本当はこわくてしょうがない。
一人の防人とその護神像として戦う以上、いつ死んでもおかしくはない。
こんな風に二人で過ごす日々がいつまで続くのか。
もしかしたら、今こうやっている次の瞬間には、機械と戦わなくてはならないかもしれない。


――明日をも知れぬ命。
それでも、失いたくはない、大切な、守りたい何かがある。
だからこそ、今を精一杯生きている。
それは、機械も人も護神像も、かわらないことなのかもしれない。

794サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:30:21 ID:SYHakz/4
「わぁーキレイ。ねぇ、これはなに?」
指さす先にあるものは古い書物の挿絵。
赤と白の服をまとった人々と、キラキラと輝く植物。
そして、白くてふわふわと空を舞う物体。
「これは多分、クリスマスというものですね。」
「くりすます?」
「えぇ。元々はキリストという人誕生日を祝う日だったのですが、
 いつしかその日は、恋人同士がプレゼントを贈りあったりしながら一日を過ごすようにもなったそうですよ。」
「ふふっ、やっぱりアランは物知りだね。
 アランよりずっと長く生きている私でも知らないことを知っているんだもの。」


小さな部屋の小さなベッドの上。
一つの本を二人で読み、笑いながら話をする。
そんな当たり前すぎることが幸せすぎて。
君と過ごす、この時間をもっともっと強く心に刻みたい。
好きだから、もっともっと触れていたい。
そして、触れられたい。
君の弱い部分も、全て受け入れたい。
自分自身の弱い部分や醜い部分も、全て受け入れてほしい。
そのままの君が見たい。
あの日、体を重ね合ったのも、そんな気持ちからだった。



795サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:31:06 ID:SYHakz/4
――それは四年ほど前、私が防人になってまだ間もない頃のことだった。


元々、体を動かすことの得意ではない私は慣れない機械との戦いの末、怪我を負ってしまった。
幸い、村人達による手厚い介抱のおかげで、体はみるみる良くなっていった。
が、体の方は回復しても機械に対する恐怖心は増すばかりだった。
いつ襲われるかわからない恐怖。
人々を機械から守るのが防人の役目。
けれども、自分の身を犠牲にして他人を守るということにはまだ躊躇があった。
なぜ他の人間ではなく、私が防人になってしまったのか。
いつの間にか、そんなことばかり考えるようになっていた。


なかなか寝付けず、天井をただひたすらぼんやりと眺めていた。
「……防人アラン・イームズ……」
私以外、誰も居るはずの無い部屋で私の名を呼ぶ者がいる。
「……誰ですか?」
自然と体がこわばる。
「私は護神像ウォフ・マナフ。」
その言葉と同時に目の前の護神像が輝きだした。
目を開けてみるとそこには、10歳くらいの愛らしい少女が立っていた。
「君が、護神像……なのかい?」
とっさに出た言葉はこれだけだった。
いつも自分が身にまとい、戦っている護神像だとどうしても信じることが出来なかった。
「君なんかじゃなくて"マナ"でいいよー。私もあなたのことはアランって呼ぶから。
 挨拶が少し遅れたけれど、これからよろしくね。」
「よ、よろしく。」
キラキラと光る瞳、無邪気な笑顔。
たったそれだけのことなのに、なぜか不安が吹き飛んでしまいそうだった。


796サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:31:45 ID:SYHakz/4
しばらくすると彼女は、過去の防人達や自分のことをぽつりぽつりと語り始めた。
語っているときの彼女はどこか淋しげに見えたけれど。


「……ねぇ、せっかくこうやって仲良くなったんだから、アランのこともっと知りたいなぁ。」
とたんに表情が明るくなる。
「私のこと……ですか?」
「うん。アランのことなら、なんでもいいの。 私、アランのことが大好きだから。」
小さな体でぎゅっと抱きついて。
彼女のぬくもりは、感じられなかったけれど、たしかに彼女はここにいる。
護神像にも、気持ちがある……
「女の子に大好きなんて言われたの、初めてですよ。」
「ふふふ、私も人間に女の子なんて言われたの初めて。なんだか照れるなぁー。」
笑いながら、頬を赤らめる彼女がとても愛しく感じられた。


――ふとした瞬間に、緊張の糸がほどけて。私は泣き出してしまった。
「……どうして私が防人に選ばれたんですか?私以外の人では駄目だったのですか?」
「他の誰かじゃない、アランじゃないと駄目なの。 防人には、強い願いが必要なの。
 アランはあのとき、強く願ったでしょう?だから私はここにいる。」
頭を撫でながら、彼女は優しく言った。
「でも、私はもう戦えない、戦いたくない。」
自分の弱い部分なんて、見せたくない。誰かが死ぬところなんて、見たくない。
機械となんて戦いたくない。
「ね、アラン。そんなに無理はしないで。私にだけでいいからもっと素の自分をさらけ出して。
 私、全部受け止めるから。アランのこと大好きだから。アランのことならどんな事だって知りたいって言ったでしょう?」
今まで押さえ込んでいた気持ちを全て彼女に打ち明けて。
それでも彼女は私のことを好きだと言ってくれて。
一人じゃない、守りたいものがある。
だから、頑張れる気がした。
そしていつしか、私も彼女のことを好きになっていた。


797サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:32:37 ID:SYHakz/4
「ねぇ、アラン好きだよぉ。」
いつもより甘えた声。そして、潤んだ瞳。
「マナ、どうしたんですか?具合でも悪いんですか?」
「違うよぉ……」
見つめ合って、次第に早くなっていく鼓動。
「……アラン、好き。アランにもっと触れたい。一つに、なりたいの……」
「マナ……」
護神像である彼女。そして幼い容姿。
どうしても、自分の中の理性が邪魔をしてしまう。
知らず知らずのうちに、一線をひいてしまう。
「ねぇアラン、好きだからもっと触れ合いたいと思うのはおかしいことなの?
 私、もっともっとアランを感じていたいの。我慢できないの……」
彼女の一言で、罪悪感も、理性もあっという間に吹っ飛んでしまった。
ベッドの上に彼女を押し倒して、服をぬがす。
「……可愛いよ、マナ。」
「や、あんまり見られると恥ずか……」
言葉をさえぎってキスをして。
優しく耳を甘噛みすると、びくんと反応する敏感な体。
耳を甘噛みしつつ、両手は小さな胸をそっと揉み始めた。
「やぁ……あんっ」
彼女の胸の小さな突起が次第に主張し始める。
その突起にちゅっと口づけて、舐めまわす。
「んあっ…アラン……」
「どうしました?痛かったですか?」
「い…痛くないけど、…ふぁ…っ!!」
指で背骨のラインをなぞると体がのけぞった。
「あっ…や、ほんと、あぁっ…ん!!」
彼女の喘ぎ声、敏感な体がとてつもなく新鮮で。
もっともっと彼女の反応を見てみたい、と思った。


798サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:35:17 ID:SYHakz/4
「っ…私だけじゃなくてアランも……」
そういって彼女は先ほどから既に主張している部分をそっと優しく撫でた。
「気持ち…いいですよ、マナ……」
「うわぁー。初めて触ったけど、私のココとは違って硬いんだねー。」
彼女の手に導かれるままに女の体の一番神聖な部分へ。
くちゅ……
「あぁぁっ…んっ!…ふぅ…っ…」
彼女の声がよりいっそう高くなる。
そこはあたたかくて、ぬるぬるとしていて。
小さくてかわいらしい突起の部分を刺激するように、自然と手が動く。
くりゅ…くりゅ…ずぷり……
人差し指の第二関節ほどまで入れてゆっくりと出し入れすると、彼女は私にしがみついて震えだした。
「ふぇっ……あっ…あぁぁ……ん…」
潤んだ目はもう今にも泣き出しそうで。そんな顔をされると、私ももう限界です……
「マナ、そろそろいきますよ。最初は少し痛いかもしれません。無理せず言ってください。」
「…少しくらい痛くてもだい…じょうぶ、だよ…っ……」
ずぶり、ずぶり、マナの体を気遣いつつ休み休み奥に進む。
「んんんんっ…!…あぁっ…」
マナの頬をつたい、ぽたぽたと流れる汗と涙。
「っ、はぁ……キツい…ですね……」
必死に歯を食いしばる彼女。
長く持ちそうにない、今すぐにでも動きたい。けれども優しくしなければ……
彼女の痛みを少しでも和らげようとよ、優しく抱きしめて、そっとキスを繰り返して。
「……っくぅ…ぁ…んんん……」
ゆっくり、ゆっくりと動き出す。
「……っ、、アラン、私今までで…一番幸せだからね…っ」
「私も、幸せですよ、マナっ……」
「ん…あぁぁぁぁっ……」
くちゅ…くちゅ……と卑猥な音を響かせながら、二人の動きは早くなっていく。
「っは……マナ、もう私も限界です…」
「ぁっ…っ……私も……っ…ああんっ!!」

799サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:36:43 ID:SYHakz/4
マナの方は衝撃で気を失ってしまったらしい。
風邪を引かせないように服を着させる。
まだ、もう少し悪戯したくなったけれどそれは我慢して。



――迷いなどもうない。彼女とともに生きていこう、アランはその夜、心に誓った。





*・-・*・-・*・-・*・-・*
「……で、ちなみに、そのクリスマスというのはちょうど今頃の時期なんだそうですよ。」
「ん……」
隣にいるマナの顔を覗き込んでみると、すっかり寝息をたてていて、すでに寝てしまったようです。
……ということは、今日はおあずけってことですか?そうですか……
さて、明日も早いですし、私もそろそろ寝るとしますか。

800サクマ ◆500/jackKc :04/12/25 23:38:17 ID:SYHakz/4
以上です。
いつか、藤崎作品エロパロスレがステキなSSと萌え語りで
埋め尽くされる日がきますように・・・と願っております。


それでは。

801名無しさん@ピンキー :04/12/25 23:51:14 ID:YkwbgOBO
>>800
そうだね。萌え語りやSSで埋め尽くされるとみんなが幸せになると思うよ。
クリスマスプレゼント、ありがとうございました。

お疲れ様でした。

802名無しさん@ピンキー :04/12/26 00:00:04 ID:MIq44xaz
いいものをありがとうございました。
本当にいいものを見させていただきました。
素敵なクリスマスをありがとう。二人に幸せが訪れますように……

803名無しさん@ピンキー :04/12/26 00:29:16 ID:doTsmRbj
椛さんのレオ神の続きもキボンだ。気になるトコで止まってて生殺しなんだOTL
パウンドケーキー!

804名無しさん@ピンキー :04/12/26 02:45:20 ID:cXgSesbe
>>800
乙。こういったときにSS投下はありがたいことだ。

だがしかし、こういうときだからこそ申し訳ないが少し言わせてくれ。
あなたは過去捏造と書いているけれども、護神像を人間化するのは捏造ではないのか?
そういったある程度の数の人に受け入れにくいものをこの状況で投下するのは少し疑問だ。
(平時でも反発が出る可能性はある。個人的には警告を入れてもらいたい)
別に全面的に禁止といいたいわけではない。雰囲気を読んでくれというだけだ。
新たにスレを出発させようとしている段階だということを分かって欲しい。

自分が望んでいるのはスレの平穏化。そのためには2〜3ヶ月はかかると思っている。
とにかく穏やかにはいけないものだろうか。長文スマソ

805名無しさん@ピンキー :04/12/26 12:00:50 ID:WmqOeArg
あの、なんでマナフがこういう性格設定で定着してんのかが
本気で分からないのだが、その…なんで?

806名無しさん@ピンキー :04/12/26 12:56:16 ID:7pFrlnpE
>>805
なんというか、仕様じゃないの?

護神像のキャラっていうのは十人十色だから色々と困るよね。
マナフを趙公明のようなキャラとして見てる人も居るかもしれないわけだし。
とりあえず、GJでした。

807名無しさん@ピンキー :04/12/26 15:19:19 ID:k3PibxDI
>>788-789を読んで因果は巡るものなんだなと感じた。

808名無しさん@ピンキー :04/12/26 16:40:44 ID:fk3kgSSv
>>805
性格どころか全てにデジャヴ感。呼び方とか話の方向とか…
そんなにインスパイアされたのか?

809名無しさん@ピンキー :04/12/27 01:42:48 ID:MnC+bj4h
うわ・・・自演臭つーか。他人の書く物がここまで似るか?再出発するつもり
ならバレないのもってこいよww学習能力ねえなーwww

コテっつーかKINOそのものがイラネ。実質的専用スレもうあるじゃね?
信者もうっせーからそっちに引きこもれってwww

810名無しさん@ピンキー :04/12/27 10:26:34 ID:8woAnuE8
流れをぶった切ってフランと誰かのカポーはないかなぁと言ってみる
ショタなのにシオにかき消され戦闘能力もほどほどで余り目立ってないフラン…
悲しすぎるorz

811通りすがり ◆DMzTyHF5uc :04/12/27 12:56:11 ID:1aeirFhv
800さん、乙す

フラン(くの一)なら相手はシオかノールか……ドレ様?


812名無しさん@ピンキー :04/12/27 14:53:18 ID:8woAnuE8
フランが男っていうのが一番悲しいわけで
一人称がオイラのオニャノコだったら禿萌えだし色々都合いいんだけどなー

813名無しさん@ピンキー :04/12/27 19:40:39 ID:19bQBAcI
>>813
禿同。

もしフランが女の子だったらドレ様フランに萌えまくっていたと思う。
例の秘密の通路を使ってドレ邸に侵入して、
うっかりドレ様の一人エチーを目撃してしまったりとか。

814名無しさん@ピンキー :04/12/28 00:07:49 ID:3AVQR8Pq
俺はノールが男なのも悲しいぞ!

815◆7NxJ4cO80Y :04/12/28 02:59:04 ID:OWQ2PthM
>718-720の続きです。


肩へとかけた手を更に下へと、身体のラインを確かめるように滑らせていく。
腰まで下ろした所で、遠慮がちに服の中に手を差し入れる。
なめらかな肌の感触を楽しみながら、下着の金具に手をかける。

「あの、レオさん…」
自分の腕の中で、戸惑ったような声で問いかけてくる神。
「何だ」
「その………する、んですか?」
「そのつもりだが何か問題でもあるのか」
下着を外そうとしていた手を止めずに尋ねると、
「…いえ、その、構わないんですけど流石に台所では……」
「俺は別にここでも構わない」
金具が外れた所で、下着ごと服を上に持ち上げ、大きさは控えめだが形の良い胸を露出させる。
「…私はここじゃ……んっ」
ここじゃ、の後に続くであろう「嫌だ」いう言葉を無視して神の胸に触れる。
柔らかい感触を手だけで感じるのは勿体無いと触れた後をなぞるように唇で触れる。
薄い桃色をした胸の飾りの片方を指で愛撫し、もう片方は唇で吸う様にして愛撫する。

「んぅ…ぁ…っ…あ…レオ、さ」
微かに潤んだ目で見つめられ、レオのなけなしの理性は吹き飛んでしまいそうだった。


816◆7NxJ4cO80Y :04/12/28 03:01:57 ID:OWQ2PthM

この後の展開が2パターンほど浮かんで
どちらの展開にしようか若干悩み中です。
出来る限り早めに投下出来るように頑張ります。

>803さん生殺しですみません(´・ω・`)

817名無しさん@ピンキー :04/12/28 12:29:51 ID:+tEnqupo
GJです


そして俺はKINOさん待ち  

818名無しさん@ピンキー :04/12/28 17:12:40 ID:Rks8jX8K
俺も見習いBさんとKINOさん待ち。
>>817  ゆっくり一緒に待とうぜ。
あらしが来ても今度は守りますから。

819名無しさん@ピンキー :04/12/28 20:35:24 ID:YQiuAg5Z
釣りだと思うがここはマジレス気質の香具師が多そうだから突っ込んでおく
応援したい気持ちは分かるがそういった反応をすることが荒らしのきっかけになるとなぜ気づかない?
第一守ると言ったって何ができるの?
このスレをしっちゃかめっちゃかにしたいのであれば、もう何も言わないが

820名無しさん@ピンキー :04/12/28 21:09:43 ID:06zC29d3
さらにマジレスしておくか。
アンチKINO氏の意見ばかりが見える状況だった今までと、あらしをスルー体制のできた今じゃ違うだろ
このスレを多分、一番大事に思ってくれた氏を駆逐することが最良だとはどうしても思えないんだ



821名無しさん@ピンキー :04/12/28 21:13:10 ID:UJehMme+
椛さんGJ!
続きが気になる…!
楽しみに待ってます(*´Д`*)

822名無しさん@ピンキー :04/12/28 21:59:47 ID:Yr5cR6TK
>>819
荒らしと肌に合わない書き込みにはスルーを徹底すれば、スレは荒れない。

マンセー&応援レスはしても、アンチ&煽りレスは華麗にスルー。

これでいい。だからマンセーレスでも気にするな。



823名無しさん@ピンキー :04/12/28 22:15:47 ID:06zC29d3
そんなわけで撤退宣言は気にせずに投下してください、KINO氏

待ってますんで

824名無しさん@ピンキー :04/12/28 22:19:00 ID:fvJ8WV5V
と言いますか。
KINO氏の話はもう止めよう、マジで。

撤回ほしい気持ちも分からなくもないが
もうどうにもならないんだってこと、いい加減気づこうよ。
KINO氏の作品が読みたきゃサイトに行けばいいだろう?

それに、退散なされた方にずっと思いを馳せるのは
現行の神にも失礼に値すると思う。



……あぁなんか馬鹿らしくなってきた。

825名無しさん@ピンキー :04/12/28 22:56:00 ID:hBkdx7Id
どっちでもいいんですよ。自分的には。
ダメならどっか別のスレにいくんだろうし

826名無しさん@ピンキー :04/12/29 02:28:08 ID:VBg14Ski
KINO氏は名前と文体をちよこつと変えてしまえばよろしひのでは?
そ知らぬふりにて。
なぜそこまでKINOの名に拘るのでせふ。
粘着がつひてまわるのでしたら新たしく投下せしスレでだけでも
新名を使つてとりあえずの回避を試みてみたらいかがでせふか。
それのみにもだいぶ効果があるのではありませんか。

827名無しさん@ピンキー :04/12/29 14:35:30 ID:LZDBNTIo
>>816
GJです。続きが2パターンとも読みたいっす。
妙に冷静な神さまがちょっと(・∀・)イイ!

828名無しさん@ピンキー :04/12/29 15:12:04 ID:8y7tDdWB
投下したいな、投下したいな♪

でも、単行本が出てないから話うろ覚え。
立ち読みで全部済ませてきたからなぁ。
書きたいけど…カケネ。

829名無しさん@ピンキー :04/12/29 15:47:55 ID:rrT1iNLP
>>828
1月5日以降にお待ちしてます。
いやマジで頑張って。待ってる。

830名無しさん@ピンキー :04/12/30 14:34:00 ID:IC4Q4DIW
>>824に禿同意。
荒れるなんてこと簡単に予想つくだろうから名前は出さないほうがいい。
Kの人をマンセーするのはどうでもいいが
そのためにスレが荒れるようなことと
現行の神に失礼なことはすべきではないと思う。

831通りすがり ◆DMzTyHF5uc :04/12/31 03:47:31 ID:1maq0BcW
【サイプラ 緑×水】


 唇に柔らかいものが触れる。僕はその正体を知っていて、目を開けながらすこし、笑った。
「眠り姫みたいよ、緑君」
 水の森ちゃんがしゃべるたびに、近さのせいで何度も何度も唇同士がかすめて感触を残す。
じゃれあようなフレンチキスに、眠り姫の意味を考える間もなく、僕はまた目をつぶった。



 見えない砂時計を回転させ続けて、いつのまにか僕はそれを壊してしまったらしい。道す
がら、ショーウインドウの鏡のような部分に自分をうつしてみると、黒髪の男の子が伏目が
ちに目の前にいた。髪を直すと、目の前の男の子も同じことをする。時間稼ぎだった。
「――ごめん!遅くなって」
 待ち合わせ場所に先に来ていた水の森ちゃんは、見透かすように顔を上げて僕を見る。
「緑君……最近忙しい?」
首をかしげながら問う彼女の声は、降り始めた雪に凍えていた。あ、やばい、なんて右のほ
うの脳が囁く。
 それでも僕は昔したようにあわてて謝罪しながらも、それが本心からなのかご機嫌取りな
のかわからなくなっている。ご機嫌取り?
 そうだ、僕は水の森ちゃんを怒らせたくない。
「初詣、無理だったなら言ってくれてよかったのよ」
「ううん、前からの約束だったし」
 水の森ちゃんとくっついて、周りをちょっと見てから手をつないで歩き始めた。
「時間あるけど、どこか寄る?おなかすいてない?」
「少し食べてきたから。うーん……どこかで二人きりになれないかしら」


832 ◆DMzTyHF5uc :04/12/31 04:34:57 ID:1maq0BcW
 二人きり、と聞いて刹那言葉が止まる。ようやく出した声はわれながら空々しかった。
「来る間、ずっと人ばっかりだったよ」
 彼女は目を細めた。
「知ってる。ただ、一緒に悩んでほしかったのよ」
 それから急にブーツの方向を変えて、人の流れを横切ってどんどん歩く。一心不乱と
いうよりはもはや何も心にないのかもしれない。それくらい勢いがあった。それでもう、
なんだか気づいてしまった。引き際に似た壊れた音。大事に二人の間においていたはず
なのに、砂時計のガラスはヒビが入って、大切なものがこぼれている。
 僕はのろのろ後を追い人とぶつかりそうになりながら、つないだ手だけはどうしても
離せなかった。
 神社のまわりにあった、露店の明かりが遠くなる。人の姿が減り、広い駐車場のむこ
うにあった、公園に入る。雪が薄く積もっていた。
「水の森ちゃん」
 立ち止まって、何をいえばいいのかわからず、結局名前を呼ぶしかできない。
 強くきっぱりと彼女が言った。
「緑君、私が君を認めた時のことちゃんと覚えてる?」
 忘れるわけがない。自分に勝った人間と付き合う、
 そのぶっ飛びようと、潔さが、どれだけ僕に眩しかったか。
「君が勝ったのなら、終わらせるときは君からがスジでしょう」
「……なんのこと」
僕はとぼけた。そんな足掻きを彼女はきっぱり切り捨てる。
「私に物を動かす力はないけれど、好きな人の心変わりを、見抜けないわけじゃない」
「心……そんなことない」
「だったら私を避けるのはなぜ?」

833 ◆DMzTyHF5uc :04/12/31 05:15:26 ID:1maq0BcW
 口はひとつしかなく、表情もがんばっても喜怒哀楽4パターンのバリエーションしかない。
あまりに少ない。超能力が使えなくなってからの、水の森ちゃんに対するなんとなくの不安
とか、臆病な自分への呆れだとか、それがどうしようもないくらい大きくなったこととか、
しまいには僕は水の森ちゃんを信じてないのかなんて疑心暗鬼になって、自分の影に飲み込
まれそうな気分に一人で勝手におちてしまって。ずいぶん女々しくて、鋭い彼女に一端たり
とも悟られたくない気持ちが溢れすぎて多くて、それらをすべて表しきるには、口も表情も
足りなさ過ぎる。
 好きの量が多すぎて僕の心からこぼれてしまう。
 吐く息は白い。
「怖かったんだよ。水の森ちゃんが好きすぎて、何かしようとしても怖かったんだ」
付き合っている間にキスをした。胸に触ったこともある。でもセックスはできなかった。
僕と水の森ちゃんの境界線がわからなくなったら、劣情程度の言葉じゃ済ませない思いが
彼女に伝わってしまう気がする。それって、ホラーだ。会えば会うほどもてあます。
 恋人ができたらどこまでプラトニックで済ませられるのだろう。
 好きになったら、どこまで欲望に染まらずにいられるんだろう。

 ……手をつないだままなのに、改めて苦笑して、じっとしたまま僕のとりとめのない
言葉を聞いてくれている水の森ちゃんを抱きしめた。
 くっついた肌が冷たい。
 ホッとしていいのかしらと呟く水の森ちゃんにうなずくと、次の彼女の台詞に目が点に
なった。


834 ◆DMzTyHF5uc :04/12/31 05:28:18 ID:1maq0BcW
「緑君、しましょう」
え。
「な……」
「ああ、雪は冷たいわね。でも立ちながらでもできるでしょう。人も初詣のほうに行ってる
から平気よ」
「そうじゃなくて、その、なん」
「生物なら性欲ぐらいあるでしょう」
 あっさり言う。女の子としていいのだろうか、とセクハラになりそうなことを一瞬考える。
「僕はいいけど、でも水の森ちゃんは…」
「私に全部言わせる気なの?」
僕は黙った。

835 ◆DMzTyHF5uc :04/12/31 05:30:40 ID:1maq0BcW
一気に衝動的に書いたものの腰が痛くて中断します…。orzスマセッ

836名無しさん@ピンキー :04/12/31 14:05:57 ID:kNKKWhen
待ってるぜ

837名無しさん@ピンキー :04/12/31 16:41:09 ID:6cjNAP6Y
俺も待ってます。全裸で。

838名無しさん@ピンキー :05/01/01 00:40:20 ID:Eqj0MZcG
あけおめー

839(続き) ◆DMzTyHF5uc :05/01/02 02:27:37 ID:JedKTxOx
 水の森ちゃんの手が、僕のジャケットの金具を下ろすために動く。服越しになでられる感触は
愛撫といえないほど弱かったけれど、目の前の女の子の手だと思うだけで愛しさがこみ上げた。
本当に、僕は余裕派じゃない。
 防寒具の意味も忘れて彼女のコートの止め具をはずし、僕は力いっぱい抱きしめる。ずっと、
細い体が壊れる気がして遠慮し続けていたけれど、腕の中の体は崩れることもなくしっかりして
いた。胸がつぶれて苦しいのか、彼女の浅く吐いた息が耳を暖める。
「ごめん、水の森ちゃん」
軽い笑い声。
「面白かったかな」
「ううん。今ね、ずっと耳をあててたから、声がのどを通ってく音が聞こえたのよ。ふふ、なん
でかすごく嬉しいわ」
 口に出す直前の音、そんなものがあるんだ。僕は楽しそうな声を聞きながら感心していた。
 つ、と手の感触が下へおりていって、僕のジーンズの真ん中に到着する。コンマ何秒か、
「好きな人が生きててくれるって、すごく嬉しいのね」
思わず口ごもる。少しだけ彼女の光の届いてない部分を見た気がした。まだこんなに知らないと
ころがある。
 ……あとから、あるいはいつか。絶対その時になってつらくなるのに、また同じことを考える。
駄目だなぁ、離れたくないな。この好きな人から。
 僕は自分の手袋を口で抜く。水の森ちゃんにその冷えた指をくわえてもらって、首を動かして
肌の露出している部分に舌を這わす。耳たぶにたどり着くと、のけぞるのがわかった。弱いのか
もしれない。歯を立てて、甘く噛む。
「んっ…!」
預けていた指先に痛みが走る。
「あっ…ごめ」
はっとしたように誤る声は、こもって聞こえる。それから、生ぬるく柔らかいものがそっと指に
絡まってきた。口からはずすとき細く糸が垂れる。
 指が温まると短いスカートの中に差し入れる。狭い空間は意外に暖かい。タイツをたどって、
見つける。
「あ、」

840(続き) ◆DMzTyHF5uc :05/01/02 02:31:21 ID:JedKTxOx
 そこはしっとり水気を含んで、突つくとどんどん奥からあふれてくる。
 頭が熱くなってきた。水の森ちゃんが逃げるように顔を方に押しつけてくる。
「…ゃ……耳だけなのに…」
 水の森ちゃんは顔をあげてくれない。僕はそのままタイツをずらして、下着らしい
ゴムのところを越える。へその下、見るもかなわない肌はすべすべしている。それからその先。
「…っあ…ん、…ふぅっ…」
 指でなぞるたびに、水の森ちゃんは声を抑える。というかその声は反則すぎる……。
「水の森ちゃん、ごめんもう」
 遠くても人の声が聞こえるたびに心臓が跳ねた。
 風の音がするたびに怖いようなでも興奮するような。これ以上は耐えられない。
「……いい、のよ。緑君……だから」
 喘ぐ姿は苦しそうで、それでも声を出そうとする姿にどきっとする。
 熱はすっかり膨張していっぱいになって、もう雪でも消えない。
「好きだよ」
彼女が笑う気配がした。多分、初めて会った時のように微笑んでいるんだろう。
 僕はジーンズのジッパーを下ろして、自分のものを寒い外にとりだす。
 芯から凍えるような冷たさはすぐに消えて、今度はとても暖かくなった。



 神社のほうで太鼓をたたく音がした。新年の合図だ。
「……カウントダウンするの忘れたわ」
 水の森ちゃんはコンビニまで歩いて、ダウンした。


841(続き) ◆DMzTyHF5uc :05/01/02 02:31:41 ID:JedKTxOx
 ほとんどのベンチが埋まっていて、早速カップ酒をあけて酒盛りしている集団もいる。
 端の法、一つだけ空いているところに水の森ちゃんを座らせた。
「なんかあったかいの買ってくるよ」
「じゃあちょっとだけ」
 ジャンパーの前が開いているので、たやすくつかまれてしまった。

 向き合って、改めてあけましておめでとう。
「今年もよろしく」
「これからもよろしく」

 どちらがどっちを言ったかは内緒だ。
 レジを済ませていると、ベンチに座る水の森ちゃんの頭がふらふらしているのが
見えた。それなり体力使ったし、寝てしまうかもしれない。
 そしたらそれはそれで、いつかされた眠り姫の仕返しをしてやろう。
 相手がいなければ朝も来ないなんて、僕だけというのはちょっと悔しいし。
 それから自動ドアが開くのももどかしく、彼女に向かった。
 まっすぐ、よそ見もせず。





842 ◆DMzTyHF5uc :05/01/02 02:34:33 ID:JedKTxOx
遅くなりまして、明けちゃった……。
おめでとうございますー

843名無しさん@ピンキー :05/01/02 09:19:24 ID:WiaDu0Wy
あけおめで萌え萌え…
GJ!

844名無しさん@ピンキー :05/01/04 00:52:45 ID:Af6iamy8
>>842
               ∩
               ( ⌒)     ∩_ _
              /,. ノ     i .,,E)
             ./ /"    / /" .
   _n  グッジョブ!! ./ /_、_   / ノ'    
  ( l    _、_   / / ,_ノ` )/ /_、_    グッジョブ!!
   \ \ ( <_,` )(       /( ,_ノ` )      n
     ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ     |  ̄     \    ( E)
       /    /   \   ヽフ    / ヽ ヽ_//

サイプラネタは稀少なので、個人的にはスゲー嬉しい。

845名無しさん@ピンキー :05/01/04 00:55:07 ID:WnTiLpf5
そうだな。
読めて嬉しいな。

846名無しさん@ピンキー :05/01/06 23:16:05 ID:sb2cVLwM
ヨキ先生のが読みたいのぅ

847名無しさん@ピンキー :05/01/07 19:57:16 ID:QLcHxlyD
>842
超GJ!!
水の森ちゃん可愛い〜
すごく萌えさせてもらいました。

そして
キク×神様キボンと言ってみるテスト

848名無しさん@ピンキー :05/01/07 21:00:04 ID:xV5bph4U
KINOさん、帰ってきてくれ……
現行の神もいいんだが、KINO神もいいんだ。
馬鹿とあらしはスルーが今度はできるはずだ。

何かとつけてサイト池とか言ってる香具師。
TSの☆って書き手だろ?
KINOさんだけじゃなくて、他の書き手も粘着して追い出してんだな。
暇なことしてねいで、あんたはあんたのスレで書けばいいだろ。


849名無しさん@ピンキー :05/01/08 11:34:30 ID:pzoLA4Cb
とりあえず、KINOさんのことはおいといた方がいいと思いますが?
一度荒らされたスレが落ち着くのには時間がかかるのだし、
スルーしてても、昔のことで色々あったようだから、何処までも着いてくる
可能性も無きにしも非ず…
私も彼女には戻ってきてほしいけどね。

ここでレオ神キボンと言ってみるテスd
ヨキ先生のもいいなぁ……

850名無しさん@ピンキー :05/01/08 11:54:39 ID:/pf3hhYa
>>848
それはかなりの誤解だと思うのだが。そして何故蒸し返す。
一部はそうかもしれないが、落ち着いて考えれば
>>824のいうことがK氏にとってもスレにとっても最良だと分かるはず。

>824の言うとおり、藻前のしていることは
現 行 の 神 に 対 す る こ の 上 な い 侮 辱 だ 。


スレも残り少ないんだし、こんなくだらないことで消費するの止めよう…
>848こそ信者を偽った荒らしなんじゃないのか?そんな気さえしてくる…
SS投下してくれる人がいる。それで満足のはずだろ。

851名無しさん@ピンキー :05/01/08 22:03:40 ID:zBQcmNdO
じゃあさ、KINOさんが叩かれてるときに住人はかばわなかったわけだ?
俺は擁護してたけど、みたとこほとんどがKINOさんに撤退宣言を言わせたくて
しょうがないように見えたぞ
KINOさんだって、好きで出て行ったんじゃないし

ちょっとちゃんと考えてみようぜ。次を立てるか、どうかもふまえて

TS粘着はどうでもいいや。少なくてもこのスレでKINOさんがなんかしたとかはない(と俺は思ってる)


852名無しさん@ピンキー :05/01/09 00:28:29 ID:E1z32UFa
851は一行目と二行目が「俺は擁護してたけど住人じゃなかった」という意味に取れ、
結果的に矛盾してるな。擁護したのは頭の中でか?別のスレでか?
安い挑発だとわかっているが、回りくどく住民を非難してて腹立つ。

スルーできなくなるほど粘着が暴れたってのはわかるだろう。見たなら。
元をたどれば、撤退するべきか?と聞いたのはKINOさんだ。
それでも守ろうとして守りきれなかったんだよ。

853名無しさん@ピンキー :05/01/09 01:07:08 ID:yod8A/K5
撤退宣言の時に誰も止めなかったのも印象的だったな

854名無しさん@ピンキー :05/01/09 01:13:59 ID:6DWa4GPB
「待ってます」言ってた人も結構いた気がするけど。
まあこれ以上どうすることもできないでしょう。KINOさんがまた投下したいと思ってくれればするだろうし。

855名無しさん@ピンキー :05/01/09 01:25:27 ID:yod8A/K5
投下するって言ったとしても、頼むからこないでくれってレスがついて終わりな気がする

サイト行けとか言ってる香具師はそうだろう
書き手をいかにして追い出すか、このスレってそんな感じになってるな

本人光臨してくれりゃ色々聞けるが、KINOというコテ禁止まで言い出してるしな

856名無しさん@ピンキー :05/01/09 01:54:10 ID:UB9t6xZs
もうみんな。議論するのは止めよう。
過去に悲しい出来事が起こった。これは事実だ。
だが、今から過去はばっさりと切り捨て、忘れよう。

今俺が望んでいるのは「新しい職人が新作を投下してくれる事」。
だから、今からは職人さんが投下しやすいスレの空気を作ろうじゃないか。
過去にこだわっても何も益は無いよ。

冷酷かもしれないが、これが俺の事実だ。

857名無しさん@ピンキー :05/01/09 02:03:16 ID:yod8A/K5
結論として、KINO復帰には反対ってことなんだな?

858名無しさん@ピンキー :05/01/09 02:03:54 ID:6+yUzVtH
あえてきつい言い方をするが>>848が釣りにしろ、マジレスにしろ
スルーできなかったことは、このスレの自然浄化がひどく困難なことを示している。


ここからはうがった見方を基にしてしまうのだが、こういう反応があったことで
結果的に>>848の三行目が否定されたことになる。


そしてこんなレスをして釣られた自分も同罪である。しばらく頭を冷やさねば…

859名無しさん@ピンキー :05/01/09 02:34:22 ID:5+xgQgwJ
――――――――――議 論 終 了――――――――――

これ以上何かいう奴は荒らしとみなす。
言っては悪いが馬鹿らしすぎる。

860名無しさん@ピンキー :05/01/09 17:31:45 ID:eZ3ycL11
そんなこんなでバレスレの嘘バレ(掲載順)に騙された香具師は挙手

ノシ orz

861名無しさん@ピンキー :05/01/10 16:26:10 ID:PCH/aeFC
XXX ◆???????? sage XX/XX/XX XX:XX:XX ID:????????

X号
Waqwaq(巻頭カラー)
ワンピ
ブリーチ
アイシル
ボーボボ
(以下略)


フジリューまた巻頭カラーか…大変だな



なんてレスが見たい…っ!orz

862名無しさん@ピンキー :05/01/10 17:22:54 ID:dGrLi+eZ
>>861
禿同…。゚・(ノД`)人(´Д`)人(Д` )・゚。

863名無しさん@ピンキー :05/01/11 00:07:18 ID:t50mLmHH
おまいら!!松田さまの出陣ですよ!!
http://www2.odn.ne.jp/jump-saimoe2/
にいって、コードとって、投票を!!

864名無しさん@ピンキー :05/01/11 00:09:24 ID:v+vvcotN
>>861
俺漏れも…。゚・(ノД`)人(´Д`)人(Д` )・゚。

865名無しさん@ピンキー :05/01/11 20:41:59 ID:WC6+fGXE
神様の支援すごいな。そして着せ替え。

866名無しさん@ピンキー :05/01/11 23:28:59 ID:yOphAl3j
438 ◆9QP2IKHJWA New! 05/01/11 23:09:45 ID:L/D8RCB7
有効コードがある票の順位
1位 258票 神様(松田)@Waqwaq
2位 93票 松本乱菊@BLEACH

よって準々決勝進出キャラは 神様(松田)@Waqwaq となりました


867名無しさん@ピンキー :05/01/13 20:45:08 ID:j6UzHF3R
来週まとめに入ってますな

868名無しさん@ピンキー :05/01/13 23:10:46 ID:H5hWJuMy
見えないよ。
涙で。

869名無しさん@ピンキー :05/01/13 23:24:05 ID:JuoVzlb5
もう・・・目も見えぬか・・・

870名無しさん@ピンキー :05/01/15 00:37:26 ID:Dxrvni9y
おーい、誰かいませんかぁ〜

871名無しさん@ピンキー :05/01/15 01:52:20 ID:cdme75cr
挙手age

神が降りるまで雑談しますか。


872名無しさん@ピンキー :05/01/15 10:25:17 ID:0e2tWnBr
今まで何回もまとめに入ってきたじゃないか。
大丈夫。大丈夫だ。

873名無しさん@ピンキー :05/01/15 20:18:38 ID:ymnGp/Au
面白いと思うんだけど
何で人気でなかったのかなぁ…(;´Д`)

874名無しさん@ピンキー :05/01/15 20:42:31 ID:q5s/46+y
レオ神が好きで書いてみたいけど
時間とかその他モロモロで実際に行動に起こせないんだよな…

誰か自分に時間と文才をプリーズ!!

875名無しさん@ピンキー :05/01/15 21:07:20 ID:YS12QbIp
つ[自姦]
つ[蚊砕]

876名無しさん@ピンキー :05/01/16 01:24:24 ID:vvqCKwmh
レオ神いいな。しかし、コトに至ってしまうシチュエーションが思い浮かばない。

877名無しさん@ピンキー :05/01/16 01:33:32 ID:z8ZumtlW
コトってあの参賢者の方かと思った

878876 :05/01/16 01:47:57 ID:vvqCKwmh
書いた自分もそう思ってしまったよw

879名無しさん@ピンキー :05/01/16 22:21:16 ID:77pKQwxq
バレ解禁は12時でオケイ?

880冷たいキス :05/01/17 00:32:35 ID:jb+5qUtK
バレ解禁、起爆薬にいろんな意味でなれれば。

881冷たいキス :05/01/17 00:33:16 ID:jb+5qUtK
◆冷たいキス◆




「我が願いを成就させよ。スプンタマンユ」
細い指を伸ばせば、しゃらん…と簪が繊細な音色を奏でる。
全てを具現化する護神像を駆る、最後の防人。
「其の者に、命を」
それは、ゆっくりと姿を変えて行く。
隆起した筋肉。短く切られた黒髪。精悍な顔つき。
女の指先からその意思を汲み取り、忠実に再現して行くのだ。
「ずっと……このときを待っていたよ……」
未だ、開かぬ二つの瞳。
物言わぬ唇でも、愛しいと思えた。





「ヨキ、そんな怒んなよー。俺が悪かったって」
「だからといって、あんなところであんなことを!!」
「しょーがねーだろ、キスしたかったんだもん」
「馬鹿!!」
女の後ろを追いかけながら、男はにこにこと笑う。
どれだけ罵倒されても、彼の彼女に対する気持ちは変わらない。
「ヨーキ。笑って、笑って」
いつだって、気がつけば隣にいる。
彼と彼女の何が違えたのだろう?

882冷たいキス :05/01/17 00:33:51 ID:jb+5qUtK
「俺とキスすんの嫌?」
「……………………」
「俺、ヨキのこと愛してんもん。いっぱいキスしたい」
人懐こさも相まって、彼はどこにいてもその気持ちを行動に起こしてしまう。
愛しい、という感情と慈しみを教えてくれた大きな手。
「ヨキも俺のこと愛してるだろ?」
「知るか!!」
「まーた、てれちゃってぇー♪」
キスは、たった一度でこの砂全てを砂糖に変えてしまうほどの力を持つ。
それを教えてくれたのも彼だった。






どれだけ身体を重ねても、飽きることは無く。
どれだけ体温を確かめ合っても、足りることなど無い。
凍てつく夜の寒さも、二人でいれば真夏に変わる。
「……ヨキ……っ……」
何度も唇を噛み合うようなキスを繰り返して、呼吸を分け合う。
膝に手を掛けて、足を開かせてその間に入る込む身体。

883冷たいキス :05/01/17 00:34:55 ID:jb+5qUtK
「……ん……」
喉元に男の口唇が触れて。
「ア!!」
先端が入り口に触れて、肉道を押し広げながら抉ってくる。
強張る身体を解き放つのもまた、彼の唇だった。
奥まで深く繋がり合って、何かを確かめるように抱きしめあう。
男の腰が動くたびに、絡まるのは乱れた呼吸と暖かな体液。
「…ヨキん中……きもちい……」
自分の上で困ったように笑う男が、ひどく愛しい。
押しつぶされそうなのは、身体ではなくて――――もっと、別の場所。
ぎゅっと目を閉じて、自分の名前を呼ぶ声。
「…ふ…ァ!!あ、アル……っ!!」
膣奥を突き上げられるたびに、しがみつく。
ぬるぬると溢れる体液は、互いのものが交じり合ったそれ。
焼けた素肌も、傷だらけの腕も、自分を見つめてくれる瞳も。
どれを、手放すことができるだろう。
「……痛い……?」
目尻の涙を払う指先。割れた爪も、大切な宝物。

884冷たいキス :05/01/17 00:37:44 ID:jb+5qUtK
「痛くなんて……」
「泣いてる」
隙間無く重なり合って、抱きしめあう。
逢えなかった時間を取り戻すために、何度も何度も肌を重ねた。
それでも、完全に満たされることなど無いこの『器』の忌まわしさ。
「泣くんなら、俺の胸で泣きなさい。アルさんは包容力に自信ありだぞ?」
「ア……あ!!や…ァ!!」
「やーらかくて、やらしいおっぱい♪」
「アル!!」
「んー♪かーわいい。ヨキ」
想像した以上に騒がしい日々が、思えば幸せと言うものだったのだろう。
彼がここにいて、自分を見つめる。
それが、当たり前の未来だと信じていた。





背中に降るキスで、目を覚ます。
乳房をつかむ手の動きが、些か怪しいのには目を瞑って。

885冷たいキス :05/01/17 00:38:19 ID:jb+5qUtK
「アル」
「おっぱいはさー、柔らかくていいよなぁ。大好きよ、俺」
組み敷かれて、その頂に吸い付かれる。
「!!」
舌先で転がして、時折甘噛みしてくる歯先。
ちりり、と乳房に走る小さな痛みと残された彼の噛跡。
ぴちゃぴちゃと濡れた音と、あえぎ声だけが耳を支配する。
「俺にも……して?」
少しだけ体位を変えて、ヨキの手を取って腹筋をなぞらせていく。
手のひらで確かめられる筋肉と血の流れ。
「噛まなきゃ、好きにしていいから」
躊躇いがちに上下する舌先。
唇全体を使って、亀頭を包み込む。
口中で吸って、ちゅる…と何度も触れては離れる。
硬さと太さの変化を感じながら、夢中になって舌を絡ませた。
「もっとこっち来て……」
自分の身体を跨がせて、そのまま腰を下ろすように促す。
接合部が見えるこの体位を、彼女は極端に嫌った。
そのどこか懇願する顔が見たくて、泣かせたいと思ってしまうこの暗い気持ち。
「あ…ぅん!……ア…ル…っ…!」
じんじんと痺れる身体と、蕩けそうな意識。
花弁を押し広げて、咥え込むそこに絡まる視線。
「真っ赤……綺麗な色してる……」
ぶんぶんと横に振られる頭。
「こっちは、『アル、もっと動いてぇ♪』って言ってる……」
小さめの尻を抱いて、より深く繋がりたいと下から焦らすように腰を進める。
「あ!!は…ぁん…」
濡れてひくつくクリトリスを、変形するほど親指が蹂躙して。
もどかしげに揺れる細い腰を、目を細めて見つめた。

886冷たいキス :05/01/17 00:38:56 ID:jb+5qUtK
きゅん、と絡まる肉襞の誘惑を振り切って、陥落させるためだけに一心不乱に腰を動かす。
下から見上げる恋人の表情は、いついもよりもずっと艶かしい。
半開きの唇から零れる涎と、尖った乳首。
アルの腹筋に手をついて、しゃがみこむようにして腰を振る姿。
白い肌に掛かる黒髪は、天然の誘惑。
「……ヨキ、俺……イッちゃいそ……」
「……私……も…あ!!!…ッ!!」
崩れる女の体を抱きとめる腕。
この腕の中で瞳を閉じることは、至上の喜びだった。




この身体に流れる血と、彼の血と色は同じはずなのに。
何かが違ってしまった。
目の前で男の命が消えるのを見つめたあの日。
初めて、『憎悪』という感情を知った。
(お前さえ来なければ……アルを失うことは無かった……)
少女の血の色は、全てを統べる『赤』という色。
万能なるその血は、願いを叶えると言う。
(しかし、お前の血が……私の願いを叶えるのだから……)
細い指先が閉じた唇にそっと触れる。
「アル、『器』は準備できたよ。何度も、私に言っただろう?身体が欲しい、と」
夢の中で、繰り返した逢瀬。
目覚めて知る孤独は、もう要らない。
他の護神像を吸収して、最後の一人が願いを成就させる。
祭壇があるのは此処、蜘蛛の糸。
ならば、待てば良い。
余計な動きなど取らずに、ここで全てを見つめながら。
掌で運命をダイスのように転がしながら。

887冷たいキス :05/01/17 00:39:28 ID:jb+5qUtK
「どれだけ、待っただろうね……こうして、お前に触れられる日を……」
左胸に触れた手が、小さく震える。
心音も、体温も感じられない『器』である事実。
「さぁ……その瞳を開くが良い。我が護神像スプンタマンユよ」
静かに開かれる双眼。
再び光を取り戻したそこが、女の視線に重なった。
「……アル……っ……」
唇が紡ぐ、残酷な言葉。
「何なりと、我が主よ」
器は所詮、器でしかない。だからこそ、赤き血が必要だった。
この器に心を添えるために。
「忠誠の……接吻を」
静かに触れる冷たい唇。
そこに、暖かさを取り戻すために、少女の命が必要なのだ。
(お前が私から奪ったものを、返してもらおうか……お前は私の一番大切なものを奪ったのだから。
 私とあの子の目の前で……)
欲しいのは暖かいキスと、優しいその腕。
こぼれる涙を払ってくれる指。
焼けた肌も、小さな笑みを浮かべる唇も、何もかもが同じなのに。
その瞳に、光が無い。
(さぁ、逃げるがよい。お前は蜘蛛の糸に掛かった羽虫。どれだけ逃げても此処から
 出れることはない……)
残った護神像はスプンタマンユを含めて三体。
(カーフとシオか……悪いが私にも叶えたい願いはあるからね……シオ……)
この身体に、彼の心を。
再び、光を。
(お前も父親に逢いたいだろう?)
男を従えて、長く伸びた螺旋通路を女は静かに歩く。

888冷たいキス :05/01/17 00:40:38 ID:jb+5qUtK
「アル」
傷一つ無くなったその肌。
「シオが心配する。早めに決着を付けよう。そして……一緒に帰ろう」
「………………………」
「七の村なら、馴染みも深かろう?アル」
静かに、静かに絡ませた運命は。
切れそうで切れない蜘蛛の糸。
幾重にも張り巡らされた罠の中で見つけた、たった一つの宝物。
「……ヨキ……」
懐かしい声。
「もう一度、私の名を……!!」
「………………………」
「……アル……」
自分を抱くこの行動が、護神像として防人を守るためのプログラムだとしても。
あの声がただの幻聴だとしても。
「……行こう、お前を……取り戻すために」
まだ冷たいままの口唇。
「アル」
そっと手を伸ばして。
未来を手繰り寄せるように、男を抱きしめた。



瞳を閉じれば未だ瞼の裏に、あの日の自分たちがいる。
この呪縛から解き放つ色は、燃えるような赤。

889冷たいキス :05/01/17 00:41:27 ID:jb+5qUtK
代理投下です。規制解除の基準て、なんなんでしょうね?

890名無しさん@ピンキー :05/01/18 01:42:15 ID:9BesjnMr
プロバイダ同士のやりとりとか何かあるんじゃないの?

891名無しさん@ピンキー :05/01/18 19:49:50 ID:IdaldQbv
ヨキ先生は♀なのですか?

892名無しさん@ピンキー :05/01/18 19:53:08 ID:33+JnBlD
うん。

893名無しさん@ピンキー :05/01/18 21:17:53 ID:Lo2HUMIO
>>880から>>889まではあらしですよ

わかってるはおもいますがスルーですよ

894名無しさん@ピンキー :05/01/18 22:47:07 ID:IdaldQbv
>>893
あらしですか。気づきませんでした。
なにぶん通りすがりの流れ者なもので。
ところで、このスレでは激しく鬼畜陵辱はノーサンキューですか?

895名無しさん@ピンキー :05/01/18 23:04:35 ID:Lo2HUMIO
OKだと思いますよ。
あらしの文章を流してしまいたいので、投下おねがいします。

896名無しさん@ピンキー :05/01/18 23:06:41 ID:Lo2HUMIO
それと、このスレにはKINOというあらしのコテハンがいますので
それもスルーでおねがいしますね。住人にうざがられてもまだ投下しようとしているみたいなので

897名無しさん@ピンキー :05/01/18 23:30:35 ID:snxJF4qY
誰が、というわけじゃない。
誰かさんに絶対的に必要なのは、信頼と、忍耐。
どんなに自分をネタに荒らされても、どんなに煽られても、
いつか理解してくれると。自分の味方がいると。そんな信頼が必要だったんだ。
そして、もう一つ必要なのが忍耐。
煽られて詰られて踏みつけられても、絶対に口答えしちゃいけない。
絶対に、逃げ出したりしちゃいけない。そんな忍耐が必要だったんだ。

だが、奴は忍耐の限界を感じて逃げ出し、俺たちの信頼を裏切った。
もう奴の話は止そう。奴は自分で選択したんだ。

898名無しさん@ピンキー :05/01/18 23:37:14 ID:Lo2HUMIO
>897
はっきりとKINOは裏切り者だ、もう来るなといってやったら良いのではないのですか?
代理で投下させるようなやつはいらない、と

サイトとやらも閉鎖してくれるのといいのですけどね


899KINO ◆v3KINOoNOY :05/01/18 23:48:01 ID:0Tb+H/lt
規制まきこまれなきゃ、自分で投下したけどね

900名無しさん@ピンキー :05/01/18 23:51:15 ID:u1CZPXtM
898は粘着セロテープですか?


此処では兎も角本人のサイトのことまで言うなよ・・・
といいますか、もうこの話題はお腹いっぱい

901名無しさん@ピンキー :05/01/19 01:37:48 ID:MutDky6Y
GJ。ヨキ先生の情念がイイ。
何も言わずに投下してくれるのは良い事だと思う。
規制にかかったのにもかかわらずあげてくれて感謝です。
その情熱はすばらしいとおもうよ

902名無しさん@ピンキー :05/01/19 02:30:58 ID:kGZeUF2l
粘着荒らしにはうんざりだ。
だが荒らしがくるとわかってて
投下しに来る方にもすげーよとか言ったら
俺まで荒らし認定されそうだな……
しかしこういう意見もあることを知って欲しいので
一応書き込んでおく。

叩かれ覚悟をした上で来ているなら大荒れの原因になった
>>748に対するあなたの誤解に対してもコメントが欲しいところだ。

903名無しさん@ピンキー :05/01/19 12:49:52 ID:lMiF4ZFo
>>898
へへぇ、誰がそんな人の名前を出したのですかねぇ。
俺は「誰かさん」「奴」としか言ってないぞ。卑怯だが。
やっぱりKINO叩きの粘着か。

>>899
もうお前は「ここには投下しない」と言っただろ。
自らの宣言を裏切った罰として、
これからもずっと作品を投下し続けてくれ。
もう俺たちの信頼を裏切るなよ。

904名無しさん@ピンキー :05/01/19 14:31:28 ID:Yk2hrkgV
だいたい、戻ってくる気があるんだったら、いちいち「もう来ません」とか
言うなよ。あそこでスルーしてりゃ荒れなかったんだ。
KINOは何回それ繰り返した?擁護を見て自尊心満足させたいだけなんじゃ
ないのか?本心は。正直、以前から悲劇のヒロインぶるとこが鼻についてた。
SS書きだったら、>>748に対する誤読も恥ずかしいことだぞ?
スルーだけじゃなく、脊椎レスしないこと、自分の言動に責任持つこと、そ
れから、他人のレスや文をよく読むことを覚えてから帰ってきな。
自分が本当にそれが出来ると確信出来てから帰ってきな。

それとここの住人も、他の職人ほったらかしでKINOのことばっか言って
るとまた荒れるか寂れるぞ。

いいか、よく読め。
いちいち騒ぐな。このスレ立てたのはお前だが、ここはお前だけのスレじゃ
ない。発言に気をつけろ。よく考えて必要な人には謝罪しろ。
くれぐれも脊椎レスするな。荒らしはスルーでいいが、都合の悪いレスだけ
スルーもやめろ。今までのお前は都合の悪いレススルーで荒らしにレスしてた。
細かく気を配らないとここがお前の隔離スレになる可能性だってあるんだ。
それは嫌だろう?仲間が欲しくてスレ立てたんだろう?

905名無しさん@ピンキー :05/01/19 18:33:33 ID:jBAoovdX
ここは議論をするスレじゃない・・・(*´Д`)ハァハァをするスレだ!

906名無しさん@ピンキー :05/01/19 19:29:19 ID:vhJXySlK
もう職人も嵐もどっちもどっちだな……
嵐はいうに及ばないが、職人も職人で
耳に痛いことはスルー、文章を誤読して誤解をふりまいて消える。
消える宣言したのに代理投下で復帰したと思ったら、
わざわざ鳥付けて捨て台詞吐いて肝心の嵐に本人こそが構っている。
粘着に付け狙われるようになった経緯のようなものが上にあったが
それがなくても2chで嵐にかまわれやすい性格してるよ。職人。

907名無しさん@ピンキー :05/01/19 19:45:42 ID:lMiF4ZFo
このスレは選択を迫られている。選ばねばならない。
一つ、荒らしに加担してKINO氏を追い出すか、
一つ、皆が一致団結して荒らしに対抗するか。

後者が達成されなければ自動的に前者が達成される。
もちろん、言うまでも無い事だが前者は簡単だ。すぐできる。だが、元凶を断つことは出来ない。
後者は、あまりにも難しい。皆の意思を一つにまとめ、忍耐に次ぐ忍耐を重ねなければならない。
一人でも、痺れを切らして荒らしに反応すれば、一巻の終わり。元の木阿弥。
それでいて、荒らしのしつこさは折り紙つきだ。

さて、お前らはどちらを選ぶ?

908名無しさん@ピンキー :05/01/19 19:54:21 ID:eT4gwxZM
どっちもしない。
残りも少ないんだし(*´Д`)ハアハアすることを選ぶ。

909名無しさん@ピンキー :05/01/19 21:14:56 ID:7a1Wl9n5
元凶だの何だの、追放モードに無理矢理もっていこうとする粘着セロテープに(*´Д`)ハアハア


でも松田様にはもっと(*´Д`)ハアハア


910名無しさん@ピンキー :05/01/19 21:33:55 ID:5TQdZNXe
おとなのおもちゃ用の機械と戯れる神様

911名無しさん@ピンキー :05/01/19 21:38:19 ID:4uONlE5Z
もうこりゃ

イッツ ア カオス ワールド

だなw

912 :05/01/20 01:18:40 ID:riMbBVCc
いやぁ、しっかし、ずいぶんと香ばしいスレだな、おい。
荒らしだの何だのと、ステキな匂いがプンプン漂ってくるぜ。
こりゃひょっとして、SSが不足してんのか?
OK、OK。そういう時は俺の出番だ。心配すんな。
わかってんだろ、こういうときはSSだ。
おいおい、そう慌てんなって。
マターリSS読みたいんだって?そりゃ無理な相談だぜ。
考えてもみろよ。香ばしい匂いにつられて来た俺だ。そんな俺がマターリなSS書くわけないだろ。
もうわかってるだろ?こんな香ばしいスレにぴったりの、とびきり香ばしいSSだ。
え?前置きはいい?さっさと投下しろこのクズカスヴォケが?
まったく、慌てん坊だな。あんまりせっかちだと、早漏だって思われちまうぜ。
わかったよ。確かに、前戯と前置きは短い方が言うからな(誰がやねん)。
それじゃ、落とすぜ。ま、ゆっくり楽しんでくれや。








と、いうわけで、SS書かせていただきました。
やたら偉そうなわけのわからんOPですが、これが無いと投下できない奴なんです。大目に見てください。
しがない通りすがりの者が書いた松田様の戯言です。ちなみに、かなりの鬼畜陵辱です。
読むと、たぶん荒れます。スレがというより、貴方の心が。
たぶん、(´・ω・`)ショボーンってなって
(((( ;゚Д゚)))ガクガクってなって
。・゚・(ノД`)・゚・。ってなります。
とにかく、精神衛生上いいとは言えませんので、読みたい人だけ読んでください。

913神サマ1 :05/01/20 01:19:46 ID:riMbBVCc
あの日……
私はいつもどおり友達の真由を待っていたの。
今日こそ、真由に相談しようと思った。
もう、耐えられなかったの。
もう……

少女はこのことを誰にも相談できずにいた。
もう、どれほど永い間その行為が続いていたか。
そして、その日もそれは起こった。
少女が学校から帰宅すると、リビングに父親がいた。彼はひどく酔っているようだった。
「と、父さん……」
少女は身を固くしたが、父親は何も言わずビールの缶に口をつけている。
肩の力が抜けて、ため息をつくと台所へと向かった。夕飯の支度を、と冷蔵庫を覗く。
突然、背後から抱きつかれた。
「きゃっ!?と、父さん!?」
父親だった。
驚いて、制服の上から胸に触れ、太腿をなぞる彼を突き飛ばす。
彼は血走った目で、不機嫌そうに少女を眺めた。少女の態度が気に喰わなかった、そんな印象である。
少女は小さく呻いて、俯いた。
「ふん、純情ぶりやがってよ。わかってんだろうが」
父親は、少女に向かって足を踏み出した。


914神サマ2 :05/01/20 01:20:58 ID:riMbBVCc
少女の秘密――それは、父親に犯されていること。
拒否することはできなかった。許されなかった。
「や、やめてください!このようなこと、いけません!」
「口答えしてんじゃねぇ!」
「――っ!」
父親に殴られて、少女はテーブルに叩きつけられた。起き上がろうとするところを、後ろから父親が抱きついてくる。
「ったくよぉ、いっつもやってることだろうがよ」
襟元から手を差し入れ、荒々しく胸を揉んでくる。逆の手が、スカートの中へと伸びる。
痛みと恐怖で身体が震え、少女は抵抗できなかった。それに、抵抗は無駄なことだと十分過ぎるほどわかっていた。
「はんっ、さんざん揉んでやってんのに、成長しねぇ胸だよな」
痛々しいほどに乳房のふくらみを揉みしだき、押しつぶすように突起を弄られる。そのたびに、嫌悪と惨めさが心に渦巻く。
「ぃ……ぃゃ……」
聞き取れないほどのちいさな拒絶の言葉が、少女の唇から漏れた。
父親の手がショーツの中に潜り込み、湿り気を帯びない割れ目を撫で、肉芽を弾いた。
こみ上げる吐き気。身を震わせる嫌悪感。少女の視界が滲んだ。
「ぜんぜん濡れやがらねぇな、くそ。おい、気持ちいいんだろ。なあ、気持ちいいかって聞いてんだよ、答えろ」
少女の髪を掴んで、冷たいテーブルに無理やり押し付けてきた。
震える喉から、声を絞り出す。
「は……はい……」
「だったら、ちっとは濡らしてみせろよ、なぁ!」
制服の上から、胸のふくらみを鷲掴みにされる。薄手の布に爪を立て、引きちぎらんばかりに荒々しく揉みあげられた。
少女の口から苦痛の呻きが漏れる。痛々しい、愛撫とも呼べない陵辱を、唇を噛み締めて耐えた。
不意に、ショーツが引き下げられた。背後からファスナーを下ろす音が聞こえ、少女の顔から血の気が引く。
そして、不快な温もりをもつ塊が、少女の秘所に押し当てられた。
「ぁぁ……ダ、ダメです……ダメ……」
少女の言葉も虚しく、忌むべき肉塊が少女の中へと沈み込んだ。
「ひぎぃ、んぐぅぅっっ、かはっ!」
張り裂けるような苦痛に、少女の瞳から大粒の涙がこぼれる。
まるで湿り気を帯びない膣口は異物の進入を拒むが、父親は力任せに腰を沈めた。


915神サマ3 :05/01/20 01:21:56 ID:riMbBVCc
「ぅぐ、ゃめ、くぅ!い、いたぃ……」
ミチミチと音を立てて、彼女の奥底にまで杭が穿たれた。
激しい痛みに、小刻みな呼吸を続ける少女。流れ出た涎と涙が、小さな池を作っていた。
休む間もなく、父親が腰を動かし始めた。
血が滲むほど唇を噛み、少女の指がテーブルを引っ掻く。
快感など、微塵もない。あるのは苦痛と絶望のみ。
瞼をきつく閉じ、忌むべき行為が過ぎ去るのを耐えるしかなかった。
「く、濡れてねぇと、さすがにキツイな」
言いながら、腰を前後に動かす父親。
少女の身体が、感じることはない。今までも、一度としてなかった。だが、この男はそんなことはお構いなしにこんな行為を繰り返している。
そのうちに、生理反応として愛液が分泌されたのか、それとも膣壁が張り裂けたのか、往復は徐々に滑らかになっていった。だが、痛みはまるで治まりはしなかった。
「ったく、気ぃ利かねぇオンナだな。おい、ちっとは感じろよ。喘いでみろよ!」
「…………」
感じるはずなどなかった。激しい痛みしかない。押し黙った少女の頬を、涙が伝う。
「おら!なんとか言えよ!」
髪の毛を掴まれ、無理やり引き起こされる。涙に咽びながら、震える声を出した。
「ぅぐっ……気持ち……いい…です……ぅっ」
無理やり搾り出された、感情のこもらない言葉。自らの発した言葉に、少女の心は惨めさに打ち震えた。
薄っぺらな言葉が気に入らなかったのか、父親は舌打ちひとつして少女の髪を離し、その身体をテーブルに叩きつける。
父親は欲望のままに腰を振った。少女の華奢な身体に覆いかぶさりながら、未発達な乳房を掴み、皮膚が張り裂けそうなほどに握りつぶす。
少女に顔を近づけ、舌を伸ばした。涙で濡れる少女の頬に舌が這いずる。
たまらない吐き気が喉元まで溢れる。惨めさに胸が張り裂けそうだった。
やがて、父親の腰の動きが早まった。その動きに、少女は父親の欲望が弾けるのを悟った。


916神サマ4 :05/01/20 01:23:20 ID:riMbBVCc
「あっ、だ、ダメです……中は、中だけは!」
少女の言葉に耳を貸す気配すらなく、父親は激しく腰を打ちつけた。
少女の顔から血の気が引く。必死で懇願した。だが、とまらなかった。
そして、父親は少女の中に、自らの欲望を吐き出した。
「――っ!」
自分の中に流れ込んでくる、生ぬるい感覚。
少女は恐怖に震えた。
どっと涙が溢れ、呼吸が止まる。
ずるり、と父親が肉棒を引き抜く。少女の白い太腿を、白濁した血の色混じりの精液が伝っていく。
「はぁ、はぁ、……ふぅ、悪くなかったぜ」
父親は少女に向かって二言三言何かを言って去っていったが、少女の耳には届かなかった。
誰もいない、夕日の差し込むリビングで、崩れるように少女は腰を落とした。
とめどなく溢れる涙が、ぽつぽつと床に落ちる。
「どうして……」
少女はひとり、呟いた。
「どうして私だけ、このような……」


917神サマ5 :05/01/20 01:24:00 ID:riMbBVCc
もう、私は耐えられないのです。
どうして私だけ、このような目にあわなければならないの?
私は、こんな世界にいたくない。どこか、誰も知らない世界へ……
今日こそ、真由に相談しよう。そう決めました。
「真由、遅いですね……」
遅刻しそうな時間になっても来なかったから、電話しようとした。
そのとき、声が聞こえた。
『…い……来…』
真由のではない、暗くしめった声……
『来い失猿!来い!』
そして気がつけば――
――知らない場所にいた。
「此処は……何処なの……?」

―――終わりす。


918 :05/01/20 01:25:17 ID:riMbBVCc
いかがですか。ものすごい報われないお話でした。
神様がwaqwaqに来る前、というつもりで書いてみたのですが、神様の性格上手く表せてませんスミマセン。
「偉そうに始めといてこれかヴォケが、いっぺん死んでこいや、このチンカス野郎」とおっしゃる人もいるとは思いますが。
ほんとはもっと長々可哀相に書きたかったですがなんか短く微妙になっちゃいました。
半端ですね。申し訳ないす。
鬼畜陵辱ノーサンキューな人もゴメンナサイ。
限りなくスレに泥を塗りたくりましたか。ゴメンナサイ、出来心だったんです。
900超えてるからいいかなとか思っただけなんです。赦して下さい。
それではまた、僕は流れていきます。
^(*・。・)ノ~~~βyё βyё

919名無しさん@ピンキー :05/01/20 02:08:30 ID:zl3wI3Ba
きちんと警告あったし、アリだと思いますよー
グッジョーブ

920名無しさん@ピンキー :05/01/20 13:30:03 ID:pvxRmzI3
サクラテツの富良兎もぜひ

921名無しさん@ピンキー :05/01/20 14:04:41 ID:XLOo60xt
GJ!
この神様は、ひょっとして元の世界に帰りたくないと思うかもしれないね。
Waqwaqで恋をして救われるか、また同じような目に会うのか……。
妄想が掻き立てられますよ!良SS!

922名無しさん@ピンキー :05/01/20 21:58:00 ID:G9bF/Ox5
>沼氏
荒れ果てたスレに救世主か!
親父と神様のギャップに笑かして頂きました。
神様の口調から飲んだくれの親父様がいらっしゃるとは想像しませんでしたんで。
これでレオ神に進んでもらえれば個人的に嬉しい展開です。
親父では痛くて辛い思いしかしてないんでレオで気持ち良く幸せなエチーを、と。
まぁ本当に個人的になんで感想として捉えてください。
GJです。ごちになりました!

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