マスター、わたしが保守させていただいてよろしいでしょうか？
ああ、たのむよ。
「…ＩＤとパスワードを入力して下さい。マスター」
”彼女”の腰、人間でいう骨盤…腸骨の張り出し辺りにあるパネルに接続された、
テンキータイプのインターフェイスに俺のＩＤとパスを打ち込む。
「…確認。コマンド受領、保守モードにはいります」
ひとむかし前の合成音声を思わせる声色でそう告げると同時に、彼女の瞳に金色の光が宿る。
ぱしゅ。
インターフェイスにコネクトしていたプラグがポートからイジェクトされ、パネルが閉じる。
「では、失礼して…」
そう告げながら、彼女は自分のショーツから右脚だけ抜いて俺の腰に跨ってきた。
…オイオイ。”保守”って…これ？（汗
「そうですよ。マスターの遺伝子コードの保守管理です」
って…お前ロボットだろが(ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｧ!!
「だいじょぶです。私の仮想生体をリコンストラクトすれば…コドモくらい…イヤ！！（真っ赤）」
イデデデ叩くな今更照れるな！！つか…”仮想生体”ってお前まさか>>353のＥＶＥシリーズ！？
「あ、すごい。正解です。よくわかりましたねマスター」
別に褒められてもうれしかねぇよ…。
けど、彼女の外見はどう見たってローティーンのそれだ。
華奢なフレーム、アルビノを思わせる白磁の肌色と怜悧な美貌に、
瑠璃色した子供っぽいツインテール（ふたつ尻尾の髪型）がマッチして強烈にｶﾜ（・∀・）ｲｲ!!んだけど…
その…アレの相手としては余りにも痛々しい儚さが…
俺にロリのケがあるのは認めるけど流石にペドってのはちょっと…。
それなのに俺の”分身”は、腰の上の彼女の挑発的且つ刺激的なポーズの所為で、
主義主張とは関係なしに臨界運転を始めてた…。
「一応ご報告しておきます。私…その…初めてなんです…。
いま、潤滑液の分泌と不随意制御系カーネルの緊張緩和及びアジャストをしてますけど…」
左手の指で大きく秘唇を開き、右手の指を使って何やらイロイロ弄くってるみたいで、
既に潤滑液が彼女の白い大腿に光る河を形成していた。
嫌でも俺の視界に入ってくる彼女の其れは、肉薄で淡い色をした少女の…流石、傾国のアンドロイドと
謳われるＥＶＥシリーズ…って関心してる場合じゃねえ！！
「ﾊｧﾊｧ…キツかったらごめんなさい…ｱﾌﾝ」
ああああ拒否しなければ！？ このまんまだと…ひとの道が…倫理観が…外道に…精神衛生上、
著しく…シュミんなったら誰が責任取ってくれるんだよ！？
「いいんです、ｱｯ…あんまり気にしないで。
それよりマスター、私のこと”ルリちゃん”て呼んで頂けます？」
今更ﾈﾀばらしせんでも…。
うう…ＥＶＥシリーズって”版権物シリーズ”って意味なのか…？
「ﾊｯﾊｯ…改めてこんばんは。電子な妖精…ｱｱﾝ…Ｒホシノ・ルリです。
。あ、そうだ。マスターのことは”テンカワさん”て呼んでいいですか？」
…勝手にして。