・“しょごす”さんに渡す。  
 
「“しょごす”さん、ちょっといいですか?」  
「はイ、何でしょうカ?」  
 それなりに遅い時間に帰宅したにもかかわらず、  
“しょごす”さんはきちんと台所で夕飯の後片付けと明日の食事の仕込みまでやっている。  
本当に彼女は働き者で、メイドさんの鏡だ。  
 そんな“しょごす”さんに、日頃の感謝を込めてプレゼントを渡すのは、ごく自然な行為と言えるだろう。  
それでも“しょごす”さんは、プレゼントを渡すと糸目を満面の笑みの形に崩して、  
跳び上がらんばかりに喜んでくれた。  
 てけり・り、てけり・りと鼻歌を歌いながらも、  
プレゼントの包みを再利用できるようにきちんと剥がす彼女は、  
几帳面というより貧乏性なのかもしれない。  
「まァ……これハ!!」  
 『輝くトラペゾへドロン』を手にした“しょごす”さんは、喜ぶと同時に驚いているように見えた。  
やがてうっとりと糸目を綻ばせながら、愛しそうに抱き締める。  
 
「この『輝くトラペゾへドロン』ハ、かつての私の主人が持っていた物と同じ種類のものでス。懐かしイ……」  
 その仕草は、普段メイドのプロフェッショナルとしての姿勢を崩さない彼女が、  
ほんの少しだけ垣間見せる『自己』そのものに見えた。  
「本当ニ、ありがとうございまス……ですガ、私には何もお礼するものガ……」  
「いえいえ、そんな、むしろお礼を言いたいのはこっちの方ですから」  
 これは本当だ。  
実際、“しょごす”さんはどんな時でも僕の事を第一に考えてくれて、本当によく尽くしてくれる。  
今回の戦いでも、一番手をかけてくれたのは彼女に間違い無いだろう。  
たとえそれが『メイドさん』の仕事に過ぎないとしても、僕は素直に彼女にしたい。  
「そうですカ……では御主人様、お願いがあるのですガ……」  
「なんでしょ――」  
 彼女に手渡された『道具』の数々を見て、僕は台詞を生唾と一緒に飲み込んだ。  
「……久しぶりニ、これデ……私ヲ……」  
 
「ふふぁああふぅゥ……はふぅうウ!!」  
 ホールギャグで強制的にOの字に開かれた“しょごす”さんの口からは、  
恍惚の涙と一緒に唾液がとめどなく流れ落ちる。  
「ほらほら、ここも大洪水ですよ」  
 いや、とめどなく流れ落ちるのは、  
バックからアヌスとクリトリスを鈍い音を立てて振動するローターで責められて、  
膣口から垂れ流す愛液もそうだった。  
 今の“しょごす”さんは後ろ手に縛ったロープで天井から吊るされて、  
両足もM字開脚に拘束された状態にある。トレードマークのメイド服は胸元を引き裂かれ、  
ロングスカートもずり下げられて、形の良い巨乳とローター責めでグチョグチョに濡れた秘所を剥き出しにしていた。  
「こんな事をされて感じるなんて、やっぱり“しょごす”さんは淫乱な変態さんなんですね」  
「はぅふぅゥ……くふぁあああふゥ!!……くふぅぁああゥ!!」  
 勃起した乳首とクリトリスを貫く黄金のピアスと、それらを結ぶ細いチェーンを強くひっぱると、  
“しょごす”さんは変形した乳首とクリトリスが千切れんばかりに身体を震わせて、  
快楽の涙を撒き散らそうとする。しかしそれは彼女が背徳の快楽を全身で感じ取っている証でもあった。  
事実、彼女の糸目は蕩けるように開かれて、虹色の不思議な光彩を覗かせている。  
 
「ほら、しっかり舐めてくださいね」  
 ホールギャグの直径ギリギリの大型バイブを、僕は容赦無く彼女の口に突っ込んだ。  
喉の奥までグジュグジュと何度もピストンして、たっぷりと唾液を付着させる。  
「ぷぁはァ……んむゥ!!んむむぅゥ……ぴちャ…ぷはァ!はぁァ……ぐぅゥ」  
「擬似ペニスにここまで美味しそうにフェラするなんて、  
“しょごす”さんは本当に肉棒が大好きなんですね」  
 ならば、さっそく食べさせてあげよう。  
「んふぁあああ!!」  
 僕はバイブを一気に根元まで彼女の膣口に叩き込んだ。  
先端が勢い良く子宮口にぶつかったのを確認した後、パワーの目盛を最大まで上げる。  
「ふぅううウ!!ふぁあぅふううウ!!うぅんはぁあア!!」  
 何か未知の生命体みたいにグネグネ蠢くバイブをしっかりテープで固定した僕は、  
今度はホールギャグの中にギンギンに勃起したペニスを挿入してみた。  
「んぷゥ!ふふぅゥ!!ふぅぅうウ!!」  
 喉の奥から食道にまでイラマチオ風にペニスを挿し入れると、  
流石に“しょごす”さんも苦しそうに虹色の瞳に涙を浮かべた。  
それなのに懸命に舌をペニスに這わせて快楽を分け与えようとしてくれるのだから、彼女は本当に愛しい。  
 
 ヴヴヴヴヴヴヴ……  
「はふぅぐう!! んはぁぐぅうう!!」  
 お礼として、アナルにもローターを入れてあげよう。  
にゅるん、にゅるんと次々にアナルの中に潜り込むローターは軽く5個を超えているけど、  
“しょごす”さんのアヌスはまだまだヒクヒク口を開いて貧欲に快楽を求めている。  
「本当に淫乱なんですね……“しょごす”さん!!」  
 ぱぁん!!  
「んふぅゥ!!」  
 せっかくだから、僕は彼女のお尻を思いっきりスパンキングしてあげた。  
真っ赤な手形が白いお尻にはっきり浮かび上がるのが面白くて、何度も何度も全力で叩いてあげる。  
「んふゥ!!んふぅぅゥ!!んふぁあああんぐゥ!!!」  
 “しょごす”さんもペニスをしゃぶりながら涙を流して喜んでくれた。  
特にうっかりラビアやバイブをスパンキングすると、全身を痙攣させて喜びを表現してくれる。  
 そして――  
「うううっ」  
「んふぅうううウ――!!!」  
 食道の奥に直接ザーメンを放つと同時に、  
“しょごす”さんもロープを引き千切るように悶えて、イキまくってくれた……  
 
「はァ…はァ……御主人様ァ……」  
 SMプレイ終了後――  
全身を鞭の痕と蝋燭と愛液とザーメンで彩った“しょごす”さんは、僕の足の指を舐めながら、  
「ずっとォ……はむゥ…お仕えしますゥ…御主人様ァ…ぁあア」  
 ぞくぞくっと背筋を震えさせるような台詞を言ってくれた。  
「派遣会社との契約が切れても?」  
「絶対ニ……切らせませんヨ…うふふふフ」  
 虹色の光を妖しく輝かせる“しょごす”さんの瞳を見て、もう一度、僕の背筋はぞくぞくっと震えた。  
さっきとは違う意味で……  
……ま、それもいいけどね。  
 
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