薄暗い一室で少年の歓喜に満ちた声と、少女の嫌悪に満ちた声が室内に響き渡る  
少女は鎖で両手を吊り上げられ身動きが出来ないようで、唯一残された抵抗は体を揺する事のみ  
衣服は何も身に着けておらず、透き通った白い肌に無防備にも歳相応の乳房と、小振りな尻が  
細長くスレンダーな脚、細身でかつ柔らかそうな腹部が露出され、より少年の欲望を煽る  
少年はそんな少女の様子をいいことに、自らの欲望を吐き出していく  
「ああピカリ、これがピカリの匂いなんだね…」  
少年は少女をピカリと呼び、少女の脇の下に鼻を押し付けスースーと大きく鼻で息を吸い込む  
大きく息を吸うたびに、熱を帯びた鼻息少女の脇をくすぐる  
かつてない不快感さに少女はゾクゾクと身を震わせる  
「やっ、やめて!やめてよ!ケンゴ!」  
「ふふっ、よく言うよ。いつもここを露出させてあいつを誘ってたくせに!」  
「あっ、あいつってサトシの事!?ご、誤解よっ、サトシとは何の関係もっ、ひぐっ」  
突然ケンゴはヒカリの小さな乳房を力任せに五本の指で揉み、引っ張りあげる  
「うるさい!僕の前でアイツの名前を口に出すな!」  
サトシに対する嫉妬と怒りがグイグイと乳房を揉んでいた手に込められていく  
「ヒァァっ……、ヒグッ……イッ痛いよっ、ケンゴォッ」  
「ああごめん、ごめんピカリ。でもピカリも悪いんだよ、僕っていう男がありながら平気で他の男の名前を出すんだから」  
自分勝手なことを言いんながら手に込められていた力が次第に優しくなっていく  
ゆっくりと、強弱をつけヒカリの胸全体を手のひらいっぱいに包み込んでいく  
その行為を何度か往復させ、乳首を人差し指と親指でクリクリとこねくりまわす  
「ひぁ!」  
突然敏感な部分を刺激され、ヒカリは思わず声を漏らす  
「ふふ、敏感なんだねピカリのここは」  
「ダメッ!、そこダメッぇ!」  
今までに感じた事のない感覚にヒカリは自らの恐怖を訴える  
だが、そんなヒカリの訴えもむなしくケンゴはさらに責めを激しくしていく  
「ダメじゃないよ、ほらコッチもだ」  
もう片方の空いた手も同じように反対側の乳首を同様につねり上げる  
「ひぃぃん!」  
「ふふ、小さい胸って敏感だって聞くけど本当なんだね」  
「くっ、んん」  
自らが気にしていたコンプレックス指摘され、怒りを露にする  
 
ああごめん、気にしてた?じゃあお詫びに僕が大きくなるよう口で吸ってあげるよ」  
「なっ!!!?」  
予期せぬ少年の発言に少女は驚愕の声を放つ  
「イヤッ、やめてぇ!!」  
口でなんて…、想像するだけでもその気味の悪さがヒカリの頭の中を埋め尽くす  
動かせる領域を最大限に体を揺り動かし、必死になって抵抗する  
「はは、往生際が悪いよピカリッ」  
そう言うとガッチリとケンゴは両手によってヒカリの体を抑え、乳房の方へと顔を持っていく  
「ああっ…ぁぁ」  
もはやヒカリに許された行為は自らの乳首が、口によって陵辱される様相をみつめることのみである  
ゆっくりと尖らせた唇がヒカリの乳首へと確実に近づいていく  
(ああ、吸われちゃうっ、吸われちゃうぅっ、、、)  
眼前の行われる光景がよりヒカリの恐怖を煽っていく  
チューーーーッ、ジュルルルルーーー  
「んひいぃぃぃ!」  
とうとう乳首はケンゴの口内に含まれ一気に吸い上げられる  
乳首から生じた快楽が走り抜ける  
ヒカリは自らの意思に反して喘ぎを漏らす  
ケンゴはその声を聞くと、今度は乳房ごとジュルジュルと吸い上げていく  
「ひぃぃぃぃぃん!」  
「はは、ピカリ、僕の口で感じてくれてるんだね」  
「ち、違うぅぅん!」  
あまりにも自分勝手な解釈に反抗するも、そんな反応さえ楽しむかのようにケンゴは思い思いに乳首を口で遊ばせる  
「違わないよ、ほらこんなに乳首カチカチになってるじゃないか」  
ようやく口から離すと、先程とは明らかに形の違うプックリと膨れた乳首がヒカリの目に入る  
(ああ、どうして)  
唾液によって濡れた乳房はより白く彩り、口内に含まれていた現実をより具体化させる  
「とってもおいしかったぜ、ピカリのおっぱい、甘い味がしてさー」  
「やめてっ!、やめてよっ!」  
聞きたくもない、自らの乳首の味など…  
そう言いつつも耳もふさぐ事も出来ずケンゴの声は強制的に耳へと入り込む  
そんな嫌がる様子を確認すると、ケンゴの加虐心にますます火をつける  
「そんなこと言ったてさー、ほら」  
クチュリ、とまだろくに発達していない恥丘に挟まれた割れ目の上辺を撫でる  
「ひぁぁつ!」  
突然女性の敏感な部分をなで上げられ思わず媚声を挙げる  
「こんなに濡れてるじゃないか、ピカリ…」  
濡れた指をわざわざヒカリの眼前に持って行き、羞恥心を煽る  
「ああっ、違う、そんなのっ…」  
必死で否定するも、目の前にある濡れたソレは紛れも無く自らの快楽を示していた  
「素直じゃないなぁ、じゃぁもうココ触っちゃおう」  
ケンゴは親指と中指で固く閉じた割れ目をゆっくりと開き、人差し指でクチュクチュと愛液をまぶしていく  
ヒカリは口を必死になって閉じる  
性感など全く無縁だった少女にとって、秘部から伝わるその甘い痺れはあまりにも強すぎる  
口をあければ再び媚声が漏れてしまい、ケンゴに指摘されてしまう  
しかしケンゴの次の責めはヒカリの努力を無にしていく  
「ひぁぁぁぁあっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」  
突如、ヒカリの悲鳴が部屋中に響き渡る  
愛液によって濡れた指が陰核に触れたのだ  
 ヒカリの脳髄が一気に蕩ける  
(ああっ!!っなにっ、これぇ!!、すっ、すごいぃぃ!!!!)  
女性の最も敏感な部分を一気に根元からしごいていく  
段々とその陰核は膨れ上がり、次第に包皮から頭が剥け出て行く  
「ひぃ、あひっ ひぁぁぁぁっ、ダッ、ダメッ、そ、それぇっ!!」  
剥けた部分が外の空気さえ、チクチクとまるで空気がその部分を刺してるかのように敏感に感じる  
「ふふ、ピカリのクリトリスもうピンピンだね、ほらっ、気持ちよすぎて皮からも飛び出してるじゃないかっ」  
「ひああああっ!!!!」  
 
もはや反論する余裕すらないのか、ヒカリは陰核からの燃え上がる刺激に悲鳴をあげる  
「ああぁぁっ!!!こっ怖いいぃぃっ、なっ何かっ、きっ来ちゃうぅぅっ!!!!」  
自慰すら知らない少女は、確実に快楽の頂点へとのぼりつめていく  
否、僅か三本の指によって強制的にその頂上へと駆け上げられていく  
ゆっくりとケンゴが人差し指で、僅かに剥けたその部分をつーーっと撫で上げる  
刹那 ピュッという擬音を立て熱を帯びた潮がヒカリの割れ目から噴き上げる  
頭の中が真っ白に、今までに無い心地よさ、全身をビクッビクッと跳ね上がらせる  
爪先は無意識のうちに伸びをしていた  
やがて震えが収まると全身の筋肉は一気に弛緩する  
ガクッと脱力した肉体は両手の鎖によって引っ張られる  
「とうとうピカリは僕でイってくれたんだね、嬉しいなぁ」  
「はぁぁぁ…………、はぁ、……はぁ…………ぁぁああ……」  
強制的に絶頂を向かえさせられたヒカリは、呼吸を整えようと必死で酸素を取り込もうとする  
「これだけ濡れていれば、もう僕を受け入れてくれるよね?」  
見るとそこにはとても少年のソレとは思えない、勃起した男根の亀頭部が  
ヒカリの割れ目にあてがわれていた  
ゆっくりと陰茎は濡れた割れ目をなぞり、愛液をまぶしていく  
「ふぃぃぃん!!!」  
一度イってしまったヒカリの肉体は、その僅かな刺激さえ脳内を蕩けさせられてしまう  
「なんだよ、こんなのでも感じちゃうのかっ、ホレッ、ホレッ」  
よっぽどヒカリの反応が楽しかったのか、ケンゴは亀頭で陰核をクリクリと引っ掻きあげる  
「ひぁあぁっっっ!!!やっやめへぇぇっっっ、ごいぃぃ……、しゅごしゅぎるよぉぉぉ!!!」  
もはや呂律さえ回らない声で、必死に陰核の刺激を中断させようと哀願する  
「いいよ、だけどここに挿れるからね」  
そう言うとケンゴは両手の親指で割れ目  
「ああっ!ダメぇっ!!そこは、……そこはぁっ!!」  
いくら少女といえど、そこがどんな場所か知っている  
そこは赤ちゃんを作る為の場所  
そこは愛する人と行為を行うための場所  
そして初めての人は一生忘れられない場所  
……そんな女性なら誰もが夢見る初めての経験  
それが今無残にも壊されようとしている  
「僕がピカリの初めてになってあげるよ」  
「いっ!いやぁぁぁっ!サ、サトシぃ!助けてぇっ」  
なぜその名前が浮かんだのかは分からない、が初めてという言葉を掠めた瞬間  
ヒカリの頭にはサトシの顔が浮かぶのだった  
「まっ、またコイツ、その名前をっ、呼ぶなって!!……言ってるだろ!!!!」  
怒声とともに一気に亀頭部がヒカリの割れ目に侵入していく  
さすがに初めてだけあってケンゴの男根にはあまりにもキツく陰茎を圧迫し侵入を拒む  
「ヒぎゅぅぅ!!!ヒィィィィ!!!!……」  
経験した事の無い痛みに、ヒカリは声にならない悲鳴をあげ、悲痛を訴える  
が、ケンゴもゆっくりと確実にヒカリの呼吸にあわせ確実に侵入していく  
「ああっこれがピカリのぉっ、さ、最高だぁ」  
とうとう亀頭部がヒカリの処女膜へと到達する  
「あ、あ、あぁっ」  
ヒカリもその事実を認識すると、目にいっぱいの涙をためケンゴの顔を見る  
「ふふ、これで初めては僕のものだね、ピカリぃ」  
「お、お願い……、ケンゴぉ……、そ、それだけは……、ゆ、許してぇ!1」  
「うーん、じゃあチャンスをあげる、質問にだけ答えてね、もちろん僕が喜ぶ様にね」  
「チャ、チャンス?」  
ヒカリの目に光という希望が宿る  
……次の質問によって地獄に叩き落されるとも知らずに……  
 
「僕とアイツのどっちが好き?」  
「えっ……?」  
アイツとはおそらく今まで嫉妬の限りサトシの事であろう  
ヒカリは俯き黙ってしまう  
答えは簡単だろう、ケンゴと呼べば許してもらえたのかもしれない  
しかしヒカリの頭の中で自問が始まる  
なぜあの時サトシの名を呼んだのか  
なぜあの時サトシの顔が過ぎったのか  
……ああそうか、私はサトシの事が……  
自らの鈍感さを恨んだ  
どうしてこうなってから自分の本当の気持ちに気付いてしまったのだろう  
なぜもっとこうなる前に気持ちを伝えられなかったのだろう  
「さぁ、もう答えは出てるよね、ピカリ」  
自らの陰茎を揺らしクチュクチュと音を立てその答えに期待する  
その刺激にビクッと震えながらも、精一杯の笑顔でその答えを言う  
ゆっくりと顔をあげこれから起こる事に耐えるために………………目にいっぱいの涙を溜めて、餌付きながら  
「わ、私は、ヒック、サトシの方が、ヒック、あなたよりも、ずぅっと、、、、好きです!」  
そこに居ない、空の相手へと告白する  
 
  →サトシ×ヒカリENDへ 
 
ブチッブチィ  
一気に亀頭部が処女膜を破り抜ける  
「ヒグゥゥゥっっ!!!……、ぁあぁぁあぁあっつつ!!!」  
「全くっ!馬鹿な幼馴染を持つと苦労するよっ!!!」  
割れ目からはツーーーと一筋の赤い液体が線を描いて垂れ落ちる  
……膜が破れた証拠だ  
「ホラッ!ピカリが悪いんだぞ、はは、すごい締め上げてるじゃないかっ!好きでもない相手にっ、とんだ淫乱女だよっ」  
「ひぐ、……ぁぁ…、っっつつ……!!」  
カリ首は狭い壁をゴリゴリとこすりあげ、亀頭でジュブジュブとヒダを摩擦をさせる  
余りの刺激にヒカリは背中を反らしその刺激から逃れようとする  
「はは、逃さないよ、ピカリっ」  
ケンゴの両手は腰部をガッチリと掴みあげより奥へと侵入していく  
「ふ!!!ぐぅぅぅ!!!」  
突如ヒカリがそれまでと違った反応を見せる  
亀頭がとうとう子宮口にまで到達した  
「はは、……これがピカリの赤ちゃんの穴かぁ、……後でココにいっぱい掻けて上げるからね」  
相手の事などまるで考えず、コツコツとその部分をノックする  
「ひぁぁぁ、やだぁっ、……そ、それだけはぁ……!!」  
奥へと侵入した肉棒はゆっくりとひき抜かれる  
カリ首が狭い壁を引っ掻き刺激を与える  
再び奥へと侵入し亀頭がヒダを子宮口を突き上げる  
突く  
抜く  
この二つの反復動作は確実にヒカリの快楽の波を高めていく  
「ひぃん、…ひぁ、…ひぃぃ…ひゃあぁ!!!」  
事実先程まで痛がっていた素振りはもう見られず、  
悲痛だった声は、いつしか熱を帯びた歓喜の声に変わりつつあった  
何でっ?なんでこんなにぃ、、、  
自らも分からぬまま、ビリビリと伝わる刺激に耐えていく  
「は、は、ピカリも大分感じて、くれてるんだね、う、嬉しいよ」  
「ち、違うっ…、そ、そんな事ぉ…」  
「よく言うよ、さっきから、僕の股間をウネウネ絡みついて、全然離してくれないじゃないかっ」  
「ぅぅもう、…………イクよあぁ、でる、出るよ」  
そう言うと、再び亀頭は子宮口を突き上げ、いつでも発射する態勢に入る  
「ヒグゥ…………!!いっいやぁぁ…………そ、そこはだめぇ!!!」  
「何言ってるんだよ、ピカリのここは精液が欲しいってキュッキュッて締め付けてくるくせに」  
「あぁぁ、……ち、違う、違うのぉ」  
ケンゴの肉棒がグリグリと肉壁を擦りあげるたびに、ヒカリのそこはギュッ、ギュッと自らの意思に反して締め上げる  
「イッ、イくよ、ピカリ」  
「あぁぁぁ、…………ダメェっ…………ダメェっ!!!」  
ビクッビクッとヒカリの中でケンゴ肉棒が脈打つ  
「はぁぅ!………ど、どうっ……、僕の、精液がお前のっ、……中に、…分かる、かい、……ぅくぅ!」  
ケンゴはとうとう自らがずっと想っていた人に、征服感が、よりケンゴの性感に火をつけ身を震わせる  
「あぁぁぁ!!!!…………あついのが、…なかにぃ…………!!」  
自らの膣内に感じるその熱さが、中に出されてしまった事実をより実感させヒカリは涙を流す  
「はぁ、まだぁ、で、でるぅぅ」  
「も、もう嫌らぁぁぁ」  
たっぷりと中にだすと、ゆっくりと自らの肉棒引き抜く  
「ひぁぁん…………はぁ…ぁぁ」  
よほどショックだったのか、ヒカリの目は虚ろで、ろくに反応しない  
引き抜かれたそこからはドロッと白濁とした液体が零れ落ちる  
……中出しをした証明として……  
「はぁ、……はぁ、ピカリはまだイケなかったね、でも大丈夫……時間はいくらでもあるから……ね」  
「ぃやらぁ、サトシぃ……、サトシぃ」  
容赦ない一言に愛する人の名前を呼ぶ  
「ははっ、そんな奴すぐ……忘れさせてあげるよ」  
嫉妬に燃えるケンゴは再びヒカリを抱き寄せ行為を再開させるのだった  
 
 
___五日後  
あれから何度もケンゴはヒカリに自らの欲望を吐き出した  
好きだった幼馴染を自由に出来るっ  
そんな夢のような状況にケンゴの欲望はとどまることは知らなかった  
わずか二日でヒカリの性感帯を掌握し、何度も快楽の頂上を味合わせる  
恐怖だったそれはもはや、麻薬の如く体に染み渡りそれは最大の褒美へと  
あれほど嫌悪していたその行為も、もはやソレ無しでは生きていけない  
それゆえヒカリを拘束するものは何もない  
ヒカリ自身が望んでここに留まっている  
……そこまでヒカリは堕落していた  
「ふふ、ほら、ピカリが欲しかったモノだよ」  
ケンゴはヒカリの腰をはしたなく持ち上げ、V字形に開脚させる  
通常の女性ではあまりにも考えられない大胆なポーズ  
上に覆いかぶさりケンゴは自らの男根を秘部に当てる  
クチュッと亀頭部は膣穴の入り口付近の割れ目をゆっくりとなぞり、じっくりと焦らしていく  
「ああぁぁ……」  
ヒカリはそれ以上の行為を期待するも決して口には出せない  
亀頭が入り口付近をなぞりあげる  
それだけで膣奥はジンジンと熱を帯びていく  
自らを何度も絶頂に導いたソレを奥まで飲み込んでいく、そのことを想像するだけで……  
「!!…はは、本当にピカリは、はしたないなぁ、入り口が欲しい欲しいってヒクヒクいってるよ?」  
「いやぁっ、言わないでぇ」  
「ほうら、…欲しいかい、ピカリ?」  
ピクピクと痙攣を繰り返す膣穴へ僅かに亀頭を挿れる  
「ひぁっ!!」  
待ち望んだソレが遂に挿れてもらえるッ  
そんな期待からか、膣から愛液がだらだらと滲む  
しかし、亀頭は僅か数センチ挿れると再び引き抜かれていく  
また再び挿れる  
再び引き抜く  
この生殺しの愛撫は何度も往復させると、何本もの愛液が膣から線を作り溢れ出す  
「はぁ、…はぁ…はぁ……ひぁ」  
痒いところに手が届かないようなじれったさ  
ヒカリの瞳は濡れ、頬は少しづつ赤く染まってきている  
焦らされて、ヒカリの顔は今にも泣き出しそうな顔になる  
湧き上がってくる欲情がとうとう押さえきれず、その表情に表われる  
「ほら、そろそろ自分からおねだりしてみなよ、僕はこのままでも十分気持ちいいから別にいいけど」  
「ああぁぁ……、そんなぁ、…………そんなのぉ」  
この五日間何度もその男根で絶頂を味わってしまった  
怖かったはずなのに、高められた快楽の波はもはや止めることは出来ない  
後戻りできない、その波は確実にヒカリの最後のプライドを崩壊させていく  
「ケ、……ケンゴのぉ……ソ、……ソレをぉ……奥にぃ」  
「ソレって何さ?ちゃんと言わないと分かんないよ、  
……あぁ、ピカリのココ、十分気持ちいいなぁ、ココで出してもいいんだぜ」  
今まで全て精液は膣内で出された  
もはや奥に熱い液体を出して貰えなければ、満足出来ない  
肉体はそこまで開発されてしまった  
 
「あぁ……だ、だめぇ……な、…………中じゃないと……わ、わたし……もう」  
「じゃあ、ほら、は、や、く」  
クチュクチュ、と亀頭部が膣口をくすぐる  
火照った官能はもはや限界を向かえ、とうとうその言葉を口にする  
「ああぁぁぁ、…………チ、チンコぉ、……ケンゴのチンコを、奥までぇ」  
「ふふっ良く言えました」  
ズブッ、グチュウゥゥゥ  
ご褒美と言わんばかりに一気に男根がヒカリの膣内へと埋まっていく  
ぐちゅぐちゅと濡れきったそこは、いとも簡単に中への侵入を許す  
何度もそこに侵入しキツイ部分をズルズルと押し込み、自分好みの形へと変えていった  
どこをどう突けば感じるのか、もはやケンゴはヒカリ以上にその部分を熟知している  
「ふふ、まずはココだっ」  
侵入した亀頭はすぐに上壁にあるツブツブとした箇所を探りあてる  
「ひぁ!!」  
亀頭が僅かに触れただけでヒカリは反応する  
いわゆるGスポットと呼ばれるその部分は、今の反応でソコがどれだけ敏感なのかを示していた  
にもかかわらず、無遠慮にゴリ、ゴリ、と亀頭で擦りあげる  
「ひゃあ!…ひぎゅぅ!……ひあぁぁ」  
尿を排出する開放感、アレ以上の快感がヒカリの性感を刺激する  
突かれる度にビクンと背中をのけぞる  
のけぞる度に、ヒカリの髪が青い波をつくる  
その忠実さはまるで玩具のようで、ケンゴは何度も面白がって突き上げる  
「ピカリは本当にココが好きだなぁ」  
「ぁぁぁ…………そ、そうなのぉ……そこぉ……好きぃぃ……好きなのぉぉ!!!」  
「!!!?」  
一度自らおねだりをしてしまったせいか、命令した訳でもないのに自らの快感を主張する  
今までも何度も性感をご褒美に無理矢理言わせた事はあったが、自発的に言った事は無い  
ようやく今までの行為が実を結んだためか、ケンゴは腰を動かしながらニヤリっと唇を吊り上げる  
(そろそろかな……)  
「実はね、ピカリ、今日は見て貰いたいものがあるんだ」  
「ひゃぁん!」  
ヒカリはもはやその言葉すら聞こえないようで、小刻みに呼吸を整えていた  
ケンゴはヒカリの腰に手を回し、両手で抱えあげる  
いわゆる駅弁と呼ばれる格好で、ケンゴは密閉された部屋のドアの方へヒカリを抱えながら歩いていく  
先程の刺激が余程堪えたのか、ヒカリはびくびくと身体を痙攣し、肉壁がひくひくと陰茎にからみつく  
絶頂が確実に近づいているようだ  
しかしここでイかせてしまっては、計画が台無しになる  
決してイかさぬよう、決して昇っていった官能を冷まさぬよう、巧みな腰づかいでヒカリを責めたてる  
ようやく、扉の方へと辿り着きドアノブに手を掛け開放される  
なかなか絶頂に辿り着けない歯がゆさに、ヒカリは目を閉じより快感を得ようと全神経を結合部へと集中させる  
ヒカリはその部屋に誰がいるのかさえ気付かなかった  
気付いてはいけなかったのかもしれない……  
 
「んんーーー!!ふぅっんんっーー!!」  
曇った声が微かに聞こえる  
まるで何かに必死になって抗議するように聞こえた  
「ほら、見てごらん、ピカリ」  
相変わらずゆっくりと一定の速さで腰を動かしながら、ケンゴはヒカリに死の宣告をする  
見てはいけなかった  
決してその声に耳を傾けてはいけなかった  
 
「……ぁぁああ……ああっつ!!!」  
 
そこには一人の少年が後ろ手に手錠を掛けられ、口にはガムテープが張られ必死になって身体を揺らしていた  
「いやぁぁぁーーーー!!!ち、違うのぉ、サ、サトシィィ……これはぁ!!!」  
「馬鹿な奴だよ、ヒカリを助けにだなんて逆に捕まっちゃうなんて」  
それまでケンゴの背中にまわしていた両手で必死になって顔を隠す  
「はははっ、何が、違うんだいっ、ピカリっ、ほらっ、僕らの愛し合ってる、姿をっ、見てもらおうよっ」  
ズチュッ、グチュゥゥッ、  
一言一言、放つたびに先程とは打って変わってストロークを長く、より奥までと腰の振りを変化させる  
先程からずっと絶頂付近で彷徨っていた官能はこの刺激により一気に燃え上がる  
「ひぁぁぁぁん……やめへぇぇぇ…ちはうのぉぉおぉ……やめぇぇひぃぃぃぃ………いいいいいい!!!」  
少女の歓喜した大絶叫が室内に響き渡る  
 
「んんーーーーー!!ふぐぅぅうぅぅうう!!!」  
目にはたくさんの涙を浮かべながら、それでもサトシはその出せない声を懸命に鼻から吐き出す  
たとえこの両手が引き千切れてもイイ、本気でそう思った  
なぜここまで必死にこの行為を阻止したいのか、サトシ自身も分からなかった、  
 
「さぁピカリ、言うんだ、今僕の先っぽはお前のどこに当たってる?、ほらっ、言えっ」  
「そんなことぉぉぉ……言えないぃぃ……ひぁぁぁ!!!」  
好きだった少年の顔を見れたからか、快楽のみを追い求め蕩けきった理性は再び冷静さを取り戻していく  
しかし次の行為であえなく挫折することも知らずに  
「ふーん、言えないんだぁ、なら……」  
突然男根が膣の一番奥を突き上げ、ピタリと腰が止まる  
「ひぁぁ………え?」  
予期せぬ行動に驚きを隠せないヒカリ  
腰はガッチリと掴まれ、動かす事すら許されない  
ようやく絶頂を迎えられると思っていた快楽が途端に止んでしまう  
あと、あと、もう少しで……  
肉壁を擦り上げてくれるあの固いモノが……  
あの脳さえ蕩けさせてしまうあのピストンが……  
「あぁぁ…そんなぁぁぁ……」  
「さぁ、ピカリ言うんだ……、今僕の先っぽはどこに当たってる?」  
 
(だめだ、ヒカリ、言わないでくれ、頼む!!)  
必死になってサトシは目で訴える  
 
「………………」  
ヒカリはそんな視線を感じたのか指を噛み必死になって耐える  
そんな健気な反抗にケンゴは意地悪く、亀頭部をゆっくりと決してイかさぬように揺する  
「ひぃぃlぁぁ!!」  
俗に言うボルチオ性感が、奥からこみ上げる甘ったるい快楽が幸福感がじっくりとヒカリを襲う  
「言わないと一生このままだよ、ほーーら、ほーーら」  
コリュッ、コリュッ、と奥から擬音が聞こえるかのように  
ゆっくりと、ゆりかごのように亀頭部でヒカリの子宮口を撫で上げる  
「ひぃぃぃん!!はぁぁぁぁっっつ!!!」  
(もう、もうだめぇぇ、ごめん、ごめんね、サトシ)  
サトシの方を見て、ただそう想った  
わざわざ助けに来てくれたのに、自分だけ屈服してしまうという罪悪感もあった  
でもそれだけではなかった  
別に二人は好き合っていたわけでもない  
ただ自分自身が彼を好きだったという事実  
その純粋で穢れの無い想いを裏切ってしまった  
そのことに対する自責の念のほうが強かったのかもしれない  
 
…よく頑張った…  
サトシはヒカリのその表情からなんとなくだが、謝罪を感じた  
……ごめん……  
…俺の方こそ守ってあげられなくって…  
顔をガックリと落とし、帽子のつばで懸命に涙を隠す  
 
「し、子宮口ぉ、子宮にあたってるのぉぉ」  
とうとうヒカリはその快楽に屈服してしまった  
好きな人の目の前で  
羞恥心すらかなぐり捨てて  
「ははっ、良く言えたね、」  
とうとうヒカリがサトシではなく僕に!!  
喜びと興奮で力任せにピストンを開始させるっ  
今まで以上の激しいストロークは、肉壁を擦りあげ、亀頭で子宮を突き上げる  
「ひぃぃぃん!はぁぁぁっ!!!ひゅごいぃぃ、ひゅごいのぉぉ!!!」  
「ああ……もう、もう、イくよ、出すよ、中にっ」  
子宮に亀頭を押し当て、一気に中へ自らの欲望をぶちまける  
「あっ…ひぁぁぁぁぁぁ!!!、あ…熱いのがぁ、ビュクビュクってぇ……中でぇ、…」  
中に挿入されたままのペニスのビクンっ、ビクンっ、と痙攣し、精子が次々と子宮に送りこまれているのがわかる  
精液が子宮に注ぎこまれるのと同時に身体をピクピクと痙攣させヒカリは絶頂を迎えた  
「はは、ははへ」  
これまで以上に深い絶頂を味合わされ、少女はグッタリとする  
「はは、やった、これでピカリは僕のものだ!!」  
 
サトシの頭の中でヒカリとの旅の思い出が走馬灯のように蘇る  
ジムかコンテストで揉めあって喧嘩した事  
クロガネジムで一度負けた自分の為に必死になって応援してくれた事  
初めてのタッグバトルで喧嘩し合った事  
ありとあらゆる場面でのヒカリの表情が駆け巡る  
どうして…どうしてこんなに…なんで…なんで今更  
そこで初めて自分の気持ちに気付く  
……ああそうか、俺はヒカリの事が……  
自らの鈍感さを恨んだ  
どうしてこうなってから自分の本当の気持ちに気付いてしまったのだろう  
なぜもっとこうなる前に気持ちを伝えられなかったのだろう  
 
……その部屋には欲しいものを手に入れ満足する少年と  
鈍感ゆえに大きく道を踏み外してしまった少年と少女の姿があった……  
 
 

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