「千草……あ、あのね……少し、相談が」  
「なーに、シャナちゃん、顔を赤くして」  
「あ……その……これ……」  
そう言って、シャナがスカートを捲る。  
すると、飾り気の無いショーツから、何かが『こんにちは』していた。  
「まぁ、シャナちゃん、それ、おちんちん?」  
「うん……そうみたい……熱くて、堅くて……痛い……どうしたらいい?」  
ショーツから覗いているペニスは、明らかに勃起していて興奮状態だった。  
「それは、ね……うーん。抜くしかないかなぁ」  
「『抜く』?」  
「そう抜くの、やってあげるから、お風呂にいらっしゃい」  
 
「奥様、その役目、代わってほしいのであります」  
と、いきなりヴィルヘルミナが現れた。  
「ヴィルヘルミナっ!?」  
「どうして、養育係である私より先に、先に……。教える相手が違うのであります」  
ヴィルヘルミナの顔には、悔しさが滲んでいた。  
「まぁ、まぁ、カルメルさん、こういう事は身内だと言い辛いものです。精通はカルメルさんにお譲りしますから」  
「なっ――」  
真っ赤になるヴィルヘルミナ。  
 
「私がやっていいのでありますか?」  
「ええ、さぁ、浴室に。――シャナちゃんも」  
「う、うん」  
シャナがやや前屈みになって浴室に向かう。  
その後をヴィルヘルミナが続く。  
「お風呂では、全員、裸が基本です」  
そういう千草の元、全員が脱ぐ。  
しかし、ヴィルヘルミナは、頭のヘッドドレスだけは取ろうとしなかった。  
「これは……メイドの印、取るわけにはいかないのであります」  
「そうですか、分かりました。――じゃ、シャナちゃんの初めての射精を手伝ってあげてください」  
にっこり笑って言う千草。  
 
「…………行くのであります」  
緊張した手つきで、シャナのペニスを握る。  
「ぁ、ヴィルヘルミナっ! あ、つ、強すぎる……んっ」  
「な……悪かったのであります。これくらいでありますか?」  
「う、うん……それくらい……それで『抜く』ってどういう意味?」  
「それは、ここを刺激する事で精液を吐き出し、スッキリする事であります」  
「すっきりするの?」  
「すっきりするのであります」  
言いながら、ペニスをしごくヴィルヘルミナ。  
 
ヴィルヘルミナは両の手のひらに石鹸液を付けシャナのペニスを優しく撫で始める。石鹸がローションの役割を果たし、  
少女の体が少しずつ泡にまみれていった。  
 
「この様に石鹸を使えばより効果的なのであります」  
 
手で膨張したペニスを包んだままゆっくり上下運動させ首すじに軽くキスをした。ふと、シャナの顔を覗きこもうとしたが、  
シャナは恥ずかしいのか下を向きうつむいたままだ。耳が赤いので赤面していることが容易にわかった。  
 
「カルメルさん、こう、もっと、カリ首あたりを重点的にした方が、初めてのシャナちゃんには、きっと気持ちいいですよ」  
千草の横やり。  
 
「むむ、言われなくても分かっているのであります」  
石鹸の付いた手で、シャナのフタナリチンチンのカリを重点的に擦る。  
「あ、く、くすぐったい……んん、ぁぁ、こ、腰が溶けそう」  
「その感覚に身を任せるのであります」  
「う、うん……あ、ぁぁ……熱い……はぁ、はぁ……す、凄く、切ない……」  
 
「何かが昇って来るような感じは、しないのでありますか?」  
「わ、分からない……ただ、足がフラフラする」  
シャナの身体は、小刻みに震えていた。  
 
「しょうがないのでありますな……」  
ヴィルヘルミナがシャナの足に抱き付く。  
シャナを支えるようにして、自らの乳房でシャナのものを挟んだ。  
「んっ、ヴィルヘルミナっ、ぁ、ぁあ……」  
「こうやって支えながら、胸で擦るのであります」  
 
「う、あぁっ・・・・・」  
お風呂場にシャナがあげる切なげな声と、  
くちゅ、きちゅ、という淫らな音が響く。  
だんだんとシャナの息使いが荒くなり、  
それに気付いたヴィルヘルミナがペースを上げた。  
やわらかい双丘に挟まれたソレはビクビクと痙攣し、  
シャナに堪え難い快感をもたらした。  
 
「あ……なに、か……で、でそう……」  
シャナの顔が快楽に歪む。  
合わせるように、ペニスの先端から先走りが漏れ始めた。  
「感じているようでありますな。透明な汁が垂れているのであります」  
「はぁ、はぁ……だめ、ビクビクする……自分の身体じゃ、ない、みたいっ、あっ」  
「それでいいのであります。スパートを掛けるのであります」  
ヴィルヘルミナが胸の動き速め、挟む力を強めた。  
二つの肉塊がグニャグニャと形を変え、シャナのペニスを責める。  
 
(・・・・なかなかしぶといでありますな。)  
「・・・最終手段であります」  
「え?・・・ひゃあっ!」  
そう呟いたヴィルヘルミナは、いきなり少女のソレを口に含んだ。  
「だ、だめ、や、ああんっ!」  
すっかり硬くなったペニスに、舌がねっとりと絡み付く。  
ときおり吸い上げたり、舌先で先端をつつく様にして、  
感じる部位を的確に攻められた。そのたびに強烈な快感がシャナを襲う。  
「んっ、あっ、ヴィル、ヘルミナぁああーーっ!!」  
ほどなくしてシャナは全身を大きく震わせ、  
白濁した汁をヴィルヘルミナの口内にほとばしらせた。  
(なに、これ・・・・?)  
初めての射精の快感に、脳が痺れてしまい、思考がまとまらない。  
未だに精液を吐き出しているペニスとは対照的に、  
身体はぐったりとして動かなくなっていた。  
 
「タップリと出たのでありますな」  
どこかウットリとした顔で言う。  
「……ぁ、はぁ、はぁ……こ、これ、す、凄い……」  
あまりの快楽に呂律が回らないシャナ。  
身体が痙攣していた。  
「辛そうでありますな」  
ヴィルヘルミナが察して、シャナをバスマットの上に寝かせる。  
ぐったりするシャナの股間には、未だギンギンのペニスがそそり立っていた。  
「まぁ、元気、悠ちゃんも、これくらい元気だと嬉しいのに」  
千草がサラッと言う。  
「精通はカルメルさんにお譲りしたのですから、筆おろしは私で構いませんよね」  
「なっ、そ、それは」  
「初めての精液、美味しかったでしょ? それを譲ったのですから、次は当然、私です」  
「……むむ」  
何も言えないヴィルヘルミナだった。  
 
 
「ただいまー、ん? 誰もいない?」  
そこに悠二が帰宅する。  
「カルメルさんの靴があるみたいだけど……」  
 
「まぁいいや、疲れたからシャワーでも浴びよう」  
 
(ガラガラ)  
扉を開けた悠二が見たモノは、戦慄に値するものだった。  
 
「――ぁ、ご、ごめんっ!!!!」  
思わず逃げる悠二。  
「待ってっ!!」  
それを意外な声が止めた。  
いつもなら真っ先にぶん殴るシャナの声だった。  
「シ、シャナっ!?」  
 
「悠二、私の初めてを貰ってっ!」  
「な」  
「まぁ、まぁ」  
「え、シャ、シャナ!?」  
シャナの叫びに固まる他三人。  
その時、悠二は初めてシャナの股間にペニスが勃起しているのを見た。  
 
 →途中分岐 
 
「シャ、ナ…それ、もしかし…て」  
「ふふ、そうよ悠ちゃん。可愛いでしょう?シャナちゃんのおちんぽ」  
ワケがワカラナイ。なぜシャナにあんな見覚えのあるモノが付いているのか。  
へそに着かんばかりにそそり立ちながら自己主張するそれをなんとか無視しつつ、  
悠二は当の本人に説明を求めようとし―――  
「…確保、捕縛」  
ぼそりと、今まで沈黙を保っていた養育係が襲い掛かってきた。  
「な、なにをするんですかっ!?」  
後ろ手に縛られ、一瞬で浴室の床へとうつ伏せに押さえつけられる。  
一般人である千草の前でこんなことをしていいのかー!と頭を抱えたくなるが、それもできない。  
しかし、当の人妻千草さんと言うと。  
「あらあら、カルメルさんはこういった趣味がおありなのですね?」  
などとむしろ一瞬で実の息子を縛り上げたヴィルヘルミナの手腕に感心していた。  
「これならば多少暴れても問題はないはずであります。さあ、どうぞ」  
「ん…悠二……」  
「ちょ、ちょっとまってよシャナなんで裸のままにじり寄ってくるんだよ!というか母さんも  
 カルメルさんもなんでそんなに顔を赤くして鼻息荒くしているんだよ!?」  
なんとか体を動かして目の前の脅威から遠ざかろうとする。  
しかしもともとそれほど広くない浴室。しかもそこにこの人数。  
すぐに悠二は浴室の隅へとたどり着いてしまった。  
「な、なあ、シャナ、冗談…だよな?」  
目の前にはまだ幼い少女の肢体。そして、それにあまりにそぐわない男根。  
その凶器を、シャナは、這い蹲っている悠二の尻に押し付けた。  
「ひ――――」  
「ふわぁっ!ゆ、悠二のおしり、気持ちいいよぉっ!!」  
ず、ず、と尻の谷間にシャナはペニスを擦りつける。  
恐らく一生味わうことのないと思っていた感触に、悠二は本当の意味で危機感を抱いた。  
「や、ダメっ!こんなの、気持ちよくてすぐに―――ッッ!!」  
ぶるりと、悠二の上にのしかかっていたシャナの体が震える。  
尻に感じていたペニスが熱を持ち、ほんの少し膨張した次の瞬間――  
悠二は、生まれて初めて自分以外の精液を体につけることになった。  
 
 

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