生命保険は高価な買い物です・・・ あなたは生命保険に月々いくらお支払になっていますか。月々3万円でも30年間お支払になれば合計1080万円の保険料となります。家の次に高価な買い物と言えますよね。実際そのような認識を持っていらっしゃる方は少ないのが現実です。 では、人生の最大イベントであるマイホームを購入するときはどのようにしてお決めになりましたか。まだ購入されていらっしゃらない方はこれからご購入するとしてイメージして考えてみてください。 多分私の経験上、住宅展示場に足繁く通いどこの住宅メーカーが良いだろうか、どの営業マンが信頼できるだろうか、どの家のデザイン、耐震性、耐火性が良いかなど、慎重に比較検討され、ご希望、考え方を加味し見積もりを取られ、将来においても支払可能な範囲内でご購入されるのではないかと思います。当然ですよね、買い替えはできないのですから。 では、生命保険にご加入されたときのことを思い出してみてください。マイホームの購入のように加入されましたか。何か変ですよね。 実はここに、皆さんの保険嫌い、保険会社あるいは担当者に対する不信感が生まれる原因があるのです。 つまり、目的を明確にし、ご自分の考えや希望を入れ、対価(保険料)に見合う内容にし、納得感のある加入をしてないのです。 しかし、これは誰の責任かと言えば、私は保険会社と担当者だと思います。なぜなら、通常、保険会社の担当者は保険の目的や意義、役割と言った根源的なことには触れず契約に走りますよね。いったい誰のための生命保険なのでしょうか。 私たちは自分自身の生命保険を私たちの手で取り戻さなくてはならないのです。では、少し話を元に戻します。
生命保険は何のためにご加入されていますか・・・・ 一般的に言いますと、生命保険の役割は大きく分けて3つあります。1つ目は万が一の場合に、家族に十分な生活保障をすることです。2つ目は、病気などの時に生活バランスを崩さずに十分な療養生活ができるようにするためです。3つ目は、幸いにして何の支障も無かった場合、老後の出費に備える蓄えをする、つまり、生存リスクに備えるということです。 あなたは、どの目的で今の生命保険にご加入されましたか。 保険金額と保険期間はどのようにしてお決めになりましたか・・・・ ご家族に十分な生活保障をする場合、最低限いくらの保障額がどのくらいの期間必要かということが分からないと保険の内容は決めれませんよね。あなたは、このようにして生命保険を決めましたか。 では、この最低限の必要保障額を算出するにはどうしたらよいかという疑問が出ますよね。・・・・ そのためには、ライフプラン(生涯生活設計)、つまり、在職中および退職後の生活プランを作らなくてはならないのです。 なぜなら、いつの時点で、いくら生活資金が必要かを算出するためには、予想される支出と収入、資産を把握しなければならないからです。 言い換えますと、生命保険とは万が一の場合でも、ライフプランを実行するための経済的準備の手段ということになります。
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