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■ ろんぐすとーりぃ

MC系で主人公が暴走しまくった世界

学園編 / トイレに行くのも一苦労


 俺は孟商こと市立孟宗商業K校、姉さんは孟女こと私立孟宗女学院K等部に通っている。頭のいい姉さんはT等部時代からの特待生なのだ。孟女は教育大学も併設されているから、ゆくゆくはそこを卒業し、孟女で教職に就くのが姉さんの目標だ。
「あと、世之介の子供を産むこともね」
「大学はエスカレーターじゃないだろ。受験が終わるまで、お預けだって」
「えーっ」
「でも、できたらできたってことで」
「……うん」
 途中まで一緒に登校する間、姉さんは俺の腕に自らの腕を絡めてきた。
 いつものことだが、これだから年上の恋人がいるとか、シスコンだとか、年上好きの変態だとか言われるんだ。そりゃまあ、ロリが正義なわけだから、そう言われるのも仕方がないと思うけど。
「じゃあね、世之介」
 姉さんは俺の頬にキスをしたうえで十字路を左に曲がった。
 俺はまっすぐ歩き、孟商を目指す。
 校門を抜け、生徒玄関に入ろうとすると、後ろから声をかけられた。
「おーす、世之介くん! 今日も真面目に登校するなんて偉いじゃない!」
 ポンと背中を叩き、俺を追い越していったのはクラスメートの相沢香苗(あいざわ かなえ)だ。ショートカットの元気はつらつな奴であり、入学式のあと、隣りに席になった縁から何かと話をする女友達でもある。
 ちなみに男友達はいない。
 というか、GW前の今になってもまともに登校する男子生徒は、クラスで俺だけだ。
 俺以外はみんな、プロのネット職人やネットゲーマーを目指し、ニートの道を歩んでいる。最近は10代から20代の半数が、そうやってしのぎを削っているそうだ。
 正直、うらやましいと思う。
 俺は別に国宝指定を受けているようなエロゲーメーカーなどを目指しているわけではないし、大統領閣下への忠誠心に燃えまくっている労働エリートタイプでもない。そりゃあ、頭が良ければそうしたかもしれないが、家がそれほど裕福でもないため、とにかくK卒で給料を得られる仕事に就くよう、最低限のスキルを手に入れたいという思いから孟商に進学した口だ。
「そういえば世之介くん、お姉さんと結婚したの?」
 相沢さんは靴を履き替えると、その場でショーツを脱ぎ、下駄箱に入れた。
「そりゃあね。俺、母さんも姉さんも好きだから」
「あーっ、やっぱり。お母さんとも結婚するんだ」
「相沢さんは?」
「あたし? 無理無理。うちの男って、普通の二次元好きだもん。それに閣下が真理を示してくださった時、もうT学生(おばさん)だったからさ。もう少し早かったらなぁとか、ちょっとだけ思っちゃうかも」
 俺たちは教室に向かいだした。
 確かに、そういう話は良く聞く。
 山田太郎大統領閣下が世界を偉大なる力で統治するようになったのは半年前のことだ。それから閣下は、いろいろな真理を明らかにしてくれた。そういえば家族同士でする正しい挨拶の真理を明かしてくれたのは最近のことで……。
「相沢さん、朝の挨拶って、どうしてんの?」
「うち? しない、しない。パパもお兄ちゃんも部屋から出てこないし」
 そんなものか。
 考えてみると、我が家が仲良しすぎるだけかもしれない。貧乏だけど、そこだけはちょっとだけ誇れる気がして、嬉しい気もする。


♥ ♥ ♥


 今日の出席者は21人。男子は俺だけ、女子は20名全員が出席している。
 いつもの通りだ。
 午前中のカリキュラムも普通に進む。昼休みもいつも通り。まあ、俺が母さん、姉さんと結婚するという話で冷やかされたり、愚痴られたりしたが、これもある意味、いつも通りだ。
 正直、最初は黒一点なことに戸惑うことも多かった。
 特に最近は、T学以上には男性教師がいない。大学は別だが、男性で教職に就く人間はS学校を目指すのが普通なのだ。ただ、かなり狭き門らしい。孟女のような女子校の場合は男性教師厳禁が真理であり、大統領閣下に娘の処女を捧げようと考える親が後を絶たないご時世でもあるため、そりゃもう、そっち方面はかなりすさまじい状況になっているそうだ。
 まあ、俺には関係の無い話だが。
「んじゃ、トイレ行ってくるわ」
 俺は昼休みの日課を済ませることにした。
 前述の通り、T学以上になると男の数がめっきり減ってしまう。しかし、学校のトイレには公衆便所係の女子が1日中詰めるのが宇宙の真理だ。そのため、暗黙の了解として登校した男子は1日に最低一度は公衆便所を使うことになっている。基本的に同学年のトイレを使うのが普通だ。それがイヤでニートになる男子もいるくらいだが、俺は不幸中の幸いというべきか、特殊な性癖の持ち主なので、あまり気にしたことがなかったりする。
 ただ。
「ちーっす……って、またですか」
 俺がI年のトイレに入ると、4つある個室の全てから全裸の女子が顔を出してきた。
 手前から順番に、I年コスプレ科の女の子、N年性奴科の先輩、S年商業科の先輩、さらに今年で35歳になる教頭の田沢(たざわ)先生までいた。つまりまあ、N年とS年と職員室に男が誰1人として出てこなかったというわけだ。
「んじゃ、順番ですからね」
 トイレは一切何も話してはいけない──それが真理だ。
 皆はコクコクと頷き、顔を引っ込めた。
 まずは服を脱ぐ。
 下手に着ていると汚してしまうからだ。特に4人も相手にする場合は、どうしたってそうなってしまう。
 俺自身がI年ということで、手前の個室に入る。
 こういう場合の俺のパターンは周知されているらしく、彼女は壁に手をつき、和式便座をまたぎながらお尻をこっちに突き出してきた。
 すでにアヌスが半開きの状態にある。
 足下にバイブが転がっているところを見ると、準備していたらしい。
「じゃあ」
 俺はチンポを出し、アヌスにねじ込んだ。
 ぬぷぷっ、と呆気なく飲み込まれていく。
 彼女はあえぎ声こそこらえたが、ぷるぷると体を震わせ、根本を締め付けてきた。
 俺は腰を動かした。
 ぴたん、ぴたん、とお尻をふるわせる音が響く。
 気持ちよくなってきたところで──放尿。
 じょろろろろっ、と彼女の直腸におしっこを流し込む。
 彼女はきつくしめあげてきたが、それでも放尿を止めることはできない。それどころか、色白の肌をほのかに火照らせながら、彼女自身も失禁しだした。直腸放尿が超キモチイのは宇宙の真理なのだから、当然の結果だ。俺としては、彼女が悦んでくれたことで、安堵する気持ちのほうが強いのだが。
「いい便所だ……また使いたいな」
 独り言のようにつぶやきながら、ゆっくりとチンポを抜いていく。
 彼女はお尻に力を入れてきた。
 尿を漏らすことなく、ぬぽっ、とチンポが抜けるなりアヌスがすぼまった。
 さぁ、次だ。
 N年商業科の先輩は、使い捨てのおしぼりを手に、タオルを左右に敷いた和式便座をまたぎながら膝をついて待っていた。こういう相手の好みに応じた細かい心配りができるあたり、性奴科の人はすごいと思う。
 俺は無言のまま彼女の前に立った。
 彼女は丁寧に汚れている俺のチンポを拭き、くんくん、と臭いをかぐと、ニコッ、と微笑んできた。キレイになった、という合図だ。俺がうなずくと、彼女はチュッと亀頭に口づけし、そのままヌルッと口腔に飲み込んでくる。
 拭いたとはいえ、アナルに突き刺さったばかりか、排尿までしているチンポだ。
 それをこうも丹念に舐めてくれるなんて、やっぱり性奴科はすごい。
「確か自動オナニー装置があったっけ……スイッチ、ON」
 感謝の意味を込めて、そうつぶやく。
 先輩は俺のモノをしゃぶりながらオナニーを始めた。
 ただ、途中からチラチラッと見上げてくる。
 そろそろですか。OKです。任せてください。
 俺は先輩の頭をつかみ、自分のほうから腰をふりだした。イラマチオだ。
 喉の奥まで、乱暴に突く。
 ゴリッという感じさえある激しいイラマチオに、先輩は涙目になりながらも、左手で自らの乳首をひねり、右手でチュクチュクチュクと激しく陰部をかきましていた。
「はぅ……くっ!」
 俺は先輩の喉奥で射精した。
 先輩は恍惚とした表情で、それを飲み込んだ。微妙な水音が聞こえたところを考えると、潮を少しだけ吹きながら達しているのかもしれない。
 最後の一滴まで出したところで、ゆっっくりとチンポを抜いていく。
 先輩は恍惚としたまま、抜かれているチンポに舌を絡めてきた。
「ふぅ……いい便器だなぁ」
 完全に抜いたあとも、唇や鼻の下に亀頭をなすりつける。
 先輩は幸せそうに微笑んでいた。
 性奴余りが叫ばれている昨今、こういう経験ができる機会そのものが滅多にないらしい。おかげで性奴科生徒の俺を見る目が熱いこと、熱いこと……ほんと、俺みたいなK校生以上もOKな男がもう少し世間で増えてくれるといいのに。
 さて、次だ。
 S年商業科の先輩の先輩は、最初の子と同じ体制で待っていた。
 ただし、右手で秘裂をヌチュと開いている。
 膣口が、くぱぁ、と開いていた。
 俺は独り言っぽく、ボソッとつぶやいてみた。
「安全日……」
 先輩は肩越しに振り返りつつ、こくっ、とうなずいてくる。
 じゃあ、問題ない。
 俺はヌレヌレになっている先輩の膣口にチンポを押し当て、ずいっ、と押し込んだ。
「んんんっ!」
 声を出すことも厳禁なのだが、先輩は全身を強ばらせながら声をあげてしまった。
 さもありなん。
 挿入の時、一瞬だけ抵抗感があった。
 処女だったのだ。
 でも淫肉はヌメヌメとまとわりついてくる。もしかすると朝からずっとオナニーして待っていたのかもしれない。
 俺はしばらく動くことなく、先輩のお尻を撫でたり、背中を撫でたり、胸を撫でたりした。苦しげだった先輩の鼻息は、徐々に落ち着いてくる。それを見計らったうえで、俺は浅いところをこするように、腰を動かし始めた。
 にゅぷちゅくちゅぷくちゅ。
「ん……ん……ん……ん……ん……」
 小さな喘ぎ。まあ、これくらいは許容範囲だ。孟商ではそういうことにしている。
 俺は左手を壁に伸ばしつつ、少し奥まで押し込んだ。
 右手で彼女のクリトリスを前からいじり、耳元でささやきかける。
「射精すると、あとがつらいんで……感じるの、どこですか?」
 すると彼女は、ぐっとお尻を突き出してくる。
 膣奥はクリトリス以上の性感帯──宇宙の真理だ。
 俺は体を起こすと、気合いを入れて彼女を突いた。
 処女膣は瞬く間にこなれていき、淫肉がぬめりながら絡みつきだした。処女喪失で感じまくることのが淫売(イイ女)の条件なのだから、この人は立派な淫売になれると思う。
「んっんんんん!」
 キューッと締め付けながら、彼女は小刻みに震えた。
 達してくれたらしい。
 倒れそうになる彼女を壁におしつけ、グネグネと動く処女膣を味わいながら耳を甘噛み。
「いいマンコですよ。いつかまた、やらせてくださいね」
 その言葉で彼女はまた軽く達した。
 ほんと、こんないい雌奴隷になりそうな人が処女だったなんて……俺みたいな非ロリには天国そのもの。というか、年齢を抜きにすればロリ系な女の子だってけっこういるのだが、やはり1S歳の越えられない壁が高すぎるのだろう。宇宙の真理なのだから仕方のないところだけど。
 さて。
 最後は田沢先生だ。はち切れそうな巨乳にムチムチに下半身。俺が入ると先生は洋式便座の横に立ちながらオナニーをしていた。あっ、座らせてくれるのか。良かった。少し疲れてきたところだから、ここは座らせてもらって……
──キーンコーンカーンコーン
 昼休み終了のチャイムが鳴った。5限目まであと5分を意味する予鈴でもある。
 先生は泣きそうな顔で俺を見つめてくる。
 俺は──便座に座った。
「ふぅ……長いトイレになりそうだなぁ」
 先生は嬉々としてまたがってきた。
 腰を沈めてくる。
 トロトロのマンコが淫らに俺のチンポにからみついてきた。
 おまけに豊満なおっぱいで顔を挟み込んできた。
「……次の授業、先生は?」
 田沢先生が小声で尋ねてきた。
 俺が答えると、田沢先生は腰を上下させ、マンコで俺のチンポをしごきながら、携帯電話を操作した。メールでフォローしてくれているらしい。それが終わると、濃密な口づけをしながら、ゆっくり、ねっとりと俺を悦ばせてくれた。
 これだよ、これ。
 癒される感じというか。そりゃあ、体力のある時はガンガン攻めたくなるのは俺も同じだが、疲れてきた時は、こういう感じにほぐされるのがいいんだ。そして、こうしてくれるのは、やっぱり年上。ロリでは無理。まあ、一番は母さんだけど。
 にゅちゅくぷっぬるむちゅ……。
 まるで先生の全身が性器と化したように俺という男根を淫撫してきた。
 他の個室からも荒い呼吸とくちゅくちゅという音が聞こえる。
 あぁ……いっそ、普通に乱交したいなぁ。それならみんなに膣内射精してあげられるのに。まあ、そんなことしてたら、俺が早死にすること、確実だけど。


♥ ♥ ♥


「遅れましたー」
 教室に戻ったのは5限目が半分すぎた時のことだ。
 結局あの後、汗ばんだ体を──本当はいけないのだが──みんなで互いに拭き会うことになってしまい、ついつい時間が延びてしまったのだ。俺は勃起しまくりだったけど、みんな、俺の体を心配してくれてソフトな愛撫に留めてくれたのは嬉しい配慮だった。
 まあ、今の孟商だと、男というか真面目に登校する唯一の男子である俺のことを、みんなの共有財産だから大切にしましょうって意識が強まりだしているらしい。他の学校だと壮絶な男子の奪い合いがあるそうだが、俺の知らないところで淑女協定が結ばれているっぽい話も聞いた。
 あ、そうそう。結婚のことを話したら、お祝いの言葉を貰った。
 4人とも、やっぱりねぇ、という反応をしたあたり、俺がどう思われているかよーくわかった気がする。事実なだけに、微妙に悔しい感じもするが。
「……よーのすけくーん♪」
 隻に座ると相沢さんが、こっそりと声をかけてきた。
「……明日、あたしがI年の当番だから、よろしくね(はぁと)」
「……ちゃんとキレイにしとけよ?」
 他校では公衆便所係になること、そのものがたいへんだと言われているそうだが、孟商では逆だ。ほんと、誰でもいいから俺以外にもう2、3人、男子が来てくれればなぁと願わずにいられない……まぁ、無理だろうけど。


つづく

あとがき
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