ファミコンでリリースされた本作品は多くのファンを獲得した。
その名の通り、科学実験をしていた研究所から漏れ出した薬品を浴びてしまった
主人公、マイク＝ベルナルドが岩のように硬い肌に覆われるところから物語が始まる、
アメコミヒーローを題材にしたゲームだ。
原作ファンは勿論のこと、
ゲームから原作を知った人も多い。
←原作ロックマンゲームの内容だが、
各ステージに、マイクがロックマンとなる前のパートと、
ロックマンに変身後のパートとの２パートが用意されており、
感情が高ぶる事によって変身するロックマンは、
マイクパートで感情（心拍数）ゲージをためる事が目的である。
敵からダメージを与えられたり、イベントを消化することでゲージを貯めていける。
作業になりがちなシステムだが、
イベントの豊富さ、難易度の設定はバランスがよいように感じた。
注意すべきは、ヒロインのミランダ。
ランダムで出会うことがあるのだが、それだけでマイクのゲージがＭＡＸになり、
目の前で変身して、ミランダが怯え逃げ惑ってゲームオーバーとなる。
ある種のリアリティーを感じるイベントだが、原作を大事にした結果だと評価したい。
変身した後は、いよいよロックマンパートとなる。
ここからは敵を叩く、潰す、薙ぎ倒す。
ステージさえぶち壊して突き進んでボスまで一直線だ。
とにかくやりたい放題の爽快感は病み付きになるだろう。
ステージが短すぎると感じるほどだった。
ボスまでたどり着いたら、あとは殴り合いだ。
強靭な肉体と肉体をぶつけ合い、削り合う。
←ボス戦闘画面必殺技等の特殊な操作は一切無し。
ただタイミングと連打で各ボス達を薙ぎ倒していくのだ。
単純だからハマる。
そんな本来の力くらべのあり方を教えてくれるロックマン。
是非、プレイして頂きたい。