こちらは第一回とは逆に初代について綴っていこうとおもう。
最後の幻想と銘打って今も連作でシリーズが継続していて完結しておらず、
最新作では主人公が齢90を越えようとしている。
今でこそ映画等で3部作として、1本で完結しないものが出てきているが、
当時、1本のソフトで完結を迎えないスタイルはゲーム業界に衝撃をもたらした。
ストーリーの主軸は、
世界に散らばる7つのクリスタルを集めることで呼び出せる神を倒すことだが、
そこから派生する様々な物語がその特徴となる。
FFTは1つめのクリスタルを手に入れるまでとなっている。
その間、時代、空間、次元を越えての冒険が繰り広げられる。
←様々な場所に行けるワープ画面物語全体としては冒頭とは言え、
そのボリュームに驚くとともに、次回作を楽しみにしたものだった。
ドラクエとの違いが如実に現れているのが戦闘システムだろう。
2コンについているマイクを使用しての音声入力バトルが熱く、
ほぼリアルタイムで行われる戦闘に白熱すること間違いない。
しかしファミコンの限界か、
回復魔法である『ケアル』を使用しようとして『逃げる』コマンドが発動してしまうことが、
少々残念ではあった。
そう言ったものを補ってあまりある斬新なシステムは現在の音声入力の基礎となって、
今に残っている。
2大RPGとして、また『ゲーム界のこち亀』として現在も人気を誇る本シリーズの
初めの一歩、ファイナルファンタジーは今プレイしても、
そのクオリティは十分楽しめる1本となっていると筆者は思う。