この度、PSPで移植版として発売された。
ご存知の通り、これまでのペルソナシリーズからは一新されたゲームシステムを採用した
PS2版をそのままに、数々の追加要素を盛り込んだ今作品。
まず、ストーリーだがこれはほぼ変わらずに移植されている。
ある夜、主人公(デフォルトの名前無し)が職を追われた苦悩により、
山奥の墓場にその命を断つために出かけていく。
ここから現世から解き放たれるはずたった主人公だが、
そこからまた、ペルソナと呼ばれる第二の人生とも呼べる先があることを知ることとなる。
ダークな世界観はATLUSが得意とするものでもあり、
心をくすぐられ、のめり込んでいけると思う。
主人公にインパクトがありすぎると話題を呼んだが、
グラフィックに違いが出ているようだ。
見比べていただくと一目瞭然ではないだろうか。

↑PS2版 ↑PSP版
これだけでも社の気合が伝わってくる気がしないだろうか。
移植となると追加要素も見所になるだろう。
先にも触れた主人公だが、新たにオプションが付いている。
頭に眼球を模したビットのようなものが装着されるようになった。
この眼球、所々で主人公にアドバイスをくれるのだが、
ボイスがついていないにも関わらず、甲高い声が聞こえてくるかのような気がするくらいに、
魅力的なキャラクターとなっている。
PS2でプレイ済みの方も、違和感を抱くことなく受け入れられるのではないだろうか。
さらに、ペルソナでの住居のポストに舞い込んでくるクエストも追加されているし、
クリア後(2周目)の特典として、裏ボスも用意されているので、遊び応えもある。
PS2を遊びつくした方も是非プレイして頂きたい。