ヒカルたん開発〜松茸狩り篇〜
(1)
「最近は真面目に手合いに出ているキミに言うのもなんなんだがね…」
手合い後に職員に呼び出されたヒカルは、耳を疑った。
なんでも、ヒカルを棋士から除名させようという声が出たというのだ。
北斗杯にも出た棋士が、長く不戦敗を続けていたなど知られたら、棋院の恥だというのだ。
職員は気まずそうな表情をしているが、彼に文句を言っても仕方が無いだろう。
ヒカルはぐっと堪える。
「オレはどうすれば…」
「なんでも、指導碁をして棋士に値するとわかればその申し出を取り下げると」
「わかりました」
何が何でも認めさせてやる。ヒカルは拳をぐっと握る。
「向こうが指定してきたのは20日の10時に××ホテルに……」
20日、それはヒカルの誕生日だった。
アキラと過ごす予定だったが、ここで日にち変更を申し立てて条件を変えられたりしたら溜まったものじゃない。
それに、朝からならば、夕方には確実に終わっているだろう。
言われた通りにメモをし、頭を下げて部屋から出る。
アキラにはこのことを言わない方がいいだろう。
ふざけるな、と怒り出す姿が目に浮かび、思わず笑みを零す。
絶対、負けてたまるか。気合をいれるために頬を叩き、よしと意気込んだ。
当日、ヒカルは指定されたホテルの一室へと向かった。
中は広かったが、異質にもベッドしか置かれていなかった。
誰もいない部屋に、少し早くつき過ぎたかとそわそわする。
ヒカルが部屋に到着して5分ほど過ぎた位に、扉がノックされた。
ヒカルはぴしっと姿勢を正す。
部屋に入ってきたのは10人の中年の男達だった。
中には50代と思われる者もいる。
「よくきてくれたね、進藤君」
「いえ…」
よく考えればここには碁盤がない。
これでは指導碁もできないではないかと言おうとする前に、長身の男が一人ヒカルへと近づく。
「今日を楽しみにしていたんだ。よろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
除名を進言していたやつが楽しみだと?
嫌味のつもりかと睨みつけたかったが、そのことをおくびにもださずに笑みを浮かべた。
「じゃあ始めようか」
もしかしたら、誰かに持って来てもらうよう頼んでいるのかもしれない。
遠巻きに見ていた男達だったが、ヒカルに一歩ずつ近づいてくる。
机も椅子もない部屋でどう指導碁を始めようかと考えていたヒカルの背をトンと押され、ヒカルは長身の男に倒れこんだ。
慌てて離れようとするが、彼はヒカルの肩を掴んだまま離さない。
「あ、あの」
戸惑いながら声をかければ、足をひっかけられ床に倒される。
絨毯の敷かれた床はヒカルを優しく受け止めたが、上から押さえつけられ、圧迫感に眉間に皺を寄せる。
一体何だと言うんだと睨みつけたが、男達の欲情を隠しきれない瞳に、ヒカルは身震いした。
「本当に可愛いなあ、進藤君は」
「北斗杯で見たときからずっと触りたかったんだ」
「棋士を辞めたくないんだろう?」
スーツの釦を外され、ヒカルはやっと現状を理解した。
ヒカルはこれからこの男達に犯されようとしているのだ。
ふざけんなと暴れるが、複数の男に押さえつけられると身動きがとれない。
まず一番攻撃力のある靴を脱がされ、一枚ずつ剥がれていく。中に着ていたTシャツと下着、靴下だけになると、男達は息を荒げてヒカルを見つめていた。
「や、やめろ…!」
胸の突起をシャツ越しに爪を立てられる。
びくっと跳ねたヒカルに、爪を立てた本人は「おや」と首を傾げた。
Tシャツを捲ると、ヒカルの乳首には絆創膏が貼られていた。
ゆっくりそれを剥がすと、紅く充血し、熟れた突起が現れる。
「おお…」と男達は歓声をあげ、一人の男が片方にしゃぶりついた。
赤ん坊が乳を求めるように吸われ、ヒカルは高い声を漏らす。
「ひっ、ああっ、や、やめ、やめてぇ」
「進藤君はすでに開発済みだったのか。じゃあ、もう挿入もできるってことだね」
(2)
今までアキラ一人だけを受け入れて来たのだ。
それだけでも発狂したように感じ喘いでいたというのに、10人も受け入れるだなんて無理に決まっている。
ヒカルは再び暴れようとしたが、もう片方の突起にも舌を伸ばされ、悲鳴をあげた。
下半身にじんわりと熱が篭り、無意識に腰が揺れる。
深い口づけをされ、ヒカルは嫌悪感に吐き気がした。
引っかかった状態のTシャツを脱がされ、男達の目はヒカルの勃ちあがったそこに向けられる。
つつ、と指で下着越しになぞられると、ヒカルはひぃと喘ぐ。
先走りに濡れた下着を脱がされると、靴下だけになった。
やだやだと首を横に振るヒカルに、長身の男はヒカルの顎を掴む。
「進藤君、わかってるかい?ここでキミが拒否すれば、除名なんだよ?」
「そ、そんな、」
「いやだろう?じゃあ、四つん這いになって、俺達にキミの大事なところを見せるんだ」
押さえつけていた男達の手が離れる。
ヒカルは身体を震えさせながら、言われた通りに四つん這いになる。
ヒクヒクと動くヒカルの秘部に、再び歓声があがった。
濡れた指がヒカルの秘部を撫でる。濡れているのは唾液だろう。
ぐにゅと一本挿れられると、それはあっさり飲み込まれた。
ぐい、と中で曲げられると、ヒカルの体はビクビクっと反応する。
反応する場所を狙って刺激されると、ヒカルの口からは喘ぎ声が絶えず漏れた。
「あっあっやだぁ!」
口をだらしなく開け喘ぐヒカルに、男は勃起したそれを取り出すと、ヒカルの口へと挿入した。
無理矢理突っ込まれたそれに噎せたヒカルだったが、男は構わず腰を振る。
「ん、ん、んううう」
「はぁ、はっ、進藤君の口の中、すごくきもちいいよ」
指を増やされ、気付けば四本の指がヒカルの中でバラバラに蠢いている。
前立腺を引っ掻くように刺激され、ヒカルはぎゅうと指を締め付け、絶頂を迎えた。
指を引き抜かれ、今度は無機質なものが当てられる。
振り返りたいが、ヒカルの口に突っ込まれているもののためにそれは不可能だった。
温かいものが中へと大量に注ぎ込まれる。
これには身に覚えがあった。アキラとの行為の前に必ずやることだ。
「んんんんっ」
「だめだよ、進藤く、しゃべったら、あ、あ、でるでる」
中に何かが押し込まれるのと同時に口に白濁が注ぎ込まれた。
ヒカルは反射的に不味いそれを飲み込む。
飲み込んだことに満足したのか、男がそれをヒカルの口から抜くと、ヒカルの口から精液がつうと垂れた。
口を拭うことより、ヒカルは後ろを振り返ると、ヒカルの後ろに立っていた男の手にはリモコンが握られていた。
ヒカルが何かを言うより先に、ヒカルの中に押し込められていたものが機械音を発して震え出す。
「ひっあああ!」
腹の中には液体が注ぎ込まれ、それを掻き回すようにバイブが震える。
ヒカルは絨毯に額を擦り付け、快感から意識を逸らそうとする。
「あ、あ、やぁ、う、ううっ」
前髪を掴まれ無理矢理持ち上げられると、再び口の中に違う男の青臭いものが突っ込まれる。
快感と共に、じわじわと腹から痛みがやってくる。
ヒカルの揺れる腰を見ながら、男達は準備をするように自分のそれを扱く。
二度目の精液を飲まされると、ヒカルは腹の痛みに耐えかね、立ち上がろうとしたが、腕を押さえつけられる。
「あ、ああう、おねが、だしたいッ」
二人の腕により、ヒカルの身体が宙に浮く。
小さい子供が使うオマルに股がらさせられ、ヒカルはサァと顔を青くした。
「そこにしていいよ」
アキラにも絶対に見せなかった排泄を、見知らぬ男達に見られるのかと思うと、ヒカルは先程飲み込んだ精液が逆流してくるのを感じる。
だがそれ以上に、腹痛が限界を迎えていた。汗がびっしょりとヒカルを濡らす。
「う、うう…」
ヒカルは涙と汗で目の前が見えなくなると目を閉じ、バイブを引き抜いた。
ひどい臭いだろうに、男達は嫌な顔一つせず、興奮気味にヒカルの排泄を見つめた。
やがて何もでなくなると、再び床に押さえつけられ、液体が注ぎ込まれ、バイブが突っ込まれた。
今度は男の肉棒を咥えさせられることはなかったが、ヒカルは涎を垂らしながらバイブからの刺激に耐えた。
何度か排泄されされると、透明な水しか出なくなる。
タオルで汚れたそこを拭われると、横抱きでぐったりした身体をベッドまで運ばれた。
(3)
「誰からやるんだ?」
「ジャンケンか?」
ヒカルを押さえつけながら、ヒカルを犯す順番について話し合っているようだ。
もう誰でもいいから早くして終わって欲しい。
やがて話し合いに決着がついたのか、一人の男がヒカルの身体を持ち上げると、他の男達に見せつけるようにヒカルを背面に自分の膝に座らせ、ゆっくりと挿入していく。
「う、おお、締まる…ッ!」
「あ、ああ…」
根元まで入ると、男は急激にヒカルを突き上げた。
前立腺をぐりぐりと擦られ、ヒカルは悲鳴に似た喘ぎ声で叫ぶ。
「あ!あ、あん、あ、や、やら、ひっ」
ヒカルがうっすら瞳を開くと、ビデオで撮影されていることに気づくが、喘ぐだけで何をすることもできない。
ヒカルが射精するのに合わせて、男もヒカルの中に熱を吐き出した。
男のそれが抜けると、ヒカルの中から白濁がぼとりと垂れる。
次の男はそれに怯むことなく、ヒカルを四つん這いにさせると貫き、獣のように腰を振った。
乱暴に突かれても、アキラに調教されたヒカルの体は快感に変えてしまう。
「ひっいやあ、ああ、あん、あうう、あ!んんう」
同時に口に性器を突っ込まれ、ヒカルは息絶え絶えになりながら喘いだ。
口と中に同時に熱を吐き出され、ヒカルも射精する。3回目の射精に身体を痙攣させたが、若い体は刺激を与えられると再び熱を取り戻す。
また背面座位の体勢を取らされると、下から貫かれる。
機械的に喘いでいたヒカルだったが、衝突に自身を咥えられ、中を締め付けてしまう。
根元を指で締め付けながらしゃぶられ、中で前立腺が擦られる。
イきたいのに射精できずに、ヒカルは行き過ぎた快感に痛みすら感じてくる。
「や、やだ、いっいきたい、いかせ、いかせて」
「じゃあ、自分で動いて」
「え、ぁ」
ヒカルの自身を咥えていた男は離れ、ヒカルは下から串刺し状態のまま放置される。
動いて、とは、自分で腰を揺らし、快感を得ろと言いたいのだろう。
戸惑うヒカルに、下から突き上げられ、ヒカルは快感に理性が飛んだ。
自分で腰を浮かせ、下ろす。
機械的な動きだが、前立腺を擦ると、快感に喘ぎ声が止まらない。
そろそろイきそうだと腰の動きを早めたが、突然腰を掴まれ動きを止めさせられる。
「やだぁ!いきたいっいかせてよっ!」
今にも爆発しそうなのに、堰き止められた熱は体の中をぐるぐると回る。
「じゃあ、今度は『オレの中に精液いっぱい出してください』って言うんだ」
「ぇ、ぁ、う…」
熱が段々と収まり頭に理性が戻ってきたが、一度だけ体の奥を突かれ、ヒカルは耐え切れずに叫んだ。
「おれ、の、なかに、せーえき、いっぱい、くださいっ」
どくん、と中のものが脈打つ。
それを合図に下からガツガツと突かれ、快感に涎を垂らしながら喘ぐ。
男が一人ベッドに近づいたかと思えば、扱いていたブツをヒカルに向け、顔に精液をぶちまけた。
生臭いにおいに顔を拭いたかったが、腕を押さえつけられそれは叶わなかった。
顔に精液を滴らせたまま、ヒカルは射精を迎えた。中にも熱いものを吐き出される。
「あぅ…」
抜かれると、力をなくしたヒカルはベッドに横たわる。
今度は仰向きのまま、脚を持ち上げられると中を貫かれた。
すぐにヒカルの弱いところを見つけると、そこを集中的に擦り、びくびくと反応するヒカルの反応を楽しむ。
「はぁ、はぁ、進藤君は精液がいっぱい欲しいんだろ…っ?」
「う、う…」
仰向けに喘ぐヒカルの目の前に、複数の肉棒が現れる。
ヒカルが思わず目を閉じると、びゅくびゅくとヒカルの顔を白濁まみれにする。
目を開けることができずに喘ぐと、口の中にも精液を注ぎ込まれる。
そのまま中にも吐き出され、ヒカルは汁まみれのままベッドに力なく横たわった。
近くでカメラの小さな機械音が聞こえ、撮られているのだと実感する。
やがてタオルで顔を拭われると、50代の男がヒカルの目の前にいた。
(4)
男のそれは今まで見たもののなかでも一番太く、長かった。
この年でこれなのだから、若いときはもっと凄かったのだろう。
「進藤君は前のお口か後ろのお口、どっちがいい?」
こんなの、中にいれられたら壊れてしまう。
ヒカルは慌てて這うようにベッドを動き、男のそれを口で咥えた。
口の中には半分も入り切らなかったが、これが最大の大きさではないようで、ヒカルがしゃぶるとさらに大きさを増す。
口が痛かったが、なんとか耐えながら手でも扱き射精を促す。
「はぁ…、口もいいけどやっぱり、進藤君の後ろの感覚も味わってみたいなあ」
「んっ!」
突然引き抜かれ、四つん這いで奉仕していたヒカルの肩を押さえつつ、後ろに回る。
嫌だと前に逃げようとしたが、脇に手をいれられ、身体を起こされる。
男の膝に座らされ、背面座位であてがわれたものに、ヒカルは血の気が引いた。
重力に従ってずぶずぶと入り込んで行く。
ある程度まで入ると動きが止まったが、まだ根元には達していないようで、肩をぐっと押される。
苦しさに呻き声をあげるヒカルだが、根元には届かない。
「ぁ…は、ぐぅ…」
「入らないねえ。他の人にも手伝ってもらおうか」
「ぁ、ああぅ…」
ヴヴヴという振動音に目を前に向ければ、複数の電気あんまがヒカルに向けられている。
ヒカルの勃ちあがったそれを中心に、胸の突起などを押し当ててくる。
玉や竿を挟むように当てられると、先走りがドロドロと溢れる。
「あ、ひぃ、あっあ、や、やらっ」
前の刺激が後ろにも連動し、加齢臭の篭った吐息がヒカルの耳にかかる。
中途半端に入ったそれを一度引き抜くと、再び奥まで入り込む。
先程より深くに挿入されたそれに、ヒカルはぐぅと鳴く。
快感より苦しさが勝るが、電マに刺激され頭の中がこんがらがる。
何度か出し入れを繰り返すと、ほぼ根元まで入ることができた。
男は熱い息をヒカルの項に吹きかけ、中の感覚を楽しむ。
「は、は、ううう…」
「おじさんのを美味しそうに咥え込んでるねえ。ほら、他の人にも見てもらおう」
脚を高く持ち上げられると、接続部分が露わになる。
太いそれを飲み込んでるヒカルのそこに、唾を飲む音が聞こえる。
「ほぉら、動かすよ」
「ひぃ!あっあっやっうっううぐっ」
入口から奥の奥まで男の肉棒で満たされ、内臓の形が変わるような錯覚に陥る。
「あ、ぐ、あ、あ、」
男は息を詰まらせると、ヒカルの最奥に熱を吐き出した。
未知の感覚に身体を震わせながら、ヒカルも達する。
精液を全て吐き出すと、ヒカルの中から抜ける。
抜け出た後も、中の異物感は消えなかった。
焦点が合わずに身体を痙攣させるヒカルに、次の番の男は眉を八の字にして起き上がらせる。
「大丈夫なのか?壊れちゃったんじゃないのか?」
ベッドに転がっていた電マを取ると、ヒカルのくったりとしたそれに押し当てる。
「うう…」と反応を返したヒカルをうつ伏せにさせると、そのまま挿入する。
四つん這いと違いぴったりとくっ付かれ、腰を動かされるとヒカルのそれがベッドのシーツに擦れる。
精液でぐちゃぐちゃに濡れたシーツは痛みを与えることなくヒカルに快感を与えた。
この男で六人目で、あと最低でも三人は相手にしなくてはならない。
それは一度で解放されたらの話で、実質二倍以上は覚悟しなくてはならない。
だが、ヒカルの身体はもう限界だった。
すでに五回は射精しており、出す量も減ってきている。
(5)
今度の男は射精が早く、10分足らずでヒカルの中に吐き出した。
早い割には吐き出した精液の量が多く、抜くとどろりと釣られるように大量の精液が流れ出た。
「う…うー…んんっ」
「そろそろ薬使っとくか?」
ごろりと転がされ、仰向けにされると中途半端に刺激されて勃ちあがりつつあるヒカルのそれが主張する。
それをみた50代の男は、ヒカルの亀頭を掌でぐりぐりと回すように刺激し始めた。
ヒカルは暴れようと試みたが、力の入らない身体では意味のないことに等しかった。
射精ではない感覚がじわじわと溢れてくる。
「ぁ、だめ、だめ、おしっこ出る、出ちゃう、あっあっ」
「おしっこじゃなくて潮吹きだから、気にせずいっぱい出そうねえ」
潮吹きとは何かよくわからなかったが、男達がニヤニヤと見つめている中で漏らしたくはなかった。
だが、快感に慣らされた体に拒絶できるほどの力はなく、透明な液体をぶちまけた。
男達の歓声を聞き、ヒカルは羞恥に顔を逸らすが、射精とは違う謎の絶頂感に体が痙攣するのを止められなかった。
「じゃあ、お薬いれようか」
ピンク色の、悪趣味な液体が入った小瓶をヒカルに見せつけるように揺らす。
なんの薬かはわからないが、ロクでもないものであることは確かだ。
「ぅあ…やだ……」
「すぐ気持ち良くなって何もわからなくなるよ」
直腸に直接いれるのか、ヒカルの脚を広げさせる。
「や、やめて、オレ、頑張るから…っ」
のそのそと起き上がると、小瓶を持つ男の勃ちあがったそれを根元から舐め上げる。
必死に奉仕するヒカルに、男達は目を合わせると、小瓶をベッドの端に置く。
「じゃあこれは、進藤君が気絶したり動けなくなったら使うことにするね」
四つん這いになりながら奉仕するヒカルの頭を撫でる。
男が一人ヒカルの後ろに回ると、腰を何度もぶつけられ赤く腫れた尻を撫でる。
触れるか触れないかのラインで撫でると、くすぐったいのかヒカルの尻が揺れる。
誘うように動く尻に男は息を飲むと、ヒカルの中へと一気に貫く。
「ぅぐっ」
内臓を押し上げられ、思わず口の中のそれに歯を立ててしまう。
「はっ、悪い子だね」
「んっ、うううう」
前髪を掴まれると、喉奥を突かれ、吐き気にすっぱいものが溢れる。
口と後ろを無茶苦茶に突かれ、ヒカルは嘔吐に耐え忍ぶ。
後ろを貫く男にヒカルのそれを乳搾りをするような動きで扱かれる。
「ん、んう、ううっ」
射精したのか一瞬わからなかったが、絶頂感がビクビクと続く。
後ろを貫く男は喘ぐと、ヒカルの中に射精した。
前立腺を抉るものの動きが止まったはずなのに、体は絶頂感が続いていた。
やがて口の中にも熱いものを吐き出され、ズルリと抜かれる。
「ドライでイっちゃったかな」
「進藤君は本当に淫乱だなあ」
「ほら、進藤君。まだ相手をしてない人が二人いるんだよ」
「ぅ…はい…」
重い身体を起こすと、四つん這いで秘部を向ける。
今にも眠ってしまいそうなほど身体は疲労しきっていたが、ここで倒れたらあの薬を使われるのだろう。
熱い肉棒が精液の滑りを借りてぐちゅぐちゅと入ってくる。
「まだ締め付けてくるんだ、すごいな進藤君」
「う、う、うあ、あ、」
前立腺を容赦無く狙われると、息をするのも困難になってくる。
生臭いシーツに顔を押し付け耐えていると、やっと達したのか呻き声とともに中に熱を吐き出した。
倒れることなく次の男を待っていると、仰向けに転がされた。
正常位がいいのかと力を抜いていると、ヒカルのそれにゴムを嵌められ、違和感に前に目を向ける。
小太りの男は息を荒げ、ヒカルのそれを勃たせようと扱く。
大方硬さを持つと、男はヒカルの上へと跨る。
「おいおい、進藤君の骨が折れるんじゃないのか?」
周りの茶化すような声とともに、男はヒカルのそれを男の中へと挿入していく。
ヒカルは今まで犯されたことは何度もあれど、前を用いたことはなかった。
つまり、童貞だったのだ。