リレー小説 狼の宴

(31)
そりかえった身体をヨンハはさらに抱きしめる。
腕も唇も意地でも放さないと言いたげだ。
みなの苛々はさらにつのる。
だが言葉という見えない分厚い壁にぶち当たり、面と向かって文句が言えない。
和谷は未練たらしく指をすべらすだけにとどめている。
(悔しい!悔しい!悔しい!)
その様子を見ていた越智は、眼鏡のフレームを人差し指であげて、
フッと馬鹿にしたように笑った。
(僕は和谷には負ける気がしないね)
そう思いながら取り出したのは、最新式のデジカメだ。もちろん動画も撮れる。

(32)
越智が角度を変えながら撮っていると、アキラが前に進み出た。
「ヨンハ、♥●×▽ヒカルV#」
わけのわからない言葉を話しはじめた。
それは韓国語だったのだが、前述のように壁が立ちはだかっている者には
言語ということすら理解できなかった。
ヨンハはしぶい顔をしてなにか言い返したが、結局ヒカルを放した。
ヒカルはふらつきながらも、自分を助けてくれたらしいアキラに抱きついた。
「塔矢、サンキュ〜……んん!」
救世主のはずのアキラが、ようやく解放された唇をまたふさいできた。
しかもヨンハに負けないくらい激しい。
足がふるえて立っていられないが、別のところは勃ちはじめていた。

(33)
(わ〜〜〜!タってきた!ヤバいよ!
てゆーかバレたらどうしよう〜〜〜〜!!!)
と、ヒカルはパニックになっていました。
ヨンハに煽られまくったせいも有るのか、
ヒカルの身体はどこもかしこも異様に敏感になっていました。
なので、チョットの刺激ですぐ感じてしまうのです。
そんなヒカルの事情はどうでもイイとばかりに
ヒカルの唇を吸い上げまくるアキラについに制裁が下る時がきた。

そう、門脇の秘策が炸裂したのだ………!

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