仕手株って急騰急落するのでうまく波に乗ったり、
仕手株情報をうまく利用すれば多大な利益が得られます。・・・と思っている人が多いと思うのですが、もちろん信頼のある仕手筋から情報を得て売買すれば利益は得られます。これってスロットを打ちに行って店から高設定の台を教えてもらうようなものですよね。サクラか、もしくは仕手筋に対して強い権限を持っていないと無理でしょう。
にもかかわらず
仕手株情報っていうものはかなり飛び交っています。メルマガで発行しているところや、
仕手株専門の
投資顧問、某掲示板、
証券会社などなど・・・。
証券会社にとって売買の多くなる
仕手株はかっこうの的、
投資顧問にとっては提携仕手筋の仕上げ、玉集め、仕手筋についてはいうまでもありませんが仕上げですね。最近は
仕手株のイメージアップを狙って
証券会社と組む仕手筋が多いようです。個人投資家にとって
証券会社とは絶対の存在であることが多いので仕手筋の動きは当然の結果、しかし最近は
仕手株のイメージが上がったことにより偽
仕手株情報が流れています。強力な仕手筋から確かな情報を得ています!なんて語って急騰しているだけの株をスクリーニングして推奨しているところも多々あります。
金融商品の世界はだましあい!何度でも言います。気をつけましょう!!
商品先物が怖いというイメージを持っている方ってどれくらいいるのでしょう?
商品先物は自己資産の何倍も張ることができ、追証による破産リスクがべらぼうに高いのは有名ですが、怖いところはそんなところではありません。
私の知っている某
商品先物の大御所(もうありません)ではこんなことが行われていました。
まず、営業でお客さんを捕まえてきます。自己資本の何倍も運用できるのですから本当にうまくやればかなりの利益を生むことができるため入るお客さんの少なからずいます。
さて営業がお客さんを連れてきてそのお客さんが商品に買い注文を入れます。するとこの会社はお客さんが注文した分だけその商品に対して売り注文を出すのです。
これを向かい玉と言いますが、なぜこんなことをするのでしょうか。
客に対して反対の注文を出すわけですから客が儲かれば損を出し、客が損を出せば利益を上げることができるわけです。そして注文はオペレーターを通して行うわけですが、実はこのオペレーターが曲者なのです。客が利益を上げている場合オペレーターが売り注文を出させないのです!会社にとっては客が利益を上げる=会社が損をする。という公式が成り立っているのですから。すなわちこの会社は客からお金を奪うことを商売としているのです。
しかもオペレーターの給料は顧客をいくら負けさせたかによって決まり、また顧客に利益を出させると給料は減ってしまう、というとんでもないシステムができあがっています。向かい玉事態は違法ではないかも知れませんがこのシステムは大問題ですよね・・・。
ちなみに実際の向かい玉は
機関投資家などが個人投資家を食い物にしていることを利用して負け組みの向かい玉を出すことで利益を上げるというものです。個人投資家で利益を上げている人は10%程度であることを考えればごくごく勝率の高い投資法ですよね。違法うんぬんの問題はいろいろあるようですが・・・。