板の見方にもいろいろあると思いますが
まず、基本の基本。板には売り気配と買い気配、株価が表示されています。
どういった状態になると株価が上がり、下がるのでしょう
基本的に指値だけでは株価は変動しません。同じく成り行きだけでも株価は変動しません。両方があって株価は変動するのです。いくらでもいいから買いたい人(成り行き買い)が売りたい人の言い値(指値売り)で買うことにより株価が上がります。
現物取引のみを考えた場合
買い指値
1)このあたりまで下がってきたら買ってもいいな
2)1日にこのぐらいは上下するからここで指せば安く買える
3)ここにこれだけ(大量に)指しておけばここまで下がるだろう(見せ板、場合によっては違法)
売り指値
1)ここで売れば利益が十分見込める
2)ここまで上がってもらわないとこまる(利益がでない、下がっている場合)
3)ここにこれだけ(大量に)指しておけばここまで上がるだろう(見せ板、場合によっては違法)
といったことを考えて売り買いの指値をつけます。
売り買いで違うところは売り気配は天井を予測したものが少ないということ
買い気配が多い場合は買いたい人が多い、そして同時にその気配値まで下がると予想している人が多いということです。
同じく、売り気配が多いということは売りたい人が多いが、売り気配値まで上がると考えている人が多いということです。
すなわちどちらの気配値が多くともどちらにも動く可能性があるのです。よって板情報だけを見て買うことはお勧めしません、が・・・板情報によって株価の変動の特性を得る事は可能です。
ザラ場中の株価は気配値が多い方にゆっくり向かう可能性が大きく、気配値が少ない方向に動く場合多い方向に動くよりも変動が激しくなるのです。