先日、ファーストリテイリング(ご存知ユニクロの会社ですね)が日経225に採用となりました。今回日経225採用銘柄同士の合併により新規採用となったわけですが、ファーストリテイリングが日経225に採用されることを予想していた人は意外と少なくなかったのではないでしょうか?日経が発表していた採用候補はどれも知った顔ばかりだったと思います。
まぁ、知った顔じゃないと日経さんとしてはこまるわけですが。業績面を見てみるまでもなく直感でこれしかないでしょ・・・。と思った方が多いんじゃないでしょうか?コバンザメ投資法が流行って機関投資家の買いに注目が集まっている今、このファーストリテイリングを予想して利益を上げた方は多くいます。手に入る情報から近い将来のことを予測する!これがまず市場で生きる上で必要な第1の要素です。
もう1つ大事なものがあります。それは変化への対応!近い過去の状況から変化を見極めどうすればよいか知ることです。これは周りを見て自分の動きを決めること、トレンドに逆らわない、波に乗る、ブレイクアウトを狙う、これらは先に動く個人投資家や機関投資家の動きに反応してそれに乗じることを示します。ただ乗るだけではだめです。なぜ変化が現れたのか、動きに対してその意味と理由を知り確実に薄い利益を上げることが重要なのです。上のケースで言えばファーストリテイリングの上昇を見て日経225採用を知り、採用までに買いを入れることです。
将来の予測が大きな利益を上げることに威力を発揮するのに対し変化への対応はリスクを減らすことができます。将来予測は派手で大きな力ですが、その分主観が入りやすく危険な力。変化への対応は地味で小さな力ですが、客観的に見ることができる確かな力です。これら両方を備えた投資家になれるよう一緒にがんばりましょう。