第1話 はじまりはいつだって唐突だ
よくあるオールエンド後として読んでください
あゆ、真琴は水瀬家の居候やってます
祐一は誰ともくっついてないです
でも、みんな祐一に惚れている……予定です(秋子さん除く)
このSSでは祐一君の思っていることを口に出すという癖は滅多に発動されません
祐一が雪の街に引っ越してきてから数ヶ月。学校も春休みに入りもうすぐ新学期。
……そんな春の日からこの物語は始まります。
「ふぁ……。あー……、眠い……」
目を覚ます。昨日夜更かししたので少し眠い。
時計を見ると午前10時。やっぱりいつもより少し遅い。春休み中だから問題は無いが。
ちなみに、春休み中なのでいちいち目覚ましはかけない。
とりあえず、ぼーっとしてても仕方が無いので起きる事にする。……しかし、眠い。
リビングに行く途中秋子さんに会ったので挨拶。
「秋子さん、おはようございます」
「おはようございます、祐一さん。朝ご飯、食べますか?」
「はい、おねがいします」
「では、すぐに用意するので少し待ってくださいね」
「じゃあ、俺はとりあえず顔洗ってきます」
「あっ、おはようっ、祐一くん」
「祐一、起きるの遅いわよ!」
で、リビングに行ってみると既にあゆと真琴が仲良くテレビを見ていたりする。
二人とも今は水瀬家の居候。何故か学力があったために高校に行ってたりもする。
……しかし、こいつらは一体何時に起きてるんだろうか?
ちなみに、名雪は当然の如くまだ寝ている。“春眠、暁を覚えず”というが、アイツの場合はいつもの事だ。
……まぁ、名雪だしな。
遅い朝食を食べにダイニングに行くと、準備が出来ていたので席に座って食べることにする。
「いただきます。……今日も美味しいですね」
「ありがとうございます。ところで、祐一さん。新作のジャムがあるんですけどいかがですか?」
「……あの、秋子さん。今日は和食なんですけど」
ちなみに、最近水瀬家の朝食は和食と洋食が交互に出ていたりする。
「あら……残念ですね。では、今度食べてくださいね」
「考えておきます」
……今日が和食でよかったと切に思ってみたり。
朝食も食べ終わり、することが無いのでぼーっとあゆと真琴の様子を見ている。
二人はパズルゲームで対戦中。対戦成績は真琴が優勢。と言うかあゆ、反射神経鈍いぞ。
……まぁ、名雪や栞よりはマシだと思うが。
「ぴんぽ〜〜ん」
と、そんなときにチャイムが鳴る。二人はゲームに熱中しているため俺が出ることにする。
……ちなみに名雪は未だ夢の中である。
「はい、どちら様ですか?」
いいながら玄関に行くとそこには
「おっ、祐一、元気そうだな」
「あら、祐一、元気してた?」
父さんと母さん、そして……
「お兄ちゃま……」
……いもうとがいた。
続く
第1話です
なんかいろいろ大変そうですが、とりあえず連載です
未熟者ですが頑張ります