最近対外的な文章をほぼウチが作っていて、ほぼ毎日外回りで顔を合わせ 更に最初に作ったＦＡＸ送信雛形のデフォルトネームがシモイグサなので、 各ボランティアセンターの担当から、ウチが本部の物資担当と認識され始め 小千谷に送った初日しかウチと顔を合わせたことの無かった特派員から 『シモさんが動いてくれてるお陰で仕事が凄いやりやすくなりましたよ。 今まで本部の存在誰も知らなくて、気まずい思いしてたのですが・・・。』と お世辞だとは思いますが唐突にお礼を言われ、燃えてきたりもしました。 しかし、名前が認識されればされる程、生まれてくるのは責任問題。 私の知らない所で、勝手にゴリ押しリーダーが川口町から足りない物品を 聞いてくるまでは良かったのですが。実はそれが欲しいと言っていたのは ボランティアセンターでなくて個人（しかも被災者では無いっぽい）で、 しかもその物資は川口町のボランティアセンターで４千単位で余っている 物品だったので問題が発生し、そのニーズを聞いてきたゴリ押しリーダーが 現地に物資を直接持っていったがいいが、その場で断られ。こともあろうか、 『折角持って来たのだから貰ってくれ、こっちでも余ってるし困る。』と ゴリ押したからさぁ大変・・・。 『オィ、シモイグサどーなってんだ、こっちに物資押し付けやがって！ ただでさえ置くスペースやストックの部分で大変なのに氏ね。』と 向こうの物資担当者から、怒りの電話が携帯に掛かってきました・・・。 当然私はそんな状況を知らず、それが更に先方の怒りに油を注ぎ泥沼に。 それをなんとかする為に、アプール様から事務所で使うマック借りる大作戦 （本部には現在、事務所備え付けの２台＋個人持込のＰＣ１台しか無い）を ゴリ押しリーダーにお願いし。結局片道１時間掛かる川口町まで話し合いの 為だけに移動し、なんとか状況を沈静化させて深夜に本部に戻ってきたら、 名義リーダー＠寮長さんが一言。『今回の問題のほとぼりが冷めるまで、 しばらく各ボラセンと連絡取るのはやめましょう。』 かくてーい、かいひふのー☆ ・・・ごめん、流石に疲れた。 明日は午後休みを貰って個人的に各地をまわらせてもらう約束だったので、 丁度よかったと言うか、久しぶりに何もしたくないくらい萎えました。ＮＡＥ！
この考察は当サイト管理人が個人的にに感じたことであり、本部の公式見解ではありません。 また時期により必要な物は絶えず変化を続けていますので、あくまで参考程度にとどめて下さい。 阪神淡路大震災からも言われているように、本当に必要な物に対する要望と その情報を受けて送ってくれる人達との善意には時間のズレがあり、それが 致命的な打撃となり、善意のつもりが相手を更に苦しめる足枷になる場合が あります。私も今回感じましたしその問題点を書き出すなら、大きく分け３つ。 １．初動で足りなくなるものは、徐々に集まってくる （実際即日現地入りしたワケでないので足りない部分はあるかもしれませんが） 震災発生、初日で必要になるものと言えば、（テント、下に引く断熱材）毛布、食料、水 ２日目からは食料、発電機、水、カセットコンロ、毛布。そして（大人・子供用）おむつ、生理用品。 このあたりが定番ですが、第一波の混乱が収まりその惨状がＴＶで放送されると少し遅れて その物品が山のように送られてきます・・・。 震災発生１週間後に私は現地入りしましたが、数千単位で余っているおむつに、数トンもの水、 新旧混ざった毛布の山にと、それに押しつぶされ取り出せなくなった古着の数々をみました。 被災者が必要としなくて余った物品は、倉庫を圧迫し無駄なストックを発生させます。 各ボランティアセンターのある場所は、公共施設を使わせて頂いているのがほとんどですが 地域によっては高い金を払って倉庫を借りています。＝置いておく期間が長いほど金が掛かる。 よって処分を決断するにしても、大型トラックに何十台もある物資を処分する為に金が掛かり。 逆に復興の妨げになります。完全なリアルタイム情報などありえないですし、送ってくれる人が 決意してから準備するまでに１日から２日、そして郵送に１日、仕分け作業に２日かかるので 結局被災者の下に届くのに１週間ぐらいかかってしまう都合上しょうがないのですが・・・。 ２．ごめん、正直いらない・・・。 救援物資はあくまで善意の物です、ですから本来「○○はいりません」とは言えないですが、 不謹慎を承知で言わせてください。『落ち着いてくると中古品いりません、ゴミになるだけです。』 被害の少なかった長岡市ボランティアセンターを例に例えてみると、多少新品ははけていましたが 中古の古着が全く整理されていない状態で（一番大型の段ボールで）１０箱はありました。 冷静に考えてみてください・・・。 新品の服と誰が着たか判らない型落ちの服があります、あなたはどちらを選びますか？ デパートはおろかコンビニさえも完全復活している地域で、他人の古着を着たいですか？ 使えないなら雑巾にしてくれといいますが、雑巾を作る人件費はどこから出ますか？ ちなみに加工の簡単な新品のタオル、下手すれば数万単位で残っていますけど何か？ 元手がかからない（自分のお古な）ので手軽なボランティアのように思われるかもしれませんが、 過半数をはるかに超える古着がゴミとなります、なかなか被災者にもはけません・・・。 せめて新しい防寒着をダース単位で送ったり、その分の送料を寄付していただいた方が確実に 被災者の助けになります。 ・・・まぁ、送った人の満足度や実感が低いのが難点ですが。 ３．不要物の詰め合わせ？ 既に伝説になっている話ですが、こんな笑（えな）い話があります。 「ボランティアセンターに善意の救援物資が届きました。やったー！ 早速中を開けたら、漫画や使い古した下着や食料でバナナが入ってました。 ・・・バナナがつぶれて服にこびりついているし、下着がシミ付きなんですが☆」 他人の古下着を使いたがる人は居るのでしょうか？ 確かに新鮮な果物は欲しいですが 古下着と一緒に梱包された物を食べたい人っているのでしょうか？ むしろ、（実際私がその作業に参加したワケで無いので１００％正論とは言えませんが） 詰め合わせの段ボールは、凄まじい労力が必要なわりに得るものが限りなくありません。 段ボールを開け＞中身を取り出し＞みんなで仕分けし＞分別して倉庫に積んで＞ ある程度溜まったら段ボールにつめ梱包し＞分別して倉庫に積んで＞トラックで運び＞ 段ボールを開け＞中身を確認し＞使えるものを選び＞ようやく被災者の手に届きます。 人員の無駄、場所の無駄、労力の無駄・・・。 救援物資を送る際には、新品を未開封の箱単位で送って頂けると非常に助かります。 中身をいちいち確認しなくても箱に製品名・数量が明記してありますし、無駄に中身を広げる 必要もないために場所を取りません。そしてなにより、新品の安心感があり扱いやすいです。 まぁ、資金的にも気持ち的にも、個人レベルに求めるのは難しい要求ですが・・・。 極端な意見ですし、私は現場で全てを見てきたわけでも無いので もしかしたら間違っているかもしれません。 しかし、物資担当を１７日間やってきて私は上記のように感じました。 １２月３日現在、ついに川口町の仮設住宅も完成して、移転も開始し 復興に向けての物資はどうなっているのかは今の私には判りません。 しかし、震災発生から過渡期においての物資については、私の意見は 完全では無いにせよ、参考になることもきっとあるはず・・・。 震災発生時、私の、あなたの行動が、人の助けになると信じています。
「疲れますた・・・」 「地震と水害の違い」
ボランティアと言うのは自意思による活動です。 だから、頑張るも自由、頑張らないのも（これについては同意しかねますが）自由、 しかしみんながみんな、根が真面目な人が多いので、肩の力を抜くことを知らずに、 活動活動朝飯食べながら活動活動昼食べながら活動活動夕飯活動残業残業 活動活動朝飯食べながら活動活動昼食べながら活動活動夕飯活動残業残業 それを何日も繰り返し、体を壊していく人が多く見られます。 確かに限界の無い、やろうと思えばやろうと思えるだけやれる活動ですし。 なにより好きでやっている趣味みたいなモノ（言い回しにやや語弊がありますが） だから無給なのに、みんな全力で頑張れるんですよね。 本部のセンター長も、「俺は給料を貰ってやっているので、正直君たちが 無給でなんでここまでやるのか気持ちは判らない。でも、その活動が、志が、 どれだけ新潟を救ってくれているかと思うと頭が上がらない。」と言ってました すなわちそれ、なんですよね。 『被災者の為に』『復興の為に』『何か出来ることを』『誰かの役に立つ為に』 数日経っても本部に残っている人は、自分の志に向かって全力で闘っている。 こんなアツい仲間と共に同じ目標に向かって闘えるって、素敵な体験だと思います。 話は変わって。 最近、深夜２時と４時頃にかぶるように毎日のように余震があります。 また地震が起きるのではないだろうか、そう不安になって眠れない日々、 結局総睡眠時間が３時間も摂れなかった時もありました。 これが日常的な状況になっていて、かつ、自分の帰る家さえも無い状態 ・・・被災者の方の心労は想像に難しくありません。 しかし笑い話にするつもりもありませんが、ボランティアとして前線に 出てくる人は、変じ・・・じゃなかった、良くも悪くも神経が図太い人が 多い為、みんながみんなボランティア参加が数日も過ぎると。
現地（各市町村単位）のボランティアセンターに入ってしまうと当然のことながら、 本部に入ると、下手すれば事務所とコンビニ以外に移動せず終わってしまいます。 独りの力などはたかがしれているので、各地を無闇に渡り歩いても意味は無いし、 『目の前の人を助ける』、それがボランティアの活動な為何も問題ありません。 しかし、自己満足に過ぎませんが、折角来たのだから（この表現が既に不謹慎） 各地の現場を見て見たいと思うのも人情です。 しかしボランティア活動のついでに、そんな目で見てまわる程腐ってはいないので ９日間休み無く駆け抜けてきた感も強いですし、実質リーダーも本日帰られますし、 名義上リーダー＠寮長もあと２日で居なくなってしまうので、私に名実共に責任が 発生しますので、今後からも考え唯一休めるであろう今日の午後に休みを貰い、 駅前でレンタカーを借りて各地をまわることにしました。（先言い訳） 午後に物資に新キャラで、流通関係をやっていた管理職でＰＣもある程度可と言う リーダーの穴を埋めることが期待される無敵の黄金聖闘士が入るらしいのですが、 手伝っていては永遠に出られない気がしたので、現在の状況説明や割り振りなどを レンジャー隊長と実質ゴリ押しリーダーに任せ出発。  当日飛び込みだったので、小型クラスは空いていなく、中型を滑り込みセーフで確保。 今日は各地をまわり、現地の状況をレポートしてみようかと思います。
まずは被害の比較的少なかった、長岡市から小千谷方面に移動。 しかし被害が少なかったと言ってもこの程度、電柱が普通に曲がっています・・・  隣にある駅は全壊していますし、道路も隆起してでこぼこになっています。 いつもは急いで通り過ぎている道路ですが、改めて震災の恐ろしさを実感。 そして、以前から気になっていた小千谷ジャスコに降りてみました。 写真で見ても判りますが、２階部分が完全に崩壊しています。  しかし右下に微妙に映っているものは、運動会の来賓席などでお馴染みの 簡易テントで、それが数十組単位で設営されていました。 そこで衣料品などを格安販売中、また生鮮食品や惣菜なども普通価格で 購入でき、確かに本店舗の倒壊は痛々しいですが、復興の姿と言うか、 頑張っている人たちの姿を目の当たりにし、静かに燃えてきましたですよ。 で、燃えてきたので。ついカッとなって、アルファ米を買ってみた。  アルファ米６３０円也アルファ米と言うのは、お米を炊いたばかりの状態をアルファでんぷん、 冷めるとベータでんぷんになるところを、アルファ状態でフリーズドライ。 水やお湯で戻すとおいしいアルファ状態で食べられると言う味な奴です。 そう、水で食べられる！ ここが最大のポイントなので、川口町に移動したら・・・  早速水を入れてみた、ちょっとマズそう。 ちなみに現在、川口町ではゴミ集積所が停止しており、ゴミの処理がストップ。 ボランティアセンターの外にゴミがまさに富士山のように積まれているので、 ちなみにアルファ米、お湯なら４０分、水だと１時間３０分もかかるので、 輪ゴム（手品用に持ち歩いていた）で口が開かないように閉じ放置。 やったぜＷＡＮ君、こんな時の為に持ち歩いていた手品の道具が、ついに役に立ったよ☆（目が虚ろ） 私自身、堀の内町より南に移動したことが無かったので、十日町市を 目指し魚沼地方を通過、いや、かなり被害が酷かったでした・・・  流石にわざわざ止まって崖崩れを激写するのも非常識すぎるので、 片側交互通行時にどうにか撮影、これでも被害がマシな方の写真です。 ちなみにこの周辺が震源なので民家はかなりの規模で倒壊しており、 ブルーシートが掛かっていたり、自宅前の倉庫に避難している人が 多数見られましたが、ネタにするべきではないことなので当然自粛。 一刻も早い復旧を願っています。 ・・・そして、十日町についたあたりで  アルファ米できたー！ すごご、すごご。 食べてみたところ、意外とうまい。 いや、むしろ、かなりうまいです。 ２合で食べ切れなかったので、夕飯にまわしましたが１合あたり３２０円くらい。 ぱっと考えると割高に感じますが、よくよく考えてみると・・・ 地震で電気ガスが寸断された状態で、おいしい炊き込みご飯が１杯３２０円。 これって高いでしょうか？ 私は格安だと思いますが。 とりあえず帰ったら、家族と友人にはアルファ米を進めてみます。いや、マジで！ 兎に角みんな、騙されたと思って１合タイプのアルファ米を試食してみて下さいよ。 マズくても牛丼一杯分の値段ですし、おいしかったら２〜３個買っておくのお勧めです。 すっごいことになっちゃってるかもー。アルファＱ違いですか、そうですか。
自衛隊について、皆さんはどんなイメージを持っていますか？ 私の以前のイメージでは、雪祭りの雪像を作る愉快な仲間達。 海外派遣とか実際何をしているのか不透明な金食い虫。 むしろ大国の忠実なる狗、第二の亜米利加軍警察予備隊。 ・・・あ、いや、だから、これボランティアに参加する前の過去のイメージなんで 日本軍系軍事マニアの方や、あっちの思想の方刺しにこないでくださいね☆ いやね、だから、ホントだよ！ 注・別にどこかに脅されているワケでなく、狼狽している私がネタです。 兎に角実際にボランティアに参加してみて、身近に自衛隊の姿を見て偏見が 解けていくのを感じました。いや、だから、写真撮っていたらコクボウガーに 拉致監禁されて洗脳教育受けたワケじゃないよ！ホントだよ！いいかげんシツコイですね・・・。   小千谷の避難所にて被災者の為の炊き出し、やっぱり暖かいご飯はおいしそうです。 ちなみにうちの食事より豪・・・うぁおまえらなにをする（ただいま不適切な発言があったことをお詫びいたします・・・。）  同じく避難所＠総合体育館前、子供用ビニールプールを１０倍位大きくした浴槽が中に。 入ってみたかった・・・。 ちなみにすいていればボランティアも入っていいそうで、 周辺に銭湯が無い為に暇な時間を見つけて入れてもらっている人が居ました。 ウチは９日居てまだ１日しか風呂に入ってな・・・うぁおまえらなにをす（ただいま不適切な発言があったことをお詫びいたします・・・。）  交通が寸断されている山古志村に移動する唯一の手段、自衛隊ヘリ。 先日、噂の牛救出作戦の一部始終を目の当たりにしました。 とりあえず以降は真面目な話、小千谷での写真撮影を快く許可してくれた隊員さん感謝。 よくよく考えてみれば、自衛隊は公務員なんですよね、公に奉仕する公僕。 しかも有事（の線引きに関しては当サイトでは不毛な議論はするつもりありません。）を常に想定して、日夜、 「自分が入れるくらいの穴を掘って収まれ。」など、冗談みたいな訓練をしている集団。 好き好んでこんな道を選ぶ人ですから、当然『人の為に働きたい』と思っている人ばかり。 私の気のせいだとは思いますが、全力で闘っている感じがしてイキイキとしてました。 なんといってもそう言うことをする専門集団ですからね、統制が凄まじい。 体も鍛えてますし、マニュアル通りに素早く遂行する姿はカッコ良く。 民間では出来ない規模の装備（ヘリ・風呂・大規模炊き出しなど最たるものですね）を持ち 意外とボランティアとの連携も円滑に取れていると特派員からも聞いています。 今まで何もしてないなんて思っててごめんね、頑張れ頑張れコクボウガー。 任せてくれ城田さん、災害（ヘテロ野郎）なんかには俺達は絶対負けないぜ！
途中で本部から緊急招集を受け、急いで事務所に帰宅。 なんでも名義上リーダー＠寮長さんが会社で急用が出来たらしく、 既に帰られたそうで。しかも実質リーダーも居なくなるので、 寮長の指名で、名実共にうちがリーダーに就任。 現在の物資メンバー、うち、レンジャー隊長、今日来た黄金聖闘士、 今さっき来た青少年、ちなみに青少年は世界を旅するバックパッカーらしく 装備が洗練されていて、物腰もやわらかでかなりいい感じ。 とりあえずレンジャー隊長と黄金聖闘士に今日の状況を聞いた所・・・ 『とりあえず本部のいらない物資を３００個川口町に置いてきました。 明日も任してください、不要な芋を持っていく予定です。』（さも嬉しそうに） あの、昨日、それ凄い問題になったことなんですけど・・・。 とりあえず現状を説明し、以前クレーム来た所だしまずいと説明した所 最終的に在庫が残るとゴミになることを偉そうに説明。 ごめ、うちの大学の卒論、トヨタ生産方式。（ムリ・ムダ・ムラを無くす、在庫は悪） そして素敵発言、『嫌がられても、それを置いてくるのが技術の見せ所。』 ・・・なんてつよさなの、まるで、神の御技業みたい。 その後、「余剰在庫の心配は今うちらがすべきことではない。」 ＞ 「目の前にあることをするべきなのは判るが、それはすべきことでは無い。」 ＞ 「むしろ、本部の仕事は物資を運搬するのが本来の目的では無い。」 ＞ 「ニーズを無理矢理掘り出すのは、被災者の為だとは言いがたい。」 ＞ 「むしろ、この会話は、私がボラに参加した３日目に体験したことだ。」 ＞ 「ちなみに川口町では、倉庫が置き場所が無くて困っている。」 ＞ 「むしろ２日前、芋は余りまくってるので持って来るなと言われている。」など、 なんか１１月４日にタイムスリップしたようなウチの会話が続くが、お互い譲らず。 むしろ黄金聖闘士・・・もとい、無能太郎の「あぁ、こいつ判ってねぇなぁ・・・。」と 言う視線に、マジギレしそうになり、つい声を荒げてしまいました。 いやね、会社で偉いのかどうかは知りませんけど、１０日ほどやってきた私が、 来て半日物資を運んだだけの無能太郎より現状把握できていないなんてこと 普通に考えてね、ありえないでしょ・・・。いや、良く判りませんが。 しかし元々、他人と争うのが嫌いな性格なので、ふと冷静になり今回は譲ることに。 自分の考えを通すことが目的じゃなく、被災者の為の仕事が目的ですしね☆ 完全自己責任で、本部で無く自分の名義で責任を持つならお任せする形で決着。 後から阪神淡路大震災のころから活動に参加しているレンジャー隊長に 「自分の考えが全て他人の考えと思ってはいけない、彼も、君もね。」 「ボラ同士で言い争いになること程、醜いことは無いよ。」と諭されたり、 人事担当の女性に、「あららー、シモイグサ君でも怒ることあるんだ。 いつも笑ってお菓子食べてる印象しかないからびっくりした。」と言われて、 ふと冷静になって、自己嫌悪の為にＪＩＳＡＴＵ。いや、ホント恥ずかしいです。 休むつもりがばたばたしすぎで逆に疲れ、蓄積疲労も溜まっていますし、 今日は寝ます、みなさん、いきてて、ごめんなさい・・・。
「余震大杉、修正汁！」 「レーション曼陀羅！」 「では個人的リサーチに」 「十日町周辺では」 「小千谷ジャスコ」 「今日のご飯はα米」 「魚沼のあたり」 「α米完成」 「十日町から帰ってきました」 「コクボウガー小千谷に立つ」 「山古志は閉鎖中」 「まぁ、お約束なワケで・・・」 「１０日の流れダイジェスト」
無能太郎「・・・・・・。（あぁ、こいつ判ってねぇなぁと言う顔で苦笑）」 レンジャー隊長「自分の考えが全て他人の考えと思ってはいけない、彼も、君もね。」 人事の女性「あららー、シモイグサ君でも怒ることあるんだ。 いつも笑ってお菓子食べてる印象しかないからびっくりした。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 いつも気を張ってきたことも手伝ってか、心が折れた瞬間多分体調が崩れました。 咳や頭痛は無いものの、体のダルさと、なにより厚着しているのに寒いです。 熱を計ると熱を自覚し倒れてしまうのが怖いので、朝から薬＋栄養ドリンクを摂取し 青い顔にて本部の朝礼へ。 本部のボス『（前半略）他人と協調出来なかったり、今の仕事に文句がある人は ボランティアとは自意思による活動なので、本部の方針に従えないようでしたら そのままお帰りいただきたいと思っています。むしろ帰ってください。 ではッ、今日も一日一生懸命頑張りましょう！ きょうのひとことー！ 「すべては被災者の為に！」 それでは、よろしくおねがいしまーす。』 ・・・俺、俺のことなのか、俺はいらない子供なのか？ 体調も風邪にリーチがかかっている状態で、全てがネガティブに考えてしまう中 結局無能太郎は、本部の倉庫に余っていた芋を全て川口町に押し付けに行きました。 いやね、被害の少ない長岡市で消費しないで芋を腐らせるより、多少強引でもさ、 他の地域に使って欲しい気持ちは判るよ、えぇ。 でも、川口町はやばい。 災害発生直後に個人ボランティア集団がチョンボして、一時ボラ立ち入り禁止になって しかも先日、ゴリ押しリーダーが頼まれもしないものを持っていってクレーム来て 炊き出しについても、被災者向けは自衛隊が管理し、長期ボランティア向けについても １週間先までメニューが決まっていて、しかもあちらの倉庫は限界に近づいている。 その状況で持って行くはありえないし、折角各ボランティアセンター間の物資の 共有化が始まりだした立ち上がりで波風立てられたらそれはハッキリ言って迷惑だ。 いやね、まぁ、昨日散々話し合ったことですし、何かあったら責任は取ってもらいます。 むしろ年齢的な問題から、無能太郎が物資のリーダーになりそうな空気かも？ コンナカンガエヲシチャウジテンデ、ボクハ、イラナイニンゲンナノ・・・
来る時に散々言われた『自己完結型の装備』ですが、一体何なのでしょう？ 今回は初雪国、新潟と言うことで、四枚くらい重ね着＋ダウンジャケットを３セット カッパ長靴軍手皮手袋に、テントに寝袋２枚、コッヘルコンロを筆頭に自炊セット、 食料や水を大量に持ち込んだのですが、ホームセンターどころか、来た初日から コンビニの棚が普通に埋まっているような、『全くこの装備必要なかった、萎え』と 自分の中で完結する事故完結型の装備になってました・・・。 結局、今の仕事がリサーチ交渉配送なので。常備している装備が厳選され始め、  スタッフ票、ハンズフリーキット、ウエストポーチ、５００ｍｌペットボトル、各ボランティアセンター連絡先、 各スタッフ連絡先、メモ帳、ピルケース（栄養剤・風邪薬）、１２徳ナイフ、軽食、おやつ、（手品セット） 後、車に水のペットボトルを２〜３本常備していて、撥水スプレーをかけたフード付き パーカーにメモ帳とハンズフリーキット、そして無限携帯を突っ込みフル装備。 まぁ、こうなることは判らなかったので、使わないものは現地のスタッフに寄付したり 重装備が必要無い程復興していれば、宅急便で実家に送り返すのも可能ですし、 実質無駄な装備じゃ無かったんですけどね、ネタ抜きで真面目な話した場合ｗ 真面目な話ついでに、あたりまえのことですが、ボランティアの装備について。 今回はウチは、（被害の少なかった地域にある）本部勤務、かつ長期スタッフなので 偶然、超格安の宿泊地を斡旋してもらいましたが、いつもそんなわけにはいきません 最低限雨の中、補給も無く野ざらしの場所で滞在予定日数を過ごせる装備。 あくまで私の考えですが、それが自己完結型の装備なのでは無いでしょうか？ どうやら日帰りボランティアの方で、長靴はおろか、軍手さえも用意していない人が いるらしいですが、もう一度よく考えてみてください。 あなたはこれから観光地に行くので無く、凄惨な被災地に向かうことを。 某掲示板で「お金が無いのですが、出来るだけ安く済ます方法を教えてください。」と 質問し「では、お金を溜めてから来るか、交通費分だけ寄付してください。」と返されて 居た人が居ましたが、やはり被災地に飛び込むことを忘れてはいけないと思います。 と、真面目なことを言ってみて、荷物の半分を新品のまま寄付してきた気を紛らわしてみるテスト・・・。
案の定、無能太郎の件が現地の物資担当から電話でクレーム来て萎え。 そこをなんとか、炊き出し一品蒸かし芋でも増やしてなにとぞ消費よろしく最悪ウチが その分炊き出し手伝うかどうしても駄目なら回収に行きますからと泣きつき沈静化。 結局、レンジャー隊長の提案で、受注票（足りない物品を請求した人がサインを書き それを受けた人が自分の名前を記入、それを受け取り票として最後まで責任を持つ） 作成。いや、普通の会社だったら当然のことですが、今まで気が付きませんでした・・・ 兎に角、これで心労も減るだろうと安心し、新キャラの女性を宿まで送って行き夕食へ 現地出身のボランティアさんにお勧めの店を紹介してもらう予定だったのですが、 軽く残業して終了時間が２１時半過ぎだったので今日は残念、バーミヤンに。 ・ ・ ・ や さ い 、 ( ﾟ д ﾟ ) ウ マ ー ！ １０日目にして、今まで自分に足りなかったモノに気がつきました・・・。 それは、ＹＡＳＡＩ！ ＹＡＳＡＩ人は戦闘種族だっ！！！！ なめるなよーっ！ ぶっちゃけ、元気で楽しく活動するためには野菜と（カルシウム）は必要ですよ！ デザートまでがっつりと喰って、気力充実したまま宿に戻りしっかりと寝よう ・・・と、思ったのですが、なにやら新キャラの女性が他の女性と言い合いに なっていたので気になり、やめればいいのにお節介を焼いたのが間違いでした。 『本来私のスキルがマッチングできるのはこう言う職場でなくニーズ調査や 相互マッチングの仕事なのですが。私はホームページ制作スキルがあるので 本部の見難いホームページをグラフィカルマップを使った素晴らしいページに 変えようと思ったのですが、どうやらニーズが無いようですね。帰ろうかな、 ちなみに今日はタクシーで各地をまわって現地のニーズ調査をしてきたのですが ここでは私の仕事は生かせないと思います、所でタクシー代８万は何処に請求 すればいいのでしょうか、私は東京ではホームレスの方の支援のボラをしているので ニーズ調査は得意なのですが何かいいボラセンないですかねｈｈｊｆｊふぃｆｊｑれｐヴぉｖ れじんｈｖりボラおｖｑｑｊｖｒｑｊぺｑｒｋマッチングれぇｋｒｌｋｊ；ｊｂｂｌｊｋｇｖ ｒｌ；れｋれ（後半サイコさんが興奮しすぎで意味不明）』 時間も二十二時過ぎていて、体調も風邪までリーチ状態、しかも女性用部屋の中で、 しかも途中から（最初から？）何を言っているか判らないというか、こちらの話を 聞いていないで句読点無くひたすらしゃべり続けている相手に恐怖を感じたので 『ごめんなさい、専門用語多すぎて何言っているか判らないです。 私はあなたと違って素人なので、もう少し標準語を使ってください。』と 「サイコさん（仮称）、もう夜も遅いし寝ましょうか・・・。」と言ってくれたのですが、 そこでサイコさんが一言。 『じゃあ、廊下で話しましょうかシモイグサさん。』 結局激萎えしながらも、２３時過ぎまでつき合わされました。 しかもこちらが明らかにゲンナリしているのに、暗黒電波が永遠に続きそうだったので 『ごめ・・・、マジ調子悪いんだわ、今日は寝させて・・・。』と本音を言ってしまいました。 しかし空気を読めていないのか、ホントにアレな人なのかは判りませんが、話は終わらず 最後はこちらがシカトして部屋に逃げるまで辞めようとしなかったし・・・。こわい 次の日、憔悴しきっていて寝坊しました。
「フル装備！」 | |||||||||||||||||||||||||