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[223]176 2006/04/23(日) 01:58:10 ID:gy8L1SS/
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[230]176 2006/04/23(日) 02:18:11 ID:gy8L1SS/

糖度200%の日常 days 1 main clause

 昼食な朝食
 
 まな板の上をリズミカルな足取りで包丁が踊る。
 鍋の中、沸点の瀬戸際で細切りにされた大根がぐるぐると錐揉みする。
 急遽変更になった朝の献立でもなのはの手際の良さは変わらない。洋食も和食も彼女にとっては朝飯前。
「ごめんね、ちょうどベーコンとか切らしちゃってたみたいで」
「いいよ、なのはの料理ならなんだっておいしいんだから」
「えへへ、もうユーノくんってば」
 嬉しそうに背中が揺れる。心なしか包丁のテンポが上がったような感じ。
 椅子に腰掛けながら、ユーノは何をするでもなくただなのはの背中に穏やかな眼差しを送っている。
 爽やかな朝。窓から見える庭には楽しげに戯れる雀の群れ。快晴の空にはお天道様が燦々と輝きリビングを磨き上げたように隅々まで光らせていた。
「ん〜ん〜〜んん〜♪」
 最近お気に入りの歌を鼻歌にしてなのはは上機嫌に朝食を作っていく。
 将来のビジョンに描くならこれが朝の景色としてずっと続いていくのだろう。まだまだ先のことを思い浮かべながらユーノは鼻をくすぐる味噌汁の匂いに腹を鳴らせていた。
「そういえばなのはもお店の手伝いしてるの?」
「え? うん、一応、二代目だからね」
 もっともなのはにとってはもっと違う目的で翠屋の手伝いに行っているのだが。
 言わずもがな翠屋は喫茶店だ。しかもなかなか評判と来ている。なのはがいつもキッチンに入る午後四時すぎからの時間でも、相当な客が店に立ち寄り紅茶片手の遅めのティータイムを楽しむのが常日頃の風景となっている。
 そこには翠屋自慢のケーキにコーヒーだけでなく他の様々なオーダーが飛び交っている。なのはにとってそれら全てをこなすにはまだまだ全然力不足なのだが簡単な手伝いならほぼ習得済みだ。
 そうしてその傍ら母や店員の松尾が鮮やかな手つきで料理を作る様子を見ることこそなのはの真の目的であり彼女なりの勉強、鍛錬の仕方だった。
「やっぱり好きな人にはおいしいものを食べてもらいたいなって……えへへ」
 なのはにとってこの見取り稽古は既に形となって結実している。特に顕著に現れたのがキッチンでの立ち振る舞い。晩御飯など常にいくつかの料理を並行させて作るというのはこれがなかなか難しい。
 あたふたする隣で母親の桃子は鼻歌する余裕さえ持っていた。全てをこなし、さらに自分のフォローさえしてくれる姿はなのはにとって誇れるべきものだ。
 自分も将来こんな立派な人になれたらいいな、なんて思いながらなのはも少しずつだけど確実にその場所へと登っている。
 まだ一つに集中しすぎて他が疎かにしてしまったり、逆に全部に気を回しすぎてどれも中途半端になったりなのはご愛嬌だけど。
「うん、料理が出来ることはいいことだからね」
「ユーノくんはなにか得意なのあるの?」
「そうだね……なんていうかこういう上品な感じよりかは大雑把なものばかりかな」
「部族って聞くと男の人ばっかりな感じだもんね」
「一応女の人もいるだけどね……」
 実際、皆が皆して発掘に向かうため呑気に食事に時間を割いていられない、というのが主な理由である。作ろうと思えば極上のフルコースを作ることも出来ないわけではないのだが、食材積むなら発掘道具を、結局はあくなき探究心が食欲を飲み込んでいるのだ。
「今度時間が合ったら行ってみたいな」
「いつでも歓迎するよ。皆良い人ばかりだから」
 ほのぼのとしながら朝は過ぎていく。ほんとうに平和である。
 しかしこうやって何をするでもなく待っているだけというのも
「…………」
 暇だな、と贅沢な悩み。
 ガラにもなく新聞を広げてみたりテレビを見てみたり、かなりユーノは暇を持て余していた。
「あとちょっとだからね〜」
 そう言われてもなんだろうか……このやり場のない感覚は。
 ふと、なのはに目が止まる。料理中なので当然私服にエプロンを羽織っている言うまでもない。彼女が動くたびにエプロンもつられてふわっと舞うのも言うまでもない。
「…………」
 ふと、今朝のなのはの姿が重なった。
 ――そういえば今朝のなのはお尻は綺麗だったなぁ……。
「はは……」
 不埒な考えを持つのは不可抗力なのだろうか。まぁ、この際しょうがないとする。
 …………でもほんとに
「うん、これでよしっと……あと――ひゃあ!」
 突然後ろから巻きついてきた腕に一瞬体を硬直させるなのは。かろうじて刻んでいた葱と包丁はてから零れ落ちずに済んだ。
「ゆ、ユーノくん? もう少しで出来るから……だ、抱きついちゃ駄目だよ」
「そうだね……でも抱きついてるだけだから料理は出来るよね」
「えぇ? えと、そうだけど」
「僕はこのままでいいから」
 少しだけ力を込めてユーノは肩に顎を乗せる。そうして耳元にゆっくりと、ともすれば息が吹きかかるくらいの距離から囁きかけるのだ。
「なのは料理する姿、見てみたい」 
 純粋な探究心――だと信じたい。
 戸惑いながらもそれだけならとなのはもコクコクと小刻みに頷きやりかけの葱刻みを再開させた。
 ――トントン。
 右手が場所を譲る分だけ葱は薄く輪切りに、それは綺麗に刻まれていく。
 ――トントン。
 ――スーーッ……。
「あ、ひゃ!」
 むず痒い様なこそばゆいような感触が神経を走りぬけた。
 少し太めの葱が刻まれた。
「ゆ、ユーノくん!」
「なに? なのは」
 右手が動く。五指が触れるか触れないかの絶妙な軌跡を腿に走らせた。
「あふ! 何もしないって」
 抗議の前に付け根から膝へ向かって逆送。さらに左手は服の上から乳を優しく掴んだ。
「だ、ダメダメ! 料理できないよぉ!」
 首を振り嫌々するなのはにいつものユーノなら手を止めていたのかもしれない。しかし、残念なことにスイッチの入ったユーノはその程度の懇願では止められないのだ。
 左手が円を描き、右手は右から左足、内股を狙って這いずり始める。
「ゆ、のくん! ほんと止めて……あぅ!」
「僕が言っても昨日は上から降りてくれなかったのに?」
「あ、あれは……いやぁ」
 そう、ユーノだってなのはと場数を踏んでいるのだ。彼女の癖とか感じやすい場所とか、常時の体力配分とかは心得ている。それでも今日はベッドの上で石造だった。
 昨日の総括は一言で……激しかった。たまには、ということでなのはが上に俗に言う騎乗位で愉しんでいたのだが予想以上になのはがハイペースだったもので。
「抜かないで連続はちょっと辛いよ……」
「でも、でもユーノくんだって気持ちよかったでしょ……?」
 ああ、気持ちよかったさ。それこそ腰の感覚がおかしくなるくらいに。
 生意気執務官に結界魔導師として久しぶりに出勤させられてヘトヘトになった後だったのが余計にね。
「あ、あぅ……だからって今こんな時に! んあぁ!!」
 言葉が続かない。いきなり直接乳首を弾かれては無理もなかった。
「あ、ああ……ユーノくん!」
「まだ続けられるでしょ 葱……全部刻まないと」
 そんな状態でないのは一番よく分かっているくせに反則だ。
 すでに手元はユーノの愛撫を耐え震えるだけで精一杯。下手をすれば指を刻んでしまうかもしれない。
 なのはの心配をよそにユーノの左手は乳房と呼ぶにはほど遠い薄胸を優しく揉み解していく。
 せめて右の侵攻を止めようと腿を閉じても愛撫に負けてすぐに解放を許してしまう。そうすればすぐに内股への集中的な愛撫が再開されるだけだ。
「はぁ……あぁ……んく!」
 口が閉じられない。金魚のようにパクパクするだけ。
 何か尻の谷間に押し当てられている。それがなんであるかはなのはにはすぐに分かってしまう。
 それをゆっくり上下に動かしながらユーノは次の一手をなのはへと打つ。
「朝のなのは綺麗だったよ」
 逆光のシルエット思い出しながらスカートに手を滑り込ませ臀部を摩る。下着越しであってもホテルなのはには十分すぎる刺激だった。
「ここでなのはと……いい?」
 左手が動く。行き先は胸から臍、そうして恥丘に辿りつく。だけどそれ以上は触れないし、動かしもしない。
 首筋に舌を這わせて、耳たぶを舐めて。堕落の一撃をこれでもかとなのはへと送り込む。
「……ずるいよぉ」
「ずるくない……エプロン姿のなのはが可愛いから」
「そんなの理由になってない」
 泣き掛けの声で必死に訴えるもすでになのはに是非の選択は出来たものではなかった。
 ここまでされて今更お預けをくらったら朝食どころではない。股を擦り合わせ一向に来ないユーノの手に苛立ちのような感情を覚える。
「じゃあ止めようか……」
「駄目だよ! ユーノくんだって我慢してるんだからぁ」
「じゃあいい?」
「……うん」
 ご褒美、と言わんばかりに左手が下着の中に差し込まれて快楽の中心地へ侵攻を開始した。
 指先に纏わりつく粘液の感触。秘裂に沿うように中指を乗せて一回つーっと滑らせる。
「あっ、んん!!」
 待たされただけ悦びは倍増する。触られただけで達しそうになって、頭の中が少し白くなる。
 肩をこわばらせながら仰け反るなのはにユーノは冷静を勤めながらまた一言。
「下着汚れちゃうから脱がすよ。少しお尻突き出して」
 黙ってなのはは上体を落とし腰を突き出した。手馴れた様子でユーノはスカートのホックを外し、続けて下着も一気に引き下ろす。
 柔らかな音を残して落着するオレンジ色のスカート。下着を足から抜いて適当な所に転がすといよいよなのはの女と対面だ。
「ユーノくん……」
「いただきます」
 切なげに名前を呼ぶなのは。秘裂はいい具合に潤い、指で触ると透明な糸を引いた。
 少しだけ足を開かせるとユーノはさっそく泉から湧き出る蜜を堪能し始めた。
「ん! あっ……うぅ! やっ、やっぁ!」
 奥まで捻じ込むなんてことは流石に無理だけどそれでも十分なのはを鳴かせられる。
「いいよ……ユーノくっん!」
 何度も何度も舌を這わせて、犬のように舐めて、舐めて、舐めて――。
 そろそろ自分の方も我慢の限界と思ったところでユーノはズボンを下ろす。
「じゃあ挿れるよ」
 いきなり挿入してみるのもおもしろいのかもしれないが、ちゃんと断りを入れて心の準備をさせる。ユーノらしいやり方である。
 いきり立つ息子を握るとゆっくりなのはに押し付け先端に蜜を絡める。とはいっても既に自分も蜜で塗れているから慣らすためとかではないのだが。
「ゆ、ユーノくん……早くしようよぉ」
 先端で感触を楽しみなのはを焦らす。擦り付けて、でも挿入はない。この期に及んでまだメインディッシュにありつかないのは馬鹿げているのかもしれない。
 だけど焦らされた分だけ見返りは大きい。
「――行くよ」
 代弁として陰唇の間に自身を捻じ込みそのままユーノは一息で串刺しにした。
「んあっ!! あぁぁっ!!!」
 押し広げられる圧迫感になのはの顔が歪む。もちろん痛覚からではない、快感から来るものだ。
 空腹こそ、最高のスパイス。なのはがそれを体現し、海老反りになって電撃のような感覚を感受している。
 すぐに腰と尻が密着しユーノの肉茎はなのはにすっかり飲み込まれる形となった。
「あ……あぁ……ふぁ……」
 ゆっくりとなのはが振り返る。潤んだ瞳でユーノを見つめて、今繋がっていることを改めて実感しているのだろうか。
 そんななのはにユーノは笑みを返し有無を言わさず注送を始める。
「きゃっ! あ……あっ! ああ!!」
「くっ! 何だかいつもと感じ違うな……」
 ベッドの上じゃなく、おまけにキッチンと来ている。ついでに言うともちろん情事をする場所ではない。きっとそこからくる背徳感がいつもとは一味違う快楽を与えてくれるのかもしれない。
「あっ!! ん! んぁ! ふぁあ!!」
 家の中には二人だけ。誰も行為を咎める者はいない。この嬌声だって聞いているのは自分だけだ。
 なのはもそれを知っているかいつもよりもずっと乱れた声で喘ぎ続ける。
 もっとその声が聞きたくて、ユーノはさらに一突き、なのはの中へ怒張した己を叩き付ける。
「やぁぁぁ!! ゆ、ユーノくん!!」
 肉と肉がぶつかり合う度、乾いた音が葱を刻むようにテンポよくキッチンを満たす。互いの淫液で塗れた秘部は擦れ合うたびに嫌らしい水音をこれでもかと二人の耳に聞かせた。
「だめ! だめっ! だめぇ!!!」
 首を何度も振るなのは。悲鳴じみた声は被虐趣味のないユーノでも容易く理性を破壊する。 
 今まで腰を掴んでいた両手を今度はなのはの胸へ一気に滑らす。
「ぁ! おっぱいだめだよっ!!」
 なのはに覆いかぶさるようにユーノは抱きつき胸を弄る。
 上着が邪魔だ。すぐにたくし上げ外気に両胸が晒される。指先が乳頭を摘まみ、また片手は揉みしだいて、さらに腰は激しさを増して。
「ゆっ!! のっ! くっん!! ひゃああ!!」
 ほとんど裸にエプロン一つのなのは。それがまたユーノの情欲をかき立たせる。
 じんじんと痺れてくる股間。限界が近いことを悟る。
「ごめ……少し激しくするよ」
「えっ!? あぁぅやぁああ!!」
 ユーノは気づいていないかもしれないがもう既になのはにとっては激しすぎるくらいだ。
 ここまで来ているというのにまだ最高速になっていないのか。
 そんな考える暇もなく頭の中を猛烈な電流が走る。ガクガクと足が震えユーノが打ち込まれる度に爪先立ちになっていく。
「ああぁ! ああぅ! んんん!! あはぁうぅっ! やぁぁぁぁ!!」
 もう胸を揉んでいる余裕はなかった。全神経を腰に、自身に集中させて腕はなのはの体をきつく抱きしめる。
「ゆのくっん!! わた、しぃ! も、もう!!」
「いいよ!! なのはぁ!!」
 白く塗りつぶされる思考。愛しい人の名前を呼んでユーノは一番深いところに腰を突き立て白濁を弾けさせた。
「う、や、やぁぁぁああ!!!」
 首を大きく上げてなのはが達する。悲鳴を上げて下ではユーノ千切らんばかりに締め付けて。
 うなじに首を埋めるようにうしてユーノも達した。亀頭を子宮に押し付けて何もかも注ぎ込むように。
「…………ぁ」
 一頻り絶頂を味わった後、なのはは呻き、崩れるようにまな板に倒れこんだ。未だ体内にいるユーノを感じて恍惚している。
「くっ……はぁ!!」
 大きく息を吐き出してユーノもようやく自分を取り戻した。
 汗ばんだ体が心地よい。ゆっくりと体を起こして自分を引き抜いた。
「ん……」
 抜くと同時に膣から収め切れなかった体液が重力に従って床に弾けた。昨日に負けないくらい、下手すればそれよりも多いくらい。ひくひくと痙攣するそこを眺めながらユーノはもう一度ため息をついた。
「ねぇ……ユーノくん」
「何……?」
「滅茶苦茶だけど……ちゃんと刻めたよ」
 震える手が掲げたのはきらりと光る包丁。何かと思いまな板に目を移すと
「あっ……」
「ねっ、不恰好だけど」
 刻むというより、ぶつ切りにしたような葱がまな板の上を転がっていた。
「ほんと、大変だったんだからね……」
「あ、うん……ありがとう」
 あんなになりながらも料理を作っていたなんてすごいバイタリティ。いつ刻んでいたのか悟られないようにしていたのか、はたまた気づけなかっただけか。
「じゃあ……ご飯にしよう」
「うん」
 きっとどっちもどっちなのだろう。
 そう思いながらユーノは床に目をやる。……後始末が大変そうだ。
「僕、床拭くね」
「ごめんね……わたしまだ足腰立たなくて」
「いいよ、僕のせいだから……うん」
 少し反省しながらユーノはなのはを抱え床に座らせる。流石に始末をしない内に椅子に座って紙魚なんか作ったらどうなるか。証拠隠滅というリスクは思いのほか高くつくみたいだ。
 そういえばなのはの格好を見ているとふとある言葉が脳裏を過ぎった。
「裸……エプロン」
「ふぇ? 何か言った」
「う、ううん」
こちらの文化には不思議なものがあるものだ。でも頷ける気もする。なぜだかあの格好には不思議な魔力があると思ったから。
 ちなみにキッチンがこのような憩いの場として使われたのは今日で三度目だ。
 最初に士郎と桃子がここで愛し合い、次に恭也と忍が繋がり、今日なのはとユーノが求めあった。
 もしかしたら本当に魔力があるのはこのキッチンなのかもしれない。はたして、それをしるのは他ならぬキッチンだけなのだが。

 結局、二人が後始末を終えたのは昼前で、遅めの朝食はそのまま昼食になったのは言うまでもない。

「おいしいね、ユーノくん」
「おん、なのはの料理最高」
「えへへ、今度は何がいいかな?」
 
 まぁ、この二人にはどうでもいい事なのだろうけど。


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