「とりあえずコアは奪った。後は好きにしていいぞ・・・」
変態仮面は意識を失ったフェイトを無造作に放り投げる。
そのまま地面にぶつかり砂に埋もれる。
「貴様ぁっ!!!!」
戦闘をそれなりに楽しんでいたシグナムは突然の出来事に変態仮面に食って掛かるが
「何故お前は怒る?我々の目的は闇の書の完成であって戦闘ではないはずだぞ」
そういい残し変態仮面は消えた。
「・・・テスタロッサ・・・・・」
意識を失ったまま砂に埋もれて倒れているフェイトを眺めながら呟く。
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「という訳であのまま放置しておくのもなんなので連れてきた」
一連の出来事を説明し終え壁を見る。
そこには未だ意識を失ったままのフェイトが横たわっている。
しかし右手と右足が、左手と左足が、短い鎖の付いた枷で繋がっている。
首にも首輪が付けられそこから伸びた鎖が壁へと繋がっている。
「ああしておけば身動きも取れないだろうし抵抗も逃げる事もできないだろう・・・」
それを聞いたヴィータがフェイトに近づき
「この前の礼、たっぷりさせてもらうぜ・・・」
ヴィータはそう言うと軽くフェイトの腹を蹴る。
「まぁ、あんまり虐めるのも可哀相だからほどほどにね・・・・」
シャマルがヴィータをなだめる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜捕らわれのフェイト、第一話〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜