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[557]名無しさん@ピンキー 2005/11/27(日) 22:11:15 ID:oUQm7Pfu

捕らわれのフェイト、第二話

「しかしこいつ、全然目を覚まさないな」

フェイトを爪先で突付く。

「仕方ないわ、無理やり魔力を奪われたわけだし・・・」

ヴィータを横目で見ながら夕飯を作る手を休めることなく答える。

「しばらくすれば意識も戻るわ、それよりもはやてちゃんが病院から帰ってきたらどうする気なの?」

今度は料理の手を止めシグナムの方を向く。が、また材料を取り元に戻る。

「まぁ事情を説明すれば解ってくれるだろう。なにも殺そうって訳じゃないしな・・・」

「そうね。あとちょっとでページが埋まるんだから、それまでここに繋いで置けば・・・」

味見をしながら答え、「う〜ん」と首を捻り難しい顔しながら調味料を選ぶ。

「あ〜もう!これ以上待てない!起きないなら強い衝撃でも与えて起こすっ!」

指から小さな魔力球を出す。

「やめろ、ヴィータ。そんなもの当てたら下手をしたら死ぬぞ」

「う〜、早くこいつが泣き叫ぶところを見たいのに・・・」

シグナムはヴィータが魔力球を消したのを確認しフェイトに近づく

「はやてには私から説明しておく。ヴィータははやての前では酷い事はするなよ・・・彼女が悲しむ・・・」

「わかってるよ・・・」

そういい残しヴィータは今度は少し強めにフェイトの腹を蹴りソファーへと向かう。

「うぅぅ・・・ん・・・・」

フェイトが苦しげに息を吐いた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜捕らわれのフェイト、第二話〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


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