「んん、、、んあぁ、、いいっ、、、ふん、、、ん、、」
しなやかな裸体 健康的な脚線が 美しさと扇情さを共存させ、見る者の目を釘付けにさせる
細く美しい指が、下腹部からたどる様に秘部を守る薄い布地にたどり着く
なぞるように指が、布地の上から秘部を移動する
優しく そして 淫らに
空いたもう片方の手が女性を象徴させる二つの膨らみにかかり
形を確かめる様に全体をさすり 頂点の突起に指を絡める
「あぁ、、、、はぁ、、いいぃ、、、、、、うううん、、、、、、」
気持ちの高揚と共に快感の波が押し寄せていることがわかる
今自分の目の前に起きていることが現実なのか 少年は確かめることが出来なかった
自分の見間違えでなければ、彼女は自分が最も良く知る人物だ
「え、、、、えい、、、みぃ、、」
ピッピピピピピピピピピピピピッ!!!!!
けたたましく鳴り響く目覚まし
――――ガバッ―――――
その音に驚き少年は跳ね起きた
「はぁはぁはぁ、、、、、、い、、今のは、、、ゆ、め、、か、、、、」
寝汗が凄い
少年の名はクロノ・ハラオウン 弱冠14歳にして時空管理局執務官を努める優秀な魔道士である
「なんで、、、、あんな夢を、、、、、、、しかも、、、、エイミィが、、、」
夢の内容を思い出し、顔を真っ赤に染める
彼の言う女性、エイミィ・リミエッタ 16歳
クロノの学生からの友人で、現在は仕事上執務官補佐として部下になる
が、プライベートでは年上の彼女に勝てることは無く、遊ばれてしまう
クロノにとっては良き友人、部下であり、敵わない姉貴分といった感じだ
だからこそ、クロノは今朝の夢に参ってしまった
今までエイミィに対しそんな感情は持ったことが無かった
しかも性の対象として等とは全く考えたことが無かった相手
その相手がいきなり夢の中で自慰行為にふけっているなど、想像の範疇を越えている
「お、、、、おかしい、、、、、、いや、、、おかしいのは僕か、、、、、」
混乱しつつも、なんとか胸の鼓動をおさめようと必死になる
「落ち着け。大丈夫だ、あれはただの夢だ。僕は何もおかしくない、、、。」
少し落ち着きを取り戻し、なんとか着替えを終わらせる
しかし、、、、、、、
「くそっ、、、、なんでおさまらないんだ、、、、、、、」
心の動悸はおさまったが、彼の中でおさまってくれない個所があった
それは彼の生殖器、、、、
思春期真っ盛りの彼の身体は、ちょっとした事でも反応してしまう
なんとか収まるように、頭の中では様々な数式を考え、邪念を払う