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[230]YUKI 二人の距離2 2006/02/06(月) 00:23:51 ID:/I0FAC2U

二人の距離2

10分後
やっとおさまったのを確認し、部屋を出てアースラ艦内のブリッジへ向かう

ブリッジの扉の前で深呼吸
「すーーーーはーーーー。良し、大丈夫だ。」
ブリッジにはエイミィ本人が居る 
あんな夢の後だから、余計な意識ができてしまう

バシュゥ
扉が開き、ブリッジに入る
「おはよう。」
いつもどおりの挨拶
仕事場に入ればいつもの自分に戻れる
そう思っていたクロノだったが、、、、、

「クロノ君おっはよ~!今日は寝坊かい?」
エイミィの元気な挨拶と笑顔
これもいつもどおりの光景だった

「あ、、、、あぁ、、おはよう、エイミィ、、、す、、少し寝過ごしたようだ」
「?  ふぅ~ん、、、、珍しいねぇ。」
「あ、あぁ、、、たまには,,こんな日もある、、、さ」

クロノはエイミィに顔を向けようとしたが、何故か顔をそらしてしまう
「(だ、、、駄目だ、、、顔を見ることができない、、、、くそ)」
そんな不信なクロノの行動に、エイミィは首をかしげる

「クロノ君、、大丈夫、、、、?なんかいつもと雰囲気が違うけど、、?」
「い、、いや、そんなことはない。僕はいつも通りだ。」
心の動悸を悟られないように、いつも通りの返答を試みる

が、付き合いの長いエイミィは、そんなクロノの変化を見逃さない
「やっぱり何か違う。、、う~ん、、、、何ていうか、よそよそしいよ。」
「い、いや、、、僕はいつもと同じだ。そんなことより、昨日の残りの報告書を見せてくれ」
「う、、うん。クロノ君がそう言うなら、、、」

なんとか誤魔化すことができ、クロノはホッと胸をなでおろす
仕事に入ってしまえば雑念が生まれることは無い
やっといつもの自分に戻れる

書類に目を通しながらクロノは安心していた
「エイミィ。このグラフの表現なんだが、もっと簡素化しても良いんじゃないか?」
エイミィの報告書に指摘部分を見つけ、エイミィに話し掛ける

が、、、、
そこに居たのはエイミィではなく、金髪の美少女、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン9歳 
クロノの義妹で、彼女も優秀な魔道士である
「兄さん、エイミィならお手洗いに行ったよ。」
「え、、あぁ、、、そうか」
「???」
いつもの兄と違う反応に、フェイトも首をかしげる
いつものクロノなら人を見間違えるなんてまずありえない


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