しかも、その後の返答もどこか上の空で、顔を赤く染めた兄はどこかおかしい
「兄さん、身体の具合でも悪いの?」
「え、、、何でだい?」
「だって、、いつもの兄さんとなにか違う感じがするの、、、、上手く言えないんだけど、、、」
クロノは内心慌てていた
「(フェイトにまで気付かれるなんて,,,,)」
「兄さん、、具合が悪いなら医務室に行った方が良いよ」
「い、、、いや、大丈夫。何も問題無いよ」
「そう、、、、、、無理はしないでね」
「あぁ、ありがとう」
結局この日は仕事も大きなミスは無く過ごせた
昼食時に醤油とソースを間違えるという古典的なボケをかまし、エイミィ・フェイトの二人に余計な心配をさせてしまったが、、、
しかし、今日一日でクロノは自分がエイミィに対し、性の対象として見るようになってしまった事に気付いた
仕事中、歩いている時、後姿、様々な時にエイミィを目で追ってしまう
特にエイミィの唇、胸、太もも、後姿のヒップ等、思春期には刺激の強すぎるものばかり
クロノは自分のドス黒い欲望と、理性の間で必死に戦っていた
「落ち着け、、、落ち着け!、、、、、気にしちゃ駄目だ、、、エイミィをそんな目で見ちゃ駄目だ」
クロノは布団に寝転がりながら、明日からの対応を思案していた
いつも通りに接するにはどうすればいいか、、
「くそっ、何も思いつかない、、、、、」
そんな時、
コンコン
ドアをノックする音が響く
「開いてるよ・どうぞ。」
どうせ母親であるリンディ艦長か、フェイトだろうと思った
だが、入ってきたのは、現在の悩みの種、エイミィ本人だった
「えへへ、お邪魔しま〜す。」
「え、エイミィ!ど、、どうしたんだこんな時間に!?」
「うう〜ん、やっぱり今日のクロノ君の様子がおかしかったなぁって思って」