リンディさんの力強く、また母親としての慈愛に満ちた言葉が部屋中に広がる
「だから、ゆっくり休んでほしいの。大丈夫、1週間したら治癒魔法で治してあげる」
「で、でも・・・、まだ安心していいほど情勢は安定していないよ、母さん・・・」
「大丈夫、なんとかなるわよ♪」
クロノ君の頬に軽く口付けするリンディさん
クロノ君は照れているのか、頬が少し赤い
「解ったよ・・・母さん。1週間休ませてもらうことにする」
「あ、え〜っとその、え、エイミィ・・・その、僕が休んでる間の仕事のことなんだが・・・・」
「解ってるわよ、私で出来るところは変わりにしておくわ」
「あ、ありがとう。世話をかけるが、よ、宜しく頼む」
「うん。」
「あ、あの!私にも何か手伝わせてください!」
「ん、そうね。フェイトちゃんも手を貸してくれるかな?
色々とお願いしたいの」
「大丈夫。二人でやればクロノ君の仕事なんて楽勝よ!」
結局クロノ君は自分の部屋で療養することになり、なんか私の怒りも気付けば消えていたわけで・・・