「フェイト、、、、、、フェイト、、、、、」
太陽の光が目に刺さる
うっすらと開けた目に向かって、太陽は容赦なく私を攻め立てる
「フェイト、、、、もうお昼だぞ、、、、いくら休みの日でも寝すぎだ」
「う、、、うん、、、、お、、おはおう、、、兄さん、、、」
「おはよう、、、フェイト、、、、、?」
「フェイト、い、,,,今なんて言った?」
「おはよう、、、兄さん」
「!!!フェイト!治ったのか!?、、、、、キ、キミの年齢はわかるか!?」
「うん。私は、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、9歳」
「9歳、、、9歳なんだな?」
「そうよ。兄さん。、、、、、心配かけて、御免なさい、、、、」
!!!!
謝ると同時に、私の視界が塞がれた
突然何が起こったか解らなかった
「そうか、、、良かった、、、ホントに良かった、、、、」
「兄、、、、さん?」
兄さんに抱きしめられると、、、兄さんから伝わる温もりが暖かくて、、、
「ねぇ、兄さん、、、、お願いがあるの、、、、、、」
「お願い?僕にかい、、、、、?」
(あの娘との約束//・・・)
「うん。、、、、、、、、、、、、、、、、お、、、、お、、、お兄ちゃんって呼んでも、、、、、、いい、、、、、?」
数年後・・・・・・
「うぅ〜ん・・・・・・」
「良く晴れたなぁ、、、、、良かった」
大きく屈伸をしながらクロノはある人物を待っていた
タッタッタッ
軽快な足音と共に二つに分かれた金髪が左右に揺れる
「走って来なくても間に合うだろう・・・・」
「だ、だって、、、、、、、早く制服見て欲しかったんだもん、、、、、」
「だったら家から一緒に来ればいいのに」
「そ、それじゃ意味が無い、、、、んだもん、、、(照)」
「解ったよ、、、、しょうがないな、、、じゃ、行こうか、フェイト、、、、、」
「うん、、、、お兄ちゃん、、、、」
繋いだ手からは、クロノの優しい温もりが伝わってきて、、、、、、
――――――――――「只今より、聖祥中学校入学式を開始致します」―――――――
Fin.