「思い出して、、、あなたの心を」
「私は、、、あの時、、、、寂しかった、、、」
「私は、兄さんに誉めてもらいたかった、、、、、、あの暖かい手で、、、」
「だから1人で回収しようとしたんだ?」
「うん、、、、、1人で出来たら、兄さんが誉めてくれると思って、、、、、、でも、、、失敗しちゃって、、、」
「兄さんに嫌われたくなかった、、、、、もう、、、誰かに嫌われたくなかった、、、、う、、ぐす、、、」
「泣かないで、あなたは皆に大切に思われてる、、、、」
「でも、、、、でも、、、、、、」
「プレシア母さんの、、、、、こと、、、?」
「!!、、、、う、、、、うん、、、、、、、」
「あの時のように、、、優しくて、暖かい手で、、、誉めて欲しかった、、、たとえ植え付けられた記憶でも、、、、、私にとっては、、、母さんとの大切な記憶、、、、」
「だから失敗したら嫌われると思って、、、、私を呼び出したんだね、、、5歳の私は、私達の記憶の中で、幸せな時がたくさんあった時だから、、、」
「うん、、、、」
「ねぇ、、、もう少しお兄ちゃんに甘えてみたら、、、?」
「えっ、、?」
「お兄ちゃんも、リンディママも、エイミィさんも、あなたを責めたりしないよ」
「もしあなたが自分のことを責めて落ち込んでいたら、お兄ちゃん達は絶対、あなたを見捨てたりしない。 もっと、甘えて良いんだよ。」
「で、でも、突然言われても、、、」
「大丈夫、あなたが望むようにやってごらん、、、必ずお兄ちゃんは答えてくれるよ」
「私が、、、望むように、、、、?」
「うん。そう、、、」
「もう大丈夫だね、、、、私はこれでさよならするね」
「ま、待って!あなたが居なくなったら、私、、、,私、、、、」
「大丈夫。あなたは私、、、、、、、、、、、私はあなた。私達はいつも一緒。いつも、どんな時でも、、、」
そのまま彼女は消えてしまった、、、
違う、消えたんじゃない、、、私の中に戻っていったんだ、、、、
声が聞こえる
私を呼ぶ声
優しくて、凛とした強さを持った声が、、、、