私はエイミィさんとお茶を飲んでいる。
初めてあった瞬間に何か運命みたいな物を感じた。
「エイミィさんは、クロノさんとはどんな関係なんですか?」
私は何となく仲の良さそうなクロノさんについて聞いてみることにした。
「え?クロノ君との関係?別に、特別どうという関係ではないよ
ただ、最近ちょっとかっこよくなってきたかなー、なんてね」
エイミィさんはもしかしたらクロノさんが好きなのかもしれない。
ちょっと、嫉妬しちゃうかも。
「もしかしてアリサちゃん、嫉妬してるの?」冗談めかしてズバリと当ててきた。
「そっそんなことはないですよ。」慌ててすこしどもってしまった。
それからすこしの間静かにお茶を飲んでいた。
「ねえ、アリサちゃん」エイミィさんがカップを置いて私の方を向いていた。
「何ですか?エイミィさん。」私もカップを置いた。
「すずかちゃんのことだけど・・・本当はわかってるんでしょ?」
私は答えたくなかった。いや、答えられなかった。
すずかのせいじゃない、私の巻き添えを食らっただけだって。
あの黒い霧は本当なら、私に取り憑くはずだったから・・・。
あのときすずかが私をかばってくれなかったら、私がすずかの立場になっていたかも
しれない。もし、すずかが私みたいな目に遭ってたら、と思うと・・・そんなこと、
想像したくもない。本当なら、私はお礼しなければならないかもしれない。
でも・・・。
その時、エイミィさんが私の頭をなでてくれた。
「話したくないなら、話さなくても良いよ。でも、仲直りできるなら、
早く仲直りしないとね」私はすこし泣いた。エイミィさんが優しく頭を抱いてくれた