『ひゃん』瞬間、私は頭が沸騰するような感覚を覚え、心臓の鼓動がさらに高まった。
「恭也、こんな可愛い子に手を出してないなんて、私やっぱり信じられない」
忍さんは恭也さんを挑発するような甘い言葉を紡ぐ。恭也さんは黙っていた。
「フェイトちゃん、恭也を惑わせた罰を受けてもらうわよ」と再びキスをした。
息が苦しい。しかしそれを上回る感覚が体を支配する。再び忍さんにされるがままになった。
私は熱に当てられたようになっている。服に手を差し込まれ胸のあたりをなぞられた。
くすぐったいのと、何ともいえない感覚が同時に押し寄せる。私の体がびくりと反応した。
「小学生なのに結構敏感ね。こっちの方はどうかしら」
と今度はズボンの方に手を入れられる。さっきと比べ物にならない感覚が体を襲う。
体中から力が抜けて、尻餅をつく。
「忍、悪ふざけもいい加減にしておけよ」恭也さんがすこしあきれた風に言う。
「恭也も参加したいの?別に良いわよ?」忍さんが誘う。恭也さんはとまどって、
「バカ、そんな訳あるか」と否定した。私はそれを聞いてまた胸が痛くなった。
「この子はあなたにして欲しいようよ?」と意地悪そうに言う。
「お前、それをやったまた怒るだろ?それに小さな子にそういう事する趣味はない」
それを聞いて気分が沈んでいくのを感じた。
「そう、それじゃ、続きをしようか。フェイトちゃん」と止めていた手を動かされる。
手を動かされるたびに私の体は自分の体じゃないように反応する。
こうやって嬲られている間に下の方から水音が聞こえてきた。
もう、頭が煮えたぎって何も考えられない。
「さぁ、脱ぎ脱ぎしようか」私はシャツを脱がされる。そこで、忍さんの手が止まる。
「何これ・・・。ひどい」忍さんが両手を口に当てる。
「親からひどい仕打ちを受けていたとは聞いてたが、これほどとは・・・」
恭也さんも絶句した。私は裸を見られるのが恥ずかしくなってシャツを閉めた。