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[381]76 05/01/16 23:54:21 ID:pnTYVPQO

高町家に引き取られたフェイト4日目 2_4 〜服作り〜

すずかとアリサが落ち着いたところで待たせていた服屋さんのいるリビングに向かった。
リビングの片隅についたての囲いが出来ていて、そこで採寸とかをするみたい。
入り口にノエルさんが立っていた。
「なのはお嬢様、フェイトお嬢様、こちらへ」ノエルさんに案内され、
私達はついたての中に入っていった。まず、なのはから。
「お嬢ちゃん、年の割に何だか逞しいね」ちょっと年のいったおばさんの声が聞こえる。
なのははそんなこと無いですとか、それはちょっと…とうろたえている。
サイズを測り終え、サンプルの制服を取り出し、
成長期だからこれくらいのサイズで良いねとかおばさんが確認して、紙に書き込む。次は私の番だ。
「次のお嬢ちゃん。まず、上着を脱いで」私はいわれるままに服を脱ぐ。
おばさんは私の体に残る傷を見て、口を塞ぐ。
「お嬢ちゃん、こんな事誰にされたの?知り合いに専門の人がいるから紹介しようか?」
私は慌てて、もう解決したことだからとおばさんを宥める。
「でも、放っておくと大変なことになるってよく言うし」
桃子さんに迷惑がかかると大変だ。私は嘘をつくことにした。
虐待がひどいから親から離されて、今は保護をしてくれる人のもとにいると。
すこし胸が痛むけど…。何とかおばさんには納得してもらえ、サイズ取りは無事に終了した。
制服は急ぎで作って明日の夕方になるとの旨をおばさんがいって服屋さんは帰っていった。
「ところで、ユーノ君は?」すずかが聞く。
「あー!忘れてた」なのはが慌ててリビングを出る。私達はなのはを追う。
すずかの部屋に入ってカバンを開けると、やつれたユーノが出てきた。
「なのは、みんな…酷すぎる」完全にむくれている。
なのははひたすらごめんとユーノに謝っている。その後からアリサがユーノの胴を鷲づかみにした。つかんだ反対の手をワキワキと動かしている。
「ユーノ、また変なことをしに来たの?」ユーノ汗だく、アリサはいたずらっ子の顔をしている。


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