先に私達に車に乗り込み、すずか達に手を振った。しばらくして念話が聞こえてきた。
<<みんな聞こえる?>>なのはからだ。
<<え?なのは?>>アリサはとまどいながら返事をする。
<<なのはちゃん、聞こえるよ>>すずかは案外落ち着いているようだ。
<<なのは、どうした?>>ユーノ君が聞く。 私は相づちを打った。
<<うん、昨日のことだけど、リンディさんが魔法の使い方は私達に聞くようにって
話してたよね?それで、今晩あたり抜け出してどこか…臨海公園あたりが良いかな…
そこで一通り教えようかなと思って>>そういえば、そんな事も言ってた気がする。
すずか達もそうだねと同意している。
・・・でも、人に見られたらまずいんじゃ…。 私は、疑問を出した。
<<僕が結界を張って、他の人に気付かれないようにするから大丈夫だよ>>とユーノが言う。
<<うん、ユーノ君お願い。じゃあ、時間は何時にする?>>
出来るだけ人のいない方が結界を張りやすいということと、あまり遅くない時間の方が
良いということで集合は10時に決まった。
車が高町家に到着した。時間は4:15 私達はノエルさんにお礼をした。
お辞儀をしたノエルさんの瞳が一瞬濁った気がしたのでなのはをちらっと見てみたけど、
何も感じていないのか私が見ているのに気づいて、どうしたのと聞いてきた。
多分、気のせいだったのかな?