私達は念話を再開した。
<<時間は決まったけど、そんな遅くに家出られるかな?>>アリサが言った。
もっともだと思う。
<<それなら、私のうちでお泊まり会しよ?>>なのはからの提案。
二人は分かったと嬉しそうな返事をした。
そうなると、高町家から出るのが問題だねと私はなのはに言った。
<<…あ、あはははは。何とかなるよ>>なのはが乾いた笑いをあげる。顔が引きつっていた。
<<じゃ、そういうわけだから。10時に私の家に集合ということで>>
<<了解。10時ね>>アリサが言った。
<<うん、わかった。そろそろ始まるから、終わったら連絡するね>>すずかが言う。
<<じゃあ、また後で>>なのはが切り上げて話は終わった。時計を見た。時間は4:30
私は翠屋に向かう準備をして部屋を出る。リビングにはなのはが待っていた。
「フェイトちゃん、行こ。ユーノ君は家で待っててね」
「うん、分かった。行ってらっしゃい」と小さな手を振るユーノ
私もすこし手を振って玄関を出た。時間は4:50 手伝いに行くにはすこし遅いかな?
「フェイトちゃん、早く」なのはが門の前で呼んでいる。
待ってと、私はなのはを追いかけた。